最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
サブタイトルだけで「ねぇ、キャンディ買って、キャンディ」って延々言い続ける凄惨なショーをイメージする人間は世界に存在しなくていいよ、第6話。俺がキャンディを山ほど買ってやる(故人)。 冗談はさておき、今回も「攻めるなぁ」という実に濃いお話。前回のめぐっちゃんの感情も、一歩間違えれば本当に後味が悪くなってしまいそうな感情の塊をダイレクトにぶつけてくるものになっていたが、それが絶妙なブレーキングできっちり共感を呼ぶ青春劇として活きていた。前回のテーマは長い長い付き合いであるが故の友情のあり方。そして今回は、つい最近会ったばかりのコミュ障同士の、なんとも不器用で頑なな友情形成である。 今回のお話を見て久しぶりに思い出したが、そういえば日向って学校をドロップアウトした人間だったんだね。なんとなく「そういう設定にでもしないと南極旅行なんて遠大なプロジェクトに参加できる女子高生なんてなかなかいないしなー」くらいに考えていたが、よくよく一人の人間として日向を見てみると、これって結構不思議である。常にあれだけハイテンションで、キマリとの関係性も良好。すぐに報瀬とも打ち解けてガンガン突っ込みながら南極まで同行しちゃうようなスーパーアルバイター。そんな彼女が、何故高校に行かなくなってしまったのか。そんな話を、今回はメンバーの中でもひときわ面倒臭い報瀬との関係性を通じて掘り下げていく。 本作を観る上で本当に何度も確認しなければいけないのは、「南極に行く」というだけでもとんでもないプロジェクトであるということ。そして、それを女子高生チームがやるとなれば、さらなる労苦を伴う、人生を賭けた一大事になるということ。アニメだからというのでその辺の「非現実感」はさらりと流しても良いのだろうが、今作の場合、4人が全員そんな「とんでもない行動」に出てしまってもおかしくない人物として描かれている。一番わかりやすいのは人生を全て南極に賭ける覚悟の報瀬だろうが、彼女に引っ張られ、人生が一変したキマリも「主人公気質の天然バカ」という属性でこれをきっちり満たしている。キマリの天衣無縫な突き抜け方は、前回のめぐっちゃんとのエピソードでもその偉大さ、甚大さが確認できた部分だ。また、女子高生といっても「芸能人としての仕事」に徹している結月は別枠で考えるべきだろう。 となると、やはりこの計画に一番似つかわしくないのは日向だったのだ。彼女が何を思って高校に行かなくなり、そのくせ南極旅行なんてとんでもない計画に加担することになったのか。その彼女の複雑なメンタリティが、今回の騒動では垣間見えるのである。一番わかりやすい彼女の主張は「気を遣うな」というもの。相手の好意であれ、気後れであれ、遠慮であれ、とにかく「相手が気を遣っている」という状態が、日向には耐えられないものであるという。おそらく彼女のいう「気遣い」というのは、他者が自分のためになんらかの不利益を伴いながらも、それを飲み込んで取り繕っている状態のことだ。自分の存在が他者にとってマイナスになっている、その状態が、とにかく日向は耐えられない。人間関係を構築する上で、どれだけ頑張ったとしてもこうした「気遣い」は不可欠なものであり、これをゼロにすることは不可能だといって良い。だからこそ、日向は高校生活という集団行動をあきらめ、「一人で」生きて行く道を選んだのだという。 これはこれで大いに問題がある決断なのだが、こうした「気遣われたくない」という感情も分からないものではない。気遣いによって帰って傷ついてしまうシーンというのは、日常生活でも案外多いもの。そして幸いにして、これまでの4人の関係性を見ていると、裏表なんて作りようもない阿呆のキマリ、そして他人の隠し事は絶対許さないし、仕事は仕事と割りきるくせに自分が嫌だと思ったことははっきりと拒否する結月という「ストレートしか投げない」2人は非常に付き合いやすい相手だったと言える。今回パスポートを無くしたことが発覚した後の2人の行動も、純粋に「じゃぁ、飛行機遅らせるだけだな」という即断即決で、そこには配慮や遠慮があったわけではない(キマリは脇でやいやい言ってただけだが)。しかし、報瀬だけはさすがにそうもいかなかった。だからこそ、今回はこの2人だった。 終わってみれば、結局は我(が)のぶつかり合いである。いっぱしに気遣いしてみせようと頑張った元祖コミュ障の報瀬さんと、それがダメなんだよ、と言ってしまう更に厄介な日向さん。互いが嫌いなわけじゃない。むしろ理解しあったからこその対応だ。でも、まだお互いの信念を理解するまでには至っていない。そんな関係の中で報瀬がちょっと自分を押し込めたことで、日向は傷ついてしまう。普通に考えたら日向の方にも咎はあるのだからなんとも不遜な態度ではあるのだが、結局「仲間とつながる」ことに慣れていないという意味では日向の方がより子供っぽかったのだ。 最初に我(が)を通して相手をねじ伏せたのは日向の方。しかし、そんな一方的な物言いに負けてられない報瀬さん。ウルセェ黙れと面倒なコミュ障をねじ伏せ、「気遣えないなら気遣わない」というストレートをきっちり身につけてみせる。遠慮配慮も大事だが、いらないと相手が言っているならそれはそれでいいのだ。なかなか日本の一般的な女子高生ではなし得ないような関係構築の豪腕。報瀬が空港窓口で啖呵を切るシーンは、前回のめぐっちゃんにも負けていない名シーンではなかろうか。 まぁ、そのあとのオチがなければだけどね……。モゥ、結月アイに嘘は通じませんのにねぇ。4者4様、遠慮のいらない殴り合いが出来る最高の関係性が、赤道を越える前にさっさとできてしまったみたいですね。 ちなみに、毎回言ってるからいい加減申し訳ないけどまじで最後にするから言わせて。やっぱり、4人のキャストの熱量が凄すぎるんだわ。今回はゆかちと花澤パワー。特に難しいのは日向で、「気遣い無用と言ってる人間が一番気遣ってるやんけ!」っていうなんとも複雑な葛藤を掘り下げなきゃいけないのに、あくまでも明るく、前向きに全てを見ていることをきっちり表さなきゃいけないんだ。なんだろう、あの不思議な「なんとかなる」みたいなパワーは。全然関係ないけど、7年前、あの震災を受けてのラジオの口火を切った時の井口を思い出した。自分にできることを精一杯やるんだ、っていう意志。格好いい。 PR おい、エンドカードおい、第5話。少しは作品に寄せる努力しろや。いや、わろたけども。 エンドカードのせいで全部持っていかれそうになったが、今回は今回でなんだか切ないお話。今回の主役は間島翔子さんという敵対勢力にいた美人の(絶妙にエロい)お姉さんの方であった。翔子さんと樹里の間になんらかの因縁があることはずっと語られていたし、断片的な回想シーンも挟まれていたのであたかも過去に爺さんが止界入りした時に同席してたかのように見えていたのだが、そうではなく、トラブルで止界に巻き込まれ、挙句家族を止界に取り込まれてしまうという悲壮な過去を持っていた。なぜあの時、間島家の4人が止界に入ることを許されたのかは明確に説明されていないのだが、どうやら兄妹が持っていた石が本当に偶然発動したことで、佑河家が発動させた「御本尊」以外にも止界入りするトリガーが発動したようである。一体どんな奇跡だったんだよ、って話だが、まぁ、むしろ止界関係のギミックは世界中でもこの近所にしかないっていう方がまだ説得力はあるのかも。 さらにもう1つの問題としては、「人間が止界に取り込まれてカヌリニになってしまう条件」というのもまだまだ手探りだ。一応翔子さんは「止界入りしてから、脱出を諦めて絶望すること」が取り込まれる条件だと提案していたが、これだって本当かどうかはまだわからない。あくまで間島家の3人はそのような状況下で連れていかれたというだけで、母体数が少なすぎるので条件が確定するには至っていないのだ。あの時、翔子だけが取り込まれずに脱出できたのは最終的には樹里のパージパンチを食らったせいだが、それまでの数分間、彼女だけがカヌリニ化しなかった原因はよくわかっていないのだし。 分からないことだらけの世界なのだから、そりゃぁ調べてみるしかない。家族の無念を晴らすべく、翔子さんはずっとずっと、間島家で止界術が使われるのを待ち続けていた。佐河という怪しげな男の下についていたのも、彼の野望のサポートが目的ではなく、あくまでも個人的な目的を達成するためだった。おかげで現在は2人の間にも微妙な不和が生じており、現在の止界は三すくみの様相を呈し始めている。翔子さんの独立愚連隊ではさすがに頼りないかもしれないが、幸か不幸か、彼女の動機を理解し、なんとなく共感してしまった迫というチンピラ(CV:よっちん)も付いてきてくれるみたい。なんか、最初の印象よりもだいぶ良い人っぽくなってるのでちょっと微笑ましい。 翔子さんの提供した情報が佐河にどのように使われるのかはまだ分からない。現時点では、結局カヌリニは存在がなくなるわけではなく、引き続き止者に手出しするのはNGであることは確認された。そして、そのついでに翔子さんの長年の目的だった家族の片鱗も垣間見えてしまった。さすがにあの状態になった家族を止界から引き摺り出そうなんて思わないだろうから、姿を確認した時点で彼女の目的はほぼ達成されたということになるのだろうが……。今後、彼女はどっちサイドにつくことになるんでしょうね。 一方の佑河家の方はというと、爺さんの便利能力によってなんとか親父の救出に成功。親父の方は相変わらずの村八分だったせいで状況がいまいち飲み込めておらず、さらに爺さんへのイライラが募ってなんだか見当違いの行動にうつりそうでちょっと怖い。一応「家族が大事なんだ」っていう気持ちだけは本当なんだろうけども……。そして、不測の事態から止界入りしてしまった兄貴と真の2人は、なんだか危なっかしいチンピラとの突発バトル。無表情で包丁を構えるおっさんがかなりサイコっぽくて怖い。でもあの演出だと、包丁が刺さったのは逆におっさんの方な気もするな。 次回予告の不穏さで全部吹き飛んでしまう、第17話。できることならチセとエリアスはずっと睦まじくあってほしいものだが……そうもいかないのが世の辛さよ。 クリスマスプレゼントのおかげでいろんな部分でライフハックを果たすことができたチセ。エリアスからもらったクマは(ビジュアルはともかく)魔力の過剰生成を制御できる機構が組み込まれていたし、何よりもアンジェリカから送られたブレスレットはダイレクトにスレイベガの問題を制御してくれるものらしい。ようやく、少しずつではあるがチセの延命へ向けての処置が進んでいるということだろうか。このまま技術革新が進み、チセが自らの魔力を管理できるようになれば、魅入られた魔法の子としての恩恵を受けつつ、天寿を全うできる世界が訪れるのかもしれない。 しかし、残念ながら物事は穏やかに終わるわけではない。たまたま連れ立って外出したチセたちを待ち構えていたのは、「灰の目」の気まぐれによって窮地に立たされたとある姉弟。赤の他人には違いないが、チセはどうしても「姉」の感情に寄り添ってしまうところがあるようだ。チセ自身はあまり弟のことを覚えていないかもしれないが、家族を大切に思う気持ちは、最近また心の奥底から感じられるようになっている。そんなチセが、必死に弟を探す姉を無視するわけにもいくまい。気まぐれな人助けと言うだけならエリアスはゴーサインを出さなかったかもしれないが、エリアスがチセに憑依して一通り交渉を行い、一応「魔法使いと人との契約」の形式は成立した様子である。エリアスはここ最近、ちゃんとチセの意志を尊重してあげる姿勢ができているのがいいね。憑依形態の時のチセさん、無駄に格好いい(種﨑敦美による自然な変化が素敵)。 灰の目ってやつは、結局何を狙っている存在なのかは未だによくわかっていない。前回の狼騒動も気づいたら終わっていたし、明確にチセたちを害することが目的というわけでもなさそうだ(今回の姉弟にチセが関わったのも偶然だし)。しかし、人間に寄り添い、人間が困ったり慌てたりする様子を見て楽しむ隙を伺うような存在ではあるらしい。幼い姉・ステラは本当に単なる気まぐれでこんな災難に巻き込まれてしまったということだ。まー、ティタニアの「取り替え児」のことを考えれば、イギリスでは人がいなくなるのなんて割と普通のことなのかもしれないけど(偏見)。 灰の目の気まぐれは、さらにチセとエリアスの関係性にまで及び、エリアスを奪い去ってチセ一人で「求めるもの」を探せというミッションにすり替わる。ただ、なんとなくチセができるギリギリの範囲でタスクを制限することで彼女の限界線を図ろうとしているようにも見える。前回自分が仕込んだ獣化能力がきちんとゴールに向かう道筋になっているあたり、本当に気まぐれで困らせようとしているだけなのかどうかもちょっとわからない。ただ、チセはとにかく持ちうるものを全て使い切って、自分の目的を果たすだけだ。エリアスの方はというと、灰の目に絡め取られて動きにくかったというのもあるのだろうが、特にチセを心配したという様子でもなく、「彼女ならなんとかするだろう」くらいの様子で構えていたのは意外である。その間にイーサンと遊んでる時にナチュラルにチセの顔を借りたりしているし、なんだか2人の間の境界が曖昧になっているような印象もあるな。 今回得られた教訓は2つ。1つは、血の繋がりという曖昧なものでも、人はそれをかけがえのないものだと感じるということ。エリアスは「夫婦や家族がよくわからない」と言っていたが、今回チセが姉弟の危機を救うために奔走する姿を見て、何か強い力を感じることができただろうか。そして2つ目は「人の言葉や文字には強い力がある」という灰の目の言い分。「いらない」と言ってしまえば関係性は断ち切れる。「死んでしまえとでも言っていれば面白かったのに」っていう灰の目の煽り、なんだか現代のTwitter文化に通じるものがありますね。言葉というものを、もっと大切に扱っていきましょう、ということである(なんか違う)。 今回のお話がめでたしめでたしで終わっただけに、どうしても次回予告の中身がなぁ……残り話数も少なくなってきたが、最後の騒動は一体どんなものになるのだろう……。 ○「HUGっと!プリキュア」 5 だいぶ時間がかかってしまったが、ようやくゴールまでたどり着いた今期新番チェック(来週の戦隊を除く)。今期なんらかの形で感想をあげた新番組はジャスト40本。まぁ、いつも通りの本数じゃないでしょうかね。これに継続作品10本を加えて、すでに切ったものなどを差し引き49本が当面の視聴予定作品となる(ショートアニメを除く)。……毎回言ってるのに、なぜなかなか数が減らせないのか……。 さておき新たなプリキュアだ。先週終わったプリキュアにブチブチ文句を言っておいてコロッと新しいプリキュアに鞍替えするのもなかなか尻の軽い話ではあるが、始まったものは全力で楽しんで行くのが礼儀というものだろう。元気出していきましょう。何しろ今回のプリキュアは「元気のプリキュア」だからね。まぁ、いちかだってみらいだって存分に元気ではあったので、いつも通りのピンクキュアといえばそれまでなのだけれども(あんまり元気方向じゃない主人公ってつぼみくらいじゃないか?)。ただ、意外だったのは最初にキャラクターデザインが発表された時に話題になった前髪ぱっつんがまさかの失敗劇から引き起こされたものだったということ。あれってハナちゃん自身は直したいわけで、もしかしてシリーズ途中でデザイン(ヘアスタイル)変わったりするのかな。 相変わらずプリキュア1話目はプリキュア1話目なので基本的には「まぁ、こんなもんやろ」というスタートになっており、なかなかはっきりと他シリーズと区別できるわけではないが、ハナちゃんの元気がいいこと、前作の鬱憤を晴らすような見事な投げ技を披露してくれたこと、そしてその割に変身シーンがしっかりと性的であることなどを加味して、それなりに楽しみな要素は見つけられるだろう。それにしても黄色キュアの子が美人すぎて恐ろしいな……どう考えても変身後の方が魅力が減退しているように見えるのだが……まぁ、過去にもそういう事例は結構あったからな。 さて、細かい要素はまだまだわからないので私のわかる要素を見て行くと……中の人である。今回もメインキャストは割とまっさらなキャストを採用しており、ハナ役の引坂理絵、青キュア役の本泉莉奈の2名はほぼ初レギュラーといった状態。正直、去年のいちか役・美山加恋はたどたどしさも残っていたが、今回の2人はそうした粗が感じられず、1話目から良い感じだ。そして意外なのは、大人な雰囲気を醸し出す黄色キュア役に小倉唯が抜擢されたということ。普通に考えたらもうちょっと別なタイプの黄色を任されそうなものだが、新しいタイプの役が回ってきた感がある。「なんで小倉唯なんだろ?」と思っていたが、実際に聞いてみると、なんだか「中学生は中学生なんだけど、ちょっと背伸びして大人っぽくしてみたいお年頃」みたいな微妙なニュアンスが出ていて面白いかもしれない。いや、中の人は立派な成人女性ですけどね。とにかく、プリキュア史上最美人候補にもなりかねない新黄色キュアの展開には要注目だ。 あとはね、敵組織のイロモノ感がすごいね。子育てがテーマのプリキュアの敵組織が「企業」て……これ、あれなんですかね。育休やらなんやら、日本の企業というか社会全体がまだまだ子育て支援については遅れていることの皮肉なんでしょうかね。子育ての未来を摘み取るブラック企業とヤンママとの戦い……これ、日曜朝8時の番組でいいんだろうか。そしてそんなブラック企業に勤めているのは、上司にミキシンやら、田村ゆかりやらと言った名前が連なっているが、何と言っても御局様っぽい女性社員の方に注目ですね。今年のプリキュアは青キュアの名前が「さあや」だけど、敵組織にもさあやがいることを忘れないでください。 さぁ、これから1年間、新たな社畜たちの戦いが幕をあけるのだ……。 「親父来んのかよ」→「親父ちゃうんかい」→「やっぱ親父かい」の謎コンボ、第5話。「先生」って呼んでたのはなんのこっちゃ。 すっかり本人公認みたいになっちゃった柚子と姫子による芽衣さん争奪戦。普通、お互いに「実は女の子が好きなの」みたいな感情はなんとなく隠しつつさりげない奪い合いになる気がするのだが、すでに「一線超えちゃった」宣言をするなどなりふり構わない状態になっているため、二人してガチ恋を隠す気配はない。前回も確認したけど、柚子さんったら、すっかり芽衣への感情を「恋心」と認定しており、出会った当初に受けた(そして今も割と受けている)冷たい対応などなかったかのようである。まぁ、いっぺん可愛いところ見ちゃったり、積極的に合意の上でのキスしたりすれば、それは正式な恋心だと受け取っても間違いではないのかもしれませんが。 似たような感情は自称「一線超えた」姫子さんも抱えているわけだが、なんとまぁ、幼馴染よりも一つ屋根の下で暮らす「姉妹」の方が争奪戦は有利なわけで、放っておいたらどんどん差をつけられてしまう。一発逆転を狙った「一線越え」も決定打とはならず(虚偽申告のせいです)、今となってははるみんが提案する遊園地プランにも縋ってしまう状況に。頑張れ姫子。お前の覚悟はそんなものか。 しかし、そんな中で抜け駆けした柚子さんは、かえって藪をつついて蛇を出すというか、芽衣をつついて恋心を引っ込める結果になってしまった。下心ありありで引っ張り出した墓参り。電車の混雑の中では、もう何が倫理なのかも定かでない暴走っぷり。もう、その時点で一線超えてるよ。姫子さんもそうだったけど、この世界線におけるスキンシップのハードル低すぎないか? 「耳に吐息がかかって相手が感じている」→「よし、舐めよう」。頭おかしい。もしかして東京都内の満員電車では日常的にこんな饗宴が行われているというのだろうか。オラ、初めて首都圏に興味が湧いたぞ。 冗談はさておき、そんな昂った状態で父親の墓前に行くのは如何なものかという柚子さん。道中、どうやって追跡してきたのかさっぱりわからない姫子さんを軽くあしらうシーンなどもありつつ(どう考えても芽衣をGPSで追跡してきたとしか思えないのだが)、なんとか2人で目的地にたどり着き、柚子は亡き父の墓前で「どうか、私を立派な同性愛者にしてください」とお願いするという。孫の顔が見られないお父さんも草葉の陰で泣いているぞ。しかし、「父親」というのは芽衣の人生を語る上でも1つのキーワードになっている。これまで頑なに父親との音信を拒否していた芽衣だったが、話したくても話せない、柚子の父親の実態を知って心が揺らぐ。対話できるのに逃げるというのは、自分の甘えかもしれないと内省したのだろう。心揺らぐ芽衣の表情を見て、柚子さんもようやく理性を取り戻す。自分の愛情は不安定な芽衣へ送るべきものではない。「恋愛でなく、家族だ」という(ごくごく倫理的に正しい)結論へと到達し、ここはグッと堪える決心。よかった、やっぱり柚子さんは根っこの部分はいい人に違いないんだ。最近浮かれて無茶やってたのは、多分柚子さんの方もなんだかんだで初恋だから。 こうしてひそやかな決心をした柚子は、「姉」というスタンスが守れれば本当に良い奴なのである。日頃の無茶がたたってぶっ倒れた芽衣の処置も理想的だったし、ちょっと前まで恋のライバルだったはずの姫子に対する接し方も心配りができている。あとはもう、このままの関係性で穏やかな姉妹になれれば万事解決……なのだけど、それだとなんか違う、ってんで胸の奥がチクリとしてしまうのはやっぱりしょうがないところ。しばらくは「姉妹」を目指すことになるだろうけど、まぁ、どっかでタガが外れそうではある。しょうがないよなぁ、やっぱり芽衣さんの方の対応もおかしいからなぁ。生徒会長キャラのくせにナチュラルに相手の情欲を刺激しに行くスタイルなんなの。 さて、そうこうしているうちにいよいよ芽衣さんの家族関係についても核心をつくタイミングになってしまったか。個人的には、芽衣と父親の関係よりも、芽衣があれだけママさんに心を許してる理由の方が気になるけどな。ちょっと前まで赤の他人だったはずの人間に、あれだけ義理立させるママンって実はものすごい豪傑なのでは。まぁ、中の人が薔薇様だからな。 2月3日 ドラフト模様(RIX×2 XLN) ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Chrolony】→【Mei】→【Alessi】
今回も一週間空きました、ドラフトです。今週も時間帯がずれたりしてひやっとしました。もう、今後は不定期更新くらいのペースになるんじゃねぇかな。一応来週は発生が見込まれているが……どうかな? こうしてドラフトのペースが低減してカードを触る機会が減ると、どうしてもMagicそのものへのモチベーションが低下してしまう。カードが手に入る数も減るからデッキもいいように組めなくなるしなぁ。最近はスポイラ書いた後の記事のまとめもほったらかしだし……なんとか新しい目標を作れればいいのだが……あ、25周年マスターズが発表されましたね。発売が来月中頃なんだけど……プレイできる状況じゃなさそうだなぁ。 ちなみに先週は4人だけが集まったので、「ドキドキ!イクサランの部族どれが強いか対決!」をやりました(各人担当部族を固定しての変則ロチェスター)。結果、なんか地味な吸血鬼が覇者となりました。あんまり環境の分析とかには役立ちそうにない結果。だってマーフォークがらみのカードなんてほとんど出なかったんだもん。
不意の飯テロマジ勘弁、第16話。角煮はね……手間だよね……(圧力鍋の購入を真剣に考え始める)。 前回までのあれこれを総括するインターミッションのようなお話。おかげで宗谷・日向家・島田さん・二階堂と、この作品の良いところがぎゅっと詰まったたくさんのキャラクターが一気に楽しめるお得な回。そして、その全てのシーンがそれぞれに違ったテイストでいい具合に感情を揺さぶってくれる。 まずは宗谷。前回の時点でその超然たる妖精さんっぷりは存分に発揮してくれていたわけだが、今回はいわば「答え合わせ」というか、衝撃の事実が明かされる最終回である。これまで何度か、零は宗谷を評して「周りから音が消えたよう」という表現を使っていたが、さすがは天下の桐山零といったところだろうか。その表現は当たらずといえども遠からずだったわけだ。実際に、宗谷は周りの音を聞いていなかった。何だろう、彼の場合は「聞こえない」というよりも「聞かない」と言った方がしっくりくる気がする。もちろん本人の意思で選べるはずもないのだから「聞こえない」には違いないのだが、それを一切苦にせず、むしろ武器として研ぎ澄ませている感すらあるのが宗谷という人間の恐ろしさである。 しかし、こうして真実が明かされてみると、これまで見てきた宗谷の超越性の1つの真実が見えたような気もする。「音が消える」ことの影響は、単に彼の人間性が表れるだけのものではなく、将棋という勝負の世界でも何か意味があるようにも見える。もちろん困難の方が多くはなるはずなのだが、それでも宗谷ならば「その世界」で戦えてしまうだけの天賦の才があったということなのだろう。結局、真実が判明してからは零と宗谷が再び出会う機会はなかったわけだが、次に再会した時、零は宗谷に対して、一体何をみて、何を語るのだろうか。 文字通り嵐のような新人戦が終わるが、ひと段落している暇もないのが忙しい棋士の生活。そんな零の苦労をねぎらうかのように、日向家の団欒が描かれる。まぁ、残念ながらその中に零はいなかったんだけどね……角煮&半熟卵によるトロトロやらプルプルやら、もう、なんか全部日向家を表すメタファーみたいに見えてくるな。零のやつ、本当にこんな幸せ空間を無駄にしやがって……。今回はかやのん&花澤のユニゾン台詞も多くて、あらゆる面で眼福(耳福?)でしたね。芸歴のせいで忘れそうになるけど、ちゃんとかやのんの方が年上である。 さておき、そんな日向家の誘いにもなかなか乗れない零ちゃんは、宗谷戦の後遺症のようにただ彼の影を追う。別に意識しているわけではないだろうが、さすがに「神」との対戦を終えて綺麗さっぱりその衝撃を忘れてしまうのも難しいだろう。まるで夢うつつの出来事のように、零の脳裏にこびりついた宗谷のイメージ。同じ体験をしたことがある島田さんは、それを指して「楽しかっただろう」と言った。零はともかく、島田さんはあれだけの肉体的な苦労を伴いながらの戦いだったにもかかわらず、それでもなお「楽しかった」と言えるのは、おそらく2人とも生粋の棋士であるからだ。神と対峙した者だけが得られる共通認識があるのだろう。 島田さんは零に対して、もう1つの重要な情報である二階堂の復帰を告げた。「命の恩人」とも言える二階堂の復帰。零もこれには宗谷の影など忘れておっとり刀で駆けつける。不本意な体調不良で色々と問題を抱えてしまった二階堂。復帰といっても素直に祝福の言葉を送るわけにもいかない……と思ったけど、そこはやっぱり二階堂。この作品の天使である。転んでもただでは起きない。入院してもただでは出てこない。一皮剥けてさらに強くなった二階堂の帰還に、零も、島田さんも、そして打ち負けた対戦相手すらも、安堵と喜びを表さずにはいられない。それこそが二階堂の人徳というものである。 さて、これで一通り、難しい話は片付きましたね。残りの話数は一体どんなお話が待っていることやら。 今年もこのシーズンになりましたね。まずは無事に1年間の放送を終えられたことに対して、お疲れ様の謝辞を送りたい。 さて、色々と話題性に富む新時代の戦隊ヒーローだったキュウレンジャー、その総括はどんなものになるだろうか。端的に評価を下すなら、「優良可」で評価したら「可」くらいになるか。そもそも戦隊を1年観て「不可」なんて評価を出すはずもないので、正直言ってあんまり好きな戦隊ではなかった。もちろん、個々の要素を拾っていけば楽しい部分もたくさんあったのだが、シリーズ全体の構成を見るに、あまり効果的に働いていない部分が多かったんじゃないか、という気がするのである。 まず先に良かった部分を拾っていくと、CGをフル活用し、完全にSF世界として「宇宙」を舞台にした作品世界を作るという挑戦は一定以上の効果を上げていたと思う。過去の戦隊にも宇宙を広くテーマに扱ったものはあるが(「フラッシュマン」みたいな)、やはり「地球でない世界」を描く技術力というのは日進月歩、逆に言えば過去作品ではまだまだいかにもな「特撮」作品であり、昨今の技術力をフル活用した「宇宙」観を戦隊が取り扱ったことはなかった。そんな中で、今作が真剣に取り上げた「スペースオペラ」な背景は、なかなかよく出来ていたんじゃなかろうか。特撮技術ではなくCGに頼る方向性をよく思わないオールドファンもいるかもしれないが、その時代にある全ての技術を駆使してこその「特撮」である。限られた予算の中で出来うる最大限の世界を見せるというフロンティアスピリットは、まだまだ根強く東映特撮に残っているのだということが確認できただろう。 細かい部分を見ていくと、個人的にお気に入りだったのは何と言っても鳳ツルギの立ち位置だ。ツルギは「先代救世主」という割と無茶な立ち位置で、ポジションを考えると「弱いはずがないので現役を霞ませてしまう危険なジョーカーキャラ」ということになり、こうした過剰戦力は世界観を壊してしまう恐れがあるのだが、ツルギのスタンスは「最強の伝説」という至高のポジションから全くぶれることなく、それでいてきちんと「キュウレンジャーの一員」におさまり、後進の指導と自らのドラマのアツさを同時に見せることに成功している。こんなに頼れて格好いい「兄貴分」の追加戦士は久しぶりに見るので、彼の存在感は番組後半を牽引する大きな原動力になったのではなかろうか。中の人のハイパーイケメンっぷりがずるいという話もある。 こうして個々に楽しいポイントはもちろんあったのだが……でも、やっぱりとっ散らかってたなぁ、というのが正直な感想。結局いつもいつも同じ感想になって大変申し訳ないのだが(先週のプリキュアと同じ感想になるのだが)、どう考えても人数多いだろ、っていう。最終的に12人って、キョウリュウジャーよりも多いからなぁ……。上述のツルギの場合、最後に登場したにも関わらずその後の活躍シーンがめちゃめちゃ多かった上に毎週常に存在感を発揮していたので全くキャラが埋もれた印象もなかったのだが、それ以外の戦士を個別に見ていくと、12人も必要なかっただろ、と思うことの方が多い。個人的な存在感ランキング、いいエピソードランキングなんかを総合すると、主人公のラッキーは問題ないだろう。途中まで「幸運が能力にカウントされるのはダメだろ問題」が脳裏に引っかかっていたのだが、ちゃんと「ラッキーってのは受け身じゃなくて自分で掴みにいくもんだ」っていうメッセージが一貫していたので、主人公キャラとしては問題なく成立していたと思う。中盤(と劇場版)で最大の見せ場を作ったナーガ、最序盤のシリアスさを引っ張ったスティンガーあたりもOK(そのついでにバランスも可愛いからよし)。あと、すげぇ勝手な個人的好みからスパーダも良しとする。なんかね、スパーダ好きなのよ。多分ツルギを別にすると一番好きなのはスパーダ。最後の変身でキメてくれた裏声とか、なんかもう、すげぇ好き。野球エピソードの無茶苦茶っぷりも最後のギャグ回として輝いていたし。 その他、そもそもが追加メンバーである小太郎、ショウ司令、さらに基本属性がサポートメンバーであるラプターも見せ場の少なさはしょうがないとしようか(ラプターはキョウリュウバイオレットみたいな立ち位置だと思えば致し方ない)。そうすると、やっぱり初期メンバーのはずなのに今ひとつパッとしなかった面々が勿体無い。チャンプは入退場を繰り返していた印象なのでそもそも登場回が他の戦士より少ないっていうビハインドがあったが、結局アントン博士のエピソードって何がやりたかったのかがあんまりわからなかったんだよなぁ。単純な善悪で物事が一面的に見えないっていう話は大きくはアルマゲ&クエルボのところでもやっているのでちょっとメッセージ性が弱かったし。やっぱり、「変身したら体のサイズが縮む戦士」って微妙だと思う。ハミィの場合、個別エピソードがやや弱めだったことが気になったか。あとはまぁ、放送中にスキャンダルすっぱ抜かれたのは大人目線だとちょっと残念ではあるよね。いや、別にいいんだけどさ。個人的には、最後のメットオフ(というかスーツオフ)のカメレオングリーン変身がキマっていたので、それに免じて「まぁよし」としたいと思う。結局、トータルで一番損してたのはガルなんじゃないかな。だって、中盤以降に本当に出番がなくて「ラッキーのいう通りガルbot」でしかなかったから……幾ら何でも依存しすぎてて戦士として格好悪いんだよなぁ……初期メンバーなんだから、もうちょっと男気を見せる場面を作ってあげた方がよかった気がする。個人的には「史上最も残念な青戦士」認定。 あと、ついでに言うと敵勢力がごちゃごちゃしてたのもマイナス点だと思う。意外すぎるマーダッコさんの長期活動なんかは嬉しかったんだけど、ジャークマターって組織が全宇宙に散っているせいで上下関係も全体像も見えにくかったんだよね。最終的に覚えてるのってマーダッコとアキャンバーだけだし(単に女性キャストのおかげ)。そして、敵勢力がなんだかぼんやりしていたせいで、ロボ戦がなおざりになってしまったのも勿体無い。どうしても人間ドラマの時間を稼がなきゃ、っていう焦りがあったのか、ロボ戦がずいぶんあっさりしていた。モライマーズが毎回同じようなデザインってのも弱いところよね(似たようなコンセプトがあったゴーバスターズはきちんと見せ場になっていたのだからそれだけが理由ではないのだろうが)。まー、味方戦力だけで12人だと、さらにここに敵勢力内でのドラマを入れる余裕まではなかったってことなんだろうなぁ。 まだまだ書き足りないところはあるが、とりあえず「もうちょっと見やすいドラマが欲しかった」と言ったところを総括としたいと思います。でもまぁ、人数が多いってことは今後も掘り下げられる要素が多いということでもあるので、今後のスピンオフとか、そうした部分での活躍を期待していきましょう。 そうこう言っているうちにも、新しい時代はすぐにやってくる。そういえば、これを書いてて初めて気づいたんだけど、今年は劇場版のVSシリーズがなかったから快盗と警察の顔見せがまだ行われてなかったんですね。久しぶりに設定だけでもワクワクさせられる新戦隊。まぁ、登場時から6人っていう時点で「人数多すぎんじゃねぇか問題」は相変わらず抱えているわけだが、3&3の形で(当面は)分かれているのだろうし、ドラマの掘り下げは色々と新機軸が試せそうで期待。早く来い来い日曜日。 喫茶店のスティーレっぽさ、第4話。いや、単に店員さんの声がね。「なんかモブにしちゃ可愛い声だな」って思ったら、まさかの麻冬さんだったっていう。 ひどく阿漕な構成である。あきらちゃんのうっかりミスで秘めた恋心(あんまり秘めてないけど)がチャラ男にバレてしまうという大失態。あきらちゃんは普通に可愛いもんだから、弱みを握ったと思ったチャラ男はそこから圧力をかけて強引なデートにこぎつける。私が愛読する(?)NTRもののエロ漫画だったらあとはもう、エンディングまで一直線になってしまう展開だ。多分、この夏のビッグサイトではそうした内容の同人誌も少なからず展開されることになるだろう。しかし、今作はちょっと妄想の中で脱ぐくらいでおさまる健全アニメ(?)である。やることやっちゃう「クズの本懐」とはまた別のカテゴリ。チャラ男さんもやってることは極めて悪辣だが、いきなり一線を超えたりはせず、興味半分であきらちゃんを囲っておく程度にとどまった。今後どんな行動に出るかはわからないが、まぁ、エロ漫画ワールド以外の世界ではそこまで無茶なこともできないだろう。 そして、なぜこのタイミングで突然悪いチャラ男がフィーチャーされたかといえば、はっきりとした対比構造を描くことで店長とのデートのプレミア感を際立たせるためだ。もともと感情を表に出すことが少ないあきらであるが、彼女がとにかく店長とのデートに浮かれていることを表すためには、その前に比較対象として「望んでもいないしクソつまらないデート」をやったらあきらがどうなるかを描いておけばわかりやすい。さすがに強要されたデートってのは比較対象としてもひどいとは思うが、綺麗な二重構造は見ている側も理解しやすいので多少過剰演出でも問題ないだろう。 店長とのデートでのポイントは、あきらちゃんの浮かれっぷりを描くのと同時に「店長はつまらんおっさんだからデートプランも大して面白くないぞ」という「枯れ」感の演出。事前の相談で「店長が行きたいところに行きましょう」と言われて行った映画が前日に「つまらなかった」と言われた映画だったあたりが分かりやすい。それ以外にもおっさんテイスト全開の立ち居振る舞いは容赦無くsage要素のはずなのだが、あきらちゃんは既に盲目状態な上に、前日のクソみたいなデートとの対比があるのでますます舞い上がってしまうというわけ。もう、浮かれちゃってるあきらちゃんはいちいち可愛くて困る。最高のシーンは、店長から電話をもらって思わず足元がで心ぴょんぴょん具合がわかってしまうあきら。 最終的にはどちらのデートも収まるところに収まったくらいの無難な終わり方だったわけだが、ラストで見せたあきらの妄想シーンもなかなかやるせない演出になっている。前日のデートとの対比構造がここでも活かされており、チャラ男の場合、あきらが唯一かけだしたのは彼の手を振り払って逃げるため。店長の場合、真逆で去りゆく店長を捕まえるため。移動方向もチャラ男の場合は「右→左」という図式で、チャラ男のキスも「右→左」と動いて右頬。店長の場合、捕まえようとしたあきらは「左→右」と駆け寄って、キスしたのは左頬(あくまで妄想)。当然この対比は「離れる」「接近する」という差分を表したものであろう。そして、実際にはあきらはまだそこまでやる勇気はなく、駅の雑踏の中、点字ブロックを超えられずにその場から立ち去ることになる。黄色く伸びて画面を寸断する点字ブロックは、陸上部時代に彼女が何度も跨いできたスタートラインを暗示しており、彼女はまだ「スタート」できていないことを表している。 とにかく1つ1つの心情がわかりやすい「恋心」で表れるあきらちゃん。出来ることならマジでエロ漫画みたいな展開でチャラ男が余計な悪さを働いて、彼女の紅潮した顔が曇らないことを祈るばかりである。 |
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