最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ダイヤのA actⅡ」 5 まだまだ終わってない番組もあるというのに、容赦無く次のシーズンはやってくる。今期最初の新番組となったのは、こちらの作品だ(他にもあったんだけど、取捨選択の結果である)。 しかし久しぶりやな。確認したらタイトルは「actⅡ」となっているが実際は3期目。無印シリーズが「ダイヤのA」「ダイヤのASECOND SEASON」で、原作漫画が「actⅡ」となって連載再開したのが今回のアニメ。ややこしいな。第2期の放送が2016年までだったので、ちょうど3年のブランクを挟んでのスタートということになる。一応最後まで観ていたはずなのだが一体どんな展開だったのかかけらも覚えておらず、この度再開にあたってざっくり確認してもらえたのは本当に助かる。そうそう、沢村たちが2年生になったところね。久しぶりに戻ってきたけどテンションにはすぐに入り込めたし、やっぱり1作目の放送がかなり長かったおかげで、思い入れはなくともなんとなくリズムは覚えてるわ。 MADHOUSEの製作、監督など多くのスタッフも続投しているので特に大きな変化もなし(オープニングもGLAYである)。おそらく過去のシーズン同様になんとなくで追いかけることはできるだろうと思うが……どうしようかなぁ。こういう「なんとなく追いかけてる作品」を削るのが、アニメ視聴時間を短縮する最大のポイントになると思われるので、今期こそ、今期こそは視聴本数の削減を目標に……頑張れるかどうか、うーむ、でもこうして別に質の低くない作品を切ってしまうのもなんか間違ってる気がするし……(優柔不断)。まぁ、今後のウィークデイの忙しさ次第で視聴をやめる可能性はあります。ごめんね、作品は悪くないんだ。 ちなみに、余談といえば余談だが、そういえばこの「ダイヤのA」は(元)声優の遠藤ゆりかのデビュー作でもある。ゆりしぃが引退し、久しぶりに再開したこの作品で役を引き継ぐのが誰になるのかと気になって確認したら、何故か佐倉さんが受け持っていた。えぇ……いや、確かにメインヒロインといえばそうかもしれないが……まさかリサ姉の後継ぎが蘭になるとは……。
PR 以下はブロールデッキ専用 勇敢な者の槌鉾 Mace of the Valiant (2)(W) R アーティファクト・装備品 装備したクリーチャーは、〜に置かれた蓄積カウンター1つにつき+1/+1の修正を受け、警戒を持つ。 あなたのコントロール下でクリーチャーが1体戦場に出るたび、〜の上に蓄積カウンターを1つ置く。 装備(3) 白がお届けする「数は力だ」を象徴する成長型装備品。正方向に力を加えた「バンシーの刃」みたいなデザインで、なんと初期状態では装備しても何も起こらないという史上最大のポンコツ品である。そこからダダダっとクリーチャーを並べていくとメイスに少しずつ元気が溜まっていき、いつしか「巨像の槌」すらしのぐ大馬鹿装備品に成り上がるかもしれない。数で押す戦略なら横と縦に同時に攻めの方向を伸ばせるのが売りだが、冷静に考えて、数で押せるならこのカードいらないんじゃないか説もある。まぁ、全体火力で流されたりしても強さがキープされるので保険みたいなもんでしょうかね。 銀翼の戦隊 Silverwing Squadron (5)(W) R クリーチャー・人間、騎士 */* 飛行 警戒 〜のパワーとタフネスは、それぞれあなたのコントロールするクリーチャーの数に等しい。 〜が攻撃するたび、【騎士トークン】をあなたの対戦相手の数だけ生成する。 白がお届けする「数は力だ」を象徴する成長系クリーチャー。毎度おなじみ、自軍クリーチャーの数でステータスが増減するやーつだが、こいつの場合はアタックトリガーで強引に戦力を増していけるのが6マナレアに設定された理由。そしてトークン生成能力は対戦相手の数で増減するため、ブロールを含む統率者戦で使ってくださいというメッセージが込められているのである。つまり、リミテ専門の人間はあんまり語ることがないんだ。以上だ。 フェアリーの陣形 Faerie Formation (4)(U) R クリーチャー・フェアリー 5/4 飛行 (3)(U):【フェアリートークン】を一体生成する。カードを1枚引く。 レアだから何してもいいフェアリー。5マナ5/4飛行の時点で割とひどいし、4マナでトークン出し放題なのもひどい。ぶっちゃけ、テキストを書き写していてトークンのくだりで満足して終わりかと思ったら、その後ろについでみたいに書いてある一文が一番強かった。もう、面倒臭くなったスタッフが適当に作ったみたいなデザインの贅沢レア。きっと強いし、きっとうざい。シミックカラーにして「生術師の使い魔」と組み合わせるとミラクル。 煌めくドラゴン Shimmer Dragon (4)(U)(U) R クリーチャー・ドラゴン 5/6 飛行 あなたがアーティファクトを4個以上コントロールしている限り、〜は呪禁を持つ。 あなたのコントロールするアンタップ状態のアーティファクトを2つタップする:カードを1枚引く。 なんで煌めいているのか、能力だけをみてもよくわからんな。煌めいているのはドラゴンじゃなくて彼が溜め込んだアーティファクトの方なんじゃないか。とりあえず、アーティファクト4個ということで「超金属術」みたいな能力を持って生まれる次元を間違えた感じのドラゴン。過去には同じ青で金属術条件を満たすと事実上無敵になる「白銀のスフィンクス」なんてクリーチャーがいたが、これはその強化版みたいな存在。5/6の充分ボディに呪禁がついちゃうと本当にヤバいし、この世界は食物トークンでさっさと条件を達成しやすいので割と悪夢。何しろ食物4つがあればこいつが呪禁で手出しできない上に毎ターン追加で2ドロー。負ける道理がない。そりゃドラゴンだって煌めいてみえるか。 作業場の古老 Workshop Elders (6)(U) R クリーチャー・人間、工匠 4/4 あなたのコントロールするアーティファクトクリーチャーは飛行を持つ。 あなたのターンの戦闘開始時に、対象の、あなたのコントロールするクリーチャーでないアーティファクトを0/0のアーティファクトクリーチャーにしても良い。そうしたなら、その上に+1/+1カウンターを 4つ置く。 やりすぎ工匠。これもお伽話的なサムシングがあるんだろうか。まぁ、いろんな機械生命作っちゃう系のマッドな人って割とよく出てくる気がするけど。とりあえず、アーティファクトクリーチャーがみんな飛ぶらしい。それこそ「ワームとぐろエンジン」だろうが「荒廃鋼の巨像」だろうがなんでも。すげぇ技術力だな。そして、そんな能力だとクリーチャーがいなきゃ役に立たない、ってんで、強引に4/4クリーチャーを生み出す生産力の高さも見せつける。おもむろに立ち上がる4/4飛行の食物トークン。どないやねん。まぁ、7マナもかかるしなぁ。しかし、どうみてもババアなのにこいつ自身が4/4なのもやばいよな。てめぇみたいなババアがいるか? さえずる魔女 Chittering Witch (3)(B) R クリーチャー・人間、邪術師 2/2 〜が戦場に出た時、【ネズミトークン】を、あなたの対戦相手の数だけ生成する。 (1)(B)、クリーチャーを1体生贄に捧げる:対象のクリーチャーは、ターン終了時まで−2/−2の修正を受ける。 「邪術」の要素が非常にわかりやすいのがこちらのババァ。何しろネズミ術の使い手だ。登場時にはネズミを1体引き連れて現れ、そいつを使って相手に呪いをかける。別に使う材料はネズミである必要もないので、ぶっちゃけクリーチャーならなんでも燃料にして相手陣営を滅ぼすことが可能である。多少手数がかかるので迂遠ではあるが、放っておくとその制圧力はシャレにならない。最悪自分を犠牲にして相手を呪うこともできるしね。それにしても、過去にもたくさん悪い魔法使いのクリーチャーはいたと思うのだが、それらに「邪術師」というエラッタは出されたりするんだろうか。「泥沼煎じの魔女」とか、どう考えてもお友達やん。 死の味 Taste of Death (4)(B)(B) R ソーサリー 各プレイヤーはクリーチャーを3体生贄に捧げる。食物トークンを3つ生成する。 ダイナミック生贄フェスティバル。かつてクリーチャー2体が消え去る「血のやりとり」ってのはあったが、全員3体の虐殺祭りは流石に初めてのことではなかろうか。まぁ、6マナも使ってそこまでアドにつながらないことを考えれば、もっと暴れてもよかったくらいだけどね。嵐が過ぎ去った後にはポツリと残された食物3つ。……これ、食べたいか? エンバレスの空焼き Embereth Skyblazer (3)(R) R クリーチャー・人間、騎士 4/3 あなたのターンである限り、〜は飛行を持つ。 〜が攻撃するたび、あなたは(2)(R)を支払っても良い。そうしたなら、あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+X/+0の修正を受ける。Xはあなたの対戦相手の数である。 最近Wizardsがお気に入りの、自ターンだけ能力を持つ新たな攻めの手筋。4マナ4/3フライヤーは文句なしで一線級の戦力で、相手ターンに飛んでないことはほとんど問題にならないはず。そしてその身に宿すはストレートな騎士支援能力。後ろの方にいかにもブロール向けらしい面倒なことが書いてあるが、2人戦なら3マナ払って+1/+0である。……あんまり強くないな……。まぁ、ブロール向けにいろいろ試して多人数戦を意識してもらうのは悪いことじゃない。今のところアリーナで多人数戦が不可能そうなのは残念ね。 鋼喰みのハイドラ Steelbane Hydra (X)(G)(G) R クリーチャー・亀、ハイドラ 0/0 〜は+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。 (2)(G)、〜の上から+1/+1カウンターを1つ取り除く:対象のアーティファクトかエンチャントを破壊する。 あの手この手でボディの使い方を考えようとしているハイドラ族。今回は「撃ち壊すブロントドン」の人気にあやかろうとアーティファクト・エンチャント破壊能力を搭載して知将を気取ってみたが、昨今の荒れ狂うハイドラムーブメントの中ではかなりそっけない仕上がりになってしまったのでサイズに魅力がないのが残念。能力の起動マナも重いし、エンチャントが割りたいならもうちょい別なカードを用意しといた方がいいかもしれない。そりゃま、ガーゴスが出てりゃ強いだろうけど。それにしても、カメハイドラって……。いや、実際に亀でハイドラなんですけど。エロ同人でよく見るちんぽかよ(よくは見ません)。 茨のマンモス Thorn Mammoth (5)(G)(G) R クリーチャー・象 6/6 トランプル 〜か他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、〜は最大1体までの対象の、あなたのコントロールしていないクリーチャーと格闘する。 こちらも緑ではおなじみの、目があったら2秒で喧嘩の絡み系格闘クリーチャー。現在もガーゴスさんがやりたい放題が、こちらはよりシンプルに格闘に特化した仕上がり。ガーゴスさんより優れている点があるのかと聞かれたらいろいろ悩ましいが、まぁ、即効性があるのと、トランプルがあるのとでよりダイレクトな盤面への影響力はこのマンモスの売りではあるはず。凄まじく基本セット臭がすることには触れないであげて。 巧妙な工作員、アリーラ Alela, Artful Provocateur (1)(W)(U)(B) M 伝説のクリーチャー・フェアリー、邪術師 2/3 飛行 接死 絆魂 あなたのコントロールする飛行を持つクリーチャーは+1/+0の修正を受ける。 あなたがアーティファクトかエンチャント呪文を唱えるたび、【フェアリートークン】を1体生成する。 ブロールデッキ、エスパーカラー担当のフェアリー統率者。このデッキはアーティファクト・エンチャントという複合テーマを持っており、とりあえずアーティファクトを並べていくだけでもサクサク盤面を制圧できるわかりやすさが売り。実際にこのデッキを使うと、2ターン目「秘儀の印鑑」から3ターン目にこいつが着地し、4ターン目にマナファクト含みでアーティファクトをばらまいてフェアリーだらけにしてボコ殴りにしたりできる。それ以外にも一応飛行デッキもフォローできるので、統率者としての選択肢はかなり広い。こうして節操のないデザインになったのは、これまで「アーティファクトとエンチャント」という2極を繋げる基柱となるカードが存在していなかったためだろう。新たな選択肢を得て、統率者業界が今後盛り上がるかどうか。受けの広さを考えると、一応構築クラスでの趣味デッキが走る可能性も……ないかなぁ……。 寓話への消失 Banish into Fable (4)(W)(U) R インスタント あなたがこの呪文を手札から唱えた時、あなたがアーティファクトをコントロールしているならこれをコピーし、その後あなたがエンチャントをコントロールしているならこれをコピーする。あなたはコピーのために新たな対象を選んでも良い。 対象の土地でないパーマネントをそのオーナーの手札に戻す。【騎士トークン】を1体生成する。 とにかく戻す呪文。最大効率で使っても6マナで3体バウンスならそこまでおかしくないやろ、とは思うが、これがインスタントっていうのが強く、あげくに騎士トークン3体がおまけでつくせいで大体ゲームは終わる。コピーを作る能力はナチュラルにストームみたいな動きになるので、(完全には)カウンターされにくいっても地味に優れた点である。これまた構築クラスって訳にもいかないだろうが、ちょいと夢を見せてくれる呪文ではある。 「荒野のコトブキ飛行隊」 5→4 野心的な作品だったのは間違いない。いかんせん、その挑戦がユーザーの望むものを提供できていたのかどうか、そこは残念ながら疑問が残った。 見せたいものは分かるんだ。とにかく戦闘機のディティールを追求し、精緻なCG作画でできうる限りの「嘘空戦」を作り上げる。そのついでにキャラクターデザインも全てCGで起こすことで、今度は戦闘機の空戦シーンとキャラクター部分の融和も狙っていく。一般的なアニメーションの「ロボや機械だけCGだけどキャラはいつも通りの手書き」という過渡期の現代アニメに新たな可能性を与え、メカの魅力的な描き方を追求するのだ。もちろん以前もこうした作劇を行った作品はいくつもあるが、今作の場合、キャラクターが純正の「萌え志向」でこの組み合わせに挑んでいるのが新しい。過去にこれに挑戦した「アルペジオ」なんかと比較すると、どういう部分で「アニメらしさ」を追求していたかは理解できるだろう。 そうしたチャレンジの価値は認めつつ……やっぱり足りないものが多かったかなぁ。どんなものが足りなかったのかを一口に説明する言葉が浮かばないのがなんとももどかしいのだが、なんというか、「没入するとっかかり」みたいなものがなかった。それはたとえばキャラデザで言えばやはりCG作画であるがゆえの違和感だっただろうし、シナリオで言えば何を見せたいのかがなかなか分からなかった見通しの悪さだ。空戦を見せたいという意識が強く働き、尺をたっぷりと取っていたのは意欲の表れだろうが、あまり戦闘機に詳しくない視聴者にとって、空戦シーンは「なんか飛行機が追いついたり追いつかれたり回ったりして機銃をパラパラ撃ってるだけ」のシーンである。どれだけテクニックを駆使しようとも、結局ボタンが2つだけの格闘ゲームでは見せる要素に限界があるのと同じことだ。 また、キャラクターどうしのドラマについても、特に見どころが出てきたという印象がない。ぶっちゃけ、コトブキの面々ですら全員名前を覚えられなかったくらいで、印象が本当に薄い。もちろん不真面目に観ていた方にも責任はあるのかもしれないが、この印象の薄さ、とっかかりのなさを全てCG作画のせいだけにしてしまうわけにもいかないだろう。空戦シーンのせいでどうしてもその下のドラマを描く時間がない、というのが今作最大の構造的欠陥で、実際に「地上」におけるドラマがどうにも浮ついていて頭に入ってこない。最終盤では世界設定が大きな要因としてそれぞれのイデオロギーに関わるようになったが、それまでの話数で政治的、世界的な要素があまりおおっぴらにされず、まさに西部劇のように「小さな勢力の小競り合い」の図だけを見せていたため、急にクライマックスに向かって盛り上げようとしてもテンションの差についていけなくなってしまった。こうした「何が一番見せたい部分なのか把握しきれない」という部分は、どうしてもCG作画について回るリスクである。もちろんコンテ構成でいくらでもフォローできる部分だが、今作は残念ながら技術的な部分の見えを優先するあまり、そうした細かい描出にまで気が回っていなかったのではなかろうか。 まぁ、色々と書いたけど一番言いたいのは、「さっさとガルパンやれ」である。以上。 「キャプテン翼」 4→5 ひとまず1年間お疲れ様でした。そこまでびっくりするようなクオリティでもないので「頑張った!」って手放しで褒めるのもなんか違う気がするのだが、それでも安定したクオリティで1年間の放送が続くっていうだけでも、現代アニメ業界では褒められることだと思うよ。 本当にイメージ通りの作品だ。「昭和のジャンプのスポーツの金字塔」と言われたら想像できるものだし、あまりにも有名な作品なので私のようにかじったことがなかった人間でもぼんやりと内容は知っている。そういう「どこかで見た」お話を改めて原典として確認し、「あー、そうそう、こんな感じ」と確認する。中でも個人的に最大の「こんな感じポイント」だったのはキーパー森崎くんの存在である。ネット界隈でネタキャラ扱いされることが多い森崎。実際に弱っちいキャラではあるのだが、若林や若嶋津といったヤベェ奴らと比べて平均点を出してくれる重要なポジションにあり、しかも単なるかませ犬で終わるのではなくてちゃんと頑張って守っている様子が確認できるし、ちょいちょいいい仕事もできる。イレブンの中では欠かせない存在。気づけばこの1年での出番は若林よりよっぽど多いんだもんな。森崎が本当に森崎だったことで、なんだか満たされたような気持ちになった。 そして、中盤以降はとにかく翼と日向の因縁のぶつかり合いが延々続く展開。暑苦しいし、クドいし、しつこいし、ワンパターンだし、イミフなのだが、この作品はこのテンションが売りなんだな、というのがちゃんとわかるアニメ。現代の教育界隈だったら間違い無く怒られるタイプのやつだが、根性さえあればスポーツはどうにかなるという神話を伝承するための聖典としては申し分ないものだ。 やっぱり、何を差し置いても「原作の良さがちゃんとそのまま再現されている」っていうのは重要なことなのよね。ここ最近のリメイクラッシュ(そして敗北ラッシュ)の中で、これだけ無骨で、ストレートなアニメ化を堂々とやってのけた采配は正しいものだったのだ。考えてみりゃ個人的にサッカーアニメってほとんど気に入ったことがなかったんだけど(イナズマイレブンは除外)、今作はごく自然に受け入れられたしな。やっぱりジャンプ構文って偉大だわ。 とりあえずここで満足したんで、別に続編は無くてもいいや。いっそこの調子で他のジャンプ漫画も色々とリブートしてほしい。
「えんどろ〜!」 6→6 しゅき。第一印象の時点でかなり気に入ってはいたのだが、視聴を続けるにつれてどんどん愛着が増していく作品だった。少し前にどこかで書いたが、今期は「無条件でキャラデザが好き」っていう作品が2つあって、1つが「わたてん」でもう1つがこれだったんですよ。 なもりデザインっていう意味では「リリスパ」と同じはずなのだが(まぁ、あっちもキャラデザはそりゃ好きだったけど)印象は随分違うのだ。こちらのデザインはどこかで素朴な塗りのテイストが徹底していて、なんだか子供がクレヨンで塗ったような、ちょっとムラのある色彩が味わい深い。どのキャラも目を中心とした溌剌としたデザイン性が徹底していて、ただ立っているのを見るだけで「あぁ、可愛い」と思える癒しのパワーに満ちている。ほんと、シナリオも何もなくても構わないので4人+マオ+ローナ姫でわちゃもちゃぺったんしてくれるだけでもなんの不満もない、最近では割と貴重になっているオフビート系の癒し空間だったのだ。 もちろん、だからといってシナリオがつまらなかったというわけではない。まぁ、カルタード祭りみたいな「ヤクでもキメながら書いてるんじゃねぇかな」みたいなお話もあったが、基本的にはパーティの4人がほんわかふわふわしながら楽しい冒険を繰り広げてくれればそれで良い。どの子もみんな(自分の欲望に)まっすぐで、一切のストレスがかからない設計は本当にありがたい。一応中の人も込みで最推しはファイにしたいところなのだが、6者6様でどの子も捨てがたい魅力がある。最終回で見せたユーシャの底抜けの明るさと強さもいいし、メイさんのドヤ顔のテンションも最高ですしねドヤァ! まぁ、どこまでいってもゆるふわ系なので忙しい現代人にはかえってスルーされてしまうかもしれない作品だが、こういう野放図なギャグが自由にできる空間は是非とも絶やさずに残していきたいアニメ文化の1つである。あとは中の人に本当にお疲れ様と。みんながっつりハマってたよなぁ。これくらいの年齢層で集まるとマジでしゅが美が保護者ポジションになるんだよなぁ。時代の流れってやつかぁ。
<無色> 機械仕掛けの召使い Clockwork Servant (3) U アーティファクトクリーチャー・ノーム 2/3 一徹 - 〜が戦場に出た時、カードを1枚引く。 「機械仕掛け/Clockwork」という形容はミラディンなどにいた「カウンターを乗せて出てきて、戦闘すると目減りする」というクリーチャーのサイクルに与えられた名前だったのだが、今回は全く関係ない。代わりに与えられたのは奇妙な一徹能力だが、なるほど一徹能力はこういう使い方もあるんや。特定の色マナを3つ使えばOKということなので、これならどんな単色デッキでも運用できる面白い選択肢。キャントリップクリーチャーといえば最近の基準では「雲族の予見者」の2/1飛行がいるが、あれば流石におかしいのでもうちょい穏当な比較対象は「悲しげなセルキー」の2/2あたり。緑や青なら3マナ2/2が許されるが、他の色ならそんなスペックは実現不可能なはず。それを無理やり解決するために使われたのがこのアーティファクトってわけだ。単色デッキならありがたくいただいておけば真っ直ぐに戦力の底上げが可能だ。ちなみにノームってのは割とレアな種族で、過去に作られたカードは正規セットではわずか7体、最後に収録されたのは第10版の「ボトルのノーム」だ。ナツい。 跳ね橋 Crashing Drawbridge (2) C アーティファクトクリーチャー・壁 0/4 防衛 (T):あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで速攻を得る。 しれっと意味不明なことが書かれている壁。一読したところでは「戦闘塁壁」の調整版かと思ったが、よく見たらそうじゃない。なんと能力を起動すると「全軍速攻」である。フレーバーとしてはお城の跳ね橋がガラガラと降りて、そっから一気に軍勢が飛び出すイメージなのだろうが……、別に跳ね橋に加速装置がついてるわけじゃないだろうに。とにかく、あまり例の無い効果なので、何かしら悪いことを考えてみたいところ。まぁ、1ターンに展開するクリーチャーの数なんてたかが知れているのだから「1体速攻」も「全軍速攻」も大して変わらないはずなのだが、例えば「栄光の終焉」のようなまとめてトークンを出すカードと組み合わせると途端に破壊力が増す。「戦慄衆の指揮」や「ボーラスの城塞」のように1ターンに多数のクリーチャーを展開する方法は構築クラスにもあるし、今後の環境なら、案外「死者の原野」系のデッキで一撃必殺を目指すキーになったりならなかったり。なお、リミテッドだとアーティファクトだしクリーチャーだし壁だし、壊される要素てんこ盛りなので強く生きろ。 魔法の馬車 Enchanted Carriage (5) U アーティファクト・機体 4/4 搭乗2 〜が戦場に出た時、1/1で白のハツカネズミ・クリーチャー・トークンを2体生成する。 原作に忠実な馬車。そうそう、馬車を引く馬はもともとネズミなんですよね。ネズミが出てくるならネズミ(Rat)トークンでええやんけ、って思うのだが、rat(ドブネズミ的な)とmouse(白くてちっちゃいやつ)は割とはっきりイメージが区別されているので、ラットを使わずわざわざ新しいクリーチャータイプのトークンを生み出すあたりは芸が細かい。5マナで4/4ってのは「石のゴーレム」と同じなんだからわざわざ機体にする必要が全くないはずなのだが、一応、1枚のカードでパーマネントが3つ出せるっていうのが売りなのだろう。出した後のネズミに実際に馬車を引かせるか、それとも別な使い方をするかはユーザー次第である。馬車を呼んどいて、「ヒャッハー! トークンだぜー!」っつってネズミをさっさとサクってポツンと馬車だけが残されたら、せっかく出してくれたフェアリーゴッドマザーも浮かばれないな。 ジンジャーブルート Gingerbrute (1) C アーティファクトクリーチャー・食物、ゴーレム 1/1 速攻 (1):〜はこのターン速攻を持たないクリーチャーにはブロックされない。 (2)(T)、〜を生贄に捧げる:3点のライフを得る。 これも最高のカードじゃないですかね? 元ネタになったジンジャーブレッドは、先ごろ公開された「エルドレインの王権」公式トレーラーの中でも大活躍していた人型クッキーのこと。日本人にはあまり馴染みがないが、やっぱり向こうの人からするとこいつが起き上がって動くってのは普通のことらしい。そして、普通ならジンジャーブレッド(gingerbread)だが、それが何かの間違いで悪い魂を与えられ、職人の手を逃れて逃げ出したのが「粗暴者」を意味するbruteでもじったジンジャーブルートというわけだ。人間に捕まらないように逃げだしたお菓子なので当然速攻持ち。超速い。そして起動型能力を使えば人間なんかにはそうそう捕まらない。「速攻を持つクリーチャーにしか捕まらない」ってのは「ちょこまか動き回って足が速い」ことの表れだろう。そして、普通に考えたら速攻クリーチャーってのはブロックじゃなくてアタックのためにいるわけで、こいつをブロックする速攻クリーチャーが立ってるなんて状態はほとんど存在しない。つまり、能力を使えばこいつは捕まらない! 「ブリキ通りの身かわし」以上の回避能力と考えると、1マナアーティファクトクリーチャーとしてはかなりのやり手なのである。一番の対策方法は、こいつを止めるためにこちらも同じクッキーを焼いてしまうことだ。そして極め付け、当然こいつらは「食物」なので、他の食物同様に食べることもできる……。トレーラームービーでガラクもむしゃむしゃしてましたよ。こんなにも(文字通りに!)フレーバーに満ちた愉快なカードもなかなかないだろうし、末長く愛してあげたい、このセットが誇るマスコットキャラクターである。 黄金の卵 Golden Egg (2) C アーティファクト・食物 〜が戦場に出た時、カードを1枚引く。 (1)(T)、〜を生贄に捧げる:好きな色のマナを1つ加える。 (2)(T)、〜を生贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。 見たまんまのカード。ただ、ガチョウが産んでたのはあくまで「食物」であり、「金の卵」という名前の存在はこれが唯一でありオリジナルである。最近のカードでいえば「ギルド球」と同じようにとりあえず置いといてキャントリップで損がないし、食物シナジーを狙ったデッキなら堅実にバックアップが可能。青がらみではアーティファクトの数が物を言うカードも多く、それらのサポートにも最適。色マナを出す効果は地味だが、一徹能力を使う時に助けになるだろう。そう考えると、やはり痒いところに手が届くナイス卵には違いないのだが、やっぱり地味は地味。できれば入れずとも回るデッキが組めればいいのだが。 ヘンジを歩くもの Henge Walker (3) C アーティファクトクリーチャー・ゴーレム 2/2 一徹 - 〜は+1/+1カウンターが1つ置かれた状態で戦場に出る。 一徹アーティファクトの2枚目。残念ながらこっちはコモンなので割と数合わせ。一応3マナ3/3が実現するならアーティファクトクリーチャーとしては優秀ではあるのだが、一徹が条件の時点で「アーティファクトにしては」っていう譲歩部分があんまり意味ないしなぁ。まぁ、安く確保できるならいざという時の穴埋めには重宝するのかも。アーティファクトシナジーが見込める青や白ならちょい加点か。
紋章旗 Heraldic Banner (3) U アーティファクト 〜が戦場に出るに際し、色を1つ選ぶ。 あなたのコントロールする選ばれた色のクリーチャーは+1/+0の修正を受ける。 (T):選ばれた色のマナ1点を加える。 マナソースに増強要素まで兼ね備えた贅沢品。パワーをあげる「ゴブリンの軍旗」がモダホラですら2マナのエンチャントだったのだから、機能制限ありとはいえ、同様の効果にマナ能力まで持って3マナはかなりお安い。実際、ブロールのフェアリーデッキではこれを置いて統率者を展開するだけでトークンが勝手に相手を袋叩きにしてくれるシーンも確認できた。どんなデッキデザインになるにせよ、とりあえず入れとけば無駄にはならない性格のカード。今後の世界ではアーティファクト破壊はメインでもいいのかしら。 知りたがる人形 Inquisitive Puppet (1) U アーティファクトクリーチャー・構築物 0/2 〜が戦場に出た時、占術1を行う。 〜を追放する:【人間トークン】を1体生成する。 こちらの元ネタはピノキオ。ただ、「鼻が伸びる」なんてのはカードとして表現するのは難しかったようで、「最終的に人間になれる」というところだけがフィーチャーされた。そのままではパワーもないのでさっさと転生した方がいい気もするが、もしかしたらタフネス2が意味を持つこともあるかもしれない。また、今回青白に存在しているアーティファクトシナジーのために単に置いときたいという可能性もある。最低でも、一回くらい相手の攻撃をブロックしてからサクる方がいいという考え方もあるだろう。何をするにも「まぁ、この程度だし」っていうのでスルーされがちなカードであるが、別に悪い部分があるわけではないのだから、ちょっとした占術のタネとしてデッキに彩りを添えるのは悪くないかもしれない。まぁ、「歩哨のトーテム」が活躍したって話はあまり聞かないのだが……。ちなみに圧倒的余談ですが、「グリムノーツ」におけるピノキオはPvPの闘技場で毎度イライラさせられるので大っ嫌いです。常設ヒーローなのになんで俺持ってないんだろう。 馬上槍の練習台 Jousting Dummy (2) C アーティファクトクリーチャー・カカシ、騎士 2/1 (3):〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。 騎士たちが槍の特訓のために使う模擬戦用の人形。大した実力じゃないはずなのだが、新参の騎士たちはこの人形にしてやられることもあるらしい。彼の名は「無名卿」。……割と愛されてるんじゃないかな。多分新入部員が毎日練習後に丁寧に補修とかして長年愛用されてるはず。2マナでパワー2なので最低限の仕事がこなせるし、「耕地這い」の純正上位互換なのだからアーティファクトクリーチャーとしては頑張ってる方。「プリズマイト」だって単なる肉として活躍するんだから、青系のデッキでアーティファクトカウントを増やしたい時にはデッキインして問題ないだろう。
ロークスワインのガーゴイル Locthwain Gargoyle (1) C アーティファクトクリーチャー・ガーゴイル 0/3 (4):〜はターン終了時まで+2/+0の修正を受けるとともに飛行を得る。 地味の極みガーゴイル。1マナタフネス3の壁のニーズはそこそこ。アーティファクトシナジーがあるデッキなら一応入れててもいいけど、食物トークンとかで賄ったほうが無駄がなくていいという話もある。そして4マナ払えるようになればガーゴイルの本領発揮。2/3フライヤーというこれまた地味なステータスで思い出したように殴りに行くときも。はたまた8マナ払えるようになったら4/3フライヤーなのでそれなりに強いが、アタック前に8マナ倒すデッキis何。うーむ、速いデッキ相手にとにかく構える壁が欲しい人用かなぁ。一応、今回はドラフトで無理やりでも単色を目指そうとする人が何人か出てくる関係上、無色っていうだけで穴埋めにデッキインされる可能性はあるんだよな。
幸運のクローバー Lucky Clover (2) U アーティファクト あなたが出来事・ソーサリーやインスタントを唱えるたび、それをコピーする。あなたはコピーの新たな対象を選んでも良い。 出来事呪文ダイレクト応援団。ここまでの応援団は「出来事クリーチャー」に対するご褒美だったが、こちらはソーサリー or インスタントの応援団なので方向性が異なっている。もちろん応援カードは全て固め取りしてしまって問題ないのだが、運用の方向性が若干変わってくるので注意が必要だ。ちなみに応援カードにクリーチャー側を推す方が多いのは、Wizards社の目指す健全なMagicはクリーチャーの殴り合いメインだからだ。しかし、たとえこれ1枚だけだったとしても、ソーサリー・インスタント応援団も負けてはいない。何しろ「コストなし全自動で好きにコピー」という大盤振る舞い。さすがにここまでされたら、まずは出来事呪文の方から入ろうかな、という気にさせてくれる。「よぉし! オラいっぺぇコピーすっぞ!」と思って早速出来事呪文のリストを見てみたが……まぁ、現段階ではそこまで目を血走らせてコピーしたい呪文は多くないな……。基本的に出来事の効果って些細な奴が多いので……。やっぱりクリーチャーとして展開してナンボなのかもしれません。
頂の預言者 Prophet of the Peak (6) C アーティファクトクリーチャー・猫 5/5 〜が戦場に出た時、占術2を行う。 知った顔で出てくる猫。能力だけ見たら「前兆語り」なんかと全く同じわけで、「1マナ2マナあたりのクリーチャーがやる仕事」をわざわざ6マナかけてやってるわけだが、これがアーティファクトのくせして5/5と結構なサイズなのがやりよるところ。このサイズならどの色であってもファッティとして採用できるし、「霧から見張るもの」「雲読みスフィンクス」の青フライヤー陣が示した通り、占術効果ってのは序盤だろうが終盤だろうがやっぱり尊いのである。「色を問わない」っていうのはこの世界では大きな武器になるので、実はこれってピック優先度が有色クリーチャーより高かったりするんじゃなかろうか。 さまよう砦 Roving Keep (7) C アーティファクトクリーチャー・壁 5/7 防衛 (7):〜はターン終了時まで+2/+0の修正を受けるとともにトランプルを得る。これはこのターン、防衛を持たないかのように攻撃できる。 ハウルじゃないけど動く城。頑張って動いてる割にはそこまでのラージサイズとも言えないのはちょい寂しい。まぁ、死滅都市に負けるのはしょうがないか。見ての通り、ぶっちゃけあまり使いたくないカードで、ステータスも並みだし、殴ろうとするといちいち7マナも使うのは論外。流石に色付きでもうちょいマシなクリーチャーがいるだろう。「家の吹き飛ばし」の効果でついでに吹き飛んじゃうってのもなんだかなぁ。 煮えたぎる大釜 Scalding Cauldron (1) C アーティファクト (3)(T)、〜を生贄に捧げる:〜は対象のクリーチャーに3点のダメージを与える。 攻城戦の時のおなじみのワンシーン。考えれみりゃこれって用意するの結構な手間よね。まぁ、場内に岩とか準備するわけにもいかないから、手近で使える武器を探してたら自然にこうなったんだろうけど。今回「大釜/Cauldron」は黒の陣営が神器としても採用しているので、こうして突然庶民的な釜が出てくるとほっこりしますな。まぁ、実際にはほっこりどころでは済まないわけで、効果としてはパワーアップした「龍火の薬瓶」。ドラゴンの魔力に勝つとか、やるな大釜。起動コストが多少重くなったが、その分効果範囲も大きいので無問題。1ターン目にとりあえず置いとけるアーティファクトなのでそっち方面のシナジーも良好だ(いつか使ってしまうので場保ちがあまりよくないが)。「薬瓶」よりもかなり汎用性があるので、今後のリミテッドでは人気カードになるんじゃなかろうか。改めて見たらアンコモンの「静かな隠し矢」の完全上位互換やんけ。 よろめく鎧 Shambling Suit (3) U アーティファクトクリーチャー・構築物 0/3 〜のパワーは、あなたのコントロールするアーティファクトとエンチャントの総数に等しい。 アーティファクト・エンチャント接続ギミックを素材の味そのままに発揮しようとしたアーティファクト。爆裂パワーを持つ場合もあるが、どれだけ爆裂してもタフネス3のバニラである。ブロールデッキの中でその生涯を終えてほしい。 道標のカカシ Signpost Scarecrow (4) C アーティファクトクリーチャー・カカシ 2/4 警戒 (2):任意の色のマナ1つを加える。 道しるべ兼カカシ。いや、カラスとまってますけどね、なめられてますけどね。この世界のアーティファクトは総じてそうだが、無色の割にステータスが悪くなく、どの色でも無理なく基盤クリーチャーとして採用できるスペックを持っている。地味な性能ではあるのだが、世が世なら白の準バニラとして4〜5マナくらいで採用されてもおかしく無いのだ。加えて「道を示す」意味でのマナ変換能力まで持ち合わせており、かゆいところに手が届くデザイン。この世界でのマナ状況はまだ予想できないので役にたつかどうかは未知数だが、あって困る能力でもないだろう。困った時はカカシに頼ろう。これが、「溺れるものは藁をも掴む」の語源となったのだ。
野獣の擁護者、ビビアン Vivien, Champion of the Wilds (2)(G) R 伝説のPW・ビビアン あなたはクリーチャー呪文を、それが瞬速を持つかのように唱えても良い。 <+1>:あなたの次のターンまで、最大1体までの対象のクリーチャーは警戒と到達を得る。 <-2>:あなたのライブラリを上から3枚見る。そのうち1枚を裏向きで追放し、残りを無作為にライブラリの下に置く。そのカードが追放されている限り、あなたはそのカードをいつでも見てもよく、それがクリーチャーカードであるなら、あなたはそれを唱えても良い。 【4】 野生大開放PWのビビアンさん。こないだイクサランに行った時には地元の吸血鬼とごたごたして田舎者っぽさを発揮していたが、文明と自然の共生が絶妙な形で実現しているラヴニカを見てどう思うんでしょう。少なくともシミックはぶっ潰したいって思う気がするが。さておき、ビビアンの自然保護欲は今回も健在で、基本的にはクリーチャーの取り回しをサポートしてゆっくりと自軍の戦線を構築していくことが目的。かつては「自然の伝令、イェヴァ」が持っていた「クリーチャー全部瞬速でいいよ」能力を受け継ぎ、4ターン目以降の展開をサポートしてくれる(そういえば「イェヴァ」さんもラヴニカ出身のはずなのだが、現在はどこにいるんだろうな)。加えて防御力を上げるプラス能力と人員補強のマイナス能力で手広くサポートを施し、地味ながらも確実にクリーチャー戦闘優位の場を築くわけだ。面白いのはマイナス能力の変わった挙動で、とりあえず見たカードを1枚秘密裏に確保しておき、それがクリーチャーなのかどうかを見せる必要がない。この手のサーチ能力でありがちな「クリーチャーおらんかったわー!」という失敗パターンでも、すました顔で1枚確保しておけば相手は当たりかハズレかはわからない。手札0枚の状態だったとしても、この効果ならば相手に警戒させることができるのである。このトリッキーな動きは確かにビビアンのアーク弓(いろんなクリーチャーのスピリットが封じられている)を思わせる挙動かもしれない。単体では地味な仕事かもしれないが、3マナで設置するシステムとしてはなかなか小器用な1枚である。
ビビアンのアーク弓 Vivien’s Arkbow (1)(G) R 伝説のアーティファクト (X)(T)、手札を1枚捨てる:あなたのライブラリを上からX枚見る。あなたはその中から点数で見たマナコストがX以下であるクリーチャー・カードを1枚戦場に出しても良い。残りのカードを無作為にライブラリの下に置く。 そんなビビアンの宝具とも言えるアーク弓が堂々のカード化。伝説の色付きアーティファクト、しかも緑色の弓っていうと「ナイレアの弓」を思い出すが、共通点はほとんどないな。ギミックとしては緑によくある「Xマナ以下のクリーチャーのサーチ」であるが、見る枚数と唱えられる範囲が一緒に上がっていくのがポイント。手札を捨てるコストが必要なので、できればスカのパターンだけは勘弁願いたいところ。最低でもX=4くらいにして当たりくじを引っ張ってきたいもんである。幸い、ビビアン本人の能力同様にインスタントタイミングでの起動も可能であり、相手はこれ1枚起きている状態ではどんなブロッカーが飛び出すか想像できないので非常に殴りにくくなるのである。まぁ、想像できないのは使ってる方も一緒なのだが……。とりあえず10マナ貯めて「動じない大ワーム」を叩き込むとかどうだろう(招集の無駄遣い)。 ビビアンの灰色熊 Vivien’s Grizzly (2)(G) C クリーチャー・熊、スピリット 2/3 (3)(G):あなたのライブラリのトップを見る。それがクリーチャーかPWカードであるなら、それを公開して手札に加えても良い。あなたがそのカードを手札に加えないならば、それをライブラリの下に置く。 ただのクマじゃない、ビビアンが呼び出した精霊クマである。おかげで2マナ2/2じゃなくて3マナ2/3。……うん、微妙な違いだが……なぜかそんなクマにはお仲間を見つける探索能力が備わっている。トリュフ探す豚みたいに臭いでクリーチャーやPWを見つけてくるんだろうか。コストが重たいのであんまり起動するタイミングもなさそうだが、ゲーム中盤以降にやることがなくなったらもしかしたらアドバンテージにつながるかもしれない。そして気をつけるべきポイントは、もしお目当てのカードじゃなかった場合には自動的にそれがボトムに行くってことである。いらん土地が下に行ってくれるのはありがたいが、非クリーチャーの良いカードも問答無用で下へ。選択の余地はない。ちょっと使いづらい占術ってところだろうか。まぁ、泣きを見るのが嫌なら起動しなきゃいいだけなのでデメリットでもなんでもないのだが、どうせそういうシーンを見ることになるだろうから先に書いておこうと思って。 アングラスの暴力 Angrath’s Rampage (B)(R) U ソーサリー 次のうちから1つを選ぶ。 「対象のプレイヤーはアーティファクトを1つ生贄に捧げる」 「対象のプレイヤーはクリーチャーを1体生贄に捧げる」 「対象のプレイヤーはPWを1体生贄に捧げる」 すげぇ雑に怒ってるアングラスさん。何をそんなに怒ってんだろ。イクサランの一件でイライラしてたのはわかるが……まぁ、今回も自分の意に沿わずに次元を飛ばされたんだとしたら、そりゃ怒るかもしれん。「またかよ!」ってなってるかもしれん。ほら、よく見てみ、そこに陰気な青いフードがおるから、またそいつに八つ当たりしたらええがな。さておきこんだけ暴れてる割には選択権を相手に与える優しいアングラス。アンコなので対策範囲が非常に広いのが売りだが、その分確実性は犠牲になっているので取り扱いには注意。とはいえ、アーティファクトがずらっと並ぶのは本当に特定のデッキだけだし、そんなデッキにこれ1枚で対抗しようとするのが土台無理な話、PWはあまり数が並ぶものでもないので(少なくともこれまではね)、これ1枚でも対策が可能だろう。クリーチャーに関しては、むしろサクらせる能力であるという部分を活用し、他の呪文で対策できるカードはそっちで対処してもらって、暴君的な普通の除去では捌けないヤツをこれで対処するのが正しい運用法かもしれない。とりあえずデッキに入れてて無駄にならないのは良いことだ。まぁ、「魔性」があんまり使われてないことを考えるとそこまでニーズがあるとも思わないが。
残酷な祝賀者 Cruel Celebrant (W)(B) U クリーチャー・吸血鬼 1/2 〜かあなたのコントロールする他のクリーチャーかPWが死亡するたび、各対戦相手は1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。 とりあえずフレーバーに注目。地元民、割と今回の事件ではしゃいでる感ある。そりゃな、オリンピック開催とかとわけが違うからな。とはいえ、そもそもPWの存在すら一般人にはほとんど知られてないのに、どういう認識なんだろうな。ラヴニカ民はイゼットとかシミックのせいで「知らないものを見る」ことにあんまり抵抗がないからなぁ。さておき、自軍の死をドレインに変換するおなじみの危険人物。同じコスト域の「血の芸術家」に至っては相手のクリーチャーにすら反応していたが、それだと流石にヤバすぎたので今回は色拘束を強くし、自軍クリーチャーのみの誘発に切り替えた。でもまぁ、この手の「アリストクラッツ」クリーチャーがコンボ的に使われる時ってだいたい自軍クリーチャーを一気にサクることがほとんどなので、この仕様でもあんまり問題はないだろう。むしろタフネス2で多少なりとも死ににくくなったことは大きな進歩かもしれない。リミテで相当な嫌がらせになるのは間違いないし、構築レベルで新たな時代のアリストクラッツが登場する可能性もあるかもしれない。 Domri, Anarch of Bolas (1)(R)(G) R 伝説のPW・ドムリ あなたのコントロールするクリーチャーは+1/+0の修正を受ける。 <+1>: (R)か(G)を加える。このターンあなたの唱えるクリーチャー呪文は打ち消されない。 <-2>:対象のあなたのコントロールするクリーチャーは、対象のあなたのコントロールしていないクリーチャーと格闘する。 【3】 「献身」に引き続きで連投になる3名。ドムリ君はあいもかわらずという感じだが、カード名にはめでたくボーラスの名前がついてしまい、多少の温度差がある「ボーラス側」のPWとしても結構ズブズブな関係をうかがわせる。まだ若いのにあんなのの言うこと聞くようになっちゃってまぁ。どこかで腹音鳴らし先生も泣いているぞ。さておき、アンコモンの3マナということで能力自体はおとなしいかと思いきや、おいとくだけでパワーが上がるのはそれだけで厄介。同じグルールの「街頭暴動」が5マナだったことを考えると、3マナでこの効果っていうだけでも充分な存在感だ。その後はマナソースをやりながらの忠誠度あげ、そして展開したクリーチャーで相手を抑制する格闘能力と、綺麗にプランが揃っているので非常に見通しが立てやすいのが売りだ。パワー増強の効果が格闘の効率アップに貢献しているのも実に憎らしい。クリーチャーが充分なデッキであれば、3ターン目にドムリからの流れを止めるのはかなりの難行になるんじゃなかろうか。 ドビンの拒否権 Dovin’s Veto (W)(U) U インスタント 〜は打ち消されない。 対象のクリーチャーでない呪文を打ち消す。 打ち消されない打ち消し。その代表はやはり「最後の言葉」ということになるだろうが、あちらは3マナの「取り消し」が1マナ重くなって無敵になり、こちらは2マナの「否認」に色マナを加えることで無敵になった。トータルコストがアップしていないというのが恐ろしいところで、本当にドビンさんってこういう面倒臭いことやらせたら右に出る者がいない。リミテッドでは「否認」が打ち消されること自体が滅多になかったのであまり関係ないだろうが、構築では同型対決のカウンター合戦を制する重要なポイント。これが入れられるかどうかで最終的な支配力が大きく変わる可能性もあるだろう。まぁ、結局これとの戦いで使えなかったカウンターは手札に残って次の呪文を打ち消すわけだが……。 「けものフレンズ2」 5→3 今作の良かったところ。「毎週次回予告でアルパカさんに会える」 今作のダメだったところ。「その他のだいたい全部」 まー、何度も繰り返している通り、私は元来けもフレフォロワーではないので、必要以上に燃え上がっているムーブメントを対岸から見守りつつ、「なんでそこまで熱を上げているんだろう……」と恐ろしくなっていたんですが、やっぱりフラットな視点で見たとしても、今作はちょっと……なぁ。 具体的な批判というか反感というか憎悪みたいなものはよその人がたくさんむき出しにしているだろうから個人的にピンとこなかった要素がなんだったのかを考えていくと、やはり逆境からのスタートになることを分かった上で、なぜその逆境に乗ってしまったのか、というのが一番の疑問である。コンテンツとして見た時に、決してネガティブな要素ばかりではなかったはずなんだよね。そりゃ1期が必要以上に話題になったというのは大きなファクターではあるが、それ以外にちゃんと「けものフレンズ」ワールドを気に入ってくれた新規層だっていたはずだし、「動物は可愛いよね」というのは人間に原初から備わっている感情なのだから、余計なしがらみを見せず、ただ「かわいいキャラがようこそジャパリパーク」という作品にしておけば、大ヒットとまではいかずとも穏当な作品を作ることはできたのだ。しかし、残念ながらスタッフが選択したのは「1期の踏襲」という路線。しかも、業界的によくある「けもフレっぽいやつ作ってよ」という安易なうわべだけの拝借を、まさかの公式2期がやらかすという一番やっちゃいけないパターンである。 改めて振り返るに、1期けもフレのカルトな人気は、やはり「ガワ」にある「動物かわいい路線」を保持しつつ、たつきワールドを思い切り取り入れたギャップの妙のなせる技であり、かなり一発勝負向けで、トリッキーな構成だったのだ。すでにネタが割れている状態では、もう「不穏さ」や「不可解さ」を押し出す必要もないのである。そして、そうした要素を取り上げるなら、きちんと「解消すること、カタルシス」を視聴者に与える必要がある。1期では1人のクリエイターが全体的な情緒を構成することでそれがなされていたのだが、2期の場合、いわばこの「不穏さ」は借り物でしかない。「1期で人気が出た要素」のまねっこ、そしてそこに「解決することの満足感」を与えるという決定的な要素が抜け落ちている。単に食い合わせの悪いものをそのまま出してしまっただけのことなのだ。結局、あのラストは一体何がいいたかったのか。 そして、何故か執拗に1期の要素をフラッシュバックしながらも、何故かそれを有効利用しようという気配りが感じられない。まさかのかばんちゃん再登場。誰もが「さぁ、謎が解かれる時が来たのだ」と思っただろうが、その結果がまさかの放置。いや、放置だけならまだいいが、何故かかばんちゃんとサーバルの決別を決定的なものにし、「1期と繋がってるけど、その思い出は今回は捨て去れ」と視聴者をふるいにかける。その試練は誰が望んだものなのか。個人的には、議論の紛糾したイエイヌの扱いも苦手だ。あのエピソードのモチーフは当然「忠犬ハチ公」だろうが、何故このジャパリパークを舞台に、あんな王道の悲劇を繰り返して見せる必要があるのか。けもフレファンがあの悲劇をこの世界に求めていると思ったのだとしたら、ちょっとマーケティングの方向性がおかしすぎるだろう。「それが人とイヌの関係なんです」と主張したいのなら、そこに「ヒト」たるキュルルを登場させることがまずおかしい。 やっぱり書き始めると色々とわからないことが溢れてしまうが……なんにせよ、今作が我々に何を見せたかったのか、それがわからないまま、カバンちゃんは過去の遺物とみなされ、サーバルはただただ同じ言葉を繰り返すbotへと堕した。まさか当時から「魂がこもっていない」と言われていたサーバルに、こんな形で引導を渡す結果になるとは、数年前には思いもよらなかったであろう。ある意味、凄まじく斬新なドラマ作りとはいえるかもしれない。 個人的には、もうあのアルパカさん空間のデザインで喫茶店アニメを30分やるのが一番いいと思う。ゆきよが、ゆきよが世界を救うのだ。 「グリムノーツ the Animation」 *→4 はい、というわけで1クールお疲れ様でした。毎週色々書いてきたので特に書くこともないですが。 いや、言いたいことはいっぱいあるんだけどね! 2期あるとしたら俺も脚本やりたい、とかね! いやぁ、2期ないだろうなぁ……せっかくまだまだやれること残してるんだけどなぁ。もし2期があるとしたら、最低限2クール確保してもらって、1想区2話区切り、もしくは豆の木やらカオスエピソードもふんだんに盛り込んで、今作の最大の持ち味であるごった煮感というか、作品の垣根を飛び越えたお祭りムードを大事にしたいですね。その上で調律の巫女一行の物語もしっかりと縦軸に据えなきゃいけないからやらなきゃいけないことはたくさんあるけど、それを支える魅力的なキャラクターを大事にして、初めて見る人にも楽しいと思ってもらえるものにしたいです。 まぁ、こんな夢見がちな感想が出るってことは、正直言ってアニメではこれが達成できてなかったってことなんだけども……うん、わかってた。最初からこれくらいのクオリティに落ち着くだろうことは想像できてた。だからあんまり喜んでなかったんだ。色々と不満はあるが、1つだけ選べって言われたら、多分劇伴をなんで全部未来古代楽団に任せなかったんだろう、っていうことくらいですかね。オープニングもエンディングも、全部あのままの雰囲気でよかったのに。それくらい個性を出した方が雰囲気は伝わったと思うのに。多分運営側だってその方がいいことは理解しているはずなのだが、それができないあたりは業界の大きな力に抗えないってことなのだろうなぁ。 でもまぁ、最低限、知らない人の何割かに興味を持ってもらえるくらいの出来にはなってたのかしら。みなさん、とりあえずダウンロードするところから始めるのです。末長く遊べることはお約束しますので……(いや、サービス終了のタイミングがいつになるかは知らんが、流石にまだしばらくは大丈夫……なはず)。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(09/28)
(09/28)
(09/28)
(09/27)
(09/27)
(09/27)
(09/27)
(09/27)
(09/27)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|