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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「アンジュ・ヴィエルジュ」 5

 今期もあったぞカードゲーム原作アニメ。異色の立ち位置だった「WIXOSS」を除くと、どうにも深夜アニメのカードゲーム作品はパッとしない印象があるのだが、本作はどんなもんか。

 とりあえず、色の分け方がMagicと同じなのでとても覚えやすいです! いや、アホみたいな話かもしれないけど、視聴している人間からすると結構重要なんですよ。ゲームのアニメにおいて「ゲームの設定」がどれくらい落とし込まれるかっていうのは難しい部分なのだが、やっぱりカードとしての属性設定が見えやすいと、アニメ的にも識別しやすくなる。冒頭、大量のキャラが出てきて訳が分からなくなった時にはどうしようかと思ったが、ふと冷静になってチーム分けを見てみれば、なるほど風呂シーンではそれぞれ白青黒赤緑の5色の世界ごとに分かれての自己紹介パートになっていたわけだ。そのあたりの意図が見えると、俄然お話が分かりやすくなっていくので助かるのです。

 いや、まぁ、お話っつっても第1話で放送時間の半分以上が風呂シーンだったアニメに話も何も無いやろ、とは思うのだが、とにかくヒロイン勢のキャラが理解しやすいってのは重要な要素。「メインとなる5人がここにいて、その回りにそれぞれの色ごとのサポートがいて、真ん中にαドライバーと言われるプレイヤーポジションが1人」という設定さえ理解出来れば、これだけ大量のキャラが押し寄せても、識別がそこまで難しくないのである。おそらく実際にゲームをやっている人ならもっと分かりやすいんだろう。

 あとはまぁ、それぞれのキャラが気に入るかどうかやな。バトル展開なんかはぶっちゃけおまけみたいなもんで、なんかネウロイみたいなのと戦ってたけど目的もピンと来ないし。「5つの世界がコンフラックスを起こしてアラーラみたいにエラいことになるから、それを救いましょう」というのは分かるんだが、そこに出てくる敵キャラの目的意識がよく分かんないし。意思のない生命体ではないんだよなぁ。一応バトル要素がある作品なんだから敵側の意思が見えた方が物語は膨らむはずなのだが、その辺は潔く切り捨てていると見ていいのかな。あくまで、世界を守るために戦っている女の子のパーティの成長物語が主軸。まぁ、実際のカードゲームでは女の子どうしがぶつかるんだろうから、そのへんはしょうがないかな。製作がSILVER LINKってことで最低限の品質は保証されていると思うし、キャラで上手いこと興味を持てれば、しばらく視聴は続けられるだろう。少なくとも「ディバインゲート」の第一印象よりは良いよ。

 まぁ、その興味の大部分が中の人だ、と言われればそうかもしれないのだが……最近は若い子もガンガン出てきているのでなかなかおっさんには覚えられなくなっているのが辛いところだが、本作の中心部にいるキャストは出てきただけで名前が分かって非常にありがたい鉄板の布陣。メインキャラで認識出来なかったのは立花理香だけである。田村ゆかりから寿美菜子まで、幅広い年齢層のキャストに出番があり、その全てが一線級ってんだから贅沢な起用だ。やっぱこういうゲームアニメってのはキャスティングで客を掴むのが必須なのかねぇ。「オレンジペコさんの中の人」石原舞や「るるの中の人」生田善子にお仕事があるのは嬉しい限りです。

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○「タイムトラベル少女〜マリ・ワカと8人の科学者たち〜」 5

 土曜朝7時から放送の純正子供向けの清く正しいアニメ作品。だが、私にとっては全く異なる意味を持つ記念碑的作品。

 朝番組はスルーすることが多いのだが、これはチェックしなければならぬ、何故ならこれは我々の業界では全く別な売り文句とともに始まった作品だからだ。それは、「『夏色キセキ』以来、4年ぶりにSphereメンバーが勢揃いしたアニメ」だからだ! やったぜ! 久しぶりにこの4人の揃い踏みアニメが始まったんだ! 何でこんな枠にそんな売りがあるのかはよく分からないが、もらえるもんはもらっとこうな! ……1話目、彩陽は出てきませんでした……。

 まぁ、そんな邪道な動機から見始めた作品なので全く知識も無い状態での初見だが、なんと、今となっては懐かしい、正真正銘のお子さんのための、科学的お勉強番組である。クレジットを見ると「磁石と電気の発明発見物語」という書籍名が現れ、そうした科学史についてのアニメであることが分かる。オープニング映像にはファラデーやらボルタといった偉人達が並び、こうした科学者の発明の物語を、伝記+愉快なアニメとして描いていく方向だろうか。製作会社の「ワオワールド」はかつて「おもいっきり科学アドベンチャー そーなんだ!」にも携わっていたらしく、よくよく考えれば歴史の長いジャンルである。

 今更科学史のお勉強なんて……と思う大人もいるかもしれないが、考えてみれば、伝記本なんてものを読んでいたのも小学生までの話。私がボルタやらグラハムベルについてなにかを知っているかといえば、ほぼ何も知らなかったりする。それなら、ここでお子さん達と一緒に科学のお勉強をするのは悪くないんじゃなかろうか。それもアニメで、可愛い女の子と、素敵なキャストつきで。おぉ、これはとても良いアニメ視聴習慣ですね。これがあたって続々「お勉強アニメ」が登場すれば、私もライフワークついでにお勉強が出来てラッキーだぞ。いや、てめぇで自主的に勉強しろよ、って話だけども。

 そんなお勉強作品ながら、もちろん無理矢理押しつけるようなデザインにはなっておらず、さりげない導入から、自然にドラマとしてあれこれ学べるようになっている。1話目はなんとAEDの使い方に触れており、これはガチで勉強になるやつだった。さらに「磁石はなんで北を向くの?」といったさりげないクエスチョンも作中に混ぜ込まれており、娘さん、息子さんと一緒に見ていたお父さんも、咄嗟に答えられなかったらあたふたしてそうだ。理屈は分かっていても、案外小さい子供に分かるように教えるのって難しいしねぇ。今後は、僕みたいなお馬鹿さんにも分かりやすく、楽しいアニメ展開を期待してますよ。いわゆるアニメ的作画なんかで深夜アニメに匹敵するようななにかが出てくるわけじゃないので評価軸は随分変わってくるだろうが、案外可愛らしい画もあるし、ドラマの展開も結構ハードでスピーディ。監督は「薄桜鬼」シリーズのヤマサキオサム。シリーズ構成も全部監督がやってくれているみたいだし、退屈せずに見られるんじゃないかしら。

 さぁ、あとはとりあえず彩陽を出せ。っつうか「スフィア4人の共演!」っつってメインヒロインの豊崎・美菜子の2人に対し、戸松がまさかのお母さん役とは思わなんだよ。これ、彩陽はどこに入ったらいいの? 

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○「はんだくん」 4

 せんせー! 早く五島に帰ってきて! なんか違うよね。僕らが見たい半田先生はこれじゃないよね。……なるちゃんはどこにいってしまったんだ……。

 いや、違う作品だってのは分かってるんだ。観るテンションも変えなきゃいけないし、目的意識を切り替えて、「ばらかもん」との関係性を断ち切るべきなんだ。でも、人間ってのはそう簡単に割り切れるもんじゃない。可愛さ余って、みたいな感情はどうしても避けられず、警戒心を高めにして観てしまうと、なかなかギャグってのは心の中に入ってこないもんだ。

 言われてみればまぁ、あの問題児である半田清舟先生に繋がる部分はあるのかもしれないが、やっぱりこのアニメの主人公はあのせんせーとは接続しづらい。この高校時代から、あの大人になるものかと言われれば……まぁなるのかもしれないが、ギャグの方向性が全然違うので何とも妙な気分だ。完全にパラレルワールドとして受け入れた方が良い気もするし、それだったら主人公が「半田」である必要は欠片も無いし。どういう経緯でこの漫画が始まって、どういう経緯でアニメ化までこぎ着けたのか、そのあたりの謎は、作中のキャラ達も思い悩んでいたようだが、どっちかっていうと視聴者側の感想である。

 Aパートは内容が内容なのでどう考えてもアニメオリジナルだろう。いきなりアニメオリジナルからぶっ込んでくるというのは自由度の高い作品とポジティブに受け取れなくもないが、アニメ化する際に、その程度の重要性でしかない原作なのだ、という風に穿った見方も出来る。そこで採用されたネタもやたらメタ度が高い選り好みの激しいもので、ただでさえ不安視していた私のような「ばらかもん」しか知らない人間にとっては、無駄に体力の消耗の激しいネタ回し。こういうのってハマるとでかいが、はずした時のリスクもまたでかい。今作の場合はどっちかというと後者になってしまっている気がするのが……うーん、これも先入観なのかなぁ。

 まー、そんなわけで「はんだくん」のキャラについてはまだ10分ちょっとしか描かれてないわけで、学園物語ももう少し観て余計な先入観を取っ払ってからでないと正統な判断は難しいだろう。お気楽ギャグを目指しているのだろうし、馴染んでくれば気にせず肩の力を抜いて観られる作品になるのかもしれないしね。

 でも、だからといって「ばらかもん」の2期を諦めたら駄目だぞ。原涼子ちゃんが立派なレディになってしまう前に、早う。早う。

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○「ベルセルク」 5

 ある意味で今期の注目作といえるだろうか、「うしおととら」に続き、こういう有名作品を引っ張り出してアニメ化する動きは今後も続いていくのだろうか。まぁ、今作はちょっと前に映画もやってたので、その延長線上とも言えるわけだが。

 「有名作品」とか言ってる割に、私は原作未読。情けない話だが基本的に視野の狭さには定評があるため、興味が湧かないと一切フォローしないのである。ヤングアニマルっていう掲載誌はチェックリストから漏れてるからなぁ。回りに好きな人間も多いので噂程度には色々と聞こえてくるのだが、基本的には知識ゼロの状態からの視聴である。

 とりあえず、映像については「すごい」と言っておくしかないだろう。CGベースで構築されたキャラクターのインパクトはかなり強烈で、初めて「アルペジオ」で見たサンジゲンの映像、「シドニア」で見たポリゴンピクチュアズの映像と同じような驚きがある。今作のCG制作を務めるGEMBAという会社はこうしてシリーズアニメの映像製作をするのは初めてのようだが、どこにこういう制作力が潜んでいるかはわからんもんだ。CG以外の部分はミルパンセというスタジオが担当しており、なんとここ、主な制作実績が「てーきゅう」シリーズのみという……どんだけギャップあんねん。これまでは断続的に「てーきゅう」の仕事が続いていたが、ついにそれも切れたためにこんなところに名前が出てきたってことなんだろうか。そして、そのミルパンセと関係が深いのが、当然ながら「てーきゅう」シリーズの板垣伸監督ということになる。30分アニメの監督は実に久しぶり。てーきゅうばっかりやってたら普通のアニメの勘とかおかしくなりそうなもんだが、大丈夫なんですかね。

 そんな制作陣で作られたアニメの一本目、とにかく映像の強烈さに目に行くため、シナリオ部分については正直どうでも良い気もする。そもそも長期シリーズになるって分かっている作品だし、この一本だけでなにかを言えるもんでもないだろう。ということで映像面だけでの評価になるが、「すごい」、のは間違いない。ただ、個人的には「すごい」と「観たい」はまた別なんだよな、というのが素直な感想。そりゃ「シドニア」の時だって驚いたものだが、観たいと思ったかというと当初はそうでもなかったし。今作のCGは、「シドニア」なんかに比べると圧倒的な線の多さが特徴で、おそらくこれは原作再現のために心血を注いだ部分なのだろう。モーションに合わせて「影」を表す線を自然に描出するのは相当面倒な作業になると思うのだが、そのあたりのシステムを開発することが出来たのだろうか、どのシーンも隙無く、クドいくらいの線が大量に描き込まれている。女の子を含めてキャラの表情も強烈な個性が出ていて、(名前分からないから相変わらず中の人でいうと)日笠ボイスの子の映像なんかは、好きか嫌いかは別として、「すごい」と思ったのは間違いない。

 ただ、そうした映像がずっと続けばいいかというと……そうでもないんだよね。力点を置くべきポイントを区別しているのだろう。馬車の中の幼女のモデルなんかは割と適当な造形になっていて、CG丸出しのもっさりした動きもあるのでなんだか世界から浮いている感じがしてしまう。この手の「浮いている感じ」はCG作画の場合には避けて通れない課題なのだが、本作の場合、力を入れる部分に入れすぎてしまっているため、その「浮き方」が際だってしまっているのが悩ましい。だからといって全部に心血注ぎ込むわけにもいかないしなぁ。

 とりあえず、この映像表現に馴染むまでが一仕事だろう。落ち着いて受け入れられるようになれば、後はどぎついであろうお話の方を少しずつ観ていくことにする。新しい表現を追求していることは間違いないのだし、なにかここから貴重なものが得られればそれでよいのではなかろうか。

 中の人については、主人公が俳優畑の人だが、特に違和感は無いので文句もない。調べてみたら2代目シャリバンの人だった。特撮やってる人は割とアフレコも達者な傾向があるよな。劇場版でも同役を務めていたらしいし、大丈夫なんじゃないか。あとはお供妖精役に久しぶりのレギュラーな気がするぱぷりおーん水原さん。やっぱり妖精役が似合うね!(遠い目)

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○「91Days」 5

 今期硬派枠。いや、そんな枠があるのかどうかしらんが。

 大分前からCMで宣伝してたので気になっていた作品である。製作は「デュラララ」シリーズの朱夏、監督は「君に届け」や「となりの怪物くん」の鏑木ひろ、そしてシリーズ構成に「ハイキュー」や「僕だけがいない街」の岸本卓である。この構成だけでも割と楽しみな部分が多く、アニメオリジナルってことで何がでてくるかさっぱり分からない。「家族を殺されたことへの復讐を誓う若者の話」というので、じっとりと暗い話が展開するんだろうと予想しており、実際、冒頭のシーンはそんな印象だったのだが、その後ストーリーが進むと、なんだか陽気な禁酒法ギャングな展開になってちょっと驚いた。そりゃま、ずっとクローゼットの中から両親を殺される現場を見続けるようなお話でも息が詰まってしまうが、どっちかっていうとクライムサスペンス要素よりもバイオレンスなドンパチ要素を見せる作品にするつもりなんだろうか。現時点では方向性は見えてこないな。

 まぁ、1話目で見えてこなくともさしたる問題ではないだろう。とりあえず主人公の状況設定が出来上がり、彼を大切に思ってくれるけど普通なお友達と一緒に、タフにこの世界を生き抜いて無事に復讐を果たすまでの物語。お相手がマフィアのファミリーとなると、流石に1人でこつこつ準備をして密やかに復讐を実現させるってわけにもいかないのだろう、今回は御陽気なお仲間を少し増やして、当面の財力やコネクションを蓄えていくことになるのかな。朱夏の製作ってわけではないのだが、何となく「バッカーノ!」のテンションを思い出しますね。

 1話目時点ではお話もスムーズに入ってきたし、進行に大きな問題はないが、現時点ではそこまで惹かれる要素も無いかな。ドンパチのシーンのディティールがちょっと弱いのは、朱夏の作画力の限界が垣間見えるやや辛い部分。「デュラ」の時もなかなかスタミナが保たなかったからなぁ。まぁ、アクションなんかで見せるアニメになるのかどうかもまだよく分からないんだけどね。禁酒法時代の世界設定なんかは悪くない品質で描けているとは思うので、最低限、今回のクオリティを維持してくれるなら、お話次第でもっとのめり込める展開も可能だろう。色々と期待はしているよ。

 中の人は、メイン2人に近藤隆と斉藤壮馬という実に手堅い配置。気付いたら近ちゃんも随分キャリア積んだなぁ……斉藤壮馬とはちょうど一回り歳が違うのかよ。その他、小野Dも割とおいしそうなポジションにいるし、何と言ってもチンピラやらせて天下一、津田健次郎大先生によるイカレヤクザがいい感じ。やっぱツダケンは何人か殺しててもおかしくないなぁ。

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7月8日 ドラフト模様(SOI×3)

ピック順 【Mei】→【Alessi】→【Thraxi】→【Sangriter】→【Serra】→【Sea-chicken】→

 

 色々と残念なお知らせですが、今回で最終回です……。イニストラードが!

 本来は来週が最終回の予定でしたが、まず昨日時点で1人欠席の報告が入り、さらに本日、改めてもう1人が不参加を表明したため、来週はドラフトが成立しなくなってしまいました。よって、これが今環境最終回となってしまうわけです。予想外の幕切れにおじさんガッカリです。もう、色々フラストレーションが溜まっていますが、どうしようもないので2週間後の新しい世界を目指して、しばらくはもやもやしながら過ごしていくことになるでしょう。

 早く来てくれエムラクール。

 

 ということで、来週はお休みですよ。ますます増える不良在庫パックに頭を抱える日々。

 

 


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○「スカーレットライダーゼクス」 4

 これは何アニメってまとめたらいいんだろう。変身ヒーローアニメなのか、バンドアイドルアニメなのか……いや、アイドルではないな……。

 軍人さんがわちゃわちゃやってる時点でまたロボものかと思ったら、ロボではなくて変身ヒーロー。でも、変身した姿での活躍を見せるのがメインなのかというとそうでもなく、むしろ変身後のスーツ姿はダサい。モンスターの方も明確な主義主張がある存在には見えず、エイリアンとの戦いはビームがメインのふわっとした戦い方だ。序盤を見てた段階で「キャプテンアースみたいな話なのか?」と思ったらそうでもなく、「アクティヴレイド」みたいな治安維持が目的かと思ったらもうちょっとばかりサイバー度外視。別にレッテルを張る必要もないのだが、何アニメと言っていいのか分からずにWikiを見に行くと、「原作は恋愛アドベンチャーゲーム」と書いてあり「ふぁっ?!」ってなった。え、ナニコレ、乙女ゲーが原作だったの? ……最近の乙女は色々なジャンルへのアンテナをお持ちで……。

 でもまぁ、確かにそう言われて見てみれば、野郎キャラの配置なんかは乙女ゲーム的と言えなくもないのか。ここまで大量に製作されて食傷気味だった「王子様的」「アイドル的」野郎キャラに溢れるゲームから外れて、今度は「戦隊チーム応援ゲーム」だと思えば、確かにニーズはありそうだし、脈々と受け継がれる「アニメファン」的な女性の要望に応えるポイントとしては正しいのかもしれない。まぁ、そうして女性向けゲームの前提を考えれば考えるほどに、私のニーズからは離れていくわけだが……。

 製作はサテライト。CGバトルの製作は手慣れたものだろうが、今作はロボメインじゃなくて男の子メインなので、あと楽器演奏とかかな。……マクロスやんけ! 監督はこれがシリーズアニメ初担当ということでまだよく分からない。1話目を見る限りでは演出方向になにか尖ったものがあるわけではなさそうなので、後はこの作品の狙っている方向性に上手く噛み合うかどうかだなぁ。まだちょっとよく分からない部分が多すぎるのでしばらく保留。出来れば「幕末ロック」みたいなアホな方向に突き抜ける作風になると見やすくなるんですけどね。

 中の人は、鈴木達央・宮野真守という、言われてみれば完全に歌うことを前提にした構成。実際にOPはこの2人のデュエットというやたら濃い設定である。他にもまぁ、お約束の面々が名を連ねているかな。女性陣はいつも通りのポジションに明乃さんがいてくれるのである程度満足です。あとやっぱりいつも通りに脳天気なあけこの笑い声とかも聞こえてくるし。でも、キャストクレジットで一番上に名前が載っているのは何故か清水彩香。「迷家でマイマイ役だった人だよ」って言われたときのピンと来ない感じ。今回で覚えられるかなぁ。

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○「魔装学園H×H」 4

 よし! これはラノベだな! まごうことなく、どこをどういじってもラノベだな!

 特にコメントの必要も無さそうな一本。油断するとすぐに海の上に学園を作りたがるのは日本人の悪い癖だよナー。そして地上波放送で見たおかげで久しぶりに遭遇した露骨な修正、ビーム、丁寧なフォロー。おっぱいだね。とてもおっぱいだね。でも、当方そこまでおっぱいを求めてないね。窓を全開にして視聴してしまったせいで冒頭の喘ぎ声のところはやばかったかもしれないね。

 アバンを見て、OPで野水伊織の声が聞こえて来たあたりで、やんわりと「あー、これ多分製作がアイムズだわ」と察する。そして無事にその読みは当たった。おっぱいだったらアームスとかに任せた方が良い気もするのだが、おそらく業界でもその辺のパイの取り合いは熾烈なんだろう(上手いこと言えた)。個人的には、アイムズは今期「アクティヴレイド」もやってるはずなのでそっちに集中してほしいものですがね……。おっぱい部分に惹かれない人間からすると、その他の部分はお世辞にも褒められた作画にはなっていない。崩れていると言うほどではないかもしれないが、学園防衛のために出てきた兵器の描写やらなんやら、やっぱりどこか絶妙に安っぽいのである。ここからなにか大番狂わせが起こって劇的に面白い要素が出てきたりとか……しないだろうなぁ。まー、巷の噂では「紳士枠」ってのは一定のニーズがあるという話も聞きますし、そういう層に訴えかけるなにかがあれば、存在意義が認められるのかもしれません。

 中の人は、メイン担当が「海老名ちゃんの中の人」こと影山灯。さらにアイムズ繋がりだとテイルイエローっぽい姿の赤﨑千夏とか、ワイフこと長妻樹里の名前なども挙がっている。ま、中の人要素が良ければ私としては視聴に問題はないのだが、影山灯の実力がいかほどのものか。1話目では……うー、まだ分からない、とだけ。

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「ふらいんぐうぃっち」 6→8

 終わらないよ。この日常は終わらないんだ。終わらないんだ……。

 「田中くん」と並んで双璧を成した春クール2大アニメ。こういう作品にばかり目がいくようになったということでそろそろ自分のアニメ視聴姿勢にも変質(老境?)があるのかなぁ、と考えたりもするが、まぁ、良い物は良いと言っていければいいですね。今作はとりあえず「ほのぼの日常もの」という良さを前面に押し出していることが全てではあるのだが、過去にも沢山の「日常もの」はあったわけで、何故ここまでハマったのかをきちんと考える必要はある。視聴中にも散々感想を書いてきたので繰り返しになる部分も多いかもしれないが、改めて今作ならではの「良さ」を振り返ってみよう。

 1つは、作品の性質に見事にマッチした舞台設定と映像美術。クジラ回の眺望なんかによく表れていたのだが、実在の町を舞台にしているのに、不思議と「魔法」という装置と噛み合う景色の良さ。クジラの上のいかにもマジカルな遺跡の様相と、何故かしっくり馴染んでしまう弘前という片田舎の町並みが、何とも言えない和のノスタルジーをファンタジーに融合させている。そして、遠くから見ればマジカルな風景に馴染むほどよいバランスながらも、スコープを絞って近づいてみれば、そこにはちゃんと「現代の田舎の風景」が地に足を付けて描かれている。チトさんや千夏ちゃんが元気に駆け回る町のそこかしこが、まるでいつも歩いているご近所さんのような近しさを感じさせるのだ。この映像のかみ合わせの良さは、最近のJ.C.STAFFの仕事の中でも抜群の働きを見せていた。

 そんな中で繰り広げられる日常芝居には、絶妙なユルさが「間」の演出でもって形作られている。一見無謀とも言える無音で動きのない描写も、今作のたっぷりとした時間の流れの中では雄弁な意味を成し、のどかな空気を作り出している。「悪人がいない」というのはともすれば退屈な世界になってしまう危険性を孕んでいるのだが、今作では「魔法」というちょっとピントのズレた小さな奇跡のおかげで常に刺激を維持することが可能になっており、その突拍子のない現象が、さらに日常ののどかさを際だたせるという、明解な相互作用を生み出している。「ちょっとの魔法と絶え間ない日常」。これが今作が視聴者の目を飽きさせない最大のポイントだ。

 そして、そんな日常を形作る中心となっているのが倉本家の皆さん。これは完全に個人的な趣味趣向であるが、「家族の交わり」っていうモチーフが本当に眩しい。倉本家のお母さんもお父さんも、そして圭にしても、特に意識的に家族間で交流を図っているというわけではない。家族愛を謳ったアニメでもないし、家族の絆を問われるような場面もない。しかし、それだけに何気ないワンシーンに見える、揺るぎない「家族」の情景が眩しいのである。特に私みたいに延々一人暮らしを続けている寂しい人間には、退屈とも言える田舎の日常の中、当たり前の幸せを満喫している家族の情景が、あまりにも輝かしいのである。無い物ねだりじゃないんだ。我が家だって、こういう幸せな時間はあったし、今だって実家に帰れば近いものは得られるかもしれない。でも、それがすぐそこに転がっていたんだ、っていうことは、こうして改めて提示されて初めて気付くものだ。本当にかけがえの無い「良いもの」を見せてくれるから、本作の「日常」は特別なものになっている。

 こうして作られた物語は原作の良さもありつつ、アニメではさらにそれを膨らませて1本のシナリオにしていたという。アニメスタッフのどの部門が欠けても成立しなかった奇跡のバランスだったのだろう。本当にお見事としか言いようがない。あとはまぁ、やっぱり今作が屈指の猫アニメだったという部分があまりにも高得点過ぎましてですね……いや、猫だけじゃないな。狐も、キジも、テントウムシやハチだって。なんだか「生き物にありがとう」な部分も素敵なアニメでしたね(千夏ちゃんという生き物も含む)。現時点で原作ってどれくらい消化したのかなぁ。2期はあるのかなぁ。ケニーさんの研究論文の一端だけでもいいから見せてほしいなぁ。

 中の人については、もう全部が全部良かったですね。主人公・真琴を務めた篠田みなみはこれが初ヒロイン。ここから更なる一歩があるかどうか。さらに茜姉ちゃん役の葵井歌菜に至ってはその他の経歴すらよく分からない人なんだよな。色んなところから今後が楽しみなアニメですよ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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