最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「アクションヒロイン チアフルーツ」 6→6 ラストの杏ちゃんフィギュアは割と欲しいな! せっかくだから値段調べて見たら、12800円だそうだ! 買ったことないから相場はわからんけど、そんなものかな! 買えないな! というわけで、フィギュアにしても充分映える、ナイスなアクションヒロイン達でございました。ごめん嘘。アクションシーンなんて大して無かった。むしろそういうシーンは頑なに止め絵。「絶対に作画部分の力なんか見せてやるもんか」っていう鉄の意志すら感じる。まぁ、その分全体的には作画安定してましたからね。草川さん+ディオメディアという、なんとも不穏な空気を見事に跳ね除け、陰から陽へという作中のモチーフを見事に再現してみせました(そういうわけじゃない)。 ぶっちゃけ、終盤のキャップのお悩みは「本人が悩んでるほど大したことか?」っていう印象が強く、それまででも充分力技だったシナリオラインがますます強引なものになっていったのだが(自転車でかっとぶシーンは別にいらなかっただろうよ)、まぁ、そのあたりの「ベタをネタ扱いして大真面目に振り回す」のも今作の仕様の一環なのでしょうがないか。別にふざけてるわけじゃないんです、そういうお約束の積み重ねがどこまで「アニメの脚本」として通用して、どっからがギャグになってしまうかを検証していただけなんです。いや、マジでそんな気がするんだ。そうでなきゃこんな誰も得しないようなチャレンジ精神に見返りがない気がするし……あー、でも脚本書いてる荒川さんは楽しいかもしれないな……。 ラストはゴタゴタしてたので感想書けなかったけど、終始一貫して描くべきものを貫き通していたし、制作サイドの信念が感じられるので私はかなり好きなデザインでした。まぁ、特撮好きでないと面白くない部分も多かったと思うので、ただでさえ地味なところでさらに客層を選ぶような作劇だったとは思うけども……。いいじゃない、こういうノリのオリジナル作品が作られる土壌が維持されているだけでも喜ぶべきことだと思うで。何でもかんでも「お金をかけて! 人気が出る要素を何としても突っ込んで!」って目ぇ血走らせて作品作ってたら、そりゃぁアニメ業界だってクサクサしますよ。いや、今作だってちゃんとお金は儲けたいだろうし、大ヒットを期待して作ってる人もいるんだろうけど。ガルパン、けもフレに続け、みたいな願いは業界全体にあると思うんだよね。そして、今作は一大ムーブメントとまでは行かずとも、「届くべき人には届く」みたいな一定の成果は上げてたと思うんだ。あと、多分制作費はそこまでかかってないから作り手側にもやさしめ(妄想)。 個人的にツボだったのは、まず杏ちゃんの中の人がガチの特撮オタだっていうことを初めて知ったこと。伊藤未来は今回のつながりでそのうちライダーとかに出演してるかもしれませんね(荒川さん、紹介したれや)。そしてもう1つは、そんな杏ちゃんはエンディングもメインで出ているので主人公だとばっかり思ってたけど、終わってみると結局主人公はキャップであり、ゴールはキャプ×ロコだったっていうところ。ロコ先輩の無償の愛の貫き方は見事でございました。まぁほら、杏ちゃんはラストにあった通りにムラムラちゃんがいるからさ。杏ちゃんがフィギュア化してるんだったら、ムラムラちゃんもロコ先輩もフィギュア化してくださいよ。特にロコ先輩の衣装デザインは秀逸なので立体にしたら映えるぞ。あ、でも緑とか売れなそうだし、全員作る必要はないかな(差別主義者)。 さて、作中ではヒナネクターの第2シーズンがめでたく決定したそうである。じゃぁ、チアフルーツの続編は……いや、さすがに無いか……。 PR ○「Infini-T Force」 4 タツノコヒーロー版の「Re:CREATORS」。まぁ、間違った表現ではないよな。幸か不幸か承認力による影響は受けない様子。 いきなりバリッバリのフルCGで幕を開け、そのままよくわからないデザイン性で走りきった。一応「タツノコ55周年記念作品」らしいのだが、「記念するなら50年でやれよ」って思ってタツノコの5年前の履歴調べたけど、別になんも放送してねぇな。2013年に「ガッチャマンクラウズ」やってるけど(なんか違うな)。 「クラウズ」の時も、そして「タイムボカン」の時にも多分確認したことだが、わたしゃタツノコアニメというものを全く知らない人間で、ガッチャマンだのキャシャーンだのと言われても、なんの知識も思い入れもない。今回第1話冒頭でいきなりガッチャマンに変身したところでも、楽しくなるというよりは「なんでやねん」みたいな感想が先行するレベルである。いや、旧作のファンがあのシーンで嬉しいかどうかもわからないけども。「たくさんのヒーローがごっちゃになってる作品」というジャンルで、各々のヒーローについてよく知らないということは、それってやっぱり「Re:CREATORS」と一緒なのである。そのうちどこかから魔法少女が出て来るかもしれませんね。タツノコ……魔法少女……ハッ(察し)。 個人的にあんまりこういうCG作品は好みではないため、第一印象での採点は辛めになりがち。実際、今作のCGも良く動きこそするものの割とバタ臭い大味なデザインになっており、アニメーションとしての楽しみ方はあまり多くはなさそう。一応、最後のスタッフロールではほぼ全てのキャラにモーションキャプチャーの担当者がついていることがわかり、今作はそうした「人間の動き」に力を入れているのだろうということは想像できるのだが、実際の画面を見てもやっぱりCGモデルだからどこか不自然なところはあるんだよな。まぁ、多少不自然でも「そういう戦隊モノ」だと思って見れば問題ない気もするけども。ただなぁ、このデザインだとやっぱり女の子が可愛くないのがなぁ。 シナリオラインは、今のところ各々の元となった作品にそこまで言及していないので知らない人間でも抵抗なく見られるのはありがたい。ただ、メインの主人公チームはなんとなく知っていたとしても、それ以外の設定や各々の世界観はさっぱりわからないので、今後本作がその設定を活かした「タツノコネタ盛りだくさんアニメ」として売り出されるとちょっと辛いかもしれない。敵キャラの設定とかはどうなってるんでしょうかね。まぁ、とりあえず仲の良ささそうなちぐはぐヒーローチームがどうなるのかを見守っていきましょう。キャストが(相変わらずとはいえ)やたらとクドく、「もう業界でもやりたいこと全部やれるおっさんたちが寄ってたかって茅野愛衣をいじめる作品」みたいになっている。 「僕のヒーローアカデミア(第2期)」 5→5 正直いうと、放送が終了したという事実に気づいていなかった。だって、なんか普通に来週もありそうな雰囲気だったやん。そうか、ここで終わるのかぁ。そういえば放送が始まった時も気づいてなかったし……読売系列はあんまりアニメの放送が多くないからその辺のスケジューリングがピンとこないよな。 さておき、まぁ、安定感のある作品ですよ。贔屓目で見ずともアクション方向の見せ方は上質な部類だろうし、きっちり山を作って盛り上げるジャンプ的王道展開も心得たもの。「ハイキュー!」のアニメがあれだけ面白かったのだから、こちらだってもっと評価が上がってもいい気もするのだが……なんか突き抜けてないんだよなぁ。なんでだろ。もともと原作絵でも充分な動きが出てるおかげでアニメにした時の衝撃が相対的に小さくなるのかなぁ。 2期は途中にオリジナルを挟むなど、ちょっとスケジュールにゆとりをもたせつつの2クール。1期の時にも感じていたが、集英社は今作を息の長いものにしようと考えているようで、ほかのアニメと比べても随分ゆったりした進行になっている。おかげで単にキャラがドタバタするだけでなくてしっかりと心情面も追えるだけのゆとりがあり、雑多にキャラが集まる大所帯の作品にもかかわらず、あまりとっ散らかった印象がないのも良いところだ。ただ、その分横道にも目がいってしまうようになり、今作最大の難点である「主人公のはずのデクにイマイチ魅力を感じない」という部分がさらに際立ってしまうことに。まぁなー、単にパワー型の能力をもらってる割に本人は頭脳派キャラで行きたいみたいだしなー。爆豪とか飯田の方がよっぽどわかりやすいキャラだから少年漫画の主人公に向いてる気がするんだよなぁ。実際、主人公不在のトーナメント決勝戦はちゃんと盛り上がるわけでなぁ。サブキャラまでしっかり作られているのも良し悪しである(いや、普通にいいことなんだけども)。今回はさらに各方面で脇のキャラが中心に来る機会も多くなったので、その辺りの「中心線の弱さ」が浮き彫りになってる気がするわね。 あと、女の子にもっと活躍のチャンスをあげてもいいと思うんだけど、その辺のバランスも「少年漫画」を維持しようとしている姿勢の表れかしら。もう、梅雨ちゃんだけで一本漫画作ろうぜ。いや、カエル少女が主人公の漫画ってどうやったら面白くなるかはわからないけど。個人的には(世間の多くの人と共通らしいが)梅雨ちゃん派なので、彼女がケロッと活躍する展開がもっと見たいですね。そういう意味では、アニメオリジナルは割と嬉しかったり。 なにやら既に続編は決まっているようだし、あんまりここで区切りをつける必要もないかな。2期目では割と大人しめだったヴィランサイドの物語もこれから進んでいくことになるし、自作でまた別な盛り上がりが起こることを期待したい。 ○「UQ HOLDER! 〜魔法先生ネギま!2〜」 5 十数年越しのハピマテである。まさか当時はこんな長い長い付き合いの曲になるとは思っていなかったが……。 シャフト版(2期)ですら放送終了が2007年。つまりOVAを除けばマジで10年ぶりの新作アニメという、昨今のリバイバルブームの中でも古参に分類される作品になりそうだが、今作のすごいところは、「リメイク」ではなくて新作であるという点。現在もマガジン系のどこぞの雑誌(正確には知らない)で連載が続いており、いっぺん稼げるコンテンツを作るとやっぱり強いよなぁ、ということをしみじみと感じる。ちなみに私と「ネギま!」シリーズの関わりにざっくり触れておくと、一応原作は全巻自宅に揃っている程度の人間。ただ、実は原作漫画も30巻くらいで止まっていたところ、この「UQ HOLDER」のスタートと前後して「もう場所ふさぎだし、そろそろ売ってしまおうか……」と思って最後に再読したら、売るどころか気づけば最終巻まで揃えてしまった、という因果な関係性。基本的にはね、やっぱり好きだったんですよ。今でも麻帆良祭とか少年漫画の中でも上位に食い込む面白さだと思ってるし、当時はクラスメイト31人全員を出席番号順にそらんじたりもできた(今でも頑張れば割といいところまでいける気がする)。アニメもまぁ、1期はマジでひどかったので一切見なかったが、シャフト版はやっぱり面白かったからね。まぁ、あっちは「ネギまとして」というよりも「シャフトの悪ふざけとして」っていう楽しみ方がメインだった気はするけど。そういう意味では、正当な「原作」をアニメで追いかけるのは今回が初めてと言えるかもしれない。 ただ、それだけ「ネギま!」のことは好きだった人間だが、残念ながら「UQ HOLDER」については現在は追いかけていない。そもそも雑誌移籍したのが致命傷だが、それ以前の段階でも既にマガジンは購読してなかったし、そこまで興味も湧かなかった。序盤にもっとがんがんネギまキャラが出て来てれば分からなかったが、エヴァ以外のキャラはほとんど登場せず、単なる「世界観が一緒の新作」みたいな扱いだったしなぁ。あと、「主人公が不老不死」という時点でテーマの扱い方がかなり難しくて、「これ、面白くならないんじゃ?」という思いが割と強かったのも原因だと思う。こんだけ続いているということは、現時点ではそれなりに面白くなってるんですかね? というわけで、幸か不幸か今作については記憶も曖昧なのでアニメで初視聴と言っても差し支えない状態である。今回の制作はJ.C.STAFF。それなりの安定感だが、何だろう、ちょっとデザインがのっぺりしてる気がしますね。もともと古い意味での「アニメ絵」に寄せている赤松デザインなので、現代アニメで描くとこういう形になるのかな? 色彩設定なんかも、慣れるまでちょっと時間がかかりそう。動画としては及第点だけど、今後より一層アクション部分でのウェイトは大きくなってくるはずなので、その辺りでどれだけ見せられるかが勝負か。 あとはまぁ、中の人の話ですよ。1話目は放送開始記念ということもあってか、3-Aから懐かしのキャラが大量出演。気づけばこの10年間で明日菜の中の人が結婚したり、木乃香の中の人がYoutuberになってたり……世の中動き続けてますね。ていうか、きまどんってまだ仕事続けてたんだな……いや、Aice5再結成の時も同じこと書いたけども……こういう同窓会みたいなノリが出てくるのもしょうがないところですね。気になるのは、ちうの中の人をどうするのかってことである。志村由美は既に引退してしまってるのだよなぁ。まぁ、アニメにちうが出てくるかどうか知らんけどさ。 「メイドインアビス」 6→6 度し難い作品でしたね……。劇場版ユーフォと同じ日に最終話を視聴したせいで、1涙腺キャパが大変なことになった。 多方面に魅力を見せた作品だった。正直いうと、1話で感心はしたものの、そのあとはしばらく意識が離れる期間があった。「背景が綺麗だなぁ」というところからスタートしたけど、本当にそれだけだったら慣れてしまえば毎週張り付いて見たいというわけでもないし、リコたちが地上にいる間のあれこれは、そこまで見どころがあったというわけでもないんだ。あと、リコのキャラクターに関して最初のうちは疑問に思う部分が多かった。何しろ「たまたま拾ってきた超便利兵器であるレグがいるから無茶な探窟を開始するよ」っていう単なる阿呆だったのだから。レグの存在が便利すぎて、こんなん、お前の手柄じゃないやんけ、ってな感じだ。実際、リコはレグにとって事実上のお荷物になるシーンが多く、ヒロインとしてどうなのよ、という印象がしばらく続いた。 そうしてちょっと訝しんでいた印象が変わり始めたのは、やっぱりオーゼンさんの登場後だろうか。オーゼンさんの基地で修行を始める段になってようやくリコが多少なりとも特殊性を見せ始めた、というのもあるが、オーゼンさんのおかげで、「別にリコ&レグだけをみる必要もない」という広がりがあったからだ。考えてみれば地上パートでもこの2人以外には大してキャラも出てこなかったわけで、せいぜいリーダーのキャラが立っていたくらい。そんな状況では物語もなかなか動き始めませんわ。オーゼンさんが登場し、彼女との交流でリコのキャラの掘り下げと同時に、世界観がようやくその全貌を見せる。1話目見た時には「よくわからない場所に潜るって設定だから『マギ』や『ダンまち』と大体同じじゃね?」って思ったけど、そうじゃないんだ。今作の場合、奈落は攻略すべきステージでもあるし、この世界の原理の根幹をなす世界そのもの、そして、すべての不幸を生み出すラスボスでもある。奈落の設定が色々と作り込まれていることがわかると、まさにタイトルの表す通りに、今作は「潜る」ことに大きな意味がある作品だということが分かってくる。 こうして独特の世界が形成され、初めて出会う「濃い」キャラだったオーゼンさん。独特の風貌、しゃべり方、そして芯の強さと心の優しさ。なんかもう、いろんな部分にフックのあるキャラだった(まぁ、当然声がいいというのが第一なんですが)。彼女がヘンテコなことをしてくれればそれだけ奈落のことにも興味が湧くし、ライザという謎の存在、そしてそこから帰結するリコという謎にも興味が接続し、最終的にはレグにそれらがおさまっていく。彼女がいてくれたおかげで、改めて「探窟」がスタートしたのである。 あとはもう、ナナチ編が残ってるだけですからね。物語が怒涛の展開を見せるのはご存知の通り。リコはまたしてもレグに迷惑をかけてしまうわけだが、そこで見せた彼女の執念は、もう「お荷物」なんて呼ばせない立派な主人公(の1人)である。またナナチのキャラが際立ってるしなぁ。こっちも声がいいっていうのが第一にあったけども、あのビジュアル、あの声で「んなー」って言われたら誰だって諦めるしかないじゃない。ついでに触れておくと、ミーティの中の人がキタエリって設定もなかなかショッキングではある。キタエリとシーの師弟芸が炸裂しているのが濃密な聞きどころ。キタエリのミーティ、すげぇ仕事だと思うんだよ。だってさ、あの状況でミーティは「シリアス」やっちゃいけないんだよ? ひょっとしたらミーティだって何か考えていたかもしれないし、少なくとも中の人は現実をすべて理解しているのに、それを声に出さずに「ミーティ」しなきゃいけない。あの仕事は本当にプロの所業。今作は本当に職人芸が光る現場だったなぁ、と思います。オーゼンさんとか、オーゼンさんとか。 中の人トーク多めになっちゃったけど、色々と見応えのある作品だったのは間違いないです。これ、終わり方からすれば当然2期目をやらなきゃいけないはずなのだが……原作溜まってないって話聞いてるし、お預けなのかしら(原作読めばいいのでは)。 イクサランが発売されて、ショップに予約した箱を回収しにいかなきゃいけなかったんですよ。過去セットのカードを片付けるラージサイズのストレージボックスも必要だ。でも、買い物に行こうとしたその日に、お外は降りしきる雨。こんな日に面倒な買い物に出るの嫌だな……と思っていたんですが、そうだ、街に出る別な理由を作れば足も向くんじゃなかろうか。だったら、この機会ですよ。「そうだ、ユーフォ、観よう」。
<以下、あんまり関係ないけど一応ネタバレなどあるかもしれないので注意>
「コンビニカレシ」 5→5 環境音楽みたいな作品でした。間違いなくそこにあるのだが、スルッとどこかに抜けていくような。その存在に気付ければどこか心地よさもあるのだが、注意しないとすぐに意識が外れてしまう。そんな儚い作品でした。 物語の運び方はすごく丁寧なんだ。いや、正直いうとメインヒロイン2人が「深窓の令嬢」と「大病持ち」っていう時点でめちゃめちゃ安易にドラマ作るな、とは思ったんだけど、まぁ、それで話が膨らむならしょうがないね。アニメになる前のプロジェクトではもっとたくさんの主人公、たくさんのヒロインがいるプロジェクトらしく、オープニングに登場するキャラとか、作中でちょいちょい絡んできたサブキャラめいた人たちもそれぞれにドラマがあるらしいのだが、アニメではそこを割り切って2組の物語のみに絞り込んだ。この判断はおそらく正解で、尺に余裕があるおかげでベタな恋愛ものでも丁寧に中身を掘り下げることができた。釘宮ボイスでツンデレる委員長なんて手垢まみれでどうしようもないやんけ! と思いきや、彼女がデレていく過程や、そこからの本格的な関係構築が「ありうべき」恋愛模様としてじわりじわりと進んでいくのは見ていてやきもきさせられるし、とても良いものだ。「セイレン」も似たようにしてヒロインを絞り込んでのアニメ製作だったが、こちらの作品は完全に一本の時間軸に絞り込んで2つの恋愛模様を同時並行で描いたところが効果的。真四季のお話、委員長のお話、それぞれが「あんたんところも色々大変ねー」と思いながらも、男は男同士、女は女同士で連絡を取り合い、戦略を繰り広げていく様は縦にも横にも広がる恋愛模様である。こういう地味ながらも堅実なドラマをアニメで見るのも良いものだ。 1つ最後まで謎だったのは、やっぱり今作がなぜ「コンビニカレシ」だったのかということである。コンビニが重要な場所だったのは間違いないし、忘れた頃に適宜テコ入れしてコンビニ要素を思い出させてくれるくらいの関係性は維持したのだが、これって別に「コンビニ恋愛」でも「コンビニラブ」でもいいんだ(クソダサいという話は置いといて)。なぜ「カレシ」に「コンビニ」をつけたのか。それが最後まで分からなかった。多分、元のプロジェクトではいろんな男から1人選べますよ、みたいなところに「コンビニ」感があったのだろうが、アニメの場合はそういう性格の作品じゃないしなぁ。何かラストで「あぁ、この男、コンビニだ!」と思えるような仕掛けがあれば感心したのだが……。いや、ごめん、別にそんなもんいらないですね。 結論:釘宮ボイスは時代を超えて、キャラクターを超えての文化である。以上。 そのオチな!! 最終話!! まさかそっち方向に伸ばしてくるのかよ! もう今から5期で訪れるであろう地獄の友情物語が目に浮かぶようだな! なんともまぁ、お手本通りの最終話。こうしてみると改めて、このシンフォギアという作品は徹底的にテンプレを固めた王道作品だということがよく分かる。あくまで、表面の装飾がちょっとだけおかしいだけなのだ。えぇ、ほんのちょっとですよ。 サンジェルマンたちの犠牲によって守られた日本。神の力すら神殺したる響きが砕いてしまい、哀れアダムさんの拠り所は何一つなくなってしまった…… 訳ではない。何しろ彼ったらパヴァリアの怨讐の寄せ集めのごときお人形。本気を出せば人の身を捨てて凶暴化したり、突然何もないところに電話を出現させたりも出来るのだ! あれもそういうスタンド能力の1つだったんですかね。突然出てくる電話っていう意味ではディアボロさんに似てる能力(嘘)。まだまだシンフォギアらしさを維持し続けるために繰り出される「どう見てもクソダサいラスボス」シリーズをしっかり更新しつつ、知性も何もないド直球の肉弾戦が繰り広げられる。もう、アダムさんたら倒置法でしか喋れなくなってしまっている。これもバラルの呪詛の一種なんでしょうかね。単に日本語が拙いだけなんでしょうかね。 本気モードのアダムさんは神の力なんかなくてもそれなりに強い。6人の奏者が寄ってたかって挑んでもボコられる展開に、やっぱりパワーアップ無しのギアでは辛いという結論。そこで助けてくれたのは、儚い友情を結ぶことができた錬金術師たちの力だった。「繋ぐ」というガングニールの力も効果的に作用したのだろう。サンジェルマンさんの残したファウストローブの残滓から新たな力を得た響たちは、全ての力をガングニールに集約させて「集合ギア」とでも呼べる存在で最後の一撃を見舞う。「あらゆるギアの技が使えるモード」の時点で追加戦士のゴールドモードみたいになってたのに、そこからマジで覚醒して黄金聖衣に進化。なるほど、錬金術の初源の目標は「金の錬成」だったっけな。主人公の聖衣が黄金になるのは鉄板のパワーアップですよ。さらにそこから叩き込まれるのはスタープラチナに追いつけ追い越せのオラオララッシュ。どんだけジャンプっ子やねん。そんだけ叩き込まれたら流石のアダムさんだって挫けますよ。「やっぱりジャンプ強いな」って思いますよ。響さんの世界一力強い「だとしても」の前に、哀れな人形は儚く散るのであった。 今回はあんまり全体合唱の迫力がなかったし、残りの5人の活躍がほとんどなかったのはちょっと寂しいのだが、今回はあくまでも響を神の領域に押し上げるための中間ミッションだったという認識でいいのかしらね。浄罪を済ませ、神の力を宿すことが可能になっている響。彼女の特別すぎる存在価値は、誕生日という記念すべき節目で新たに「産み落とされた」超次元の課題となっている。何しろ今回米国から核が撃ち込まれたのは、遠因とはいえ間違いなく響の存在が理由なのだ。つまり、神を宿すことができる人間という、錬金術師やその他数多の人間たちが追い求めてきた究極の目標が、極東の島国のなんの変哲も無い女子高生によって実現してしまったのだ。聖遺物関連で穏やかじゃない各国の研究者、権力者、そして悪の結社が、この事態で響を放っておくわけがない。米国だってミサイルをこけにされたままではいられないだろうし、ミサイルを消し去るような脅威が日本にあるという事実を看過しない。そして、そんな「奥の手」を手に入れてしまった日本を抱えているのは風鳴機関である。爺さんがまた悪そうなツラしてたしなぁ。 そして、浄罪の因果はなんと2期にまで遡っている。その源はシェンショウジンから。互いを思う友情の力が、あの時ガングニールの侵食を止め、2人の人間を神の座に押し上げたという。彼女はひだまりでいられるのか。正義と正義がぶつかる時、握った拳は撃ち抜けるのか。その結末は、まだ語られることはない。 平気、へっちゃら。負けない愛が拳にある。 9月29日 ドラフト模様(XLN×3) ピック順 【Chrolony】→【Alessi】→【Sea-chcken】→【Sangriter】→【Mei】→【Thraxi】
やってきました新環境! でもさ、最近はオンラインのリリースの方が早まっててさ、オンライン勢はすでにドラフトをプレイした状態で来るんだよ。なんか、新鮮味が奪われるのはムカつくよな。バーチャルよりも紙のカードを大事にしてくれよ! ……俺もオンライン始めたいんだけどな……。 というわけで、先週連絡していた通り、私の予定が合わずに無理やり都合してもらって久しぶりに金曜夜の発売日ドラフトである。6人戦のうち、オンラインでプレイした人間が2名、そして優勝者は「一番経験値が高かった」と豪語する男。じゃぁしょうがないよね。僕らは奴に負けたんじゃない。時間という抗いがたい存在に敗れただけなんだ。何かと言うとすーぐにネットで拾ってきた情報を垂れ流すヤツに対して、最終的に下されたジャッジは「うるさい」。みんな、ピック中は静かにな。
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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