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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」 5→6

 実は好きでした。馬鹿も通せば男伊達。これくらいはっきりと「自分にしかない魅力」をアピール出来るなら、ラノベアニメも観ていて退屈しないんだけどなぁ。

 合う合わないが割とはっきり出る作品だったんですかね。新番チェックの時にも書いたけど、この作品に何か真面目にやろうとしている部分が(もし)あるならばそれはあまり見るに値しない。「もしも日本という国から下ネタが排斥されたら?」というifの世界を描いているわけだが、あまりに荒唐無稽でそうした問題に対するメッセージ性は感じられないし、世界設定も穴だらけで「真面目な問題を取り扱う」舞台としてはあまりにも貧相である。ただ、そういう見方はしない作品だよね。このアニメを観て「雪原の青があれだけ警察の前に姿を現しているのに全然捕まらないのはおかしい!」とか目くじらを立てる人間はいないでしょ。つまり、下ネタテロとか、性教育のイデオロギーとか、そういうものはあくまで「下ネタを投げ散らかして遊ぶための舞台設定」でしかないんですよ。「この世界、この状況なら下ネタを言ってもいいんだ」っていう、野郎だらけの酒飲みの2次会みたいな状況設定が与えられれば、それでいいんですよ。

 そうして出来上がった「下ネタワンダーランド」だと見れば、こんなにも馬鹿馬鹿しく、活き活きしてる作品もなかなか無いんじゃなかろうか。もちろん、単なる「エロ」アニメってのは昨今では溢れかえっているけど、今作はそれだけじゃないんだ。女の子がおっぱいや尻を晒すだけではない。野郎の尻にも容赦無くスタンガンは突っ込まれるし、胸にローターを仕込んだ女性に陵辱されて貞操の危機を迎えるのも男。真の男女平等がここにはある。下ネタを振りかざすのは何も男ばかりじゃないんやで。女性だって、こうして下世話なアニメで笑ったっていいじゃないの。そう、これは「エロを見るアニメ」ではなく「下ネタを笑うアニメ」なのだ。そこに徹底的にスポットを絞り、隙あらば隠語をぶち込んで一切の「間」を排除。シナリオの要請上どうしてもシリアスになる必要があるシーンでも、そこに性的なモチーフを強引にぶっ込んで茶化すのである。性的なシンボライズがこうした漫画・アニメで研ぎ澄まされていくのは、日本の漫画文化に古くから根ざしていたもの。それがようやく、ラノベ文化にも届いたということなのかもしれない。

 まぁ、そんなわけで「華城先輩は毎回元気で素晴らしいなぁ」と思いながら、「アンナ先輩の汁気の多さは本当に中の人まんまだなぁ」と思いながら堪能させて頂きました。やっぱり私は藤井昌宏氏のキャラクターが好きなんだな。毎回映像面でも尖ったものを見せてくれていたと思うが(まぁ、半分以上が修正で見えなかった気もするが……)、どれだけ酷いシチュエーションでも愛嬌を忘れず、萌えのラインを守っていたデザイン性は秀逸だったと思います。早乙女先輩のレロレロとか、エロアニメ以外ではなかなか見られない映像でしたし。「真面目に不真面目」って、大事なことよね。

 そして、個人的にこんだけ楽しめたのってやっぱり中の人フィーバーがでかいわけでね。MVPは華城先輩役の石上静香にあげたいところだが、それを上回る完璧な狂気、早く元気になって下さい松来さん。今作はアンナ先輩のためにあった作品だと言っても過言ではないですよ。彼女の活躍がずっと見ていたかったです。その他にも早乙女先輩役の新井里美の盤石さ、毒を塗ったナイフのように確実に内蔵をえぐってくる不破さん役の後藤(弱)さん。やっぱりこんな役ばっかり、成田剣。ほんとにみんな楽しそうでなによりです。脇で見ていた小倉唯も良い勉強になったんじゃないでしょうかね(そうか?)。

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「境界のRINNE」 5→6

 祝! 続編決定! いや、最初から分割だろうけどね! 来年もRINNEが見られるよ!!

 あえての加点である。だって、好きなんだもん。この平熱ギャグが。いいじゃない、土曜日の夕方にこういうヌルッとした空気が流れる安心感ってのはまた格別だよ。おっちゃんくらいの歳になるとな、アニメ見るのも疲れるねん。「監獄学園」みたいなアニメもそりゃ面白いけど、そればっかりだと胃にもたれるねん。軽くサラサラッといけるお茶漬けみたいなアニメがほしいねん。いや、だったら週に40本もアニメ観なきゃいいやんけ、って話なんだけどね。それとこれは話が別なの。とにかく、ボーッと見てても問題無くて、それでいて満足感が得られる作品がほしいの。

 今作については、「古い」「寒い」などの意見も漏れ聞こえることもありますが、「古い」はしょうがないだろ。だって高橋留美子なんだから。どう考えても新しくはならねぇよ。でも、考えてみなさいよ、「新しい」を求め続けた結果、今のアニメの何本が正当に評価出来る「新しさ」を持ち合わせているというのだね。作品の面白さには新規さばかりが必要ではないのだよ。「何となく得られる安心感」だって、アニメの良さとして認められてもいいじゃない。「寒い」っていう意見については……しらん。ギャグの合う合わないなんて理由は分からんしな。俺だってこのアニメ見て毎週大爆笑してたわけじゃねぇよ。多分そんなに笑ってねぇよ。でもいいんだよ、真宮桜とりんねの夫婦漫才をのんびり見て、そこに十文字のお約束芸をはさみ、アゲハのテンション芸を満喫する。それでいいじゃない。とても幸いなことに、今作は映像面についての低品質化が起こらなかったんだ。別に毎回毎回目の覚めるような映像技術を見せるなんてことは無いわけだが、ず〜〜〜〜っと平熱のまま、必要充分な映像クオリティが維持され続けた。そして、それはキャラの可愛さなり、おかしさなりに繋がっているのだ。このNHKアニメの安心感。素晴らしい。ご丁寧に分割で放送クールを分けて品質維持に気を遣ってくれてるんだぜ。ありがたい話だ。

 中の人の配置も完璧よね。序盤はずっと井上麻里奈・石川界人の漫才だけで見てられたが、増えるキャラクターがいちいち賑やか。親父役が勝平ちゃんってのは「留美子補正やんけ!」って思ったけど、ちゃんとベストポジションで配置されてる感があるんだよな。他にもりえしょんとかいず様とか、そのあたりのヒロイン勢が良い味わい。

 半年後を心待ちにしています。

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「乱歩奇譚 Game of Laplace」 6→4

 オリジナルものを担当した時の岸誠二の法則。……うーん、うーん。

 画面はすごく良かったですよね。キャラのメリハリははっきりしてたし、サイケな画面造りも個性が際だっていて、舞台を意識した独特の進行様式も見た目に新鮮だった。もちろん、単に見た目の珍しさを引き出す目的だけでなく、例えば小林少年の認識の状態を表示したり、登場人物が多くなっては面倒な推理ものにおいて、どこまでが「関係者」であるかを示すサインとして用いたり、単に飾り立てるだけの演出で終わっていない。そうしたチャレンジングな画作り、構成については、流石に最先端を突っ走るノイタミナ作品だなぁ、という感心はある。

 でも……圧倒的にチープな内容だったんだよなぁ……。これ、乱歩じゃないよね。いや、乱歩ってのはこういうものなのだと認識されてるのかな? 確かに子供向け作品の印象も強いし、目先のエログロみたいな部分に注目が集まるのも分からないではないが、そこだけを掬い取ってアニメの土台にするのは駄目でしょ。そこだけを取り出すなら、わざわざ乱歩の名前を表する意味が無いんだ。乱歩をやります、というのなら、もっとあのじっとりとした湿気が欲しいし、どこか底抜けな明るさから導き出される狂気じみた空気が欲しいんだ。常人では理解の及ばないような、本当の暗さが見たいんだ。単にキチガイが出てくればそれでいいってわけじゃない。

 「Game of Laplace」という副題が示すように、物語の後半はナミコシと明智が「数式」を巡ってあれこれと対決する姿が描かれるわけだが、この「数式」の概念のご都合主義は作品作りをする上で致命的。運命論を主軸に置いて、何のドラマが広がるものか。いや、上手く書けばいくらでも広げようはあるのかもしれないが、本作における数式、そしてナミコシの存在はいわば神の道具立てであり、そこに人の情念も感じなければ世間の難しさも見受けられない。ドラえもんの秘密道具よりもあっさりと、無味乾燥な「運命」が押しつけられるだけである。妹のために殺人鬼に身をやつしたカガミ警視も、地下の牢獄で失禁する黒蜥蜴も、みんなみんな数式の下で任務を果たすだけの道具でしかないと言われては、そこに感じ入ることは出来ないだろうし、現実味の無さにどうしようもない距離を感じてしまうのも仕方ない。奇人変人だらけの世界観にしても、どこかに世界を規定するニュートラルが存在してこそ際だつもの。全部が全部おかしかったら、もう、それがおかしいのかどうかも分からないのだ。なんだか、「乱歩だからこういうものだろ」がすごく残念な方向に曲解されて出来上がった、何とも浅薄な作品世界であった。

 まー、以前の「UN-GO」と比べて大してかわらんだろ、と言われるとひょっとしたらそうなのかもしれないが……安吾の方が知識が乏しいから気にならなかったのか、あの世界がそこそこ納得できるものだったのか。いや、違うな、多分「UN-GO」は最低限ミステリの文法に乗せようという意識があったから見られたんじゃないかな。ちゃんと事件があって、捜査があって、解決があったんだ。こっちの作品は、事件はいっぱいあるけど捜査も無ければ解決も無いんだ。何となくそれっぽいことしてたのって最初の「人間椅子」だけで、あれだって本当になおざりだったんだ。1話時点では「まあ、最初の事件だからこの程度かな」とか思ってたが、まさかあれが最後の事件でもあったとは。

 ウーム、勿体ない作品。本作の収穫→高橋李依のショタが可愛い。あと、藤田咲のブチギレ検死官のお仕事も良かったです。作中一番ドキドキしたのって、「このBGMはキューピーに訴えられないのか?!」っていう部分だった気がしますね。

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 解明の時! 最終話! とにかく! すっきり! したかったの!!

 

 

 

 

 

(以下、ネタバレになるので未視聴の方注意です。)

 


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 湯馬崎の目って初めて見た気がする、第23話。やっぱり普段糸目のキャラが目を開く瞬間ってのは壮絶な展開が待ってるよな。

 ドタチンひき逃げによる、各方面への余波を描くだけでまるまる1話。それだけ、門田という男がこの池袋に与えていた影響が大きかったということなのか。今週は病室で寝ている姿すら映し出されず、まったく「登場」しなかったのは、「門田のいない街」がよく分かるようにするための演出方向だったのだろう。ほぼ暗い夜のシーンが続き、これまでくすぶっていた「ダラーズを巡る何か」が確実に弾けようとしている雰囲気が高まっている。

 「最強の一角」である門田が崩れたことで、群像劇を売りとしたこの作品においても、少しずつ特定の場所に視点が集中しつつある。それは、「強さ」に向かって。群雄割拠のこの街で、誰が一番「強い」のか。それが今推し量られているかのようである。静ちゃんが逮捕されたのなんだのという話がどこまで本当なのかは分からないが、この街には「強さ」はあるが「統制」が失われつつある。そんな中、「守ろう」とする意志は大きく2つ。1つは、正臣率いる()黄巾族。正臣は過去の戦争を自らの過ちと認めているので決して二の舞を演じるつもりはない。あくまでも竜ヶ峯帝人という友人を迎え撃つ抑止力として、過去の仲間達に声をかけた。「強さ」が第一であるこの街では、紀田1人だけではあまりにも矮小すぎるのだ。そしてそこを訪れる湯馬崎。ネット掲示板でも名前が挙がっていた通り、黄巾族とダラーズの抗争は決して過去の思い出話ではなく、何かのきっかけで再燃する可能性のある問題。湯馬崎はその懸念に真っ先に思い当たり、手っ取り早い所から襲撃をかけたということだろう。威圧する湯馬崎を前に、正臣は後ろ暗いところはないので真っ直ぐに答えてひとまず難を逃れる。しかし、これから先に湯馬崎を止める存在はおらず、門田が目を覚まさない限りは、彼はひたすらにひき逃げ犯を探し続けるだろう。それは渡草も同じことである。

 もう1つの「守ろう」とする意志は、もちろんダラーズの創始者である帝人と青葉たち「ダラーズ(ブルースクウェア)」の面々。登場した直後には不穏な空気を漂わせて危険人物だと思われていた青葉だったが、帝人がすっかり壊れてしまった今となっては、彼の方がよほどの常識人であるように見える。彼の目標の1つは、あの鬱陶しくて面倒な兄の排除からの、組織の確立だろうか。何にせよ、彼は帝人の打ち立てる「清浄なダラーズ」を見届けなければならない。そのために、門田・静雄が失われたダラーズにセルティを引きこむ算段をしたわけだ(まぁ、セルティも元々ダラーズだが)。彼女が青葉のうるうる目に籠絡されてダラーズの看板として立ち上がるのかどうかは分からないが、立ち上がったからどうやねん、という気もする。門田の精神的支柱としての立場、静雄の抑止力(物理)と違って、セルティは怪談の域を出ない存在なんだよね。彼女を担ぎあげたからって、内部統制が取れるものなのだろうか。そして、どんどんコワレ発言が噴き出す帝人はもう駄目なのだろうか。彼の目指すゴールは、おそらく不穏分子がなく、全てに目が届く「清浄なダラーズ」なのだろうが、この規模の組織でそんなことが出来るわけがない。そして、この街がそんなきれい事を許すわけがない。セルティに続いて現れた、この街の「最強」の1人。赤林のおいちゃんは、夢見がちな若者に一体なんの話があるものやら。

 そして、よく分からない「強さ」といえば今シリーズを裏でかき回す澱切陣内。今回絡んできたのは、何と波江さんのところのお偉いさんだった。以前澱切に首のこと依頼してたのってこのおっさんだったのか。波江さんが拉致られたことはまだ理解の範囲内だが、そこにいる鯨木さん(CV:桑島法子)の存在感が何とも気になる。矢霧家の闇って、どういう設定だっけなぁ。しかし、どんな組織が弟の誠二に襲い掛かっても、美香さんが何とかしてくれそうな気がしてしょうがないんですが。

 最後の「強さ」は、当然のことながら折原臨也その人であるが、しばらく垂れ流された一人チャットルーム、もう全部神谷兄ぃのやりたい放題だったもんだから「なんだこれ」と思ってみていたのだが、なんと、うち1つのアカウントはまさかの乗っ取り。あの折原臨也を出し抜く人間がこの街に存在しているというのか。過去の経験からすると、臨也の上を行けるのは澱切陣営の誰かということになると思うのだが……この先どの「強さ」が勝ち残るのか、全く予想が付きません。

 ……それにしても、ニャンはないわな、ニャンは。

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9月18日 ドラフト模様(DTK×2 FRF

ピック順 【Sea-chicken】→【Alessi】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→

 

 久しぶりに戻ってきたタルキール次元。さらに、今回はカラオケ耐久イベントからそのままの流れでドラフト。そして私個人としては病み上がりっつうか、まだ半分病んでいるような状態、という非常に特殊な状態でお届けする今週のドラフト。試合中も言ってたけど、まる2日固形物を口にしてない状態でのあのイベントだからね。マジでなにやってんだ、って思う。カラオケイベント延期すれば良かったやんけ、って言われたらそりゃそうなんだけど、今週はほら、もうスポイラー出てることが分かってるわけで、カラオケ行ってる時間なんて無かったわけで……すまんな、もうこんな無茶は二度としないよ。

 しかし、そんなスペシャルなドラフトではありますが、個人的にはどんな要素よりも衝撃的な事件があったわけですよ。ただでさえ記憶が朦朧としている状態ではあったけど、あのショックのせいで他のことなんてさっぱり覚えてないわ。というわけで、今週は「史上最大の衝撃スペシャル」を中心にお送りしたいと思います。

 

 


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「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」 5→5

 まず、「あんまり真面目に観てなかった」という謝罪を先にしつつだが、なんか色々と不思議な作品だった気がする。難点も多いけど、その分この作品ならではの売りもそれなりに見えており、随分視聴者を選ぶような、非常にアクの強い作品になったのではなかろうか。

 先に難点の方をあげておくと、流石にシナリオラインが適当過ぎる。根本的な設定に「主人公は自分の大切な人の命を費やすことで敵を倒すことが出来るよ」というものがあり、これのせいでほぼ毎回のように「大切な人」が死ぬ。ご丁寧にミステリアニメのような人物一覧が毎回挿入されて一人ずつ消えていく仕様になっており、「次は誰が犠牲になるんやろなぁ」という「死人トトカルチョ」まで楽しめるようになっている。斬新な設定ではあるのだが、「大切な人との別れ」はレアだからこそ意味があるわけで、主人公・忌ブキとお手軽にインスタントな友情物語を見せられた後で「はい、じゃ次はこいつ」という風にサクサク死んでいくと、そこに大した感慨も湧かずに流れ作業になってしまう。「大切なキャラ」1体を殺す割にはその代償が「敵の何か鬱陶しい奴の殺害」くらいであり、ホントにそれが必要だったのかどうかもよく分からない場合が多い。また、作品が進むにつれて今度はその赤の竜の力が「大事な人のアンデッドを完全消滅させるため」とかにも使われるようになり、もっと戦争に直接役立てる方向性にしろよ、というもやっとした展開も悩ましい。いや、忌ブキにしてみれば深刻な問題なのは分かるのだが……「還り人」設定のせいで生と死の堺が曖昧になってしまい、「命の対価」の大きさがぼやけてしまったのも悩ましい。

 また、戦争設定も大きな枠組みで「戦乱」を描いている割にはせせこましいところで推移しており、国の命運を握ってるはずなのに問題がやけに所帯じみているのも変な感覚。もとがTRPGだったって言う話も聞くのであくまで「個人のレベルの戦闘」で処理出来るお話ばかりが繋がっているのは理解出来るし、設定上それが国の運命を左右しているかもしれないことも頭では分かるのだが、やっぱり忌ブキという主人公のサイズがどこまでも小さく見えてしまい、最後の最後まで「竜のおじちゃんにいいように弄ばれてる小僧」にしか見えなかった。回りの大人たちばかりが勝手に話を進めているので、途中からは赤の竜は放っといてもいい気にさえなったし。「とにかく人を殺さにゃならん」というシナリオ上の制約があったせいで、どうしてもキャラの数・死人の数が増えてしまい、物語に収拾がつかなかったのが今作の最大の難点だったのではなかろうか。

 ただ、不満点は多かったが、それをフォローする気になる点もちょいちょいあるのが今作の悩ましいところ。「死の物語」を中心に描いているので、ドラマは自然に重たいものになる。1つ1つのシーンは割と劇的なものが多く、例えば楽紹さんの死と復活のドラマ、ウルリーカさんの涙の主従関係など、他の作品ならば全部クライマックスに用意されていてもおかしくない密度の「悲劇」も合間合間に平気で顔を覗かせる。キャラデザこそ独特ながらも、映像自体は決してクオリティの低いものではないので、気迫のこもったバトルシーンなんかは見応えのあるものも多いのだ。還り人、生け贄という2つの要素が絡む「命」の使われ方も意外性のある展開を生んでおり、もっと掘りさげていけば愛憎劇としても命の物語としても面白そうな素材はそこかしこに転がっている。正直言って、忌ブキが絡まないシーンでこそそういう要素が輝いていたように思う。安易過ぎる発想かもしれないが、やはり「人の死」というのはショッキングなものであり、受容する側にもそこでは何らかの心的な影響があるはず。それを上手い方向に「面白さ」に繋げていければ、一回りも二回りも刺激的な作品になっていたのかもしれない。

 トータルで見ると、「まぁ、やりたいことはそれなりにやれていたのでは」と思うのでそのスタンス自体は嫌いになれない作品ではあった。もうちょっとキャラデザが見やすくなれば視聴モチベーションが上がってより深くハマれたかもしれないのだが、適当に処理してしまったこちら側にも非はあるかも。とりあえず「ぱるにゃすが真面目にしゃべっている」っていう事象だけ認識してればそれでOKだったから、別にいいか。

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 圧倒的クライマックス感、第9話。今週は凄い、作画状態は相変わらず素晴らしいのだが、加えてメリハリの効いたコンテ演出が光る。今回のコンテ担当は、なんと3話と同じ木村泰大という人。流石に2話続けてこれだけ良い仕事をされたら、ちゃんと名前覚えておかなきゃ、ってなる。

 ぶっちゃけ、聖杯戦争云々はFateシリーズを通してよく分かってない部分があるので、今週明かされた美遊の正体についてはさっぱり分からない。彼女が「聖杯そのものであって不良品」とか言われてるけど、そもそもこの世界における聖杯って聖杯戦争でどうなったのかもよく分かってないし。まぁ、イリヤの立ち位置からしてstay nightとは違うことは間違いないんだし、そのあたりのディティールを気にしても仕方ないだろう。とにかく、美遊はこれまで「聖杯に関係する自分の魔術的な生い立ちの秘密」をずっと隠して、この世界で平穏な少女としての人生を送りたいがために、ルヴィアさんのところに転がり込んだということ。そして、そこに無理が生じたせいで「8枚目のカード」を引き出してしまい、今回みたいな大騒動を巻き起こしてしまった、っていう認識でいいのではなかろうか。

 事実関係がふわっとしてしまうが、ここで気にしておくべきはイリヤと美遊の関係性だけである。美遊はこれまで「秘密を抱えてきた」こと、そして、自分には無理だった(と本人は思っていた)平穏な生活の犠牲として、イリヤたちを巻き込んでしまったことに罪悪感を覚えている。そして、予想もしないあれこれを一気にぶちまけられたイリヤはしばらく混乱していたが、最終的には「また勝手に自分で抱え込んで、ろくに相談もしないで消えていった美遊」に対して憤りを感じている。もちろん、彼女のしてきたことに対しての怒りなどではない。あくまで、「何故もっと自分たちを信じてくれなかったのか」という部分が怒りの原因であろう。そして、美遊をそんな状態にしてしまった理不尽な「運命」とやらにも怒りを覚え、それを体現している「金色の少年」ことチビギルガメッシュ(CV:遠藤綾)に対してストレートな怒りを表す。今回だけでも見どころとなるシーンはたくさん存在してたが、その中でも見応えがあったのは、イリヤがわざわざ幻影を駆使して直接平手打ちをかましに行くシーンだろう。彼女が怒りを表す「ひっぱたく」という行為をショッキングに見せているこのシーンに、普段は振り回されておたおたしているイリヤが本気で怒り、本気で向き合っていることがよく表されている。

 そして、一足早く追いついたクロとバゼットが時間を稼いでいる間に、意志を固めたイリヤは怒りのままに最終武装。なんと、2本のステッキを使った「魔法少女杖の二刀流」という前代未聞の変身。姉妹杖の同時使用なんてマニュアルに記載されているのだろうか。魔力の器そのものであるイリヤだからこそ出来てしまえる型破りの最終兵器。これがタイトルの「ツヴァイ」の持つ本当の意味だったのだろうか。変身してる状態でルビーちゃんとサファイアちゃんは一体どういう概念になっているのだろうか。気になることは多々あれど、格好良いからしょうがない。ここに来てまさかの正統派な見どころ満載。さぁ、ラストはどう締めてくれるか。

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 ちらほら最終回っぽいモノローグが入っててなんかビクビクした、第11話。特にラストエピソードではお兄ちゃんの語りがどう考えても最終回仕様だったんだけど、本当に終わるのは来週ね。なんだったんだろ。

 今回は(今回も)雑多な内容で個々のエピソードにつながりは薄いのが、サブタイトルからも丸わかり。日常ものの鑑ですな。1本目、海老名ちゃんと秋田のお米。海老名ちゃんのご両親、なんで娘さんに萌え米を送ってきたのかはよく分からないんだけど、多分農協の付き合いとかで普通じゃないパッケージの奴をいくらか引き取ることになったんだろうな。「なんかわけぇもんには人気らしいし、娘さんに送ってやったらいいべ」ってんでもらってきた可能性も。少なくとも実家で消費するよりも娘に送った方が有効利用出来そう、ってのは事実だ。ただ、まさかそれがご近所のお兄さんの手に渡るとは考えてなかったようだけども。結果的にお兄ちゃんは余裕のスルー、うまるもパッケージみてないのでスルー。誰にも触れられず。そして、そんなお米を持ってきた海老名ちゃんは随分な健啖家。前にもどっかで触れた気がするけど、やっぱり美味しそうにものを食べる女性っていうのは良いものでね。三村かな子さん、四条貴音さん、あと町子リョウさんとかね。何でも元気に食べてもらえるだけでも男は嬉しいものです。それが自分の手料理だったりするとなおさらだ。お兄ちゃんの恐ろしく家庭的な料理に海老名ちゃんの胃袋もガッチリキャッチ。さらに、美味しい秋田のお米は普段普通の食事にほとんど興味を持たない生粋の現代っ子であるうまるの胃袋までもをキャッチ。やっぱり実家から送られてきた米ってのは破壊力があるよ。季節柄新米ってわけでもないのだろうが、それでも普段食べている米とは違ったようだ。土鍋ご飯の効果も大きかったのかな。食事に喜びが増えると、人生は3割楽しくなります。みんなもご飯は美味しく食べましょう、という精神衛生上とても良いお話。なお、オチは「うまるの憎らしさ」よりも「海老名ちゃんの底なしの食欲」にスポットが当たるのでより萌えポイントに繋がります。あのピザ、何で出来てるんだよ、伸びすぎやろが。びよーんする2人も可愛いけども。ピザってそういう食い物じゃない。

 2本目、うまる会議。「会議をするときに全部署の社員が召集かけられる」ってどんだけ生産効率の悪い会社なんだよ。お兄ちゃん、そんなところに勤めてて大丈夫か。しかし、人数が減ったとしても会議は簡単には終わらない。うまるの脳内会議は、普段から二重人格みたいな生活しているうまるならではの、より混沌とした様相。それにしても、いつの時代から「大物の会議といえばゼーレだろ」みたいな不思議な共通認識が出来るようにったんだろう。キワモノうまるはわざわざゲンドウっぽい手袋パーツまで用意して雰囲気出してたし。ナンバリングされてるモノリスが立ってるだけでそれっぽくなる。まぁ、今回はそれぞれのうまるがきちんと出席してたので「SOUND ONLY」ではなかったけど。そもそもうまる本人が出席してるならあのモノリスいらないんだけどね。実に様々なうまるがうまるどうしで対決する様子は前回のウィルスとの戦いを思い出させるが、今回はそんな中に「ピュアうまる」という存在もいたようで。キャラメルコーンってお祝いの品としてどれだけ気持ちを込められるのかは謎だが、お兄ちゃんも喜んでくれたようでなによりですね。うまるの中には、ちゃんと「お兄ちゃんに喜んでほしい」っていう気持ちが(発言力はすこぶる小さいみたいだが)存在しているのがはっきり分かるハートウォーミングな話である。

 3本目、パフェ。「健啖家」に加えて、「摂取した栄養が全部胸に行く」というチートキャラ海老名ちゃん。そして、「いくら不摂生しても太らない」というチートキャラうまる。無敵の女子高生2人を前にしてお兄ちゃんも圧倒されっぱなし。でもしょうがない。「パフェ」という存在には、他にはない超越的な魅力が詰まっているのです。高い、しかし、食べたい。子供の頃にはなかなか親に食べさせてもらえなかった憧れのあの気持ちが、今でも心に残っているからなのだろうか。ファミレスとかにいくと、ついパフェを食べたくなります。そして、この歳になって改めて見ると、「まぁ、親が子供に食べさせたくない気持ちも分かるわな……」という素直な実感も。カロリーと不健康の塊。それでも、夢は夢のままで。延々パフェを食う女子高生のみを映し続ける幸腹エピソード。一瞬気が緩んでめたまるふぉ〜ぜしかけるうまるが可愛い。

 4本目、梅雨。気付かないうちに室内に紛れ込んでいる切絵ちゃんの危うさ。あれってうまるは気付いてたから変形しっぱなしだったのかな。うっかり切絵ちゃんの前で変身解除しちゃうとまずいからね。それにしても、彼女は雨に対して一体どんなトラウマがあったのやら。何とか気持ちを奮い立たせようとするお兄ちゃんの方策がいちいち的外れな気がするのもなんだかなー。歳が離れてるっていっても、お兄ちゃんだってまだまだ若いんだから、もう少し共通理解があってもいい気がするんだけどね。まぁ、結果的に「アイス」という単純明快な解決案だったわけですけどね。今回は食い物の話ばっかりやな。しかし、切絵ちゃんは未だに自分の兄が土間家でどういう存在なのかに気付く気配もないのな。「お兄さんのお友達なら大丈夫かも?」と思ってる「男性」が、まさか普段一番接点の多い人間だとは。まぁ、知ったら知ったでぼんばが土間家の敷居をまたげなくなる気がするけども。

 5本目、とにかくアイス。ハーゲンダッツのクレーンゲームなんてあるんかい、って思って調べたらちゃんとあるのね。世の中なんでもあるもんやな。ハーゲンダッツなら割引されてても200円くらいだから、まとめて2個取れたらコスパはいいのかな。でも、ハーゲンダッツって中蓋あるからあのプラスチックのフタにはアイスつかないよね。あと、たまに思うんだけど、コンビニで買ったアイスの当たり棒ってどうしたらいいんだろうね。「当たったから下さい」って言いに行けば多分もらえるんだろうけど、大の大人がアイスの棒持ってコンビニに駆け込むのってなんか恥ずかしいよね。あれかな、名刺入れとか背広の内ポケット当たりからスッとスタイリッシュに棒を出して「これで一つ」とかいうと店員さんも無言でカウンターの下からスッとホームランバー出して応えてくれたりするのかな。

 何にせよ、うまるの夏は楽しそうです。もう、アニメの中で季節一回りしてるやないか。……もう、最終回かぁ。

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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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