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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「夏目友人帳 陸」 5→6 いつものように、ありがとうございました。 正直、普段通りに、何も変わらずに続けてくれているという作品だとは思うのだが、今期は割と好きな話が多かった気がします。個別にどこが、ってわけではないのだけど、これまで蓄積してきた夏目の人間関係が非常にポジティブな形で結実するお話が多くて、意味は違うのだけど「友人帳」の「友人」の部分が響きやすいお話が多かった気がするんだ。ラストでの名取との関係性なんかはその最たるものだろうけども、クラスメイトとの出会いの話やら、他人の恋愛に首を突っ込む話やら、何かと「良縁」を意識させる展開が多い。もちろん、そんな中にもヒヤッとさせるような「やっぱり怖いあやかし連中」という要素も忘れておらず、見ようによってはしっかり怪談話としても機能しているというちょっとしたミスマッチが面白い。まぁ、最終的にはハッピーになるって分かってるからこそ安心して観られるのだけどもね。 個人的には、ちゃんと朱夏の製作でもここまでのものが作れた、っていう安心感もあるかもしれない。「伍」では一回特別編挟んでしまったけど今回はちゃんと完走したし、1話1話の品質にも問題は無し。ノウハウが蓄積されてくれば、このままスタジオのカラーもより強くだしていけるようになるんじゃなかろうか。 さて、大森さんはいよいよ夏には「地獄少女」ですね……。頼みますよ、マジで頼みますよ。 PR 「スタミュ 高校星歌劇(第2期)」 5→5 天花寺さんがあんまり活躍しなかったので今期は面白くないです。ごめんなさい嘘です。 まぁ、どうしてもキャラの数が増えて話が拡散する方向に行くと、1期のメインキャラも出番が少なくなるのは致し方なし。その分濃いキャラが他にも……とは言っても、あんまり真面目に見てなかったもんだからだんだん人間関係も怪しくなっていくんだけど。 ぼんやり見ている分にはそこまで苦労することもない作品。毎話最低1回はどこかで踊るやろ、っていうのがあるから何となく作品にメリハリがあるような気がするし(逆にどんなタイミングでも踊る可能性はあるので節操がないともいえるが)、話の内容はいわゆる部活もの(?)であり、1つの目標に向かって偉い先輩やら小憎らしい仲間達と一緒に精進するだけなので、特に引っかかりもない。最初に不安になっていた「ひょっとしてホモホモしい要素が加速するのでは……」という部分も、そこまで重傷にはならずにあくまでも「役者として尊敬出来る云々」のレベルでまとまっていたので、視聴に抵抗が少なかったのは助かる。まぁ、やっぱりキャラとして男目線だと受け入れにくい奴らはいるのだが……そこは対象者層が違うからしょうがないよね。 個人的に印象的なのは、主人公の星谷の扱いがけっこうフラットで浮ついてないところ。どうしたって主人公ってのは特権的な立場になりがちだが、星谷の場合、持ち前の天真爛漫なところはもちろん維持しながらも、「メンバーの中では一番下手」とか、「駄目なものは駄目」の精神がちゃんと貫かれており、単に勢いだけでとんとん拍子で上手く行くような話はそこまで多くないし(トータルでみればやっぱりそうなのかもしれないけども)、周りのキャラが増えた事で、「別な人間から見た星谷像」というものが複数切り取られ、「色々足りない星谷が何故主人公として立脚できるのか」というのが何となく分かるのはよかった。 逆にもう少し掘り下げて欲しかったな、と思うのは、最終回までのラストステージとしてしばらく引っ張られていた演劇の中身。ざっくり筋は説明してもらっているのだが、やっぱり見たこともない演劇の中身やそれぞれの配役をベースに話が進められると、頭で理解出来てもそれがどういうものなのかがピンと来ず、各々の頑張りや見せ場に共感しづらい部分が残る。流石にこういう作品で既存の物語(よく学園アニメであるロミジュリとかそういうやつ)を引っ張り出すのはマズいとは思うが、どこかで一度全体的な筋を見せてもらう機会が欲しかったかな。まぁ、もっとちゃんと見てれば理解出来てる部分なんだろうけども。 映像面は良くも悪くも平坦。今作は「ライブ」ではなく「ミュージカル」であり、演技のシーンも全て手描きのアニメーションで作られているのはありがたいが、その分やっぱりどこかのっぺりしてて、あんまり「この演技はすごい!」っていう印象が無い。作画崩れってんじゃないけど、もう少し演出面での大げさな見せ方を意識してもよかったかも。いや、でもイメージ映像を作るだけでも結構な手間だし、これ以上何を盛り込めばいいのかは分からないけども。 トータルでみれば可もなく不可もなく。多分、この手のジャンルの作品で「悪くはない」って認識出来る時点で、そこそこ中身のある作品だったんじゃなかろうか。3期はあるんですかね。 なんともはや、第11話。煮詰まって参りました。すでに色々と枠を飛び越えたスペクタクルフィルムになっております。 全ては何者かによって仕組まれたシナリオ。逃亡中の矢三郎は海星とともに天満屋に狙撃、捕獲されてしまった。蚊帳の外かと思われた矢四郎は、あらぬ嫌疑を掛けられ母親と共に夷川に軟禁された。そして、それら嫌疑を全て結集したことで、ついに矢一郎の偽右衛門の座までもが脅かされた。下鴨家を取り巻く壮大な罠は、今、形を成したのだ。金閣銀閣が一枚噛んでいるせいで何だかマヌケに見えるプランだが、いくつかの綻びさえ無ければ嫌疑をかけられた方は言い逃れが難しい状態まで追い込まれており、なかなか侮れない策謀であった。実際、家族5人のうち3人は檻の中。矢一郎は事実上偽右衛門の座を蹴ることになってしまったのだ。のんきものたちが多い狸界隈の中で、何ともずる賢い、見事な策を打ったものである。 しかし、やはり浅知恵は浅知恵か。下鴨家にとっては追い風となる綻びが2つ残されていた。1つ、空気銃の行方。普通に考えて矢四郎のところに空気銃が行き着くいわれもないのだが(もし本当に矢一郎が早雲殺しの実行犯なら、凶器となった空気銃をご丁寧に兄弟のところに保管しているはずがない)、それが矢四郎のところから見つかった時点でちょいと怪しい。そして、この空気銃が実は事件とは全然関係無いものだったのはうっかりさん。しかしこれもまぁ、企んだ側からすれば不幸な事故みたいなもので。誤算の1つは、天満屋という曲者の性格を読み違えたこと。彼の「金回りの良さ」からすると空気銃の手配には相当な報酬を手渡したのだろうが、天満屋はせっかく手に入れた天狗のおもちゃをそう簡単に手放すような人間ではなかった。まぁ、当初の計画であれば空気銃は偽物でも問題無かったのだが……誤算の2つ目は、偽右衛門選挙の立会人が赤玉先生から(弁天様を経て)二代目に変更されてしまっていたこと。あそこで見ていたのが先生や弁天だったら、計画は完遂していた可能性もあるのだ。結果的には、矢三郎の機転が思わぬところで実を結んだということである。 そして2つ目にして最大の綻びは、夷川呉一郎を騙って紛れ込んだ割に、当の本人を放っておいたことである。まぁ、どうやら本物の呉一郎はかなりの放蕩もののようなので、無視しても問題にならないと思っていたのだろう(多分、連絡とろうにも方法が無かっただろうし)。しかし、たまたま矢二郎が四国で本人に出会ってしまったのが運の尽き。事態を察した矢二郎は一路京都へ駆け戻る。まさか叡山電車が瀬戸大橋線に乗り入れようとは……。実は兄弟の中でもっとも機動力が高いのって矢二郎なんだよなぁ。 こうして、空気銃の件から下鴨の疑念は晴らされ、更に呉一郎の登場で黒幕の仮面は剥がされる。これだけ手の込んだ方法で下鴨の一族を蹴落とそうとし、更に自身が偽右衛門の座に上りつめることを求めた人物……そんな人間が残っていたかと首を捻ったが、なんと! 嗚呼! 生きていたのか! 早雲!! 息子に看破されているのだからおそらく間違いなかろうが……あの寂寥の別れは一体なんだったというのか! え〜、海星が看取ったのではなかったんかい……何が何だかさっぱり分からんぞ。しまった、そう言えば俺、先週自分で書いてるじゃん。狸なんだから、そりゃ得意技は狸寝入りだって……。 全貌は明かされた。後は何とかして、この仕組まれた蜘蛛の網から抜け出さなければならぬ。矢三郎が繋ぎ、矢二郎が切り開いたこの道。そこに乗らぬなら兄弟ではない。漢、下鴨矢一郎。偽右衛門など尻尾をまくって突っ返し、大切な家族の下へとただ駆ける。颯爽と京都の街中を駆ける虎に、またがる玉瀾がまた凛々しくて良い。夫婦虎の活躍(あと淀川先生の活躍)ですんでのところで檻から逃れた矢三郎。対峙するのはもう一人の黒幕である天満屋、そして、最大の牙城にして父の仇、金曜倶楽部の寿老人。三段列車は京都の制空権を主張するも、そこは長年天狗が治めていた場所。どれだけ老獪であろうと、人間の手出しのならぬ場所。 一度は父と同じ末路に覚悟を固めたかに見えた矢三郎だったが、夢の中に現れたのは、あの日と変わらぬ様子の父の面影。そう言えば末期には同じく朱硝子を舞台に彼は赤玉先生に笑って別れを告げていたのだった。「狸なのだから、笑っていない時などありはしない」。それが偽右衛門の生き方。逃げの矢三郎はそんな阿呆の血をもっとも受け継ぐ阿呆の子。鍋の底なんてまだまだ早い。飛び出した彼はいよいよ寿老人との直接対決を迎えるのである。長男、次男、三男、(あと四男)、全ての血で繋いだこの道行きで、見事その血を示してみせよ。 それにしても、海星の書き置きの便せん可愛かったですね。 「つぐもも」 5→6 なんかね、好きでしたね。特に思い入れがあるってほどでもないんだけど、終わってしまうとなると、とても寂しいですね。原作ストックいっぱいあるんだろうし、適当に切り取ってお話作りやすそうな作品なんだから、ちょこちょこ再登場してほしいもんだけど。 なんだか本当に節操の無い作品だなー、というのがトータルの感想。これは決して悪い意味ではなく、狙いを特化して作品の持ち味を出すのではなく、色んなところにちょっとずつ噛んでいって、おいしいトコロだけもらってくる感じ。根本にあるのはもちろん「物の怪ギャグ」なわけだが、桐葉さんはニャンコ先生とは立ち位置が全く違って、そこにはロリババアならではの濃密な(?)エロが展開されている。普通この手の作品のエロなんてギャグの一環なんだから本当にソフトでライトでお気楽なものだと思うのだが、何だか今作の場合は微妙に根深いものを感じるんだ。やたらとニッチな性癖をつついてくる気がするんだ。映像面でも色々と丁寧に作り込まれていて、ボディバランスとしてはとてもエロキャラとはいえないような桐葉、くくりあたりの合法(?)ロリエロシーンでも不思議と煽情的。単に俺がMで、一也が攻められる方向性が肌に合っただけなんだろうか。その他の女性キャラとの絡みも、映像面は丸っこくてギャグ寄りのはずなのに、不思議と色気が出てる気がしたんだよなぁ。 そして「ギャグ」「エロ」と来て、ついでに「シリアス」「バトル」も盛っておけ。適当なノリでごまかしているものの、実は作中で扱われているあまそぎ関連のトラブルって、笑えないレベルで深刻なヤツが大半なんだよね。人の命がかかってる場合もあったし、実際人死んでる事件もあったし。更に最終話までのクライマックスは一也が修行をやりこんで、まさかの王道バトルものとして成長物語を描く展開。一体どこへ向かいたいのかがよく分からないくらいに、とにかく「なんかやりたいこと」を詰め込んだ作品だ。 こうして無節操に突っ込んでしまうと、普通ならとっ散らかってどの要素もなおざりになり、印象のぼやけた作品になってしまうものなのだが、何故か本作の場合はそうした散らかった印象が無い。いや、まぁ、雑多なのは間違いないのだが、最終的に桐葉さんが一也にセクハラして締めてくれるので、何となくまとまってる雰囲気になっている。「あまそぎも苦労が多いけど、まぁ、最終的に桐葉さんとの日常は楽しくていいよね」っていう結論になっている。理由は分からないのだが、そういう安心感が、別れを惜しく感じる理由なのかもしれない。 アニメ全体の統制が取れてたのは純粋にアニメスタッフの手柄でしょうね。個人的には今期でも一二を争うくらいに好きなオープニングだったし。まぁ、あとやっぱり中の人ブースターがガンガンにかかってたのが最大の理由ではあるんだけども。これでゆまちん→サターニャ→桐葉さんと繋いできた大空直美劇場も一区切りかなぁ。他にもくくりの中の人、黒耀の中の人もナイスだったし、心の童貞チンコを大事にしてくれる一也の中の人もやっぱり素敵。あの人絶対童貞だよ(どういうことだ)。 シャベッタアアァァァ! 第11話! 最終回間際になってついにうえしゃまに初台詞。いや、今までも散々しゃべってたはずなんだけども。急に娘さんが大きくなったらびびるわ。 もうずっと子安のターン。ケインを亡きものにし(たと思い)、人類の未来は全て自分の手で救うことを夢見るアダムス。そのこと自体は別に悪いことじゃないんだよ。彼の目的意識は「全人類の恒久平和と発展」だし、自分の命を長らえるためにホイホイ身体を乗り換えてオリハルト事業の上澄みをすすっている老人どもよりもよっぽど健全で献身的。彼の思惑が全部上手く行けば、主人公チームの行く末はどうあれ、ハッピーエンドには違いない。しかし、残念ながらアダムスさんは宇宙を救える器ではなかったという悲しい事実があるだけで……天才に憧れ、妬み、乗り越えようとして無茶して最悪の事態に陥る秀才。なんか、能力が無いだけでこんなにも残念な結果になってしまうのはむしろ可哀相ですらある。身の程をわきまえろって話なんだろうけど、これまでずっと人類のために貢献してきたのにねぇ。まー、先が短いことを分かった上で知らぬ顔してオリハルト事業を拡大して稼いできたツケが回ってきたってことなんでしょうかね。 アダムスが計画したラジーブ対策は二段構え。1つ目は非常にシンプルな力業で、ラジーブをおびき寄せ、大量のオリハルト転移弾頭で全部ブラックホールに運んでしまおうというもの。この目論見はそこそこ成功したようで、ラジーブの全質量の数十パーセントを削り取ることに成功した。まぁ、厳密に見るとこの作戦にも謎は多いんだけどね。確か転移弾頭って転移先にアンカーを打ち込む必要があったはずで、ブラックホール近辺にそんなものを送り込む余裕があったのかよ、っていう。仮に影響ギリギリの距離に設置したとして、そこに転移させてもラジーブを取り逃がす可能性はあったよね。何しろ相手はジャンプ自在のオリハルト専門家なわけだし。地球圏に攻めてくるときにわざわざ実軸空間を通って徒歩で(?)やってきたのも謎ではあるのだけど。いくらラジーブさんでもミゲルジャンプは何か制限でもあるんですかね。 とにかく、そうして戦力を剥ぎ取った後は、いよいよラジーブの「核」といえる集積回路を攻めることになる。こちらの第二作戦が実に頭のおかしいデザインになっており、なんと、プログラムの書き換えのため、アリスのデータから自分のクローンをオリリアンとして生成。それを直接コアに撃ち込み、大量のアダムスクローンオリリアンがよってたかってラジーブの性質自体を書き換えてしまうというもの。イドは「ウィルス」と喩えていたが、何とも退廃的で、馬鹿げた作戦を思いついたものだ(まぁ、考えたのは生前のケインみたいだけど)。大量のアダムス思念体がバンバン飛びつく様子は実に気持ち悪く、悦にいるアダムスが絶頂しちゃってるあたりはまさに子安。もう、これで勝利して「史上もっともイカれた手段で敵を倒したキャラ」として名を馳せてほしかったところだが……。 「お前程度では無理」とか一蹴されてしまうのが負け犬の悲しさよ。ラジーブさんはそんな子安ウィルスをあっさり浄化、すぐさま対策を盛り込み、何事もなかったかのように修復していった。強いなラジーブ。流石にこれまで人類をぼてくり回してただけのことはある。すでに手持ちのオリハルトのほとんどをつぎ込んでしまった上に、オリリアンという虎の子のプランもしくじってしまったアダムスは、おそらくもう二の矢がない。駄目出ししてるだけのイドさんだったが……対策法はあるんでしょうかね? わざわざせっかく手に入れたボディまで手放してとんできたんだから、何か考えがあるんだろうけども。元々のケイン(緑川ボイス)は性格最悪のマッドサイエンティストだったわけだが、イドさんはケインの頭脳と記憶の一部を保持しながら、エスカベイターのクールガイとして生まれ変わっている。お膳立ては整ったので、あとはきれいに片付けてくれるだけだ。 結局、死亡フラグ立てまくりだと思っていたカーラさんはちゃっかりボディを手に入れて帰還しちゃいましたね。他の連中も割とのんびりしてるし、なんかエスカベイト社からすると色んなところが結果オーライだった気が。今週はファルザが冒頭からちょいちょい登場して愛嬌を振りまいており、「最終回が近いから動物ものでサービスしとくよ」みたいな気遣いが感じられてよかった。……動物もの? 「進撃の巨人 Season2」 5→5 今期真っ先に最終回を迎えたのは、意外なことにこの作品。今期だけで見れば12話目、通算話数だと37話目。なんか微妙に中途半端。 まぁ、ストーリーは1つの締めのポイントになったということでここでの線引き、無事に3期(というか分割の後半とみた方がいい気がするけど)も決まって、来年にはいよいよクライマックスを迎えることになるんだろう。いや、原作がどんな状況になってるのかはさっぱり知らないんだけど、流石にボチボチ終わりに向かってるんじゃないのかねぇ。これだけのビッグタイトルになったのだから、何とかアニメの方も原作の終了に合わせて大団円と行きたいところだ。 今期は、正直言うと「橋渡し」という意味合いが強いため、単発のシリーズとしては据わりの悪い構成になってしまった。そりゃ無事にエレンを奪還して戻ってきたわけだが、それが1クールの終わりに相応しいだけのビッグイベントだったのかどうかも(アニメだけを見たら)ピンと来ない部分もあるし、今期明かされた最大の事実である鎧・超大型の2体の巨人の扱いも宙ぶらりん。もちろん誰が見ても「この後に続く」ことは分かるので尻切れという印象ではないが、どうせだったらもっとまとめて一本のシリーズとしてお話を進めてもらいたかったのが正直なところ。何故こうしてぶつ切りの1クールだけが放送されてしまうことになったのか、色々と制作側の事情を邪推してしまう。まぁ、今回の放送でも1期から間が空きすぎてお話を忘れてしまったり、1期で盛り上がった部分が色褪せてしまったり、弊害は多かった気がするしなぁ。客観的に中身だけを見れば、作画演出などは1期と比べて見劣りするものではないと思うのだが……アニメ製作ってのは、多方面に調整が大変なものなのね、っていう裏事情を何となく察する作品。人気作ともなるとその扱いもよりデリケートだろうしなぁ。 そういや今回、リヴァイはほとんど出てこない結果になってしまったわけだけど、ファンの人たちは大丈夫だったんでしょうかね? メガネ交換とかいう斜め上のコミュニケーション、第11話。いや、そりゃ合わないでしょうよ。マフラーとかコート羽織らせるのと訳が違うぞ。 などと煽ってはみたものの、正直今回はひいき目に見てもあんまり動きが無かった回である。颯太が決意を固めて自分の過去を告白したわけだが、ぶっちゃけ視聴者目線からしたら大体分かってる話だし、「世界の危機に瀕してる状況で青少年の些細な悩みをそんなに熱弁されても……」っていうのが正直なところ。当人からしたら大きな問題なんだろうが、今それ重要じゃないよね、っていう。あと、更に突っ込むなら、今回みたいな顛末だけで颯太がセツナのことをひた隠しにしていたことにもあまり共感は覚えないんだよな。そりゃまぁ、罪悪感があるのはいいとして、メテオラたちにアルタイルの情報を伝えるときに、作者と自分の関係性なんてどうでもいい事だったわけで。「あれは同人から派生した作品で、作者はそういえば亡くなったって聞いてますわー」というくらいのことをさりげなく言っとけばもう少しメテオラさん達の行動も効率化出来たはずなのに、何でお前の勝手な鬱エピソードに引っ張られなきゃいけないんだよ、っていう。まぁ、作品全体を通して考えると、おそらく「ものを作るということ」っていうテーマを掘り下げるための準備なのだとは思うが……ちょっと尺取りすぎだよね。Aパートの鹿屋との対話も長かったし。 今回、颯太を立ち上がらせるきっかけになったのが鹿屋だったのはちょっと意外だった。これまで単なる癇癪持ちのやっかいものっていうイメージしか無かったし、世代が近い颯太に何らかの共感を覚えたとしても、わざわざ颯太に感情移入して、更にアドバイスまでしてくれるような人間には見えなかったから。一応「自分もそうだったからウジウジしてるヤツを見ると我慢ならない」っていう動機があったらしいけど、まぁ、今の颯太を見たら誰だってそう思うしな。 わざわざ鹿屋が説得する必要性は特に感じなかったが、一応、「鹿屋自身の世界観」を見るためのシーンとしては機能していた。「被造物はそもそも物語を紡ぐためのツールとして生まれてきたので、その世界の中では目的を与えられ、それに縛られるしかない」という状況。言わば運命論的な絶望があってもおかしくないのだが、鹿屋はそれを別に構わないという(弥勒寺は嫌だっていう)。確かに、「誰かに縛られた運命」と言えば聞こえは悪いが、「何をしたらいいか分かりやすい人生」が良いと考える人間もいるだろう。実際、人生はチュートリアル無しのハードモードなわけで、被造物が「神」の存在を知覚せず、自分の意志だと思って物語を進めているあいだはそこにストレスは無いはずだ。この世界に顕現し、神の存在を知って改めてその理不尽を思索するわけだが、こっちに飛び出してきた時点でそんな「運命」からは解き放たれるわけで、鹿屋サイドからしたらどっちに転んでも結果オーライ。何もすがるべきものが無い人生の方が救いが無いのかもしれない。だからこそ人間が自分の手で「神」を作り出して拠り所にする「宗教」が生まれるわけでね。鹿屋たちはまさに、「神に面会した人間」なのだ。我々は、もしかしたらただその神の存在を知らないだけかもしれないですよ。異方存在とかね。 また、「被造物と世界」の関わりに関しては、一命を取り留めたセレジアさんがその作者である松原さんと話をすることでもう1つの側面もうかがい知れる。普通の被造物は「神の手の平で踊るだけ」。鹿屋は「神の手の平から飛び出したから自由」(真鍳ちゃんあたりもそうだろうね)。そしてセレジアは、更に一歩進んで「神と一緒に自分の世界を作る」。この物語の最後にセレジアたちが自分の世界に「戻る」かどうかは分からない。というか、すでに作者が死んじゃってるメテオラさんたちなんかは、戻ったところであんまり楽しそうでもないのだが、セレジアの場合、戻るにせよ戻らないにせよ、神との直談判で自分の世界を「変える」ことが出来そうなのだ。前回のお話で新武器を手に入れたことだって、言わば顕現による新たな影響。クリエイターが産み出した被造物が、クリエイターと出会うことで今度は「作る側」に回っていく。これこそが、このアニメのタイトルになっている「Re:CREATORS」の意味とは考えられないだろうか。まぁ、セレジアさんは自分の世界を好き勝手に書き換えることを楽しむような性格でもないので、「造り手」とまではいかないかもしれないけど。セレジアと松原さんの関係性は、おそらく今作の中では一番恵まれた、幸せな「神と被造物」の組み合わせなのだろう。 そうして「作者と世界」の関わり方を考えると、今回のお話なんかは「神の意志」をもう二度と反映出来ないアルタイルさんの苦悩に帰結していくのかもしれない。神は死んだ。この世界の理不尽に殺された。だからアルタイルは世界を憎む。まぁ、なんか単純ではあるけど、今のところはそういう理解だ。セツナのお話はそうして「アルタイルと作者」という2者関係で完結している気がするのだが……颯太は今後どういう風に絡んでくるんだろう。今回なんでこいつが「オタクなりのリア充生活」を送った様子を延々見せられたのかは謎である。ピクシブで知り合ってニコニコ超会議で初デート、しかも相手は話の分かるメガネで黒髪ロングで愉快な絵師の女の子って……オタクの妄想フルスロットルじゃないですか。関係者以外がバックヤードに立ち入るのは禁止です。イベント参加のマナーは守って下さい。 しかし、今回弥勒寺さん一言もしゃべってねぇな……。 6月17日 ドラフト模様(AKH×3) ピック順 【Chrolony】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Alessi】→【Mei】→
さぁ、いよいよ「破滅の刻」の情報も出始め、このアモンケット世界も残り一ヶ月を切りました(実をいうと7月末のつもりでいたんだけど、今確認したら7月第2週が発売日でびびった)。ということで、アモンケット世界も残りあと(最大)3戦という……うわぁ、割と後がないわ……俺、まだ優勝してないんだけどなぁ。なんか、この世界はもう無理な気がして半ば諦めてる。いいんだ、そういうちっちゃいことを気にしてても立派な大人になれないんだ。大事なのは、デッキを楽しむこと。まぁ、勝てなかったらやっぱり楽しくないんだけどさ。
<青>
Academy Drake アカデミーのドレイク (2)(U) C クリーチャー・ドレイク 2/2 飛行 キッカー(4) 〜がキッカーされているなら、これは+1/+1カウンターが2つ置かれた状態で戦場に出る。 「風のドレイク」or重たい「大気の精霊」の選択型クリーチャー。序盤から中盤にかけてはどんな環境でも一定の仕事がこなせる「風のドレイク」としての仕事を素直に担当し、最終盤で引けばフィニッシャーとしてより圧力を持った状態で登場できるという、キッカー呪文の基本理念に忠実なわかりやすいコモン。「風のドレイク」の時点でコモンとしては超合格なわけで、そこに選択肢まで生まれて弱いわけもなく。ただまぁ、キッカーモードで使う状況がどれくらい訪れるかと言われるとそんなに目覚ましいパワーアップでもないので、これまで「風のドレイク」をピックしていたタイミングと大体同じでいいんじゃなかろうか(つまり、割と難しい)。
Academy Journeymage アカデミーの修士魔道士 C クリーチャー・人間、ウィザード 3/2 あなたがウィザードをコントロールしているなら、〜を唱えるためのコストは(1)少なくなる。 〜が戦場に出た時、対象の、対戦相手がコントロールするクリーチャーをそのオーナーの手札に戻す。 なんで「Journeymage」で「修士」っていう言葉が出てくるのかはよくわからない。どういう存在なんだろう。さておき、毎度おなじみの「オオクラゲ」一家の新入りである。現在も「巧射艦隊の帆綱引き」が活躍中だが、使い方はほぼ一緒。基本形である「分離主義者の虚空魔道士」よりもパワーが多い代わりにコストが重く、条件次第ではそこをパスできますよ、っていう設定だ。ギミックとしてウィザードシナジーが取り入れられているが、今回ウィザードカラーは青赤に設定されており、インスタント・ソーサリーの枚数も割と大事になるのでこの手の「クリーチャーを置いとく必要がある」ギミックとのバランス調整が結構難しい。このカードはある程度遅めでも引けるだろうし、何とかサポートを多めに用意してビートの切り札としたいところだが……。戦闘前にバウンスして殴りやすくする選択肢が選べるのはありがたい。
The Antiquities War アンティキティー戦争 (3)(U) R エンチャント・英雄譚 Ⅰ、Ⅱ- あなたのライブラリを上から5枚見る。あなたはその中からアーティファクト・カードを1枚公開して手札に加えても良い。残りをあなたのライブラリの一番下に無作為に置く。 Ⅲ- ターン終了時まで、あなたのコントロールするアーティファクトは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーとなる。 「アンティキティ」自体が「古代の遺物」という意味なんだから「古代戦争」みたいな日本語名でもいいのだが、エキスパンション名としての「アンティキティ」に意味を見出すファンも多いのでこちらの名称が採用されている。正式名称は「アンティキティー」と最後に長音が入ることに注意が必要。いわゆるウルザとミシュラの兄弟喧嘩のお話であり、その証拠に工匠だった2人の揉め事を表すかのようにアーティファクトがらみの能力になっている。1章だけだと、4マナもかかった割には大した効果ではないが、2章に入ってようやくアドバンテージが確定。そして3章になると突然のテゼレットである。あのおっさんもカラデシュから逃げ出した後に何してるんだろうなぁ。時限式テゼレットとして、アーティファクトを並べるデッキならエンドカードになりうる効果である。1章2章でも安いアーティファクトをかき集め、なんなら宝物トークンもずらりと揃え、最後にはドカンとテゼレット。テゼさん本人に比べて除去される可能性もそこまで高くないし、何かデッキが成立しそうな気もする。
Arcane Flight 秘儀での飛行 (U) C エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは+1/+1の修正を受けるとともに飛行を得る。 何はともあれ、絵が最高にイカしているカード。もう、こんなダイナミックなにゃんこは金輪際拝むことができないのではなかろうか。よくネットのおもしろ動画とかに上がっている、「目測誤ってあらぬところで落下していく猫」が見せるこの跳躍時のポーズ。普通ならこのまんま重力に負けて残念な結果に終わってしまうわけだが、ドミナリアでは違う。虎に翼ならぬ猫に翼だ。きっとこの後、見事なフライング猫パンチが炸裂してお目当の小鳥を取ることができたのだろう。まぁ、フレーバーによると生態系がいい迷惑らしいが、別にこの程度で鳥が絶滅したりはしないからでぇじょぶだ。で、そんな飛行猫で満足してしまったが、史上何枚目かもうわからない「飛行」の上位互換カード。最近だったら小型の「風と共に」って言った方がわかりやすいだろうか。コストが半分だから修正値も半分。まぁ、どう考えても2マナで+2の方が強かったのだが、これだってクリーチャーの強さが激変するのは同じこと。適当な地上の1/3あたりを飛ばして適宜基盤クリーチャーを作るのがいいだろう。青絡みの速いデッキが組めるならキーカードになりうる。
Artificer’s Assistant 工匠の助手 (U) C クリーチャー・鳥 1/1 飛行 あなたが歴史的な呪文を唱えるたび、占術1を行う。 あんまり助手向きじゃない使い魔だよな……。まぁ、「ワタリガラスの使い魔」みたいなもんなんでしょうかね。1マナで1/1飛行という最低限の能力を持っているのでマナカーブを埋めたいというニーズがあるならそれだけでもそこそこ。そして歴史的応援団としての仕事もあり、占術1というささやかな効果ながら、複数回起動できるので蓄積させることで1マナ以上の仕事を積み重ねることが可能。歴史誘発条件はどうしても誘発回数の少なさがネックになりがちだが、こいつがいれば歴史的カードが次の歴史を導く呼び水になるのでデッキ全体がグッと回りやすくなるのである。なるほど、そうして情報をつないでいくのが鳥さんの役目なのかもしれんな。
Befuddle 混迷 (2)(U) C インスタント 対象のクリーチャーは、ターン終了時までー4/ー0の修正を受ける。 カードを1枚引く。 青の名物であるパワー減少系インスタントの新作。この手のカードも随分種類が増えてきてなかなか区別が付けにくくなっているが、一応「−4で」「単体が対象で」「カードが引ける」のは初。一番近い類似品(というか下位互換)は−3修正でカードが引ける「戸惑い」ということになるので、一応パワーアップだ。やったね。ただ、この手のカードは結局色々作られている割にはリミテッドでもなかなかデッキインされないので、細かい違いを気にしてもしょうがないとは思う。
Blink of an Eye 一瞬 (1)(U) C インスタント キッカー(1)(U) 対象の土地でないパーマネントをそのオーナーの手札に戻す。〜がキッカーされていたなら、カードを1枚引く。 「乱動への突入」の名義変更再録。一応「乱動/Roil」という言葉は地形そのものが力と意志を持っていたゼンディカー世界の固有語として用いられていたので、今回はある程度再利用可能な一般的名前に改定されたんだろう。「乱動への突入」も充分強かったので、今回も様々なシチュエーションで活躍してくれるはずだ。途中まで読み進めた英雄譚を戻して1章から読み直すのもいいかもしれない。余談だが、わざわざMTG Wikiを見に行ったら「キッカーすればある意味で『謎めいた命令』」って書いてあって「確かに」という気づきがあるなど。イラストの蓮コラっぷりは一部界隈で阿鼻叫喚の様相。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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