最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
対話対話&対話、第30話。ここに来てこの同時進行多重対話形式、この作品の脚本監修の人間ってのは、一体どんな方法でこんだけ面倒なプロットを管理してるんだろう。 これまでのように大がかりなアクションなどもなく、ひたすら1対1の対話ばかりが描かれた今回。それだけに、すっかり煮詰まってしまっている池袋の縮図がそこかしこに確認出来るわけで。特に臨也がはっきりとターゲットを明言した上で動き出すという状況はかなりきな臭いものがある。杏里はまぁは分かるとして、鯨木さんや静雄を退場させることっていくら臨也でもそんなに簡単に出来るものなのだろうか。あと、臨也ハウスで美影さんが言ってた「人数も随分減っちまった」ってのもなんだか不可思議な響きよね。確かに泉井はヤーさんチームに飲まれてしまったみたいな感じだが、元々どれくらい仲間意識があったものやら。 第1の対話、園原杏里VS三ヶ島沙樹。沙樹ちゃんは「宣戦布告」も視野に入れた上で初対面の杏里のところに来ていたとのことで、思った以上に池袋の現状については「知らない」ようである。まぁ、立ち位置を考えれば当然のことなんだけど、どうにもこの世界には情報収集力が半端じゃないやつらばかりなので、沙樹ちゃんの「普通な認識」は逆に新鮮。しかし、対話する杏里の方だってそこまではっきりと現状を認識出来ている人間ではない。なんとか自分の目に見える範囲で、少なくとも帝人と正臣という2人の友人だけは救いだそうとしているだけだ。物が少なくてやたら殺風景な杏里の私室、かつてそこでは贄川春奈と対話したこともあったが、あの時の彼女は「額縁の外の世界」に全てを放り込んで逃げる術を心得ていた。しかし、今の彼女ははっきりと「逃げたくない」といい、目の前の沙樹との対話から出来る限り自分に有益な情報を得ようと努力している。彼女も随分成長しており、同じようなところを堂々巡りしている正臣、完全に明後日の方向に行ってしまった帝人と比べていると、まるで彼女が今作の主人公であるかのようだ。 第2の対話、先週に引き続き、紀田正臣VS六条千景。六条さんはややこしい池袋のややこしい現状を可能な限りシンプルにまとめてくれるからホントに助かる。また、こうしてシンプルにしてくれることで、ガタガタ言っていた正臣のやるべきこともシンプルに提示してくれている。もちろん、ことの当事者である正臣は「そんなに単純じゃないんだ」と不平を言うが、「単純なんだよ」と(頭突き混じりで)説き伏せてしまう大人な六条さん。最終的にはなし崩し的に帝人に電話するところまでこぎ着けるも……残念、色々と遅かったかもしれない。 第3の対話、そんな渦中の人物である竜ヶ峯帝人VS泉井・青葉兄弟。青葉との対話では、帝人が全てを飲み込んだ上でこのトチ狂ったブルースクウェアに加担していたことを明かし、青葉は今更ながら、とんでもないヤツを引っ張り出してきたことに冷や汗もの。そして、宿敵である泉井が登場。作中で最も喧嘩が出来ない帝人と、作中で最も危険度の高い泉井の直接対話という異様な光景だが、この「ブルースクウェア歴代トップ対談」は予想通り、壊れた帝人が終始優位に対話を展開する。一人でいる時にはどうしようもない焦燥を見せていた帝人だったが、相手が「そっちの人間」である場合、スイッチが入ったように迷いが無くなるのが怖い。結局泉井は帝人を完全に押さえることが出来ずに終わるが、なんとか青崎さんの狙いだけは遂行したようで、懐から取り出した「何か」を帝人に渡してその場を去る。まぁ、ヤーさん経由で抗争に持ち込まれるものって言ったら、大体想像は付きますけどね。 こうして泉井のバックに粟楠会重役の1人である青崎の姿が確認出来たことで、面倒臭そうな赤林さんもなんとかそのフォローに回ろうと頑張っている。六条の言っていた「おっかない大人」も一枚岩ではないようで、ヤクザものの間でもそれぞれの思惑で子供たちをコントロールしているようだ。これで、暗躍する人物は帝人・臨也・青崎・それに鯨木さんくらいというラインナップになっただろうか。 収束……するのか? これ。 PR さぁ、年に一度のお楽しみ、新しい戦隊の出番だ。今作はいよいよ40作品記念。私が戦隊に入門したゴーカイジャーが35作記念作品だったわけで、今作はあれ以上に気合いの入ったメモリアル作品に……なるかな? どうかな? 1話目はロボ戦まで全部やってしまうパターンの展開だったので、出会いの物語も含めて色々と駆け足気味。主人公の大和がキューブを見つけてジューランドに行くくだりなんかは全く説明が無いのでやや唐突な感じはあるものの、まぁ、あくまでテンプレの範囲内。敵キャラの登場もジューランドの衝撃なんかとは一切繋がりがなく、あくまでも「偶然に偶然が重なった」結果の物語になっている(ひょっとしたら後で必然になる可能性もあるが)。この辺りは1話目のおきまりなのでしょうがないところか。おそらく、お子さん相手の商売という視点からすると、インパクト抜群のジューマンの風貌、そしてタイトルの「わくわく動物ランド」で分かるように、そんなジューマンたちが賑やかに暮らすちょっとしたドリームランドを描くところが1つ目のセールスポイントになるだろうから、その前のくだりはなるべく短くしたかっただろうし。 ストーリーラインはお約束なので、それ以外の諸要素について見ていくと、最大の注目ポイントは、様々なガジェットにもガンガン積み込まれている「キューブ」という要素。なんで「動物」なんていうナチュラル志向のモチーフに無機質な「キューブ」をあてがったのかはかなり謎なのだが、まぁ、玩具デザインのコンセプトとしてはまってしまったのがたまたまキューブだったんだろうな。デザイン上の組み合わせだけを考えたら車みたいなもう少し無機質なものの方がかみ合わせは良いはずなのだが、まぁ、キューブと自動車じゃ当たり前過ぎて新鮮味ないもんな。シンケンジャーの時の「漢字+動物」みたいな突飛な組み合わせの延長線上に、今回のキューブアニマルがある。正直、変身アイテムのジュウオウチェンジャーはあんまり良いデザインだとは思わないが、当初ネタ扱いされていた変身ロボの方は、これはこれでありなんじゃないかという気がする。そりゃまぁ、トッキュウオーに負けず劣らず「かっこわる」くはあるのだが、遊ぶ時のシンプルさ、組み合わせの自由さはトッキュウオー以上。戦闘シーン演出でも「1,2,3!」とはっきり「パーツの個別性」が強調されており、今後様々な組み合わせの換装が出来ることが示唆されている。大先輩にはガオキングという面白い成功例もあるので、ダイレクトにその後釜を狙いつつも、レゴのような組み立てブロックパズルの味をそのまま残したデザインというのは、なかなかチャレンジングで興味深い。あとはどのくらいサポートメカが追加されるかだな。流石に「百獣」とまではいかないと思うが……。ちなみに、対する敵対組織デスガリアンはオーズのような「メダル」(コイン?)モチーフに加え、小型戦艦は三角形をモチーフにしていて、丸+三角VS四角という構図が分かりやすい。怪人巨大化が連コインなのが笑った。 それ以外のポイントだと、やっぱり鉄面皮が怖いジューマンのデザインなんかも特徴的。そりゃま、ゲキレンジャーで通った道ではあるのだが、今回はメインヒーローそのものが獣マスクというチャレンジ。メインの「中の人」が最後の最後まで登場しないという斬新な設定だ。子供さんの目にはどう映るのかなぁ。「わー、象さんとかライオンさんがしゃべってる! 格好良い!」ってなるのか、「うわっ、なんかリアルでキモっ!」ってなるのか。前者であることを願いたいが、流石にジューランドで大量の馬マスクとシマウママスクが並んでたところはギャグにしか見えなかったな。今後の繊細な動物描写に期待。6人目の戦士は……なんだろ。 役者の面子で見ていくと、1年間アカニンジャーの滑舌とお付き合いしてきた身としては、今作のレッドはすごくホッとする。「レッド1人だけ事情を知らないところに巻き込まれて最後に変身する」という図までガオレッドと被ってるが、カケル先生同様の活躍を期待したい。その他の面子はまだ顔出しの仕事ほとんどしてないからなんとも言えないが……ライオンの軽いノリと、森の思索家のイメージがあるゾウのちょっとヒネた感じのギャップは割と楽しそう。また、女性の魚系戦士は史上初なので(チェンジマーメイドを含めると微妙だが)、シャークが今後どんな活躍を見せるのかも気になるところ。ホワイト+タイガー+女性は割といるので、まぁそこはいつも通りに。 そしてさらに中の人だと、とにかくチョーさん。なんかもう、緊張感がさっぱり無いのはある意味人徳。「昔合唱団にいたもので……」とひだまりの校長がいってましたが、あの時の「男の子パズル」の延長線みたいな、無闇に雄大な雄叫びが見せ場である。そして悪役側は井上和彦が満を持しての大ボスとして登場。意外なことに、井上和彦って東映特撮にはほとんど縁が無かったんだな。まるでこの作品のために取っておいたかのようである。さらに脇を固めるのは、過去に大ボス経験を持つ中田譲治、トリックスターとして岩田光央を起用。女性幹部(巨大化担当)枠にはまたまたプリキュアからの堕天、寿美菜子である。敵幹部にプリキュアが4年連続ってどういうことだってばよ(今年のプリキュアはワゴンさんが出張してるし)。 さぁ、色々と話題性の多そうな今作、一体どんな展開を見せてくれることやら。 2月12日 ドラフト模様(OGW×2 BFZ) ピック順 【Mei】→【Serra】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Sea-chicken】→【Alessi】→
ゲートウォッチ4回戦。そろそろ少しずつ何かが固まってきた……かな? 世間では既にこの劇的な環境変化のために熱心なリミテッド分析が行われており、大体基本テーゼは固まったようですが、我々6人ドラフトの勝負はまだまだ始まったばかりだぜ。ホント、スモール×2っていう構成だとコモンが偏った時の景色が全然違うものになるから色々ひどい。ちなみに、今回「模範提示」は4枚登場しましたが、それらは10引き、11引き、13引き、14引きでした。そういう世界。
案の定、ボチボチ作画が適当になってきた第5話。まぁ、ある程度なら覚悟はしてたし、今作は作画が適当になっても「これもまた味」みたいなノリでごまかせるので別にいいや。 なんかもう、色々と価値基準がねじ曲がっちゃってる病巣の根深さが確認出来る残念過ぎるお話。これまでめぐみんとダクネスという追加キャラが存分に魅力を振りまいてきたが、その影でしっかり存在感を見せつけていたメインヒロイン(????)アクアさん。目立たなかった回など無いにも関わらず、今回は堂々とメイン回(?)である。まぁ、メインっつってもメインディッシュ的な意味だけど。主にワニの。水の女神だからピュリフィケーションなら無尽蔵に使い放題という、割とチートな能力を持っていたアクアさん。それが出来るならもっと有効な対魔王戦略もありそうなもんだが、彼女は「癒しの女神」としての自分に面倒臭いプライドを持っているようで、何故か戦闘になるとからきし。だってメインウェポンがゴッドブローなんだもん。いや、今回そこそこ活躍してましたけど(主にカツアゲに)。そんな浄水器みたいな役割の女神にうってつけのクエストがあったのに、このパーティ、いちいち事に当たる態度がおかしくて、「檻にぶっ込んだ女神を湖に浸けとく」という、備長炭みたいな活用法でチャレンジ。あれって別に急がずとも良かったんだろうから、ワニが来るまでの時間を浄化に当てて、ワニが来たらさっさと退散して翌日のんびりやってもよかったのでは。3日もあれば終わるやろ。なんでアクアは「逃げたら負け」みたいな変なこだわりを見せていたんだろう。本当にめんどくせぇな。 結果、カエルに続いてワニにもトラウマ、というか外部世界全般にトラウマ。普通に考えると、あんな体験したならむしろ檻の中っていう閉鎖空間に対してトラウマ持ちそうだけどな。その辺は被虐の専門家であるダクネスさんに聞いて見ないと分からないかも。ドナドナ女神を引き連れて帰投するも、そこにあらわれたのは量産型勇者の1体、CVからするとすげぇDTっぽい魔剣使い。まー、確かに冒頭のチュートリアルに出てきた神様がゲーム中盤で檻に入れられて連行されてたらパニクるよなぁ。気持ちは分かる。そして、それなりに鬱陶しいながらもアクアのためを思って行動していたのに、ダ女神は完全に今の堕落した生活に没入してしまっている。あいつの性格なら「馬小屋生活から今すぐ解放してやる」って言えばよろこんでカズマにケツまくるかと思ってたんだが、どうやら、カズマとのパーティまで含めて「愉快な芸人生活」のようで。まー、世間知らずな馬鹿女神が突然民草に落とされ、ようやく手にした「それなりに安定した生活」があのライフスタイルだったわけで、他の生活手段に変化することを想定出来なくなってしまっているのだろう。多分、魔王退治とかする気概は全く無いな。 2人の「勇者」の間で噛み合わない交渉が続き、最終的にカズマたちは「なんかこいつムカつく」というので返り討ちにすることが決定。こうして見るとカズマの順応力は大したもので、唯一の必殺技であるスティールを上手く使いこなし、魔竜すら一撃で屠るソードマスターを完全に手玉に取った。こういう時に余計なモノローグとか差し挟まず、有無を言わさず卑怯な技で叩きのめしてくれるカズマさんは良い主人公ですよ。ことさらに「俺は卑怯だから」とか、そういう台詞はいらないんで。彼の場合、異様に高いラックを活かして「一番欲しいものが盗める」という信じられないスペックになったスティール一撃で、魔剣使いなんてちょちょいですわ。まさにチーターである(チーターって言葉は某ドアートオンラインの専門語じゃないのか)。 パンツ剥ぎ勇者は本来同じ境遇にあるはずの相手勇者を叩きのめし、その同僚の女性パーティをセクハラで撃退し、魔剣は即売却。アイツにしか使えない魔剣のはずなのにそれなりの値段で売ることは出来るんだなぁ。まぁ、一応神器だしなぁ。一方のアクアさんは収益減から怒りのゴッドブロー。だからさ、もう少し冷静になれば、絶対にお前はもっと楽な暮らしが出来るんだぜ? そのへんに気付かない→知性が低い。イライラしてる最悪のタイミングであいつが来る→ラックが低い。結局カズマの運とアクアの運で帳消しなんだよなぁ。 魔剣使いはそのままどこかへと消え、今回のお話はめでたしめでたしかと思いきや……安元、もとい、デュラハンキターーー! やっぱり怒ってたーーーー! そりゃそうだよな、あの展開で「来ない」は無いよな。フラグべきべきだもんな。準備して待ってたよな。魔王軍の幹部なんだから他にも色々とお仕事あっただろうに、激務の合間を縫って冒険者のために心配りの行き届いたおもてなしを考えてただろうな……デュラハンさん、不憫……。 さて、今回1発も爆裂してないので、そろそろめぐみんが撃ちそうな気配もするが……。あ、ダクネスさんは適当に悶えててください。 洋装のみよ吉は本当に美しくていらっしゃる、第6話。いや、それも大変結構だけど、今回は全体的に希望に満ちあふれていて、とてもとても良いお話になっていたと思います。一言でまとめると「菊さん可愛くてしょうがない」。 これまでずっと燻ってきた菊さんの悩みが、すかっと晴れ渡る転機となるエピソード。もちろん、これまでの蓄積があり、悩んで悩み抜いたために得られるカタルシスなわけだが、やっぱりこうして晴れやかな気持ちで見ることが出来るエピソードというのは感無量だ。そこには「菊比古とみよ吉」、そして何よりも「菊比古と助六」の関係性がこれ以上無いくらいにはっきりと描かれている。 注目すべきシーンを2つに絞ってしまおう。1つは、夜中の汚い相部屋、助六との対話。みよ吉との電車での会話のおかげで、自分に向いている芸の方向性のとっかかりを掴んだ菊比古が部屋で稽古に励んでいると、そこにいつも通り赤ら顔で入ってきた助六が「俺の言った通りだろ?」としたり顔に。それを見た菊さんは大きな衝撃を受ける。この時の彼の感情は、珍しくはっきりと台詞でも表されており、「この人はいつも先を行っている」と、これまで通りの羨望を漏らす。そしてそれ以外にも、手に持った扇子をぎゅっと固く握る様子から、にじみ出る悔しさが執拗に感じられるのである。嫉妬とも取れる「負け台詞」と扇子に籠もってしまう戦慄きを見ると、さぞかし悔しくて、助六のことが疎ましいのかとも思うのだが、もちろんそんなことは無い。助六の先見の明と抜群の勘を認めた菊比古はわずかに笑みも浮かべるし、フッと力を抜いた様子も見せる。嫉妬と羨望、尊敬と感謝、そうしたものが入り交じった菊さんのなんとも複雑な感情が、この静かなシーンの中に様々な表情で溶け込んでいるのである。助六が乱暴に口を付けて飲み込んだ鉄瓶の口にしたたる雫は、菊比古の悔しい涙を表すかもしれないし、ショックににじむ冷や汗を表すかもしれない。火鉢に突き刺さる火箸は、沸々と湧き上がる菊さんの情念と、そこに突き立てられた確固たる意志の表れかもしれない。狭い部屋の中で、助六の発した全ての言葉が、菊さんにとって重圧にもなり、励みにもなっていた。 そしていよいよ新しい菊比古の時代が訪れる。今回は本作らしく、きっちりたっぷりと噺を聞かせてくれる構成になっており、前座を飾るのは助六の「お血脈」。なるほど、聞けば聞くほどに菊さんは「アタシには出来ない」と思わせられる、そんな軽妙な噺の進め方。石川五右衛門の大仰な芝居口調のギャップが笑わせどころの噺であり、助六が舞台上で客席との相互作用でどんどん高まっていく様子がはっきり見て取れる。この一席だけでもなかなかに贅沢な演目である。しかし、今回の真打ちはその次の高座だ。助六の仕事を見た菊さんは、またもそこから気分を落とし込みそうになった。「客のための落語」という助六の主義信条をまざまざと見せつけられ、そこに相容れない自分の芸に思い悩み、「なんのための落語か」と、内に内にこもってしまいそうになる。しかし、そこは昨晩も考えたこと。そして、頭の隅にはみよ吉という心強い理解者の存在もあったのかもしれない。ここでついに、菊さんは「アタシの落語」という言葉を発するのである。 高座に上がり、思い通りの噺を進めていく菊比古。その表情は柔らかく、助六の言っていた通りに、艶っぽい登場人物の描写が次第に客の心を取り込んでいく。勢いに任せた助六の落語は、場面転換とともにコロコロとカット割りがかわるめまぐるしい落語だったが、菊比古の「品川心中」は、そうした助六の落語描写とは見事な対比を成している。非常に面白いのは、落語の「中の世界」の描写が少しずつ高座の菊比古に入り交じってくるわけだが、その溶け込み方がどちらか片方に振れず、曖昧な状態に入っていくところ。具体的に言えば、背景だけが廓のお座敷になっているにも関わらず、そこで噺をしているのは噺の中の女郎ではなく、あくまで高座の菊さんだ。彼が作品世界に埋没して、そこで対話を進める形になる。金蔵と女郎の切り替えについても、助六の話のようにカットで割るのではなく、自然に菊比古が演じているそのままを画面に投影させている。柔らかく、沈み込むように入ってくる菊比古の落語の情景としては、この演出が非常に効果的に働いている。そして、肝心の心中のシーンまで来ると、ついにその世界がはっきりと「作中世界」へと移る。あとはサゲまで一直線だ。これまで菊比古が噺をしたときに、ここまではっきりと作品世界が投影されたことは(後年の「鰍沢」を除けば)一度も無く、今回の演目が、これまでの菊さんの作りあげてきた落語とは全く違うものであることがはっきり分かるようになっている。本当に、見ていて退屈しない。 ようやく手に入れた、「アタシの落語」。その見事な変化に舞台袖の助六もはしゃいでまわる。達成感に満ちた菊比古が最後に深々と頭を下げた時に、高座の板目に映り込む彼の表情が大写しになるのもなんだか不思議なカット割りだが、記念すべき一席となった高座から離れがたいほどの菊比古の高揚感が感じ取れる。そしてとどめは、帰りがけに「良かったよ!」と褒められた時の菊さんの返し。「ナ・イ・ショ」って、やっぱりあんたがヒロインだよ! 菊さん、可愛すぎるわー。本当に素敵な笑顔でございました。 また安元が悪さしてる……第6話。もう、世界中のいかつい悪役は安元・稲田両名で全部事足りるんじゃないかな。もっと知性を付けると速水さんとかになる。 相変わらずかっ飛ばした馬鹿脚本でいちいち笑わせてもらえる、とても優しい作品。今回はメインが大川さんということもあって「コンクリートレボルティオかな?」と思うこともしばしばであるが、この世界における「ロボ」という存在の一面をコミカルな形で切り出した面白い脚本だ。「巨大ロボの開発で先進国だった」という、日本の本当か嘘か分からない歴史と、その無残な幕切れはファンタジー以外のなにものでもないのに、どこか生臭くて微妙にリアル。そしてロボット(重機)大決戦のオチが……涙無しには語れないよなぁ。やっぱり巨大ロボット開発のためにはエネルギー問題の解決が不可欠なのだな。はやく誰かGNドライブとか開発してください。 突っ込みどころはそこら中に転がっているので全部拾うのはちょっと無理だが、やはり「ノスタルジーとしての巨大ロボット」を前面に出した演出が要所で光る。冒頭の水中から現れるロボットと、それを囲んで盛り上がる大きな男の子たち。そして戦闘シーンでは紛う事なき「昭和のロボ」的演出でもって、単なるドリルとショベルのぶつかり合いなのに俄然勇ましさが際だつという。おそらくこの世界の技術水準から言えば本当に大したことない単なるデカブツなのだろうが、「大きな質量が動いている」というそれだけで意味があるんだな。何しろ「鋼に包まれた鋼鉄の鉄拳」だからな。どんだけ金属大好きなんですか。とてもよく分かるけども。 しかし、どっちかっていうと問題視すべきは「リミッターを外せば広範囲の人間を容易く眠らせる睡眠導入装置」の方だろう。あっちの方がよっぽど世間を騒がせる物騒な代物だ。あの敵ロボは余計なプライドを見せずに延々催眠装置ばかりを駆使してれば多分問題なく高飛び出来たんだよな。ラリホーだけ使える上に攻撃力・防御力に特化した敵って、普通に考えたら最強だもんな。ただ、ロゴスは一体何の目的で安元を煽ってロボを暴れさせたのかは相変わらず不明。無事に合流ポイントまで到達出来たとして、本当に高飛びの手はずを整えてくれたかも怪しいもんだが、今までの行動原理からすると単なる愉快犯なのかなぁ。日本のかつての技術の象徴が暴れるという絵面だけで面白いしな。 その他、博士の名前が「霞ヶ関博士」っていうなんかそれっぽい名前だったり(まぁ、どう考えてもお茶の水博士からだよな)、ロボットに乗る少年時代の係長が蝶ネクタイにチョッキ(敢えてこの表記)というのも心得ている。一体どういう家の生まれなんだろうな。 そして、今回最大の見どころは、そんな係長に嫌々ながらもついていき、次第に感情移入していくあさみちゃんのチョロ……いや、優しさである。冒頭でこそパワハラだのセクハラだのと釘を刺していたのに、その後も特に文句も言わずに係長の昔話を聞き、彼の必死の思い出バトルにも付き合い、最終的には彼の夢の実現を一番近くで見守ることになった。ホントに優しくて良い子だ。 ラストは博士ぽっくりオチという、なんだかやるせない最後を迎えてしまうわけだが、あのオチが正しかったのかどうかはなんとも言えないな。まー、後々まで関わってくる人物だとは思えないし、「今後このアニメには巨大ロボットは出てきませんよ」っていう表示なのかな。おじいちゃん、ぼけてたところから急に脳細胞をフル回転させたもんだから無理しちゃったんだろうなぁ。最後の夢を叶えて満足げに逝けるのだったら、それはそれで大往生か。読後感も含めて、やっぱり変な味わいのアニメである。 いいですやん、第5話。挿入歌無しでもお話作れるんじゃないですか。この調子だ。 基本的にゆったり進む作品なので、迷うことなく「マナト・ロス」のショックでまるまる1話。いわゆる「泣き」の演技が重要な部分を占めるお話だが、中の人の熱演と、それを邪魔しない最低限のBGMのかみ合わせがこの作品らしい切なさを醸し出している。キャラごとにそのショックの受け入れ方が異なっており、1人1人が違った表れ方になるために、パーティにも亀裂が入ってしまうのはしょうがない。せっかくなので1人ずつ見ていこう。 最初に行動を起こすのはランタ。やっぱりプリーストってのが一番大事な役職だったのは間違いないわけで、その肝心要のマナトが死んでしまったことで捨て鉢になるランタ。ただ、単に空気を読まずに匙を投げたわけではなく、彼なりに考えた上での万策尽きた反応である。冒頭の墓地のシーンでは、実はランタの言動が一番正しい。「いつまでもこんなトコにいてもしょうがない」というのは事実なのだから。ただ、ランタはどこまでいってもランタ扱いしかされないために、ユメに平手を喰らうという理不尽な待遇である。あそこはランタも強気で言い返して良い部分だったと思うのだが、やっぱり女の子相手に、あの空気では悪態の1つもつけないだろうか。まぁ、その後の酒場のシーンで割とマジな感じで「何もかもやめる」と言い捨ててしまっているので、結局はなにも考えてないだけなのかもしれませんが。 ハルヒロはそんなランタを反面教師としながらも、やっぱりこの窮状でどうしていいか分からない。これまであらゆる判断をマナトに丸投げしていたツケが回ってきた形だ。ランタは間違っているが、正解は分からない。そんな半端な状態で、女性陣をほったらかしにしてランタに不平をいうくらいが精一杯。だから、モグゾーがキレるのもしょうがないのだ。モグゾー、今回ようやく新しい一面が見られた。ただ、これでビシッと3人がまとまるかと思ったら、モグゾーも単にキレただけで、その後が続かないのが駄目駄目パーティたる由縁なんだよな。ものすげぇテンションの浪川氏が絡んでくれてなかったら、このパーティは本当に解散していたのかもしれない。 ランタ以上にナチュラルにムカつく、というなかなかの人徳を見せた浪川キャラ、名をキッカワというらしいが、彼の調子に乗った口利きで、さっそく新たな神官登場。しかもおっぱいの大きい女性神官である。イイネ。しかもしかもCVは安済知佳である。イイネイイネ。これでパーティの男女比は3対3で対応出来るようになったぞ。まぁ、マナトがいなくなったせいで男性陣に魅力が無いのが難点だが……。新たに冒険に参加した神官メリイは、自分を貫く典型的なKY体質。でもまぁ、しょうがないよな。キッカワのいうことが正しいなら、神官ってのは本来ああいうスタンスにあるべきなんだろうし。むしろそういう面では前に出て頑張り過ぎたマナトの方が身の程を知らなかったとも言える。取っつきにくい態度にしても、初対面でいきなり1人パーティに混ざるってんなら、ある程度は自分をアピールしていかないと舐められる可能性もあるわけで、最初のうちにスタンスを明示しておくのは正しいビジネス関係だ。ハルヒロたちだってあくまでお試し期間でのパーティ結成だと思えば、しばらくは彼女の流儀に従って冒険をやってみて、「神官とはなんなのか」を学ぶくらいの姿勢でもいいと思うんだけど。まぁ、普通に考えたら印象悪いのはしょうがないけどね。 そして、問題になってくるのは女性陣との関係性である。今回色々と良いシーンを見せてくれたのがユメ(みかこし)。冒頭の墓地のシーンでの嗚咽の声なんかも非常に聞き応えのある演技だったし、クライマックスとなる風呂上がりのイチャイチャシーンも、2人の「マジでどうしていいか分からないんだって」という困り果てた上での感情のぶつけ合いがなんとも生々しく響く。ユメは「エセ関西弁」なので台詞回しは色々不自然になるはずなのだが、みかこしがそのあたりのバランスを上手いこと調整し、「何か変なんだけど可愛い、関西弁っていうかユメ弁」みたいなテイストで、上手くシリアスなシーンも回しているのが印象的だ。結局、ユメはマナトの死とか、他のパーティとシホルの関係性とか、そういう色んなものを抱え込んでしまっていたから辛かったんだよな。今回ハルヒロにそのあたりをぶちまけ、2人でようやく心を開くことが出来たおかげで、パーティの結束は一気に固まったのではなかろうか。 まぁ、シホルからみたらますますどうしていいか分からない要素が増えただけだけども……。その格好でお風呂から身体を出したら駄目でしょ……。いや、駄目じゃない、むしろ大変結構なことだが、相変わらず注意力に欠けた娘さんである。ユメとハルヒロの関係性について、どうしていいか分からなくなって大声出しちゃうシホルさんなかなか可愛い。ハルヒロが思わず立ち上がってガン見しちゃうくらい可愛い。「どうせ泣きつくんだったら、もっと平たくない胸にすりゃ良かった」とか思ってるかもしれない。まぁ、今回問題のシーンだとユメのおっぱいも割とあるように見えましたけどね。ハルヒロさん、役得だなぁ。 2月の10日、つまり、「声優グランプリ」の発売日です。ということで、ライフワークなので今年もちゃんとやっておきましょう、「声優グランプリ」付録冊子、「声優名鑑」の差分チェックだ。毎年頑張ってこの作業してるけども、果たして意味があるのかどうか……いや、意味はあるんだ。全体的な傾向を知ることが出来るし、この記事を作ってWikiとか漁ってると、なかなか気付きにくい意外な事実を知ったりするし。今年だとあれかな、酒井香奈子が「さかいかな」に改名してたことかな。なお、昨年分以前はリンク参照、さらに昔の差分が気になる人はリンクを辿ってください。一応6年分の蓄積があるからデータとしてはそれなりだぞ。 さて、毎年やってるこの企画だが、気になるのは「名鑑」の構成そのもの。ある時期に背綴じになって一気に収録人数が増えたり、オールカラーになったりと時代に合わせて変化してきたこの「名鑑」だが、残念ながら今年は大きな変化はなく、表紙の装丁なども基本的に昨年版と大差無い。おそらく、ぼちぼちこの企画も飽和状態というか、安定期に入ったのではなかろうか。まぁ、業界の健全さを考えればもう少し声優の人数は減った方がいいのかもしれないが。なお、大きなデザインこそかわらないものの、今年もページ数は増加しており、収録ベージが3ページ増え、36人が追加された。過去の人数の変化を辿ると、調査を始めた2010年度版から536人→536人→548人→596人→644人と来ていたので、今年は36人増えて680人!!! 一昨年→去年の段階で48人増だったので、増加幅は多少減ったとはいえ……普通に考えてこの業界もキャパに限度があると思うのだが。これ、あくまで「女性編」の人数ですからね。ちなみに、掲載ページが3ページ増えたことによるしわ寄せがどこに行ったかというと、ファンレターの宛先である各々の事務所の住所録が電話帳クラスの豆粒みたいなフォントサイズになったという。色々工夫してるんですわ。 さて、今年も「誰が増えて」「誰がいなくなったか」を確認することで、ざっと構成を確認していくことにしよう。
IN(60名) 逢田梨香子 青山吉能 伊波杏樹 岩橋由佳 上間江望 永野愛理 大森日雅 小野早稀 影山灯 嘉山未紗 川端しおり 鬼頭明里 金魚わかな くじら 久保田未夢 桑原由気 小市眞琴 幸田直子 高野麻里佳 小林愛香 小宮有紗 斎藤朱夏 佐藤亜美菜 芝崎典子 澁谷梓希 杉山里穂 鈴木愛奈 諏訪ななか 千本木彩花 空見ゆき 髙木美佑 髙田憂希 高槻かなこ 高橋美衣 高柳知葉 田澤茉純 立花芽恵夢 千管春香 辻美優 鉄砲ゆりの 巴奎依 長久友紀 七瀬彩夏 秦佐和子 花房里枝 日岡なつみ 福沙奈恵 降幡愛 本渡楓 前田玲奈 牧野天音 村上奈津実 森永千才 山北早紀 湯浅かえで 吉岡茉祐 吉田有里 芳野由奈 若井友希 和氣あず未
(ほとんどが)フレッシュな面々の加入組。まず、誰が見ても目を引くのは「くじら」という堂々とした文字列。去年までいなかったのかよ!? 全然気付かなかったぜ。そして何故今年から掲載されたのかもよく分からんが……。このリストだと「金魚」→「くじら」ってい並びがちょっとした奇跡。なお「金魚わかな」は、こないだゴールデンタイムにやっていたバラエティでも紹介されていた、「青二が唯一スカウトで捕まえてきた新人」という、本人にとってはプレッシャー以外のなにものでもない肩書きを背負わされた人。実績は、まだ無い。他にもネタ(?)枠としては、去年突然名前が無くなって「結局何者だったんだ?」って思った「鉄砲ゆりの」さんが1年休んで即復帰。だから誰なんだってばよ。あとは……ゆーきち?! お前さん、去年はまだ載ってなかったんだね。ちゃんと「ゆーり」って振り仮名振ってあったよ。他にも千管春香や前田玲奈なんかはまだ載ってなかったのは意外か。 残った面子には知らない名前も多いが、調べてみて分かるのは「ラブライブ・サンシャイン」勢。9人の(ほぼ)新人が登場するが、全員が今年からの掲載である。まぁ、約1名戦隊ヒーローもいるのだが、これで声優名鑑には黄色のヒーローが2人も載っていることになるな。同じくアイドルグループとしては、WUGから「残りの4人」が今年ようやく掲載。ぶっちゃけ去年の時点では田中・奥野・山下の3人以外がどこまで声優として活動の場を見つけるかは懐疑的だったが、「ハッカドール」なんかを見てると頑張っているようだ。「それが声優」の「残り2人」も今回から掲載。その他、個人的に気になっている名前をチェックしていくと、「六畳間の侵略者」のヒロインで去年の掲載を逃していた2人、大森日雅と田澤茉純。ポンコツゆりかはその個性的な声で最近はよく名前を見るようになってきたし、キリハさんの方もシンフォギアでメインを射止めたり、いい感じで名前が前に出来ている。他には「温泉妖精ハコネちゃん」の2人(小野早稀・桑原由気)や、「ギャル子ちゃん」の中の人(和氣あず未)など、ショートアニメから新人が出てくるパターンも多くなっているし、「紅殻のパンドラ」の福沙奈恵、「ここたま」の本渡楓など、単発ヒロインもちょこちょこと確認出来る。あ、あとしゃわこもようやく事務所入りしてここに名前が載った。 さぁ、群雄割拠の声優戦国時代、勝ち残るのはこの名前のうち何名になることか。 OUT(24名) 阿久津加菜 安達忍 内川藍維 郁原ゆう 斉木美帆 桜川めぐ 早良 白石真梨 白川愛実 竹之内彩 茶乃 秋奈 徳永愛 那須めぐみ 七緒はるひ 新津奈々 廣田詩夢 藤東知夏 本多陽子 松来未祐 松本まりか 宮川美保 村田友沙 安田未央
入る名前があれば出る名前もある。この中で最初に目を引く名前といったら、もちろん松来未祐ということになってしまうだろう。この企画を始めてから、川上とも子や本多知恵子など、いくつもの惜しい名前をここに記録しなければならなかった。しょうがないこととはいえ、やっぱり寂しいものである。 さて、その他で見ていくと、まずは正式に引退を表明した阿久津加菜の名前が筆頭に来ている。何となく自然消滅していくことが多いこの業界ではっきりと引退宣言した珍しい事例。逆に言うと、それ以外の人は掲載されなくなった理由はよく分からない(毎年のことだが)。想像出来るところでは、例えば七緒はるひの場合には事務所を退所してフリーになっているのでその関係か。ぱるぴんさんは旧芸名の頃からちょくちょく見ているし、決して仕事が少ないわけではないので、あんまり心配する必要はないと思うが。徳永愛の名前も無くなっているが、やはりフリーランスだと掲載に色々と苦労があるのだろうか。ごく最近離婚報告をしていることもあるし、身辺が大変なのかもしれない。ヨーダ(本多陽子)も気付いたらフリーになってるらしい(あとこちらは一昨年結婚しているらしい)。藤東知夏や宮川美保も事務所の移動。仕事、あるといいな……。松本まりかは元々声優一本っていうタイプの人でもないので、わざわざ乗せる必要も無いのか。ファフナーの終了と同時にいなくなるのは割と自然な気も。 廣田詩夢とか懐かしい名前だが……仕事……無いのかな……。ちなみに大ベテランの安達忍は、2年前の名鑑に初掲載されたのだが、今年再び名前が消えた。このあたりの人たちがどういう規準で掲載されているのかはよく分からんな。
ドヤ顔のあやねるを種ちゃんがボコる展開、よく見る気がする、第17話。本当にあのポジションが似合う佐倉さん。いいぞもっと調子に乗れ。 ドラゴン大決戦。わざわざ少人数の部隊を結成してドラゴンに戦いを挑むとかどういうことやねん、と思っていたが、なるほど、寝床に侵入して爆弾でぶっ飛ばす作戦なのか。えげつねぇな。しかしファンタジー世界の設定次第だと炎龍には炎属性が一切効かないっていうパターンもあると思うんだけど、その辺は大丈夫だったんでしょうかね。まぁ、以前片眼を潰してるから、それでダメージ効率は確認出来たってことかな。メラは効かないけどイオは効くとか、そういう設定なのかもしれん。 ただ、事前にそうした有効な武器を準備していたとしても、やっぱり女の子だらけの数人組みではどう考えても力不足だろう。今回たまたまヤオさんの一族が力を貸してくれたから良かったものの、話が折り合わずに5人だけで戦うことになっていたらどうなっていたか。しかもロゥリィさんは地の神が嫌だから洞窟には入れないっていうし(まぁ、地下鉄には乗れたんだから本人の気の持ちような気もするが)。今回ダークエルフの面々に甚大な被害を及ぼしながらも辛くも勝利出来たのは、本当にラッキーだったからとしか言い様がない。 それにしても、伊丹ハーレムの人材の豊富さよ。ロゥリィさんは事前に伊丹のダメージを転写する防護壁を張り、今まで大人しくしていたレレイさんも今回は突然攻撃衝動に駆られてゲートオブバビロンを発動。それ、隣の人の仕事やで(中の人的に)。そして、ずっと背負子に背負われて移動していた「どう見てもお荷物だし、その扱いでええんか」というテュカさんも、最後の最後でやけっぱちのギガデインを見舞うというクリティカルな一撃。発射した直後のエフェクトのでかさはファイナルダヨーンに勝るとも劣らない。結果的にはその雷撃によって爆弾に着火、ドラゴンを消滅させたわけで、今回のパーティで真にドラゴンスレイヤーを名乗れるのはテュカさんなのであった。とんでもない一団だよ。まぁ、どこぞの爆裂魔法使いに任せればもっと簡単に勝てた気もするんですけども、この世界には紅魔族はいないかしら。 そんなハッピーエンドに水を差すようにしてあらわれたのが、佐倉さん扮する謎の神様サイド、ジゼルさん。ロゥリィがボロボロになっていたので一瞬強キャラかと思ったが(いや、強かったのかもしれないが)、自衛隊の容赦無い武力介入によって瞬殺。安定の情けなさを発揮する。このこけおどし感、そして種ちゃんが締めるオチの安定感。なんか抗えぬ巡り合わせを感じるところですわ。アゲイン。 |
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