最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
Vシネ上映、今確認したら全国4劇場でしか上映してなかったのか……こういう時に主要都市(?)に住んでるのはラッキーだ。いや、イベントとかなかなか来てくれないんですけども……。とりあえずゴーオンジャーだ。なんだか今年は「スペース・スクワッド」があり、これがあり、さらに8月には例年通りの戦隊&ライダー映画もあり……やたらと東映特撮を劇場で観る夏である。でも、これはこれでありがたいんですよ。Vシネってどうしてもセルだと高額になるから購入にまでは踏み切りにくいんだけど、劇場でやってくれるなら、それくらいの出費は割と考えてもいい。そして何より、自宅の小さいテレビで見るよりも劇場で観た方が盛り上がるに決まっている。最近は撮影技術の向上によって劇場の大画面視聴に適う映像がバシバシ出てくるのでね。
<以下、一応ネタバレありでの感想になります。未視聴で小ネタなどを知りたくない方はご注意ください。>
PR 近所に住んでる人は先生の存在に気づいているんだろうか、第3話。あんだけおおっぴらに「巨大先生」が出現したら、近隣住民はさすがに問題にしそうなもんだけど……窓開けたりしてる割に、見つかってないんでしょうかね。 設定がだいたい開示された。「アニメは3話まで見る」というのがどこまで真理かは定かじゃないが、とりあえずキリのいいところでおよその全体像を描ききったことになる。まぁ、もちろんオリジナル作品なんだからもう1ネタ2ネタ何かを仕込んでいるとは思うが、あとは余計な詮索をせずに観ていくことになるだろう。 「記憶喪失主人公」というのはなんとも都合のいい存在なのだが、普通ならなるべく引っ張りたいはずの宗矢の記憶は、現時点でもかなり戻っている様子。なんでわざわざ1話目からこの状態にしなかったんだろう? っていうのが構成への疑問として持ち上がるわけだが、おそらく「1話目ではなるべくインベーダーとしての異質さを出したい」という欲求、「実際は戦うのそっちじゃない」という意外性の演出などが1話目で宗矢が記憶を失っていた動機だろうか。また、本人の口から「だいたい戻った」と言わせている通り、どこまでいっても「完璧に戻った」かどうかはわからないというのもポイントで、「記憶をなくしていた」ことが印象付けられれば、その後の展開で新たな記憶を「追加」したとしても自然になるのだ。シリウスという謎の種族について、今後もう一波乱あるんじゃなかろうか。 それにしても、改めてこの「記憶を少しの間失っている設定」はうまい。色々と副次効果があり、一番大きいのは1話目時点で視聴者に「考えても意味ないんやろ?」と余計な詮索を放棄させる働きだ。主人公が「知っている」ならそれは極力説明したくなってしまうものであり、説明しようとして筆を割いたら30分じゃ足りなくなる。その結果、1話目ってのは往々にして尺不足だったり駆け足だったりと完璧な効果を狙えない構成になりがちだが、本作の場合、3話かけてゆっくり設定を説明するために、一時的に記憶を「奪う」ことで視聴者と主人公の目線を重ねることに成功している。(一応現時点では)地球VS封印派VS穏健派という三つ巴の戦いであり、自然に導入しようとしてもややこしい部分があるので、こうして少しずつ謎解きのようにしながら開示していくのは面白い手法なんじゃなかろうか。 今回、そうして少しずつ加えられた設定がひとまずのゴールを迎え、宗矢の夢の中では「純粋なる白の封印派」と「混沌なる黒の穏健派」の対立がはっきりと示された。そしてさらに、ネビュラはこれまで裁定者として星々を転々としており、その中でシリウスと呼ばれる一族の住む星を終わらせてしまった過去も語られている。宗矢はその生き残り。先生は、「穏健派が見守りすぎたせいで結果的に星が滅びた」という部分に負い目を感じ、宗矢の世話役を務めるとともに、二度とそのような間違いが起こらぬよう、シリウスを滅ぼした「竜の力」と呼ばれる超常的なパワーを未然に回収して回っているのだ。 こうなると、穏健派・封印派・地球(パラディン)という三つ巴の影に、「竜の力」というもう1つの存在がどのように絡んでくるのかが今後の謎になってくる。すでにだいぶ明らかにはされているのだが、封印派の秘書を務めていた人物がパラディンの秘書を担当している白石さん。立ち居振る舞いを見ると隊長さんも少なからずネビュラサイドの情報は得ているようだし、あまりにも大きすぎる機体のパワーなどを考えると、どうやらパラディンの上層2人はネビュラであるようだ。なぜ、封印派の連中が地球上でこんな活動をしているのかはまだ分かっていないが、白石さんが淡々とウェポンの破壊指示を出しているあたりに、何かマッチポンプじみたギミックがあるだろうことが予想される。一番ありそうなのは、ウェポンがそのものズバリ「封印」のツールになってるってパターンかな。竜の力を手に入れたパラディンだけを引き込んでウェポン内で戦意喪失させれば「封印」したことになる……かは分からないけども。まぁ、その程度で封印できるなら、もっと小規模に隊長たちが処理してるはずだよな。 なんだかんだで結局分からないことはてんこ盛りではあるのだが、とりあえず今週も銀子は可愛かった。 美貌とか魅惑はわかるけど、不死の悪偶ってなんだ、第3話。悪偶になると基本的に不死らしいからこの世界での「不死」ってどんだけ価値があるのかも定かじゃないが……「吸血」もそうだし、割とスタンドじみた異能も悪偶で借りることができるのね。 非常に分かりやすく、サブタイトルどん。愛と町、互いに不器用ながらもそれなりの親密さで成立してきた二人の友情は完膚なきまでに叩き潰されてしまった。それでも「親友」と呼び続ける愛と、殺意を滾らせる町。こういう「親友同士が相対する」設定は割と好みなんですよね。多分原体験は姉が見ていた「天空戦記シュラト」。1話目でいきなりシュラトとガイが引き裂かれ、殴り合いを続ける展開が子供心にクサクサした気分になってなんとも言えなかった。多分、その頃から「なんか気分の悪い展開」によくわからない興奮を覚えるM気質が覚醒していたのかもしれない。今作も、愛の身の上を考えるとそんな気分の悪さを存分に味わえる。二人が出会った時に、一体どんな悲劇が待ち受けているというのだろうか。 作画は相変わらずの低予算風。2話目の戦闘でも色々とひどかったが、3話目もやっぱりなおざりな画風は開き直っているようにすら感じられる。まぁ、今作はぱっと見の外見なんて投げ打った作品だと割り切る必要はあるだろう。何がすごいって、舞台が中国のはずなのに、画面を見てても特に異国情緒が感じられないところだ。今回、「村はずれの寺」がどう見ても和風建築じゃないところでようやく「アァ、そうか、これ中国なんや」ということが実感できたくらい。多分、日本の作品が本気で「中国」を作ろうとしたら、もうちょい分かりやすく「中国っぽさ」を見せてくるはず。「CANAAN」とか「重神機パンドーラ」みたいに。それをやらずにしれっと日常描写に簡体字が混じってくるようなところが、かえって中国アニメであることを意識させるな。 で、別にそんなことはどうでもいいんだ。今回わざわざ記事を立てたのはただ1つのことが書きたかっただけ。「カッター、面白い役もらったなぁ」と。毎度言っていることだが、声優に「やってみたい役はありますか?」と聞くと、だいたい「突き抜けたギャグか、思いっきり悪い役」ということが多い。悪役ってのは、生半なことではキャスティングされない裏の花形である。声優・松井恵理子も、ついにそんな「ものすげぇ悪役」の役が回ってきたということだ。まぁ、「マキャヴェリズム」の天羽会長なんかもラスボスには違いなかったけど。あと、多分キャラ中最強はやっぱり紅緒だとは思うけども。そういうことじゃなくて、思い切りブチきれられる役って楽しそうだよなぁ、と。今回最大の見せ場となる町の覚醒シーンからの一連の流れ。いい感じに壊れて魅せてくれている。今後、この作品は「ぶっ壊れカッターを愛でる作品」として楽しめそうである。 このサブタイトルなぁ……、第4話。部活内での問題が全部解決したかと思ったら外部から新たな侵略者がやってくるし、そもそも部活内の問題も別に解決してない気がするし、バドミントン怖すぎない? ダブルス競技とかやったらあかんて。 綾乃は無事に打ち解けて正式にバド部の一員となった。陰から見守るエレナさんも嬉しそうだし、周りの友達も実力者と評判の綾乃には興味津々。当の綾乃もまんざらではなく、前回エレナから「あんたバドミントン好きなんでしょ」と言われたことをすんなり受け入れ、今後は楽しい部活動を仲間たちと一緒に続けていく所存。なんだ、全てが丸く収まってるじゃないか。 そしてそんな円満なバド部が行う初のイベントが強化合宿。地方の体育館でたっぷりとバドミントン漬けになってみんなで切磋琢磨しようぜ、という清く正しい方向性であるが、どうやら人間関係に波風を立てずには生きられないのが綾乃の持って生まれた業であるらしい。偶然か故意か、(普通はちょっと調べたくらいじゃ特定の高校が合宿に行く予定地に合わせるなんてことはできないと思うが)同じ体育館で遭遇した2つの高校。強豪と名高いフレ女を前に、北小町の面々もちょっと緊張しているが、そんな中でもさほど気にしていなかったはずの綾乃に訪れる災難。なんでこんなに早く、母親の亡霊は彼女を苦しめにくるのか……。 コニーの狙いは同じ師をもつ「姉弟子」の綾乃である。それはまぁ、分かる。しかし、お母ちゃんに一体何を吹き込まれたらこんだけ敵対心をむき出しにしてやってくることになるのだろうか。「友達なんて無意味だってことを教えてやる」と繰り返していたが、いや、別に綾乃さんもようやく友達になる第一歩を歩み始めたところなので、別にそこまで友達の大切さなんて実感してないと思うのだが……一緒にダブルス組んでるのも特に思い入れのない理子先輩だしなぁ。せめてもうちょい、綾乃がバド部で研鑽を積んで「仲間と一緒ならどこまででもいける!」とか口にし始めてから叩き潰しにきた方が良かった気がするんですが。まぁ、お互いに顔すらよく知らない状況だったみたいだし、あちらさんも綾乃が直前までやさぐれてテニス部行こうとしてたなんて知る由もないのだろうが……。 そして、それだけなら綾乃一人の問題として処理できる部分だが、なんだかそれだけで終わらない気がするぞバドミントン部。体育館フロアでのあの意味深なやり取りは一体なんだったんでしょう。他の部員たちの間にも何か軋轢ってあるんだろうか。まだ誰が誰なのかもよくわかってないから詳細はわからんのだが、出来ればもうちょい楽しそうに女の子が遊んでる方が心休まるぞ。まー、この作品に安息を求めちゃダメなのかもしれませんが。 ○「進撃の巨人Season3」 ー 今期最後の新番チェックがこれになるのか。しまったな、シリーズ物が最後に入るとなんだか座りが悪いや。一応今後も新番組はあるのだが、時期が半端になってしまうのでひとまず「2018年夏クール」はこれで一区切り。今期新番チェックの執筆本数は40本。実は2話目時点で既に切れてしまっているものもあるが、とにかく継続も諸々混ぜてトータルで55本が今期視聴作品数ということになる。……「頭おかしい」って思うやろ? これでも断腸の思いで色々切った前クールより少ないんやで?(前クールは一応60本) 頭がおかしいのは私ではなくて現代アニメ業界なのです。 さておき第3期。2期の放送が去年の春クールとのことなので、約1年のブランクが空いたことになる。1期〜2期間のブランクに比べれば大したことはないのだが、2期の時点で既に色々と切れてしまっていたこともあり、なかなかとっつきにくい1話目だ。しかも何故か今回は放送がNHKという謎体制。まぁ、CMを入れずにシームレスに見られるのはありがたいことなのだが……裏で何があったのかが気になってしまいますな。というか、こんな人道に配慮しない作品を日曜日の夜中に放送していいのかNHK。 放送局が変わっただけで基本的なスタッフはだいたい同じなのでこれまで通りのクオリティになるはずなのだが、なんだろ、ちょっとイメージが変わった気がする。久しぶりに見たから完全に気のせいかもしれないんだけど、全体的にキャラクターデザインの線が細くなったような……。いや、別に悪いところは特に無いんだけども。単にオープニングがリンホラじゃなくなって勢い任せに押す要素が減ったからちょっと繊細な印象になっただけかも。 お話の方はお掃除兵長おっかない話からスタートし、もう、巨人も何も出てこない人間VS人間のど真ん中。原作の記憶もあんまり無いせいで結局誰がどこで何をしてどんな謎があったのかもさっぱり覚えていないのだが、ここからどういう方向にアニメ的な盛り上がりを見せてくれるだろうか。まー、立体機動でシャキシャキ動く分、やっぱり「アニメにすべき作品」の代表格みたいな雰囲気はあるのだけどね。1話目からアルミン大ピンチはちょっと笑った。 ○「つくもがみ貸します」 5 なるほど、NHKらしい教育的な内容だな!(そうでもない) なんでこれの次の番組が「進撃の巨人」なんだろうな! 個人的な好みから言えば、好きな作品です。「江戸時代のわちゃわちゃした庶民文化」っていうモチーフは好きだし、妖怪変化の類を扱った作品も好き。とどのつまりは「怪異いかさま博覧亭」が好きっていう結論なんだけど、今作は「博覧亭」に近い設定の作品なので間口は広いと思う。 本作オリジナルの特徴としては、いわゆる「妖怪を使役してこの世の謎に挑むぜ!」というタイプのお話のくせに、主人公たちと付喪神たちが面と向かっては絡まないという不可思議な設定があり、単なるポケモン扱いとは一線を画す物語になっている。あくまでも付喪神たちの自由意志を尊重した上で諜報活動に従事させているので、付喪神の権利委員会の査察が入っても安心だ。まぁ、結果的にやってることは「使役して諜報」と大して変わらないのだけど、元来ものに魂が宿った付喪神というのは使役する対象ではなく崇める対象。少なくとも人間とは対等以上の関係のはずなのだ(ここたまを参照するといいと思う)。そのあたりの絶妙な距離感が保たれているのはなかなか面白い設定だ。 映像部分は製作がテレコムということでびっくりするようなものは絶対出てこないと思うが、キャラクター原案が星野リリィという時点でちょっと面白い。どこかガーリーな雰囲気は「江戸」を古臭い街として描写する方向ではなく、むしろ賑々しく、垢抜けた中にもどこかおかしみがある舞台として描いている。実際の江戸の町並みなんて見たことある人間はいないわけで、無理にその「古臭さ」や地味さを押し出すのではなく、当時は世界最大規模の人口を誇り、独自文化の発信地にもなっていた江戸の町を、今でいう秋葉原みたいな方向性で描いてしまうのも案外面白い判断なのかもしれない。少なくとも浮ついて不快になるとかいう心配もないし、全体的にポップな印象すら与えているおかげで、ちまちました付喪神たちのアクションも違和感なく映える。割と好きな方向性の演出になっています。 作品の性質を考えるとここから何か見たこともないようなものが炸裂するということもなかろうが、NHKが関わっているアニメはここ最近ではハズレがない。のんびりと楽しめるものになれば良いのではなかろうか。それにしてもゆかちウサギは相変わらずのウザさを維持しつつも可愛くてよいな! 7月21日 ドラフト模様(M19×3) ピック順 【Thraxi】→【Tanaka】→【Serra】→【Alessi】→【Chrolony】→【Mei】→
一応新環境! まぁ、基本セットだけども……。でもでも、これでも昔の基本セットに比べたら随分進化しているんだよ。昔は本当に「再録するカードをなんとなくぶち込んだ」みたいな状態だったからな。まぁ、当時は拡張セットもそこまで激烈に売りたい欲求が満ち満ちてなかった気がするので、相対的に適当な基本セットでもよかったのだろうけども。一応「M○○」シリーズになったあたりでその辺りに改善の兆しがあり、オリジンでの経験を経ての今回のM19。それなりにリミテッドも面白い……といいな。正直、まだわかりません。個人的には「想像以上にスケイプシフトとるつぼの値段が下がってびっくりした」っていう感想以外は特に。どっちかっていうと、この時期のドラフトは地獄の暑さの中で繰り広げられるっていうダイレクトな思い出の方が強いよな。オリジンの時は夜中に屋外でドラフトやってたっけなー。
さて、来週の話。なんだかあれよあれよと話が進み、次週はなんと七人戦(?)の予定となっている。事情としては「ドラフトと関係ない懐かしいやつが来るらしい」→「じゃぁ、せっかくなのでアイツも呼ぼうぜ!」→「アレとアレが来るなら来週も行く」と、まるで鮎の友釣りのようにして馬鹿どもが釣り放題である。さすがにこの人数がいつも通りの時間にいつも通りの場所でドラフトをやったら確実に焼死体が出来上がるので、例によって通称○○○部屋を予約しておけたらと思います。もう、汗でライフ記入用紙が朽ち果てるような環境はマジ勘弁。
だからさ、最後に網膜に残る映像がキリンっていう仕様で問題ないの? 第2話。「次週の放送を首を長くして待っとけ」という意味が込められている。嘘。 なんとまぁ、まさかの2戦連続メガネであった。1話目でおよそのフォーマットが提示され、2話目で重ねて定型を固めていくものかと思っていたのだが、なんと上に思い切り同じものを重ねて追加ルールの説明という形式になった。いや、さっぱり前に進んでいない気もするが……1話目で「よくわからねぇけど1話目だからしょうがないな!」と思わせていた部分をもう1回重ねることで、「これ、回数重ねてもわからねぇやつだな!」という理解にさせるのである。 一応確認すべき事象の1つ目、「キリン、なんか地下にずっといる」。ひかりが昼間にエレベーター(?)の前でキリンと対話していたということは、少なくともひかりが交感できる形式でキリンはあそこに「いる」のである。そして舞台は「ある」のである。どういうシステムになっているのかは定かでないが、メールでの呼び出しがあれば学園の地下へと送り込まれ、そこで各自のエゴが炸裂する夢バトルをおこなう。どこまでが現実でどこまでが虚構なのか、現時点では線引きが難しいが、少なくとも全てが華恋の妄想だったというオチだけはなさそうである。 確認すべき事象の2つ目、「リベンジあり」。メガネこと星見純那は「オーディション1日目」で敗北したが、なんと2日目で再び華恋と対戦。純那本人も「負けたら終わりじゃなかったんか」って言ってたのでその辺りはよくわからないままに放り込まれていたようだが、単にかませ犬としてぶちのめされるだけではなく、「最初に乗り越えるべき敵」として立派に役目を果たしたようだ。純那は純那なりの「スタァ」への思いがあり、その気持ちを「舞台での戦闘」という映像部分のギミックで語りつつ、さらに華恋との対話を通じてセリフでも語っている。彼女を表すツールである「メガネ」の存在感は言わずもがなだが、彼女が何故「弓」を使っていたのか、という部分も考えてみると面白いかもしれない。普通は「弓使い」ってどうしたって裏方に回るイメージがあるのだが、彼女の場合、杖(スタッフ)のような意匠が込められた弓でしっかり近接戦闘もフォローしているあたりは「スタァ」らしくて良いね。 確認すべき事象の3つ目、「オーディション会場は1箇所ではない?」。純那と華恋が火花を散らし、試合後に友情を深めていた一方その頃、別な会場では九九組のエース二人がしのぎを削り、明暗を分けていたという。あっちもキリンが見ていたのか、それとも二人は勝手に試合っていたのか、そのあたりもまだよくわからないが、どうやらこの世界では「オーディション」に挑むことはごくごく普通の出来事のようである。となると、なんで華恋はあんなに無頓着だったんだろう、というところは疑問になってくるわけだが……キリン曰く「彼女は二人で一人」とかなんとか。あんまり華恋・ひかりの関係性が深くなると、ルームメイトのソウルジェムがものすごい勢いで濁っていくぞ……。 さて、次回はいよいよ次のステージへと進むことになるんですかね。 「フルメタル・パニック! Invisible Victory」 6→4 まずもって、前提条件としてスケジュール通りに放送できなかった作品は評点が下がる。これは別に「ちゃんと仕事できない大人はダメだ」とかいう意味ではなく(まぁ、そういう気持ちもゼロではないが)、間が空くと、どうしたって視聴のモチベーションが下がり、記憶も薄くなるのでシリーズ全体での印象が弱くなってしまうためである。本作は最終話の放送までのブランクが1ヶ月弱とそこまで長くはなかったが、それでもやはり、ぶつ切りになってしまった物語にはなかなか好印象は懐きにくい。 鳴り物入りで始まった今作。制作側はとにかく徹底的にメカ作画にこだわるという部分を売りにしており、原作者が細かく監修する中でひたすらリアルとフィクションの間で「らしい」メカニックの映像化にこだわっていた。その成果として「人型兵器」というアニメの中でも最大のフィクションにある程度の真実味を持たせ、作品の顔として見せることに成功している。そういう意味では、十数年という時を経てこの時代に作品が帰ってきたことにも意味はあったのだろう。 しかし、それが十数年のブランクを埋め合わせに足るペイバックになったかと言われれば微妙なところだ。何より、メカ作画以外の部分にアラが出てしまっては元も子もない。メカ部分より何よりも、一本のアニメとしての映像にけじめをつけて欲しかった。せっかくのタイトルなのに、何故万全の用意を整えてからの放送にこぎつけられなかったのだろうか。そのあたりのメタ的な部分への疑問が、確実にアニメ業界への疑念へと摩り替わって悪感情へと繋がってしまう。作品そのものに罪がないとはいえ、我々視聴者は出来上がった作品そのものでしか判断できないのだ。そこにどんな言い訳も通用しない。 映像部分以外での評価を考えてみても、本作はそこまでめざましいものではなかったように思う。硬派な内容なので横やりを入れる余地はないのだが、1クール作品としてみるとやたら視点が散ってせわしない印象だったし、旧作ありきでの成立が前提になっているので、これだけでは評価することもままならない。これですぐに続きが始まるのならば解釈のしようもあるのだが、どうやらそんなこともないらしい。例えるなら上中下と揃ったシリーズものの「中」だけ見せられているような、そんな感じである。返す返すも、やっぱり何故この形でのアニメ化にこぎつけたのかがわからないのである。 結局、万策尽きるアニメを見ると「尽きたのか……」という話題ばかりが先に出て、他の部分も色眼鏡で見てしまう傾向はあるのかもしれない。今作がそうした余計な要素を排除し、純粋に楽しめる作品になる日はいつか訪れるのだろうか。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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