最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
全部が全部想定内の展開、なのだけど、第38話。前回予告された時点でこういう話になるなんてことは視聴者は100%分かってるわけですよ。でもそれでいい、それがいい物語。ハートフルでわんだふる。 基本設定から確認しなきゃいけなかったんだけど、こむぎって今何歳くらいだって話ですよ。そっかぁ、言われてみりゃ「子犬の時に拾った」という認識だけで具体的にいくつくらいなのかってあんまりイメージなかったんだよな。今回のお話を経ても詳細な年齢は分からないけど、以前の記憶がほとんどなかったことを考えると、拾われた時に1、2歳くらいだったと考えるのが妥当かな? だとするとそこから2年経って3〜4歳くらいか。「こむぎが犬飼家に来てまだ2年」ってのが結構な驚きでしたけどね。ちなみにせっかくなので猫組にも意識を向けておくと、似たような境遇での出会いだったまゆとユキだが、こちらは出会ったタイミングでのまゆがかなりロリだったことから、多分1、2年レベルではなく前な気がする。今Wikiで確認したら「小学4年生の冬」らしいので4年前か。その当時がまだ子猫だったことを考えると……あれ、こむぎとあんま変わんないかな。「多分ユキの方がこむぎよりお姉さん」くらいのざっくりした認識でいいのかしらね。 というわけでこむぎの「過去話」である。まぁ、野良犬を拾っちゃった時点でこういう話になる可能性はあったわけで、さらに近年は保護犬の飼育などがペット業界のスタンダードになりつつあることからも、今後ペットを飼いたいと思っている人はいつ遭遇してもおかしくないシチュエーションである(まぁ、迷子犬の保護の場合だけなのでレアケースには違いないが)。ただ、今回のお話の場合は「迷子犬」というか、元の飼い主との仲介業者の不手際でこむぎを管理できてなかっただけの話なので、原因を考えるとずさんな管理体制だったボランティアのおばちゃんのせいということになってしまうのだが。当時のこむぎさんの心情を考えるとさ、元の飼い主の栗原さんに会いたい一心でケージを自力で脱出したわけじゃない。そこから必死に外を出歩くも、子犬一匹の力ではどうしようもなくて力尽きてたところをいろはに保護されたわけでしょ? そんであまりの疲労やショックで記憶まで失ってるわけで。一歩間違えばのたれ死んでたことを考えるとかなりハードな状況に追い込まれていたわけだ。ほんで栗原さんの入ってる施設が電車で向かった山奥だったことを考えると、普通は栗原さんちもそこからそう遠くない場所にあるわけで、こむぎが当時どれだけの距離を移動してアニマルタウンに行き着いたのかを考えると切なくもなる。今が幸せだからいいようなものの……。 ということで「ペットの管理はしっかりしろよ」が今回の教訓だ。いや、違うけども。今回実際に試練に立たされたのはこむぎではなくいろはの方。こむぎを飼い始めた時の両親との約束、そして栗原さん側の心情。それを考えたら「返還」もやむなしというのが理屈の上での答え。しかし、多感な中学生がそんな結論を受け入れられるはずもないし、こむぎとの絆を思えばイヤダイヤダと駄々をこねて暴れることだって出来ただろう。しかし、我らがいろはさんはしっかりと現実を受け止め、最大限の道理を通しながら、最後にはきちんと自分の思いを貫いている。ここまで礼節を守った行動ができる中学2年生もなかなかいないだろう。誰1人不幸にしない振る舞いができる、今回のMVPは間違いなくいろはである。まぁ、栗原さんが優しい人でよかったというだけの話でもあるんだけどさ。最後に本人(本犬)から訴えられちゃ、犬好きは断れませんよ。この世界の住人、動物の人間化に寛容すぎる気もするんだけど、そもそも日本人は割とその辺を受け入れやすい土壌があるのかもしれない。私だって常々「猫が恩返しにこないかなぁ」とか思ってたし。 というわけで無事にこむぎのオリジンも分かったし、飼い主とペットの絆に不安要素は無くなった(流石にユキさんの「元の飼い主」は出てこないだろう)。残りの不安要素は……ニコさん、なんでどさくさで人間態になってたんでしょうね? 次回で久しぶりにガオウが動き出すみたいなので、そのための臨戦体制でしょうか。次回予告がアレな感じになってたけど……もうここまで来たらわんぷりは「追加戦士なし」を公式設定にしてニコ様はアディッショナルで処理してほしい。いくらなんでも40話で参戦する追加キュアなんていねぇだろ、と思ったが、ムーンライトが33話だそうで……うーん。 他にも気になるトピックとして、今回はザクロさんがお休みでトラメきゅんが初の連戦。てっきり深い意味はない当番制だと思っていたので、順番がズレたのはちょっと意外。そして今回もユキさんが人間態オンリーだったため、なんと猫姿のユキは2週連続で登場せずという事態に。猫組がサブの話が続いているのでしょうがないのだが、そろそろお姿を拝見したい。まー、ユキさん自身は今回もこむぎを相手にいい仕事してくれているので文句はないんだけど。代わりに動物態で頑張ってくれているのが大福さんで、今回もワンポイントの出演ながら良い働きをしてくれていましたね。今回のいろはにとって重めのタスクを、きちんと「彼氏ができたあと」に回してくれるあたりはスタッフの優しさだよな。悟がブレなければいろはも心強いしね。その割に、今回ガオガオーンの正体解説をトラメきゅんがしちゃってたけどな。「高速移動のせいで分身して見える」相手を音で見破るという全く分からない理屈で打倒したのも、きっと悟のサポートがなかったせいなのだろう。勝てばよかろうなのだ。 PR ワシかてミミちゃんの胸の中で咽び泣きたい時はあるんやで……第53話。殺伐とした世界の中で、ミミちゃんの変な声は癒されるなぁ……。もちろん中の人の胸の中でも可。未だこのツイートを超える幸福を見たことがない。 さぁ、今回も中の人トークがしたいだけで記事を書いているが、通常だったら「クール終盤にやたらボスキャラとかどんでん返しで湧いてくる」ことが有名な石田彰ボイスが、今期は純度1億%で2作品も並び立っているという、精神衛生上非常に良くない状況。どちらも頭がイカれている(いつも通り)、どちらもヴァイオレンスがすぎる(まぁいつも通り?)、両方とも相手のことを1ミリも考えない理不尽婚活をしている(?!)という嫌すぎる共通点を持つ2人の石田彰のうち1人は、めでたく魔女教大罪司教となった。ほんとに大罪司教ってすげぇよな。ペテルギウス1体であれだけやりたい放題やり散らかしていたのに、それと同じ濃度のやつが一気に4人も。いや、「同じ濃度」かどうかはまだ分かんないけどね。少なくとも憤怒と強欲の2人はここまでの登場シーンだけで充分インパクトは残してくれたよ。何が起きても「石田彰ならしょうがない」だし、何をやっても「ちかぺが酔っ払ってんだろうな」だし。憤怒のシリウスにいたっては、前回までで匂わせてたペテルギウスとの関係性すら単なる妄言ストーカー行為だったことが判明し、「なんであんなヤバいやつにストーカーするもっとヤバいやつがいるんだよ」ってんで絶望に絶望が追加される。まぁ、絶望のミルフィーユ構造こそがリゼロの真骨頂ですからね。いや、何もそんな最悪な方向に重ねなくても。 ベア子との共闘もあって、スバルにとっては最悪の事態、「命を長らえる」展開で時間が進んでしまった。まぁあの様子ならエミリアはしばらく殺されたりはしないだろうが、どうせ石田彰なので次の瞬間には興味ゼロになってなんの躊躇いもなく殺される可能性だってある。ほんとのほんとに大罪司教連中がスタンドアローンで動いていたなら、その行動など読めるはずもないのでほぼ詰みだっただろう。しかし、どうやらこのヘンテコな水の街を舞台に、大罪司教たちはなんと「共同戦線」を張っている様子。いや、シリウスとレグルスの関係を見るに、あんまり積極的に協力してるようにも見えないが……少なくとも「4体同時」にこの街に出現して制圧行動を行っているのは偶然ではないはず。つまりここから、ペテルギウスクラスの鬼畜難敵4体を同時に対処しなければならないというお話。まぁ、こちらも味方サイドとして王選候補者が集ってるので、さながら最大トーナメントの様相ですよ。王選候補者連中にエミリアを助けるモチベがあるかどうかは知らんが。少なくとも街を守る大義名分はあるからね。 現時点で気になるのは、「憤怒と強欲がやべーのは分かったけど、やっつけくさい登場だったの残りの2匹はどうだろう?」という部分。一番地味な登場だった「暴食」。CVはこれまたキチピー役には定評もある河西健吾。どんな特性があるだろう。そして最後に登場した「色欲」は台詞の中身だけ聞くとどこぞの幼女軍人を思い出させるCV悠木碧な変人。こちらも顔を見せただけなので実力の程は完全に未知数。いくらなんでも濃いキャラが4体も同時に暴れたら互いに潰し合いそうなもんだが……どうなりますかね。展開としてはジャンプ漫画キッズには心躍るものだけどね。 ほんでこの展開なのにサブタイトルがゴージャスタイガーっていうね。ぶっちゃけガーフを中心に置いていい事件規模じゃない気がするのだが……まぁ、やる気がある仲間が多いのは良いことだ。 ○「齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定 season2」 ― 正直に白状します、1話目の録画ミスって見られてません。流石に50本を超える新番組を地上波だのBSだのと必死に追いかけているのでミスの1つや2つはどうしても発生してしまうのですよ。どーでもいい作品なら大したダメージじゃないんだけど、本作は1期がそこそこ楽しかったので、久しぶりの再開1回目が観られなかったのはちょっと悔しい。確か1期はAT-Xで放送してたはずなのに、今期はBSでしかキャッチできなかったもんでリピートもなかったのが辛いわ。わずか2年の間にどういう取り決めがあったんだろう。 でもまぁ、15分アニメなので被害は軽微だと思っておこう。思い出すための復習パートとかあったら押さえときたかったんだけどね。相変わらずのぷにっと丸っこいデザインと無体な筋運びは数多あるなろう作品の中でも出色の出来。これを作ってるのが日本じゃなくて中国だってのは喜ぶべきなのか、嘆くべきなのか。未だその底が知れぬ中国アニメ業界だが、こちらの作品はかなり「既存の日本アニメ」に近いものが表現できてるし、このレベルでの大量生産が可能になったら日本だとか中国だとかいうくくりにこだわらずにアニメを堪能したいところですね。 この1週間でエンディングの映像を無限リピートしてたことだけは報告しておきますね、第2話。なんの因果か今作がどうにも気になるポジションまで上り詰めている謎。 何が悪いって、1話目のインパクトの強さ、そして中の人への興味から公式で配信してるラジオ、そしてそこで繰り広げられる1話のオーディオコメンタリーを聞いてしまったことなんですよね。そんなことしたら愛着とまで言わずとも関心は高まるわけで、また中の人がどうにも今作への熱情を迸らせてましてな。まぁ、そりゃここまでキレッキレのメインヒロイン任されたらテンションが上がるのもやむなしではあるのだが。おかげで内容に関しての余計な情報がいろいろ増えてしまい、「30秒くらいで収めるはずだった変身バンクが気づいたら70秒超えてた」とかいう馬鹿馬鹿しい頑張りに裏打ちされたアニメだってことを考えながら観ちゃうわけよ。興味を持ったアニメは注意して観るのでより興味が湧くし、序盤でなおざりに処理しちゃったアニメは興味が薄れてフェードアウトしがち。そう考えると序盤の1、2話ってやっぱり生命線よな。 てなわけでこの馬鹿馬鹿しくもクレイジーなアニメは楽しく観られる側の作品となりました。まー、毎週感想を残すに値するかどうかはまだ定かじゃないが、2話ではいきなり核弾頭のような雲母先輩というカードを切ってきたために勢いは衰えず。ギャグとホラーって紙一重で、これ、マジで子供が見たら泣くまであるぞ。1人1人のキャラの細部にまでギャグ漫画としての爪痕を残そうという制作理念はお見事。南波のキャラの意味の分からん統一感というか、ぶれない信念みたいなものも変な見応えがあり、ひたすらポーズを維持するためにプルプルしてんのに誰も突っ込まない、みたいな無駄すぎるネタ回しは好き。あと「母性溢れすぎる異常者」が「精神年齢低すぎる異常者」とマッチングして仲良くしてるなんて設定もさらっと出してくるにはエグすぎるんだけど妙にハマってんのもナイス。ほんでツッコミに回らなきゃいけないコタローも常識人のふりしてどっか壊れてるしね。良いバランス感覚だよほんとに。 もちろんそれもこれも中心にいるぷにるのキャラのおかげなわけで、多分今期はずっとこの「かわいいぼく」を追い続けることになるのだろう。Wiki見にいったらぷにるの変身後のバリエーションが全部リスト化されててワロタ。なんのこだわりだよ。ほんでワルイプニルの「影を用いて他者の悪心を促す」っていうパルテノンみたいな能力なんなんだよ。デザインが絶妙に格好いいぞコンチクショー。 ○「ありふれた職業で世界最強 3rd Season」 ― 3期ですってよ。長きにわたる蓄積は、1話目から出てくるハーレムヒロインの数でよく分かるネ。 正直に白状します。切ります。2期の時点でろくすっぽ真面目に観てなかった作品なので、大量の女の子の蓄積に一切の意味を見出せず、誰が誰なのかもさっぱり分かってないのでこれ以上観る価値も権利もないと判断します。2期の時点でN話切りシステムが確立してれば多分切ってた作品だろうから、その判断が2年ちょっと遅れたというだけですよ。 ちなみに、2年のブランクの果てに「制作スタジオがアスリードに一本化した」という変化があるのだが、アスリードって気づいたらこの作品の専用スタジオみたいになっとる(ここ5年でほぼこれしか作ってない)。おかげで作画クオリティは実は良い方なのだけどね。全ては蓄積するなろう遺産を支えきれない俺の脆弱な記憶力と意志力のせいだ。 ○「さよなら竜生、こんにちは人生」 5 オープニングで表示されるタイトルの英字が「Goodbye Dragon Life」だけなのなんでだよ。ちゃんと「Welcome human life」まで責任もてよ。冗長だと思ってるなら日本語タイトルもシェイプアップしとけ。 堂々たるなろうアニメ。特に理由なき転生、そして当然のように「竜種の力」とやらを使いこなしてしまう主人公。その理屈でチートが身につくなら、主人公とおんなじような身の上のチート人間がそこらじゅうにいないとおかしい気がするんだが大丈夫か。 まぁ、そんなとこにいちいち筆を割いてらんねぇよ、というのが現代なろう文化なのだからもう何も言うまい。ただ、文句からスタートしてみたが第一印象はそこまで悪くはない。そして決して良くもない。なんだろ、なろう独特の臭気というか、個人的に「憎らしいと感じる要素」は割と脱臭されており、上述の通りのチートのお披露目についても主人公があまりに淡々と偉ぶるでも悪ぶるでもなく開陳していくものだから、「まぁ、そういうもんなんやろな」くらいで終わってしまう。よく言えばクセがない。そして悪く言えば味もしない。そんなぼやっとした第1話である。 そしてこの「味が薄い」感覚だけならマイナス評価で終わるのだが、唯一の見どころである蛇娘が可愛かった部分がややプラス。トータルでギリ標準点という判断である。そう、蛇っ子は普通に可愛かったと思う。まー「純朴巨乳婚活蛇娘」とかいう都合の良すぎる存在なのは相変わらずだが、登場シーンでの動きのコミカルさなんかは「そこだけ見せたいアニメかな?」と思うくらいにはアピールポイントになっている。また、1話目から発情しっぱなしというパーフェクトなろう展開はどう考えてもクソ要素だが、そこからまさかのお別れで、「いやハーレム展開ちゃうんかい!」というので一本取られた。まぁ、どうせこのあと戻ってきてハーレム要員になるのだから結果は一緒だろうけど(ソースは救いようがないオープニング)。いっそ、主人公が毎回違う女に出逢いながらも淡々と処理して誰にもフラグ立てない、みたいな変なアニメだったら面白かったかも。 ま、多分来週の展開いかんで普通に切る候補にはなると思います。映像は並並&並だし、強く惹かれる要因はほんとに蛇娘だけなのよね。……ラミアに魅力を感じるのは「モンスター娘のお医者さん」以来人生2度目。 ユニット名のトップが「トマ」なのはどうかと思うの、第2話。まー、その辺の順序にこだわりが無い3人が集まっちまったんだろうけども……平気で受け入れる「とま」もどうかと思う。 さぁて一気に色々動く。普通に考えたら今期だって決して尺に余裕があるわけではないだろうから、さっさと話を回していかないと1クールなんてあっという間だ。今回のトピックはなんと言っても鬼ナッツの妹、鬼トッマ(そんな呼び方せんやろ)。とりあえず姉と差別化するためには「冬毱」と呼んでおくしかないか。なんとまぁ、ここにきて妹キャラの投入というなかなかの英断で、5人ユニットから9人ユニットになる時に「素朴」「やんちゃ」「銭ゲバ」「科学者」という4人を追加したというのに、更なる2人の追加要員のうち1人で「銭ゲバ」「科学者」要素を被せてくるという恐ろしい采配。いや、科学者ではないかな。でもアイドルアニメの11人の中に「パソコン抱えて分析してる」キャラが2人入ってるって結構すごい偏りよな。最近のアイドルは配信やらなんやらでIT依存度が増しているという示唆なのだろうか。まぁ、それで埋もれる心配をするほど追加メンツがまだ馴染んでないので、どっちかというと驚異の新人に既存メンバーが飲み込まれる不安の方が大きいのだが……。 そうなんだよ、とんでもねぇ飛び込み方だし、言ってることは訳わからんくせして、冬毱のキャラは割と立ってるんだよ。中の人がアレなのは元1年生組のことを思い出せばさしたる問題ではないし、キャラがクール系なので音の高低でそこまでボロは出にくい設定。その上でがっつり「理論派系」を押し出してマルガレーテすらじゃけんに扱う様は、ニコイチでの処理に甘んじていた四季のポジションを容易に脅かすものだろうし、ちょっとやそっとじゃ心を動かさぬという配信・分析者視点は脆弱なる鬼ナッツなど粉砕する可能性がある。よりによってメンバー内でもポジションが微妙極まりない鬼ナッツの妹という圧倒的ビハインドがあったにも関わらず、「もう、姉の方がいらないんじゃないかな」まで思わせてしまいそうなとんでもない若年世代。緑髪のくせに遠慮がないなんてふてぇキャラだ。 そうして「最後の一人」がクドいキャラだったもんで、相対的に一気に丸くなっちゃったマルガレーテのチョロさが浮き彫りになってしまっている感。よりによって「アオじゃなくてムラサキのハコやないか」と思わずにいられない同棲生活までスタートさせ、こいつもまた澁谷かのんという魔性に籠絡されてしまったんだろうな、という同情すら呼び起こされる。いや、でもこれはマルガレーテが悪いんじゃないな。2年間の高校生活を経てグッと主人公パワーを上げてきた澁谷かのんという主人公の手柄というだけだ。初期にはあれだけ引っ込み思案で、ラブライブ主人公とは思えなかったかのんが、いつの間にやらグイグイ周りを引っ張るインフルエンサーポジションを確立させている。薄暗いところから立ち上がり、伸びてきたこともあり、生まれながらの神性を帯びていた高坂穂乃果とも違うし、無邪気に陽光の輝きを放つ高海千歌とも違う。アイドルという現場にもまれ、自らを磨き上げてきた生え抜きのパワー、澁谷かのんである。まぁ、可可という火種と嵐千砂都というエンジンがあってこその超加速ではあるのだが……溌剌としたかのんのパワーを見るだけでも、2年間(2クール間)見守ってきた甲斐があったものだと感慨深い。まぁ、その結果冬毱がどうやって籠絡されるかも気になるところだが。 せっかく姉妹設定にしたのだから、今後は鬼塚姉妹の物語も紡がれなければならない。かつては生徒会長の姉にピギィな妹という上下が分かりやすい姉妹の愛情を描いたことがあるラブライブ。今回はどう見ても「姉が下」の構図だが、どうにも妹から姉へ向ける感情は色々と歪んでいるようにも見える。じっくり描ければ面白い素材になるだろうが、果たして……。 追伸:先週触れそびれたんですが、キャラクターイメージがデフォルメになってもグソクムシなアイドルは流石に可哀想だと思います。せめてピーマンとかブロッコリーで許してあげてよ。
ようやくゴールが見えてきたか、「真剣にコミットしてない作品」の続編。より正直に書くなら「あんま面白いと思ってない作品の続編」である。たそとちゃんりなの夫婦漫才が見たいというニーズにならバッチリ応えてくれるのだが。 相変わらず映像はばっちり。同じ日5枠の「夜桜さん」が大したクオリティではなかったので、入れ替わりで帰ってきた今作のゴリゴリにキメた映像クオリティはより際立っている。キャラも立っているしアクション作画もエフェクトもバリバリ。C2C制作の映像に文句をつける部分は1つもない。ただ、そうして出てきた映像で楽しむべき物語部分がすっぽり抜けており、「俺はゲーム実況を楽しめる身、俺はゲーム実況を楽しめる身……」とひたすら自己暗示をかけないことにはついていけない内容だ。もういっそのこと「ゲーム攻略だ」ってことを記憶から消して単なるファンタジーとして楽しめないかとも思ったが、絶対にそれは許してくれない筋立てなのよねぇ。日曜日はラブライブと時間かぶってるし、切る選択もワンチャンやな。 ○「魔王2099」 6 「Lv1魔王とワンルーム従者」っていうタイトルでも通用するね。なんかワシ、こんなことばっか書いてるな(似たようなアニメばっかり流れてくるんだからしょうがないやろがい)。 などと愚痴ってはみたが、「魔王」「復活」「異世界?」といった食傷キーワードだらけのスタートの割にはちゃんと作れているアニメだと感じて第一印象は良い寄り。「なろうかと思ったらなろうじゃなかった」「お話が成立している」っていうレベルで評価を上げてしまうのは我ながら困りものだが、我々はちゃんとしたお話を欲しているのだからしょうがない。 とはいえ、今作は別に最低ラインを超えてるとかじゃなくてふつーに続きが気になる展開でしたけどね。「魔王様が異世界から転移して現代日本に」というだけならどこぞのワックで働いてる人と同じになってしまうが、今作の場合は転移じゃなく「融合」。さらに500年のブランクがあるということで、ぶっちゃけ「世界がどうなっててもおかしくない」状態。こんな設定にされてしまったら重箱の隅をつついて「ここの設定がおかしいじゃん!」とかいう意味がほとんどなくなってしまい、「まぁ、融合してドタバタした結果そういうテクノロジーになったんやろなぁ」と思うしかないのでとても「諦めやすい」設定なのがうまい(?)。ネオン輝く摩天楼でトボトボ歩く魔王と、それを健気に支えるワンルーム従者。このギャップ満載の取り合わせだけでも出オチ感のあるインスタントな楽しみは得られただろう。それこそ本家(?)「ワンルーム勇者」の時と似たような刺激である。 映像制作は今期やたらと数が多いJ.C.STAFF。確認したら今期は6本同時放送(!?)らしい。まぁ、J.C.の人員ならそこまで問題にならんのだろうし、発表時期がたまたま被っただけかもしれないのでそのこと自体は問題でもなかろう。実際今作は科学技術が発達した「近未来日本」の情景を「魔王様ファンタジー」に上手く取り合わせた映像が綺麗だし、過度に描き込みすぎて見づらくなるということもない良いバランス。このままのクオリティが維持できて、なおかつヒロインも可愛ければ万々歳である。あとはここからいかに陳腐にならずにシナリオで個性を出していくか、結局はそこが問題ですわ。 唯一気になる要素があるとするなら、Wiki情報だと今作は割と新しい作品で、現在3巻まで発表されているとか。つまり、まだまだゴールが見えない途上作品ってことよね。それを現段階でアニメ化してどうまとめるのか、きちんと原作と折り合いをつけてやってほしいところ。 追伸:「ワンルーム勇者」だと秘書が日笠だったけど、こっちの世界では御前がヘンテコ秘書役を務めてるのがとてもとてもしっくりくる。いわゆる2大巨乳声声優である。「巨乳声優」ではない(大事)。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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