最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ひそねとまそたん」 6 もう、方々に尖りすぎててかえって丸いんじゃないかと思えてくるカオス極まる作品。オリジナルでこういう攻め方ができる作品はそれだけでちょっと好き。 尖っている点その1、総監督が樋口真嗣。なぜ突然オリジナルアニメで監督をやることになったのか、意味がわからない企画である。 尖っている点その2、監督は小林寛。この人もまだまだ若手ながらも癖が強い気鋭の演出家。一筋縄ではいかないアニメーションの画作りが期待される。 尖っている点その3、脚本が岡田麿里。小林監督とのタッグは「キズナイーバー」でも経験あり。この噛み合い方が吉と出るか凶と出るか。 尖っている点その4、キャラデザの伊藤嘉之やらメカニックデザインの河森正治やらコンセプトデザインのokamaやら。闇鍋かよ。 尖っている点その5、主演が久野美咲。久野ちゃんのくせに成人女性とか、正気か。 尖っている点その6、ヤクルトが一社提供。作中で執拗にジョアを繰り出すも、メインテーマがドラゴンなのはヤクルト(スワローズ)的に大丈夫か。 もう、とにかく色んなところに見どころが目白押しでそのまま瞳孔拡散してしまいそうな作品。開始直後のイメージから「どんな世界観なんだろう?」と訝しみながら観ていくも、そのイメージは最後までなかなか一点に着地せず、どこまで行ってしまうんだろうと呆然としていたら、いつの間にか胴体着陸しているという。これだけの散逸的なイメージがきちんと1話目で着地しただけでも、コンセプトをまとめ切ったスタッフはすげぇと思う。加えて、今回はどれくらいメインライターとして関わっているのかは定かでないが、どこから思いついたのかよくわからない岡田麿里の脚本は相変わらずぶっ飛んでいてすごい。「自衛隊がドラゴンを飼っている」っていう発想からしてよくわからないのに、「そのドラゴンは現代でも航空機として偽装されている」「乗りこなし、変形させるためには食われて腹の中から操縦しなきゃいけない」なんて、誰かにプロットとして説明した時点で「ちょっと休んだ方が良くないですか」って言われそうなもんである。それが実現して、しっかりアニメになってしまっているのだから、やはりアニメーションというのがどれだけ自由な媒体であるかを改めて確認させられる事態だ。確かに、こんだけ意味のわからん世界ならあんまり頭身をあげたリアルな設定にはできないもんな。落とし所としてはここしかない気すらする。久野ちゃんの主演起用も、どこまでも非現実的な物語を飲み込んでしまえる「非現実の代表」としての声なら納得できるか。何だか花澤先輩のやけっぱち芸に似た発生になってきた気がしますね。 まぁ、もともと岡田麿里には信頼を置いているし、これだけ仰々しいメンバーが集まって作っているオリジナル作品、良くも悪くも大人しくは終わるまい。やりたい放題やって伝説を残すか、ド派手に打ち上げて花と散るか。せいぜいその生き様を見せて欲しい。ところで、久野ちゃん相手にわめき散らして(年上相手に)キレまくっているともよちゃんが個人的にツボなんですが、あの2人がここから友情を深めるエピソードとかが出てくるんですかね。ジョアを冷蔵庫で冷やせばだいたい解決する気がするよ。 PR ○「地球防衛部HAPPY KISS!」 4 終わらぬ地獄、まだまだ続くよ防衛部! ねぇ、ウォンバットは? ウォンバットはどこに行ってしまったの?! 安元はいるのに!! 正直なことを言うと、1話目視聴前には完全なる予断で「今期はマジで本数的にきついから、もうそろそろこのシリーズも切っていい頃合いかもしれないよな……」と思って見始めたのだが、本当に「良くも悪くも」安定している作品世界である。キャラが全然違うというのに、「あぁ、防衛部やなぁ」と深く納得してしまう展開に、不覚にもホッとしてしまっている自分がいる。こうしてやる気があるんだか無いんだかわからないテンションを描かせると高松作品ってのはなんともしっくり来るものだ。やっぱり切るのはもう少し先でいいかもしれないな……。 点数は低めだけど、これは当然メインの5人のキャストがド新人で下手なのが混じっているため。まぁ、最近の若い子はこれまた「良くも悪くも」基礎の部分で大崩れしない子が増えているので昔のようにそこまで極端なド下手というのは減っているのだが、それでもやっぱり耳に障るのは事実だし、慣れるまではしばらく時間がかかりそうなのでそこは冷酷に点を下げさせてもらっている。ただ、逆に言えばその部分の「新鮮味」を考慮しなければ単なる懐かし作品になってしまうわけで、気になる要素というのはネガポジ含めて新規作品としての味わいと言えるのかもしれない。むしろ防衛部5人のキャラの立て方だけ見れば、もしかしたら1期よりも観やすくなっている可能性すらあるな。あとはまぁ、ウォンバットっていうか麦さんがいなくなってしまったことが大きなマイナスなのだが……でも、えぐぅのカワウソも登場時には「よーし、クッソうざいぞ!」と思ったのに、最後まで見てたら「このテンションは割と癖になるかもしれん……」って思い始めているちょろい自分がいるので本当に面倒だ。なんだかんだ言って、このシリーズ好きなのかもしれん。 ○「ラストピリオド-終わりなき螺旋の物語-」 6 「まーた有象無象のよくわからんソシャゲアニメかよ」→「俺の知ってるソシャゲアニメの概念と違う……」。 なんか色々とおかしな番組が始まってしまったぞ。こうして「ソシャゲ文化」というテーマが一周してメタネタを入れ始めるのを見ると、そろそろこの界隈の文化も爛熟したものかなぁ、という実感が湧く。そして、こうした転機となる(?)作品を作っているのが岩崎良明監督(&J.C.STAFF)というのもまた趣がある。もう、こうしたユル系アニメでは大ベテランといってもいいんじゃないだろうか。岩崎さんの作品は「瓶詰妖精」以来割と好んで見ているつもりだが、どうしても作品での当たり外れはあり、最近では「ツインエンジェル」の監督を担当したが、あれも「新時代の古臭さ」を狙ってどこか外してしまっているような残念感(と、それでも生暖かく見てしまう優しさ)がある作品だった。今作では、そうした監督の持つユルさの方向性が程よく噛み合っていることに加え、ちまちましたデザイン性も持ち味として活かしやすい設計になっている。もしかしたら、久しぶりに「良い岩崎作品」が楽しめるかもしれません。 視聴中は「これ、ひょっとして実在しないソシャゲなんじゃあるまいな?」とすら不安になったが、確認したらちゃんとあって正直ホッとした。原作ゲームの方を見るともうちょいデザインは細かくなっているみたいなので、あのユルいデザインはアニメのテイストとして意図的に狙ったもの。そう考えるとやはり画面の観やすさがあるのはアニメの功績ということになるか。あとはネタを適宜回しつつ、可愛いとかヘンテコをかき混ぜてくれればそれで良いや。 わかりやすい見どころをいくつかピックアップして見ると、オープニングとエンディングの両テーマソングがある。オープニングは、この時代、こんな世の中だからこそ改めてその存在意義を確認できる田村ゆかりという超絶存在のありがたみ。まだこんな役が回ってきて、この歌唱ができるんやで。やっぱりもう、名誉アイドル職ですわ。そして、何が何だかさっぱり訳がわからないのに脳髄に残ってしまうエンディングのワイズマン。なんで「イワザル」なんて喋れねぇキャラに歌唱担当を任せるんだよ、っていう。正直いうとイワザルの中の人だけあんまり知らないのが悔しいが、残りの2人(原田彩楓、鬼頭明里)は万全のアイドル歌唱体制を整えており、各方面から隙あらばネタも商品もブッ込んでいこうという姿勢は素晴らしい。 まー、ネタがどこで尽きて飽きてしまうか、という問題はあるが、ソシャゲなんだから逐次新キャラを投入して強引にかき回すという方策も取れるし、そもそも「ソシャゲメタアニメ」というまっさらな土壌に飛び込んでしまったのだから、しばらくはやりたい放題が続くんじゃなかろうか。 ○「Steins;Gate Ø」 5
やっぱりいとうかなことZweiが聞こえてくるだけでも戻れた感じがありますわ。まぁ、いとうかなこだと「Occultic;Nine」の可能性があり、Zweiだと「ROBOTICS; NOTES」の可能性があるのだけども。結局千代丸やないけ!!
というわけで、リメイクリメイク&リメイクのこの流れの中で、リメイクではなくてあえての新作で勝負を挑んできたシュタゲ。制作体制は監督こそ変わったものの、スタジオは引き続きWHITE FOXだし、1話目をみた感じでは特に違和感もなく進行できているので純粋に「続編」として楽しむことができそうだ。やはりあの懐かしい面々の顔が見られるだけでもちょっと嬉しくなってしまう部分はありますね。
ただ、そんなことを言ってはみるものの、もともとそこまで熱狂的なファンではなかったので(劇場版まで見てるくせに)設定部分は色々と分からない(もしくは覚えていない)ところも多い。今回の世界線はどうやら全ての「シュタゲ」世界を遍歴した後の岡部らしく最終的には助手だけがいないという、例のβ世界線。そこで新しい物語が紡がれるのに「ゼロ」というのもなんとも暗示的なタイトルである。世界はとことんまで岡部を苦しめるためにあるようなものなのだが、1話目の時点で早速悩んで叫んで凹んでしまっていたオカリン、果たして今後はどうなってしまうというのだろう。新キャラ(?)にはCV矢作パイセンの合法ロリも登場。タイムマシンアニメのはずが人工知能まで登場し、何がどうなってしまうことやら。
ただまぁ、こうして盛り上げてはみたものの,基本的にこの世界って「世界戦を跨げばなんでもあり」なので、新作と言っても「また別パターンの世界線をやるだけ」と言われればそうかもしれないんだよな。岡部にしろ鈴羽にしろ、いろいろな世界線を経験しすぎており、今更新作アニメで新しいエピソードが一本増えたところでそこまでのインパクトはない気がする。その辺はループものゆえのちょっと不可思議な悩みではあるな。
でもまぁ、リア充やってる岡部をみるだけでもちょっと面白いのは事実だし、黒一色で統一した「頑張って脱オタクして見ました」みたいなコーディネートの岡部が一念発起してラボに戻ってくるときにまた真っ白な白衣をまとうシーンがあるんだろう、とか考えるだけでちょっと期待してしまう。基本がイケメンなんだよな、あいつ。コツコツ努力して普通に世界を助けるオカリンも見てみたい気もするな。
突然の映画!! どうも、アニメ映画しか観ない僕です。突然の実写邦画という視聴結果に自分でもびっくりです。そして記事を立てることになったのはさらにびっくりです。記事立ててるってことは、割と気に入ってるってことなんですね。普段やらないことなもんで、カテゴリがないので「特撮」のカテゴリに放り込んでおくしかない。特撮要素ゼロだけどな。
<まずネタバレ含まない程度での感想>
何故この映画を観るに至ったかという部分は割と謎なので簡単に自分語りをしておくと、まず、原作小説の時点でちょいちょい読んでるんですね。正確には3作目の「クレイジーフォックス」まで。何故読んでいるかというと、単純に人狼ゲームが好きだから。小説原作者の川上亮は私が馴染みのあるボドゲ業界のライター、デザイナーとしては割と有名な人で、その人が書いてるならとりあえず読んでみようか、というので1作目を暇つぶしに読んだ。まぁ、ぶっちゃけ本当に「単に人狼やってるだけ」なので特別面白いというほどではないのだが、人狼って他人がやってるのをはたから見てるだけで割と面白いんだよね。むしろ、私は中に入ってプレイするとプレッシャーで死にそうになるので、GMやりながら脇で見てる方が好きなくらい。だから小説版人狼は「どこかで誰かがプレイした人狼のリプレイ」くらいの気分で読んでいたのである。幸い、2作目「ビーストサイド」では倒叙形式になって盛り上がりもあったし、3作目「クレイジーフォックス」は恋愛ドラマと交えてのドラマ作りもそれなりに意味があり、毎回きちんと違うことをやってくれるので退屈はしない(まぁ、エンタメ小説なんだからそれくらいやってもらわないと困るが)。 で、そこまで読んだ状態で続刊までは読んでなくて、たまたま1月から「人狼ゲーム ロストエデン」という新作ドラマが地上波で放送されることを(アニメの合間のCMで)知り、「どうせアニメを40本も50本も見てるんだから、その間に実写ドラマの1本くらい入れてもいいだろ」というので録画作品に追加した。1時間ドラマだとしんどいが、30分×1クールならアニメと同じ感覚で見られるだろう、というのもあったかもしれない。そちらは無事にこの春に放送を終了したわけだが、「続きは劇場版で!」のエンディングになっており、さすがにこのままじゃ放置できない、ってんで、上映館も上映数も少ない中でひっそり公開していたこの映画を観に行ったわけだ。 わざわざ観に行ったということは、「ロストエデン」も割と嫌いじゃなかったということ。完全にベーシックルールだけの人狼だが、ちゃんと「この設定」だからこそ出来るネタが仕込まれていて、プロットの作り方はさすがに上手い。いい具合にキャラクターに感情移入できたところでの劇場版だし、メインヒロイン・紘美がこの後どうなってしまうのか!? というのは是非とも観たかったところだ。 で、実際劇場版の方はどうだったかというと、これがなかなかのものだった。2時間弱という尺の短さはどうしても難しい部分だが、それでもギリギリまで性急さを感じさせず、むしろ加速していく絶望感がトントン拍子の殺戮劇で増幅される感じもあるし、「ロストエデン」で蓄えられた人間関係が活きるので、短い時間の中でも割と濃密なドラマになっている。「インフェルノ」から新規参加した連中も純粋な新規ではないおかげでそこまで捨て駒という感じでもなく、ある程度インパクトを残してくれてる連中もいる(まぁ、それでも舞台装置みたいなもんだと割り切った方がいいかもしれないが)。警察サイドの話を極限まで減らしたおかげで、尺の大部分はゲームの描写に使われているのもありがたいところだ。警察の話は大体テレビ版の方で片付けてくれてたからな。 そして、なんでわざわざ記事を立てたかというと、今作が性癖にドンピシャだったということをお伝えしたいがためである。アニメグランプリなんかでもちょっと触れているが、「お堅い女が堕ちていく様」がドがつくくらいにツボなので、本作主人公の紘美の作中での変化というか、覚醒というか、凋落というか、そういう部分の執拗な描写がたまらんのよね。あとはまぁ、単純に主演の武田玲奈が好みのタイプだったってのもあると思うけど。特に紘美役の場合は前髪きっちりわけで眉毛が引き立ち、目力の強さが尋常じゃなくなるのがホント好き(私の貧弱な顔パターン認識だと悠木碧にどことなく似てる気もする)。殺すの殺さないので「演じている役を演じる」というハードルの高い仕事だったと思うのだが、これが一切臆することなく真正面から演じきれているのも好印象。綺麗な顔がどんどん歪んでいくのを見てハァハァしたい人にはホントおすすめ。中でもオススメは、映画の中で親友のルナから衝撃的な一言を言われた時の紘美の顔。あれはもう、すごい(語彙喪失)。下手したらあのワンシーン観るためだけにBD出たら買うかもしれん。 特に興味はなかったので認識してなかったけど、このシリーズは他の作品も映像化されてるらしいので、機会があったらそっちも観てみたいかも。ただ、単に「武田玲奈が可愛い」というのが最大限のモチベーションだったとするなら他を見てもピンとこない可能性もあるけど。
<以下、ネタバレも含む部分での感想もちょこっと>
○「Butlers〜千年百年物語〜」 4 これもそっち向け作品だなぁ。やはり最近は安定して各種ジャンルへの供給量が増えている気がする。まぁ、アニメ視聴している層が20年前よりも均されてきてるってことだろうし、むしろ健全な状態と言えるのだろうけども。 とにかくイケメンがたくさん出てくるよ、という出だしに差は無いので、なかなか1話目で面白いだのつまらないだのということはできない(まぁ、どんなアニメでもそうだろうけど)。今作の場合、調べてみたら何か原作のアニメや漫画が存在している風でもなく、一応「メディアミックス作品」という立ち位置で展開されているらしい。制作がSILVER LINKということもあって映像部分はしっかりしており、全体的にはストレスフリーな完成度になっていると思う。 ただ、やっぱり「そっち向け」なのでハードルは高い。一番悩ましかったのは、そもそも主人公チームが魅力的なのかどうか、という部分である。この手の作品であんまりやっちゃいけない気がするのが、周りにギャーギャー騒がせることでキャラの魅力を強調するという方向性。無条件で女の子がキャーッて言ってるからイケメン、というのでは本当に記号的なものにしかならないわけで、せめてもうちょい自主的にイケメンオーラを放てるようには描写して欲しいところ。1話目では、なんかよくわからないいちゃもんつけてきたやつを寄ってたかってねじ伏せた上に捨て台詞まで残して完膚なきまでに叩きのめすのだが、台詞回しにしろ行動にしろ、全てが「いけ好かない敵サイドがやりそうなこと」なのである。もしかしたら今後この調子で極悪人テイストが強まっていく可能性もあるが、多分そういうアニメではなかろうし、出だしでなんか印象が悪いのはだめなんじゃなかろうか。イキり文化ってオタクにはあんまり受けないと思うぞ。 まぁ、何を差し置いても見た目にイケメンなら文句は出ないのだろうが……最大の問題は、出てきた女の子があんまり可愛くなかったことなんだよな……(やっぱりそこかよ)。 ○「東京喰種:re」 ー 私としたことが、1話目の録画保存に失敗したせいで2話目から見る羽目になってしまった作品。故に評点は避けることとする。この時期はこうしたミスが怖いんだよな。片っ端から予約を入力していって、レコーダーとチューナーで最大3番組までは一応録画できるのだが、設置をミスると3本目がキャンセルされる場合がある。今期火曜夜の録画がヘヴィーなようである。 もう前のシリーズのこと覚えてないし、さらに展開はよくわからないことになってるしでとっつきの悪いことになっている。一応スタッフもちょいちょい変更されてるらしいのだが、そもそもの世界観がずいぶん違ってる気がするので今更という気もする。そういえば2期はストーリーも原作から離れてたらしいのだが、結局どうやって帳尻を合わせているのかもよくわからないな。こんだけ何もわからない状態なら無理して観なくてもいいのでは、という気もする。あ、でもハム幼女は割と可愛い。 ○「鹿楓堂よついろ日和」 5 まだメシを食うか。本当に飯ものの作品は増えたなぁ。今期は「かくりよの宿飯」に「食戟のソーマ」に「若おかみは小学生」に「ゴールデンカムイ」に……(半分かなり怪しい)。 「あぁ、ごちうさって性別逆転させたらこんな風になるのかなぁ」って思った作品。これは良し悪しのどちらの意味もあって、まず上にあげた飯ものと比較しても、作りが丁寧でかなり良い雰囲気を醸し出しているということ。カフェアニメなんてものが求められているのかと最初は訝しんだが、出てくる料理の描写も丁寧だし、時間の流れが遅いような、ゆるっとした雰囲気もあって確かに「居心地のいい店なんだろうな」と思わせてくれるような魅力がある。多分、イメージとしては「あまんちゅ」の方が近いんじゃないかという気もする。 転じて悪い部分として、性別の極端な打ち出し。つまり、女性視聴者が萌え作品を見て「うわー、こんな女は現実にはいないわー、こんなんが好きになる男は気持ち悪いわー」と思う(と思う)のと同じように、今作の野郎どものキャラは、男目線(正確には俺目線)だとすこぶる気持ち悪いのである。こんな男いないわー。客商売だとしてもさすがに無理あるわー。仲間内での会話の中身とかがいちいち引っかかり、「こいつら、男のふりした妖精さんたちだろ……」と思うことでなんとか平静を保てるくらい。もっとどぎついアイドルものとかでこういう「非現実イケメン」が出てきても別に気にならないのだが、こうしてまったりした空気の中で「濃すぎる非現実イケメン」が登場すると、なんとも座りが悪く、「せっかくの素材なのにメインの食材の味がくどすぎてキツい」みたいな感想になってしまうのである。 トータルで見ると雰囲気作りができている丁寧な作劇で+1点、気持ち悪い野郎どもの集合でー1点で結局可もなく不可もなく。これで女の子の店員がきゃっきゃうふふしてる世界だったら最高だったんだけどな。残念だな。まぁ、結局毎度のことながら「俺向きの作品ではないのでしょうがない」ってことで。 しかし、いい雰囲気に流されてはいるものの、あの店、値段が一切見えてないんだよな。絶対あれ、場所代とデザイン料考えたら1食あたりのコストはかなりかかるよな。お茶漬けなんてイクラふんだんに使ったし……うーん、1300円(この予想がゴチに大波乱を巻き起こす)。 ○「ハイスクールD×D HERO」 4 あっ、しまった、これ地上波で録画しても意味ないやつやん。他の番組との兼ね合いで地上波でいいかと思ったんだが……改めてAT-Xで録り直さないと。いや、別にどうでもいいんだけどね。どうでもいいんだけどね!(必死) 考えてみれば、一時は毎クール1本ずつくらいあったような気がするこの手の作品も最近は多少数を減らしている。いや、前クールもちゃんと「七つの美徳」があったんだけど、なんかあんまり前面に出てこなくなった気がする。今作はそんな「そっち系」作品の中でも先駆け的な存在であり、大黒柱のようなイメージがある作品で、実に4期目という息の長さがその人気の高さを物語っている。いや、人気あるのかどうかもよく知らないんだけど、そうじゃなきゃ作られてないよね。きちんとバカな方に振り切れながら、適度に熱血もののテイストも混ぜ込んで一応お話を前に進めるシンプルさが受け入れられる秘訣なのかもしれない。まぁ、わたしゃそこまで思い入れがないので、果たして3期がどんな風に終わったのかもうろ覚えだったんですけどね(おかげで今回何が起こってるのかさっぱりわからんかったわ)。 別に何が違うわけでもないやろ、と思いきや、なんと今期からガラッとスタッフが入れ替わっているという。スタジオもパッショーネ制作となり、一体どんな展開かと思ったけども……うーん、あんまりよろしくはないなぁ。いや、今回は無茶苦茶なシーンばっかりだったからあんまりディティールを見るような機会もなかったんだけど、最後の運動会のシーン、流石に背景とまりすぎじゃない? 一昔前のアニメじゃ当たり前だった光景も、今ではちょっと違和感がある。もっと構図を考えれば「別に背景が動かなくても気にならない」画はいくらでも作れたわけで、わざわざあののっぺりした構図で違和感を際立たせているのはあまり良い采配とは言えないだろう。全体的に不安が漂う出だしなのである。 とりあえず御前が「この役はあんたしかできないから」って乳首を連呼してぴかしゃに汚れ役をやらせるアニメということだけは思い出した。安定の巨乳(声)軍団だ。 |
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Thraxi
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男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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