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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
運転手のおっちゃんが退場しなくて本当に良かった、第2話。正直、30人のキャラの中で区別出来るのってあのおっちゃんくらいだったからな……。 今回、地震の影響でMBSの放送が中止されてしまったのでBSでの視聴。流石に今作の場合は1週間放置プレイがキツ過ぎるのよね。先が気になるから。まー、結局2話目もほとんど先には進まなかったわけだが……いいよね、このジワジワ不安感を煽ってくるデザイン。昨年の「六花の勇者」とはまた違ったサスペンス要素で、「山奥の廃村」が舞台なので雰囲気はどっちかっていうと「ひぐらしのなく頃に」が近いかな。納鳴村は雛見沢と違ってマジで外界と隔絶されてる設定ではあるのだが、やろうと思えば素人集団がヒール履いててもちょっと頑張って歩けば辿り着けるレベルの秘境。バスの運ちゃんがどれくらい頑張ってくれたのかは定かじゃないが、こはるんだって元々そんなに歩かせるつもりも無かっただろうし、実質的な距離は大したもんじゃないだろう。そんな「なんちゃって秘境」なのに実際に人がおらず、行政も介入していない「隠れ里」であるとするなら、現実レベルでは収まらない何らかの「怪異」が納鳴村には存在しているはず。いや、ひょっとしたら政府や巨大組織の陰謀が渦巻いていて、神隠しも拉致監禁事件でした、なんて可能性もあるにはあるが、そういうオチだとそれこそ「ひぐらし」と被っちゃう部分もあるのでね。個人的な要望としては、ちょっとの理不尽を混ぜこんで、出来る限り胸くそ悪いバッドエンドを演出してほしい。そうね、雛見沢症候群とかオヤシロ様とか、そのくらいのレベルの「なんやそれ」が関わってくると丁度良いかな。誰も理詰めのミステリなんか求めてないから、小利口にまとまらずにアホなことを全力で振り抜いてほしい。求ム、「BLOOD-C」の再来(それもどうなの)。 キャラクターレベルにまで話を落とし込むと、なんと2話目に到ってもあまり焦点を絞る気配がない。もちろん光宗が中心になって話を切り盛りしてはいるのだが、村の散策シーンでは光宗もあくまで「数あるパーティの1つ」でしかなく、その他の面々がどういった行動に出ているのかを割と均等に時間を配分して描いている。こういう演出になっているということは、やはりこの30人が満遍なく重要度を分かち合っているということなのか。幸い、クソみたいな性格のキャラが多いために無茶な人数のわりには印象に残るシーンも多く、少しずつではあるがキャラは覚えられるかもしれない(弱腰)。今回追加で印象に残ったのは、雑な絡み方しといて「惚れっぽくなくて大丈夫!」と光宗が胸をなで下ろしたら逆ギレした理不尽極まりない女、マイマイ。それに独特のしゃべり方が印象的な「名探偵」ナンコ。やっぱり女の子ばっかり目がいくな。初回からなかなかのウザさを誇っていたクソラッパー風の男(よっつん)は期待を裏切らずに一発目の退場者となった。こうして「覚えやすいけどうざい奴」は消えるのに理想的なポジションですよね。 ただ、意外だったのはそれとセットでゲロこと真咲も退場してしまったこと。彼女に関しては、光宗との絡み方(そしてキャスティング)を考えるとここで終わるキャラではない気がするが……さて……。 PR 4月15日 ドラフト模様(SOI×3) ピック順 【Thraxi】→【Sangriter】→【Sea-chicken】→【Mei】→【Serra】→【Alessi】→
環境第2戦目。今回は事前に麻雀で負けこんだ様子のお大尽が「浪費したいんや」と謎の発散行動に出たために、久しぶりにカラオケボックスに場所を移しての試合となった。普段と違う場所、そしてまだ慣れぬ手探りの環境。もうどうしていいやら。さらに、前回の通信の影響もあり、固定ファンがついた人間は「何とか期待に応えなあかん」と気持ちを新たにし、他の人間も「魅せるプレイをしないとお客さんは付いてくれへん」と、ついに視聴者の目線を意識した試合が始まるのであった(?!)。いや、この通信読んでる部外者なんて世界中でも3人くらいしかおらんで……。 まだまだ寄る辺なきこの荒れた世界を制するのは誰の信念か。ファンの期待に応えることは出来たのか? やけっぱちの浪費の結末とは? 無理矢理盛り上げつつ、とりあえずごちそうさまでした。全然歌えなかった鬱憤はこの週末に個人的に晴らします。
○「ビッグオーダー」 4 他作品に比べてやや遅れてスタートした作品。今期の角川10話枠ってこれなのかな? 原作未読。「未来日記」の作者の作品ということで製作は同じくアスリード。そのおかげなのか、キャラクターデザインなんかは数年前の懐かしい「未来日記」とほぼ同じ質感で再現されている。「未来日記」は尺の問題もあって、せっかく面白そうだったのになんだか消化不良で終わってしまった気もするアニメだが、基本構造は色々刺激的な部分があったのは間違いないし、決して嫌いな作品ではない。そうなれば、同じ作者が作っている今作も何か興味深いものが得られるのではないかという期待はあるのだが……なんか、全体的にもっちゃりしている。この第一印象を上手く言葉にするのが難しいのだが、全体的に、インパクトが薄い気がする。原作を知らないので勝手な推測だが、この全体的な違和感というか停滞感みたいなものには、おそらく尺の問題が大きく関わってるんじゃないだろうか。 具体例を挙げていくと、例えば主人公が襲ってきたヤンデレっぽい子に無意識に反撃して刀を突き刺してしまうシーン、その女の子が平気で蘇り、妹ちゃんの車椅子を押しながら登場するシーン、さらにその妹ちゃんにあっさりと刀を突き刺し致命傷を与えるシーン。どれもこれもかなり衝撃的な、1話目の掴みとしては充分な熱量を持つシーンだと思うのだが、その全てが、なんだか流れ作業のようでショックが小さい。刀で返り討ちにするシーンなんて、画面の光量が少ない上に構図が見づらいために、あのワンカットだけだと何が起きているのかもピンと来なかったりする。他にも、スタンガンでやられた主人公の目覚めや、返り討ちにしてしまった後の主人公が立ち直って妹のところに行こうとするくだりなど、全てが性急な感じがして、世界の運命を握っていたり、圧倒的な悲劇を背負っていたり、そういう「ビッグ」なバックグラウンドを感じさせるような余裕が無い。画がことさらに悪いわけではないので、こうした難所が出来てしまった理由は、1話のラストまでで主人公の目覚めを終わらせなければいけなかった尺の要請が大きいのではなかろうか。 大抵、こうして駆け足気味になってしまうアニメってのはこの後の構成もきつめになってしまうわけで、物語の筋を追うだけで手一杯だとアニメとしてはちょっとしんどいかな、という予測が立つわけだ。まぁ、何も知らないで勝手に想像しているだけなので、2話目から雰囲気をガラリと変えてこのどこか現実味の乏しいふわっとした世界のオリジナルなドラマが展開するのかもしれないが……前クールに似たようなデザインで色々と肉薄していた「亜人」があっただけに、適当過ぎる主人公の能力設定なんかはちょっと誘致要因として弱いんだよね。能力が強すぎるだけならまだしも、お約束のようにそれをべらべらしゃべってしまう主人公の神経も分からんしなぁ。「他にも知ってる奴がいるんだろうが」って分かってるならネタバレするだけ馬鹿馬鹿しいし、どうせ相手が全部知ってるって思うなら説明する必要も無いし。少年漫画のお約束と言われればそれまでだが、やっぱり違和感は拭えない。そしてこの能力設定だと、他の能力者もやりたい放題の大雑把さだしな。能力バトルものとして楽しめるかなぁ……。 中の人については、少年役をやってるのは久しぶりに聞いた気がする森田せいいちさん。1話目だとちょっと控えめな印象の主人公だったが、このCVってことはこれからいくらかやんちゃになっていくんでしょうか。相方を務めるヒロインにはみかしーがエントリー。メインヒロインって、実はレアな機会だったりするみかしー。知名度は上がってるのになかなか最後の殻が破れない感じがもどかしいなぁ。そして妹ちゃん役には久野ちゃん。久野ちゃんにしては年齢が高いな。圧倒的な「無垢」を感じさせるために、このくらいの年齢設定でも容赦無い久野ちゃんである。この声でお兄ちゃん好き好きだとますます犯罪臭くなるから危ないぞ。 ○「リルリルフェアリル〜妖精のドア〜」 ー なんか、調べてみたら他の地域では半期前から放送が始まってたみたいなので厳密には新番組ではない。っつうか、テレビ大阪で放送してることも知らなかった。今回たまたまAT-Xの番組表で新番組表示になってたからチェック。 まぁ、「ここたま」の1話目観たときと同じ反応で特に問題は無いと思う。正しく清い年齢層のターゲットの人に見てもらえばいい作品なので私がどうこう言うのも野暮な作品だろう(まぁ、プリキュアとかはどうなんだって話だが)。正直言うと「サンリオキャラのアニメ」ってんでマイメロみたいなバーストとかを期待した節はあったんだが、話の流れからあんまり爆裂するアニメになるような雰囲気は無いな。「ジュエルペット」の後輩に当たるらしいので、何があってもおかしくはないのだが……。視聴を続けるかどうかは半々だが、結局「ここたま」を視聴を続けていることを考えれば、まぁ、何となく見続けるかもしれない。 中の人はメインの3人を花守ゆみり、内田彩、日高里菜というかなりの高音域で埋め尽くしている。どこぞのキノコハウスに住むうさんくさい妖精とはエラい違いである。ロリ声の共演、はなべえの成長記録の1つとして聞ければ良いかな? ちなみに、CV内田彩の影響もあってか(??)なんか時たまキャラクターデザインがちょぼらうにょぽみに見えることが……。そうやって見てると、将来何が起こっても不思議じゃない気がする。
サブヒロイン・ミラージュさんの「油断したら突撃しそう」感は異常、第2話。わたくしあらゆる可能性を鑑みましたが、ここは突撃しかないかと! いい感じに進んでますね。まさか2話目でさっさとオーディションが終わるとは思ってなかった。いや、そもそもフレイアは受ける以前から終わってたわけだが……まぁ、ワルキューレに参加してからが本編だから、ここは思いっきりご都合主義だがさっさと進めるか。ご都合主義というと聞こえは悪いが、そもそもマクロスって才能がバリバリある人間が適材適所に収まって活躍する話だからな、1話目こそ「フリーターとワナビーの珍道中」だが、2話目にしてさっさと「選ばれしパイロットと選ばれし歌姫」にランクアップしたよ。しょうがない、なんか歌が凄いんだから。ちゃんとオーディションで実力を見せてくれてるし、身の丈に合わないポジションっていう印象もないけどね。そもそも我々視聴者から見たらワルキューレがどんだけの栄職なのかも定かじゃないしな。 2話目で改めて確認したかったのは、何と言ってもフレイアちゃんの人となり。前作「F」では容赦無くシェリル派だった私ですが、今回のフレイアはかなり可愛いと思いながら見ています。1つは、キャラデザが可愛い。ランカの焼き直しみたいなデザインではあるのだが、笑ったり怒ったりで案外デフォルメになる機会も多くて、そういうときのコロコロした表情が可愛らしい。このあたりのデザイン性は「F」の時よりも好みだ。そして、中の人の仕事も割と良い。これまたランカと比べてしまうが、やっぱりスタート地点が違うんだな。まだまだ拙いのは事実だが、それでも不思議と愛嬌があって聞かせてくれる。おそらく、ランカと違って方言キャラに設定されてるのがプラスに働いてるんじゃないかな。何ともイモっぽいおねーちゃんの田舎じみた雰囲気が、声の拙さと上手く接続していて「上京してきた夢見る少女」像を形作っているのだ。まぁ、そのために今後の活躍シーンで上手く身の丈に合った仕事ができるかどうかは分からないのだが、少なくとも現時点でフリーター青年とわいわいやる分には丁度良い声だ。 また、今作はヒロインの配置が色々と賑やかで、てっきりワルキューレで一番目立ってるあみっけがメインヒロインなのかと思っていたら、あっちはあくまでもアイドルとしてのトップなのね。スタッフロールを見る限りでは、堅物ヒロインミラージュが対抗馬になるようだ。現状だと主人公・ハヤテとの絡み方が非常に雑なのだが……今後どうやって親交を深めていくことになるのだろう。奇しくも同じ職場についちゃうみたいだし、今後の距離を考えたらむしろフレイアよりも近くなるかもしれんが。シェリルとランカみたいに「2人の歌姫」ではないので、並び立つように三角関係を作ることは出来ないんだよね。どのあたりで萌えポイントを稼ぐことになるのか……。 ○「美少女戦士セーラームーンCrystal Season Ⅲ」 6 エンディング凄くない?! ねぇ、凄くない?! もう、超絶イケメンだった。正直、男声パートを誰が歌ってるのか分からなかった。いや、キャストを考えれば一択なんだけど、あまりにもイケメン過ぎて。これ、カラオケに入ったらテロップは何色になるんだろうな? えー、セーラームーンです。いきなり3期です。ごめんなさい、1期2期は観てません。正確には、1期1話、2話くらいまで観て、「まぁ、これはいいや」ってんでスルーしたんですね。理由は色々あるが、最大の理由は放送開始時にはネット視聴以外に方法が無かったこと。私、基本的にネットでしか観られない作品は観ないんですよ。しんどいから。BSまで含めてテレビ放送してるものだけを録画し、1つずつしらみつぶしにしていくだけでも時間がいっぱいいっぱいなので、記録を残せないネット放送は基本的にアウト。過去に特例といえば石館光太郎作品と聖闘士星矢くらいかな。元々、この新盤「セーラームーン」は刺激的なキャスト陣のおかげで気になってはいたんだけど、ネット視聴のストレスもあったし、正直1話目の出来があまり良くなくて、視聴のモチベーションが維持出来なかった。いつの間にか放送も終わってたし、CSなんかでは再放送もあったんだけど、それ以来追いかけることはなくなってた。 それが、今回3期に入ったことで心機一転、めでたくCSでも放送されているので視聴を開始することに。理由は大きく2つだ。1つは、……キャストだ。ほら、新キャラでるじゃん。まぁ、そこは、察してくれ。最高のキャスト陣が超最高のキャスト陣になっただけだ。そしてもう1つの理由は、割とスタッフが変わっていい画になったと聞いたから。1期はどうしてもキャラ画が安っぽくて観られなかったのだが、だいぶ今風に近づけて見やすくなったという。キャラデザ以外にもスタッフが結構変更されており、ディレクターは今千秋になっている。キャラ画が良くなったなら、また見てみようかな、っていうモチベーションもあがるのである。 そして実際に見てみると……いいじゃない。綺麗じゃない、可愛いじゃない。原作絵の古くささは残しつつも、1期と比べると大きくリファインされて見やすくなっている。全体的な動画の質も改善してる(ような気がする)。1話目は全員で変身バンク&決め台詞をたっぷりやるという恐ろしいサービス回になっており、今作で見せたい部分が一気にたたき込まれた。うん、これなら現代のプリキュアにも負けてない。というか、改めて見るとやっぱりこれがプリキュアの祖なんだよな。冒頭部分で「あ、みなみさんや」って思ったもんな。改めて、セーラームーンの世界を確認出来る作品になったらいいなぁ。 そして、1期との大きな違いといえば、……「キャストが全員揃った状態からスタート」なんですよ。そう、ぶっちゃけると、1期の何が辛いって、しばらく見ないと全員揃わないところなんですよ。最初の方なんて全員うさぎとの関係がぎくしゃくしてるのも知ってるし、そういうところを1から追いかけるのが大変だと思ってしまったんです。それに比べてこの3期はどうだろう。なんと、5人がみんないちゃいちゃしてるではないですか! これがパラダイスです。私の夢見た声優パラダイスなのです。最年少ながらも一番の落ち着きを見せる亜美ちゃんにひーちゃん。「怪力」とか言われても気にしないまこちゃんにあみっけ。元々こんなに脳みそ軽かったっけ? と驚くばかりにテンションの高いみなちゃんに御前。もう、この時点で楽しい。全員まとめて聞いたのは初めてだが、まこ&美奈のアホっぽさが本当に最高だ。そして、個人的に極まったのが「戦いの女神」レイちゃん役のサトリナ。サトリナボイスで「折檻よ!」とか言われたら、もう……駄目だ、俺はもう駄目だ。 他にもちびうさは可愛いしルナも可愛いし……そして新登場のはるか&みちる! なんやこの完璧な布陣。みちるさんがとてもじゃないが高校生じゃないことなんか気にしたら駄目だ。元々そういうキャラだったろ! そしてあのエンディングである。 嗚呼、俺はもう駄目だ。 ○「はいふり」 6 「静かな海は船乗りを育てない」↔「北風がバイキングを作った」。海に縁のあることわざってのは同じことしか言わないな! さて、「うわ! びっくりした!」と言いたいところなのだが、流石に関西の放送時期には色々と噂も目にしてしまっていてね……オチの部分、ネタバレ無しで見たら「ほほぅ」ってなったと思うんだけど。でもまぁ、そんな残念なネタバレくらった状態でも割と衝撃的な内容だったのでOKということにしましょう。 また女の子たちを兵器に乗せようとする。まぁ、今回は明確に敵対勢力が表示されたわけではなく、あくまでも海上警備隊の一環として船に乗せたのだから他作品とはちょっと違うといえるのかもしれないが。戦艦というとどうしても「艦これ」のイメージだが、今作の場合はどっちかっていうと「アルペジオ」の方が近い気もするし、もっと昔まで遡れば、最近再版された「タクティカル・ロア」なんてアニメもある。船の上ってのは一種の隔絶社会、つまり「非現実」でもあるので、こうしてドラマを作られることも少なくないってことだな。今作の場合、その戦艦を授業の一環という名目で全部女子高生に操縦させてしまおうってのがオリジナル。主人公が乗っている「晴風」とやらはそこまで大きな艦ではないらしいが、それでも戦艦は戦艦。戦車とは比較にならない人員を必要としており、1つの戦艦の中に大洗女子の全員をぶっ込んだみたいな状態になっている。おそらく全員を描き分けきることが主目的ではないだろうが、ガルパンはいつの間にやら全てのキャラに個性が付き、描き分けられるようになっていたのだ。ひょっとしたら今作だって、そういう神がかった展開を見せるようになるかもしれない。 1話目はとにかく展開のサプライズ要素に持っていかれた。一体何が起こったのかさっぱり分からない状態だが、なるほどわざわざタイトルに小ネタまで仕込んで仕掛けてきただけの衝撃である。教官が冒頭で見せた優しさが真逆の意味を持つようになり、突然海に投げ出された一戦艦の「家族」全員がどうなってしまうのか。当然、このままいけば武蔵に登場していた親友との対決なんかも待っているのだろうし、国家全てを敵に回した彼女達が生き延びられるかどうか、というだけでも充分シナリオを引っ張れる要素だ。脚本は吉田玲子。これだけのサプライズを用意して、下手な終わらせ方はしないだろう。これからの展開に期待したい。 監督の名前は他で見た記憶が無かったが、「大図書館の羊飼い」で監督を務めていたらしい。うん、よく分からないな。製作はアイムズなので若干の不安はあるものの、1話目の時点では悪くないデザインだったし、戦艦の見せ方も悪くはない。「アルペジオ」の時は全てがCGであまりに完成されすぎていたので、今度は多少なりとも揺らぎを持たせて、「家」としての戦艦をどう描いていくかが面白い比較ポイントになるのではなかろうか。あとはこれだけ大量の女の子をどう差別化していくかだが……真剣に見分けたくなるような作品になるかな? どうかな? 中の人はあまりにも多すぎるのでなかなか把握出来ないが、クルー全員にキャストを当てているということはそれなりに気合いを入れて描いていくということだろう。メインヒロインは「天体のメソッド」以来となる夏川椎菜。今回は(今回も?)Trysail総出演だが、その中でメインを勝ち取ったのは頑張った証拠か。天さんはしばらく出番なさそうだし。主人公・明乃のアホっぽいのにそうじゃないテンションはなかなか面白い。ロリ系少女ながらも俺ツエーが発揮出来る主人公か? その他、メインブリッジにはLynn、種﨑、そしてシカコなどの名前が並ぶ。だいぶ若いなぁ。まぁ、そういう作品だわな。田辺留依、福沙奈恵といった他作品でメインを務めたキャストもちらほら見えるし、これはこれで贅沢な配置なんだろうな。こういう軍隊もので何故かまた大橋歩夕の名前があるのはどういう縁なんだろうか。501航空団、大洗女子、そしてこの戦艦晴風と、陸海空を全て制覇してるのはなにげにすごい。 ○「三者三葉」 5 動画工房がお送りするきらら系日常作品最新作。と言っても、来歴をみてみると「まんがタイムきらら」では連載最長記録を保持している漫画というデータもあり、確かにCMでは何度も名前を聞いたことがある気がする。作者は「みでし」の人だし、その繋がりで動画工房が「らったったらったったらっふぅふぅ」するような動画で見せつけてくれる作品になっているぞ。 本当に無駄に動きの細かい動画が特徴で、うねうねしすぎて日常ものとしては過剰なくらい。監督はこれが初監督となる人らしく、木村泰大という名前はどっかで聞いたことがあると思ったら、去年の「プリズマイリヤ」で私のお気に入りだった3話のコンテを担当していた人だった。諸々のスタッフの並びをみればなかなかに期待感も高い。ただ、この手の作品のお約束として、1話目の時点ではどこをどう入っていけばいいのかが分からず、視点を定めようとしているうちにあっという間に終わってしまった。画面に退屈することは一切無いので今後は印象が固まるにつれて評価が上がっていくことになるとは思うのだが、「印象が固まる」のにどれくらいかかるかが勝負どころだ。何しろ、私は「ゆゆ式」の印象を固めるまでに視聴終了までかかりましたからね。終了しても分かりませんでしたからね。その後原作コミックを買ってようやく心に入ってきましたからね。今作も「入ってくる」かどうかは微妙なところだと思ってます。考えてみりゃ「ごちうさ」にしろ、下手したら「ひだまり」にしろ、1期目でハマったって言える日常ものってほとんど無かった気が。心のハードルが高いのかもしれません。 今作の場合、タイトルの通りに3人のキャラが主人公になっているが、そのポジション取りがなかなか難しい。本当の主人公と呼べるのは一体誰なのか。1話目をみる限りではお嬢様キャラが一番しゃべっているし、彼女が中心になって物語が回っているのだからこの子が「主人公」と言える気もするけど、大体この手の漫画では一番賑やかなキャラが主人公っぽいとも言える。まぁ、ゆゆ式の主人公が唯なのかゆずこなのかって聞かれたら難しいもんな(縁ではない気がする)。本作もこの2人のどっちも主人公なのかな(やっぱり腹黒ではない気がする)。「ゆゆ式」に比べると流石に刺激は多く、お嬢様キャラのありえなさはこの手の漫画のお約束。そこに「腹黒」「大食い」というよく分からない3人が絡み合い、今後どのようにネタを回していくことになるのだろうか。まぁ、どうせ日常系、のんびり追いかけていきましょうね。 中の人たちはその多くが新人、というか私が認識していなかったキャストで占められている。一部はアイカツ声優らしいのだが、そっちはフォローしてないからなぁ。辛うじて今村彩夏だけは名前をチェック出来るが、彼女のしてもまだあんまり声で認識出来てないし。きららアニメは一気にキャラと名前を売るチャンス。さてさて、ここからどう伸びてきますやら。 ○「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜THE LAST SONG」 5 1クール空けての2期目開始。1期目はとっ散らかっていて色々と大変な作品だったが、果たして2期目はどうなることやら。 とっ散らかった印象は相変わらず。それは映像面でもそうだし、シナリオ面でもそうだ。1期はジロウが超人課と決別するまでを中心に描かれてきたが、2期に入り、いよいよジロウが独自に動き出し、この世界の「正義」を問い続ける物語になっていく。1期では時系列シャッフルで神化20年代、40年代が混在していたが、今回は40年代が中心になっていくだろう。それでもやっぱり、時代は細切れにされているし、視点も様々な人物に飛んでいく。なかなか視聴者に優しくなってくれない。でもまぁ、この雑多な感じがまさにコンレボなのだから致し方あるまい。幸い、時系列が歪むと言っても1期ほどの隔たりは無くなっており、ジロウのキャラクターは一貫しているので分かりやすくなった部分も間違い無く存在している。今回はそんなジロウに引きずられるように、柴刑事もその思想を塗り替えるまでの物語。初登場した宇宙刑事ロボが瞬殺されるとは思ってもみなかったが、ロボット刑事が思い悩み、「同種」を破壊することで自分が「壊れて」いることを認識するというプロットはなかなか捻くれていて良い感じ。今後も、「正義」と「超人」の意義を問い続ける物語の中で、様々なイデオロギーがゆがみ、ぶっ壊れていくことになるんだろう。こうして思想があり、弾圧があり、イデオロギーのぶつかり合いが続く世界観は、まさに作品の意図した通りに昭和の紛争のイメージと重なっており、「レトロカオス」の舞台設定もはっきりとその意味を成してきた。縦筋が明確になってしまったために1期のような雑多でどうでもいい話はあまり挟めなくなってしまう気もするが、これはこれで楽しめそうな展開である。 映像面での雑多さも相変わらずだが、ロボ、宇宙人、妖怪、怪獣といった様々な「超人」の混ざり合いは本当に統制を取るのが大変そうな画面。今回笑ってしまったのは、怪獣とS遊星人が必死に戦っているのに、そのバトルは完全に背景に回されてジロウたちが論争を繰り返してるシーン。この世界において、怪獣と宇宙人の戦闘なんてのは既に普通のことで、そこまで大々的に取り上げるべき題材でもないってことなんだよな。あくまでジロウの「正義の戦い」がメインなのだ。S遊星人の背中にエクウスがちょこんと乗って魔法のゲートから消えていく絵面も非常にシュールで面白い。こういうヘンテコギミックがガンガン出てくれば、このカオスの強みも次第にはっきりしていくのではなかろうか。あとは無事に風呂敷がたためることを祈るばかりだが……。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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