最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
エンディングがなんか無駄に怖い、第18話。久しぶりに能登歌唱の不穏さを思い出したぜ……別に怖い歌でもなんでもないのに、今回の展開と合わせてどうにも怪しくなってしまった。 Aパート、クフフさんの暴虐。今作において、1期2期を通じてブレない圧倒的ヒロインといえばクフフさんをおいて他にはないだろう(個人の意見です)。「喜」や「楽」を全面に押し出したキャラのはずなのに、その裏に隠された「怒・哀」の感情が彼女の複雑なキャラクター性を演出してくれる。今回だって訳のわからない嘘トロッコ問題でヒーローたちを翻弄し、最終的に「なんじゃそりゃ!」っていうオチに叩き込む手管はトリックメイカーとして理想的な立ち回りだが、冷静に考えりゃ彼女が何をしたかったのか、なんでわざわざあんな大掛かりな舞台を揃えたのかはよく分からない。前後の流れとも脈絡がなく、ほんとに「ただ変なことしに出てきたやつ」である。しかし、それがクフフさんなら許されるし、自分勝手にネタをぶっ込んで楽しんでおきながら、その後に勝手に自分ワールドに入って感情がないまぜになったって誰も文句は言えない。だってクフフさんだから。 個人的に嬉しかったのは、やはりクフフさんの中でツィベタちゃんの存在というものがとてつもなく大きかったのだということがよく分かった部分。あんな性格だから誰に対しても適当だし、誰でもフレンドリーなくせに決してほんとの意味での交流なんてできないように見えるのに、なぜか彼女の中でツィベタちゃんとの関係だけは特別なものだと感じていた。それがなくなったことで色々とぶっ壊れもしたし、未だ執着してヒーローたちに粘着もする。特に直接ツィベタちゃんを「殺した」スピリッツには明確にこだわっている様子。ペーシャさんだってあの展開で母親の「仇」だと思われるのは不本意だろうが、レーニャさんとのつながりを思い出せば、このままの状態でクフフさんを放っておくこともできないだろう。レーニャが繋いだ心の言葉、それをクフフさんに教えてあげなければ。 そうして「ここは俺に任せて先に行け」が2件処理され、いよいよお話の焦点は今回の主人公・曖さんたちへ。ムクロの正体は曖さんの双子の妹、昧。アマラリルクに堕ちる前のキャラクターとしては、どうやら「姉より優れた妹」タイプだったようで、本人は忍びとして成り上がることなど望んでいないのに、姉よりもそれっぽい才能があった様子。そんな妹を見てたらそりゃ曖さんだってイライラしていただろうが、その実、話の通じない姉に対して妹の方がフラストレーションを溜めていたというお話。天才タイプのキャラっぽいので、振り切れちゃうと何をしでかすか分からない。「忍びなど今の時代に合わない無用の長物」という嫌気が加速し、最終的に里を焼いた大戦犯になってしまった昧。まーハナから里を滅ぼそうとしていたとは思えないので最後の引き金を引いたのはスティグマの野郎なんだとは思うが、そこに誘導できるくらいのわだかまりはあったのだろうし、そこをフォローしてやれなかったわがまま曖さんにもなんらかの責任はあったのかもしれない。姉妹の問題にはなかなか口も挟みづらいので、やはりここは2人が直接あって片をつけてもらうしかなさそうだ。今回の流れからしてキーパーソンは朱鷺丸になりそうなんだが……結局、こいつなんなんだろうな。 そして舞い降りる、そんな因縁とは一切関係ない謎天使。……ここまでのパターンからしたらピルツさんが「先に行け!」っていう番なんだけど、これまでと違ってそんな因縁は1ミリもないんだよな。そもそもピルツさんって単体でどれくらい戦闘力があるんだろう。単なる救護班がこんだけ前線に出てくるとも思えないが……。 PR 悲報!「悪魔を舐めるな!」ポーズカット、第5話。いや、冷静に考えて原作のあのコマだけ完全に浮いてたし、アニメの流れの中で入れ込む方がおかしなことになるんだが。 毎週毎週「あそこが変わった」だの「あれがなくなった」だのと違いをあげつらってますが、別に文句言ってるわけじゃないですよ(文句の場合もあるけども)。それこそメディアの違いってやつだし、そもそも我々肉ファンはみんな知ってるんですよ。ゆでたまごの漫画なんて、その場の勢いで意味も分からず適当に描いてることが山ほどあるってことを。だから後になってシナリオを総体で見て「無い方がよかったな」と思ったら変えたり消したりするのは全然問題無いんです。以前取り上げた例だと、魔雲天の「俺のマウンテンドロップの痛さまでは〜」っていうセリフなんていかにもアホっぽいじゃないですか。まぁ、それがゆで文法なわけですけど、シリアスなシーンだったらもっと格好いい(普通の)言い回しがあるわけで、そこは現場が改変していく方が正しい作品作りになるわけですよ。そういう意味で、「悪魔を舐めるな!」は別なところに活かしてもらう方向でいいんじゃないでしょうか。 というわけで今週も刺激的なお話でしたが、結果だけ見たら悪魔超人軍の2連敗。ま、連載当初から「そらそうよ」としか思わなかった展開なわけですが、それにしたってカーメンのやられっぷりはいささか不憫ではある。ステカセの方はきっちり元ネタを活かして「見たいもの」を全部見せてくれた上での敗北だし、さらにターボメンの能力がしょーじき意味分かんないじゃないですか。多分初見の視聴者は「どゆこと?」ってなったと思うんですが、安心してください。後の展開まで全部見ても「で、ターボメンってなんだったん?」ってなるので。あの能力は、「そういうもんだ」と思ってスルーするしかないです。これは邪推なんだけど、多分「受けたダメージを吸収して相手にエネルギーを返す」っていう能力、思いついた当初はもっと後で有効利用するつもりだったんじゃなかろうか。モーターマンがバイクマンのバッテリーがわりにチームにいたのと似たような感じで。一応後になってからエネルギー吸収用のプラグ部分だけはグリムさんが有効活用してくれたけど、多分もっと他の使い方を想定してて、最終的にボツったのがターボメンなんじゃないかと思ってる。信じるか信じないかはあなた次第。 まぁ、とにかくそんなよく分からん機械に負ける時代遅れのステカセ。先週に引き続き「ステカセかわいいなぁ」が全面に溢れ出ていたし、負け際までかっきーのキュートな演技が光っていました。そういやステカセとターボの最後の会話も改変されてて、「最後までウォーズマンにこだわった理由は云々」っていう割とエモ寄りの要素がなくなっていたんですが、これも後のことを考えての調整でしょうね。結局ウォーズマンとターボに絡みが一切なくて、ウォーズマンが「ステカセはよくやったよ」みたいなことを言うチャンスがなかったので、トータルで見るとよく分からん要素になっちゃったからね。ウォーズマンサイドから見たら、当時のステカセとの絡みとか思い出したくもないだろうしな。もし「ロボ超人と家電超人」っていう新たな絡みが掘り下げられればそれはそれで面白かったかもしれないけどね。できればステカセのエモ要素はやっぱりスプリングマン側から見たいので、機会があればあのスピンオフ漫画もぜひアニメ化をお願いします。ステカセをもっと堪能したいです。 転じてカーメンについては……なんも言うことねぇなぁ……短い時間で節操なくいろんな技を披露してくれるサービス精神はありがたいのだが、キン肉マン世界って、こういう小技(というにはトリッキーすぎる技)が多い超人って結局持て余してかませポジションになりがちなイメージがあるのよね。この後に出てくるプラネットマンなんてその最たるものだし、世界の条理すら揺るがすミスターVTRなんかもそう。結局、作者が泥臭いレスリングファンだから奇策持ちは強キャラになれないのですよ。カーメンは戦績だけ見れば過去40年の歴史の中で2戦2敗という作中最弱キャラの一角に。いや、ブロッケン戦は事実上勝ってるんだから不当な評価だけどな。確実に2戦2敗のプラネットよりはマシ(?)。あ、負けた後に霊になって他所の試合を邪魔してた実績をどうカウントするかにもよる。 というわけできーやん、違う、カーメンはさっさと退場。バトンは我らがBHことブラックホールに託された。それにしても……超人紹介Vがかっこよすぎんか? これ見てたら純粋にブラックホールのデザインが最高にイカしてるだけに思えてくるけども。胸のBHが輝く演出とか、ほんとのブラックホールファンにしか作れない映像でしたよ。これ、魔雲天版も再来週あたりに流してもらえるんだよね。楽しみだなぁ。息子の姿がちょろっと見えたりしないかなぁ。魔雲天と武道が2週にわたってずっと仲良くおねんねしてんの、超ハイレベルなBLに見えませんか? ○「デリコズ・ナーサリー」 6 突然の新番組!!! というわけでだいぶ変則的な時期ではあるが、シーズン中盤に新番スタート。どういう構成になるのかは全くの謎。ちなみにこのタイミングでもっかいデータを洗っておくと、これにて一応夏新番に該当する新番チェックは48本。トータル55本のアニメを視聴する可能性があったが、すでに8本が切れているため、現状は47本である。正直もうちょい切りたいと思ってるやつもあるのだが……ここまで来たらあとは惰性で繋がるかなぁ。なかなか目標(40本)は遠い。 閑話休題、そんなよく分からんタイミングでスタートした新番組だが、その中身もいい具合によく分からん。新番チェックのお約束として概要を確認しようと思ってWiki見にいったのに、このタイトルでの項目はなく、「TRUMPシリーズ」という謎のページが出てくる。そしてそこには「日本の演劇シリーズのタイトルだよ」という不可解な紹介があり、Wikiのページ自体も項目がガタガタでほとんど情報がないときている。何かしら不思議なプロジェクトなのだろうということくらいしか分からない状態。 でもまぁ、これも別に前例のないことではなく、奇しくも今作と同じく「吸血鬼」をモチーフにした「MARS RED」というアニメが少し前に制作されており、あちらは「舞台・朗読劇が元になったアニメ」だった。おそらく本作も似たようなデザインで、メディアミックス手法の一環なのだろう。メディアミックスというとどうしても「漫画→アニメ→その他」という流れが一般的だと思われがちだが、別に「演劇→アニメ」という流れがあっても何の不思議もないのだ。そうした動きが実現したということは、それなりに人気を得た作品なのだと思っていいのではなかろうか。 1話目の印象は、面白いとかつまらないとか以前に「なんか気になる」というのが素直な感想。何も知らん状態で視聴を始めたら吸血鬼が大立ち回りを演じる血みどろの惨劇からスタートしたので「はいはい、いつものそういうやつね」と吸血鬼テンプレ的に認識していたのだが、話が進むにつれてあれよあれよと見たことない方向にお話が爆走し始め、終わってみれば「怪奇事件調査保育所組織」という謎の構造が完成していた。まー意味は分からんよね。一番気になるのは「この2つの要素って何か絡むことがあるんか?」という部分で、育児アニメは育児アニメで成立するだろうし、怪奇事件を取り扱うヴァンパイアストーリーだって掃いて捨てるほどあるわけだが、その2つの要素をレッツラまぜまぜして、果たしてシナジーが発生するのか。そこがとても気になる。「何も得せんやろ」だったら別に面白くないのでおしまいなのだが、正直、1話目の展開は虚をつかれたこともあってちょっと面白かったんだよな。「なんやねんそれ」という情報のミスマッチが楽しい。 そしてもう1つ注目すべきは、画面を飾り立てる華美なゴシック装飾。「中世っぽい世界で吸血鬼の貴族」を描くお話なので貴族然とした画面が出てくるのは当然で、直近であれば「黒執事」に近い世界観だと思うのだが、背景美術を筆頭にゴテゴテと飾り立てる画面構成にかなり念が入っている。昨今はCGやらAIやらと背景装飾もパパッと適当に作ることができるようになっているが、そんなインスタントじゃない、とにかく存在感を見せてやるんだという気概に満ちた、本気のゴテゴテ。これにもとても目を惹かれる。放送開始が遅かったのはこれが原因なんじゃねぇのかと思っちゃうくらいには気合いが入った画面になっており、そこに馴染むキャラデザの合わせ方もお見事だ。このままのクオリティが維持されるなら、舞台とはまた違った存在感で何か新しい物を見せてくれるのかもしれない。 相変わらず激烈に魅せるねぇ……第17話。よくもまぁ、毎週こんだけの展開をやって成立するもんだ。シナリオ的にも、映像コスト的にも。1話1話の単体でのクオリティだったら1期より2期の方が高いんじゃないかな。 いやいや、凄まじい内容だったとはいっても、冷静に考えりゃ「脇にいたどうでもよかったサブキャラの成長エピソード」である。本筋から考えたら別にどってことない話だし、「才能(ルックス)にあぐらかいて人生舐めてた奴が心を入れ替え、努力したら結果が実りました」というフォーマットだって大きな捻りもなくフツーの話といえばフツーの話。これを特筆すべき30分にまで持ち上げられるのはマジでアニメのパワー。今回のコンテを務めた「猫富ちゃお」っていう変な名前の人は前期から助監督名義で参加してる人らしいんだけど、動画工房周り、平牧監督周りにはまだこんだけエグい人がいるもんなんやね。 今作の面白いところ、というかズルいところは、その面白みをあけすけにメタレベルをあげて視聴者に意識させてしまっている部分。何しろ今回のお話だけで言えば、何が面白い要素なのかを全部アクアが作中でしゃべっちゃっているのだ。「それまでどうってことないと思ってた奴がいきなりすごいことやったらすごかろう」って、そりゃアクアはメルトに向かってアドバイスしてるだけなんだけど、作中で観劇しているお客と同じように、アニメを観ている我々視聴者だって、メルトという「どうってことなかった奴」が頑張って見せ場を作ったからこそ引き込まれる。「そういう話ですよ」って堂々と言われちゃってるもんで、見せ方次第ではそれがノイズになりかねないと思うのだが、本作はそうしたメタをまるっと飲み込んじゃう構造が原作時点で完成してしまっており、もう視聴者は「そういうサンプルだー!」と思いながらもビリビリと肌でその迫力を堪能するしかない。実に図々しい構造ではないか。 もちろん、こんだけしらこいことをやって成立するのは入念な配置と、全てを下支えしてなお予想外の画面を見せられる地力があればこそ。個人的にいい配置だな、と思ったのは客席にいる吉祥寺先生のポジション。彼女はメルトに対して人一倍の憎悪を抱き、彼が舞台に上がることを許していない人物であることが事前に鏑木さんから語られているわけだが、そんな彼女すら打ちのめされるのだ、という事実がメルトの成長の証として外堀を埋める役割を果たしている。ご丁寧にこないだメルトがお宅訪問した時に露骨に嫌悪感を剥き出しにして雪解けしてないことは示していたしね。そうしてキャラの置き方と演劇論でもって「メルトの成長」を示唆しつつ、そこにアバンギャルドすぎるチャレンジ映像で彼の熱情を表出させる。情理に訴える見事な演出であった。 まぁ、ここまでしてメルトというサブキャラの成長譚を掘り下げたのって、多分ここから繋がる「アクアの感情芝居」の前振りだとは思うんですが……メルトがここまでやっちゃったってことは、アクアはそこに届かない結果になりそうな気がするな……。
先週からの流れでとりあえず前半は「小鞠編」の後始末。前回時点で「これ、告白先の部長も、その相手のBL先輩もちゃんとした人じゃないと小鞠の負けが正式な負けにならんぞ」という警鐘を鳴らしていたのだが、なんとまぁ、トリッキーな設定でそこを抜け切った。なんとこの2人、お互いに好き合って告白イベントまで終えてたはずなのに、認識の齟齬からすれ違っていたという状況。まー結果的には部長先輩の方がちょいと間抜けにはなってしまったのだが、あそこで小鞠の告白を受けるでもなく、断るでもなく半端な対応をしてしまった理由としては納得いく。そりゃね、目の前に「告白したのにフってきた女」がいる状態でホイホイ後輩からの告白を受ける気にならないのはしょうがないし、かといって即座に断るほどの理由もない。それなら「一旦保留」という取り繕い方をするのも理解できる。 それに対するBL先輩の対応も理解の範疇で、彼女目線だと部長は「長いこと付き合ってる同然の距離感だったから事実上カップルみたいなもんだと思ってたけどまだ告白イベントが成立してないやつ」であり、そんな奴が自分の目の前で後輩の告白を即座にシャットアウトしなかった時点で怒るのも無理はない。めんどくせー女になりかけたが、その実態は単なるピュアピュアBL彼女だったというオチ。これなら確かに、過度にこの2人の株を落とさず、正式に小鞠が「負け」るシチュエーションになるわけだ。ここまで念入りに負け要素を固めなくてもいいとは思うのだが……そこをしっかり確定させないと羊頭狗肉の名ばかりラブコメになってしまいますのでね、「負けることを、サボらない」というのが今作の大切なところ。 というわけで小鞠にも無事負けの烙印が押されたわけだが、さて、ここで冒頭の問題、「この話の落とし所は?」。ここまでで3人もの負けヒロイン(と同数の勝ちヒロイン)が登場し、さながら「負けインコレクション」みたいな様相で主人公の温水の周りには歴戦(歴敗)の精鋭が集まった。しかし、「だから何?」というプロット的な宙ぶらりん状態になってしまいかねないのもまた事実。負けた後に彼女たちが新しい恋を始めるのはそれでも良いが、それって単なる「2つの恋愛の過程」でしかなく、負けインギャラリーと言える今作の特徴が特に活かされるでもない。わざわざこの4人が傷を舐め合うようにして集まったところから新たなストリームが始まってこその「史上初の負けインラノベ」である。さて、そんなうまい展開はあるものか。 まぁ、それをこっから何話もかけて模索していくってことなんでしょうけどね。当然中心に据えられるべきは温水と八奈見の関係性。これまでの暴虐が嘘だったかのようにシリアスにきちっと焦点を合わせてきた八奈見の手により、小鞠さんが盛り上げてくれた「悲恋」的テイストは温水との間にもしっかりと残留していた。温水自身が表に出る気のない「アンチ主人公」なものでなかなか顕在化させるのが大変だが、そこは同じく負けマインドを抱えた八奈見と二人三脚で構築していくべき部分なのだろう。おそらく3人の中では純正ヒロイン力が高い焼塩がうまい具合に緩衝材となり、一仕事終えていい顔になった小鞠と共に、ひとまず「温水×八奈見」という1つの計算式だけを立式しておいて、ここから新たな「勝ち負け」の伝説が幕をあけるということだ。さて、何が出てくるものやら。正直、全く想像がつかないです。
まぁ、ロケットパンチが必殺技なら……第4話。前回がぽよよんろっく渡辺だったので忘れてたけど、そういやロボエンドカードがあるんだっけ。まさかこの絵が描かれたタイミングでは、同時期にガチのマジンガーが活躍(?)してるとは思わなかっただろうな。 高性能ヒューマノイドの高性能加減に徐々にスポットが当たっている。正直この手の話で「アンドロイドにしちゃ高性能すぎる」みたいな話ってのはあんまり出さない方がいいと思ってて、そうしてスペックに言及し始めるとどんどん嘘くささが滲み出てくるというか、お約束として処理されているアニメ的なんちゃってがどうしても意識の俎上に浮かんできてしまうのは損な気がしている。そして、今作の場合は思い切って「不気味の谷」の話にまで踏み込んでしまっており、気になるとかどうこういうレベルではなく、「この世界におけるロボット技術とはなんなのか」のレベルにまで考えを及ぼす必要性が生じてしまった。めちゃ難しいのよね。全力でアニメ絵の顔した人間が全力でアニメ絵のアンドロイドを見て「不気味の谷を超えてきたか……」って言われても、視聴者目線は「知らんがな」なんですよ。どう見てもアニメキャラなんだから。でもまぁ、そこは「この次元の人間から見たらすごくリアルってことなんだよね」と1枚フィルターを通して見る必要があることは理解してるわけで、「ビジュアルの問題と同じように、他の性能部分に関しても嘘っこなんで1枚アニメフィルターを通して見てくださいね」というアテンションになっているとも言える。そりゃね、「ものを食べられて味覚まで搭載したロボット」って意味がわからなすぎるからね(技術的によ)。その辺は「そういうもんです」と受け入れてもらわないと話が進まない。 そうして「あまりにも人間ぽいアンドロイド」が中心に据えられ、1話目で前振りしてたはずのロボット三原則を余裕でぶち抜くことで更なる特異性を表示。これにてアトリは単なる変なロボットの枠を超え、この世界の秘密を握る超存在にまで格上げされる……可能性がある。いや、まだ分からんけど。今回の調査で改めて「アトリはかつてメーカーが作ってた製品ではあるんだよ」ということが確認されたわけで、たとえばどこぞのノワールみたいな唯一無二の特権存在ではないと言われている。どっちかというと現在一緒に放送中の調理家電嫁に近い存在のはずで、「こんなスペックの常識ブレイカーがそこらじゅうにいたらやべぇだろ」という不安は募るばかり。メーカー側がリコール出して回収したとのことだが、さて、いったいどんな欠陥を備えているんでしょうね。 こちとら同時期に感情すら危うい家電嫁アニメを同時並行で視聴してるせいで、アンドロイドの性能に対する判定がガバガバなんよ。
スカイマンのカセットはいらないんじゃないかな……第4話。まぁ、以前作者がスカイマンのリライトもやってみたいって言ってたし、もしかしたら格好良く活躍できるのかもしれないけどさ。 ステカセかわい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!! もう今回はそこにつきますね。アニメになって動くステカセ、コミカルさが全力再現出来てて超可愛い。以前も言及した通り、ステカセはこの後作られたスピンオフストーリーの影響もあってすっかり読者たちの間での可愛さがアップしてしまっているわけだが、アニメは既にその設定を取り込んだかのような可愛らしさ。いや、別に原作から大きな改変はないんだけどね。 改めて思い起こすに、悪魔超人編って原作ではキン肉マンが完全にシリアス路線を受け入れた転機となるエピソードで、2度の超人オリンピックで模索した路線の完成形ではあるのだけど、それまでのルービックキューブマンとかベンキマンとかの超人の路線もまだ残ってて、悪魔超人軍その系譜を継いだ「過去のテイストの残滓」がステカセ(とバネ)だった(その証拠に悪魔騎士にはステカセ路線のキャラはもういない)。おかげで一応ギャグ的なデザインも残しつつだったわけだけど、「ウォークマン」というガジェットをこのデザインに仕上げたゆでたまご、キャラメイクのデザイン力は高いんだよな(読者募集超人というリソースがあるとはいえ)。今の世に出してもゆるキャラとして充分通じるし、シンプルなデザインの中にしっかり個性が出ているステカセ、見れば見るほどに完成度の高いキャラである。 そしてそんなステカセを見事に彩ってくれているのが、なんといってもキャストの柿原徹也である。かっきーのスキルなんて今更疑う余地もないが、持ち味である軽い声のトーンを活かして振り切れたステカセの愛嬌がたまらない。こんだけシリアスな世界観でこのステカセが出てくるだけでも嬉しいし、本人もインタビューで答えていた通り、いろんな超人のモノマネを入れてくれているのも芸達者である。まぁ、今回モチーフにした超人で明確な真似先があるのはネプチューンマンだけだけども(ウォーズマンは来週ね)。「全力で杉田のモノマネしてるかっきー」って、単なる業界の悪ふざけでしかないんだけど再現度たけえな。ちなみに今回かっきーが先んじてゼブラとマンモスマンをやってしまったため、もしオメガ編以降までアニメが作られることになったら、ゼブラ役の人とマンモス役の人は「真似したかっきーの真似」をしなきゃいけなくなりました。なんだこの状況。 そしてもう1つステカセを彩る要素を生み出してくれたのは、当然アニメの作画スタッフ。わざわざ過去の活躍シーンをダイジェスト形式で差し込んでくれたのもありがたかったが、いちいち変身する時の細かい段階の描写が面白くて、原作でも丁寧に描写してくれた「ステカセとコピー元のハイブリッド」みたいなデザインが面白い。足元ひょろひょろで上だけゴツいマンモスマンスタイル、アニメで見るとだいぶキモいことがよくわかるぞ! あと、地味なポイントとして合間に入るアイキャッチの紹介文も要注目。「ステカセは状況に応じて戦略を変えられるメタゲーム特化の超人だ!」なんて言及には「確かに!(あんま活かせてないけど)」と思っちゃったし、2枚目のアイキャッチは「旋律」と「戦慄」を引っ掛けたダジャレまで入れている。スタッフの愛を感じる細かいポイント。 今回はステカセの活躍だけで満足してしまっているが、その他の要素も軽く触れておくと、以前から気にしていた時代設定の話、やはりアニメでは有耶無耶のまま進むようである。「赤の広場」に関しての言及は基本的に全カットで、他の場所は具体的に言及してる割にはステカセたちの試合会場だけは「広場」としか言われてないのはちょっと変な感じ。その他にも原作にあった時代を感じさせるセリフは微妙に改変されており、バッファローマン登場時の「日本にこんな屋根付き球場ができたとはな!」が変更になっているのが分かりやすい。東京ドームが出来てまもなくの出来事ってわけではないと。他にもステカセがキン肉マンをコピーしてしまったくだりについて、原作だと「7年前の試合」と言及しているのだが、その辺も面倒くさいので時系列はぼやかす形に。そのくせステカセだけははっきりと「時代遅れの家電超人」呼ばわりされてんのがちょっと草。原作の時代設定でも「今はCDの時代だから時代遅れだ!」って言われてたし、そこは改変の必要無し。ひどい言われようである。 そしてダブルミーニングで「盟友」なスプリングマンも登場。彼のフォルムを見てると「アニメだとやっぱ正確に描くの大変だよなww」と思わざるを得ない無茶なデザインである(頑張ってるけど、首元のあたりがアングルによってやっぱなんか変)。まぁ、これはむしろ漫画の時にはそんな「無茶な嘘」を強引に画力で捩じ伏せている原作者を評価すべきポイントだろう。世界中探しても、スプリングマンを格好良く描ける漫画なんてこれくらいのもんだよ。スプリングマンも中の人のよっちんがいい味出してるし、ステカセを見守るスプリングマンの図、どうしても色々感じ入ってしまいますね。ちなみにこれはすぐ後で回収される伏線だが、バッファローマンがポツリと「魔雲天……」って漏らすくだりも実は結構な情緒があったりする。さぁ、他の悪魔超人たちも続くぜ。 追伸:アデランスの中野さん、割とガッツリ中野さんとして描かれててワロタ。キャストが柳原哲也なんだけど、芸人枠が多いのはやっぱりゆでたまごの交友関係からだね。そのうちバカリズムとかもどっかで出てきそう。 劇場作品、最近ちょっとご無沙汰してたんですよね。おかげでまたちょこちょこ溜まってて、これはハナから観るつもりでいた作品だったんですが、ちょっと油断してたら、もう近所の劇場では1日1回上映になってるという……いやいや、流石に早すぎない? まだ公開して2週間くらいじゃん。そんでもう1回になっちゃうのかよ……世知辛いなぁ。おかげで劇場に駆け込んだら休日でもないのに座席はほぼ満席。ちゃんと観にくる人がいる作品なんじゃん。ちなみに感覚でしかないけど劇場の男女比は3:7くらいで意外なことに女性ファン多め。なんでだろ、割とコアな作品だと思うのだが、古くからついてくれてた女性ファンがいたのかしら? 薬売り目当てだとして、「新しい」薬売りはどう見られているものか……ちょっと気になりますね。
<以下、いちおうネタバレ伏せだが、ネタとか正直分からん>
いや鶴なんかい! 第5話。鶴やとおもたら鶴なんかい、鶴やとおもたら鶴なんかい、鶴やとおもたら、やっぱ鶴なんかい。 いや先週までは1ミリもそんなこと考えてなかったよ。一切鶴要素なかったけど今週になっていきなり鶴フラグ立てて、「流石に鶴っぽすぎる」と思ったら秒で鶴だった。あまりにストレートすぎる展開でなんか笑ってしまった。そんでサブタイはそっちなのかよっていう。……ゲームのキャラメイクなんてのはこんくらい分かりやすい方がいいのかもしれませんね……。 順調に地固めが続いている。先週でミルテ周りの話がだいたい片付き、残る面子というのでいよいよきんた・ゆいの幼子コンビにスポットが当たる。これまでその関係性がな〜んか妙だな、という雰囲気だけはあったんだよ。登場時点で「いや、別にみんなそこまで親しいわけじゃないが?」という変な集まりだった田右衛門御一行、その中でも何やら変なベクトルが働いてたのがこの2人で、「なんかお互いよく知ってるっぽいのに仲良くないんだよなぁ。全部きんたの性格が悪いだけなんかなぁ」と思ってたら、なるほどそういう……いや、なるほどちゃうがな。まぁ、神様も鬼もいるこの世界、この程度の人外変化の類がいても何も不思議ではないのだが……。 何が面白いって、こうして正体を明かしたゆいの存在、別に神様が関わってるわけじゃないというさらに謎が謎呼ぶ世界設定。そりゃな、神様が何かやりましたっていうならサクナだって同程度の奇跡を起こせることになるもんな。そうではなくてあくまで「外部存在」によってゆいの奇跡がもたらされたと説明し、神じゃないその特異存在をなんと表現したらいいかと悩んだ結果、「宇宙人的サムシング」になったという。いや、まだ何も分からんし、もしかしたらほんとにゆいの変身にしか関与せず、今後のストーリーに一切絡まない謎存在の可能性もあるが。まぁ、上位神との接触も確認できてるし、この宇宙人的能登麻美子が今後もどこかで鍵を握ることにはなるんじゃなかろうか。なってくれ。宇宙人かどうかは知らんけど、UFOというにはなんか古代文明っぽさもあるんだよね。ギアの意匠は古代インカ帝国っぽさがあるのだが……なんなんだろ。とりあえずP.A.WORKS名物の北陸声優ノルマは一番手っ取り早い常連であっさりクリアである。引き続き、福井声優と富山声優の参加をお待ちしております。 そんでいつの間にやら施設レベルがちゃんと上がって色々と拡大再生産が可能になってる様子が分かりやすい。きんたの作業場にゆいの機織り小屋。初めての稲の収穫よりも前にどんどんクラフト方向が充実してるし、それに合わせてサクナの攻略エリアも確実に広がっている様子(あとかいまるがちゃんと採集してる)。きんたから鍬を渡されて「これでより効率的に耕せる」じゃなくて「鬼に立ち向かえる」が出てくるあたり、サクナ様は農耕の神じゃなくて狩猟メインの可能性がワンチャン。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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