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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「少年ハリウッド(第2期)」 5→6

 やっぱり少ハリは少ハリだった。この理由のよく分からない中毒性、漠然とした不安を抱え続ける話作り。今まで数々のアニメを観てきたが、こういうジャンルってのは一切食指が動かないのが基本だったのだ。ひょっとしたら、私の中でパラダイムシフトが起こったという意味で、今年最大の出会いはこの「少ハリ」だったのかもしれない。

 2期目がスタートするにあたって、「少ハリの面々が本当にアイドルになっちゃったら1期目みたいなもぞもぞする変な楽しみ方は出来なくなるよねー」と心配したわけだが、こいつらにそんな心配は無用だった。確かにアイドルとしては大きく成長した。ファンの数は一気に増え、アイドルとしての自覚も出てきて人気もうなぎ登り。このままあとは「マジLOVE」レベルのアイドルにのし上がれるかと思ったら、まー、ハリウッド東京にそんな無責任な夢物語は起こるはずもなく。今期も握手の仕方で悩んでみたり、センターの奪い合いでお互いに「結局アイドルって楽しいのかね」と探り合ってみたり。どこまで言っても「アイドルの華々しさ」よりも「裏側に横たわる少年の青臭い悩み」をベースに繰り広げられたお話だった。クライマックスとなるハリウッド東京乗っ取り事件についても、結局は自分たちの中のアイドル像を探るだけで完結して、大きな変革なんかなかったわけだしね。でも、それで良いのです。こいつらも将来は結局大道具係になったりケーキ屋開いたりしそうだよなぁ。シャチョウはシャチョウのままなのに。

 1期と比べると流石に露骨な遊び要素は減っているが、それでもキラの初恋話を今更盛り上げてみたり、トミー初主演のドラマがダラダラ垂れ流されたり、1期同様に変なところで刺さるエピソードは多い。個人的にはメンバーの中では(どこぞの妹さんと同様)生馬が一番のお気に入りなので、センター奪取話でのガチテンションは割と新鮮だったし楽しかった。もちろん、一番のお気に入りはキャットメイン回だけどね。このアニメ、狙っている層は当然腐女子を中心としたおねーさん層なのだろうが……こんだけ好き勝手に遊んでて正当なニーズに応えているのだろうか……まぁ、僕が楽しめりゃどうでもいいんですけどね。

 結局、作中で一番目立たないのが颯っていうのは変わらなかったよな……。

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○「攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」 5

 攻殻機動隊も25周年なんですってね。まぁ、ぶっちゃけあんまり攻殻に詳しくないのでどこから数えて25年なのかは良くわからんのだが……漫画原作が’90年にスタートしてるのか。もう、最近は時間の間尺がよく分からんから「意外と最近だ」なのか「うわぁ古い」なのか判断出来ないわ。

 記念企画とは銘打っているが、これ自体は新作テレビアニメではないらしい。調べて観ると、「劇場版ARISEを再編集、再構築、そして次の劇場版に繋がる新作エピソードをつなげたシリーズ」ということらしい。結局「ARISE」劇場版は1度も見に行く機会が無く、一体どういうものだったのかは正直気になっていたので、こうして地上波放送してくれるのは割とありがたい。劇場版一本が前後編、つまり大体50分くらいにまとめられるということだが、どれくらい内容が詰め込まれるものなんでしょうかね。

 そんなわけで私は初見だし、あんまり攻殻熱が高くないので「何となくシリーズを眺めているヤツなりの感想」で、しかも劇場版公開が既に2年前なので本当に「今更の感想」にしかならないが、神山健治監督作品としての「攻殻」のイメージとは、やはりどこか違っている。今作の総監督はなんと黄瀬和哉であるらしく、正直意外である。というのも、個人的には黄瀬和哉というと「HOLiCのキャラデザの人」というイメージで、そもそもディレクションをする人という認識が無かったからだ。確かに、今作でもキャラクターデザインを担当しており、特徴は画面から出ているものの、それが黄瀬さんのディレクションによるものなのかどうかはいまいち判断が出来ない。デザインが変わったことによって画面の雰囲気も過去作とは変わっており、いつも通りのサイバーな雰囲気の中にも、どこか丸みを帯びた熱っぽさも含まれている。どこまでもシャープでどこまでもスタイリッシュな神山版とは分けて考えるべきものだろう。もちろん、どちらが良いということではなしに、あとは好みの問題。まぁ、正直言うとやっぱり先に植え込まれたイメージの方が優先されるので、今作のデザインだとイメージはちょっとズレて見えてしまうのだけども。シリーズ1つ見続ければ慣れるレベルのものだと思う。情報量の多さは相変わらずだし、「ブレイクブレイド」の時と同じように、劇場版作品を手軽に味わえることに感謝しながら追いかけていこう。

 あとはキャスト総取っ替えの影響よね。個人的には坂本真綾による少佐はけっこういい気がする。そりゃ田中敦子のイメージはどうしたって拭えなかろうが、「ちょっと未熟な少佐」であるならこれくらいの落としどころじゃないか、っていう説得力はあるんだよね。その他もまぁ、「この声があの声にどうやって繋がるんだよ」って気はするけど、これはこれで構わないんじゃなかろうか。トグサだけちょっと慣れるのに時間かかりそうだけど。あと、タチコマ(じゃない別なアレ)のみゆきちはもうミツオにしか聞こえないのでなんか笑える。

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 「めっちゃ記事あげたわー」って言ったら某所から「たほいや譜が上がっていない」とお叱りを受けたので、久しぶりにストック分あげときます。最近たほいやしてないたほぉ……

 

 

Round1・「らいのとり」

1.曹洞宗の修行の一。酉の刻から亥の刻まで蓮の葉の上で裸で座禅を組んで解脱を目指す。

2.神域の鳥。神有月に出雲に現れ、一声鳴けば吉兆、糞を落とせば凶兆とされる。

3.浄瑠璃演目の一。仏に選ばれた七人の若僧が、高野山の頂きに落ちた雷の火を取りに行く。

4.早い者勝ちで分配すること。

5.雷鳥の別称。

 

Round2・「にょじょう」

1.(幼児語)放尿。じょうじょう。

2.阿弥陀如来の慈悲、情愛。

3.お手洗いの異称。

4.下級の遊郭、また、売春宿。

5.南宋の僧。越州の人。天童山景徳禅寺に住して只管打坐に徹した。

 

Round3・「おじだまし」

1.アホウドリの別名。

2.狂言。価値ある掛け物を手に入れた穴楠が叔父の家に売りに行くが、ただでかすめられ、逆に雑巾を買わされる。

3.欲望にまみれるあまり、魂が汚れきってしまい救いようの無い様。

4.小児をだまくらかして快楽とする不審者。

5.京都市内に住むとされる妖怪。道を尋ねてきた者に嘘を教える。こうじだまし。

 「かにだまし」に続く「だまし」シリーズ。④はそんな人見たことも聞いたこともないです。

 

Round4・「はくちょうはんこく」

1.(白鳥の裏側半分が黒かったという故事から)見かけ倒し。

2.彫刻の表現技法の一。

3.キプチャク−ハン国のバトゥの長兄、オルダの領土。

4.明け方の少しの間。

5.松前藩が本州に伝えたアイヌの郷土料理。白鳥を羽がついたまま表面が丸焦げになるまで焼いて食う。

 個人的に①が長いたほいや史の中でもお気に入り。「そうはならんやろ」という突っ込み待ちの姿勢も含めて。

 

Final Round・「といむ」

1.思い人の夢枕に立つこと。ときに淫夢。

2.(育児用語)トイレタイム。

3.イタリアの大学への、主に留学資格として用いられる語学試験。

4.玄関より内側に悪いものが入らないようにする。とびらいむ。

5.オランダの長さの単位。約3㎝。

 オランダに住んでいたこともある某氏が「そんなん聞いたこともねぇよ!」とキレていました。ちゃんとありますが、大昔に廃止になったらしいです。

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○「うたのプリンスさまっ マジLOVEレボリューションズ」 5

 また帰って来やがったのか……今やすっかり「頭のおかしなそっち系作品」の代表格となった存在、うたプリ。今期も元気にイカれた時間をどうぞ。

 この手の作品にも随分慣れたはずなのだが、うたプリのイカレ具合はやっぱり健在だなぁ。今回はオープニングからして「……あへぇ」っていうしかなかったからなぁ。「愚民め」って言われても「Oh, I’m 愚民」って返事するしかないからな。前に「アニソンカラオケ」決勝でしゃべってるの聞いて初めて気付いたんだけど、これって上松が音楽監修してるんだな。ということは、男性向けのシンフォギア、女性向けのうたプリという綺麗な棲み分けが出来ているってことだな(出来てるとは言っていない)。突然歌う翼さんに対し、闇夜に湖のほとりでサックスを吹き鳴らすレン様が対応するわけです(対応しない)。

 まぁ、ネジの外れ具合っていう意味じゃなんだかんだで近いものもあるのかもしれんから、僕は門外漢としてそっと見守っていきます。中の人たちがウカれてるの聞いてるだけでも割と楽しいですから。こんな優しい沢城ボイスを聞く機会、今となってはここくらいしかないですから。そういや微妙にスタッフも変わってるみたいだけど、どういう影響が出るんでしょうね。ここまで求められる要素が分かりやすい作品だと、多少のスタッフ変更があっても根幹に影響は無いと思うけども。これで「3期だけはクソだな!」とかってファンに一斉に叩かれ出したらそれこそ謎過ぎる。とりあえず、ちょろいでパイセンがどんな話聞かせてくれるかが今から楽しみです。

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○「境界のRINNE」 5

 「ログホラ」の後番組。個人的には「ログホラ」が好きだったので印象は辛口になってしまう枠ということになる。「おいおい、裏で『電波教師』と被ってるやないけ。同じ掲載誌でアニメの放送時間被るとか、頭悪すぎるんちゃうか? しかも今更高橋留美子作品ってなぁ……『犬夜叉』も別におもんなかったし、どうせ大したことないやろ!」

 →割と面白かったンゴwww。あっれ〜? 嫌いじゃないぞ? っつうか、けっこう好きだぞこのテンション。オープニングの雰囲気からしてどうせ犬夜叉と同じバトルものだと思ってたら、バトル要素ほとんど無かった。高橋留美子のあのユルいギャグがふんだんに盛り込まれ、その昭和テイストと相まって、意外とNHK教育のアニメとして正しいポジションに落ち着いてしまっている。もし我が家のレコーダーがぶっ壊れて「電波教師」とどっちかしか見られないって言われたら、間違いなくこっちを見ますわ。

 そうか、犬夜叉でもうやりきったから、また多少なりともギャグ路線に戻したんやな。あだち充と高橋留美子(あとゆうきまさみあたり)の持つ、この「体温の低いギャグ」って、思い切り笑うっていう方向性じゃないんだけど、見てて退屈しないというか、不可思議な中毒性があるというか、とにかく疲れないのがよいね。今作は主人公の少年のドケチ貧乏キャラに加えて、メインヒロインのどこまでも平板な観察と突っ込みが実に良い懐かしさ。そうか〜、今のサンデーではこんなのやってたか〜。若い子に受けてるのかなぁ。いや、そもそも犬夜叉がどの程度受けてたのかも知らないんだけどさ。

 アニメとしては塗りがちょっと固くてお世辞にも「すげぇ綺麗!」ってな感じでもないんだけど、ここまで低血圧でぬるっとした作風だと、こういうベタッとした風合いでも別に気にならないね。監督の名前がどこかで見たと思ったら、「ディーふらぐ」の人なのね。ある意味似たようなところが……ねぇかな。いや、ディーふらぐで一番引っかかってたのって風間の突っ込みテンションだったので、それを無くして余計な起伏を廃し、ダラダラしてるだけの平熱ギャグって意外と変なとこにニーズがあるかもしれない。来週からはチャンネルを読売じゃなくて教育に合わせておくことにしよう。

 中の人は、ただひたすら熱を持たない麻里奈のしゃべりがとにかく愉快。普段こういうテンションってあんまりやらず、騒がしくない場合には完全に「クール」キャラになりがちなので、「別にクールじゃないけど平熱」っていう配置が色々楽しめそうである。石川界人君も、素でこういう突っ込みを受けるタイプなので割としっくり来るし。あとお友達があやっぺ、ナレーションが哲章さん。ほのかにさばげぶのかほり。

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「蒼穹のファフナー EXODUS」 5→5

 まー、1期目のファンだった人前提のアニメですよね。全く記憶が無い人間が突然追いかけて理解できるようなないようにはなっていなかったので、合う合わない以前に私は観る権利のない人間であった。

 とはいっても、実は案外毎週しっかり観られたのが不思議なところで。ここまで雰囲気を統一してじっとりと見せてくれるSFものってのも最近は珍しくなっており、とにかく毎週毎週なんだか不穏なことばかりを漏らし、「なんか分からんけど人類が酷い事になっている」感が出てくれるだけでも割と楽しめてしまった。最近だとこの手の「どうしようもないものになんとか立ち向かうよ」作品としては「進撃の巨人」がある(あとある意味ファフニールも同じような設定ではある)が、今作の敵対存在であるフェストゥムは飛び抜けて気持ち悪いのが特徴。話が通じないかと思ったら何となく意思疎通してきやがるし、話が分かるのかと思ったらやっぱり問答無用で敵だし。

 そして何と言っても、ファフナーといえばエヴァを源流とした「鬱ロボットもの」の極みである、「ファフナーに乗るだけでもう色々アレ」という設定がゴリゴリ前に出てくるのがキモくて愉快。人智を越えた兵器に搭乗しなきゃいけない青少年たちは毎回大変だ。「人と化け物の悲劇」に加えて「人の中での悲劇」も並行して進行し、基本的にどこにも救いが無いのが今作最大の売りであり、見どころである。そういう意味では、毎回アホなGレコ、そして何も考える必要のない「幸腹」に挟まれて、直下式のバックドロップぐらいの高低差で叩きつけられていたのも良いセッティングだったのかも。ロボ作画についても「Gレコ」とは全く異なった理念で構成されており、一見すると無機物の塊であるファフナーと、なにがなにやらよく分からないフェストゥムは全然違うのに、戦闘シーンを見ていると結局両者が同一存在として溶けていく感覚があるのが楽しい。このあたりのベースとなる雰囲気作りは、おそらく本作スタッフが一番力を入れたところなんだろうなぁ。

 まぁ、分からないなりに何となく面白かったです。理解しようと思ったら1期見直して、劇場版まで見ないといけないらしいのがなぁ。

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○「てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう」 6

 帰ってきてもーたがな。久しぶり……だね!!!

 まさかの30分に枠拡大、よく分からない別作品とコラボ(??!)など、てさ部らしい無茶苦茶な要素を詰め込んだ、まさかの3期目。いや、流石にてさ部で30分枠は無理……。

 ……こっちの腹筋が無理じゃい。えっとね、単にイメージビジュアルがちょっとついただけの声優ラジオだよ! これ、別にアニメじゃなくてアフレコ現場を撮影すればそれでいいんじゃないかな! あけこがあまりの渋面に顔出しNG出しそう! ……いやー、みんな元気そうでなによりです。そうか、「プルプルんシャルム」とやらがなんなのかはさっぱり知らなかったが、「とにかくLady Goメンバーと絡めればそれでいい」っていう媒体だと認識した。この5人をてさ部に放り込むとは……強い(確信)。

 Lady Goメンバー5人、そしててさ部はモブ子もいれて5人。5対5の団体戦で、各週で絡みも色々と変わっていくのだろうか。このカオスは単純にてさ部の2倍ではなかろう。組み合わせ次第では何倍にも膨れあがる危険性を持ったあからさまな地雷原だ。流石にラジオを長年やってる連中はアドリブパートのトークもタフである。てさ部連中に太刀打ち出来るもんかどうかは不安であったが、これ、油断してると逆に食われるかもしれないぞ。ひーなの中の人、心してかかれよ。

 プルプルんシャルム側は、すみぺが一番押しが弱くなるかと思っていたのだが、この子もマイワールドを貫く傾向があるので、放っておくとけっこう危険。みかこしは普段からサービス精神にあふれているのでオーソドックスながらも堅実なネタ回しをしてくるし、なつ姉ぇは10人の中では唯一低音から気だるげに攻められる声が大きな武器になる。素のテンションに戻った途端にあからさまになつ姉ぇ過ぎて笑った。こうしてみると、やっぱりみかしーがコントロール側に回るのか……。さぁ、あとはモリ、違うるみるみがどこまで羽を伸ばせるかの勝負だ。回りにはあっかりーんがおり、更にフジイもいる。どちらのテンションのるみるみが開花することになるかで今後の作品の大勢を左右するぞ。1話目であっさり伝家の宝刀である「なんなん?」を投げ捨ててしまったのは意外だ。もっと温存しても良かったと思うのだが。もう、他のキャラも全員使える弾をすべて撃ちつくして勝負に挑んでるんだよなぁ。

 対するてさ部側は、流石に絶対王者の貫禄。可鈴ちゃんは本当にこの現場では「本人」以外の何物でもなく、ゆとり世代相手に苦戦を強いられるあけこの苦々しい声が聞けるのも今作ならでは。西は……西だな。どこにいたって変わることは無い絶対不変の存在感。そして、これだけの強者揃いの世界であるにも関わらず、それら全てを蹴散らしてただ1人立ちはだかるキングオブゆとり、へごの恐怖。イメージではあけこがラスボスだが、実際にこの世界を牛耳っているのは間違いなくへごだ。他の9人がかりでもこの問題児に勝てるかどうか……。

 明日はどっちだ。

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○「ベイビーステップ(第2期)」 5

 あ、特に書くこと無いです。いきなりアメリカからスタートだから1期見てない人間は完全無視の状態だな。若干作画が怪しいところがあった気もするんだけど、今作ではさしたる問題じゃない。あと、まさかオープニングが同じだとは思ってなかった。

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○「アルスラーン戦記」 5

 「或るスラーン戦記」って書くとすごくミラディンっぽいよね(挨拶)。新たなる日5枠。日5のフォーマットに則ったお手本のような作品になっており、無闇に金がかかってそうだし、無闇に壮大である。「七つの大罪」からこれに繋ぐっていう講談社の方向性は、この枠をどう捉えているかが透けて見えるようでもあるな。

 原作は小説も漫画も未読。概要もよく知らないけど「まぁ、分かりやすい戦記物だろう」くらいの認識。私は違うが、年季の入った作品であるからそれなりにファンも多いことだろう。実際、先日原作ファンに話を聞いたら「まず根本的に荒川絵でアニメ化するのがイヤ。無理だろうけどなんとかして天野喜孝絵でアニメ化しろよ」って言ってた。うん、色々無理だな。その他にもキャスティングにやいやい言っていたけども、まー、今回のアニメ化はあくまで「漫画のアルスラーン戦記」のアニメ化である。古参のファンには我慢してもらうしかないんだろう。幸い私のように予備知識のない人間からすれば、1話目はスルッと入ってくる至極分かりやすいお話。始まる前に散々番宣をながされていたおかげで大体のキャラのポジショニングも分かっているし、これだけ王道ストーリーだったら大して悩む必要も無い。日5としては「マギ」に続いて「国の在り方」という難しい素材を扱う作品になるわけだが、どうせ今回のシリーズで完結するような話でもないし、なんとなく導入して、これで原作の売れ行きが上がればラッキー、程度のものではなかろうか。

 もちろん、看板作品になりうる素材なので基本的な作りはしっかりしている。取り立てて独自のセールスポイントがあるというわけではないが、「戦記物」ということでなるべく小さくまとまらないよう、大きめの視座を取ってサイズ感を出すように構図などが組まれていることが分かる。制作のライデンフィルムはサンジゲンとの連携で「テラフォーマーズ」を作ったところだが、あちらは鳴かず飛ばずだったので今回は雪辱戦である。ただ、贅沢をいえばもう少し作り込みが突き詰められる部分もあったとは思う。大規模な軍隊戦闘シーンなどはCGをフル回転させて作っているが、まだCGの堅さは残っており、同様に集団戦闘を描きながらじっとりと生々しさ、近さを出していた「純潔のマリア」なんかに比べるといくらか作業感がある。戦闘の規模が違い過ぎるのでこれをきっちり描け、というのは無茶な相談なのかもしれないが、日5枠ってそれくらいの期待を持たれてもしょうがないくらいのプレッシャーがかかる枠なんだよな。ま、息の長い作品になるだろうし、とりあえずは大きな失点を減らして継続することが優先になるかな。

 中の人は、小林裕介が「暁のヨナ」に続いての「柔和な王族」キャラを担当。なんだろう、暗愚っぽく聞こえる声なんだろうか。アルスラーンは「戦えないけど優しいから臣民に慕われているよ」キャラで、スウォンの時みたいに腹に一物抱える必要が無いから、真っ直ぐに声のおとなしさをアピール出来ればそれで良いか。他のキャラについてはまだまだ誰がどうなるか分からないから様子見かなぁ。そういえば今回中心となった「少年兵」役がゆーみんだ。ゆーみんは「国家動乱が起こる1話目」で何故かゲストキャラに呼ばれている気がするよ(クロスアンジュ調べ)。王族がゆーみんと出会うと体制が揺らぐ。国家転覆声優ですね。

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