最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」 ― 「リエラのうた」っていうタイトルでマルガレーテが歌うのは(少なくとも現時点では)広告表示違反なんじゃないですかね……まぁ、早晩ほんとになるから別にいいんだけど。 こちらは「そこそこコミットしてた作品」の続編ですね。1期が2021年、2期は22年。3期に至るまでに2年とそこそこのブランクが空いてしまい、私としてもやや記憶は薄れ気味。でもまぁ、1話目を見て主要メンバーとおおよその空気は思い出せた気はします。「そうそう、嵐千砂都っていう最強ヒロインがいてな」ってとこくらいまでは。 さぁ、ラブライブの本家ナンバリング正統後継作品としては初の3期目に突入、μ’sもAqoursも成し遂げなかった3クール目に突入した理由はただ1つ、結ヶ丘が新設校で作中での「進級」が可能だったため。スタート時には1年生しかいなかった学校に、ついに3学年が揃い踏み、そして我らが澁谷かのんさんたちもいつの間にやら3年生である。あんまりみんなして頼れる先輩になったようには見えないのだが、まー高校生の時の年齢観なんてそんなもんよね。我々おっさんから見たら高1も高3も大差ないけど、きっと彼女たちの中で「高校3年生」は立派な大人であるに違いない。 そうして積み重ねてきた年輪は、長きにわたるラブライブの歴史も背負っていることにもなる。前人未到の3期目に突入するからには、先輩がやってこなかった何かをここで持ち出さなければ埋もれてしまう。そこで今回はなんと「1回別団体経由しようか」というサプライズが繰り広げられることに。なるほど、「かのんの留学」っていう2期の揉め事ファクターが、そのまんまこの3期のスタート部分に繋がってくるわけだね。トップスターだったかのんが形の上での話とはいえ、一時的にマルガレーテが立ち上げた別団体へ。これにて元Liella!のトップがLiella!とぶつかる構造が生まれ、これまでになかった刺激が……出てくるかどうかは分からんが、とりあえず色々とお話が作れそうな下地は整った。 やはり3期目ともなるとメンバーどうしのなあなあの部分もどんどん増えるだろうし、新しい刺激を与える展開としては悪くない。ただ、これがラブライブの宿命なのか、尺が伸びるとその分メンバーも増えてしまうというのはちょい気になるところではある。まぁマルガレーテはしょうがない。最後の加入者、10人目ってことなら戦隊における追加戦士みたいな扱いで許容もできよう(いい具合に紫なら追加戦士っぽさはあるし)。ただ、今回最後に緑も出てきちゃったんだよなぁ……やっぱ「ラブライブ=9人チーム」のイメージが強いので、11人目ともなるとちょっと持て余しそうな気もする。虹ヶ咲は一応「個別のアイドルの集合体」という体裁だからなんとか成立している部分があり、ワンチームにならなきゃいけないLiella!において、さらに2人分の追加エピソードを抱えなきゃいけないのは尺的に大丈夫だろうか。だって、多くの視聴者からしたら「おいおい、まだ青とか赤とか鬼ナッツだってメンバーとしてそんなにしっくりきてるわけじゃねぇぞ」って話じゃないですか。5人の時期がある程度安定していただけに、この追加は(2年越しとはいえ)なかなかチャレンジングではある。なお、「最初からいるけどいまだに葉月恋の立ち位置はわかってねぇぞ」みたいなクレームは受け付けません。かのんがいなくなった後に実務的な部分こなしてくれてたのは多分恋だぞ。 まぁいいや、とりあえずこれでまた1クール分のラブライブが拝めるのだから楽しみにしておきましょう。嵐千砂都は全てを知っている。 PR 「夜桜さんちの大作戦」 5→5 2クールやってなお続編確定とは。やはりジャンプ漫画は恵まれてるなぁ。……あれ、「アンデッドアンラック」って続報あったっけ? そっけない言い方になってしまうかもしれないが、「元来ジャンプアニメってこんな感じだよなぁ」って。筋立てだけを見たらどこかチープな感はあるけど、「少年」ジャンプってこういう子供にも分かりやすい漫画があってしかるべきで、それが無駄に王道だとかテンプレだとか訳知り顔で咀嚼されすぎちゃったもんだから再生産される漫画が複雑になったり、訳がわからなくなったりする。今作ももちろん個性が無いわけじゃないが、素直に「ジャンプ漫画的展開」をなぞり、都度盛り上がりそうな展開を用意してバトルを続けていくという古式ゆかしき製法で作られた物語に見えた。主人公のキャラクターもまっすぐで分かりやすいし、小難しいことを考えずに観たり読んだりするなら、これでいいんじゃないかな。最近は鬼滅やら呪術やら、余計な負担を強いるジャンプアニメが多いせいで身構えられてるだけやねん。 ただまぁ、「日曜5時」という枠のせいで無駄に気負っちゃった部分があるのも事実で、「ひどいとは言わないが決して安定してはいない」くらいの作画クオリティだと「どうした?」とちょっと気にしてしまったのはもうしわけなかった。これでもし土曜の朝10時のテレ東アニメだったら誰も文句は言わなかったはずだし。よりによって枠的には「ウィストリア」と並んじゃったせいで変なとこで負担かかったよね。改めて、余計なことを考えない純粋な作品ファンの少年少女たちに面白かったかどうか聞いてみたくはある。 ちなみに個人的に最大のお楽しみポイントは「久しぶりに真っ当で堂々たる悪役うえだゆうじ」。怪しげな役回りのうえだゆうじ、ほんとに輝くと思ってるんだけど意外とそういう起用が少ないんだよな。もったいない。あ、あと朝野家のご両親。安定の死亡率。
○「七つの大罪 黙示録の四騎士(第2期)」 ― 引き続き、「具体的にコミットしてない作品」が続く。こちらも半年空けての再開と、コンスタントに繋いでくれたのでそこまで遠くへいってしまった感がないのは助かると言えば助かる。これ以上空くとほんとに色々忘れちまうんだ。 前クールのラストあたりでメリオダスが登場し、前作「七つの大罪」との接続がより明確になった状態。さらに大ボスの姿もはっきり見えたことで、1クール目がマジで「世界を表示するためのなげぇプロローグ」だったことが判明する。まぁ、「七つの大罪」シリーズそのもののサイズを考えればそんだけの物量も納得だし、世界の全容が見えればようやくお話も盛り上がってきた感。2期のスタート地点としては悪くない。 あとは「2世もの」の共通の課題である「先代との折り合いをどうつけていくか」っていう部分は注目したい部分で、例えばメリオダスは戦場に駆り出され、それなりに「強キャラ」感を見せつけてはいるものの、敵ボスを殲滅することは叶わず息子を心配しながらも国を守る方法を模索している状態。まぁ、これなら「強すぎず、弱すぎず」のバランスは取れているか。こうなってくると、ランスロットが存分に実力を発揮したことでバンがどんなスタンスになるのかとか、その他の大罪の立ち位置も気になるところだ。 なんかね、「黙示録」になってからの方が元シリーズよりも気兼ねなく追えてる気はするんですよね。 ○「青の祓魔師 雪ノ果篇」 ― そこまで具体的にコミットしてない作品の続編ってのが一番何書いたらいいか分からなくて困る。その一番分かりやすい例がこちらの作品。でも多分切ることはしないかなぁ。 書くこともないから基本データだけ確認しておくと、前作「島根啓明結社篇」の放送は今年の1月から。つまり半年空けて立て続けに「第3期」「第4期」と放送されているのだが、それ以前の第2期は2017年と一気に6年も遡っていたし、1期に至っては2012年。なんとも不思議なテンポで展開している作品である。まぁ、おそらくこの3期4期は実質分割クールみたいなものなんだろうと思っているのだが……ただ、今回はさらに連続2クールだという情報もあり、期待されてんだかされてないんだかよく分からない作品である。 前作も特に大きな落ち度もなく、私が覚えてないなりにそこそこ見られるくらいの安定感はあった。今回もスタッフは当然継続だし、お話の方でメリハリをつけてもらえるなら多分最後まで追うことは可能だろう。さらに、CMやら何やら(中の人のTwitterとか)を見てるとどうやら今回のお話の中心にはシュラさんが居座っているという話もある。だとすると中の人補正的にもポイントが高く、前クールにおける出雲みたいな扱いになるのだとしたら、こちらはこちらで要注目。
レンちゃんお久しぶり。続編ラッシュな今シーズン、続きものというだけでうんざりしてきたが今作は別腹。1期が素直に面白かったというのもあるし、1期が6年前と相当時間も経っているので「よぅ帰ってきてくれた」という気持ちが強い。 そして6年のブランクを一切気負いとせず、振り返りもほとんどなしにいきなり本戦へとダイブ。もう、余計な気遣いなどせずともファンはついてきてくれるという信頼があるのだろう。ぶっちゃけ私もディティールは忘れてしまっているのだが、流石にメインチームの4人のことは忘れちゃいないので無問題だろう。残りのキャラや設定についてはそこそこにフォローしておけばいいや。 ちなみに今作は「6年前にしてはそこそこ覚えてる」作品なのだが、その理由ってのが「カラオケでオープニングを歌うとアニメ映像が流れるから」っていう珍しいパターン。「流星」も名曲なので好きでたまに歌っているのだが、その度にイカした1期の映像が流れ、その度にちょこちょこ記憶を刺激してもらっていたので完全忘却まで至らずに済んでいる。おかげでその映像に出てきてないキャラは忘れがちなのは申し訳ないけど(変態みかこしキャラなんかはやたら覚えてるのはこのため)。ちなみにそんなふうにお世話になってるもんで「2期もオープニングは藍井エイルがいいナー」とか思ってたんですが、蓋を開けたらReoNaだったので、「まぁ、生まれ育ちを考えたらこっちの方が必然か」と至極納得。ReoNaも好きな歌手なので問題ない。 ちなみに、流石に6年も経つと制作体制がまるきり同じというわけにはいかず、一番の変更点として制作がStudio 3HzからA-1 Picturesへと変更になっている。そうか、1期は3Hzだったのか。このスタジオ、それこそ1期以降はあんまり仕事の印象なかったので変わったのもやむなしかねぇ。A-1のお仕事についてはさほど心配してはいないが、1話目時点でそこまで気負ったような作画にもなってないし、「等身大でユルく作っていく」方針なのか、それともちょい人手が足りなくなってるのか……そこはドキドキ。できればベストな可愛さのレンちゃんを見せて欲しいところです。幸いにして監督ら主要スタッフは変わってないので、作劇自体についてはそこまで心配はしてないよ。 あとはまぁ、「銃が出てくる作品ばかり書いてる原作者」を信頼するしかない。まさかのピトさんとの共闘体制という「敵がいない」状態でのスタートであるが、ここからどうやって盛り上がるドンパチに持っていくのか、今から楽しみでございます。 ○「きのこいぬ」 5 なんだこれ。なんかこぅ、タイトルとビジュアルから勝手にユルい5分アニメみたいなものを想定してたんだけど、がっつり30分アニメだったし、何なら発端は割と重い雰囲気から始まった。マスコットキャラがメインの作品で、ペットの死から話がスタートするのはなんかやるせねぇな。 「うなぎいぬ」の昔から、動物を何か複合させたキャラなんてのは脈々と続いてるわけで、近年ではおぱんちゅうさぎなんかもあるわけですよ(あれは複合か?)。そういう流れで犬とキノコがガッチャンコしても特におかしなことはないのだが、正直この組み合わせは特にシナジーがない。「犬」は可愛いからベースとして問題ないけど、「きのこ」の個性ってほとんど発揮できる要素がない。アニメ1話目では「胞子を飛ばす」「なんか水が好き」くらいなもんで、他に何があんねんと言われても確かに思いつかない。つまり、「きのこいぬ」を構成してる要素のだいたいは「いぬ」であって「きのこ」要素は割とどうでもいい。タイトルが「きのこいぬ」の作品からきのこ要素を取り除いたら、最終的に今作は「いぬ」というタイトルになるのである。……まぁいいかぁ。犬、かわいいですからね(真理)。 アニメ制作は初期の「ゆるキャン△」を担当していたC-Station。まぁ、作画がどうこういうような作品でもないので良いも悪いもないのだが、最低限のクオリティをキープしつつ、何ともシュールで、ちょっと寂寥感を伴う世界を淡々と紡ぐ語り口。どうやら主人公のペットロス状態から少しずつ前を向いていく様子ってのが(少なくとも最初のうちは)メインテーマになるようだ。確かに、言われてみれば「マスコットキャラがそこにいるだけで意味があるシチュエーション」って、「生き物がいてくれるだけで心が安らぐ状況」が一番わかりやすいもんな。そう考えると何もセッティングにおかしな点はないのだが、それでもなお「なんやねんそのストーリー」という疑問は残る。……最終的に「うーさー」みたいになったらどうしよう。このきのこいぬ、突然奇行に走りそうな危うさもどこかに感じさせるんだよな……。いい話風にまとめてるけど、1話目のストーリー、実は結構怖いしな……。 ○「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」 5 なんか宿屋に赤城みりあちゃんみたいなのおったな。いや、髪型だけだけども。 タイトルを見た時点でデバフがかかり2点くらい減点したろかな、という覚悟で試聴を始めたが、1話目終了時点では一旦この点数。これは「意外と面白くて評価できる」とかではなく、「一話目ではまだ分からない部分があって正当に評価できない」というのが正直なところ。来週以降に普通に3点作品になってハイさよならの可能性もまだ残っている。でもまぁ、そこまで酷くならないんじゃないかという期待もちょっとある。 まずもって作画は良い。メインヒロインの武闘家ちゃんのキャラデザが好みのタイプだってのもあるけど、彼女の見せ場である格闘シーンは見応えのあるものに仕上がっていたし、その他の何気ないシーンでも決して手癖でコンテを作っているわけではなく、自然と見やすい流れを作るコンテワークができている。今回コンテも務めた監督の大西景介という名前は見たことがなかったが、一応これが初監督らしい。ただ、アニメーターとしてのキャリアは相当長く、ベテランの作画職人のところにいよいよ監督職のおはちが回ってきたとか、そういう感じなんじゃないかと勝手に想像している。制作のスタジオエルってところは履歴を見たら「ジビエート」っていう呪いの呪文が見えて肝が冷えたが、まぁ、あれは共同制作スタジオもあるし、コロナ下での不慮の事故みたいなもんだと思って一旦見なかったことにする。すると「異世界召喚は二度目です」というタイトルが出てきて……あれの作画がよかったか悪かったかはまったく印象がない……一応最後まで観てた作品だし、最低限のクオリティは保ってたっけ? まぁ、そんな過去のお仕事はさておいて今作一話目だけを見れば、絵のクオリティは素直に「良」と言ってしまっていい。ヒロインのデザインだけでいえば好感度はラッミスちゃんクラスである。 そして肝心の物語部分。なろう作品で「追放」「ヒーラー」「最強」など役満クラスのワードが並び、冒頭でギルドの受付嬢から主人公が追放された顛末と「あいつはお荷物だァ」というお約束の文言を聞いて「ハイハイ」とため息をついたが、ただ、そこから先の踏み込み方がクソ追放作品とはちょっと様子が違う。まず、1話目時点で追放理由が完全には明かされていない。まぁ、そのことを評価の対象にすること自体がおかしいのだが、少なくともこれまで観てきた「1話目でとっととアホみたいな過去パーティーにザマァするためだけの設定を全部並べる」みたいな処理になっておらず、しっかり2話目を試聴するモチベーションを繋いだ。 また、追放系作品はこれまで全て「追放された自称有能キャラ」目線での物語になっていたわけだが、本作は視点が追放者ではなくヒロイン側に置かれているというのもちょっと新鮮。彼女目線で「追放劇」を追うことによって一応はドラマが成立しているように思える。さらにこれにヒロイン自身の過去話もぼやかした状態で残っており、「あれ、意外とちゃんとお話作れてるのでは?」という期待が生まれてしまったわけだ。まぁ、マジでたまたまのことで、2話目にコピー&ペーストなクソエピソードが明かされたらここまでの評価要素は全部おじゃんになってしまうが。 でもまぁ、作画が良くて冒険ものとして成立しそうな気配があるのは紛れもなくプラス評価。何卒、「見るに耐えるなろう作品」の数が増えますように。 ○「君は冥土様。」 6 お前は! ユキじゃなくて! まゆじゃろうが!(多分そうだろうと思ってWiki確認してしっかりネタバレくらった) というわけでヤッターーー! 人を殺す技術に長けたタイプの上田麗奈だ! そんなに珍しくない属性ですよね! うえしゃま作品は今期もちゃんと供給されるので一安心。タイプとしては「わたこん」にも似たウィスパーということで、最近は不足気味だった上田成分を補充できてありがたい限りですね。ぶっちゃけそうした中の人要素だけで加点してしまっているきらいはあるんですが、一応そこを除いても見るべき点はあるんじゃないかと思ってます。 いわゆる「押しかけもの」もっと狭めれば「押しかけメイドもの」。世の中には家事手伝いのために乗り込んでくるいろんな人がいて、過去にもアンドロイド・ドラゴン・元自衛官など多種多様なメイドが確認されている。今更殺し屋のメイドなんて驚くようなもんでもないし、1話目でのメイドさんのトンデモ的個性の押し出しだけで言えばやや弱いくらいの作品。ただ、そうした突拍子も無い設定からギャグに振り切れるデザインではなく、ラブコメの中にキュン強めで入れていく感じにはなりそうなのでしばらくは見守れそうな気がしている。 制作のFelixFilmはあんまり印象はないのだが、1話目の作画状態はかなり良い。いや、いちいち動きがあるわけじゃないので、単に止め絵のキャラデザが好みだというだけの話なんだけども。あとはオープニングとかエンディングの振り切れたデザイン性かな。特にこの時期はどうしてもアニメを「ながら見」するわけにいかず視聴に対する集中力が途切れがちになるので、形はどうあれ他作品と差別化してくれる新鮮な映像が出てくるだけで、リフレッシュ効果があって助かるのである。何の意図もなしにあのデザインで作ってきたとは思わないので、実写取り込みがはまりこんでも違和感がない程度には、現実感にも意識を向けた形の作劇になっていくんじゃなかろうか。ありがちな設定の作品だけに、できれば映像の面白さで引っ張っていってほしいところである。 ○「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」 ― まだまだ出てくる続編もの、そして「青」ものアニメ。こちらは1期が1年半前ということでやや間は空いてしまったが、確か途中で劇場版もやってたんだっけ。総集編だと思ってスルーしてたんだけど、もしかしてあれってちゃんと別エピソードだったのかしら。見ておけばよかったかもとちょっと後悔。 1期については素直に楽しませてもらった作品。元々サッカーアニメ……というかサッカーそのものにほとんど興味がないためにサッカーアニメにもあんまり興味が湧かないタイプの人間だし、「サッカーはアニメに向かない」という持論もあった(アニメに向かない題材多すぎるな)。これまで楽しめたサッカーアニメといえば絶対に例外すぎる「イナズマイレブン」の初期シリーズを除くと、多分「アオアシ」が初めてだったんじゃなかろうか。そして立て続けに今作が放送され、「あれ、最近はサッカーアニメも案外いい調子かもな……」と見直す傾向。「アオアシ」の時に感じたのはアニメ業界全体のCG技術などの向上により、これまで不可能だった「フィールド全体を使ってのサッカー描写」の自由度が以前よりも上がってきていることで、多少なりとも見栄えのする画面が構築しやすくなってるんじゃないかということだった。 ただ、今作においてはそうした「フィールド全体の見え」みたいな要素はあんまり関係ない。何しろ作中で11VS11の試合をすることすら稀なのだ。今作はサッカー漫画の皮を被った異能力バトル漫画みたいなもんであり、下手したらイナズマイレブン寄りとすら言えるかもしれない。そして、この少年漫画的サッカー漫画が割とツボだったのである。 サッカーのもう1つの悩みに「11対11って人数が描写するにしちゃ多すぎるだろ」というものがあるのだが、本作はそもそもイレブンじゃないのでポジションによる存在感の差などはなく、「全員フォワード」から「全員主人公」へとゴリ押し、1人1人のキャラを徹底的にクドくすることでわちゃわちゃした配置も楽しめるようになっている。正直1年以上のブランクが空いてキャラなんてだいたい忘れてるんじゃないかと心配していたのだが(そして実際忘れてるやつも多かったが)、1話目の導入でおよそ思い出すこともできたし、すぐにそのキャラの個性に焦点を当てることもできた。「あらまぁバロウさん、すっかり可愛らしくなっちゃって」とか微笑ましく思ったし、「レオはちゃんと勝ち残ってこんなに話がわかるやつになってたんだっけ」とかもなんか和んだ。1期時点でのキャラにちゃんと興味が持てていた証拠である。 そして2期も1話目から作品の魅力を打ち出す方向に話が進んでおり、3チームに分けての5対5連続という構造自体がなかなか思いつかない変な形式。潔にとってはだいぶ逆風となる展開なのだが、「この絡みからまた面倒クセェ男どうしのドラマがグルグルするんだろな」という期待感は高まっていく。唯一の心配は「こんだけキャラが濃いのにさらに強いU-20のチームとかどうやって描写すんだよ」って話なんだけど、インフレ展開は少年漫画の常である。うまいこと乗り越えて馬鹿みたいな世界を見せてほしい。 ちなみに最後に出てきた悪そうな大人たちが土井先生&ヘムヘムの忍術学園コンビなのでちょっと笑っちゃった。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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