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							最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。						 
					「ドリフターズ」 6→7  大層愉快なアニメでございました。ここで終わるのは本当に勿体ないのだが、原作が無いなら致し方ない。  どこぞで見た表現だと「僕の考えた最強の英霊戦争」。まー、原作者自身もおそらくFateシリーズやその他の作品に感化されて「自分なりに過去の偉人たちをぶつけられるならどうするだろう」みたいなところからスタートさせた作品なのだろう。そうしたモチベーションならばキャラへの思い入れも強くなるだろうし、「やりたいから描く」作品であればこその、本気の掘り下げと溢れる愛情が感じられる。その時点で大きなアドバンテージには違いない。  そして、Fateシリーズと違って白眉なのは、そうした「偉人たちの大戦争」のテーマを更に「異世界転生もの」として昇華した点。別にエルフやドワーフがいる世界でやる必要があるというわけではないのだが、「全然知らない文化どうしがぶつかる」というバトルの形式なら、味方軍も相手軍も「知らないフィールド」でやらなければフェアではなかろうし、英霊戦争に加えてファンタジー世界のお約束ネタまでぶっ込めば、もう設定だけでもお腹いっぱい。あわよくば、足りない部分は読者が勝手に補完するくらいのものだ。広げたい放題、無茶をやりたい放題。そんな好き勝手な真っ白キャンバスに、ヒラコー色を塗りたくるのである。シリアスとギャグのシームレスな切り替えも気持ちいい要素。そりゃ現世になにがしかの足跡を刻み込んだような問題児が山ほど異世界に送られたら、こんな風なカオスになるし、個性のぶつかり合いからいくらでもネタが溢れてくるわけだ。世が世なら人の上に立つような人間ばかりが集まっての子供のような陣取り合戦。分かりやすく、盛り上げやすい。この設定、本当に良く考えたもんである。  個人的に感心したのは信長の立ち位置で、今作だけを見れば、ぶっちゃけ主人公は豊久ではなく信長の方である。一応「頭」として豊久を立てたわけだが、それだって信長が過去の経験から学んだ「天下の取り方」の1つの現れであるし、基本的にお話は「信長がいかにこの世界でのし上がるか」が描かれているだけ。豊久はあくまでその道具の1つでしかない。本当なら「信長の野望・異世界バージョン」と題されてもおかしくない内容なのである。しかし、そんな設定のはずなのに、「主人公」豊久のキャラが全く埋もれることなく、しっかり信長をも喰らって「主人公」になっているのが絶妙な配置。天下の織田信長を「優秀な参謀」ポジションに据え、妖怪クビオイテケを主人公にするとか、一体どんな判断なんだろう。お見事としか言いようがない。見事に「少年漫画テイスト」をプラスに働かせ、容赦無く敵兵を叩き斬るだけで、豊久はキャラが成立していたのだ。まぁ、ひでぇヤツなのは間違いないが……。  こうして原作が持つ「色々ずっこい面白さ」を、アニメでも気合いの入った映像できっちり維持。近いところでは「ジョジョ」の作画がある気がしていて、テイストこそ全然違うものの、今作もジョジョ同様に「読者の印象に残る1枚絵」はしっかりとアニメに落とし込まれており、ファンにサービスしていこうという精神が窺える。エグいシーンもそのままだし、見得を切ってキメた陰影の強い図柄と、落書きのようなへちょ絵のギャップも実に楽しい。平野耕太作品の持ち味の1つがその絵柄なのは間違いないわけで、アニメではそこを落とさず、むしろ動きをプラスすることで大きな武器にしている。これはおそらく、幸せなアニメ化だったに違いない。次はいつ帰ってくるんでしょうね。20XX年かぁ……。  中の人については、上述の通りなので信長役の内田直哉がMVPな気はするが、もちろん豊久役の中村悠一だって負けちゃいない。最初は違和感があった薩摩弁も、あっという間に「豊久の強さ」の象徴としてなじんでしまった。他にも濃いキャラに濃いキャスティングを遠慮なくぶち込むカロリー計算出来てないバイキングみたいなボリュームが凄まじい。個人的にはラストにキーパーソンとなった土方を長州(山口県)出身の安元がやってるのがなかなか皮肉が聞いていて面白いと思った(たまたまだろうけど)。あとは「また明智光秀が速水なのかよ」とかね。まぁ、「あっち」の光秀とはだいぶ違うようだけども……。 PR 															「船を編む」 5→5  (多分)史上初の辞書アニメ。妙な題材には違いないが、ドラマとしては至極まっとうな造りでしたね。  良くも悪くも手堅い作品。いかにもノイタミナらしいとも言えるが、原作で与えられたものをそのまま忠実にアニメとして仕上げた印象だ(原作読んでないけど)。地味な題材だがヒューマンドラマとしての骨子は出来ているわけで、そこを1クールのアニメにすることには何の問題も無い。起承転結のまとまった、本当に「ドラマ」として優等生的な内容。映像面でも一切崩れることはなく、固めのキャラクターデザインでも固くなり過ぎず、適度に「アニメ的な」演出も交えながら見やすいように工夫されていることが感じられる。「大渡海」という辞書の名前に代表される「言葉の海」というイメージも、アニメならではの演出でもって「活字の流れ」が見えることで、その膨大な数や、流れ続ける動きの大きさを感じさせる。与えられた課題には、失点無く応えた作品といえるのではなかろうか。  ただ、やっぱりそうして「マイナスが無いこと」を評価する以外の方法がない、というのはちょっと勿体ないとは思う。ぶっちゃけ、どこをどういじっても「アニメならではの良さ」を見せつけるには不向きな題材なのだ。上述の通り「言葉の海」の演出などはいかにもアニメらしい部分ではあるのだが、それってあくまでイメージ映像であって、この作品の外側を飾り付ける最後の装飾部分に過ぎない。「なくても成立するおまけ」なのである。アニメ独自の見せ方、アニメでしか成し得ない切り出し方を見つけるためには、やはり「動き」が前提になってしまい、ひたすら机に向かって用例採集するだけの毎日は、残念ながらアニメ向きではない。実写映画でもいいし、アニメでもいいのは間違いないのだが、「アニメでなくてもいい」と言われればそれも事実なのである。贅沢な要求ではあるのだが、天下のノイタミナ枠であるから、もう一歩先の、「これは実写映画に勝っているぞ」と太鼓判を押せるような何かが欲しかったところだ。  まぁ、やっぱり贅沢な話ですね。私は実写映画の方は観もせずにわがままなこと言ってるだけだし。もっとしっかりとアニメ・原作小説・実写映画を見比べれば、アニメ独自の頑張りも見えてくるのかもしれないし。西岡の表情の付け方なんかは、ひょっとしたらアニメで輝いてた部分なのかもしれません。あと、じしょたんず。  というわけで、個人的に一番気に入ったキャラは西岡なので、神谷兄ぃは相変わらずいい仕事するなぁ、というのが中の人についての第一印象。神谷・千和カップルってなんだか時代を感じさせるキャスティングよね。そして麦さんの貫禄のお仕事や、金尾さんの頼りがいのある仕事ぶり、ぴかしゃの「どこに出てきても恥ずかしくない」全能感なんかも格別です。キャスティングは本当に贅沢なので、むしろ意識せずにスルスル入ってくるのがありがたかったですね。それにしても、今期の櫻井の眼鏡率の高さは一体何だったんだろうな。  12月24日の深夜24時から翌25日の午前6時までの6時間は1年間で最もたほいやをする人の多い「語彙の6時間」です。貴方の知り合いや友人ももれなくたほいやをしています。普段はヤバい超ヤバいと繰り返すだけのあの娘もたほいやをしています。貴方の世話をしてくれた立派な上司もたほいやをしています。貴方にもし年頃の娘さんや姉・妹がいて、小脇に広辞苑を抱えてお出かけしたのでしたら間違いなくたほいやしてます。貴方と別れたあの娘もあなたの出題した単語を活かして新たな言葉を見つけています。貴方の将来の対戦相手は、「みさごすし」や「にがみかく」でゲラゲラ笑っています。 
 「競女!!!!!!!!」 6→6  実に美しいアニメだったな!(白目)  1話目を見た時点で持った期待にばっちり応えて、一切アクセルを緩めずにゴールイン。文句のつけようがないじゃないですか。唯一の心配は、こんな作品の画に心ケツ注いで描ききったアニメーターのみなさんの精神状態が大丈夫かどうかってことですね。突然賢者モードになったときが心配だし、明らかに人体の動きとしては歪みのある映像なので、この作品の常識に慣れた後に普通のアニメの画に戻るの大変そう。  シナリオラインは単なるスポ根。今期はスポ根ものが多かったので、極論すれば「卓球娘」も「DAYS」もみんな同じといえば同じなのだが、そうしたテンプレが分かりやすければ分かりやすいほど、その上に乗せられた頭のおかしさが際だつ。作中のキャラは全員大まじめで尻や乳を振り回してる時点でもう楽しい。お父さんが娘の晴れ姿を見に来て、乳首を立たせて戦う娘を見て満足して帰る世界が楽しい。作品のカテゴリとしては一応「エロ」にカウントされるはずなのに、一切エロさを感じさせない突き抜けたアホが楽しい。そうだよ、やっぱり日本のアニメにはこの頭の悪さが必要なんだよ。え? 必要ではない? えー。  世界観のアホらしさの時点でもう満足かというと、正確にはそうではない。こうして作り出された「頭の悪すぎる世界」をしっかりと映像にする技術と勇気と頭の悪さが欠かせない。今作の素晴らしいところは、無茶苦茶なシチュエーションでも強引に映像に仕上げるそのこだわり。わけ分かんないのに映像を見せられたら納得しなきゃいけないというその強迫観念。個人的にはヒップ・オブ・バビロンの「これもうグロ画像だろ」っていうレベルの映像美が最高だったんですが、それ以外にも「世の全てを尻に置き換える作業を続けろ」みたいな頭のイカれた数々の映像が本当に素晴らしいと思いました。お薬ちょっと増やしておきますねー。深夜アニメって、結局どこまでいってもサブカルの土壌なんだし、綺麗なことばっかり言ってないでこういう「ここでしか出来ない究極の馬鹿」をフルスイングしてくれる作品ってのは大事だと思うのです。是非とも2期目以降にそのイカレた才能を再充填させてほしいですね。  多数のヒロインが登場する作品だったので中の人界隈も賑やかだったが、今作は素直に主人公の中の人、LynnがMVPってことでいいと思う。あと、渕崎ゆり子の名前をすごく久しぶりに見た気がするのでちょっと嬉しかった。紅蘭も私の青春の1ページでした。  8人たほいやという地獄絵図を経たにも関わらず、その後もメンバーは減らず、むしろ遅れてやってきた連中でさらに増加。我々はこの事態に対策すべく、史上初の試みへと移行する。そう、「2卓同時たほいや」である。5人戦×2。我々のこの猛攻に、広辞苑は耐えることが出来るだろうか。 
  僕がうっかり、2年前に「語彙の6時間のコピペ」を作ってしまったばっかりに、「年末にはたほいやをやらなきゃいけない」という間違った義務感に駆られてやってくる男がいたのです。たほーたほーとうめき声をあげながら、東京からやってくるのです。そんな荒御霊を鎮めるために、我々はわざわざこのクソ寒いのに迎え撃つわけなんですが……残念ながら、実は迎え撃つ側の私たちも迷える魂なのですね。おかげで、気付けば吹きだまりに溜まりすぎて、人数の収拾がつかなくなってしまいました。そして強引に開催された、世にも珍しい8人戦。解答者側からすれば、7択問題という地獄のチャレンジ……。8人戦は1回まわすのに大体3時間くらいかかりましたね。もう脳も定かでないので、今回(と明日)はコメントほぼ無しでとりあえず記録だけはあげときます。まぁ、このブログにあげておくと後々データを検索しやすくなるっていう意味もあるのでね。 
 「装神少女まとい」 5→5  ゆまちんは永遠にゆまちんなのです。それが分かっただけでも僕は満足さ。  アニメオリジナルということで1クールをどのようにまとめるかはなかなか難しいところだったと思うが、無難に落とし前を付けて納得のいくエンディング。決して傑作と褒めそやされるような作品ではなかろうが、後に課題を残さず、すっきりと終わってくれるだけでも割と満足。このくらいのクオリティのオリジナル作品が安定して供給されるようになればアニメ文化も安泰だと思うのだが。  一応カテゴリとしては「魔法少女もの」ということになるが、最近はこのカテゴリも色々と面倒な意味を持ち始めているので、レッテルを貼っても何が何だか分からない場合が多い。しかし、本作は古来より脈々と受け継がれる魔法少女の伝統を守りつつ、しっかり12話で締められるだけのストーリーの起伏を設け、大願を成就して終わる構成が出来ている。メインとなる3人の少女の物語も過不足無く、それぞれに魅力を発揮しながら1つにまとまっていく様子はとても見やすい。そして、どうしたってゆまちんのような素敵可愛いキャラにおいしいトコロを持っていかれがちな真面目系主人公のまといも、伸吾君との家族愛というテーマでしっかり中心に立っており、クライマックスにいたる父娘の関係、そしてクライマックス後の母娘の関係できちんとドラマが出来ている。個人的にどうしても「家族愛」というテーマには弱いのだが、伸吾君の心情をメインで追うお話になっていたおかげで、彼の頑張りには涙腺も緩むってもんですよ。真っ直ぐで良い娘さんに育ちましたよね。伸吾君も娘を子供扱いせずにちゃんと本音でぶつかってくれるいいお父さんでしたし。出来れば、多感な時期の娘さんがいる手前、弟か妹を作るときには計画的にお願いしますね。しかし、あれだけ母と娘が似てると色々といけない妄想も……。  とりあえず、キャラは可愛いし、映像も独自色を出しながら安定していたので「オリジナルアニメ」としての存在感はあったと思う。ストーリーは割とベタなので全体として見るべき点が多いわけではなかったのは残念だが、そんなに度肝を抜かれるような劇的なシナリオがポンポン出てくるわけがないしね。贅沢をいうなら、これくらいの密度のお話なら2クールに伸ばしても充分通用しそうなので、もう少し長い尺で見たかったかもしれない。いうたらプリキュアってこれを1年でやってるわけだしねぇ。キャラに愛着が湧く頃にはすぐにお別れ、ってのが1クール作品の寂しいところよね。  中の人については、当然ゆまちんであるから、つまりは大空直美である。「いなこん」の時にも本当にいい仕事をしてくれたが、今回は吹っ切れ方が実に愉快で痛快。「いいお友達」ポジションを維持しながらもトラブルメイカーとしてお話を引っかき回し、愛嬌だけで突っ走る姿勢は本当にお見事。狸少女も狐少女も今後ガンガン押し出していって欲しいジャンルである。諏訪彩花と戸松に関しては最終的には「ゆまちんの引き立て役」みたいなポジションになってしまったが(あくまで個人の感想です)、三者三様で仕事ができているのだから文句の出るところじゃないわね。 「SHOW BY ROCK!!#」 6→5  ご免、点数下げるよ。あのラストはちょっとなぁ。個人的には「しょ〜と」のノリをずっと続けてくれる方が幸せだったかもしれない。  振り返ってみると、今シーズンは色々と不備が多い。一番の問題はシナリオが面白くならなかったことで、中盤までは「大丈夫、最後にどうにでも盛り上げられる」と思ってダラダラと他のエピソードを見ていたわけだが、たとえば「まぁラストにもう一仕事あるやろ」と思っていたアルカレさんやBVLに一切出番が回ってこず、肩透かしで腰砕けで頭打ちという憂き目にあった。どこかできっと出番があると信じていた夢幻庵も同様。せめて単独でのライブシーンはしっかり一本取って欲しかったよ……。その分のウェイトはどこに回ったかというと……一応、ヴィクトリアスってことになるのかなぁ。でも、大した活躍してないしなぁ。多分、個人的に今期唯一の収入はアイオーンとこの兄妹関係が明らかになったことだと思う。それ以外の部分だと……メイプル社長が割と元気だったこと? ロム・シュウゾー関係もなおざりだったし、プラズマジカのもめ事もなあなあで終わったし、ダガーさんは何もせずに退場したし……駄目だ、やっぱり今回得をしたキャラがほぼいないじゃないか。ちょっと期待しすぎたかなぁ。  いや、でも序盤のノリは相変わらず好きだったから、ずっとダラダラした世界観で見守った方が良かったってことなのかも。下手に「バンドもの」ってことでハードルを上げてしまったこちらにも責任はあるのかもしれない。いうてもサンリオキャラだしな。ハードなお仕事を任せるのではなく、「何となくお約束展開を追いかける」くらいの心持ちでのんびり見ているべきだったのかもしれない。……うー、でも1期はもうちょっと色々あった気がするんだけどなぁ。あ、オープンエンドは最高でしたよ。  なんとも残念。まぁいいや、とりあえず「しょ〜と」を見直してお茶を濁そう。3期ってあるんですかね? 流石にここからまた新しく始まったらシアンは帰る帰る詐欺で訴えられちまうな。  音楽のない演奏会、第12話。これまで幾度となく素晴らしい演奏シーンを叩きつけてきた作品だけに、最後の晴れ舞台は一体どんなクオリティにしなきゃならんのだ、と思っていたが、なるほど、無いのだな。正直、演奏を見たかったという気持ちが無いではないが、結果を考えればこれはこれで良かったのかも。そして何より、演奏シーン無しでここまでドラマが構築出来る構成はやっぱりお見事というしかない。色々と、見たいものは見せてもらいました。  諸々の問題を必死に片付けていたら、あっという間に来てしまった全国大会。北宇治はここまで、一体どれだけ真剣に練習に打ち込んできたことか! ……いや、実はそこはあんまり分からないんだ。練習シーンやトレーニングの苦しさを細かく描いていたのは、実は地区大会前がピークだった。2期に入り、関西大会突破後はあすか問題、麻美子問題、麗奈問題と立て続けに久美子の周りが騒がしくなり、結果的に練習シーンはほとんど描かれなかった。もちろん、その間も久美子を含めた部員たちは必死に練習していたはずなのだが、視聴者サイドからは実感として「苦労の上での成果」が見えてこない。ここで突然劇的な演奏シーンを作られても、ちょっと困ってしまった可能性があるのだ。何故、そうして練習シーンを描いてこなかったかといえば、あけすけな言い方をすれば、大会の結果がこうなることが(製作スタッフには)分かっているから。今回の結果を描くにあたって、練習シーンはそこまで重要ではないし、その延長上にある演奏シーンすらも、今回はウェイトを置くべき存在ではなかったということ。そりゃあった方が嬉しいのは間違いないが、京アニ史上最高クオリティの圧倒的全国大会の演奏は、北宇治が来年度改めて全国まで勝ち上がってきた時に期待しようではないか(あるかなー、あるといいなー)。考えてみれば、主軸であるあすか先輩にブランクがあり、ソロ担当の麗奈も直前までメンタルをやられており、万全の状態とは言えなかった北宇治。そして、関西大会を突破したとはいえ、実際に本気を出し始めたのは今年になってからという急造チームであるのも事実。それが全国大会まで勝ち上がってきた時点ですげぇのであって、もし、滝昇という優秀な指導者が同じペースで来年の大会を見据えて指導したなら、きっと北宇治はさらに一段上のレベルに到達出来るはず。葉月も加わって最強となった2年生軍団がみせるアンサンブルが楽しみですね(あるかなー、あるといいなー)。  こうして演奏シーンを削って描かれたのは、それぞれの「事件」の顛末。あすか先輩の演奏は父親に届き、久美子の演奏、そして気持ちは麻美子に届く。もう、その表情が見られただけでも満足ですよ。残念ながら麗奈の気持ちだけは滝センには(100%は)届かなかったみたいだが、まぁ、滝センはあれでしたたかなところがありますのでね。おそらくずっと前から麗奈のことは重々承知してて、「流石に教師と生徒でそれはまずい」ってんですっとぼけてるんでしょうよ。麗奈さん、卒業して法的に堂々と交際できるようになってからが勝負やで。毎回毎回特大の地雷を叩きつけてくれる麗奈さんだが、今回の告白シーンも最高でしたね。あれが出来るからこその麗奈。そんで、やっておいて顔を真っ赤にして後悔するのが麗奈。あと、真っ先にフォロー入れてくれるいい奴が吉川。まぁ、来年の部長は中川先輩になるっぽいけども。  細かい「結末」はそれぞれに胸に染みるものになっていたが、今回ついでに注目しておきたいのはその他2つのポイント。1つは、前日の旅館の夜をともにした久美子と秀一。久美子って秀一と話す時の声のトーンが母親とかお姉ちゃんと話すときのダルそうなトーンと全く同じなんだよね。ちょっと身体が当たって「あゴメン」っていうトーンとか、本当に秀一のことを欠片も意識してないし、異性だと考えてない感じがナチュラル過ぎて色々とソソる。秀一の方もそのあたりの久美子の性分は分かってるようで、誕生日プレゼントを渡すには渡すのだが、素っ気ない態度がかえって嬉しくなっていたり。まだまだ時間はかかりそうだが、決して脈が無い関係性ではないのです。  そして、もう1つのドラマである「三年生の最後の演奏」という側面。あすか先輩にとっては別な意味での特別な演奏になったわけだが、それ以外の三年生も必死だったのは当然のこと。特に部長先輩の演奏前の演説は色々と感じ入るものがあった。彼女の話に何度も「ここまで来た」というフレーズが出てくることで思い起こされるのが、本作のオープニングである「サウンドスケープ」の歌詞だ。非常にストレートで分かりやすい歌詞の曲で、曲中に出てくる「上手くなりたい、特別になりたい」なんて歌詞はあまりにも露骨で初めて聞いた時に泣きそうになったくらい。そして、今回の三年生チームの「最後の願い」とこの曲がまたリンクする。「何百回挑戦かさねてここまで来た」とか、「一生に一度のために頑張ってきたんだ、お願い100%で挑ませて」とか。結果的にはその夢は届かなかったわけだが、「こんな景色じゃ終われない」と歌詞は続き、「もっともっと遠くへ」「もう一回大げさな夢を探しにいこう」と続いていく。後輩に託された三年生の気持ち、この先も歌い続けて、繋ぎ続けていくことになるのです。 「そして次の曲が始まる、奇跡をおこせ」。  | 
				
					 
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HN:
	 Thraxi 
性別:
	 男性 
趣味:
	 声優のこと全般 
自己紹介:
	 						関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
 
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 
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