最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「エガオノダイカ」 5 タイトルから勝手に青春学園ものみたいなものを想像してたら、いきなりロボットがビルを破壊した始めた。考えてみたら別にタイトルに青春要素も学園要素もないな。 強いて言うなら、タイトルにある要素は「鬱要素」だろうか。何しろ「笑顔の代価」ですからね。何かを支払わなければ笑顔は手に入れられない、そんなキツいお話になっていく。1話は全編いい人たちしか出てこなかったもんだからホッとしてたんだけど、ラストのCパートになって……あー、そういうこと……。うーむ、姫様の顔がいつになったら曇るのか、それとも、このままずっと最後まで曇らずに居続けるんだけど、水面下で兵隊たちがどんどん命を削っていくのか。どう考えても今回近衛兵に渡したぬいぐるみはボロボロのコクピットにあれだけぶら下がってるのを見て「もしかして……ヨシュアー!!!」って看取りにいく展開しかイメージできないので、少なくとも最後まで笑顔ではいられないと思うけど。 原作がタツノコというよくわからない立ち位置の作品だが、調べてみると「タツノコプロ創立記念55周年作品」とある。なんか、タツノコってしょっちゅうこういうことやってない? 調べてみたら2年前の「infini-T Force」も「55周年記念作品」やんけ。なんやねんそれ。まぁ、とにかくソシャゲとかの原作ではなくてアニメオリジナルで間違い無いようだ。ロボットアニメでオリジナルってのはなかなか一本立ちするのが難しいのだが、本作はどうなるだろうか。監督は、「輪廻のラグランジェ」の人ですね。……うーん。 1話目の印象は決して悪いものではない。ロボット自体はむさ苦しいけどCGは馴染んでいてみやすい部類。キャラクター作画も可愛い子はちゃんと可愛いし、へちょい部分もあるけど、多少遠景になったときに意図的に線を減らして崩すくらいは手描きの特権なのだから問題ないだろう。これくらいのクオリティが維持できるなら映像部分は問題ない。あとは、これまで数多くの類似品が作られてきた「ロボット&戦争もの」のプロットでどれだけ新しいものが見せられるか。主人公となる姫のキャラクターはとっつきやすいし、単なる世間知らずのお嬢様でないことが示されてるので印象が良いのだが、気になるのはいきなり作中で「公務を放り出して遊びに行く」っていう選択をしてるところなんだよね。そりゃ逃げ出したくなった気持ちはよくわかるが、そのすぐ後に「天真爛漫だけどアホではなくて国民のことは考えているよ」っていう方向性で見せてるわけで、いきなり仕事サボるシーンから入らなくてもよかったんじゃないかと。姫がどこまで「本気」なのかで部下たちの頑張りの意味も変わってくるわけだしねぇ。まぁ、あれくらい気が抜けても頑張り屋の12歳の幼女のために頑張る国民たちっていう構図が面白いところなのかもしれません。いきなり相手役の近衛兵が遠征に行っちゃったけど、今後はどういうドラマになっていくんでしょうね。オープニング映像ではもう1人メインの女の子が出てくるみたいだけど。 中の人については相変わらずのゆみり節なので特に問題もなく。今後も参謀役のちょっと怖いサトリナボイスが聞けるならそれでいいです。
PR <白> 評判高い挑戦者 Acclaimed Contender (2)(W) R クリーチャー・人間、騎士 3/3 〜が戦場に出た時、あなたが他の騎士をコントロールしているなら、あなたのライブラリを上から5枚見る。その中から騎士か、オーラか、装備品か、伝説のアーティファクトであるカードを1枚公開して、手札に加えても良い。残りを無作為にライブラリの下に置く。 無節操にいろんなものを引っ張り込める超便利屋お届け騎士。他に騎士の仲間がいることが条件だが、フレーバーとしては仲間のところに援助を持って駆けつけるイメージか。騎士を手に入れるのが単純に人手が増えるので一番確実なサポートであり、「民兵のラッパ手」が3マナ2/3だったことを考えるとこの性能は確かに破格。さらにオーラ・装備品あたりは騎士とのシナジーに加えて今回は青白のギミックのフォローも可能。そして伝説のアーティファクト探しは、おそらく今回各色の王宮に与えられた神器を探す兼ね合いからつけられたものだろう。ちなみに参考までに現環境で使える伝説のアーティファクトは「ボーラスの城塞」「チャンドラの調圧器」「王神の立像」「ビビアンのアーク弓」。そして「不屈の巡礼者、ゴロス」に「パルヘリオンⅡ」!! ゴー! パルヘリオン!!(GO! アクエリオン!と同じ感じで)
きらきらするすべて All that Glitters (1)(W) U エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーテャーは、あなたのコントロールするアーティファクトやエンチャント1つにつき+1/+1の修正を受ける。 白青黒のブロールデッキに収録された「とにかくアーティファクトとエンチャントが大好き」オーラ。最低でもこれ自体がエンチャントなので+1は確定で、狙ったデッキならザクザク修正値が上がっていく。今後の「バントオーラ」系で使われるかというと……普通に考えて「夜明けの宝冠」でいいんだよなぁ。まぁ、M20で残念レアの代表になってる「星原の神秘家」がかわいそうなので、何かコンセプトデッキを組んであげるといいかもしれない。しかしなんて日本語名だ……。 赦免のアルコン Archon of Absolution (3)(W) U クリーチャー・執政官 3/2 飛行 プロテクション(白) それぞれのクリーチャーは、そのコントローラーが(1)を支払わない限りあなたやあなたのコントロールするPWを攻撃できない。 毎度おなじみ、謎のクリーチャータイプ・アルコン。この世界では割と市民権のあるクリーチャータイプなのだろうか、「執政官」さんは。さておき、能力は「アルガイヴ国家執事、ベイルド」と全く同じもの。あちらは2/4警戒と守備寄りで能力も完全に守りの構えだったが、こちらは3/2飛行とかなり前のめりなステータスになっている。地上に群がるクリーチャーをこれで阻害しつつ、堅実に殴っていくプランが見えるので多分ベイルドさんよりもかなり強いと思われる。何よりも違うのはプロテクションなんかではなく、伝説じゃないので複数枚展開できるという部分。効果を累積させていくことで相手の攻め手を大きく削ぎ落とすことが可能になるのだ。まぁ、相手も相当うざいだろうから全力で除去してくるだろうが、その時にたまたまプロ(白)がハマったらプチラッキー。「フェザー」デッキなんかはこれ1枚で大きく効率を削ぐことができそうだ。まぁ、4マナのクリーチャーで対策として間に合うかは微妙だが。
アーデンベイルの聖騎士 Ardenvale Paladin (3)(W) C クリーチャー・人間、騎士 2/5 一徹 - 〜は+1/+1カウンターが1つ置かれた状態で戦場に出る。 シンプルなコモンの騎士。過去のMagicでは「聖騎士/Paladin」といえば「ヴェクの聖騎士」を筆頭にしたプロテクション持ちの強い騎士のイメージだったのだが、残念がら今回はコモンに与えられた一兵卒。しかもこれが各色のサイクルになっており、みんなして一徹で+1/+1カウンターを乗せてくる仕様だというのだから切ない。もうちょい、個性派の聖騎士が揃ってもよかっただろうに。ともあれ、こちらは4マナ2/5というやたらめったら固いステータスである。残念ながら同じステータスの「従順な召使い」や「鉄覆いのクロヴァド」は積極的に使われた印象が全くないのだが、今回はそこにもう一工夫。一徹能力で得られる3/6という数字は、ウザいを通り越して流石に「強い」に分類されそうである。当然のことながら、4マナ以下でデメリット無しにこのステータスを手に入れたクリーチャーはほとんどおらず、思い返せばあの「信義の神オケチラ」が4マナ3/6だったのだ。さぁ、これなら確かに聖騎士を名乗れるかもしれない。ウザ聖騎士うざい。
アーデンベイルの戦術家 Ardenvale Tactician (1)(W)(W) C クリーチャー・人間、騎士 2/3 飛行 &&& 眩惑する急襲 Dizzying Swoop (1)(W) インスタント・出来事 最大2体までの対象のクリーチャーをタップする。 3マナ2/3飛行というコモンのエース級ステータスに、さらにおまけまでついた贅沢パッケージ。全国の「礼拝堂の霊」や「歓喜する空渡り」のファンからブーイングが止まらないだろうが、残念ながらそんなファンの存在は確認されていない。普段なら「ダブルシンボルが重いので注意」って書くところだけど、この世界ではあんまり問題にならないかな。どうせ3ターン目に出すんだろうし、あんまり出来事効果の方に出番がなさそうなのはご愛嬌。中盤以降、5マナ使えばアタック支援に使えるってのはいい後押しか。
交換される牛 Bartered Cow (3)(W) C クリーチャー・雄牛 3/3 〜が死亡するかあなたがこのカードを捨てた時、食物トークンを1つ生成する。 商取引用の牛。元ネタは「ジャックと豆の木」で、お話の始まりはジャックが親に牛を売ってこいと言われたのに、市場で妙な豆をつかまされて牛と交換してしまうところから始まる。ジャックはこれで魔法の豆を手に入れたわけだが、残念ながら我々がもらえるのは単なる食物トークンだ。流石にそれだけだと申し訳ないので、牛自体がそこそこの強さのクリーチャーとして設定されており、「死んだ時のちょいボーナスがある丘巨人」なら、リミテッドでもぼちぼちか。ただ食物トークンを活用するデッキの場合はなるべく早く食物トークンが欲しいことが多いので、こうしていちいち4マナ払ってからの取引が必要なカードはちょいと手間かもしれない。「取引」のフレーバーを出すためにディスカードからもトークンが出せるようになっているので白青・白赤ではルーターが活用できるが、そっちの色合いだと今度はそこまでして食物トークンが欲しいかといわれると微妙。食物シナジーは緑黒だからねぇ。 敬愛される王女 Beloved Princess (W) C クリーチャー・人間、貴族 1/1 絆魂 〜はパワー3以上のクリーチャーによってはブロックされない。 フラフラと危険な森の中に迷い込んでしまった世間知らずの王女様を描いたカード。こういう女はだいたい眠らされたり手篭めにされたりするものだが、案外「獣にバリバリと食べられてしまいました」みたいなことはないのが不思議なもの。どうやら物語の世界では悪役も空気を読むらしい。こちらの王女も、そうして空気を読んでくれる敵側によっては害されないという特殊能力を持つ。デカブツをスルーしてちまちまと絆魂で殴ることができれば、2点ずつのライフアドなので案外バカにできないって寸法だ。ただ、問題は「パワー3以上のクリーチャーしか入ってないデッキ」にこんなやつが挑みかかって何ができるかって話だ。かてて加えて「パワー3以上のクリーチャーしか入ってないデッキ」なんて世界に存在するのかという問題もある。おとなしくお城に引っ込んでた方がいいかもしれない。一応オーラとかでタフネス3に上げてやると強い……いや、強くはない。 魅力的な王子 Charming Prince (1)(W) R クリーチャー・人間、貴族 2/2 〜が戦場に出た時、次のうちから1つを選ぶ。 「占術2を行う」 「あなたは3点のライフを得る」 「対象の、あなたがオーナーである他のクリーチャーを追放する。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーをあなたのコントロール下で戦場に戻す」 いわゆるひとつの、おとぎ話の王子様。今回、人間の職業に「貴族(Noble)」というクリーチャータイプが新たに追加されており、この世界の人間に身分の差があることが明確に示されている。今後は、過去に登場したクリーチャーにもオラクルが出て様々なクリーチャーが貴族認定されることになるだろう。「セファリッドの貴族/Cephalid Aristocrat」とか。神河の「Samurai」との差が難しいところだけどな。身分としては似たようなものなのに、「永岩城の君主、今田」は貴族じゃなくてサムライなんだよなぁ。さておき、こちらの貴族は一応王子様を名乗ってはいるが、伝説じゃないのでそこまで特権階級でもない様子。能力としても「白熊+α」という穏当な仕上がりで、便利には違いないがそこまでレアキャラってほどでもない。おそらくキーになるのは最後の能力。これを活用して上2つのモードよりも強力なムーブができるなら、採用価値ありだろうか。まぁ、単に形を変えた「前兆語り」でも悪くはないのだけど。そのうちどっかの次元で「すべての貴族を追放する」みたいな革命的カードが登場しそうでなぁ。
忠誠の円環 The Circle of Loyalty (4)(W)(W) M 伝説のアーティファクト この呪文を唱えるためのコストは、あなたのコントロールする騎士1つにつき(1)少なくなる。 あなたのコントロールするクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。 あなたが伝説の呪文を唱えるたび、【騎士トークン】を1体生成する。 (3)(W)(T):【騎士トークン】を1体生成する。 騎士の力を借りて全軍を鼓舞するとんでもねぇ舞台装置。わざわざ伝説認定を受けているところをみるに、このエルドレインの次元を揺るがす大掛かりな装置なのだろう。まぁ、灯争大戦で散々次元を揺るがす装置を見せられたので「どうせ他の次元と繋がったりはしないんでしょ?」と舐めプしてしまいそうではあるが……無尽蔵の騎士製造ギミックは充分伝説級。伝説に反応するドミナリア的ギミックが導入されているので、PWデッキなんかだと誘発が多くてちょうどいいが、設置のためにはある程度の騎士クリーチャーも備えておきたい。そう考えるとアルイェールやアルヴァードとの共闘が見てみたかったところだが……。まぁ、この次元には伝説の騎士もそれなりにいるので、組み合わせてあげるといいと思うよ。円卓囲んで12人出てこなかったのは残念。
耳の痛い静寂 Deafening Silence (W) U エンチャント プレイヤーは、各ターンに2つ以上のクリーチャーでない呪文を唱えられない。 イラストの圧がすごい。これで「静寂」ってんだから笑うわ。「法の定め」の機能限定版で、クリーチャー呪文なら唱え放題だが、それ以外の邪悪な呪文はダメだよ、というクリーチャー好きを応援する1枚。コントロール系、ストーム系、続唱系、イゼット系にとにかく刺さる呪文で、わずか1マナなのでカウンターをすり抜けてさっさと設置してしまえるのは大きな強み。下の環境ならこれ1枚で完封できるようなデッキも数多くあるため、今後のサイドボード候補の1つになるんじゃなかろうか。レアじゃなくてアンコになってるのは「法の定め」に合わせたからなんだろうけど、こんなんリミテッドでいっぱい出られても困るな。 フェアリーの導母 Faerie Guidemother (W) C クリーチャー・フェアリー 1/1 飛行 &&& フェイの贈り物 (1)(W) ソーサリー・出来事 対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+1の修正を受けるとともに飛行を得る。 迷いしものを導く優しいフェアリー。フレーバー的にはシンデレラの魔法使いのイメージで、困っている主人公を導く妖精的な存在の具現化だ(私の馴染みのある言葉でいうならフェアリーゴッドマザーである)。まぁ、残念ながらコモン認定されたので1/1フライヤーというモブ感溢れる存在になってしまったが、登場前に誰かにちょっとだけ魔法の力を貸し与えることができるので悪くはない。これが3マナで「187でボーナスを与えるフライヤー」だとしたらそれなりに選択肢にはなるわけで、1マナで1ターン目に展開できるオプションがついたと考えれば自由度は高い。とりあえずこの名前からすると、やっぱり「フェイ」ってフェアリーの省略形ってことになるんかな。 羽ばたき狐 Flutterfox (1)(W) C クリーチャー・狐 2/2 あなたがアーティファクトかエンチャントをコントロールしている限り、〜は飛行を持つ。 狐が飛ぶのか……。しかもそう飛ぶのか……。どんな元ネタなんだろうとググってみたが、なんか良くわからんラノベとか日本昔ばなししかヒットしなかった。そういう童話があるんでしょうか。とりあえず白熊(狐)であり、さらに割と縛りのユルいボーナスの飛行もプレゼント。装備品などの場保ちの良いアーティファクトを1つ用意しておくと、序盤のアタックからさっさと飛ばせて良い感じ。 籠城の準備 Fortifying Provisions (2)(W) C エンチャント あなたのコントロールするクリーチャーは+0/+1の修正を受ける。 〜が戦場に出た時、食物トークンを1つ生成する。 なんか久しぶりな気がする、全軍のタフネスだけ上げてくれる系エンチャント。この手のカードの雛形と言えば4マナでタフネスが2上昇する「城壁」だが、ぶっちゃけこれが使われたという話はあんまり聞いたことがない。個人的にはむしろ緑の「蜘蛛糸の鎧」が実用レベルでプチヒットした印象があるので緑のカードっぽくもあるのだが。とにかくそんな懐かしいデザインに、今風をアピールするための食物トークンをトッピング。シナジーも何もないが、一応「避難所に逃げてきたら備蓄食料もあったよ」というフレーバー的なやつである。正直あまり優先度の高いカードではないのだが、今回これがコモンで出ちゃうというのがなんだかきな臭い。2枚3枚と重ねられた時のウザさは尋常ではなく、これにトークン戦術を絡められると、殴れるわけでもなく、かといって殴られるでもないという地獄のような持久戦に発展する。さて、制作側の狙いは一体なんなのか……。 ○「どろろ」 5 これも一応リメイクといえばリメイクなのだろうか。一応調べてみたら、アニメになったのが1969年……おいおい、ガチで半世紀前なのかよ……ここ最近のリメイクブームの中でも文句なしの最古アニメと言える。まぁ、ここまできちゃうとリメイクっていうか新作な気もするが……。 そんな古い古い作品。そして私は原作未読。こういう作品ってなかなか現代の若者(?)が触れるタイミング無いよね。私の中で「どろろ」といえば「ヤングブラックジャック」に出てきた百樹丸雄先生のことを指すのである。現代を舞台にした医療アニメでの「百鬼丸」は常軌を逸した存在だったが、こちらもどうして……いや、よくアニメ化に踏み切ったものだ。 制作プロデュースをツインエンジンが務めており、実際の制作はMAPPA。1話目の映像クオリティはなかなかのもので、さすがに半端な覚悟では挑んでいないのだろうな、ということが見て取れる。今後も色々と描写を考えなければいけないシーンは出てくるのだろうが、是非とも恐れずに進んで欲しいものだ。別に表現は自由なのだからこういう作品を制作するのも後ろ暗いところはないはずなのだが、それでも「すごいな」と思ってしまうあたり、むしろ現代のメディアの問題に毒されている感はあるのだけどね。 アクションの見せ方も悪くないし、映像も綺麗。あとはどれだけ真に迫ってこの作品世界のどす黒い印象を描けるか。渋い作品であることは間違いないので、わざわざ現代によみがえらせた意義が見いだせる作品作りにチャレンジして欲しいところである。
○「ぱすてるメモリーズ」 4 10年以上前のギャルゲかエロゲあたりのアニメ化なのかと思ってしまうタイトルだが、なんとまぁ、最近のソシャゲのアニメ化だった。このネーミングセンスはどうしたものか。 「森永千才の新たな人外ヒストリー」としての存在意義が一番大きいと思いますね。なんか、前クールの某アニメのせいで変な声のマスコットが空を飛んでいると「どうせ淫語だらけのド変態キャラなんだろ?!」と訝しんでしまうが、そんなものは世の中にほとんどいないので安心して大丈夫だ。ただ、そうして安心してしまうと、「じゃぁ、このアニメは何を刺激に見ればいいのだろう」と不安になってしまう。どうにもつかみどころのないスタートである。 考えてみりゃ「アキバを舞台にしたオタク関連の文化を題材にしたアニメ」って、全盛期はそれこそ山のように作られていたが、最近は数が減ってなんだか久しぶりな気がする(シュタゲゼロはカウントしないとして)。それだけにどこか懐かしさもあるのだが、そんなアキバを舞台にしながら「アニメや漫画文化が突然衰退してしまったパラレル日本」という変化球の設定。1話目を追いながら「いや、突然出版社がおかしくなったとして、そんな急激に街中からメディアがなくなったりしないやろ」「ネット文化は変わらずあるんだから、むしろ電子媒体の方が元気なのでは?」「衰退したとか言ってる割に、背景にやたらめったら他作品の宣伝がちらついてるな?」などの疑問が噴出。「設定が適当すぎてついていけないアニメなのでは」と悶々としていると、ラストのどんでん返しで「まぁ、この世界はエイリアン的なものに侵略を受けているトンデモワールドなんですけどね」というネタばらしが待っているわけだ。 トリッキーな構成にしていたのはサプライズを狙ってのことだろうが、宙ぶらりんでもやもやしていた時間の疎外感の方が大きいのが実情。最後に世界観をひっくり返されたところで、「なるほど! そういうことか!」とはならず「うん? またわけのわからない設定が出てきたやんけ。今までの女の子が日常風景を駆け回る頑張り展開はなんだったんや」という肩透かしである。まー、まだ全容も明らかになっていないので次回以降に持ち越している要素が多いのだが……1話目の掴みとしてはあんまり成功したとは言えないのではないかしら。 ソシャゲアニメにお約束の「1話目で大量のキャラが出てくるから誰が誰だかわからん現象」は回避しようがないし、キャラデザも全体的にもっさりしていてあんまり可愛いとは思えない。いかにもソシャゲらしく分かりやすい雑なキャラ設定も1話目での掴みにはなりにくいのである。まぁ、各々の掘り下げは2話目以降ということになるのだろうし、せっかちにならずに見守っていくしかないだろう。しかし、今回題材になっていた漫画はどこをどうみてもごちうさだったわけだが、2話目はごちうさワールドに入ってバトルする展開になるのだろうか? アナザーごちうさを倒してごちうさウォッチを手に入れるジオウみたいな展開になったら胸熱なのだが。祝え、新たな王の誕生を。
1月5日 ドラフト模様(GRN×3) ピック順 【Alessi】→【Mei】→【Tanaka】→【Thraxi】→【Serra】→【Chrolony】→【Sangriter】
あけましておめでとうございます。新年ドラフト一発目。そして現環境のドラフトとしてはすでに終了までのカウントダウン。改めて確認しておくと、「ラヴニカの献身」の発売は1/25、つまり3週間後ですね。そしてプレリリースはその前の週、普通はフルスポイラは一週間前には出るので……あれ? もしかしてもうすぐフルスポ? まだ半分もカード出てないよ? 俺、きつくない? さておき、今回は昔懐かしい夜中の11時開始という変則日程。これまでの長い長いドラフト史の中で昼スタートになったのなんて割と最近のはずなのに、「こんな時間にドラフトするもんじゃない」とおねむのお年寄りがたくさん。そして直前まで公式大会に参加していておねむの若者も約1名。やっぱりこの時間は問題あるんだろうな……。 次回は普通の日程で開催予定ですが、今回、遠方からきてくれた某奴が「いっそ日曜の朝にやってくれたら参加できる」との意見を表明していましたので、今週の会合でそのあたりの日程調整については少し話し合ってみたいと思います(今週はいつも通りの日程です)。これでもし早朝ドラフトとかいうビジョンが現実になったら……おい、完全にお年寄りの生活サイクルやぞ。
<以下、内容のネタバレなど含みますので、未視聴注意>
○「上野さんは不器用」 6 15分枠な上に割と低コストアニメだからわざわざ記事立てなくてもいいんだけど、妙に気に入ったので。最近は割と15分アニメも記事立ててる気がするな。単にこのジャンルの本数が増えてきてるからかな(流石に5分アニメは個別記事を立ててませんが、前期から放送している「おこしやすちとせちゃん」は好きです)。 原作はちょっと既読。例によって漫画喫茶でいろんな漫画を1巻ずつつまみ食いしてた時に読んだ(多分)。これは確か「割と面白いやん」と思ったけど他のものの間に挟まってたので2巻まで行かずにそのまま忘れてしまったんだと思う。こういう1話完結の作品だと途中でやめても気にならないからつまみ食いの間に忘れてしまうのが難である。まぁ、それでも別にいいや、って思えるくらいの重要度ではあるのだが。ショートギャグなんて大体そんなもんだわな。ギャグ漫画ってやっぱり読む時にも体力使うので、一気に読みたいタイプの作品って案外少ないのよな(単に歳をとっただけだよおじいちゃん)。 さておき、そんな「ちょっとだけ覚えてた漫画」のアニメ化だが、映像部分は何か注目するような部分があるわけではない。制作スタジオの「レスプリ」ってところは聞いたことがなかったけど、制作協力にギャザリングの名前があることからもいわゆるショートアニメ担当のCG制作スタジオなんだろうということは想像がつく。念のために企業HP見に行ったら「弱酸性ミリオンアーサー」作ってるのもここみたいだ。いや、だからなんやねん。 まぁ、特にびっくりするような作品でもないのだが、原作絵のちょっとカクついた個性的なイラストレーションをうまいことアニメに落とし込んでいて、動画枚数を減らした省エネ作画も相まって、やる気のなさそうなところも味わいになっているのは狙っているのかラッキーなのか。とりあえず全精力を注いでメインヒロイン・上野さんが可愛くなれば何の問題もないわけで、まさに適材適所の配置と言える。これくらいの肩肘張らないアニメで15分ってのは今後の平和なアニメライフにもっと存在してもいい気がしますね。5分だとわざわざ見る気にならないっていうレベルの作品も、15分なら一応存在感が出るし、ちゃんと「アニメ見たな」って満足感も得られるし。「ガイコツ書店員本田さん」もそんな感じだったなぁ。 んで、なんでそんなちょっとした箸休めみたいなアニメの評価が微妙に高いかというと、そりゃもう中の人のおかげである。芹澤優フィーバーである。セリコは容赦無くアイドルとしての売り出しをしているおかげでそっちばかりが目立つが、登場時から異様な存在感を放つ役者としても実に個性的。「魔法少女サイト」のときのにじみんなんかも最高だったが、今作では地声にちょっとトゲトゲした汚さみたいなものが出る上野さんの厄介な愛らしさが新境地。叫び声が本当に汚いんだけど、「どっから声出てんだよ」みたいな素っ頓狂な発声が楽しい。ほぼキャラの掛け合いだけで持っていくような作品なので、このセリコの仕事ぶりが本当に大きいのである。今後もしばらくはこの15分のマジカル芹澤アワーが繰り広げられるのが楽しみ。相手してるのが影山灯なんだなぁ。この子もなかなかつかみどころがないなぁ。
○「W‘z(ウィズ)」 4 ハンドシェイカー……だとッ?! えぇ……覚えてねぇよ……。なんで突然蘇るんだよ……必死に記憶を呼び覚まそうとしたら、思い出せたのが「確かぴかしゃが思いっきりネタキャラで喘ぎ声あげてた」ってことくらいだよ。 確認したら「ハンドシェイカー」は2年前の作品。思ったよりも最近だったのがまた驚きだが、2年という歳月は人が思い入れのないアニメを忘れるのには充分な時間である。幸か不幸か、1話目を観たことでなんとなく当時の記憶は蘇ってきたけども。戻ってきた記憶を頼りに、おそらくあの時のと同じことをもう1回書くことになるのだけど、やはりGoHands作品のCGは非常にクセが強い。そして、個人的にはあまり有用な使い方ではないと感じている。一番の問題は「視線が散りやすい」という部分だ。入念な描き込みやド派手なアクションについては相当な労力が費やされているのは間違いなかろうし、一朝一夕で生み出せるものではないので技術としては尊敬に値するが、それがアニメーションを描く上で必要なものであるのか、もしくは有用なものであるのかと言われると疑問である。独特の青みがかった色彩の影響もあり、中心で動くべきキャラが背景やその他のオブジェクトに埋没してしまうのだ。手が込んでいても、結局見せたいものを見せられる映像になっていなければ意味がない。本作の映像は、なんだか非常にもったいないのである。 2年経ってもその傾向に変化はなく、相変わらず「あまりにうるさくて何が描かれてるかよくわからない」という状態が頭を悩ませる。ただ、1つ面白かったのは、この数年で現実世界の方が変化していることが今作の映像に影響を与えている気がするという部分。キャラがあの空間(なんか名前ついてたっけ?)を発動した後の荒唐無稽の謎空間。一昔前ならあれは本当に「わけのわからない虚構世界」の表現になっていたわけだが、現代の技術をもってすれば、あの世界に近いものを生み出すことが可能になっている。プロジェクションマッピングだ。なんだか、あの世界は現実のプロジェクションマッピングに非常に近い印象がある。背景の街並みなどがほぼ現実そっくりにトレスされていることもあり、本作はますます「アニメっぽさ」から乖離して「バーチャルリアリティの中にいかにもアニメっぽいキャラが飛び回る」という異様さが強調されているのである。これが制作側の狙いなのかどうかはよく分からないが……。まぁ、独特であるのは間違いないので、もしかしたら改めて「今だからできる」新しい表現がここから生み出されることもあるかもしれません。 映像部分の話ばかりで中身の話に全然触れてないけど……覚えてないからなぁ。男の子と女の子が手を繋ぐ話だったはずだが、今回は野郎どうしのカップルも、女の子どうしのカップルも出てきているところが新機軸(?)なのかな。キャストは良いのでそこは楽しみですね。メインヒロインがあんまり可愛く見えないのが難だけど。ちなみに、前作との繋がりがどれくらいあるのかなぁ、って思って公式サイトのキャラ表を確認しに行ったんですが、どうやら主人公の父親がCV福山潤、母親のCVがぴかしゃみたいなんですよね……え? この主人公ってあのSMプレイカップルの子供なの!? 世界観大丈夫?
○「不機嫌なモノノケ庵 續」 5 1期は16年の夏クール、2年半のブランクを経ての2期目ということになる。あんまり本気で見ていなかった作品なので思い出すような何かがあるわけでも無いのだが、特に悪感情を抱いた記憶もなく、「おっ、帰ってきたな」くらいの感じである。 制作スタジオは続投しているが、ブランクが長かったせいか、監督を含めてスタッフはちょいちょい変更している様子。特に監督はあのイツローカワサキになっているので……うーん。まぁ、キャラデザも変わってるらしいけど(前作をあんまり覚えてないせいで)大した違和感もないし、前作同様になんとなくのお付き合いで問題なさそうだ。しょっぱなから話が途中で終わって1話完結じゃなくなってたのはちょっと「えっ」て思ったけど、まぁ、ここから見始める人なんていないだろうから問題ないんだろうね。 なお、毛玉は今期もちゃんとかわいい。ベルゼブブさんの家に大量にいそう。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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