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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 猿さん、山奥で修行してる時が一番可愛かった、第4話。なんであんなどうでもいいデザインのヘッドホンやら訳の分からないヘアスタイルに変身してしまったんや……。

 パターン覆りましたね。次回はどうなっているか分からないが、少なくとも今回は死者が出なかった初のエピソードということになった。さすがにあれだけ大見得を切って中心に居座った猿はそう簡単に殺されたりはしないか。しかし、今回たっぷりと30分かけて描かれた猿さんの人となり……思った以上に普通だったな……。てっきり「超高校級の交渉人」みたいにしてとんでもないネゴシエイトスキルでも持ってるキャラなのかと思ったら、過去に行った停戦交渉なんてすげぇ普通。一応戦争の規模を考えればそれなりに偉業だったのは間違いないのだろうが、そのあとの顛末のしょっぱさはメインを張るキャラとしては情けないレベルだし、過去3話で積み重ねてきた猿の評判が過大評価だったようにしか見えなくなってしまった。まぁ、ここで「普通の人間」っぽさをアピールすることでかえって生き残りフラグになったと見ることもできる訳だが……。

 そうした「仕事の上では割と常人」という猿の遍歴は、彼女が山籠りして三猿の下で身につけた驚異の格闘能力とのギャップもあってさらに際立つことになる。物質を自由に変質、解体するというとんでもない能力は、本人の言葉じゃないが、「自力で大抵の願いは叶ってしまう」代物。これだけの能力を持っているのだから、世界中の紛争地帯を飛び回って片っ端から悪の病巣を排除するような立ち回りだって出来たはずなのだが、今のところ彼女が仕事上でその腕を振るった描写はない。実のところ、宝の持ち腐れである。いや、とんでもない技を身につけたからこそ紛争地域にも平気で乗り込むことができるのだろうし、使わずとも意味のある武力ってのはあるだろうが、やはり彼女のいた戦場でこっそり指揮していたイノシシのおねーさんのような使い方の方がわかりやすいはず。それが出来ないという彼女の「性質」こそが、猿の最大の特徴なのだろう。前回鳥の人が完全にイカレてしまったことについて、「なんらかの猿の能力だろう」と思っていた訳だが、ネズミの分析によると「あまりの悪意のなさに毒されてしまった」ということらしい。うーむ、よく分からんが、確かに思想の面で彼女はあまりにも特殊すぎて、権謀術数を巡らせてなんぼみたいな生き方をしてきた鳥の人の理解を超えてしまったということなのだろう。そう考えると、あの子も随分偏狭な生き方をしてきたもんである。

 絶対無二の武力・度を超えた平和主義・そしてそれらを支えるにはいささか頼りない常識的な物言いという3本柱がなんともアンバランスに猿という一人の人間を構築している。そう考えると、これまた西尾維新らしいキャラクターデザインなのだと言えるのかもしれない。台詞回しだけでみたら全キャラ西尾風味だしな。しかし、そんな彼女も残念ながら彼氏持ち。まだ所帯持ちというわけではなさそうな様子だったので、あくまでも「理解のある男性と同棲中」くらいなのかな。だとしたら、彼女の「これもまた戦い」は完全に遺言であり、ちょっと形を変えた「俺、この十二大戦が終わったら結婚するんだ……」なので、普通に考えるなら彼女は助からないだろう。まぁ、ひねた原作者ならあえてそこをいじって来る可能性もゼロではないけども。

 そういや馬の人ってまだ生きてましたね。まぁ、すぐ死にそうだけど。

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 素直に百合です、第3話。まぁ、こういう設定なんだからそういう方向性になるに決まってるんだけども、このまま各校に少しずつ時間を割いていく形になるんだろうか。大量のカップルを1話目でばらまいてゆっくり収穫していくっていうデザインは案外斬新である。

 前回導入され、今回解決した1件目のカップルは鈴鹿女学園。ぶっちゃけ学校名なんてさっぱり覚えてないのでネットで確認してるんだけども、そりゃまぁ、いきなり7校×2人もヒロイン勢が登場してんだから、覚えられるわけがない。せいぜい中の人で頑張って識別していく程度である。一応、今回のカップルの場合は一発目ということで2週にわたってエピソードをつないでくれたのでそこそこの深さまで掘り下げられたとは思うのだが、尺を考えると今後は全ての学校に2話使うわけにもいかない。一体どんな構成になっていくのだろうか。まぁ、双子の学校とか、別に扱わなくても良さそうなところも結構あるんだけどさ。大阪とか、単なる賑やかしな気もするし。

 毎回毎回同じようにして公道を走り続けるサイドカー。ルールも醍醐味もよくわからん状態で見せられてもピンとこねぇよ、と1話目から言い続けているのだが、もちろん制作側もそれくらいのことは理解しているわけで、少しずつではあるが「どこを見ればいいか」という観戦のコツみたいなところもレクチャーしてくれている。今回はようやくパッセンジャーの重要性が前面に押し出され、今まで漠然と「加重の移動だけやん」と思っていた部分がなんとなく理解できる形でストーリーに絡むようになった。さっぱりと「死ぬよ」を連発してくれたおかげで、そのあとに鈴鹿が展開した事故のシーンが「オイオイオイ、あいつ死んだわ」ってな感じになったのでいくらか真剣味も増したと思うし。マジで走る棺桶に乗ってるみたいな競技なんやな……まぁ、カートだってF-1だって程度の差こそあれ命の危険は常にあるのだろうけども。

 こうしてパッセンジャーの重要性が説かれることにより、百合関係が設定から補強されていくのは当然の摂理。互いに命を預け合う関係性は、生半可な信頼では成立しないはず。鈴鹿の2人の場合、貧富の差という圧倒的な隔絶を乗り越え、互いに本当の姿をさらけ出すことで得られた真の友情パワーによって結びつけられるのである。まぁ、2話しかないのでどこまで本気でそのあたりのシナリオが伝わったかは微妙なところだけども……僕もさすがにハンカチをあれだけで使い捨てるような連中とはお付き合いしたくないですよ。

 こうしてサイドカーレースの危険性と見所が伝わったところで……なぜか知らんが夜の公道で花火を鳴らしての大騒ぎである。いや、ただでさえ危ないって言ってるのにそれはいいのかよ……。まぁ、スピードは大して出さない走行なんだろうけど、そのイベントは今回のシナリオのオチにやらんでも良かったような気が……まだまだ謎が多いな、サイドカー。

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 ドラゴンと恐竜の違いははっきりと認識しなければいけない(「イクサラン」制作チームの記述より)、第3話。今回のやつはMagicだとドラゴンって認めてもらえないタイプのやつらもおったな。まぁ、ゲーム的には存在しなくてもちっちゃいドラゴンだってどこかにはいるんだろうけども。

 前回颯爽と誘拐されてしまったチセ。てっきりここからはドラゴンにまたがった誘拐犯との冒険活劇でも始まるのかと思いきや……なんと、まさかの「生と死」というとんでもないテーマを扱ったお話へと進展した。なるほど、この世界は色々と物騒な存在も多いし、やろうと思えば魔法を使った大バトル展開だってできるのだろうけど、あくまでもメインテーマとして描かれるべきはチセという一人の少女の内面なのであるな。タイトルに偽り無しだ。

 アイスランドは実はドラゴン保護区だったという驚きの真実。どう考えてもあれだけ広大な土地で野放図に飼育してたら人間に見つかるやんけ、と思いきや、どうやらそれ専門の担当魔術師が長い年月をかけて最後の聖域を守るための魔法を管理し続けているらしい。その男の名はリンデル。CV浪川のおちゃらけ野郎で、なんとなく思いつきでチセを誘拐したり、うっかりそのまま冷や水の中にぶち込んだりもするが、その正体はエリアスなんかよりよっぽど歳を重ねた大ベテランらしい。この世界の魔法使いは年齢も操作できるのか、はたまた幻術なんかで外見だけをごまかしているのか。まぁ、あんまり人に会う理由もない職業だろうし、外見だけごまかす意味はないよな。魔法使いになったらどれだけ長生きできるようになるんでしょうな。

 誘拐事件はちょっとした挨拶がわりだったが、その流れで死にかけたチセはたまったもんじゃない。しかし、そうして訪ずれた死の淵であっても、ろくすっぽ抵抗しないのがチセという女の子。ぽいと水に捨てられたというのに、一切抵抗する様子もなく、ただぼんやりと沈んでいくだけ。彼女にとっての「生」とは、わざわざ手を伸ばしてまで掴みたいものではない。生きていても意味がない、むしろ生きていれば辛いことばかり。それが彼女のこれまでの人生だったのだから。

 そして、そんな彼女の捨て鉢な人生観は、エリアスだけではなかなか塗り替えられなかったのではなかろうか。果たしてエリアスは狙って二人を会わせたのかどうか。巨大な老ドラゴン・ネヴィンとの出会いは、チセに少なからず影響を与えたようだ。チセにとって、生はすがりつくものではなく、死は安易な逃げ道の1つである。半ば死んだような気持ちでわざわざ自身を売りに出したのだから、彼女は自分の命に頓着はない。「死を恐れない」という意味ではドラゴン族も同じようなものだが、しかし、ドラゴンの「生死観」はチセのような捨て鉢なものではなく、「生の続きとして死が存在し、己が死を次の世代に引き継いでいく」というもの。つまり、死は逃げ道や終点ではなく、あくまでも経過であり、必然なのだ。長命のドラゴンだからこそ持てる価値観なのは間違いないが、チセにとって、彼らのもたらした「死」は一考の余地があるものだった。

 骨格と筋肉を遺伝子レベルで改変しなければ人間は飛べない。しかし、生きるための力は誰にでもある。ネヴィンはそれを「翼」と称し、「生きるために飛ぶこと」をチセに諭した。奇しくもチセは魔法使いの見習いになったばかりであり、その命がどこまで続くのかもわからないし、本当に空を飛べる可能性だってある。スレイベガの彼女なら、ひょっとしたらネヴィンですら考えもしなかったことができるかもしれない。それをただ費やすだけの命にするのは惜しいことである。チセのこれまでの人生では、こうして他者の命と交感し、命の価値を考える機会もなかったのだろうが、ネヴィンは自らの最期をもって、チセに新しい命の形を与えてくれた。

 「通りすがりの人にほんのちょっと親切にされただけ」というのはなんともあけすけな、チセらしい物言いであったが、そんなことを言いながらもネヴィンから多くのものを受け取ったのは間違いない。これまでは自分の周りを素通りするか、害を与えて去っていくばかりだった雑踏。そんな中で、チセは「ほんのちょっとの親切」に触れることができたのである。彼女の人生も、これで少し前を向き、翼を広げるきっかけができたのではなかろうか。

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10月21日 ドラフト模様(XLN×3)

ピック順 【Mei】→【Serra】→【Sea-chcken】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Alessi

 

 いつもこの部分に何を書くかは割と悩むんだけど(そして最近どんどん適当になってるんだけど)、今回は久しぶりに、この1ヶ月で見えてきたこの環境のドラフト戦略について、真っ当な文章を書いたんですよ。んで、下の戦績表当たりまで書いたところで、Wordがクラッシュしやがったんですよ。PCを新しくしてから、なんか相性が悪いらしくてよくフリーズするんですよね。つまり何が言いたいかっていうと、「さすがにもう一回書く気にならんからもうここはこれでいいや」。ほんとだよ、ちゃんと書いたんだよ。

 

 


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 香子さん、やばいです、第2話。クッソ、やっぱりどうあがいてもかわいい人やな……これで零に対してメンヘラ気味じゃなけりゃなんの問題もないのだが……。

 1話目は割とほっこり寄りの話だったため、2話目となる今回はサブタイトルからして「混沌」という不穏なもの。死力を尽くして戦う宗谷名人の戦いぶりを中心にして、周りの人間関係が描かれる。プリプリしてる二階堂は相変わらず可愛らしいが、残念ながらこの世界で癒しを与えてくれるキャラなんて彼くらいのもの。宗谷の隆盛が際立てば際立つほどに、彼に「呑まれた」島田さんの苦闘も浮き彫りになってしまう。どんな世界にでも口さがない連中というのはいるもので、同門の零たちは島田さんの必死の戦いの全てを見てきたからこそ、遣る瀬無い思いもある。

 「若造」どもがもう少しでキレてしまう、というタイミングで乱入したのは後藤。彼も島田さんの実力は認めており、彼を馬鹿にした人間を容赦なくねじ伏せるなど、どうやら単なる「嫌な奴」ではない、強者の強者たる所以が窺い知れる。自分と同じ気持ちを持っていたと思われる後藤の言動を見て零も揺れる。この世界では最も憎むべきと思っていた男が、性根に自分と同じものを持っていた。そんなことは当たり前ではあるのだが、いざ見せつけられるとなかなか感情的に処理しきれない部分もあるのだろう。将棋と同様に、この業界の人間関係についても、零はまだまだ手探り状態だ。

 そして、そんな後藤の底知れぬ強さと人間性に、香子はしっかりと踏み込んでいるのである(土足で)。1期の時点では「馬鹿な女が完全に後藤のいいように遊ばれている」といった風情だったのだが、やはり男女の機微ってのはそう簡単に割り切れるようなもんじゃないよな。香子さんだって多分ただの「馬鹿な女」じゃないんだ。というか、世間的には理知的な女性に分類されるタイプの人間だろう。後藤という人間に惹かれているのも、彼の奥底にある強さが理由であって、男を見る目だって間違ってるというわけでじゃない(まぁ、妻帯者の時点でアウトなんだけど)。香子は香子なりに、筋の通った恋愛を貫いているのである。

 そして、あれだけ「強い」人間だった後藤に付け入る隙を見出しているのが今回の香子の強さ。後藤の奥さんはどうやら長患いでふせっている様子。そんな男の一人世帯、寂しさもあるかも知れぬというその私生活に、ぬるっと紛れ込む泥棒猫のしたたかさ。いいよ香子さん、強いし、怖いし、かわいいよ。アニメ業界の名誉ビッチの称号をあげよう。後藤さんもこんだけ露骨な据え膳を用意されて、ふんじばって寝るのは幾ら何でも心が強すぎやしませんかね。まぁ、対局前のこの日だけはマジで眠かったから相手にしたくなかっただけかもしれないけども。普段はどうなんでしょうかね、病院での様子からすると、後藤は今でも奥さんを大切に思っているようだし、もしかしたら香子とは一線を超えてなかったりするのかな。その辺り、はっきりしてください、NHKさん。

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 結局あの乗り物はなんだったんだ、第3話。みかん農園って必ずあんな珍妙な乗り物が設置されてるの? あんまり便利そうには見えないのだが……丘陵地に果樹園があるから登る時に重宝するのかな(一応調べたら載ってたけど)。

 ライブ回。やっぱり3話目あたりで一発入れてくれるとアイドルアニメらしくメリハリがつきますが、なんと今回は一気にライブが2本。さすがに人気作品なのでそのあたりの出し惜しみは無しだ。あんまり追いかけてないから詳しくは確認してないけど、2本目の曲はどっかで名前を見た気がするので新曲ではないよね。1曲目の方が新曲で、「和ロック」テイストに和装アイドルコスチュームを加えることでこれまでの雰囲気にいい感じで変化を与えている。初代だとAngelic Angelの衣装は近い雰囲気かな。あれよりも軽装でだいぶ動きやすくなってるから、実際のライブの時はこっちの方が見栄えがしそう。ダイヤさんがかなり攻めっ気の衣装を着用していたり、練習期間が短かったはずなのに相変わらず全員の動きがキレッキレだったり、本シリーズはそれぞれのメンバーのアイドル適性を疑うようなシーンは一切存在しないのが相変わらずである。基本的に「舞台と曲が用意されれば神レベルのパフォーマンスが見せられる」っていうのがこの世界のアイドルの基本だからな。

 相変わらずライブシーンは文句なしなわけだが、「ピンチ」を生み出すためになんだかよくわからんことが立て続けに繰り広げられるのもお約束といえばお約束か。今回の課題はダブルブッキング。会場に行こうとしたら突然謎の吹雪に見舞われたり、この世界のアイドルの敵は、自分でもライバルでもなく、基本的に大自然である。今回は「土砂崩れによる道路の復旧が遅れているため」とかいうよくわからない理由で学校説明会が延期になり、結果的にはラブライブの予選とぶつかってしまったという。そして絶妙に間に合うような、間に合わないような立地が揃っているという不可解な状況。「バスを一本逃すと3時間後」はまぁしょうがないとして、普通に大人に頼んで車を出してもらうだけでいい気がするのだけど。鞠莉が親にものを頼めないのはわかるけど、他のメンバーならいくらでも大人に頼んでいいのだし、学校全体であれだけAqoursシンパがいるのだから、探せばたかだか九人のメンバーを乗せてくれる大人くらい見つかりそうなもんじゃん。どうしても見つからなかったとしても、ちゃんと道があるならとりあえずトロッコやダッシュじゃなくてチャリを用意しておけばかなりの時間短縮になりますしね。走って間に合う距離だったくせにあれだけウンウン唸って深刻な顔をしていたのも本当に謎である。ひょっとして、Aqoursのメンバーって頭が悪いのでは……。考えてみりゃかしこいかわいいメンバーとか、いないしな……(生徒会長は頭悪そうなシーンが多いもんな)。

 まぁ、今作における「ピンチ」がなんじゃそら設定なのはしょうがないところ。女子高生が独力でブレイクスルーできるトラブルなんて、こんなもんである。とにかくなんとなく汗だくの女子高生が見られたのなら、それでいいんじゃないでしょうか。個人的には今回も善子が輝いていたのでそれでいいと思います。もう、来年のリーダーは善子で決まりだな。そうズラ。

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 女性キャラ大集合で賑々しい第3話。そして、そんな中で一際異彩を放つ存在感、CV日笠陽子のビジネス破天荒。

 今までこいつらにそこまでスポット当たったことなかったよな、っていう、モツ親衛隊、一応歌苗のクラスメイト連中の大躍進。取り巻き三人はABCっていう適当な名前なのに(一応漢字表記だと詠子・美衣子・椎子らしい)、その脇に控えているのは唯一ちゃんと名前をもらった海月である(クラゲではなくてウヅキと読む)。一体どんなキャラなのかと思えば、うちに秘めた闘志は音羽館の連中に負けず劣らずの強烈なおねーさんであった。中の人の「パリピの権化のように見えるけど、実はすごく気ぃ遣いで真面目」っていう性格がそのままのような、真逆のような。ぴかしゃと合コンやったらすげぇ面白そうだけど、男女交際云々いう以前に日笠陽子ソロステージみたいになりそうでこわい。

 考えてみりゃ、モツは親衛隊がこれだけの練度で付き従っているのだから無茶しようと思えばこれまでだっていくらでも今回みたいな暴れ方はできたと思うのだが、幸か不幸か放送チャンネルがNHK教育ということもあり、なかなか倫理道徳に触れる行動は起こしにくかった(そうか?)。しかし、今回歌苗やリストさんを外に追い出すことにより、ついに実現した謎の合コンイベント。女性陣はまだしも、野郎の方に本当にろくな人間がおらず、一体は人間ですらないという重大な欠陥はモツにとっては大した問題でもないのだろう。ドボちゃんはとてもお行儀がいいので問題は起こしませんね。ただ、カバが室内で普通に飼育されてる状態って、すげぇ獣臭い気がするのだが大丈夫なんだろうか。

 モツの信念である破天荒合コンVS海月の想像していた清く正しい合コンの対決。一度は海月の快進撃によりモツのハーレムはあえなく革命されたかに思われたが、おとなしいことを良しとしないのがクラシカロイドという面倒な連中の常。帰還したリストさんはなんとクラクラの二人を連れての凱旋。愛を声高に叫ぶ彼女によって革命は再び火を灯す。普段なら常識人サイドに回るべきだったバダやんまで何かおかしなところにスイッチが入ってしまい、現役アイドル二人を巻き込んだ合コンは泥沼へ。必死に常識を解く海月、そしてワー君の2人は完全に被害者になるも、どさくさに紛れて愛を育み、唯一真っ当な意味での合コンを成し遂げたりもしているのである。いや、でもいくら革命の乙女とはいえ、あんなんに惚れてしまうワー君もどうかしてるとは思うが……。

 海月という大きな戦力を加え、リスト・チャイコ・バダやんに歌苗と、やかましい女ばかりがどんどん集まるこの地獄の様相。ギャグアニメの真骨頂である。もう、とにかく楽しいのだからこれ以上の何が必要だというのか。

 そして次回は……チョッちゃんとドボちゃんのカップリング(?)。なんだ、この無限の可能性しかない組み合わせは。

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 これ、そのうち「宝石の国」っていうタイトルの回が放送されたりしないんだろうか、第3話。いや、されたからどうってこともないんだけど。

 いかにも今作でしかできないような、実にシニカルで興味深いシナリオである。初回放送を見て「今作では国と言っているが、それぞれの国が別々の世界を構築しているようなもので、キノは一種のプレインズウォーカーだな」みたいなこと(意訳)を書いたのだが、今回の話はある意味でそれをひっくり返すようなお話。国が「国」であることに付随する条件として、「他国との関係性」が生じている。これまでの国はそうした周りとの相互関係が存在せず、1つ1つの「世界」の中でルールをいじくり回していたわけだが、改めて「国」という存在の独自性を見出し、そこを実に皮肉にいじっているシナリオなのである。

 相変わらず、バックグラウンドなどというものは今作に存在しない。誰がどう見ても今回の国はオーバーテクノロジーであり、キノの言うように侵略しようと思えば他国など容易に侵略できるし、世界征服だってあっという間にできてしまう、そんな無茶苦茶な「設定クラッシャー」な設定である。しかし、本作はそうした背景を一切気にしない。国は国として独立に存在し、それが周りの世界とどのように融和するかなどということは問題にならないし、「なぜこの国の人たちは支配欲がないの?」とか、「絶対に旅人を偽って技術を盗み出そうとする他国の人間に荒らされるよね」とか、そうした疑問は一切取り扱う気がないのである。

 これが、最終的に「これまで出て来た国が全て再登場して一本のストーリーを作る」とかいう展開ならば問題もあろうが、今作はそうした展開を一切意図しておらず、多少の齟齬は問題にならない。だからこそ、毎回毎回ショートショートのような切れ味で一番描きたい部分をはっきりと描くことができるのだ。まぁ、最近だと似たような制作理念で作られていると思っていたのが「18if」だったのだが、あちらは「絶対に相互関与しないだろうと思っていた全ての世界が最終的に収斂する」というとんでもねぇ展開を見せたおかげで良くも悪くもキマイラ的なおぞましさが出たのであるが。

 今回のタイトルは「迷惑な国」。これはオチの部分でキノたちが言っていた「2つの迷惑」に結びつけるためのタイトルだが、ぶっちゃけ、壁の国の方の設定は蛇足だったんじゃないか、という気もする。できるなら「動く国」の方のイカれ具合を前面に押し出し、彼らのやっている(常識的に考えたら)悪行三昧について、ただ淡々と描くだけの方が、一本のお話としては際立っただろう。ただ、そうしてしまうと、彼らの行軍に手を貸したキノが完全に悪人になってしまうことになり、いくらかドライで割り切ったところのあるキノとはいえ、完全なヒールにしてしまうのは作者の望むところではなかったのだろう。一応の大義名分を与え、彼女の行動にも(最低限の)動機を与えたというところか。

 それ以外の部分ではきちんと「頭のイカれた国を存分に狂ったように描く」と言う作劇がなされており、普通なら傍観者であるキノが異議を申し立てたり疑問を抱くことでこの国の「間違い」を浮き彫りにするところなのだろうが、劇中ではキノも淡々と受け入れているかのように描かれているし、中の人々は自分たちの行動に一切疑問を抱く様子はなく、全ては「生き方」の一部として自然に埋め込まれている。こうして1つの常識を新たに捻出することで、周りの国との差異が浮き彫りになり、「狂った国」の狂気が鮮明になるのである。淡々としている中にもちゃんと見せ場が多くあり、なんともやるせない、鮮烈なお話になった。

 キノさん、ひょっとしたら数百日後にまたこの国に出会うこともあるかもしれないけども……壁画が萌え絵になってたらちょっとかわいそうだな……。

 

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文句言いながらもカードの収納作業とかにこの上ない充実感を感じるタイプ。なお、普段は全く片付けをしない模様。

 2期に入って2週連続でシルフィンが可愛いアニメですね。すっかり馴染んで心のハードルが下がっているおかげで自然体の良いところが前面に押し出されてるんでしょうかね。いつの間にか海老名ちゃん・切絵ちゃんと4人で映画観に行くような仲になっているのは驚きだったけども。冷静に考えると(ノーマルうまるのままでいるとするなら)全員をまとめる接点を作るのが大変そうな構成ではあるのだが、海老名ちゃんは周りに合わせるタイプだし、シルフィンは自己主張強いけど細かいこと気にしないタイプだし、うまるが調整役になっていれば切絵ちゃんのテンションにさえ気をつければ問題ない組み合わせなんだな。

 女の子たちがしっかり組み合わせられたのに合わせて、お兄ちゃん周りでの人間関係も少しずつうまるとのつながりを強めている。ついにシルフィンの兄、アレックスがうまると接触。ちなみに会ったのは干物妹バージョンの方。うまるって基本的に家に上がってくる人間に対する警戒心薄いよな。趣味が合うアレックスとは意気投合するも、彼は実は裏の顔が……あるのかどうかよくわからないけど。最後に連絡取り合ってたのって、普通に考えるとお兄ちゃんの会社の上司の人だよな。

 そして個人的に一番気になったのが、なんとも珍妙な「耳かきアニメ」である。次回予告でも突っ込まれていたが、そもそもメインヒロインの耳くそが大活躍するという時点で頭がおかしい。ある意味でうんこやザーメンが活躍した「パンティ&ストッキング」と同レベルと言える(流石に言い過ぎだが)。そうかー、最近は耳かきも色々と新商品が生み出されているのかー。あんまり興味ないけども……やりだすと無闇に連鎖しだすのはなんかわかる気がする。やりすぎると中耳を痛めるので気をつけましょう。ちなみに「痒ませる」っていう日本語は多分存在しないと思います。

 お片づけエピソードではお兄ちゃんの意外な心の弱さが明らかになったのも興味深いところだが、うまるの本棚がやたらとジャンプ漫画ばっかりだったのもポイント。まぁ、連載誌がヤンジャンだからな。だったら嘘食いとか揃えておけばいいのに。……女子高生はあんまり読まないかな……。なお、あんだけジャンプ漫画で固めてあったのに、なぜか観に行く映画はコナンである。やっぱ強いな。

 

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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