最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
逃げない! 負けない! 泣かない! 第10話! うおー、ボウケンジャー好きなんじゃー。改めて聞くとやっぱりすげぇ歌詞だと思う。なんで「負けない」の後に「泣かない」なんだよっていう。でも、ムラムラちゃんに言ってもらえば元気百倍です。 ラス前の試練の時。まぁ、だいたいなにがしかの試練には悩まされ続ける作品ではあるのだが、今回はひょっとしたらチアフルーツ史上最大の難題だったかもしれない。なにしろ、あの赤来杏までもがくじけてしまったのだ。正直、杏ちゃんがくじけて弱音を吐く姿は見たくなかったのだが……相手が神にも等しいあのカミダイオー(の中の人)ってんだからしょうがないのか。キャップとしては、トップとの対談で新しい刺激が得られるだろうと思ってのことだったのだろうが、あまりに強烈な光は見る者の目を潰してしまう。圧倒的ヒロインに憧れを超えて崇敬の念すら抱いていた面々は、日本一のヒロインを目の前にして、すっかり骨抜きにされてしまった。 この、「カミダイオーの凄まじさを見せつけられる」というイベントに対し、9人の対応は興味深い差異を見せている。顕著なのはやはり杏やみかんのように「圧倒的実力差に打ちのめされる」というパターン。元アイドルだった青山姉も似たような状態になってしまっていたし、ステージアクターが3人も意気消沈してしまえば、どうしたってイベントのクオリティに影響は出てしまう。そこまでカミダイオーに入れ込んでいたわけではない残りの面子は実質的にメンタルを削られたわけではないのだが、特にキャップは自分の狙いが外れてしまったことで必要以上に責任を感じて落ち込んでしまった。キャップは超人的な商才も経営能力も持ち合わせたスーパーウーマンではあるのだが、いかんせんメンタルが弱いのが最大の弱点。今回彼女が「やっぱり私は疫病神なんだ」と落ち込んだ時の回想シーン、マジでしょうもない不幸ばっかりで唖然とする。いや、突然の倒木は確かにインパクトあるけど、むしろそれで命に別状がなかったのだからラッキーなのでは……。人生十数年も生きていれば誰にだって不幸な出来事の1つや2つや3つや4つはあるもので、それってただのバランスの問題なのだが、キャップはそうした偶発的な「不幸」を自分のせいだと思い込み、ネガティブ思考に陥ってしまうのが最大の欠点のようだ。 そうしてキャップが統率力を失うことで、親衛隊のロコ先輩とはつりちゃんも動きが鈍ってしまう。何を差し置いてもキャップ最優先の2人は、彼女が動き出さない限りは背中を押せないのだ。みんなの意識がばらけてしまうと、青山妹のように我の強い人間がぶつかると、普段のように押し返すことができず、雰囲気は沈む一方。杏たちの消沈がドミノ倒しのようにチアフルーツ全体の雰囲気を落ち込ませる悪循環である。 しかし、そんな中でもぐらつかない人物が2人。1人はその格好よさがストップ高のムラムラちゃん。観覧客にも「紫だけが頼り」と評されるほど(紫自演乙)、彼女の演技はいつも以上に研ぎ澄まされている。杏と違って別にカミダイオーにも特別な感情は持っていないので、実物を見ても「わたくしだってあれくらい出来ますわ」ってんで発奮できるのがムラムラちゃんの強さ。赤来杏が骨抜きにされてしまい、(自称)ライバルが怒りに震える様子が男前すぎて最高だ。やっぱりムラムラちゃんは頼りになる。 そして、ムラムラちゃん同様に「別にカミダイオーにそんなに興味ない」という消極的な理由が功を奏したのが、緑だったのだ。すまん緑。ぶっちゃけ名前すら覚えてなかった(マナナンである)。煩悩にまみれたマナは、カミダイオーショックの影響も受けず、良くも悪くも空気を読まないために落ち込んだ全体の雰囲気もどこ吹く風。完全に自分目線だけでグッズの売り上げのみを心配するという鉄の心臓の持ち主である。そんな彼女だからこそ、岡目八目でチアフルーツが抱えている問題と、その解決策を提示できたのは、良かったんだかなんだか。「町のみんなが応援してるよ」なんて基本的なことすら見えなくなってたんだから、残りの8人はよっぽど切羽詰まってたんだろうけどねぇ。マナのこの「発奮作戦」は本当に適当極まりない動機から発生しているもので、その証拠に、本来ならすごくいいシーンになるはずの「マナがみんなを説得して元気付ける」パートが、すげぇ適当な止め画とマナの(なおざりな)モノローグだけで処理されてるんだよ。「もう、緑の出番これでいいだろ」みたいな。もう当番回がないかとすら心配されていた緑に無事に活躍が回ってきたのだから喜ぶべきなのだろうが、この扱いの適当さは……いや、逆に美味しいのかもしれん。だいたい戦隊モノのグリーンもこういう目に遭いがちである。 何はともあれ、重度のイップスを抜けることに成功したチアフルーツ。あとはトップを目指して駆け上がるだけなのだが……でもさ、話の腰を折るようで悪いんだけど、みかんちゃんが言ってた通りに「25位でも充分すごい」よね……。全国規模のテレビ番組で紹介される25位、東京からもわざわざ見にくる客も増えてるし、商店街もそれで活気付いている。もう、ヒナネクターは求められた仕事をクリアした気がするのだが……やっぱりこれじゃダメなんですかね。これ、どうやったら終わるアニメなんだろ? PR case23なのかよ、第11話。ことごとく想定をひっくり返してくる作品だなぁ。これで次回ラストがcase24になるわけね。この構成だと、残念ながら将来的に「放送されなかった合間のエピソード」だけでもう1シーズンやることはなさそうだなぁ。 というわけで、一気にクライマックスに突入。ラスト3話をしっかり時系列順に放送するということは、これまで色々といじってきた話数シャッフル自体に大ネタは仕込まれていないということだ。どういう効能があったんだろうと考えると、一番大きいのはやっぱり「視聴者の興味を引く」っていうところだろうね。先に「出来上がった関係性」を見せておいてからその形成段階に戻ったり、イチャイチャしてると思ってた連中が実はいがみ合っていたり、そういうギャップを引き立たせるときに、普通の時系列で流すよりも際立ちがはっきりするから印象が強くなるんだ。その分、視聴者には余計なストレス(理解にかかるコスト)を求める事になり、シリーズアニメとしてはハイリスクハイリターンの作戦だったわけだが(途中で放り投げる視聴者もいるだろうからね)、今作の場合、狙い通りの効果はきちんと発揮していたし、期待通りの「リターン」は得られているんじゃなかろうか。 さておき、プリンセス暗殺指令が下ってからの緊迫の展開だが……正直に一言で言うと「もう訳分からん」。いや、素直に見るなら画面に見えてるそのまんまの現象なんですよ。指令を受けて、いかにも胡散臭いヤツ(ゼルダ)が派遣されてきて、その結果ドロシーはお払い箱、ちせも堀河公から事前に呼び戻され、(ベアトはどこに行ったかわからないけど)残されたのはプリンセスとアンジェという、今作のコアというべき2人に関係性のみ。アンジェは当然プリンセスを守るために奔走し、なんとか組織を出し抜いて一緒に愛の逃避行を目論むも、なんと当のプリンセスがこれに反発。あの日の誓いを胸に自分はプリンセスとしてやるべきことが残ってる、ってんで自分の意志で渦中へと舞い戻り、いっそ全ての黒幕を私が担当するわ、と「自分を殺して」てっぺんへと登り始める。 プリンセスの志の高さには驚くばかりだが、一応これはこれで筋が通っている物語。表面的にはこれで納得してもいいのだけど……、ただね、スパイは嘘つきなんですよ。黒蜥蜴星人の企てをいちいち信用するわけにはいかないんですよ。外部からの圧力に疑う余地はないので、コントロールの上層部がすげ変わったこと、プリンセスの扱いが変わったこと、そしてそれを利用して内紛をけしかけようとしてる勢力があることは全部「事実」である。しかし、その中でゼルダがどういう意図を持って動いていたのかは現時点では不明確。彼女は戻ってきた「アンジェ」をどのように見ていたのだろうか。クーデター軍の人たちには「プリンセスだよ」と紹介していたが、あれが事前の取り決めだったのかどうか。あそこでアンジェが「プリンセスの格好をして戻ってくる」ことはゼルダの想定にはなかったはずなので、すんなりチームと引き合わせて「プリンセスダヨー」と紹介したのは違和感があるんだよな。プリンセスが事前にゼルダと示し合わせていたのであれば話は変わってくるのだが……。 そして最大の問題は、「どっちがどっちなんだ」である。普通に考えれば、ショッピングの時にブティックで入れ替わった2人は、そのまま逃走し、船に到るまではずっとそのままの状態。そして船内で喧嘩して、プリンセスがアンジェを一方的にフり、そのまま単身でゼルダのところに乗り込んできた、という筋書きである。でも、本当に? それであってる? いくらなんでもあの船内での喧嘩は急すぎない? 2人は「小さかった頃の記憶」を活かし、入れ替わりについては阿吽の呼吸で対応できる。そして、今回の一件、「プリンセス暗殺指令」についても、事前にそうした命令が下ることは充分予想できていたこと。さらに事前にクーデター軍の存在も知っていたとすると、2人には充分に対策を練る時間があったはず。周りをだまくらかすプランを練れたはず。そう考えると、やっぱり矢面に立つのは反重力ボールを操れるアンジェの方が都合がいいわけで、あそこでプリンセスがさも喧嘩別れしたようなていで出ていくのはちょっとおかしいんだよね。まぁ、単に2人の関係性を考えた時に、あんな簡単に破局を迎えるはずがない、って信じたいだけなのかもしれないけど。「入れ替わりを悟られる」ところまでが計算済みなのだとしたら「入れ替わった後で入れ替わって、裏の裏が表」という可能性もあり得るんじゃないかしら。それくらいやってくれないと、黒蜥蜴星の威信に関わりますから。 まぁ、正直「何が起こっても不思議じゃない」というくらいでとどめておくしかないですけど。一つだけ言えるのは、多分、来週2人は幸せなキスをして終わりますよ。 事実上の最終回、第49話。なんかもう、「こんなに愉快なアニメがあっていいんだろうか」って滂沱の涙を流しながら観てしまった。 正直、ここまで全部イカれてたんだから今回だけ感想書く必要はないんだけど、「ヤバいくらいに神経にくる」っていうこの衝動はどうしても抗えない。なんでこんなにも王道なのに、こんなにもヘボットなのだろう。シリアス風味を強めて最後の最後なんだからちょっとくらいは締めにくるのかな、と思っていたのに、1秒たりともヘボットであることをやめないんだよ。なんだよこれ。もう、これを作るための1年間の全てが尊いわ。ナグリ女王の完全体、どこかでフィギュアとかにならないもんですかね。 個人的にツボったのはこれまでぐるぐると使い回し続けたキャストの兼ね役が全て収束していく恐ろしいまでの世界編成の様子。土星ババアがボキャ美に全てを託すシーンとか最高じゃないですか。初代ヴィーテ姫とヘボットの対話とかもたまらんものがある。中の人ネタとかいう以前に、兼ね役じゃなくて基本全員が「同じキャラ」やからな。もう、この世界マジでわけわからん。1話から見直した時に、どこまで伏線(?)として機能してたんだろう。 まぁ、確認しませんけどね。尺の問題で。 9月16日 ドラフト模様(HOU×2 AKH) ピック順 【Sangriter】→【Alessi】→【Chrolony】→【Serra】→【Thraxi】→【Mei】
さて、この環境もラスト2回……なんだけども、なんか移行のタイミングが色々と微妙です。 まず、来週は現時点で既に欠席者が2名報告されているため、開催されたとしても5人戦という何とも締まらない幕引きに。いや、ちょっと前なら5人戦でも割と普通なんだけどね。ずいぶん久しぶりだからどうにももやっとする。もし追加で欠席者が発生する場合は早めに連絡をお願いします。その場合、今回がラストだったということになるわけだな。もう、いっそ中止にしてみんなでプレリに参加するってアイディアもあるな。 さらにその翌週、イクサランリリースの日については、事前にお伝えした通りに予定調整を進めております。現時点で最有力となったのは、発売日の金曜(29日夜)の開催です。これだと今のところ最大6人の確保が可能。まぁ、社畜の皆さんはちょっと大変だけども。条件としては「9時以降くらい」とのことだったんですが、どんなもんでしょう。引き続き、来週のドラフト時に調整はいるかもしれません。 ゴタゴタして申し訳ないが、とりあえずそんなところで。
「サクラダリセット」 5→5 先にお断りしておくと、あんまり分かってません。「俺たちは雰囲気でこの作品を観ている……」というやつです。注視しないと絶対に分からなくなるやつだ、って覚悟はしてたんだけど、やっぱり大量消費の弊害だわねぇ、一瞬気を抜いてしまうと、あとはもう、ついていけなくなってしまう。その辺りの責任は全面的に私にあるので、作品に対しては本当に申し訳ない。 で、その上でと断り書きしてからの感想だが……とりあえず、「原作で読んだら面白いのかもしれない」というのが第一だ。なぜ「アニメが面白かった」ではないのかという理由については、ぶっちゃけると新番チェックの時に書いた第一印象がほとんどそのまま最後まで継続していて、ざっくりまとめると1、「詰め込み方がきつい」。2、「その割に台詞が多いので単調」。3、「ギミックが大雑把で成立していない」の3点。ことアニメーションとしての問題を取り上げるなら2番の要素が一番強いだろうか。 2クールもの間放送していたわけだが、ぶっちゃけ、あんまりアニメーションにする意味がない。設定はおおよそキャラの台詞で説明されてしまうため、「画で見せる」という要素が非常に乏しいのである。まぁ、もともと見せにくい能力が多すぎるってのも難点だし、終盤になるとそれらのただでさえややこしい能力がどんどん複合していくため、もう画面の上に乗せて説得力のある画を作るのは困難だったとは思うが。また、そうした「ややこしい」ギミックを説明してくれるのがケイたち登場人物なわけだが、この町の連中、どうにも平熱が低い。多分主人公のケイとハルキのキャラに引っ張られている部分が大きいのだと思うが、どんな驚きのギミックでも、やたらぶっ飛んだアイディアでも、割と淡々と対話するし、表情も変えずに処理していくことが多い。こと中盤以降はケイ・相麻の2人が中心になり、さらに敵対するのが浦地さんという状態になり、この3人がみんなして「まぁ、俺は全部分かってるんだけどね」みたいなテンションで話を進めていくせいで、何が驚くべきことなのか、何がこの町では大事件になるのかがどうにもピンと来ない。ケイのようにとにかくシステマティックな人間でなければ処理できない問題が多すぎたことを考えると決して「ケイのキャラクターが悪い」とは言えないのだが、それにしたって、アニメ向きのキャラではないだろう。 そして、こうした「とてもお利口な」キャラ達が駆使する能力バトル(どうも、既存のこのタームとは別な用いられ方になっている気がするが)について、とにかく情報をぎゅうぎゅうに詰め込んでいるのでケイ達がネタバラシというか、その卓越したアイディアを披露する段には「なるほどすげぇ」という印象を与える、もしくは与えたいわけだが、冷静に考えると、多分彼らが進んでいる道はベストアンサーではない。というか、このサクラダという町の能力の設定があまりにも馬鹿げていて、「何が起きても不思議じゃない」状況をコントロールしきれていないのである。限定的だと言っていた死者の復活にしたって、すでにメインキャラの中に時間の逆転を司る人間が2人もいる時点で本当かどうか怪しいものだ。ケイ達は「出てきた能力をうまく組み合わせてますよ」という雰囲気がいかにも出ているので賢いキャラに見えるのだが、「本当にそれでいいの?」という部分を疑い始めると、「聡明なキャラ」が「都合のいいぺてん師」に見えてしまうのだ。その辺りの裏付けが完全にできていないのは、やはり尺が足りなくて説明がただの羅列になってしまっている部分の弊害だろう。 こうした要素について鑑みるに、勝手な推測だが「これ、原作でじっくり読んでればある程度解消される問題なんじゃなかろうか」と思うのだ。アニメの場合は、画面の印象、毎週30分ずつの切れ目、そして全体の尺の問題と、様々な要素からこの世界を成立させる屋台骨をグラグラと動かす必要がある。そのせいで「なんか温度が低い」とか「性急で身勝手すぎる」という印象を与えてしまっているのだろう。 ただ、そうした部分が気になるとはいっても、アニメでも「やりたかったこと」は充分伝わってくるんだ。能力の複合による現状の打破。このギミックについては、考えてみれば最初にケイとハルキが出会った時点で全ての根幹になっている。このサクラダという荒唐無稽な「聖地」を生み出したことにより、原作者がやりたかった「日常を変質させながらもそこに普遍的な景色を残す」という一見矛盾したような試みは、ある程度成功しているとも言える。これだけ訳のわからない世界でも、相麻菫の悲恋(?)や巨大組織との対決といった個々のシナリオラインはちゃんと見られるレベルで成立しているのである。そういう意味では、やっぱり原作が気になる出来の作品なのは間違いない。 あとはまぁ、こうしたほかとは隔絶されたヘンテコ世界なだけに、中の人達がどんな仕事を見せてくれるかっていうのも楽しみな部分でね。当代きっての名優、花澤香菜と悠木碧という2人によるヒロイン争奪戦。ラストバトルも印象的だったし、ハルキと相麻という2人のヒロインの描き方はなかなか面白かったんじゃないでしょうか。まー、途中もうちょっと温度が上がっても良かったとは思うんだけどねぇ。ケイがどう見ても植物を通り越して即身仏みたいな人間だからな……あいつと結婚とかしたらその後の生活が大変そうだよな……。 そこでUNLIMITED BEATはなかなかニクい、第11話。今回はアレキサンドリア号事件についても作中で言及されていたし、ソシャゲの3.5期はこれでめでたく正史となったわけだ。つまりあの時のマリアさんとSAKIMORIのイチャイチャっぷりも正史。このくらいの絡みならプレイしてない人間もスルーできるし、プレイしてる人間はちょっとにやっとできるくらいなのでちょうどいいんじゃないでしょうか。 VSアダム。あれだけ浮かれて気功砲をぶっ放していた全裸魔人も、どうやら要石封鎖網の影響は小さくなかったらしく、以前のような大火力は放てずに響・サンジェルマンの連合軍に互角の様子。この天王山で奏者たちのほとんどがギアの不備で出撃できないというのも悩ましい状態。ご丁寧に切ちゃんが退場から速やかに搬送までされたので、現場にいるのは主人公のみ、残りの人間はやたらと映像の送信が早いことに定評がある本部のモニタで「あいつ地面が好きすぎるだろ!」とか好き勝手なことを言いながら見守るだけである。 響とサンジェルマンの連合軍は、一度共闘の意志が確認できてからは実に息のあったコンビネーション。どうやらサンジェルマンの生い立ちも響と似たところが多いらしく、その性根も「正義バカ」という意味では近いものがあったのかもしれない。前シリーズでは叶わなかった錬金術師との共闘がついにここで実現したことになる。しかし、それでもやはり全裸は強い。ティキを守りながらの戦闘なので不自由はしていたが、それでもなんとかティキ覚醒までは時間を稼ぐことに成功した。そこで現れる「なんか、でかいクリーチャーが出てくると贔屓目に見てもダサい」というシンフォギアシリーズの伝統。まぁ、この絶妙にイモっぽいデザインの敵があってこそ、という感じもある。あれが神の力なのかよ、っていうのは気になるが、ティキも南の方の文化ですし、蛇を神として祀るところは多いですからね。その破壊力はあの日の全裸砲を彷彿させ、響によって軌道がそれたビームは不幸な人工衛星を一つ叩き落とすくらいの威力を持っている(どんなアンラッキーだ)。いや、この世界はすでに月を穿ったやつなんかもいるわけで、人工衛星が落ちるくらいじゃ驚きやしませんけども。 不完全ながらもなんとか目的地へといたったティキ。絶体絶命かと思われたその時、本部に入電する謎アドバイス。GX1話で助けたパイロット関係者とかいう誰も想像しなかった斜め上のサポーターから問答無用の入電である。バルベルデのゴタゴタの中で発見された手がかりがこのタイミングで提供され、そこには一言、「ガングニールならなんとかなるで」と書かれていた。うーむ、流石神話。まさかの「神殺しの哲学兵装」というチート設定。まぁ、神相手じゃなきゃ意味がないってことは使い道はほとんどないはずの設定だったんだけどね。最序盤の戦闘でヨナルデパストーリを強引に貫通していたのは、なんとこの部分の伏線だったという。意外に考えて戦ってた!(失礼) チート兵器の存在を知っていたアダムは、自分の腕を剣に変えてなんとか抗ってみるものの、サンジェルマンの賢しい活躍により防戦一方。事実を伝えられた主人公が特権である「カップリング音源披露」を駆使して無事にティキを撃破である。ティキさん、こうしてみると弱くてかわいそう。最後の最後まであのキャラを崩さなかったのは立派でしたけどね。そりゃ「壊れた人形」ってアダムに捨てられるフラグしかなかったわけで、当然の結末である。しかし、ロリ至上主義という部分だけが正義だと思われていた全裸さんからロリコン要素を取り除いてしまっては、それはもうただのポンコツ人形でしかない。神の力も見事に見限り、何故か流れていくのは主人公の方。予期せぬ力が身体にみなぎり、響さんは望んでもいない一人暮らしのワンルーム生活に突入した。 これ、どうなるんだろ……中から立花響神っていう名前に変わった新たなキャラが爆誕するんだろうか。えぇ、でもそれなら事前に「真・立花響」も用意してもらわないと……。 ちょっと待て、真鍳ちゃんはどうなった、最終話。お話としてはこれで収まってるけど……連続殺人犯が野放しってのは流石にマズいのでは……。 まぁ、多分メテオラの様子を見る限り世界の修復力によって被造物側もこっちの世界に「取り込まれる」形で帳尻合わせることになってるようなので、真鍳ちゃんもそのうち特殊能力を失ってただの女子高生に成り果てるのだろうが、もしそうなった場合、今度はメテオラと違って政府の支援が得られない孤立無援の存在になっちゃうんだよね。彼女ならそれも気にせず飄々と生きていくのかなぁ。能力失う前に生活基盤くらい整える周到さはあるだろうけども。ある意味今作で一番の勝ち組は真鍳ちゃんだ。多分二番目は大西。 ということで宴の始末。全ての物語は前回で「終わって」いるので、あとはエピローグである。結局、死んでしまったキャラが戻ってくるなんてメルヘンは起こりようもなく、「それはそれ、これはこれ」と割り切る以外に選択肢はない。セレジアの物語、アリスちゃんの物語は、生き残った作者が新たに神として紡いでいくことで供養とすることになる。一切話題に上らなかったけど、まみかの制作チームにも同じことが言えるんだろうな。それに比べて、キャラも作者も生き残っている作品は色々と交流が図れて、今後の作品の出来もいくらか左右されそうだ。 一番ダイレクトにコミュニケーションをとっていたのは「閉鎖区UNDER GROUND」チーム。まさかの「キャラからネタバレ」という爆弾を叩き込まれた作者は頭をかかえるばかりだったが、まぁ、そんだけ斬新な展開だったら、逆に前人未到の怪作が作れるかもしれませんぜ。今まで考えていたような展開はもう通用しないわけで、根本的な革新が起こるか、それとも単にグダグダになってしまうか……まぁ、後者な気もするけども。被造物との関係性は、作中でも一二を争ういい人だった弥勒寺さんのおかげで円満に終了。ある意味理想的な関係性のまま終わった、一番幸せな作品。 別な形で作品に影響を与えそうなのは、まだ複雑な感情も残ってそうなブリッツさんと駿河さんの「コード・バビロン」チーム。あの日の銃撃戦で腹を割って話ができた2人。娘の帰還で無事に和解を迎えたわけだが、だからと言ってブリッツさんがこの世界の「創作」というものを全て受け入れたわけではあるまい。ただ、駿河女史の鬼気迫る「クリエイター魂」を見せられて圧倒された形だ。おそらく「バビロン」では今後も胃が痛くなるような展開は続いていくのだろうが、こんなことがあった後だし、駿河さんの筆にも今までとは違った愛がこもってそうではある。 円満以外の言葉がないのが鹿屋たち「モノマギア」チームとひかゆ・大西コンビ。この辺りは完全に一対一で作者と被造物が存在するわけじゃなくて、ゲームやアニメという企画の中での関係性なので他の連中ともちょっと違うスタンスなのだけども。結局、最初から最後まで鹿屋くんは割と好き放題やって帰っていきましたね。プラモ作りたいくらいに自分のマシンが好きらしいので、帰ったら自分専用のシルエットナイトの製作とかを始めるのかもしれません。ひかゆちゃんは……元の世界へ帰還したあとは「実は私は世界中から見られている」っていう被害者意識が高まって変な性壁に目覚める展開とかだったらどうしよう。大西ならやりかねない(薄い本限定で)。 こうして全ての物語は収束し、便利なメテオラ製ゲートによって「元の世界」という(正直概念として微妙な)場所へキャラクターたちは帰っていった。残されたのはメテオラさん一人だが、彼女の場合はすでに完結しているゲームから出てきているので、今更帰る必要性はあまり高くないんだよな。そういう意味では、自らの手で作者をぶっ殺して世界の進展がない真鍳ちゃんも、帰るなんて選択肢はなくて今後はこの世界で新しく物語を作るつもりなのかもしれない。無事にこの世界での立場も手に入れ、颯太とは一種の「ライバル関係」になったメテオラ。図太く生き抜く彼女のことだし、さっさとこの世界に順応し、颯太なんかよりもうまいこと人生を謳歌するのじゃなかろうか。将来的には、メテオラが書いた「世界」から被造物が出てくるなんてことにもなりかねないな。 世界は修復し、また続いていく。幸せな別れも、悲しい別れも、作品世界が続くことで、また新しい世界につながる。次はどんな創作物が生み出されるのか、世界中の神たちに、人々は「承認」を送り続けるのだ。それこそが、「Re:Creators」。 「はじめてのギャル」 4→4 今季最初にゴールインしたのはコレ。これなのかよ……。いや、別にいうほど悪いもんではないですが。 ギャル文化に対しては私は強迫観念めいた独自信仰を持っており、その辺りについては新番チェックの時に書きなぐったので気になる方はそっちをチェックしてほしいが、幸か不幸か、今作はやはり非実在性ギャルによる割とわかりやすい作品であった。結局、メインヒロインの八女さんは「一人称があーしのちょっとサバサバした可愛い巨乳娘」でしかなかった。1話目でジュンイチと付き合い始めるまでの展開にはなんらかのオーラを身にまとっていたのかもしれないが、そうした「ギャル独特の特異さ」って、近づいたら「あ、割と普通に可愛い子やん」ってなるから消え失せてしまうんだよね。まぁ、つまりそれって俺の中で「ギャル」と「可愛い」が同居しないってことなんだけども。とにかく、ギャルとして打ち出すべき強さも冷酷さも特になく、八女さんは立派にジュンイチを立ててくれる素敵な彼女になりました。 それだけのラブコメということで、まぁ、可もなく不可もなくで、カテゴリとしては明後日の方向にあると思われていた「徒然チルドレン」と大差ないようなところに落ち着いたのであるが、やはり絵に力がないのは如何ともしがたい。別に超絶作画で押しまくるようなジャンルでもないので、ある程度見られるくらいでも構わないとは思うのだが、せめてヒロイン勢くらいはしっかり可愛く描いて欲しかったですかね。エロも売りにしたラブコメ作品で女の子がグダグダになってしまったらどこを評価したらいいかわからないしな。あと、やっぱり「ギャルのバリエーション」ってのを出そうとしてる根本的な構造理念はあんまり上手くいってるとは思えない。黒ギャルやら清楚ビッチやらロリギャルやら、なんとかギャルでひとくくりにしようとしてるようだが、その設定はあまり活かされずに、気づけばありきたりなハーレムものの構図になっているだけだった。せっかく一枚看板があるんだから、もっとギャル文化の方に掘り下げていって「僕らの知らないギャル生活」が分かれば独自の価値も生まれるだろうに、アニメとしてはありきたりな「オタク男子の妄想劇場」に舵を切ってしまったため、全体的に「よくある」止まりになってしまっている。まぁ、マジモンのギャルをやられて面白かったかどうかはわからんけど。 全体的にコンセプトは失敗している作品だとは思うのだが、一応、あさぬママが頑張ってくれているのと、その相方を任された豊永利行のコンビ芸が光っていたのでそこは楽しかった。豊永は今季「ゲーマーズ」の上原さんでも最高の仕事をしてくれているし、ここ最近すごくいい役が多い気がする。思い返せば「しょこめざ」のアトムとか「ネトゲ嫁」のルシアンなんかも彼なんだよな(あとユーリ)。中堅以上の男性声優のこういう活躍は見ていて興味深い。 転じて女性キャストの方は、とりあえずメインヒロインを務めた長久友紀は悪くない落とし所だったんじゃないだろうか。ただ、ギャルキャラの大先輩であるキタエリの登場で「生まれ持ったギャル度数」みたいなものでやや押されてた感はあったけど(キタエリも別にギャルじゃない)。
こうしたクリーチャーがさりげなく帰ってくるのが基本セットの良いところですね。当時のリミテッドでは青の嗜みとして多くのデッキに採用され、時には構築戦でもその安定した仕事ぶりを見せたいぶし銀のバイプレイヤー。占術が常盤木能力に設定されたことにより、今回めでたく基本セット入りを果たした。コントロールデッキならば環境を見て採用を検討したいところ。序盤を規定するパワーが2になるのなら、充分クリーチャーとしても活躍できるのだ。
わぁい全知。あかり全知大好き。まぁ、これも実質「モダン以下の環境のためのカード枠」だよな。ドラフト機会が多い他のセットで再録したら怒っちゃうプレイヤーもいるかもしれないし、基本セットの神話が確かにちょうどいい収納場所なのかもしれない。よし、「力の頂点」と合わせて使おう(びっくりするくらいシナジーがない)。
One with the Machine 機械と共に (3)(U) R ソーサリー あなたのコントロールするアーティファクトの点数で見たマナコストのうち、最も大きいものに等しい枚数のカードを引く テゼレットさんの人生訓を表したカード。実際にカードに描かれているのはカラデシュでの次元橋をめぐるシーンであり、彼は次元橋をその体内に取り込んだという。なんだそれ、超次元ボディの男、テゼレット。ボーラスにいいように使われて大丈夫か? とりあえず、ここまで行けばアーティファクトオタクも真性と言ってしまっていいだろう。あまりにも好きすぎるもんだから、良いアーティファクトがあればあるほど興奮して作業効率が上がる。ストーリー通りに「次元橋」がある状態で使えば4マナ6ドローだ。恐ろしい効率なのは間違いないが、アーティファクトがなければ4マナ0ドロー。絵に描いたドロー。そしてこれを唱える前にそのコストの置物を設置する必要があるわけで、結局ある程度マナを貯める手順は必須である。残念。踏み倒す手段もないではないが、当然真っ先に脳裏をよぎるのは「金属製の巨像」の存在。4マナ11ドロー……。うん、とりあえずやってみなよ。
Patient Rebuilding 悠長な再構築 (3)(U)(U) R エンチャント あなたのアップキープの開始時に、対象の対戦相手は自分のライブラリを上から3枚墓地に置く。その後、あなたはこの方法で墓地に置かれた土地カード1枚につきカードを1枚引く。 呑気な名前の割にフレーバーがあまりにも荒ぶっている恐ろしい1枚。見ればわかると思うが、何とボーラスさんがアモンケット次元をあの欺瞞の世界に作り変えている決定的瞬間を切り取ったものである。つまり、この前のシーンはもともとアモンケットにいた神々をなぶり殺し、残ったオケチラさんたちを洗脳してる絶望的なシーンだったわけだ。たった1人で次元をここまで蹂躙できるボーラスさんやっぱりすげぇや。カードの効果も言われてみればそんなシーンの再現になっており、餌になる次元(相手のライブラリ)をゴリゴリとすり潰しながら、少しずつ自分の目的のための糧(ドロー)へと変換していく。平均すれば毎ターン追加ドローは1枚以上になる計算だし、うっかりすれば相手のライブラリを削りきってしまう可能性すらある。ほんと、どこまでも迷惑なおっさんだが……素敵。攻めと守りの二段構えなので、これ1枚だけを維持するコントロールデッキはマジで成立しそう。
Psychic Corrosion 心理腐食 (2)(U) U エンチャント あなたがカードを1枚引くたび、各対戦相手は自分のライブラリを上から2枚墓地に置く。 立て続けにライブラリを削るよ! こちらはアンコモンから「スフィンクスの後見」を微調整したカード。コストとレアリティが同じで、ルーター能力や連鎖機能は一切カットされてしまった。代わりに、攻撃範囲が「対象の対戦相手」から「各対戦相手」へと拡大したので、統率者戦ではこちらの方が強いかもしれない。機能がシンプルになったので、とにかく自分がなんとかしてカードを引いて相手を黙らせるという作戦以外に狙うものはない。実際、「スフィンクスの後見」は毎ターン最低2枚という掘削機能が存外優秀で、2枚以上集まるとリミテッドのデッキなぞ一瞬で消しとばすポテンシャルを持っていた。ドラフト時は狙うべきアーキタイプの1つになっているし、構築レベルでもこれを用いたライブラリアウトが登場したこともあったくらいだ。あとは「予言」なんかのドロー呪文でとにかく水増しすれば、このカードをサーチするのにも使えるし、設置後に爆速で相手のライブラリを削ることが可能。ルーター能力との相性がいいので、赤と組んでワンチャンスを狙いたい。狙いたい(大事なことなので2(略))
Sai, Master Thopterist 練達飛行機械職人、サイ (2)(U) R 伝説のクリーチャー・人間、工匠 1/4 あなたがアーティファクト呪文を唱えるたび【飛行機械トークン】を1体生成する。 (1)(U)、アーティファクトを2つ生贄に捧げる:カードを1枚引く。 ちょっと不思議な名前のレジェンダリー工匠。イラストを見る限りではカラデシュ次元の人みたいだけど、この名前ってインド系の響きなのかしら。さておき、とにかくソプターが好きな人。どんなアーティファクトでも合わせてソプター。これって出てきたアーティファクトからパーツくすねてソプター作ってるってことなんでしょうかね。「飛行機械の諜報網」に勝るとも劣らない製造効率なので、ここから畳み掛けるように一気にアーティファクトを展開すればレジェンダリーな存在感を見せつけることができる。あとはデッキのアーティファクト比率をどこまであげられるかだが……リミテッドレベルだとややギャンブルではあるのかなぁ。まぁ、いらんアーティファクトは次のアーティファクトの燃料にすればいいんだしね。ソプター極道もなかなか大変だ。
Salvager of Secrets 秘密の回収者 (3)(U)(U) C クリーチャー・マーフォーク、ウィザード 2/2 〜が戦場に出た時、対象の、あなたの墓地にあるインスタントかソーサリー・カードを手札に戻す。 青には連綿と受け継がれる「墓地からスペル回収」の血脈。その先駆けは「公証人」だと思われるが、青はのちにソーサリーも同時に回収できるようになり、「古術師」「記憶の壁」と、各環境ではしっかり一定のニーズがある。今回は初代の「公証人」と同じ5マナ2/2というサイズで、守りを意識した「記憶の壁」と比べるとステータスは中途半端。しかし、マーフォーク・ウィザードという使いやすい種族2つを手に入れたことで実は色々と地雷を孕んでもいる。例えば「セイレーンの策略」のようなブリンク呪文を使えば自身を好きなだけ出し入れできるので、「マーフォークが戦場に出たとき」を立て続けに誘発できる。加えて「反復の学部長、ナバン」で倍加するため、出し入れすれば無限にインスタントかソーサリーが回収できるようになる。つまり3マナ以上出るインスタントがあれば無限マナエンジン。さらにドロー呪文を加えて無限ドローとか無限火力とか。赤青の瞬殺ウィザードコンボが火を噴く可能性がワンチャン?
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |