忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[785] [786] [787] [788] [789] [790] [791] [792] [793] [794] [795]

○「ランス・アンド・マスクス」 4

 初見では「アライアンスとマスクス」に見えないこともない(見えない)。

 そして初見ではなんだかよく分からない作品。普通、1話目を見れば「大体こういう世界でこういうことがやりたい作品なんやろな」というのは分かるものだが、今作の場合、「主人公騎士が幼女を守りたいお話なんやろな」ということは分かるものの、その「騎士」がどういう存在で、「幼女」が何ものなのかがよく分からない。いや、それ以前にまずこの世界がどうなってるのかが分からない。騎士は何か中央組織みたいなものから叙勲されるものらしいが、一応現代社会っぽい世界の中で、何故馬鹿でかいランスを抱えている騎士が普通に存在するのか、何を目的にそんな階級があるのか。主人公が何を求めてそんな道を歩んでいるのか。世間で騎士はどう見られているのか。謎がたくさんある。「幼女」の方も、一体いくつくらいなのかが1話目だけでは判然としない(キャラデザのせいで、途中で助けられた女子高生と同じくらいに見えなくもない)。また、何故冒頭で超絶危険なロッククライミングをやっていたのかも分からない。相当な高さまで膂力のみで登攀していたわけだが、そんなすげぇ力がある幼女にも見えない。「家に誰も一緒に住んではいけない」とメイドが言い含められており、幼女本人もそのことは納得しているようなのに、初対面の不審な少年をいきなり自宅に何の警戒も抱かず招き入れているのも謎だ。とにかく、この世界がどうなっているのか分からず、ロッククライミングの話じゃないが、どこを手がかり足がかりにして話を進めていいのか分からないのである。

 まぁ、こうした「世界観の見えなさ」は2話3話と見ていくうちに解消することも多いので1話目でそこを気にする必要も無いのだが、「ここが見どころだよ」という売り出しが無いので、話を追うモチベーションが維持しにくいのが難点。強そうな騎士の物語と言っても、1話目で姫を守るために戦った相手はいかにもそれっぽいチンピラ集団だけである。あんまりありがたみが無い。騎士が守る目的、幼女が慕ってくる目的、そして悪がはびこる目的、それら全てが分からない状態では、この不安定な世界観で心許なくなっていくのはしょうがないことだろう。あまりキャッチーな1話目とは言い難い。

 スタッフは、監督が「君嘘」で素晴らしい仕事をみせたイシグロキョウヘイ氏。さらに、原作ラノベの作者の名前をどこかで見たことがあると思ったら、元々アニメ脚本畑の人だった。つまり、最初からアニメ化されることが前提になっているようなもの。ということはそれなりにここから盛り上がっていく可能性もあるが……どうかね。見やすくなってくるかね。ま、しばらくは監督の名前に期待を持って眺めていくことにしましょう。

 主人公騎士の中の人は山下大輝。こうして「男の子らしい」主人公で起用されるのは初めてかもね。そして幼女の中の人は飛ぶ鳥を落とす勢い、小澤亜李。分かりやすくて良い幼女。そして、オープニングテーマを歌唱しつつ、なんかポンコツ気味の金髪を担当しているのが三森すずこ。そう、これだね。やっぱりみもりんはポンコツじみたキャラをやってるときの声が一番しっくりくる。登場シーンで馬と金髪で会話してる時に三森ボイスが聞こえてきたので「おっ、また馬かな?」と期待したけどちょっと違った残念。エンディング歌唱が竹達ってことは、多分竹達もキャスティングされてるってことだろな。うーん、ポニキャ。

拍手

PR

○「進撃!巨人中学校」 5

 なんやこの企画。いくら深夜といっても、こういう番組が普通に地上波枠で1クール放送されるってのも、なんだかすごい時代になったものである。

 番組のピークは2つある。1つはオープニング。「そりゃま、そうなるやろ」っていうOPかもしれないけども、それでもここまで本気で作り込んでくれたのはお見事。元ネタの映像が話題になり、多くの視聴者が繰り返し見ていたおかげで出来たパロディである。リンホラも「紅蓮の弓矢」を翻案した新曲を至極真面目に歌ってくれており、ふざけた画面と歌の雰囲気のギャップも楽しい。今作の製作はWIT STUDIOじゃなくてI.G.なんだが、きっちり映像は引き継げてるんだよね。まぁ、製作が共通してればこれくらいの共有は出来るか。このオープニングを見ただけで、割と満足。

 ぶっちゃけ、その後始まった本編は……まぁ、最近こういうスピンオフのデフォルメ作品って多いし、大体こんな感じだよね、っていう。個人的にデフォルメスピンオフで神がかった成功例っていうと「ぷちます」くらいしか思いつかないのだが(漫画版ね)……あ、「DD北斗の拳」も一応この枠か。あそこまで徹底的にぶっ壊して初めて、ネタとして大成するものだよね。今作はそこまで奇抜なネタ作りをしてるわけでもないし、普通に考えると「わざわざアニメにしなくてもええやん」っていう程度のものだ。「進撃」の人気にあやかって、同じ素材を使ったアニメで手軽に稼ごう、という大人の考えがすごく見えやすい枠なのである。いや、別にそれが悪いことだとは思わないけどね。ただ、どっぷりはまった進撃ファンでもない限り、そこまでキャラに思い入れもないから、スピンオフされてもあんまり楽しくないっていう。

 「どう考えても30分やるようなもんじゃないし、このまんまだとあんまり印象はよくないわ」と思っていたら、予想に反してアニメ自体は15分で終わってしまう。「?? なんで? まさか1回に2話構成なの?」と思ったらさらにまさかのまさか、後半は実写パートっていう。なんやこれ。「30歳の保健体育」か。ミルキィホームズか。どういうことやねん。しかもどうでもいい企画始まったぞ。すげぇ安っぽいぞ。

 でも、そこはほら、ぼくだから。番組のピーク2つ目は、「麻里奈の体操着」。もう、それでいいや。うん、DVD特典でやれよ。多分、進撃ファンはあんまり興味無いと思うぞ……。でも、これから毎週麻里奈のジャージ姿が見られるので、僕は満足です。

拍手

10月2日 ドラフト模様(DTK×2 FRF

ピック順 【Sea-chicken】→【Thraxi】→【Serra】→【Sangriter】→【Mei】→【Alessi】→

 

 新環境! 以前ならば「年に1度のお楽しみ!」と冠していたイベントであるが、今後は「年に2回のお楽しみ」。さらに最近はオリジンやらなんやら、次元を渡る機会も多かったのであんまり特別感は無いんですが、それでもやっぱり新環境。もうウラムキのクリーチャーは出てこないけどウラモグ関係ならいっぱい出てくる世界ですよ(上手いこと言った)。

 下馬評がどうなっているのかは分からないんだけど、事前情報で「何か面白くなさそう」と思っていた無色環境も、フルスポイラの時点では「すげぇ難しくてやりがいがありそう」という印象に変化。そして実際のピックはその期待と想定通りに、なかなかの難物である。これ、環境が固まるまではしばらくかかりそうやなぁ。我々は6人ドラフトなのでなかなか特定のカードタイプをかき集めるのが難しく、アーキタイプドラフトと言ってもデッキの完成度に限界があるので、個人的にはそこまでアーキタイプに依拠した世界になるとは思っていなかったのだが、実際にピックするとカードの有用性が狙いによって段違い。具体的な経験でいうなら、青をやってるのにせっかくのバウンスクリーチャー「霞の徘徊者」を引くことが出来ずにやきもきしたり。デッキのスピード調整にしても、割と幅広い戦術が採用出来そうだ。さて、この世界の覇者は一体誰になるのだろうか……。

 なお、今回開封したパックから出たレアは、18枚中8枚が土地であった。流石ゼンディカーだなぁ! 初戦からいきなり3パック連続で土地をあけたおじさんとか、もうその時点でモチベーション下がりまくってたわ。

 


拍手

○「落第騎士の英雄譚」 5

 ラノベラノベ&ラノベ。いわゆるダメラノベ枠にさっさと放り込んでフタをしてしまいたくなるタイトルだが、中身はどうだろう。

 まず、間違っても「うわぁ、こいつは楽しみだぜ!」とテンションがあがるような内容ではない。主人公の置かれた境遇、ヒロインとの関係性、そして1話目での展開。そりゃもう、水田わさびボイスで「モゥ食べられないヨ〜〜」と漏らしたくなるくらいにお腹いっぱい。時代は進んでいるが、いわゆる「食パンくわえてダッシュしながら角まがったら」展開と同じようなもの。そろそろ現代ラノベ業界も「これ、食パン展開よりもテンプレ化してるんだよな」ということを理解した上でガンガンブレイクスルーを狙って欲しいものであるが、テンプレというのは受け入れられるからこそテンプレなのである。そこに文句を言ったところで始まらないということだろう。

 「主人公が最弱で校内の成績も赤点のくせに実は最強」とか、「ヒロインがツンデレ姫で裸を見られたことから主人公とすったもんだするけどもデレるのが早い」とか、筋だけを見れば最近のラノベアニメの中でも潔すぎるくらいのもの。それに「アブソリュートデュオ」と同じ武器生成設定、「精霊使いの剣舞」で似たような名前を見た気がする武闘大会の設定、「聖剣使いの禁呪詠唱」で見た気がする謎の円形スタジアムなど、やっぱりどこかで見た要素を徹底的に固めている。もう、この徹底した無個性が個性として際だつのではないかという勢い。「こんなんあかんやろー」とは思うのだが、これが意外に悪くない出来。最後にスタッフロールを見て初めて知ったが、これって大沼SILIVER LINK作品なのね。いや、だから褒めるっていうわけではないんだが、具体的な画でいえば、例えば主人公が剣を生成して構える一連のバンクっぽいシーンとか、お姫様が主人公に褒められてあっという間にチョロさの片鱗を見せるシーンとか、そういう要所要所でちょっと「おっ」と思えるようなカットが挟まる。また、姫様の「才能がある人間が努力していないような言い方しやがって」という主張もキャラの造形を考える上では重要な台詞になっていて、「ひょっとしたら単なる俺ツエー主人公とチョロインのお話っていうだけではないかもしれないぞ?」という期待も持たせてくれる。主人公も「最下位」を自称してはいるものの、そこまで卑屈になるわけでなく、姫様との試合もさっさとOKして積極的に挑んで来るなど、2人とも人間的には悪い奴じゃないように見える。それだけでも、色々と捻れた最近のラノベアニメの出だしとしては悪くない。

 まぁ、そうは言っても「やっぱりあの設定で最下位落ちこぼれ呼ばわりはおかしいだろ」とか、「姫様の物言いは高飛車を通り越してイカレてるだろ」とかいう問題は多々あるわけだが、そこはまぁ、程度問題ってことで。このまま観ていってやっぱり3話目くらいで「もういいや」ってなる可能性もあるし、「空戦魔導士」くらいの距離感でダラダラと付き合っていくかもしれない。過度な期待もせず、かといって過度に貶めもせず、それがラノベアニメと上手く付き合っていくコツである。

 そしてメインヒロインが石上静香っていうのも注目したい部分だろう。なんだかんだでもう既にメインヒロインキャラ3人目(変な役ばっかだけど)。着実な実績を重ねているのはよいな。あ、あとエンディングテーマ(次からはオープニングになるのかな?)が良かった。今の時代にまさかの酒井ミキオという起用はなかなかのセンス。それに合わせた映像の作り方もキマっている。こういうところで久しぶりに名前を見ると嬉しくなるね。

拍手

○「金田一少年の事件簿R(2期目)」 5

 「電波教師」の後番組ってことで、もう無条件に画を観てホッとする。いや、本当に普通なんだけども。むしろそこまでパッとする印象もないんだけども。でも、あれよりはずっといい。

 まぁ、2期目っつっても特に書く事もないのですが、今回は「金田一少年の決死行」からスタート。もう、あんまり熱心に「金田一」シリーズを追いかけていない身なので最初は分からなかったのだが、「あれ? なんかおかしくね?」って違和感を覚えて確認したら、「決死行」って新シリーズのエピソードじゃないやんね。旧シリーズのいわゆる「Caseシリーズ」のラスト一本、つまり、アニメ版「R(1期目)」で放送された事件よりも(現実の)時系列で言えばずっと前の作品なのである。なんでこんなことになったのかと思ったら、旧アニメではシリーズの「怪奇サーカスの殺人」までしか製作されておらず、大きな区切りとなるはずだった「決死行」はまだアニメ化されてなかったようだ。おかげでこんなところに。まぁ、確かにでかい事件なので新シリーズのトップを飾るのには丁度良いのかもしれないけども、長いシリーズの歴史の中でも異色の事件なので、これを代表選手にしてしまうのもどうかと思う。他の最近の事件とまぜるとちょっとテイストが違うので浮いてしまう気もするしなぁ。いや、ホントに些細なことだからどうでもいいんだけどさ。

 さて、あとアニメになってない原作長編ってどれくらい残ってるんだろうかね。最近の事件はまだまだストックがあったんだっけ? あんまり印象に残ってないから覚えてないや。ま、順調にシリーズを消化していくことにしましょう。

 それにしても、あのオープニングテーマは一体なんなんだろう。「四銃士」っていうタイトルも歌の中身も金田一と全然関係無い上に無駄にテーマ性があるので、全然噛み合わなくって笑える。最後だけなんとか帳尻合わそうとして金田一・美雪・剣持・明智の4人の後ろ姿で締めてるのが逆に違和感バリバリである。どういう規準の選曲なんだろ。まぁ、金田一のテーマソングって昔から全然統一感なかったからな……。

拍手

○「ノラガミ ARAGOTO」 5

 続編3連続のアニメイズム3本目。こちらの作品は1期が2014年の冬ということで、約2年の時間が流れているのですわ。

 1期の印象は特にないし、あんまり好きだった作品でもない。一番覚えてる記憶は多分「オープニングをカラオケで頑張って練習したこと」くらいだ。でも、今回の1話目を観ていればやっぱり特に悪い印象もない。なんかヌルッと入ってくる作品だ。確認したら、1期の時は「最終的にシナリオのメリハリに欠ける」っていうのであんまりよろしくない評価になっているのだが、確かにどのくらいの距離感で観るべき作品なのかは分かりにくいかも。ギャグとシリアスという単純な分け方はあまり正しくないが、本作の場合に「シリアス」部分が人(神器)の人生そのものの形になっているので、あんまり軽々しく扱えるテーマではない。そこに適当におちゃらけを入れてしまうと、なんだか不真面目なように見えてしまって印象が悪くなるのだ。特に雪音なんて不遇の死を遂げた少年なわけで、あんまりそういう人生を笑ってすませるような話にはしたくない。かといって直球で重すぎても既に「死」という事実が覆らないだけに救いようが無い。なかなか適正なバランスで描出するのは難しいかったのである。幸い、鬱々とするような雪音の生き方の話は1期で一度片がついているので、2期目はもう少しあっさりさっぱり観られる物語になってくれればと思う。

 それにしても、ワグナリア男性声優三人衆は本当にどこでも出てくるよな。

拍手

○「蒼穹のファフナー EXODUS(2期目)」 5

 あ、もしかしてこっちがOPEDともにangelaだからKはangelaが流れなかったのかな。いや、でもこっちは新曲でも何でもないしな……。今期のアニメイズム(+1)は全部シリーズ続編という、現代アニメ業界の構図が非常に分かりやすいラインナップになっております。

 オープンエンドすら変わらない状態での純正「分割2期目」。そういうところにリソースを割かず、全て本編の内容に費やしてるんだよ、という硬派な姿勢は見習うべきところがありますね。「分割2クールは純粋にスタッフのキャパを超えないための措置であって、1期2期とか分けて関係する商材で金を稼ぐためにやってるのではない」ということ。雰囲気をそのままにすんなりと作品に戻れるので、これはこれで悪くない。

 まぁ、「戻れる」と言っても相変わらず今作は1期の内容すらあんまり覚えてなかったので、「EXODUS」に入ってからの展開は今ひとつ頭に入っていないのだけども。現在、主人公サイドから見てフェストゥムはどういう存在になっているのか、誰と誰がイデオロギーを共有して、どのあたりに心の隔たりがあるのか。「繋がり」という要素を最も大切にしている作品なので、そのあたりの構図を理解しないで視聴するってのは鼻をつまみながらご飯食べてるようなもんなのだが、それでも何となく見られてしまうだけのコンテンツがあるってのは大したもんで。今回の1話目(14話目)も、島を出てからの展開がジワジワと「戦争」への道を進んでいることが各方面から描かれ、フェストゥムと向き合う姿勢も固まりつつある様子が確認出来て、なおかつ終わり方はきっちり今作らしい「苦しい」展開になっている。一時たりとも油断はさせない、というシナリオ構成が今後に期待を抱かせるのである。映像のクオリティも相変わらずだし、平井絵が一番輝く(と私が勝手に思っている)「驚愕して目を見開いている表情」が鮮烈である。今後もこの調子で、どんどん絶望をたたき込んで欲しい。まぁ、これが最終シリーズになるのだとしたら、一応は幸せな結末も待っていて欲しいものだが。

 しかし、大友龍三郎、土師孝也と並ぶ濃いキャスト陣はしみるなぁ。おっさんが活き活きするのは良いアニメである。

拍手

○「K RETURN OF KINGS」 5

 抜刀祭りじゃーい! 見づらい画面! 視聴者のことを一切考えていないかのような恐ろしいカメラワークのアクション! あぁ、これがKの世界だ……。

 劇場版からもしばらく時間が空いたし、正直世界設定なんかもだいぶ忘れ始めている状態だったが、この画面を見ればすぐに引き戻されることになる。謎のオサレ空間が展開されるこのKの世界。1話目の目的は実に明確。冒頭5分以上もある赤対青のクラン抗争は十束が生きてる時代の話であり、特に明確な目的も無い小競り合いのシーン。シナリオ上で全く重要ではない回想シーンのはずなのだが、とにかくこれを全作画リソースを使い切るかのような勢いで徹底的に描き込んでいる。今作最大の特徴である、青いレイヤーを1枚被せたような微妙に視認性の悪い画面に、赤と青が激しくぶつかり合うエフェクト、とにかくグルグル回すことのみを目的とした背景、そのスピードに何とかついていこうとしているかのようなアクション作画。これらの情報が全て1つの画面にまとまっており、「とにかくなんだか超すげぇ」をアピールすることが目的である。そして、その目的は充分果たされている。とにかくなんだかよく分からんが、そういえばこういう作品だった、ということが確実に思い出せる。この見づらさこそがKの真骨頂。決して不快感を助長するわけではなく、「なんだかよく分からない」ことそのものを、武器にしてしまっているのである。

 冒頭の魅せシーンが終われば、あとは劇場版からの世界で何が起こっているのか、という今回の物語が幕を開ける。どうやら劇場版で敵キャラとして登場した緑のクランが本格的に嫌がらせを始めたようで、中心には3つのクランが混ざり合うようになっている。シナリオの狙いも分かりやすく、1期では赤のクラン吠舞羅を中心に赤VS青の抗争を描き、周防尊の死をもってそこは一段落。今回は、「喧嘩する程仲が良い」を体現していたこの2つのクランが協力して事にあたる話になるのだろう。喧嘩していた2者を協力させる一番簡単な方法は、共通の敵を出してやること。義の道に生きる吠舞羅、秩序を尊ぶセプター4という2つの組織に敵対する緑のクランは、非常に軽く、人を小馬鹿にしたような構成。わざわざファミコン画面で尊の死を煽ってみたり、ゲーム感覚で他人をぶっ殺してみたりと、赤や青に存在していた「道義」や「主義信条」が全く感じられない。緑のクランってぇと劇場版では忍者やらカマ侍やらがいたところなのでもう少しまともなところなのかと思っていたが、どうやら今回は分かりやすい敵キャラにするために末端はチンピラ風にまとめられているようだ。

 こうして「吠舞羅とセプター4の共通の戦い」が幕を開けるわけだが、今回はおそらくセプター4の方がメインになるんだろうな。ダモクレスがヤバいのは宗像さんですからね。この状況にクロとネコがどういう風に絡むのか。社も参戦決定しているみたいなので目立たないまんまで終わるはずはないんだろうけど、劇場版の影響もあってすっかり世界は「赤or青」みたいな状況なので、ここでクロたちが介入する隙間があるのかどうか。まー、緑のクランとの因縁はあるので、そのあたりから話が進んでいくのかな。

 1期はあまりに中途半端な終わり方でアゴが外れたが、今期は一通り世界観が出来上がっている状態からのスタートだし、もうちょっと色々見られるだろう。どういう展開になるのかを暖かく見守っていこう。1話目で不満な点を挙げておくなら、①淡島さんの活躍シーンを増やして下さい。「動画が見づらい」とはいってますが、淡島さんのお尻とおっぱいは別です。乳やケツが、まるで別個の意志を持つ生命体のようにぐねぐねと動きます。今回のクライマックスは間違いなく淡島さんのケツです。凄いボリュームです。服の切られ方がセクシー過ぎます。まずいです、何で八田よりも登場シーンが短いんですか。もう、毎週毎週淡島アワーでお願いします。

 ②なんで今回angelaが参加してないんですかね。Kのオープニングといえばangelaやろ。スタチャは何を考えているんだ。

拍手

○「かみさまみならい ヒミツのここたま」 ー

 今期一発目の新番チェックなのに、数字表記しないっていう。この手の作品はしゃーない。

 特に悪いこともなく、「あぁ、そういう商品の、そういうアニメなのだな」っていうのがよく分かる出だし。メインのセールスポイントであるここたまはきちんと可愛らしく造形されているし、作中での所作もなかなかに愛らしい。発想として「たまごっち」とあんまり変わらないけど、人間との関係性なんかを考えると「毒気を極限まで抜いた妖怪ウォッチ」の方が近いかもしれない(適当)。まぁ、そういう作品だ。

 悪いところも特にないなら視聴を続ければいいじゃん、と思うのだが、どうしても、こういう作品は見切りをつけるのが早い傾向にある。そりゃま、大体の場合はメインのターゲット層ではないのだから見なくても勿体ないとは思わないのだが、この手のジャンルからはしばしば爆発物が繰り出されているのが気になるところ。私は「こういう作品はあんまり取り扱わない」という傾向にあるため、過去に何度か「勿体ない!」と言われたことがある。おそらく最初は「おねがいマイメロディ」だったと思うが、その後も「ジュエルペット」シリーズなんかは、「的確に狂気を孕み、子供向けじゃなくなっていくアニメ」だったという。どちらも1話目は見ているはずなのだが、「まぁ、こういう作品だろな」っていう予断で自然と視聴しなくなり、「せっかく面白かったのに」と言われてもあとから追いかけることが出来ないのだ。「妖怪ウォッチ」だって遅れて見始めたのだし、もし、どこかで出会いがあれば私もプリパラおじさんになっていたかもしれない。そうならなかったのは、ひとえに「この手の作品の見極めが苦手だから」である。

 しかしまぁ、こういう事前の予測である程度取捨選択しないとキャパを超えすぎるからなぁ。今作はしばらく追いかけてみるつもりではあるが、自然にフェードアウトしたらその時はその時だ。唯一気になるのはキャスト表にシンフォギア・ガリィ役の村瀬迪与がクレジットされていること。彼女の次の仕事を見てみたい気はするのだが……公式ページの掲載順から考えると、登場はしばらく先になりそうだな……。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
12
17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[06/06 とみしの]
[06/04 とみしの]
[06/01 NONAME]
[05/31 DRAKE]
[05/29 NONAME]
バーコード