最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「アリスと蔵六」 5→5 幼女は大切にしろよ、っていう話。うん、間違ってないな。 始まった時点では「これはSF寄りになるのか、それともハートフルホームドラマになるのか」と見るべきスタンスを定めかねていたが、どうやら「どっちも」が正解だったようだ。ベースはホームドラマの方。とにかく紗名というメインヒロインを中心に世界が広がっていくので、「可愛い幼女」「大切な娘」がどのように世界と向き合い、成長していくかを描いた育児ドラマだ。しかし、その紗名が単なる幼女ではなく「魔女」であることで大きな歪みが生じ、向き合うべき「世界」は一般的な幼女の見るそれよりも多少ヘヴィーなものになっている。大の大人でもなかなか対処出来ないような厳しい現実を、紗名はどのように乗り越え、学んでいくのか。そんな成長記録を、固唾を飲んで見守るのがこのアニメの正しい楽しみ方だ。 そうして紗名という少女1人の世界が収束するので、作品は非常に見やすい。「ワンダーランド」の存在など、ともすると世界観がとっ散らかってしまうのだが、たとえるなら少女がスケッチブックに適当な落書きをするように、世界は紗名の見え方によっていくらでも姿を変える。そこに他者を巻き込みながらも、他者がその世界をどう受け入れるかを知ることで、更に「関係性」が紗名にフィードバックされていく。そうしてサイクルを繰り返していく作品であれば、とにかく紗名が魅力的であれば全てが解決する。幸い、紗名は見ていて飽きないし、何よりも「良い子」なのである。視聴者は保護者目線からただ彼女を見守り、彼女が健やかに育って行く様子を楽しむ。万一道を誤った時にも、最終兵器蔵六がいるので問題無い。「アリスと蔵六」というタイトルではあるが、最終的には「アリスと、蔵六ほか諸々の愉快な仲間達」である。まぁ、少女の育成を担うのがジジイという組み合わせは我々としても心穏やかに見てられるので良いセッティングですけどね(ローゼンメイデンみたいな設定だったらまた話は変わっていただろう)。 こうしてしっかりとオリジナルな魅力を見せてくれた作品。まぁ、テーマ性は地味であるし、映像面もそこまではっちゃけたものにはならなかったので特別目を見張るようなものではないのだが、派手になり過ぎてもテーマ性からずれてしまうだろうし、このくらいの落としどころで良いのではなかろうか。 中の人については、とにかく紗名役の大和田仁美がいい仕事をしている。紗名がコケれば全てが台無しになる作品であるだけに、彼女が本当に魅力的に見えたことの功績は大きいだろう。周りの面々もしっかり雰囲気がマッチしてて良かったですね。豊崎ボイスは魔性のボイス。 PR 「グランブルーファンタジー ジ アニメーション」 5→5 うん、まぁ、ファンタジーだったな……。ごめん、それ以外の感想はあんまり出てこないんだけども……。 やっぱりソシャゲアニメを新規層に訴える形で作るのは難しいというごく当たり前の結論しか出てこないんだよな。全体を通して、大きなミッションをこなした感は出ているものの、結局最終回が冒険の終わりにはならないわけで、「グランたちの冒険はまだまだ何となく続くぜ!」ってなことにしとかないとソシャゲとしては据わりが悪い。ただ、アニメでしか接しない人間からすると、何だか1つの物語の半端な部分だけ抜き取って見せられたような気分になってしまい、「お話」としての収束性が得にくくなってしまう。「仲間を集めてチームになって」という構造は比較的見やすいので減点要素こそ少ないものの、あんまり今作にこそ期待したい要素ってのはなかったかなぁ。 強いてあげるなら、やっぱりその独特な作画の風合いが注目点といえば注目点。これまたソシャゲアニメのお約束だが、おそらく資金はふんだんにあるのだろう。手の込んだ作画の作り込みは「ならでは」の世界観を醸し出す大きな要因の1つと言えるかもしれない。おそらくゲームのプレイヤーだったら「ゲームに近いイメージのままでキャラクターが動いてる!」ってんで更に印象は良くなるんじゃなかろうか。残念ながら私の場合はそうした副次効果が得られなかったわけだが、「こういうデザインでもしっかり動かせるようになってるのはすごいな」と技術面には素直に感心しました。ただまぁ、それが「このアニメをもっと観たいと思わせる良さ」になっていたかというと別問題ではあるのだが。まぁ、結局対象外の視聴者にとってはこんなもんだよね。でもまぁ、「ディヴァインゲート」とかと違って最初から最後までちゃんと見られたというだけでも、悪いことは無いと思いますよ。 キャストについては……まぁ、ソシャゲあるあるの3つ目は「とにかくキャストは金がかかっている」なので、重戦車みたいなラインナップでしたね。どこぞの船だとコックなのにこっちだと操舵手だから混乱する(しない)。 「ファルザと和解を果たす」じゃねぇよ! 最終話!! すげぇ、ラストなのに容赦無くツッコミどころをぶっこんできやがる! ホントに忙しい最終話。ラジーブ内でのイドとアダムスの会話、どっちもちょっと早口になってるし、絶対尺の調整間違ってるやん、っていう駆け足ぶり。でもまぁ、無茶苦茶なことは事実なので、こうして勢いでのりきってしまうプランに設定したのかもしれない。 一応理屈の上での解決を確認しておくと、アダムスのような「破壊」プランはラジーブの自己修復、変化プログラムのせいで無効化されてしまう。最後の最後までアダムスはラジーブ内部に飛び込んでの自己犠牲を望んでいたが、相手は巨大な生命体のごとき存在。矮小な人間一人が飛び込んで壊そうとしても太刀打ち出来るものではなかった。そこでイドが思いついたのはもう1つの打開策。アリスだと思ってたのがアリスじゃなくてジェニファーだったことが分かり、それってつまり宇宙中のオリハルトをかき集めた現段階なら、分散したアリスの意識が集まっているということ。そこでアダムスと同じようにラジーブのコアに飛び込み、マインドトランスで自己の意識も転送。ついでにジェニファーとアリスも全員オリハルト内で巻き込み、「人間がいるよ!」ということをラジーブに気付いてもらおうというのだ。アダムスのように「壊そう」とすればそれは拒否されるだろうが、「人間を知ってもらい、共感してもらう」という方向なら打開出来るのでは、というアイディア。まぁ、何の根拠も無いので失敗する確率の方が高かったとは思うのだが……なんか上手くいった。復活したアダムスと一緒に銃撃コントを行ったことでラジーブさんにも何かが伝わりやすくなっていたのかもしれない。 更に、ラジーブの今後の監視は内部にいついたアダムスが行うことが決定し、イドさんは結局外に追い出されてしまった。外敵は居なくなり、犯罪者は放免され、なんとまぁ、絵に描いたようなめでたしめでたしである。こうしてどんだけ強引でもハッピーエンドの雰囲気をがっつり出してくれるのは良いよね。ファルザはさておき、リックがアマンザといい感じになっちゃってるし(下世話な話ですけど、エバートランサーと付き合うのって大変そうですよね。色んな意味でね)。ラストではちゃっかりカーラさんがアダムスの使ってた机に座ってるあたりがずるいよな。 まぁ、めでたしめでたしには違いないのだが、最終話のシリアスでも一切テイストを緩めないという鉄の意志はお見事である。突然流れ出すソーラン節。一体何が起こったのか。もう、BGMが気になって何やってるか全然頭に入ってこないじゃねぇか! 「あぁ、なるほど。きっとソーラン節は炭坑を掘る時に歌われていた民謡で、ラジーブの掘削をそれになぞらえてるに違いない」とか無理矢理自分を納得させたけど、確認したら全然関係無かったしな。マジで単にやりたかっただけじゃねぇか。佐咲紗花はあんこう踊りとかこの手の仕事もナンボでもやってくれるのな。 まぁ、終わってみれば全部良い話でしたよ……多分ね。芸が細かいところなんだけど、サブタイトルクレジットがこれまでは「DIG」(掘る)だったのに最終話だけ「BRIDGE」(繋ぐ、埋める)なのね。ひたすら掘削業だけを繰り返してきたエスカベイト社が、最終的には人類とラジーブの接続役を果たし、ギャップを埋めるというファインプレイを実現したのだ。こういうコンセプトのまとめ方、良いよね。 「エロマンガ先生」 5→4 妹ってそんなにいいもんじゃないからな。いや、うちは幸い妹とはとても仲が良いですし、兄弟の中でも一番尊敬してるのは妹だったりするんだけども。それ故に絶対に性的対象になんかなるはずがないのだよなぁ。 今作における「妹」の扱いの救いようのなさは「俺いも」の時点で分かりきっていたことだが、「俺いも」のヒットで確信を得たのだろうか、今作ではよりダイレクトに、「妹とエロそうでエロくないいけない関係」が加速している。ご都合主義のハイパーな設定は「フィクションなんだからいいじゃねぇか」と言われればそれまでだが、実在妹を持つ身としては受け付けがたい気持ち悪さがどうしようもない。「俺いも」の京介はそれでもまだ他の女性に目を向けていたが、本作の正宗はほぼ妹しか見ていない。まぁ、桐乃と違ってエロマンガ先生は社会不適合者だからな……恋愛とか兄弟愛以前に「介護者」としての保護欲求が先立っているという認識が正しいのかもしれないが……。それが恋愛感情なんかとごっちゃにしてしまっているのがどうにもならない。 そこの気持ち悪さを追求するなら、もう妹一本に絞ればいいのだが、基本的に恋愛もので話を転がすにはライバルを出すしかない、という認識のようで、サブヒロインたちが次々と突っ込んできては玉砕するという不毛な展開が待ち受けている。いや、エルフの方は狙ってる方向性が分かるのでまだいいんだけど、ムラマサは恐ろしく都合のいい「デフォルトで主人公に無条件に惚れている女」というどうしようもない存在なので、これが何とも気持ち悪い。結局、正宗は小説の才能があるのか無いのか。無かったのだとしたら何がきっかけで面白くなったのか。そのあたりの「主人公を形成する背景」がなおざりすぎて、こいつが惚れられる要素がさっぱり分からないから「とにかく出てくる女が全員発情している」という世界が気持ち悪く見えるのだろう。 なお、映像面においてキャラが可愛いというのは認める。特に紗霧はわざわざ専門の作画を設定するなど「萌えキャラ」として全力で作り込まれているらしく、一挙手一投足が「萌え」のエッセンスで構成されているというのは伝わってくる。映像面においては、かなりハイグレードな作品なのは間違いない。あとはその萌えレベルの高い映像でどんな物語を描いてくれるかという部分が大事なわけだが……そこだなぁ。まぁ、こういうラノベもまだまだ元気に売れているということが分かっただけでも収穫ということにしておこう。 「ひなこのーと」 5→5 可愛い(ストレート)。もう、それだけでいいじゃない。 正直、ストーリーの方は二の次、三の次。演劇ストーリーという大義名分こそあれ、「知らない人と出会うと緊張してかかしになってしまう少女」という謎設定から堂々とした舞台演劇まで成り上がるストーリーとしては流石に説明不足。成長要素が「何となくレッスンしていた」くらいしかなく、いわゆる「部活もの」のフォーマットではない。やっぱり本作は「友情物語」よりももっとユルい、いわゆる「女の子がわーきゃーしてる物語」なのである。何となく仲よしになり、いちゃいちゃ百合百合していればその「友情」が燃料になり、メインシナリオのタスクも何となくクリア出来るようになる。そういう方向性なら成長要素を気にしてもしょうがない。まぁ、「うらら迷路帖」あたりも同じコンセプトでしたよね。 そういう作品なので、細かい筋立てで楽しむような部分は少ないのだが……とにかく「可愛い」という分かりやすい鈍器で容赦無く殴りつけてくるだけである。阿漕過ぎる「萌え」キャラによる恥も恐れぬ共演。チビキャラの配置などのバランスも期待通りの仕上がりで、「お前らこういうのが好きなんだろ!」と言われた「まぁ、好きですけどね!」と応えるしかないのである。その上で、高橋丈夫という人は容赦無く性癖を刺激してくる人でもある。元々エロ関係の出身ということが関係しているやらしてないやら、こんな作品なのに遠慮を見せずに煽情的なイラストレーションで攻めてくるんだよなぁ。普通、この手の萌えものが持つ「可愛らしさ」はエロとは別ベクトルであり、相容れない場合が多い(年齢層が低すぎるとか、キャラが寸胴すぎてエロくならないとか)のだが、何故か本作ではイメージを維持しつつそこに「エロ」や「フェチ」をぶっ込んでくる。このエロと萌えのいいとこ取りの姿勢は他の作品には無い罪作りな部分だ。それこそ「うらら迷路帖」は同じ方向性を狙っていたと思うのだが、残念ながらあちらは「エロ」につながりにくかった。一体何が違うのかは定かでないのだが……最初から「こいつらはエロくなる」っていうことを分かった上でキャラを配置していくかどうかで成果も変わってくるってことなのかしらね。 こうして素材のままの「萌えもの」でしっかり「これは萌えだ」という認識が出来たのは、何だか久しぶりな気がする。それだけでも充分な作品。それでよいのではないでしょうか。 中の人要素としては、富田美憂が良いポジションで2つ目の実績を残せたことが嬉しいポイント。あとは高野麻里佳の相変わらずの存在感とかかな。ゆーきちが「大人の女性」をやってるのも新鮮といえば新鮮だ……いや、ゆーきちだったけども。 「クロックワーク・プラネット」 4→3 何がやりたい作品なのかよく分かりませんでした。いや、何となく方向性は分かるんだけど……「それって面白いのか」っていうのが分かりませんでした。 画のへちょさが最大の失点部分ではあると思う。「歯車仕掛けの地球」なんて面倒な世界観を描く必要があるにもかかわらずキャラのベースがつぶれまんじゅうというギャップは最後まで面白味ではなく違和感にしかならず、ものすごくシリアスなことやってるのに全然身が入らない。「そういう世界」で精一杯アニメをやってくれるなら許せるのだが、アクション作画もヘロヘロになっており、クライマックスのメイン2人が何か変なスーツで何か変な事やってるシーンなんて、アホのタコ踊りにしか見えなかった。高度で一周も二周も回ったギャグだったのだろうか。とてもじゃないけどこれが笑える要素だとは思えない。 そして、そうまでして描こうとした「歯車仕掛けの地球」という世界設定が、物語に有機的に絡まず、単なる「外側の飾り」にしかなっていないのでシナリオに引き込まれるようなオリジナル要素が無い。むしろ、「地球を支えている歯車機構」なんてものは普通の人間にはなかなかイメージ出来るものではなく、事態がどうなっているのかが全然伝わらない結果になり、設定は足を引っ張っている。「何となくそういう説得力を持たせる画」が作れるのならこけおどしの世界設定でもアニメで映える可能性はあっただろうが、今作の映像面では、「なんか地下っぽいところ」っていう情報がせいぜいであり、キャラクターがすったもんだしている場所が地球の命運を握っているようにはとても見えない。単に暗いし、どこに行っても同じような背景だし、当初「きっとこのメカニカルなCG背景を頑張って描き込むんだろう」と思っていた部分は、期待したような機能を果たさなかった。まぁ、原作を読んでいる読者なら、ある程度設定を脳内補完出来るところだったのかもしれないが……。 物語の筋立ても、結局「何となく天才の少年と何となく天才の少女」のお話であり、「天才を描くのは凡人では難しい」というお約束のハードルを跳び越えられずに終わっている。ナオトのいかにもラノベ的なキャラはどんどんヘイトを溜める役割しか果たさなかった。とても人気が出るキャラには思えないのだが……同じ作者の作った「ノーゲーム・ノーライフ」の世界なら、空と白のいかにも白々しいオタクトークも世界観に合っているのだが、今作の場合、立脚すべき世界が定かでないのに一人でイキっているキモオタは単なる嫌な奴でしかない。マリーの方はまぁ、普通のヒロインということでもっとシナリオが見やすかったら悪いキャラではないと思うのだが……。残念ながら応援できる要素が無いな。 強いて良い点をあげるとすれば……やっぱり加隈亜衣にストレートに罵ってもらえるという一点に尽きるかな。そのために頑張って観てた感はある。そういうニーズもあるんだよ。 「官主導のアニメイベントとか成功したことねぇな」とか言うたるなよ、第12話。まぁ、実際そういうイメージ強いけどさ……。やっぱり国政としてアニメを盛り上げようとしても上手くいくわけないんだよなぁ。国政として世界を救う場合はどうかなぁ。 今回は、颯太のカミングアウトも挟んでようやくはっきりしたアルタイルという存在の脅威度をきちんと確認し、それに対してどんな方策を打って出るかを決定する記念すべき企画会議である。まぁ、起こってる事象が全部「多分、そういう理屈」っていうレベルの話なので、どれだけメテオラさんが仮説を重ねたところで、「多分、そういう理屈で大丈夫だと思う」にしかならないのが悩みどころだけど。幸い直接対決が実現したおかげで、アルタイルサイドの戦力や思惑は大体想定通りであることは確認出来た。あとは今回話し合った内容を前提条件として、今後の「ケージ作り」が進んでいくことになるのだろう。つまり、国全体で強引に被造物全部入りのスマブラ作れってこったな。しかもアルタイルの性能をめっちゃ弱くしたヤツ。 アルタイルがどのような存在か、っていうことを説明する必要性と、颯太の鬱な過去カミングアウトは、やっぱり前回観た通りに直接関わり合うものではないのだが、今回改めて話を聞いて、「まぁ、気が重くなるのはわからんでもない」くらいの気持ちにはなった。颯太が直接セツナに危害を加えたわけではないのだが、落ちていく彼女を受け止めることが出来ず、無視して忘れて蓋をして。そして、おそらく彼女の人間性を考えると、颯太に無視されてしまったことが、大きく傷つける結果になったことも想像に難くない。この世界で唯一彼女の命を救えたかもしれないのが自分だけだったと自覚するなら、思い出したくないのも、人に話したくないのもしょうがないことなのかもしれない。まぁ、だからって世界のピンチにウジウジすんなよ、とは思うけども。まぁ、今回のことでとりあえずの清算は一段落かな。 アルタイルが超性能を有しているのは、明確な作者の力が強くないためだという。例えばセレジアだったら松原さんたちが描く「原作」が世間的な「承認」をもっとも強く受けるため、たとえ二次創作がその辺でちょいちょい出ていたとしても、セレジアがその設定の影響を受けることはほとんど無い。しかしアルタイルの場合、「シマザキセツナが産み出したスタート地点」がすでにあやふやであり、むしろニコ動やピクシブといった集合知の場所で醸成されていくキャラクターという認識が強いため、その全てが彼女の都合のいいように成長の糧として用いられている。おそらくしょうもない作品とか、むしろマイナスになりかねない設定とかも色々とある気がするのだが、その辺は本人がある程度取捨選択出来るんだろうか。これ、もし「同人作品が原作と同等かそれ以上の影響力を持つ」みたいなジャンルがあったらどうなるのか気になるところやな。ラーメン三銃士が顕現したとして、おそらくもう原作通りの承認なんて世間に無いだろうし(ほんとどうでもいいな)。 あと1つ疑問なのは、こうして「集合知」として産み出されたアルタイルが、何故ここまで強烈な「破壊欲求」を持っているのかということ。ぼんやりした製造過程のキャラならばぼんやりした人格になってもおかしくないと思うのだが、何故か彼女は強烈に「シマザキセツナの無念を晴らす」というモチベーションだけは維持している。根底にはまず原作のアルタイルがあり、その時点で何らかの憎悪を抱えていたということなのだろうか。シマザキセツナという作者がそこまで世界を恨んでいたという気もしないのだけども。ちなみに、今回ちょっとだけ話が出てきたブリッツ・トーカーの場合、どうやら原作世界にそこまでの愛着が無いらしく、そんな自分の世界を産み出したこの「神の世」にも何らかの歪んだ感情を持っているようだ。もう少ししたら彼の動機も明らかになるんですかね。 そうしてはっきりした動機を持つアルタイル・ブリッツ・あと小野Dボイスの新キャラ連合軍と違い、未だ揺れているのはアリスちゃんである(そういえば今気付いたけど敵キャラは小野と斧の連合軍なんだな)。アリスちゃんは前回のバトルから「もう何も考えずに突っ走るしかない」とか捨て鉢になっちゃわないかと不安だったのだが、考えてみりゃ彼女も立派に物語の主人公。別に頭は悪くないはずなのだ。流石にアルタイルの言葉を全て鵜呑みにするわけにもいかないし、真鍳ちゃんが胡散臭いことくらいは百も承知。改めてこの世界の在り方を問うため、軟禁していた原作者をもう一度つついてみた。よかったね、原作者が悪い奴じゃなくて。「キャラが勝手に動くから世界のありようなんてシラネ」という作者の投げやりな発言も、そういう創作姿勢のクリエイターは実在するのだからしょうがない。それは決して愛情が無いとか、やる気が無いとかいうわけではなく、あくまでキャラが好きだからその世界を創作物と考えられないだけなのだ。自分のペンが産み出すんじゃない。あくまでペンは産み出された世界の記述のためのもの。そういう作者が作った世界は、物語として世間に受け入れられている。それが分かっただけでも、アリスちゃんは少し浄化されたのである。作者さんは打ち切りが怖いって言ってたけども……これ、もし途中で打ち切られたせいでキャラが存在を維持出来なくなって消えるとかいう展開だったら切なすぎるけどな……無い話じゃ無さそう(真鍳ちゃんはすでに原作者をデリートしてるけどどうなんでしょうね)。 さぁ、あとはスマブラ大作戦を実行に移すだけ。移すだけなんだけど……今のところ、何一つ絡みそうな作品が無いのが凄いな……。メテオラなんて数年前に出てクリエイターがすでに死んでるゲームなんでしょ……そんなもん、突然コラボ出来るとは思えないのだが。とりあえず試しにセレジアさんが鹿屋君を色仕掛けで押し倒す薄い本から試してみますか。 今ふと思ったんだけど、綾波レイが顕現するときって、原作に準じたキャラと同じくらいの濃度でモグ波も顕現しそう。怖い。 「恋愛暴君」 6→6 全国の「貴音×響」派の人にお勧めのアニメですよ。俺をはじめとしてね。たかひび(ひびたかではない)は正義だけど、樒×茜も悪くないですね。 アニメ全体のデザインとしてB級の匂いが付きまとうのは「マキャヴェリズム」とかと同じくらいのラインなのだが、もう、この歳になってくると全てのアニメが全身全霊で殴りにくるクオリティだと胃もたれしてしまうので、このくらいの画でもいいんですよ。ユルいギャグ作品なら映像を研ぎ澄ませるよりもテンポで攻める方が大事だし。今作の場合、油断すると「あれ? 俺一話分見逃した?」と思ってしまうような謎のテンポで進撃する無茶なお話で休む間がないし、ユルいギャグとサイコバトルとラストのシリアスラブドラマのバランスも悪くない。それもこれも、中心に据えられたグリ・茜・柚・樒という4人のヒロインが胸焼けするくらいにしっかりとキャラを立て、やりたい放題に話をかき回してくれるおかげだろう。MVPはグリで決まりだろうが、「暴君」という今作のタイトルは他にも茜さんや樒さんにも関わってくるところだ。 この手の作品で気になってしまうのは「何でこんな冴えない男がハーレム作ってるんだよ」という野郎サイドへの不平不満なのだが、今作の場合、「グリは理屈など通用しない恋愛を作り出す」という設定と、「茜さんのサイコも理屈など無意味」というキャラ設定のおかげで、ぶっちゃけ青司などどうでも良い。「暴君」としてのグリ、「暴君」としての茜さんがいてくれれば、もう男など無くとも物語は回せるのだ。これだけのサイコな展開のくせに、茜さんは要所で締めてちゃんと可愛らしさも維持しているし、更に厄介なはずの樒さんだって、あれだけ最低な行動に出ておきながら、最終的にはどこか放っておけない雰囲気も醸し出している。全キャラクターが謎の使命を帯びた一族の出身だったりする設定は笑ってしまうが、グリが来た時点で常識的な世界など無意味なのだ。それなら最大限にヒロイン勢が暴れ回れる世界が野放図に広がり続けた方が気持ちがいいってもんで。まぁ、個人的には2人のママンが対峙する時にどっちの中の人もドストライクだったというのが一番の加点要因だったとは思うんだけど。謎の俳協人妻ブーストが、たかひびで弱った僕の脳髄をえぐり取っていくのです。 そんな百戦錬磨のキャスト陣の中でも一歩も退かずに堂々とグリを演じきった青山吉能が今回のMVPなのは論を待たないところ。終盤の悪魔版グリはキャラが変わりすぎて今まで築き上げた今作の良い点が損なわれるんじゃないかと不安になったが、ちゃんとグリはグリのままで、通底した空気を維持してくれていた。今後もこういうはっちゃけた役が回ってくるといいですな。 6月24日 ドラフト模様(AKH×3) ピック順 【Mei】→【Serra】→【Sea-chicken】→【Sangriter】→【Alessi】→【Thraxi】→【Chrolony】→
だっ、誰だお前わーっ! 突如発生した謎の7人戦。シークレットゲストは来るだの来ないだのと二転三転してその趨勢は定かでなかったのだが、最終的に出た賽の目は「来る」の方。しかも、ついでに来月からは正式にこっちの人間になるとのことで、(しばらくはバタバタするだろうから週末に余裕があるかは知らんけど)メンバー復帰を表明。……我々コミュニティは来るものを拒み、去る者を阻んでは来たが、まさか一度去った者が復帰する流れになるとは夢にも思わず。そう、ヤツの名はッ!……↓最下位のところまで飛んで下さい。
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Thraxi
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男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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