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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「モンスターハンターストーリーズ RIDE ON」 4

 モンハンってのは一切触れたことがない文化である。もし時節が噛み合ってたら多分ハマってたんだろうとは思う。元々やり込み系のゲームは好きだし、覚えゲーに育てゲーに作業ゲー、どれもこれも私の人生の時間をガンガン潰した要素。たまたまゲームを引退した後に流行った文化だったので助かった。声優連中のトークでしょっちゅう名前が出てくるのを聞いて、やってみたいと思ったことは多いのだけども。

 そんなわけで「モンハン言われてもわからんなぁ」と思っていたのだが、今作の場合は純正のモンハンともまた違うわけね。放送中のCMを見ると、たとえるならドラクエと「ドラクエモンスターズ」みたいな関係? 普段は敵として狩るだけだったモンスターを仲間にして引き連れられるんですってよ。ま、それってつまりポケモンだしデジモンだし妖怪ウォッチだしカミワザワンダだし。よくあるナニカになってしまったのだね。朝アニメとして子供たちに宣伝してまわり、さらにアプリ連携で卵ゲットなんてギミックまで仕込んでいるところをみると、これまでモンハンの中心的なプレイヤー層だったところからさらにシェアを拡大し、子供向けのコンテンツとして育てていくという狙いがあるのだろう。

 狙いは分かりやすいし、多分その目的ならある程度成功している内容だとは思うのだが、いかんせん話は地味だ。いや、今期始まった「デジモン」と何が違うかと言われたら同じなんだけどさ。ホントに「よく見る1話目」なんだよなぁ。そして、キャラが可愛くないという大きな問題点が個人的には大きなマイナスになっている。まずメインのマスコット(?)であるナビルーの野郎が、ネコキャラのくせにあんまり可愛くないっていう。いや、最初にワンダを見た時にも「なにこのぶさいくな犬」って思ってた割りに今ではすっかり馴染んでるので、ナビルーのおっさん臭い変な顔もすぐに慣れるとは思うのだが、確かモンハンって元々可愛いネコマスコットがいたよね? なんでそのままのデザインで使わなかったんだろう。勿体ない。そして、ポケモンや妖怪ウォッチなら最大のセールスポイントになるであろう「お供に出来るモンスター」のラインナップなのだが、何故かこいつらが全部極彩色で彩られ、「絶対に毒持ってる生き物」にしか見えない。元々凶暴な「狩られる側のモンスター」だったのだから急にデフォルメして可愛くなれと言っても無理な話なのだろうが、あのアメリカンなお菓子みたいなカラーリングでは虫類感丸出しのモンスターは、正直あんまり引き連れて歩きたいとか、一緒の布団で寝たいとか思わないのである。あそこが子供たちに人気が出るのかどうかが一番の不安材料。男の子なら「格好良い」で売ることは出来るのかもしれないが……。

 というわけで、やってることは普通なんだけど、そこまで興味は引かれない1話目でした。実をいうとシリーズ構成が高橋ナオコってのが個人的に抵抗のある部分なので、すでに警戒態勢になってる部分はあるのかもしれません。似たような立ち位置では夏クールの「モンスト」も切ってしまったし、プリキュアと時間被ってるし、この作品はちょっと危ないかも。

 それにしても、キャスト表を見るまでナビルーの声がM・A・Oだって事には全然気付かなかった。ホント、捉えどころがない声優なんだよなぁ。

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○「ViVid Strike!」 5

 完売する時代を超え、まだまだ続くよ「なのは」ワールド。気付けば前作ではタイトルから「少女」がなくなり、今回はついに「なのは」が消えた。もう、(元の形なんて)無いじゃん……。

 元々「なのは」シリーズはそれなりに応援しており、「A’s」は文句無しでセブンアークスの最高傑作だと思っている。劇場版2作も非常に素晴らしい出来だった。ただ、「StrikerS」でやらかした傷跡は大きく、その後アニメでは「なのはVivid」が続くわけだが、気付けばこちらの作品は製作がセブンアークスの手を離れ、スタッフも全然違う、言わば別作品になっていた。今回は再び制作スタジオが戻り(まぁ、正確には関連企業なのでちょっと違うが)、改めて仕切り直しといったところ。監督は残念ながら草川さんではないが、セブンアークス、そして都築真紀とは関係の深い西村純二が起用されている。つまり、どっちかっつうと「DOG DAYS」の続きということに……はならないだろうが。

 「ViVid」から時代は少し流れ、アインハルトがすっかりヴィヴィオと仲良くなっている時間軸。ここにさらに追加でロリっ子が加わる。いや、正確にはヴィヴィオたちよりも年齢は上なのだろうが、新キャラでメインになりそうな2人組のCVはなんと水瀬いのりと小倉唯である。確実にロリコンを殺すキャスティングだ。当然これまでのヴィヴィオの回りの面々は元気なわけで、アフレコ現場は一体どんな様相になっているのかと気になってしょうがない。まぁ、中心となってるヴィヴィオの中の人が最年長なわけだけども。

 お話の方は「ViVid」の世界観をそのまま引き継いでいるため、魔法要素はほぼ無しみたいなもんで、実際には「格闘技少女ヴィヴィオ」。主人公となるであろうキャラも、「アインハルトにワンパン入れたら拳に資質を感じ取られて引っ張り出された」という、なんだか昭和のボクシング漫画みたいなノリだ。これをちっちゃい女の子達でやろう、というスポ根まっしぐらなアニメ。よく言えば分かりやすく、悪く言えばマンネリの極み。正直、「ViVid」は途中で飽きてしまったので、この路線でただひたすら真面目に格闘技生活を描くだけになると退屈になるんじゃないかという懸念はある。ただ、セブンアークスと西村純二の組み合わせというなら、案外ここからヘンテコなものが出てくるんじゃないかという期待もあるのだ。1話目はとにかく「導入」以外の何ものでもなかったので、今後への期待も込めてしばらくは様子見とさせてもらう。

 まー、世間的にはこのアニメよりもCMで発表された「なのは」の劇場版3作目の方が話題になりそうだが……ヴィヴィオたちは母親連中の圧倒的存在感を打ち破ることが出来るのだろうか。

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 ウルトラハイパー無重力装置を担ぎ出していたら4部は一体どうなっていただろう、第27話。「いくらなんでも1話で全部やるのは無理やで」と思っていたが、幸いにして次のハイウェイスターとの分割になった。まぁ、これくらいの配分だったらギリギリ可能な尺かな。かなりツメツメだったのは間違いないんだけど。

 まず、序盤は「アイツにもお楽しみがいっぱい」のコーナーから。承太郎がSW財団の男から海辺のベンチで情報を受け取るのはジョセフ登場回からの流用、さらにそのままナレーションに接続するために小洒落たベンチセットにテーブルとラジオを追加。承太郎さん、あんなとこで何やってたんでしょうね……まぁ、そういう情報の受け渡し手順なんだろうけども。杜王町滞在中もヒトデかなんかの研究はやってるはずなので、案外海洋研究に精を出していたのかもしれません(あの格好で?!)。

 川尻家の事情については、深夜アニメらしいちょっとムーディーな雰囲気を交えつつだが、いかんせんしのぶの作画がまだ安定しない。襲われて以降は割とエロティックな雰囲気は出ていたのだが、そこにいたるまでの顔がなんか変。まーだ前回の作画ダメージ引きずってるみたいな。クライマックスに向けて、徐々に整えていってほしいもんだが。ちなみに、しのぶが「あぁ、背中のボタン外そうとしてくれたんだ」と勝手に解釈するのはオリジナル要素だよね。あそこで吉良の行動に理由をつけておかないと、そのまましのぶが盛って成人指定アニメになりかねないからな。さらに、そんな危険な状況から早人に繋ぐシーンは今回は無し。流石にあの台詞は今後の展開を考えると外せないだろうから、またしばらく後にもう1回出てくるのかな。「猫は吉良吉影が〜」のときにもう一回今回のシーンが出てくるのかな。早く早人がしゃべってるところが見たいですわ。ちなみに今回からオープニングも変更になり、映像はまさかの吉良メインである。しのぶも早人も大活躍で、印象的な「吉良に帽子を被せられる」演出も。ニヤッとさせられます。

 シーン変わって、仗助と億泰の仲良しコンビの道端での「未知との遭遇」。仗助は最初のうちは康一と登下校してた気がするのだが、多分康一は由花子に取られちゃったんだろうな。重ちーのときもそうだったけど、最近はもっぱら億泰とつるむことが多くなっている。途中でアイス買ったりなんだりしてるので下校シーンですかね。ミステリーサークルなんてのは当時の流行を思い出して何とも懐かしくなるセッティングだが、まさかそこから幕開ける物語が、ジョジョシリーズの中でも様々な憶測や意見が飛び交う問題作になるとは。結局、未起隆の能力についてははっきりした「答え」は出てないんだよね。仗助がわざわざCダイヤモンドを出して確認した通り、彼はスタンド使いではないのだが、「JOJO A GOGO」に掲載されてしまったために一応スタンド使い認定されている向きもあるし、ちゃんと名前も設定されている。まぁ、荒木先生自身が付けたことを忘れてしまうぐらいに適当な命名だったわけで、「アース・ウィンド・アンド・ファイヤー」は我々ジョジョファンの間では忘れられない名前になったわけだけども。確かに、この名前だったらまだ隕石落とすスタンドの方がそれっぽいよな。宇宙人の変身能力なのに「アース」ってどないやねん、って話だ。あ、ちなみに未起隆のCVは加瀬康之。ゲーム版だと大統領役をやってたのね。もし7部までいったらキャストは変更だ(何年後の話だ)。

 未起隆と仗助たちが繰り広げる一連の宇宙人コントは荒木先生の「なんか不思議展開」の真骨頂。普通はスタンドから攻撃を受けてるときなんかに使われる「何が起こっているか分からない」演出だが、こうして命の危険が無いときに使われると、素材との兼ね合いもあって星新一のショートショートみたいな味わいだな。「鞄からアイスクリーム」っていうさりげない「おかしさ」が、絵に描かれると何とも不気味に見えてくるっていう。まぁ、あのアイスクリームについても、謎は残ってるのだが。ちなみに、このシーンがアニメになった際の見どころは、「仗助と億泰はアイコンタクトだけでどんだけの情報交換が出来るやら」って部分。目の前に未起隆がいるので実際にはほとんど会話してないはずなのに、ツーカーで伝わっちゃう2人の関係性の深さが凄まじい。いや、億泰に実際どの程度伝わってたのかは定かじゃないけど。なんか、こうしてみるとジョジョ史上でも屈指の友情パワーだな、こいつら。考えてみりゃ「バディとして主人公と濃密に友情を交わした人間」って、シーザーとジャイロの2人くらいなんだよな。あとはせいぜいFFとかかな(グェスはなんか違う気がする)。男子高校生どうしってことで、この2人の友達感覚はとても良いものです。

 そして、アニメでの追加要素として「無情にもあの場から億泰が立ち去った様子」が追加。確かに、未起隆変身後に億泰はどうしたんだよ、ってのは原作では特に触れられてなかったのだが、彼はこの時点ではまだ未起隆の能力は認識しなかったわけだね(まぁ、後で使うことになるけど)。結果的に「オイシイ話」は仗助が勝手に考えて1人で独占することに。こいつの考え方もけっこうこすっからいし、すげぇ力を手に入れた割りにはショボいことしか考えないのよね。この辺もやっぱりアホな男子高校生の限界なのかも。まぁ、犯罪に走らないだけ良い奴なんだろうけども(賭博は犯罪です)。

 その後の未起隆との打ち合わせシーンは残念ながら諸々カット。「勢いよく着地する未起隆ダイス」は見てみたかったのでちょっと残念。あとカップに入れてシャカシャカして決めるシーンね。意味の分からないかっこよさがあったので出来たらカットして欲しくなかったんだけど、まぁ、実際意味無いからな、あれ。とにかく「しばらくトレーニングしたらちゃんと未起隆はダイスっぽく振る舞えるようになった」ってことで。あとジャスラックに許可取るのも面倒だったのか「買ってくるぞと勇ましく」もカットね。まぁ、高校生が知ってるのも変な話だし……あの世代で母子家庭の仗助がどういうルートであの曲を知ったのかは割と謎である(じいさんが歌ってたんだろうか)。うーん、やっぱりこうして並べて見ると色々と「やらしいイカサマVS根っからの性悪のチンチロ対決」というフレーバーを醸すためのあれこれはやっぱり削られてるかなぁ。こればかりは尺の問題がなぁ。

 次週でチンチロに決着が付いて、露伴が「だが断る」くらいまでかしら。個人的には、「あの2人がどこに向かうバスにのるんだよ」っていう原作最大の疑問を補足してくれるかどうかが気になります。

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○「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター」 5

 もうどうにも止まらない4期目。正直、なにがなんやら。

 3期の時点ですでにぶっ飛んでしまったのであんまり真剣に追いかけてなかったこちらとしては世界がどうなってるのかもよく分かりません。とりあえず、作中の野郎は全員春ちゃんにぞっこんだってことは分かるので、1話目はそれだけで満足しておこう。みんなしてベルトコンベアで流れてきて名前呼んでどっかにいくシーンはマジで笑えるぞ。

 そして、世界はこの七海春歌という女性を崇めるための舞台としての練度を増していく。3期ラストで現れた衝撃のヘヴンズの面々。彼らを含めて三つ巴(?)の様相を呈したなんか分からない主役の奪い合い。前回の騒動は正規の手続きを踏んでなかったってことで、今回は新たにこの3つのユニットで頂上決戦を繰り広げる。そして、その曲を作るのは全部春ちゃん。すげぇぜ、この世界における畑亜貴みたいなもんやで。まぁ、実際に作中の曲は全部上松が作ってるわけで、彼女は原作を務める上松の分身といえる……かどうかは定かではない。

 もう、この人数になったらハナから認識しようという気も起こらないが、3シーズン分の蓄積があるのでとりあえず色々おかしい連中なのは知っている。前クールのアイドル2連弾と比較しても、やっぱりSTRISHの「ヤクやってるんじゃねぇか」って思えるトび方は潔くていいやね。公式に春ちゃん奪い合いを煽られてしまったメンバーたちは、この先一体どうやってプリンセスを守っていくことになるのでしょうか。なんか、「世界中の男が沢城みゆきを奪い合う次元」っていう見方が出来るだけで楽しくてしょうがねぇな。

 個人的に一番気になるのは、こんだけ野郎臭いアフレコ現場の中で、若本・杉田がどの辺に座ってるんだろう、っていう部分です。

 

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○「ブブキ・ブランキ 星の巨人」 6

 この気配は……ウルトラスーパーアニメタイム?! サンジゲンが同社製作ってことで遊んでくれました。どうせならゆいかおりにしゃべらせたら良かったのに。多分、そのうちうーさーもどっかで出てくるやろな。(むしろうーさーの続編に右手ちゃんの方がありそう)

 さぁ、2期目だ。1期目は色々と議論を呼んだ問題作だったが、個人的にはCGワークの変なキメかたはきらいじゃなかったし、キャラの魅力は大きかったので割と好きな作品だった。まぁ、「キャラの魅力の全部を礼央子様サイドに持っていかれた」という難点はあったのだが……。でも、こうして久しぶりに王舞チームの面々を見ると、この4人(5人)もちゃんとキャラが立ってて面白い連中だってことは分かるよね。1期は礼央子様チームに加えてアメリカチームとか色々とぶっ飛んだ連中が多すぎたせいで、ちょっと割を食ってただけなんだ。冒頭、タクシーに乗ってテンションが上がっている黄金ちゃんと木乃亜のコンビは素直に楽しいし、多少話しやすくなった(?)静流のテンションも、おっぱいに振り回され続ける柊も、1期のころの殺伐とした雰囲気がなくなって親しみやすいキャラになっている。流石の木乃亜も、あのサイズで乳を哀れまれるとは思ってなかっただろうな……。

 このキャラの掛け合いをどう見せるか、っていうのが、サンジゲンのCGワークのチャレンジの部分。「アルペジオ」あたりの時点ですでにメカ戦闘や立ちっぱなしのキャラくらいなら成立していたわけで、次のステップは「アニメらしいキャラ表現をフルCGで可能にすること」。しかも、ピクサー系の海外作品とは異なり、あくまで日本の萌えアニメ的テイストのCG化。これがなかなかの難業で、現時点ではサンジゲン・ポリゴンピクチュアズが国内では代表的な挑戦者であろうが、はっきりと到達点を示せたとは言い難い状況。そんな中、一番ゴールに近いところにいるのは、やっぱりサンジゲンなんじゃないかと思う。タクシーの掛け合いシーンでは動画の中抜きを大胆に行ってコミカルな立ち回りを表現し、空港で初めて薫子に会った後、暴れる木乃亜を抑え込むシーンなんかでは、キャラどうしの絡みが出来るだけ自然な形になるように工夫を凝らしている(木乃亜の乳を揉む黄金ちゃんのポジションに注目)。こうしたチャレンジが、今後のシナリオの中でどのように「見栄え良く」作られていくかというのが、今作最大の注目点といえるだろう。

 まぁ、それ以外にも単に1期で醸成されたキャラどうしの掛け合いを見てるだけでも割と楽しいんだけどね。元々2期目はアズマの物語ではなく妹サイドに話が移ると聞いていたので、てっきり「一方その頃」的に別な戦いが描かれるのかと思っていたのだが、実際には物語は宝島の落下の後のお話。そして、1期1話では可愛らしかった妹ちゃんが、すっかりヘンテコキャラに仕上がってしまっていたのは驚き。どう考えてもアズマと血が繋がってるとは思えないテンションだったが……でもまぁ、仲間達との関係性に見え隠れする熱血テイストとか、おどけて見せながらも芯に潜んでいる正義感とか、そうした部分は主人公気質をちゃんと共有してるのかな。アズマチームと違って手足の4人は随分物わかりの良さそうな連中であるが、今後そのあたりがどう絡んでくるかも見もの。まぁ、この作品はチームが増えるとそれだけで一気に5人の新キャラが追加されることが確定するので、描き分けていくだけでも結構大変なのだが。しかもオープニング(今回はエンディング)を歌唱しているのはなんと礼央子様である。彼女達炎帝チームもまだまだ元気で活躍してくれることだろう。的場井さんたちのカムバックに期待だ。

 色々と楽しげな作品が多い今期のアニメだが、そんな中でも独自路線から色々出てきそうな本作。1期以上に期待していきたいぞ。

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○「魔法少女育成計画」 6

 いつの時代からだろうか、魔法少女と言う言葉が血塗られた運命を意味するようになってしまったのは…………。いや、割といつからかはハッキリ分かる気がしますが。どこぞのインキュベーターが全部悪い。あぁ、でもそれ以前にもデバイスから波動砲ぶちかます魔法少女とかもいたんだよな。……大体新房のせいじゃん。

 というわけで、今の世の中、わざわざ「魔法少女だから最初はファンシーな物語に見せかけておいて、後から鬱展開にしてひっくり返すやで」とか余計なことを考える必要もなくなりましたね。いきなり血みどろのシーンからスタートし、さらに淫獣は一切の自重を見せずに「今から皆さんには殺し合いをしてもらいます」とアナウンスを垂れ流す。この展開がすでに「またかよ」という気持ちで見られるようになってるのはなかなかにイカれた状況ではある。サリーちゃんもメルモちゃんもミンキーモモも、先輩達は悲しんでいるぞ。でもまぁ、現代のニーズはこっちなんだからしょうがない。可愛らしい女の子が、可愛らしい衣装で、可愛らしくサツバツしていくことを今から楽しみにしていこう。

 「ゆるゆり」あたりを思わせる、過度に大きな目をした女の子たちはふわふわしたイメージが過剰に演出されていてとても可愛い。キャラデザは「君嘘」なんかでもデザインを担当していた人のようで、ラルケのくっきりした色彩設定の中でちょっとクドいくらいのデザイン性がファンシーさに磨きをかけている。そして、今作をとりしきる監督はなんと「ごちうさ」の橋本裕之。なかなか思い切った配置で、心がぴょんぴょんしそう。ココアちゃんの中の人もいることですし。まぁ、男の娘だったけども。

 作画演出に文句はないので、あとはこのベタ(?)な設定からどんなシナリオが紡がれていくかですかね。実際には淫獣に「間引くよ」と言われただけで、どんな風に間引いていくかは分からないし。ひょっとしたら話し合いかもしれないし、食戟やクイズ大会かもしれない。まぁ、冒頭で血みどろシーンがあった時点で一切の希望は無いのだが……。これを、今をときめくぎっちぎちのキャスト陣で展開してくれるというだけでボクは満足です。主人公は、「中の人も魔法少女には憧れまくっている」でお馴染み(?)の東山奈央。圧倒的正統派ヒロインであり、奇しくもまどかの中の人である悠木碧と同年代だったりする。ごちうさじゃなくてローダンセのメンバーもちょこちょこ集まっているのは注目すべき部分だ。そして対抗として、「魔法少女が女の子とは限らない」という訳の分からない横紙破りを実現した佐倉綾音。割と男の子役はよくやるのだが、この倒錯しまくったヘンテコキャラをどのように見せてくれるかは今から楽しみだ。純正男女カップリングなのに合法的に百合という、見事な解決策を打ち出したナイス設定である。さっさと「変身して女体化した自分を云々」な薄い本が大量頒布される時代になれ。その他、定番といえる「集団の中だと大体3番目くらい」のポジションにつけている内山夕実、「無口で取っつきづらいキャラだけど絶対こいつデレる」という圧倒的信頼感のある沼倉愛美、青山ブルーマウンテンさんがこんなところでもふわふわしてる早見沙織などなど、もうキャスト見てるだけで満足です。小林ゆう、緒方恵美と並んでいるので、おっそろしく濃い面子なのよねぇ。油断するとすぐ絶望堕ちしそうでたまりませんね。

 エンディングテーマもナノを起用し、さらにダウナーに向かう気配は満ち満ちている。はてさて、何をしでかしてくれるやら。

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○「終末のイゼッタ」 6

 遊佐さん、死んじゃったよね、あれは。もし生きてたとしたらナチスの科学でサイボーグになってる未来しか見えない。

 確認したらこれってアニメオリジナルなのね。割と分かりやすい展開だったので漫画原作かな、と思ってたのだが、ちょっと意外だった。製作は亜細亜堂。あんまり深夜アニメの印象が無いところで、監督も深夜アニメでの監督は初となる。こういうスタッフの集め方のほうが普段と違った画が出てきて面白いかな? とはいえ、1話目は「違う」という感じもせず、まっとうに、「丁寧に作ったアニメの1話目」という感じ。ディティールについてはまだ分からないことも多いが、そのわからなさは一切気にならず、いきなりクライマックスとなるガールミーツガールに入り込むことが出来る。山場の落下シーンはもちろんだが、全体的に動きが丁寧に描き込まれており、キャラクターデザインも見やすいので印象はいい方。このままのクオリティで走ってもらえるなら画の方は万々歳だ。シナリオラインについても、「なんちゃってヨーロッパで、ドイツが負けずに勝っちゃってる世界線」という設定さえ飲み込んでおけば、あとは姫様の冒険活劇、ある種の貴種流離譚のフォーマットの上で割と理解はしやすい。戦争描写の戦闘機とか戦車とかがどの程度時代に即してるかとかはミリタリーに疎いのでさっぱり分からんが、CGの担当がオレンジってことでしっくり馴染んでたと思う。戦車については「あ、これガルパンで見たやつだ!」って思うだけのお仕事。

 あとは重要なポイントは個々のキャラクターの見せ方ということになってくるが、主人公の早見姫様は短い時間でテンポ良く人格を切り出されている。配下の信頼も厚く、臣民のことを考えて本当に国益になる行動を選べる人。命の危機にも下賤の輩に対して弱みを見せない人。そんな「強くて美しい姫君」が幼い頃に出会っていたのが、カプセルの中に入っていた「一個中隊を壊滅させられる」と噂の長銃を乗りこなす魔女みたいな女の子。銃をほうき代わりに使って空を飛ぶシーンは、「あぁ、このシーンがやりたかったんやろな」と思える非常に鮮烈なシーン。この2人の友情物語が今後の中心になっていくんですかね。普通に考えたら、姫を助けるのは男の子の役目だと思うのだが、そうはならずに女の子になっちゃうあたりがいかにも現代アニメですね。いいぞもっとやれ。CVは茜屋日海夏。主演としては「Dance with Devils」に続いて2本目か(プリパラ除く)。「irisの2番手」も確実に仕事をゲットしてますね。まぁ、正直叫びのシーンはちょっと微妙かという気もしなくはないが……まだまだ修行の身ですし、メインヒロインを一発やるだけでも良い経験になることでしょう。あとは諏訪部ずるいとか、そういうところを見てればよろし。遊佐さん、死んだんでしょうかね(2回目)。

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9月30日 ドラフト模様(KLD×3

ピック順 【Sea-chicken】→【Thraxi】→【Alessi】→【Mei】→【Serra】→【Sangriter】→

 

 新環境! 最近は年に4度になっちゃったからあんまりレアな感じもしないけどな! さらに、今週は新環境に突入する前に、不良在庫を処理するために「さよならイニストラード・謎のチームシールド型双頭巨人戦」を結構。なんかもう、試合前から脳はぐちゃぐちゃになっていたのでまともな判断力がない状態での新世界となりました。3ターン目に「トロスタッドの死騎手」からマッドネス「癇しゃく」でドヤ顔だった「ラムホルトの平和主義者」を殺されたのがボクのイニストラードの最後の記憶です。

 一言でいうなら、まー、難しい。毎度環境が変わるたびに同じことしか言ってませんけどね。今回のセットは、久しぶりに「明確な2色ギミックを推すだけじゃない」という構造になっているため、「○○を狙うにはどうすればいいか」という悩み方じゃなく、まず「何を狙えばいいか」すら定かじゃない。何色が強いのか、速度はどうなのか、クリーチャーなのかスペルなのか、まだまだ解明出来ないことは山積みだ。まぁ、世界には数多のドラフト戦士たちがいるので、あと1,2週間もすれば環境分析も進むでしょうよ。現状でさっそく晴れる屋面子がドラフト合宿してるしな。ヤソの野郎がさっさとライブラリアウトデッキで勝ってるのは草。

 

 


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○「タイムボカン24」 5

 今期の土曜夕方はこちら。毎週ピック表を書くことにしている時間なので、なるべく横目で適当に流せるくらいの作品だと助かります(ここ数年はずっと助かってました)。今期はどうでしょう。

 まぁ、助かりますよね。そんなに気合いを入れて正座で見る作品でないのは間違いない。だからといってそっとテレビを消すほどでもない。夕方アニメってのはこれくらいでいいんでしょう。伝統あるシリーズだし、まっとうな視聴者層であるべき子供さん達は何となく楽しめて、思い出深い親御さんたちは「現代だとこんな風になるんだな」と苦笑いしながら見守る。うまくいけば親子の会話が弾みつつ、今作では世界の歴史のお勉強も出来るかもしれません。間違ってもお子様が「真歴史」の方を鵜呑みにしないように気をつけてくださいね。まぁ、鵜呑みにするような子供だったらもっと根本的なところから教育を見直す必要はあると思いますが。

 特筆すべきこともないので一点だけ触れておくと、今作で上手いのはちょっと話題になったキャストのスライドである。そう、悪玉トリオの「世代交代」劇だ。数年前にやっていた「ヤッターマン」は、主人公サイドのヤッターマンたちはキャストが変わっていたというのに、悪玉トリオはなんとオリジナルキャスト。あそこを変えられちゃヤッターマンじゃない! というアツい要望があったことは想像に難くない。しかし、今となってはたてかべ和也が死去し、八奈見乗児や小原乃梨子も流石にいい歳である。サザエさんやドラえもん同様にキャスト変更は避けられない流れ。そこで、本シリーズの場合は一度「夜ノヤッターマン」という「番外編」を企画し、そこでまさかの悪玉トリオメインの話を作り上げた。あまりにも異色のデザインだったし、あくまでスピンオフ、あくまで深夜アニメ。そもそもドロンジョ様が幼女だった時点で、キャストが変わるのは必然であった。そうしてワンクッション挟むことで、今回の悪玉トリオはしれっと「夜ノ」方のキャストを採用。違和感なくスライドに成功したのである。……いや、まぁ、一般視聴者がどの程度「夜ノヤッターマン」を見てたかって言われたら、圧倒的に見てない人の方が多いと思いますがね……。とりあえず、俺の中では自然にスライド出来てるよ。

 その他、主人公チームの方は若手を抜擢。野郎側はほぼ新人、女の子の方は「タブータトゥー」の姫様役でいい仕事を見せてくれた鬼頭明里。こちらも素直に聞けるものに仕上がっているので問題ないし、それ以外の部分のキャストが濃すぎるので、楽しみ方として「聞いてる」だけで問題無いだろう。千葉繁やら愛河里花子やら、なんかもう、「うるせぇ」の一言ですね。こういう賑やかさでドタバタやってくれれば、多分お子さん達もそれなりに楽しんでくれるんじゃないでしょうか。ボクはピック表を書きますね。

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Thraxi
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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