最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「食戟のソーマ 弐ノ皿」 5 こんな中途半端なトコからはじまるんだっけ? まだ1年も経ってないのによく思い出せなかったのでちょっとびっくり。原作はあんまり熱心に読む漫画じゃないのでこの大会の結末すら思い出せない始末だったが、オープニング映像見たら大体思い出せたわ。ある意味ネタバレOPやな。 基本的には1期目から変更は無し。スタッフも一緒だし、これ以上無いくらいに純正の分割2クール目だ。まぁ、こんだけ間が空けばスケジュールに余裕はあっただろうし、1期同様に作画クオリティの高いアニメにしてくれるだろう。ただ、1期の感想で書いた通り、やっぱり個人的にはあんまり好きな漫画じゃないんだよな。料理にワクワク感がないっつうか、試合展開が地味っつうか。1話目は薙切妹と創真の対決だったけど、相変わらず審査員が懇切丁寧に説明してくれるだけの展開だからなぁ。先達の料理漫画みたいに、もっと料理自体がトチ狂ってくれればいいんだけど。 でもまぁ、キャラは悪くないからね。1話であっという間にアリスが負けちゃったのは残念だが、ありす独特のトンガリ目のへちょ顔が可愛い。そして、今シーズンは作中でも屈指の濃さを誇る美作が出てくるので、そのあたりの変な演出にも期待しよう。そう言えば前クールに種田梨沙のレギュラーが一本も無かったからアニメキャラの声聞くの久しぶりな気がする。
PR ○「B-PROJECT〜鼓動*アンビシャス〜」 5 また新たなアイドルグループが爆誕したわけか。それにしても人数多いな……。ちなみに、「おっ、またアイドルものか、男性アイドルはうたプリ以来かな〜」って思って考えてたら割と最近いたわ。石膏ボーイズ。 アイドルアニメはまだまだ尽きることを知らず。元々男性向けコンテンツとして先行していたアイドルアニメジャンルだが、ここに来てグイグイ女性向けも数を増し、今や追い越す勢いだ。今作はもう、なんか全部が全部「うたプリ」の焼き直しみたいな印象。まぁ、アイドルアニメってそんなに話のバリエーションが作れるようなもんでもないし、やってることが同じになるのはしょうがないのだけど。すでに出来上がっているグループ内に、新たなスタッフとして素人っぽい女の子(やや引っ込み思案)が転がり込んで、アイドルのサポートをしていくという展開だ。ちなみにCVは金元寿子だ。見事なチョイスだな。 女性向けと男性向けの違いって、男性向けだとまだアイドルとして完成していない女の子を描くことが主眼にあるのに、女性向けだとある程度成立しているアイドルの活躍を描くことの方が多いよね。男の場合は頑張ってる女の子を見て「守ってあげなきゃ」とか「僕が支える」みたいなのが主たる動機になって、女性の場合は「ついていきたいわ」みたいなところに目的意識があるからなのかね。 画のセンスはうたプリに引けを取るものではない。まだまだはっちゃけるには助走が必要だろうが、すでにイメージ映像のアホさ加減なんかでなにかの片鱗が感じられる。ヒロインの女の子の顔芸が豊かなのははっきりうたプリと違うところで、可愛い女の子を理由に見る男性視聴者からすれば嬉しい部分だ。ほら、うたプリヒロインってなんか終始ギアスを発動してるみたいで怖かったし。ただまぁ、シナリオ部分になにかを期待するのはやめておこうな。1話目はベタな切り出しと言っても、「なんでお前らプロのスタッフなのに素人の女の子に指摘されるまで譜面のミスに気付かねぇんだよ」とか、その辺適当だからな。つばさちゃんの存在価値を示すためのエピソードだってのは分かるのだが、設定ガバガバすぎんだろ。 ま、うたプリ同様に一歩引いたところから何となく観られればそれでいいかな。多分「少年ハリウッド」みたいなヤバい中毒性は無いはず。無いといいな。 ○「Rewrite」 3 すげぇ、なんだこの1時間……ここまで何が起こったのか分からないのは久しぶりの体験かもしれないぞ。 いっつも言ってることだが、別に第1話で全部分からせる必要なんてないし、無理に分かるようにして脚本が歪むなんて言語道断。分からないなら分からないなりの、導入ってのはいくらでもある。ただ、最低限1話目でやって欲しいこととしては、「このアニメのこの部分を見て欲しい」「ここが面白いんです」ってのを提示することだ。前クールだったら「カバネリ」なんかも1話は壮絶な展開でついていくのがやっとだったが、それでもとにかくアクションとデザインで見せてくれたわけで、「なんだか分からんがとにかく良し」を体現することが出来ていた。その他にも、「色んなヒロインが出てきてほんわかできますよ」とか、「ひねくれたギャグが仕込んであって随所でニヤッとしますよ」とか、いざとなったら「中身は無いけどとにかくエロいですよ」でもいい。そういうことが分かれば、2話目以降を見ていくきっかけが出来る。1時間スペシャルってことで尺は倍あるわけで、これを有効利用した「リゼロ」って作品もあった。あの作品は確実に「シナリオ部分にこんな仕掛けがあって、ドキドキする展開をこの後も提供しますよ」っていう喧伝を一時間費やすことで見せてくれたのだ。 翻って、今作はどうだろう。何がやりたいのかがさっぱり分からない。まず、どんな世界なのかさっぱり分からないし、何アニメなのか、元を辿って何ゲームなのかが分からない。そりゃ学園にヒロインがいっぱい出てきて顔見せしてくれたんだから、販売元がKeyであることも含めれば「そういう」ゲームなのだろうが、主人公のキャラが絶えず過去の記憶にチクチクされながら、例によって軽口多めの主人公気質なのに上っ面はアウトロー気味に構えている。突っかかってくる男の生きてる意味も分からんし、主人公が何も考えずに回りの人間に愛想を振りまき、トンデモ世界でのドタバタに巻き込まれても順応性高めでアクションしてる意味も分からない。夢世界(?)で出てきたプレデターみたいなのの画面で浮き方も相当なもので、どこがこの作品世界の根幹なのかが全く分からない。ここまで拠り所が無く、何を中心に見たらいいのかが分からない作品は本当に久しぶりだ。 これで画が整っていれば何となく「まぁ、可愛いからいいか」で済む部分もあるのだが、なんだろう、1話目時点で画に惹きつけられる部分がほとんど無い。エイトビットならもうちょっとCG部分も含めて出来ることがあったと思うのだが……。監督は天衝氏だし、正直言って構成に期待していた部分はあるのだが(何しろあの「グリザイア」シリーズを曲がりなりにもまとめあげた人である)、ちょっと今回のお話はいくら何でもついていけなかった。構成がどうにも忙しなく、「なんだか元々のゲームのシーンを切り貼りしてる感が強いなぁ」というので抵抗があったし、その繋ぎも雑に見えてしまうので、1つ1つのシーンが作品としてまとまっているように見えない。なんだか、1時間もの無闇に長いPVを見せられているような感覚である。この1話目の説明不足は、「何が起こったか分からないし、気になるから2話目も見なくちゃな!」っていう好奇心を煽る仕掛けとして敢えてやっているのか、それともナチュラルに分かりにくい構成で垂れ流しているだけなのか……。なんか、後者な気がするんだよな。ま、ぶっちゃけKeyの系列作品って軒並み相性が悪いから警戒してる部分もあるんだけどさ。 そんなわけで、やっぱりこの警戒心の水準が下がることはなさそうな1話目でしたとさ。いいところを探すとしたら……ヒロインが千和なところとか……。 「少年メイド」 4→5 気付けば馴染んでました。ショタに興味は無いですが、決して邪魔になる文化ではないですね(ヤバい兆候)。 元々は「な〜んか薄味だし、あまりにもフォーマットそのまんまだから特に欠点がなくても入ってくるものも無さそう」っていう第一印象で、実際、その部分については特に間違った予見ではなかった。最後まで千尋がメイド然として仕事をしているところを回りの大人達や友達がやんわり見つめているだけの構図は、お世辞にも刺激のあるものではない。でもまぁ、「それでいい」シナリオ構成が思いの外丁寧なところでね。ショタなんてのは割と尖った趣味趣向だと思っていたので拒否反応があったのだが、どっちかっていうとショタというよりは「健やかな子供の成長を見守る」作品だったので、余計な警戒心は解けて年寄り的に「素直で元気な子供は良いものですね」っていう気持ちになれた。短パン少年が元気に働く様子はとても健全ですね(ヤバい兆候)。 そして、いじられるのは基本的に千尋だけど、彼を中心にして様々な「家族の在り方」みたいなものに触れていくストーリーラインは、退屈することなく適度に推移が窺える内容。母を亡くした千尋、そして円と実母の関係性。真剣に悩み始めると結構重めのテーマではあるのだが、そこを深刻になりすぎずにハートフルにまとめてくれたのはありがたい。世の男の子というものは、いくつになっても「母親の話」ってのに弱いものでね。甲斐甲斐しく働く千尋を見ていると、「母親がいるうちに孝行しとかないとなぁ」という気分になってくる。いや、そんな深刻ではなく、何となくね。CVゆかりんの千尋ママン、1話目時点で故人だったので出番なんて無いかと思ってたのに、想像以上に活躍してくれたな。 同じ時期に「SUPER LOVERS」という劇物が混ざっていたために、相対的にこの柔らかさがありがたかったです。味が濃すぎるものと柔らかめのもの、同時摂取でショタの勉強には良いシーズンだったんじゃないでしょうか。今後のアニメ業界はどれくらいショタが台頭してくるんでしょうね(ヤバい兆候)。 ○「ラブライブ!サンシャイン!!」 6 「ラブライブ!」の後に付けて格好良くなる超人の名前が他に無いかなー、って考えた結果、優秀賞は「ラブライブ! パルテノン!!」に決定しました。時点は「ラブライブ! ザ・コンステレーション」。 アホな話題から入ってみたが、押しも押されもせぬ今期注目番組の1つ。何しろその前身があれだけのヒットコンテンツになってしまったわけで、正統な「続編」と銘打たれた今作に注目が集まるのは当然のことだろう。個人的には、「ラブライブ」という作品は好きだったが、あくまでμ‘sのファンとしてアニメを楽しんでいたという立場なので、そのμ‘sが過去のものとなり、裏方に回った今作は一切タッチせずに初の視聴。そりゃな、出たての声優が集まってアニメも何も出てない状態なら私にとってはAKBやらなんやら、その辺のアイドルと差は無いわけでね、事前に追いかけようとは思うまいよ。アニメが始まった今日この日からがスタートである。 そんなわけで初見だが、まぁ、予定通りといった出だしだろうか。まさか作中で「START:DASH」が流れるとは思っていなかったのでそこは嬉しい不意打ち。「アクア」を押していきたい制作陣はμ‘sとは完全に分けて扱うだろうと思っていたので、早くも1話目でμ‘sの音源、映像を使ってきたのは予想外である。こうして「過去に成功したもの」を使っていくことは、全く持って正しい戦略性であり、使えるものを使うのは「ずるい」ではなく「賢い」である。引き合いに出す例として正しいかどうかは微妙だが、過去にワクワクしながら「キディ・ガーランド」を見ていたのに全然「キディ・グレイド」のエクレールたちが出てこずもやもやした、なんて経験もあるので、さっさと世界観を接続し、使えるものはガンガン使っていってほしい。私は、「μ‘sの物語の続編」をやってもらえる方が嬉しいわけで、この導入は安易な釣り餌としては充分なものだ。 しかし、そうして過去の栄光にばかりすがりついていては、新たな作品として独り立ちは出来ない。今作は改めて「アクア」というグループを一大コンテンツとして作りあげていく必要があるわけで、そのためには魅力的なドラマ作りが必須。つまり、過去の栄光のおいしいトコロはしっかり利用しながら、新たな物語を「違うもの」として提供していく必要がある。そうして「違う点」に注目して見ると、今作はキャラデザはまるきり同じ。ぶっちゃけ1話目を見ただけじゃとてもじゃないがキャラの差別化は図れず、しばらくは苦労しそう。先入観はあるかもしれないが、正直μ‘sの9人よりも今回の方が区別するのが大変そうだ。しかし、物語の導入はもちろん元祖とは違っており、休学してて学校にいない奴やら、転校生やらといった導入で、ここからどうやって最終的に「ウチも入れて9人や!」まで辿り付くのか、そのあたりが最初の山場ということになるだろう。もちろん、今回はさっさとメンバーを揃えて、大会での試合の様子を事細かに描いていく、なんて展開でも悪くはないだろうが、ラブライブっていう商品の性格上、多分学校から外に出るまでは時間がかかる気がするんだよね。 個々のキャラについては、まぁ、思い返せばラブライブ1期だってしばらくは覚えられなかったし。俺、基本的に感想書き始めたのも2期からだしな。どこぞの西木野さんレベルのクラッシャーさえいなければ別にいいかな、っていうレベル。中の人はほとんどが初見だから何とも言えないが……穂乃果ポジションのメインの子は無難にこなしてますね。会長と中二病、黒髪2人が若干怪しいかなぁ。中二病の方は作り声だったから変な演技になってただけな気もするけど。イエローバスターがゴーカイイエローに追いつけるかどうか、今後の声優業界に注目。 後は海のイメージなんかを上手く使って、「ラブライブらしさ」を活かしつつ「アクアらしさ」にどう切り替えていくかが見もの。いっそのこと旧作では絶対出来なかったような無茶な冒険をしてもらうのもいいかもしれないゾ。μ‘sメンバーが突然殴り込みに来て9対9の個人戦マッチとかどうだろう(少年ジャンプ脳)。矢澤先輩弱そう。東條先輩強そう。このアニメは私を「なんやねんこのクソみたいに下手な似非関西弁のデブは」から「あぁ〜のんたんマジ聖母なんじゃ〜」に変えることが出来るかな?! (当方、かよちん推しです) あ、ちなみに脇キャラにかな恵ちゃんとアスミスがいたので、もうそっちでユニットつくってライブ活動始めちゃえばいいじゃん、とか思ったのは内緒です。 7月1日 ドラフト模様(SOI×3) ピック順 【Serra】→【Alessi】→【Sea-chicken】→【Thraxi】→【Mei】→【Sangriter】→
なんと、6人戦のイニストラードは実に一ヶ月ぶり。その間にアイツは一体どれだけの経験値を積み、どれだけの高みへ行ってしまったのか。今回を含めてあとわずか3回というこの環境、我々の戦況は少しでも揺るがすことが出来るのか……。 え? あと3回しかないの? そして、話聞いてて分かったけど、異界月環境って試合数めっちゃ少ないの? 異界月の発売が7/22で、次のカラディシュの発売日が9/30。純粋に金曜日の数だけカウントすると10回こっきり。間にお盆休みとか挟むから多分それより2,3回は少なくなりそうだ。……あのー、僕すでに3箱予約してるんですが。9試合分なんですが。…………シールド戦とか、ダブドラとか、何とかなるやろ。 どうでもいい業務連絡。帰宅後に気付いたので間違ってたら申し訳ないが、今回金払ってない人いない? もし心当たりがある人がいて、来週まで覚えてたら払ってくれ。
「坂本ですが?」 5→4 んー、あんまり。 やりたいネタの方向は分かるけど、これって本当にネタがワンパターンしかないからね。流石にアニメで1クール引っ張るような作品ではないよなぁ。「リコーダーとランドセル」と同じように5分アニメとかで良かった気がする。いや、それだけじゃ描けないドラマもあったんだろうが……でも、ネタが長くなればなるほど、間延びして退屈になった傾向があるからなぁ。アニメにするのがすごく難しいネタ回しなんだよ。坂本が絡むネタって、彼の「大仰さ」をどれだけ見せるかっていう展開なので、短くまとめるわけにいかないんだ。引っ張って引っ張って、ぶっ飛んだ姿を見せなきゃいけないからね。おかげで、短くまとめてテンポ良く、っていう方向には作り込めない。もちろん、大々的に映像として作ることに成功すれば見映えがするんだろうけど、どこかで「抜く」部分も必要なので完全に「詰める」方向だけでは話が成立しない。そのあたりのバランスは漫画だと読み手側が勝手に調整出来るのだが、アニメだとどうしてもタイムスケールの上に乗せなきゃいけないので、どうしてもネタが押しつけがましくなってしまう。どういうオチになっちゃうか分かっているのに溜めて溜めて溜めているタイミングって、なんか白々しくなっちゃうのよね。 そのあたりの難局を打開するための1つの方策が「あり得ない声優の揃え方」という斜め上の方向性だったのだが、個人的には「わざわざこんなキャスト使ってるのにチョイ役だけって……」という勿体ないお化けが見えてしまう体質。特に女性キャスト陣はあんまりキャラに差も無い「小道具」でしかないからなぁ。結局このネタ回しなら全部グリリバさんが持っていくことになるし。まぁ、彼の新しい伝説キャラクターが増えたと思えばそれでいいのかな。あ、石田彰は相変わらずおいしいポジションです。 「マギ シンドバッドの冒険」 5→5 良いアニメでしたよね。いちいち驚くような突出した部分は無いけど、毎週楽しく観られる、お手本のような冒険活劇でした。 今作は、言わば究極のネタバレが終わっているようなお話。何せこのシンドバッドがあのシンドバッドになることはみんな分かっているわけで、後は「成功者がどんどん成功すると分かっていることを見るだけのお仕事」である。番狂わせなど起こりようもなく、着実に「あの時代」へ向かうだけ。そういう意味では一切紛れが起こらないので、劇的なシーンなんてものはそうそうあるわけじゃない。でも、それで別に構わないんだよね。予定調和は害悪じゃないんだ。「あの将来」を知っているおかげで、シンを取り巻く1つ1つの事件や人物がどのように収束していくかが見えて、全ての要素がある意味で伏線になっているとも言える。「人を惹きつける魅力のある人物」の成長物語は、充分に「人を惹きつける物語」になってたんじゃないでしょうか。元祖「アラビアンナイト」からの翻案とかも上手い具合に機能してたし、子供に読ませたいファンタジーになっている。 振り返ってみると、私はこういう「偉大な人物がまだ無名だった頃の冒険譚」っていうジャンルが好きなのかも。遙か昔、まだラノベにラノベという名前すらついていなかった時代、僕はファンタジーに入門したのが「ロードス島戦記」なんだけど、そのロードス島の中に「傭兵王」と呼ばれるカシューという人物が登場する。ざっくり説明すれば、まさにこのアニメのシンと同じように、たたき上げで一介の傭兵から国の頂点まで登り詰めた究極の成り上がり者なのだが、あるところで、このカシューの傭兵時代の物語が編纂されたことがあり、私はその本がとても好きだった。未だに実家に帰ると読み返すことが多い。「あの大人物を作りあげたのはこういう過去だったのか」という納得があるし、後の世に大きな影響を及ぼすことになるちっちゃな出来事とか、そういう話は読んでいてとても夢がある。今作は、なんだかそうした「懐かしい暖かみ」みたいなものを感じることが出来る作品だった。 笑ってしまうのは、「あの将来」には「あのCV」もついているので、シン役の小野Dを皮切りに、回りの豪華キャスト陣が全員若者役で頑張っているところ。中でもジャーファルなんて子供代表だからね。櫻井のこんなに幼い役、なかなか昨今じゃ聞けませんよ。他にもスパルトス、ドラコーン、そしてヒナホホと揃った八人将が全員若々しいのはやっぱり面白い。改めて「マギ」本編を見直してこいつらがどんな活躍をしていたのかを見直したくなってくるな。これ、まだまだ「マギ」本編との間には物語があるってことなんだよね。こっちの作品での2期目とかないもんかな。 ○「ReLIFE」 6 やめろ、このアニメは俺に効く。……やめて……マジで……。 「若返って高校に行く」だけなら、まぁ、斬新な設定ではないだろう。どこぞの名探偵なんて高校生が小学校に行ってるわけだし、日本のアニメ漫画でもっとも多い(当社調べ)舞台である高校に高校生以外を送り込むために若返るってのは、割と前例のあるお話だ。しかし、その主人公が「夢破れたニート」で、何らかの副産物としてのトラブルではなく、確固たる目的意識を持って「高校から人生をやり直す」というのは割と新しいんじゃないだろうか。「俺、大人なのに」というギャップは非常にシンプルなネタ回しなのだが、分かりやすいだけに身につまされるというか、実感が湧くというか。これ、本当に見る人によって見え方が全然違うアニメになりそう。高校生が見たところで、多分この実感は絶対に得られないだろう。立派に社会に出て働いている大人が見てもまた違う見え方になるし、仕事も出来ずに、ただ人生を無為にしているニートが見れば、……見れば………………うわぁああん! 人生を無気力に生きるクソ虫から見れば、このアニメで主人公が挑むミッションは、まさにドラマの主題となるべき一大決心、大冒険である。「JKと合法的に!」なんてのはわくわくもんなのだろうが、まず、新太が漏らした「毎朝起きて高校に通うなんて……」という時点で切実。「よく当時はそんなことが出来たな」と。いや、普通の社会人も「毎朝起きて会社に行く」はやってるんだろうけど! でもね! それが巨大な壁に見える人種もいるの! ほら、自由業の人とか、フリーランスの人とか、世界の時間に縛られない、そういう職種の人のことだよ。もう、そういう細かい部分からなにから、「あ、つらい」というのがびしびし身体に突き刺さるアニメなのである。今更高3レベルの数学のテストを受ける苦しみとか、想像するだけで地獄だよ。なまじ「昔は出来てた」っていう記憶があるだけに、全てが忘却の彼方にある自分を認識したら、本当に打ちのめされそう……。 いやいや、今作はそうした絶望感を楽しむだけのアニメではないはずだ。今後は学園生活が少しずつ楽しくなっていくんじゃないかな。主人公はニートでこそあるが(より正確に言えば就職活動をしている人間は定義上ニートですらないが)、旧友と呑みに行ったり、頑張って就活面接に行ったり、それなりに社会に適応しようとしている人間であり、昨今のラノベで出てくるようなクソ野郎ではない。突飛な状況設定にしばらくは戸惑うかもしれないが、落ち着いて来たら割と普通に高校生活が送れるんじゃなかろうか。そうしたら楽しい部分だってあるのかもしれないし、なにか明るいニュースが入ってくることを期待したい。 だってさぁ、同じクラスにCV茅野・CV戸松・CV上しゃまっていう女の子たちが並んでいて、さらに担任がみゆきちなんだぜ。もう、この時点で勝ち組じゃん。隣に戸松系女子とか、もう、理想の高校生活の80%を達成したようなもんじゃん。僕のところにも来てくれません金、ReLIVEの社員さん……。 映像面に取り立てて見るべき点はないのだが、女の子はそれなりに可愛く描けているし、そこまで動画を気にするような作品でもないだろう。今後のスクールライフが楽しくなることを祈っております。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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