最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「3月のライオン(第2シリーズ)」 6→8 毎週感想書いてたから特に追記することもない系作品その4。ただ、今作を評するに際して、見るべき視点は多いに越したことはないと思う。 毎度毎度私が気にしているのは、「シャフトはどこへ向かうのか」というトピックである。新房昭之による独特の演出方向に特化することで替えの効かない特異なスタジオとして頭角を現したシャフト。良く言えば唯一無二でオンリーワンなのだが、悪く言えばマンネリで頭打ちとも言える。目新しさが誘致要因になれば良いのだが、作品数が重なるにつれていわゆる「シャフト演出」的なテンプレートに依拠する傾向も現れ、そこに演出の工夫としての特異性が失われるという懸念は常につきまとう。元々が抽象度の高い方向性での攻めの作品作りなので、これをどのように進化させていくのか、という舵取りは非常にデリケートな問題。例えば「まどマギ」の場合、シリーズディレクターを務めた宮本氏の特異な方向性である実写や異物の取り込みに特化し、イヌカレー空間という新しい世界を切り拓いたりもした(現在はこれが「Fate/EXTRA」に流用されている)。しかし、最近では攻めの演出を見せた「打ち上げ花火」が今ひとつ焦点を絞りきれていなかった印象があり、攻めるにしても娯楽としての作品性を失うわけにはいかないという葛藤が現れていたように思う。 そんなシャフトにとって、また新たな切り口になるであろう作品が、この「3月のライオン」だった。4クールにも渡る長期シリーズのディレクターを務めたのは岡田堅二郎氏。この人はいわゆる「シャフト的な」抽象化にはそこまでこだわらない人で、今作も序盤の見せ方にいくらか平易な作品らしい部分を盛り込み、導入のハードルを大きく下げる役割を果たしている。しかし、そのまま安穏と作品作りを続けるだけではなく、要所で「らしい」演出方向での見せ方も取り入れ、シリーズ全体での「溜める」「吐き出す」というリズムを生み出すことに成功した。もちろん個々の話数を担当した演出家の人たちの傾向も大きいのだろうが、こうして通底したリズムや方向性を生み出すことができたのは、おそらくディレクターを務めた岡田氏が、今作をどのように形作るべきかをきちんと見定めていたことに依るのだろう。 心情描写に詩的要素を大きく含む羽海野チカ作品と演出の方向性が噛み合ったことも大きいが、単に原作漫画をトレスするだけに止まらず、アニメだからこそ生み出すことができるより複雑で壮大な幻想性が加味されたことは大きな収穫である。一見すると全くアニメ向きではない将棋というテーマもそうだし、将棋を離れて様々なドラマを含んだ青春群像劇としての心の動きも、全て「アニメとして」の表現を心がけている。「シャフトだから抽象的な対象を描くことができるよ」というだけでなく、既存のシャフト演出ではどこか物足りなく、何が枷となっていたのかを読み解き、さらなる「見え」の世界を構築したことは、また一つシャフトが新たな次元へと到達したことの表れなのではなかろうか。新房監督が今作にどの程度関与しているのかは分からないが、もし監督が最終的にこの方向性でゴーサインを出したのだとしたら、まだまだシャフトの可能性は広がっていきそうである。 あとはまぁ、中の人の話とか……はもういいかな。画面における情報の抽象化が進んだシャフト作品の場合、キャスト陣の演技によって定まる部分が大きくなる。それらを見事に受け止め、先鋭化させてくれたキャスト陣の頑張りは本作を語る上では無視できないものだろう。2期で忘れられないのはやっぱり柳原さんの壮絶人生をわずか2話で全て抱え込み、ぶちまけた芳忠さんのスゴみですかね。こういう作品でこそ、役者陣の仕事ってのは見えてくるもんですね。 PR ○「魔法少女 俺」 5 そっちかーい! 「どうせいつものよくあるやつやん、『俺ツイ』と同じだろ」って思って見てたのに、そっちかーい。いや、だからなんだって話ではあるが。 ネタ作品としての出だしは悪くないんじゃなかろうか。正直「監督・川崎逸朗」は個人的にあんまり期待しちゃダメなサインなのだが、今作はギャグ顔になるテンポなんかは割とメリハリが効いてたし、メタ度合いの高いネタ回しなんかも苦笑させられる。流石にこうした設定を「新しい」とは言えなくなってしまっているのは残念だが、それでも馬鹿馬鹿しい方向で全力を出そうという姿勢は見て取れるので好感が持てる。映像部分は作中で既に省エネゆーてるんだからあんまり気にする部分もなかろうが、実はメインヒロインの女の子は割と可愛いんじゃないか疑惑もあり、その辺のフォローもしっかりやってくれれば加点要素になるかもしれない。筋肉に頑張って労力を割くほうが正しいのだろうが……別に見たくないし……。 ヒロイン絡みで個人的に見逃せないのは、ヘごちんのストレートなギャグ作品が案外久しぶりってことである。オープニングがへごの時点でちょっとテンションが上がるし、さらにこういうやりたい放題な世界でぐるぐる振り回されてるへごを見るだけでもかなり楽しい。「さばげぶっ!」の時の記憶がフラッシュバックする。今作のヒロインは「わざと歌を下手に歌うへご」とか、「普段以上に唾液がジュルジュルしてるへご」とか色んなところで楽しめるのでそっち方面のニーズが埋められるのはありがたい。他にも、久川綾が「魔法少女だったのよ」って言ってるのに「いや、セーラー戦士やろ」って突っ込んでみたり、色々と楽しむ部分はありそうなので、適度なネタ作品として楽しませてもらおうかと思います。 あ、あとゆーきちの人外ヒストリーに新たな1ページ追加で。
○「ウマ娘 プリティダービー」 6 ヤァみんな! P.A.Works大好きおじさんだよ! 2クールぶりの登場だけど、元気だったよ! それにしても自由な世界である。まぁ、擬人化文化も極まっているので競走馬なんてまだ哺乳類なだけマシだし、もともと競走馬ってのはそれ自体にファンがつくアイドル的な要素のあるものなのだから、そこから萌えに転じる発想は、むしろ普通とすら言えるものだったのかもしれない。そう考えると今作はアニメーション作品になるのは遅すぎるくらいのもんだが……多分、アニメファン層と競馬ファン層ってのがほとんどかぶることがないだろう、っていうので企画としては進めづらかったんだろうね。それがようやく、こうして形になったわけだ。私みたいに競馬に欠片も興味がない人間は、無事に形を成した完成形のみを見せてもらうことになるわけだが、なかなかどうして、しっくり来るデザインじゃないですか。 単純に考えて今作で武器にできる長所は、やはり「競走馬自体がアイドル的要素を多分に含んでいる」というところだろう。そりゃま、顔を見たからってそこに美人(美馬)かどうかなんて要素は見出しにくいかもしれないが、例えばレースでの活躍であるとか、スタイルであるとか、生い立ちであるとか、掘り下げられるバックグラウンドが豊富なので、キャラクターとしては作りやすい。知らない人には新しい物語として受け入れてもらえば良いし、知ってる人には元ネタが伝わってニヤリとさせられる。知名度の低さは、むしろ戦国武将の擬人化なんかよりも新鮮味があるという部分で充分ペイできるだろう。1話目から大量のキャラが押し寄せて来るので、この手のアイドルアニメのお約束として「誰が誰だかさっぱり覚えられんわ!」という悩みはあるものの、そこに出てくる名前は私のような門外漢でもなんとなく聞いたことのある名前が多く、自然に抵抗を減らしてくれる効果がある。もちろん、監督含めてスタッフの人たちも「視聴者が一気に覚えられるわけがない」っていうのは承知の上なので、覚えずとも進行できるようにデザインされているし、1話あたり2〜3人ずつくらい把握していけばいいように作られているだろう。アイマスなんかのアニメだと既存のファンがたくさんいるので新規ファンとの折り合いのつけ方が難しく、最初のハードルで一見さんお断りの空気が出ていたりしたものだが、今作はプロジェクト自体がまだ若く、新規層の取り込みを中心に据えているので見やすいのはありがたい。 転じてデメリットであるが、基本的に、実際の画面は地味である。何しろ競馬なのだ。競馬から「騎手が乗って馬が走る」要素を取り除いて女の子に置換してしまっては、単なる女の子の陸上競技である。そりゃま、陸上競技アニメだって成立しないわけではなかろうが、やっぱり単純なレースってのは画面が単調になりがちで、ドラマ作りも気を遣う必要がある。また、「全力疾走するレース」って、実はアニメーションで描くのが難しい題材の1つでもある。過去にも陸上部員を描いた学園アニメなんかはちょいちょいあったのだが、「短距離走の疾走感」をアニメーションにするのはかなりの技術を要する。フォーム、モーション、そして背景との兼ね合い。そうした部分でのデリケートな作劇は、さしものP.A.WORKSでも苦戦は必至。1話目では様々なギミックでもってこの「レースシーンの単調さ」を埋め合わせる苦労が見て取れたが、果たしてシリーズアニメとして続けていくことができるかどうかはまだ分からない。萌えと燃えのバランス調整が今後の展開の鍵を握るだろう。 まぁ、なんだかんだ言いながら、初回は一気に2話見せてもらったこともあり、素直に萌えアニメとして受け入れやすいものだったと思う。とりあえずシンプルな主人公気質のスペシャルウィークが可愛いというのが第一だ。「ウマ娘ってなんやねん」という擬人化作品にお約束の疑問についても、ノリと勢いでごまかしているのでそんなに気にならない。まぁ、世間様が「なんか分からない亜人たちにレースさせて盛り上がっている図」って、実は結構グレーな匂いもするのだが……その辺は気にしないほうがいい思う。ウマ娘の夢は日本一の走りを見せることなのだ。多分、そういう倫理観が出来上がってる世界なんだ。興味深いのは、作中では「馬券を買って人々が盛り上がる」というシーンが一切ないところ。今のところ、彼女たちのレースは「競馬」というよりも「陸上競技大会」に近い。今後「賭け事にされている」という描写が出てこないのであれば、余計な荒み要素もなくて良い気がする。まぁ、競馬じゃないとしたら日本の法律ではギャンブルご法度ですからね(あの国が日本かどうかは分からんが)。 色々と今後も気になる要素が多い本作だが、個人的に気になるのはやっぱり中の人のこと(平常運転)。ソシャゲ発の作品ということで、そりゃもうキャストは完全に女子校状態だ。トレーナー役の人はアフレコ現場で本当に肩身の狭い思いをしていることだろう。座長となるスペシャルウィーク役は、最近流れが来ている和氣あず未。彼女の場合、シンプルな元気系お馬鹿キャラを作ってもどこかに優しさというか、穏やかさが見えるのが良い。そのほかはもう、名前が多すぎてどこから触ったらいいのかもよく分からないが……意外だったのは、1話目で割と前面に押し出されていたハルウララ役の子が一番の新人だったこと。首藤志奈という名前だったのだが、面白いキャラだったので今後の活躍に注目。何しろハルウララって言えば、俺ですら知ってる異色の存在だからね……。 「だがしかし2/たくのみ。」 5→5 新番チェックの時にまとめて一本扱いで処理したので、普段は記録しないショートアニメ枠も一応。 ・「だがしかし2」 ほたるさん、ほとんど出てこないシーズン。彼女の無根拠なテンションが大切な作品でそれが無いのってどうなんだよ、って思ったけど、はじめちゃんのおかげで一応間は保ったかな? 完全に駄菓子ギャグ作品からシリアス含みの恋愛漫画にシフトしてしまったが。個人的にはもうちょいギャグ寄りのテンションで見てたかったかなぁ。駄菓子要素がなくなったらこの作品である必要性ないしなぁ。 ・「たくのみ。」 酒は飲まない私だが、1話につきお酒一種類という絞り込んだテーマ設定担っているおかげで、「へぇ、ちょっと気になるかな」というくらいの気持ちにさせてくれた作品。実際、これを見た翌日になんとなく慣れない酒を買って見たりもした。我ながらお手本のようなちょろさである。設定上の必要性とは言え、社会人女性が居並ぶ「日常もの」ってのもなかなか珍しい設定で、話題の中身がアニメっぽくない部分があるのも一応の個性か。まぁ、ぶっちゃけ「ちかぺにアルコールを与えてほやほやしてるだけのテンション」が楽しいっていうだけで割と満足だったんですけどね。まぁ、中の人にダイレクトに酒飲ませたほうがいいんじゃねぇかって気もするが。
「ミイラの飼い方」 4→5 1話目を視聴した時点での感想は「確かに小動物扱いのミイラは可愛いんだろうけど、単に可愛いだけで1クール引っ張れるもんかね」というものだったが……存外引っ張れた。うん、可愛かったよ。 一応、「ミイラのミーくんがかわいい」だけで世界が維持されたわけではない。その後も続々と「変な生き物」が登場し、それらはなんとなく「かわいい」を維持しながら、一応それぞれの「飼い主」との関係性を築いていく。ミーくんは素直で、頑張り屋だったり、寂しんぼだったりと弱々しさが可愛らしさに繋がる。コニーは同じようにちっちゃ可愛いが、飼い主の神谷に楯突いたり暴れたり、面倒臭い子供っぽさが愛らしさに繋がる。他にも相手がバクなら「食われる側」だし、ドラゴンなのにどこか抜けてるし、なんかこう、「ご家庭によって猫との接し方って違うよね」くらいの感覚でお手軽にヘンテコ生物たちとの交流が続いて行く。基本はペットとのふれあい、そこにちょっと不思議生物のファンタジー風味が混ざり込む感覚は、日常ものといえば日常ものだけど、一応今作ならではのお楽しみもあるので決して十把一絡げで他と一緒くたにされるわけでもない。そういうなんとも言えない配置が、熱烈ではないがどこか気になるだけの興味を引いてくれたのだろうと思う。 また、注目すべきはその作劇・演出の丁寧さ。特に今作の場合「ちっちゃい生き物の可愛らしさ」がとにかくすべてなので、そうした部分で細かい仕草や音響、さらに書き文字の入れ方まで、キュートさを引き立てる配置が行き届いている。おそらく、この辺りの心の砕き方こそが、本作をアニメ化するに当たって必要なものだったのだろう。作品を支えたかおり監督は、あの「ゆゆ式」で何かを打ち立てた人物としても印象深い(何を打ち立てたかは定かでない)。本作も、具体的になんだかは特定できないのがもどかしいが、おそらく監督独自の「可愛さ作り」の結果として、結実したものなのかもしれない。 それにしても、CVが田村睦心だと変な生き物拾ってきてもあんまり違和感ないよな(ドラゴンのメイドとか)。ミーくんの声が全然キャストロールに出てこないからひょっとしてSEとかそういう技術なのかと思ったら、普通に最終回ではかやのんの仕事であることが明かされた。すげぇな、どっから声出してんねん。 ○「ゲゲゲの鬼太郎」 6 さぁ、今期の新番組の口火を切るのはこの番組。新番組っていうか、なんていうか。 「ッカー! スマホってすげぇな! オラわくわくしてきた!」って言いたくてしょうがなさそうな目玉のおやじと、眼の色が変わるとエンペラータイムに突入しそうな鬼太郎。事前の映像なんかからは5期の頃以上に「現代風」にリメイクされて「今っぽい萌えアニメ風」になっている鬼太郎たちに賛否の声が飛び交っていたわけだが、まさにその予告通り、徹底的に現代風のテイストを交えた新たな時代の鬼太郎がスタートした。まぁ、すでにアニメシリーズも6期目ということで、「根っからの古参ファン」なんてものはあまり存在しないジャンルなので大きな問題にはならないだろうけども。しっかりとそれぞれの時代を反映して、絶えず新しい姿に生まれ変わることこそ、鬼太郎の、ひいては妖怪の正しい姿と言えるかもしれない。まぁ、今や妖怪っていってもメダルセットしたらウォッチから出てくる連中のことですからね。 かくいう私は実は案外妖怪好き。小さい頃に水木しげる御大の作品の影響はバリバリ受けて育ったおかげで、妖怪の知識は多分人並み以上にあると思うし、鬼太郎の世界観にも愛着はある。ただ、これが自分でも意外なことなのだが、鬼太郎のアニメってあんまり接点が無かった。実家の環境があまりアニメを許容しない場所だったので幼少期にあんまり見られなかったというのが第一(だからこんなおっさんに育っちゃうんだゾ)、親元を離れて自由の身になってからは5期が製作されたが、その頃はまだあんまり朝アニメを見る習慣がなかったのでチェックしてなかったっていうのが第二。シリーズ全てを網羅した鬼太郎は「墓場鬼太郎」だけである。うん、それだと全然違うな。 でもまぁ、何となく様子は知ってるし、幼少期もちょいちょい摘んでいたのでやっぱり「違う鬼太郎だなー」という印象はある。特に鬼太郎のキャラについてはやたらクール&ドライを押し出しているような印象で、「コイツ、なんか厨二病こじらせたみたいな喋り方してんな……」っていうのが第一印象。確かにもともと鬼太郎って熱血だったり少年だったりする印象もないのだが、どっちかっていうと割と自堕落だったり、無気力だったりする印象なんだよね(原作漫画の印象)。今回の鬼太郎は、まだまだ人間とは距離をとって、ちょっと影のある感じで表現されているわけだが、そんな奴が律儀に妖怪ポスト使って人間守ってくれてるのもどうやねん、という気がする。まぁ、大胆な形状変化攻撃を食らってもシレッとすぐに帰ってくるあたりはこのドライな鬼太郎っぽい部分だけど。鬼太郎って、灰にされようがうんこにされようが最終的に戻ってくる奴なんだよな。 そんなクール鬼太郎が挑むのが、いきなりYoutuberが原因の事件というあたり、すげぇ安易に「現代の闇と戦う鬼太郎」を作ろうとして真っ先に思いついたシナリオっぽくて苦笑ものだが、これって現代の子供達に道徳を教える意味では結構効果的。何しろ子供達の憧れの職業第1位がYoutuberの時代なのだ。「調子に乗ってこんなことしちゃダメだぞ」という妖怪を使った教育の皮切りとしては悪くないものだろう。他にもスマホで知恵袋に張り付いて速攻レスくれる猫娘とか、スマホに興味を持って一瞬で騒動の原因を突き止めちゃう目玉親父とか、現代の妖怪たちはすぐにでもこの情報社会に適応してくれそうである。そういや地獄少女もスマホ対応してたもんな。来週登場するねずみ男がどれくらい現代文化に染まっているかに注目だ。 個人的に、鬼太郎をどんな風にいじってもらっても面白ければいいと思っているが、1つだけ要望があるとしたら、しっかり「怖い部分」を残して欲しいということ。妖怪は愉快だし、滑稽であってもいいのだが、やっぱりその根幹には「何だか不可解で、恐怖の対象になる」という現象性があるのだ。鬼太郎という文化は、それを少年漫画の題材として活用した作品であり、「鬼太郎」を主人公にするというよりは「妖怪」を主人公にして欲しい。となれば、毎週とは言わずとも、何回かに1体ずつは「子供が見たら泣いちゃう」みたいな妖怪にも登場して欲しいのだ。今回ののびあがりは、吸血木による大量虐殺シーンがなかなか不気味だったし、はっきりと「悪い奴が因果応報でひどい目にあうんだ」ということが示されていたので、その辺りはすごく良いと思います。あとはまぁ、鬼太郎が霊丸だろうがレールガンだろうが何を使っても構いませんよ。1話目ということで戦闘描写を含めた各所に色々と気合の入った作画も見られたし、「新しい時代の鬼太郎像」として、期待票を投じておきたいと思います。まぁ、東映作品の常として、作画はどこかで限界が来るのだろうが……それも含めての朝アニメだしな。ニチアサが忙しくなるで(ドラゴンボールは見てなかったのでね)。 そして当然最後はキャストの話。目玉のおやじが野沢雅子ってのはずるいよなぁ。「スーさん役を西田敏行がやれば誰も文句言えねぇだろ」っていうのと同じ処置。しばらくは元気玉とか集めそうな気もするけど、多分すぐ慣れる(てかもう慣れた)。沢城鬼太郎は演技がどうこうよりもキャラ設定に慣れるのに時間がかかりそうだけど、これも問題はないだろう。5期の頃の麻酔銃使いそうなきたろうよりは違和感ないわ。ねずみ男に至ってはまだしゃべってもいないのにありありとその姿が想像できるから古川登志夫はいいキャスティングだと思う。猫娘は来週待ち。そして、何と言ってもレギュラーで参加するという犬山まなちゃん役の藤井ゆきよである。何とまぁ、これから毎週、日曜日に確実にゆきよボイスが聞けるようになるのか。なんかもう、それだけでも満足だわ。はるみんの活躍は終わってしまったが、これからもまだまだこのねっとりゆきよボイスは続いていくのだ。ありがとう鬼太郎。ありがとう青二プロ。キャスティング担当が青二だから、今後ゲストで登場するキャラのCVは大体予想がつくよな! 3月31日 ドラフト模様(RIX×2 XLN) ピック順 【Thraxi】→【Mei】→【Sea-chcken】→【Alessi】→【Chrolony】→【Serra】
春なのに お別れですか 春なのに 勝ち星こぼれます。
出会いがあり、別れがあります。さようなら。君のことは忘れない。忘れたくても。記録を遡ると、ドラフトへの正式参戦は2010年の10月、当ブログ上の通信ではNo.10。「ミラディンの傷跡」時代であった。もう、7年もプレイしてたのか……。もう、当時生まれたお子さんも小学生じゃないですか。そりゃ我々の関係性もズブズブになりますわ。なお、先週から参戦したニューカマーについては、その当時からすでに脇で見ていたやつらしいぞ。何がニューカマーだ。 さて、最終戦の成績を華々しく飾ることができたのか……。っていうトピックもあるにはあったのだが、実はこの週末、想定外の闖入者が多く、それどころじゃない事態になってしまった。具体的には、土日の2日間でドラフトが3戦発生。週1のドラフト成立でさえヒーヒー言ってる我々としては異例の事態である。当然、私が面倒臭いので記録は1戦目のものしか残っていないが、一応そういう事実があったということだけは残しておく。2戦目、3戦目の参加者は以下の通り。
2戦目 【Thraxi】【Mei】【Metallica】【Sea-chcken】【Chrolony】 3戦目 【Serra】【Thraxi】【Metallica】【Sea-chcken】【Chrolony】【Newcomer】
なんか、おかしな名前がリストにあるな。
桜舞う季節の最終話。ラストはハッピー川本家で締め。それ以外にも2話一挙放送なので色々ありましたが、すべてひっくるめての「3月のライオン」ですね。エンドカードの宗谷がちょっと可愛すぎるのがずるいです。 川本家以外の要素としては、最終話でまさかの幸田家のお話が出てきた。なるほど、確かにそこをほったらかしにしては桐山零の人生を語り尽くすことにはならないか。作中で幸田の奥さんが言っていた通り、結局この家の問題は何一つ解決していない。香子や歩が零と顔を合わせてしまったら「空気が凍る」というのは事実だろうし(香子は割と慣れてしまっているのでもっと違った対応をするかもしれないけど)、奥さんも未だに零と対面しても「目を逸らしてしまう」ということを自覚している。幸田家の方からは何一つ零に対してアプローチしていないのだから、対応が変わっていないのは当然のことだ。 しかし、零は変わった。そして、すっかり新しい生活を手に入れて「やわらくなった」零は、かつて自分が(意図せずとはいえ)迷惑をかけてしまった幸田家に改めて謝罪するとともに、「自分はもう大丈夫だから、気に病む必要はありませんよ」という報告をしに行ったのだ。報告する相手としては、歩は適当じゃない。彼の前に顔を出すだけで傷つける可能性があり、二人の関係は、未だにアンタッチャブルなまま。今後の人生で、歩はなんとかして自力で復帰のきっかけをつかむ必要がある。香子については、ちょいちょい顔を合わせていた(ちょっかいを出されていた)のであまり気にする必要もないだろう。零が変わったことを一番知っているのは彼女だろうし、わざわざ報告しても嫌味だと思われておしまいだ。彼女は彼女なりに、したたかに生きていくだろう。となれば、あとは奥さんにだけ報告すれば良いということになる(幸田さん本人には会館であっている)。「大丈夫です、あなたの息子は、ちゃんと一人で生きていけます」ということを伝え、彼女の肩の荷を降ろしてやる。今の零には、そうしてやれるだけの心の余裕があるのだ。幸田の家が健全な状態に戻るまではまだ幾ばくかの時間が必要だが、少なくとも、どこか救われたのは間違い無いだろう。 こうして零が以前世話になった「家」に思いを寄せたのは、もしかしたら新しい「家」の存在をはっきりと認識したためなのかもしれない。これまでは「ご飯を食べさせてくれる、申し訳ないくらいに親切な川本家」もまだまだ「よそ様」でしかなかったが、今回ひなちゃんに受験勉強を教えるに当たって、また一つ距離が近づいた感がある。そして、今まであまり意識してこなかったひなちゃんとの関係性。「可愛い子だなぁ」とは思っていたが、「恩人の娘」みたいな対象にそれ以上の感情を持たなかった零が、今回初めて、「ひなちゃんがあんな顔を見せるのは高橋くんに対してなんだよなぁ」と、ちょっと口惜しげに語っている。ようやく、高校生男子の零くんにもそれなりの何かが芽生え始めた……のかもしれない。多分ひなちゃんだって髪型のことを褒められたら悪い気はしないのだし、同じ学校に通い始めたら、ますます距離は縮まりそうな……春ですね。個人的には、そんな青い春にキャァキャァ言いながら確実に年齢を重ねていくあかりさんの方が心配です。あんた、妹の心配もしてないけど、絶対自分の心配もしてないよね。美咲さん、ちゃんと面倒見てあげてくださいね。まぁ、本気出せばあかりさんクラスならいくらでも相手はいると思うが。 しかしまぁ、今回もひなちゃんは可愛かったわ……ここぞとばかりに本気の入魂作画で1つ1つのカットが魅せてくれる。髪型がボブになったひなちゃんは、なんだか中の人を彷彿させますね(中の人は中学生には見えないが)。恋したり凹んだり、全力で青春を楽しめるようになったひなちゃんはかつてのいじめ問題の影はもう無さそうだ。新しい環境、新しい世界を存分に楽しんでほしい。 最後の最後まで本当に癒しのイデアが詰まった素敵な空間だった川本家。これでお別れなんて信じられないくらいに寂しいのだが、最後に「またどこかで」と言ってもらえた。彼女たちの、そして桐山零の前途洋々たる人生、今後も追いかけられればいいなぁ。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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