最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「スカーレットライダーゼクス」 4 これは何アニメってまとめたらいいんだろう。変身ヒーローアニメなのか、バンドアイドルアニメなのか……いや、アイドルではないな……。 軍人さんがわちゃわちゃやってる時点でまたロボものかと思ったら、ロボではなくて変身ヒーロー。でも、変身した姿での活躍を見せるのがメインなのかというとそうでもなく、むしろ変身後のスーツ姿はダサい。モンスターの方も明確な主義主張がある存在には見えず、エイリアンとの戦いはビームがメインのふわっとした戦い方だ。序盤を見てた段階で「キャプテンアースみたいな話なのか?」と思ったらそうでもなく、「アクティヴレイド」みたいな治安維持が目的かと思ったらもうちょっとばかりサイバー度外視。別にレッテルを張る必要もないのだが、何アニメと言っていいのか分からずにWikiを見に行くと、「原作は恋愛アドベンチャーゲーム」と書いてあり「ふぁっ?!」ってなった。え、ナニコレ、乙女ゲーが原作だったの? ……最近の乙女は色々なジャンルへのアンテナをお持ちで……。 でもまぁ、確かにそう言われて見てみれば、野郎キャラの配置なんかは乙女ゲーム的と言えなくもないのか。ここまで大量に製作されて食傷気味だった「王子様的」「アイドル的」野郎キャラに溢れるゲームから外れて、今度は「戦隊チーム応援ゲーム」だと思えば、確かにニーズはありそうだし、脈々と受け継がれる「アニメファン」的な女性の要望に応えるポイントとしては正しいのかもしれない。まぁ、そうして女性向けゲームの前提を考えれば考えるほどに、私のニーズからは離れていくわけだが……。 製作はサテライト。CGバトルの製作は手慣れたものだろうが、今作はロボメインじゃなくて男の子メインなので、あと楽器演奏とかかな。……マクロスやんけ! 監督はこれがシリーズアニメ初担当ということでまだよく分からない。1話目を見る限りでは演出方向になにか尖ったものがあるわけではなさそうなので、後はこの作品の狙っている方向性に上手く噛み合うかどうかだなぁ。まだちょっとよく分からない部分が多すぎるのでしばらく保留。出来れば「幕末ロック」みたいなアホな方向に突き抜ける作風になると見やすくなるんですけどね。 中の人は、鈴木達央・宮野真守という、言われてみれば完全に歌うことを前提にした構成。実際にOPはこの2人のデュエットというやたら濃い設定である。他にもまぁ、お約束の面々が名を連ねているかな。女性陣はいつも通りのポジションに明乃さんがいてくれるのである程度満足です。あとやっぱりいつも通りに脳天気なあけこの笑い声とかも聞こえてくるし。でも、キャストクレジットで一番上に名前が載っているのは何故か清水彩香。「迷家でマイマイ役だった人だよ」って言われたときのピンと来ない感じ。今回で覚えられるかなぁ。 PR ○「魔装学園H×H」 4 よし! これはラノベだな! まごうことなく、どこをどういじってもラノベだな! 特にコメントの必要も無さそうな一本。油断するとすぐに海の上に学園を作りたがるのは日本人の悪い癖だよナー。そして地上波放送で見たおかげで久しぶりに遭遇した露骨な修正、ビーム、丁寧なフォロー。おっぱいだね。とてもおっぱいだね。でも、当方そこまでおっぱいを求めてないね。窓を全開にして視聴してしまったせいで冒頭の喘ぎ声のところはやばかったかもしれないね。 アバンを見て、OPで野水伊織の声が聞こえて来たあたりで、やんわりと「あー、これ多分製作がアイムズだわ」と察する。そして無事にその読みは当たった。おっぱいだったらアームスとかに任せた方が良い気もするのだが、おそらく業界でもその辺のパイの取り合いは熾烈なんだろう(上手いこと言えた)。個人的には、アイムズは今期「アクティヴレイド」もやってるはずなのでそっちに集中してほしいものですがね……。おっぱい部分に惹かれない人間からすると、その他の部分はお世辞にも褒められた作画にはなっていない。崩れていると言うほどではないかもしれないが、学園防衛のために出てきた兵器の描写やらなんやら、やっぱりどこか絶妙に安っぽいのである。ここからなにか大番狂わせが起こって劇的に面白い要素が出てきたりとか……しないだろうなぁ。まー、巷の噂では「紳士枠」ってのは一定のニーズがあるという話も聞きますし、そういう層に訴えかけるなにかがあれば、存在意義が認められるのかもしれません。 中の人は、メイン担当が「海老名ちゃんの中の人」こと影山灯。さらにアイムズ繋がりだとテイルイエローっぽい姿の赤﨑千夏とか、ワイフこと長妻樹里の名前なども挙がっている。ま、中の人要素が良ければ私としては視聴に問題はないのだが、影山灯の実力がいかほどのものか。1話目では……うー、まだ分からない、とだけ。 「ふらいんぐうぃっち」 6→8 終わらないよ。この日常は終わらないんだ。終わらないんだ……。 「田中くん」と並んで双璧を成した春クール2大アニメ。こういう作品にばかり目がいくようになったということでそろそろ自分のアニメ視聴姿勢にも変質(老境?)があるのかなぁ、と考えたりもするが、まぁ、良い物は良いと言っていければいいですね。今作はとりあえず「ほのぼの日常もの」という良さを前面に押し出していることが全てではあるのだが、過去にも沢山の「日常もの」はあったわけで、何故ここまでハマったのかをきちんと考える必要はある。視聴中にも散々感想を書いてきたので繰り返しになる部分も多いかもしれないが、改めて今作ならではの「良さ」を振り返ってみよう。 1つは、作品の性質に見事にマッチした舞台設定と映像美術。クジラ回の眺望なんかによく表れていたのだが、実在の町を舞台にしているのに、不思議と「魔法」という装置と噛み合う景色の良さ。クジラの上のいかにもマジカルな遺跡の様相と、何故かしっくり馴染んでしまう弘前という片田舎の町並みが、何とも言えない和のノスタルジーをファンタジーに融合させている。そして、遠くから見ればマジカルな風景に馴染むほどよいバランスながらも、スコープを絞って近づいてみれば、そこにはちゃんと「現代の田舎の風景」が地に足を付けて描かれている。チトさんや千夏ちゃんが元気に駆け回る町のそこかしこが、まるでいつも歩いているご近所さんのような近しさを感じさせるのだ。この映像のかみ合わせの良さは、最近のJ.C.STAFFの仕事の中でも抜群の働きを見せていた。 そんな中で繰り広げられる日常芝居には、絶妙なユルさが「間」の演出でもって形作られている。一見無謀とも言える無音で動きのない描写も、今作のたっぷりとした時間の流れの中では雄弁な意味を成し、のどかな空気を作り出している。「悪人がいない」というのはともすれば退屈な世界になってしまう危険性を孕んでいるのだが、今作では「魔法」というちょっとピントのズレた小さな奇跡のおかげで常に刺激を維持することが可能になっており、その突拍子のない現象が、さらに日常ののどかさを際だたせるという、明解な相互作用を生み出している。「ちょっとの魔法と絶え間ない日常」。これが今作が視聴者の目を飽きさせない最大のポイントだ。 そして、そんな日常を形作る中心となっているのが倉本家の皆さん。これは完全に個人的な趣味趣向であるが、「家族の交わり」っていうモチーフが本当に眩しい。倉本家のお母さんもお父さんも、そして圭にしても、特に意識的に家族間で交流を図っているというわけではない。家族愛を謳ったアニメでもないし、家族の絆を問われるような場面もない。しかし、それだけに何気ないワンシーンに見える、揺るぎない「家族」の情景が眩しいのである。特に私みたいに延々一人暮らしを続けている寂しい人間には、退屈とも言える田舎の日常の中、当たり前の幸せを満喫している家族の情景が、あまりにも輝かしいのである。無い物ねだりじゃないんだ。我が家だって、こういう幸せな時間はあったし、今だって実家に帰れば近いものは得られるかもしれない。でも、それがすぐそこに転がっていたんだ、っていうことは、こうして改めて提示されて初めて気付くものだ。本当にかけがえの無い「良いもの」を見せてくれるから、本作の「日常」は特別なものになっている。 こうして作られた物語は原作の良さもありつつ、アニメではさらにそれを膨らませて1本のシナリオにしていたという。アニメスタッフのどの部門が欠けても成立しなかった奇跡のバランスだったのだろう。本当にお見事としか言いようがない。あとはまぁ、やっぱり今作が屈指の猫アニメだったという部分があまりにも高得点過ぎましてですね……いや、猫だけじゃないな。狐も、キジも、テントウムシやハチだって。なんだか「生き物にありがとう」な部分も素敵なアニメでしたね(千夏ちゃんという生き物も含む)。現時点で原作ってどれくらい消化したのかなぁ。2期はあるのかなぁ。ケニーさんの研究論文の一端だけでもいいから見せてほしいなぁ。 中の人については、もう全部が全部良かったですね。主人公・真琴を務めた篠田みなみはこれが初ヒロイン。ここから更なる一歩があるかどうか。さらに茜姉ちゃん役の葵井歌菜に至ってはその他の経歴すらよく分からない人なんだよな。色んなところから今後が楽しみなアニメですよ。 ○「レガリア The Three Sacred Stars」 6 開始数秒でロボットが登場し、「あー、これロボものかー」と警戒心を強めてしまう、ロボットがいまいち分からない私。……あれ、でも、これなんかいいんじゃない? 調べてみると、なんとラノベでも漫画でもなくアニメオリジナル作品の様子。製作は「ガルパン」でお馴染み(?)のアクタス。実はガルパン以来元請作品は製作してこなかったようで、4年ぶりに自社製作で再びのオリジナル作品となっている。なかなか攻めるスタジオだ。そして、このロボものがなかなかにイカしているのである。 最初に幼女姉妹が登場してのんびりお茶してるシーンあたりは、特に誘致要因があるわけではない。テレビの天気予報に映る地名なんかは全部カタカナで異国情緒を醸しているにも関わらずそれ以外の文化様式が全部日本で、そこら中の表記もカタカナだったり漢字だったり。そのくせ王家らしき部門に関してはやたらと西洋意識で、町並みの様子も日本よりはヨーロッパ文化圏をイメージさせる。「なんか行き当たりばったりで変な世界観やな」と思うし、幼女&ロボなんて阿漕な設定やないか、と斜に構えて見てしまう出だしだ。しかし、シナリオ運びの部分において、いくらか平均的ラノベアニメと違うところがある。一番ありがたいのは、設定を押しつけてこないところだ。原作ありきのラノベアニメだとどうしても1話目から必死で世界観を説明し、設定を説明し、物語を回さなきゃ、っていう意識が働いてしまい、駆け足気味で「やらされてる」シナリオになってしまいがちだ。今作はそうした息苦しさが無く、冒頭の姉妹の朝ごはんの様子なんかものんびりだし、クライマックスとなる戦闘シーンにもたっぷりと尺が割かれている。1話目で分かったことといえば姉妹のお姉ちゃんの方が実は人間ではなくてロボの精霊みたいな存在で、カミングアウトした記念すべきこの日、妹に操縦を託して姉妹での魂の結合が行われたということ。それ以外に、あのロボが何だったのかとか、妹ちゃん王女かよ、とか、そういう部分についての説明はまだ一切ない。でも、それでいいんじゃないかな。今作で見せたいのは最後に流れたエンディング(オープニング)映像からもロボの立ち回りであることは明白だし、顔見せのエピソードでその部分を見せつけてくれるのはありがたい。 ロボについても、ロボだロボだとはいいながら、別にあれ、ロボでなくてもいいんだ。空中から突然召喚して、一切機械のイメージ無しのしなやかな動きでのバトルになっているので、「ちょっとでかいスタンド」みたいなもんだと思えばそれでいいんじゃなかろうか。チンピラの方の脳筋ロボは登場シーンも含めて絶妙なダサさだったが、主人公機の方はオサレさにキレがあって個人的には良いものだと思う。ボロボロのマントをまとっての登場シーンは水を媒介にしており、まさに召喚獣みたいな趣き。若い人は誰もわかっちゃくれないだろうが、「魔動王グランゾート」で初めてアクアビートを召喚したときの高揚感が蘇る。ロボ的な機械設定などすっぱりと切り捨てて、一種の能力バトルものとして先鋭化してくれれば、ロボが苦手な私でもバトルが楽しめるんじゃなかろうか。すでにOP映像に大量の「変な」ロボが登場して個性的な攻撃方法を見せてくれているため、今後の展開に期待がかかる。 まー、言うても設定事態になにか尖った部分があるというわけでもなし、途中ですぐに飽きる可能性もあるが、何はともあれオリジナル作品である。期待を込めて見てもいいんじゃなかろうか。中の人は、あやねる幼女と、その妹さんは本渡楓。最近いい感じでメインが増えてきてますね。他にもズラリと今をときめく女性キャスト陣が名前を連ねており、今後の女の子フィーバーも楽しめそうだ。あんまり露骨なエロ萌え方向に押し出さなくていいので、ガチでぶつかる「ロボットで戦う女の子」が見たいですね。 次はフルスポイラでお会いしましょう。(ギリギリ公開前に間に合った)
Collective Forces (1)(W)(W) R ソーサリー 増呪 - あなたのコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを1体タップする。 次のうちから1つか複数を選ぶ。 「対象の、パワー4以上のクリーチャー1体を破壊する」 「対象のエンチャントを破壊する」 「対象のプレイヤーのコントロールする全てのクリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く」 白・黒・赤に与えられた「Collective/集団的」サイクルの白。サイクルの仕様は、どれも比較的コストの軽い増呪ソーサリーで、増呪コストにマナ以外の色特性が与えられているというもの。白のコストはクリーチャーのタップというシンプルなもので、使用感は召集呪文や昔懐かしの共謀呪文にも似ている。こちらの呪文のメインは当然除去モード。性能は「復仇(JOU)」なのでそこそこだが、この効果で腐ることの方が稀なので、とりあえず必殺モードがあるのは安心。増呪コストも手軽なので、後はお好みでオプションを付けていけばいいだけだが、ま、普通に考えたら下のモードを使わない理由も無いだろう。仮にクリーチャーが1体だけだったとしても、単にタップするだけでカウンターが乗るならおまけとしてはでかすぎる。手軽にふざけんなの一言。エンチャント除去だけは使えるタイミングが限られているが、すでに2つのモードだけでもお腹いっぱいなわけで、それがついでのついでにもう一仕事出来てしまうというんだから汎用性のバケモノである。メインでコレ積んでおけば、とりあえずエンチャント対策に困ることはないだろう。現在は似たような仕事をする「ドロモカの命令」があるのでポジション争いは微妙なところだが、ドロコマと比較されるという時点でチートなのだし、下のモードの有用性を考えればドロコマより強い可能性も充分ある。だからさぁ、これ以上トークン系のデッキが強くなるのはさぁ。
Courageous Outrider 勇敢な先導 (3)(W) U クリーチャー・人間、スカウト 3/4 〜が戦場に出たとき、あなたのライブラリを上から4枚見る。あなたはその中から人間・カードを1枚公開し、それを手札に加えても良い。残りのカードを任意の順番であなたのライブラリの下に置く。 お友達連れてくるマン。挙動が近いのはアポカリプスに収録されていた「募兵官(APC)」などのサイクルで、現在も下の環境では「ゴブリンの首謀者(APC)」が活躍中。異なる点は最大でも1枚しか手に入れられない部分だが、まぁ、元々相当な密度でデッキを組んでも2枚以上手に入れる確率はそこまで高くなかったので、大きなマイナスにはならないだろう。その分こいつはコストに対して充分なステータスを手に入れ、そして何より、今をときめく種族・人間である。仕事が終わってしまえば単なるバニラというのは一見地味に見えるが、元々人間ってのは素材単体の味ではなく連なっていくシナジーを本懐とするクリーチャー。人間が人間を呼ぶ人間算が安定して維持出来る潤滑油なら、むしろその本懐に沿った理想の形といえる。「変位エルドラージ」などのブリンクとの相性もよく、「サリアの副官」や「反射魔道士」と合わせて、「奇妙な幕間」で回すなんてのも面白そうだ。まぁ、4マナというコストは人間デッキでは相当重い方なので、この辺のコスト域に出番があるかと言われたら微妙ではあるのだが……。ちなみにリミテッドの場合、「イニ影」が多ければ赤の人狼軍団の多くが人間なので力を合わせやすかったが、今回は赤にほとんど人間がいなくなっているので緑白の専用ツールになりそう。今回もヤバい人間クリーチャー、多いですよ……。
Sigarda’s Aid (シガルダの援助) (W) R エンチャント あなたはオーラや装備品・呪文を、それらが瞬速を持つかのように唱えても良い。 装備品があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはそれを対象のあなたのコントロールするクリーチャーにつけてもよい。 イラストだけ見るとなんか「天使さま、ちょっとそれとって」みたいなすげぇ気楽なシチュエーションに見えるな。渡してるのもよりによってハンマーだし、日曜大工やってるお父さんのお手伝いみたいだ。何でよりによってその武器を持ってきたんだ、っていう。しかし、唯一人間に味方し続けるシガルダさんの支援は割とガチ。わずか1マナで置ける割にはオーラと装備品という2つのタイプをフォロー。どちらもコンバットトリックとして運用出来るほか、さらに装備コストを1回全額負担。こいつぁ豪儀だね。現在そこまでヤバい装備品ってのは存在しないが、コストの軽さもあり、各方面に変な影響を与えそう。エンチャントレス系、呪禁バントなんかでも割とアリなのではないだろうか。個人的には、アタックスルーからの「生体融合外骨格(SOM)」っていう悪夢を実現してみたいです。
Subjugator Angel (4)(W)(W) U クリーチャー・天使 4/3 飛行 〜が戦場に出たとき、あなたの対戦相手のコントロールする全てのクリーチャーをタップする。 なんかもう、怖すぎるし能力ひどすぎるし。色んな意味で終末を告げそうな天使。ステータス自体はそこそこだが、なんと小脇に抱えた能力が全軍タップ。攻撃全通し。そりゃ勝つだろ。最悪そのターンに勝てなくても、天使が増えてるから次のターンには勝てるだろ。ウィニー系で畳みかけた最後の一撃にぴったり。もちろん、逆に腰の重いデッキで使った場合は単なるバニラで終わる可能性が高いので、相手デッキとの相性、自分のデッキでやりたいことと噛み合わないと単なる怖い顔。「本質の変転」あたりで使い回すとより怖い顔が満喫出来るぞ。あまりに怖い顔なので、こいつが死んでもアヴァシン様が全然お怒りにならない。
○「orange」 6 今期のアニメ一覧を見て「orange」って書いてあったから昔チャンピオンで連載していたサッカー漫画がアニメ化?! って思った人間は日本に俺だけではないはずだ。まぁ、今更あれをやられてもこまるんだけど。 素直に、「続きが気になるアニメ」だった。未来の自分からの手紙を読んで、未来の姿をほんのちょっとだけ知った状態で都合のいいルートを選んでいく。その部分だけ見れば近年はやりのループものに通じる部分もあるが、何の変哲もない学園ドラマにこの「ちょっとだけSF」要素を混ぜ込んでいるのが新鮮。聞けば今作は映画化までしているようで、なかなかの人気作品ということなのだろう。そこまで斬新というほどの設定でもないのだろうが、色々と工夫の凝らしがいがあるし、この先のストーリーがどう展開していくかが楽しみだ。 別に奇を衒った驚きのストーリーが展開する必要はない。「未来の自分」の情景も同時に描かれているということは、おそらく「手紙による指示がなかった世界線」と「手紙を読んだ世界線」という2つの軸があり、今作は後者を中心に描くというデザインだろう。そして、「本当はこうだったけど、ちょっとした差からこんな未来になったよ」という枝分かれの様子が見えるというだけでも充分面白い。もちろん、描かれる「ほんのちょっとの差」の部分は学園ドラマ以外の何ものでもないので、そうした青春ストーリーを飽きさせずにアニメーションの俎上にのせる技術は必要になるだろうが、1話目を見た段階では、今後もちゃんとストーリーから引き離さずに見せてくれるだけの素材はあるんじゃないかと期待している。監督の浜崎博嗣については、「どっかで見たけど何の人だっけ」って思って調べて直近に「テラフォーマーズ」とか「ブレイドアンドソウル」っていう名前が出てきて「やべぇ」って思ったが、「シュタゲ」なんかにも関わってた人ではある。シュタゲとコレ、奇しくも世界線の間で揺れ動くお話ですね。まぁ、テラフォーマーズは不幸な事故だったと思って、改めて観ようじゃありませんか。1話目段階では、友達どうしで集まってわいわいやってるところの描写なんかは楽しかったし、適宜アニメなりにシーンをつまむ裁量も問題なさそうなので、尺の問題も押さえてきちんとシリーズをまとめてくれることを願っています。 中の人は、まぁ、安定の花澤ボイスである。今期メインはこれくらい? 実は、「26歳の声を演じる花澤香菜」ってすごい貴重だよ。これまでの仕事で二十歳以上の役って本当に数えるほどしかないんじゃないかな。実年齢に近い役なんてかなりレアだ。まぁ、実際は高校生役なのでいつもと変わらないんだけども。そして、個人的にやっぱり良いなぁと思うのはパン屋の子ですね。っつうか高森奈津美ですね。奈津姉ぇは相変わらずエネルギーの塊みたいな役が回ってくるなぁ。美味しいポジションですよ。正直、キャラデザがちょっと特徴的なので慣れるまでに少し時間がかかるかと思ったんだけど、パン屋の子に対するハードルが声のおかげで一気に下がり、すんなり受け入れられました。声オタ釣るのってホント簡単やね。 ○「ツキウタ。 THE ANIMATION」 4 今期2チーム目のアイドルグループが登場。もう、最近はそっち方面のアイドルが増えすぎて、誰がどこのメンバーだかもさっぱり分かりませんわ。キャストがどれくらい被っているかなんてのも昔は確認してたかもしれないが、もう確認する気力も湧かないな。カッキーが「B-PROJECT」と被ってることは分かった。 アイドルアニメの花盛りはまだまだ続くようだが、これだけ大量のアイドルが押し寄せてきて、ファンは消化しきれているのだろうか。わたしゃせいぜいラブライブとアイマスちょこちょこ見ている程度だし、それらだって中の人中心に見ているので混乱は少ないのだが、こうして見るとやっぱり男性キャストって選択幅が狭いようで、多分3つ4つとアイドルグループを並べたら、その中で2つ3つを兼任しているキャストなんてのも沢山いるんじゃなかろうか。アイマス系、ラブライブ系がほぼキャストを分けて存在してるのって、やっぱり女性声優の選択肢が多いことの現れなんだろうな。もし2つのグループにまたがってるキャストがいて、その人のファンだった場合、やっぱりどっちのグループも追いかけることになるのかねぇ。 中の人のことばかり気にしてしまうが、アニメ作品としてはまだ先が見えない部分が多い。1話目ではまさかの「いちファンの弟」という予想外過ぎる切り口から攻めてきたため、アイドルグループ全体の姿はさっぱり見えないまま終わった。いや、散々見せてくれてたんだろうけど、中の人以外の識別要素がないので(そしてそもそも覚える気があんまり無いので)キャラを「個体」として識別するには至らない。次週からアイドルグループ中心の話になれば少しずつ浸透していくのかもしれないが……どうなるんだろう。「B-PROJECT」は中心に女の子がいてくれたおかげで見やすかったが、多分今作はあの弟君のお姉ちゃんがずっと出てくるなんてことはないよね。ひょっとして1話1話でヒロインポジションが違うのかな。いや、そもそも女の子はもう出てこないのかも。どういう展開になるか予想出来ないので、今後も予断を許さない状況です。個人的に「監督が川崎逸朗」の時点で警戒心強めなので、ここからはまり込むことは無いと思うんだよね。 映像面についても、ちょっと柔らかめというか、ユルめのデザインになっており、うたプリとかに比べるとより「アニメ的な」デザイン。そしてこれがCGモーションになって動くのが個人的にはなんか馴染まない。いや、アニメ画っていう意味では男性向けアイドルアニメの方がずっとアニメ寄りなんだけど、野郎がメインのアイドルものだと、もっと線が細くてシュッとしてる方が見やすい気がするんだよね。絶妙に「かわいい系」を狙ってるデザインなのかな。こればっかりはターゲット層じゃないからよく分からないや。多分俺にピンと来られても困るだろうしな。「全員に月の名前がついてるから覚えやすいですよ」っていう配慮があるみたいだけど、それだったらいっそ「十二ヶ月擬人化アニメ」の方が見たい。すげぇ暑苦しい8月君とかが出てくんの。「血液型くん」と同じノリやな。実際、もうどっかでやってそうだな。過去には「長男」から「十三男」までの全員兄弟で覚えなさい、っていう恐ろしいアニメもありましたよね……。 というわけで、「B-PROJECT」との差別化は難しいのだが、第一印象ではちょっと焦点がぼやけたのでしばらく様子見。多分、「どっちもやっぱり辛い」で終わる気はするんだけど。ちなみに、1話目は弟君のCVが松井恵理子っていうのが一番のサプライズだった。全然気付かなカッター。ちなみにお姉ちゃんはブリドカットセーラ恵美だった。色んな情報が素通りして最終的に女性キャストの名前しか残らないタイプの脳です。 ○「タブー・タトゥー」 5 いかにもラノベラノベしい作品だな! と思った時にラノベ原作じゃない法則。またアライブか! 畜生め! 「ラノベラノベしい」の定義が全く分からないが、ほら、あれだ、J.C.STAFF製作で渡部高志監督作品だ。大体そう考えておいて間違いないだろう。1話に至ってはコンテが岩崎良明、総作監に藤井昌宏が参加している。もう、完璧だ。渡部監督の全体構造に懐かしさと、どこか退屈なマンネリ感を覚え、それでも藤井さんの仕上げた画だからメリハリがあって可愛いなぁと思い、「お、割と見られるじゃん」と思ったら岩崎さんのコンテなのだ。もう、何度歩んだものか、この道を。 そんなわけでラノベではないのですが、まぁ、導入その他展開はラノベというか少年漫画的王道。いくら何でも肝心のタトゥーをもらった経緯が適当過ぎる気がするが、タトゥーを渡したおっさんがCV速水奨であることを考えれば、単なる偶然ってこともないだろう。後からちゃんと主人公の生い立ちやらなんやらでフォローが入るはずだ。強さを求め、他人のことを考えられるという主人公の設定はまさに一昔前からの少年漫画の模範例。最近なら「うしおととら」の潮あたりが近いわけで、そう考えれば何とも歴史の重みを感じる(いや、普通だけど)。そしてそんな生真面目で勝ち気な中学生が曲がり角で女の子とぶつかって物語が始まるなんて、完璧な出だしではないか。まだまだ日本には、こんなものが沢山転がっているのである。 漫画原作ということはいくらか画作りはしやすくなっているはず。画の見せやすさなのか、原作の良さなのか、アクションシーンの作り込みは「単なるラノベアニメ」なんて十把一絡げにして語るのは申し訳ないレベル(だからラノベじゃない)。今時古風な、純粋に拳と拳でぶつかり合う戦闘シーンを逃げずにしっかりと描き込んであり、何とも奇っ怪なカメラアングルやら手の動きなんかも、動きを作っている動画マンの心意気を感じる完成度。最近のJ.C.は本当に出す作品が軒並み丁寧な出来、一昔前の粗製濫造の代名詞みたいな扱いが嘘みたいだ。もしこのまま「熱血バトルアクション」を維持出来るなら、今作独自の売り込みも出来るんじゃなかろうか。まぁ、最後に謎のスペルが発動してしまったけども。 いいところはたくさんあるので注目していたいが、やっぱり筋立てはナニなのでしばらくは様子見かな。女の子も可愛いし、上手くはまればググっと興味も湧くかもしれない。特に、「中尉どの」じゃない方の幼馴染みの子ね。CV安済知佳ですからね。そりゃ可愛いですね。ちかぺが何の裏もない普通の女学生を演じてるのってひょっとしたら初めて見たかもしれないな。またみかこしはビーストテイマーの称号を維持し続けているのだろうか……。 変わりなき世に、最終話。だれかチトさん柄の光る布地を実際につくってください。 最終話だからって特別なことなんてやってやるもんか。いつも通りの日常が過ぎていくだけだぜ! 今週は突如思い立った真琴がローブを作りに行くお話。すげぇ、まるで魔女みたいだ。Aパートのほとんどが真琴とチトさんの2人の対話になっており、おそらく史上もっともチトさんの台詞(?)が多い回といえるだろう。もう、それだけで満足な感すらある。その他にも、今回のチトさんは上に下にと大活躍。まず、これまで誰よりも大人で良識のある人物(?)として描かれてきたチトさんだが、そこはやっぱり猫なので、バリバリはやってしまうみたいです。真琴にもママさんにも指摘されて気まずくて逃げ出すチトさんが最高にキュート。悪いことしたって分かってるんだよな。その他の細かい動作の「猫らしさ」も本当に素晴らしい描写が多く、冒頭の座布団でののび、そしてホウキの上で香箱を組む様子なんかが絶妙なリアル加減。しかし、あの真琴のホウキってやっぱり不思議な存在感だなぁ。棒の上ならまだしも、ホウキの先の部分(あれなんていうんだろう)にチトさんがどっしり座って問題無いってことは、多分あの形状で硬質化(固定化?)してるんだろうけど。以前からの描写を見るに、ホウキが一本ふわっと浮くというより、ホウキを依り代にして回りの空間に浮く地場みたいなものを発生させてる感じなのかな。あ、あと座ってる真琴のストッキング(略) 布地を買いに行く道すがら、オールスター総出演の様相で茜姉ぇや犬養さん、なおちゃんにも遭遇してるあたりがちょっと最終回っぽさ。でも、実際にお店に着いてから魅せてくれるのはやっぱりチトさんです。自分柄の布、ほしいんだぁ……。 Bパート、千夏ちゃんも加わり、今度は幼女のためのローブ作り。「鶴の恩返しと同じです」の一言に容赦無くふすまを開け放つ千夏ちゃんに溢れ出んばかりの君主の才能を感じる。「最後はおじいさんおばあさんも開けてたじゃん」ってのは恐ろしい論法だな。この子、本当に物怖じしねーな。でもまぁ、それがイヤミにならずに魅力になるのも千夏ちゃんの強みだから。無事に完成したローブは素晴らしい出来で、千夏ちゃんも上機嫌。真琴は料理も上手だし裁縫も達者だし、本当に良い嫁になりそうだよなぁ。ちなみに、妹が針仕事に勤しんでいる中、姉は酒飲んで友達に絡んでました。個人的には踏みつぶされそうだったアル君が心配だったけど、生きててなによりです。 あ、そういえばこのアニメには圭っていう男の子もいましたね……忘れた頃にポロッと登場する圭の不思議な存在感。でもドーナツ。千夏ちゃんに食べられるなら望むところだ。まぁ、今までの茜姉ぇの破天荒な振る舞いを考えれば、ドーナツにするくらいの魔法はひょっとしたらあるかもしれませんからね。その茜さんはべろんべろんで帰宅しながらも、縁側でなかなかのマジカルサプライズに遭遇。こうして何の前触れもなく突然異界の扉が開くのも今作ならではだ。土の魚で「どんぎょ」。よく分からないけどマンドレイクが好物なんですかね。魚なんてへたしたらちょっと気持ち悪いくらいの存在のはずなのに、不思議と可愛い土魚の群れ(なお、土魚を追いかけるチトさんがもっとカワイイ模様)。 ラストはエンディングテロップを流しながらのねぷた祭り。祭りのお話をがっつりやるのかと思ってたけど、ねぷらみたいに絢爛豪華なお祭りは全部描こうとすると大変なので、ラストの華やかな雰囲気を何となく醸し出す止め絵で勘弁。これだけでも充分に日本の夏は感じられますかね。あくまでも日常、それがふらいんぐうぃっち。 あ、終わった……終わったのか……そうか……。いい、最終回だった……。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(06/09)
(06/08)
(06/08)
(06/07)
(06/06)
(06/05)
(06/04)
(06/04)
(06/03)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|