最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
4月8日 ドラフト模様(AER×2 KLD) ピック順 【Alessi】→【Thraxi】→【Mei】→【Chrolony】→【Sangriter】→【Serra】→
モダマス3戦を挟んで、久しぶりに戻って参りました霊気紛争。後はアモンケットが登場する月末まで、残り2試合がこの霊気紛争に費やされることになります。それにしても……久しぶりなもんだからみんなして色々と忘れてしまっているという、非常にお粗末な脳みその程度を披露する結果になった。ピックがおぼつかないのはもちろんだが、プレイ中にも怪しげな展開、大胆なルールミスなどがそこらで巻き起こり、何とも波乱の復帰戦となった。ちょっと環境が変わるだけでこれなんだから……新環境とか大丈夫かいな……。
PR ○「恋愛暴君」 6 ドロップアウトにドロップキック。2クール続けて天使が空から降ってくる国、ジャポン。 不覚にも嫌いじゃないタイプのやつだった。タイトルからてっきり少女漫画原作のベタベタのラブコメみたいなのを想像したのに、良い意味で裏切られてしまったぞ。ジャンルとしては居候異物もの、とでもいうんだろうか。まぁ、ドラえもん的なアレなんだけど、とにかくメインヒロイン(?)のグリのぶっ壊れ具合がよくキレてていい感じ。「やたら人間界のオタク文化に精通してて、怠惰で自分本位な天使」ってつい先日まで見てた気がするんだけど、あっちと違って積極的に迷惑をかけにくるタイプの厄介なので手がつけられない。主人公曰く「それなりに可愛い」ルックスのようなのにへちょ画で口が「3」になると一切萌え要素が無くなり、徹底してギャグキャラになるのも潔くて楽しい。ここまで振り切れた狂言回しが中心にいてくれると、ドタバタギャグアニメってのは良い初速が出るものです。 そして何と言っても第1ヒロインとなったヤンデレさん。彼女をいきなり1話目からロケットスタートさせたことで、はっきり他作品との違いを打ち出し、このアニメの救いのなさが分かりやすいようになっている。わたしゃ元々ヤンデレヒロインって割と好みなんだけど(竜宮レナさんの影響だと思う)、登場から数分でメインキャラを容赦無くぶっ殺しにいくフットワークの軽さ、愛の重さも面倒くささもなかなかの高得点。CV沼倉愛美もポイント高し。普通の漫画だったら、才色兼備で乳もでかいヒロインと結ばれるのってゴールのはずなのに、今作の場合はそっからスタートだもんよ。後半に出てきたキュアピースみたいな子も属性が非常に分かりやすく、ぴかりんじゃんけんでもするのかと思わせておいて、どっちかっていうと「あいまいみー」みたいな画面になってるのが笑える。この調子でもう1人2人ヒロインが追加されそうだし、なんだか賑やかな作品になりそうである。 まぁ、アニメの画面自体は割と安っぽいくらいのレベルなのだけど(制作スタジオは、長編アニメの製作元請はこれが初めてらしい)、まぁ、「このすば」みたいな例もあるし、ユルいギャグ作品って画をしっかりさせるよりもとにかくコンテの勢いで勝負するところもあるので、これくらいのクオリティでも勢いを維持して最後まで走りきってくれれば文句はありません。 中の人は、メインヒロイン(?)・グリを担当しているのは青山吉能。これまで地道に「WUGの3人目」として脇役などでキャリアを積んできたが、いよいよメインレギュラーで単独起用。グリのキャラが本作の出来を左右するといっても過言ではないと思われるので、是非頑張ってもらいたいところ。1話目は最高に楽しかったし、このまま突っ走って欲しい。元々器用な子だとは思っていたが、ここまでハマる役が出てくるというのはお見事だ。あとは上述の通りにぬーさんがいて、金髪の子のキャストはほぼ新人のようだが悪くないお仕事。長野佑紀という名前なのだが、Wikiで履歴を調べると謎の味噌メーカーで萌えキャラの声を任されててちょっと笑った。今や声優のお仕事ってのはホント色んなところに転がってるもんなんですねぇ。 ○「カブキブ!」 5 落語が幕を降ろしたら今度は歌舞伎が始まる日本のアニメ産業。それよりなにより唐突に始まるオープニングのヒロ・シモノで不覚にも笑ってしまう(失礼な話だな)。 落語についてあれだけ持ち上げた私のことなので、同じく日本の伝統芸能・歌舞伎を取り上げたこのアニメについても注目して見ていかないとフェアではないだろう。ただ、最大の難点は私が歌舞伎については綺麗さっぱり何1つ知らないということである。まぁ、現代の日本人で歌舞伎について知ってる人間の方がすくないとは思うんだけども。もちろん、制作側だってそうした視聴者層の事情は分かっているはずで、おそらく落語以上に、「入門」的なアニメになってくれる……はず。食わず嫌いをせず、これを期に歌舞伎についてお勉強してみるのも一興じゃなかろうか。 ただ、これは贔屓じゃないと思うのだが、アニメ全体の精度みたいなものは、落語の方がかなり上だったんじゃないかと思う。歌舞伎を知らない私みたいな人間が歌舞伎シーンについて何を言っても「お前が知らないだけだ」と言われればそうなのかもしれないが、正直、あまり魅力を感じない。冒頭で主人公が涙したシーンもそうだが、せっかく役者が見得を切る(見得をする?)シーンも、何故か口上のところで静止画+口パクになり、何の感慨も湧かないただの「画」になってしまっている。多少大げさでもいいので、あそこはアニメ的に効果・演出を施して「すごみ」みたいなものを訴えるシーンであるべきだったんじゃなかろうか。それ以降の歌舞伎絡みのシーンも、なんだか熱の籠もっていないシーンばかりで、あまり「歌舞伎は面白いよ!」というテーマを伝えようという画作りには見えないのが残念。主人公が何度か歌舞伎の引用をするのに、それが本当に「高校生というか小中学生がふざけてノリを真似しただけ」みたいに見えてしまって、「そりゃ、こんな奴に急に誘われても同好会には入りたくないよな」という感想になってしまうだろう。 こうして全体的な歌舞伎の演出が安っぽく、盛り上がらないものになっているのは、①単にクオリティが低い、②主人公が素人なので敢えて盛り上がらない風を演出している、③実は俺が分からないだけで歌舞伎的には面白いデザインになっている、のどれかだと思うのだが、現時点では①の可能性がもっとも高く、なかなか難しいものだと思う。まぁ、ひょっとしたら「落語心中」の落語シーンも、興味がない人には単にじいさんがしゃべってるっていうだけに見えたのかもしれないけどさ。そのあたりの演出で如何にして興味を持っていない部外者を引き込めるか、というのが、今後の最大の課題になってくるだろう。 シナリオのデザインは「チア男子!」なんかでも見た割とオーソドックスな部活運営もの。1話目は将来的に部員になるはずの個性的な面々の顔出し回になっており、この「変な部員」の造形は嫌いじゃない。一言でまとめるなら馬鹿、宝塚、チンピラ、御曹司の4人ということになるが、最初のロック馬鹿以外は割とキャラが見ていて面白いものになっているし、突拍子も無い主人公の提案にいきなり興味を持つようなご都合主義な展開にならず、ちゃんと各々の理由であしらっているあたりも、「こいつらがどうやったら最終的に一つの舞台を作れるようになるのかなぁ」という興味を引くデザインだ。個々に能力も際だっているので、今はバラバラな分だけ1つになったときのカタルシスは大きいのではなかろうか。今後、上手いこと青春部活ドラマとして盛り上がっていけばいいな、という期待はあるのだ。 全体的に映像に魅力が乏しいので新たなジャンルの発掘作品としては不安が残るが、新しい知識を得て、新しい趣味を始めるためのハードルってのは高いもんである。今作でそれを上手いことぶっ壊してくれることを祈りたい。あと、くだらねぇのに「カブキブロックス」はちょっと笑った。 ○「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」 6 レッツイシュカンコミュニケーション! わぁ、こんなとこにもメイドラゴン。 ソシャゲアニメの草分け的存在である「神バハ」が3年の時を経て復活。最近まで再放送で「GENESIS」の方をやって今回の新番組への接続もしっかり用意されていたぞ(流石に観る余裕無かったけど)。久しぶりに観る神バハワールドは相変わらずのクオリティ。3年前の時点でもそのハイクオリティには度肝を抜かれたものだが、その質の高さは現代でも他作品からは一歩抜きんでているように思える。CGを多用したディティールの精密さやアニメーションとしての馴染み方など、機会技術的な面だけで考えると「チェンクロ」や「グラブル」だって決して負けているわけではないのだろうが、そこから更に一歩進めてアニメーションとしての作劇、見え方で比べると、やはり今作は見るべき部分が多い。 いくつか1話目でも分かるポイントを上げていくと、まずキャラの動きのメリハリが分かりやすい。背景美術のディティールは非常に凝っていて、画面の情報量は壮絶なくらいに多いのだが、それでも「今何が動いていて、どこに注目して欲しいのか」という視線を向ける先が分かりやすい。たとえば「ハンドシェイカー」なんかではそうした部分が甘くてあまりにも乱雑に視線が散ってしまうのが難点だったのだが、今作はあくまでもメインオブジェクトは中心に固定した状態で、その周りの彩りとしての描き込みが多いのである。キャラクターの細やかなモーションの描画も見事で、ヒロインのニーナが包帯悪魔を追って全力疾走する時の作画なんて、わずかな動きを観ているだけでも楽しくなってしまう。どれだけ細部を描き込めるようになったといっても、やはりアニメで一番観たいのは、そうした「動き」の部分なのだ。本作は、さとうけいいち監督によるこうした見映えの良い画面作りが最大の魅力と言える。 シナリオ部分も分かりやすく、ソシャゲアニメにありがちな「キャラが多すぎてとっ散らかる」という問題もない。まぁ、この辺は2期ものなのだから当たり前ではあるが。そして何と言っても、新主人公のニーナが実に魅力的なのがでかい。本作の絵は頭身が高く、ちょっとでも気を抜くとアニメ絵としては堅苦しくなったり、濃すぎて浮いてしまったりする恐れがあるが、全てのキャラがデフォルメを上手く使いこなし、しっかりとコミカルな世界に馴染んでいる。ニーナは一目惚れで真っ赤になっちゃう表情や悪戯っぽい笑顔が可愛らしく、初めてみるキャラなのに性格や魅力が一発で分かるのが良い。あと、エロい。ファンタジー的お約束のエロ衣装だが、ここまで素直に肉感的でさわやかエロいキャラも久しぶりな気がする。元気なおっぱいも良いものです。前作からの引き継ぎキャラクターたちもみな元気でやっているらしく、カイザルさんは相変わらずの苦労人、バッカスさんは相変わらずの馬鹿野郎だ。リタさん、相変わらずの親玉オーラでラスト全部持ってったな。後は当然、我らがファバロさんがどうなっているかだが……色々と楽しみは多いですね。 キャラが魅力的に際だっているのは、やはり中の人の手腕。1話目で印象的なのは、やはりニーナ役の諸星すみれだろう。すみれちゃん、こんなとこでメインヒロインやるポジションに素直に上りつめてあるあたりが流石ですわ。こんだけの実績があってまだ17歳(!?)ですからね。やべぇよな。まだまだヒストリーは始まったばかりやで。 ○「ツインエンジェルBREAK」 4 何をブレイクしたんですかね? なんとまぁ、こんなものまでが復活するとは……正確には復活っていうか純正新作みたいですけどね。もう、細かいことは分からぬ。 確認したところ、アニメ前作は2011年とのことで6年前のお話。普通、こういう文脈だと「もう6年も前か」っていう時の流れの残酷さを感じるものなのだが、今作の場合、「えっ、そんなもんか?」という逆の驚き。てっきり2004年とか、それくらいのクソアニメ量産期の作品のイメージがあったわ……いや、2011年がどんな年かは覚えてないけどさ。そういえば、前作の時にも「今時こんなキャスティングが拝めるとは」ってびっくりした気がするので、田村ゆかりらの全盛期からはしばらく後の時代の作品なんやな。 前作の感想を確認したところ、一言で言うと「まともに見てません」っていうレベルの話だったのだが、とりあえず「なんかひどかった」という記憶しか残っていない。まぁ、パチンコが元になってる作品ってあんまり良いのはないんだけども。今回の作品、6年の時を超えたが制作スタジオは同じだし、なんと監督も岩崎さんなので続投といえば続投。多分他の部分は色々と変わってるとは思うんだけど。 シナリオは前作のツインエンジェルに憧れる新たなヒロインの物語から始まるのだが、ぶっちゃけプリキュアである。今作は「怪盗天使」っていう枕詞が無くなっているので、余計な要素無しに「二人組の魔法少女」であればいいわけで、それってDANZENプリキュアですよね。まほプリもこんな出だしだった気がする(嘘ですけど)。まぁ、それなら別に毛嫌いする必要も無いし、「1クールにまとめられたプリキュア」だと思って見ればいいわけですが……いやぁ、でもやっぱり違うやろ。なんやこのB級を超えたC級感は。1話目からして作画がグダグダやんけ。動画が2004年代のイメージだよ、やっぱり。敵のセンスとかも敢えてスベる路線を狙ってこれをやってるんだろうけど……どういう層に刺さる設定なんだろうか……。出来れば前作の(ろくに覚えてない)先入観抜きにして観たいところではあるが、はたしてどこまで視聴モチベーションが維持出来るかは自信がありません。一応、最後に登場した敵の四天王の「奴は四天王の中でも最強……」はちょっと笑った。駄目じゃん、もう「ジョン・ガラブシ」が最強の四天王の時点でその組織駄目じゃん。 中の人は、当時の黄金キャストの後を継ぐ形で、現代の黄金キャスト(?)が引き継いだ。今の世の中で萌えヒロインを追求すると、M・A・Oと茅野愛衣になるのである。……どうだろ? なるかな? まぁ、すっきり観られるとは思いますが、今のところ低いスタートを覆すほどのモチベーションにはなってませんね。敵サイドの方が濃いキャスティングになりそうだし、そっちを観てる方が面白いかもね。 ○「ベルセルク(第2期)」 4 まぁ、特に1期目とスタッフなんかも変わらない、純正分割2クール目のはずなので、当然スタート時点での配点は1期の終わりと同じになります。 久しぶりに見ても、やっぱりこのCGデザインはクセが強くてなぁ。陰影の入れ方に意義がないとは言わないが、それが直接魅力となる部分よりも、違和感が先に立ってCGの固さが抵抗になる場合の方が多い気がする。一応、勝手にこのCGに理由をつけるとするなら、今作は神と悪魔が入り交じった神話規模での大乱闘を描いた作品。作り物じみたキャラクターデザインも、「神の創造物」としての信徒や、敵対物を描いているのだとするなら、この「人間離れした」印象にも意味づけがされているのかなぁ、なんていうことはちょっと考えないでもない。わざわざこんな面倒な作画にしてるんだからそこに意味を見出さないと勿体ないしね。 まぁ、だからといって良い作品かどうかはまた別問題なわけだけど。個人的にはまだ違和感を排除出来ていない。ミルパンセは「てーきゅう」の第9期(!)が決まってるらしいし、そういうデザインでこっちもやればいいのでは(良くない)。
<赤>
Blood Sun 血染めの太陽 (2)(R) R エンチャント 〜が戦場に出た時、カードを1枚引く。 全ての土地は、マナ能力以外の能力を失う。 びっくりする1枚。多くのプレイヤーはイラストと名前を見て「えっ?!」ってなって、二度見して「あぁ、月じゃなくて太陽ね……」って思ったに違いない。いや、太陽が血染めっていうのもとんでもない話だが。この次元もなんか面倒なものが色々と目覚めて不穏な様相を呈しているようだ。んで、そんな不穏な太陽が昇るとどうなるかというと、月ほどでないにしても色々影響が出てくる。マナ能力以外が使えないということは、例えば今なら「ラムナプの遺跡」が単なる痛い山になってしまうし、墓地を活用したい人からすると難敵だった「屍肉あさりの地」も単なる無色マナソース。他にも環境が変わればクリーチャー化する土地がすべて無効化されるし、「暗黒の深部(CSP)」絡みのコンボなんかもなかったことに。下の環境になればなるほど土地の能力は重要になってくるので、月ほどでないにしろ、太陽が昇るだけで汲々とするデッキは少なくないはずだ。一番影響を受けるのはフェッチなんだけども。そして、月より効果が抑えめな分、カードを引かせてくれるあたりも心憎い。2枚目以降の月は完全に無駄カードだが、太陽ならばとりあえず出せばキャントリップになるので全力で積み込んでもなんの問題もないのだ。まぁ、月の場合はおけば勝ちの試合が多いから多少の損得はあまり関係ないのだけれど。もう、月8枚太陽4枚のブラッディサン&ムーンでも作ればいいじゃない。
Bombard 砲撃 (2)(R) C インスタント 〜は対象のクリーチャーに4点のダメージを与える。 単純明快。しかし今まで存在しなかったという、絶妙な隙間を縫ったカードである。赤の火力というのはデザインにどうしたって制限があるので間違い探しみたいな微妙な違いの中で新しいカードを作る必要があるわけだが、こうしていかにも過去に存在していそうなカードでも、「3マナ」「インスタントで」「クリーチャー限定の」「4点火力」というのは史上初。これが例えばソーサリーなら「龍火浴びせ(FRF)」があるし、1マナ増えて4マナになればいくらでも4点火力は出てくるのだが、本当にここだけピンポイントで無かったのだ。まぁ、だからと言って新鮮な呪文ということは全くないが、このコストで4点というダメージはかなりの安心感がある。ここまでのレビューでも「稲妻の一撃や削剥で落ちないタフネス4」というのを評価するコメントをいくつも書いてきたが、この呪文はそんな壁を易々と超えて行くのだ。今後のリミテッド世界ではトップクラスの優先度を誇る最強火力の1枚である。
Bress’s Bounty 鉄面提督の報奨 (6)(R) R ソーサリー あなたのコントロールする土地1つにつき、【宝物トークン】を1つ生成する。 次のターンにマナが倍加するという賑やかなスペル。そりゃまぁ、普通に唱えれば次のターンは14マナが確定で出せるのだから、エルドラージだろうがなんだろうがウェルカムなデッキを組みたい人には夢のカードである。ただ、マナ加速呪文自体が7マナという見事な自己矛盾は解決する気はないらしく、よっぽど血迷ったデッキでないことにはオーバーキルならぬオーバーマナは必至。なんとかそれ以外の付加価値を見つけないと使おうという気にはならない。例えば「富の享楽」を置いておけば打った次のターンに勝てるとか、アーティファクトが一気に7つ出てくることを何かに使ってみるとか。……ないなぁ。
Brazen Freebooter 鉄面連合の掠め取り (3)(R) C クリーチャー・人間、海賊 3/3 〜が戦場に出た時、【宝物トークン】を1つ生成する。 シンプルなお宝海賊。宝物トークンは海賊の中でも青と黒がメインのギミックだったので赤は「ずる賢いゴブリン」や「誘惑の財宝」などアンコモン以上のカードでしか得られない設定だったが、今回はこうしてコモンで使いやすいクリーチャーから得られるようになった。これはおそらく、赤でもなんらかの方法で昇殿を狙う方策が求められていたことが理由だろう。4マナのアクションとしてはややもっさりしている気もするが、パーマネントが2つ増えることは紛れも無い事実であり、3/3も宝物も、どちらも絶対に無駄にならない安心のリソース。慌てて確保するほどでも無いが、1枚あると各方面に色目が使える憎らしいやつだ。
Buccaneer’s Bravado 海賊の示威 (1)(R) C インスタント 次のうちから1つを選ぶ。 「対象のクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに先制攻撃を得る」 「対象の海賊は、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに二段攻撃を得る」 毎度おなじみ、赤の先制攻撃付与インスタントのコーナー。現在も「確実な一撃」はそこそこの頻度で戦闘をひっくり返す呪文としてリミテッドで活躍中だが、今回は残念ながら修正値がかなり低く、普通に使うとひっくり返せる戦闘の範囲はいくらか狭くなってしまった。まぁ、それでもタフネスが上がるし、これだけで通じる戦闘も相変わらず多いので問題はないのだけど。そして、今回はおまけとして海賊相手の二段攻撃販売業務を開始。これにより、コンバットが絡まずともワンパン入れて特大ダメージを叩き出す「火力」としての役割が与えられるようになった。海賊は単体がそこまで大きくないのでスルーされるクリーチャーの数も比較的多く、仮にパワー3の「身勝手な粗暴者」が通っただけでも、これがあれば8点。ライフのセーフティラインが一気に引き上げられてしまうのである。もうこれを頼みに突っ込んでしまう海賊ビートも充分ビートも成立しそうで、「セイレーンの嵐鎮め」単体でも「海賊のカットラス」はってこれ叩き込めば8点だ。新時代の海賊のスピードに注目が集まる。
Charaging Tuskodon 突進するタスコドン (3)(R)(R) U クリーチャー・恐竜 4/4 トランプル 〜がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるなら、それは代わりにその2倍のダメージを与える。 「タスコドン」って、カタカナで書いちゃうと「タコス丼」みたいで間抜けな響きだが、英語で見れば「tusk(牙)」の恐竜という意味なので迫力は充分である。イラストを見ても、「その牙は幾ら何でも日常生活に支障が出るだろ」というサイズ。そりゃ刺さったら超痛い。5マナ4/4トランプラーという充分サイズに、さらにプレイヤー限定の二段攻撃。トランプルがあるので1点でもダメージが抜ければそこからすぐさま2倍痛い。素通ししたら8点のファッティというだけで、「もしかしたら」の恐怖感が尋常じゃない。さすがにこれが出てきたらブロッカー1体だけ構えて「大丈夫」とは思えなくなるだろう。これに「創発的成長」とか合わされたら、マジで一撃死も日常茶飯事になりかねない。「オテペクの猟匠」から4ターン目にこれが速攻しかけてきたら、それだけで死の香り。
Daring Buccaneer 勇敢な海賊 (R) U クリーチャー・人間、海賊 2/2 〜を唱えるための追加コストとして、あなたの手札から海賊・カードを1枚公開するか(2)を支払う。 種族シナジーを考えるとき、やはり参考になるのはローウィンのカード。「イクサラン」の時点ではそこまで強くシナジーを推し過ぎないように調整していたらしいのでローウィンへのリスペクトは控えめだったが、今回は「銀エラの達人」の再録に始まり、この「手札チラ見せ」カードが再録(?)されることで一気にローウィン時代に近づいた感がある。こちらのカードは赤なので同じコスト軽減ギミックを持った「炎族の刃振り(LRW)」の焼き直し……ではあるが、めでたくボディが2/1ではなく2/2になったので、どっちかっていうと「ゴールドメドウの重鎮(LRW)」の焼き直し。地味に追加コストが3から2になっているので、素出しでもギリギリ許せるくらいの設定になっているのは時代の流れだろう。1ターン目から2/2が出せるかどうか、というのはアグロが成立するかどうかの分水嶺。このカードは一気にその流れを前に押し出せるカードであり、これと「帆綱走り」で赤の1マナ2/2海賊は(一応)2種類。もう少し頭数が揃えば海賊だけでもビートが組める陣営になってきた。「凶兆艦隊の船長」あたりが構築にのし上がってくる可能性は……まだ無理かなぁ。余計なこと考えずにラムナプ系で詰めた方が速そうだもんなぁ。
Dire Fleet Daredevil 凶兆艦隊の向こう見ず (1)(R) R クリーチャー・人間、海賊 2/1 先制攻撃 〜が戦場に出た時、対象の、対戦相手の墓地にあるインスタントかソーサリー・カードを追放する。あなたはこのターンにそれを唱えてもよく、そのために好きな色のマナであるかのようにマナを支払ってよい。そのカードがこのターンに墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。 いわば反転した「瞬唱の魔道士(ISD)」。色が「衝動的ドロー」の赤に回されたのでさすがに瞬速はなくなってしまったが、その分先制攻撃がついたので戦闘性能が向上している。そして、フラッシュバックするのは自分のカードじゃなくて相手のカード。この辺りのひねりもしっかり赤の「混沌」っぷりを表しているのが面白い。相手次第のカードなので、瞬唱のように真面目に考えて構築を狙うカードではないが、アドバンテージが得られる(かもしれない)のは紛れも無い事実であり、さらに素のボディが割と魅力的。海賊デッキならば187能力なんか無視してさっさと2ターン目に送り出してしまって問題ないだろう。この戦闘能力を活かしながら、3ターン目、4ターン目あたりで大きく動けるのはむしろ下の環境だろう。序盤に使われた「コジレックの審問(ROE)」や「血清の幻視(5DN)」なんかを再利用してやる動きはコストを考えれば充分だ。ついでに相手の瞬唱やタルモ対策にもなる(墓地のカードが減らせる)のも見逃せない。変なカードだが、その実力はシュートだ。
Etali, Primal Strom 原初の嵐、エターリ (4)(R)(R) R 伝説のクリーチャー・エルダー、恐竜 6/6 〜が攻撃するたび、各プレイヤーのライブラリのトップを追放する。その後、あなたはそれらの中から好きな数の土地でないカードを、マナコストを支払うことなく唱えてもよい。 これ、名前は「カードを得たり」とかかってますね。嘘ですけどね。ライブラリをめくってそのターンだけ使える「衝動的ドロー」は最近の赤の流行だが、殴ってめくって即座に使えるギミックといえば印象深いのは「悟った達人、ナーセット(KTK)」さんだろう。めくる枚数の多さと安定した戦闘性能のおかげで、特に統率者戦なんかでは無双の強さを誇るナイスなおばちゃんだった。今回の恐竜は残念ながらそんな戦闘での安定感も卓絶しためくり能力も持ち合わせてはいないが、それでも6/6ボディと「相手のライブラリがめくれる」という利点でなんとかカバーしていきたい。まぁ、相手のをめくる時点で運ゲー以外の何物でもないんだけど。普通の試合でも自他合わせて2枚はめくれるので、土地以外のカードも(多分そこそこ)めくれる。1枚でも唱えられればなんとなく満足できそうだし、うまいことコンバットトリックや除去なんかがめくれれば、相手陣営をさばききっておかわりも狙えるかもしれない。こういうクリーチャーは実利を追っては駄目。夢をね、夢を買うんだよ(宝くじを買うときの顔で)。
Fanatical Firebrand 狂信的扇動者 (R) C クリーチャー・ゴブリン、海賊 1/1 速攻 (T)、〜を生贄に捧げる:〜は対象のクリーチャーかプレイヤーに1点のダメージを与える。 さらっと登場したが、なんだこれ? これってコモン? 過去の様々なクリーチャーの上位互換記録をガガッと塗り替えている気がするんだが……。とりあえず「怒り狂うゴブリン(M10)」の上位互換は確定です。1/1速攻の時点で一昔前の赤だったら満足していたところだが、なんとそこに「モグの狂信者(10E)」ばりの値千金の火力を搭載。一応タップ能力になったのでちょっとした制限はあるが、速攻を持っているので召喚酔いは無視できる。アタック後に起動できなくなるという部分さえ気をつければ、これって速攻持ちのモグファナなのである。たかが1点、されど1点。本体にも飛ばせるので無駄になるタイミングはなかろうし、除去に使ってよし、自軍恐竜の激昂に使ってよし、引くだけ引いとけば相手はげんなりするナイスゴブリンだ。元タフネスが1の探検クリーチャーは出た直後に焼けるということも忘れずに。やったぞ! やったぞ! やっ
Forerunner of the Empire 帝国の先駆け (3)(R) U クリーチャー・人間、兵士 1/3 〜が戦場に出た時、あなたのライブラリから恐竜・カードを1枚探し、それを公開し、ライブラリを切り直してそのカードのトップにおいても良い。 恐竜があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは〜が各クリーチャーに1点のダメージを与えることを選んでも良い。 先駆けサイクルの恐竜版はサイクルの中ではやや重い。「恐竜はどうせ重いからちょっと遅れて出てきてもいいだろ」というのが1つで、もう1つの理由は与えられた能力が割とやばいから。繰り返し使える「微震(8ED)」能力って、アンコレベルで収録されるのは久しぶりな気がする。これにより、次のターンに必ず登場する恐竜が吸血鬼やマーフォークのトークンをなぎ払い、さらに自軍に恐竜がいればその激昂能力もついでに誘発。弱者の時代が終わり、恐竜の時代が始まったことを告げる。まさに先駆けのお仕事である。自身のタフネスが3なので恐竜を3体連続で出すと巻き込まれて死亡する(任意)が、普通はそこまでやらずとも勝てる試合になるだろう。激昂持ちの恐竜は、出た時に誘発なので確実にそのカード自体の激昂が1回は起動できるってのがでかい。これでトップに「怒り狂う長剣歯」をセットするときの高揚感。
Form of the Dinosaur 恐竜変化 (4)(R)(R) R エンチャント 〜が戦場に出た時、あなたのライフは15点になる。 あなたのアップキープの開始時に、〜は対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーに15点のダメージを与え、そのクリーチャーはあなたにそのパワーに等しい値のダメージを与える。 出た、お馬鹿エンチャントの新作。元ネタになっているのは随分前に生み出された「ドラゴン変化(9ED)」だ。あちらは本当にプレイヤー自身をドラゴン・クリーチャーにしてしまおうというトップダウン形式で作られたカードだったので、クリンナップでダメージが無くなったり、飛行クリーチャー以外に接触しなかったりというメリットの反面、5点ダメージで即死というリスクを孕んでいたが、今回はもうちょっとゲーム的な調整が図られており、何と15/15という特大の恐竜に生まれ変わり、毎ターン盤面のクリーチャーと格闘していくというデザイン。15点なんてオーバーキルなダメージで生き残れるクリーチャーは(ほとんど)いるわけもないので毎ターン自動でクリーチャーを除去できる優れものだが、問題はあまりに全自動すぎて、理性を失ってしまうので歯止めが効かないこと。毎ターンの格闘は強制であり、相手が一切殴らずとも、ただクリーチャーを出し続けるだけでいつかは15点のライフが尽きてしまう恐れもある。もちろんその間に勝てればいいのだが、刻一刻と減り続けるライフにどれほどの猶予があるものか。面白い解決策としては、ライフがなくなりかけたところでもう1枚これを出してライフを15点に押し戻すという方法が考えられる。その場合、次のターンからは2体のクリーチャーと格闘できるようになる(嫌ならば1体を同時に対象に取ることで1体で済ますこともできる)。赤には非常に珍しいライフゲインカードという側面もあるので、何か面白い使い道が見つかるといいのだが。
○「サクラダリセット」 5 浜の真砂は尽きるとも、世にループものの種は尽きまじ。今回は死なずに戻れるから安心だね! サクラクエストと同時期にやるなよややこしい! もういっそ「CCさくら」と「桜Trick」と「桜蘭高校ホスト部」も一緒にやってしまうのはどうか(最後のはなんか違う)。まぁ、今作の「サクラ」に意味があるかどうかは分からないが、とにかく新しいループものである。どっかで実写映画の宣伝も見た気がするが、アニメ中にもテロップで宣伝してましたね。映画の方が先行してるのかしら? 後編のタイトルが「最後の聖戦」って……ねぇ、この話どこにいっちゃうの? 大丈夫? まぁ、とりあえずそんな物騒なサブタイトルのことはひとまず脳内からリセットして置いとくとして、アニメだけで見ても、これが実に物騒な内容なのである。なんと評したらいいのか…………なんだろ、ものすごい詰め込み方なんだ。会話が、ものすごくハイコンテクストなんだよ。最初、別な作業しながら見ようかと思ってたんだけど、開始数分で「あ、これ正面から向き合わないと絶対分からなくなるやつだ」ってんで正座して最初から見直した。そして、正座して見てても、ちょっと油断すると何がどうなっているのかが分からなくなりそうな瞬間がある。というか、分かってない部分が山ほどある。話が分からなくなる原因は3つ考えられる。まず、単純に「そもそも面倒」なんだろう。「人々が個々に特殊能力を持ってる町」とか、「町から出ると失われる特殊能力」とか「意味の無いリセット能力」とか、初っぱなから設定が特に脈絡無く連打されていて、個々に理解するだけでも面倒なのに、いきなり1話目からそれらの要素を複合して考える必要があると言われる。そして、勝手な想像だがここに何らかの意外性を孕んだネタや、思惑をずらすストーリー展開が発生すると考えられる。もう、想像するだに大変だ。 2つ目の理由として、そんな山盛りのネタを必要としているくせに、多分尺が無いんだ。1話目はほぼ会話だけで展開する内容で、これはつまり「全編しゃべり続けないと説明しきれない」ということだろう(監督の川面さんは信用することにしているので好意的にとらえている)。おかげでこちらに考える時間が与えられないし、次から次へとハイテンポで新しい情報が飛び込んでくるので、時間的にもかなり厳しい展開になってしまっている。普通に考えて、ラストで明かされた幼女の話とか、せめて2話目に回してくれよ。どう考えても1話で処理出来る情報量じゃないだろ。タイトルに「1/3」って書かれてたし、幼女を巡る話を3話でまとめるつもりなのだろうが、この盛り方を鑑みるに、相当尺が厳しいんじゃなかろうか。いや、原作知らないから全部想像だけどさ。ただでさえ会話に会話を繋いでギリギリの展開だというのに、更に登場人物たちがいちいち面倒な奴で、そいつらが何を考えているかまでイメージしなきゃいけないからどこまでを確定情報にしたらいいのかも分からないのが辛い。花澤キャラの淡々と突き放すような話し方が、この性急な会話劇の無味乾燥な重さに拍車を掛けている。 そしてお話が分からない理由の3つ目。これは完全に現時点での想像だが、そもそもこの話、「理解出来ない」話なんじゃなかろうか。だってさ、リセットの能力は「脳の情報も含めて、全てをリセット」してしまうわけでしょ。だったらたとえどんな能力だったとしても、主人公だけ記憶が保持されるのはおかしいだろう。全世界、全宇宙に影響を及ぼすほどのリセットの能力が、この主人公にだけ効かないというのは「設定」なので納得するしかないのだが、その例外のみをここで許可する理由は今のところ存在せず、「別にリセットは抗っても良いものなの?」という半端な状態になってしまっているのだ。また、主人公が生徒会長の能力でコピーを使わせたとき、「何歳の記憶を思い出す?」とヒロインに尋ねている。つまり、主人公の能力は「○○の時の能力を引き出すぞ」と意識して、その記憶が脳から蘇るという構造のはずだ。だとしたら、リセット時に「本来覚えていない」はずの記憶が脳内から励起するのは矛盾していないだろうか。Aの能力を前提するとBに不都合が生じ、Bを規準とするとCの意味が分からない、というように、個々の設定がバッティングしている気がするのだ。これが原作由来の「わからなさ」なのか、アニメして詰め込み過ぎたせいでこぼれてしまった部分なのかは定かでない。 まぁ、こういう部分は後から捕捉が入ったり、矛盾していると思ったことが伏線になったりもするので、1話目でとやかくいうもんでもないのだが……密度がやたらに高く、ハードルも高いこの第1話、必死についていったこの努力が今後の展開で無駄にならないことを祈ります。これだけの内容を強引ながらも1話で詰め込み、削り、何とかまとめきった綱渡りの構成は(ちゃんと見返りがあるならば)評価すべき点だと思うので、何も分かっていない現状はしばらく様子を見守るしかないだろう。 中の人は……もう花澤天国なので放っておいてもいいんじゃないかな? あおちゃんはこういう意味ありげなポジションにおいとくと厨二っぽい曲者臭が良い味になる。まぁ、あの子がなんで訳知り顔なのかも謎なんだけどさ。あと久野ちゃんは久野ちゃん。 ○「武装少女マキャヴェリズム」 4 うん、なんか、うわぁ。 逆にホッとするタイプのアニメ。何しろ画面からは「B級ですよ」という空気が隠そうとする意志もなく流れだしてくるからだ。最近はどれだけ面白くなくても上っ面は取り繕える作品が増えているので、こうしてだらんと両腕を下げたノーガードのアニメも珍しい。2話目から録画の画質を落としても大丈夫、そういうアニメだ。 別にストーリーがどうなるかはまだ分かりませんよ。アニメ化までこぎ着けているわけで、面白い作品になる可能性は充分にある。ただ、少なくとも1話の時点では画面からそうした期待感が得られなかったというだけの話だ。キャラクターデザインは決して悪いものではない。特に1話目ではメインヒロインとおぼしき鬼瓦輪が敗北後にへちょ絵になって泣いちゃうところとか、それまでとのギャップも相まってなかなか可愛らしい。ただ、そこに至るまでのバトルシーン全般が何ともお粗末。全体を統制している硬派(?)な雰囲気作りも絶妙に気合いが入らず、必殺技やキャラ名を表示する書体がヘナヘナだったり、文字のサイズに意志が感じられなかったりする。どうせ「なんちゃって硬派」を貫くなら、「キルラキル」みたいに思い切りぶっ飛んだ演出で見せてくれた方がアニメとしては映えるだろうに。 肝心の剣技の見せ方も弱く、いちいち技名を出しているのに何がすごいのかさっぱり分からなかったり、そもそも動画として貧弱だったり。少し動きが出るだけでキャラの顔も崩れやすくなってしまうし、どうにも今時のアニメとしては強度が足りていない。制作はSILVER LINKなのだが、意図的にこうした「だらしない」作劇になっているとしたら、今後完全にギャグ方向に転がったりするんだろうか。現段階ではちょっと分からないが、少なくとも1話目では魅力とは映らなかった。 あとはまぁ、純粋に主人公のキャラ設定がイラッとするところなんかもポイントではあるな。1話目でこういう態度とる奴ってのは最終的に女の子を全員従えてしまうくらいの俺ツエーなのがお約束なんだけど、大口を叩いた割には案外接戦になってていきなり余裕が見えなくなるあたりが何とも情けない。どの部分を魅力にしたいのかが見えてこないのがなぁ。今後女の子の掘り下げが進んで楽しいキャラが増えてくればいいのだけども。 中の人は、メインとなった鬼瓦役に髙田憂希。「NEW GAME!」の2期も決定しているらしいし、いいペースでメインヒロインを掴んでいるな。あとは見慣れない名前が多いが……個人的には生徒会長みたいな黒幕役に配置されている松井恵理子に期待したい。カッターの声が聞けるだけでちょっと価値がある、という風に今のところはこの作品をフォローしておこう。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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