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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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12月26日 【年末スペシャルイベント】

 

 事前告知通り、年末最終週となった今回は、スペシャルイベントを開催しました。かつては特設キューブドラフトを展開したりもしたけど、今年は個人的に一度やってみたかったので、統率者戦でございます。レギュレーションについては過去の通信を参照のこと。ただまぁ、私のデッキセッティングが中途半端だったので、色々とご迷惑をおかけした部分はありましたね。特に、デッキの次元を1つ誤ってしまった某氏には、色々と迷惑をかけたような、それでも満足出来るからええやろ、と思ったような。なかなか難度調整って難しいですね。

 とりあえず、結果を記録しながら個々のデッキについての概要を記録していきます。

 


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 しょうがないにゃあ。今日から正月三が日にかけては、毎日ストック分を1つずつ放出していきましょうね。それでも無くならないくらいのストックがあるのはおかしい。一発目からして割と極まってる回。既に半年前かぁ。

 

Round1・「へいさらばさら」

1.バングラディッシュの都市。

2.昭和30年代に流行した別れの挨拶。さらばを面白おかしく言った語。

3.ヒンドゥー勃興期における入滅の意。

4.梵語で夜叉を意味する。

5.牛や馬の腹の中から出る結石。赤黒色で、解毒剤として用いられた。

 すらんがすてーんに繋がる「生物の石」シリーズの草分け。ちなみにもう1つあるのはそのうち出てくる(かも)。それにしても②である。こういう答えを作れる人間になりたい(なりたいとは言ってない)。

 

Round2・「らくひんき」

1.致命的な欠陥のある女性を指す語。

2.中国の作家。

3.北欧神話における架空の樹木の中国語訳。ユグドラシル。

4.太田道灌が著した農業指南書。

5.盛唐の将軍。西夏討伐の功により禁軍元帥に叙された。

 ①は「落品姫」なんですかね? いや、だとしてもこんな意味にはならないが。

 

Round3・「しのじ」

1.皇室における儀の一。毎年夏至に執り行われ、天皇または皇后の同席が必要とされる。

2.フランスの革命家。フランス革命においてダントン派の参謀を務めた。

3.中山道の異称。

4.女の髪の結い方。しのじあげ、しのじまゆ。

5.平安時代の宮道。現在の長野県松元市から滋賀県大津市に通じた。

 

Round4・「かにだまし」

1.奥州相撲の四十八手の一。

2.東北で伝統的に用いられる漁餌。原料の多くはヒジリ貝など貝類で占められる。

3.ナミマテ貝の異称。カニの巣穴に似た穴を掘るため。

4.カニダマシ科の甲殻類の総称。形はカニに似ているが、真のカニ類ではない。

5.ふりかけの一。甘エビの殻、ゴマ、黒胡椒を混ぜたもの。

 広辞苑最強パターン。トムソンガゼルの子は成長すればトムソンガゼルになるというのに……。

 

Final Round・「にょんにょ」

1.にょきにょきに同じ。

2.女の中の女。

3.半魚人の異称。

4.伸びた麺の意。

5.江戸時代に赤子をあやすために用いた棒。

 男の中の男は「なんな」なんですかね??

 

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「大図書館の羊飼い」 4→5

 意外や意外、割と最後まで観られてしまった! 個人的に、こういうタイプのエロゲアニメで抵抗なく最後まで観られた経験は珍しいので、なぜこうなったかは非常に気になるところである。

 スタート時点での印象は「エロゲすなぁ」という身も蓋もないもので、正直「アカンやろな」と思っていた。映像面でも取り立てて見るべき点もないし、「学園に設置されたなんだか今ひとつ何してるか分からない部活動のメンバーに、押しの強くない達観系主人公」なんて、特に面白くなる要素は見出せない。エロゲユーザーからしたらごくごく基本的なスタート地点だろうから、ここからどのように展開するかで評価をしていくのだろうが、アニメ消費者としてはこのセッティングだけでややげんなりするのである。今期はほぼ同じような状況で「失われた未来を求めて」が被ってたし。やっぱりヒロイン轢かれるし。

 ただ、そうしてぼんやりと見続けていたものの、なかなか「退屈だからもういいや」という気持ちにならなかったのである。おそらく、最大の焦点である「羊飼い」というファクターが早々に明かされた展開が意外だったことがモチベーションに繋がったのだと思う。てっきりタイトルや導入部分から「羊飼いを捜す物語」になるのだと思っていたのだが、割とあっさりその正体が判明し、主人公がそちらサイドから「運命を編む者」としての使命を帯びるという展開は想定外。「他人の運命の分岐を読み取り、望ましい未来に誘導するお仕事」なんてのは考えてみりゃエロゲのルート分岐に適当な理屈をつけるためだけの安易な思いつきではあるのだが、本作ではそうした「設定のための世界」がそこまで違和感にならず、筧の性格からすんなりと「羊飼い業務」に入っていくことが受け入れられた。そして一番大きいのは、主人公だけがそうした超越者の視点を持つのではなく、隣に小太刀という「同業ヒロイン」がおり、彼女を通して「運命を編む者」サイドの物語も同時進行で恋愛展開になったのが良かったのかもしれない。「編む側」「編まれる側」の多相構造で各々の人生を考える恋愛ドラマは、未来が自由になっているような、決してそうでもないような、不思議なやきもきがあって楽しかった。

 また、この手の作品の常として多数のヒロインが押し寄せるのでその処理だけでどんどん話数が費やされるという難点があるのだが、今作は小太刀とつぐみというメインヒロイン2人にさっさと話を絞り、残りの面々はあくまで脇での賑やかしに徹してくれていたのでメインシナリオが見やすく、この2人のヒロインの魅力が上がったというのも良かったポイントかもしれない。個人的にはそりゃぁ小太刀一択であるが、つぐみちゃんだってまっとうな「正ヒロイン」ぶりは決して悪くなかったし。ほんと、こういうとこでの米澤円の安定感は格別ですわ。もちろん、小太刀がトップになった理由の1つには種﨑敦美の存在が欠かせないのはいうまでもなく。

 総じて見れば特に目を引くような要素があった作品ではないが、べっかんこう絵がこれまでのアニメ化作品の中では一番見やすく、ユルい絵になったときも愛らしさが維持されてシリアスとSDがシームレスに繋がっていたのが見どころだったかも。どうせエロゲ原作ユーザーが見てきた止め絵の1枚絵クオリティをアニメで完全再現するのは無理なのだろうから、こうして適度なユルさを持たせて余裕のある画作りをしていくのが、共存共栄のための穏当な手段だったのかもしれません。こういう方向性なら、今後もエロゲアニメに未来はある気がするね。

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 信じられないほどのサービス回、第13話。あ〜〜〜まさかの年末にこんな回があるなんて〜〜。

 結論から言えば「この世界の女の子は身の毛ものよだつほどに可愛い」ということである。マリ姉だって可愛いし、ミノリちゃんは当然可愛いし、レイネシア姫は怠惰可愛く、にゃん太さんに一途なせららちゃんだって問答無用で可愛い。考えてみると「WIXOSS」が終わっちゃったから久野ちゃん成分を補充するのにこのアニメは最適である(あとどこぞの豚)。そして当然アカツキちゃんのマジトーンが可愛い。いつも通りには違いないのだが、あれだけの苦難を主君とともに乗り越え、一回り大きくなったと思われたアカツキちゃんもそっち方面では相変わらずの様子なのがなんともいじらしい。直継に対するキックの速度が上がっており、まさかのここだけ特別スキルである瞬間移動流星キックをマスターしているのも見どころだ。

 でも、やっぱりそんな女の子連中を出し抜いて今作で一番輝いているのがてとらちゃんであるのはまごう事なき事実なので困ってしまう。あぁ〜癖になるんじゃぁ〜〜藤井ボイスのおかしさここに極まれり。このウザさは恐ろしい中毒性。なんだかんだで割と良い奴なのもポイント高いしなぁ。直継が気付いてないのはネタとして問題無いけど、残った「気付かない面子」がアカツキ・ミノリなのがどうにもこうにも。盲目とはよく言ったものですね。

 こんだけ素敵な女の子が大挙して押し寄せ、ボーナスエピソードとしてはお腹いっぱいやな、と満足したところに、なんと最大のボーナスが舞い降りる。次のシナリオに繋がるラストパートであるが、ドSで罵倒語を駆使する怖い怖い黒さぁやの降臨。容赦無い罵詈雑言と、恋愛の象徴である食べ物を土足で踏みにじる下衆極まる精神性がたまらない。罵倒されているのがヤンデレ気味の千和というのもかなりの高得点。たまらん。良い年末が迎えられそうですね。

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「結城友奈は勇者である」 5→5

 ごめんな……なんか、某知人がやたらに盛り上がってたので尻馬に乗って盛り上がってみたけど……俺、このアニメにそこまで執着なかったんだ……。いや、悪くはないと思ったけども。

 まず、映像面は本当に素敵。最初は「いくら何でも観念的すぎるだろ」と思っていた樹海ワールドもラストの世界設定を見れば納得の出来だし、友奈ちゃんはパンチしか使わないってのに、不思議とバトル中の描写も盛り上がる。キャラは終始可愛いし、個々の萌えポイントは非常に高い。そして、すげぇアニメだな、って思ったピークは感想にも書いた5話目。流石にわずか半クールで世界を救ってしまう超絶構成には度肝を抜かれた。「総集編やんけ!」と言いながらも、実は案外そつなく必要な要素は拾い集めており、ギリギリ破綻しないレベルで収めたのは素直にすごいと思う。そしてそこからは「第2部」である「現実激闘編」が幕を開け、毎週毎週障害を抱えた少女達の苦闘に胸を痛める日々が続く。ぶっちゃけ、視聴してる間は充分盛り上がるのである。何度も自死を試みたことを告白する東郷さんの濁った瞳も救いようのなさがゾクゾクするし、ことラス前のにぼっしーの大立ち回りに至ってはボロ泣きしてしまったのも事実であるので、そういう意味では完全に制作側の狙い通りだ。夏凛ちゃんの勇者部五箇条はあまりに王道すぎて卑怯なくらいに盛り上がった。また、闇落ちする東郷さんの様子も実に蠱惑的で、あのまま世界をぶっ潰すことに成功してくれていれば、伝説に残る名ヒロインになった可能性もあるのだ。

 しかし、そうはならなかったんだよねぇ。「なんか分からないけど助かっちゃった」んだよねぇ。ハッピーエンド自体は悪いことだとは思わないし、そこまで投げっぱなしというわけでもない。ただ、筋立てとしてのかみ合わせは良くないよね。まだまだ神樹様とバーテックスの戦いは世代を超えて続くという「課題を残した終わり方」であっても、あそこで世界が修復し、勇者部が回復してしまうと、「それまでの設定は全部茶番であった」というガッカリ感はどうしても発生してしまう。あそこまで必死に友を想った東郷さんの信念や夏凜ちゃんの生き様は結局「なんか勢いでどうにでもなるようなこと」レベルだったことになり、尊い犠牲と思われていた乃木さんの存在も、「友奈ちゃんに比べると世渡り下手だった残念な戦闘員」でしかなくなる。ひっくり返したちゃぶ台の上には、ひっくり返しちゃいけないものがたくさん乗っていた気がするのだ。そういう意味で、やっぱりあのエンディングは一考の余地はあったのではなかろうか。

 また、どうしても「まどマギ」と比較してしまうというのもネックの1つ。ここで「なんでもかんでもまどマギ厨はー」と思ってはいけない。しょうがないだろう。どう考えたって制作側はまどマギを意識して作っているのだから。そうして比較してしまうと、友奈の存在に後ろ盾がないこと(まどかにはほむらが作った因果の複層構造という一応の「理由」が存在している)、世界を司るシステムに理由が無いこと(世界を明かしてくれた親切なインキュベーターに比べると、神樹様はあくまで結果だけで経過報告するだけの「後付けし放題」な存在である)などが引っかかる。わざわざ髪の毛の色をまどほむに合わせてラストの友奈・東郷のカップリングを強調したり、途中参加の花凜ちゃんのメンタリティが杏子のそれと無駄にリンクしたり、「せめてもう少し差異を出しても良かったんじゃ……」というのも気になるといえば気になる。そういう意味では、比較対象の無い犬吠埼姉妹の挙動が一番興味を持って楽しめたところかな。4話カラオケ回とか、後から見ても割と泣けるセッティングになってるしね。

 まぁ、色々と気になる点は多いのだが、何も無下に「悪い」と断じているわけでもない。あくまでまどマギとは目的意識が違ったということである。本作はまどマギとの大きな違いがあり、それはあくまで「ゆゆゆ」ワールドの端緒として作られた作品でしかないという、バックグラウンドの大きさである。本編最後に「友奈編」と冠されていたことや様々なメディア展開から分かる通り、このアニメ作品は「○○は勇者である」という1つの世界を舞台にした様々な物語のスタート地点なのだろう(乃木さんの方が過去話だけど)。結城友奈の物語はとりあえずこれで幕を閉じる。神樹様による生け贄の撤廃という大きな仕事を成し遂げた「数多の勇者の1人」として結城友奈と讃州中学勇者部は今後歴史に名を残すのだろう。後の物語は、「まだ描かれていない」だけなのだ。それなら、まだまだ破綻した部分や分からない部分はたくさんあってもいい。まだまだこれから、他のところで語られるかもしれないのだから。さて、本作のヒット次第では次なるステージもアニメでお目にかかれるかもしれないけど、どうなりますかね。

 最後は当然中の人の話だが、まー、とにかくぱるにゃすがんばるにゃす! ぱるにゃすは本当に不思議な役者で、代表役となった小紅ちゃんもそうだったけど、特別上手いとは言えないはずなのに、なぜかキャラとのシンクロ率がやたら高くて、1つ1つが見事に「はまる」。友奈ちゃんがぱるにゃすで、ぱるにゃすが友奈ちゃんで。この不思議感覚は癖になります。コンシュマー向けに丸くした汎用型りえしょんみたいな不可解なパーソナリティも恐ろしくてよいね。その他、若さを武器に躍進する黒沢ともよちゃん、愛されキャラのワイフ、みもりはみもり、そして全てをとりまとめる我らがおかん、内山ゆーみん。ゆーみんのビーストテイマースキルは、本人が望まないのにどんどん上がる一方だよね……。

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「異能バトルは日常系のなかで」 5→6

 ほどよくまとまる良作だったんじゃないでしょうかね。今期はこうして「あ、意外と悪くない」って感じでジワジワはまっていく作品が多かったですわ。

 加点したのはひょっとしたら衝撃の第7話の影響が大きすぎるかもしれないが、まぁ、TRIGGERによる映像面の良さを加味すれば、多少下駄を履かせても問題無いレベルだと思う。1話目では「あれ? TRIGGERでこんなもんか?」と訝しんだものだが、2話目以降でキャラデザの安定感を取り戻し、要所で「らしい」動画にも繋げることが出来た。無体なバトル描写なんかはサブカテゴリでしかない能力バトルの方にしか活かせなかったのでやや勿体ない気もしたのだが、そうすることで「日常」と「異能」のギャップを大きく広げることが出来て物語に振れ幅が出来るのは悪くないアイディアだと思う。日常パートでは丸っこいデザインのキャラクターが常に可愛らしく描かれており、コロコロ変わるヒロイン勢の表情だけでも充分楽しむことは出来た。個人的なお気に入りポイントは鳩子の困り眉です。っつうか、鳩子全般です。海でのシーンもなかなか良かったよね。

 「日常」と「異能」という構成について、「異能バトル部分が完全に余計」という趣旨の意見を目にすることが多かった本作。まぁ、正直この意見については同意する部分も多いのであるが、決して「完全に無駄な要素」ではなかっただろう。最終話で何となくまとまった風に見えるのは異能との絡みで「日常」を引き立たせたためであるし、ああやって命懸けのシチュエーションを演出することで安藤の男前っぷりを非常に分かりやすく出すことが出来るので、手っ取り早く「それっぽいメインシナリオ」をまとめる機能はあったと思うし。いや、「最終話で刺客が1人襲ってきた時点で今後の安寧が一切約束されず、安藤達は不安の中で生きていかなきゃいけないはずなのにお気楽すぎるだろ」とか、「彩弓さんは相模があれだけ直接的に絡んできたんだから、どう足掻いても裏世界との接触は避けられないだろ」とか、「安藤って単なる高校生のくせに、足突き刺されたり手を切断しても平気っていう時点でよっぽど異能だよね」とか疑問の残る部分も多いんだけど、まぁ、1クールの締めですから。この後バトル突入不可避だったとしても、アニメシリーズとしての欠点にはなるまいよ。

 こうして「異能」と「日常」を混ぜ込んでネタ化させた意味というのは、おそらく原作者側の意図としては「最強なのに役立たず日常系」という出落ちネタだったのではないかと推測する。「ラノベは日常ものとバトルものがほとんどで、その2つを変な方向で混ぜたら面白くね?」というのは割と単純な発想で、「アウトブレイクカンパニー」や「勇しぶ」も大体同じ発想なので、取り立てて目新しいものではない。今作でそれがオリジナル要素たり得たのは、主人公の安藤のキャラが良くも悪くもぶれずに固定されていたおかげだろう。彼が恋愛要素を一切考慮しない朴念仁であり、厨二設定を堂々と振りかざす阿呆でありながら、なぜか道徳観念だけは非常に達者であり、ヒロイン4人(会長も含めれば5人)から惚れられてもそこまで違和感の無いマジカルワールドを産みだしている。「異能に悩める女の子」を「異能マスター」が導いてやるというのは、変則的ながらも「超絶有能イケメンが迷える女の子のピンチに駆けつける」シチュエーションと本質的に大差ないため、こんなヘンテコ主人公でもモテていい世界になっているのである。そういう意味では、このハイブリッド設定も単なる思いつきから一段上がって「意味のある設定」ではある。また、こうして「異能前提」を設定していたからこそ鳩子バーストのような一種の反則技も効果的に見せることが出来たわけで、決して考え無しに異能設定を無駄遣いしているわけではないだろう。まぁ、やっぱり視点が安藤達から外れてしまうと退屈になったのは事実だと思うけどさ。

 退屈だと思うなら、鳩子や灯代といった優秀なヒロイン勢を思い出して脳内補完すればいいじゃない。今作のMVPは早見沙織、そして岡本信彦のツートップであるが、山崎はるかも新ヒロインとしてきっちり仕事をしていた。灯代の設定って全部「どっかで見たことある」気はするのだけど、総合すると割と新鮮な気もするのよね。その他彩弓さんに千冬ちゃん、会長にくっきーまで。ヒロイン全員がしっかり安藤にアプローチしながら魅力を発揮する、良いラブコメでございました。でも、僕は鳩子派です。当ブログは恵まれない幼なじみセカンドヒロインを応援します。

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「ヤマノススメセカンドシーズン」 5→6

 やっぱりゆかもこは最高だぜ! 本当に良い井口分と阿澄分が摂取出来るサプリとしての優良作品である。

 15分アニメで2クール、しかも元々5分アニメというなんとも不思議な出自を辿っているこの作品。一体どうなるものかと思ったが、なんの心配もいらない堂々たる2クールであった。そう、萌えアニメというのはこれでいい。女の子が可愛い、それが重畳。4人の女の子を中心とした癒しの時間は無事に幕を引けたのである。世間的には、どこかで「長くして2クールになったからダレた」なんて意見も見聞きしたことがあるが、わたしゃそうは思いません。ダレるもなにも、元々描かれるべき責務の無い作品としてスタートしており、登山というテーマをベースにして最終的にはあおいとひなたに帰ってくればよいのである。それならば、そこにキャラクターが描かれ、それが可愛らしいままであれば「ダレた」というのはお門違い。「ゆっくりしていってね!」というのが正しい解釈の仕方なのである。まぁ、もちろんそういう見方ってのは非常に偏ったものであろうし、是非が分かれるのは致し方ないと思うけどもね。この15分枠という身の丈にあった時間配分と、充分な密度を持った「それしかない世界」はばっちにニーズに噛み合っている。

 そして、今作は実はそれだけには留まっていない。文字通りに中盤で山場となった富士登山。なんと、この作品ではまさかの挫折エンドをむかえるという衝撃のストーリー展開は、「高校生のくせにお気楽に登山なんてできるんかいな」という懐疑派にも納得出来る「登山は楽しいけど、遊び半分でやったらあかん」というマジ警告ドラマである。あおいが登頂できなかったことは残念であるが、こうして「山の厳しさ」を味わうことも登山の一環であると考えれば、彼女はこれ以上ない形で富士山を満喫したとも言える。単に「厳しい」ことを伝えて突き放すのではなく、「失敗したこと」で学べることがあり、そこに仲間がいてくれることで、再び山を目指すきっかけが産まれることで友情を補強することにもなった。「楽しさ」「厳しさ」の両面を正面から描ききり、1つ1つの体験が人生経験へとフィードバックしてくるその構造は、女子高生きゃっきゃうふふアニメの形態ととりながらも、きちんと成長物語としても読み込めるものになっているのである。良いアニメじゃないですか。正直、これを観てるとちょっとだけ(ほんのちょっとだけ)登山も悪くないかな、なんて思えてくるのです。まぁ、俺のとある友人みたいに、「これヤマノススメで紹介されてたジャケットとリュック、高かったわー」「へぇ、お前山登り始めたんかー」「いや、登る予定なんて全くない」ってのも困りものだけどね。

 以上、ゆか・もこ・ひよ・ゆいの4人組の素敵な時間でした。ホントに「夏色プレゼント」は大好きなオープニング。映像のデザイン性がこんなに素晴らしいオープニング、最近だと珍しいよなぁ。

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「テラフォーマーズ」 5→3

 なんやったんやろ、このアニメ。人気漫画になってるらしいのに……そんな要素が1つも見つからなかった。

 原作は殆ど読んでいないので、このアニメに全く面白味を感じなかったのは原作が悪いのか、アニメが悪いのかは分からないのだが、仮にアニメが悪いのだとしても、やっぱりこの漫画は個人的に合わない気がする。よくもまぁ、これだけ先の見えない話で人気を維持して引っ張っているものだと感心はするのだが。アニメの方はというと、毎週テレビをつけると「君たちのしらない生き物の話」をちょっとだけ石井康嗣のいい声で紹介してくれた後は、「分かりやすい俺ツエー展開」か「分かりやすいどうしようもない状態」がちょっと目先を変えて放送されるだけ。そこにシナリオラインのつながりは特に感じられず、先への期待感も出てこない。

 適当に観ていたせいでモチベーションが下がるという負のスパイラルに入ってしまったことも原因の1つではあろうが、それにしたって個々のバトルが散らばりすぎていて求心力に乏しい。ドラゴンボールのように戦闘力を数値化しろってわけでもないが、「なんかよく分からないゴキブリの化け物が出てきます、こっちの男は何となく強いから勝てるけど、こっちの男は頑張ったわりに弱かったから惨殺です」っていう展開は、理屈抜きのバトル描写だけで魅力的に映るとは思えない。そして、その映像自体もそこまで特筆するものがあるわけではなく、執拗に説明を入れる必要性もあってか、コンテワークが緩慢で魅力に乏しい。大きく作画崩れがあるとかいうわけでもないのだが、それで退屈に感じてしまうというのはなんとも残念な話。極めつけは完全なる「俺たちの戦いはこれからだ!」エンド。なんで今こんな形でアニメ化してしまったんだろうか。

 これ、原作ファンはどういう目線で観ていたのだろうか。表情も何も無いゴキブリが暴れ回ってればそれで楽しいのかなぁ……。

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HisCoool! セハガール」 5→6

 ラス前のお話、エンディングで楽しそうに踊るメガドラを見てマジ泣きしたのは秘密です。それまでのダンスでは遠慮がちに片足あげるのが精一杯だったのに、卒業が決まったらみんなとユニゾン出来たのよね。ほんと、いい娘なんだよなぁ、メガドラ可愛いなぁ……。

 予想を超えた方向で良い作品になった気がします。わたしゃ基本的にゲーム知識は皆無の人間なのでセガネタ云々はほとんど分からないくらいのレベルで観ていたのだが、それでも無体なネタ回しになっていることは分かるので充分楽しめたし、そうした部分が無くても、「いつものCG」のレベルも確実に進歩し、メイン3人の愛らしさはキャラものアニメとしても充分に及第点。菅原作品ではお馴染みの「ラストの謎シリアス」もきっちり着地させ、ユルさ、可愛さ、笑いの三拍子揃った素敵なお話になっている。また、回りのゲームファンの反応を見る限り、コアなセガファンからしても割とノスタルジーを刺激されたりして楽しかったようなので、そっちのファン向けの企画としても成功していると思われる。

 注目すべきは、セガという一企業を押し出した完全な「企画もの」が、こうしてきちんとした形になって企業PVとしてもそれなりに機能した点である。私みたいな単純な人間は、このアニメを観て明らかにセガの好感度が上がっており、「セガは日本の優良企業」という刷り込みが行われているし、1つの企業というくくりの中で遠慮なくネタをつぎ込んだオールスターアニメーションという試みにより、過去の蓄積が全て武器になり、魅力に映る世界というのはそれだけで秀逸なアイディアだ。まぁセガのような大きなゲーム会社だからこそ出来たトリックプレーではあるものの、今後も「企業」以外にも様々なジャンル、形態を持って「自由気ままなオールスターアニメ」という手法が産みだされるかもしれない。そうしたエポックメイキングな手法に先鞭をつけたということが、この、ユルい15分アニメの最大の要所だったのではなかろうか。

 まぁ、余計なことを考えずにメガドラ可愛いでいいんですけどね。ドリキャスの安定腹黒設定もきちんと笑いに繋がっていたし、サターンも単なる突っ込み役に終わらずに「メインヒロイン」として一枚看板になっていた。この3人のバランスはどこぞのgdgd妖精やお笑いロボット3人組並に良い。そして何と言ってもメガドラCVの井澤詩織である。大正義すなぁ。もちろん残り2人のM・A・O、高橋未奈美も良い仕事。M・A・Oは本当に器用よね。

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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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