忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[635] [636] [637] [638] [639] [640] [641] [642] [643] [644] [645]

 これ、そのうち「宝石の国」っていうタイトルの回が放送されたりしないんだろうか、第3話。いや、されたからどうってこともないんだけど。

 いかにも今作でしかできないような、実にシニカルで興味深いシナリオである。初回放送を見て「今作では国と言っているが、それぞれの国が別々の世界を構築しているようなもので、キノは一種のプレインズウォーカーだな」みたいなこと(意訳)を書いたのだが、今回の話はある意味でそれをひっくり返すようなお話。国が「国」であることに付随する条件として、「他国との関係性」が生じている。これまでの国はそうした周りとの相互関係が存在せず、1つ1つの「世界」の中でルールをいじくり回していたわけだが、改めて「国」という存在の独自性を見出し、そこを実に皮肉にいじっているシナリオなのである。

 相変わらず、バックグラウンドなどというものは今作に存在しない。誰がどう見ても今回の国はオーバーテクノロジーであり、キノの言うように侵略しようと思えば他国など容易に侵略できるし、世界征服だってあっという間にできてしまう、そんな無茶苦茶な「設定クラッシャー」な設定である。しかし、本作はそうした背景を一切気にしない。国は国として独立に存在し、それが周りの世界とどのように融和するかなどということは問題にならないし、「なぜこの国の人たちは支配欲がないの?」とか、「絶対に旅人を偽って技術を盗み出そうとする他国の人間に荒らされるよね」とか、そうした疑問は一切取り扱う気がないのである。

 これが、最終的に「これまで出て来た国が全て再登場して一本のストーリーを作る」とかいう展開ならば問題もあろうが、今作はそうした展開を一切意図しておらず、多少の齟齬は問題にならない。だからこそ、毎回毎回ショートショートのような切れ味で一番描きたい部分をはっきりと描くことができるのだ。まぁ、最近だと似たような制作理念で作られていると思っていたのが「18if」だったのだが、あちらは「絶対に相互関与しないだろうと思っていた全ての世界が最終的に収斂する」というとんでもねぇ展開を見せたおかげで良くも悪くもキマイラ的なおぞましさが出たのであるが。

 今回のタイトルは「迷惑な国」。これはオチの部分でキノたちが言っていた「2つの迷惑」に結びつけるためのタイトルだが、ぶっちゃけ、壁の国の方の設定は蛇足だったんじゃないか、という気もする。できるなら「動く国」の方のイカれ具合を前面に押し出し、彼らのやっている(常識的に考えたら)悪行三昧について、ただ淡々と描くだけの方が、一本のお話としては際立っただろう。ただ、そうしてしまうと、彼らの行軍に手を貸したキノが完全に悪人になってしまうことになり、いくらかドライで割り切ったところのあるキノとはいえ、完全なヒールにしてしまうのは作者の望むところではなかったのだろう。一応の大義名分を与え、彼女の行動にも(最低限の)動機を与えたというところか。

 それ以外の部分ではきちんと「頭のイカれた国を存分に狂ったように描く」と言う作劇がなされており、普通なら傍観者であるキノが異議を申し立てたり疑問を抱くことでこの国の「間違い」を浮き彫りにするところなのだろうが、劇中ではキノも淡々と受け入れているかのように描かれているし、中の人々は自分たちの行動に一切疑問を抱く様子はなく、全ては「生き方」の一部として自然に埋め込まれている。こうして1つの常識を新たに捻出することで、周りの国との差異が浮き彫りになり、「狂った国」の狂気が鮮明になるのである。淡々としている中にもちゃんと見せ場が多くあり、なんともやるせない、鮮烈なお話になった。

 キノさん、ひょっとしたら数百日後にまたこの国に出会うこともあるかもしれないけども……壁画が萌え絵になってたらちょっとかわいそうだな……。

 

拍手

PR

文句言いながらもカードの収納作業とかにこの上ない充実感を感じるタイプ。なお、普段は全く片付けをしない模様。

 2期に入って2週連続でシルフィンが可愛いアニメですね。すっかり馴染んで心のハードルが下がっているおかげで自然体の良いところが前面に押し出されてるんでしょうかね。いつの間にか海老名ちゃん・切絵ちゃんと4人で映画観に行くような仲になっているのは驚きだったけども。冷静に考えると(ノーマルうまるのままでいるとするなら)全員をまとめる接点を作るのが大変そうな構成ではあるのだが、海老名ちゃんは周りに合わせるタイプだし、シルフィンは自己主張強いけど細かいこと気にしないタイプだし、うまるが調整役になっていれば切絵ちゃんのテンションにさえ気をつければ問題ない組み合わせなんだな。

 女の子たちがしっかり組み合わせられたのに合わせて、お兄ちゃん周りでの人間関係も少しずつうまるとのつながりを強めている。ついにシルフィンの兄、アレックスがうまると接触。ちなみに会ったのは干物妹バージョンの方。うまるって基本的に家に上がってくる人間に対する警戒心薄いよな。趣味が合うアレックスとは意気投合するも、彼は実は裏の顔が……あるのかどうかよくわからないけど。最後に連絡取り合ってたのって、普通に考えるとお兄ちゃんの会社の上司の人だよな。

 そして個人的に一番気になったのが、なんとも珍妙な「耳かきアニメ」である。次回予告でも突っ込まれていたが、そもそもメインヒロインの耳くそが大活躍するという時点で頭がおかしい。ある意味でうんこやザーメンが活躍した「パンティ&ストッキング」と同レベルと言える(流石に言い過ぎだが)。そうかー、最近は耳かきも色々と新商品が生み出されているのかー。あんまり興味ないけども……やりだすと無闇に連鎖しだすのはなんかわかる気がする。やりすぎると中耳を痛めるので気をつけましょう。ちなみに「痒ませる」っていう日本語は多分存在しないと思います。

 お片づけエピソードではお兄ちゃんの意外な心の弱さが明らかになったのも興味深いところだが、うまるの本棚がやたらとジャンプ漫画ばっかりだったのもポイント。まぁ、連載誌がヤンジャンだからな。だったら嘘食いとか揃えておけばいいのに。……女子高生はあんまり読まないかな……。なお、あんだけジャンプ漫画で固めてあったのに、なぜか観に行く映画はコナンである。やっぱ強いな。

 

 

拍手

 やっぱりどう見てもてーきゅうじゃねぇか、第2話。いや、別に悪いわけじゃないんだけども。むしろ他のアイドルアニメと差別化を図っていく上では実にビビッドで面白い路線ではある。ただ、絶対にこれ映像に引っ張られてキャライメージが変わると思う。コミカル方向にはっきり舵を切るっていう判断なんだったら、かなりエポックメイキングなデザイン戦略だ。

 「新章」に入ってどういう方向でシナリオを構築していくのかと注目して見ていたのだが、まず行われたのは全員の引越し。なんと寮という名の一軒家での共同生活スタートである。コミュ障の私みたいな人間からすると「これから一つ屋根の下(しかも同室)で共同生活」って言われるだけで罰ゲームみたいな絶望的な気分になってしまうのだが、今のところ「共同生活になったからいざこざが……」みたいな空気はない。さすがに長年一緒に活動してきたWUGの結束は強いようである。まぁ、今後は絶対にメンバー間でギクシャクする展開も出てくるはずなので、その時には重しになるのだろうけども。

 「共同生活を始める」というのは実は結構新しい視点の与え方で、居並ぶアイドルアニメのグループでも、(女性の場合は)共同生活をしているグループというのはほとんど存在していない。女子高生を含む若い女子たちがキャピキャピと共同生活をするという「ずっと修学旅行」みたいな雰囲気を維持できるのもわかりやすいセールスポイントだが、最終的には家族同然の関係性になるので、ホームドラマみたいな要素も盛り込めるのはアイドルグループの描き方としては面白い。今後は一つ屋根の下だからこその展開にも期待したい。まぁ、現時点ではそういう様子はあんまり影響を与えてないけども。あの部屋割りはどうやって決まったんだろうなぁ。

 さらにユニットとして団結することになる展開かと思いきや、この共同生活は「ピンでの活動が増えるから」という社長の奇策。なるほど、「ラブライブ」の項で何度も書いているが、グループアイドルの2期目はこれまでと違った組み合わせで売り出していくのが基本。となるとWUGの中から個別にメンバーをピックアップして描いていく流れが出てくるわけだ。リアルアイドルだとこういうのってメンバー間格差を広げる問題にもなったりするものだが……どうなんでしょうね。この世界では誰が一番人気なんだろう(なお、リアルでも誰が一番人気かはよくわからない模様)。

 そして、そんな中で切り込み隊長に選ばれたのは一番キャラが扱いやすい実波……ではなく、なんとその保護者役に抜擢された夏夜であった。組み合わせが新鮮なこともあったが、まさかの大食漢キャラとして涙の覚醒。もともと実波とは燃費が違うのだろうか。アイドルとタレントの狭間でしか得られないなんとも悲しげな苦悩と向き合う夏夜さん。こういう時に「栄養が全部乳に行くんやろ!」みたいなことを言う人間がいないのがWUGの悪いところですね(?)。まぁ、初回ということでそこまで大きなトラブルということもなく、せいぜい豚さんに謝りながらの問題解決と相成りました。今回、一切実波が悩んでないのも密かなポイントだとは思うのだが、まぁ、1期の頃からずっとそんな感じだから別にいいのかな。

 ちなみに、個人的にどうしても気になるのは1話で登場していた地元局アナと思われる「女子アナ」が連続登場していたことである。何が気になるって、CVがうえしゃまだから無駄に存在感があるってところ。仙台人は恵まれてるなぁ。

拍手

 ぴかしゃは単にウーウー唸るだけのためにアフレコ現場に呼ばれたんだろうか、第3話。まぁ、今回で完全に消滅しちゃったので次週からはギャランティが発生しなくなっちゃったけども……。毎週しぶとく回想シーンで出てくるとかだったら笑う。

 今のところすごく素直に「回想が長いやつから死んでいく」というわかりやすい、わかりやすすぎる展開である。そりゃま、短い尺の中でキャラをある程度でも描いてから退場させなきゃいけないわけで、そうなると序盤に死ぬ面子はどうしたって「回想後即死」にならざるを得ない。しょうがないとはわかっちゃいるが、今のところ2話3話ではそのあけすけな内容のせいで、そこまで心惹かれる内容にはなっていないのが残念。どこかで西尾維新らしいヒネた展開が待っていることを期待したいのだが……どうかなぁ。

 「何か面白い展開が待っている」と期待するなら、考えどころは色々と転がっている。今回だけでも、例えば馬の行方は分かっていないので彼が生きて頑張っている可能性があったり。というか、ここまで素直に猪→犬→鳥と干支の逆順に殺されているのだから(そして次週で猿が退場しそうな予告だったのだから)、もうしばらくは「干支の逆順」というのを守ると考えるのが自然なんじゃなかろうか。もしこれがセオリーだと仮定すると、例えば辰巳兄弟になんらかのギミックがあるということになるし(蛇だけ最初に殺されてるのは順番的におかしい)、最終的に最強っぽい牛とキーパーソンっぽいネズミが残ることになるから割と自然。ただまぁ、そうなると今後の展開が全部決まっちゃうことになるわけで、かえってつまらないという見方もある。どうなりますことやら。

 とりあえず今回は、至極自然なカマトト佐倉さんがしっくりくる鳥のターン。「鳥類の使役」というのはシンプルながらも有益な能力であり、回想シーンでは戦時下でもやりたい放題やってる様子が描かれていた。今回の十二大戦においても、屋外でのバトルがメインになるなら充分戦局をコントロールできるだけのパワーがある。さらに犬の人の可哀想なドーピングによって本体も(一応は)強化されていたわけで、これまで通りの彼女のメンタリティが維持できていたなら、立ち回り次第で優勝してもおかしくなかったくらいではなかろうか。しかし、何故かその精神性に揺らぎが生じ、慣れない正面戦闘で瞬殺という、なんともモブくさい終わり方になってしまった。本人はドーピングのせいで昂っちゃったから、みたいな分析をしていたが、見た感じでは犬の人のせいではないような気がするけど。普通に考えると、地下道のあのシーンで猿に何かされてしまったってのがありそうな路線だよね。平和裡に殺す人だし、なんらかのマインドコントロールみたいな能力で自己防衛は図ってそう。最初にネズミから尋常ならざる実力者であると指摘されてた猿、単にフィジカルが強いだけじゃなく、怪しげな精神攻撃もできるとしたらそりゃ強いや(次回死にそうだけど)。

 個人的に残念なのは、冒頭でも書いたけどイノシシが完全退場してしまったこと。(キャストのおかげもあって)内心では「殺されたと見せかけてラストでなんやかんやあって復活する設定」みたいなのを期待してたんだけど、さすがに骨まで撒かれちゃどうしようもねぇや。まぁ、能力しょぼそうだったししょうがないか……。

拍手

 多分今世紀のアニメで使っていい照英成分を全て使い切った、第3話。アニメに許される照英が何グラムくらいなのか分からないけども。

 1本目、ハイパーオナホムービー。これが堂々と流せるということは日本はもう駄目だ。ほんと、この番組を観ている女性陣は何を望んでいるのでしょうね……いや、これは、望まれているのか……。個人的には十四松の原始スタイルがしっかり十四松な上に、あの時代にすでにキレのあるフォークを投げられていた、という事実が一番の収穫ですね。いや、いつの時代かわからないけど。あとボールじゃないけど。なお、こういう「6人が1人ずつネタを見せていく」形式だとやっぱりおそ松って個性薄いよな、っていう前回のネタがそのままの印象だったり。

 2本目、ここにきてこれをやるのかよ、っていう兄弟の中でも異色カップリングの回。いや、「今まで組み合わせてなかったペアに挑む」っていうのはある意味で2期目の正統進化ではあるのだが。ラブライブは「サンシャイン」2期2話でようやく各学年のつながりを確認するに至って「まだやってなかったのかよ」と思ったが、初代ラブライブは2期2話目で学年を超えた「新しい組み合わせ」を見せてくれていた。9人のμ‘sAqoursでそうした「新鮮な組み合わせ」があるのはもちろんだが、すでに2クールもやっている六つ子では流石にそんな組み合わせは……あるのかよ……。確かに、過去を振り返ってみても、チョロ松×一松という組み合わせでしっかりネタをやったことは無いのかもしれない。特に一松はカラ松との絡みが多かったからね(十四松もあるか)。そして、どちらも肥大した自意識が特徴のダウナー系松なので、キャラの属性が(やや)近く、絡ませても大きな動きがなさそう、っていうのも今まで扱われてこなかった理由かもしれない。

 しかし、そんな利益が出ない気がする方向性にもためらいなく切り込んでいくのがこの作品。いやぁ、撮れ高は充分……だっただろうか……。もうね、あのコミュ障独特の「空気が維持できない」雰囲気、マジであるある過ぎて辛くなってくるくらいでしたよ。大人数なら気にならない、でも、二人きりっていうシチュエーションがいきなりのデッドライン。そんな関係性って、結構あるものなんですよ。まぁ、それが実の兄弟の中にいるのは問題があるだろうが……。この絡みのポイントは、実は一抹の方もかなり「常識的な」気にし方で最終的にチョロ松と同じような行動に行き着いてしまっているということ。本人は「ドメスティックパリピ」という謎の言葉まで開発していたが、見てくれが色々おかしい部分はあるが、やっぱり一松は常識人寄りのポジションなのである(あくまでも六つ子の中ではね)。チョロ松がライジングすると突き抜けることを考えると、危険度で言ったらチョロの方が上かもしれない。お互いに「どっちがちゃんとしてる」なんて対話もしてたけど……なんかこう、この流れからうまいことどっちかが社会復帰とかできないもんかね(無理です)。

 3本目、照英。とにかく照英。タイトルトト子なのにどうでもよくて照英。ちょうどこないだたまたまテレビつけたら大食い番組のMCで照英が頑張ってたの観ちゃったもんだからことさら面白い照英。この役でOKして出てきちゃうあたりが照英。完全にギャグなのに、確かにやってることは照英。無駄にアフレコがこなれてるのは流石に戦隊モノ経験者の照英。ギンガブルーは声優業も問題なく照英。レジェンド戦士が出てきたことで多分イヤミ(の中の人)とチョロ松(の中の人)もテンション上がってる照英。これで今後準レギュラーとかになったら笑うぞ照英。別になっても構わないぞ照英。ガンガンギギンと照英。お疲れ照英。

 俺も多分ブログが今世紀で使っていい照英成分使い切ったわ。来週の照英さんもお楽しみに。

拍手

 ウーパールーパーが可愛い、第2話。あんなもんに容赦無く巻きつかれても動じないチセさん強い。

 とても見やすくて1話の好印象が持続している第2話である。「宝石の国」は展開が読めなくてちょっと感想が書きにくかったのだが、こちらはわかりやすいのですんなり書ける。とにかく世界が優しいので、過酷な作品が多いこのご時世にはたまらん癒し成分になります。いや、チセさんの生い立ちだけは充分へヴィなんだけどね。それを補って余りある今後の人生が待っているような気がしてね。

 意外だったのは、エリアスさんが割としっかり周りの人間と交流していたということである。魔法使いってだけで完全な隠遁生活をイメージしていて、ともすれば迫害だって受けてるだろうと勝手に想像していたのだが、多分このイメージは似たような設定の「純潔のマリア」からのものだな。あっちの魔女は本当に人間との対立構図がひどくて、使い魔のフクロウと同族だけが友達っていう状態だった。幸い、エリアスさんは大人な付き合いができる知り合いが多いみたいですね。いや、ひょっとしたら今回出てきた2人だけなのかもしれないけども。ま、その2人が両方ともいい人っぽいからそれでもOKだよね。

 初めに会いにいったのは魔法使いが暮らしていく上で欠かせないツールを色々と用意してくれるという道具屋のおねーさん。彼女も魔法使いだといっていたけども……おいくつなんでしょうかね。娘もいるし、普通に人間社会で生活してるみたいだから、見た目通りの常識的な年齢でいいのかな? CVが甲斐田裕子ということもあり(?)、たいそうな巨乳である。途中からおっぱいにしか目がいかないくらいの巨乳である。でも、不思議とやらしさはない。世界観のなせる技かな。姉御肌で面倒見が良く、突然連れられたチセにも親切にしてくれる。その上で、ちょっとほとばしりすぎちゃうチセの魔力に面食らうも、ちゃんと理解を示して善後策を講じてくれる。やっぱりいい人。エリアスさんには容赦なく腹パンかますけどね。エリアスさん、知り合い相手だと割と扱いが軽いんだよな。見た目以上にフランクに付き合えるおっさんなのかもしれない。

 そんな道具屋・アンジェリカさんの工房で見せてしまったチセの爆発的なポテンシャル。まぁ、わざわざエリアスさんが大金叩いて「買ってきた」物件なんだからコワレなのは分かっていたことだが、「妖精などに懐かれやすい」とざっくり説明していた能力も、どうやら魔力の触媒として考えると結構破壊的な性能らしい。「ネギま」でも同じ説明がなされていたが、体内のエネルギーを使って超常的な現象を起こすのが「気」の力であるなら、外界にある超越したエネルギーや現象を使いこなすのが「魔法」。そのためには使役する法則を学び、人ならざるものを使役する術を会得する必要がある。しかし、チセさんはもともと「好かれやすい」性質なので、その辺りのコントロールに要するトレーニングやエネルギーが少なくて済むようだ。そして、事前にアンジェリカさんのいっていた通り、ちょっと間違えるだけで暴走してしまう恐れもあるという。なるほど、エリアスさんがのらりくらりと魔法についてあまり踏み込まなかったのは、本当にゆっくり教えていかないと危ないと思っていたからかもしれませんね。

 なんとか街中デートを終えて戻ってきた2人が遭遇するのは、エリアスさんの二人目の知人、CV森川智之の神父である。こちらはエリアスの対外干渉担当かな? さすがに魔法使いだってバレてると教会からの監視は必須なのね。「神」と「魔法」ってこの世界ではどの程度共存できているんでしょうか。まぁ、さすがに仲良しってわけにはいかないんだろうけども。西洋の、というかキリスト教の考え方だと魔法って「髪の御業」でなければいけないので、人間が使役するのは背教に当たっちゃうからね。幸い今回出てきた神父さん・サイモンはその辺りはある程度容認派らしい。今のところ人類に仇なすわけでもない有益な存在であるエリアスを排斥するのも得策ではないしね。とりあえずはやんわりと嫌味を言い合いながらも悪くないおつきあいってことで。

 こうして周りに少しずつ「社会」が広がっていくのを、チセはどのように見ているんでしょうかね。今まで完全に閉じていたはずの「外界」。それがエリアスの力によって(チセ本人の意を介さずに)少しずつ広がっていく。絶望的な過去を抱えていた彼女にとって、この広がりは慣れない刺激ではあるものの、決して悪いものではなさそうだ。1話目で痛々しかった目の下の隈もすっかり取れているしね。シルキーさんに出された特大サンドイッチを頬張るチセさんが可愛らしくて癒される。

 ……とか思っていたのに、いきなりアイスランド・ハニームーンからのドラゴンを用いた拉致事件発生である。ドラゴン?! そんなご大層なものが?! まだまだ底の見えない世界だなぁ……。

 

拍手

10月14日 ドラフト模様(XLN×3)

ピック順 【Mei】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Sangriter】→【Serra】→【Alessi

 

 イクサラン環境第3回。世間的にもぼちぼちリミテッド戦略が見えてきたらしい今日この頃、相変わらずオンライン組は元気ですね……。いや、戦績が伴ってるかどうかは知らんけど。やっぱりこうして環境が変わると各々の戦績が変わるってことは、環境との相性の良し悪しってあるんだよな。早めに何に気づいたら抜け出せるんでしょうか。教えてプリーズ。

ヒント1、ライブラリを削らない。

 

 


拍手

○「3月のライオン(第2シリーズ)」 6

 無事に今期最後の新番組に到着した。ここまで見てきた新番組の本数は39。これに継続視聴の10本を加えた49本が今期視聴本数ということになる(ショートアニメのぞく)。スタート時点で50本を割ったのは久しぶりな気がする。取捨選択ができている証拠やね! まぁ、今期はもう少し途中でリタイアしそうな作品もあるし、あとは余力を見ての調整である。ただ、今期は逆に力がある作品も多いので、恒常的に感想を書きたい作品が何本あるかも気になるところだ。

 というわけで、こちらも余力があれば毎回しっかり見ていきたい作品の1つ。1期目も序盤は感想書けてたんだけど、途中から力尽きてしまったので少し後悔している。2期目もおそらくは1期と変わらない丁寧な作劇を見せてくれるだろうし、期待感は高いのだが、いかんせん金曜土曜はアニメラッシュが尋常じゃないからな……。もっと分散してくれればいいのに(個人的な都合です)。

 さておき2期目。一体どんなスタートを切るだろうと思っていたが、幸い鬱方向からの導入ではなく、零が多少なりとも明るい表情を見せてくれるお話からスタート。重たい話は本当に重い作品なので、最初くらいは明るいところから始めてくれる方が助かります。零が学校でどんな生活を送るかというのも気になる要素の1つで、「科学部と将棋部が合体」というとんでもない展開を迎えた前クールの時点で「これ、成立するんかいな?」と不安がっていたわけだが、科学部部長の野口君が想像以上の人格者であり、見事に将棋文化も科学部に定着し、さらに零が「部活」に参加できるほどに科学部の活動もフレンドリー。これまで川本家くらいしか癒しの空間がなかった零の生活に、新たな救いが生まれたのかもしれない。もちろん、川本家が人生最大の癒しであることは揺るぎないけども。

 他にも宗谷名人の対決の様子など、様々なシーンが多角的に描かれる本作、アニメーションとしての特徴は、多くの画風が1つの画面に同居し、様々な側面を違った風合いで見せてくれているということ。テレビをつけた時に映っていた謎画面は置いとくとしても、にゃー将棋のようなほんわかあり、ダイナミックショートケーキのようなガチバトル描写もあり、さらにオープニングやエンディングまで加えれば、本当に一本のアニメとは思えないくらいに刺激が多く、制作側が色々と工夫をこらしながら見せ方を考えていることがよくわかる。その上で、きちんと「羽海野チカ風」のデザインベースは守られているし、活かすべき要素は遵守しているのも嬉しいところ。改めて、シャフトの制作理念と相性の良い作品である。

 例の藤井4段ブームの時だけ放送時期じゃなかったり、なぜか微妙にはずしてしまったあたりが絶妙に勿体無かったが、あれから世間の将棋への興味関心は高まっているだろう。これを機に、多方面にアピールできる、懐の深い作品になれば良いと思いますよ。

拍手

 もう全部善子に任せればいいのでは? 第2話。やっぱりユニットとしてのコンセプトは統一した方がいいですからね。メインコンセプターを善子、サポート(翻訳)をずらまるにすれば、完全なるリトルデーモンユニットが結成できると思います(2人でデビュー)。

 「今更そんな話か?!」と驚くような内容の第2話。1クールの間必死に協力して夢を叶えてきたAqoursも、実はメンバー間の友情形成が未だできていなかったというお話。確かに考えてみりゃ1期は目の前の目標に向かってがむしゃらに突き進んでいただけなのでね。どこか流れでごまかしていた部分はあったのかもしれん。μ‘sならばにこまきを筆頭に学年を超えたカップリングがあったのだが、Aqoursに関してはそうした橋渡しはほとんど行われてなかったし。その辺りのことを早い段階で確認しておこう、という内容。奇しくも初代も2期2話目が合宿回だったので、綺麗な対比になっているとも言える。まぁ、あっちは合宿時点で既に学年を跨いだユニットが完全に機能してる状態ではあったが。

 さて、結果的に合宿回なったということは、実に愉快な日常回ということである。こういう時にはやっぱり元気なよしまる。一応「1年生のインドア派コンビ」ということで設定されているが、今風に嫌な言葉を使うと「陰キャ」というやつである。……いや、ステージ上で歌って踊れるアイドルの時点で全然違うけども。今回は3年生と対比するという設定上、陰っぽさがやや強めでむしろリトルデーモンが元気。ただ、ずらまるの方も真っ先に思いつく曲のテーマが「無」という時点で堕天の才能は割と高め。もともと禅問答が得意なお子さんなのかもしれませんね。ツーカーのよしまるを見ていても、そりゃ他の人間がポカーンになるのはしょうがない(ルビィはついていけてるんだろうか)。

 対する3年生は、果南を中心としたアウトドア派、つまり「陽キャ」ということになる。いや、果南のこれまでの人生を考えるとこっちもやっぱりあんまり「陽」ではないのだけども。果南は脳筋要素強め。そして鞠莉はただの阿呆(お利口なはずなんだけど)。二人合わせて体力担当。ドッジボール掴んで片手で放り投げられる女子は結構すごい。

 こうしてみると、確かに1年生と3年生は割と対比的。むしろこれまでその部分があまり目立たずに1つのユニットとして機能してきた方がおかしなくらいで、今回ちゃんとメスが入ったのは面白い視点である。そんな水と油になりそうな1年・3年を結びつけるのが血縁という説明不要の関係性で繋がる黒澤姉妹というのも設定としては分かりやすくて上手くできている。普通に考えたら、高校時代って1年と3年の間の壁ってものすごくでかいもんね。たった2年の歳の差なのに、1年生から見たら3年ってすごく大人に見えたりするし。μ‘sの場合はそんな年季を感じさせない矢澤先輩や、背伸びしたがる真姫のおかげでギャップが埋まっていたが、今回は1年生が全員圧倒的後輩体質(ロリ枠担当)で、3年生は余裕の先輩体質という差があるために、μ’sの時よりも壁が高いのである。

 「さぁ、この壁をどうやって壊すのか……」と思っていたらなんかよくわからない理屈で丸め込まれたのはどうかと思うんだけども……一番大事な部分はなんか適当にごまかされたな。まぁ、その辺は理屈でどうこうなるもんでもないしなぁ。もうちょっと心通わせる段階を経ても良かったと思うんだけどね。とりあえず「みんな違ってみんな良い」という無難な結論で置いときましょう。今後のエピソードでももう少し今までと違ったカップリングを掘り下げてくれる可能性はあるし。ぶっちゃけサンシャインに入ってからの細かいエピソードってあんまりおぼえてないんだけど、まだ個別のお当番回をやってないメンバーってどれくらいいるかな? 1期で割とシリアス気味のエピソードはみんなやってるから……ひょっとして曜ちゃんくらいじゃねぇかな。

 というわけで残るのは2年生チームなのだが……上も下も濃い学年だったことがわかると、どうしても中庸になってしまう2年生の悲しさよ。μ‘sもそういう傾向はあったんだけどね。やはりあの時同様に、リーダーの圧倒的なカリスマだけを頼りに引っ張っていくしかないのかな。最終的に中心となるカップリングが千歌×梨子だろうから、こうなると曜ちゃんは余ってしまうのである。9人グループだとどうしても1人余るからなぁ……2年生はできればトリオで固定したいんだが、その割に曜×梨子の絡みが弱いというのは悩ましいところである(まぁ、海未×ことりも大してなかった気もするが)。

 とりあえず、チーム内での関係性構築の下準備ができた、というくらいかな。こういうテンポの良い日常回はそれだけで楽しいので、もう、全部こういうので埋めていってもええんやで(廃校は止まらない)。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[07/27 デュッセル]
[07/27 デュッセル]
[07/27 な]
[07/22 NONAME]
[07/18 とみしの]
バーコード