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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ペッシのアゴ(首?)、第15話。やっぱり時たま出てくるジョジョ世界の「どう見ても身体がクリーチャーのキャラ」は笑ってまうよな。兄貴に首根っこ掴まれても「それ首? あご? うん? どうなってんだ?」って気になってしょうがなかったもんな。ちなみに、似たようなアゴ無し人間の代表(俺調べ)は4部の最終戦で吉良に絡んでた「梨央ちゃんのパンティ」の人。

 エンドレス名シーンである。二転三転する攻防、聡明すぎるキャラクターたち、そしてその都度割と都合のいい解釈がなされるスタンドバトル。もう、色々と訳が分からなくなっているのでとにかく勢いに丸め込まれて「すげぇ!」ってなっちゃおう。この特急列車の中でのバトル、まだ逆転劇が何度も用意されてる訳でな。ここまでギミックの多いバトルって他では見たことがないかもしれん。本当に、何回でも書くけどこの時期に荒木先生はキレッキレやねん。「うわぁ、頭脳バトルすごい」と「こまけぇことはいいんだよぉ!」のさじ加減がな。

 今回は、パッと見て若干の省略があったのでわかりにくい部分もあった気がするが(ペッシがグラス壊されて慌てふためくシーン、そのまえにペッシがもうちょい余裕ブッこいてるくだりがあったはず)、ここまでの蓄積があったおかげですでにペッシのキャラが視聴者に周知されているから特に問題はない。初見の人は「なんでこんなショボそうなやつが暗殺者チームにいるの?」って思うかもしれないが、大丈夫、原作組だってその謎は完全には解明していない。確かにビーチボーイは悪いスタンドではないし、この後の「覚醒ペッシ」のところでブチャラティが認めているように、タイマン勝負になったり、障害物を挟んでの乱闘になったりすると強い能力。暗殺者チームはトリックスターが多く、こうしてダイレクトにフィジカルメインの戦いができるスタンドが案外少ない(グレイトフルデッドも、「老化にパワーを使っちまうから動き自体は大したことない」らしいし)。バランスを考えて、直線的な「ぶっ殺し」のパワーを持つペッシがプロシュートの下でトレーニングを受けているのは、まさに今回言われていた通りにメンタル面での成長を期待されてのことなのだろう。

 プロシュート兄貴はギャングとしてはすでに完成したキャラなので、チームの中で彼がペッシの指導役を任されたのは当然といえば当然。他にありそうな選択肢としてはホルマジオだった気もするが(イルーゾォはビーチボーイと組んでも効率が悪そうだし、メローネとかギアッチョは論外だ)、リトル・フィートもあんまり他のスタンドと絡められない能力だからなぁ。完璧なコンビとまではいかないが、やっぱり兄貴とのコンビがバランスの面で一番使いやすかったんだろう。

 グレイトフルデッドの能力については、気をつけなければいけないのはあくまで「老化」というのはスタンド攻撃による「侵害」の表現でしかないということ。実際に身体の細胞が老化し、テロメアに影響を与えているとかいうわけではないはず。氷を当てると「戻る」し、プロシュートを倒せば元に戻る可逆性の変化でしかないはずなのだ。ただ、それが「死」というゴールまでたどり着いてしまうと、流石にスタンドの影響範囲からは外れて結果だけが残るということになるんだろう。だからこそ、プロシュートは自由に自分を「老化」させて戻すこともできるということ。ホルマジオがリトル・フィートを自分に使っていたことにも通じているあたり、案外チームのスタンド能力に一貫性はあるのかも(他にも、自分の身の回りにまとったり、体内に住まわせたりしているしな)。そして、プロシュート兄貴のイケメンな風貌のおかげで忘れがちだが、グレイトフルデッド自体のデザインは結構なクリーチャーである。スタンドの造形、主人公チームの方が一方的に格好いいのはちょっとずるい。ソフトマシーンもリトル・フィートも、クラフトワークもあんまりシュッとしてないしな(あれはあれで格好いい気もするが)。ヘンテコ造形のグレイトフルデッドがのそのそ動く様子はそれだけでちょっと面白く、かつて5部がPSでゲーム化された時は「あ、こんな感じなんや」って感心した記憶があるわ。

 そして、そんなクリーチャー相手に圧倒的「かっこいいバトル」を展開することになるブチャラティ。もう、このあたりで完全に荒木先生はブチャラティのキャラとしての行く末をダブル主人公クラスにまで持ち上げることを決めてしまっていたのだろうか。ミスタだって充分格好いい活躍をしているはずなのに、セリフの1つ1つがずるいくらいに決まっちゃうブチャラティ。あまりに見事すぎて主人公のジョルノが食われちゃうくらいになったのが恐ろしいところだ。これまでのジョースターの血統をみると、相方ポジションってシーザー・ポルナレフ・億泰って、どこかおちゃらけ要素を持ってる奴が多かったのに、ブチャラティは直球で格好良さしかないからな……。次の部のエルメェスとかF・Fはそこまでイケメン方向に振り切ってないのは、流石にブチャラティはやりすぎたと荒木先生が反省したからなのかもしれない(まぁ、単にあっちは全員囚人だからってのもあるかもしれんが)。

 そんなわけで、やりすぎダブル主人公の活躍、来週もまだまだ続きます。ちなみに、今週個人的に一番ツボだったシーンは、兄貴がカメのフンをいじったペンを「もうイラネ」みたいにしてぶん投げたところです。潔癖なんやろな。

 

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 アニメですらないッ!! でもまぁ、しょうがないじゃない。ほら、タグも「新アニメチェック」じゃなくて「新番チェック」だからセフセフ。

 世の中何が起こるかわからないもので、まさかのNHKドラマ化。世の中、どんな形でメディアミックスするかわかったもんじゃない。そして、今作に関してはアニメ化よりもこっちの方が正しい気がするので素晴らしい解答だ。そりゃ観てしまうよね。まぁ、正直いうと武田玲奈の出演予定見てて知ったんですけどね。どうして純正ファッションモデルのくせにこうしてオタクに縁のある作品にひっかかってくるんでしょうね。ありがとうございます。

 原作が大好きだけど、アニメと違ってドラマだったら「原作と違う!」と目くじら立てて怒ってもしょうがないし、そもそもこれで原作要素を徹底して守る必要もなさそうだから、普段見慣れないドラマでも特に問題なく見られるし、正直、割とクオリティは高い気がする。どうなんだろ、割と悪ふざけしても許される放送枠なのかな。NHKでスーツアクターがバリバリ活躍できる作品が出てくるというなんとも倒錯した状況がたまらんものがあるわね。中村さんのキャラは原作でもそれなりに美人扱いされてるから、女優さんがやってても違和感ないのがありがたい。オタっていうには小綺麗すぎるが、それこそが中村さんの擬態なわけでな。

 作品としてはやはり最大の注目ポイントは特撮パートの出来だろう。こうして「純正の東映じゃないところ」が作った戦隊を見るというのは、人生でも稀な経験。まさか生きている間にジュウショウジンの実写が見られるとは思ってなかったよ(仮面ライダーシノビやクイズの放送よりも先に実現できてなによりである)。まぁ、結局制作協力は東映だし、スーツアクターの人が同じJAC系列なのだろう、アクション部分の動きは完璧にいつも通りのそれ。名乗りのポーズはスタンダードな「獣ヒーロー」であり、ゲキやジュウオウに近いので違和感なし。殺陣の構成もお約束のやつだ。強いて純正作品と違う点をあげるなら、エフェクトは流石に安上がりにしているのか、書き文字の出し方や使い方が全然違っているのが逆に面白い。普段はあんまりそういうところ意識しないから、漠然と何か「違う」ものが出てくると慣れ親しんだものが再認識できる。あと、細かいところはよくわからないけど、画面の質感みたいなものもちょっと違うのはなんなんだろう。特撮ものに比べて画面がクリアで雑味がない気がする。良いか悪いかはわからないけど、多分撮影機材の差なんだろうな。そのあたりも普段感じられないところなので楽しい。

 それにしても、関わってる声優陣がお約束なのが面白すぎるな。稲田さん&セキトモというアカレッド&1号ライダーがお約束だし、ナレーションがスズだし……界隈でポジション確保してる連中がブレない。今後もキャスト陣はあれこれも含めてちょっと楽しみ。

 今日の教訓1:カラオケで無理強いしちゃだめだゾ。

 今日の教訓2:武田玲奈かわいい。

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 昼まで寝てて、起床後すぐに遊び始めたはずなのに身体から甘い匂いをさせてるミャーさんまずくないですか? 第2話。もしかしたら変な病気かもしれないのでちゃんと人間ドックとかに行った方が……いや、もしかしたらもう体に染み付いてるだけなのかもしれないけど。途中でハナちゃんがジャージをクンカクンカしてたのはなんだったんでしょうね。

 真正面から初潮前の女の子の可愛らしさにぶつかっていく本作。やっぱりどう見てもユリものではなくロリものである。今回はさらに追加でロリが加わり、これで3人体制。Cパートやエンディングを見る限りではすぐにもう2人加わるようなので、ロリっ子戦隊が組める人数になる。「ウザメイド」は主にミーシャが背負っていた「ロリ担当」という重荷が綺麗に分担された印象だ。今回登場したノアについても、「ウザメイド」森川さんと似たようなメンタリティを持っているはずなのに、やはりこちらの方が素直なロリであり、愛嬌がある。エネルギーの塊であるひなたちゃんのカッ飛んだ可愛らしさは言わずもがなであるし、こうして並べると一番愛されるべきハナちゃんが一番キャラ薄いんだよな。

 何より恐ろしいのは、今作の場合、そんなロリに加えてミャー姉もちゃんとかわいいということである。いや、これをかわいいと言ってはいけないのかもしれないが、こんなだらしないニートがのびのびとロリを愛でることができる人生って、どれだけ前世で徳を積んだら実現可能なのだろうか。まっことうらやまし。きっちりロリっ子たちとの恋愛要素を残しつつ(?)、そこに変態性を散りばめるバランス感覚。そして相変わらずふくよかなシルエットと腰回り。なんかクセになりそうなキャラである。同じジャージを一体何枚持っているのだろう。

 そして、今回初披露となるエンディング演出もなかなかいい感じ。非常にシンプルな演出ではあるが、キャラが可愛らしくできているとこれだけシンプルなものでも満足感があるものだ。残り2人のキャラが固まったら、また違った見え方になるのかもしれませんな。

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 岐阜って真ん中にあるよね、第3話。今後毎回「今週の花園」が展開されることを祈っています。蔵でおたえが座ってた椅子がウサギモチーフで明らかに浮いてたけど、あれだけおたえの持ち込みなんだろな。

 3話目にして色々と馴染み始めてきた感もありますが、まず感心したというか、納得したのは、「曲をベースにして(もしくはモチーフにして)各話のプロットを生んでいく」というシナリオ構成である。もちろん、1シーズンをつなげる縦のドラマはきちんと用意されており、おそらくそれは六花を中心とした克己と、RASの結成に関わる物語になるのだろうと思われるが、そこに毎回1曲ずつ、オリジナル楽曲のコンセプトを絡め、がっつりライブシーンを見せながら展開していく。いわば、シンフォギアが毎回新曲を披露しながら、そこに肉付けした物語を展開していくのに近い(まぁ、シンフォギアの場合は筋立てに即した歌を作っているという印象の方が強いが)。

 この作劇で一番おいしいところは、我々ファンにとって、フルCGで展開されるアニメーションそのものはそこまで馴染みのないものかもしれないが、過去のMVでCGによる「演奏シーン」には馴染んでいるということ、そして何より、我々の耳が、気持ちが、それぞれの曲に馴染んでいるということ。例えば今回のお話なら毎度おなじみ「キラキラだとか夢だとか」の歌詞と世界観をベースに、そこに六花の過去と現在、そして夢を重ね合わせダイジェスト形式で彼女の人生を浮かび上がらせる。ファンの目線からは「曲への思い入れ」がそのまま「キャラへの印象」へと転化する。これまでずっと愛してきて、ライブなどでも声援を送ったあの曲の思い出を、そのままアニメのストーリーの没入度に変えていく。結局、ファンが見てきたものは各バンドの演奏であり、曲なのだから、それに対する思い入れを最大限に喚起する作劇が一番効果的なのは当たり前のことなのだ。そして、これまでポピパやRoseliaが積み上げてきたものがあれば、多様な物語に全て楽曲を紐つけすることもさほど難しくはないだろう。

 2話目ではRoseliaの持つ信念、根源的な野心を最も強く表すための「黒き咆哮」たるブラシャが、彼女たちの圧倒的な強さを見せつけ、ポピパへ刺激を与えることにもなった。全ては、曲のイメージがシナリオラインにつながっているが故での効果である。こうして、自然に毎回たっぷりとしたライブシーンが違和感なくドラマに溶け込んでくれるなら、今後も2つの意味で楽しみである。今回もまさかフルで流してくれるとは思わなかったからなぁ。有咲が軽くステップ踏むみたいにしてリズム取りながら演奏するの好き。

 そして、そんな面倒な事を考えずとも、「新参」であったはずの六花は案外キャラが立っていて、新しい物語の幕開けも素直に楽しめるものになっている。「銭湯要素追加したのに風呂入らんのかい!」とは思ったが(まぁ、あんまりこのキャラデザで風呂入られても萌えない気もするが)、色々と要素がてんこ盛りの六花が「後輩キャラ」としては至極素直な存在であり、ここから紆余曲折を経て「親友」であり「ライバル」になっていく構図は今から楽しみだ。そして、そんなRASの萌芽、というか魔の手が友希那さんにも迫っており、プロデューサーというよくわからない業種の勧誘が、別方向から新たなバンドの誕生を促すことになる。友希那さん、あそこで一切迷いなく誘いを断って「私たちの音楽を探していく」ってさらりと答えてるあたり、あの時の一件で本当に迷いを吹っ切れたんだなぁ、って思うとニヤニヤしてしまう。そして、そんな友希那さんを評して地獄耳だった紗夜さん。もう、この世界はどこに火種が埋まってるかわらかないからホントに油断できねぇな。あのシーンで思わず「サヨッ! サヨサン!?」って叫んじゃったファンも多いんじゃなかろうか。まぁ、その後のシーンでしっかりリサ姉が直接友希那さんに絡んでかっさらっていくあたりが容赦ないけども。友希那さんにとって紗夜さんは「理解者」であって、リサ姉は……ごにょごにょ。(あいあいにとってくどはるは理解者であって、ゆっきーは……ペットっぽい)。

 そして次回は、ついに来てしまった問題のハロハピ回。ただでさえ破滅的なあいつらが、無傷で終わらせるわけもない。曲は当然ファントムシーフ。これ、僕がガルパを継続的にプレイするきっかけになった最初の曲なんよなぁ。神回希望。最悪でも、トラウマ回になること希望。なんでもいいから世界に爪痕を残せ、ハッピー、ラッキー、トラウマ、イェイ。

 

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○「revisions リヴィジョンズ」 6

 オカルティックナインか!!!(早口アニメへの定番になりつつあるツッコミ) 一応過去ログを確認したら「オカルティックナインかよ」と突っ込んでいたアニメは「斉木楠雄のΨ難」「魔法陣グルグル」「バチカン奇跡調査官」の3本がヒットしました。意外とあるもんだな、早口アニメ。

 しかしこの密度は凄まじい。早口にしてまで無理やりねじ込んだ1話目の展開、これがなかなか興味深い。毎度のことながら「ロボットものの導入って難しいよね」という感想は出てくるものの、早口アニメのパワーで強引にその辺を吹き飛ばし、視聴者も、そして乗せられた本人すらも「理屈はいいからとにかく乗れ!」という流れにすっかり巻き込まれてしまっている。いいぞ、この勢いは大事だ。そして、何が起こっているかわからない中にも、「分からないが故の放置感」ではなく「分からないなりの気になる感」が出ている。ぼくぁこういう導入は好きよ。

 「幼馴染の仲良し五人組」とか言われると真っ先に超平和バスターズを思い出すわけですが(そしてその余波で「七星のスバル」も思い出しますが)、歳を重ねてそれぞれの生き様にすれ違いが生まれているというのもお約束だし、その中で主人公だけが「あの頃」にとらわれており、残りの面々は高校生のくせにすっかり大人になったようなふりをしているのもお約束。ただ、今作の主人公はじんたんと違って「過去に囚われてそのまま引きこもりの時間停止」ではなく、「過去に囚われてるからかえって厨二っぽい要素を残したまま自己研鑽」という斜め上のキャラ展開を見せている。いわば、あの事件の日からずっとずっと「もし学校にテロリストが襲ってきたら妄想」を続けて、そのためにトレーニングしてきたようなやつである。その発想はなかった。あからさまにウゼェはずなのに、とにかく力強い。その厨二を超えたまっすぐな妄想癖と無茶苦茶な行動力は、魅力なのかと言われればNOな気もするのだが、「こいつ、すげぇな」という感心は間違いなくある。あんなあやふやな思い出で毎日筋トレできて、面倒臭い生活を続けられるのはすごい。考えてみれば、中二病ってのは常に「人と違うことを強いられる状態」なわけで、よほどエネルギーに満ちている時期じゃないとできないのは事実だよな。

 そして、そんな妄想世界についに現実が追いつく。いよいよ訪れたカタストロフィ、終末の日に主人公は力を発揮するかと思われたが、しょせん妄想は妄想、ファイレクシア人みたいなおっそろしい敵に襲われたら、ナイフなんて蟷螂の鎌でしかない。こうして主人公の無力感が際立つことで、突如襲ってきた謎の敵勢力(リビジョンズ?)の規格外の攻め筋が際立つわけだ。単に食べるとか、ぶち殺すっていうなら「おっかない敵」で片付くのだが、一部の人体サンプルを背中の培養槽に入れて持ち帰ろうとしてるのがマジ怖いし、ひたすらそれだけが目的ではなく、最初の一人は力加減を間違えてうっかり握りつぶしちゃったり、反撃してきたやつはイラっとしてぶっ飛ばしちゃったり、どうやら感情があるっぽいことがわかるのがかえって恐ろしい。第一次遭遇の展開としては文句なしのヒキである。

 ぶっちゃけ、映像部分は色々と気に入らないところは多い。やはりCG作画への抵抗はあり、今期だけでも数多く出揃ったCGアニメの中で突出して何かが優れているというほどでもないし、おそらくモーションキャプチャーだと思われるキャラの動きにしても、かえって不自然すぎて浮いているようなアクションも見られた。監督が谷口悟朗なんだから「ID-0」に引き続きサンジゲンが担当するのかと思いきや、今回のCG製作は白組。「えとたま」とかのCGを担当してたところ。こうしてみると、やはり同じCGとは言っても各スタジオで色々とクセがあることが分かる。ただ、日常パートでのモーションは違和感が残るものの、敵モンスターの気味の悪い動きなんかはもうこれで完璧な気がするし、謎の着ぐるみロボットの頓狂なデザインも(格好いいかどうかは別にして)色々気になる部分も多い。トータルでみれば、シナリオも映像も何もかも、今後が気になるアニメなのだ。やっぱり個人的に谷口作品というだけでも期待感があるんだよね。1話目からいきなりコンテが須永さんだったし、今回も「ID-0」や「アクティヴレイド」の時のように刺激の多い作品を展開してくれるんじゃないかと期待している。まぁ、この後も早口アニメなのかどうかは気になるが……少し落ち着いて欲しいとは思うが、やっぱり1クールに限定されて急いでるとかなのかしら……。

 中の人は、久しぶりに1回でメインキャストが全員識別できるという明快なキャスティング。そんな中で内山昂輝が珍しく単細胞なキャラを担当しており、今後のキャラ作りが気になるところ。内山・信長・斉藤壮馬とかいう横並びチームがなんか楽しそうである。女性陣は高橋李依、石見舞菜香というラインナップですね。みかこしが今後どれだけ仲良し五人組に絡んでくるものか。あとちらちら亜李ちゃんの声が聞こえてくるんだけど、今回はどんな配役かしら。谷口作品での小澤亜李のポジションニング、最高なんでね。

 

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○「荒野のコトブキ飛行隊」 5

 ひろしとしんのすけのカップリングにまず笑うわ。春日部やんけ。

 これもある意味今期の話題作の1つだろうか。とりあえず水島努はさっさとガルパン片付けろとは思うが、もしかしたら大洗から「永遠に完結させないで」とオファーを受け、我が身を犠牲に進捗を遅らせているのかもしれない。……やりかねねぇな、この人なら。まぁ、とにかくそんな監督が、今回は戦車じゃなくて戦闘機を扱うって話だ。ただ、下馬評(というか願望?)のように「空のガルパン」となるかどうかはなんとも言えない。そりゃね、スタッフもコンセプトも何もかもガルパンとは被ってないわけでね。

 まずは映像部分。こちらはCG作画の多さが特徴となっている。最大の肝となる空戦部分はフルCGで描く必要があるのはなんとなくわかるが、キャラモーションもほぼCGを使用している。1話目は製作の必要上メインキャラがみんなしてCGだからどっか不自然なのに、男連中は作画でまかなっているのでこっちの方が馴染みやすいなんて残念な現象も起こっている。CG作画としては悪くない部類なのだろうが、それでもやっぱりハードルはあるもので、主人公のデザインのせいもあるのか、なんだかやたらと「あかねさす少女」とかぶる。あっちも戦闘シーンをCGにする必要性からキャラ作画をフルCGにしていたわけだが、まー、やっぱり今のご時世、まだ違和感の方が先に立つ。

 そして構成だが、「とにかく今回は戦闘シーンを見てください」という主張がはっきりした1話目。一切セリフを挟まずに長尺のバトルシーンが展開され、その臨場感を楽しめ、というのが狙いだろう。まぁ、力が入っているのは分かるが……別にCG作画で空をビュンビュン飛ぶのは今に始まったことじゃないからなぁ。今作のオリジナリティは、マクロスなんかのハイテク(?)飛行ではなく、あくまで戦時中に存在していた実在の戦闘機を元にして戦闘が組まれていると言う部分だろうが、正直、詳しくない人間からするとどこまで真に迫っているかなんてさっぱりわからない。文字通り「地に足ついた」ガルパンの戦車だったらなんとなく振動や衝撃をイメージすることもできたが、流石に戦闘機となると想像の範疇を超えてしまい、どこまでが本当(らしいもの)でどこからが嘘なのかが区別できない。そうなると、空中でのモーションも単なる「地味なマクロス」に終わってしまいかねない。このあたりは、ガルパンとははっきり差別化していかねばならない部分だろう。

 そうして戦闘要素に全てのリソースを割いたため、1話目ではシナリオ部分の要点がさっぱりわからずにまとめようがない。中心に「チーム」がいることは分かるが、それ以外の配置がどうなってるのかもわからないし、チームの面々もそれぞれ何もわからない状態。ぶっちゃけ、次のエピソードで陸に降りたあとの話が出てこないとお話自体に興味を持つのは難しいだろう。まぁ、あくまでも顔見せだからね。ただ、戦闘シーンに1人称視点での作劇が多く、そこに臨場感を出すのがちょっとした売りになっていた気がするが、一人称視点だと、誰がどんな顔だか見えないから1話目に連発されるとキャラが追えなくなるんだよな。

 現状では可もなく不可もなしといったところだが、作画に気合いを入れようとしていることは伝わってくるので、今後もこのクオリティを維持しつつ、ちゃんと女の子たちのストーリーも展開していくなら個性が良い方向に出るかもしれない。ただ、「クオリティを維持しながらちゃんと毎週放送する」が果たしてできるかどうか。……ねぇ。総集編はもう嫌だけどねぇ。

 

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○「けものフレンズ2」 5

 ナショジオから資料借りてんじゃねぇよ! 質の悪いマイクでちゃんと全国のおにいさんおねえさんからインタビューとってこいよ! うわっ、カラカルのジャンプすっげー(ナショジオ系の番組、見始めると止まらんよね)。

 ある意味で今期の注目作。当然、「ケムリクサ」とセットで。ただ、「ケムリクサ」のところでも書いたが私は一連の騒動にはあまり興味がないし、そもそも元祖けもフレにもそこまで思い入れがないので、あくまで「久しぶりに戻ってきた、なんとなく見てた作品の2期目」っていう以外の意味はない。そしてまぁ、それだけの状況で見ても、2期目ってのはアドバンテージになる部分が多いもので。特にキャラに懐かしさが感じられたら続編を作った意味があるってことだろう。

 製作体制が変わった影響が一番でかいのはやはり作画だろう。例のヤオヨロズCGではなくなり、今回の方が情報量は多くなっている。それが「良い作画」なのかどうかは議論を待たねばならないが、少なくとも「前と違う」ということは感じなければいけないだろう。でもまぁ、結局今作が前作とどのようにつながっているかも定かでない状態なわけでねぇ。現時点で「なにが同じでなにが違う」ということをうだうだ言う意味もあまりないんだよね。作中で、少なくとも「このサーバル」は「あのサーバル」らしいということは判明しているが、ここがどこなのか、今がいつなのか、そしてかばんちゃんはどこで何をしているのか(あとアライさんたちもな!)。そんな謎があるうちは、ちょっとした作画の違いなんてものは些事である。流石にこの作画の違いにまで意味を持たせることはないだろうが、少なくとも今回色々と「違っている」部分については、ちゃんとこれからのストーリーで説明されていくはずだ。その過程を追うのも楽しみの1つといえるのかもしれない。

 しいて前作と違う不満点をあげるなら、前作は本当にあの気の抜けたCGで気の抜けたキャラクターがダラダラ話すだけの1話目に腰が砕けて、そこからの思わぬ方向性に興味を惹かれたわけだが、今作の場合、すでに1期の実績があるために「何があっても不思議ではない」と身構えた状態で見てしまうことになる。制作側もそれは理解しており、今回は割と堂々と「謎解きは進めて行くよ」という部分を明示している。そのあたりで「ゆるさと不穏さのギャップ」みたいなものを楽しむことができないのは残念な点だろう。あとはまぁ、製作側がサービスを履き違えないことを祈るばかりだ。1話目でサーバルが「すっごーい!」を連呼していたけど、この子、そんなに毎回毎回言う子だったかしら。別にノルマとかないから、キャラ立てる時は慎重にね。もう、サーバルたち主要キャラは充分キャラが出てるんだから、もうあんまりそこに気を使わなくていいと思うよ。

 個人的には「え? アルパカ毎週出んの?!」っていうのが嬉しいサプライズ(次回予告が来週どうなってるかはわからんけど)。ほら、やっぱりなんだかんだで好きなキャラはいるからね。1期のキャラがどれくらい出るかは気になるところだが……このままだと新キャラメインで行きそうだな。まぁ、PPPはどっかで出てくるんだろうな。思い返してみれば、当時はPPPのメンバーなんてこれっぽっちも興味なかったな……今となっちゃ(イワビー限定で)好感度は6億倍くらいになってますからね。あれ? ゼロだったら6億倍にしてもゼロか? ……まぁ、あいなあいばさんはいい仕事に恵まれて幸せですよ。

 とりあえず、今回の「割と魂が宿ってる方のサーバル」がどんな物語を進めて行くのかはしばらく見守る必要があるだろう。その上で、やっぱり特色を発揮できずに空気になっていくのか、人気作品のプライドを守るのか。是非とも、フラットな目線で見守りたいところだ。

 

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○「えんどろ〜!」 6

 CV小澤亜李なのに巨乳なのは納得いかない。そしてうちのレコーダーでは「えんどろ〜→どろろ」っていうよくわからない奇跡の並びが成立してちょっと笑った。

 「ゆるゆり」→なもり。「リリスパ」→「なもりスパイ」、ならこれは? ……「なもり勇者」でいいんでしょうか。立て続けになもり絵のオリジナルアニメが作られているが、謎のムーブメントがおこってるんでしょうかね。

 てっきりきらら系なのかと思ったがそういうわけではないメディアミックス作品だという。なんだか本当にボーダレスにあらゆる文化を拝借してきたようなデザインになっており、きらら系にも見えるし、なろう系ともいえるかもしれないし、時間の扱いなんかは「魔法特殊戦あすか」みたいなひねくれ魔法少女ものみたいな変化球でもある。なんとも不可思議な設計だ。まぁ、「すちゃらかパーティーのなんちゃってRPG」と言うジャンルは割と昔からあるわけで、単にその一部というだけなのだろうけども。ニュアンスで近いのは「ラストピリオド」あたりなのかなぁ。一応魔王はいるけどなぁ。CV玄田哲章とCV久野美咲が同じキャラで成立するアニメってなんなんだ。ポプテピピックか。

 よくわからない出自ではあるものの、おいしいとこ取りの阿漕な設計は分かりやすさと親しみやすさを兼ね備えており、1話目のアホみたいな印象は決して悪いものではない。キャラがまるっこくて可愛らしいし、シリーズ構成あおしまたかし・アニメーション制作スタジオ五組という組み合わせも事前の安心感がある。五組ってことは「ゆゆゆ」と同じところだからな。勇者の作り方は心得たものよな。そして監督はあの「ゆゆ式」を世に送り出したかおり監督。なんだろう、どういう足し算になってるのかよくわからないが、最終的になんか美味しいものが出てきた。ありがたい話である。やっぱり命がけのスパイ活動よりもごらく部活動してるほうがしっくりくる絵なんだろうな。

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○「明治東京恋伽」 4

 なに豪ストレイドッグスだよ。冷静に考えると怖いよな、この国では、どんなジャンルだろうと歴史に残る偉業を成し遂げると後世にイケメンコンテンツとして消費されるようになってしまうのだ……。いやだぁ! イケメンにされるのはいやだぁ!(偉業プリーズ)

 正確には某ストレイドドッグスと違って「作家」という括りを必要としていないようで、とにかくこの時代の有名人なら職業の種類は問わない。キャラ表を見るとこっそり藤田五郎(一体何者なんだ……)なんかも混じっており、とにかく明治という時代を取り上げられればなんでもいいらしい。いわば「Code:Realize」の日本版といったところだろうか。一応出自を確認したらソシャゲ発ではなくてコンシュマーのゲーム、しかも第1作は2013年発売とあるのでそれなりに歴史がある(それこそ「Code:Realize」の発売は14年なのでむしろ遅い)。そんな大層な(?)作品が満を辞してアニメ化したわけだが……。

 まぁ、向きじゃないですので。しょうがないですよ。どうしてもこの手の女性向け作品で、特にイケメンキャラとはなんの繋がりもないはずの有名人が適当なイケメンにされているのを見てしまうと背筋が寒くなるタチでして……これがさ、戦国武将なら実際の顔なんてわからないから諦めもつくけどさ、鴎外とか泉鏡花とかラフカディオハーンとか、もう写真あるじゃん。実物いるじゃん。流石にそれで妄想するのはちょっと……しかも作家って大体クズみたいなエピソードばっかり残ってるから、あんまりキャラとしてジェントルになる理由もないし……こういうので妄想できるユーザー層はやっぱりたくましいと思うよ。僕は架空の妹や架空のお母さんで精一杯です。

 幸か不幸か、今作の監督は大地丙太郎だったりする。おかげでコミカルな演出はテンポも良く、ストーリーがサクサク進む部分も特に抵抗なくみることができる。それだけに当たり前のように展開されていく事実が辛くもあるのだが。今後の展開で想像もしないような有名人が出てきたらもう少し面白くなるのかなぁ。今から100年もしたら、ZOZO前澤×カルロスゴーンの成人向け同人誌とかも発売されてるのかもしれない。そう思うと人類ってすごい。(もしかしたら今年の夏コミでもう出るかもしれんが)

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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