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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 次回予告、こはる姉さんか? 第10話。確認したら助六の幼少期名義でクレジットされてたみたいだが……まぁ、出てきても何にも不思議じゃない配置だけども。

 何とも晴れがましい一幕。2期に入ってから明るい話はこれで2度目だが、その中心には必ず小夏がいる気がする。とにかく色っぽいのよねぇ。そりゃま、あのみよ吉の血を引いていて、さらに父親も割と目鼻立ちのはっきりした助六なんだから本当の意味で美人さんなんだろうけど、そういう見た目以上の部分で、小夏は本当に良い表情をしてくれるようになった。もう彼女の笑顔や、それ以上の表情だけでも、あらゆるものが浄化されていくかのようだ。

 もちろん、浄化ってのは我々視聴者サイドのことではなく(まぁ、そういう側面もあるかもしれないが)、作中における家族全てのお話だ。前回あれだけ壮絶な幕引きになり、一体どれだけ荒涼たる結末が待ち構えているものかと戦々恐々としていたので、今回の話の振り方は意外といえば意外。どうやら、前回の一幕が菊さんの「心中」の最終段階だったと見て良さそうである。どこまでを意図して企てたものなのかは今となっては分からないが、たった1人、夜の高座でかけていた「死神」の一席は、自らを死地へと誘う最後の大仕事。これまで幾度となく「落語と心中する」と漏らしてきた菊さん。そうは言っても「心中する」ってのはあくまで比喩的なものであり、大看板たる八雲を失えば、そのあとの拠り所を失った落語業界そのものが死に絶える、みたいなニュアンスで解釈してきたものだが、彼の最後の所業は歴史ある演芸場を飲み込み、本当に地獄へ引きずり込んだ。焼け跡を見て泣いていた兄さんが「この寄席は落語そのものだった」と言っていたことからも分かる通り、演芸場という形有るものが失われたことで、そこに「落語の喪失」を感じてしまう者も多い。菊さんが本当にそうした意味での「心中」を目論んだのかどうかは定かでないが、間違いなく分かっていることは、その心中が失敗に終わったということである。以前作中でも高座にかけられた「品川心中」のごとく、菊さんは心中に誘っておきながら、すんでのところであの世への道行きを自分で蹴ってしまったのである。あとに残されたのは、無残に焼け落ちた「落語」の残骸と、自分の「生き様」を見せつけられてしまったジジイが1人。

 結局、寄席が焼け落ちた程度では落語は死なない。ひょっとしたらこれが原因で落語文化が衰退する未来もあり得たかもしれないが、この世界には何よりも落語が好きで、菊さんと一緒に文化を創り上げてきた「同志」たる与太郎がいるのである。日々テレビにラジオに飛び回り、落語の火を消させやしない。結局、菊さんの「心中」は落語も、己も、どちらも殺せなかったのである。しかし、こうして死の儀式を経たことで、菊さんも腹は決まったようだ。不甲斐ない自分の生への執着は理解出来た。そして、満身創痍の老体では落語はもうまともにできやしない。心中は出来なかったが、ある程度の別離には成功したのである。落語を離れて人生を振り返ると、あれもこれも落語に費やしすぎた自分の人生のアラばかりが見えちまう。後生大事に抱えていたものでも、一度手を離してみると「何でこんなに必死だったのか」と我に帰ることもあるもので。別に落語から完全に切れたわけではないが、改めて自分の人生を見るに、どうにも落語中心が過ぎた一生だったことは間違いないわけで。花も、空も、そして「娘」も、色々なものが今更ながらようやく色彩を持って見えたような気がする。

 小夏はようやく、与太との間に「2人目」を身籠もった。菊さんの落語が与太に伝わり、与太から信乃助へ、そして、新しい命へ。菊さん一人が自暴自棄で殺そうとしたところで、落語は死にゃしない。あれだけ憎まれてきた小夏だって、「死ね」だのなんだのいいながらも、結局その愛情は変えられない。意固地で不器用だったのはお互い様のこと。なんだか随分遠回りな親子関係だったが、菊さんの贖罪の旅は、小夏と過ごす春の縁側で、ようやく終わりを迎えたのだった。これまで彼が必死に支え続けたものが、ついに手を離れて世界に進み始める実感。菊さんが作り上げた世界の姿があまりに美しく、本当に尊いものに見える。今回、落語をラジオで流しながら、「野ざらし」の内容に少しずつマッチした映像があくまで「背景」として流されるという新しい演出パターンが採用されているが、こうして何くれと無く街中を流れていく与太の声が、染みいるように「落語の世界」を現実に作り上げ、助六や八雲が求め続けた「新しい時代」の到来を告げているようだ。八雲の落語は、ここでついに、大願を成した。

 そうして、菊さんは穏やかな笑顔で、自分の後に残された世界を見ている。そこにあるのは混じりっけのない「幸せ」のはずなのだが……充足は即ち、渇望の終わり。世に残すべきを残し、役割を終えた者には、誰しも平等に迎えが来る。その顔はよく知っている。「死神」と呼ばれる顔。いつでもどこでも、菊さんの人生で隣にいたヤツだ。

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 えっちゃん編決着、第9話。2人の関係はむしろ始まったばかりなので決着ってのも変な話ですが、今、一つの百合が終わり、ここからが真の百合の幕開けなのです。

 本当にせんのないことだけど、時たま真面目に考えてみたくなることがある。「百合好き」にとって、望ましいゴールって一体どこなんだろう、と。我が心の百合バイブルは「ささめきこと」なわけだが、もちろん「マリ見て」のような関係性だって充分素敵だと思う。しかし、「ゴール」とは何かはなかなか難しい問題。まぁ、普通の男女関係だって「ゴール」って何かと問われたら答えは無いのかもしれないが、百合の場合にはそこが更に曖昧だ。

 高校生という年齢を考えれば、花火とえっちゃんに訪れうるゴールは割と簡単だ。「2人が正式に恋人宣言をしてカップルになること」。アニメーションの百合関係としては珍しく、2人はすでに肉体関係はクリア済みなのだが、花火の方に麦・鐘井という「隠れみの」があったせいで、2人はあくまで「身体だけの関係」を維持していた。そこで、えっちゃんは花火の二重失恋(?)を契機に、駄目もとで「ゴール」を狙ってみようという最後のチャレンジに挑んだわけだ。場所は避暑地の大定番、軽井沢の別荘。男女の仲ではそう簡単に2人きりの旅行なんてセッティング出来ないし、出来た時点でもうクリアみたいなところがあるが、女性同士ではそうもいかない。あくまでも表向きは「友達どうしの夏の行楽」。その裏にある意味を2人とも分かっていたとしてもだ。

 事ここに及んで花火が「クズ」であり続けているのは、そうした「本当の意味」を分かっていながらも、傷心旅行のためにホイホイと誘いに乗り、えっちゃんに期待を持たせてしまうところ。鐘井との関係が断たれ、麦にも裏切られ、そこからえっちゃんの胸に飛び込んでなにもかもを投げ出したい、というなら、それはWIN&WINの関係なんで問題無い。しかし、えっちゃん本人が言っている通り、「花火は絶対自分のものにはならない」のである。花火から好意は向けられない。それでも、2人きりの旅行には来てくれるし、同じ布団に入って受け入れてもくれる。そんな状況に「親友」を放置するのだから、本当に最低なのだ。

 しかし、そうして2人きりで悶々と避暑地の日々を過ごすことに待ったをかけた救世主が1人。えっちゃんの従兄弟・ノンストップKYボーイの篤也である。前回も書いた通り、彼は今作では数少ない「クズじゃない」側の人間。いや、確かに空気を読まずグイグイ来るのは明らかにアンフェアだし、違法行為になってる可能性すらあるが、行動の裏に含みを持たせたりしないし、自分の意志をはっきりと伝えてから相手の反応を待つあたりは紳士。相手のことも考えられるし、自分の立場もある程度わきまえている。彼がもし「クズ」に見えるのだとしたら、周りと取り囲む環境の捻れ具合がおかしいだけなのだ。「2人きりの日々」というベストコンディションをぶち壊されたえっちゃんは当然キレるわけだが、こうして怒りを買うのも篤也の想定の内。「最後に最高の思い出を」なんて身勝手で刹那的な選択は許さない。えっちゃんを締め上げて崖っぷちに立たせ、更に花火にも脅しをかけることで、「この旅行中の」決着を確定させる。ひどいようにみえて、これはファインプレイである。何しろ、今の花火だったらマジでえっちゃんの肉食パワーに押されて丸め込まれていた可能性は低くないのだ。えっちゃんにブレーキをかけることでそうした「なし崩し」を未然に防ぎ、更に真性のクズである花火に釘を刺すことでなあなあの結末を許さない。2人の未来を考えれば、篤也の立ち回りは本当に見事なものだった。

 結局、「これを最後に潔く散る」というえっちゃんの男らしくも儚い計画は実現してしまう。どれだけ心の隙間を狙おうと、やっぱり花火は自分のものにはならなかった。2人の関係は百合ではないのだ。百合少女と、それを受け入れるだけのノンケの少女の友情物語なのだ。2人の間に広がる決定的な溝は、(分かっていたことだが)この旅行で決定的になり、えっちゃんは2人の未来、花火の未来を思い、身を引くことを宣言する。苦しいのは自分だけ。花火はこれから新しい出会いを探していく。そう思えば、辛くはあるが思い出にはなるだろう。

 しかし、そんな美しい幕切れを、花火は認めない。「親友」の一世一代の決断を、花火は踏みにじる。恋人にはなれない。えっちゃんの望むような関係性は訪れない。しかしその上で、新しいステージは見えそうな気がする。そこにあるのはこれまで以上の友達関係。まさに「友達以上・恋人未満」という贅沢な繋がり方だ。そんなことを言われても、えっちゃんは当然キレるだけだ。自分の決意を何だと思っていやがる。そんなお為ごかしのお友達ごっこなんかやってられるか。しかし、花火のわがままは止まらない。「慣れるまで待つ」とか言ってのける。あくまでおかしいはえっちゃんの方。自分が望む新しい関係性に、何とかして合わせろ。お前の本心などぶち壊して、作り直して、私の望む関係性を構築しろ。花火はそう言っているのだ。

 本当に救いようのない、エゴイスティックな物言いだ。しかし、こうして花火が臆面もなく「本心」をぶちまけられたことは、えっちゃんの功績であったのだ。どこか醒めたスタンスの花火の心に、ここまで食い込めたのはえっちゃんだけだったのだ。だからこその無茶振り、だからこそのわがまま。いわれた方はたまったもんではない。しかし、この選択は、同時にえっちゃんを救いもする。「自分が儚く散って消えてしまえば済む」という今回の結論は、確かに綺麗ではあるが、あまりに一方的で救いが無い。えっちゃんはずっと花火の亡霊を背負いながらこの先の人生を生きていくことになるだろうし、花火もそれを重荷にしてしまう。潔いように見えて、刻む傷跡の大きさを考えれば実はかなり加虐的な幕切れなのである。花火は、それを止めたのだ。

 「決して自分に向かない好意に挑み続け、破れたから新しい関係を築け」なんて、それがどれだけ辛いことかは今の花火が一番よく知っていることだ。しかし、だからこそそこで終わってはいけないという思いがあったのだろう。自分の中で鐘井をただの思い出にするべきなのか。すっぱり切れたと思い込み、新たな人生を歩めるのか。それが出来ないと分かっていたからこそ、花火はえっちゃんを引き止めたのである。たとえ今は苦しくても、出会いを、絆を失うようなことをするなと、無理難題を押しつけたのである。これが花火の最大限の「友情」。そして、それを受けるしかないえっちゃんの「愛情」。二人の関係性は百合なのかどうか、結論は出ないが、少なくとも汚くはないし、忌むべきものでもない。ただ、答えが出るまでにはしばしの時間を要するのだろう。

 さて、こうして幕を閉じたえっちゃんとの関係性。新学期になって花火は気まずさを抱えながら学校に向かうのだが……花火の脳裏をよぎるビジョンは、なんとえっちゃんよりも先に麦なのである。まぁ、そこが「本当」か「嘘」かの境目なんだろうなぁ……。そんな思われ人の麦は何をやっているかというと……家庭訪問プレイです。DMMの広告ですすめられるようなヤツです。茜さんは相手を興奮させるためだったら何だってノリノリです。もう、本当に最高に最悪です。DEAD ENDしかないと分かっているルートを選ぶしかない麦さん。本当にもう……。

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 単なる育児アニメだこれ! 第9話! もう、完全に愛娘を見守る保護者視点でのホームドラマじゃん。メインヒロインがカンナちゃんじゃん。……安西先生、娘がほしいです……。安西先生じゃなくてシェンロンでもC.C.でもいいから、我に育て甲斐のある幼女をください……。

 まぁ、実際にホームドラマなんだよね。単にホームの形が尋常じゃないだけで。普通の家庭には愛し合ったお父さん、お母さんがいるが、こちらのおうちには一方的な愛を叫び続けるトールと、その愛を受け流しながらも生まれもっての世話好き体質と大人の包容力でもって受け止める小林。まぁ、つまり小林はお母さんじゃなくてお父さんだな。そして、そんな二人の間に生まれる愛の結晶が普通は「娘」なんだけど、カンナちゃんはそこがちょっと違う。小林から見れば娘みたいなもんかもしれないが、トールとの関係性が「先輩後輩」くらいのニュアンスなのよね。一応、向こうの世界でも割と密な関係性はあったので、トールはカンナちゃんの家庭事情をよく知っていた。まぁ、時間にしてどんくらいの付き合いなのかは分からないけども。現在幼女の姿を取っているカンナちゃんは、本来なら一体どれくらいの年齢で、どの程度の精神年齢なのかが気になるところだ。

 小学校に行きたいと言い始めたのはカンナちゃん本人だったが、幸い、まだ人格形成が定まっていなかったカンナちゃんを小学校に通わせたことは、情操教育という面で大きな効果があったようだ。何しろ、わずかな期間ですっかり人間社会の文化に馴染み、(見た目の)年相応の「人間らしい」行動が取れるようになっている。初登場時はトールの影響もあってか割と「ドラゴンらしい」振る舞いも見られたので、今回カンナちゃんが見せた純正の小学生としての態度は、真に教育の賜物だろう。現行の小学校教育が良いものか悪いものか、なんて話はまた別の次元にあるが、とりあえず素直で、真っ直ぐに育っているカンナちゃんを見ると、やっぱり小学校って良いところだなぁ、と思えるのだ。もちろん、ちょっとしたわがままで小林を困らせたりもするのだが、それは子供のお仕事みたいなもの。ちゃんと小林のことを考えて自分を戒める優しさと賢さを持っているし、何よりもクラスメイトとの協力という行為に価値を見いだし、それを楽しいと思えるようになっているのは本当に素敵だ。人間を食料や下等生物としか見ていなければ、今回のような展開は絶対に無かっただろうから。

 そんな真っ直ぐなカンナちゃんを見て、小林もハデス討伐に全力を注ぐ。「行きたくなったわけじゃなく、行かなきゃいけないと思った」ってのはいかにも小林らしい物言いで、最後の最後まで情だけで流されるようなことはせず、諸々の要素を鑑み、その中ではきちんと「幼女の真摯な態度」も判断材料になっている。カンナちゃんの将来を考えた時に、ここはなんとしてでも運動会を「見に行かなきゃいけない」と判断出来るのは、もう親御さんとしては100点の対応であろう。もちろん、世の中はそんなに甘くないので「行かなきゃ」と思っても子供の行事程度では動けないお仕事もあるだろうが、小林はそこで何とか出来る才覚の持ち主なのである。あと、滝谷がいい奴(まぁ、デスマーチって言ってたんだから部署全体で追い込まれてた案件だとは思うが)。

 あとは運動会当日の様子を、我々視聴者も保護者感覚で温かく見守るだけである。こんなにも穏やかな気持ちで、ただの「娘の運動会」を応援できる日が来るなんて……本当に目頭が熱くなる思いです。あとはこれが実在性娘だったら言うこと無しだったのだが……しょうがない。非実在娘で我慢しようじゃないか。カンナちゃんのお隣には、我々以上に感極まった才川が常に付き従っており、彼女の献身的な存在もカンナちゃんを立派に育てるのに一役買っていることが分かる。友達の大切さ、そして友達を想う大切さ。そういうものを、親友との関係性を通じて身につけていくのである。まぁ、ちょっとアヘ顔が多すぎる友達だけど、そういう病気だと思えば気にならないし、実際にカンナちゃんは気にしてない。多分、人間は食料じゃなくて仲間だ、っていうところまでは思考が進んでいるだろうけど、流石にそこから先の何らかの欲求の対象にはなりませんよね。まぁ、なったらそれはそれで問題ですが……。

 そういえば、カンナちゃんってまだ3年生扱いなのね(ひょっとして実年齢が9歳なのかなぁ)。もう3年もこの小学校に通うのか。一応魔法であの姿形になってるわけだが、今後3年間で成長した姿はいちいち魔法の術式とかをいじって調整するんでしょうか。それとも、精神年齢の成長に伴って魔法のビジョンも大きくなっていくんでしょうか。他の連中を見てると、成長したら巨乳になりそうでちょっと怖い。それにしても、現在のカンナちゃんの容姿って、なんか周りのクラスメイトよりもムチムチ気味なのよね。長縄飛びのシーンなんかでよく分かるが、カンナちゃんだけちょっと身長が低めで、太ももがかなり太ましいのである。おそらく、クラスでもマスコット的存在になってるんじゃないかしらね。

 そういえば運動会の会場にはもう一頭のドラゴンもいましたが……ねぇ、借り物競走で「ワールドクラス」ってお題出されて、一体何を持ってくるのが正解なんでしょうかね。小学5年生相手にはかなり無茶なお題カードだった気がするのだが、他の選手達はどんなお題で何を探しに行ったんでしょう。あと、審判の先生もルコアさんを一目見て「ワールドクラス、OK!」っていうのも教育者としてどうかと思いますよね。まぁ、そりゃ一目で分かるんだけども。小学5年生くらいってもうあの乳を見て欲情する年齢なのかなぁ。自分の過去を振り返ってみると……すげぇ微妙。ギリギリ性の目覚めくらい……か? 応援してる時のルコアさんのモーション、タンクトップだから肩のラインあたりと乳のつなぎ目がはっきり見えるんだけど、ムチムチ加減と微妙な揺れのモーションが無駄に丁寧で、「京アニめ……」って気持ちになるよね。

 以上ですが、せっかく前回鳴り物入りで登場した新キャラさん、単なるネタ要員で穴埋めどまり……まぁ、スーツ+巨乳の破壊力っていいよね!

 

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 まだまだひっくり返るんかい! 第9話! もー、何が本当で何が嘘やら、「黒蛇」が本命ってことでファイナルアンサーですかねぇ。

 ジーンの血筋を巡る真実が明らかになり、世界は急速に動き始める。いや、正確に言えば、「明らかになったことが明らかになり」かな。だってジーンの血筋については、グロッシュラーさんを筆頭に割と色んな関係者が知ってたわけですからね。加えて彼の流した「噂」の中には「ジーンが王族関係者だよ」っていう部分も含まれてたわけで、各区の区長らがそれを信じていたかどうかは別として、一応「その可能性」を知覚していたってことは紛れもない事実。知らぬのは我々視聴者ばかり……いや、本人と妹も知らなかったわけだが。あとモーヴ本部長もその事実に到達するまでは割と時間かかってたかな?

 事実の伝播はいよいよ遠くドーワーの王室にまで届いてしまう。どうやら王室は、王様だけでなく全体で「第2王女の残したもの」の存在を把握していたようだが、ジーンたちが積極的に王室に関わることがない限りはそっとしてく算段だったはず。しかし、幸か不幸かジーンは出自を知らされ、それと同時に、王位継承権が直接関わる馬鹿王子にもその事実が伝わる。彼はおそらく自分の地位が揺らぐなんて心配はこれっぽっちもしていないだろうが、むしろ、事実を知った「第一王女」様が、娘の栄華のために「余計な問題」を切り落とすことの方が不安。第一王女様とやらは今まで全然話題に上らなかったくせに、あわよくば馬鹿王子も消して自分の血筋を正当王家まで格上げすることを狙っているようだ。

 何にせよ、王室にとってジーンたちが「余計なもの」なのは間違いない。即断即決即実行の第一王女様は、今作始まって以来の最大の物騒軍団である「暗殺者」を差し向ける……のだが、流石だ、今作は命のやりとりがかかっているのに、絶対に騒いだりしない。一応は緊迫の逃走劇なんだが、画面転換を刻むとか、動きに速度をつけるとか、そういう演出には絶対向かわない。どこまでものんびり屋なロッタちゃんの影響もあるが、あくまでマイペース、あくまで楽しげに逃走劇を演じている。追っ手が部屋のすぐそこまできてるのにガラスの心配をしたり、のんびりエレベーターを待ってみたり、世界中のサスペンス映画に謝れ、ってレベルののんきな逃走劇。まぁ、ロッタちゃんは事情がさっぱり分かってないし、手を引くレイル君も単に隣のロッテちゃんが見たいだけだし、気合いが入らないのもしょうがないのかも。

 しかし、どうにも抜けてるのは追っ手サイドも同じこと。棚ぼたでロッテ確保に成功するも、処分するといっておきながらのんびり車で搬送。まぁ、あんまり街中で殺すわけにもいかないが……せめて自由を奪うくらいの方策はとってもよかったんじゃないですかね。更にたまたまなだれ込んできた課長さんにあっさり丸め込まれ、「拉致した」というマズい事実だけ残して人質解放という体たらく。第一王女の配下、割とアホばっかりなのでは。まぁ、今回の一件は流石に課長の察しが良すぎた部分もあるが……あの人、多分何か知った上でそらっとぼけてやってるとこあるよね。はたしてどこまで知ってる人間が、どの辺に潜んでいるやら。

 荒事の波は無事に乗り越え、あとは「ジーンたちを使うか否か」という部分での上層部の判断待ち。5長官会議では、情報開示を迫られたグロッシュラーが「まぁ、クーデター派を支持するんだけどね」と爆弾をぶっ込むも、割とあっさりとこれが受け入れられる。どうやら、ACCAの廃止を望む馬鹿王子とACCA中枢部の関係性は、思いの外悪い状態だった様子。傍から見てる分にはあんな阿呆に大それた改革なんて出来るはずが無いと思ってしまうのだが、やっぱり国民からしたら「次期王の意向」は馬鹿にならないということか。グロッシュラーさんがクーデター促進派。そしてジーンの真実を知って燃料に利用したい旨を残りの仲間に伝えると、犬猿の仲だったはずのリーリウムさんがコレに同意。その流れを見て残りの3長官も乗り出した。史上もっとも穏当で波風の立たないクーデター決起会議である。もう、どうなってんだこの国の連中は。

 しかし、こうしてとんとん拍子に話が進む裏には、当然「黒幕」が。ジーンたちの意志など全く意に介さず、「出来るクーデターならやっちゃおう」ってんでここまでの青写真を書いていたのはなんとリーリウム。そりゃま、曲者だろうっていう雰囲気は醸し出していたものの、なんとあの強面のグロッシュラーすら実は彼の手駒。いきなりロン毛をひっ捕まえて恫喝するシーンは、これまた番組史上初の、いくらか動きが大きくて迫力のあるシーンだ。それくらいに、今回のリーリウムの「本心」は今作の転換点だったということなのだろう。そりゃなぁ、俺はすっかりだまされていたからなぁ……。

 クーデター促進派の頭目、リーリウム。そしてその手駒のグロッシュラー。5長官はすんなりクーデターへの道のりを歩み始めるわけだが、ここで一番ジーンたちに近づいていたモーヴ本部長がどう反応するかだ。ジーンさんははるか遠くの地で母親の巨大彫像を見て、釣りして、カジノに引きずられて……。遊んでるわけじゃないねん。仕事やねん。ジーンの旗印の下、クーデター派がぞろぞろと集まって……来るかなぁ……。

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 祝!デュラハン再登場! 第8話。この可哀相な安元にギャランティを。それにしても、今回アフレコスタジオはすごいことになってたのでは……。

 珍道中は続く。前回から引き続いて「ハシリタカトビ」という謎モンスターとの対決。トビってそっちのトビなのね。御者のおっちゃんが言っていた通り、モンスターの目的はあくまでチキンレースでしかないので、高硬度を誇るダクネスさんには実際にぶつかるわけではない。怒涛のように押し寄せては、ギリギリで回避していく。そりゃもうダクネスの大好物だ。しかし、その勢いは他のキャラバンに甚大なダメージをあたえるし、全力疾走するモンスターに囲まれた状態ではまともな旅なんか出来るわけがないので、何とか一網打尽にしなきゃいけない。そこでちゃんと対策が考えられるあたりはカズマさんの偉いところでね。以前のリザードランナーの時の反省も活きてるのかどうなのか、再び各人の個性を見極めて、今回はそれなりに作戦成功。そこには史上最低の姿を晒したダクネスの犠牲も伴っているわけだが……引きずられダクネスの痴態は、いつにも増して破壊力満点だったな……。「身体の上を発情したオス達が……」とかいう台詞を茅野愛衣に言わせた時点でこの作品の勝ちです。ダクネスさんの優勝です。

 見事なマッチポンプでのモンスター退治は深夜にも訪れ、いつぞやのダンジョン同様、自動アンデッド誘引装置の駄女神のせいで、どう考えてもゾンビ向きじゃない平原のど真ん中でゾンビの大群に襲われるという奇跡。いや、そいつら今までどこにいたんだよ。神の御業に周りの冒険者たちは大歓声をあげていたわけだが、あの人達って、チームカズマの悪行を全然知らない人たちなのね。めぐみんの爆裂魔法にも感心してたくらいだし。同じ町から移動してきたものだと思っていたが、行商人とかなんでしょうかね。あと、花鳥風月に感心してたのも変な話。あれってアクアの冒険者レベルが上がって真っ先に習得したスキルだから、多分スキルポイントの消費が最小のゴミスキルだと思うんだが……。冒険者じゃない人から見れば珍しい芸なのか、それとも「水の女神」アクア様の水芸は一際素晴らしいものなのか。まぁ、何にせよ今までとは打って変わって必要以上にもてはやされる展開に、カズマさんのメンタルはもう限界。こういう棚ぼたに耐えられずに謝ってしまうあたり、やっぱりカズマは基本的に善人なのよね。平気でドヤ顔してる駄女神が異常なだけかもしれないけども。

 そんなこんなで何とか辿り付いた、水の都・温泉街。アニメシリーズ開始から18話目にして、ようやく「第2の街」に辿り付いたのである。よかったぁ、ちゃんと他の街もあったんだね……。そしてエルフやドワーフなどの異種族も多数見受けられる。今まで登場しなかったってことは、やっぱり初心者の街はかなり狭い社会だったってことだね。ここに来てようやく王道ファンタジーっぽい雰囲気が出て……くるわけがないんだよなぁ。このアニメでなぁ。

 なんと、水の都は即ち水の女神の都。アクシズ教団の本拠地という何とも不穏な空気。普通に考えれば宗教の本拠地なんてのは戦争でもしてりゃ危ないところだが、平和な時代ならば治安も良いし、安全安心なところだろう。しかし、どうやら「アクシズ教は変なヤツが多い」というのが有名な話のようで。そりゃまぁ、ご本尊がアレなんだから推して知るべしだが。街の人間全員が教徒みたいな土地なのに、あんだけしつこい勧誘が飛び交うのも不思議なお国柄だ。今回の惨状を見てると、アニメ1期最序盤でアクアに迫られて「アクシズ教徒じゃないんですよ」って謝ってお金までくれたプリーストのおっちゃん、神だったんじゃなかろうか。絶対にこんな宗教の関係者だと思われたくないわ。

 都に入ってからのネタは、完全に「面倒臭い宗教勧誘あるある」ネタ。あらゆる住民が(やたら贅沢なキャストで)あの手この手で入信させようと絡んでくる世界。今回登場した「噂に名高い」勧誘の数々、ネタとして見る分には笑えるものだが、これ、実際体験すると怖いんだぜ……。私も過去に、(どこの宗教とは言いませんが)バイトの先輩がそっち系の人だった経験があってね……。そうとは知らずにうちに遊びに行ったら、周りを関係者に取り囲まれて、マジで「とりあえずサインしてみようか」みたいな流れを作られたことが。俺の人間嫌いが加速したのはあの一件からかもしれません。

 ダクネスのような強靱かつ狂人なメンタルならこうした仕打ちもパラダイスかもしれないが、普通の人間ならカズマのように疲弊するのが当然のこと。湯治に来たはずなのにメンタルをゴリゴリ削られるという相変わらずのバッドラック。最後の幼女ターンには、カズマさんが(何故か)必殺技にまで昇華した「書面破り捨て」を劇的なモーションで披露。やめて、もうカズマさんのライフはゼロよ! しかも、そんなことをダクネスと2人でやってる間、あの駄女神は野放しよ! 絶対面倒抱えて戻ってくるに決まってるやん。めぐみん、何とかしてくれ! あと、どどんこさん、ふにふらさん、早く来てくれ!

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 ここで特殊エンディングは色々とクるな、第8話。いつも通りの「Los! Los! Los!」でもこの作品らしいといえばらしかったのだろうが、流石にそこは空気を読んだか。

 戦争ものにはかかせない、戦争の悲惨さがダイレクトに描かれたお話だが、今作最大のポイントは、誰がどう見ても主人公サイドに正義がないということである。よく「正義の反対は別の正義」なんて言葉が出てくることがあり、互いの主義信条がぶつかり合う戦争行為に簡単に正義だの悪だのという烙印を押すことは出来ないのだが、いくら何でも今回のお話でターニャさんに義があると見る人間はいないのではなかろうか。もちろん伝家の宝刀「上からの命令」なのでターニャさんに直接責任があるとは言えないわけだが、そうして「言われたから」という理由を免罪符にして、ターニャさんはベストな生き方を模索しているのである。

 今回の任務は、奪還作戦とは銘打たれているが、事実上の「2度目の侵略」。一度武力制圧した地域が再び火種になったので、今度はもう二度と息を吹き返さぬよう、徹底的に叩き潰すという方策である。最初の占領ならば単なる武力衝突だけで片付くが、一度手を入れたはずの街が反旗を翻したとなれば、民も官もごちゃ混ぜにして、街の全てが敵ということになってしまう。となれば、そこを「落とす」手段はもう掃討作戦しか残されていない。諸々の国際法の網の目を擦り抜けてはいるが、形式的に飾っているだけで、ルールに則った振りをした単なるホロコースト。普通に考えると、ラノベの主人公がやっていい仕打ちではないだろう。しかし、ターニャさんは平気でゴーサインを出してしまえる人なのである。

 戦争の勝利のため、自国のためにどこまで冷酷に、倫理を覆せるかというお話については、全体像を見ても仕方がない。今回のお話で注目すべきは、やはりターニャさん個人としてのモチベーションの部分だろう。今回の作戦を断行した理由として、ターニャは大きく2つの「生き残り」がかかっている。1つは、彼女が部下に話していた通りの非常に現実的な部分での「死の危険」の排除。補給線を断つような敵の動きを叩くのは生きながらえるために当然の行為であるし、非戦闘員を区別せずに殺戮を繰り返すことも、将来の反乱の芽を摘むという意味がある。後ろから狙撃されないための、ひどくリアルな理由である。しかし、それだけの「リアル」が理由だとしたら、今回涙した部下の新兵ように、ターニャも懊悩してしかるべきである。彼は、上官(ターニャ)からの命令でもその非人道的な行為に異議を申し立てた。つまり、ターニャだってやろうと思えば上からの命令に異議を唱えてこの殺戮を思いとどまる選択肢はあったはずなのだ。しかし、ターニャはそのことを考えていない。

 そうなると、彼女にとって目の前の命よりも大きな「理由」がもう1つあるということ。それこそが、彼女の地位の問題。与えられた任務は「責任」であり、「権利」である。「上から言われたからやらなきゃいけない」と捉えることも出来るし、「上から言われたから堂々と出来る」と捉えることも出来る。こうして、普段なら出来ないことをやってのければ、彼女の存在意義は軍部内でますます高まっていく。ここまでの不運は彼女が軍というシステムの中層に位置していたからこそ起こったこと。それならば、軍内部で功を立て、上りつめてしまえばきっとゴールはあるはずなのだ。「夢の後方生活」が待っているはずなのだ。そのためならば、目の前の命の1つや2つや3つや100くらい、大した問題ではないということ。元々現世では理不尽な方法で命を失った身。生き残りのために他人を犠牲にすることに何の迷いがあるものか。かつては日本のヒネたサラリーマンだった男が、「生きる」ということの真実を知り、気付けば眉1つ動かさずに虐殺を指揮することになる。劇的過ぎる変化だが、彼女(彼)の中では、案外1つにつながった道理なのかもしれない。

 そうして黙々と任務を遂行し、「反乱の芽」を潰していくターニャ。戦場であれだけの荒事をやっておきながら妙な話ではあるが、彼女はこうして、1つ1つ「不安の芽」を潰していくしかないのである。それが完璧ならば、幼女は天寿をまっとうできるはずなのだから。しかし、今回Cパートでは早くもその「摘み忘れ」が発覚している。フィヨルドの激戦で討ち取ったはずのあの隊長……生きてましたね。しかも神を見てますね。その神って、もしかして……あの神?

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3月4日 ドラフト模様(AER×2 KLD

ピック順 【Mei】→【Chrolony】→【Thraxi】→【Sangriter】→【Alessi】→【Sea-chicken】→

 

 蛍の光、窓の雪。悠久とすら思える我々のこの時間にも、いつか終わりは来るもので。此度のドラフトはお別れの儀。今週の試合を持って、1人の男が我々のコミュニティを去ることになります。また(多くても)6人戦に逆戻りだ……7人みさきから1人抜けたら……どうしましょうね。どこかに贄はおらぬものか。

 

 そして、そんな別れの儀を終えて、来週は一週間お休みになり、その翌週、2週間後の3/18は噂のモダマス発売週。協議の結果、無事に(?)モダマスドラフトが1回開催されることが決定しました。もう予約しちゃったから引き返せないよ。お値段は時価だよ。唯一の不安は、いつもみたいに安定した通販ショップが売り切れてて聞いたことのない店にオーダーしたので、ちゃんとドラフト日に間に合うかってところなんだ。普段届けてくれるあみあみとか駿河屋は慣れてるから前日発送、発売日到着なんだけど、今回のショップは到着日が翌日土曜日になってるんだよね。ドラフトは土曜だから間に合うはずなんだが……もし届かなかったら、ひょっとしたら普通ドラフトになるかも。その時はごめん。

 

 箱で買ったおかげでパックには余裕があるので、今回出ていった人が帰ってきてもいいんやで!!!

 

 そうそう、あとどうでもいい話なんだけど、今回ピック表を書いてて確実におかしなところがあったので注意喚起しておきますね。具体的には、1パック目で俺が開封したパック。ピック中は気付いてなかったんだが、6人戦なんだから自分で開けたレアが14引きになるわけないんだ。どこかで、パックの前後が入れ替わってるトラブルが起こってる(ピック表で確認すると俺の開けたレア「秘密の回収」がずれてる)。普通は枚数がおかしいから気付くはずなんだが、今回はどこかでパックが混ざって枚数もずれたんだろうな。多分、俺の2つ上家あたりが引く順番でゴタゴタしてたから、あの辺で何かがおかしくなったんだろう。ホント、気をつけて。

 

 


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 テイストの違いが容赦なさ過ぎるだろ、第5話。確実にゆかりさんだけ住んでる世界というか、アニメが違う気がするんですが。いや、いちか達と違うのは良いんだけど、同じクラスの女子高生ともレベルが違うのがなんか笑える。

 前回のエピソードで中学生3人組の友情形成を確認し、いよいよ大冒険の高校生プリキュア勧誘編に突入する。ぶっちゃけ、4話であおいが普通に仲良くなってる事実にはすごく違和感があった(というか、4話のシナリオライン自体がなんじゃこりゃ、って感じではあったんだけども)。あおいって3話時点でも「何でバンドやってるんだろ? 誰とバンド組んでるんだろ?」っていう部分がよく分からないキャラで、彼女が音楽活動そっちのけでスイーツ工房に来てドタバタしてるのを見てもなんかキャラが定まってないような感じがあったんだけど、まぁ、お約束といえばお約束だから別にこれでいいのかな。「何となく仲良くなったので、3人でスイーツ作るよ!」ってことで。

 そして、こうして仲良くなった3人に、どうやって「高校生」という異物をぶっ込むかが最大の要所である。過去にも月影ゆりさんというプリキュアはいたわけだが、ゆりさんの場合、プリキュアとしての正体を明かすまでにある程度他の3人とのコミュニケーションはあったし、ムーンライト自体がシリーズ後半からの参戦だったので、本当に「追加戦士」みたいなイメージで、別に「4人1チーム」という部分は強く意識しなくて良かったんだよ。でも、今作は違う。まぁ、多分ハリケンジャーみたいに「3人+2人」のイメージは後々まで残ることにはなるんだろうけど、形の上では間違いなく5人プリキュアなのだ。お世辞にもお利口には見えないいちか達3人組に、完璧超人のゆかりさんはどのように絡んでくるのか。全く予想出来ずに見守っていたのだが……。

 すげぇな、ヌルッと来たな。サブタイトル通り、気紛れお姉さまがいちかを近所の野良猫と同じ「興味の対象」として認知した。ネコは「好きでも嫌いでもない」らしいですが、いちかに対しては「面白いわね」とはっきりおっしゃってます。どうやら、いわゆるお嬢様属性に近い要素があるらしく、ちやほやされるのには飽きてるし、自分の知っている世界にはほとほと退屈しているようなので、いちかのように臆せず自分に突っ込んできて、さらに知らない世界を見せてくれる人間には好意を寄せるようである。スイーツ作りも初めてのことってんで最初に興味を引かれ、そこから完璧超人だったはずのゆかりさんをも手こずらせるマカロンの難度に次第にムキになっていく様子はなかなか愛らしい。あくまでも中学生3人組に対して「年上」のスタンスは崩さず、そのまましれっと「見守る側」として入ってきたお姉さま。今回のバトルでは汗一つかかずに余裕の勝利を見せつけたわけだが、今後、ピンチを迎える演出とかが必要になった時にどんな顔をして、仲間達とどんな絆を結ぶことになるんでしょう。今後のゆかりさんの扱いが、良くも悪くもとても気になります。歴史的にみて、こういう鳴り物入りのプリキュアデビューをしたキャラはニチアサの空気に侵食され、次第にポンコツ化していくのが通例なのだが……出来ればゆかりさんはこのまま鉄壁を崩さずに頑張ってほしいなぁ。彼女がプライドを維持しながら額に汗を浮かべられるように用意されたのが、おそらく彼女と同じステージに立ちうる「パートナー」のあきらなんだろうね。来週ついに5人揃い踏み。今から楽しみでしょうがない。

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 自意識ライジングやめろや、第21話。さりげなく監督がおそ松ネタぶっ込んでくるNHK教育アニメって……。

 本当に面白いんだが、週末はアニメラッシュなので時間がとりづらくてどうしても感想が書けなかった本作。もう、なんか今週は色々最高だったので備忘録代わりにここに残しておこう。このアニメ、全何話なんでしょう。もうずっと続いてほしい気もするんだが、残念ながら4月からは「RINNE」の3期が決まってるからなぁ。まぁ、あっちはあっちで好きなんだけども。

 ホントにね、なんであまり話題に上らないアニメなんでしょう。毎度毎度NHKとは思えない全力の悪ふざけが加速していて今期で言えば「ヘボット」に勝るとも劣らないエネルギーに満ちた作品なんだ。その上で、ちゃんとクラシックの名曲に(それなりの)オマージュを忘れてないし、クラシックを現代アレンジしてネタに使っちゃおうという試みも非常に面白い。そして、そんな名曲云々を突き抜けたのが、今回の「シューベルトの魔王道」である。まさかの魔王からのラップバトル。いや、バトルっていうか単なる一方的なフラストレーションの爆発。個人的には、音羽荘の面々はどいつもこいつも個性が強くて好きなんだけど、こういう関係性だと、何故か苦労人のキャラを応援してくなるのでシューさんはかなり好きな方。ドタバタ喜劇の基本として、ひどい目に遭えば遭うほど面白くなるのはお約束であろう。マスの回(13話)も笑わせてもらったが、今回もいい感じに壊れてらっしゃる。ラップバトルの時の壁画の演出も小気味よく描けており、日本ラップの黎明期の文化として持ってきたのが「パラッパラッパー」ってのも権利関係を気にしていない姿勢が勇ましい。全体的にデザインが可愛らしくなるのも良いね。そりゃね、「このチャンネルでは谷間はNG」らしいですからね。

 実は今回、シューさんが直接「何故私たちを産みだしたのですか」って全ての元凶に問い質しているんだけど、この感じだと、生まれ出る悩みに答えは出ないままでシリーズが終わるんだろうね。まぁ、そこでシリアスになってもしょうがないんだけども。

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