最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
登場後一発目の技がトペの怪獣ってどないやねん、第10話。あの気持ちの悪いモーションは怪獣の歴史に残るぞ……いや、怪獣にカテゴライズしていいのかどうかよく分からんが。とにかくモーションが恐ろしくて、本作の最大の売りである特撮&アニメの融合形態としては最高にアツいバトルだったのは間違いない(キモかったけど)。 見事にサブタイ通りの展開となっている崩壊の序曲。何が壊れるのかと思ったら、完全にぶっ壊れたのは「アカネの世界」であった。いやはや、何が起こってしまったのかさっぱりだが……。 世界創造のモチベーションを失ってしまった「神」。いや、ここではもう、創造の力が欠けてしまった「元・神」とでも称した方が良いのだろうか。世界を管理し、意のままに操ることを楽しんできたアカネだったが、度重なるグリッドマンの妨害によって世界はほころび始め、絶対的な統制機構であったはずの怪獣もことごとく対処されてしまう。万能感が消え、責務を負わされた作業になってしまったら、楽しかった怪獣づくりも単なる苦行。「なぜ怪獣を作っていたのか」も定かでなくなり、提出したタスクは期限を守るだけのズタボロクオリティ。それでも一応ノルマを果たしたってことでアレクシスさんが製品化したわけだが、元々なんのモチベーションもない怪獣が暴れたところで世界に影響を与えられるはずもない。瞬殺されたというよりも、「さっさとお家に帰りたかった」ぐらいの方が正しい表現だったのかもしれない。 神がやる気を失ってしまった世界。そのまま自動運転で世界は進んでいくわけで、怪獣も出てこなくなったのなら平和そのもので万々歳のはずなのだが、残念ながらそこはアレクシスさんの意思が介在してしまう。今回の怪獣が一体どういうシステムになっていたのかはよく分からないが、まさかの「中の人」が登場。そのあまりに機敏な動きは完全に怪獣の範囲を逸脱しており、もうアカネなりのポリシーも何もあったもんじゃない存在。アレクシスが「中の人」と称していたのは単なるおふざけだったのか、それとも、アレクシスが過去に具現化させた怪獣もああして中に「なんらかの動かす人」を導入していたという意味なのか、そのあたりは定かでないが、確かにあの動きの機敏さとアクションの大仰さは怪獣の中にいるべき「アクター」の動きを彷彿させるものである。実際にはそのアクターが「アカネの持つ悪意そのもの」であることが関係者筋のアンチ君に語られており、おそらくアレクシスは、そうした人間の巨大な負の感情をエネルギーにして、怪獣を作り、動かしていたということなのだろう。今回は「がわ」があまりにも脆弱だったため、薄弱になり、目的意識すら失ったアカネのどうしようもない悪意が、あのような形で暴走したということなのだろう。感情をそっちに持って行かれてしまったアカネさんは、もう、何の感情もなく、ただただ自分の作った街をあてどもなくさまようばかりである。 そして、ヒーローと戦う怪獣という美学、いわゆるプロレスを失ってしまった怪獣は、かえって強い。何しろ守るべきルールが何一つないのだ。怪獣は「序盤優勢、最終的に敗北」とかいう不文律があるし、ヒーローがやるべき格好いいいことを全部受けきらなきゃいけないというかわいそうなノルマがあるが、今回の怪獣はそんなこと一切気にしない。登場直後からいきなり先制攻撃で容赦なく殴ってくるし、せっかくの装備(普通に考えたら一番売り出すべきおもちゃだ)を容赦無くひっぺがし、生身のグリッドマンを殴る蹴る。ちびっこが一番望まない展開を平然とやってのける。枷が外れてしまった「アクター怪獣」を前に、グリッドマンはマジで敗北寸前だったわけだが、そこで今回2つ目の「崩壊」要素であるアンチくんが登場するわけだ。 考えてみりゃ、コピー怪獣という彼の特性もこの展開の布石といえば布石か。憎くて憎くて、ひたすらコピーを続けてきた永遠のライバルが、いつのまにかヒーローそのものに同化し、感情移入しているという。うーむ、ヒーローと怪獣じゃない文脈ならこれ以上わかりやすい設定もないくらいのものだが、この二人の関係においてはなんとも歪で、ぶっ飛んだ展開になっている。勝手にグリッドナイトとかいう名前をつけられちゃったアンチくんは不本意なんじゃなかろうか。でも、この「設定崩壊」展開も、アカネがアンチに自由行動の許可を出したが故に起こったこと。どんどん神の手から離れた「設定」が一人歩きし、アカネの世界で好き放題に振舞っているのである。これまで散々アンチをいびり倒してきたアカネがすべての感情を失い、ただ茫漠とアンチを解放するシーンの言いようのない切なさは、アカネ派の人間には本当に苦しいものがある。 そして、神の意志を離れて明後日に飛んで行ったわけのわからない展開を見せられた「元・神」は、この世の理不尽を嘆く。どこで間違ってしまったのか。せっかく作った理想郷は何が足りなかったのか。別にそんなに思い入れがあったわけじゃない。絶対に守りたいとマジになってるわけでもない。何事にも本気になんてなりたくないアカネは、ズルズルと落ちていく自分の立場について、もう、どうでもよくなってきている。理不尽な社会への鬱憤を晴らすために作ったこの世界が、再びの理不尽で塗り替えられていく。いったい誰が悪いのか。グリッドマンのせいか? 裕太のせいか? アレクシスが悪いのか? はたまた自分が悪いのか? 考えることが面倒になってしまったのだろう。アカネは問題をシンプルにするために、今まで踏み越えなかった一線をサクッと踏み越えてしまった。 神の手を離れた筋書きは、最後にどこに行き着くのだろう。
PR Wow! That’s amazing! 第10話! こういうオリジナルの入れ方してくるのかよ! すげぇなアニメスタッフ! もう、今回はホルマジオ戦云々を全部ぶっ飛ばしてオリジナルパートのことで頭がいっぱいだ。なかなか原作ありのアニメってオリジナル要素でいじりにくいのだが、こういう程よい追加エピソードが入れられると、それだけでかなりお得感がある。完全オリジナルでの一遍ではなく、原作にあった要素を少しだけ膨らませて小話を挟むくらいのバランスが良いね。がっつり同人誌出すんじゃなくてコピー誌でちょっと妄想を垂れ流すくらいの感覚。いや、ちゃんと責任持ってアニメ作ってるんだから同人じゃなくてバッチリ公式なんだけどさ。20年以上ぶりに公式から新たな燃料投下してもらったようなもんやろ。俺らだって20年間ずっとみたかったんだよ。暗殺チームの連中がイチャイチャしてるところはさ。 それぞれのキャラを先取りして、ちょっとずつその素顔を紹介することで、今後のVS暗殺者チーム戦はかなり印象が変わることになった。原作では「またとんでもなく癖が強いのが出てきたぞ!」っていうのを各パートの最初に繰り返していたわけだが、今後は「形はどうあれ、すでに紹介されたキャラクターにいよいよ出番が回ってきた」という形で新キャラが登場するのだ。ぶっちゃけジョジョレベルの作品だと「アニメが初見」っていう視聴者は少ない気もするが、もしそういう人がいたなら、原作組とどのくらい受け取り方が変わってくるかは気になるところだ。 せっかくなので、わざわざ筆を割いてもらった各キャラについてちょっと触れておこう。今後の戦闘順で見ていくと、まずはホルマジオの掘り下げ。リトル・フィートがしょうもない能力だと実際に言われているのは史上初公開だったわけだが、その使い方が……エグすぎるやんけ……。そりゃもう、暗殺者チームもクソもないな。いや、ぶっちゃけあそこで飲み物の中に入れるものはミニカー(仮)だろうが、毒物のカプセルだろうが結果は同じわけで、特別リトル・フィートが「ならでは」の活躍をしたシーンではないのだが(あそこで何かを入れられるようなターゲットなら、他の方法でいくらでも殺害できるはずだから)、わざわざ自動車を使ってやるというところに、ホルマジオのこだわりというか、自分のスタンドへの自負みたいなものが感じられてゾワっとする。工夫次第でどうとでもなるスタンド使いのセンスみたいなものが、こういう形で発揮されることになろうとは。 チームの中ではそこまでキャラが濃くない方(?)のイルーゾォ。CVはなんとナリケンさんである。うわぁ、声がクドぉい……。それだけで充分ですわね。ちょいと神経質な感じとか、こちらもかなり癖の強いスタンドの持ち主なので、なんかこう、ちょっと鬱屈した劣等感とか、自尊心みたいなものが強く出ていそうなキャラなのである。彼がチームの中で何かをしている描写は原作ではなかったはずなので、わずかな時間でも和気藹々としてくれているとそれだけで救われる気がしますね。こいつら、ちゃんと「チームへの愛着」「仕事への責任感」を見せてくれるから憎めないんだよなぁ。 アニメ絵で見せられるとクリーチャーにしか見えないとんでもない造形のペッシ。CVは木村昴で、なるほど、間違いなくキャスト陣の中では「マンモーニ」ではある(容貌からはそうは見えないけど)。彼の場合、チームの中でのいじられ役、パン買って来させる後輩みたいな立ち位置が最大のポイント。原作ではプロシュート兄貴との絡みだけだったのでごく自然に「かわいい後輩」で落ち着いていたが、今回他の連中と絡むことで、「こいつらの下で仕事覚えるの大変そうだよな……」という彼なりの苦労みたいなものも滲み出ていた気がする。ホルマジオにいじられてるシーンとか、「まぁ、愛されてるんやろけどな」という微妙な距離感が見えるのもいい感じだ。しかし、なんでこんな能力、こんなメンタリティなのに暗殺チームに抜擢されたんだろうな。もしかして、チームの仕事とは関係ないところでプロシュートとは付き合いがあったのかもしれない、なんてことも妄想できる。なんかこう、ペッシのお父さんがプロシュートの恩人だったとか、そういう繋がりでプロシュートが面倒見てあげてる的な。 そんなプロシュート兄貴は、なんとCVが鈴木達央である。つまり、ゲーム版のギアッチョがプロシュートである。なんやそのややこしい関係性は。ギアッチョからのプロシュートって、なんか格が上がったような気もするし、そうでもない気もするし。いかにペッシに人生訓を叩き込む説得力を持つかが勝負のポイントである。ちなみに、みんなが集まっているシーン以外でも兄貴はずっとペッシと行動を共にしている。バディで動くのが基本のチームなのかもしれないが、その場合って残りが「メローネ&ギアッチョ」「ソルベ&ジェラード」になって、リゾットはリーダー格だから単独で動くとして、残ってるのが「ホルマジオ&イルーゾォ」なんだよな……あんまりイメージわかんな……。 女性の足(ハイヒール)を見て舌なめずりをする純正キモ野郎、メローネさん。CVはマジ兄ぃ。違うよ、マジ兄はハイヒールじゃなくて単なるニーハイフェチだよ……いや、キモさという部分では負けてないかもしれないぞ。ディモールト良いかもしれないぞ。メローネさんのセクハラシーンは5部の見どころの1つといっても過言ではないので、マジ兄のいつも通りの(?!)活躍に期待が高まるばかりである。それにしてもメローネさん、普通に考えたら体育会系のギャング連中の中では確実にいじめられそうなキャラなのに、特に違和感なくチームの席に座っているのは才能なのかなんなのか。もしかしたら、誰から見ても問題児のギアッチョを押し付けられ、面倒見ているうちに割とコントロールできるようになり、「ギアッチョの子守役」みたいなポジションで居場所を見つけたのかもしれない。ギアッチョ、割とメローネになついてる描写は原作にもあるんですよね。普段からベイビィフェイスの世話をしてるメローネさんは、面倒な子のお世話が得意なのかもしれません。 そしてそんなギアッチョは、CV岡本信彦っていうだけで全部が片付くっていう。もう、完全にキレ芸声優やん……。今のところ、キレてる内容は全部普通のことばかりでしたね。あんだけキレやすい人間がクレバーさを求められる暗殺チームで仕事を続けられてるのはスゲェと思うんだけど、やっぱりメローネのおかげなんだろうか。アニメカラーのギアッチョさん、殊更に髪が青いので怖い(まぁ、スタンドのイメージなんだろうが)。 そして、こんな大変そうなチームをまとめ上げるのが、冷静沈着なリーダー、リゾットさん。CVの藤真秀さんという人は唯一初めて名前をチェックすることになった役者さんだが、どうやら外画メインの人のようだ。今後のお仕事に注目したい。リゾットさんについては、今回はあまり表に出て来なかったですね。まぁ、ぶっちゃけると今回リゾットを前面に押し出しちゃうと「ボスの脅しに屈したチームのリーダー」っていう印象が強くなって後から登場した時の「ボスに反旗を翻した野心の男」っていうイメージが揺らいでしまうので、彼は出番まではひっそりしてるんじゃないでしょうか。後はまぁ、面倒臭いチームメイトを抱えて胃が痛くなってるだけかもしれません。 そして、ソルベとジェラート。まぁ、別にキャラ云々は特にないんですが、「デキてるって噂だった」っていうのが、「まぁ、事実なんやろな」っていうレベルまで引き上げられたのは収穫なんじゃないでしょうか。「お揃いのペディキュア」とか、完全にもう…………ね。まぁ、そんな事実をペッシだけが認識してたってあたりが意外で面白いところなんだけど。あの2人がペッシに「いやぁ、この色見てヨォ、オソロなんだゼェ」とか言ってたって考えるとそれだけでざわざわしません? やっぱりペッシはチームの中ではかなり愛されキャラだったんだろうな。そうそう、作中でも屈指のアレなシーンとして有名な輪切りのソルベだが、改めて見てて、「30枚以上もわざわざ丁寧に並べ替えなくても、だいたい分かった時点でやめろよ」って思ったよね。結構パーツが細かいし、額縁にナンバーでもふってないと並べるのに手間がかかったはずなんですよ。途中でなんだか大体わかった時点でやめときゃいいのに、ご丁寧に完全再現までさせたのは、その後の埋葬処理なんかのことも考えてのことなんでしょうか(処理業者も辟易しただろうな)。でも、みんなでわいわいしながら「そのパーツこっちじゃね?」とか「そこ順番逆だろ、これ先に置けよ」みたいにパズルを並べてるチームのことを考えると、なんか変な笑いが起こる。いや、本人たちはそれどころじゃないだろうけども。 うーむ、やっぱりこれだけのキャラがまとめて出てくると情報量が多すぎて大変だったわ……。ナランチャVSホルマジオは来週も続くのでそこでまとめて片付けましょうかね。あ、でも1つだけ書いておくと、多分見てる人はみんな思っただろうけど、「電話でかすぎね?」(身長50センチ台のナランチャの3倍くらいはあったので、あの公衆電話1台で人の身長くらいのサイズがあるぞ)
就寝時の服装がエロい七海燈子、第10話。そりゃま、自宅で寝るときのかっこなんてラフなもんでしょうけどね。おっぱいの大きな人は寝る時には横に流れて型崩れしやすいので、ブラして寝ないとすぐたれてくるってのは本当なんでしょうか。まぁ、でかい女性からしたら「寝る時まであんな拘束具つけてられるかボケ」って感じらしいですけど。 下世話な話から入ってみましたが、何より下世話だったのは前回の燈子さんだったのだからしょうがない。さすがの侑もあの一件以来ガードを上げざるを得ず、ちょいとばかしギクシャクした関係になってしまった。しかし、この「ガードをあげる」という行為の意味が侑本人と燈子の中で全く違う意味を持ってしまっているのが面倒臭い。燈子側からしたら、当然「ヤベェ、さすがに攻めすぎた」っていう反省になる。いくら侑がそういうことに寛容でこれまで全てを受け入れてくれたといっても、どこにリミットがあるかは分かったもんじゃない。昂った時に歯止めが効かない若い情動を、何とか抑えなきゃいけないという反省が燈子にブレーキをかける。 しかし、実際に侑が悩んでいるのはそんなグイグイ来た燈子に辟易したからではない。グイグイ来られたせいで、どんどんその気になっている自分に気づかれまいとしているためだ。それはもちろん燈子にバレたくないという意味でもあるが、何よりも自分自身に気づきたくないと思っている。自分はそんな人間じゃない。此の期に及んでそんな諦めの悪いことを考えているのである。それもやむなし、何しろそのことを認めて燈子に近づこうとしたならば、相手は即座にその身を翻してしまうのだから。七海燈子とは、本当に面倒臭い対象なのである。 そんな燈子の謎めいた部分にも易々と切り込んでしまったこよみさんの審美眼の鋭さよ。無自覚とはいえ、燈子という虚ろな入れ物の内実を看破し、さらに隠れたる野獣、佐伯沙弥香の本性にまで肉薄する。もしかしたらラブリーゴーストライターみたいな念能力保持者なのかもしれない。その才能を見込んだ悪の組織に消されないことを祈るばかりだ。現時点で沙弥香の感情に気づいている人間はいないはずなのだが、あの場面を「そういう目で」みていると、明らかに配役を振られた時だけ声が上ずって高くなっていたり、実は沙弥香さんも割とわかりやすい反応をしている。まぁ、燈子があの通りなので本人に直接気づかれる心配はなさそうだが、問題はこの空間に「観劇のスペシャリスト」である槙という化け物が存在しているということ。関心のある配役の話になった途端、彼はスッと紙を持ち上げて自分の口の前に持って来た。これはおそらく「自分は何も口を挟まない」ということを意識的に見せた振る舞いであり、なおかつ、目の前で展開されるあれこれを、「薄紙一枚」の境界を隔てて見ようという意思の表れでもあるだろう。彼の目には、侑や燈子、そして沙弥香の「演技」はどのように見えているのだろうか。 結局誰もが自分を偽って生きている現実世界。「ほんとの自分」なんてのは単なる甘言でしかないが、実現できない現時点ではそれを称する言葉は「私未満」でしかないということか。「ほんと」を見つけ出したい侑は七夕の星に願いを込めたいところだが、残念ながらそれは自意識にも出せない秘め事である。願いをかけるべきは目の前で屈託無く笑う「昼の星」。キラキラと眩いその光景に、侑はただ目を細めるばかりである。 Bパートは侑の内省から幕を開ける。燈子に振り回されている現在の状況を鑑み(どこまで自分が影響を受けているのかは言及しないあたりが彼女らしいが)、夏休みを契機にいくらか昔の自分と向き合う反省の時間。しかし、旧友はかつての侑と比較して、現在の侑を「いっぱいいっぱい」であるという。何かに焦り、悩み、心を砕いている小糸侑。どうやらそれは中学時代にはみられなかったものであるらしい。まぁ、確かに「器が特大」「神経がごんぶと」っていうのは事実だろうからね。目立たないタイプのくせしてスペックが異様に高いので、並大抵の事件ならば、侑は平然の飲み込むだけの度量がある。しかし、七海燈子は飲み込むには大きすぎたのだ。そうしてやきもきする侑を、旧友はちょっと嬉しそうに見ていた(そして店長は、特有のセンサーで何かを感じているようだった)。 少しずつ「私」の内側を探り始める侑に対し、絶対的な壁を感じさせてしまうのは燈子の方。全てがうまくいっているかのように見えた彼女だったが、家族の食卓ではまだ何も解決しておらず、時計が進んでいないことが露見してしまう。結局、どれだけ奔放に振舞っていたとしても、燈子は侑に対しても、沙弥香に対しても、一切ガードは下げていないのである。自分は姉のようにならなければいけない、否、なりたいと思っているはずだ。そんな彼女の中には、もはや「私」すら存在しない。「私未満」ですらない、空っぽの器に姉の幻影が入っているだけ。「私はお姉ちゃんになる」とは言ったものの、彼女の目指す「お姉ちゃん」とは一体何を指すものか。そこに実態はあるのか。生徒会劇を成功させれば、その目的は達成されるのか。それを尋ねることは、今の燈子にはあまりに酷だろう。やがて何になるのか、今はまだ分からない。冠されたタイトルは「私未満」ですらない、実在すらしない「逃げ水」である。追いかけて、追いかけても。 えっ、ゆうぎりさんの個別エピ無いの?! 第10話。一応今回ちょっと出番多かったけど……でも以前やったやつの天丼とか、新規要素増えてませんやん。彼女だけ死因分かってませんやん。この流れで今後エピソード入るとは思えないし、まだたえちゃんがまるまる残ってるし……あっ、そうか、第2期にやる予定なんだね!! うーむ、まさかこういう方向に展開するとは思わなんだ。まぁ、アイドルアニメなんだからそっち方向の振り方も充分あり得る話ではあったんだな。よくある「意識高くて暴走しちゃう主人公」プロット。周りの人間が怠惰に見えて、自分勝手な感情を振り回して暴走するタイプのお話作りは特に最近色んなところで見る気がするが(具体例はパッと出てこないんだけど)、まさかさくらさんがその役を任されることになるとは思ってなかった。もともとアイドル活動自体にも懐疑的だったさくらさん、いつのまにか完全にアイドルマインドが身に付いてるなぁ。それもこれも愛&純子っていう良き指導者の鞭撻の賜物だとは思うのだけど、「唯一記憶が戻っていない」という引け目があることも関係して、ちょっとしたイベントでは済まされないくらいにマインドが暴走してしまった。この辺りで歯止めが効かなくなっちゃうのは、ゾンビ化したこととは無関係なはずなので、さくらの持って生まれた性質なのだろうか(死んでるけど)。まぁ、他のメンバーもそんなさくらを見ても達観しすぎだろ、という気もするけど。これまで散々幸太郎の思いつきに振り回されてきたので、みんなして良くも悪くも度胸がついてしまったのだろうなぁ。 突然の焚き火開始に「おっ、ゆるキャンかな?」と思ったらさらに「ツルネ」になって最終的に「ゴールデンカムイ」になるという謎の詰め合わせセット。突然起動した愛ちゃんの狩人属性があまりにも謎すぎる。純子が釣り人として妙にハマってるのはなんか納得できるんだけどね。ガールスカウトのまさお、そして時代を超えているので他の連中よりもサバイバル対応度が高いゆうぎりさん、大体のことを勢いで片付けられるリーダー……うむ、山籠り向きだな! ……どうなんだろう。普通に考えて、花魁人生を送っていたゆうぎりさんがあんな風にたくましく山籠り生活に順応しちゃうのは違和感があるのだけど。もしかしたら里山で育った幼少期から、家の都合で遊郭に売り飛ばされた娘だったりしたのかなぁ。色々と想像して楽しむしかないよ。ゆうぎりさんの情報がさっぱりないのだから。 まぁ、とにかく山籠りによる友情タッグイベントのおかげでただでさえ充足していたフランシュシュの連帯感が完璧なものに昇華した。初期の「何でアイドルなんてやるかよく分からん」という状態から、よくも短期間でここまで立派に育ったものである。いや、相変わらず何でアイドルやるのかはよく分からないんだけど……みんなして過酷なレッスンに文句の一つも言わず精進しているのは、結局根っこのところでアイドル活動を楽しんでるってことなんだろうな。 さて、問題はそんな中でさくらさんが何をモチベーションに頑張っていくのかということだが……うーん、トラック。昨今のなろう系転生をあざ笑うかのように今作3度目の人身事故。「はねられすぎだろwww」って思ったけど、これってもしかして「ゾンビ映画ならひとまずゾンビは車で轢く」っていうセオリーをパロってるのかもしれんな。まぁ、最初のさくらさんはゾンビじゃなかったけど。あれ、どうなんだろ? こんだけ記憶喪失が重なるなら、もしかしてあの1話の時点でゾンビだった、っていう展開もあり得るのか? いや、そんなことしても意味ないけども……。少しずつ幸太郎の言動が意味深になってきているので、何か最後にひとネタありそうやね。
えっ、万策尽きたの?! 第10話。サンライズ作品で万策尽きるのって珍しいな。「過去にそんなんあったけ?」って思い出そうとしたら万策尽きるどころじゃない作画だった「クロスアンジュ」のことが脳裏をよぎった。まぁ、休んで安定するならしゃぁないけども。 ぶっちゃけ、今回も作画微妙なところはあった気がするしなぁ。今作のキャラデザみたいにメリハリ効いた濃いめの作画は、ちょっとバランス崩すだけで目立ってしまうので作画班も気を遣うだろう。いや、だからって休んでいいという理由にもならんのだが、ぷるんぷるんになるよりは諦めて日程調整してもらったほうがいい。ただ、そのせいで放送枠はみ出して特別編が半年先送りになるとかは勘弁してほしいけども。 今回のお話の最大の見どころは何と言ってもぶっ飛んじゃったキリルのキャラ設定だろう。ディーナさんの言葉を借りるなら「お前がバカじゃないなんて絶対に認めない」である。いや、マジでそうだから。バカはバカでいてもらわないとどうにも調子が……いや、バカなのは間違いなんだけど……なんとまぁ、紙一重の方のバカだった。本人に全く「その気」がないので本当の持ち腐れの才能だが、研究職の人間が聞いたらキレそうなことも平気で言ってますよ。世の中には才能を持って生まれた人間というのはいるもんでなぁ……あとはそれを正しい場所で使えるかどうかの問題なのだが、キリルの場合は見事に間違ってしまっているので割と無能。いや、でも前回は卓越した身体能力も見せつけてくれたし、本当にこいつってバカなところ以外は欠点らしい欠点も無いな……。 そんなキリルだからこそ、周りの人間も何かと関係性を深めてくれる。今回はダグさんがサボり気質を発揮して終始ドタバタしていたので、キリルの方がかなり真面目なツッコミ役のように見える展開だった。ダグさんも有能なのに気分屋で問題あり、キリルもバカに見えて実際は高スペックだったことが判明し、実は割といいコンビだったのかもしれない。将来的にはキリルの無駄な才能をダグさんがサボるために巧みに操る展開になればパーフェクトだな。そうなるためにも、現時点でキリルが持っているダグさんへの信頼感は維持しといた方がいいと思うぞ。 そうしてキリルの隠し設定が明らかになった以外は、いつも通りにジェットコースターで展開しつくしてしまう忙しい筋立て。これも作品次第では2話に分割して充分な話だよな……「DARKER THAN BALACK」とかなら、じっとりといやらしい雰囲気をにじませながら2話でねっとりやるお話だっただろう。今回はナレーションの耀司さんにほとんど出番がないくらいにシナリオの進みが早く、院長の実験場が見つかるあたりのくだりなんて本当にダイジェストみたいだった。まぁ、それでも分かるレベルなのでギリギリ許せる構成ではあるのだが、やっぱり最後の父子の語らいなんかはゆっくりやってほしいところよね。あのシーンでなんでわざわざ相手役をキリルに頼んだのかはよくわからんわ。ディーナはまだしも、ケイだったら相談に乗ってくれたような気がするんだけど。単に「ハズレ」が好みだったのかな(お父さんもあれで安心できてるといいんだけどね……)。 それ以外だと、なんとなくミラの周りがきな臭い感じはありますね。元から何か危うげな感じのあるミラだったが、今回キリルが才能を発揮した上で新しい人間関係を構築するにあたり、その様子を眺めているミラの視線がとても気になってしまう。軍の上層部からの声がけもミラの眼前で行われたわけだが、弟と世界の理について、ミラはどの程度関与していくことになるのだろうか。 そういや、結局ユリさんはメンテ明けで出てこなかったな……どういう状態で部屋に安置されていたのだろうか……。
キャラ弁うますぎ問題、第9話。確かに男が男に手作り弁当作ること自体に問題はないが、それが精巧すぎる似顔絵のキャラ弁なら確実にアウトだと思うぞ。あれでも栄養バランスを考えた完璧な弁当なのか。 ついに、何事かが成されたという達成感のあるエピソード。前回のすったもんだでカケルとハイジの間には余人の立ち入ることができない確執が生まれてしまったかに見えたが、そんな頑ななカケルに対しても、強引にぶち抜いて来るのがハイジの持ち味である。まぁ、渦中でぼんやりしてる王子の大物っぷりも大したものだが。あの状況で平然とカケルとコミュニケーションとって、なんならちょっと茶化してみせることができるのは王子くらいのもんですよ。もともと走ることに対して執着がないおかげもあるだろうが、淡々と現状を外から見て、自分とは関係ないことみたいにして眺めてられるのは一種の才能かもしれない。それこそ、カケルが今回求められた「少し止まって、周りを見る」才能である。まぁ、そのせいであんまり自分自身に熱を入れられてないわけだが……。なんだろ、今の流れだと最終的に王子もなんとかなりそうな気がして来るのは不思議だよな。そりゃね、作品としてはそうならないと困るんだからなんとかなるんだろうけど、現実問題で考えたら絶対無理な状況なんだよ。やっぱりカケルの言ってることの方が正しいんだよ。部屋でルームランナーをてくてくやったところでどうしようもないんだよ。 それでもなお、ハイジが唱える箱根現実論が少しずつ力を帯びていることを感じさせる記録会。「結果が出せなかったら王子には抜けてもらう」というカケルの提案に一切の行使力はないのだが、それでもガタガタ言わせないために、ハイジは王子を記録会に出さないという強引極まりない解決策に出た。ついでに、今回どう考えても無理そうな下位メンバーにも今回はお休みを命じた。ニコチャン先輩はあの通りだからしょうがないとして、キングも出さなかったのはあからさまに「無理だから」なんだよね。今回は前回の反省を生かし、それなりに可能性のある面子を選抜して「いけそうな雰囲気」を優先させたってことなんだろうか。気づけばこの上位チームの中にユキが食い込んでるのはさすがである。 結果的にはまたしても全員失敗という惨敗なのだが、それでも全体を通しての雰囲気には不思議な達成感がある。今回の目的の1つとして、カケルやニコチャン先輩のような「なんか焦ってる人間」に対して全体を見せるという狙いがあり、外から走りを見ることで、何か見失っていたものが取り戻せる可能性があった。それは冷静さでもあり、アツさでもあり。気づけばチーム一丸となって声援を送るようになっていた10人チーム。そこにはカケルの姿も王子の姿もあり、もう、余計な心配は必要なさそうだ。ただの記録会のくせに不思議と緊迫感があり、「もしかしていけるのでは?!」と手に汗握るアツい展開。今回のコンテはさすがの笹木信作氏。うーむ、やっぱり見入ってしまう。 順風満帆。あとはサクセスロードに乗り入れるだけ、と思いきや、なんとまぁ、ここでいきなりの大トラブル発生。ちょっと待てハイジ。お前、足のリハビリが完了して憂いは無くなったんじゃないのか。単なる疲労ではあるのだろうが……中華鍋の落とし所が悪かったら最悪の結果もあり得たぞ……。次回で完全なチームの姿が見えるようになるかな?
これもおねショタ……第9話。リアル姉と弟の関係性っておねショタって言っていいんでしょうかね。 初めて感想あげる、アニマエール。実は毎週かなり楽しみになっている作品で、尻上がりに愛着が増している。今回は予想外の方向からの宇希回ということも重なって、なんか閾値を超えた感があるのでせっかくなので記事立て。本当はこのくらいの「あ、好きなやつ」っていうアニメも全部感想書けたらいいんだけどね(時間と体力と筆力がない)。 実際のところ、前話でついに最後の1人となる牛久(はなわ)ちゃんが加入。じっくりゆっくり展開してきたチア結成物語も、いよいよ本章に突入といった趣である。まぁ、残念ながらすでに8話を数えているので間も無くアニメ自体は終わってしまうのだろうが、いわゆるきらら系の部活もので、これだけきちんと部の結成を描いてくれる作品というのもなかなか珍しい。だらだら活動する文化部ものではありえないし、しっかりとした「試合」形式を持つ部活の場合は全員のモチベーションを一致させるのが簡単なので、とりあえず結成してからの物語になる方が多いだろう。その点、チアという競技(?)は非常に独特。そりゃもちろん「チア男子」で目指していた正規の競技チアならゴールもあるのだろうが、今作のように「純粋に人を応援することが目的のチア」の場合、どこにゴールを設けるかは個人の自由である。目標が1つに定まらないので、各人がどんな志で部活動に集まってくるかのすり合わせが必要になり、結果的に「結成するまでの物語」が長くなるのである。まぁ、終わってみれば5人のうち2人が純正の百合目的というとんでもなくカルマ値の高い部活になっているのだが……一応、はなわちゃんの感情は「先輩への憧れ」なので百合方向だと断じるのはよくないが、宇希の場合は幼馴染に対する度を超えた愛情なので、これは完全に百合です。というか、レズです。今回もこはねにくっつかれた時の凄まじくだらしない顔は本当にダメなやつだった。 そうして結成された「5人のチア」。やはりメンバーが揃ってからのバランス感というのは大事なもので、ひづめとこはねは相変わらずだが、人間関係が出来上がったおかげでこてっちゃんのキャラも固まってきた感がある。奥手で運動が苦手な人間代表という側面もありつつ、どちらかというと「部内でも貴重な常識人ポジションでのツッコミ担当」っていうのが良い立ち位置。強く出る性格じゃないのでさらっと流す感じのツッコミになっているのだが、いかにもきらら作品らしい刺々しくない雰囲気にぴったりである。そういう意味でははなわちゃんが爆発すると怖い部分はあるのだが……この子も一応安全装置は付いているので、とりあえずひづめをその辺に放流しとけば問題ないんじゃないかな。 というわけで、残る1人が宇希なのである。常識人ポジションであり、チアへのモチベーションもこれまであまりはっきりしてこなかった、典型的な巻き込まれ型のサブキャラ。強いていうならラブライブでいうと海未ポジション。主人公に対する感情も似たようなもの(どうだろう)。彼女が中心に立っても物語が作りにくいかなぁ、と思っていたら、まさかの弟という伏兵を用意していた。弟を前にして強気になりきれない姉の慎ましい態度に宇希の生来の性格の良さというか、優しさみたいなものが滲み出ているし、いざという時にガツンと言える芯の強さも垣間見ることができた。まぁ、彼女の場合はどこまで行っても「こはねのやってることを邪魔させない」っていう動機が見え隠れするのだけど。 それにしても、「弟のエロい視線(仮)をたしなめるお姉ちゃん」という構図がなかなか……良いね。しかも弟さんはまだ小学生だから、エロのなんたるかもさっぱりわかってなくて、最後にこはねに抱きつかれた時も本気で照れながらもベタベタするこはねを嫌がってるのも事実なんだよ。そこに性的な視線は微塵もない(こはねだからっていうのもあるけど)。そんな弟さんに対して「エロい目で見るな!」と怒声を飛ばす姉。その目的は情操教育なのだが、女子高生で、薄着で熱狂的に踊りまくる姉を見て、弟さんに変な性癖が芽生えてしまう可能性はかなり高いと思うんだ。……弟くん、今後の人生が大丈夫だといいけど。 まぁ、そんなわけで色んなところがいい具合に刺さっている作品なのですよ。いいか、絶対に猿渡家の18禁おねショタで薄い本とか出すんじゃないぞ。絶対だぞ(どこかで見かけたら御一報願います)。
せぶんだらけワロタ、第9話。まんだらけのマンはそのマンじゃねぇよ。この理屈でいくと、どこかの次元ではすでにぞふぃだらけが倒産している可能性が? タイトル通りの夢想回である。考えてみれば、こうして「甘い夢から覚めるための戦い」ってちょいちょい見かけるプロットな気がするんだけど、オリジンってどこにあるんでしょうね。割と最近だとやっぱり「まどマギ」が記憶に新しいが、個人的なオリジンを必死に思い出したら、多分「魔神英雄伝ワタル」じゃねぇかなぁ。確かあれの1期でも似たような「夢から抜け出す話」があった気がするんだ……。確認したらちゃんとあった、これだ。まぁ、もっと昔の創作物にもたくさんあるだろうが。 さておき、今回の夢想は自発的なものではなく、もちろん怪獣がお届けするバトルの一環である。そして怪獣が、というかアカネがやっつけたいのは自分のために作られた世界でイレギュラーとなっているグリッドマン同盟の連中。特に裕太についてはなんとか暴力以外の方法で籠絡したいと思っているだろうし、六花についても、できれば甘言を弄して落としてしまいたいと思っていたことだろう。内海は……まぁ、ついでに。そのために作られた怪獣メイドなワールドは、アカネちゃんオンステージなまさにドリーム。冒頭から恋人プレイのアカネちゃんは以前にも増してナイスエロスだし、内海に対してはオタ友としての理想像、そして六花に対しては女友達として望ましい素直なアカネ像を提供することで、幸せな夢の中で改めてお友達になろうとしていたわけだ。 この手の夢から覚めるためにはおよそ「強靭な精神力」が必要になるわけだが、目覚めへの方向性も三者三様なのが面白い。裕太の場合、ぶっちゃけ主人公補正である。背後霊のようにしがみつくグリッドマンの幻影に呼び起こされ、現実との齟齬を思い出しての帰還。その根底には、なんとかアカネを助け出したいというヒーロー的マインドも関係しているだろうか。六花の場合は、強いて理由を書くなら一番ストレートな「アカネへの想い」だろうか。裕太たちとは違って以前からアカネとの交流があった六花。「作られた友達」だとは言われたものの、彼女の中でアカネを大切にしたいという気持ちはおそらく本物。その感情が、理想化された「どこかおかしなアカネ」に違和感を覚え、ブレイクスルーへと繋がった。そして内海は……「これ、都合が良すぎるから夢やねん」という残念なおたくマインドで覚醒してしまった……悲しい。あまりに悲しい。いや、まぁ、夢の中でも現実の厳しさを覚悟しているから戦えるって、今期のアニメでいうなら愚地独歩と同じメンタリティなんですけどね。なんだろ、内海の場合はそんな強さも涙無しには見られないや……。 こうして夢の世界を打破した3人だったが、実際には起きてから怪獣を倒すことは出来ないため、実際の怪獣討伐はなんと新世紀中学生の皆さんに全てお任せというとんでもない展開に。もう、特撮じゃないじゃん。トランスフォーマーじゃん。笑わせてもらったわ。別に中身にグリッドマンがいなくても戦えるってのは原作通りではあるのだが、完全にグリッドマン不在の状態からサポートだけでミッションこなすとは思わなんだ。もう、容量調整さえすればそれだけでも戦えるんじゃないかな。 結局、アカネちゃんの悪あがきもどんどん打倒されてしまっている状態。神様の思い通りにならない連中は、次々に「神の一手」を打ち破ってしまう。こうなってくると、やはりアカネが「神」と呼べるかどうかも疑わしくなってくるのだが……世界創造の張本人という意味ではやはり相変わらず「神」なんだよな。興味深いのは、そうして「作られた」世界の中で、改めて「夢」という作られた世界を生み出し、入れ子構造にして裕太たちを篭絡しようとしたその戦略性である。そもそもこの世界がアカネの箱庭であるなら、わざわざさらなる「箱」を作る必要はないはずで、やっぱりどう考えてもこの世界におけるアカネは創造主でもなければ夢見る張本人でもないのである。打ちひしがれ、自分の気持ちすらもわからなくなってきているアカネ。アレクシスはアンチを評して「一周回ってグリッドマンが好きになってるんじゃないか」と言っていたが、その言葉は、もしかしたらアカネにこそふさわしいのかもしれない。ノイズとして対峙していたはずのグリッドマン同盟は、もう、アカネの中で敵対勢力でもないし、打倒すべき対象でもなくなっているのかもしれない。 そんな状況を見て、アレクシスはどう動くのか……まぁ、ただの一日中燃えてるだけのおじさんだけども……。
今週はドラフトが無かったんだけど、せっかくなので別なことを書いておこうと思う。今週私がやらなければならないこと、それは「アルティメットマスターズのリミテッドアーキタイプ分析」である。 そんなこと他のセットでやってないじゃん、と思われるかもしれない。まぁ、いちいちそんなことやってもどうせ1試合しかしないから労力がペイしないからね。でもさ、考えてみたら1度しかやらない試合で、何も分からない手探り状態でピックするってのもなんだか勿体無い話じゃございませんか? ピック中の感想もどうせ「わっかんね!」だけで終わっちゃうし。せっかく高い金を(偉い人が)払ってプレイするのだから、少しでも事前知識を入れた状態で戦いたいじゃないですか。今回はそんな来週の試合への予習のために、多少なりともカードプールを眺めて下準備をしておこうと思ったわけですよ。 とはいえ、いつものスポイラ同様、実際に触ってもない環境でのカードの強さなんてわかるわけもないし、1度だけしか剥かないパックの偏りなんて余計に分かるはずもない。さらに、ここ最近のサプリメントセットは、以前のように露骨すぎるアーキタイプ推しの傾向は少なくなっており、やんわりと全体をまとめるコンセプトが存在するくらいにとどまることが多い(一昔前のモダマスなんかはかなり露骨なアーキタイプセットであった)。現時点での予想だが、特に少ない人間でプレイする場合は特定のアーキタイプを狙っての決めうちは「全然カードないやんけ!」っていう悲劇的な結果にしかならないのでやめておいた方がいい、ということを先に書いておこう。その上で、じゃぁ「やんわりと全体をまとめるコンセプト」ってなんだろう、というのをいくつかのタイプ別に見ていくことにする。 なお、以降の分布解析について、ノイズにしかならないので基本的にレア以上のカードは考慮に含めない。もちろん、コンセプト推しデザインのレアも数多く収録されてはいるのだが、それを前提にピックをしてもしょうがない。もし、何か分かりやすいテーマを持ったレアを開封してしまった時に、「そっちのアーキタイプは構築可能なのか?」という情報を持っておくための事前知識だと思えばいいだろう。(カード名だけではピンとこない人のために、各カード名に公式リストへのリンクを付与してある) →公式カードリストはこちら。
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