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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 分かりまぁす(確信)、第5話。いや、分からんから。とりあえずキリンご帰還おめでとう。

 先に断っておきますと、今回のお話、かなり好きな奴です。なんかもう、理屈抜きでオーディションパートが楽しかったし、そもそもクレイジー(サイコではない)レズっていうテーマ設定が見てて楽しいから。色々とハードだったりディープだったりする作劇と、今回みたいなテンポ重視でコミカルな見てるだけで楽しい回が織り混ざっているのは嬉しいところですね。

 今回は押しも押されもせぬまひるメイン回。前回のタワーで急接近してしまった華恋とひかりの関係性にやきもきするまひるがそこからどのように脱却していくかを描くのが目的で、とにかくファニーなオーディション舞台を使うことによって、彼女のどうしようもない感情がスムーズに、そしてご陽気に処理されているのは白眉である。まひるの感情は下手したらめぐっちゃんメソッドに陥ってしまいかねない、とんでもなくドロドロしてみっともない、救いようのない感情なので、正面から切り込んでいったらまひるがどん底まで落ちるしかないはずなのだが、「オーディションの勝敗」という非現実との境界領域でのやり取りをクッションとすることで、うまいこと心理面での整理がついている(ように見える)のだ。

 それにしても、まさかここまでクレイジーレズだったとは……。スタート地点だった枕はまぁ許しましょうよ。寝起きのテンションだし、接触要素としても「枕に残ったあの人の匂い」って割と定番の設定ではあるし。そこから少しずつレベルアップしていき、タオルの時点で「あ、こいつやる気や」という段階になり、最後に水筒でめでたくゴール。これ、別にひかりが来る前から同じような感情は抱えてるわけで、絶対に華恋はよく身の回りのものが無くなっていたんじゃないかと思うよ(もしくは全く同じ別な品物にすり替えられていた可能性もあるな)。ひかりさんはそんなまひるの行動を分かった上で「忘れ物」っていちいち声に出して言ってくれてたんでしょうか。分かった上で華恋に知らせずに放置するのってそれはそれでタチが悪いような……。

 とにかく、こうして直接的な「LOVE」を持ち続けるまひるだったが、ひかりの登場で一番大事な華恋を奪われてしまい、さらに華恋を変質させられることで、そこに依存して成立していたまひる自身のアイデンティティまでもが蝕まれてしまう。普通、こうした後ろ向きな感情は(ことに同性間の愛情でもあるので)なかなか外に出せずに鬱屈して潰れてしまうものだが、まひるさんはもしかしたら「きらめき」があったおかげかもしれない。割とあっさりとひかり本人に「華恋ちゃんをとるんじゃねぇよ泥棒猫が!」という感情をぶつけるに至った。それに対してひかりは「取るとかどうとかじゃねぇよ」と返答しているわけだが、まぁ、華恋は華恋として間違いなくそこにあるわけだしな。ひかり目線からは、彼女自身の夢とまひるの願いは問題なく両立可能なものであるから、あんまり悩む必要もないと思っているのかも。

 しかし、そんなややこしくこじれた三角関係(?)も、この世界にはオーディションという便利な心情代弁装置が用意されているのであっさり解決。言いにくい自分の本心だって、舞台の上での「レヴュー」としてならばいくらでもさらけ出せる。まひるの所持武器がメイスだったのは彼女のバトントワリングという特技が由来ではあるのだろうが、彼女の「重すぎる愛」の表れでもあるだろう。鈍くて地味なその力、実際震えば破壊力満点。それが露崎まひるの愛なのだ。

 さぁ、あとは意味不明な舞台演出を存分に楽しむだけだ。なぜか飛び出し坊やをベースにしたヘンテコ書き割りによる寸劇、変な顔した猫が見守るその舞台では、まひるのメイスからさらに発想を膨らませたものだろうか、何故か野球という頓狂なモチーフで対決が進んでいく。カキーン、ゴロゴロ、そして野球盤の消える魔球ギミック。ヘンテコ空間で追いかけっこしている2人の様子は、なんと残りのクラスメイト6人が目にすることになる。なんだ、オーディション会場って全員同じ場所で戦っていたんだね。一応猫の整備員が白線を引き続けることで文字通りに戦場を「線引き」してくれているのは笑えるポイントだ。それぞれ他所のマッチメイクでどんな結果になったのかも気になるところだなぁ。

 こうして2人で作り上げた野球演劇は互いの心中を吐露することで進み、最終的には「あんただってきらめいてるんだよ!」という非常に分かりやすい華恋の説得で幕を降ろす。よかった、この2人はすんなりと大好きのハグができるタイプのカップルなのだ。「周りから言われないとわからない自分の良さ」というのが今回の結論で、確かにこんだけギラギラした連中が集まっている舞台だと、前に出る意欲に欠けるまひるみたいな性格だと必要以上にうちにこもっちゃうことってあるよね。それがクレイジーレズという悪い(?)方向に出てしまっていた状況を、華恋がガツンとホームランを打つことで解消してくれた。うん、最後まで意味はわからねぇんだけどな。楽しいから問題なしだ。今回のコンテを担当した久保田雄大氏という名前はできれば覚えておきたい。こういうイカれたファニーが組み立てられる構成力ってとても大事。

 わずか1話でいいように処理されてしまった感もあるまひるさんの感情だが、「諦める」という方向性じゃなくて「目指すものが明確化する」という方向での解決だったのでOKなんじゃないでしょうか。まぁ、今後は結局便利な華恋ちゃん応援botポジションに落ち着きそうではあるが……。考えてみりゃ、高校進学と同時に東京に出てきたってことは、華恋とまひるの付き合いもせいぜい1年なんだよな。これだけの短期間でここまでクレイジーこじらせられるなら、まひるさんのメンタルも充分才能の塊だと思いますよ。

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 どんな路線だよ、第5話。まぁ、昭和初期における鉄道網の拡大状況なんて知らないので、静岡・東京間のどこかにああいう建造途中の路線があったのかもしれないけども。「方向がずれたらずっと下り坂」だったらしいので、襲撃現場は箱根あたりなんでしょうかね。

 シンプルに活劇回。P.A.WORKSの作画リソースを惜しげも無く注ぎ込んだダイナミックアクションが見せ場となっている。「列車の上での戦い」というモチーフは数々の作品で描かれているギミックなのだが、これを有効利用しようとすると結構難しい。最近でも「プリンセス・プリンシパル」なんかで「列車での戦闘」が描かれていたが、あちらは列車内部での大立ち回りがメインだった。普通の人間は全力走行している列車から手すらろくに出したことがないわけで、列車の外の環境について、なかなか「真に迫った」ものを描くだけの情報が無いからだ(そういう意味ではジョジョ5部は今から楽しみですね)。

 しかし、今回は安藤監督手ずからのコンテ回ということで、その辺りをかなり色々と考えて、盛り込みまくって作劇が図られている。安藤監督+列車といえば、思い出すのは「CANAAN」12話「忌殺劣者」だろう。あちらはカナンとアルファルドが列車上で激闘を繰り広げる内容となっており、今回の作劇よりもより純粋に、「飛ぶように変わっていく背景」などのスピード感が重視されており、トンネルなどのギミックが一触即発の緊張感を出していた。

 今回の戦闘シーンで注目すべきは、スピード感はスピード感なんだけど、その土台になっているのがまだ歴史も浅い日本のSLだという部分。どの程度の技術力かは定かでないが、少なくとも現代人がイメージする「鉄道」とは随分意味合いの異なった道具なのだろう。実際、白虎党の下っ端連中が発車させるまでにかなりの時間を要しているし、初速が出るまでののんびり具合はいかにも「蒸気機関車」という感じ。少しずつ速度を上げていく中ではお嬢が降りるか降りないかの選択、ユーリィが戦場に戻るかどうかの選択など、「迷い」の部分が効果的に絡んでいるのも面白い。

 そうして一度スピードが乗った列車の中では、あとはお約束として「最後部にしがみついて振り落とされまいとするユーリィ」とか、「なんとか走行中の列車のジョイントを外そうとするミッション」とか、「外れたジョイントを飛び越えて列車を乗り移るチャレンジ」とか、とにかく「まぁ、列車アクションだったら一通りやるよね」みたいな要素を貪欲に盛り込みまくっている。さすがにお嬢は無茶しすぎだとは思うが、むさくるしいヴァンパイアばかりではなく、ちらっと見せる太ももが扇情的なお嬢さんにジャンプさせるあたりはナイスサービスである。さらにお嬢はここぞという場面で肝っ玉の太さを見せるシーンまで用意されており、前回貯めたポンコツポイントが一気に解消されてしまった感すらある。ただまぁ、こうして半端に戦場に食い込んでしまうと……今後のユーリィとの関係性をどの程度の距離にするのかも悩ましいのだけどね。今のところ、お嬢の方がドロテアさんより活躍してるまであるな。

 そして、渦中にいるのは当然我らがユーリィとその兄ミハイル。お兄ちゃん、とんでもない精神状態になっているかと心配していたが、割と常識的なところで悪堕ちは踏みとどまっているようで、ぶっちゃけ今回人造人間を殺してやる必要は全くなかったのに弟の手助けをしている。彼の本心がどこにあるのか、というのが今後の物語の鍵を握るポイントになりそうである。何故か「エフグラフ様のお気に入り」らしいのだが……やっぱり牙・爪がそろい踏みの人狼出身ヴァンパイアっていうのが貴重だからでしょうかね。ユーリィ君はどうあがいても実兄を手にかける覚悟はできていないようであるが、今回の絡みからすると、最終的には兄貴がやることやってボロボロになったところにとどめを刺すくらいの役割になりそうな気がする。絶対に兄貴も吸血鬼連中のこと許してないだろうしな。

 とりあえず、やっぱり吸血鬼・狼男・フランケンシュタインは揃い踏みする定めにあるということは確認できた。さぁ、始まるざますよ。フンガー。

 

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 漢が生まれる物語、第5話。うーむ、まさかあのボンボンがこんないい顔をするようになるなんて。

 本当に色々と学びの多い作品だ。今回一番驚いたのは、「えっ、鎌倉武士って槍使わないの?!」という部分。かろうじて迅三郎は嗜んでいたようだが、他の連中は「何それ」みたいな顔して聞いてるわけで、この時代は侍であっても槍を使わないし、そもそも日本だとあまり存在しないということらしい。確認してみると(Wikipediaだけど)、確かに「槍」という武器は戦国時代から頻繁に用いられるようになったもので、古代から中世にかけてはほとんど用いられなかったようだ。なんか、アニメ的な文脈だと日本刀がすごく洗練された武器みたいなイメージがあるせいで、「刀よりも前の時代は槍じゃね?」的な思い込みがあったのだが、だいぶ間違った認識だったようだ。

 他にも、こちらは知識としては知っていたけど、リンクが使う爆弾みたいなものを指して「鉄砲(てつはう)」と称してたなんてのも思い出せた。実際にあんな使い方してたかどうかも微妙な代物らしいが、とりあえず「火薬」ってのは相手さんサイドにのみ与えられた武器なのは間違いないよね。まぁ、それも使い方次第なわけで、爆発させた挙句に「かゆいくらいよ」とか言われてたら世話無いけど。ここから兵器として効果的な銃の開発まではまだもうちょっとかかるみたいですね。

 まぁ、こうしてみると色々と戦術的な機微があることはわかるが、正直いうとアニメとしては戦闘描写がかなりもっさりしている。省エネ作画で、なんとなくバタバタしてるように見せて実際は止め絵が多用されているし、斬り合いなどの接触部分もなんだか構図が微妙だ。もしかしたら2話の時のおじいちゃん大活躍も「そういう演出」じゃなくてナチュラルに構図が変だっただけかもしれない。でもまぁ、実際に人知を超えたバトルをやってるわけじゃないのだし、もっさりと「地に足つけた」戦いをやっていることが伝わった方が作品の趣旨には合っているのかもしれない。それにしたってあんな地形あるんかい、という気はするけども。色々と都合のいいシチュエーションが用意されすぎているのだが、一応「モンゴルがあまり得意じゃない狭い地形での戦い」を象徴する戯画的描写だと思って納得しておくことにしよう。

 地の利があり、覚悟の差があり、圧倒的寡兵でもなんとか堪えている迅三郎たちだが、よくよく見ると、それを大きく支えている技術に「なんかすごい弓」がある。何しろ突然ヒステリーを起こした輝日姫の矢ですら、遠くを駆ける斥候を2人もヘッドショットしているのである(怪我してる状態のはずなのだが)。元々根性なしのボンボンとして描かれていた弥次郎の矢も、その狙いを外すことなくしっかり迅三郎のサポート役をこなしている。こいつら、いくらなんでも弓がうますぎる気がするのだが……日本のお侍さん、もしかしてみんなして弓術レベルカンストしてますかね? 弓って言ったらむしろモンゴル兵の方がうまいイメージなんだけどね。まあいいや、全部地の利ってことにしておこう。

 さらに今回は迅三郎の過去話もようやく描かれ、彼が流人として対馬にやってきた経緯も明かされた。うーむ、どこまでも胸糞悪い話だったな……迅三郎を最後まで慕ってくれたあのおっちゃんの笑顔だけが救いかもしれん。すぐに生首になってたけど……遠慮なく落ちた後の生首を描くアニメってのもなかなかエグくて良い。どこぞのフォーマーズは見習って欲しいもんである。

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 普通にバトルが盛り上がるアニメ、第5話。何も特別なことはしてない気もするんだけど、少ない戦闘描写、マッチアップだけでなんとなく盛り上がれるのは貴重な気がします。「壮絶な戦闘描写」のアニメはかえってたくさんあるんだけどね。

 今回の顛末でおおよその組織図は全て明らかになった。残っていた「パラディン側はどういう風にネビュラとつながっているの?」という疑問について、「白石さんはこっそりパラディンに潜入しているだけで、それを前提に動いているのは局長だけだった」というのが正解。とはいえ、あれだけ怪しかったらそれなりに警戒はされるはずで、紅華さんは前回の決別以前からなんとなく怪しんでいたらしいし、おそらくジジイはジジイで「何かがある」ことは分かっていたのだろう。結局、ネビュラ側の狙いはシンプルなものであり、地球に存在する対抗勢力内部に入り込み、そこからコントロールしようという魂胆だったようだ。わざわざそんな小細工を使っているということは、彼らが使っている巨神装光はネビュラがなんらかの目的で地球に提供した技術ではないんだね。やはり「地球人の持つ潜在的な力が覚醒した純正武力」というのが正しい見方なのかな。それこそがネビュラの潰したがっている地球の進化であり、真価でもある。

 ただ、1つ問題なのは局長が本当に「地球人」なのかどうかが疑わしいという部分である。冒頭のジジイの「ほら話」のくだりはなかなかうまいところで、ジジイはやんわりと「嘘だよ」と言ってはぐらかしており、視聴者目線でも本当か嘘かは明示されていないはずなのだが、その後、宗矢が委員長に自分の生い立ちの「本当」を話した後にジジイと全く同じリアクションをしてみせることで、暗に「ジジイが話してたことも本当だよ」と告げている。これにより、局長はジジイの実子ではなく、宇宙から落ちてきたなんらかの外部勢力であることがほぼ確定している。念動巨神装光も、局長の肝いりで用意されたものだとしたら純正の地球技術でない可能性の方が高いのかな? でも、どっちにせよ局長と封印派が別勢力であることは確定したので、現時点では宗矢たちと局長は利害が一致していることになる。ただ、ネビュラを追い返した後でどのような地球を作るかという部分において、局長の作る「平和」像がかなり歪んでいたので、やはり完全なる共闘とはいかないのが難しい。やっぱりどこまでいっても三つ巴の作品。

 今回メインを務めたのはジジイである。これまでただただ「肉食」という謎属性ばかりがフィーチャーされてきたジジイだったが、今回は実子でないとはいえ子煩悩であるところにも焦点が当たっており、何が正義なのかを考えたりするのは面倒臭そうなのに、局長の唱える正義のためならば我が身を犠牲にしてもいいと思っている様子が確認できる。普通なら「心の火」を奪い去ってしまうはずの封印兵器の中でも酒池肉林を満喫してケロッとしており、本当の動機である「我が子のため」という部分はさらけださずに済んだ(おかげでその後フルパワーで宗矢にぶつかることになった)。なかなかしたたかな爺さんだったが、これって、地球人もやり方次第では封印兵器に対応できるってことを示してるんだよな。ジジイくらいにある程度「枯れて」、老獪さを身につけないと難しいのかな。根津屋先輩があんなんになっちゃったしなぁ。

 とりあえず現状は宗矢VSジジイ、そして局長VS封印派首魁(若本)という対決。宗矢の方はなんだかんだでジジイを打ち負かすだろうが、局長の対戦の方がどうなるか。これ、負けた方が退場したら三つ巴の構図が崩れることになるんでしょうかね。

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 夏の風物詩、戦隊ライダー映画のお時間がやってまいりました。この夏は劇場で戦隊を観るのが3回目。なんか、戦隊活動、略して戦活が充実してて良いシーズンですね。ルパパトもビルドも掛け値無しで面白いから、劇場版で何が出てきても大崩れしないだろ、みたいな安心感もあるし。毎回言ってるけど、派手なアクションが勝負の東映特撮はやっぱりスクリーンで観るのが一番である。まぁ、この夏映画は戦隊がおまけ程度なのでそこはあんまりコメントないんだけどね。お子さん方は楽しんでくれているでしょうか。

 

 

 

<以下、一応ネタバレ的要素に注意。ほら、探偵ものだし(そんなわけない)>

 

 


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 なんでどこの高校のユニフォームもこぞってエロいの? 第6話。コニーのユニフォームなんて、もうムチムチ過ぎてレギュレーション違反やんけ。いや、どんな規則があるか知らんけどさぁ。「もしかして現実の女子バドミントンもこれくらいエロいのでは?!」とか思って画像検索したけど、三次元はあくまで三次元だった(当たり前だ)。

 さておき、そんな邪な思考とは対極をなす、理子ちゃん先輩メイン回。これまでずっと縁の下の苦労人を続けてきた今作唯一の良心と言える理子。そんな彼女も立派な高校三年生なわけで、インターハイが始まればそれすなわち最後の夏である。以前のすったもんだのせいでなぎさ以外の三年生部員が全くいない状態なので、最強無敵のなぎさ以外に「最後の夏」がかかっているのは理子しかいない。そして、一般的な高校生部活動ってのがどんな風に終わるのか、その非情で当たり前な現実が描かれているのである。結局最後に立っている勝者は一人だけだからな……ドラマの陰には、大量の敗者がいるのは致し方ないこと。しかしそれが、一所懸命に頑張ってきた理子ちゃん先輩であることが、ちょっとだけ辛いのである。

 たまたま有力選手と一回戦で当たってしまうという不幸。なぜ今作はこうして平等に試練を与えていくのだろうかと憎らしくもなるが、まぁ、どこで当たろうと自分より強い人間は強い。それが1回戦だろうが3回戦だろうが時間の問題である。なぎさや綾乃はそれを打破するだけの力を持っているが、持たざる者はどうしようもない。それだけの話なのだ。しかし、それでも理子はやれるだけのことを精一杯やったことがよく分かる。本番までの期間でできる限りの練習を重ね、隣に立つなぎさという圧倒的な才能に負けぬよう、心を強くもって自分なりの戦いを続けてきた。実際の試合中でも、一度は挫けかけたが、頭で考え、身体を動かし、心を奮い立たせた。結果が全てのスポーツ業界ではあるが、高校生部活動という一側面を考えれば、こうして戦ったという事実も、彼女の未来を支える貴重な経験にはなったのだろう。そして、そのことは同じ部活のみんなには伝わっているのだ。理子となぎさ、いい関係性だよね。

 ただ、気になるのはそんな「いい関係性」の中に綾乃が入っているのかどうかというところで……冒頭の部室のシーン、あんまりスポーツに入れ込んでいないエレナがお気楽だったのはしょうがないにせよ、綾乃が「ほーん、アンラッキーやね」の一言でなんのフォローもなしに終わっちゃってるのはどうなんだろう。友達云々という経験を重ねて少しは成長したかと思われた綾乃だが、前回コニーにへし折られた何かはやはり復旧していない様子。あんだけ頑張って一緒に戦ってくれた理子ちゃん先輩に対して、あまりにも酷い仕打ちである。まぁ、それこそ彼女の中では「勝利こそ全て」だからなぁ……。

 しかし因果は応報である。そんな綾乃の下にやってきたのは、すべての元凶、ママンである。何しにきたんだ。コニーの様子も見にきたみたいだけども……自分の娘のことを「羽咲さん」っていうのはどうなのよ。久しぶりに対面して綾乃がメンタルを正常に保っていられるかどうかが心配だ。涙や鼻水どころじゃない。血の雨が降る展開にならなきゃいいのだが……。

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8月4日 ドラフト模様(M19×3)

ピック順 【Chrolony】→【Alessi】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Serra】→【Tanaka】→

 

 M19環境3回戦。今回も6人集まっていますが、先週とは面子が変わっています。人数が少なくなるとか嘆いていたけれど、こうして週替わりで別メンバーが毎回卓に入るローテーションが組めれば安定して6人戦が出来るのでは?! 

 ちなみに、来週からお盆休みだと言っていたがありゃァ嘘だ。結局今週(8/11)も普通にいつも通りの時間にドラフトが発生することが決まったので、来たい人間はいつでもきてもらってかまわんのやで! 今週は無事に○○○部屋が確保できたおかげで、ドラフトは涼しい環境でプレイすることが出来ました。来週もそうなるといいなぁ(人任せ)。ちなみに多数決の結果、それなりに満場一致で来週以降もM19が開封されることが決定しました。やっぱり新しいカード触る方が全体的に楽しいようですね。なんか、別ルートからパックを獲得した人間がいるらしいので、1箱(36パック)購入すると、別ルートの9パックと合わせて45パック。5人戦だとちょうど3回分。今後3回はM19です。いや、別に6人戦以上になってもいいんだよ。いいんだよ! 11日とか、お盆休みに入ってる社会人もいるんじゃないの?!

 

 


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 【悲報】キリン、突然提クレバックから解雇される、第4話。というか、今回本編で出番無しだからな。オーディション未開催という初めてのパターンなので、無駄に存在感を発揮するキリンが登場せず、30分みっちみちで女の子だらけの時間である。

 今回が「ひかり和解エピソード」ということになるのだろうか。もっとも、今までだってなんでひかりが一人でドタバタと暴れたりふくれたりしていたのかもよく分かっていなかったので、和解したと言われても「どこから?」というのが正直なところである。繰り返し語られているのは、幼い頃の華恋とひかりが硬い絆で結ばれ、二人で「スタァ」を目指すと誓い合っていたということ。彼女たちにとって、舞台のてっぺんを目指すことは理屈抜きの大願であり、その目標を拠り所として、2人は繋がっている。ということは、だからこそオーディションの存在すら知らなかったぼんやり華恋に愛想をつかしてたんでしょうかね? でも、いざオーディションに出るとなると負け試合が嫌でブロックに走ったりもする。うーむ、未だにひかりの行動原理はよく分かっていない……。視聴者サイドはどうしても華恋目線から見ることになるのでその辺りはしょうがないのだが、今回「和解」エピソードだったということは、今後この2人の「不和」については片付いたものとして処理されてしまい、結局うやむやで終わる気がするんだよな。ちゃんと説明してもらえるんだろうか。

 与えられた情報からだけでもなんとなくの推測は出来る。上述の通り、久しぶりの再会時に熱量に差があったことがひかりの癇に障ったというのが普通の見方であり、今回LINEのやり取りでも「ちゃんとあんたは夢を覚えているのか?」という部分が焦点になっていたはず。でも、それで一方的にキレてコミュニケーションを図らない理由は無いんだよな。一番穏当な考え方は、「ひかりが単に面倒臭いくらい不器用な奴である」という方向性。今回の華恋とのドタバタ東京観光も、ひかりが色々こじらせてなかったら、多分朝帰りにはならなかったわけでね。コミュニケーションが下手で、久しぶりに再会した旧友に対して、上手いこと自分を表現できなかった結果ああなった、っていうのが落とし所なのかもしれない。

 ただ、そうして描かれた東京観光&謎コミュニケーションの顛末は画面としてはかなり面白い。残念ながらわたしゃ東京の地理はさっぱりなのでそれぞれの場面が何を表しているのかは全然わからないが、正確にルートが追えそうなので、それをタイムテーブルに乗せて辿ってみると、2人の遍歴に何か面白い手がかりが転がっているかもしれない。そうでなくとも、とりあえずゴールが東京タワー(の見える公園)だったことは非常に分かりやすいデザインではある。まぁ、サブタイトルで「タワー」って言っちゃってるんだけどさ。シンプルに「高み」を表示するタワーをバックに、舞台の代替物となる滑り台の上から手を差し伸べる華恋は、ひかりの望んだ「高みを目指す華恋」の分かりやすい表示。そして最終的には2人のバックに巨大すぎる「高み」がそびえ立つ構図で、それまで何一つ交わらなかった2人がようやく1つの画面に収まる。これだけ説得力のある画面で「仲直りしました」って言われたら、まぁ、納得するしかないわな。

 数年前からアニメで頻繁に登場するようになった「LINE会話」というのもコミュニケーションのありようを映し出す効果的なツールの1つで、例えばどれくらいのスピードで既読がつき、レスがつくのか、どれくらいの長さで1つのコメントを区切るのか、なんてところから、会話では表現しにくい感情の機微が表れているようだ。さらに今回は「LINE」「電話」「直接対話」という3段階のコミュニケーション手段があり(幼少期を代表とする「握手」も含めれば4つか)、これらを段階的に使い分けることで、2人の心の距離の測定も可能だ。LINEで対話してる時は(一応)応答が成立していたのに、その後の長電話シーンになると対話が細切れにされて、一見するとちぐはぐなように見せているのも面白い。それだけ様々な断片がスマホを通じて2人の間で飛び交い、最終的にはゴールへの呼び水となるわけだ。とりあえず「去れ」のスタンプを打った時のひかりの心情が気になりすぎてしょうがないですよ。ちなみに今回のコンテは小島正幸氏(メイドインアビスの監督)。キネマシトラスつながりですかね。

 さて、今回は無事に「キリン(高み)」に出番がなく、「クラゲ(柔らかみ?)」をめぐる旅路であった。しかし、気づけばいつの間にやら香子までもがオーディションへの参戦を表明。双葉だってまだまだ落ちる気はさらさら無い。この異質異様な切磋琢磨は、どこまで続くんでしょうか。

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 お嬢様がいい感じにポンコツ可愛くなってきたぞ、第4話。高橋李依ボイスの時点で絶対にどこかヌケてるだろとは思っていたが、こんなに思い切ったポンコツをやらかしてくれる子だとは。いいぞ、もっとやれ。ただ、シリアスが極まったらアホな行動でユーリィに迷惑かけないようにはしてほしいけど。

 V海運とアルマ商会。2つの企業が狩人とヴァンパイアを代表するタームなのかと思っていたが、割とあっさりその辺は覆った。あくまで商会はヴァンパイアが人間社会を程よく利用するための隠れ蓑であり、雇っているのは普通の人間ばかり。悪いことはしてるんだろうけど、そこにガサ入れが入ろうが、意趣返しがこようが、崇高なるヴァンパイア様たちにとってはかゆい程度のダメージである。これまで結託していた(と思われていた)白虎党の連中も、実際は日本での活動の足がかりにちょうどいいから利用されていただけで、気づけばそこはあっさりと決裂。白虎党自体は素直な(?)憂国騎士団であるから、それはそれでまた別の問題を起こしながらの独立を果たした。三すくみとまではいかないが、狩人側、そして警察側からしたら頭の痛い問題である。まぁ、勝手に仲間割れしてくれただけだと思えば別に実害はなさそうなのだが、やはりヴァンパイアの核心に迫れずに使役していた人間ばかりが殺されているのはどうにも気分が悪い。

 そんなヴァンパイアさんたちも、実際は一枚岩の勢力ではない。実質的なトップはツダケンボイスのエフグラフさんであり、子安ボイスのカーシュナーさんはその配下。エフグラフさんは天井からぶら下がる古式ゆかしい吸血鬼の爺様たちの言う「滅びるときは滅びるんちゃう?」という末法観に嫌気がさしており、新しい時代の吸血鬼を目指すために人狼族のお宝、「シリウスの箱」を追い求めている。しかし、そんなあるかどうかもわからないような希望を追い求めるエフグラフさんの姿勢についてはカーシュナーさんはいくらか懐疑的であり、こちらも思想的には拠り所が異なっている。「ロイヤルズ」と呼称されるお偉方はそれぞれにいろんな考えがあるので人間同様に組織を運営する上でも悩みが多いようである。

 興味深いのは、そんなロイヤルズこそ最強設定だが、使役されている下っ端吸血鬼「スレイブズ」については、割とよく知られている吸血鬼の弱点、つまりは日光が効くということ。しかも、何故か皮膚に浴びるとダメージではなく、「目に入るとダメージ」なので目の部分だけは覆い隠す必要があるという。どういうことなんだろう。視神経からの日光だけダメって、よく分からん性質だよな。まぁ、表に出てくるような連中は全員ロイヤルズなのであんまり関係ない気もするけど。そういえば、ユーリィ君のお兄さん、ミハイルは吸血鬼になったらしいが、お外を歩くときにサングラスなんかしていない。つまり彼もロイヤルズだ。最近吸血鬼になったばかりの奴でもスレイブではなくロイヤル扱いってのは、生まれ持った性能によるものなのか、吸血鬼にする側の裁量なのか、はたまた人狼だったから特殊処理になったのか。とりあえず、「強そう」っていうことだけはわかるので弟さんも大変である。その辺歩いててあっさりあっちゃうし。おとなしく挨拶だけしてお別れってわけにはいかんよなぁ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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