最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
<青>
Aether Tunnel 霊気トンネル (1)(U) U エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは+1/+0の修正を受けるとともにブロックされない。 堂々窃盗おじさん。何してんねん。そりゃま、さすがにこんな荒技使われたらブロックなんてできるはずがない。魔術師ってどこでもドア使い放題なの? そりゃ強いわ。何故かパワーまで上がっているが、多分相手プレイヤーはどこから出てくるか分からないのでガード出来ず、その分ダメージが上乗せされるんだろう。どうでもいい設定を掘り下げてみたぞ。比較対象を探してみると、ほぼアンブロッカブルのみを与える「不可視」がダブルシンボルの2マナなので、こちらはなかなかのアップグレードと言える。ただ、アンブロッカブル+占術1の「液体化」は1マナであり、やはり単純な性能比較は難しいか。パワー補強があるおかげでクロックとしての計算がしやすく、2/2程度のクリーチャーでも充分決定力になる。出来れば呪禁クリーチャーを活用したいところだが、残念ながら今回のセットには呪禁はほとんど収録されていない(緑のアンコモン「蔦草牝馬」だけ)。おとなしく緑や黒と組んだ時に高パワーを直接叩きつける手段と割り切った方が良さそう。もともと回避能力に長けた青いクリーチャーは、このカードをそこまで必要としてない。
2連続で「選択」→「選択」と採用されてきた青の軽量キャントリップ枠に、こいつが待ったをかける。1マナ重いが選択肢は圧倒的に多く、こちらはこちらで優秀なインスタントである。これで環境で使用できる軽量ドローが2種類になり、何か悪さをしたいデッキはオールインも可能になってきた。小粒な呪文ではあるが、案外バカに出来ない影響力があるのだ。ちなみに今回のイラストはゼンディカー版の方。
Aven Wind Mage エイヴンの風魔道士 (2)(U) C クリーチャー・鳥、ウィザード 2/2 飛行 あなたがインスタントかソーサリー・呪文を唱えるたび、〜はターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。 せっかく果敢能力を常盤木認定したのに、こうして「微妙に違う」能力の方が幅を利かせて果敢はあんまり出てこないっていう問題。青(と赤)の個性を出すためには果敢よりも「ソーサリー&インスタント」にした方が明確になるってことなんだろうけどなぁ。とりあえず、3マナパワー2で飛行・果敢を持つカードと比較すると「ジェスカイの風物見」のような2/1の先輩がいるので、多少制限をきつくして2/2なら帳尻は合う計算。とはいえ、基本セットなら「風のドレイク」のようなバニラが採用されるべき枠なのだから、追加能力付きの時点で充分オーバーパワー。基本セットらしからぬ戦力なのは間違いない。というか、多分適当なスペルを構えておくだけで3/3フライヤーを維持できる能力はリミテッドなら決定力と呼べるレベル。最近の青はちょっと荒っぽすぎませんかね?
Aviation Pioneer 飛行の先駆者 (2)(U) C クリーチャー・人間、工匠 1/2 〜が戦場に出た時、【飛行機械トークン】を1体生成する。 ソプターを連れてくるギミックは同じくアーティファクトテーマがあったオリジンに収録されたものだが、コモンで比較すると青には1マナ重くて本人にも飛行がついた「飛空士志願者」が、赤にはコストが同じで2/1の「ギラプールの歯車作り」があった。3枚で比較すると、純粋に「ソプターが湧く」という部分の旨味にのみ特化しているのがこのクリーチャーと言える。打点が「飛空士志願者」よりも下がってしまうが、3マナと4マナの差なら致し方ないところか。むしろ低コストからアーティファクトを安定供給できることを喜ぶべきなのかもしれない。今回青には積極的に自軍クリーチャーを戻して旨みを得る手段などは無いが、なるべくクリーチャーをアーティファクトで揃えたいという専門デッキの傾向が強くなれば価値は高くなっていくだろう。
今回はずらりと基本的なカウンター呪文が並ぶ布陣になっており、これの他は「取り消し」と「本質の散乱」の2枚。こうして並べるととにかくクリーチャーだけは許すまじという意気込みが感じられる。カウンターの4マナ枠は「確定カウンター+おまけ」というデザインになるのが定番で、シンプルにドローがついたこの呪文はアドソースとして充分な働きなのだが、やはり4マナで制限付きというのはやや不自由。構築クラスで活躍という話は残念ながら聞かない。その分主戦場であるリミテッドでは活躍が期待され、2マナ、3マナ、4マナと綺麗に並んだカウンターの布陣になんとも言えない美しさを感じて使いたくなっちゃう不届きなプレイヤーもいることだろう。それは別にいいんだけど、なんで今回アンコに格上げされたん? そりゃまぁ、コモンにカウンター3種も並べられたらたまったもんじゃないが……。定番なら「巻き直し」とか「雲散霧消」あたりが来ればよかったのに……。
「Cancel/取り消し(XLN)」 C いつでも安心、いつまでも安心。変わらぬ使用感をいつでもあなたの手元に。いいじゃない、基本セットだもの。ちなみに、こちらのイラストはなぜか最新のイクサラン版ではなくアモンケット版である。やっぱりイクサランの世界観ってMagicの中でも浮いてんのかな。
Departed Deckhand 旅立った甲板員 (1)(U) U クリーチャー・スピリット、海賊 2/2 〜が呪文の対象になった時、〜を生贄に捧げる。 〜はスピリット以外にはブロックされない。 (3)(U):対象のあなたのコントロールするクリーチャーは、このターンスピリット以外にはブロックされない。 突然の海賊。こうしてやんわりと現役の他次元との接続も行なっているのね。まぁ、この程度で海賊デッキがいきなりのし上がるとも思えないけど。いわゆる「幻影」能力持ちなのでやや脆いが、最近は能力の対象になっても平気なことが多いので、実質大したデメリットではない。そしてせっかくなので調べてみたところ、今回のセットに収録されているスピリットは、なんとレアに2枚しか存在しない。つまり、普通の試合ならこれって完全にアンブロッカブル。 まぁ、そりゃ除去は真っ先にここに飛んでくるよな。ついでに味方クリーチャーにもアンブロッカブルをつけるなんておまけもついており、「珊瑚兜の案内人」と比べるとレアリティの差が残酷なくらいである。青はビートを組むのが難しい色だが、ここまでの戦力なら2枚以上集まればかなりの速度が出そうだ。
PR 秀勝さんで遊ぶな、第9話。なんか、ここ数年でまた秀勝さんの仕事が増えたような気がするんだよな。玄田哲章とか清川元夢みたいな「無駄に豪華」ネタ要員としても活躍している。まぁ、このアニメの場合は出るべくして出てるところあるけども。次回予告やりたかっただけじゃねぇか。 さておき、やっぱりロコ×キャプなんだよなぁ……。個人的には「プリンセスプリンシパル」の「厳しい百合」を見た後にこちらを見たので、約束されし勝利のカップリングに心が満たされていくのを感じます。まぁ、今回の喧嘩は今作の中では割とシリアス寄りのものではあったけども……。ロコ先輩の「もうずっとキャップを見ていたことを隠す気もない」みたいなふてぶてしさが最高ですね。彼女の場合も、ある意味「才能に溢れた有能な女性が落ちる」パターンが楽しめているとも言えるわけでな。 2話に渡って作られた「夏祭りステージ編」の後編という意味合いもあるのだが、それより何より、これまた定番(杏ちゃん談)の、「司令官参戦」パターンである。「過去の戦闘で身体に問題を抱えているために出撃できないと思っていた司令官だが、力を振り絞って前線に飛び出す」というと、ちょうど現在放送中の「キュウレンジャー」の司令官、ショウ・ロンポーも似たようなところがある。他にも「戦う司令官」代表といえば何と言ってもデカマスターだし、「身体に問題を抱えた追加戦士」なら元祖となったドラゴンレンジャー・ブライなんかの印象もあるか。キャプテンの場合、舞台の外では司令官ポジションだが、劇中ではあくまでも追加戦士である、というところで2度美味しいですね。もしはつりちゃんのいうことが本当で、姉妹設定になるなら「ギンガマン」の黒騎士ヒュウガみたいな設定になってるのかもしれん。 本来だったら舞台に上がる予定がなかったキャップがこうして登場したのは、花火の打ち上げ時間にショーのタイムテーブルを合わせるため、という壮絶な理由。作中でも間延びしてしまうショーの厳しい状況が切実に描かれていたが、普通に考えてアクション主体のショーで10分をアドリブで埋めるのって並大抵のことじゃないぞ。何しろ音響やら効果やらは全て秒刻みのスケジュールで用意されているはずであり、アドリブに突入するということは、そうした音響や効果を全く使えず、完全に身体一つの演技だけでクオリティを維持しなければならないということ。超人的な身体能力を持つ杏、ムラムラちゃん、ロコ先輩あたりはなんとかそれに対応している部分もあったが、残りの一般人には土台無理な話である。そりゃそのうち演技も何も考えられなくなる。 そこでキャップは、「アドリブ中のアドリブ」ということで自分をノープランのままぶっ込むというとんでもない作戦に出たわけだ。衣装だってその辺の幕1枚だし、どう見たって急ごしらえの感は否めないはずだが、おそらくは天性の演技力で乗り切ったのだろう。さらに阿吽の呼吸で彼女の登場に合わせられるロコ先輩との絆、さらにどさくさに紛れてやらかすはつりちゃんの貪欲さなど、普段から積み重ねてきた関係性の蓄積が、今回のアドリブをギリギリで成立させるに至ったのだ。イイハナシダナー。それにしても、キャップまで舞台に上がるってことは、完全に裏方は青山妹1人なんだよな……あれだけ凝った効果演出をよく1人で切り盛りできるよな。他の連中は1人2役をこなしたり、キャストとしての仕事で手一杯だし……毎回の公演を常に綱渡りで成功させてそう。これで日菜野の経済復興の一翼を担う重責を任されているのだから大したものだ。みんな、電車で行こう。 あかん、これ俺がすごく弱いやつ、第10話。「優秀で堅物だった女が、何かのきっかけで転がり落ちて救えないところまでいっちゃう」っていうシチュエーション、精神的ダメージが大きくて、ものすごく辛い気分になるんだけど、最終的に好きなんです。MでNTR好きっていうのはそういう人間なんです。今回の委員長、具体的にどう転げ落ちたかを語らずにカバンの薬物だけでそれを暗示させるところとか、最高にエロくないですか? 最新話の時系列は最新話だ。一番近いところでアンジェたちの過去が明らかになったcase20の「Ripper Dipper」。あの時点でチームの人間関係はほぼ煮詰まっていて、アンジェとプリンセスの関係だけは他のメンバーに言っていない状況。さらに4話目(case9)ではドロシーはアンジェとは別に、プリンセスの動向に気を配るように上から指示されており、実はドロシー・アンジェ間にはすでに認識の差が生じている状態だったのだ。幸い、他のメンバーについては完全に打ち解けた様子で、アンジェとベアトの連携は安心して見ていられるし、今回暇だったちせとプリンセスのコントなんかも和やかな雰囲気で、ちせさんも割とプリンセスに心を開いているようだった。まぁ、仮に2クール分(25話前後)だったとしたら、case22ってマジで最終盤だからな。だからこそのあんな引きなわけだが……、これで次週は多分case23ではないんだよね。やきもきさせられるなぁ。 さておき、今回はそうしたチームの中身の話以外にも、与えられた任務が特濃で重たい。「かつての仲間が二重スパイに?!」というのもこの手のお話では割と定番で、そんな疑念がかかってる時点で100%バッドエンドになってしまうことはわかりきっているのだが、ここに「かつて同期だったドロシーとアンジェ」という2人のキャラの認識の違いが確認できるのが興味深い。そして、「すでに同期は3人だけ」という残りの1人、委員長というキャラの存在感。「憧れた人がいた」と言って視聴者には「ライバルには愛憎渦巻く感情を持っていたんやな……」と思わせておいて、ラストで「それはアンジェじゃなかった」と言ってひっくり返す。このシフトが実に憎らしい。だって、「アンジェを超えられなかったのが悔しくて、反抗したいという欲求から裏切った」というわかりやすい感情だったら、よくいるダメなやつじゃない。気持ちは分かるけど、養成所時代に優秀だった人間がそんなことで道を踏み外すなよ、って思うじゃない。 でも、委員長はそうじゃなかったんだ。「成績なんてどうでもよかった」。つまり、アンジェなんてどうでもよかったんだ。彼女が憧れていたのは「風のような人」と形容したドロシーの方。堅物の委員長は、クリスマスの試験の日のドロシーの笑顔、そして自分を責めずにケロリと遊ぶことを勧めてくれたその自由さに憧れを抱いてしまった。やはり、人は自分にないものに焦がれてしまうのだろう。そして皮肉にも、そんなドロシーの差し伸べた手が、彼女の人生の道筋を小さく狂わせてしまい、気づけば道の隔たりは取り返せないほどに大きくなっていた。ドロシーと出会わなければ、彼女はきっとエリート街道を進めていたのだろう。もしあの日の試験で退学になっていたとしても、彼女は才能を活かして充実した人生を送れていたはずだ。しかし、純粋なドロシーの好意が、純粋なドロシーへの憧れが、彼女に小さな毒を植え付けた。なんて皮肉な慕情であろうか。そうして距離が広がっていくことに苦しむ委員長。自分の行いが、かつての仲間の身の破滅を招いてしまったドロシー。小さなコンパートメントで向かい合う2人の女性の心中はいかばかりのものだったのか。 そうした2人の関係性を知ってかしらずか、アンジェは一応ドロシーのことを考えて動いてくれていたようなのだが……あそこで取り逃がしてしまったのは、やはり委員長が優秀だったからなのか。結果的には、ドロシーには何よりも辛いシーンを目撃させることになってしまった。あそこで車中に押し入るのは別にアンジェでもよかったと思うのだが、ドロシーが自分が交渉したいと言ったのか、それとも足場が不安定な車外から万一に備えて銃を構えるのは反重力ボールの操作に長けたアンジェの方が適任だという判断だったのか……なんにしても、委員長は7話に続いてスパイという職業の救いのなさを嫌という程に思い知らされる結果になった。どこかで別な道を選ぶことができなかったものか……。 これだけの境遇にありながら、表面的には冷静を保ちながらきっちり事後報告にいけるドロシーはとても強い女性だ。しかし、そんなドロシー達の前に突きつけられる新たな任務。ついにきてしまった、スパイが身の振り方を選ばなければならない究極の選択の時間だ。さしものアンジェも動揺していたようにも見えたが……これって、アンジェは何をどうあがいてもプリンセスのために動くから取るべき行動は「反抗」だけ。ベアトだってノータイムでプリンセス側につくだろうし、ちせは堀河公に一応打診するかもしれないが、最終的には自分の判断で「主君」を守る気がする。となると、やっぱり問題はドロシーなんだよ……。なんか、この作品ドロシーにばっかりキツくない? 百合は世界を創造する、第21話。どこぞの概念魔法少女と悪魔魔法少女のごとく、女の子が手を繋げば、そこに新しい世界は生まれるのです。次元を飛んだアルタイルさんたちが二人で寝そべる構図もまどほむと同じなんですよ。 アルタイル戦の決着は禁じ手による盤外からのフィニッシュである。颯太が繰り出した「卑怯で汚い」やり方とは、創造主、セツナの創造。もう、なんかいろんなところでイレギュラーが発生してごちゃごちゃになってしまっているので、今回の決着に導かれるまでのファクターをまとめていかなければならないだろう。 まず根本的に、1つ目のイレギュラーは「被造物の顕現」という現象そのものだった。これによりアルタイルがこの世にうみだされ、次々と被造物が顕現する中で、「これ以上世界の理を歪めたら、この世界がキャパオーバーしてぶっ壊れる」という問題が生じた。つまり、この1つ目のイレギュラーはアルタイルという要素を生みだしながらさらに彼女の最終目標に設定されたもの。そして2つ目のイレギュラーは、アルタイルという存在そのもの。他の被造物は「承認力」のルールにより、消費者の最大多数の認識が反映される形でこの世に生まれるが、彼女だけは確固たる「原作」が存在せず、この世に生み出された二次創作、個人の持つ彼女のイメージの数だけ膨らみを持つという。動画サイトからの誕生という他のキャラとの差が彼女の持つ「イレギュラー」を作り出し、彼女を「被造物というイレギュラーの中でもイレギュラー」という特異な立場に立たせた。 そして、そんなアルタイルは創造主たるセツナへの想いが高じて世界を破壊することを信念としていたが、ここで3つ目のイレギュラーとして、颯太が「創造主を創造する」というとんでもない奇策に打って出た。承認力のルールさえ逸脱し、真鍳の特殊能力の助けを経て辛うじて成立させたかりそめの存在ではあったが、少なくとも颯太の中でのセツナであることに間違いはなく、2人の関係性から察するに、どうやらアルタイルの中でも立派に彼女はセツナとして成立する存在だったようだ。勝手な推測だが、彼女の姿が顕現した際、アルタイルは相当に動揺しただろうから、彼女はうっかり「そこに彼女がいること」を「認めたくて」認めてしまった。被造物であるアルタイルが認めたという事実を観客たちは見守っていたわけで、その「アルタイルによる保証」がセツナを成立させるための最後の承認力を提供したのではなかろうか。 こうして僅かながらも存在できた「被造創造主」であるセツナ。わざわざ颯太が彼女を引っ張り出してきたのは、端的に言ってしまえば本当に下衆な考えでしかない。まぁ、単純に言えば「被造物を黙らせるなら創造主」ということ。これまで、真鍳やアリスちゃん、ブリッツみたいに創造主に牙を剥いた連中もいるのだから創造主がいれば全てコントロールできるというわけではないが、すでに颯太はまみかやブリッツの情報からアルタイルの行動原理の根底に「親」であるセツナがいることは分かっている。アルタイルは出自が揺らいでいること、出会えなかったことから、すがりつくべき創造主たるセツナに対して特別な感情を持っていたのだろう。下世話な言い方をすれば、立てこもった犯人に「お母さんは泣いているぞ!」とお袋さんを引っ張り出してくるのと同じ戦略なのである。そしてまぁ、これがアルタイルさんにはよく効くのだ。 アルタイルという「イレギュラーの中のイレギュラー」。そしてセツナという「イレギュラーによるイレギュラー」。この二者を邂逅させ、その後どうなるかなんて颯太も想像していなかっただろう。打ち出す手立てがなくなったから苦肉の策で思いつきのアイディア勝負に過ぎない。しかし、結果は想像をはるかに超えたものになった。アルタイルがこれまで狙っていたのは「イレギュラーの度合いをどんどん上げていくことで世界が許容できなくなってぶっ壊れる」という結末だったのだが、そんな爆心地であるアルタイルに、いわば全パワーを叩きつけて「イレギュラーの塊」を生み出させる餌を与えたことになる。消えかけのセツナを前にして、アルタイルが行ったのは「破壊」とは真逆の行動、つまり「世界の創造」。これにより、アルタイルとセツナという最大のイレギュラーが現世とは別次元へと切り離され、アルタイルが貯めてきた破壊のエネルギーが全てチャラになるのだ。これまで幾度となく「被造物はこの世界に現れた時点でわれわれ人間と対等であり、彼女たちにも物語がある」ということを確認してきたわけだが、アルタイルはそんな被造物たちの中でもとりわけ強烈なパワーを持っていたおかげで、ついに「被造物」から「創造主」になり変わったのである。クリエイター(セツナ)が生み出した被造物(アルタイル)が、今度は新たな世界に被造物(セツナ)を成立させる。この二重の構造こそが、今作で最後に用意された「Re:Creator」という言葉の意味である。いやはや、恐れ入った。 今回の一件で、本作の主人公がアルタイルであったことは確実になった。今作で最も「Creator」の称号がふさわしいのは間違いなく彼女なのだから。シマザキセツナの物語、そしてアルタイルの物語に、非の打ち所は一つもない。 ただ、残念ながら問題が1つだけある。颯太である。あいつ、何でセツナを創作に紛れ込ませるっていう(本来なら成立しないはずの)アイディアを盛り込んだくらいで「君と同じところに立てたかな」とか偉そうなことを言っているのだろうか。今回、改めて颯太のクズエピソードが反芻され、「こいつがもっとちゃんとしてればそもそも事件はなかったのに……」という残念さが際立ったことに加え、せっかくアルタイルとセツナが二人きりで睦言を語らうという最強のシチュエーションだったにもかかわらず、たかだか眼鏡で割って入って邪魔しにきた。お前いらんねん。別にセツナの才能や生涯を語る上で、颯太はなくてもええねん。何で「颯太のおかげで解決しました」みたいな空気を作ろうとしてるんだ。違うからな。全部アルタイルさんの献身と純愛のおかげなんだからな。 とりあえず、無事にアルタイルさんが幸せになれたことで、今回のCreatorのお話は一件落着といったところか。まぁ、セレジアさんとかアリスちゃんとかがどうなるねん、って話はあるけど……ほら、前回アルタイルさんが言ってたじゃないですか、「そいつらは脇役だ」と。このまま何事もなかったかのようにハッピーエンドで問題ないです。まぁ、残りの被造物連中が今後どうなるのかは知らないけど。ラスト1話でそのへんの後日譚になるのかな。いや、でも真鍳ちゃんがのうのうと生きてるのはちょっとまずいな……。 9月9日 ドラフト模様(HOU×2 AKH) ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Alessi】→【Chrolony】→【Mei】→【Sangriter】
さぁ、「破滅の刻」環境も今回を含めてラスト3回。ぼちぼちゴールが見えてきましたかね。ちなみに今後の予定が若干ゴタゴタしておりまして、次回(9/16)のドラフトはすでに欠席1名の報告があり、次々回(9/23)も欠席1名が確定。もう7人戦は発生しません。さらに、ちょっと言いましたが、その翌週、つまりイクサランのお目見えとなる週(9/30)は、僕がどうしても外せない予定があって開催できないんですよね。別に私がおらずとも6人でドラフトはできるわけですが、そこはほら、俺主催者じゃん。環境スタートの試合を俺がいないところでやられたくないじゃん。自分が参加できない試合のためにパックとかスリーブとか用意したくないじゃん。ということで、リリース週のドラフトは土曜日以外の日にズラすという強権を発動したいのだけども……。以前のように金曜深夜開催にするか、可能ならば日曜の昼間にするか。土曜がベストって人が多いとは思うんだけども、そういう事情なので3週間後の予定の確認・調整をしていただけると助かります。次回集まった時に(6人しか集まれないけど)擦り合わせするので、よろしくお願いします。「お前無しでやるからパック用意しとけ」って言われると、多分年下に買い物を押し付けてふて腐れます。
響の部屋の二段ベッドが二段である意味が全くない、第10話。しょうがないよね、そういう距離感だからね……。なお、未来さんはソシャゲの方でもイベントで存分にひだまりっぷりを発揮していた模様。本筋ではさすがに奏者としての復活はないかなー。 個別ユニットシリーズ第3回にして最終回。残された組み合わせは響×切歌の、名付けて「チームお気楽」である。これまでの二組は「過去に背負った罪」を乗り越えたクリマリ、「仲間との距離感」を改めて掴み取ったツバシラ。しかし、残念な事に、いや、ありがたい事に響と切ちゃんにはそうしたテーマはなかった。サンジェルマンとの激突ではいきなりの変身、イグナイトからユニット曲、スカイラブハリケーンみたいな合体技までノンストップ。前回のエピソードで「切歌は誰とでもあっさりユニゾンできる」という(調にとっては残念な)事実が確認されていた訳だが、今回はそんな切歌の柔軟性が存分に発揮された形だ。元々響の方も「繋ぐこと」に特化したギアだったし、この2人の場合は特定のコンセプトは必要なかった様子。 しかし、それだけでは物語として膨らまないので、なんと切ちゃんが取り出したアイデンティティが「お気楽」だったのだ。以前カリオストロにちょっと嫌味を言われていたことが微妙に気になっていたらしい切歌。S.O.N.G.のみんなともすっかり打ち解けていつも通りのテンションで接してたら、ツンデレすぎるキネクリ先輩から怒られてしまってしょんぼりなのデス。クリスちゃんも別にマジで怒ってる訳じゃないんだけどね。単に感情表現が下手なだけだからね。しかし、こうしていろんな人生を並べてみると、切歌本人からしたら「お気楽であること」自体もちょっとしたコンプレックスにつながってしまうようで。確かに、マリアさんやクリスは言わずもがな、SAKIMORIは国防の使命に燃える(過度な)堅物であるし、調も繊細さから人間関係を思い悩み、一度はフィーネの器としてその命を燃やし尽くそうとした。一番能天気な響でも、過去に家族をめぐってのゴタゴタがあったし、未だに奏さんとの関係性は処理しきれていない部分もあるだろう。みんなそれぞれに重たい使命を背負っての人生だが、切歌にはそれがないという。 でもさ、基本的にF.I.S.の出身者ってそれだけで充分重い過去だよね……。マリアさんはマムとの関係性でなんかいい話みたいなまとめ方してたけども、普通に考えたら「自分の誕生日がわからないから」とかいう台詞は周りの人間が聞いたらそれだけで充分重いわ。それを背負ってもお気楽キャラでいられるのは、単に切ちゃんが強い子だからだよ。それでも、やっぱりサンジェルマンみたいな人生を見てしまうと、切ちゃんは根が真面目なので「自分なら」ということを考えてしまうようで。リンカーが完成したのがほんの少し前だというのに、変身→イグナイト→絶唱という地獄への超特急をあっという間にかっ飛ばしてしまった。うーむ、この思い切りの良さはやっぱり切ちゃんの人の良さという他はない。そして、そんな切歌の独走状態に一番傷つくのはやっぱり調なわけでね……たまたまコンビを外れて別行動しているタイミングで、よりによって自分の手の届かないところで切歌が絶唱してしまう。そりゃショックだよなぁ。命の危険まではなさそうだけど、今後は引率していた響が監督者責任を問い詰められることもありそうだ。調の怒りは相当なもんだと思うぞ。 そして、そんな切歌の絶唱を引き出したのは、我らが全裸神・アダムである。政府もうまいこと日本の謎システムを活用して一度は結社の目論見を弾いてみせたが、残念ながら全裸は規格外の男。「地上のオリオン座」が駄目ならお空に浮かぶ本物のオリオン座を使えばいいやん、ってんでいともたやすく要石バリアーを突破。どうやら彼の大願はかなってしまいそうだ。そしてそんな強敵を前に、「正義を信じて、握りしめて」いたことは一緒だったという信念の人、サンジェルマンがようやく響の手を取ることに。せめてもうちょっと早くアダムの欺瞞に気づいてくれよ、という気もするのだが、まぁ、このタイミングしかないのかな。残りの2人は帰らぬ人になってしまったらしいが……できればサンジェルマンはなんとかこの戦いを生き残って次のシリーズでも活躍してほしいもんです。不可能なの「だとしても」の精神。いや、単に美菜子の歌唱が見たいだけなんだけども。来期も6人体制で回すと脚本の作り方もマンネリ化しそうだし、出来ればサンジェルマン・フィーネ・キャロル(あと未来さん)あたりが大集合するハイパーなシンフォギアが見たいです。 さて、これでいよいよギア奏者と錬金術師の初のタッグということになるが……。ちなみに響とサンジェルマンの中の人は同い年。 頭おかC、第10話。前回(アイドルはトイレにいかない!)も全く別ベクトルでやべーヤツだったので「これ、触れん方がいいやつや」ってんでスルーさせてもらいましたが、今回は輪をかけてぶっ飛んでいる。どうやら今回のディレクションが本作の総監修をつとめる人の手によるもののようなのだが……このアニメを一体どこに持っていきたいのだろうか。 「ヤバい」という言葉は本当に便利なので、今作は一言ただ「ヤバい」とだけ言い残して逃げてしまいたい気持ちでいっぱいだ。これまでも毎回ディレクションを変え、同じアニメとは思えないくらいに多種多様な見せ方を試みてきたが、今回も過去9話のどれとも一致しない、不可解な方向へ走り去っている。幸か不幸か、魔女の性質自体はそこまでエキセントリックなものではなかったはずなのだが……それでも世界観は訳がわからなくなってるよね。まぁ、夢なんだからしょうがないけど(便利な言葉や)。 ヤバい要素その1、映像がとにかくヤバい。「話数によって精度とテイストが変わる」だけならまだ納得もできるのだが、今回は「シーンごとに作画が違う」という、現代アニメの全否定みたいな状態。いや、作監が大量に生み出される現代アニメこそ、ひょっとしたらそういう状況が多いのかもしれないが。ただ、本作の場合はそうして「苦肉の策で作画がエラい事になった」というのではなく、意図的に作画をぶっ壊しにいってる節がある。冒頭、キャラクターの口のパク(開け閉め)がおかしいとか、もう中割り入れることすら馬鹿馬鹿しいみたいな状態の映像で、なんだか専門学校の1年生が描いたようなあまりにお粗末な映像が流れるのだが、そんなどうしようもないカットも、やたらと流麗で精緻な映像を挟み込むように配置されていたりする。キャラの顔もカットごとにコロコロ変わり、もう何が基準なのかもさっぱりわからない。 ヤバい要素その2、話がヤバい。魔女の性質は「多芸だけど人と付き合えないやつ」というだけなのだが、そんな彼女の様々な側面を見るために、いろんな芸を披露する世界を飛び回る。そして、その度に演出方向がコロコロ変わり、作中のキャラに全くついていけない話が断片として押し寄せてくる。それぞれの画面構成の意味なんて考えていたら、話が何処かにいってしまうのだ。 ヤバい要素その3、演出がヤバい。こうして訳のわからない話が流れているのに、それを理解させたくないかのように、間の取り方、画面の置き方がおかしい。普通に考えたら遥人が殴られるカットなんかはもっと寄せて映像を描くべきシーンだったと思うのに、そこをあえて遠くから見せて意味を混迷させる。猫博士が座敷で魔女と2人対面するシーンなんて、2人の会話が弾まずに沈黙で途切れ途切れになる悠長な間に、視聴者ははぐらかされてばかりだ。 ヤバい要素その3、音響がヤバい。結局あの小さい秋はなんだったんだ。突然歌う遥人にも問題はあるのだが、その後はしれっとBGMで流れたりもする。突然のギターソロが延々流されたりもする。画がちぐはぐなだけでも困るのに、そこに音でヒントもくれない。さらに、今回の魔女はどうやらキャストが素人のようで、彼女の心情も伝わりにくい。中の人はアーティストらしいので、音楽と絡めてこの「掴みにくいキャラ」に拍車をかけるためのピンとこない役者の起用なのだろう。もう、本当にどの要素も信じられない。 そして、これだけたっぷりと「夢の不安」を突きつけられ、「大丈夫かGONZO」とか「大丈夫か制作スタッフのメンタル」とか色々心配になったところで、ラストに「大丈夫か遥人」という今作最大の問題をついに投下してきたのである。もう、この一言を言わせるためだけの30分だった気すらする。本当に、よくこれを作ろうと思ったし、よくこれが許可されたと思う。視聴者など知らぬ、ただ作りたい画を作る。その意思や良しだが、ここまで全力であさっての方向に逃げられてしまうと、これをどう判断していいものか……。
Leonin Vanguard レオニンの先兵 (W) U クリーチャー・猫、兵士 1/1 あなたのターンの戦闘開始時に、あなたがクリーチャーを3体以上コントロールしているなら、〜はターン終了時まで+1/+1の修正を受け、あなたは1点のライフを得る。 白の基本テーマは「クリーチャーなら数で押す」。今回担当PWが集団戦を得意とするアジャニであることも関係して、なるべくトークンやらなんやらで数を稼ぐことを推奨するデザインが多い。こちらの1マナ猫もそんな1枚で、他に2体以上の仲間がいれば1マナ2/2になれるという。まぁ、今のご時世ではそこまで優秀な戦力というわけでもないのだが……せっかく採用するなら、やはりおまけ程度に与えられた「ライフを得る」の部分も活用できるデッキがいいだろう。黒白吸血鬼でデッキを組めばライフゲイン誘発能力もそれなりに集められそうだし、殴りというより癒し系の猫として採用した方が輝けるのかもしれない。まぁ、荒ぶる風体はあんまり癒し系じゃないんだけども。アジャニの地元・ナヤのレオニンだろうし、あんまりおしとやかには生活できないよな。
Leonin Warleader レオニンの戦導者 (2)(W)(W) R クリーチャー・猫、兵士 4/4 〜が攻撃するたび、1/1で絆魂を持つ、白の猫・クリーチャー・トークンを2体、タップした攻撃状態で生成する。 こちらのレオニンは衣装や容貌から察するにテーロスの連中だと思われる。アジャニは色々な次元をバタバタ走り回って仲間集めを行なっているので、いろんな次元の猫と仲良しなのだ。そんな頼れるレアの仲間は、4マナ4/4のナイスバディが魅力的。加えて攻撃時にアタックしてるトークンが2体。つまりこれって新たな時代の「刃砦の英雄」である。喊声能力は無いので打撃力はやや劣るが、そのぶんは自身のパワーをあげてフォローできているし、トークンの絆魂も加味すればむしろライフ差は「刃砦の英雄」以上。そして何より、大活躍した過去のカードは神話レア、今回は通常レアでこれだけのスペックを実現しているのである。愚直に攻めたいデッキ、クリーチャーの数を稼ぎたいデッキ、ライフゲインの手段を広げたいデッキ、様々なデッキで文句なしの活躍が期待できる1枚。脇に「威厳あるカラカル」を設置したにゃんにゃんデッキなら100億点。
Loxodon Line Breaker ロクソドンの戦線砕き (2)(W) C クリーチャー・象、兵士 3/2 ミラディンで初登場し、その後もいくつかの次元でその存在が確認できる象人間、ロクソドン。こちらのカードがどこの出身かは分からないが、一応近いバニラの象には4/2の「ロクソドンの改宗者」がいる。普通、温厚な性格のロクソドンはタフネスの方が大きい傾向にあるのだが、「改宗者」はファイレクシアの油に汚染されてパワーに狂っていた。このカードは……どうなんでしょうね。
「平和な心」はもう基本セットには入れないんだね……。もう、ほんわかふわふわ出来ないなんて……(バトルボンドをやればいいのでは)。
初出は「ゲートウォッチの誓い」。3マナ払ってパワー修正が1と派手さにかけるので当時はリミテッドでもそこまで目覚ましい活躍を見せなかったのだが、防御性能に優れるので決して弱いわけではない。というかかなり強い部類のトリック。おそらくパッとしなかったのはゲートウォッチはプレイされる期間が短かったっていう外的要因と、攻守のどちらに軸を置いているかわかりにくかったっていう実質的要因があるのだろう。今回の白は「数で押す」戦術に割とはっきりウェイトを置いているので、後押しの1枚として活躍が期待できる。まぁ、コモンの「鼓舞する突撃」で足りてるという意見もあるが。
「Mentor of the Meek/弱者の師(ISD)」 R こういうピリッと気の利いたカードが再録されると「基本セットも悪くないかな」っていう気持ちになりますね。当時はリミテッドでも、構築でもそれなりに存在感を見せたナイスアドバンテージマシンである。また、「単純なドローはできない」という数少ない白の弱点(カラーパイ)を軽々とぶち壊したけしからん1枚でもある。統率者フォーマットなんかでもファンは多いし、こういう形で印刷されるのは良いことなんじゃなかろうか。今回も構築で何か使いこなすデッキが出てくるかなぁ。スライムフットさんなら5マナ1ドロー。「聖なる猫」あたりとの相性もいいし、なんかありそうだよね。
決め技に使いやすい白のコンバットトリック代表。基本的には攻めのカード。前のめりデッキが多くなれば価値も上がってくるぞ。
Militia Bugler 民兵のラッパ手 (2)(W) U クリーチャー・人間、兵士 2/3 警戒 〜が戦場に出た時、あなたのライブラリを上から4枚見る。あなたはその中からパワー2以下のクリーチャー・カードを1枚公開し、それを手札に加えてもよい。その後、残りのカードを無作為にライブラリの下に置く。 基本セットでもこの強さ。まぁ、今時の白は3マナ2/3警戒くらいならコモンでも出せそうな気もするけど。内蔵されているのは白っぽいリクルート能力。デッキさえ間違わなければ高確率でアドバンテージが狙えるし、コストでなくパワーでの制限ならば何らかのコンボデッキでのサーチカードとしての採用も考えられるかもしれない。「イーオスのレインジャー」クラスは言い過ぎだが、兵士デッキみたいなギミックに採用できないもんだろうか。
Novice Knight 新米騎士 (W) U クリーチャー・人間、騎士 2/3 防衛 〜がエンチャントされているか、装備している状態である限り、これは防衛を持たないかのように攻撃できる。 せっかくの騎士なのに殴りに行かないという日和見クリーチャー。カード名からして、まだ勇気が出なくて戦場に駆け出せないってことなんだろうか。1マナ2/3と桁外れなボディだが、攻撃力に変換するには一工夫。オーラがたくさん必要なことを考えると白緑のエンチャントデッキでの活躍が見込まれた1枚か。一応確認しておくと、白はコモンに2マナで+2の「騎士の制約」というぴったりの1枚があり、これがハマれば2ターン目から4/5が攻撃を開始するので秒でゲームが終わる。他の色では黒がパワーだけ上昇させる「冥府の傷跡」、緑は修正値が3と大きい「樫変化」とトランプルがつく「野生林の鉤爪」がある。あとはまぁ,どこかに防衛を持ってるクリーチャーを探してるドラゴンがいるとかいないとか。
「Oreskos Swiftclaw/オレスコスの早爪(M15)」 C 速いデッキ御用達の3/1バニラ。マローの記事によれば、現在同型異種再録が最も多いのは緑の2マナ2/2で、次点がこの白の3/1らしい。どのセットにも必ず入っているおなじみの顔。基本セットで選ばれたのが猫・戦士というのは猫好きの圧力の結果なのでしょうか。
「Pegasus Courser/ペガサスの駿馬(DOM)」 C 「攻め気の能力なのに自身は3マナでパワー1」というもどかしさが癖になる。このバランスがコモンの基準値と考えて良いのではなかろうか。
Remorseful Cleric 悔恨する僧侶 (1)(W) R クリーチャー・スピリット、クレリック 2/1 飛行 〜を生贄に捧げる:対象のプレイヤーの墓地をすべて追放する。 生きた「トーモッドの墓所」。いや、スピリットだから正確には死んでるんだけど、そういうことでなくて。「トーモッドの墓所」や「虚無の呪文爆弾」、それに「ボジューカの沼」などの墓地一掃系カードは下の環境で特定のデッキを叩くためのサイドボードには欠かせないジャンル。白は黒に続いてこの墓地対策が得意な色で、特に「安らかなる眠り」は1枚置くだけで墓地関係のあらゆるコンボを封殺できる人気の1枚。サイドボードに置くならそれ1枚で事足りるだろう。しかしこのクリーチャーはそんな「R.I.P」に攻撃力という別側面での魅力を付与した期待の1枚である。確かに墓地対策は大事だが、そのためにカードスロットを裂けばメインの戦略はその分ユルくなる。そうした弛みを嫌うプレイヤーの中には、攻撃力を維持しつつ墓地にも睨みを効かせられるこのカードに価値を見出すものもあることだろう。また、メインから入れて攻撃力として見込みつつ、1戦目から特定デッキへの対策法を混ぜ込んでおくという役割も、ラウンド数の少ない対決では重要な要素になる。いいとこ取りなのでどっちつかずの感はあるが、睨みを効かせられるデッキが多いなら、新たなヘイトベアの仲間入りを果たすことができるかもしれない。
Resplendent Angel 輝かしい天使 (1)(W)(W) M クリーチャー・天使 3/3 飛行 あなたの終了ステップの開始時に、あなたがこのターン5点以上のライフを得ているなら、4/4で飛行と警戒を持つ、白の天使・クリーチャー・トークンを1体生成する。 (3)(W)(W)(W):ターン終了時まで、〜は+2/+2の修正を受けるとともに絆魂を得る。 今回の神話天使枠。毎度毎度お騒がせクリーチャーが多いこの枠だが、今回はなんと3マナという超軽量で登場。軽さは正義のMagicの世界で、この設計がどんな影響を及ぼすのか。出ただけなら3マナ3/3というだけなのでかなり普通の子。6マナが溜まった時点でようやく本領を発揮し、もう1つ与えられた「天使の協定」ライクな能力で仲間を生み出し始める。一度モードに入ってしまえば攻守に理不尽なほどの働きを見せられる。ただ、やっぱり動かすのに6マナかかるというのは自身の軽さが活きないのでそこまで魅力を感じない。起動したところに除去を叩き込まれてマナを無駄にする未来が容易に想像できてしまうためだ。となると、別なところから5点のライフを引っ張り出す方がまだ現実的。手っ取り早いのは同じ天使の「黎明をもたらす者ライラ」あたりに依頼することだが、それってやっぱりライラだけでいいような気もする。天使らしいインパクトに乏しいので扱い方が難しそうな1枚。とりあえず軽さが活きるような早いデッキで使用感を試してみてからかなぁ。これ、強かったら4枚積みが必然になるのが辛そう……。
亜玖璃さんが1回も出てこないとかどういうことですか、第9話。もう上原さんと雪解けしてしまったから関わらないってことなの? 上原さんは現役であれだけ問題起こしてるのに? 亜玖璃さんカムバック! 今回の主人公は文句なしで千秋。そして非常に珍しいことなのだが、今回は「景太がKYらしいKYをほとんど発揮しなかった」という奇跡的な展開でもある。ちょいちょい要所で面倒臭いことはやっているのだが、いつものように決定的なサイコパスっぷりを見せるような言動はなく、今回の責任の50%くらいは千秋にある(残りは10%が妹の心春、残り40%は上原さんである)。まぁねぇ、前回のお話で一方的に「のべ・MONOの真実」を知ってしまったわけで、下手にお互いアカウントバレするよりもタチが悪い状態なのは間違いない。普通ならばここから素敵ラブコメがときめく方向に進展するはずなのだが、そこはこの奇跡コミュ障軍団のこと。「面倒臭い人間関係」なんて綺麗に処理できるはずがない。千秋にできるのは、「より面倒にして火種を増やす」ことだけであった。 Aパートまでの流れは上手くいってたんだ。全く色気のないスウェット姿の千秋もいかにもな出で立ちでよろしいし、彼女が一方的に景太の真実を知ったおかげでドギマギしながら下手くそなツンデレで必死に抗っている様子を見ているだけなら、そりゃ健気さも伝わってくるし、少しでも幸せな方向に収まる期待もするだろう。しかし、そこに無関係な妹さんを引き込んでしまっちゃぁ駄目だ。どう考えてもロジックが繋がらない、支離滅裂なその場しのぎだ。いや、そもそもなんでその場をしのごうと思っちゃったのかも分からないのだが……やっぱりああいうタイミングで本当のことが言えずに問題を先延ばし(?)してしまうのがコミュ障のコミュ障たる所以ということですかね……。向き合えないんだよな、今後展開されるであろう、「MONOさんやのべさんだとバレてしまった自分と景太の会話」という重圧に。だからこその「アカウントハック」。……こういうのもハックって言っていいんでしょうかね。妹さん、とんでもなく面倒な問題の渦中に放り投げられたことは理解していると思うんだけど、嫌がらずに付き合ってあげてるってことは、相当お姉ちゃんのことが好きなんだろうな。事前の「妄想や自己嫌悪でぐるぐるしてるお姉ちゃん」にも素直に付き合ってくれてたしな。さすがに生徒会長を務める優等生は違いますな(でもエロゲはやる)。顔を上気させて部屋から飛び出してくるシーン、いくらでもエロい妄想ができる。本人は否定してたけども。まぁ、ある意味よりアウトな方向性だよな。 こうして、せっかくまっすぐなラブに落ち着くチャンスがあったというのに、千秋さんはとっさの判断でこれを神回避。いや、鬼回避。心春ちゃんも交えた地獄のサバイバルへと突入した。そして、そんな千秋の気持ちを充分に理解した上で、さらに面倒臭い絡みで地雷原を広げていく上原さんのナイスアシスト。今回はさぁ、景太は割と察しが良かったんだよね。千秋の家でも大きなミスはしてないはずだし、星ノ守姉妹のカミングアウトに対しても懐疑的だったし、もうひと押しすればその奥の真実が手に入るところまでは肉薄しているのだが、どうしたって最後の一手が足りない。こうして、いいところまで読めているのに最後の一歩を踏み込まずに保留しているあたりも、コミュ障同士の関係性であるが故の悲劇なのかもしれない。 結局、最後に上原さんが「本当にお前どうした?」としか思えない迷惑な爆弾をぶっ込んで次回へ続く。あ、そういや亜玖璃さんも出てないけど天道さんもいなかったわね。まぁ、天道さんはいなくても怒らないわ。ちなみに、亜玖璃さん欲求を満たすために「はじめてのギャル」を視聴しても何一つ心のスキマは埋まらないから気をつけろよ(なぜやろうと思った)。 |
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