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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 キッカワさんな浪川さんにギャラ発生、第7話。あと先週気付いてなかったけどコボルトの中の人が杉田なのかよ。どうせ加工されんだから誰だっていいだろうに。それとも、今後あのコボルトがシナリオに食い込んでくることでもあるんだろうか。

 久しぶりに挿入歌復活。まぁ、今回はそこまで気にならなかったかな。ただ、しっぽりしたムードのところにいきなりロックテイストのインストだったので「また台無しかい!」とは思った。曲が割と薄めにかかってたおかげでその後は大丈夫だったけども。こうして挿入歌バックで割とダイジェスト気味のシーンもあるのに、どっかでは進みが遅いとか言われてるのを見たことあるんだけど、むしろ今回は飛ばし過ぎなくらいだと思ったけどね。

 今回もたっぷりと「メリイさんと仲良くなりたい計画」が進んでいく。冒頭のシホルの勇気ある発言のおかげで、チームで一番へそ曲がりなランタもちょっとは改心。流石にあれだけの苦労話を聞かされてまでメリイを邪険に扱う程の人非人ではないのだ。チームの総意として歩み寄り計画が進められ、ハルヒロが代表してメリイさんに意志を伝え、それをチーム全員がサポートするという流れで、ようやく一歩目を踏み出すことが出来た。ハルヒロの木訥とした訴えは流暢に説得するよりもむしろ効果的で、メリイさんも元々ハルヒロについては認めている節もあったので、彼が素直に心中を話してくれていると思えたことで、ようやく雪解けが進行したようだ。今回残念だったのは、あの雨の会談シーンの後、メリイさんがどのように変化していったかが明確な台詞が無いダイジェストパートで描かれてしまったこと。出来ればもう少しメリイさん視点で「ハルヒロたちがどう見えているのか」っていうのを描き込んでほしかったのだが、残念ながらそのあたりは何となく飛ばされてしまい、気付けば彼女も同じ食卓が囲めるようになっていた。まー、この辺を丁寧にやろうとすると確かにもっさりした感じになってしまうかもしれないので、今回のダイジェスト処理はしょうがないところか。

 一応、1カット1カットの映像は丁寧に意味が込められているので、どういう感情の推移があって「仲間」につながって行くかというのは大体想像出来るようにはなっている。まずもって、ハルヒロ発言を受けたメリイさんの表情が今までに無いような顔(警戒心がなく、どっちかっていうと困ったような顔)が彼女の性根をきちんと表していたのだ。その後のシーンでも彼女の微妙な表情に注意しながら見ていくと、彼女の警戒心が少しずつ薄らいでいく様子が分かって面白い。まだ「微笑める」ところまでは来ていないようだが、確実にチームメイトとしての地盤固めは進んでいるようだ。

 「パーティを殺してしまった神官」と「神官を殺してしまったパーティ」のお話は、どうやらこのままで丸く収まりそうである。そのついでに、彼らの成長の様子も同様にダイジェスト気味に描かれており、各人が手に入れたスキルの話、それに伴って装備品を強化していく話など、RPGをやっていたら一番楽しい部分である。戦士役のモグゾーは装備の強化くらいしかやることねぇかな、と思ってたら「War cry」なんて謎の技を習得してた。この世界の戦士職は割と器用なんだな。その他、ユメがようやく狩人らしく弓矢主体で戦えるようになっていたり、ランタが口だけではなくてしっかりメインアタッカーとしてダメージを稼げるようになっていたり。ここまで各ユニットに個性が出てくれば、それをコントロールする参謀役も手腕のふるい甲斐があるというものだ。ハルヒロもきちんと「仲間を観察する」ことをマスターしているようで、マナト(残留思念)と相談しつつ、確実にリーダー職に落ち着けそう。これならメリイさんもついてきてくれるかな。

 ただ、今回よく分からなかったのは「ゴブリンスレイヤー」という要素が何故こうもネガティブな話として(ほんのちょっとだけ)扱われたのか、ということである。つまり、まわりのパーティは「ゴブリンなんかさっさと卒業してもっと強い魔物を倒さなきゃ」みたいなことを考えてるってことだ。いやぁ、この世界にゴブリン以外のモンスターがいるとは知りませんでしたわ(まぁ、コボルトはいたけど)。他の連中はどこで何を狩ってるんでしょうね。でも、ゴブリン討伐だけで生計が立てられるなら、別に無理してそんな強い奴倒さなくてもいいと思うんだけどね。ゴブリンだってあんだけ強いんだから、町のまわりのゴブリンを掃討する仕事だってそれなりにニーズはあるだろうし。そもそもレベルあげの最中に「もっと難しいところにいけよ」とか、的外れな中傷だよな。ええやん、確実にレベルあげてから次のダンジョンにいけば。死人を出したパーティなんて、どこまで用心したって用心しすぎることはないんだぜ。あんまり誹謗中傷には聞こえないので、今回わざわざサブタイトルにまでなっている「ゴブリンスレイヤー」が彼らのどういう要素を表したいのか、いまいち分かりませんでした。まぁ、本人たちも「来る日も来る日もゴブリンゴブリン……」と言っていたのでショボいことやってる自覚はあるのかもしれないけどさ。「いのちをだいじに」でいいやんか。

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 クオンの尻尾締めは本当に羨ましいよな、第20話。猫の尻尾って、そこまで太くない割には強靱だから割と強そう。エロ漫画とかでありがちな「尻尾が性感帯」設定は無いんですかね。

 激化するトゥスクル大戦。その中で今回も旧作キャラの活躍エピソードである。ついに出ました御大将、ベナウィさん。以前もヤマトの使者が来たシーンではちょこっとだけ映っていたが、台詞有りは今回が初。相変わらず中の人(裸王)のへなちょこさを感じさせない強キャラっぷり。それに合わせて登場する元ヒゲ独身。今にして思うと汚い方の小山さんがアニメ声優として存在感を増したのはやっぱり「うたわれ」以後ってイメージがあるよ。

 今回嬉しかったのは、旧作キャラが問答無用の強さだったこと。こういう「2世もの」ってのは旧作で登場したキャラクター、いわゆるレジェンドをどうやって登場させるかが結構難しい。あんまり強すぎると「じゃぁ新作の方のキャラはいらないよね」ってことになってしまうし、大して活躍出来ないと思い出補正を汚されたみたいで昔からのファンは気分が良くない。「かわらぬ格好良さだけども物語ではそこそこの存在感」みたいなバランスを取るのは非常に難しく、どう頑張っても不満が出てしまうものだ。そこで、今作では思い切った方法でその問題を解消しにきた。なんと、旧作キャラが基本的に敵側なのだ。これなら、2代目キャラに活躍のチャンスを与えつつ、圧倒的強さを有効利用出来る。今回のクロウの活躍なんかはその設定がはっきりとあらわれており、今作キャラのアトゥイ、ヤクトワルトが2人がかりでも余裕。クロウは元々圧倒的な強さで一切弱みを見せなかったキャラであるが、当時からのふてぶてしい強さは健在のまま、さらにクオンの企みを見抜いて遊び相手になりつつ、それでも武人としての矜恃を守って「お嬢が裏切ってるんなら遠慮無く殺す」のスタンスまで。先輩キャラとしては百点満点のポジション取りだ。こうしてみると、今作主人公であるハクがヘタレの頭脳労働キャラというポジショニングもうまく機能していて、これでもしハクオロさんみたいに文武両道だった場合、今回のクロウとの対戦も正面からぶつかる必要があった。ハクの場合、クオンたち味方勢はもちろん、我々視聴者もハナから勝てると思っていないので、情けなく地面を這って逃げる姿に何の文句も無い。先輩キャラを立ててくれる良い2代目である。

 とは言っても、普通に考えたら「大好きだったトゥスクルのキャラたちを悪役扱いして戦わなきゃいけない」というシチュエーションはストレスが溜まるところ。今回の演出を見ると分かるが、今回の戦はトゥスクル側は当然「いわれのない戦を仕組まれた被害者側」であるが、ヤマト軍についても「侵略者」という悪役っぽいニュアンスでは描かれていない。矢面に立っているのが好感度ナンバーワンのムネチカさんだというのが大きいが、これでゴリゴリの悪役であるデコポンポあたりを前に出してきたら、完全にベナウィ無双で終わるところだった。この微妙な「悪くない人」対「悪くない人」というのは、どちらに感情移入して見たらいいのかが分からないので視聴者側としても複雑なものがある。そして、そんな複雑さを現時点で全部背負い込んでもやもやしているのがクオンだ。クオンは故郷が戦争に巻き込まれることについてひとしきり悩んだ後、「この戦争を早く終わらせる」という大義名分でヤマト側に加担することにしたわけだが、やっぱり普通に考えたら食料庫襲撃に手を貸す裏切り者の時点であまり良い身分ではない。彼女の心情が追い切れていない部分はややしんどいので、早くこの中途半端な戦争が終わってほしいところである。まぁ、ミカドが死んだのならこれ以上トゥスクルを攻める大義名分もなくなるんだし、なあなあで終戦しても良いとは思うけど。最前線で戦って部下を失ったムネチカさんとか、それで納得できるもんかなぁ。

 今回の個人的なハイライトは、ハクたちがクロウのところから撤退する時に流れたBGMが「君だけの旅路」のアレンジだったところ。こういう演出って本当にいいよなぁ。こうなると、「キミガタメ」がどこで流れるか、っていうのが今から気になる。まぁ、あるとしても3作目になるだろうが。

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 エンディングはもう、カラ松っつうかよくあるイケメン中村キャラそのまんまやないか、第20話。こうしてみると一番やりやすそうなのってカラ松だな。まぁ、やってる本人が楽しいかどうかは微妙なところだけど。

 今週はあんまり刺さる話ではなかったな。やっぱり六つ子がそれぞれの個性を突出させて暴れる話が一番面白いので、脇キャラに回してしまうと攻撃力は低下する。そして今回メインだった「イヤミの学校」はちょっと理屈が過ぎていて、オチも弱い。……ほら、こうしてなんかえらそうなこと書くと全部滑って見えるのもあのお話の悪いところだ。も〜。

 1本目、「教えてハタ坊」。ものすごく久しぶりにハタ坊メイン回ながら、たった1つの要素だけで引っ張る、今作に多い「執拗な天丼」展開。最初の1回は面白いんだけど、みたいなやつ。ただ、今回は六つ子それぞれがどのようにセッティングされているかで多少のバリエーションはあり、個人的には「あんだけ好き勝手やってるのにまだトド松はカラ松と一緒に釣りに来てくれるのかよ」っていうのが印象深い。あの釣り堀が出てきただけでちょっと笑えるのは、カラ松先生のおかげやで。一松&十四松のコンビについてはもう放っておくしかないが、十四松の犬モードって、いわゆる「よつんばい」の状態ではないんだよね。人間が四つ足になろうとするとどうしたって後ろ足(つまり人間の足)が「膝立ち」になるわけだが、そうではなくて完全に犬と同じ形状になっている。あの着ぐるみの中で十四松は一体どんな格好をしているというのだろうか。そしておそ松だけがやたらと豪華な場所に引きずり回されている謎のシチュエーション。最終的には六つ子全員が「それっぽいところ」に招待されるわけだが……ハタ坊と友人関係ってのも考えものですな。まぁ、友人でなければもっとひどいことが……。

 2本目、「スクール松」。スクール要素は皆無のヤンキーコント。これを見れば分かるが、大体において六つ子でネタを組むと「トド松 or チョロ松で導入」「カラ松でひとネタ」「おそ松で膨らませ」「一松でオチ」「さらに十四松でとどめ」というのがお約束。今回はその中でおそ松・カラ松パートがちょっと長すぎたので中だるみ感が。十四松もコワレ過ぎて何が何だか分からなくなっちゃってるしな。ただ、個人的にはカラ松(の中の人)の「やりなれてる感」は好き。カラ松+ヤンキーがやたらはまっているおかげで、その後に出てくるおそ松の「声が甲高すぎる問題」が引き立つ。そりゃおそ松の中の人だってヤンキーくらい軽々とやれるだろうが、おそ松ヤンキーは格好良くなっちゃ駄目だからな。おそ松さんの畳みかける圧倒的ニートラッシュ、やめろ、その攻撃は俺に効く。別に、おごり目当てで友達呼び出したりはしないよぉ。だって友達いないし……(なお、後輩なら平気で呼び出してしかも驕らせる模様)。

 3本目、「イヤミの学校」。チビ太って、おでん屋やってればある程度の安定収入はあるはずなのに何故かこういうグレーな世界に足を突っ込むよな。まぁ、このパートはチビ太と六つ子も面識が無い設定になっていたし、一種のパラレル(というかシチュエーションコント)なのであんまり関係無いんだろうけども。非常にデリケートな「お笑いとはなんぞ」という問題を、まさかの「今最も売れてるギャグアニメ」が切り込んでしまったという問題作。お笑いにも主義信条や理論理屈はあるのだろうし、提供する側はそうしたものを持っていて然るべきなのだろうが、それって観てる側に垂れ流しちゃった時点でもう駄目なんだよな。今の世の中はテレビなどのメディアの「業界人」と、マスメディアを享受する側の消費者の間の隔たりが薄くなっているのは大きな問題なんじゃないかと思う。本来見せなくていい舞台裏まで見えてしまうし、それを見てちょっとかじった程度の素人が「知ってる気」になってしまうし。「知ってる気」の問題については作中でもイヤミ先生が全身全霊で訴えていたわけだが、流石にそれをネタにされても笑えるところまでは来てないなぁ。なんか、ネタだってことは分かっていても痛々しかった。最初におそ松を「つまらないとかいうと教養の無さが露呈するぞ」とか論破する図も惨めだしなぁ。ま、他の5つについてはおおむね同意だけども……そうそう、十四松については「なまじ本物っぽいから駄目」ってちゃんと十四松のキャラに即して駄目出ししてたのは良かったかも。非常にレアな、「十四松が正面から圧倒されるシーン」である。やっぱりこうしてみると一松と十四松の方向性は被っているので処理が難しいな。十四松の場合は「一生地下劇場で自主演芸やってるモグラ芸人」でも気にならなそうだしなぁ。それにしてもライジングシコースキーはマジでうざい。

 オチ、六つ子たち、声優学校へ行く。「なんかこれなら出来そー」。そりゃ出来るだろうよ。てっぺん取れるだろうよ。ありがとうトト子、君のおかげで若い声優たちの仕事が潰されずにすんだよ。

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 DIOにロードローラー落とされたと思ったら今度は臨也にショベルを落とされる男小野大輔、第31話。まぁ、重機落とされても大丈夫なキャラばっかりってことなわけだが。強いな。

 なんか、微妙にいい話になっていた今回。こういう展開を見てると、実は池袋で一番ハートフルな人間って静ちゃんなんじゃないかって気がしてくるな。とりあえずそれ以外の一切ハートフルじゃない部分から先に処理しておくと、まずは何と言ってもブチギレ波江さん。ダラーズチャットに飛び込んで帝人を恫喝しているのは、過去の恨みも含めて今回の騒動が全部ダラーズのせい、それはつまり帝人のせいだと思い込んでいるから。まぁ、確かに責任の一端が帝人にあるというのは一応事実ではあるのだが、そんなことをいきなり言われても困ってしまう帝人。確かに情報収集能力には長けるし、汲々としながらも上手いことこの激動の時代を渡り歩いてきたのだが、波江さんが求めるような性急な解決策が用意出来るわけではない。チャットルームを荒らされるのは帝人にとっては「ダラーズを荒らされている」ようにも見えるので流石に気分の良いものではなく、田中太郎氏はなんだか慌てて必死にレスを返している。ただ、焦っていたのも最初だけみたいで、次第に波江さんの暴れっぷりから現状を類推、情報収集をこなし、最後に泣きながら逃げたように見えたあの一言も、なんだか仕込み臭いわざとらしさを残しての退場になっていた。今回の波江さんの暴走で、帝人は自分の周りに思った以上にキーパーソンとなりうる人間が潜んでいることを確認した。青葉に関しても改めてその立ち位置を確認しなければならないし、おそらく、その「意外な重要性」に杏里が含まれていることも察知しているのではなかろうか。同時にダラーズの顔役とも言えるドタチンが姿を消すなんて事件も発生している。捉えどころのないダラーズという存在は、誰の意志で、一体どこに着地すればいいのだろう。まともな人間に任せられれば光明も見えるかもしれない……なるほど、頑張れ渡草。

 親友が追い込まれていることをまだ知らない杏里はセルティのところへ向かう途中、そして、そんな杏里は「何も知らないから」と蚊帳の外に置こうとした正臣は、六条に「女の怖さ」を諭される。確かに、未だに「杏里は何も知らないから」とか言っちゃえるのって正臣ぐらいだな。帝人も杏里のことは薄々知っているみたいだし、彼女がどうしようもないくらいに物語の中心に食い込んでいることは、上位の人間からしたら周知の事実である。物語も核心に迫り、再び距離を詰め始めた友達3人組。帝人・正臣・杏里の関係性も、このままどこに転がっていくというのか。

 そして今回の主人公は文句無く平和島静雄その人である。愉快なダークチャリにまたがり町を疾走する静ちゃんのビジュアルは相変わらず愉快で、セルティの愛馬に連れられて事件の中心地となったセルティ捕獲現場へ。罪歌の防壁を余裕で突破し、ついに大ボスである鯨木さんと対面。理屈をこねずに「ダチだから」というその一点だけでセルティを救おうとする静雄を見て、鯨木さんはまたも「嫉妬を覚えます」という悲しい台詞。彼女は行動こそ大胆だが、その心中には色々と繊細なものを抱え込んでいるのである。おそらく彼女の罪歌ならば乗り込んできた静雄を返り討ちにするくらいは難しくないと思うのだが、彼の実直な行動を見て、セルティの取り扱いにも躊躇が生じたようである。元々「単なるビジネス」としての化け物処理を行っていた彼女。セルティを捕縛し、さらに首まで利用して全てを掌中に収めようとしていたモチベーションだって、回りの面々に比べたら大して重要なものではなかった。静雄の行動があまりに自分の持つ想定と異なっていたため、彼女も色々と思うところがあって矢霧のおっさんを切り捨てて静雄に託してみる気になったのかもしれない。

 静雄の迷いない行動原理を表すもう1人のキーパーソンとして、ヴァローナも到着。依頼主こそ鯨木さんであり、ちゃんと彼女の依頼通りに首も持参したものと思われるが、そこで自分の人生を揺るがせた静雄先輩と再会してしまい、再び揺れ惑うヴァローナ。静雄を目の前にしてアイデンティティが揺らいでる女性が2人もいる状態である。なかなか罪作りな男だよ。静雄も初対面の鯨木さんよりも知った仲であるヴァローナの方が話しやすいわけで、彼女に「ものの道理」を諭していたら、いつの間にか鯨木さんもなんだか落ち着いちゃったし、ヴァローナは元々静ちゃんの方に転げかけていた状態だったわけで、改めて説得を受けて割とあっさりほだされてしまったようだ。鯨木さんは仲間になったわけではないが、セルティを巡るこの騒動については、ひとまずここで手打ち……にはならないんだよなぁ。ここで登場、大ボスの裏ボス、折原臨也さん。手っ取り早く静ちゃんを殺そうとした重機アタックは、これまでのようなお遊び要素も排除され、確実に殺しに来ていたアタック。いかに化け物の静雄とて、重機アタックをダイレクトにくらっていたら流石に危なかっただろう。しかしそこはヴァローナの機転でギリギリセーフ。このヴァローナの反応こそが、臨也が独白していた「人間独自の面白い反応」の1つか。ついに直接対決となるか、「犬猿」の旧知。勝手知ったるお互いの電話で対話し、静雄がかける言葉はたった1つの「あばよ」。どちらかが消えてなくなるまで、この喧嘩は終わらない。

 さぁ、どうなる次回。それにしても何で予告がトムさん?

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 ナポリターーン! というわけで行ってまいりました、4DX。私の場合はこれでトータル5回目のガルパンであり、ついにまどマギの4回を超えて「人生で最も通った劇場作品」になってしまった。仕方ないんだ、しばらくすると効果が切れて呼吸が苦しくなるから、定期的に色んなものを補充しないといけないから。まぁ、流石に今回が最後だとは思うけど……あー、でも4DXはもう一回行きたいかも……どうしよう……。

 いやー、人生初体験だったけども、面白かったわー。多分劇場にいた他の人たちも初体験の人が多かったと思うのだが、最初にインスト映像でがっこんがっこん揺れるわ水かかるわで、会場が騒然となっていた。弱い人だったら乗り物酔いするかもしれない、ってのはマジだぜ。あと、結構エグい濡れ方もする。終了時までには乾くから問題ないんだが、ちょっとした背徳感はある気が。まぁ、何から何まで新鮮ではあった。

 とりあえず、まるで最初からこのアトラクションのために作られた映画であるかのような親和性の高さなので、終始揺れっぱなし動きっぱなしで全く退屈しない。お値段は流石にやや高いが、鼠の国や映画の国に行ってアトラクションに乗ることを考えれば、2時間のショーでこれは格安と言っても過言ではなかろう。1回観た人でも行く価値があるのは間違いないし、何度も通ったヘヴィーユーザーでもまた新たな発見が得られるのではなかろうか。戦車とかが絡まないシーンでも、カメラアングルに合わせて微妙に座席が動いたりするので臨場感がひと味違った方向から楽しめる。例えばカメラが右にパンする時は少しずつ右方向にGがかかるようになっていたり、かなり行き届いた設定。こういうのって誰がどうやってプログラムを作ってるのだろう。新しい時代の映画エンターテイメント、おっさんはカルチャーショックを受ける経験でしたよ。

 

 

<以下、一応ネタバレ的要素を含むので、未体験でネタバレが嫌な人は注意>

 


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 今期安元キャラまとめ

 「巨大ロボットを強奪して暴れ、燃料切れの末に逮捕」

 「アイドルのいじめの噂をネットで流した罪で惨殺」

 「ゴブリン」

 「散々辱めを受けた上でよりによってダ女神に浄化される」 ←NEW!

 第6話。もう、デュラハン(ベルディア)さんが可哀想過ぎてね……。良い奴だったのに、無茶しやがって……。

 しかし、過程はどうあれ魔王直属の部下を1体討伐して3億手に入れたのは事実だったりするカズマパーティ。改めて今回の熱戦を振り返ると、カズマ以外の人間は全員上級職という「外面」に相応しく、それぞれが充分に強力な能力を持っているんだよな。なかでもダ女神アクアはかなりのチートキャラであり、「アンデッド相手だと割と無敵」「水関係の魔法なら底知らず」「駆け出しのくせにザオリク使い放題」といった洒落にならない設定のてんこ盛りである。「こんだけあったら結局俺ツエー展開になるやんけ!」と言われそうなものなのだが、それでもこんだけへなちょこでぐずぐずしていても文句を言われないのは、ひとえにアクア様の人徳(神格?)ゆえだろう。最初にデュラハン相手にターンアンデッドを仕掛けて「めっちゃ効くのかよwww」って意外過ぎた直後に雑魚アンデッドにおっかけられて涙目になるという完全な設定矛盾なのだが、「アクアならしょうがない」の一言で処理されるのは流石である。だって、僕らは格好良く不浄なる者を退治していくアクアさんなんて見たくないですもん。雑魚モンスターに追っかけ回されてみっともなく命乞いするアクアさんの方が輝いてますもん。都合のいい時だけは「カズマさん」って呼ぶんだよな。底の浅い媚び方してるアクアさん最高。

 そして、当然雑魚レベルならば一掃出来る攻城兵器持ちのめぐみんは強いに決まっている。今回はカズマの指示によってほぼ詠唱のラグも無しで爆裂魔法をヒットさせて紅魔族の面目躍如。堂々と「頭のおかしい姉ちゃん」呼ばわりしてくる町の連中もどうかと思うが、まぁ、事実だからしょうがないか。今回のエピソードでは前半パートでさっさと退場させられたのも、めぐみんの持つポテンシャルの高さの表れと言えるのかもしれない。ただ、その……連続お城爆裂犯としての罪状はちょっと……。あれだけデュラハンさんが怒ってて、下手したらダクネスはマジで殺されてたかもしれないという実情を全く理解していないかのような再犯。やっぱり頭おかしいやんけ! 太くて固くて大きくて……しらねぇよ! そして引率のダ女神! あかんやろ! 緊張感なさ過ぎるくせに魔王退治の高望みだけは捨てないという厄介極まりない組み合わせである。なお、爆裂魔法の時に吹き飛んだ眼帯、特に必要無いことがはっきりした模様。

 そして今回大活躍だったダクネス。やはり上級職クルセイダーの肩書きは伊達ではなく、一時的とはいえ魔王幹部のデュラハンさんとタイマンで渡り合った実力は本物だろう。おそらくレベルもそれなりに高いのではなかろうか。多分、唯一の性格設定である「超ド級M」のせいで、命中率のパラメーターが0になっているだけなのだと思われる。その分、ダメージを回復に変換する機構とかを搭載してるんじゃないかな。そう考えれば壁役としては冗談抜きで優秀。さらに、敵がデュラハンさんみたいな真面目で優しいタイプだった場合には相手に不当な醜聞を押しつけて精神的なダメージを与えるというサブウェポンまで。ホント、デュラハンさんが可哀想でしたが……「キレ芸でテンション上げてる安元の前でかやのんが喘ぎ声を上げてる」って現場を想像するとすげぇカオス。隣には奇声を上げるダ女神もおり、福島氏の突っ込みのテンションも振り切れるってもんだ。

 そう、そんな福島氏のカズマであるが、今回はまさに異世界ラノベものの主人公っぽい仕事をこなした。地味にフリーズとか魔法の種類も増やして着実に成長してるし。参謀ポジションとしてはそれなりの見せ方だったんじゃないかな。まぁ、冷静になって振り返ると「水が弱点のアンデッド」が敵キャラで手持ちの武器に「水を司る女神」がいるんだからマッチアップの時点でズル過ぎるんだけども。一応「水に弱い」っていう弱点を見つけた部分は敢闘賞か。あれだけの爆裂に耐えた上で単なる水ですら怯えるってことは、よっぽど属性によるダメージ補正がでかい世界なんですかね。そして、散々策を試みて最後の最後は「デュラハンだから首スティール」というオチ。まぁ、そうなりますわな。デュラハンさんは首とられると本体は動けなくなるのか? 池袋のデュラハンは全然違う仕様ですけどねぇ。もしくは同時に放送されてた「亜人」だったら別な首を生み出すっていう想像するだにおぞましい解決も出来そうだけど。まぁ、突然のサッカーにテンパったということにしておこう。

 今回の最大風速シーン、デュラハンマジ切れだが、第2位はデュラハンの「ファッ?」ですね。中の人も割とよく使ってるのですげぇナチュラル。

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2月19日 ドラフト模様(OGW×2 BFZ

ピック順 【Mei】→【Serra】→【Thraxi】→【Sea-chicken】→【Sangriter】→【Alessi】→

 

 ゲートウォッチ5回戦。流石に少しずつ見えてきましたよ、この世界が。8人戦と6人戦の差のおかげで世間一般で言われているセオリーが全て通用するわけでは無いのが我々のドラフトの難しいところなんだが、通底する要素としてはこの市川ユウキの説明が一番しっくりくるんだと思う。ゲートウォッチは弱いコモンが少ないので、適当に引いててもそれっぽいデッキは作れるんだが、「コンセプトのないデッキは勝てない」。それが第一。ただ、6人戦の場合はパック数が少なく、より開封運による紛れが生じやすいために、その「コンセプト」を作れるかどうかに運が大きく絡み、そこではずした場合にリカバリーするために「どれだけ早く色(アーキタイプ)の空き状況を察知してシフト出来るかの洞察力」「尖らせすぎたデッキでコケないように丸く収めるピック勘」の2つが必要になってくる。前者はいわゆる棲み分けの話なので意識する人間も多いだろうが、後者が特に難しく、アーキタイプ専用カードを引く時にリスクをどの程度に見積もるか、あるカードが複数の完成図ルートに乗っていることを意識出来るか、が重要になる。今回ピック中に某氏が言っていた「引かされている感」という言葉があったが、この「デッキの丸さ」を確保するために、尖ったカードに進みにくいというもどかしさが、ピック中にイライラさせる一因なんだろう。博打要素が強いだけに、はまった時にはエンドルフィンがだだ漏れることにもなるが……。まぁ、どれだけ辛くても、どうせこの環境もあと最大5,6回で終わりだし……。

 

 


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 流石に耳かきについてはどうかと思う、第7話。なんとなく「そういう」テイストも無くはない作品だが、そこまで緊密に仲が良いのは、ちょっと。そりゃ、みよ吉さんだってどん引きよ。

 今回は残念ながら落語パートはほとんど無いお話だったが、そこはドラマ部分とのバランスなのでしょうがない。一応、冒頭で人気沸騰中の2人の仕事が短く描かれており、ほんのちょっとの時間でも2人の芸の差があらゆる部分で見えてくるのが面白いところだ。

 前回までで順風満帆になった新進気鋭の若手噺家2人。その勢いはとどまらず、演芸場は2人のファンで埋まり、ラジオからも2人の高座が聞こえてくるようになった。八雲師匠も鼻高々で、これ以上無いくらいに、芸の道は充実している時期である。しかし、だからといって私生活まで順調かというとなかなかそうもいかないようで……今回は、菊比古を取り巻く2人の人間についての焦点がはっきりと分かるようになっている。言ってしまえば、トラブルの火種は「三角関係」。菊比古・助六・みよ吉という男2人・女1人の痴情のもつれだ。ただ、現時点においては奇妙なことに、その中心にいるのが菊比古である。つまり、1人の男を、一対の男女が取りあっているというヘンテコな状態(まぁ、今期だと「ハルチカ」も同じ構図(?)だが)。

 もちろん、助六は菊比古に対して恋愛感情なんか抱いちゃいないし、そこに何か気味の悪い特別な感情があるわけでもない。あくまでも単なる「兄弟」であり、だらしない助六は知らず知らずのうちに菊さんに依存しまくっているだけだ。楽屋でのごたごたは全部菊さんのおかげで何とかなっているし、金銭的な部分を中心とした私生活の問題だって、菊さんが管理してくれているからなんとか人並みの生活が出来ている状態。強いて男女の関係でたとえるなら、母親と息子みたいな依存関係である。対して、みよ吉が菊比古に向ける感情は(当たり前だが)まっとうな恋愛感情だ。生真面目で誠実、それでいて才能にも恵まれ、独特の花を持つ「芸人」としての菊比古に対してもみよ吉は純粋に好意を持っている。菊比古の方だってみよ吉のことを悪く思ってはいないはずで、普通の恋人同士と見れば、2人の関係はそこそこ上手くいっていたはずだ。

 しかし、時間は有限である。菊比古という1人の人間に与えられた短い時間では、彼は芸の道と色恋と、2つを同時に選ぶことが出来ない。そして、菊比古という男は、どこまでも「芸」が本筋の人間である。苦心の末に見出した「自分だけの落語」の道。ようやく歩み始めたその道で、回りからの評判も伴い、ついに師匠からも太鼓判。巡業への誘いは彼が1人前と認められた何よりの証拠であり、かつて戦時慰問に同行したのが助六だったことに心を痛めていた菊比古には、何よりの提案だった。自分で見つけ出した芸の道は、世間に認められるよりも何よりも、師匠から認められることが一番の目標だったのだ。念願が叶い、彼はますます芸の道を邁進することを決意する。そして、そんな「芸」を代表する人物が、長い苦楽をともにした助六なのである。

 今回、菊比古はみよ吉と助六というキーパーソンに何度も個別に会い、そのたびに表情を変える。始めは、だらしなくて迷惑ばかりかける助六に対しては本当に苦々しい顔をしており、夜道で飲みに行くことをせがまれた時には「面倒な男だねェ」と本音を口にしている。しかし、そうした悪態も全て信頼関係の一部でしかなく、呉服屋に連れていけば服が必要な当の本人よりもよほど楽しそうにショッピングを満喫しているし、耳かきを駆使して寝かしつけた助六を相手にも、本当に母親のような気遣いを見せる。そして何より、最後に2人で酒盛りするシーン。もう、このシーンでの菊さんのデレっぷりがあまりにも容赦無く、「どうあがいてもこの兄弟の関係性には何人たりとも立ち入れないのだ」と思わせるに充分過ぎた。「二人会をやりたい」という助六の頼みもいつの間にやら「多分いつの日かやるんだろう」と決定事項みたいに扱われているし、散々文句を言っていた助六の酒についても、なんだかんだで酌み交わすことになる。そして一番刺さった一言は、飲みながらポロリと漏れた「はやく真打ちになりたいもんだ」という言葉。「真打ちになる」という目標はもちろん2人で何度も語り合ったことがあるのだろうし、当座の目標としていくらでも口に出す機会があったのだろうが、菊比古は他のシーンで真打ちという言葉は肯定的に使っていない。師匠からの言葉を貰った時にも昇格が云々なんてことは考えもしなかったし、どれだけ人気が高まったと言っても、礼儀作法にうるさい彼は真打ちの先輩方を立てるため、決して自分の昇格なんて話はしてこなかった。それが、助六の前ではサラリと口から出てくるあたり、どれだけ2人が心を許しあった仲であるかが分かるというものだ。

 そして、決定的な違いが浮き彫りになるのは、やはりみよ吉との関係性。彼女が「真打ち」という言葉を出して菊さんをからかった時には、彼はにこりともせずに「馬鹿なことを」と一蹴するだけだった。どれだけ男女の関係性が深まっていても、結局菊比古はみよ吉の前で芸のことを真剣に話したりはしないのだ。元々「遊びは芸の肥やし」という考え方には否定的だった菊比古だけに、ストイックな稽古事に色恋は絡まず、公私を分けるように、芸事はみよ吉と関わらせないのだろう。そして、そんな線引きが、みよ吉には何よりも辛く、もどかしい。もっと菊比古の内へ内へ入りたいと思っているのに、線引きの厳格な菊比古はそれを許さない。挙げ句、上り調子の芸事を磨くため、どんどんプライベートが侵食されている状況。決定的になったのは彼が地方巡業の申し出を受け入れたことであり、これはすなわち、一時的とはいえみよ吉と会うことを捨て、落語のためだけに日々を過ごすと宣言しているようなものである。流石にそれをみよ吉に伝えることは後ろめたいのか、彼は決してみよ吉に巡業の話はしなかった。道ですがられた時にはおそらく「しばらくは巡業に行くから会えない」と言うべきかどうかは相当悩んでいたはずなのだが、最終的に彼が選んだ答えは何も言わないこと。どうにも、2人の間には大きな溝が出来てしまっているようだ。どうにもならない関係にみよ吉の紅も霞み、なんとも痛々しい有り様になってしまっている。これだけの冷遇を受けてなお、身の引き際を心得て、極力菊比古の迷惑にならないように振る舞うみよ吉の健気さも涙を誘うものである。

 みよ吉の前で見せるなんともいえず辛そうな表情、助六と2人でいる時の晴れやかな笑顔、それに、夜道で一人落語をそらんじながら歩く時の自然に浮かぶ笑みなど、今の菊比古には落語以上に大事なことなどあってはならない状態であることがよく分かる。このまま行くとみよ吉との関係性は……って、まぁ、将来のことは既に判明してるのだからおよその結末は想像出来るものであるが……なんとももどかしくて、切なくなるお話である。でもなぁ、師匠に声をかけてもらえた時の菊さんとか本当に嬉しそうだったし、現状が可哀相というのもなんか違うんだよなぁ。いつの世にも、ラブロマンスというのはもどかしいものです。

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 オープニングうるせぇ、第7話。先週まで無かったSEが付いたので何事かと思ったが、映像自体も変わってたのね。改めて見ると、確かに先週までのは未完成OPだったのか。そう思わなければ全然気にならないクオリティだけどね。西田亜沙子絵なので静止画でも破壊力あるし。でもまぁ、今回からの動きのある映像はやっぱり良い。SE有りバージョンは最終話に取っといて、まず今回は映像+歌だけで見られたら良かったんだけど。

 今回のお話は……RAIL WARSかな? いや、下手したら本家RAIL WARSもこんなストレートな鉄オタキャラはあんまりいなかった気もする。まぁ、物語の本質と鉄道要素が一切有機的に絡まないあたりは似ているかもしれない。今回は八係の「最後の1人」とも言えるはるかさんのお当番回。これまでのお話でも割とお気楽テンションで飲み会シーンなどに絡んでいたのでマドカと違ってそれなりに存在感のあったキャラだが、今回そこに「重度の鉄道(および人工物全般)オタク」というキャラ特性をはっきり付与させ、ついでにそれを事件解決の足がかりにすることで分かりやすくキャラクター説明をしてしまおうというエピソードである。マドカの時のギャンブル要素よりは自然な導入だし、八係は確かに鉄オタならば楽しそうな職場なので、彼女が今のポジションにいることは納得できる。そして、「鉄道を使った出動」という特殊な運営形態を持つ八係がこれまで、網の目のように張り巡らされた東京の鉄道網を上手く利用して移動手段にしていたのは彼女の超人的な管理能力と、妄信的なまでの鉄道愛によってなされていたことも分かり、無茶苦茶だった設定に少しだけ理解が及ぶという進展も(まぁ、それでも無茶苦茶ではあるのだが)。そしてそんな状況に「同じく鉄オタの犯人が」「鉄道網を使って」攻めてくるという分かりやすい展開でもって、はるかさん回が構築されたわけだ。

 でもまぁ、終わってみれば犯人が鉄オタである必要性は一切なかったな。はるかさんが説得する都合上そうなってるだけで。どちらかというと、今回の犯人(子安)は鉄道云々よりも都知事の対抗議員の後援会の人、という肩書きの方が重要であり、東京の裏に蠢くロゴスのテロリズムが何を狙っているのか、というのが今後のクライマックスに向けてのネタ仕込み、伏線として機能してくるんだろう。まー、それ以外の要素を抜いちゃうと本当に今回の犯行は意味が分からんからな……結局、なんで都知事の事務所から都庁まで徒歩移動してたのかは分からずじまいだった。ロゴスのあの人の目的ってのは、ウィルウェアの脅威を世に知らしめることなのだろうか。だとしたらウィルウェア反対派の都知事の手の者っていう考え方が単純なのだが……政治絡みだと、どう考えても無視できないのはグリリバさんだよなぁ。長沼議員の自殺ってどう考えても裏はあるはずだし、一体誰がトップで何を狙っているのか、今のところはまだはっきりしないけども……そのうちロゴス内でもごたごたが大きくなりそうだし、この世界はよく分からんな。

 今回の見どころは、はるかさんのぶっ飛んだ鉄道愛のヘンテコ具合であるが、彼女自身もウィルウェアをまとって現場におもむくことになったのは意外。おかげであさみちゃんはほとんど見ているだけで出番無し(野郎2人も)。ウィルウェアって割と簡単に誰でも装着して戦えるものなんだな。今までの犯人もそんな奴多かったし。装着時にややエロいシーンが展開されるので、今後も女性キャラが装着してくれることを望みます。そのうち八係全員でウィルウェア着て突っ込む展開になるのかもしれん。

 そういや、今まで思わせぶりに登場してた妹ちゃんの学校の生徒会長、結局あいつはどういうポジションに落ち着くんだろう。今回の描写から考えると、絶対に今後時限爆弾として機能するだろうLiko絡みの首謀者あたりかなぁ。Likoが悪落ちしたときに、中の人がどんな風になるのかが早く見たい。

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