最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「Caligula-カリギュラ-」 4 能登麻美子だと思っていた母親のCVが一夜で川澄綾子に変わってしまっただって?! つまりな、お前のかーちゃん大沢事務所だ。 まぁそんなことはどうでもいいのだが、だったら「どうでもよくない部分」はどこなんだよ、っていう作品。ぶっちゃけ、1話目では何が何だかさっぱりわからない。調べてみるとどうやら原作はゲームのようだが、この取りつく島もないような脚本進行は「カオスチャイルド」とか「オカルティックナイン」みたいな系統を思い起こさせるものだ。どういうゲームなのかはネタバレが怖いので確認してないけど、だいたい間違ってない気がするぞ。 シナリオ面では何が起こってるかさっぱり分からないが、どうやら今まで平凡だと思ってきた世界はかりそめのものだったようで、次週からは「本当の姿」が見えてくる展開になるんだろうか。だとするなら、事前に確認すべきは主人公の人となりくらいか。他のサブキャラたちはどこまでその存在が実証されているかも怪しいのだから、本当に「主人公の紹介」くらいの意味しかない1話である。そして、その主人公がちょっと怪しげなのであまり第一印象はよくない。「怪しげ」ってのは別に「胡散臭い」という性格的な問題ではなく、キャラとしての立て方が正しいか微妙、という話である。冒頭からいきなりペダンティックな会話から入ろうとしたり、身内から「教授」呼ばわりされていたり、古書店にアリストテレスを発注してみたり、典型的な「お利口さん」キャラだということを見せたいのだろうが、毎度のことながら「頭のいいキャラ」を描くのは非常に難しいのである。今回だって、電車の中で堂々と心理学の本見せびらかし、女の子に「ははは、僕は心理学の話に興味があってね」とか言ってる時点で胡散臭さ満点だ。その割にはなぜかジョハリの窓の話を今更やってみたり、そこで話が終わって「それは何に用いられる理論なのか」みたいなところに話が進まなかったり、どうも「頭良さげに振る舞いたい中二」みたいにしか見えない。その後の視野狭窄の話だって、それって生物の環境学習の話であって、人間の先入観の話とはまた別物。心理学じゃなくて生物学である。なんでそんな話をラーメンデブに持ち出したのかも意味がわからんし、連れ合いも連れ合いで「お前は考えすぎなんだよ」とか言ってるけど、別にそいつ何も考えてないぞ。単に仕入れた知識を無理やりでもどこかで披露したいだけのやつだ。あんまり友達にしたくないっていう部分だけは正しいけども。 そんなわけで、主人公の発言が出だしから痛々しいのは純粋にマイナスだし、このキャラが次週から「俺、頭いいから」みたいな行動に出はじめたら完全にキャラ造形は失敗だ。この後でテンパり芸を見せてくれるなら今回の導入で正しかったということになるけども。ただ、問題なのはこの主人公だけでなくてトンチンカンな受け答えをした友達連中のキャラにまで及んでるってことなんだよな……なんであれだけおおっぴらにタイトルを見せていた本を読んでる人間に正面から近づいて「何読んでるの?」なんて聞くヒロインなのだろう。見えてるやろ。 まぁ、あんまり細かいところにこだわってもしょうがないが……ぶっ飛んで予想もつかない展開になることを祈っています。 PR ○「ゴールデンカムイ」 5 わぁい、ゆるキャンの第2部だぁ(錯乱)。オオカミもチクワも大して変わんないよね。 原作はなんとなく既読だから知ってる作品。熱心な読者ではないが、周りにやたら大好きおじさんが多いので、数年前に既刊だったところまでは一気にコミックで読んだ。その後週刊でいちいち追いかけてないので今どうなってるかはさっぱり知らんのだが、まぁ、アニメ化にこぎつけたってことはボチボチうまくやっているということなのだろう。ごった煮の雰囲気はあるものの、確かに面白い漫画だったのは間違いない。 本作の魅力は、最終的にはクッソ下世話なギャグとかにも落ち着きそうだが、やはり前例のないテーマ設定が掴みとしては重要。過去に「熊と戦う」だけの漫画なら存在していたかもしれないが、それにガチアイヌヒストリーが絡んだり、アイヌ文化教本になってみたり、当時の日本軍のドロドロした策謀と絡めてみたり、クッソ汚いホモネタと絡めてみたり、全体像が混沌としているのが不可思議な魅力になっている。アニメ1話目を見ても分かる通りに、やってることは相当エグいにも関わらず、杉本もアシリパさん(面倒なので表記は正確に書かないよ)も眉一つ動かさずにそれをやってしまうせいでエグみが緩和され、時にはギャグにして笑い飛ばしてしまう豪快さを持っている。考えてみれば、こんだけカオスなのに男の子が好きな要素はてんこ盛りなんだよな。 そんなカオスで「アニメ化不可能」とうそぶかれていた作品の満を辞してのアニメ化。1話目は「これくらいのクオリティでやるよ」というのが分かりやすい顔見せ回になっており、獣2頭がCG処理なのは笑ってしまったが、まぁ、ジェノスタジオのモーションなのでそこまでおかしなところもなく、すんなり入っていける導入になっている。アシリパさんがとても賢く、可愛らしく見えるので、きっとこの後もたいそうスマートなご活躍をなされるんだろう、みたいな期待感がある(期待感だけはある)。あとはまぁ、テレビ放送でどれだけ無茶なネタに切り込んでいけるかだよな。場所によっては色々と問題になりそうな要素も多いのは間違いないが……これくらいのネタは大らかに笑って許せる国であることを望む。
○「蒼天の拳 REGENESIS」 4 ヤクザもんが出てくるときの檜山率の高さは異常。広島県民の面目躍如よなぁ。 「北斗の拳」関係の久しぶりの新作。最近のアニメだと(「DD」「イチゴ味」を別にすると)、これの前シリーズに当たる「蒼天の拳」が2007年、「ラオウ外伝」が2008年放送らしい。「蒼天の拳」については手元のデータを漁ったら新番チェックは見つかったが最後まで見た形跡がなかったので力尽きた様子。そしてなぜか「ラオウ外伝」は割と好きだった。まぁ、そのくらいのレベルの北斗視聴者である。特に原作に思い入れがあるほどでもないんだ。 そんな人間からすると……ポリゴンピクチュアズなぁ……。毎回のことなんだけども、シドニアが始まったとき「うわ、違和感あるわ」→シドニア視聴後「もう慣れた」→亜人始まったとき「うわ、違和感あるわ」→亜人視聴後「もう慣れた」→今回「うわ、違和感あるわ」という無限ループである。ただ、SF作品だったシドニアがこの造形とある程度親和性があることはわかるし、亜人もIBMの演出を中心にいくらか現実離れしていても問題なかったのだが、基本的に肉体言語で語らなきゃいけない今作の場合はCG作画に馴染むことができるのかどうか。ミルパンセによる「ベルセルク」の時と同じ違和感なので、払拭するのはちょっと大変そうだ。 あとはまぁ、ストーリーを順次追っていくだけの作業だが……これ、面白いか? まぁ雑魚役の人たちがいかにあべししていくかにこだわってるのは分かるし、暑苦しい男どもを暑苦しく描こうとしていることも分かるのだが、基本的に全員暑苦しいので1話目時点ではあんまり差別化できてないんだよな。キャストが濃いので識別は容易だが、「子安声のごついの」とか「置鮎声のごついの」っていう認識以外には特に無いんだよな。やっぱり前シリーズの記憶がないと厳しいのかなぁ。あと致命的に女の子が可愛くないのが難点だ。正直、怖い。原作絵に近い造形にはなってるのだろうが……。 <青> 拘引者の忠告 Arrester’s Admonition (2)(U) C インスタント 対象のクリーチャーをそのオーナーの手札に戻す。 附則ーカードを1枚引く。 このセットの基本バウンス。「粉砕する潮流」の亜種みたいなイメージで、アドバンテージとインスタントの利便性を両立させるのはなかなか難しいということがこれでわかるはずだ。「排撃」は本当にダメな呪文だったということである。この2択は実に悩ましく、やはり相手の攻撃時、特にコンバットトリックをすかしたりオーラを外すためのバウンスはインスタントの方が強い。しかし、押せ押せで展開しているなら自分のターンに攻撃のルートをおし拡げるために使えばアドバンテージロスが防げるのだ。こうしてみると、結局インスタントで使う場合も最低限アド損をなくす動きになっているのだから、「どっちのモードで使ってもお得」というのはやはり偉いのだろう。今後のリミテッドの基盤を成すトリックの1つである。 水底の生術師 Benthic Biomancer (U) R クリーチャー・マーフォーク、ウィザード、ミュータント 1/1 (1)(U):順応1を行う。 〜の上に+1/+1カウンターが1つ以上置かれるたび、カードを1枚引き、その後手札を1枚捨てる。 ぱっと見「地味なレアやな」と思った1枚。1マナのくせに小器用なのは事実だが、基本的に順応は1回使って終わりなわけで、2マナ払って2/2になってルーター1回ってそこまですごくないやん、というのが正直な感想。だが、公式記事にその答えが書いてあった。なるほど、確かにイクサランマーフォークの特性ってカウンター置きまくることでしたね。次元を超えた同胞たちが集まれば、このマーフォークのうえにバカバカカウンターを載せることでぐるぐるルーターを起動できる。そうした使い道があるのであれば、確かにレアに近い活躍もできるのかもしれない。まぁ、普通のルーターでええやんけ、って話ではあるのだが。いまとなっちゃぁタップ1つで起動できるルーターなんてほんとに高嶺の花よ。 冷気をもたらす者 Chillbringer (4)(U) C クリーチャー・エレメンタル 3/3 飛行 〜が戦場に出た時、対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーをタップする。それは、そのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。 一目でそれとわかる高得点コモン。永遠のエースである5マナ3/3フライヤーというステータスに、なんと「霜のオオヤマネコ」などで活躍した氷漬け機能までセットに。リミテッドならこれを複数枚連打するだけでもグッと勝ちに近づけるだろう。「霧から見張るもの」というこれまた破格のクリーチャーの後釜なのでハードルが上がっていた部門だが、見事に期待に応えた1枚である。なお、これをさらに容赦無く豪華にしたものが「地下牢の霊」だ。レアリティとはかくも恐ろしいものなのだ。 精神純化 Clear the Mind (2)(U) C ソーサリー 対象のプレイヤーは、自分の墓地をライブラリに加えて切り直す。 カードを1枚引く。 ??? ライブラリ修復呪文であり、一応これまでのカードと対比すると「過去に学ぶ」のソーサリー版、もしくは「追憶」の上位種といえるが……気になるのは、これらの先輩カードは全てアンコモンだったという部分だ。そりゃそうだろう。ライブラリ修復なんてニッチな効果、コモンでガンガン出てこられても嬉しくないので、普通はもうちょっと枚数が少なくなるようにするもんだ。それがなぜか今回はコモン。一応キャントリップなのでメインで入れる案も無くはないが……いやぁ、ないだろうなぁ。別に環境にゴルガリがいるわけじゃねぇしなぁ。一応、オルゾフ・アゾリウスがらみの試合で互いのライブラリ勝負になるグダグダ展開が起こったら決め技(?)にはなるが……コモンで必要かこれ? なんでこんなに訝しんでいるかというと、今回は「遅れてきたディミーア」とでもいうべきライブラリ破壊ギミックが最低限用意されており、すでに私はデッキプランを練り始めている段階だからである。こんなもん、コモンで作るんじゃねぇよ。クソが。 制動規範 Code of Constraint (2)(U) U インスタント 対象のクリーチャーはターン終了時まで−4/−0の修正を受ける。 カードを1枚引く。 附則ーそのクリーチャーをタップし、それはそのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。 イラストで戦っているのはどう見ても甲殻類。シミックさんは街に迷惑かけすぎじゃないですかね? さておき、毎度おなじみ(そして毎度無視される)パワー低減呪文の新作。そこで、なんと今回はパワー低減効果と氷漬け効果の抱き合わせ販売というこすい手でセールスすることになった。ソーサリーではあるが、相手クリーチャーを制御できるキャントリップ呪文ということは「悪寒」に近い使い心地。まぁ、この手の呪文はインスタントで相手のターンに使えないと効果が半減してしまうのだが、攻めの選択肢が増えたことで運用幅は大きく広がり、リミテッドでは採用しやすい1枚になった。でもこれ、「悪寒」の方が強い気がするんだけど……。 珊瑚の猛士 Coral Commando (2)(U) C クリーチャー・マーフォーク、戦士 3/2 バニラの歴史がまた1つ。これまで、青の3マナバニラといえば2/3か1/4がお約束。他の色に気を使って、常にタフネスに偏らせてきた。今回はそんな歴史と伝統を破り、ついに初の3/2バニラを実現。飛行が絡まないクリーチャーで、「デメリットなし」「パワー3以上」「コモン」の条件を満たした史上初のクリーチャーなのだ。これはおそらく緑のシミックと連絡を密にした成果なのだろう。やったぜ青、万歳マーフォーク。まぁ、「囁く工作員」に勝てる要素がほぼ無い気がするけど……頑張れ青単、やっちゃえマーフォーク。
本質の把捉 Essence Capture (U)(U) U インスタント 対象のクリーチャー・呪文を打ち消す。最大1体までの、対象のあなたのコントロールするクリーチャーに+1/+1カウンターを1つおく。 優良基本カウンターである「本質の散乱」に「戦闘の成長」をトッピングしたシミック的なアップグレードカウンター。アップグレードしているのだから「詐取」のようにコストアップするのが普通なのだが、なんとこちらは2マナのままでの品質向上に成功。最近のカウンターの中でもかなりの優良株だ。もちろん難点もいくつかある。生み出されたのがこのラヴニカ世界であるから、純正シミックデッキがこれを撃とうと思うと緑のダブルシンボルとの共存が難しくなるし、1、2ターン目にギルド門を置かなきゃいけないデッキなんかでは序盤の運用も難しい。そもそも序盤に運用してもカウンターを置きたい対象がいなかったら単なるカウンターである(ややこしいな)。順応能力を持つクリーチャーに乗っけてしまうとそれ以上の順応が見込めないなんて贅沢な悩みもあるだろう。でもまぁ、これって全部「あればもっと嬉しい」だけであって、やっぱりどこをどう見ても「本質の散乱」は強いので問題なしです。まぁ、やっぱりクリーチャーがいた方が強いのは事実なので、できれば先手が2、3ターン目に先行してから構えたいところだけど。やっぱりシミックが狙いたい方向性ってクロックパーミなのかしらね。
一面の視線 Eyes Everywhere (2)(U) U エンチャント あなたのアップキープの開始時に占術1を行う。 (5)(U):〜と対象の土地でないパーマネントのコントロールを交換する。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。 壁に耳あり障子に目ありとは申しますが、ラヴニカではそんなもんじゃない。「どこにでも目」である。ディミーアって怖いよね。で、そんな大量の目があると何が起こるかっていうと、「毎ターン占術」。あれ、大したことないな。いや、強いことは強いんだが、3マナエンチャントならそんなものか、という効果である。そこで切り札、なんとこのカードの「目」は相手クリーチャーの脳内にも侵入するらしく、いざとなったら相手のハートも鷲掴み。カードをそのままパクってしまえる。ただ、そうした場合には毎ターン占術装置が相手の手に渡るし、相手が島を持っていれば同じように6マナ払えば取り返すことも可能。昔懐かしの「強欲のトーテム像」と同じ効果である。当然、青をやっている人間のベストムーブは交換した後にこのカードをバウンスしてしまう無限パクりモード。ただ、起動がソーサリータイミングなのでなかなか相手の隙をつくのが難しく、もしかしたら互いに6マナを捧げ合う泥仕合になってしまうかもしれない。まぁ、それで時間が引き伸ばせるなら悪い話でもないだろうが。 フェアリーの決闘者 Faerie Duelist (1)(U) C クリーチャー・フェアリー、ならず者 1/2 飛行 瞬速 〜が戦場に出た時、対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーはターン終了時まで−2/−0の修正を受ける。 ギャグにしか見えない小さな決闘者。フレーバーにフェアリーが怒りやすいって書いてあるけど、ラヴニカフェアリーってそういう存在なのか。おっきいのも小さいのも共存している次元なので、こういう小さい連中がどんな生活してるのかは気になりますね。とりあえず、このカードを見る限りでは「ちっちゃくてウザい」という感じなのかしら。2マナで瞬速持ちのフェアリーというとその勢いで呪文を打ち消してくれそうな雰囲気があるが、そんなカードを印刷すると各方面から怒られまくるので、今回はちょっとしたトリックを提供するにとどまった。「パワー低減呪文」はあまり人気がないが、それが飛行クリーチャーとセットならどうだ、というチャレンジ。もう、抱き合わせしか売り方が無いジャンルなんだろうか。とりあえずクリーチャーとして及第点なので、そこにおまけがついたのなら運用感はそこそこ。アゾリウス的フライヤー文脈で隙間があればデッキインできるだろう。まぁ、こんなんばっかり入れててもすぐに息切れしてしまいそうではあるが。 門道の密行者 Gateway Sneak (2)(U) U クリーチャー・ヴィダルケン、ならず者 1/3 門があなたのコントロール下で戦場に出るたび、〜はこのターンブロックされない。 〜がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、カードを1枚引く。 門応援団の1人にして、「知恵の蛇」の正当後継。やっぱりステータスが1/3だとそれっぽくなるな。そして、現代社会は単なる蛇能力だけでは生きていけない。門を利用したアンブロッカブルにより、確実なアドバンテージを広げるのだ。まぁ、まとめると門を置いたターンにカードが引ける効果なので、だいたい「ギルド会談」(の片方の能力)だと思えばいいだろう。そう考えると、今回も無事に門デッキのアドバンテージ源が確保できたわけだ。なんだか前回よりもますます門関係のカードが増えた。さぁ、ギルドなんか無視してかかってこいよ! 大ムンクルス Humongulus (4)(U) C クリーチャー・ホムンクルス 2/5 呪禁 シンプルなコモン戦力。青なのでパワーに乏しいが高タフネスで圧倒的な防御性能を誇る。「賽銭ガニ」が1マナの追加で呪禁を手に入れたと考えれば、そのしぶとさはかなりのものだ。まぁ、「冷水カミツキガメ」と比較すると1マナの差でパワーが2も下がっているわけだが……。普通は呪禁といえば「よし、これにオーラを貼って殴れば!」とか考えるものだが、ここまで偏ったステータスだと、開き直って完全ブロッカー要員と考えるべきだろう。5マナともなるとなかなか枚数を割くわけにもいかないのが悩ましいが、2枚くらい入れておけば相手の心を折るのには充分じゃなかろうか。ちなみにこのカード自体は謎のむきむきホムンクルスを描いたものだが、フレイバーにはフブルスプ君の名前も出てきている。この街で彼を探すのは超大変とのことだが、まさかこのムキムキがフブルスプ君の変わり果てた姿ってわけじゃないよね? 集団強制 Mass Manipulation (X)(X)(U)(U)(U)(U) R ソーサリー X体の対象のクリーチャーやプレインズウォーカーのコントロールを得る。 雑。なんかもう、雑。圧倒的コントロール奪取呪文の完成形と言ったところだろうか。青のお家芸であるコントロール奪取だが、単体でもクソ強いので一気にまとめて強奪なんて呪文は過去に例を見ない(一応「露骨な窃盗」みたいな例はあるが、1対1で意味を持つ効果はレアな気がする)。クリーチャー単体のコントロールを奪う平均コストは5マナ(「精神の制御」)、パーマネントタイプを拡大すれば6マナ(「押収」)というのがこれまでの基本コストであり、しかもこれらの先達は大体がオーラ。破壊されると取り返されるリスクを孕んでいた。今回はクリーチャーとPWが選べて1体6マナ、後腐れなし。さらに拡大モードの選択も可能ときている。アホみたいなコストに見えるが、実は案外堅実な方向にぶっ壊れているのである。6マナで1体が基本だが、8マナ2体までならそこそこ現実的な範囲。統率者戦みたいなフォーマットなら3体4体と片っ端からかっぱらう挙動も可能になってくるだろう。となると悩ましいのはやはりこの色拘束か。これだけ青が重いコストは、ラヴニカ全盛で色が広がる前提の世界ではやや厳しいが……青単……ねぇ……。今の青単って速いデッキだからニーズはなさそうなんだよな。コントロールな青単が出てくるチャンスはあるだろうか。 幻惑する水底種 Mesmerizing Benthid (3)(U)(U) M クリーチャー・タコ 4/5 〜が戦場に出た時、0/2で「このクリーチャーがクリーチャーをブロックするたび、それはそのコントローラーの次のアンタップステップにアンタップしない」を持つ青のイリュージョン・クリーチャー・トークンを2体生成する。 〜はあなたがイリュージョンをコントロールしている限り呪禁を持つ。 伝説のタコ。青はこうしてたまにマイナーな海洋生物を神話認定してくるから油断できない。ちなみにレジェンドでもなんでもないので複数展開も可能だが、海もないラヴニカのどこにこんなもんが眠っていたのかは謎である。まぁ、どうせシミックがどこかで飼育してたんやろな。イラストをみてわかる通り、実に子沢山なタコのお母さん。面白いのは、生まれてきたばかりのタコの幼生はまだタコじゃなくてイリュージョン扱い。この子タコもすでにタコらしいいやらしさを持っており、ブロッカーとしてはなかなかのやり手。合計ステータスは5マナ4/9と尋常ならざる数字を叩き出し、愚直な戦闘しかできない相手はこれ1体で相当な時間を費やす必要があるだろう。上述の通りに複数体並べることも可能で、その場合には子タコの数も増えるので親ダコの呪禁をひっぺがすのが大変である。ちなみに、親の呪禁は子タコじゃなくてイリュージョンさえいればいいので、せっかくだから現在のスタンで使えるイリュージョンを調べてみたら「ナルコメーバ」だけだった。タコっていうよりクラゲだ。
しつこい請願者 Persistent Petitioners (1)(U) C クリーチャー・人間、アドバイザー 1/3 (1)(T):対象のプレイヤーは、自分のライブラリのトップを墓地に置く。 あなたのコントロールするアンタップ状態のアドバイザーを4体タップする:対象のプレイヤーは、自分のライブラリを上から12枚墓地に置く。 〜という名前のカードはデッキに何枚入れてもよい。 ダッ、だまされないんだからね! そ、そんな顔してこっち見ても、騙されないんだからね!!!! ……え? 何これ?いやー、弱いなー、ダメだなー、こんなの頑張って集めてもデッキになるわけないなー。そうだろみんな? やめとけよ、ピックの無駄だろ? 真面目に勝つ方法考えた方がいいに決まってるよ。ほら、流そう? ね? 開けたパックから出てきても全部流そう? 面倒なことは全部俺がやってあげるからさ(なお、コモンとはいえ同じカードが4枚以上集まることはドラフトにおいてもほとんど無いという悲しい事実を私は記憶からデリートしている)。これ、構築だと……どうなるんだろう……無理か? やっぱ無理か?
○「デビルズライン」 5 そこで終わるんかーい。うぅむ、このままでは欲求不満な終わり方に……いや、なんの欲求かはしらんが。 タイトルからは分かりにくかったが「デビル=鬼→吸血鬼」ってことで、割とスタンダードな吸血鬼モノのようだ。演出の方向性なんかを見てるとやたら「東京喰種」とかぶるような印象もあるのだが、この手の作品でくっきり違いを出す方向性なんてなかなか無いし、しょうがないわな。ちなみに制作会社と監督が「サーヴァンプ」と同じらしいので、そっちとの接続もあるといえばある。残念ながら「サーヴァンプ」の記憶がほとんどないけども。 オーソドックスなので何を拠り所にして今後視聴を続けるかと問われると難しいところではあるが、1話目の印象は決して悪くない。冒頭ではグッチャグッチャと暴れまわるスプラッタなバトルシーンがあり、正直そっち方向での頑張りはあんまり望んでないのだが、一応雰囲気づくりのためにはそっち方向で画作りできるということを示しておく必要はあるだろう。その後も、「都会の闇に紛れてひっそりと息づく吸血鬼」っていうモチーフが薄気味悪く描かれているし、プロット自体も軽めのどんでん返しを意識したものになっていて、1つのエピソードとしての見どころは分かりやすかった。まぁ、それだけにあのラストの引きはびっくりしたわけだが……あのままだとメインヒロイン死ぬんじゃなかろうか。いや、死なないのはわかってるけども。 あとは今後どちらの方向に伸びていくかっていう話になるのかなぁ。バトルものか、サスペンスものか、ラブものか、はたまたミステリなのか。なんぼでもやれることはありそうだし、掲載誌がモーニングっていうのも判断材料にならないので先は読めない。唯一それっぽい手がかりがあるとするなら、オープニングが蒼井翔太でエンディングが宮野っていうセッティングなんだよな。……そういう系譜? 4月7日 ドラフト模様(RIX×2 XLN) ピック順 【Alessi】→【Newcomer】→【Mei】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Serra】
お別れちゃうんかい。なんか、おるな。そういうとこだぞ。 というわけで突発的な6人戦です。もう色々グダグダよ。環境も終盤、まだまだニューカマーは手探り。そんな状況で我々は一体何を目指してドラフトを続けているというのだろう。
なお、今週はすでに欠席報告が出ており5人に満たないのでドラフトは行われず、再来週(4/21)がイクサランドラフト最終回の予定です。ただ、前日の4/20がどうやら各方面から人員が押し寄せる面倒な日らしいので、私の体力が維持できるかどうかは分かりません。最近は予想外のところから突然メンツが来たりもするので、万一今週来るという人は早めに通知しないと誰もこないのでよろしく(何の心配をしているんだろう)。
○「ピアノの森」 5 抽象的なタイトルなのかと思ったらマジでピアノの森に森のピアノがあった。もしかして、森の中に突然雀卓が出現する「ツモっ子の森」ってこれのオマージュだったんでしょうか(多分違う)。 軽く調べたら2007年にアニメ映画になっていたらしいのだが、全然知らんかった。まぁ、もしかしたら「主演:神木隆之介」とかみて興味が無くなって記憶を消し去った可能性もあるが……当時は映画館に行くのも心理的なハードルが高かったからな。とにかく、そんな昔からあるらしい作品を、この度NHKでアニメ化。「3月のライオン」の後枠と考えるとそれだけでも割と期待がかかる(関係ないけど)。 1話目を見た限り、まだなんとも言えない要素が多い。一番悩ましいのは「何故主人公だけが森のピアノを弾けるのか」という部分の謎が、果たして論理的な解決を見るのかという部分である。まぁ、普通に考えたら説明はつかないのでそういうファンタジーという結論になるわけだが、他の部分がやたら現実的で下世話な部分がある割に、そこだけが超常的な要素を混ぜこんでしまっていると、ちょっと消化しにくいので悩んでしまう。「ピアノに愛された神童」ということで処理すればいいのだろうが、彼がそうなったのは偶然なのか、森のピアノがあったからこその奇跡なのか、その辺の「事の起こり」が分からないとちょっと視点が定まらない。気にしたら負けなんでしょうかね。 「ピアノアニメ」と言えば過去の作品で思い出せるのは大きく2本、「のだめカンタービレ」と「四月は君の嘘」である。「のだめ」はこれらのジャンルの嚆矢として、手堅い演出と新しい時代のピアノ演出でしっかりと重責を果たした良作だし、「君嘘」に至っては演奏描写とその他の心理描写の噛み合わせが絶妙で、1つの伝説を打ち立てたと言っても良い傑作。今作も、そうした2本の先輩たちに負けないよう、しっかりと演奏シーンのディティールにこだわり、おそらく実際の演奏を取り込んでCGで再現する形で指運を描いている。その辺りに手抜かりがないのはわかるが……ちょっと淡白かなぁ。音響の方はしっかりしているので聞いている分に不足はないが、なんだか事務的に演奏の正しさを再現に注力している部分が多く、まだ「真に迫る演奏」というほどではない。まぁ、作中で主人公も遊び半分で弾いてる段階なので、その辺はまだしょうがないか。今後、「ピアノを弾くこと」になんらかの感情が乗ってくれば、また描写の熱量も変わってくるのかもしれない。 あと、エンディングがおいちゃんの歌唱だってことにクレジット見るまで気づかなかったのが結構衝撃だった。今後作中でも出てくるんだろうか。今まで良くも悪くもテイストが固まっていたアーティスト活動だが、ちょっと違う路線が出てきて面白くなってきたかも。 ○「LOST SONG」 4 突然歌う系作品の新作。そんな系統無いやろ、と思ったが、これが結構あるのが恐ろしいところだな。 正直配点は迷ったのだが、えも言われぬ「どんどんダメになりそうな空気」を感じて多少下げ気味の弱気のベットにさせてもらった。本当にこればかりは言葉で言い表せない「雰囲気」でしかないのだが、なんだろね、過去作で言うなら「コメットルシファー」のような空気が……出来ればこの予感が見当違いで面白いものになってくれることを祈るが。 やってることはマクロスである。もしくはクロスアンジュの可能性もある。歌が世界を変えるのだが、それをやれると思っていたのは超有名人のお姫様と、田舎で細々と暮らしていた娘っ子。どうやら爺さんがひた隠しにしていた出生の秘密があるようだが、とにかくこの二人だけは、その高い歌唱力から世界を変える歌がある。あとはどうにかこうにかしてこの2人が出会い、協力して、世界を作っていくに違いない。マクロスと違うのは、間に男が挟まらないのでトライアングラーにならないことくらいか。 デザインは分かりやすいし、メインキャストの2人を見れば「あわよくばライブイベントなんかでも稼げるコンテンツにしていくで」って言う姿勢は明確なのだが、問題はその作品世界自体が魅力的なものになるかどうか。こうした「ふわっと中世風世界」でのオリジナルはどうしても差別化が図りにくく、ここからグッと出てくるためにはよっぽど「歌う時の演出」が素晴らしいか、ドラマパートに奇想天外なものをぶっこんでくる必要がある。歌唱コンテンツとして成功した「マクロスF」や、作中の歌演出に鬼気迫るものを感じる「シンフォギア」シリーズなど、こうしたコンテンツで成功するものは限られている。そうした奇抜な攻め方ができないなら、おとなしく作中でライブするくらいの内容で諦めるべきだ。今作は残念ながら、歌唱シーンに特別な見どころがあるわけではなく、「歌ったら奇跡が起きるよ」ということを画面の説得力ではなしに設定に落とし込んでしまっている。その辺りが、多分ハジけきらんだろうなぁ、と思える理由なのかもしれない。 そして勝負となる歌方面の広がりだが……悪くはない。悪くはないが、いち鈴木このみファンとしては、「別にこんなアニメの中で歌わんでも……」というのが正直なところ。だからさ、声優が歌う世の中だからって歌い手が声優やれるわけじゃねぇんだよ(「声優が歌えるわけじゃねぇんだよ」も真理である)。鈴木このみの演技は思ったよりは悪いものではなかったが、やはり辛いのは間違い無いだろう。「発声に難が残るから隣に久野ちゃんを置いとけば緩和されませんかね」みたいな配置やめろや。久野ちゃんが傍にいるせいでどんだけシリアスなシーンでも空気が抜けたみたいになるのは内緒な。相変わらず歌唱になると頭抜けているせいで、かえってそれ以外のシーンとのギャップが見えるようになるのも厳しい部分で、開き直ってマクロスシステムを導入して歌唱だけを任せるわけにはいかなかったのかと思ってしまう。鈴木このみ本人の意向なのかなぁ。 転じて、もう一人の「歌姫」である田村ゆかりはどうかというと、こちらは当然ブレない存在感で一人作品世界を支えている。というか、こうして久しぶりに主演作品として見せられると、なんかもう、涙なしには見られないくらいの強さを改めて感じるのである。最近ではすっかりメンヘラ声優として定着してしまった彼女だが、こうしてただ一人、その地位を動かずに「アイドル声優」のイデアを守り続けている姿は尊くすらある。だからこそ、その苦しみに壊れてしまいもするのだろう。他の同期が、後輩が、次々とそのスタンスを翻して新たな声優人生を歩み始める中、彼女だけは、臣民たちの夢を守り続けるために我が身をなげうっているのだ。そう考えると、今作の「歌い続ける姫君」という立場もなんとも暗喩めいている。新旧の「歌姫」の共演には、もしかしたら現代アニソンシーンの光と闇が描かれているのかもしれない。 ぶっちゃけ「こんな愚にもつかないことを考えてないと今後退屈しそうやな……」って思っただけなんですけどね。面白くなるかなぁ。1話目でかやのん殺しちゃったしなぁ(なお兼ね役で生存している模様)。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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