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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ただただ涙、第4話。理不尽はどこからでもやってくる。しかし、そんなときにどう立ち向かうか。周りにどんな人がいてくれるか。人生って、そこが大事なんだろうな。

 いじめの問題である。これまで本作で「いじめ」という文脈が出てきたなら、それは零の問題だった。幼い頃はその波乱に満ちた人生のせいで周りの人間と折り合いをつけるのが難しかった零。彼はあらゆる場所で、あらゆる意味で孤立し、そんな自分をただ黙って受け入れてきた。その結果出来上がったのが現在の零の人格なわけだが、彼は基本的に救われる手段がなかったために、自分を守る形で途方も無い強さを手に入れ、現在に至っている。

 しかし、それが本当に普通の女子中学生であるひなたちゃんだったらどうなってしまうか。それはもう、今回零が見た通りである。いじめという問題は、もちろん無くなる方がいいに決まっているが、個人的には一種の病気みたいなもんだと思っている。対処療法はあるかもしれないし、事前の予防策もきっとあるのだろうが、それでも起こるときにはどうしようもなく、そこには理由も何も無い。ただの現象としてそこにあるようなもの。全てのコミュニティで起こり得るかどうかは知らないが、少なくとも現代日本の「学校」という空間において、その発生を完全に消し去ることはできないのではなかろうか。そんな理不尽に巻き込まれたとき、その渦中にいる人間は一体何を考えるべきなのか。

 ひなたちゃんの事件の顛末は、彼女の正義感ゆえの悲劇であるせいでより辛辣な物語になっている。これまた定番の流れではあるのだが、「いじめの伝染」は立ち位置が目に見える形で落ちていくので精神的なダメージが大きい。最初にいじめられていた友達は転校してしまっているため、もはやひなちゃんと慰め合うこともできないし、すがる場所もなくなっている。そして、ひなたははっきりと行動をおこし、その心の強さを示した上で、呼応するようにいじめはその度合いを増し、彼女に直接的な形で降りかかるようになってしまったという。彼女は強い部分もあるがまだまだ幼い。そうまでして自分に降りかかる問題に真正面から立ち向かえるほどの強さは無い。こうして被害者側が沈み込んでいくことで、いじめは泥沼化してしまうわけだ。

 幸か不幸か、今回のことはいじめの比較的初期の段階で発覚した。ひなたに矛先が向き始めてからそこまで時間は経っていないので、まだリカバリーは困難ではないだろう。もちろんひなた1人では難しい問題かもしれないが、ここで彼女に「恩」を与えられた男の子が一人。しかも彼自身もいじめについては多大な共感を有するときている。高校生が中学生のいじめ問題にどれほど関われるかは定かでないが、少なくとも「頼れる男の子」として、なんらかの支えにはなれるのではなかろうか。これまで散々世話になりっぱなしだった川本家に恩を返す最大のチャンス。零ちゃん、ここは男を見せて欲しい。

 それにしても……本当に今回は素晴らしい映像だった。重たい問題だし、これまでになかった内容を取り扱うために制作スタッフも相当力を入れてきたのだろう。シャフトらしさを活かしながらも実に入念なコンテワーク、そして見事な作画で細やかな心情描写が綴られていく。個人的に打ちのめされたシーンをいくつかあげてみると、例えば序盤に零たちが街中を駆け抜けるシーンの背景の演出なんかは羽海野デザインの柔らかさと淡さをそのまま活かし、色彩だけを動かして走っているシーンの躍動感を出すという面白い技法が取られている。こういう大胆な画が作れるのは、これまで散々抽象的な事物を画面に組み上げ続けてきたシャフトならではの演出ではなかろうか。同様に力の入った作り込みには、ひなちゃんが零の袖を握った時に零が激情を唸らせるシーンもあげられる。キャラクターのデザインまでそれまでとは全く違うテイストになっており、一歩間違えれば違和感が先に立つ結果になりかねないが、シナリオ運び(零の感情の高ぶり)と見事にマッチして迫力のあるカットになっている。

 また、クライマックスとなる川本家の食卓シーンは本当に微に入り細を穿つ徹底したイラストレーションと最大限のモーションが組み合わさった今期一番の見どころである。じいちゃんの大演説も見事であったが、その後の「家族」を示すための一連のカットでは、例えば必死に立ち上がるモモのモーション、ちゃぶ台につく時のあかりさんの手足の運びなど、本当に生き生きとした描写のおかげで川本家の食卓が生気に満ちた様子がありありと伝わってくる。くしゃくしゃになったひなたやモモの泣き顔も、素朴な感情を伝える羽海野テイストが最大限に活かされた見事なものだった。本当に力の入った、恵まれた作品である。

 こうして描かれた川本家の「家庭」のイデア。途方にくれた迷い犬の零を拾ってくれた時のように、今回ひなたを救ってくれるのは、やっぱり優しい家族のみんななのである。理解のあるじいちゃんはこの家の教育が、これまでの生活が全て「善なるもの」であり、ひなたちゃんが正しい行いをしたのだということを問答無用で伝えてくれるし、落ち込んだひなちゃんを優しく包み込むあかりさんの無条件の愛が本当に胸にしみる。今回はボロボロ泣かされてしまったわけだが、なぜか一番涙が止まらなかったのは玄関を開けて迎え入れてくれたあかりさんのシーンである。あのシーン、玄関のドアを開けたのはひなちゃんじゃないんだよね。もう、あかりさんがずっと家の中で待っていて、ひなちゃんが帰ってきた気配で待ちきれなくて中から迎え入れているのだ。全てを包み込む慈母のような人である。

 あとはねぇ……モモのガチ泣きが本当の幼児の泣き声なんだよな……久野ちゃん……。今回は川本三姉妹の中の人3人が各自ベストの仕事を見せてくれていて、大沢事務所ファンとしてはたまらんものがあるのよね。ちなみに、いじめられて転校したのが西明日香だったり、いじめの主犯格が悠木碧だったり、更にそのいじめを見て見ぬ振りをした諸悪の根源とも言える担任の先生が……などなど、あまりにも中の人密度の濃い回でもあった。ご本人も怒りに打ち震えながらのアフレコだったとのことで、役者業ってのも時には因果なものだと思わずにはいられません。「ハチクロ」の梨花さんといい、羽海野作品ではやたらと心労の重なる配役が多いですな。羽海野かあさんに何かお詫びしてもらうといいと思う。

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 犬もいいよね! 第5話。当方猫派ではあるが、犬だって好きです。大型犬には大型犬の、小型犬には小型犬の良さがある。将来は大きくはないけどそこそこの家を持ち、そこで愛する妻や娘と一緒に虎柄雑種の猫を一匹、コーギー犬を一匹買って共に暮らしたいです。日曜の夕暮れに、遣る瀬無い気分になってきました。

 今回はなんと梨子&善子という予想外のカップリング。最後までどの辺に仲の良さがあるのかがわからない微妙な組み合わせではあったが、一応これも2期の楽しみである「新たなカップリング」の一環と言える。梨子も善子も1期時点で単独お当番回があったくせにもう一回これだけメインを張れる回を与えられるというのはなかなか贅沢な扱いだ。善子ファンとしては嬉しい限りで、彼女の人の良さがよく出ているお話になっているのもありがたい。事前に「犬はその人が敵か味方か、人間性を判断してくれる」って言っておいて、善子は遠慮なく犬に懐かれているのだ。まぁ、この世界に人に吠え掛かる犬がいるかどうかも定かじゃないけども。そもそもしいたけが犬なのかどうかすら個人的には疑わしいと思っている(せっかくのマスコットなのに、なんであんなに可愛くないんだ……)。

 善子が犬を拾う。この組み合わせは実に良いものだ。そして、カップリング先に指名されたのが、犬嫌いを最大の(?)キャラとして保持している梨子である。これまで長らく抱えていた問題を解決する、一種の「成長話」ではあるのだが……これまで彼女が保持していた特性を喪失してしまった話とも言えるのがなんとも悩ましい。これで彼女は、今後いじるネタが1つ減ってしまったのだ。これって、人間としては成長だけど、キャラとしては成長と言えるのかどうか……いや、そんなにいじりがいのあるネタだとも思わないので別に良いのだが。そもそも今回のお話でもノクターン(仮)の相手をしているうちにわりとあっさり「犬かわいい」というわかりやすい転げ方をしており、「犬嫌い」という属性も中途半端に処理されてしまっているので、果たして彼女が成長したのか、元からそんなに問題にならない性質だったのかもよくわからないのである。そのあたりの処理がもうちょっと分かりやすく描写できていれば、最後に彼女が語った「出会いの大切さ」という要素とも絡んで多少なりとも「成長」が感じられた気もするのだが……。一番気になったのは、彼女が犬に会うために家に飛んで帰ってきたときに犬がキャリーケースの中にいたことなんですよね。ひょっとして、学校行ってる間ずっとあそこに押し込んでいたのだろうか? だとしたらひどい動物虐待だと思うのだが……(昼はお母さんが面倒を見ていて、彼女が帰ってきたときにケースに入れたということにしておこう)。

 まぁ、過程はどうあれ、これでまた1つ1年生と2年生の間で友情が深まったのである。梨子はわりと周りに流されやすい性格なので、善子みたいな濃い連中を脇に置いておくと色々と「染まって」楽しいかもしれません。

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 旅先の見知らぬ森の中で気の触れた石田彰に襲われる恐怖、第5話。多分、「困った時に出会いたくないCV」第1位は石田彰だと思う(個人の感想です)。

 今回は短めのお話が2本立て。Bパートはちょっと詰め込み過ぎな気もしたけど、流石にこれを1話ずつに分けてしまったら間延びするかな。ネタとしてもさっぱりしているし、多少分かりにくかったり、矛盾しそうな要素を抱えたとしても、これくらいのテンポでサクサク進む方がいいということなんだろう。

 Aパートは何の国なのかよくわからないけど、強いてあげるなら「ものの心がわからない国」。いや、そもそもものの心って何だよ、って話なんだけども。「モトラド」ってのは「motor ride」の縮約なんだろうか、ちょっと調べてみても確証はないのだが、とりあえずこの世界オリジナルの言葉なのだろう。そして、「モトラドってのは口を聞くバイクのことなんだな」と勝手に思っていたのだが、何とエルメスは特別製だったことが判明。これだけ世界中を旅しているキノですら、モトラドはエルメス以外見たことがないという。お前、そんなもんを普通に乗り回してたのか……シリーズの中にはキノがエルメスと出会う話とかもどっかに収録されているんでしょうかね。

 しかし、それでも「喋るかも」という可能性はどのモトラドにも共通してあるらしく、キノさんはせっかくの機会なのではじめましてのモトラドさんが愚痴を言いやすいように身内を人払いしての密談タイム。歴戦のモトラドが話し始めたのは、案の定何とも鬱々とした残念話であった。まぁ、冒頭から高らかに救国の英雄の話を垂れ流す添乗員さんのテンションを見れば、この国の性質があんまり良いものでないことは想像できますからね。そういう話になるってことも大体わかるわけで。至極話が追いかけやすいし、追いかけた結果どうにもやるせなくなるエピソードである。

 キノさんもさぁ、「ぶっ壊してくれ」は駄目なのもわかるけど、「外に連れ出して乗り回してくれ」くらいは係の人に伝えてあげてもいいと思うんだけども……まぁ、この国の人たちの独特のテンションを考えると、いくら言っても取り入れてはもらえないかなぁ。いうだけ言ってやるくらいの親切心は見せてもいいと思うのだが、どこまでもドライなやつである。結局、「モトラドは走るために生まれてきたから走りたいんだよ」っていう彼の願いは、自我なのか、それともあくまでもプログラム的なものなのかははっきりしないまま終わるのも今作らしい処理だろうか。エルメスやリクの存在を考えれば人間以外の「喋る何か」も立派に自我をもつ存在だと考えるべきなのだろうけど、モトラドはどう考えても人工物だろうし、その出自がわからないままだと確証には至らない。その辺がふわっとしているからこそ、今回のお話も考える「あそび」があるってことですかね。

 Bパート、表題通りの「嘘つき」のお話。話の構成を見ていると、多分かなり駆け足なんだろうな、っていうのが想像できる内容になっていて、正直いうと台詞回しなんかも説明くささが強くてちょいと気になってしまう。中心となる男達の話もよく考えると妙な部分が多く、例えば男が爆殺したのは「身代わり」だったはずなのにそこで男が初めて恋人が王女だと知った、っていうのは変なんだよな(よっぽどなそっくりさんだったとしてもさ)。もちろん、この国にいるのは「嘘つき」なわけだし、彼らがそれぞれに抱えている「秘密」を思えば多少の齟齬は「そういうことにしておいてくれよ」っていう各人の「うそ」として処理してしまえるのだが、ただ1点、男が王女の正体を知ったタイミングだけは、男本人、王女本人、そして村人などの周りの観客の全員を納得させられるタイミングが存在しない気がするんだよね。まぁ、「勢いで」ってことでいいんでしょうかね。

 複雑な「家庭」を形成する男と女。お互いに騙し、騙される関係性なのだが長年の共同生活ですっかり基盤が出来上がっており、細かい部分で「所帯染みた」雰囲気が出ているあたり、きちんと2人とも目的を達成しているんだなぁ、というのがわかって微笑ましい。これも確かに1つの幸せの形なのかも。そして、そんな秘密のお話を顔色一つ変えずに全部受け入れてしまうキノ&エルメスの図太さな。本当に根っからの「旅人」体質なのだろう。普通に考えれば「よそ者」の怪しさは一切払拭できていないはずなのに、何故かどこの国の人たちもキノを前にすると何となく胸襟を開いてしまう。何とも罪作りな連中である。まぁ、マジで淡々と受け入れてそのまま飲み込んで持って帰るだけのマシンみたいな行動をしているので、確かに秘密を話す相手としては最適なのだけども。唯一気になるのは、今回のカップルみたいに「惚れた腫れたのお話」をしているとき、キノさんはどんな心持ちで聞いているのだろう、ということ。この子、恋愛とかしたことあるんでしょうかね。いっそ赤裸々な夫婦生活の話とか聞かせて赤面させてやりたい。誰かそういう薄い本を(

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 続き。地獄の八人戦を終え、日付をまたいで2回し目。ただし人員が溢れかえってしまったこともあり、若い子たちは散り散りになり、重病患者のみの六人でスタート。八人戦の後の六人戦の安心感。

 

Round1・「みるきーはっと」

1、極右派が、自国の憲法の乳臭さをののしって言う語。

2、軽快な中折れ帽子。

3、→テンガロン。

4、(英)乳頭。

5、特に女性が被った場合にいうテンガロンハット。

6、ブラジャー。

 わかりそうな、わからなそうな単語。もう、このくらいの時間帯だと「ミルキー」の響きだけで「下ネタやめてよぉ」みたいな反応しか出てこない。 ①「Milky法度」。この語の並びが形成できるだけでもお見事である。人を騙そうとする気が一切ない清々しい回答ですよね。 ②「軽快」って単に重量が軽いって意味でも使えるのね。ちなみに「ミルキーハット」でググった場合、そういう名前のアイドルグループがヒットしまくるせいでお目当のゴールがわかりにくいです。 ③⑤ハットっていうとテンガロンくらいしか出てこない連中。 ④「ミルキーな、ハット→帽子なら頭→乳の頭」。一応和英辞典で探すと有名なnippleといいう単語の他に「mamillae」「papilla」などの聞き慣れない単語がヒットするので、エロ紳士はインテリジェンスを示すために使いこなすといいと思います。 ⑥確かに(?)。

 

 ロジカルマシーン先輩がここで参戦。七人戦へ。

 

Round2・「わらでっぽう」

1、藁でぱちんこを作り石を飛ばす遊戯。

2、麦の茎に穂を詰め、口で吹いて飛ばす遊戯。

3、10月10日の十日夜の晩に少年が藁を棒状に巻き固めたもので地をたたいて回る行事。

4、ストローの袋を吹き飛ばす児戯。

5、呵々大笑すること。

6、水戸藩の名物。納豆を砲身に詰めたもの。

7、ドラキュラ伯爵。

 私の出題だったのですが、ほぼ全員に当てられて体力ゲージが一気にゼロになりました。でも、どうしようもねぇよな。 ①「パチンコ」は正式名称ではなく、正式には「スリングショット」らしいので、この表記はあまりよろしくないですね。 ④やるけども。 ⑤「鉄砲のようにワラう」からだそうです。 ⑥誰にもわかるわけがないですが、「わら DE ポウ!」→「わら DE マイケルジャクソン」→「わら DE キングオブポップ」→「わら+キング」→「ワラキアの王」というルートを経たとのことです。スタートが駄目だし、過程のリンクも色々おかしい。

 

Round3・「あいのかぜ」

1、隙間風の雅称。

2、隙間風に同じ。

3、現代作曲家アイヴォ・ダールダが作曲した金管楽奏曲。フランツ・リストのピアノ曲「愛の夢」を手がかりに作曲されたと言われている。

4、膣風に同じ。

5、恋の病に同じ。

6、東の風。

7、十代の男女には恋愛の悩みが多いことを流行り病になぞらえていった語。

 ①②互いに振り合いました。 ⑤⑦この辺りもかぶるなぁ。 ③頑張って書かれた割には綺麗にスルーされていた気が。 ④わかりませんよね。わからないのでもういいですよね。どうしても興味がある人は、このあたりの議論になりましたので参考までに。⑥何故「あいのかぜ」と読むのかは定かでないですが、こちらのページの解説ではざっくりと「土地言葉」とされているので、すげぇ古い方言みたいなものなのかもしれません。

 

 モラハザ参戦。結局最終的に八人戦。

 

Round4・「もろわな」

1、ソ連の作家。保守。「国の寝室」が有名。

2、自ら傷つくことを恐れずに仕掛ける罠。

3、モロッコの孔明と呼ばれた程の軍師、マーラ・ゲイの政治戦略。

4、ジンバブエ、ハベル州の都市。

5、もずくに同じ。

6、モロヘイヤに同じ。

7、蝶結びのこと。

8、いわゆるプチトマトのこと。

 全外し案件。「バレバレの罠」という可能性は事前に潰されています。 ②「諸刃の剣」みたいな概念。 ③「モロッ孔明の罠か!」 ⑦元々「羂(ワナ)」という言葉は、単に紐や糸を輪っかにしたものを表したもので、そこに動物を引っ掛けることからTrapの意になり、今では簡略化された「罠」の字が使われるようになったみたいです。つまり「諸羂」は「2つの輪っかをを作る結び方」の意。 ⑤⑥⑧新しいメニューでも開発してるんだろうか。

 

Round5・「ふらー」

1、ドイツの法哲学者。国家論に傾倒し、「法の帝国」を著す。

2、フランスの数学者、結び目理論に大きく貢献したが、若くして死亡。

3、気泡緩衝材。

4、(神)全能、超越。

5、邪神。

6、→入浴者。

7、全裸の婦人を見たときの掛け声。声が大きければ大きいほどよい。

8、ばんざい。ウラー。→フレー。

 こっちの人名かと思った人もいたようですが、違いました。2問連続の全外しです。荒廃した大地です。こんなクソみたいな回答が出揃っての全外しってどういうことなの。 ②数学に強い人の仕業だそうです。 ③「気泡緩衝材って何だっけ?」「ペインマンですよ」「なるほど」テハハハ。 ④これもFull + er。 ⑤「腐った太陽神」で「腐ラー」だそうです。 ⑥こちらは「風呂+er」ですまず「入浴者」っていう単語が広辞苑に乗っていないな。 ⑦「ご人! あなた、〜!」。教えてあげるのが紳士の嗜み。ただ、絶対にその婦人はわかってて脱いでると思う。 ⑧「後から矢印」という新技法です。まだまだ我々は新たなフォーマットを探し続けます。

 

Round6・「ちあれ」

1、(キリシタン用語)キリスト教の数珠。

2、胎児がまだ形を成さぬうちに流産すること。妊婦の身体がけがれるという意。

3、20代後半よりも年配のチアリーダー。チア・レディ。

4、淑女のみで構成された応援団。

5、正妻以外の女の子を卑しめていった語。

6、無痛症。

7、(古)知的障害者の回復を願う語。

8、スペインの修道女。盲目の信徒を治した奇跡で知られる。グラナダの聖女とも。

 ①やっぱり数珠っていう言い方はしねぇな。いや、広辞苑がどう説明するかは知らんけども。 ③④だからそういうとこで息合わせるのやめろ。 ⑤「血荒れ」だったんだからある意味正解ではある。 ⑥怪我をしても気がつかないから、「血? あれ?」 ⑦神は言った。「知あれ」と。こうして、知があった。

 

Round・「ゆきかつ」

1、行脚生活。

2、(援)(容易に一万円札を稼げることから)援助交際。

3、長船政光作の刀剣。

4、行くことができる。

5、旅先で相手を探し報酬を受けとって性交すること。

6、昇天美味なるカツレット。

 一言一句正解と同じ文言が提出されたために不成立となった問題です。久しぶりのパターン。せっかくなので供養として不成立時点で提出されていた回答をここに掲載しておきましょう。 ①行く生活。 ②諭吉活動。(援)ってなに。 ⑤結局援交やんけ。 ⑥逝くカツ。食べて死ねるなら本望である。とても語呂が良くて繰り返し唱えたくなる言葉。

 

Round7・「ゆかりかかり」

1、(縁側にかけて干すから)タマネギ。

2、はたらきあり。

3、関係深く、睦まじく。

4、(動物行動学用語)群れの中での下っ端で、食べものを集める係。コアラ学者、チン・ウンスクが命名。

5、「ゆかり」を強めた言い方。

6、狂言。風呂の準備を命じられた太郎冠者が湯をもらいに行くが、話が通じない。

7、縁故。つて。

8、フロアーベーション。

 改めて出題。某声優が不安定なツイートをした際に「大丈夫、可愛いよ!」と慰めてあげる係のこと。もしくは堀江由衣のこと。 ②「行く蟻来る蟻」かららしい。これ自体はなんとなく「あり」が出てくるからわかる……のだけど、回答用紙には「偏在モハメドアリ」という謎の文言も残されている……。 ④「ユーカリ係」だから。よりによって一番群れそうもない動物でなぁ……。 ⑧やはり回答用紙を精査すると、「床にカリを擦り付けることから」という記述が発見されたため、いわゆる「床オナ」のことで確定です。もちろんこんな英単語はないです。ただし、みんなして床オナについて議論していた時に割と意見が割れたり、不確かなところがあったので残念ながら(?)この八人の中に専門家はいなかったようです。「全員エアプじゃねーかよ、みっともねぇ」。

 

Round8・「ばーじる」

1、→ウェルギリウス。

2、当たる。

3、→ベルジル。

4、バージョンアップする。

5、バーで出る酒の蔑称。

6、駆動機を2つ用いた四輪車。バーゼム。

7、フランス北西部の港湾都市。

8、プロイセンの刑務官。

 深夜3時過ぎの最終問題。もうみんなして「ババア汁」しか思いつかない苦境です。 ②「バジリスクタイム」からとのことです。知らない文化ですね。 ④「しょうもな、どうせロジカルマシーン先輩でしょ」→冤罪。なお、この日同様のやりとりが数回あった模様。あんなに敬意を抱かれていない先輩もなかなか見たことないな。この後の別ゲームにおける、「おい、OHS」→「OHS『さん』、な」という必死の抵抗がとても切なかったです。

 

 少しは、これで魂も浄化されたのかな……。

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 1ヶ月ぶり……だが眠い……(現在、終了後の朝7時に執筆を開始)。さっさとドラフトに備えて寝なきゃ……。とりあえず前半戦だけあげてお茶を濁そう。

 今回は東京人・福岡人の2名を東西から迎えて起こるべくして起こったたほいや。1戦目は若手の面々がそれなりに参加しました。おかげで1ヶ月ぶりで8人戦だよコンチクショウ。鬱憤が溜まってるからやりたい人間が一歩も譲らずに集まってくるんや。細かく発散すればいいのに……。

 

Round1・「じゅどうじつげつ」

1、ウドンゲの花が咲くこと。

2、18世紀末、佐賀藩で活躍した兵法家。孫子の兵法を完全否定し、太原雪斎こそ至高の軍師であると提唱した。

3、「十」の字の四つの音訓を言い表したもの。

4、何事も一つの道を極めるには長い年月がかかるという事。

5、柔道用語。柔道は実は月面でこそ力を発揮するという教え。

6、木立ちの合間から覗く月。またその光。

7、(謎語画題)日月に波、桃を描くもの。祝賀の図。

8、(樹が動くことで実を結ぶから)知恵の実。

 開始一発目から全外しだゴラァ。先月は人数が多かった割に全外しがなかった試合だったのですが、今回は勢い任せで割と全外しが発生してます。リハビリにこのお題はおもすぎるんや。 ③「じゅう」「とう」「じっ」……ゲツ? ⑤柔道実月。セツメイシチャッタ!……我々は説明という行為を舐めすぎているのでは。まぁ、数十年、数百年後にこの説が正しかったことは証明されるかもしれませんし。

 

Round2・「あはなち」

1、伊賀地方で行われる鳥を捕らえて放つ神事。

2、踏むことの叶わぬ土地。

3、インドネシアの一部で作られている布。

4、(幼児語)鼻。

5、(仏教用語)天上にあり、蓮華が浮かぶとされる池。

6、啞を市井に放つこと。

7、安房と那智の勝浦地区を総称する語。

8、天つ罪の一。田のあぜを崩すこと。

 事前に適当にいじってドイツ関係はやんわり封殺しておいた結果。 ①執筆者は「烏(カラス)」を放つ、と書いたつもりだったんだけど、ちゃんと「鳥」って書いてあった。 ②「嗚呼、なんと離れた地」とかだったかな……。 ④発音しにくくしてどうする。 ⑥何がどうなるんや。どうしたんや。⑦いつどのタイミングで使うんだろう……。

 

Round3・「おちみず」

1、飲めば若返るという水。

2、庭園内に造られる小さな滝のこと。

3、雨、雪の類。

4、有能な嘘つきの集団。

5、寄席を途中退場する者。

6、花道における技法の一。植物の房を垂らすことで滝を表現する。

7、月経に同じ。

8、急所用語。水月に対応しており、逆に強所となるところ。

 ①説明が雑。もっと読者を意識しましょう。 ③説明が雑。もっと読者を意識しましょう。 ④「才千三S」と書き、「才のある嘘つき(せんみつ)の集団」になるらしい。何語やねん。あとこっそり才を「オ」と読ませるな。 ⑤座布団をもらっていた答え。いいね、スッキリする答えだね。 ⑧「みぞおち」を逆にしたから。そもそも「体の強所」っていう日本語がないな。

 

Round4・「めいこうすいき」

1、オルゴール付きディフューザー。

2、羊の精子が少なくて子ができない病気。

3、平賀源内の発明品。幕府に反逆する刀匠を座敷牢に吸引する機械。

4、(謎語画題)湖上に老人を描くもの。

5、栄えあるものが衰えゆくさま。盛者必衰に同じ。

6、(腕の良い職人ほど自らの器を強く売り出すことから)図々しい人間の方が商売が繁盛すること。

7、(画題)唐の玄宗皇帝が酔って宮女にたすけられて帰る図。

8、美しい庭を喩えていう語。

 この日二度目の全外し発生。1問目の反省から「どうせ画題だろ!」といっていたらしっかり画題がかぶるという。 ①鳴香水機。どんな用途なんだ。心も体もセラピーか。 ②「メェ〜・子・薄い」。羊さんも大変やね……。 ③名工吸い機〜〜。平賀源内のスター性がどんどん明後日の方向へ。 ⑥名工が推す器。スイキって読み方に……なるな、確かに。

 

Round5・「ひきさかれ」

1、和歌の上の句と下の句を分け、様々に組み合わせる遊び。平安時代に行われた。

2、枯山水の紋様の一。半円状の畝を作ることで引き波を表す。

3、権力闘争に敗れた者。また、その親族。

4、鯉の刺身。

5、遠州民話。黄泉語りを基にしたと思われる悲恋譚。

6、老衰により感情の機微を失ったさま。

7、匹夫と匹婦が離婚すること。

8、女をののしっていう語。ひっさき。ひっさかれ。

 「おきあがり」などに続く基本っぽい動詞の名詞化(に見える)シリーズ。 ①似たようなことをやったことがあるー。「引き裂かれたコイ(恋)」ですってよ。死ねばいいのに。 ⑥「感情の「悲喜」が割かれてしまうことらしいです? 他人の予測だったけど、それであってんのかな。 ⑦「ひっぷひっぷ」から。ちゃんと言葉としてはどちらも存在しているんだな。 ⑧ちなみにgoogleの予測ウィンドウに「ひきさかれ」と入力すると「引き裂かれし永劫、エムラクール」がトップにサジェストされます。まぁ、この子も女性扱いですから(単に不明なので)。

 

Round6・「あさみけ」

1、ブナ科の常緑小高木。高さ約三メートル。湿地に自生する。

2、(朝は三毛、夕方は四毛だった猫が、朝は四毛、夕方は三毛に変えたところ、かわいがられたという故事から)人をうまくだますこと。

3、鶏の異称。

4、→夜間陰茎勃起現象。

5、神前または天皇に捧げる朝の膳部。

6、浅間山の屋号。

7、アルゼンチン出身の詩人。南米における黒人差別の実態を描き、1969年ノーベル文学賞。

8、大正期の作家、随筆家。本名、大友圭助。科学的な知見に富む衒学的な作風。「ロウソク」「船の灯」。

 「あさみけ おかえり」とか不吉なことしか言われてなかったな。 ②なんなの。もう、本当になんなの。猫の毛をなんだと思っているの。 ④朝「みっけ」って気づくから。知識人のサポートによると「朝勃ちの正式名称」だそうです、この日は(いつも通りに)ちんこやその他生殖活動に関する様々な事象に詳しくなりました。 ⑥詳細不明。結局何だったんだろう。

 

Round7・「みこしじ」

1、新潟県にある真言宗の寺院。

2、越前・越中・越後の称。

3、神輿ごとに割り当てられた字。

4、和歌の下の句は三・五・四・四音で区切るのが最もよいということ。

5、北陸道の異称。特に上越、中越、下越に渡る部分。

6、三人の皇太子。

7、上越寺、中越寺、下越寺の越州三名寺の呼称。上杉軍の兵站基地として用いられた。

8、しじみの異称。

 地獄のような回答群である。これは一体何が悪かったのか……。 ①②⑤⑦ここまで被ってしまうと、この中から正解を見つけるのはかなりの難度である。さらに調べて行くと「ミは接頭語、または三の意とも」とかいうあまりにふわっとした答えが出てくるのでマジでわかりようがない。 ④これくらいはっきりしてくれればいいのに。「16だね」「そうだね……」。 ⑥「三皇子」ですかね。事件や陰謀の匂いしかしない。

 

Round8・「あんたいどろーん」

1、現状ではなく将来の生活安定性によって貸し出し額を決める方式。

2、無担保ローン。

3、使途が指定されていない借款。

4、スイス出身の音楽家。厭人癖があり、二十代前半で入っていた楽団から退団した。作曲した音楽は政府によって不適切と判断され、曲名は全て伏せ字にされた。

5、口頭で交わされた金銭貸借契約。

6、迎撃用ドローンのこと。

7、使途無限定国債。

8、血中細胞のうち、対外反応を持たないものを総称したもの。

 出典が広辞苑第3版ということで「ドローン」は出てこないはずの出題。「あんたい」をどうやって処理するか。やはりどうしてもかぶってしまうのであった。 ④頑張って差別化を図っているがあんまり相手にしてもらえなかったかわいそうな回答。 ⑥何を迎撃するかは不明。案外使徒とか巨人なのかもしれません。ついでに「ATフィールド」の由来も調べてみんなで「へー」って言ってた。

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 ロリシルフィンはおめめがシュバってない、第4話。シルフィンeyeも可愛いと言えば可愛いのだが、やっぱり自然な笑顔が見えた方がいい気がするな……。

 なんか2期目に入ってからはイイハナシ成分が多めだな。1期の時のように初対面とか慣れない感じが少なくなっているので、勘違いやすれ違いのネタが作りにくくなってるし、うまるのぐうたらネタもそこまでバリエーションは増やせないからな。ギャグに徹するのではなく、素直にホームドラマ、学園ドラマとしての筋立てを見せる方向に動いているということなんだろう。原作の方は間も無く終了なんて話も耳にしてるんだが、アニメは一体どんな風に動くんでしょうかね。

 Aパートは一足お先にクリスマスのお話。そして、このシルフィンがすこぶる良い顔をするのである。どこまで言っても素直で良い子。4人組の中にあって、度がすぎるほどの対人能力を持ち、グイグイ来るから鬱陶しいけど悪意ゼロ。それがシルフィン。コミュ障だらけのチーム・うまるにとっては本当にかすがいのような存在だし、彼女のまっすぐな真心は家族にも友人にも、分け隔てなく染み渡る。友達が来るかどうかもわからないのにせっせと家の中の装飾を一人で作っていた前の日のことを想像するだけで、涙が止まらないですよ。うまるは友達としては問題もあるが、それでも日本でたくさんの良い友達に恵まれたのは本当に幸せなことである。まぁ、シルフィンのコミュニケーション能力なら、遅かれ早かれ、友達はできた気もするんだけども。彼女のテンションを制御できる、もしくは許容できる人間じゃないと「親友」にはなりにくいかな。二面性を持って接しているUMRさんは、今後どういう形で友情を深めていくことになるのだろうか。今回みたいなことがあるなら、さすがにどっかで打ち明けなきゃいけない気もするんだけども。

 「うまるとお年玉」では久しぶりに人格入り乱れるうまる会議が披露された。いろんなうまるが矢継ぎ早に登場するシーンは、中の人・田中あいみにとっても見せ場となる注目のシーン。1期の頃から上手い子ではあったが、すっかりうまるを自分のものにしているので、うまる会議でも見事なバリエーションを見せてくれている。まずラーメン屋で2杯目出てきたときに食うなよ、とは思うけども。

 そしてラストはお兄ちゃんの出張話。泣きついたときには「どれくらいいなくなるの?! 1ヶ月? それとも1年?!」って喚いてたくせに「2週間」って聞いてスンッって泣き止むのもどうなのよ。2週間も1ヶ月もそんなに変わらないだろうに。いや、ニートにとっては養ってくれる人がいるかいないかは死活問題になるだろうけどさ。海老名ちゃんと話して少しは「実は自分がダメなのでは」っていう事実に自覚的になったんだから、ちょっとくらいは自活する努力をしなさいよ。まぁ、この兄妹の場合、うまるが完全に自立したらそれはそれでお兄ちゃんがダメージを食らうという本当に面倒臭い関係性なのだが……。それなりの会社で働き、しっかりした収入で妹と二人の家庭を支えながら家族サービスも忘れず、ケーキやおせちまで作ってみせる……やっぱりお兄ちゃんが色々とオーバースペック過ぎるのがうまるを歪めた原因なんだよなぁ。そう考えるとシルフィンを生み出したアレックスって実は意外と良い兄だったのでは? 

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 I−1の社長以外には優しい世界、第4話。1期の時の「色々と重苦しい」雰囲気が嘘のようで、WUGメンバーの周りはいい人ばっかりになっているのでなんともストレスフリー。そのぶん、I−1の社長のストレスが目立つような気もするけど。もう、CDが売れないのは時代なんだから諦めて業務形態変えるしかなかろうに。

 内容云々の前に、ちょいと作画の話をしないか? いや、今作はトゥーンレンダリングを使っているので「作画崩れ」という現象はあまり影響しないはずなのだが……、なんか、映像面でぽろぽろと不安が出てしまっているのはかなり気になる。具体的には、止め絵で何秒も引っ張るシーンが今回だけでも多数存在していたこと、同じモーションの繰り返しでごまかしてるシーンもあるし、カットの切り替えが鈍くなっているので、1話目で見せた「ミルパンセらしい(というかてーきゅうっぽい)スピーディな場面展開」がすっかりなりを潜めてしまっている。初っ端の屋外での撮影シーンで延々誰ともわからない足元が映し出されているシーンを見て「これは……どういう演出? なんか意図があるの?」と必死に考えていたのだが、その後もちらほら似たような「間が保たない」シーンが見られ、中学生チームがリップを落として真夢が後ろで拾ってくれるシーンなんて、台詞がなかったら何が起こっているかもよくわからないくらいに、映像と描きたい中身がかみ合っていない。なるほど、CGベースで作られた作品の「作画崩壊」というのはこうして起こるものなのか。普段見慣れないパターンの映像の瑕疵だったので、単に画が崩れてしまう一般的な「作画崩壊」よりもモヤっとして気持ち悪かった。まぁ、1期も作画はあまり褒められた状態ではなかった作品ではあるのだが……せっかく内容が明るく見やすくなっているのだから、なんとか映像部分もそれに追いつくクオリティを維持してほしいものだ。

 映像部分が残念だった今回、その割を食ったかわいそうな犠牲者は真夢であった。幸い、真夢自身の見せ場の1つであるバスケの運動シーンは作画枚数を少なくしながらもなんとなくキビキビとした動作に見えるように工夫されていてむしろ面白い画面になっていたのだが、それでもやっぱりどこかもっさりしたシーンが多いので、志保との歴史的な和解を匂わせる微笑ましい展開もどこか消化不良の感がある。いろんな意味で相変わらずついてないヒロインである。

 でもまぁ、本人はそんなことわからないので(そりゃそうだ)、できることは精一杯頑張っている。「アイドル」と「女優」って職業は全く違う畑のものであり、普通に考えたらアイドルだからっていきなり女優業ができるわけがないのだが、そこは天下の島田真夢である。きっちり役作りから始めて、世間の「話題作りじゃないの?」という声を抑え込むくらいの仕事は出来ているらしい。前回他のメンバーが通ったルートと同じように「一度仕事について悩む」という手順も経ているが、今回は実波・未夕という年下お気楽コンビのすげぇ適当なアドバイスによりあっさりブレイク。大胆に脚本家に意見しに行けるレベルにまで覚醒した。今回はたまたま話の分かる脚本家の人に当たったのでラッキーだったな。いや、多分真夢だったらその辺の空気の読み方は心得てるだろうから、「この人、見た目にもいい人オーラが出てるし話せばわかる」と思ってチャレンジした可能性もあるけど。志保が「お前そんなんするんかい」って驚いた後に「それで受け入れられるんかい」ってちょっと焦りが見えてたのが、二人の関係性を表しているようでいい感じ。

 そして、そんな志保が思わぬ展開からまさかのI−1復帰。「本拠地は博多です」ってテレビで言っちゃった直後の事件だけに身の振り方が悩ましいところではあるが、所詮は雇われの身の職業アイドル。上からの命令には逆らえない。本人だって東京復帰はやぶさかではないだろうし。そして、この機会に志保の復帰という最後の一手でも打開が測れなかったIー1の最後の一手というと……。話題作りといえば、当然「志保と一緒に真夢も」っていう流れになる……よなぁ。あの社長ならそれくらいの強引な手段はいくらでも使ってきそうだし。そうなると、またI−1とWUGの間で何かギスギスした関係性が生まれてしまうのか……いや、むしろ志保とは完全に手を組む流れかな。すでに「ラスボス」としてのI−1は存在していないのだから、今期最大の見せ場はWUGとI−1の共同プロジェクトになるのかも……うたプリみたいな展開だ……。

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 また減らない、第5話。むしろ馬さんの生存が確定してしまったので増えたとすら言えるかもしれない。この調子でちゃんと最後の一人が決まるのかどうか……って思ったけど、まぁ減る時は一瞬でもいいわけだしな。既にモノローグ片付けてしまったキャラについては「死亡フラグの予約完了」くらいで受け取っておけばいいのだろう。

 順当にお当番が回り、次の担当は羊のおじいちゃん。CVがチョーさんのおかげで今までろくに出番もなかったくせに一発でキャラが固まっており、若かりし頃の活躍も全部チョーさんなのがちょっと面白い。少年役とかは流石に厳しいかもしれないが、このくらいの年齢幅だったら余裕で回せるよな。まぁ、36年前の大戦で優勝した時点で容姿はだいたい同じだった気もするけども。一体今いくつなんだ、あの爺さん。

 「老人」キャラということで、当然戦略はテンプレ通りに「老獪さ」を武器として戦う。いや、まだ戦ってすらいないのだが、少なくとも本人はそう言っている。じゃぁ以前の大戦時はどうやって勝ったんだ、っていう疑問もあるのだが、多分得意技の爆発物が功を奏したんじゃないかな。どう見ても宇宙ステーションでの戦いだったみたいだし、絶対的に不利なマッチメイクだったと思うんだけども(流石にステーションで火薬をぶちまけたら自分も死ぬだろう)。とにかく、過去にいっぺん生き残った実績を考えれば智謀知略以外の面でもそこそこ戦えるってことだろう。それでも本人が謙虚に自己判断をしているってことは、それだけ周りに集まった対戦相手がチート級ということである。

 他の戦士と違って情報収集を全く行っていなかった爺さんは外でどんな風に間引きされているかわからないまま作戦を練っており、すでに情報戦で遅れをとっている気もするのだが、そのあたりは経験に培われた勘でフォローできるという算段か。理想の連携先としてはイノシシおばちゃんや文字通りのかませだった犬さんあたりに目星をつけていたらしいのだが、その辺は片っ端から死んでいるあたりがもう「持ってない」。そして散々フラグを立てまくって「ランキング最下位」の虎との遭遇である。フラグについては比較的真面目に守ってくれる作品なので、十中八九虎に殺される展開になりそう。虎のおねーちゃんは、猿の奴が放棄した貴重なエロ要員でもあるので、是非頑張っていただきたい。干支の順番から考えても今後は善戦してくれるんじゃなかろうか。

 それにしても今回不思議だったのは、十二大戦のシステムそのものである。どうやらじいさんは「孫が出されるくらいなら」ってんで志願して二度目の参戦を決定したらしいのだが、それってつまり、「あの家」は毎回12年ごとに戦士を輩出しているということだ。そういえばイノシシの姉妹も同じようなこと言ってたし、鳥も「家柄が」云々は言ってた気がするので、毎回12の「家」が決まった状態で大戦が行われるというルールなのか。それだと、あんまり「世界中の国の今後を背負った代理戦争」としてのていをなしていない気もするのだが……ベットの対象だから問題ないのかな? どの辺りの人材が参加するのかがゲーム開始前に薄々分かっている状態では、大戦以外の部分から横槍が入りまくる気がするのだが(例えば試合前に仮想敵を買収したりはできそう)。あと、だいたい出場する人間に想像がつくということは、「番狂せ」が起こりにくい設定ということでもある。今回の兎やネズミの人みたいな「こいつ誰だ?!」っていう展開は、家が決まっている時点で起こり得ない気がするのだが……良くわからんルールだ。

 まぁ、とにかくそんな家から爺さんは死にに来た。大会のルールである宝石飲み込みをごまかすなんてこすっ辛い手も使っているな。すげぇ偉そうに「ワシは気づいておりました」って言ってたけど、あんな導入されたら誰だって毒物だってことは分かるよな。他の連中だって分かった上で問題ないと判断して飲み込んだだけで(イノシシもそんな感じのこと言ってたし)。「ワシ賢いんじゃ」って言ってる割には今のところ賢い要素がない、羊さんはさっさと退場して、どうぞ。

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 エンディングの映像よ! 第5話。まさか旧作からのオマージュがこんなところに入ってくるとは思ってなかったのでびっくりした。旧作なんてほとんど覚えてないはずなのに、映像見てたら何となく思い出せるのも驚きだ。新しい時代の新しい絵柄で、こういう遊びもいいもんだなぁ。

 というわけでエンディングでびっくりしました、っていうだけなので、中身についてはそこまで触れなくてもいいや。なんか2期に入ってからというもの、ますます投げっぱなし度合いが強まっててツッコミにくいんだよな。今回だって一発目の「セミ」とかネタとしても本当にちょっとした小ネタだし、わざわざ冒頭にぶっ込んでまでやることなのかよ、っていう気はする。「十四松体操」も、まぁ、中心にいるのが十四松なら何してもおかしくはないが、今更って感じもあるしなぁ。

 そんな中で無視できないネタも1つ2つ混ざっており、1つ目は本当にノリと勢いしかなかった「サマー仮面」。あれって他の5人はカラ松だってこと分かってて相手してるのだろうか。もししっかり認識してたら一松の対応はもうちょっと変わってきそうなもんだけど。そして、普段のカラ松のキャラとサマー仮面は繋がっているようで微妙な隔たりがある気がする。一番違うのは、善かれ悪しかれ、サマー仮面は超常的な能力を持っているということ。カラ松にそんなものは無い。一体何者だったんだ、サマー仮面。歩くたびにいちいちチンコの光沢が細かく動くあたりにスタッフのこだわりを感じるが、お願いだからそういうところに全力を費やすのは勘弁してください。

 そして今回唯一長めのネタだったのが最後の「今年こそは」。夏のビーチでのナンパをテーマにしたお話だが、何でこういうシチュエーションになるとトッティは大人しくなるんでしょうね。他の5人のために何かしてあげるのは嫌なのだろうか。そりゃ流刑にもなるわな。あと、6人横並びで座っているのになぜか「カラ松を挟んで一番端」という救いのないポジショニングの一松。あれって本人が望んで選んだ場所なのだろうか……。なんだかんだで夏場はカラ松が頼りになるとか考えられているのかもしれない。まぁ、テンションだけならカラ松・十四松のターンだしなぁ。せっかくの機会だからシコ松が何かまたいいこと言ってくれるかと期待したんだけど、結局ライジングして終わっただけだった。やっぱり、こいつら夏向きじゃねぇな。

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