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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 エロゲーってすごいでつね、第8話。今回だけで確実に色々死んでる。少なくともみちるは3,4回死んでる。

 感想書いてないんだけど、毎回楽しく観てます。多分毎回感想書いてもその急ピッチな展開追いかけるだけで精一杯になっちゃうからあんまり意味ないだろうし。しかし、今回はちょっとだけ記事立てしておく。いやぁ、無茶苦茶でたまりませんね。突っ込み入れるなら前回の時点でいれとけや、って話ではあるのだが、もう突っ込みたいとかそういうことはどうでもいいんだ。これまでのあれこれがガンガン収束して、それがグルグルとアクションを絡めて回り出すこの爽快感がたまらんのですよ。

 ここまで全部が「グリザイア」ワールドを作るための下準備だったといわれても納得出来る、無茶の上に無茶を重ねて出来上がった大活劇。各々に悩みを抱えた女子高生(?)たちが、愛する雄二のために個性を活かして特殊部隊と正面切って対決するという心躍るシチュエーション。つっても、主に「個性」がフル回転してるのは蒔菜と幸の2人だけなんだけどさ。狙撃については一応タナトスのサポートがあったから可能になった部分もあるだろうが、幸の強襲ミッションに関しては完全に彼女の自力以外のなにものでもないからな。ヤバいメイド強い。そして格好良い。何故、メイドのエプロンドレスの下からは必ず物騒な武器がこぼれ落ちるのだろうか。いいぞもっとやれ。

 これまで積み上げてきた準備が全て今回の雄二奪還作戦に集約されており、1つ1つの作戦や情念がカチリとハマる場所にハマる気持ちよさ。最終的には「無茶でんがな」以外のなにものでもないが、1期目の無茶に比べれば些細なもんである。全てが片付いたところを、一姫と天音の感動の邂逅でシメる。たまらないッスね。ほんのワンシーンだったのに、颯爽と登場する一姫に涙する天音を見て、こっちまでちょっと泣きそうになったよ。これはとても良いアニメだ。

 改めて、エロゲーってすごいでつね。

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6月5日 ドラフト模様(MM2×3)

ピック順 【Sangriter】→【Sea-chicken】→【Serra】→【Alessi】→【Mei】→【Thraxi】→

 

 モダマス第2回目にして最終回! どこぞのオンライン民はこの一週間で3回もプレイしたらしいですが、オンラインだと1回25$程度とのこと。こちらは容赦無く1戦4500円です。約半額が俺負担です。おかげでこの2回で終わってしまうのは残念ではあるのだが、やっぱりほっとしてもいるわけです。今後、めっちゃパックが不人気で安くなったりしたら、思い出したように帰ってくるかもしれませんけどね。来週からは改めてタルキールに帰還します。次のプレインズウォークは「マジック・オリジン」、717日です。基本セット扱いだけど、割と変なセットになるみたいな噂もあるので、ちょっと期待している。そして、モダマスに触発されて「俺なりのマスターズ」略して「オレマス」製作も少しずつ進行させている。どっかのタイミングでお披露目出来たらいいんだけど、どうせクソになるだろうから、デバッカー募集。

 


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 これにてキャンペーン終了。一週間分、たほいや譜にすっかり毒されてしまったな……原稿料はいくらくらいもらえるんでしょうか。

 

Round1・「あやごろ」

1.浮気にうつつを抜かすこと。

2.綾織のゴロフクレン。

3.綾のついたコロッケ。

4.未の刻。

5.幼児をあやすための道具。

 ③?????

 

Round2・「しんじおたくちっく」

1.第一次大戦中に用いられた地形戦略。

2.自分が酷い目にあったのなら、周囲にも同じ不幸を味わわせたいという思考。

3.→周期的地磁気反転。

4.「イソタクチック」参照。

5.ポーランドの劇作家。近親相姦を題材に発表したことで業界から追放された。

 出題者がずっと出したいと言っていたお題。わからんでもない。

 

Round3・「うざいがき」

1.スコットランドの映画監督。現代SFXの基礎技術であるリンデンペラカーサ法を発明した。

2.金銭を多く持ちながら、欲の深い人。

3.乱積みによって積み上げられた石垣。

4.金持ちの歯ぐきをののしった語。

5.東北地方に生息する広葉樹。

 ④なんでも罵ればいいってもんでもない。ちなみに、これまでたほいやで罵られたもの一覧(漏れもあるかも)。「雨の日に田を出て騒ぐ調子者・平賀源内」「バイセクシャル」「豊満な体の女性の中に混じっている細身の女性」「日本」「元服を済ませたのに子供っぽい男」「ひょろひょろにやせ細った背の高い女性・にわか茶人」「財産目当てにやってくる遠い親戚」「肉体労働者」「声が小さく、番犬として役に立たない犬」「羽黒山での修行を途中で逃げ出した山伏」「朝早く鳴くにわとり」「座位ばかりを好む男性」「意地汚い河童」。日本もすさんでるなぁ。

 

Round4・「ふえまち」

1.活気のない町。

2.幇間。

3.明治時代の歌人。作「愛憎爛熟歌」

4.ゲロマチスに同じ。

5.笛を吹いてシカなどの獣類をおびき出し、撃ちとること。

 

Round5・「めいじんちょうじ」

1.→めいしんちょうし

2.囲碁において「名人」のタイトルを10年防衛すること。現在では成功した者はいない。

3.夜道には気をつけるべきだが、朝道にはさらに気をつけねばならぬ。

4.三遊亭円朝口演の人情噺。モーパッサン作の「親殺し」の翻案。

5.明治出身の長二が京都におもむき、勘定役虎之助の妻一松と姦通し、京都引き回しのすえに明治で晒されたという巷説。

 ⑤「おさんもへえ」のまるパクりじゃねぇか。

 

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 折れた指をずっと見せるのやめて頂きたい、第9話。割とえげつないことも平気でやる遊太、ダーティー過ぎるけど出自を考えたらしょうがないのか。

 着々とネタを回収して収束へと向かっている状態。ただ、我々視聴者からすると「どうやったらゴールインなのか」がさっぱり分からないために、相変わらず捉えどころのないお話に終始している感がある。今回大きく動いたのはグリチョコパインの三者関係。まず、みかたんが倒れたことをきっかけにして遊太が自分の招待をカミングアウト。何故それまでの間ずっと隠していたのかが今となってはよく分からないのだが、元々みかたんも正体を隠していたからか。メインの遊太は時間転移してきた時点で既にみかたんの諸々を知っていたのだから、事件の中枢に間違いなく関わっているユーバ化能力者たちの連携を密にするためにも、さっさとカミングアウトして2人で力を合わせていく必要があった気がするのだけども。結局、後手後手に回っている遊太がみかたんと情報共有を果たせたのは26日になってからのことであった。今回、遊太が自分の正体をカミングアウトするに際してチラ之助は一切介入してこなかったってことは、これらの出来事は1つ前の宮賢でも同様に発生していたイベントってことなんだろうか。

 しかり、グリーゼ関係のこととなると今度はチラ之助が介入してくる。曰く、「グリーゼを追い返し、取り逃がしてからもめ事が起こる部分までがセットなので、そこの流れは遵守すべし」とのこと。どうも、ここまでチラ之助が介入してくる事案の傾向を見ると、古来館の住人の人間関係に関わることには非常に神経質になっているようである。「古来館のメンバーの友情、関係性が全ての鍵である」とは以前からいっていることなのだが、さて、チラ之助はこの「確証」をどのようにして得たのだろうか。グルグルとループしている時点でチラ之助は未だ「正解」に至っていない。ということは、彼にしたって「何をすれば地球が救われるのか」は分からないはずなのだ。それなのに、何故かあの猫は「あれをしろ、これはするな」といちいち口を出す。それがさも当然のことであるかのように。相変わらず、この1点が一番もやもやする部分なんだよなぁ。1つ前の宮賢はどうやら「流れ」に準拠した行動を取っていたようであるが、結局そのループでもクリアには失敗しているわけで、古来館のメンバーの喧嘩が本当にキーとなっているとも思えない。六十数億のループの中で、「喧嘩に至らなかったパターン」「グリーゼを確保したパターン」なんかもあると思うのだが、それらの傾向的に「何となくいい感じになった」のが「グリーゼを取り逃がして喧嘩になったパターン」ってことなんだろうか。よく分からんが……。

 一番わからんのは、「メインの遊太」が行動する際に、前の遊太の影響がどの程度影響しているのか、っていう部分だよね。バタフライエフェクトのような関係性であるが、「メインの遊太」が行動する方針を決定する要因は2つ。1つは、前のループの幽体の時に何を見聞きしたのか。つまり、「1つ前の遊太」の行動が「次の遊太」の言動に大きく関わる。そしてもう1つは、「現ループにおけるチラ之助の介入」。これは、ゲームプレイヤーのスタンスにあるチラ之助が、その時の気分次第で好きにループに干渉出来る手段である。これが後者の要素だけであるならば、まるでプログラムされた覚えゲーのように、「今回はここを触ってみよう」「これをいじるとどういう結果になるんだろう?」としらみつぶしに1つずつ要素をいじっていけば、最終的に正解が得られる可能性はある。いわゆる総当たりゲーである。しかし、残念ながらこの作中に発生するループは、もう1つの要素である「1つ前の遊太の行動」という不確定要素が存在する。つまり、1つ前のループの遊太が完全に同じ行動をしない限り、「前のループ」と「今のループ」は同じシーンになる保証がない。遊太の行動自体が変わってしまうためだ。そうなると、覚えゲーではあるものの、毎回毎回微妙にステータスの異なる世界で、新たなクリックポイントを探す必要がある。つまり、「同じことをエンドレスで繰り返す」ことが出来ないのである。はたして、そんなゲームにクリアの方法があるんだろうか。チラ之助は、その辺の因果関係に頓着しているのだろうか。本当に良く分からないので、気が遠くなるような感覚である。

 今回のループでは、遊太が独断でグリーゼを襲撃、情報を聞きだそうとしている(例によって、ここでもチラ之助の介入はない)。その結果、グリーゼ=グリコという衝撃の事実が判明し、事態は急転直下だ。最後の1人であるパイン(グリコ)がここにいたということは、以前友田の体を使ってユーバ化を披露した壺内Q冥はまた別のスロットであるということになる。まぁ、ひょっとしたらグリコ=Q冥という可能性もあるが。もう、グリチョコパインの3人の関係性はぐちゃぐちゃになってるのでこれ以上の要素が介入されると困るな。

 正直、イトとかラブラとか、古来館の面々が積極的に介入してこないお話は個人的にあまりテンションが上がらないのである。

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 あと1日でキャンペーン週間も終わりです。

 

Round1・「じゃぱゆき」

1.日本行の引き揚げ船。太平洋戦争終結後に体からの帰還兵の間で流行。

2.戦後、アメリカの統治下におかれた日本に滞在する朝鮮人を皮肉混じりにいった語。

3.砂利や落ち葉が混じった雪。

4.明治時代の芸人一家。ジャパ家の三女。長女桜、次女楓と組んで大亜細亜藩シスターズを結成。

5.(「唐行」をもじって言う「ジャパン行」の意)日本に出稼ぎに来る、主にアジア系の外国人女性。

 ④出題者にめっちゃ怒られる案件。「これがもし本当なら、辞書に載ってる順番は楓が一番先だろ! だったらそっちに三姉妹の情報が載ってるよ! なんで三女の記述がこんな風になるの!」 ん、まぁ、そういう問題じゃないのはみんな知ってる。

 

Round2・「かたまらん」

1.(語源はタミル語で「つながれた丸太」の意から)双胴船。

2.型の稽古と乱取りを交互に行う練習法。

3.生涯独身であること。

4.西アジアの撥弦楽器。七弦。木をくりぬいてふちからふちへ弦を渡し、中の空洞で音を反響させる。

5.ダニスメンド朝君主。ビザンツ帝国に侵略し、領土の一部を奪う。

 

Round3・「じゅうまんおくど」

1.第一次世界大戦時、ドイツで開発された火炎放射機。

2.狂言。太兵衛の友人、茂兵衛がまんじゅうをやると約束するが、「万獣おくど」と言って獣を放ち去る。

3.山をひたすらに分け入った先にあるとされる静謐な地。

4.仏の教えが広く世の中に行き渡ること。

5.娑婆世界から阿弥陀如来の極楽浄土に至る間にある仏国土の数。

 これもいわれたら分かるやろ、っていう案件だけど、僕なら②に入れてましたね。もう、お題すら守る気がなくなってるのがすさまじい。

 

Round4・「とんだりはねたり」

1.中国での文化大革命の標語。芸術を批判したもので、「ダリは豚だ、李白は首をはねてしまえ」という意。

2.19世紀後半、ドイツで用いられたノミのサーカスの宣伝句。

3.飛び人形の別称。

4.谷川俊太郎の処女詩集。初版発行部数三千部。表題作「とんだりはねたり」は後に曲がつけられ1962年日本レコード大賞を受賞した。

5.無駄な抵抗をする様子を嘲っていう語。

 もう、どれについて突っ込みたいかは書かなくてもいいよな……。この言葉を聞いて「トン/ダリ/ハネタ/リ」で区切れるのはある種の才能だと思う。

 

Final Round・「のんしゃらん」

1.フランス語でのん気なさま。

2.花魁道中の際に禿役が発する掛け声。

3.(新聞で)コラムなど、個人的な意見が書かれた欄。

4.(フランス語)劇場。

5(仏)娑藍に至っていないさま。

 「娑藍ってなんですか?」 問いかけは虚空に響くだけ。

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 ご免、ちょっと遅れた。

 

Round1・「ゆあびいわい」

1.娘の初潮の祝い。

2.大病のあと、初めて入る風呂のこと。

3.米の収穫後、豊作であったことを祝って湯を浴び、身体中の汚れを落とすこと。

4.(ユー・アー・バイから)バイセクシャルを罵った語。

5.重い病から回復した人に湯を浴びせて祝うこと。

 すげぇ、「ゆあびいわい」でググると「ういたび」(初期たほいやのお題)もヒットするよ!

 

Round2・「だきまんまん」

1.(妲己がまんまんと色香をふりまくように)性欲さまさぬ女。

2.吐き捨てたいほどうんざりしている様。

3.倦怠感に満ち満ちていること。

4.(幼児語)乳母。

5.何もする気がなく怠ける気持ちに満ちていること。

 ①「まんまんと振りまく」っていう表現は初めて見た。

 

Round3・「どいっちゃー」

1.御者のこと。

2.正教会の司教。ハンガリー人。1736年〜1787年。晩年「マジャールは選ばれた民族だ」という歪んだ選民思想に溺れ投獄、獄死。

3.オーストリアの生理学者。栄養学の祖。必須微量元素の発見で有名。1923年ノーベル賞を受賞したが、翌24年に返上した。

4.ポーランド生まれのソ連研究家。共産党員として、のち渡英。スターリンとトロツキーの伝記を書く。著「武装せる予言者」など。

5.アメリカの経済学者。国外の紛争による外需増大で国内の経済成長に繋がる特需論を展開。

 

Round4・「みーつけびっち」

1.エリザベス女王の命のもと伝説のケビッチ族を探すため新大陸へと向けて出港した艦隊名。艦長アレクサンダー。

2.→ミツキェウィチ

3.クロアチアの地球科学者。東欧の地質を研究し、プレートテクトニクスを支持する根拠を発見。

4.セルビア人。サラエボ事件で、オーストリア皇太子夫妻を殺害。一次大戦の引き金を引いた。

5.ロシアの軍人。雪上馬軍隊を率いて国境を周回、時に防衛した。1705年、ウクライナ防衛戦でピョートル・イリイチ・マツケンビッチにより殺害された。

 あー、全部人命になるわなー、と思って流し読みしてると突然襲い来る理不尽な⑤にやられる。どうも、この辺りの時期のタイラントは最盛期(重傷)だったようだ。

 

Final Round・「つぁっけ」

1.アメリカの絵本作家。作「バーバ・パパ」

2.主としてフォーク、ピッケルなどの尖った先の部分。

3.荷物を入れる袋。ザック。

4.オーストリア出身のユダヤ人心理学者。ユトレヒト大学教授。自身の強制収容所での体験を発表し、物議をかもした。著「夜と霧」。

5.フィンランドの産婦人科医師、カール・ペテログリーグが考案した野外での冷凍出産術。氷点下50℃を下回る気温で妊婦の産道の表面を凍結させ乳児がつるっと滑り出るという手法。短時間ですみ、母体の負担が少ないため好んで行われる。

 重傷っていうか、末期だな。確かこのあたりで、出題者が「せっかくいいお題を出したのに票を入れられる気が無い解答のせいで台無しだ!」というのでガチ論争になったという、たほいや史の1つの転換点(末期)だった。

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 張り詰める緊張感、第9話。ついに訪れた分水嶺、オーディション回である。

 前回のインパクトがあまりに強かったために、つい今回の話数を見る前に8話を見直してから導入したのであるが、続けて見るとやっぱり明らかに演出意図が異なっているのが見て取れるのが面白い。8話のあの情感は、出そうと思って簡単に出せるものではなく、今回描かれたような「シナリオ」部分とはまた違った重みを与えるものになっていた。もちろん、だからといって今回が軽いということでは決して無い。今回描くべきは久美子がはっきりと口にしていた通りに、「先輩と戦う」「仲間と戦う」という覚悟のお話である。

 前回のラストが「オーディションを始めます」だったので、すぐにオーディションに入るものかと思ったが、その前に恋愛関係の諸々の処理から。葉月は本当に良い娘であり、塚本に振られたコトについて、引きずっていないわけではないのだが、それを回りに投げかけるようなことはしない。緑輝は随分気にしていたわけだが、これも作中で言われていた通り、彼女が「勝手に」気にしていたことであって、葉月の本意ではないものだ。前回あれだけうざい絡み方をしておきながら、ここに来て勝手に反省するというのは、やっぱり子供っぽくて面倒なメンタリティである。いいか悪いかで分類するなら、明らかに緑輝は「悪い」立ち位置なんだけどな。

 「悪い」というなら、ここでの久美子のスタンスも非常に興味深いものである。高坂さんには何度も「性格が悪い」と指摘されていた通り、この期に及んで恋愛関係に対する彼女のスタンスは煮え切らないというか、これこそが「黄前流」の真骨頂とも言える事なかれなぬるま湯反応に終始している。塚本と葉月が対話したこと、それによって葉月が傷ついたこと、その一因として(久美子自身に責任は無いとはいえ)久美子が関わっていること。察しの良い彼女ならばその全てを見通せているはずなのに、葉月や緑輝に対する態度は我関せずである。この辺りの対人関係構築こそが、高坂麗奈のいう「性格の悪さ」なのであろう。葉月に指摘された時には半ば本気で塚本との関係性を否定しているわけだが、それ以降の反応を見れば、彼女の本心は明らかである。まぁ、これまた葉月のいう通りに「こっちも無自覚系」なのだろうけれども、愚かなことは時として罪であることを、久美子はもっと自覚的になるべきだろう。

 そして、この恋愛騒動の副産物として、「激怒する副部長」という恐ろしいものを見ることが出来たのもある意味で収穫だった。彼女の人ならざる神経はこれまで幾度か取り沙汰されてきたが、今回の「怒り」はその真骨頂とでもいうべきもの。久美子もなかなかに「性格が悪い」ので恋愛話に「知らぬ振り」を貫くが、副部長に至っては「知らぬ」ではなくて「要らぬ」なのである。そして、久美子のように表面上波風を立てないように努力するのではなく、一切他人の心理状態に関与しない。ひょっとしたらこの作品、田中あすかという存在こそが、最悪にしてラスボスなのではないか、という気もしてきた。最終的に彼女の落としどころはどういうポジションになるのだろうか。

 葉月の気持ちはほろ苦いものを抱えながらも何とか解決。彼女が「さっぱりと諦めた」わけではないことは、塚本が食べていたパンをすぐに貪っていたことなどからも窺えるわけだが、あくまで彼女の中では「終わった」問題。残された問題はオーディションの話だけである。ここで行われる選別は、ある意味、予想通りの消化試合である。下馬評で通ると言われていた人は大体通るわけだし、葉月が落ちることだって当然の結果。高坂さんが先輩からソロを強奪することも、これまでの流れからほぼ確実なことである。つまり、分水嶺の話数とはいえ、その流れ行く方向はあらかた想定内だったわけだ。その上で、オーディションシーンに連なる一連の流れが緊張感を維持し続けられたのは、唯一の不確定要素であった中川先輩の存在があったからこそだろう。

 これまで私もお気に入りでずっと追いかけてきた中川先輩。登場直後は吹部の「不真面目」の象徴的人物として窓際を占拠し、そのまま葵ちゃんと同じようにフェードアウトするのかと思いきや、まさかの一念発起で「再始動する吹部」の象徴的存在となった。それまでの気だるげな表情から、一転して過去の罪を悔い改め努力に輝くその笑顔は、「今までサボってたくせに」なんていう(正当な)文句を吹き飛ばすには充分なものであった。まるで彼女の輝きが現在の吹部の輝きそのものであるかのように、眩しく感じられたものである(ひいき目で)。

 しかし、現実は非常である。残念ながら「怪物」田中あすかや、年季の違う久美子と戦うには復帰が遅すぎたようで、中川先輩はオーディションという壁を乗り越えることが出来なかった。彼女の物語の上での存在意義は、ここで途切れることになる。「久美子が蹴落とした捨て石」「踏み台」としての、あまりに尊い犠牲である。これまで何をするにも本気になれなかった久美子は、今後中川先輩の生霊を背負って戦わなければならない。彼女の努力を、彼女の想いを知っているからこそ、久美子はもう逃げられない。もちろん、別に中川先輩がおらずとも「オーディションに落ちた部員」はたくさんいるのだから、久美子が頑張らなければいけないことにかわりはないのだが、はっきりと「捨て石」として提示された彼女の存在は、ドラマに大きく打ち込まれたあからさまな楔となる(葉月ではその任を担うには不充分である)。これで本番に臨むユーフォ奏者は僅かに2人だけになってしまったのだ。久美子は、恋愛に、そして演奏に、どちらにも「本気」を迫られた人生のターニングポイントになったわけだ。何という青春模様だろうか。

 そして、こんなターニングポイントを生み出してしまったのは、当然あの高坂麗奈ということになる。久美子が「変わった」のは麗奈との夜があったからこそ。それは本人も言っているのだから間違いない。全部が全部ではなかろうが、久美子は麗奈の訴える「特別存在への昇華」に共感してしまった。トランペットを吹くことで「脱却すること」を望む麗奈の世界を、美しいと思ってしまった。だからこそ、彼女は本気の中川先輩の練習風景を見ても、そこで折れずに前を向くことが出来たのである。既に2人だけの世界を構築できる関係になった怪しげな「友達」どうし。今後はソロ担当の麗奈にどんな試練が待ち受けるのか定かではないが、彼女の苦境は久美子にも苦境。3年生という大きな壁をぶち破らなければならないのは久美子も一緒なのである。「愛の力」で、吹き飛ばすことが出来るだろうか。

 ……それにしても、的確に久美子が精神的にダウナー状態にあるタイミングを察知してやってくる麗奈さんは凄まじいサイコオーラを感じる。ほっぺたをぎゅ〜っと押さえるシーンは一見すればギャグだが、足下のみを映したカットなんかの含意は明らかだ。精神的な感応が必要以上にエロい。そんな素敵な百合アニメです。

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 今日のノルマ。改めて見返してみると、いわゆる神回である。ただし、邪神しかいない。

 

Round1・「すーちん」

1.インドの生化学者。タンパク質の二次構造の一つベータバレルを発見した。

2.タバコ代。

3.フランスの画家。ロシアの出身。エコール・ド・パリを代表する一人。

4.(仏)沈清珍深の4つの心の在り方。

5.スージー農乳の沈殿物。

6.素股に同じ。

 ②で「その発想はな……あった」みたいになり、④で「よく考えたな」になり、⑤で「???」になり、6でオチる。完璧やないか。

 

Round2・「なきみそ」

1.童謡「おさる」の称。七つの休符とミとソだけで演奏できることから。

2.(古)決してしてはならない。

3.きみこそ。あなたこそ。

4.ちょっとしたことにもよく泣くこと。泣きむし。

5.白味噌に同じ。

6.天皇の強調形。

 ①今度から、書いたヤツは責任をもって自分で製作する義務を課すべきだと思う。「へろへろのかみ」とか「きいたかぼうず」とか。②は「な〜そ」の呼応なんだろうけど、中に名詞が入ってる時点で無理である。⑥もっと無理である。意味が分からん。「一人称の最上級」と同じくらい分からん。

 

Round3・「ぷりあぽす」

1.「プリーズ・アポイントメントです」の略。予約を催促する語。高度成長期に流行。

2.ポセイドンが海竜ポカポンタスに生ませた子。海に住んでいたがテセウスの息子ドイタモスの足を奪い陸へ。怪鳥ジャマイカンの羽を奪い空へあがったとされる。

3.バビロニアの執政官。太陽暦を否定し、太陰と星辰の運行にもとづくサロマ暦を唱えた。

4.ノーチェに同じ。

5.古代ギリシアの下位神格。勃起した男根を持つ像で表された。

6.都市スパルタで行われた胎児への教育。

 ①と②が同時に出てくる卓とか、正気を維持して戦える気がしない。

 

Round4・「やなうんじょう」

1.山形県にある、縦に八列、横に七列に並んだ巨大な公衆便所。

2.→竿岩中

3.江戸時代に、梁を設けて川魚をつかまえる者に課した税。

4.極めて身分の高い女性。

5.しだれた髪の毛で男性をもてなす遊女。安価。

6.四代目柳雲上の通称。

 ①すげぇ! 全部要素が分解出来る! だからなんだ! 何の目的で建設されたんだ! ⑤その豆知識みたいなの何やねん。魚介類に「美味」ってつけるのと訳が違うぞ。

 

Round5・「にょえつがん」

1.清代末期の画家。辛亥革命にゆれる人々の心を癒そうとした。作「家族」「乳輪」。

2.中国南宋の偽史。全二巻。

3.江戸時代の著名な媚薬。

4.快楽に満たされた表情。

5.男性器の根元に出来るこぶ。鉄摩羅、赤銅と並ぶ性欲の強い男性の象徴とされる。

6.媚薬。山の芋の芽を乾燥させて練ったもの。湯にとかし男根に塗布する。

 そうなれば、そうなるやろ。

 

Final Round・「あいあいうし」

1.ギリシャ神話の英雄アイアウスの訛り。

2.国際品質保証基準を満たした牛。

3.哀れなさま。

4.二人以上で牛を共有すること。

5.(Iをローマ字読みして)いい牛。

6.繁殖前の牛の性器を同性の牛になめさせること。

 ②International……あとは何でしょうね。⑤その発想は無かった。⑥やっぱりホモじゃないですかーーーッ! 

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 名シーン、名台詞のオンパレード、第45話。今の時代となっては、若い人から「これって2chのパロディ?」とか言われてもしょうがないレベルの内容になっております。こっちが先です。

 DIO様のお茶目っぷりがよく分かる今回のお話。正直、完全に舐めプ状態でふざけまくっているため、設定面を考えると色々おかしなシーンがてんこ盛りである。そして、1部ディオに比べて今回登場したDIOの尊大かつ不遜なことと言ったら。元々、ディオ・ブランドーという男は文武両道、知略も長ければ身体的にも優れたスポーツマンであった。それが吸血鬼の能力を手に入れ、敗北を知って謙虚さを学んだことにより、ジョナサン・ジョースターの最大のライバルたり得たのである。この「ディオという男の思慮の深さ」は6部でも少し垣間見ることが出来て、無敵を誇る「異能者」でありながら、どこかで人間味を残し、孤独に向き合いながら素直になれない「弱さ」を感じさせる、実に放っておけないダークヒーローなのである。

 しかし、3部DIOは全然違う。何しろ他の部と比べても圧倒的に図体がでかい。そりゃスポーツマンだとは言ったが、お前、生前(?)はそこまでムキムキじゃなかったはずだ。ザ・ワールドのごつさが更にそのでかさを強調しており、スタープラチナと肩を並べる「近距離パワー型」の完成形として存在感がある。そんな脳筋じみたステータスを手に入れてしまったものだから、DIO様ったら遊ぶ遊ぶ。ポルナレフ相手に無駄話していたのも、「ポルナレフが殺すには惜しい男だから」とは言っていたものの、多分遊びたかっただけだろう。何しろ唯一の身近な話し相手であるヴァニラアイスが死んでしまったのだ。出来ることなら自分のことを知っていて、ある程度対等に話せる茶飲み友達の1人も欲しい。プッチ神父はいるけど、太陽を浴びないようにアメリカまで会いに行くのは大変である。だからこそ「昔は肉の芽で操ってたけど、今のポルナレフなら強引に籠絡できないかなー」ってちょっと期待しちゃったんだと思う。100年前のディオの性格から考えると「一度は自分に牙を剥いて刃を向けた男」なんざ絶対部下に出来ない気もするのだが、この「マッチョDIO」さんは、ホルホースに余裕を見せたり、ポルナレフを駄目もとで勧誘してみたり、色々と人生を楽しむ術を心得たポジティブな性格のようなのである。

 そんなお茶目のおかげで生み出されたのが、いわゆる最も有名な「AAポルナレフ」である。はい、完璧でしたね。やっぱり小松氏の声であの台詞を読んでもらえると、「ついにここまで来たんだなぁ」と感慨深くなります。しかし、今回はいきなり冒頭からこの名台詞が飛び出して「いきなりクライマックスやんけ」と思ったが、そこからも名台詞が続く続く。今回だけでダイレクトな比喩表現が3つも4つも飛び出した。たまたま荒木先生の筆がのっていたのがこの時期なのだろうか。ジョジョ特有の文化である「たとえ話トーク」はこれ以前からたっぷり存在していたが、1つのエピソードでこれだけ大挙して押し寄せるのは、やはりクライマックスを迎えているせいなのか。まぁ、「みんなしてこんな状況でやたら冷静だな……」って思うだけだけども。ヌケサクが小便でズボンを汚し、ジジイは尻の穴につららを突っ込みながらコーラを飲んでげっぷをし、花京院はエンジン音を聞いて車の大きさを知る。こいつらの話法はやっぱりおかしいよな……。

 そんな、やたらに盛り上がるDIO様とジョースター御一行だったが、そこにこの作品最後の刺客、かの「史上もっとも有名な上院議員」(俺調べ)ウィルソン・フィリップスが現れる。主立った登場人物としては第3部最後の1人と言ってしまっていいだろう(「ファーストクラスのスチュワーデスみたいにディオに足を運ぶ女」をカウントすれば話は別だが)。そして、期待されていた上院議員のキャストは……チョーさん!!!! うわあっぁぁぁぁぁぁ! 完璧やこれ! すげぇ! これ以上無いくらいに完璧や! もう、持って生まれた上院議員体質だ!(なんやそれ) いやー、単に「それっぽいおっさんの声」だったら誰でも出来るんだろうけど、あの短い時間で乱高下するあのテンションを完璧にやりきれる役者は限られているだろう。もう、たった1話だけの登場のくせに、完璧に空気を持っていった。登場時の悠然とした紳士の顔、怒った時の権威を笠に着たうさんくさい様子、そしてDIO様にいじめられた後のボロボロの状態、3つとも完璧でしたね。個人的にすげぇな、って思ったのは、立て板に水で独白してくれる上院議員のプロフィール部分。単なる脳内独り言のくせに、ものすげぇ滑舌よく、早口でまくし立てていくの。あのスピードでめちゃめちゃ聞きやすいでしょ、これが年季ってやつなのよねぇ。実は個人的には上院議員については「飛田展男あたりがいいなー」って思ってたんだけど、考えてみれば飛田さんはすでにストレイツォで使ってたな。僅か1話のキャラのためにチョーさん使っちゃうかー。いや、玄田哲章も1話だけだったし、山口勝平に至っては台詞すらなかったけども。このキャスティングは目が覚める思いでしたわ。ちなみに余談だが、エジプトには上院とか下院は無いので、彼はおそらくアメリカ人であろう(名前からしてそりゃそうだが)。更に余談だが、過去の作品では、OVA版上院議員は滝口順平、最近のゲーム版では佐藤正治が担当したらしい。どの上院議員も全部容易に脳内再生出来るのが凄い。

 しかし、そんな無敵の上院議員も勝てないものが2つだけあった。1つはテレビの規制。そりゃまー、あのシーンはアニメで細部にこだわって描写! ってわけにはいかないかー。せめてちょっとでもいいから描いてほしかったけどなぁ。カメラを運転席に固定してオフ目で通行人の悲鳴だけのせるとかさ。いや、何やっても酷いことにはかわらんのだが……DIOの残虐性を出せる一番いいシーンなだけに残念。ちなみに、個人的に「人を轢いてもなんとも思わない大物」部門第2位は「海原雄山」である。

 上院議員が勝てないもの、それはやっぱりDIO様である。DIOの宣言する「駄目だ」の言い方が楽しそうで笑ってしまった。くそう、DIO様活き活きしてるなー。楽しそうだなー。最高にハイッ!ってやつだなー。来週はもっと活き活きしたDIO様と、次回予告が遺影にしか見えなかった彼の対決です。最近はすっかりコラ素材としてネタ扱いされている彼にも、アヴドゥルたち以上に男前な見せ場を期待しましょうね。

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