最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「東京喰種トーキョーグール√A」 5→5 なんか予想外の方向へと変貌を遂げた不思議アニメ。原作読んだことないんだけど、原作のこの辺ってどういう風に描かれてるんだろう。漫画にしたらすげぇ地味なシーンが多かったような。 元々「原作とは違うことを」というので話題になっていたこの第2期。原作知らない人間からしたら単なる「1期の続き」なわけだが、1期の時点で金木君がすっかりぶっ壊れてしまっていたために、2期はガラリと雰囲気を変えて不可解な叙情詩みたいな部分が多く出てくるようになった。最終話の無音劇やなんかが一番分かりやすいわけだが、それ以外にも長回しのカットが多いエピソードが印象的で、ヤングジャンプの「ヤング」ってのはこういうところでちょっと大人向けを意識した作品作りなのかしら、とか思ったり思わなかったり。そして、私は案外こういう方向性は嫌いじゃなかった。金木視点のお話作りがほとんど無くなり、物語の中心は対峙するCCGの方になった。そして、1期で充分視聴者に伝えた「グールの苦しみ」を完全に廃した状態で捜査、討滅を行う警察側の目線で対決シーンを描くことで、視聴者には「敵側の苦しみ」が理解でき、なおかつ警察側の苦しみも描出されるために、一粒で二度美味しい(二度悩ましい)視点が楽しめるわけだ。特に、篠原と芳村の対決前のコーヒーブレイクみたいなシーンの悩ましさは格別で、「こんなんなのにわかり合えないのかっ」という葛藤は非常に分かりやすく伝わってくる。いざ戦いはじめたら分かりやすいモンスターバトルになるのだから、その前にたっぷりと情感を見せつけてくれる作劇の方が楽しみは多いってもんである。 まぁ、その「じっとり」感がそのまま最終話まで続いてしまい、結局終わったんだか終わらなかったんだか、みたいな宙ぶらりんの状態になってしまったのは心残りであるが、どうせ原作も終わってないんだから、そのあたりは多少目をつぶるしかあるまい。アニメを見て、最終的に「喫茶店で丁寧に煎れてくれたコーヒーが飲みたい」と思えればそれで充分なんじゃなかろうか。そういうアニメだったのかどうかは分からんが。 あと、何はともあれジューゾーが可愛い。やっぱりくぎゅショタは大正義だ。こういう役がもっと見たいぞ。 PR 「デュラララ!!×2 承」 6→6 こんな気になるトコで終わられたらどうしたらええねん。まー、もとから三部構成だってことは聞かされてたんだから、我慢するしかないんだけどさ……やっぱり視聴者心理として、1クールずつの1年半計画ってのはキツいよなぁ。せめて「転・結」は放送まで多少間が空いてもいいから一気に2クールで放送してくれればよかったのだが……。 久しぶりの「デュラ」の世界、あの頃の盛り上がりに立ち戻れるかどうかは不安だったが、時代は変わっても池袋の空気はさほど変わらず、「池袋版バッカーノ(バカ騒ぎ)」のテンションは健在。把握しきれないほどに大量のキャラクターが俺も俺もと前に出て、とにかく滅茶苦茶にかき回してくれる。1期はカラーギャングが根底にいるとはいえ、メインシナリオが学生連中を中心に回っていたのでまだかわいげがあったものの(そうか?)、今期は更に上位組織としてヤクザ連中がハードに絡み、冷徹で容赦無いロシア人も元気いっぱい。おかげでよりお手軽に人が殺せるようになってしまった渾沌の街、池袋である。このまま膨らんでいったら、最終的にはどんな規模の抗争になってしまうんでしょうね。まー、元々妖怪変化の類がこれでもかと絡んできてたんだから、人智の範囲に収まるはずはないんだけどさ。 1期との差が有るとすれば、やっぱり作画面での不満であろう。序盤はそこまで差が無いかな、と思って見ていたが、中盤以降のスタミナ切れはどうしても気になってしまう部分。元々「群像」を描く必要があるこの作品は作画リソースがかなり重たく、本気で描こうと思えばいくら筆を割いても足りないくらいのもので、ブレインズベース制作の1期ですら終盤やや辛くなっていたというのに、今回はそのブレインズベースが基盤とはいえ、より小規模なスタジオ編成になってしまったことで負担は更に大きくなってしまった。7話目だっけ、明らかに作画がアウトだったせいでまさかの紙芝居演出が乱発されたのって。大森さんは基本となる構築センスが良いので作画が間に合わなくても形にしてしまえるのはすごいと思うのだが、なまじそうして「軽傷で」済んでしまうのが、今後のネックにならないことを祈るばかりだ。 まぁ、そうした難に目をつぶれば、やっぱりこの作品は上手いのよね。こんだけ無茶な設定、アニメにしたら確実にごちゃごちゃになって崩壊するであろうシナリオを、1期から踏襲した「群像語り」の技法でもって強引に丸め込んでしまう。ただ情報を垂れ流すだけでは面白さも何もなくなってしまうが、ギチギチに詰め込んだ中にもちゃんと作品を味わうだけの隙間が残されており、視聴者側にはその「キツさ」を感じさせず、たっぷりと世界観に浸れるようにまとめられている。頭のおかしな物語だというのに、下世話なチンピラからぶっ壊れた怪物まで、全員が「この街」という同じ目線で繋がっているという統一感は本当に大したものだと思う。更にその上で、気になりすぎる幕引きで興味を引っ張り続けているあたりは生粋のエンターテイメント作品よね。今期ラストは何と言っても帝人の壊れ方が気になるファクター。完全にあっちの世界に行っちゃった帝人君が3期目以降でどうやって中心軸になっていくのかねぇ。最終回、半分が光、半分が闇でくっきり分かれた帝人の表情が印象的で、ラストシーンは月明かりに照らされながらも、その月は固くて無機質なフェンスの向こう側。直接月を見上げていた正臣とは全くの対照になっているという構図が面白い。 早く来い来い7月期。 「ローリング☆ガールズ」 6→5 惜しい。本当に惜しい作品だったと思う。第1話で見た時の期待感がそのままプラスに働けば歴史に残るアニメになった可能性だってあると思うのだが……やっぱり独創的な作品ってのはなかなかドンピシャでハマることはないなぁ。 コンセプトは本当に刺激が多い作品だった。第1話、第2話のマッチャグリーン編は見事にハマった一番の事例で、「モサとモブの関係」「訳の分からない分派であらそう嘘日本」「モサの常識離れしたパワー」などの要素が全て素っ頓狂な方向性で噛み合い、緩い笑いを取りながらも、がっつりと独自のダイナミックアクションを見せつけ、個性的すぎるビジュアルイメージでクラクラさせるという三段構え。出合小都美監督のセンスは特にビジュアルイメージにはっきり現れており、「嘘日本」の「嘘」が徹底的に嘘に終始しているのが面白かった。チカチカするような色彩なのに、描画事態はソフトフォーカスなのであまりけばけばしい印象になりすぎない背景世界が、間の抜けた死闘を繰り広げるキャラクターたちのテンションに絶妙にマッチしていたのである。「こりゃぁヤバいアニメが来たぜ」と、最初の1,2話は真剣に思ったもんで。 ただ、3話以降、望未たちが旅を始めると、そうした「無茶苦茶さ」がどこかになりを潜めてしまう。いや、確かに要所要所ではギャグだし、理不尽だし、無茶苦茶なのは変わっていないのだが、その矛先がどこか我々の望んだ方向からは逸れてしまっているような印象になった。せっかく「県民ギャグ」をやる予定だったのに、一番最初に行ったのが秋葉原というのもちょいといただけない。既にアニメ業界ではアキバなんてのは散々ネタにされつくしているので、今更もうひとネタ転がしたところであまり新鮮味が無いのである。バトル自体の規模も微妙だったし、「モブながらもモサを支えて頑張るぞ」というこの作品最大の特色も、「結局モブはモブやで」という残念な結果に。マッチャグリーン編が面白かったのって、マッチャグリーンと執行さんがそもそもヘンテコ度合いの高い面白おねーさんだったのが良かったのかなぁ。この微妙な「な〜んか違うんだよな……」感は名古屋編も持続し、しかも三重要素ではコンセプトが「魔法少女大戦」とまるかぶりしてしまうという(まぁ、そうなっちゃうだろうけど)。珍奇なものが見たいとは思っていたのだけれども、笑いに繋がらずに単にもやもやするだけのわからなさになってしまっていた気がする。 個人的に、その次の京都編は案外好きなパートで、三つ巴の小競り合いがいい感じにかき回してくれたし、メインの4人もその中に巻き込まれてしっちゃかめっちゃかになるのを見ているのは案外楽しかった。ただ、広島編に移ると、もう風呂敷をたたまねばならなくなり、あとは無難に説明をつけながら、軟着陸を行うしかなかった。広島編もおかしいっちゃぁおかしいのだが、メインシナリオとの絡みで余計な部分でごちゃごちゃしちゃったのがなぁ。出来れば千綾を巡る宇宙の云々はこの尺だったらいっそ無くしてしまった方が良かった気がする。どうせ今更宇宙人が云々と言っても全然驚かないような世界なのだし、彼女の存在を特異なものにするなら、もっとぶっ飛んだ予想も付かないところで見せてくれた方がこの作品には合ってた気がするんだよね。まー、タコモードは可愛いからこれはこれでいいのだけども。 結局、やっぱり「惜しい」なんだよ。女の子だらけの全国行脚ロードムービーというセッティングは萌え方向だろうがギャグ方向だろうが思いっきりやれば色々とネタは出来そうだし、イメージを支え続けたブルーハーツとの兼ね合いだって、「女性ボーカルで歌い直したブルーハーツ」は、本家とは違った面白味があるのだから、そこをもっと徹底的に掘りさげて「ブルーハーツアニメ」を大看板にしてしまうのも面白かったかもしれない。しかし、最終的にはそれらの「面白そう」の要素は全て最後まで振り切れず、「なんかとっ散らかったアニメ」の域を出ないままに終幕を迎えてしまった。個人的にこういう「やりたいことは分かる」アニメは好きだし応援したいのだが、もうちょっと練り込みが欲しかったというのが正直なところか。あと、WIT STUDIOということで期待していた作画の面についてももう一声欲しかったな。独特のイメージは充分過ぎるくらいに再現出来ていたのでその部分は満足なんだけど、その舞台で動き回るキャラが割と適当なことが多くてな。あのユルさは意図的に狙ったものだったのか、単にぷるんぷるんだったのかは分からないけど、やっぱりはっちゃけバトルシーン以外では女の子の作画は「綺麗に可愛く」を突き詰めてほしかった。 中の人については、ゲストキャラも色々と多くて賑やかな中、マッチャグリーンが一番好きだったかなぁ。あと所沢大統領ね(単なる普通のファンだ)。 まさに大団円、最終話。もうここまでやれること全部やってきたんだから最後の最後はビシッと王道で締めるだけでも文句は出ないところなのに、色々とサービス精神旺盛にぶっ込んでくるのは流石ですな。個人的に今回一番良かったと思うシーンは、「茶沢が集合写真に入れない」です。 これまで着々と積み上げてきたものがついに形を成す。アニメ製作のアニメなのだから、大団円は当然「最終回の放送」、そして打ち上げということになる。アニメ関係者の中でも私なんかは声優側の意見を耳にする機会ばかりが多いので打ち上げパーティーなんてのは「失業報告会みたいなもんだ」っていうネガティブな印象もけっこう強かったりするのだが、そりゃま、製作スタッフからしたらやっぱり一番のご褒美なんでしょうな。タローみたいに「只飯だぁ!」っていうだけじゃなく、同じ苦労を共にした人たちとねぎらいあえるのがよいのでしょうね。あと、ビンゴで賞品が当たる。最近だとルンバとかよく当たる印象。いや、知らんけど。 さて、そんなゴールに辿り付く最後の障壁はなんだったのか。前回の野亀先生との和解締結で実作業面はほぼ解決していたらしく、色んなところに原画を蒔いたりという苦労はあったものの、その辺は全部ダイジェスト。そりゃね、また1から「できるアニメーター探して云々」なんてやりだしたら「えくそだすっ」の時と同じことやるだけだからね。とにかく色んな苦労はありつつも、これまで関わってきた全ての人間が一致団結し、全てが満足行くクオリティでゴールへと推し進める。あまりにたくさんのキャラが錯綜していたので焦点を絞るのは難しいが、個人的に面白かったのは「隣に瀬川さんが出向してきて必要以上にビビる遠藤さん」かな。なるほど、分かったぞ。彼は瀬川さんの仕事ぶりとか、人間性を忌避していたわけじゃないんだ。単に……あのでかくて凶暴な乳に怯えていただけだったんだな……あんなもんが隣の机でぶるんぶるんしてごらんよ。そら作画だってぷるんぷるんするわ。ちなみに、ラストの集合写真では瀬川さんは野亀先生のすぐ後ろに配置されており、原作者の先生を最大限にねぎらう姿勢になっているよ(??)。 冗談はさておき、各パートの関係者がそれぞれに成長し、関係性を深めていることが色々なところから感じられるのが良い。そして、誰もがこんなてんてこ舞いの現場なのに楽しそうにしているのである。CG製作部の「また無茶言ってるけどやっちゃうよ?!」みたいなテンションとか、物作りの現場としては最上のものだよなぁ。更に中心となって動いた作画班では、親友ずかちゃんの演技を聞いて思わず涙する絵麻ちゃんの姿が。ええ話やん、また泣けてしまいますやん。後ろで見ていた久乃木ちゃんも何事かと驚いておりました。久乃木ちゃん、随分しゃべれるようになったのでそろそろ普通の社会人女性としての立場を手に入れたかと思ったのだが、ラストシーン、どうやら彼女にはロロとミムジーのことが……??? 新手のスタンド使いか?! あ、あと平岡の活躍パート……割と適当だった……もう少し良い奴感出してくれてもよかったんやけどな。もう、矢野パイセンのドヤ顔で平岡のことなんてどうでも良くなったわ。一応ラストシーンで平岡とりーちゃんが笑顔で対話してるシーンがあったので、それで少し浄化されたかな。 こうして出来上がった最後の編集テープ。これを手にしたとき、最後の儀式が行われる。現実でどのくらい切羽詰まった勝負が展開されているのかはよく分からないが、世間ではちらほら噂される例の儀式、「白箱配り」である。どうなんだろ、現代アニメでもこういうギリギリってあるんですかね。それなりの数の民放各局で放送していたらしい三女、制作部屋全員が各々の力を総動員して日本各地へと飛ぶ。こうしてみると日本って広いなー。そして日本の道交法、ガバガバやなー。7キロオーバーどころじゃねぇだろあれ。テレビ的に突き抜けちゃうと問題があるからあの台詞なんだろうけど、確実に2,3人は死んでる規模ですわ。まさか、これまで陰に潜み続けていた興津さんの活躍シーンがこんなところだなんて……俺、てっきり社長が飛行機の免許でも持ってて飛ばしてくれるのかと思ったわ。「音速の貴婦人」ってなんやねん。興津さん、偉そうに「警部に昇進なさったんですね」とか言ってたけど、単にスピード違反でパクられた前科持ちと警察が会話してるだけだからな。なんでそんな上から目線やねん(興津ならしょうがない)。 そして当然ラストは宮森が締める。この作品の主人公はあくまでも宮森。それなら、このアニメの最終回の最終ミッションは、やっぱり「制作進行が走る」シーンで締めなければなるまい。彼女は走っている姿も絵になるね。そしてメンタル面での締めはまさかのロロが担当する。迷わぬ若者、それを支える会社の仲間達。いいお仕事アニメだったなぁ。 続編が作られることはないだろうけども、もし作られるとしたら一番気になるのは、「ゴスロリ様と書生姿の井口さんに薫陶を受けた絵麻ちゃんは、一体どんなコスプレで鎧を固めるんだろう」というところです。もう、猫耳コスとかにするしかない(久乃木でやれ)。 「銃皇無尽のファフニール」 4→4 この感想を書くちょっと前に、知り合いから「今期って四天王プラスワンって言われるアニメがあったらしいやん。それってどういう順番に並ぶの」という質問をされた。正確には「その5本の中でISUCAってどの位置なん?」であるが、曲がりなりにも「点数をつける」という形にして感想を書いているのだから、理想的にはやはり「5本のアニメの序列」はつけられた方が良い。結論からいうと、私は頭を抱えた。まず、その時点で点数をつけていたのは「アブソリュート・デュオ」(3)と「新妹魔王の契約者」(4)である、そして「聖剣使いの禁呪詠唱」についても、まだ感想を書いていないが現時点でおよそ評価は固まっている。既にあげたが「ISUCA」に関しては「アブソリュート・デュオ」と同じくらいのポジションになった。ただ、難しいのはこのファフニールなのである。4点にするということは、「デュオ」よりもこれが上ということになるが、はて、これって「デュオ」より良い作品だったのか? かといって3点にするほどに貶めるのもなんだか抵抗があって……これで3点つけると、今期草川作品は両方3点ということになり、今作は「艦これ」に並ぶことに。それはどうなんだろう。いつも適当に10段階(しかも1点と10点は殆ど使わないので事実上優良可不可の4段階ぐらい)で点数付けしている弊害である。 結果的には、私はこの作品は「デュオ」よりも上の点をつけることになった。最大の理由は、「絵は悪いところがなかったし、一応お話も理解できたよね」というくらいのものである。「デュオ」について振り返るとやっぱりあの適当過ぎる作画リソースの消耗が最大の失点になっており、今作は「可愛い幼女」を割とあけすけに描いてくれていたので、その部分の安定感は評価しても良いと判断したわけだ。また、作品オリジナル要素(?)としては「超強い化け物退治の専門家」という設定が一応他作品との差別化を図っており、「ノブナガン」以来の「でっかい化け物をチーム戦で作戦練って撃破するお話」としては一応筋が通っていただろう。もちろん、「ミスリルで固めた巨大爆弾」とかいう発想自体がどやねんとは思うし、途中から主人公達の特殊能力に何の意味も無くなっていたのは他作品と同じなのだけれども。結局、「分かりやすいイチャイチャ要素」で失点を減らすのが、この手の作品の肝要な部分なのかもしれません。ただなぁ、「デュオ」のユリエと同じように、今作のヒロインもあっという間に背景みたいなところに行っちゃったからなー。あやねる(キャラ名覚えてない)の存在感が強すぎるし、どっちかっていうと早見→麻里奈っていう痛快変化を見せてくれる敵キャラの方が見てて楽しいんだよな。ヒロイン勢の顔が全部同じに見えてしまうのでハーレムものとして楽しみにくかったってので、やっぱり平均点までの格上げはないのである。 あ、でもこの作品、声優アワード主演女優賞で箔がついたよ。そうなんだ! すごいね! 「DOG DAYS”」 5→5 綺麗なクロスアンジュ。変わらない良さが、そこにある。散々にラノベアニメを否定しておいて、こっちはOKな俺。別にダブルスタンダードじゃないぞ。だって、他の作品にはリス姫様はおらんのだろう?(核心) 1期最終評点が3で2期最終評点が4,着実にこのケモっ子王国に洗脳されつつある私、「早く4期プリーズ」などとは決して言わないが、あるならあるで来てもらってもかまわんくらいまではしつけが完了している。やっぱり継続は力なのかな。最初から新規性で目を引くことを放棄してしまっている作品であり、極論してしまえば「ひだまりスケッチ」と同じ方向性でこの世界の空気を楽しむ「日常もの」の枠である。そう考えればこの世界特有の「誰も傷つかない戦争」は「バトルアニメ」と「日常アニメ」の融和点を見出すための画期的な設定であり、その先駆となった本作が着実に年輪を重ね、評価を上げることは納得出来るのである。……うん? なんか自分で自分をだましている気もするのだが……胸に手を当てて確認するんだ……あおちゃんがリス姫……彩陽がでかい姫……うん、間違いなく成長してるな!(迫真) 今回はクライマックスにこれまで以上にシリアスなバトルが用意されており、ぶっちゃけるとその辺が一番中だるみした気がするわけだが、それ以外の部分は安定のフロニャルド。犬耳すみぺ、うさ耳ショタっ子を仲間に加え、より多方面のケモ要素をフォロー可能になった。更に妖精や人魚方面にまで手を伸ばし、困った時にいきなり歌う姫様の勢力圏は更に拡大することになる。ある意味で他のどんな戦争よりもエグい文化侵略を描いており、恐ろしいプロパガンダアニメとも言えるな。レオ様たちもあの犬っころを放っておくといつの間にか王座簒奪とかされているかもしれないぞ。いや、それよりも猫耳とうさ耳が交配するとどうなるのか、っていう当面の問題の方が気になるけども……。うわぁ、不思議世界に毒されているぅ。 ちなみに、一番の加点要因は中の人たちも盛り上がっていたエンディングの映像だった気もします。あれは可愛いとエロいを絶妙に掛け合わせた秀逸なデザインだったと思う。「可愛い」をベースにおきながらしっかりエロもアピール出来る配合ってけっこう難しいバランスだったと思うのよね。あ、リス姫様は脱がなくてもいいです。プリンセスドレスだからこその萌えって、あるのよ。お覚悟はよろしくて? 「ISUCA」 4→3 いや、「完」じゃねぇよ「完」じゃ。何も終わってねぇよ。どないやねん。 まぁ、最初からこのくらいのもんだとは分かっていたけれども……今期「四天王+α」の「α」の部分がこちらになります。なかなか熾烈なデッドヒートになっている5作品ですが、やっぱりこれはどうにも上に行く要素が見あたらない。もとが漫画原作なんだから比べること自体がちょっとおかしいのだが……でもなぁ、漫画による差ってあんまり無いよね。今作は「新妹魔王」ほど修正が露骨ではなく、エロ押し要素の強い作品としては本来ならば魅力に映る部分があったはずなのだが、やっぱり肌色部分が特に響かないねぇ。序盤は鼠に囓られて喘ぐ女子高生なんかがいて、そのあたりのエグい描写がもっと極まれば面白い部分もあるだろうと期待していたのだが、「VS妖怪」要素がすぐになおざりになり、ラストバトルなんて単なるでかい蛇である。逆鱗に触れると鱗飛ばしてくる蛇である。グラディウスのステージボスかなんかか。それ以外の部分ではバトル、ホラー、ラブ、ギャグ、どれをとってもパッとする部分は見あたらず、「別にアニメ化せんでも……」という気持ちしか湧いてこない。私の回りには残念ながらいないけど、これ、原作ファンが見たらどういう感想になるんだろうか……。こんだけ「特にない」状態で、「まぁ、落とし前つけてくれればそれはそれで納得出来る」と思ってたら、最終回で何一つ落とし前をつけずに去っていったからな。どーゆーことやねん。10話しかない尺の中で無茶があったのは想像出来るが、だから無理ならアニメ化するなよ。アニメだけで作品を楽しもうと思ってる視聴者をなおざりにするなよ。ンもぅ。 結論・特にありません。 「ログ・ホライズン2」 5→7 終わってしまいましたな……ラストがおっさんの笑顔の時点で、絶対にここで終わる気は無いよね。どうやら原作にはほぼ追いついてしまったらしいので、次は原作の完結に合わせた第3期を期待したいものです。 非常に面白い作品だった。正直、そこまで世界観に没入せずにダラダラと眺めていた作品ではあるのだが、筋立てのそこかしこに新鮮な驚きが用意されており、昨今のアニメの中では非常に珍しい、「素直にプロットが面白い」作品になっている。これ、「まおゆう」と同じ作者が原作なんだってね。「まおゆう」では(少なくともアニメでは)色々と粗が見えたものだが、今作は思い切りの良さが大きくプラスの効果をもたらしており、何事もチャレンジしてみるもんだなぁ、という感心が先に立つ。ファンタジー作品でこんなにワクワクするのは久しぶりですよ。 正確に言うと、今作は「ファンタジー作品」なのかはやや微妙なところである。というか、どう扱っていいのか分からないジャンルの不可解な境界性が、この作品最大のオリジナリティと言っていい。過去の日本のファンタジー小説、ラノベに繋がる「中高生向けの冒険小説」の根幹ってのがどこにあるのかは定かじゃないが、そうした「ファンタジー観」は、むしろ小説媒体よりもゲームのジャンルとして花開いた方が意義が大きかっただろう。ドラクエ、FF、もちろんその前身となりうるウルティマやウィザードリィまで遡っても良いが、それらの世界観というのは、コンピューターゲームの形で消費されることが多くなり、ゲームの世界は、いかにして「システムをファンタジーの世界に落とし込むか」を考えるジャンルになっていった。そのため、我々の多くはこうしたファンタジー小説を読む場合にはどうしてもゲーム的な視点に立つことが多く、「そういうイベントか」とか、「ここでこのキャラはレベルがあがったし、武器が強くなって、新たなステージに進んだんだな」なんて考えることが多いのである。 しかし、今作はそんな歴史あるファンタジー観を根底からひっくり返した作品になっている。何しろ「ファンタジーの文脈を描くためのゲーム」ではなく、「ゲームの文法を使ったファンタジー世界」なのである。1期の時にも「リアルタイムバトルの拍の取り方で苦労する直継」なんかが描かれていて「そうか、ゲームシステムがそのまま有効で異世界に放り込まれたらこういう困り方をするのか」と感心したものだが、この捻れた世界設定は、2期に入ってますますオリジナル色を強め、実に多方面からエポックメイキングな「なるほど!」を提供してくれている。大地人との交流についても興味深いし、今期前半戦の焦点となった供贄の黄金の設定なんかは、「まさかファンタジー世界でそこに突っ込むのかよ!」と驚いたもんである。確かに「何でモンスターって人間が使える貨幣をもってるの?」ってのは、説明されなきゃ不自然極まりない状態なのだが、それを「世界の理」として導入し、腹黒眼鏡がそれを利用して窮地を脱しようと策を弄するところは本当に斬新。その後のレイドでも、「その世界に生きるもの」としてきちんとモンスターと対峙しているのに、あくまでも戦い方の気本は「ゲームの戦略」。「フロアボスがこっちに歩いて来るのかよ!」なんてのはゲームでやられても衝撃だろうが、それを(この世界の)現実で現された時の「ムリゲーやんけ!」という言葉通りの衝撃。ウィリアムの「俺たちなんてゲームしかできないクソゲーマーだから!」っていう、現実ならどん引きされるような台詞を叫んでいるのに、この世界では格好良いってんだから笑えてしまう。 更に、後半のシナリオで最も重要だった概念として、「死ねない冒険者」というコンセプトが関わる。これは最初から見ていても全然気にしていなかった視点だったので、まさに膝を打つ思いだ。エルダーテイルの世界ですっかり馴染んでしまっているシロエたちならまだしも、その他の冒険者たちは「出られない、死ねない」というこの状態で精神が参っているかもしれない。しかし死ねないから、記憶を失っていくリスクを理解しながらも、好んで享楽に身をやつしていく。考えて見れば実にエグい設定なのだが、これこそが「ゲーム的ファンタジー観」をよく考え、よく表したが故の物語である。SAOの「ゲームの死が実際の死」とは真逆のセッティングだが、あちらは「いや、それなら別に現実のバトルとかわらねぇんだから、わざわざゲーム設定にする意味ないやん」というこけおどし以外のなにものでもない設定だったのに対し、こっちはきちんと「ログホラだからこそ描かれる物語」になっているのである。こんだけきちんと「設定の妙」を活かし、それを膨らませている小説って最近じゃなかなかお目にかかれないんじゃなかろうか。 そして、そんな興味深い「ファンタジーアニメ」がNHKをバックにしっかりしたアニメーションで構築される安心感。飛び抜けて何かがすごい、ってなこともないのだろうが、これだけ大量のキャラが一気に蠢いているのにとっ散らからずに画面をまとめる構成と、人間ドラマの身の丈に合わせた描写の妙は、コアなアニメファンからお子さんたちまで幅広く受け入れられる良いさじ加減だ。もちろん、僕らが見るべきは女の子の可愛さだ。あ、男の娘でもいいですよ、もちろん。ちみっこ可愛い、セララたん可愛い、ミノリちゃん可愛い、マリ姉ぇ可愛い、レイネシア姫様可愛い、ロエ2もカナミちゃんも、ダリエラさんもみんな可愛い。そして何よりてとらちゃんが可愛い! カワイイは正義! 主君、3期早く。 「まじっく快斗1412」 5→5 特に無いです! うん、普通だったよ! もう、休日の夕方にやるアニメとしては模範的な作品だったよ。サザエさんやちびまるこちゃんに比肩するんじゃないかと思えるくらいの安定感。特に捻りを必要とせず、この後に続くコナンのようにそこまで注目を集めるでもない。肩肘張らずに、「良い子のマジック講座」的な立ち位置でのんびり2クールやってくれた。適材適所、こういうアニメがあるのは悪いことではないのです。 しかしまぁ、原作読んだことないから敢えて今更書いとくけど……この世界の警察、もう少し学習しろよ…………中森警部が左遷されない理由がよく分かりません(まぁ、そのために定期的に手柄を立ててることになってんだろうけども)。快斗も毎回よく同じ手で盗みに行くだけの度胸があるよな。このアニメを観て「大きくなったら怪盗になるんだ!」っていうお子さんが出てこないといいですね。多分コンビニのじゃがりこに爪楊枝入れるくらいのレベルで逮捕されるから気をつけろよ。 メイン(?)のマジック部分を徹底的に子供だましレベルで押さえておくのは、むしろ対象となる年齢層を考えればベストな選択。多少頑張って「タネ」の説明をしようとすると、空中歩行の回とか、瞬間移動の回とかみたいに、過剰な説明でどうしてもテンポが悪くなるし、多分子供さんが画面を見ていて面白くないだろう(だからそういう回では解説役としてバーローを出してバランスを取るわけだね)。結局、ルパンもキッドも、愛されるのは「魔法使い」でいられるからなのだよね。古き良き日本の「怪盗」文化、定期的に再放送して、日本全国の図書館で江戸川乱歩の貸し出し率があがるといいなぁ、と思います。 個人的に一番印象的だったのは、ガチ歌キャスで彩陽が起用されてた舞台女優の回かな。本気出し過ぎてアニメとして完全に浮くっていうね。あ、あとやっぱりM・A・Oは可愛い。以上。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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