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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 香子さん、やばいです、第2話。クッソ、やっぱりどうあがいてもかわいい人やな……これで零に対してメンヘラ気味じゃなけりゃなんの問題もないのだが……。

 1話目は割とほっこり寄りの話だったため、2話目となる今回はサブタイトルからして「混沌」という不穏なもの。死力を尽くして戦う宗谷名人の戦いぶりを中心にして、周りの人間関係が描かれる。プリプリしてる二階堂は相変わらず可愛らしいが、残念ながらこの世界で癒しを与えてくれるキャラなんて彼くらいのもの。宗谷の隆盛が際立てば際立つほどに、彼に「呑まれた」島田さんの苦闘も浮き彫りになってしまう。どんな世界にでも口さがない連中というのはいるもので、同門の零たちは島田さんの必死の戦いの全てを見てきたからこそ、遣る瀬無い思いもある。

 「若造」どもがもう少しでキレてしまう、というタイミングで乱入したのは後藤。彼も島田さんの実力は認めており、彼を馬鹿にした人間を容赦なくねじ伏せるなど、どうやら単なる「嫌な奴」ではない、強者の強者たる所以が窺い知れる。自分と同じ気持ちを持っていたと思われる後藤の言動を見て零も揺れる。この世界では最も憎むべきと思っていた男が、性根に自分と同じものを持っていた。そんなことは当たり前ではあるのだが、いざ見せつけられるとなかなか感情的に処理しきれない部分もあるのだろう。将棋と同様に、この業界の人間関係についても、零はまだまだ手探り状態だ。

 そして、そんな後藤の底知れぬ強さと人間性に、香子はしっかりと踏み込んでいるのである(土足で)。1期の時点では「馬鹿な女が完全に後藤のいいように遊ばれている」といった風情だったのだが、やはり男女の機微ってのはそう簡単に割り切れるようなもんじゃないよな。香子さんだって多分ただの「馬鹿な女」じゃないんだ。というか、世間的には理知的な女性に分類されるタイプの人間だろう。後藤という人間に惹かれているのも、彼の奥底にある強さが理由であって、男を見る目だって間違ってるというわけでじゃない(まぁ、妻帯者の時点でアウトなんだけど)。香子は香子なりに、筋の通った恋愛を貫いているのである。

 そして、あれだけ「強い」人間だった後藤に付け入る隙を見出しているのが今回の香子の強さ。後藤の奥さんはどうやら長患いでふせっている様子。そんな男の一人世帯、寂しさもあるかも知れぬというその私生活に、ぬるっと紛れ込む泥棒猫のしたたかさ。いいよ香子さん、強いし、怖いし、かわいいよ。アニメ業界の名誉ビッチの称号をあげよう。後藤さんもこんだけ露骨な据え膳を用意されて、ふんじばって寝るのは幾ら何でも心が強すぎやしませんかね。まぁ、対局前のこの日だけはマジで眠かったから相手にしたくなかっただけかもしれないけども。普段はどうなんでしょうかね、病院での様子からすると、後藤は今でも奥さんを大切に思っているようだし、もしかしたら香子とは一線を超えてなかったりするのかな。その辺り、はっきりしてください、NHKさん。

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 結局あの乗り物はなんだったんだ、第3話。みかん農園って必ずあんな珍妙な乗り物が設置されてるの? あんまり便利そうには見えないのだが……丘陵地に果樹園があるから登る時に重宝するのかな(一応調べたら載ってたけど)。

 ライブ回。やっぱり3話目あたりで一発入れてくれるとアイドルアニメらしくメリハリがつきますが、なんと今回は一気にライブが2本。さすがに人気作品なのでそのあたりの出し惜しみは無しだ。あんまり追いかけてないから詳しくは確認してないけど、2本目の曲はどっかで名前を見た気がするので新曲ではないよね。1曲目の方が新曲で、「和ロック」テイストに和装アイドルコスチュームを加えることでこれまでの雰囲気にいい感じで変化を与えている。初代だとAngelic Angelの衣装は近い雰囲気かな。あれよりも軽装でだいぶ動きやすくなってるから、実際のライブの時はこっちの方が見栄えがしそう。ダイヤさんがかなり攻めっ気の衣装を着用していたり、練習期間が短かったはずなのに相変わらず全員の動きがキレッキレだったり、本シリーズはそれぞれのメンバーのアイドル適性を疑うようなシーンは一切存在しないのが相変わらずである。基本的に「舞台と曲が用意されれば神レベルのパフォーマンスが見せられる」っていうのがこの世界のアイドルの基本だからな。

 相変わらずライブシーンは文句なしなわけだが、「ピンチ」を生み出すためになんだかよくわからんことが立て続けに繰り広げられるのもお約束といえばお約束か。今回の課題はダブルブッキング。会場に行こうとしたら突然謎の吹雪に見舞われたり、この世界のアイドルの敵は、自分でもライバルでもなく、基本的に大自然である。今回は「土砂崩れによる道路の復旧が遅れているため」とかいうよくわからない理由で学校説明会が延期になり、結果的にはラブライブの予選とぶつかってしまったという。そして絶妙に間に合うような、間に合わないような立地が揃っているという不可解な状況。「バスを一本逃すと3時間後」はまぁしょうがないとして、普通に大人に頼んで車を出してもらうだけでいい気がするのだけど。鞠莉が親にものを頼めないのはわかるけど、他のメンバーならいくらでも大人に頼んでいいのだし、学校全体であれだけAqoursシンパがいるのだから、探せばたかだか九人のメンバーを乗せてくれる大人くらい見つかりそうなもんじゃん。どうしても見つからなかったとしても、ちゃんと道があるならとりあえずトロッコやダッシュじゃなくてチャリを用意しておけばかなりの時間短縮になりますしね。走って間に合う距離だったくせにあれだけウンウン唸って深刻な顔をしていたのも本当に謎である。ひょっとして、Aqoursのメンバーって頭が悪いのでは……。考えてみりゃかしこいかわいいメンバーとか、いないしな……(生徒会長は頭悪そうなシーンが多いもんな)。

 まぁ、今作における「ピンチ」がなんじゃそら設定なのはしょうがないところ。女子高生が独力でブレイクスルーできるトラブルなんて、こんなもんである。とにかくなんとなく汗だくの女子高生が見られたのなら、それでいいんじゃないでしょうか。個人的には今回も善子が輝いていたのでそれでいいと思います。もう、来年のリーダーは善子で決まりだな。そうズラ。

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 女性キャラ大集合で賑々しい第3話。そして、そんな中で一際異彩を放つ存在感、CV日笠陽子のビジネス破天荒。

 今までこいつらにそこまでスポット当たったことなかったよな、っていう、モツ親衛隊、一応歌苗のクラスメイト連中の大躍進。取り巻き三人はABCっていう適当な名前なのに(一応漢字表記だと詠子・美衣子・椎子らしい)、その脇に控えているのは唯一ちゃんと名前をもらった海月である(クラゲではなくてウヅキと読む)。一体どんなキャラなのかと思えば、うちに秘めた闘志は音羽館の連中に負けず劣らずの強烈なおねーさんであった。中の人の「パリピの権化のように見えるけど、実はすごく気ぃ遣いで真面目」っていう性格がそのままのような、真逆のような。ぴかしゃと合コンやったらすげぇ面白そうだけど、男女交際云々いう以前に日笠陽子ソロステージみたいになりそうでこわい。

 考えてみりゃ、モツは親衛隊がこれだけの練度で付き従っているのだから無茶しようと思えばこれまでだっていくらでも今回みたいな暴れ方はできたと思うのだが、幸か不幸か放送チャンネルがNHK教育ということもあり、なかなか倫理道徳に触れる行動は起こしにくかった(そうか?)。しかし、今回歌苗やリストさんを外に追い出すことにより、ついに実現した謎の合コンイベント。女性陣はまだしも、野郎の方に本当にろくな人間がおらず、一体は人間ですらないという重大な欠陥はモツにとっては大した問題でもないのだろう。ドボちゃんはとてもお行儀がいいので問題は起こしませんね。ただ、カバが室内で普通に飼育されてる状態って、すげぇ獣臭い気がするのだが大丈夫なんだろうか。

 モツの信念である破天荒合コンVS海月の想像していた清く正しい合コンの対決。一度は海月の快進撃によりモツのハーレムはあえなく革命されたかに思われたが、おとなしいことを良しとしないのがクラシカロイドという面倒な連中の常。帰還したリストさんはなんとクラクラの二人を連れての凱旋。愛を声高に叫ぶ彼女によって革命は再び火を灯す。普段なら常識人サイドに回るべきだったバダやんまで何かおかしなところにスイッチが入ってしまい、現役アイドル二人を巻き込んだ合コンは泥沼へ。必死に常識を解く海月、そしてワー君の2人は完全に被害者になるも、どさくさに紛れて愛を育み、唯一真っ当な意味での合コンを成し遂げたりもしているのである。いや、でもいくら革命の乙女とはいえ、あんなんに惚れてしまうワー君もどうかしてるとは思うが……。

 海月という大きな戦力を加え、リスト・チャイコ・バダやんに歌苗と、やかましい女ばかりがどんどん集まるこの地獄の様相。ギャグアニメの真骨頂である。もう、とにかく楽しいのだからこれ以上の何が必要だというのか。

 そして次回は……チョッちゃんとドボちゃんのカップリング(?)。なんだ、この無限の可能性しかない組み合わせは。

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 これ、そのうち「宝石の国」っていうタイトルの回が放送されたりしないんだろうか、第3話。いや、されたからどうってこともないんだけど。

 いかにも今作でしかできないような、実にシニカルで興味深いシナリオである。初回放送を見て「今作では国と言っているが、それぞれの国が別々の世界を構築しているようなもので、キノは一種のプレインズウォーカーだな」みたいなこと(意訳)を書いたのだが、今回の話はある意味でそれをひっくり返すようなお話。国が「国」であることに付随する条件として、「他国との関係性」が生じている。これまでの国はそうした周りとの相互関係が存在せず、1つ1つの「世界」の中でルールをいじくり回していたわけだが、改めて「国」という存在の独自性を見出し、そこを実に皮肉にいじっているシナリオなのである。

 相変わらず、バックグラウンドなどというものは今作に存在しない。誰がどう見ても今回の国はオーバーテクノロジーであり、キノの言うように侵略しようと思えば他国など容易に侵略できるし、世界征服だってあっという間にできてしまう、そんな無茶苦茶な「設定クラッシャー」な設定である。しかし、本作はそうした背景を一切気にしない。国は国として独立に存在し、それが周りの世界とどのように融和するかなどということは問題にならないし、「なぜこの国の人たちは支配欲がないの?」とか、「絶対に旅人を偽って技術を盗み出そうとする他国の人間に荒らされるよね」とか、そうした疑問は一切取り扱う気がないのである。

 これが、最終的に「これまで出て来た国が全て再登場して一本のストーリーを作る」とかいう展開ならば問題もあろうが、今作はそうした展開を一切意図しておらず、多少の齟齬は問題にならない。だからこそ、毎回毎回ショートショートのような切れ味で一番描きたい部分をはっきりと描くことができるのだ。まぁ、最近だと似たような制作理念で作られていると思っていたのが「18if」だったのだが、あちらは「絶対に相互関与しないだろうと思っていた全ての世界が最終的に収斂する」というとんでもねぇ展開を見せたおかげで良くも悪くもキマイラ的なおぞましさが出たのであるが。

 今回のタイトルは「迷惑な国」。これはオチの部分でキノたちが言っていた「2つの迷惑」に結びつけるためのタイトルだが、ぶっちゃけ、壁の国の方の設定は蛇足だったんじゃないか、という気もする。できるなら「動く国」の方のイカれ具合を前面に押し出し、彼らのやっている(常識的に考えたら)悪行三昧について、ただ淡々と描くだけの方が、一本のお話としては際立っただろう。ただ、そうしてしまうと、彼らの行軍に手を貸したキノが完全に悪人になってしまうことになり、いくらかドライで割り切ったところのあるキノとはいえ、完全なヒールにしてしまうのは作者の望むところではなかったのだろう。一応の大義名分を与え、彼女の行動にも(最低限の)動機を与えたというところか。

 それ以外の部分ではきちんと「頭のイカれた国を存分に狂ったように描く」と言う作劇がなされており、普通なら傍観者であるキノが異議を申し立てたり疑問を抱くことでこの国の「間違い」を浮き彫りにするところなのだろうが、劇中ではキノも淡々と受け入れているかのように描かれているし、中の人々は自分たちの行動に一切疑問を抱く様子はなく、全ては「生き方」の一部として自然に埋め込まれている。こうして1つの常識を新たに捻出することで、周りの国との差異が浮き彫りになり、「狂った国」の狂気が鮮明になるのである。淡々としている中にもちゃんと見せ場が多くあり、なんともやるせない、鮮烈なお話になった。

 キノさん、ひょっとしたら数百日後にまたこの国に出会うこともあるかもしれないけども……壁画が萌え絵になってたらちょっとかわいそうだな……。

 

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文句言いながらもカードの収納作業とかにこの上ない充実感を感じるタイプ。なお、普段は全く片付けをしない模様。

 2期に入って2週連続でシルフィンが可愛いアニメですね。すっかり馴染んで心のハードルが下がっているおかげで自然体の良いところが前面に押し出されてるんでしょうかね。いつの間にか海老名ちゃん・切絵ちゃんと4人で映画観に行くような仲になっているのは驚きだったけども。冷静に考えると(ノーマルうまるのままでいるとするなら)全員をまとめる接点を作るのが大変そうな構成ではあるのだが、海老名ちゃんは周りに合わせるタイプだし、シルフィンは自己主張強いけど細かいこと気にしないタイプだし、うまるが調整役になっていれば切絵ちゃんのテンションにさえ気をつければ問題ない組み合わせなんだな。

 女の子たちがしっかり組み合わせられたのに合わせて、お兄ちゃん周りでの人間関係も少しずつうまるとのつながりを強めている。ついにシルフィンの兄、アレックスがうまると接触。ちなみに会ったのは干物妹バージョンの方。うまるって基本的に家に上がってくる人間に対する警戒心薄いよな。趣味が合うアレックスとは意気投合するも、彼は実は裏の顔が……あるのかどうかよくわからないけど。最後に連絡取り合ってたのって、普通に考えるとお兄ちゃんの会社の上司の人だよな。

 そして個人的に一番気になったのが、なんとも珍妙な「耳かきアニメ」である。次回予告でも突っ込まれていたが、そもそもメインヒロインの耳くそが大活躍するという時点で頭がおかしい。ある意味でうんこやザーメンが活躍した「パンティ&ストッキング」と同レベルと言える(流石に言い過ぎだが)。そうかー、最近は耳かきも色々と新商品が生み出されているのかー。あんまり興味ないけども……やりだすと無闇に連鎖しだすのはなんかわかる気がする。やりすぎると中耳を痛めるので気をつけましょう。ちなみに「痒ませる」っていう日本語は多分存在しないと思います。

 お片づけエピソードではお兄ちゃんの意外な心の弱さが明らかになったのも興味深いところだが、うまるの本棚がやたらとジャンプ漫画ばっかりだったのもポイント。まぁ、連載誌がヤンジャンだからな。だったら嘘食いとか揃えておけばいいのに。……女子高生はあんまり読まないかな……。なお、あんだけジャンプ漫画で固めてあったのに、なぜか観に行く映画はコナンである。やっぱ強いな。

 

 

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 やっぱりどう見てもてーきゅうじゃねぇか、第2話。いや、別に悪いわけじゃないんだけども。むしろ他のアイドルアニメと差別化を図っていく上では実にビビッドで面白い路線ではある。ただ、絶対にこれ映像に引っ張られてキャライメージが変わると思う。コミカル方向にはっきり舵を切るっていう判断なんだったら、かなりエポックメイキングなデザイン戦略だ。

 「新章」に入ってどういう方向でシナリオを構築していくのかと注目して見ていたのだが、まず行われたのは全員の引越し。なんと寮という名の一軒家での共同生活スタートである。コミュ障の私みたいな人間からすると「これから一つ屋根の下(しかも同室)で共同生活」って言われるだけで罰ゲームみたいな絶望的な気分になってしまうのだが、今のところ「共同生活になったからいざこざが……」みたいな空気はない。さすがに長年一緒に活動してきたWUGの結束は強いようである。まぁ、今後は絶対にメンバー間でギクシャクする展開も出てくるはずなので、その時には重しになるのだろうけども。

 「共同生活を始める」というのは実は結構新しい視点の与え方で、居並ぶアイドルアニメのグループでも、(女性の場合は)共同生活をしているグループというのはほとんど存在していない。女子高生を含む若い女子たちがキャピキャピと共同生活をするという「ずっと修学旅行」みたいな雰囲気を維持できるのもわかりやすいセールスポイントだが、最終的には家族同然の関係性になるので、ホームドラマみたいな要素も盛り込めるのはアイドルグループの描き方としては面白い。今後は一つ屋根の下だからこその展開にも期待したい。まぁ、現時点ではそういう様子はあんまり影響を与えてないけども。あの部屋割りはどうやって決まったんだろうなぁ。

 さらにユニットとして団結することになる展開かと思いきや、この共同生活は「ピンでの活動が増えるから」という社長の奇策。なるほど、「ラブライブ」の項で何度も書いているが、グループアイドルの2期目はこれまでと違った組み合わせで売り出していくのが基本。となるとWUGの中から個別にメンバーをピックアップして描いていく流れが出てくるわけだ。リアルアイドルだとこういうのってメンバー間格差を広げる問題にもなったりするものだが……どうなんでしょうね。この世界では誰が一番人気なんだろう(なお、リアルでも誰が一番人気かはよくわからない模様)。

 そして、そんな中で切り込み隊長に選ばれたのは一番キャラが扱いやすい実波……ではなく、なんとその保護者役に抜擢された夏夜であった。組み合わせが新鮮なこともあったが、まさかの大食漢キャラとして涙の覚醒。もともと実波とは燃費が違うのだろうか。アイドルとタレントの狭間でしか得られないなんとも悲しげな苦悩と向き合う夏夜さん。こういう時に「栄養が全部乳に行くんやろ!」みたいなことを言う人間がいないのがWUGの悪いところですね(?)。まぁ、初回ということでそこまで大きなトラブルということもなく、せいぜい豚さんに謝りながらの問題解決と相成りました。今回、一切実波が悩んでないのも密かなポイントだとは思うのだが、まぁ、1期の頃からずっとそんな感じだから別にいいのかな。

 ちなみに、個人的にどうしても気になるのは1話で登場していた地元局アナと思われる「女子アナ」が連続登場していたことである。何が気になるって、CVがうえしゃまだから無駄に存在感があるってところ。仙台人は恵まれてるなぁ。

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 ぴかしゃは単にウーウー唸るだけのためにアフレコ現場に呼ばれたんだろうか、第3話。まぁ、今回で完全に消滅しちゃったので次週からはギャランティが発生しなくなっちゃったけども……。毎週しぶとく回想シーンで出てくるとかだったら笑う。

 今のところすごく素直に「回想が長いやつから死んでいく」というわかりやすい、わかりやすすぎる展開である。そりゃま、短い尺の中でキャラをある程度でも描いてから退場させなきゃいけないわけで、そうなると序盤に死ぬ面子はどうしたって「回想後即死」にならざるを得ない。しょうがないとはわかっちゃいるが、今のところ2話3話ではそのあけすけな内容のせいで、そこまで心惹かれる内容にはなっていないのが残念。どこかで西尾維新らしいヒネた展開が待っていることを期待したいのだが……どうかなぁ。

 「何か面白い展開が待っている」と期待するなら、考えどころは色々と転がっている。今回だけでも、例えば馬の行方は分かっていないので彼が生きて頑張っている可能性があったり。というか、ここまで素直に猪→犬→鳥と干支の逆順に殺されているのだから(そして次週で猿が退場しそうな予告だったのだから)、もうしばらくは「干支の逆順」というのを守ると考えるのが自然なんじゃなかろうか。もしこれがセオリーだと仮定すると、例えば辰巳兄弟になんらかのギミックがあるということになるし(蛇だけ最初に殺されてるのは順番的におかしい)、最終的に最強っぽい牛とキーパーソンっぽいネズミが残ることになるから割と自然。ただまぁ、そうなると今後の展開が全部決まっちゃうことになるわけで、かえってつまらないという見方もある。どうなりますことやら。

 とりあえず今回は、至極自然なカマトト佐倉さんがしっくりくる鳥のターン。「鳥類の使役」というのはシンプルながらも有益な能力であり、回想シーンでは戦時下でもやりたい放題やってる様子が描かれていた。今回の十二大戦においても、屋外でのバトルがメインになるなら充分戦局をコントロールできるだけのパワーがある。さらに犬の人の可哀想なドーピングによって本体も(一応は)強化されていたわけで、これまで通りの彼女のメンタリティが維持できていたなら、立ち回り次第で優勝してもおかしくなかったくらいではなかろうか。しかし、何故かその精神性に揺らぎが生じ、慣れない正面戦闘で瞬殺という、なんともモブくさい終わり方になってしまった。本人はドーピングのせいで昂っちゃったから、みたいな分析をしていたが、見た感じでは犬の人のせいではないような気がするけど。普通に考えると、地下道のあのシーンで猿に何かされてしまったってのがありそうな路線だよね。平和裡に殺す人だし、なんらかのマインドコントロールみたいな能力で自己防衛は図ってそう。最初にネズミから尋常ならざる実力者であると指摘されてた猿、単にフィジカルが強いだけじゃなく、怪しげな精神攻撃もできるとしたらそりゃ強いや(次回死にそうだけど)。

 個人的に残念なのは、冒頭でも書いたけどイノシシが完全退場してしまったこと。(キャストのおかげもあって)内心では「殺されたと見せかけてラストでなんやかんやあって復活する設定」みたいなのを期待してたんだけど、さすがに骨まで撒かれちゃどうしようもねぇや。まぁ、能力しょぼそうだったししょうがないか……。

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 多分今世紀のアニメで使っていい照英成分を全て使い切った、第3話。アニメに許される照英が何グラムくらいなのか分からないけども。

 1本目、ハイパーオナホムービー。これが堂々と流せるということは日本はもう駄目だ。ほんと、この番組を観ている女性陣は何を望んでいるのでしょうね……いや、これは、望まれているのか……。個人的には十四松の原始スタイルがしっかり十四松な上に、あの時代にすでにキレのあるフォークを投げられていた、という事実が一番の収穫ですね。いや、いつの時代かわからないけど。あとボールじゃないけど。なお、こういう「6人が1人ずつネタを見せていく」形式だとやっぱりおそ松って個性薄いよな、っていう前回のネタがそのままの印象だったり。

 2本目、ここにきてこれをやるのかよ、っていう兄弟の中でも異色カップリングの回。いや、「今まで組み合わせてなかったペアに挑む」っていうのはある意味で2期目の正統進化ではあるのだが。ラブライブは「サンシャイン」2期2話でようやく各学年のつながりを確認するに至って「まだやってなかったのかよ」と思ったが、初代ラブライブは2期2話目で学年を超えた「新しい組み合わせ」を見せてくれていた。9人のμ‘sAqoursでそうした「新鮮な組み合わせ」があるのはもちろんだが、すでに2クールもやっている六つ子では流石にそんな組み合わせは……あるのかよ……。確かに、過去を振り返ってみても、チョロ松×一松という組み合わせでしっかりネタをやったことは無いのかもしれない。特に一松はカラ松との絡みが多かったからね(十四松もあるか)。そして、どちらも肥大した自意識が特徴のダウナー系松なので、キャラの属性が(やや)近く、絡ませても大きな動きがなさそう、っていうのも今まで扱われてこなかった理由かもしれない。

 しかし、そんな利益が出ない気がする方向性にもためらいなく切り込んでいくのがこの作品。いやぁ、撮れ高は充分……だっただろうか……。もうね、あのコミュ障独特の「空気が維持できない」雰囲気、マジであるある過ぎて辛くなってくるくらいでしたよ。大人数なら気にならない、でも、二人きりっていうシチュエーションがいきなりのデッドライン。そんな関係性って、結構あるものなんですよ。まぁ、それが実の兄弟の中にいるのは問題があるだろうが……。この絡みのポイントは、実は一抹の方もかなり「常識的な」気にし方で最終的にチョロ松と同じような行動に行き着いてしまっているということ。本人は「ドメスティックパリピ」という謎の言葉まで開発していたが、見てくれが色々おかしい部分はあるが、やっぱり一松は常識人寄りのポジションなのである(あくまでも六つ子の中ではね)。チョロ松がライジングすると突き抜けることを考えると、危険度で言ったらチョロの方が上かもしれない。お互いに「どっちがちゃんとしてる」なんて対話もしてたけど……なんかこう、この流れからうまいことどっちかが社会復帰とかできないもんかね(無理です)。

 3本目、照英。とにかく照英。タイトルトト子なのにどうでもよくて照英。ちょうどこないだたまたまテレビつけたら大食い番組のMCで照英が頑張ってたの観ちゃったもんだからことさら面白い照英。この役でOKして出てきちゃうあたりが照英。完全にギャグなのに、確かにやってることは照英。無駄にアフレコがこなれてるのは流石に戦隊モノ経験者の照英。ギンガブルーは声優業も問題なく照英。レジェンド戦士が出てきたことで多分イヤミ(の中の人)とチョロ松(の中の人)もテンション上がってる照英。これで今後準レギュラーとかになったら笑うぞ照英。別になっても構わないぞ照英。ガンガンギギンと照英。お疲れ照英。

 俺も多分ブログが今世紀で使っていい照英成分使い切ったわ。来週の照英さんもお楽しみに。

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 ウーパールーパーが可愛い、第2話。あんなもんに容赦無く巻きつかれても動じないチセさん強い。

 とても見やすくて1話の好印象が持続している第2話である。「宝石の国」は展開が読めなくてちょっと感想が書きにくかったのだが、こちらはわかりやすいのですんなり書ける。とにかく世界が優しいので、過酷な作品が多いこのご時世にはたまらん癒し成分になります。いや、チセさんの生い立ちだけは充分へヴィなんだけどね。それを補って余りある今後の人生が待っているような気がしてね。

 意外だったのは、エリアスさんが割としっかり周りの人間と交流していたということである。魔法使いってだけで完全な隠遁生活をイメージしていて、ともすれば迫害だって受けてるだろうと勝手に想像していたのだが、多分このイメージは似たような設定の「純潔のマリア」からのものだな。あっちの魔女は本当に人間との対立構図がひどくて、使い魔のフクロウと同族だけが友達っていう状態だった。幸い、エリアスさんは大人な付き合いができる知り合いが多いみたいですね。いや、ひょっとしたら今回出てきた2人だけなのかもしれないけども。ま、その2人が両方ともいい人っぽいからそれでもOKだよね。

 初めに会いにいったのは魔法使いが暮らしていく上で欠かせないツールを色々と用意してくれるという道具屋のおねーさん。彼女も魔法使いだといっていたけども……おいくつなんでしょうかね。娘もいるし、普通に人間社会で生活してるみたいだから、見た目通りの常識的な年齢でいいのかな? CVが甲斐田裕子ということもあり(?)、たいそうな巨乳である。途中からおっぱいにしか目がいかないくらいの巨乳である。でも、不思議とやらしさはない。世界観のなせる技かな。姉御肌で面倒見が良く、突然連れられたチセにも親切にしてくれる。その上で、ちょっとほとばしりすぎちゃうチセの魔力に面食らうも、ちゃんと理解を示して善後策を講じてくれる。やっぱりいい人。エリアスさんには容赦なく腹パンかますけどね。エリアスさん、知り合い相手だと割と扱いが軽いんだよな。見た目以上にフランクに付き合えるおっさんなのかもしれない。

 そんな道具屋・アンジェリカさんの工房で見せてしまったチセの爆発的なポテンシャル。まぁ、わざわざエリアスさんが大金叩いて「買ってきた」物件なんだからコワレなのは分かっていたことだが、「妖精などに懐かれやすい」とざっくり説明していた能力も、どうやら魔力の触媒として考えると結構破壊的な性能らしい。「ネギま」でも同じ説明がなされていたが、体内のエネルギーを使って超常的な現象を起こすのが「気」の力であるなら、外界にある超越したエネルギーや現象を使いこなすのが「魔法」。そのためには使役する法則を学び、人ならざるものを使役する術を会得する必要がある。しかし、チセさんはもともと「好かれやすい」性質なので、その辺りのコントロールに要するトレーニングやエネルギーが少なくて済むようだ。そして、事前にアンジェリカさんのいっていた通り、ちょっと間違えるだけで暴走してしまう恐れもあるという。なるほど、エリアスさんがのらりくらりと魔法についてあまり踏み込まなかったのは、本当にゆっくり教えていかないと危ないと思っていたからかもしれませんね。

 なんとか街中デートを終えて戻ってきた2人が遭遇するのは、エリアスさんの二人目の知人、CV森川智之の神父である。こちらはエリアスの対外干渉担当かな? さすがに魔法使いだってバレてると教会からの監視は必須なのね。「神」と「魔法」ってこの世界ではどの程度共存できているんでしょうか。まぁ、さすがに仲良しってわけにはいかないんだろうけども。西洋の、というかキリスト教の考え方だと魔法って「髪の御業」でなければいけないので、人間が使役するのは背教に当たっちゃうからね。幸い今回出てきた神父さん・サイモンはその辺りはある程度容認派らしい。今のところ人類に仇なすわけでもない有益な存在であるエリアスを排斥するのも得策ではないしね。とりあえずはやんわりと嫌味を言い合いながらも悪くないおつきあいってことで。

 こうして周りに少しずつ「社会」が広がっていくのを、チセはどのように見ているんでしょうかね。今まで完全に閉じていたはずの「外界」。それがエリアスの力によって(チセ本人の意を介さずに)少しずつ広がっていく。絶望的な過去を抱えていた彼女にとって、この広がりは慣れない刺激ではあるものの、決して悪いものではなさそうだ。1話目で痛々しかった目の下の隈もすっかり取れているしね。シルキーさんに出された特大サンドイッチを頬張るチセさんが可愛らしくて癒される。

 ……とか思っていたのに、いきなりアイスランド・ハニームーンからのドラゴンを用いた拉致事件発生である。ドラゴン?! そんなご大層なものが?! まだまだ底の見えない世界だなぁ……。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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