最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
この週末の強行日程は流石に無茶としか言いようがない。ボクはまだ違うゲームを回せたからいいとして、早朝5時にドラフトを終えてカラオケボックスから戻ってきたら虚ろな目をした3人がうわごとのように3人たほいやを回していた光景が怖くて怖くて……。その後も残った2人が「今後のために、何にでも使える万能ダミー解を書いてストックしておこう」とか、「今度1人でも出来るように、いくつかダミー解を作っておいてください」とか、もう世界が滅んでもたほいやが出来そうな勢いだった。外野からは本当に心配そうな顔で、「あんたら、たほいややめた方がいいよ」と心配される始末。まぁ、何事も気狂いの域からが本番ですから。
PR ○「ブレイブウィッチーズ」 6 「競女」の感想で、「いまだかつてないくらいに下半身に焦点を絞った作品」という書き方をしてしまいましたが、訂正いたします、そうだ、世界には高村和宏がいたのであった。というわけで、ストパンの時間だ。 陸のガルパン、空のストパン。(海の……?) 「その道」ではすでに殿堂入りを果たしたと言ってもいい不朽の名作、ストライクウィッチーズ。その系譜を継ぐ新作が満を持しての登場。ただし、これまで中心的な役割を演じてきた501小隊からはスポットが移り、全く別なキャラクターたちがおりなす新シリーズとなる。いわば「ラブライブ」が終わった後に「サンシャイン」が続くような形か。私は前作アニメのファンではあるが漫画や周辺作品を追うことまではしていないので今回ちょっと確認させてもらったが、時系列としては前作「ストパン」のテレビシリーズ「1」と「2」の間の時代になるらしい。つまり、芳佳ちゃんはウィッチーズの仲間として認められているが、まだ世界的な英雄として花開くよりも前、という時間設定だ。ペリーヌのデレ具合で言ったらまだまだ中程度ということである。 そんな時代、坂本少佐の活躍は新聞にも鳴り響く中、501ではない小隊に参加して奮戦する、「ポスト宮藤」の活躍を描く物語。もう、ぶっちゃけ芳佳ちゃんと全く同じ筋立てでもう一回やってもらっても構わないし、1話目を見る限りではコッテコテの王道展開になっているので、おそらく前作「1」同様に横にブレない安定したドラマ展開になるのではなかろうか。基本的にストパンは捻りを加えない英雄譚であるので、これで特に文句も無いのです。 主人公キャラはやっぱり芳佳ちゃん同様に努力根性の純正ジャパニーズ。違いを挙げるなら、芳佳は元々医者の家系で、医者になるのが夢の心優しい田舎娘であったが、今作の主人公・ひかりは、元々軍属志願で多少なりとも勝ち気なところがあることだろうか。芳佳が憧れたのは豪放磊落の坂本少佐、そしてひかりが憧れるのは、同様の軍功を持つがどちらかというとミーナに近いような大人の女性の雰囲気を持つ実姉である。坂本さんと芳佳の物語よりも、「優秀な姉に憧れる妹」という方が追加の肉付けが必要なくてとても分かりやすいな。ひかりちゃんのヒロイン属性は文句無し。CVは押しも押されもせぬ加隈亜衣であり、彼女が第2の宮藤に立身出世することに何の異論もない。スタート時点でのポンコツっぷりと、姉からの血筋を感じさせる片鱗の見せ方もお約束のもので、あとは戦地でたたき上げてどこまで使い物になるか、というお話になるはず。1話では残念ながら同じ隊の仲間達は一切登場しなかったが、また501の仲間達のように個性的で楽しい連中が集まってくることを期待しよう。現時点ではネガティブな要素は一切見られないので、またあの時の興奮が蘇ってくることを期待しています。 中の人については、お姉ちゃん役の末柄里恵という名前は初見。レギュラークラスでのポジションはほぼ初のようなので、どんな仕事をしてくれるかは期待しておこう。「ストパン」でも世戸さおりというなかなか素敵な才能に出会えたことだし。他の隊員はまだ出てきてないから次回待ちだが……今回ひかりの当て馬になった分かりやすい「クラスの優秀なヤツ」が真礼だったね。この世界の女学生達はみんなレベル高すぎんよ。 ○「ドリフターズ」 6 副音声で日本語は流石に笑った。誰に向けたサービスなんだ。いや、日本人だろうけども。 実は原作未読。わたしゃちょくちょくこういう抜けがあって、実は平野耕太作品ってまともに読んだことがほとんどない。「ヘルシング」も実は読破していないし。今作の場合、回りの人間は大体読んでるし、手の届くところにコミックが置かれたりもしてるのだが、何故か読もうって気があんまり起こらないのよね。まぁ、おかげでまっさらな気持ちでアニメが楽しめるんだ、というプラス思考でいきましょう。 知らないとは言っても何となくヒラコーのイメージってのはあるもので、このアニメ第1話はそんなイメージをかなりの再現度で表現する事に成功している気がする。一発目で見せたかったのは当然独特の画の陰影だろうし、ど派手に暴れているイカした作画から、へちょ画に移るギャグのギャップなんかも見どころだろう。アニメだと漫画のようにわちゃわちゃと2つのテイストを繋ぐのはちょっと手間がかかるが、その辺の労力を厭わず、なるべく原作の風合いを出そうとしていることが分かる。前クールだと「ベルセルク」が似たような方向性で「原作再現」を目指していたが、どうしてもアニメとしては余計な要素に映り込むことが多かったのが難点だったのに対し、本作の場合、アニメの表現としても充分面白いものになっているし、そのままテンポを上げ、視聴のモチベーションを上げる効果を果たしている。この方向性は多分成功なんじゃないかな。 制作はなんとフッズエンタテインメント。その成り立ちのせいで個人的には「クェイサー」とか「魔乳秘剣帖」みたいなアホアニメの印象のあるスタジオなのだが、最近の履歴を見ると「がおられ」とか「ファンタジスタドール」とか、手広くやりつつ、なかなか病巣の深い結果を残してくれている。しかも今回は名義が「HOODS DRIFTERS STUDIO」と、わざわざスタジオ名の時点で制作委員会表記みたいになっていて、どんだけこの作品に力を入れているかが窺える。監督の名前を見てもピンと来なかったが、「ジョジョ」のシリーズディレクターをこなしていた人だという。構成は安定の倉田英之だし、流石にそれなりに気合いを入れて作ってくれているようだ。このままの作画品質がキープ出来るなら、充分に魅力的なアニメ化になるのではなかろうか。 個人的に気になるのは、主人公・島津役の中村悠一が駆使する薩摩弁。いや、ネイティブじゃないのであってるかどうかもよく分からないのだが、発声のときにちょっとやりづらそうに聞こえてしまうんだよね。まぁ、中村だってネイティブじゃないから当然なんだけども。そのうち慣れるとは思うが、薩摩弁でずっと貫き通すキャラってのは割とレアなので、中の人も役作りには苦労してそうだなぁ、というお話。劇場版「PSYCHO-PASS」で関智一が延々英語台詞をやらされて大変そうだったのを思い出しますわ。薩摩弁≒外国語か。その他のキャスト陣は骨太な世界観を反映してガッツリと重みのある面子が揃ってる様子。このブレなさは頼もしくあるぞ。
おっちゃんも暇とちゃうんや。
Round1・「ちっく」 1.竹。 2.言彩の豊かなさま。 3.血の混じったしゃっくり。 4.家畜について詠んだ句。 5.はきはきしたさま。 6.コスメチックの略。 1問目からいきなりの全外しで阿鼻叫喚。未だ我々は広辞苑を全く制御出来ていないということが判明して絶望のどん底にたたき込まれたのである。 ③当初5人戦の予定だったが、答えが出揃う直前に颯爽と現れた男が、ものの数秒でしたためた答え。 ⑤「ちっこ」や「ちこめく」といった過去の答えからの翻案。 ⑥何故よりによって「コスメ」を省略するのか。
Round2・「ままこのしりぬぐい」 1.タデ科の一年草。 2.負う必要のない負担を負うこと。 3.仔馬の尻喰いに同じ。 4.とりわけやらなくてもいいこと。 5.娘が後妻の尻を拭うこと。 6.タニシの卵。 ①結構ひどい名前の由来である。③詳細不明。
Round3・「でびそん」 1.出不精。 2.→ヂビソン。 3.カナダ東部ノバスコシア州の州都。 4.アメリカの物理学者。電子の波動性を実証、トムソンとともにノーベル賞を受く。 5.美しいでべそ。 6.多少の損。また、実際の収支では得であっても、心理的な損失を感じること。 もう、出題直後から「悪魔的集落やんけ!」と話題に。他にも「悪魔の息子」とか「悪魔の孫」とか色々発案されたが、実際の解答に悪魔は出てきませんでした。 ③実在する州で、調べてみたら州都は「ハリファックス」というそうです。これはこれで嘘くさい名前だ。 ④「受く」っていう日本語の使い方がポイントね。
Round4・「おいたなじー」 1.安楽死。安死術。 2.重化学主義。化石燃料への過度の依存を批判した語。 3.大分(おおいた)差別思想。 4.自分と同等たる他者の存在。 5.不死性。 6.強迫性自死障害。 やっぱり「老いたナジー」だよなぁ。やたら「死」に関わるものが多いのは全員「タナトス」を目ざとく見つけているせい。 ②ちなみに「oil tar energy」。 ③「大分なじり」。やたら九州の人間が多い卓だったが、鹿児島県民に確認を取ったところ「大分は差別しませんが、宮崎は無くていいです」という意見を頂きました。
Round5・「うめおうまる」 1.堺の商人、摩竹屋の運用した瀬戸内廻船。1821年、明石にて沈没。 2.読本「西朝水滸伝」に登場する架空の刀。 3.飛び松に同じ。 4.さくらんぼの品種の一。 5.浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」に登場する三つ子の兄弟の一人で、松王丸の弟、桜丸の兄。 6.孕ませ男が生まれる。 この日2つ目の事件だろうか。問題となったのは⑤の解答。これがもし正解だった場合、かつて「じゃぱゆき」で某氏がしたためた答え「大亜細亜藩シスターズ」について、「なんで三姉妹の末っ子が広辞苑に載ってるんだよ、説明するならこれより前に載ってる姉の方でしろよ、おかしいだろ」という文句が、広辞苑の手で否定されることになるからである。ちなみに、懊悩する某氏に対し、件の「ジャパ雪」の答えを作製した暴君は、「ま、ちゃんと反省して謝罪してくれるなら、俺は怒らないけど」と海より深い慈愛の心を見せつけた。死ねばいいのに。 ⑥で、こんな答え書くしな。
Round6・「なまこいし」 1.念仏に焦がれること。 2.黒曜石。 3.なんとなく恋しい。 4.現を切なく思うさま。 5.青森県三崎地方沿岸に存する史跡。海叫(かいきょう)の皇子の成り変わったものとされる。 6.言うことがころころ変わる信用ならない医者。 ①南無阿+恋し。 ⑤「海叫」でググったらなんかグラブルの武器がいっぱいヒットした。なんなんでしょうね、これ。
○「競女!!!!!!!!」 6 嗚呼素晴らしき哉、日本のアニメ文化。ほーら、馬鹿が来ましたよー。 原作未読。未読なんだけど、随分前にパラパラとその辺に置いてあったサンデーをめくる機会があり、その時に「やァやァ、なんとも奇特な漫画が載っているゾ」と思ったことがあった。いや、今にして思えば何で目についたのはも定かじゃないのだが、その頭の悪そうな漫画が、当然この「競女」である。 基本的には「エロで釣ろう」というタイプの頭の悪そうな漫画だろう。さらにこれがアニメになったのだから、エロで釣ろうとする頭の悪いアニメになるに決まっている。実際、中身をみればそんなもんだ。ただ、今作は例えば「ハイスクールD×D」や「ヴァルキリードライヴ」、それに「To LOVEる」なんかとはまた違ったフロンティアスピリットが籠められている。それが今作における「圧倒的、尻」である。そりゃま、おっぱいもあるにはあるが、本作で常にカメラの中心に有るべきは尻だ。そして、流石にここまで徹底的に下半身に絞って描写が傾いた作品というのは見たことがない。さらに、今作は「尻エロアニメ」ではなく、「尻アクションアニメ」なのである。「尻で戦う」というその設定自体が、確実に無謀の極致にある。実際に「手足の使用を禁止され、尻だけで戦う競技」があったと想像してみてほしい。そんなものは存在し得ないことはすぐに分かるはずだ。あっても、せいぜい昭和のバラエティ番組のお色気コーナーどまりである。 しかし、このアニメはそれを現実のものとした。いや、アニメだから現実ではないんだけど、「なんかありそうな画」を作り出した。私はこの「誰も足を踏み入れなかった第一歩」を評価したい。漫画だったらごまかしも出来ようが、アニメでは「現実にあり得ない動き」をごまかすのは非常に厄介なことで、そんな画を作らなきゃいけないアニメーターさんはきっと頭を抱えたことだろう。人間、尻から動いたり、尻を振りかざしたり、尻を避けたり、尻を突き抜けたり、そんなアクションは絶対取らないのだから。しかし、このアニメはオープニング映像から始まり、実際の試合シーンで全力で尻を使い続けている。そして、そのあまりにも馬鹿馬鹿しい尻バトルが、「なんかそれっぽいアクション」になっているではないか。「尻で顎の先をかすめて相手を気絶させる技」?! そんなものは有るわけない! そんな動きが出来るわけがない! でもそれが「ある」のだ。この非現実の実現こそ、まさにアニメーションという技法の真骨頂ではないか。いや、多分必死で動画をおこしてるアニメーターさんが頭を抱えることに変わりはないんだろうけど。 この「あり得ない動き」を立派にアクションとして確立させた功績を、素直に「アニメの面白さ」と認めて、私は今作を応援してみたいと思った。幸い、あまりにも馬鹿馬鹿しいので「どうせエロ目的だろ!」とかいう非難も起こらないだろう。いや、生粋に尻好きならこれでもいいのかもしれないけど。流石にミサイルのように飛ぶ尻に欲情しますかね……。まぁ、とにかく女の子がたくさん集まり、誇りと人生を賭けて尻をぶつけ合う世界なのだ。そんなもの、見たことないでしょう? 見たことないものだったら、見てみたいでしょう? え? そうでもないの? まったく、探求心が無い人間はこれだから……。 制作は奇しくも「To LOVEる」シリーズなどでお馴染みのXEBEC。監督の名前は初見だが、XEBEC関連の仕事ではまさに「To LOVEる」なんかの作業には参加している人のよう。シリーズ構成に加戸誉夫の名前がクレジットされてるのも、割と本気の布陣になっている気がする。少なくとも1話目時点で画は面白いものに仕上がっていたし、素直なストーリー展開は抵抗なく受け入れられるものだ。なんかもう、オープニングがAiRIの時点で割と本気で青春したがってる感があるんだよな。まぁ、彼女は「魔乳秘剣帖」でもオープニング担当してましたけども。乳に続いて尻やで。 実際に中身はバリバリのスポ根設定だし、こんなに見やすい設定もなかなか無い。ごく普通の現代社会に見えて「競女」という競技があるという部分だけが現実と異なるパラレルワールドのお話。こういうのは「一体何故こんな世界線があるのか?」とか考えるだけでもちょっと面白いですよ。「RAIL WARS」の電車の扱いとか、そういうのと同じで。この世界の女性たちは、競女に憧れを抱いているようなので、どうやらセックスシンボルとしての女性観が無いんだよなぁ。そのあたりの歪んだ常識についても掘り下げられれば面白そうなんだけども。 中の人は、何故か関西弁のキャラを任されたメインヒロイン役にLynn。そしてサブヒロインにM・A・Oと、ついにメインキャスト2人がアルファベットだけの配役が実現した。Lynnは一応これが初のメインヒロインということになるのだろうか。「さばげぶっ」といいコレといい、どうにも変態レベルの高い現場を任されることが多いね……関西弁もあまり不自然に聞こえないし、突き抜けた元気っ子ぷりは今後の活躍が楽しみ。その他、1話目で活躍したキャラだと前田玲奈の名前が確認出来るし、問題児クラスのルームメイト役は大西沙織・本渡楓というラインナップ。うーむ、若いねぇ。ちょっと前ならこういうキャラには必ず日笠がいて……って思ったら、ちゃんと保護者サイドにいたのでちょっと笑った。おっぱいバトルでは必ず出番が合ったが、尻でも出てきますか、そうですか。 ○「フリップフラッパーズ」 4 エンディングがめっちゃ癖になりそう。上の幻想的な絵と下のふざけた動画のギャップが良い味出してますよ。安定の伊藤真澄曲。Flip-Flapっていうと「ふしぎ星のふたご姫」のオープニング歌ってた双子ユニットのことやで。 正直、点数つけようにも判断が出来ない作品。最近の作品で一番似た印象なのが「コメットルシファー」で、あれも「なんか分からないけど、まぁ面白くなればいいよね」って言って結局面白くならなかったので、若干警戒してはおく。でも、この説明の無さは決して悪いものと決まったわけではないと思うよ。「何となくガールミーツガール」という役割を果たす1話目、投げっぱなしの世界観も、ヒロイン・ココナが体験した野放図な世界の投影と考えれば理解出来なくはない(多分もっと面白い出し方はあった気がするが)。無事にヘンテコ世界から現実に帰還したようなので、ひとまず2話目の展開待ちですかね。 「コメットルシファーっぽい」とは言ったものの、より最初の直観にあわせるなら、「アニメミライっぽい」。1話完結で何となく不思議な構成と、癖のある動画を見せる、そういう展示物みたいな作品に近い感覚。制作は「天体のメソッド」のStudio 3Hzで、言われてみればクライマックスの氷河の割れる様子は「天メソ」エンディングを思わせる。監督の名前は初見だったのだが、あの「電脳コイル」の作画で名を上げ、その後もジブリ作品や「スペースダンディ」など、名だたる(?)作画作品に参加している。今回はエンディングを1人作画で切り回して遊び心を披露しており、どっちかっていうとシナリオ云々よりも動画部分を見せたい作品なんじゃないですかね。まぁ、だからってシナリオがおろそかになっては困るが……この特徴的なキャラクターデザインからどういうモーションを展開していくのか、一応興味はあります。 メインキャストは、巻き込まれた大人しいヒロインの方を田中未奈美、そして天真爛漫な方をM・A・O。相変わらず顔文字さんはキャストロールを見ないと気づけない……。たかみなはこういうおとなしめのキャスティングに回されることが多いのはなんでなんだろうねぇ。本人見た後だと絶対印象が吹き飛ぶんだけど。そういやこの2人ってことは「セハガール」ですわね。メガドラは、メガドラはまだか!
○「響け!ユーフォニアム2」 7 ユーフォの時間だぁぁぁああああああアアアアアア! この時をどれだけ待ち望んだことか。少なくとも俺の人生はあと3ヶ月伸びたんだ。それだけでも、平身低頭、五体投地で感謝感激である。しかも初回一時間スペシャルとか。駄目でしょ、いきなり刺激物を大量摂取とか、ショック死する可能性があるんだから。えぇ、死にそうでしたね。さぞかし幸せな末期を味わえたことでしょう。 今作1期がどれほど素晴らしかったのかは過去記事や昨年度のグランプリ記事参照。京アニの京アニたる圧倒的作画力でもって描かれた繊細な女の子たちの映像美、そしてそこで紡がれる圧倒的百合力に満ちた作劇。青春群像劇としても文句のつけようがなく、私の中では京都アニメーションの長き歴史の中でも最高の作品(の1つ)といえる。今期は同時に、やっぱり京アニの最高傑作(の1つ)である「けいおん」の再放送もやってますので、色んな京アニガールズを堪能することが出来ますよ。2つ続けて見てたら同じ「楽器演奏アニメ」なのにテンションの違いに過呼吸おこしそうだけど。 記念すべき1話目、すでにアクセルはベタ踏み。「ユーフォ」に求められたあらゆる要素が、原液そのままで喉の奥、胃の腑の深奥まで突っ込まれる。いやー、でも流石に花火大会の恋人繋ぎはちょっとやり過ぎカナー。いくらなんでもそこまで百合百合しくされるとナー。素晴らしいですけども。高坂さんを安易に人の世まで降ろさないように気をつけてくださいね。彼女はすでに百合の神域に辿り付いていますので。でもまぁ、何とか精一杯客観的に、批判的に見ようと努力すれば、そのあたりに今作の課題があることは間違いないんだ。1期の時点ですでに結論が出ているお話が多く、「高坂麗奈がデレるまでの物語」という(少なくとも私にとって)最大のテーマは完全に決着がついている。麗奈と久美子は魂の絆で結ばれ、他の何ものも寄せ付けぬ関係性をガッチリ構築している。そのことを認めることに若干の抵抗がある私のような人間を、この第1話は鈍器で思い切り殴りつけている。「今回のお話の中心はそこじゃねぇんだ」と、言葉で分からないなら身体に教え込むレベル。ヤメテください。その百合は危険過ぎます。 まぁ、そんなわけで、二人は幸せなキスをして終了で構わないと思うのですが、今作最大の難所は「2期のストーリーをどうやって構築するか」なわけですよね。「滝昇という地雷」も1期でほぼ処理が完了し、中瀬古先輩を中心とした「3年生とのバトル」にも決着が付いた。久美子と麗奈はソウルメイトになったので1年生グループにも今のところ亀裂はなく、麗奈の口からさっさと「葉月も緑輝も嫌いじゃない」の言質を取ってしまったので、多分ここから麗奈が孤立する流れもなさそうだ。そんな状況で、単に「夏休みもめいっぱい練習しました。関西大会で良い結果が出せました。まる」というだけでは単なるスポ根アニメで終わってしまう。もちろん、京アニ流の圧倒的作画力、演出力でそれだけを描くアニメを展開しても構わないとは思うが、そこはユーフォですから。やっぱり何か火種は欲しいじゃないですか。そこで取り出されたのが、「過去の遺恨」である2年生チームのお話だったわけですね。 2期らしく新キャラとして投入されたのは、なんと過去に部活をやめていた2年生、傘木希美先輩(CV:東山奈央)。彼女の存在ががっちりと1つにまとまった吹奏楽部に再びの波紋を起こす……のかどうか。彼女を巡ってのトラブルはまだ全容が明らかになっていないので、ここからどう発展するかは定かでないが、彼女の登場により、中川先輩、そしてデカリボンこと吉川優子先輩という2人の2年生のも再びスポットが当たった。特に優子の方は1期ではまた違った要素からキーパーソンになっていたが、今回は彼女達を中心とした過去のドラマから、一気に株を上げてきそうな気配がある。考えてみりゃ、1期では厄介担当だったが、それでも彼女は部活をやめずに続けていた人間ではあるんだよな。中川先輩と優子は一時は「怠惰な部活の象徴」のポジションにあったが、それが生まれ変わり、過去の因縁と対峙するという構図。とりあえず、しばらくは2年生チームが主人公ですかね。そして、そんな火種の中に新たに産みだされたのが、不思議な存在感を放つ鎧塚みぞれ先輩(CV:種﨑敦美)。久美子曰く「淡泊な」オーボエを奏でる何とも存在感の希薄なレギュラーメンバーだが、空気を読まないクラッシャー役を務めるとともに、のぞみのフルートを聞いて「吐きそう」と宣うとんでもない神経の持ち主。この人達の楽器に賭ける情熱、やっぱりすげぇな。どうやら並々ならぬ因縁が楽器の音に込められていそうだ。 そして、そんな2年生の遺恨を一身に背負うのは、我らが「女王」、田中あすか先輩である。もう、1話目から飛ばしまくりのあすか節。そう、1期では婉曲的に彼女を「倒した」ことによってカタルシスを得る事が出来たが、実際には彼女は折れてもいなければ変わってもいない。つまり、1期から引き続きラスボスであり続ける存在だったのだ。2年生の問題を発端にはしているものの、どうやら今期の最終目標は「打倒田中あすか」になりそう。これは難度の高いミッションです。何が大変って、正直彼女には「折れてほしくない」んだよなぁ。もう、ずっと人の心なんて持ち合わせないで欲しい、ただユーフォを吹き続け、自分を磨き続けるだけのマシンであって欲しい。マッチメイクを考えると、彼女は性質に共通項の多い麗奈と一回ぶつかりそうな気がするんだよなぁ……期待と不安で今から動悸がヤバいです。 その他にも、「おそ松の旧友だったカラ松まで指導に来た」とか色々と話題は多いですが、新キャラ以外でもう一個かき回すとしたら久美子のお姉さんになるんですかね。あのあたりの家族の問題は1期でだいぶ乗り越えているはずなんだけど、完全に消化しきったわけではなかったので、今回もサブツールとして使われるかも。あと残ってる要素っていうと「久美子と塚本の関係性」とかだけど……もう、そこは進展しなくていいです。「俺の女に手ぇ出すなよ」とばかりのドヤ顔の麗奈さんが見られたので、塚本はもうお役ご免でいいです。 いきなり一時間もぶつけられたもんだからまだまだまだまだ書きたいことはある気がするのだが……とりあえず、世界は再び動き始めた。何もかも全て、見せてもらいましょうよ。 追伸:後藤君、なんでテレビでナレーションやってたんですかね。 ○「ナンバカ」 4 高松作品なのに提クレの柱に文字が入ってないだと?! ……まぁ、割とありますけど。今作はいかにも入れやすそうだったのに入ってなかったからちょっと意外だった。 「地球防衛部」に引き続きの高松信司作品。てっきりアニメオリジナルだとばかり思っていたのだが、どうやらWeb連載で漫画原作があるようだ。ノリはいかにもな高松作品のテンションでありつつ、「地球防衛部」に引き続いての野郎ばっかり作品でもある。1話目から(ネタとはいえ)「男もイける!」と叫んでしまったり、ピー音に被せてとはいえそっち関係とおぼしき台詞を連発するなど、ギャグはギャグでも「そっち方面」をメインに狙いを定めていると思われる設定である。 「地球防衛部」もそうだったが、基本的にそうした姿勢が明示されると、男の視聴者はあまり乗り気ではなくなる。「美男」を売り文句にしていた(???)防衛部に比べればそっち方面のテイストはかなり薄いが、野郎ばかりで適当なドタバタ、というだけではそこまで盛り上がるもんではないなぁ。キャラクターデザインも(顎の尖り方とか)ややそっち向け、そしてあんまり力が入っているようにも見えない古くさい雰囲気なので、わざわざアニメになったといってもそこまで積極的に観たいという気は起こらないか。1話目では「とにかく賑やかにやってます」ということだけが打ち出されているため、「なんでこいつらが刑務所にいるの?」とか、「なんで職員とこんなに仲が良いの?」とかいう部分はさっぱり分からず、「何となく楽しそうだからいいじゃない」くらいの解決。まー、全体の雰囲気から察するに、多分そういうテンションで観てて問題無い作品なんだろうけど。ニュアンスとして近いのは「ギャラクシーエンジェル」とか、そっち方向のノリじゃなかろうか。別にユルくてもいいので、出来たら他のアニメでは見られないような、エキセントリックな尖り方を期待したいところですな。 中の人は、男性キャストだらけのわりには結構見慣れない名前が散見される。主人公役はどこかで見たと思ったら「文豪ストレイドッグス」の中島役か。これまであまりメインで声優業をやってたわけではなかろうが、突然今期2本も主役を任されたってのは驚きの配置である。他にも、舞台俳優、モデル上がりなどちょっと珍しいキャスティングが何人か用意されていて、ようやく男性声優についても、若手からなるべく多くの人材を掘りだそうという動きが活性化してきたのかな、という感じがする。出来れば女性受けするような優男ボイスだけじゃなく、男も惚れるようなゴリッゴリのイケメンボイスを見つけて来てほしいですね。そういう意味では武内君って10年に1人の逸材だよなぁ。
○「ステラのまほう」 5 まーたきらら系作品でゲーム作ってる。こういうゆるふわ漫画でも流行り廃りってのはあるんだろうけど、「ゲーム製作」なんて絶妙なところでも被ってしまうあたり、題材もすでに飽和してるんやろなぁ。 ゲーム製作アニメというとパッと浮かぶのは「さえかの」と直近の「NEW GAME」の2本だろうか。「さえかの」は全然違うベクトルの作品だが同人ゲームという要素は一応共通、そして「NEW GAME」はきらら系作品という土壌は一緒だが、向こうがまさかのお仕事設定という部分が異なっている。個人的には「NEW GAME」の「おっさんが夢見てしまった女の子の職場ドリーム」みたいな設定が正直受け入れられなかったため、こちらの作品の方が圧倒的に安心する。同人ゲームの稼ぎで争っていた「さえかの」や商売で命を削りながらゲームを作っていた「NEW GAME」に比べたら、高校の部活動でのゲーム作製あたりがこのくらいの絵柄に似合った丁度いいバランスだと思う。 制作はSILVER LINKで監督は川面さん。「お、川面さんはまたきらら系作品か」って一瞬思ったけど、だから「のんのんびより」はきららじゃないんだよな。とりあえず、ユル系作品ならお手の物。今作は「ユル」というのはちょっと失礼で一応真面目に部活をやる設定ではあるようだが、まぁ、この絵柄ならユル系と言ってしまってもいいだろう。ほわっとしたキャラクターデザインに、あまり肩肘張らないように配置された背景設定など、血と汗と涙で塗り固められたゲームを作る作品にはならないだろう。残念ながらギャグの要素は薄めだが、この手の作品のお約束として、キャラどうしの繋がりを何となく見守って行けたらいいのではなかろうか。 本作で気になるのは何と言ってもヒロイン度数高めのキャスティング。なんと部活の先輩チームが悠木碧・小澤亜李・村川梨衣というかなりの高カロリー。たまたま「すずまお荘」で今作の特番を見た時にこの3人が同時に出てきて、「どう考えても収集つかない面子やんけ」って思ったけど、なんと3人中2人は割と常識的なテンションで抑えており、亜李ちゃんが一番テンションの高いキャラというトラップ。りえしょんは「リゼロ」のラムなんかでもダウナー系の役はやっているので別に驚くわけではないのだが、あおちゃんがすっかり先輩ポジションで落ち着いてしまっているのはなんだか時代を感じさせる設定である。今までの流れからしたら日笠とか御前とかが座るポジションだもんなぁ。そしてそんな年若き先輩達に勝負を挑むメインヒロインは、「六畳間」で登場して我々を混乱させた長縄まりあ。なんや、意外に落ち着いたところでも仕事出来るやんけ。序盤の方言トークのあたりが自然に聞けるものに仕上がっていて、ヒロイン度数は割と高めと考えて良さそう。女の子オンリーの世界観なので、存分に萌え萌えしてもらっていいだろう。 あと、個人的に気になるのはオープニング歌唱を務めている下地紫野。声優としての実績はほぼ無いに等しい下積み状態なのだが、「ガルパンのアキの中の人」というピンポイントな認識だったので名前だけは覚えていたのだが、ここで突然のアーティストソロデビュー。元々そういう路線を狙っていた人なんでしょうかね。当然、作中にもモブとして参加していますね。果たしてここからステップアップする二の矢はあるのかどうか。色々と将来が気になる人材の多い作品だ。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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