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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「三ツ星カラーズ」 4→5

 今期ナンバーワンのうんこアニメ。クソアニメとうんこアニメは概念としてずいぶん違う。

 基本的な印象は初見からずっと維持したままの作品。いわゆる「日常系」なのでそこまで積極的に押し出せる要素はなく、ただただ平熱のままで進行する。初回視聴時にも「苺ましまろ」との比較で考えたが、万能クラッシャー松岡美羽を搭載していないし、万能ツッコミ役伊藤千佳も搭載していないので切れ味は鋭くない。「苺ましまろ」がチェーンソーだとするなら、こちらの作品は釘バットくらいの破壊力であろう。

 ただ、それは破壊力に特化しているかどうかというだけの問題であり、売り出す方向性が違っただけの話。本作の場合、そこまでアクの強い笑いを求めるわけではなく、幼い子供のなんとなく自由で、なんとなく突飛な発想が楽しめればそれで良いというもの。「幼女」というよりも「幼児」と言ったほうがしっくり来るんだよな。女の子キャラとしての萌え要素も薄めだしな。

 そんなわけで笑える要素もほとんどないし、時に結衣ちゃんが不憫すぎてヒくようなこともあるのだが、全体的には「上野の平和を守るカラーズの活躍を見守るお話」で間違っていない。本当に狭い範囲での活躍に焦点を当てているので、ご当地アニメとしても割と見るべき点があったのかもしれない。近所でわけのわからないことをわちゃわちゃやるという意味では、京都府民にとっての「有頂天家族」みたいなものなのかもしれませんね。いや、上野の人間が本作をどれだけ推してるかも知らんけどさ。商店街とか、地元住民とのふれあいが多く描かれており、最終話ではそれまで登場したモブが一斉に再登場するなど、謎の団結力も見どころと言えるかもしれない。モブのキャスティングがとてもよい(いつものノリ)。

 あとはメインの3人をどう見るかっていう話だけども……さっちゃんは合法的にまりんかにうんこって言わせるキャラとして機能していました。いや、別に嬉しくないけども。こうして見るとやっぱり黄瀬親子が珠玉。

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「銀魂 銀ノ魂編」 ー→ー

 まぁ、終わってないけどね。一応、なんとなく観てはいました。原作の方もさっぱり読んでないのでどんな展開になるかも知らなかったのだが、銀魂、こんな話になってたんやな……。今までやってきた連載のギャグだとしか思われてなかったところまで強引に本筋にねじ込んでくる豪腕はちょっと笑ってしまった。シリアスは基本的に興味はないのだが、的確にギャグを絶やさずに視聴者の興味を引き離さない手管は流石だ。

 とりあえずまたちょっとお休みね。原作もあとどれくらいで終わるんかなぁ。

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「からかい上手の高木さん」 4→5

 こんな露骨な非モテ用のコンテンツに釣られクマー!

 クマーですね。我ながらちょろいです。まぁ、結論から言ってしまえば高木さんは可愛かったと。でもさぁ、問答無用でただ一心に自分のことだけ惚れててくれる系女子っていうだけで完全に想像上の生き物なのだから、そりゃ手軽な麻薬としては高性能よね。こんなシンプルにトリップできるニヤニヤ空間を提供されたら、まぁ、ただ黙って享受するしかないかな、と。

 考えてみれば、初見の時に「もうちょっとラブコメ方向での押しが強くなればモチベーションになるかも」とか適当なことを書いていたのだが、「もうちょっと」どころの話ではなかった。高木さん、幾ら何でも好意を隠そうとする気配が微塵も感じられないのはどうかと思いますね。そう考えると、今作のキーパーソンって、実は高木さんじゃなくて「これだけグイグイこられても平常時のメンタリティが崩れない西片」の方だったのかもしれない。からかわれ上手の西片くんだったのである。

 こうして「ただひたすらモーションかけてくる女の子をニヤニヤしながら眺める」という、理念としては問題がありすぎるベースに、適宜かしまし3人娘パートなどでちょっとずつ箸休めしつつ、あっという間の1クール。これだけの尺でもそこまで間延びした感じにならなかったのは、そういう構成が最初から意図されていたからだろう。初見の時に「ちょっとだらけすぎじゃない?」と思ったが、無理に締め上げて後半苦しくするよりも、最初からゆるゆると展開し、最後までこの空気感を壊さずに走り切る方が正解だったということだ。それを許してくれる作品作りができた時点で、アニメ化としては成功だろう。

 あとはやっぱり高橋李依のお仕事ぶりである。めぐみん路線からは想像もできないようなこの高木さんの「平温よりちょっと高い微熱」くらいのテンションがクセになる。今期は「ゆるキャン」の斎藤でも似たようなところから的確に距離感を見定めてきた感があり、やはりこの子は器用なのである。そら仕事も増えますわ。

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 突然の麻美子!!! 最終話! どんでん返しが突発的すぎる気がするんですが、まぁ、こうでもしないと終われない話には違いないからな。

 覚悟していたことだが、樹里の最後の止界生活は本当に辛く苦しいものだった。途中までは爺さんや佐河(赤子)もいてくれたのでなんとか時間の流れを感じることも出来たが、意を決して赤子を送ってしまってからは、完全に自分一人の静止した世界。音もなく、動きもなく、ただ自分の意識のみが世界を規定する。いわゆる不老不死の苦悩みたいなものが描かれる物語は多いが、こうして「たった一人の動かざる世界」という恐怖が演出されるというのはなかなか新鮮だ。

 「もしも時間が止まったら」という本当におなじみの願望について、この機会だからと精一杯楽しんでみる樹里だったが、そんなものも長くは続かない。少しずつ精神は磨耗し、最終的には生きる意味を喪失してしまう。自分がいなければ世界は存在しない。しかし、その世界に存在する意味があるものか。そうして「動く意味」を失った時に、いよいよ人の魂は止界に引き込まれ、絶望した肉体はカヌリニになるのであった。

 まぁ、そのままカヌリニになって永遠にこの世界の管理人たる存在に変化するのも、それはそれでこの世の理とも言えるわけだが、そんなエンディングではこれまでの12話が報われまい。最後の最後は、あまりにも突然のジョーカーを切ることで強引極まりないハッピーエンドへ。誰だお前。なんで突然出てきた。

 CV能登麻美子のあまりに軽すぎる女性。彼女の正体は「真の創始者」であった。これまで樹里を振り回してきた止界術も、例の石も、元を正せば全部彼女が生み出したもの。そのオリジンが突然止界に引き込まれ、何も言わずとも全てを察してくれるという超便利システムである。挙げ句「止界術とか全部使いこなせるし」というので、永遠の問題として樹里が抱え込もうとしていた脱出方法も2秒で解決。いやいや、チートすぎるやん。あれだけ頑張って永遠存在に近づこうとしていた佐河さんが完全に道化ですやん……。まぁ、こうしてあっけらかんと全てを受け入れられるような性格だからこそ、何百年も平然と生きているのだろうけども……緊迫感ゼロやなぁ。まぁ、おかげでハッピーエンドなのだから感謝すべきなのか。

 わざわざ遠出した土地で戻されちゃったもんだから帰宅に丸一日かかっちゃった樹里さん。それでもその目に映る我が家の灯りを見間違うはずもなく。新しく赤ん坊一人が増えた新しい佑河家の時計は、再びの時を刻み始めるのである。

 エピローグ、爺さんと樹里の涙ながらの再会は感無量。子供が増えた佑河家は法律上の説明が難しそうだし、翔子さんも突然蘇った兄の存在をどう処理したんだろう。お兄ちゃん(子供)からすると、突然現世に戻ったと思ったら生意気だった妹が超美人でナイスバディのおねーさんに成長してるとか、それはそれで何かがぶっ壊れそうである。

 翼にいちゃんは無事に仕事を見つけた。親父は……もう、あれでいいんじゃないかな(社会に出したらあかん人間なのは間違いないわ)。樹里さんはさすがにお疲れのご様子ではあるが、あれだけのバイタリティを持つ女性なのだ。未婚の母を気取りながらも、きっとこれからもうまいことやっていくのだろう。時間が前に進むことは、こんなにも当たり前で、喜ばしいことなのだ。

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「りゅうおうのおしごと!」 5→4

 戦術的大量ロリコン破壊兵器・日高里菜をフル活用するためのアニメ。すでに何発もの弾を食らい続けている人生ではあるが……その破壊力はいまだ衰えず。

 でもまぁ、基本的にはそれだけのアニメだよな。将棋アニメだけど将棋いらねーじゃん、というのは当然の感想で、今作の場合は特に「ロウきゅーぶ!」のバスケよりも、「天使の3P!」のバンドよりも将棋がいらないっていう。いや、なかったら話は成立しないけど、それこそバスケでもなんでもいいんだよ。なんで将棋をテーマにしてラノベ書こうと思ったんだろね。

 これが普通のシーズンだったら「まぁ、ラノベだし」の一言で片がつくところなので生暖かい目で見守って「わぁ、いろんな女の子が出てくる」って思うだけで満足できるはずなのだが、さすがに「3月のライオン」と同時期に放送されるのは部が悪い。というかタイミングが悪い。作劇の差が如実に見えてしまい、特に中身を詰めずに「可愛い」で埋めているという分かりやすいラノベエッセンスがことさらに鼻につくことになってしまう。まぁ、他作品と比較して観るってのは本来あまり正当なスタンスでもないのだが……。こればっかりはね。

 噂では今作は原作ありのアニメの常として、強引にシナリオを詰め込むためにカットされた部分が多く、それだけに原作ファンからも難色を示されているなんて話も聞くのだが、アニメだけを見ている身としては「確かにそうなのかもな」と思うくらいの出来である。前後の文脈が途切れた、というほどの印象ではないが、どうも話がぶつ切りの印象があり、個々のエピソードのつながりも薄い。たくさんのヒロインを並べる必要性からの構成なのだろうが、桂香さんの存在が宙ぶらりんだったり、ぽっと出の戸松が何しに来たかもよくわからずに負けていったり、最終的に姉弟子が不遇以外の何物でもなかったり、もうちょい「萌ラノベ」としても調整しようがあったんじゃないか、という印象。いや、もしかしたら原作からこうなのかもしれないけども、だとしたらますます残念なだけである。

 将棋要素との融和を図るならばもっと個々の人物像の掘り下げが必要になってくるわけだが、本作は本当にそうした「将棋とドラマを組み合わせよう」という意識が感じられないのでなかなか視聴のモチベーションが維持しづらい。最終戦なんかはそのわかりやすい表れで、主人公・八一が乗り越えるべき最大の壁である「名人」は、一切そのバックグラウンドが見えてこないので「どう強いのか」が分からないのである。意図的に顔を描かずに引っ張ったアニメ演出を考えれば、おそらく「尺も足りないし、極力その部分は無味無臭にしてはしょってしまおう」という意思があり、構成の縛りを考えればそれでも間違いとは言えないのだろうが、これを「3月のライオン」の宗谷名人の扱いと比べればその差は瞭然。名人のキャラの掘り下げがあれば、それだけ対戦している主人公の掘り下げにもつながり、ドラマに厚みが増すはずなのだ。そうした方向での充足を狙わなかった時点で、本作は「最低限の萌え絵ラノベ」を脱却することは諦めているのである。

 まぁ、それでもやっぱり「かわいい」が維持できれば良い、という見方もあるわけで。僕は桂香さんをもらいます。どうせ個人的に小学生はさすがにNGですからね(なんの話だ)。

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「ポプテピピック」 4→4

 クソアニメがクソアニメのまま走りきった1クール。空前絶後の存在感を放ちつつ、最後までブレることなく走りきったその胆力は評価してしかるべきだろう。蛮勇も勇には違いない。

 ただし、先にお断りしておくと、私はこの作品が「嫌い」である。このあたりの感情は、クソアニメごときと簡単に切って捨てるにはいささか複雑な様相を呈している。まず、普段からよく書いていることだが、基本的に「新しいことをやる」という姿勢は成果の如何を問わず評価することにしている。そういう意味では、今作は本当に見たこともないようなギミックが詰め込まれていてフロンティアスピリットに富んだ作品であった。実際、そんな新しい試みの中に面白いものもいくつかあっただろう。個人的には生理的嫌悪感しか抱かなかったので大嫌いだったボブネミミッミについても、最終回でのギミックなんかを見れば1クールの尺を考慮してネタを仕込んでいたことが分かるし、アニメとかいう枠を余裕で無視したヘルシェイク矢野みたいなネタも、「面白ければ何をやってもいいだろ」という体勢の端的な表れ。実写、砂絵に至るまで、「描く」ことの選択肢を貪欲に模索する様は、案外こういうところから未来が見いだせるかも、という変な期待感すら持たせるものだ。15分×2本という構成も基本的にはネタ水増しの苦し紛れではあるが、それでもフランス人パートとか、アフレコ入れ替えによるネタの差し替えとか、無駄にしないような工夫を凝らそうという意識が見て取れる。惰性で作らず、徹底して「クソアニメ」たらんとする精神性は、粗製濫造のアニメ業界の中では見習うべきものであろう。

 そこまでのところは認めた上で、どうしても釈然としなかったのは、本作でも最大のアピールポイントとなっていたキャスト陣の使い方である。「声優が遊ぶ」作品は大好きだが、「声優で遊ぶ」作品は好きではない。本当に当たり前の話だが、声優ってのは役者である。なんらかの役が与えられ、その役を最大限に魅力的にするために誠心誠意仕事をしてくれている。「てさ部」のように完全に中の人特化で役もクソも無い展開になる作品も例外的に存在するが、あれはもう、声優バラエティとして受け入れるべきものだろう。本作の場合、声優要素を前面に押し出し、セールスポイントにしているにもかかわらず、売り出すべき「役」も「役者」も存在していない。毎回毎回、名前の知れた声優を呼んできて、適当に1ネタ振って、それでおしまいだ。その役者の魅力を引き出すようなチャンスもなく、役者ならではの味わいを見せることができない。その結果、話題になるのは「聞いたことがある声だから面白い」という浅薄な評価のみであり、「誰がやったか」だけで「何をやったか」にまで一切意識が向けられないという状況を生み出してしまっている。

 放送中に頻繁に目にした評価に「大御所声優が出ていれば面白いが、若手を使ってるとクソ」とか、「若手声優はさっぱり実力がないから引き立て役にしかなっていない」などといったものがあったが、こうしたいい加減な感想が出ている時点で、どうしても「声優文化を食い漁っているだけ」というネガティブな印象が付いて回る。そりゃ「聞いたことがある有名な声が聞こえる」というのは単純に嬉しいものだし、馴染みがある声でネタを見せてくれるのが楽しいのは分かるが、それが不当な若手声優批判に繋がるのは我慢ならない。所詮今作は「役」など存在しない作品であり、声優側も「演じる」ことなどできないのだから、そこに実力の有無を計るのは困難であろう。にもかかわらず、盲信的に「大御所声優は素晴らしい」と評価し、「キャリアが浅いとやっぱりダメだ」などと評されることがあるのは、ノリと共感だけでアニメが消化されることの多い現代シーンの負の側面が端的に表れた状況だったのではなかろうか。

 声優という文化に対してだけは真面目に向き合いたいという歪んだ信念があるために、どうにも釈然としないものを残したまま、今作を見ることになってしまったのである。我ながらかなりいびつで救いようのない感情だとは思うのだが……誰か、この気持ちをわかってくれる人がいないものだろうか。まぁ、本作で一番面白かった部分はどこか、って言われたら多分芳忠さんの「カツ丼食えヤァ!」だったんですけどね(台無し)。

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citrus」 6→6

 竹達が食われる方のアニメ。まぁ、最後はやっぱり食いにいってましたけど。良い百合でしたよね。まぁ、「ここまで行くと百合じゃなくてレズだろ」みたいなことをいう向きもあるらしいですが、この2つの言葉の違いは(何と無くわかるけど)分かりませんからね。じっくりたっぷり味わってしまえばいいじゃない。

 毎回書いてたことではあるが、お話としては至極ベタである。あっという間に親類縁者になっちゃう強引な関係性なんかは少女漫画の文脈に多い気がするし、距離感がいちいちおかしくて突発的スキンシップを求めちゃう思考構造なんかは「なんやこいつら?!」と思うこともしばしばあるのだが、そうした飛び道具部分を除けば、ライバルの配置や心理的な葛藤部分なんかはわかりやすいラブロマンス。同性愛をテーマに扱っているとはいえ、驚くべきことに今作では作中で「でも、女の子を好きになっちゃうなんて……」みたいな悩みが描かれたことはほとんどない。柚子さんは出会ってすぐに「うわぁ、これって恋心だわぁ」と男前な判断を下しているし、姫子さんにしろまつりさんにしろサラさんにしろ、「綺麗な女の子は好きに決まってるやろが」と一切迷いのない精神性。これが百合姫ワールドなのだろうか。潔くてこれはこれでいいぞ。まぁ、私の中の百合の金字塔はあくまで「ささめきこと」なので、もうちょい悩んでもらってもいいのだが、芽衣さんが相手じゃどんだけ悩んだところで豪腕でねじ伏せられるだけでしょうし。こうした作品も(BLと同じく)市民権を得たということで。

 あとはまぁ、こうした素直な(?)恋愛ものをアニメーションとしてどう落とし込んで行くかのお話。スキンシップ多めのクドい絵面も、ちょっとしたハニカミ混じりの甘酸っぱい青春も、ギリギリの映像としてどこまで真に迫って描かれるか。その辺りが高橋丈夫作品の見どころ。やはりねちっこさ、言外の物言いの見せ方が絶妙である。まだまだ新進のスタジオであるパッショーネも、見せ場は崩さずに良い顔を見せてくれたし、製作陣には恵まれた作品だったのは間違い無いだろう。

 あとは中の人とか。竹達は食う側が似合ってますので、最後に逆襲できたところがやっぱりお似合いかな、という気がしますね。まつりちゃんの危うさを絶妙なラインで見せてくれたしーたむのお仕事も高得点。あとははるみん。とにかくはるみん。藤井ゆきよボイスは、なんだろ……天性のインモラルな部分があるというか……。一言でまとめると、エロい。以上です。

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 春は別れの季節とや。ついにこの時が訪れてしまった。今回を最後に、二人もの熱烈なたほいや戦士たちがこの地を去る。彼らはどこぞのエセ九州人(今回もいる)と違って、もう、なかなか辞書をめくりに来る機会もないのだろう。せいぜい新たな生活の地で新たな辞書メイトを見つけることを祈るばかりである。そして、大きな人員の削減により、我々のたほいや文化もどのような変容を見せるのか。もしかしたら、このまま衰退してしまうのか。節目となるこの試合、大事にしていきましょう。…………ねぇ、大事にしてよ!!!

 

 

Round1・「わりばさみ」

1、切れ味のおちた鋏。

2、盆栽の技法の一つ。割り開いた枝にはさみ込むように接ぎ木する。

3、寺社建築における木組みの様式の一。

4、中国春秋時代の王。淋浴の間に刺客が入ることを恐れ生涯に渡り不潔を貫いた。

5、狂言。二つに割れた糸切りばさみの持ち主を訪ね歩いた太郎冠者が何の役に立つのか問われ、糸巻きも二つに割る。

6、物を高い所にかける時に用いるY字形の棒。

 そんなこんなでタイラントの出題は軽いジャブから。 ①悪りぃハサミ。 ④「淋浴」という謎の言葉が現れ、実際には単に「沐浴」の誤記だったわけだが、解答後に確認してみたら中国語ではシャワーとか、そういう水浴びを意味する言葉だった。もともと「淋」という感じは「水が滴る」という意味を表す漢字らしい。「知ってましたよ、わかってて書いたんですから」。 ⑥モノは分かるけど名前は分からないシリーズ。「まっそのとかきゅーれっとに続く棒シリーズですね」「いや、『まっその』はそれが正解じゃねぇからな」。

 

Round2・「ぺてーふぃ」

1、(「老人か若者である」の意)賢人。

2、生粋のサンクトペテルブルクっ子を呼んだ語。

3、スペインの伝道師。南米での活動の後、帰国の際に採ったペテーフィ航路で知られる。

4、(学生語)問題を矮小化する。

5、14世紀イタリアの建築家。ミラノ大聖堂などを設計。

6、ハンガリーの革命的国民詩人。自由と愛を歌った。解放戦争に加わり若くして戦死。

 もう、どこから触っていいのか全くわからない言葉。その結果、3人が当てた。多分他の答えが役立たずだったせいだろう。 ①なんかよくわからなかったけど「ギルガメシュ」の意味がこういう感じ?らしい。 ②言いにくいわっ! ④「petit-fy」で「小さくする」らしい。 ⑥まだ経験の浅い最年少の某氏だけは「革命的国民詩人とか言う書き方しないでしょ!」と驚いていたが、他の連中は「これが広辞苑やねん」。

 

Round3・「らら」

1、着物の下に着る肌着。

2、日本の小説家、詩人。本名、森羅々。小説家の森鴎外は父にあたる。

3、韜晦語の一。ほにゃらら。

4、アジア救済連盟の略称。

5、ララバイの略。

6、徳川乱破ランドの通称。

 2文字の出題はしんどいが、これはひときわしんどそう。 ①裸に羅(薄い着物)。 ②森鴎外の子供の名前が特徴的なのは割と有名な逸話だが、残念ながら羅々さんはいなかった。正解はこちら。 ③韜晦語って言う謎の言語ジャンルがあるのかどうか。「チョメチョメ」とかも韜晦語なんだろうか。 ④Licensed Agency for Relief of Asiaの略だそうな。日本を戦後は危機とLARA。 ⑤略さんでも。 ⑥どんなレクリエーションやアトラクションが待っているのでしょうか。「江戸城ミステリーツアー」とか、「シノビトリカルパレード」とかが見られるんでしょうか。

 

Round4・「みそごい」

1、三十路女の恋。

2、サギ目ミソゴイ科の鳥。クチバシから鼻頭にかけての黒い線が特徴的。

3、しつこい。

4、大便碁石症の専門医のこと。

5、→月またぎ。

6、→鯉こく。

 ①ほっといたれや。 ②調べたところ、サギは「ペリカン目サギ科」だそうです。そしてその近種として「ペリカン目サギ科ミゾゴイ」と言う分類の「ミゾゴイ」は普通にいました。鳥とか植物の名前は本当にわからんな。 ④まぁ、これの分からないレベルに比べればマシだが……。 ⑤「三十日越え」。 ⑥「味噌で食べる鯉」。

 

Round5・「わがいのちを」

1、フランスの作家カルドンスの小説。一人の男が信仰を捨てていくさまを描く。

2、樋口一葉の小説。夫を戦地に見送った妻が自死を決意するまでの心理を精緻に描いた。

3、ブラームス交響曲第三番の通称。ドイツ軍歌として用いられた。

4、聖句。Korta, el, fesの訳出。

5、伝説の姫倭寇、千代の異名。骸骨拳の使い手であったことからいう。

6[枕]ながにかかる。

 こう言う面倒臭い出題すると書記が苦しむ。 ①②過去の「なにをなすべきか」の例を参照すれば、こうして書名にするのが一番無難。 ③曲名もありやな。 ④何となく知らない言葉を引っ張って来たかったからここから拝借しました。 ⑤「倭・骸・の・千代」。誰だ、何だ、どうした。 ⑥枕詞でほとんどの文字数使っちゃうのってどうなんだろうな。

 

Round6・「ばいよん」

1、(四の二倍の意から)蜂の俗称。

2、ブラジル北部の民族音楽。四分の二拍子。

3、(「バイバイ40年代」の意)これから昭和50年代に突入するという決意の語。

4、中国の言語学者、思想家。中国哲学の名著に無許可で自分の思想を書き加え翻訳し、諸外国に散布した。作「論語・de・ロンゴロンゴ」。

5、西アジア発祥の二弦楽器。

6、多剤耐性菌の一種。毒素を産することはないが、体内で増殖すると危険。

 出題時に「そんな名前の遺跡なかったっけ?」という確認が入ったが、実際にそういうものもあった。ただしこれは別な「ばいよん」。 ①記念すべき最終問題でタイラントから票を入れられて、僕ぁ幸せだったよ。 ②どう考えても日本語じゃないのに四分の二拍子はずるいよな。 ③俺ら最近「バイバイ20年代」とかとかった記憶ないし。 ④これで終いやで! せめて僕らだけでも、正しい歴史を刻んでいくことをここに誓うのであった。

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 はい、タイトルドン! 最終話! コンチクショー! ニヤニヤするよなー、こうなってほしかったよなー。春からカレッジ編スタートだってよー、見てーなこれはー(読めばいいのでは)。

 大団円と言ってしまって問題ないでしょう。ぶっちゃけカルタフィルスの処理についてはまだ残ってる問題がある気はするのだが、ここまで綺麗に諸問題が片付いたと言われちゃぁ、おめでとうと万感の拍手で送り出すしかないだろう。魔法使いの嫁は、魔法使いの嫁になって終わるお話なのだ。そこには祝福があってしかるべきだ。

 カルタフィルスとの最終決戦。彼はもう「僕が世界で一番不幸なんだヨォ!」と叫んで子供のように暴れまわるしかない存在。そこに灰の目なんて面倒ごと増幅器まで加わってしまい、一時は本当にどうなるものかと思ったが、そこはなんとか主人公パワーで押し切った。やはりチセさんはコレと目標を定めたら一切ブレない人。少年漫画の主人公的にいうなら「ウルセェ!(ドン!)」である。正確には「自分が不幸だからって他人に迷惑かけるな小僧!」である。「お前は自分が犠牲になるならいいのか!」というごもっともなカルタフィルスのツッコミに対しても、実ははっきりとした答えは与えていない。「せやで!」と言って押し通しただけである。そもそも意見の一致など見られない対決だったのだからどちらかがねじ伏せられるのは当然なのだが、ここでまさかのチセさんが力技で押し切った形。もちろん、そこには怒られてちゃんということを聞くようになったエリアスの姿もあるのだ。これは多分、組織力の勝利でしょう。もちろん、相手に不利益を押し付けるような勝負ではなく、カルタフィルスに対しては救いを与える結末なので問題なく成立している。

 こうして、「カルタフィルス」は「ヨセフ」から離れ、チセの中へと移り住んだ。埒外の長命と、埒外の短命。この2つが合わさることでチセは「まるで普通の人みたい」になったという。ちょっと上手くいきすぎな気もするが、ぶつかり合った思想が対消滅するってのはある程度は予想された結末ともいえる。こうして当面の問題が解決すれば、あとはこの先の話。そう、未来の話。

 今回の短いシーンだけでも、エリアスは「怒り」を感じたり、「綺麗だ」と思ったり、少しずつ人間らしい感情を増やしている。それと同時に、チセはステラに対して屈託のない笑顔を見せたり、エリアスに対してもさらりと文句を言ったり、二人三脚での成長を感じさせる。最終的に、二人の間では「言葉を使って話し合おう」という結論が出ており、この「言葉を通じての意思疎通」は人間的な文化の象徴とも言える。「あちら側」に半身を置いていたエリアスが少しずつ「こちら側」に歩み寄っている形。それでも、チセは引き続きエリアスのことを「先生」と呼び、「弟子」も続けていく。一方的に教え、導く関係ではなく、互いに足りないところを補い合い、「あちら」でも「こちら」でもない、新たな「我が家」を築いていく関係。これこそが、この作品の1つのゴールだったのだろう。

 末永く、御幸せに。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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