最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
メテオラさん?! メテオラさん!! メテオラさん……第13話。俺、まさか総集編で記事立てられるアニメが存在するとは思ってなかったよ……。 「メテオラさん自重」としか言いようがないヒデェ回である。もう、色々と救いようが無い。「スタッフの負担を軽くする」ための総集編、そりゃまるまる一本新規エピソード作るよりははるかにコストも手間もかからないだろうけど……大丈夫だよ。誰も今回の放送見て万策尽きたせいだとはおもわねぇよ。むしろ余裕あるんじゃねぇの、って思うわ。スタッフを気遣ってわざわざこんな総集編を用意してくれるなんて、やっぱりメテオラさんは救世主だね。たれめておらのクッションを発売して、メテオラ記念日を作るしかないよね。いや、マジでクッションはちょっと欲しいぞ。公式が調子に乗ったら発売するんじゃなかろうか。 しっかり描き下ろしの新規シーンも挿入されたのだが、そのほとんどはメテオラさん(完全体)のパート。何が凄まじいって、今回メテオラ(の中の人)だけがスタジオに呼ばれて収録したかと思わせておいて、わざわざメテオラ(完全体)のために新規でキャスト呼んできて音声入れたことだよ。あのワンシーンだけのためにアフレコに引きずり出された中の人もさっぱり訳が分からなかっただろうな。「このアニメ何?!」ってなるよな……まぁ、ギャラクシーエンジェルとかで不条理作品には慣れてるから多分大丈夫やろ。ちなみにエンドロールでのクレジットは「メテオラ(妄想)」です。大原さやかお仕事一覧にこの役名が一生残り続けます。なんて話だ。二十数話ある中で、まさか総集編の妄想で数秒登場するキャラになるなんて誰も思わないだろ。 その他にも、全てのキャラをみな平等に disっていくメテオラさんの容赦のなさは、敵味方の区別無く全てのキャラを「来週から見る目変わるやん……」みたいな状態にしていく(真鍳ちゃんだけは大丈夫)。アルタイルは「作画班に憎まれてるんだ……」って思いながら見ちゃうし、セレジアさんは「弱くない、うん、弱くない」って思いながら見ちゃう。アリスちゃんは「脳筋……」って思いながら見ちゃう。まぁ、これは前からだけども。そして一番扱いが悪かったのが弥勒寺。そりゃま、真鍳ちゃんとのバトルは本人の自己責任だけどさぁ。頑張って戦ってくれた仲間にそこまで言わんでも……。 こういう悪ふざけって、最近のアニメだとなかなかやられないから楽しいわね。個人的な思い出だと、古い作品だから若い人は知らないだろうが「天空戦記シュラト」のOVAってのがあって、本編完全無視のギャグシリーズだったり、本編の映像そのまんまで台詞だけ全取っ替えで完全パロディをやったりしてて、すげぇ好きだった記憶がある。今のセールスでそういう形態って出来ないもんですかね。今作は「創作者=神」というテーマを扱ってるのでメテオラさんが制作スタッフに気を遣ってくれたりするこの状況も自然(?)な作品。メタをやりたい放題ぶっ込めるという特性を活かして、今後も何かとんでもないプロジェクトを打ち立ててほしい気がする。製品版特典とかにそういう無茶なのも入れてくれればいいのにね。 PR 7月1日 ドラフト模様(AKH×3) ピック順 【Chrolony】→【Mei】→【Thraxi】→【Alessi】→【Sangriter】→【Serra】→
フルスポイラも出揃ったということは、次週はいよいよ最終回。今週はやらなきゃいけないことが多いから、手短にいくぞ! ホントはもう書きたくないくらいだからな!
○「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」 6 何が戦車道だ! 馬鹿馬鹿しい! とでも言わんばかりのオープニングである。戦車って、あそこから引っぺがせる造りになってるんでしょうかね?? この馬鹿も、あの馬鹿も、シンフォギアだぁ! やって参りましたシンフォギア第4期。3期終了からは丁度2年のブランクを経て、また我々に大量の新曲を押しつけにやってきたぞ! このセールスモデルで通用しちゃうあたりが流石だよな! 1話目の賑やかさはもはやシリーズ恒例。2期も3期も最高の1話だったが、今期も相変わらず頭空っぽで突っ走っている。まぁ、特に三期を見ると「1話目がピーク」と言われても文句言えないような労力のかけ方なのだが……ほら、いいじゃん、この作品を見てると例の「最終回でコケるのが名作の条件」っていう話を思い出すよな! 今期も1話目でかっ飛ばしてもこの後どうなるか分からないので落ち着いていきましょう。2期3期と違い、今回は事前にソシャゲアプリの配信が始まっており、そっちのおかげであんまり飢餓感が無かったから心穏やかに(?)見ることが出来ましたよ。 いきなり対人戦というとんでもない幕開け。一応奏者の面々は人間を殺さないように注意を払いながらの掃討戦を行っているが、やっぱりどんな理由があっても、いきなりの人対人はちょっと抵抗がある。ノイズさんという便利な存在もいるのだが、今期はいよいよ悪の組織の中心部に入っていくお話ということで、「人」という敵をどうにも無視出来ないようである。まぁ、純然たる人の悪意が背後にあるならお話は作りやすくていいと思うけどね。3期の場合、結局キャロルをどう処理していいか分からなかったせいで途中のグダグダにつながったんだと思うし。 一応確認しておくと、現状でアルカノイズと平気な顔で戦えるのはプロトタイプ奏者の3人だけ。チームF.I.S.の3人は相変わらずリンカー不足のおかげで奏者としてはあんまり活動出来ず、シラキリコンビは今回ヘリのドアを開けるだけで仕事が終わっている(あとサービスシーン)。流石に3期みたいにずっとリンカー絡みでグダグダされても辛いので、ぼちぼちこの3人が楽にギアをまとえるようなシステムを整えてほしいものだが……エルフナイン、早くなんとかして。とりあえず、現状では地上最強の3人がキャロルの残した遺恨である「錬金術師の戦術兵器」を使う連中を掃討している段階で、その裏には更にキャロルやフェルの裏で糸を引いていた何者かが潜んでますよ、っていう設計。今回登場した三幹部はあくまで「幹部」だろうから、その後ろにもう1人ラスボスがいるっていう認識でいいのかな。多分4期5期で分割2クールだと思うので、5期ラストまでにその組織を退治出来ればめでたくこの作品も大団円ということになるのではなかろうか(流石にこれ以上続けろとは言いづらいよなぁ)。 お話のデザインは単純明快。後はアホなシンフォギアワールドを楽しむだけ。今回は冒頭でいきなり緒川さんがOTONAパワーを炸裂させるなど、相変わらずの様子で一安心。あとはいつも通りに「戦いながら歌う」というこの作品ならではのアホみたいな映像を楽しめばいいだけですよ。1話は例によって響のバンクシーンと新曲披露。メインキャラの新曲披露だけで最低6話はかかるという、ひどく贅沢なPV作品である(シラキリは1話で済むけど、どうせ翼×マリアのデュエットで1話使うだろ)。そして、今回は3期と違い、敵側3幹部も歌唱キャストが配置されており、1話目ではさっそく合唱を披露。ここからソロ曲に展開していくのかどうかはまだ分からないが、このキャストで歌わせないのは勿体ないね(現時点で公式サイトでは6枚目のCDまでしか公開されて無いけど……っつうか今回マリアさんが2週目なのね)。話題になっていた蒼井翔太の謎オカマは……まぁ、敵がヘンテコなのはいつものことですから。あんまりギャグ向きの敵じゃないのでウェルみたいな活躍は期待出来そうもないが、3人での掛け合いがどうなるのかも期待していきましょう。 ○「活撃 刀剣乱舞」 5 襲ってくる敵キャラのクラスが全部バーサーカーなんで、すごく頭悪そう。 誰がどう見ても圧倒的ufotable作品。Fateシリーズのようであり、テイルズのようでもあり。1話目だけで言うなら中の人の影響でテイルズのイメージの方が強いかな。ハイクオリティにも関わらず割と見慣れてしまっているせいで新鮮味はないufo活劇だが、今回は純正の和テイストってことで一応これまでの作品との差別化は図れているだろうか。きっちりサムライ的な立ち回りが描かれているのは流石の一言ですね。 刀剣乱舞といえば、先立ってアニメ化された「花丸」は辛かった。なるべくアニメは全部見るという信条を掲げる私が途中でリタイアしてしまった珍しい作品だ。その理由は「キャラが覚えられない」「話に山がなくて全然ピンと来ない」など。やっぱりソシャゲアニメってのはユーザー以外に対してアンフレンドリーで、まとめて大量のキャラが出てくるくせにほとんどキャラの説明が行われないので新参は入り込むことすら許されない。「艦これ」は一応最後まで見られたが、メインターゲットが女性の作品となると、そのハードルは想像以上に高かったのだ。それこそFateシリーズのようにキャラの元ネタが有名人だったりすれば予備知識がある程度補えるのだが、いくらなんでも「刀」っていうモチーフじゃ、イメージなんて全然湧かないし、名前が変なもんだから入力しようとするときのハードルはあがる一方だったのである。 翻って、今作はどうかというと、幸いにして1話目はとても丁寧な導入。まぁ「花丸」で何となく世界設定を理解しておいたおかげという部分もあるのかもしれないが、「時間遡行軍」との戦いを描くバトルものとしての設定はすんなり飲み込むことが出来たし、1話目だけで見ればメインで登場したキャラが2人だけなので、「花丸」の時のように最初から思考を放棄したくなるようなデザインにはなっていない。こっからキャラに愛着が湧くかと言われれば疑問ではあるが、「新作アニメ」の一本目としては妥当なスタートなのではなかろうか。 ここから私のように部外者であり、メインターゲットでもない人間がこのアニメを見続けるとすると……お願いしたいことは大きく2つ。1つは、タイムトリップものとしての意義をきちんと設定してほしいということ。例えば過去の偉人に会いに行く形での作劇とか、タイムパラドックスを焦点にしてSF的なネタ回しを盛り込むとか。現時点では、別に「時間を遡って過去改変を阻止する」という設定に意味が無いので、脚本としてちょっと弱いのだ。また、時間跳躍のルールがしっかり定まってないと、「今回失敗しても、別にもう一回過去に遡ってやり直せばいいじゃん」というごく当たり前の突っ込みを乗り越えることが出来ない(敵サイドも同じ条件だよな)。そのあたりが掘り下げられる作品だとは思いにくいのだが……何とか、最低限の説得力は維持してほしい。 そしてもう1つは、「キャラが刀であるという個性を活かしてほしい」。1話目だけを見れば、別に今作は「刀が主人公」である必要が全く無いのである。単にタイムパトロールの隊員がそれぞれの時代に飛んで時間犯罪者を取り締まる話というだけなら、別に仮面ライダー電王でもいいし、ドラえもんでもいいのだ。その任を命じられたのが「刀の擬人」であり、彼らが更に「刀を振るって」戦う意味ってものが定義されていかないと、作品としては宙ぶらりん。普通に考えて、2205年からタイムスリップしてきた人間が銃火器を用いずに刀で戦うって、おかしいよな。「花丸」で説明あったかな? まぁ、「細かいことはいいんだよ」と言われればそれまでだが……どうせキャラメインでの視聴は出来ないだろうし、せめてそういう部分でシナリオに説得力が出ればなぁ、というのがささやかな願いです。願わくは、今度は途中でリタイアしませんように。 ○「賭ケグルイ」 5 こういうアニメの冒頭に「賭博行為が描かれてますけど違法だからね」ってテロップが出るのもどうかと思うよな。それならコナンの冒頭にも「人殺しは犯罪ですので絶対真似しないでね」ってテロップ出しとけよ。もしくは「人の首筋に麻酔針を撃ち込むのはやめよう」。 さておき、原作既読。というか、原作ファン。原作が3巻まで出ていた時に何となくコミックをジャケ買いし、1巻が楽しかったのでそんまま継続して購入している。先に現時点での原作評をまとめておくと、個人的にベストは2巻である。木渡戦はギャンブル漫画として普通に面白くて、仕組まれたネタもシンプルかつ意外で面白い。現在コミックは7巻まで発売されているが、その後のバトルは基本的に「あんまり理屈がないブラフの掛け合い」が多いので、2巻みたいなスマートなネタがないのは残念。まー、ギャンブル漫画って、カイジみたいな数少ない金字塔があるだけで、なかなか大傑作って生まれにくいとは思うけどね。今作は、中身は「並」くらいだと思うのだが、とにかく艶のある肉感描写で外堀を埋めており、タイトルで言うなら「賭け」3割、「狂い」7割くらいが見どころなんじゃないかと思っている。 そんなわけで、アニメ化するにあたってはなんとしても原作独特の表情や肉感を醸し出してほしいところだが……まぁ、頑張ってますかね。MAPPAの製作ということで作画クオリティそのものはそれなりに期待している。別に30分ずっと気合いを入れる必要は無くて、ジョジョみたいに「見得を切る」部分にだけ力を割いてくれればそれなりに見られるものになるはずだ。1話時点では、むしろギャンブル部分がすげぇ駆け足になってしまっていることが残念。現時点でユメミのキャストまで明らかになっているということは、多分1クールで5巻まで行くつもりなのだろうが……随分忙しなくなりそう。まぁ、この手の漫画のお約束で、じっくりやろうとしても画面に変化が乏しくて見応えが無くなるという問題もあり、どのくらいの進行速度にするかは非常にデリケートな問題ではあるのだが……やっぱその点をアクロバティックに乗り越えたアニメ版カイジって凄いよね。 おそらく今後は原作好き故に「原作と比べて云々」みたいな小うるさいおじさんになる危険性が高いので放送中は口を噤むことになるとは思うが、何とか良い作品に仕上げてくれることを期待したい。ちなみにここでいう良い作品というのは、「早見沙織にガンガン下卑たことを言ってもらうご褒美作品」という意味である。夢子のキャストが能登orみさおになるということはおそらく誰でも予想が付いたことだとは思うが、選ばれたのは早見でした。いいとこのお嬢さんが博打狂いで頭のおかしいことを言い始めるというシチュエーションをみさおにやってもらえるのは背徳感があって実に良いですね。ちなみに、放送決定前の脳内キャスティングだとメアリがキタエリ、妄は小林ゆうでした。妄は伊瀬茉莉也になったようで、「なるほど、こっちの方がいいかも」とすごく納得したが、メアリ役のみにゃみはなかなかハードルが高い。メアリって「賭ケグルイ双」のことも考えるとすげぇ面倒臭いキャラなんだよね(まぁ、原作1話目のメアリと「双」のメアリって絶対結びつかないんだけどさ)。2巻のエピソードできっちり見せてくれるかどうか、今から楽しみである。 ○「ひなろじ〜from Luck & Logic〜」 5 今期記念すべき一発目の新番組はこちらから。タイトルの4文字部分だけ見て「ひなこのーとの次はどんなきらら系作品かな?」と思っていたが(そもそもひなこのーとがきららじゃないけど)、実際は全然関係無くて、まさかのラクエンロジック絡みだった。一応確認したら前作「ラクエンロジック」は昨年冬番組だったようなので、1年半のブランクを経ての第2弾ということになるが……凄いな、何一つ繋がりが見えてこない。 そもそも「ラクエンロジック」がどんな作品だったかもほとんど覚えてないんだけど、確か「私のロジックを食らえ!」って叫びながら拳で殴りつける作品だったはず(うろ覚えにもほどがある)。一応ファンタジーな異世界との交流があって、その中で殴ったり殴られたりする作品……だったはず。じゃぁ今回はどうかというと、確かに殴るシーンは一瞬あったが、なんとまぁ、心温まるチョップである。とてもじゃないがここからバトル展開に発展しそうには見えない。制作が動画工房ということもあり、徹底的に「萌え」によせられたぷにぷにコロコロしたデザインはやっぱりきらら系作品に通じるものがあり、「ひなこのーと」に通じると見た私の読みは間違いではなかった(勝手にタイトルから勘違いしだけとも言う)。 萌えアニメとしての映像部分は非常にレベルが高い。特に通常フォームとギャグを強めた丸いキャラの切り替え部分にこだわりを感じる作り方になっており、例えば冒頭、リュックサックに潰された主人公をクールな子が助けたとき、主人公の顔が通常形態からギャグ顔に変化するのだが、その時にわざわざ中割を入れて「変化する」描き方になっている。普通、こういう変化ってポンと入れ替わって2つのモードの遷移の部分は描かれないものだが、そういう部分でも枚数を割いて動きとしてみせようという姿勢は大したものだ。他にも魅力的なアイキャッチとか、各キャラごとにパターン分けされた変顔とか、画面を見ていてギャグと萌えの両方が見られるので、画面は非常に華やかになっている。 ただ、そうした賑やかな画面で描かれている物語がどこに進むのかはさっぱり分からない。1話目なんだから分からなくて当然だが、「ラクエンロジック」からバトルを取っ払った世界ということは、一体何を中心に据えて見たらよいものか、まだまだ定めるのに時間がかかりそうなのだ。まぁ、ここからバトルに転がっていく可能性だってあるのだけども。ギャグか萌えか青春部活ものかバトルものか。もうちょっと様子を見て、芯となる部分が固まれば好き嫌いもはっきりしてくるでしょうかね。 中の人は「ブシロードですね」といえば大体片付く面子だが、主人公役の朝日奈丸佳だけはまだ前歴が少ないので「新人」にカテゴライズしていいキャストだろうか。確認したら「NEW GAME!」のねねっち役の人だったか。今作主人公みたいな脳天気馬鹿キャラって、どうしても紋切り型になってしまうので個性を出していくのがかえって難しくなるが……さて、どうなりますか。個人的には奈津姉ぇが楽しそうにしてくれればそれでいいです。 「ベルセルク(第2期)」 4→5 2期が始まった時の印象は「まぁ1期と同じやなぁ」だったので、終わってみての感想も「まぁ1期と同じやなぁ」です。別に悪いところはないのだけど、どうしてもこの映像のデザイン性がな……。 2期と1期の違いは、映像面よりもシナリオの中身にはっきり出ていて、とにかく鬱々とした中をガッツがぶつくさ言いながら進んでいくのが1期で、2期に入ってからは周りのキャラも随分増えて、陰気な雰囲気も晴れる機会が増えた(陰惨なときは徹底して陰惨ではあるが)。千和ボイスな魔女っ子の活躍シーンが下手したらガッツよりも多く、実は魔女っ子アニメだったんじゃないか疑惑もある。そういう意味では、色んなキャラの賑やかな側面が見られたのは2期目ならではの良さだったかな。その分ファルネーゼ様の悲惨な様子を見る機会が減ったので良し悪しではあるんですが。順調に世界観が広がっているので、このまま折を見て続けてもらえれば、映像面にも慣れて見やすくなってくるでしょうよ。 「ソード・オラトリア」 4→4 結局何がやりたいアニメだったんだろう……。ダンジョンに潜る意図がよく分からないアニメだった……。 まぁ、例によって割と序盤から真剣に観ることを放棄してしまったのであんまり中身についてとやかく言う権利もないのだが、「ダンまち」に比べると物語を見るべき焦点がどうにも定まらない印象を受けた。一応中心人物がヴァレン某なのは間違いないのだが、全部が全部彼女の物語を語るためにあるというわけではない。どちらかというと、彼女に憧れ、時に畏敬の念を込めて恐る恐る見守るエルフ娘の方が視点人物である。ただ、そのエルフ娘が今作の主役であり、彼女の成長物語を描くためのアニメなのかというとそうでもなく、ちょっと油断して視点がずれると、彼女もあっという間にモブに堕ちてしまう。それならヴァレン某が所属するロキファミリア全部をまとめて描くファミリーなシナリオなのかというと、別に彼らの関係性をテーマの中心に据えている風でもない。もちろん、もっと油断すればベルやヘスティア様が登場するのもお約束だ。ただ、ベルたちが登場するから「ダンまち」のおまけストーリーになるのかと思いきや、割と描かれていた時間軸は重なっているので彼らについての新しい情報はほとんど増えないのである。 「別なアニメで描いた時間軸を別な視点から見せる」というのは面白い試みなのだが、どこまで行ってもやっぱりあんまりヴァレン某の魅力が見えてこず、「何か怪しげな曰くがあるけどとにかく強い騎士」というぼんやりした印象は結局変わらなかった。やっぱり、彼女のキャラクター性はあんまり主人公には向いてなかった気がするんだよなぁ……。 アニメーションとして技術的な面を見ても、取り立てて盛り上がる部分があるわけではない。今時、意志持たぬ怪物をダンジョンで狩っているだけでは面白味など無いに決まっているし、中盤以降のヴァレン某の謎と因縁を巡るバトルも、彼女の来歴がもやっとしたまま進むので善悪の判断がしにくく、ここでも視点が定まらない。シナリオの先が分からない状態ではなかなかモチベーションが上がらなかったのだが、逆にこれ、原作読んで知ってる状態だったらどうなってたんだろう。その場合でもあんまりこれをアニメで見たいとは思わなかった気がするのだが……。 まぁ、多分世の中にはヴァレン某ファンも一定数いるってことなんだろうな。個人的には紐神様とかリリの活躍がもっと見たいです(ベルはいなくてもいいです)。 「覆面系ノイズ」 6→6 ここで終わるのかよー! もやもやするやんけー! まー、原作未完結の状態からどっちか選ぶなんて出来るわけないんだけどさ……。ちなみに当然ユズ派です。頑張れ男の子。 相変わらずの「花とゆめ」原作好きおじさんなので、今作もやっぱり楽しかった。ものすごく分かりやすく男×女×男の形のお話をやってるだけなんだけども、中心に据えられたニノの人間性が「バンド」っていうテーマといい感じに噛み合っていて、単なる三角関係のお話だと言っても退屈することはなかった。やっぱり「なりふり構わない真っ直ぐな女の子」って良いものだと思う。そこが花ゆめ作品の魅力だ。 正直言うと、いくつか気になるポイントはあった。大きく分けると2つで、1つは「早見沙織の歌を楽しみにしていたけど、イノハリの、ニノの歌は果たしてマッチしていたのか」という問題。みさおの歌唱力は今更論じるまでもないが、直情的で殴りつけるようなニノの歌としては上品すぎる気がするのよね。もっとロックテイストを強めにして、「こんなもん抑えられるわけがない!」っていう観客やバンドメンバーの感情が伝わりやすくなる方がよかったのだが。どの程度「無茶して下さい」っていうサジェスチョンがあったのかは定かでないけども。そしてもう1点は、「音楽をテーマにした作品だけど、音楽の情感演出は今ひとつ」という部分。2つの問題はどこかでつながっているのかもしれないが、歌唱そのものを別にして、演奏シーンとか、「この歌は今世界にこんな影響を与えている」っていうところが、画として現れにくい。演奏シーンはCGモデリングも使ってるので、ちょっと軽い印象になってしまうんだよね。まぁ、昨今のアニメはステージ上のパフォーマンスをCGに任せることが多くなっているのだが……今作の場合は他のパートでそうしたCG風味が一切無いだけに、切り替わった時の軽さはやはり気になる部分。まぁ、「音楽の与えるインパクト」を映像化しろってうのはとんでもなく高いハードルなので、そこは十全に応えるのが難しい部分だとは思うのだけどもね。 不満はいくつかありつつ、学園青春アニメとしては問題無く見られたし、今作はユズとモモというライバルの配置が効果的で、男性キャラの方も割と立っていたのでラブ部分でも見応えがあったのはよかったと思う。まぁ、最終的な感想は「とりあえずミオには幸せになってほしい」なんですけどね。気付けばオープニングも乗っ取られてしまった彼女が不憫である。多分作中で一番性格が良いのって彼女だぞ。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |