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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 生徒会選挙ってそんなに候補者が出るもんなんやな、第3話。私がいた高校の場合、そんなめんどくせぇ仕事は誰もやりたがらなかったので、大体は教師陣が目星をつけた相手にプレッシャーをかけて無理やり任命していた。選挙演説なんてなくて所信表明だけやってた気がする。生徒会長とか、やっても何の得にもならんからなぁ。

 そんな本筋とは関係ない話題はさておき、着実に進行する安定感と緊迫感が内包している作品。先に百合要素について処理しておくと、本作はすごく普通のものとしてそこに同性間の感情が転がっているのが何だか不思議でもあり、自然でもあり。事前の配置として、侑の友達が「つい最近男にフられた」という事実が提示されることで、まず「通常の」恋愛観がそこに示される。しかし、そこでさらに友人が「好きだって言い続けてれば、そのうち相手だって好きになるんじゃね」というアドバイスを提示し、侑はごく自然に、そのアドバイスを自分と燈子の関係に重ね合わせるのである。そこに、あまり同性間であることの障壁は感じられない。さらに侑のねーちゃんがやたらと「彼女か? あぁ? 彼女か?」と迫ってくる謎テンションを持っており、別にそれでもよくない? という後押しの役割を果たす。もちろん、家庭の中で唯一の男性であるお父さんだけはチクリと「常識的な」けん制をしたりもするのだが、音量も小さく、侑にほとんど響いていないことを考えると、やはり、彼女の中での「恋愛対象」という代物は、「現時点で何もわからない」という点において男だろうが女だろうがニュートラルな状態なようだ。もちろん、それを利用して何の抵抗もない間接キスをかましたり、程よいサービスを先輩に提供してあげるあたりがナチュラルボーンジゴロである。

 アニメになって、こうした侑の持つ「強さ」「したたかさ」「異質さ」みたいなものが際立つ演出になっている気がする。いや、多分原作でも同じ内容は読み取れるはずなのだが、私が流し読みしてしまうようなファクターもアニメだと立ち止まって見る必要があるので、原作の意図がより強く浮き彫りになっているというべきか。乙女恋愛の主人公としては異質な強さを持つ侑。どんな仕事でもやろうと思えばそつなくこなす強さを持ち、才色兼備の燈子の前でも物怖じせず、むしろ支配的なポジションにすら立っているその様子は、恋愛漫画としては主人公というよりも攻略対象の属性が多い。そして、今作が異質なのはそうした「ボスキャラ級主人公」である侑の中での変質を描く物語になっているからなのだろう。まぁ、見方によっては子供が大人になる物語でもあるけども。

 一つ、今回の放送を見てとりとめの無いことを考えるに至った。それは、今作のタイトルについててである。サブタイトルもなかなか憎らしい名付けではあるが(「まだ大気圏」っていいよね)、そうではなくてメインタイトルの「やがて君になる」の方だ。英語タイトルだと「Bloom into you」となっているのだが、ここで注目すべきは「君」という言葉の扱いである。実は日本語において、二人称の人称詞というのはかなり特殊な立ち位置にある。日常会話での出現頻度が、他言語に比べて著しく低いのだ(個人の感想です)。わざわざ「君」「あなた」と呼称するのは、よほど「相手」について意識的である時に限定される。「目の前に対象となる他者がいること」を明示する「君」という語。その前提条件は、その「君」を認識するための「私」である。今回の放送では何度か「一人称」視点のカットが挟まれており、そうした視点の取り方を考えさせられる演出になっている。例えばわざわざ侑の家にお土産を届けに行ったときの燈子の視点、そして演説のために登壇するときの侑の視点。それぞれの1人称視点は、「君」を見るための視点だ。

 また、侑がこだわっている「特別」という言葉の意味にも気をつけたい。「特別になる」というフレーズで思い起こされるのは何と言っても黄前久美子嬢と高坂麗奈さんの2人だが、彼女たちのいう「特別」とは、基本的には「何物にも埋もれない唯一無二の私」を指すものである。それを象徴的に示していた田中あすか(CV:七海燈子)の存在が、彼女たちの描く「特別」をはっきりと示している。それに対し、今作の侑が思い巡らせる「特別」は決してそんな秀でたものを表す言葉ではない。あくまで「燈子が唯一自然に接することができる唯一の存在」が「燈子にとっての特別な自分」であり、さらにそんな自分に気づかせてくれた燈子は、やはり侑にとっての「特別」なのである。そうして「私」と「君」の間でのみ成立する「特別」な関係。これこそが、今作で描かれるべき「君」という言葉の目標地点ということになるのだろう。「やがて私になる」ではなく、「やがて特別になる」でもない、2人の目に映るお互いの姿こそが「やがて君になる(Bloom into you)」。なるほど、うまいタイトルを考えたものである。

 そんなことを考えながら見てみると、また少し、違った画面が見えてくるのかもしれない。なお、目がキラキラする侑は、目のサイズがでかいのでちょっと怖い。

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 たえさん? 第3話。何故そんなCVになったのやら……結局最後まで生粋の都民だったやんけ。佐賀の地元出身声優を起用する気配はカケラもないな。まぁ、方言指導はちゃんと入ってるけども。しかし、ここで三石琴乃を起用した意味とは……(絶対後で何かネタを仕込んでくると思う)。

 「3話目はもう何が起こっても不思議じゃないわ!」と覚悟していたら、まさかの覚悟を覆す普通のアイドル回だった。これはこれで驚きではある。でもま、ライブシーンだけバリバリのCGモデルでぶつけてくるあたり、むしろ「現代アイドルアニメのパロディ」みたいな側面もあるのかもしれない。来週以降も普通にこのモデルだったら、今回がようやく1話目みたいな認識でいいんだろうけど、絶対そんなことしないと思うよ。最終的に心温まるアイドルアニメになったら……がっかりするよな、多分。

 さておき、もともとプロデューサーは毎回「ライブやってこい」って言ってるわけで、過去2回がおかしかったのは偶然の産物。今回みたいに当たって砕ける初ライブが狙い通りだったのかもしれない。一応元アイドル2人との友情イベントという側面もあるが、改めてチーム内での立ち位置を確認するためのお話という意味合いが強いだろうか。前回友情タッグを結んだサキちゃんに加えて、一応ゆうぎりさんとリリィも「こっち側」の仲間。みんなしてアイドル稼業はよくわからないが、それぞれのモチベーションでレッスンに励んでくれるようになった。サキちゃんみたいな単細胞がのせられたのは分かるし、もともと芸事に興味があるだろうゆうぎりさんの謎テンションもまぁいいとして、元子役だったというリリィが案外素直にライブ活動に乗ってきたのはよくわからんね。彼女もアイドル活動がやりたいタイプの芸能人だったのかしら。

 個人的には前回から特に注目していこうと思っていたのはゆうぎり姉さん。今回改めて衣装を着替えたせいで尋常じゃないおっぱいのサイズがよく分かるようになった。そして基本的には周りの人間のノリに合わせてくれる気のいいおねーさんなのだが、何故かあのシーンだけよく分からないテンションでさくらさんの「いい感じのセリフ」を強奪するというわけのわからない所業に及んでいる。いや、本人もさっぱり意識してなかったんだろうけど、なんか、こう、ひどいな。この人はおおらかなんだろうが、そのおおらかさが周りを不幸にするタイプの人だったのかもしれんな。今後もこうしてナチュラルボーンひどいことを展開してくれることに期待しよう。なお、絶対に前に出てダンスするよりも三味線使わせた方が舞台映えすると思うんだけど、誰もそんなことは指摘しないのである。

 そして、何故かこのタイミングでCVが明かされたたえちゃん。周りの面子を考えれば、何故ここで? というぶっ込み方なのか間違いないし、わざわざこれまで隠していたのに何か意味があるのか。現状、別に何も起こらないが……もしかしたら「伝説の声優」とかなのかな。うわ、ありそうな話だな……それにしても、現状では意思疎通が図れるはずもないのにそこそこライブでダンスパフォーマンスに対応してるのは偉いよな。たえちゃんが偉いのか周りが偉いのかはよく分かんないけどさ。よく見るとパフォーマンス中もずっとフリーダムな動きをしているので、ライブアニメとしてみるとそこだけ異質でちょっと楽しい。

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 次回予告で奈央坊から「ブタ野郎」って罵られた時点で色々吹き飛んだ、第3話。毎回次回予告で「いけずですね」って言ってたどこぞのアニメと同じ趣向だな(ダメージはだいぶ違う)。

 何だろう、キュッとくるお話でしたね。すごく分かりやすい展開。多分、人生で何度か見たことがある話な気もするし、解決に特に説明もないのでお話として成立しているかと言われたら疑問も残るはずのシナリオだ。でも、なんかキュッとくるわね。多分、根本的にこういう構造に弱いってのはあると思う。「何度か見たことがある」気がする割には明確に同じような話はなかなか思い出せないけど、最近だったら「刻刻」のラストの展開みたいに、「一人が誰知らず犠牲になれば周りの人たちは平穏無事」っていう状態で忘れ去られていく存在。アルティメットまどかとかも近いものがあるかな。そういう展開って、「あいつが死んでも、みんなの心には生き続けているんだ……」っていう(少なくとも外から見ている人間にとっての)救いが無くなってしまうので、その齟齬を考えるだけで何ともいたたまれない気持ちになってしまうのだ。今回の先輩の場合は犠牲というよりも単なる被害だが、そうして人が消えてしまうという事実を、何よりも本人が受け入れてしまった状態で進行させるというのは一層心の痛むものである。

 こうして大仰な問題を扱ってはいるのだけど、実際に描かれる事象は身の丈にあったストーリーテリングなのでラノベ特有の「青春」の文脈に噛み合ってるのが響く要因なのだと思う。そりゃラノベ世界なんだから異世界に飛んでガチバトルでもいいが、我々の想定する「高校生」のキャラクターで身近に感じられる「戦い」と言えば、例えば眠い時に絶対寝ちゃいけないという頑張りだったりするのである。こんなにも卑近で、痛いほどわかる気持ちがあるだろうか。我々は誰だって、「絶対寝ちゃいけないけど眠くてしょうがない」という経験を2度や3度はしたことがあるはず。まして、「寝たら人が1人存在を消される」なんてとんでもない状態になってしまったら、その重圧もひとしお。「完全徹夜でバイトに出勤するのって、高校生でもしんどいやろなぁ」と思っていたらさらに2徹3徹と重なっていくので、そのしんどさを想像するだけで怖気が走る。まさに「少年少女の戦い」を描いた迫真の物語であった。

 あとはまぁ、先輩がちゃんと可愛いし、主人公の咲太も青春ブタ野郎の名にふさわしい青春っぷり。強引極まりない解決法だったわけだが、そこに至るまでのプロセスは理解できるものだし、それをやることが、異世界で魔王を討伐するのと同じように、男子高校生にとってとんでもない冒険だったことも理解できる。立派に主人公の責務を果たしてくれて、先輩も先輩で返礼の一発目がビンタというひでぇ対応がいかにも「らしい」あたりが憎めない。冷静に考えたら出来立てほやほやのカップルが全力でイチャイチャしているだけのシーンを見せつけられるという最低のシチュエーションなのだが、まぁ、この2人ならしょうがないかな、と受け入れられてしまう。

 ところで、咲太は絶対に家に帰ったらバニー衣装でクンカクンカするよね。しない? するよね?

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 詐欺やんけ! 第2話! 記事を立てる作品は面白い作品なのだが、本エントリーは単なる抗議文だ! コンチクショウ!

 いや、別にさ、アニメで(しかもこんなしょうもない絵のアニメで)セックスが見たいとは欠片も思わんのだが、さすがにあの1話目で、この売り文句なら、どう考えても本番まで行かない理由がないだろ。行けよ、そこはどんな適当なごまかし方でもいいから、ヤれよ。やらんのかい。ドリルせんのかい。むしろ斬新だわ。タイトルに魔法少女って書いてあるのに主人公が変身しないアニメくらい斬新だわ。

 しかし……なんでやらんかったんやろなぁ。こんなもん、適当に「数時間後……」みたいな描写にすればヤったことになるはずなのに、あえてそれを回避して事後であることを全否定するってのは訳がわからんな。なんの一線を守っているんだろう。元になるゲーム版だとそのあたりはどうなってるんでしょうね。一応CEROだとC(15歳以上対象)になってるな。

 そしてゲーム性を感じさせるためにいきなり登場したダンジョンと戦闘。急激にシステムを感じさせる展開になり、もうエロがどうとかいう要素は本当にどうでもよくなり、急激に「これ、とにかく子どもを殺されて攻略していく覚えゲーやんけ」という全然関係ない興味が湧き始めるという。なんだこれ。もう、あとはクソタヌキの暴言を見守るくらいしかエロ要素残ってないぞ。肝心の女の子とのコミュニケーションもすげぇ適当だし、十二人も捨てキャラ出して使い潰すとか、どんだけ贅沢な判断だ。まさかヒロイン勢も一気に教室(?!)に集めてまとめて登場させ、その後も雑に付与した個性を雑に垂れ流すだけの展開になるとは思わなかった。なんか、ハーレムゲーにおける「真似しちゃいけない導入」の見本みたいな展開だ。おかげで今回スポットが当たった蟹座も含めて、キャラがさっぱり印象に残ってないわ。まぁ、どう考えても映像がガタガタで全く可愛くないっていうのが最大の問題だとは思うけども……一応、アスミスボイスの双子座とゆきよボイスの魚座だけは認識しましたが、多分あまり意味はありません。どこの世界でも双子座って二重人格よね。

 次週以降も一切期待しないという諦めがついた訳だが、むしろこのクソっぷりを研ぎ澄ました先に何が待っているのかは気になるかもしれない。このままゲーム攻略に重点を置き、突如として主人公が効率的な育成理論に目覚めて各ヒロインとの乱数調整とかに走り出したら笑うわ。いっそそうであってほしい。ちなみに、オープニングもエンディングも無駄に格好いい曲が採用されており、相変わらず私はWEST GROUNDの楽曲が大好きだということがよく分かるのだが、エンディングに至ってはダンガンロンパみたいなサイケデリックな映像が流れているので曲の雰囲気は完全に無視。オープニングは一応オープニングっぽい映像だけどクオリティがお察しなので全く曲が映えないという。ナノやぬーさんサイドは抗議してもいいレベル。

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 アイキャッチのわんこが可愛い、第2話。やっぱ和犬はあのコロコロもふもふしてる感じが良い。いとしいムーコ。

 注目の第2話。あんな絶望的な状況から、一体どんなミラクルがあれば箱根駅伝に出られるようになるのかと思ったら……すげぇ力技だった。まずは全員のモチベーションを最低限のところまで引き上げなければいけないわけだが、ほぼ全員やる気ゼロの状態から、1人1人を脅し、誉めそやし、釣り上げる。あの手この手で各人のパーソナリティにあった勧誘(もしくは恐喝)を展開していく様子は、なるほどこの手の「スポーツもの」ではお馴染みだし、「長屋もの」としては各人の自己紹介パートとしてこれ以上ない導入になっている。おかげで野郎ばかり10人というとんでもなく高い記憶ハードルがあるにもかかわらず、2話目の時点で既におよそメンバーについてはクリアできてしまいそうだ。こんなに導入がスムーズなストーリーテリングって、実はそれだけで結構な技である。

 今回誰よりもキャラが際立ったのは、無論言い出しっぺのハイジであろう。1話目では「気のいいあんちゃん」くらいの印象だったのに、このわずかな期間で見事にサブタイトル通りの「鬼」の称号を獲得。特に王子に対して退去を迫る様子などは、完全にこの日のために伏線を張ってきた狡猾さ、無慈悲さが出ていて実に外道である。まぁ、多分入居の時にも(違法にならないレベルで)説明はあったんだろうけども。でもさ、入居から数ヶ月単位で何も言われなかったら「あ、これでええんやな」って思っちゃうよね。そこにつけこむのはやはり外道のやり口である。

 そして唯一の外国人枠であるムサに対する手管も同じ手法だが、こちらは本人が「一番弱いところ」と評されるくらい精神的に脆弱なお人好しだったため、実質何も手を下さずとも落ちたようなもんである。あとは10人中で一番バカだと思われる双子については「女の子にモテる」の一言で秒で陥落。まぁ、この2人はコントロールするの簡単そうだからな。

 一番わからんのは、学内でねちっこく勧誘されていたクイズ野郎(キング)と秀才くん(神童)の2名。キングについては「就職に有利やで」という誘い文句を使っていたが、現時点で4年生なら、今更そんなとってつけたような実績が欲しい時期でもないような……多分、駅伝の練習するよりもその時間で片っ端からエントリーシート書いたほうがいいと思うぞ。まぁ、キングはそこまで走ることへの抵抗がなかったってことなのかな。そして神童の方は、「テレビに出たら田舎のご両親が喜ぶぞ」というよくわからない誘い方をしていたが……いや、さすがに帰るんじゃね? そんなにしょっちゅうは帰れないかもしれないけど、さすがに大学の学部生なら年に1、2回くらいは帰省するやろ。それだけじゃ足りない何かがある家庭なのか……まぁ、こちらも基本的には「いい人」っぽいので、単にハイジの執念に口説き落とされただけかもしれないけど。

 そして残るは3人。まだ「落ちて」いないのが、法学部の才媛であるユキ。こちらが一体どんな流れで陥落するのかは次回以降に持ち越し。そして、なんだかんだで年の功を見せつけるのが、不思議な存在感を見せつけるヤニ中毒のニコチャン先輩。こちらは陸上経験者ということに加えて、ハイジの必死の様子を見続けていたというシンパシーからも走ることにはそこそこ積極的な様子。多分この人が正式に参加を表明すれば、その流れでツンデレくさいユキも落ちることになるんやろなぁ。

 そして最後のボスであり、チームの最有力候補でもあるカケル。どうやら過去に所属していたチーム(高校時代の陸上部か)で何やらいざこざがあった様子だが……出会ってそのすぐ後でそんな過去の履歴まで調べて迫ってくるハイジって本当に怖いな。さらに負けず嫌いの意地っ張りなところまで見透かされてるし……現時点では対等なように見えてはいるが、実は既にハイジの掌の上な気もする。対人関係に慎重なタチのようであるが、果たして、犠牲にならずに逃げ切ることができるだろうか(出来るわけないやんけ)。

 さぁ、これで10人。意外とあっという間に臨戦態勢に入りそうだ。しかし、モチベーションがクリアできたとしても実力は短期間で埋め合わせられるはずもない。作中でもいわれていたとおり、「選ばれた者たちが、日々必死の練習を繰り返しても一握りしか残れない」という過酷な競技なのだ。そんなところに一朝一夕で出場してしまったら、それこそ侮辱になってしまうだろうし……さて、どういう構成になっていくんでしょうね。

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「進撃の巨人Season3」 ー→ー

 エンディングでびびらすのやめーや。マジで何が起こったかと思ったやんけ。

 これが今期最後の番組感想になるのだが、特に終わってもいないのでノーコメント。どうせすぐ帰ってくるし。こうして切れ切れでの放送なのに話数のカウントがしっかり通しで継続されていて、しかも他局で放送したのも全部一緒くたで「過去分」として括られてる作品ってのも珍しいな。まぁ、それだけメディアで大事にされてるコンテンツってことなんだろけども。なんだかたらい回しにされてる印象しかないけど……4期もNHKでよかったね(よかったのか?)。

 正直、もうどこで何が起こってるのかもよく分からなくなってるので、今度実家に帰ったら妹が買ってるコミックス一気読みして今回のぶんも復習します。

 今期形はどうあれまとめた番組感想は43本。秋クールなのでそれなりに多くはなるが、随分切ったつもりでもまだまだ元気だなぁ……半年後はこれが何本になってるかなぁ。

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「つくもがみ貸します」 5→5

 うさぎが可愛い。とりあえずそれだけでも割と引っ張れる作品。本当はほとんど顔が動いてないはずなのに、ゆかちの演技も相まって実に表情豊かなうさぎ。というかやっぱり付喪神が全員可愛かったのは非常によろしかったわ。

 台風の影響で終了が1週間伸びてしまったが、無事に幕を引くことができた。当初想定していた作品とはだいぶ様子が違っていて、てっきり毎回なにがしかの骨董品とか品物にまつわるエピソードを展開していくオムニバス形式なのかと思っていたら、割としっかりした縦糸が存在していて、なんだか不思議な江戸文化の人情話(?)をまっすぐに楽しむことができた。同じ国の中の話のはずなのに、やっぱり江戸の文化って今とだいぶ倫理観とか価値観が違っていて、異国のお話であるかのような不思議な感覚もある。いや、どんだけ当時の文化をフォローしてるのかは知らんけどね。惚れた腫れたを中心としたお話で、こんなヘンテコな絡みがあちこちで展開されているのだから、なんとも自由な街であるよ。

 「損料屋」という独特の舞台設定も面白く、「消費」という日常生活ではなかなか意識しない活動においても、しっかりと文化的な背景が存在していることを意識させてくれる。現代日本は自転車や車、場合によっては家までシェアする文化が生まれてきているわけで、これってもしかしたら壮大な原点回帰なのかもしれませんな。江戸の人間はいろんな意味で我々の先輩だ。そんな先輩がこんだけ可愛らしい付喪神と親交があったのだから……僕の家にも付喪神が住み着いてたりしないもんですかね。「通じ合うけど対話はしない」というなんとも歯がゆい付喪神との距離感、最終的には割となあなあで「返事しないで顔さえ合わせてなきゃ会話してもいいよな」みたいな扱いになっていたけど、この「出ちゃいけないけど割と出たがり」の付喪神の存在感もなんだか愛おしくてね。やっぱり妖怪は身近にいてほしいなぁ、としみじみ思うのです。話もまとめてくれるし。ポップなくせにどこか浮世絵みたいなジャパネスクの表現も作風に合っていて、見ていて退屈しない作品でした。

 こういう渋いながらもジワリとにじみ出るような脚本のアニメって、なかなかメジャー路線には乗ってこないけど欠かせない存在だと思う。NHKは今後もこういう「良い」アニメを継続的に放送してほしいもんですな。

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 雑に集うな、第36話。なんかもう、いろいろ自由だなヲイ。基本的にオールスターの時って世界線設定があやふやになるイメージがあるんだけど、この世界はハグたんがいるせいで常時あやふや設定になってるのかしらね。でも、それ以前にトラウムさんが単独で各プリキュア世界の侵食に成功してるんだよなぁ。

 まぁ、「劇場版の販促だから」という身もふたもないことを言われてしまえばそれまでなのだが、一応15周年の特別企画ってことで。ただ、同時期に仮面ライダーが大々的な回顧作品を打ち出してるのにプリキュアの方は特別企画の一端としてしか展開してないのはちょっと勿体ない気がする。ちゃんとしたプリキュアディケイド(+5)をやればよかった気がするんだけど。男の子向けと女の子向けではそのあたりの売れ方が違うのかなぁ。確かに、昔ライダーや戦隊が好きだった男の子が未だに戦隊見てる可能性は低くないけど、昔プリキュアが好きだった女の子が10年後にプリキュア観てる率は低そうだもんなぁ。多分特撮に比べて回顧企画をやる旨味が薄いんだろうなぁ。

 とにかく、そんなわけで通常放送にオールスターズ要素をぶち込んできた無茶苦茶な回。トラウムさんが便利すぎるおかげでギリギリ成立している感が出てはいるが、正直接続はかなり大雑把だし、場面転換が多く、どこに誰がいるのかもわかりづらくなっている。劇場版ならお祭り騒ぎの勢いで誤魔化せる部分も、しっかりシリーズ中の1エピソードを使って描こうとするとなかなか落としどころが難しいようだ。当たり前の話だけど、主人公プリキュアが集まると色味が似てるのでどうしてもごっちゃになるしな。はなといちかが割と似たタイプな上に、さらにのぞみもデザインが似てるから訳わからなくなるねん。まぁ、このごった煮感も楽しさのうちと捉えれば良いか。

 あとは節操のないコラボを楽しむだけの展開なので、まほプリコンビがうっかりハグたん掴んじゃう系のネタをもっとぶっこんでいけばよろしい。アイドル繋がりやら何やら小ネタはそこかしこに仕込まれており、ずっと追いかけ続けいるファンならニヤッとできる部分も多いはずだ。その分、真っ当な消費者層である幼女先輩たちは割とポカンな気がするけども。「プリキュア言えるかな?」みたいなこともやってたけど、やっぱり学習意欲の旺盛な幼女さんたちはちゃんと復習したりするんでしょうかね。今にして思うとやっぱり「スーパー戦隊ヒーローゲッター」って凄まじい企画だったんだよな。

 集まってしまうと個性が消えてしまうリスクもあるが、その分際立ちを見せるヤツも出てくるのがポイントで、これまでのオールスターでいえば個性ナンバーワンはダントツでえりかさんだったわけだが、今回はそこにマイペースクイーンゆかりさんが参戦。あそこで話の腰を折って着替えに持っていける胆力は凄まじいよな。これ、マジでえりかと合流したらカオスになるんじゃなかろうか。他にもいろいろと絡みが見たいプリキュアはてんこ盛りなわけで、やっぱりディケイド的な尺が欲しいところだなぁ……おそらく私と同年代の人間の最大にして最初の欲求は「とりあえずリコとルールーの絡み増やせよ」だと思うんだけど、冷静に考えると絡む理由が何一つないな。あれ、そういえばトワ様のCVって収録すんでるんだろうか。ここで代役立てられたらさすがに勿体無いぞ。

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 何故エンディングがまれいたそなんだぜ、第2話。そこはしゃまだろ。しゃまに歌わせてくれよ。いや、どんな雰囲気で歌ったらいいか分からんけども。

 新番ラッシュも終わりが見えてきたのでぼちぼち今期気になる作品に触れて行く余裕が出てきたが、やはりこの作品は目を引く。まずもって言っておかねばならぬのは、世間の評判を見るにつけやたらとアカネちゃん関連の話題が多く、「むうぅ、けしからん、硬派な特撮作品が元ネタだというのに、此の期に及んでアニメオタクどもは萌えキャラにばかり手を出そうというのかァ?」と鼻じろんでいたのであるが、いざ2話目を見たら、うん、これは、まあ、しょうがないな。かわいいな。上しゃまは最強だよな。こんだけ可愛くてこんだけ巨乳のくせにズボラのクソオタクのわがまま腹黒美女で足の裏のこだわり抜いた描き込みなんか見ちゃったら、いろんなフェティシズムにザクザク刺さるな。彼女には死ぬまで悪辣なままでいて欲しいところだが、作品の性質を鑑みるにそれも無理な願いなのだろうなぁ。

 さておき、なんとも不穏な雰囲気の1話目を超え、2話目で無事に作品の全体像が見えてきた。特撮作品としてもちょいと珍奇な部類に入るグリッドマンだが、それをアニメにする上でどの要素をブラッシュアップし、どの要素をスポイルするのか。その調整は非常にデリケートな部分だったと思うのだが、本作はきちんと現代アニメらしいリビルドをこなしており、色々と気になる要素を生み出しつつも、ちゃんと残すべき部分は残している。

 まず、何と言っても今回のタイトルになっている「修復」という要素。原作を観ていた幼少期、私の中で一番衝撃的だったのは、やはりこのグリッドマンの「修復」という手順だった。過去の特撮ヒーローといえば、ウルトラマンにせよ戦隊ヒーローにせよ、敵怪獣・怪人を倒すことばかりに必死になり、その過程でぶっ壊される街の景観に気を払うことなどほとんどない。壊される町並みというのはあくまでも敵キャラの恐ろしさ、ヒーローたちの絶大な戦闘力を描くためのツールでしかなく、派手にぶっ壊れるミニチュアセットは「壊れること」そのものに意義があった。しかしグリッドマンの場合、戦うのは電脳世界の中というなんとも不可思議な場所。そこでも既存の作品と同様にミニチュアセットがぶっ壊れることになるが、グリッドマンは必ず退場前に謎パワーでその全てを修復してから帰るのだ。そりゃね、電脳世界のあれこれは「コンピューターの機能」の表れであって、壊れっぱなしで放置しておくと、例えば冷蔵庫がめっちゃ冷えすぎたり、電子レンジが大爆発を起こしたり、問題が現実にまで波及してしまうのだ(今考えるとすげぇ設定だな)。そこを直して立ち去らないとグリッドマンがいる意味がない。そうは言いつつも、やはり「町並みに気遣い、修復するヒーロー」というのはとてつもなく斬新に見えたものである。

 今作におけるグリッドマンは、未だ「危機が迫っているbot」でしかないこともあり、なかなか意思を持った活動が見られない段階ではあるが、それでもこの「修復」の理念はきちんと踏襲し、「現実でぶっ壊れた街も、襲われた記憶も、すべてひっくるめてキャンセルする」という謎能力を持ち合わせている。原作ではコンピューター内の謎空間だったが、今回は現実の町並みでガンガンバトルが展開するので、その規模のでかさは尋常じゃない。まぁ、あくまでご町内の学生同士の小競り合いではあるのだが……。それでも、この規模の破壊を修復する能力というのはやはりインパクト抜群。そして、アニメの場合にはこのインパクトをさらに拡大し、物語のキーパーツとして「修復と欠損」を取り扱っている。直せることは直せるが、失われた命までを修復はできず、その部分は初めからなかったものとして処理してしまうというエグい設定。少年たちが戦いに赴くモチベーションとしては充分すぎるものだが、世界全体の設計を考えると結構きつい。最終的にアカネちゃんは改心する流れがあるはずだが(それこそ原作のタケシのポジションならね)、その時に、自分が奪った命の多さを背負い切れるのだろうか。

 そしてもう1つ、当時のグリッドマンが持っていた最大の特徴は、何と言っても「ウルトラシリーズに見えるけど、装備品をふんだんに使って戦う」という販促(?)要素である。ウルトラマンでもブレスレットやら何やら、ちょいちょい武器を使うことはあったが、大仰な剣やらサポートメカを使い始めたのは円谷ヒーローとしてはおそらくグリッドマンが初。幼かった当時は、「グリッドマンって街を直すのは偉いけど、ウルトラマンと違って一方的に武器を使うのはせこいよな」とか思っていた。そんなオリジナル要素である装備品の充実ぶりは、今や戦隊・ウルトラシリーズを問わずあらゆる特撮で常識扱いとなっており、普通に考えたらアニメにした時にも映えるものではなくなってしまっているのだが、これを「じゃぁ、人間っぽいやつを装備しよう、装備も意思を持とう」という斜め上の設計で塗り替えてきやがった。謎の人物として現れたサムライキャリバー。何者なのかと思ったら、まさかのデバイスだった。どういうことやねん。まだまだ謎は多いのだが、もしかしたらこれからもどんどんグリッドマンの下にこうしたデバイス軍団が集まってくるのだろうか。原作通りなら、剣、盾、さらにジェット機やら戦車まで出てくることになるのだが……どうなんでしょうかねぇ。

 こうして様々な要素が追加され、ようやく本格始動したグリッドマン。前回の時点で「なんか雰囲気がおかしいよな」と思っていたのは、まだ休眠状態だったことが原因だったのだ。ボディの色が変わり、彼の象徴たる赤みを帯びた。さらに無音だった世界にもいくらかBGMが鳴り響くようになり、虚無的だった戦いにもヒーローらしさが宿った。さぁ、ここからが本当の始まりだ。戦え僕らのグリッドマン。

 でも、心の中では全力でアカネちゃんを応援したい僕もいる。やっぱり現代アニメにする上での最大のリビルドは、単なる根暗オタクだった敵キャラが巨乳の美少女になったことですよね……当時のカーンデジファー様もオタクの面倒みながら悪巧みする苦労人の敵キャラのイメージだったが、今回の敵も「可愛い女の子のいうことならホイホイ聞いちゃう援交してるおっさん」みたいなイメージなのが笑える。最終的に袂を別つ時にどんなキャラになるかなぁ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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