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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「昭和元禄落語心中」 7→8 例によって毎週あれだけびっちり感想を書いていたので、今更特に言うことも無い作品。今期のDEENはこれに加えて「このすば」も担当してたんだよな。なんとも不可思議な恵まれ方があったものだ(もう1作品あったけど、それは置いとこう)。 改めて、化け物じみた作品であった。わざわざ落語をアニメにするというチャレンジ。落語が見たい・聞きたいなら、わざわざアニメを見る必要は無く、本物の落語を聞けばいいだけの話。寄席に行かなければ駄目だった作中のような昭和の時代とは違い、今はあらゆる方法で様々なメディアに接触出来るのだから、今作は落語の代替品として求められるものではない。つまり、「アニメの落語」ではなくて「落語のアニメ」が求められていたわけだ。その新たなチャレンジ対する史上初(?)の解答として、この作品はほぼ完璧なものを提供していた。「アニメでしかなし得ない落語の武器とは何か」ということが練りに練り込まれ、1つ1つの演目に演者や舞台の意味を付与していき、それに見合った演出でもって「落語アニメ」を提供していく。助六最期の演目であった「芝浜」では、尺の問題とそれに対する解答の与え方について触れた。親子徒然の3人落語「野ざらし」はかつてない落語の演じ方について触れた。菊比古の脱皮の結果として表れた「品川心中」における画面効果の進展も見たし、それを観たあとで、改めて1話の「鰍沢」を振り返ったとき、八雲という人間がどのようにして自らの落語を高座の上で熟成させ、鎮静させたかが見て取れる。ドラマとの兼ね合いでは悲痛なまでに真に迫った菊比古の「死神」も必見だ。「落語心中」という1つの漫画原作があり、そこには至極ありふれた、日本古来からのメロドラマがある。そのドラマを「落語のアニメ」として組み上げる際に、あらゆる要素を「落語の魅せ方」に付随させるために、舞台装置は作りあげられたのだ。 改めて、今作に畠山守監督を抜擢してくれた制作スタッフには感謝したい。氏の見据えているアニメの演出論は、今作の持つ独自性と見事にマッチしており、想像以上の完成度を見せてくれた。過去作においても必要以上に言葉を費やさず、徹底して画面の見えで物語を組み上げる演出方針には感心させられたものだが、そんな見せ方が、まさか「語り」を主体とする落語というテーマにここまで馴染むものだとは思っていなかった。ドラマ部分での説得力の持たせ方が、それぞれのキャラクターの落語の舞台にもフィードバックされていくことがよく分かるというのは、非常に面白い個性の掘り下げ方だった。今回は菊比古・助六という2人の噺家について徹底的に掘り下げられたわけだが、無事に2期も決まり、今後はさらに与太郎も含めた多様な広がりを見せることになるだろう。次のシリーズが今から楽しみでならない。 一応最後に中の人に触れたいところだが……もう、今作はどうにもならねぇや。全員本気すぎるからな。家中宏や牛山茂といったベテラン勢の仕事も光るが、まぁ、素直に山寺宏一、そして石田彰のツートップだろうよ。僕の中で石田彰はもう「菊さんの中の人」という新しい格付けが動かないと思います。 PR 「ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション」 5→5 変なアニメだった。「主人公達がゲームに入る方向じゃなくて、ゲームの方から現実に出てくるなんて珍しいな!」って一瞬思ったけど、冷静に考えたら昔からよくあるやつだ。 そう、「昔からよくあるヤツ」なんですよ。主人公が始めたゲーム世界が少しずつ現実を侵食していき、現実世界の平和を守るために主人公は勇者として異能を使い戦っていく……うん、そこだけ見れば昔からよくあるタイプの話なんだ。でも、この作品はなんかズレてるんだ。なんというか……「その部分が主軸」じゃないんだ。だって、「現実世界にゲームがにじみ出してきた」のって、割とシーズン後半になってからだからね。ボーッと見てたから正確に何話だったかまでは覚えてないけど、鈴来さんが転校してきてからも、ゲームと現実が混ざり合うまでしばらくかかったからね。つまり、その部分はあくまで「最後にオトシマエつけるために用意された舞台」であって、今作が描きたかったのはそんな古式ゆかしいファンタジー世界ではなかった。 じゃぁ何が描きたかったかと言われると……なんだろ、やっぱりあれかな、「PSO2をやっていれば現実世界でも友達が増えて、コミュニケーションが広がれば女の子とも仲良くなれます! さぁ、みんなもPSO2でリア充生活を!」っていうところじゃないかな。何しろ最終的に会長を助ける目的が「一緒に後夜祭やるんだ」ですからね。世界の危機とか、命の危機とかじゃなくて(まぁ、それもあったけど)、あくまで「高校生がイベントを一緒にやりたいから命懸けで巨悪をやっつける」ですからね。物語の中盤までは、そのためにひたすらPSO2絡みの人脈を繋いでいき、会長といちゃいちゃしながらますます仲良くなっていくリア充生活のお話。その中にはネットで身分を隠して荒しをやってる現実の友達がいたり、会長自身も性別を偽ってキャラを演じていたり、基本的な「ネトゲあるある」を交えつつも、「生徒会の仕事はネトゲをやってその報告レポートを仕上げること」なんて訳の分からない学校生活の中で、「とにかくPSO2で強くなれば女の子と仲良くなれる」をひたすら実践し続けるイツキ。このアニメを見て「わぁすごい、僕も今からPSO2!」なんて人間はおそらく誰一人としていないだろうが、この潔すぎる脚本構成は、むしろ思いつけないレベル。そういう意味では、非常に斬新で、何故か退屈しなかった。蓋を開けてみれば本当に単なる「学校でいちゃいちゃしてるやつ」なのだが……。イツキのキャラってのも捉えどころがなかったなぁ。鈴来さんが来てくれてからは一応三角関係みたいな展開も広がったので、キャラが増えたこともあってそのあたりから俄然見やすくなったのだが、序盤は本当に「こいつら何がしたいねん」状態だったなぁ。 そんな変な作品で、果たして販促が出来たのかどうかは定かじゃないが、少なくとも僕のように一切興味が無く、「PSO2ってどういう世界なの?」っていうレベルだった門外漢も、一応何となく世界設定を認識し、どういうゲームかは分かるようになった。リア充生活云々を差し置いても、「PSOって過去のタイトルだと思ってたけど今でも絶賛稼働中なんだな。そんだけ人気があるならやってみるか」っていう人も、ひょっとしたらいるかもしれない。それが実現すれば販促アニメとしては成功。もしそうでなくても、ゲームとしての製品にアニメというオプションを紐付けしておけば、今後の商品展開なんかもバリエーションは増えるし、どうにも閉塞的な印象のある日本のネトゲ業界の中で、多少なりとも裾野が広げられれば一応は目的を果たしたことになるのだろう。それで良いんではないでしょうか。 とりあえず、エンディングテーマでモモーイのセンスが変わってないことを確認して安心しつつ、幕。 4月1日 ドラフト模様(OGW×2 BFZ) ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Sea-chicken】→【Alessi】→【Mei】→【Sangriter】→
ゲートウォッチ最終戦。これまでのドラフトの歴史の中でもかなり短い期間の勝負だったため、実施された試合はわずか10試合のみ。おかげでなかなか調子が出ずに沈み続けた人間も多く、まれにみる偏った環境になった。何しろ6人のメンバー中2人は優勝を経験していないのだ。こんな不健全な環境はさっさと去るべきなのだろう。まぁ、人生にはそういうこともあるからしょうがないな! 僕はずっとここでも構わなかったんだけどね……結局「コジレックの帰還」と「世界を壊すもの」が1枚も登場せずかぁ。まぁ、剥いたのはトータルでも120パック程度だしな。チャンドラが2枚出ただけでも満足すべきか。ちなみに、最終回で一気に追い上げたものの、面晶体も3つまでしか連結出来なかった模様。
多分この春の自由時間最後のたほいやかな……。遠くの地へ行ってしまってもう二度とたほいや出来ない哀れな者どもに贈るよ。
Round1・「ともまつゆき」 1.分かれて久しいこと。 2.次の雪が降るまで消えずに残っている雪。 3.深夜三時頃に降る雪。一人では待ちきれずに眠ってしまうことから。 4.死を婉曲的に言ったもの。死出の旅路、長の別れ。 5.明治初期の政治家。東京都主席。保守的ながらも強く反戦を主張したことで有名。 6.寛政期の滑稽本。作者不詳。内容は不明。 出題のアクセントをいじって何となく人名っぽく読んでみたけど、乗ってきたのは1人だけだった。⑤「東京主席ってなに?」「大学主席っているじゃないですか。それと同じです」
Round2・「ふこうせかい」 1.→オセアニア 2.輪廻転生から外れるも極楽浄土へ辿り着けない魂の行き着く世界。七道界。 3.アワビの別称。 4.(仏)よい香りの漂っている世界。 5.某かが行われたと仮定される世界。 6.釈尊入滅の三千年後に顕現するとされる世界。 ①どういうことなんですかね……。④(仏)の表記は「仏教用語ともフランス語とも取れるから書いておくと幅が出るというテクニック」という話が前に出ていました。⑥「仏教にしてはスケール小さいっすね」
Round3・「しょうがくぼう」 1.狂言。生姜類憐れみの令という法令を巡る江戸の騒動を描く。 2.学のない坊主。 3.欧米の大学で卒業に際し成績優秀者に授与される帽子。 4.楽器演奏を目的とした小規模な部屋。転じて少人数の楽団のこと。 5.小頭症の僧侶。 6.アオウミガメの別称。 ①生姜公方。語感のみの勝負。誰かこの脚本書いて⑤ひどい。ちなみに僕は正解しましたが、何となく「海和尚」からの連想でそういうこともありそう、と思ったため。
Round4・「すもたら」 1.愚か者、馬鹿者の意。だらずの転か。 2.スマトラから渡来してきた一種の香。 3.イヌイットが使う板状のそり。スキーの原型。 4.一寸にも満たない根付。 5.江戸時代に銭湯に見られた独特の上がりがまち。 6.四十七人の力士。 ④寸も足らず。⑥「三回転ぐらいさせる」といって作った答えだが、その製作プロセスは、「相撲鱈」から「鱈の力士」→「鱈の四十八手」(一回転)→「四十七人の鱈」(二回転)→「四十七人の力士」(三回転)らしい。「戻ってきてるやん!」
Round5・「まずる」 1.オーストリアの民族舞踊。紅白の装束を着た男女が円状に踊る。 2.人目をひく。注目を集める。 3.ポーランドの民謡。マズルカ。 4.→まぜる。 5.→エグザイル。 6.(「まずい」を動詞化した俗語)失敗する。まずいことになる。 ③隣にある単語は確かに「まずるか」でした。⑤は思わず「これ、やめてほしい」と頼んだレベル。
Final Round・「ふくだん」 1.ペガサスの異称。 2.例のないこと。常ならざること。 3.裸形になって行う修練。 4.一度決裂した話し合いを再度行うこと。 5.フクバラハップのこと。 6.腹上死したもの。特に男の場合を指して言う。 ①浮+クダン。クダンは牛だけどな。②不件。「くだんの」の逆。③服断だろう。④復談。⑥腹+断or男? ⑤ちなみにフクバラハップについては、何人かがその中身を知っていた。過去のたほいやで出題しようとしたことがあるとかなんとか。もう、広辞苑もそろそろ読み終わるかなぁ。 二期……だと……?! 最終話! そうか、この物語はここで幕ではないのか。恐ろしい話だ、またいつか、このアニメが帰ってくるとは! そうは言っても形式上は一端の幕引き。最終話は八雲の時代と与太郎の時代を繋ぐ挿話になっている。助六の悲劇の顛末を八雲の視点から語り、そこが1つの時代の終わりであることを告げている。 「あの時代」の幕引きは、2つの「心中」だった。1つは当然、助六とみよ吉という、あまりに不器用で、みっともない人生を送った夫婦の話。人に依存することでしか生きられず、落語を憎んで死んでいった小さな女と、最後には自分の拠り所をそんな女に見出してしまい、落語と死別した男。その死に様はあまりにあっけなく、残された者たちにも複雑な感情を残すものとなった。 そして、そんな夫婦の馬鹿馬鹿しい死を前にして、またしても「独り」になってしまった菊比古。落語協会の会長に、そして世相に背中を押され、嫌々ながらも八雲の名を継ぐことになった。その心境は実に複雑なもので、おそらく今回の事件がなければ彼は決して八雲の名を継がぬと意固地になっていたことだろう。彼には八雲の名は必要なものではなかったし、「助六が継ぐべき」という信念を揺るがすものはなかったからだ。しかし、その兄弟子がふいっとこの世から消えてしまった。そんな状態で宙ぶらりんになった八雲の名前。他の人間に継がせるわけにもいかず、その名に込められた因縁を背負い込めるのは菊比古ただ1人。最終的に、彼は八雲の名を継いだ。いや、彼にとってそれは「八雲を名乗る」ことに意味があったのではない。「菊比古を捨てる」ことにこそ意味があったのではないだろうか。「菊比古」の名前の隣には、いつも「助六」があった。菊比古の落語が成ったのは、ひとえに助六がいたからこそ。そんな因縁を持つ2つの名前のことを思えば、彼は菊比古という自分に蓋をして、八雲の名前を抱え込むことを優先したのだ。「菊比古」と「助六」。この2つの名前が常に一緒にあること、それはつまり、助六の死が菊比古の死を導くということ。これが2つ目に「心中」。 こうして面倒な男が残していったものは、落語界に流れるわずかな寂しさと、一人娘の小夏だけ。小夏と菊比古の関係というのは、結局助六という男の存在あってこそのものであり、彼がいなくなって「かすがい」を失ってしまったあとに残るのは、ただの子供嫌いな男であった。そんな男が、結婚もせずに突然娘だけを引き取ることになり、その娘には、蓋をしたはずの過去の面影がどこまでもついて回る。そりゃまぁ、菊さんだって疎ましく思うのはしょうがない。「忌々しい」という言葉を何度も吐き捨てる菊さんを見ては、小夏だって当然反抗的になる。また、小夏が「落語をやりたい」と思い続けていることも、菊比古には苛立ちの種だった。何しろ目の前の落語はどこをどう聞いても「助六の落語」なのだ。自分がわざわざ名を変えてまでして棄ててきたものが、小夏の形を借りて目の前に立ち現れようとする。あげく、小夏はそうして助六の面影を残しながらも、その傍らにみよ吉の影も見せる。ろくでなしだった母親の口癖を、小夏は子供ながらに口に出す。助六との思い出以上に苦々しい1人の女性の記憶を呼び覚ます小夏は、まさに「忌々しい」という言葉でしか言い表せない、忌むべきものに成り果てた。こうして過去の亡霊を抱えながら、菊さんは「八雲」として、すでに意義を失った「自分の落語」の虜囚のような人生を過ごすことになる。 そんな彼に訪れた不確定要素が、1話で描かれた与太郎だったわけだ。彼の活躍については、おそらく2期目で詳しく語られることになるだろう。今回は一足飛びで真打ち昇進という場面だが、彼は「血」に因縁があるわけでもなく、鬱陶しがられながらもきちんと八雲が面倒をみてくれたようだ。真打ちにまで積み上げた努力はきっと本物だろうし、弟子を取る気も無かったはずの八雲も「紋付きを誂えないと」とまんざらでもない様子。空虚で頑なな八雲の人生だからこそ、与太郎のような破天荒な人間がいくらか変化を与えていたのだろう。 その傍らでは、相変わらずの関係性を続けていた小夏もいた。衝撃的なのは、改めて見るこの時代の小夏の面影が、あまりにも母親を色濃く映していたこと。元々器量の良い女だったわけだが、気付けば小夏も年頃を超え、どこか気怠げなみよ吉の面影を残し、さらにその片鱗に父親の風貌も見て取れるよう。そんな小夏は、未だに「助六の落語」を見ながら生きながらえている。「なんとしても助六の血を絶やしてはならない」というので彼女は誰とも分からぬ男の子を成したという。松田さんはそんな小夏の態度に心を痛めもするが、元々彼女の行動にさしたる興味もない八雲はあっさりしたもの。「時代の流れ」と彼女の意志を邪魔する様子もない。そしてそこに飛び込んでくる与太郎。小夏と一緒になることを提案し、さらに、助六の襲名までも申し出ることに。 菊さんの苦労は、まだ終わらないのだろうか。どこまでもうねり続ける因縁に、落語業界の栄枯盛衰まで背負わされ、「八雲」の試練はまだまだ続く。 2期目、いつ? 「牙狼 -紅蓮ノ月-」 4→4 特にお変わりないようで。相変わらずこれもどういう風に観ていいかテンションのよく分からない作品よな。 前作「炎ノ刻印」とはがらりとイメージを変えての和風ファンタジーとなった今作だが、まぁ、やってることはそこまで大きく変わらない。そらね、毎年の戦隊ものだって興味の無い人から見りゃ大体同じに見えるからね。あまり真剣に観ようとしなければ「何となく金色の鎧が出てきて悪そうなのを切ってた」というお話になる。「刻印」のときも中盤は主人公が自分の出生に思い悩んで暗黒面に落ちていたが、今回は主人公の雷吼の代わりに星明が闇堕ちしてくれたので、鬱要素もそこそこ一緒。 ただ、こっちの方が割とあっけらかんとしていたのは事実だね。中世ファンタジーをイメージしてとにかく悲惨な時代、悲惨な世相を描いていた「刻印」に比べると、和風のこの世界はまだおちゃらける余裕がある。ずっと行動をともにしてくれた金時の存在も大きかったかもしれないが、思い悩むのが普段から適当な星明だったおかげもあって、その脇で「この女も色々面倒だな」とか苦い顔をしている雷吼も、そこまで深刻になってテンションが下がることはなかった。そういう部分ではこっちの方が好みかな。個人的に好きだったお話は嫁さんホラーと浮気の回。本来ならあれもマジでひでぇ話なんだけど、ノリが軽いんだ。何故日本の歴史において、「平安宮中の麻呂キャラ」ってネタ扱いされるんでしょうか。彼らだって真面目に生きてただろうに。 本作の楽しみ方としては、星明という悲劇のヒロインの生い立ちと、彼女の強さ、弱さを噛んで含んで味わいつつ、最終的にはそんな星明と意志を通わせることが出来る雷吼が勧善懲悪でホラーをぶった切る様子を堪能すること。もちろん雷吼は雷吼で悩んでる部分はあるはずなのだが、少なくとも「刻印」のレオンとは違うから、牙狼の活躍としてはこっちの方が観やすいはず。あとは「刻印」も観ていた人間からすると中の人を組み合わせた一種のスターシステムみたいな部分も楽しめるかな。最後の最後まで「道長様はどっかで良い人にならんもんかな」って思ってたが、やっぱり駄目だった。ヘルマンはあんなにいいおっさんだったのになぁ。ラストバトルの巨大ギミックのCG描写なんかは流石のもので、本当に特撮ものと同じような楽しみ方が出来るのは良い部分ですよ。 今回、雷吼を演じた中山麻聖という人は実写版との繋がりで声優初挑戦とのことだったが、初めてなりに割と面白い仕事ができていたんじゃなかろうか。仕事ができる若手の男性声優はいつでもウェルカムやで(といってもそこそこの歳だが)。まぁ、最近はあんまりそういうルートから本格的に声優に絞る人もいないんだけどさ。割の合わない仕事だしなぁ。 「ノルン+ノネット」 5→5 なんか、綺麗な作品でした。適当にしか見てないのですげぇふわっとした印象でしか語れないのだが、分かりやすく言うと、「やなぎなぎがすごくしっくり来る」ような綺麗さ。うん、分かりにくいな。 とにかく画面の幻想的なイメージが印象深い。毎回提クレバックに表示されてたからかな。船のメカニカルな部分もあるはずなのだが、どちらかというとそこに融合している自然物とか、船以外の場所の遠景の方が印象深いんだ。こういう見た目でとりあえずのイメージが作れる作品ってのは強いと思う。ファンタジーな要素をふんだんに詰め込んで、あとはまぁ、「女の子の脳内のお花畑」に男をはべらせておけばいいわけで。 シナリオ部分にも興味深い要素は多く、中でも「3人VS9人で1対3の関係を3つ用意する」っていうカップリングの設け方は新鮮だった。いや、最終的にくっつくのは1人なんだから残り6人はあくまでサブキャラなのだが、こういう乙女ゲーの作品って、大体ずらっと男が並んで「メイン1人とくっついて終わり」か、「誰ともくっつかないでなんとなく逆ハーレム」じゃない。今作の場合はそうでなくて、9人中3人はゴールが用意されてるんだ。さらに3チームに分けることで9人の男連中が自然に弁別されて、割と印象に残りやすい。普通のように9対1だと、どうしたって「9人のうちの1人」になるので各キャラの存在感が薄くなるものだが、今作の場合は「あのチームの3人のうち1人」という理解になるので、いくらか受容しやすいのだ。まぁ、そういう特徴付けってことだね。これは何も野郎キャラの魅力を上げる効果だけでなく、私のような男性視聴者の方にとっても、「女の子が3人」という楽しみが増えるプラスもある。こはる、深琴、七海、それぞれタイプの違うヒロインが、男連中とタイプの違う接し方をして、タイプの違うカップルを成立させる。単独ヒロインの場合は「決着」が1つしかないので個々のエピソードで「単なる浮気者やんけ!」という不満が出るが、今作ならその心配もなく、三者三様で無難にまとまる。まぁ、尺の長さはあくまで1クールなのだから同じはずなのだが、これもやっぱり「弁別のしやすさ」からくる良さなんだろう。 まぁ、身も蓋もない言い方をすれば「いいとこ取り」「幕の内弁当」みたいなことなのだが、今作はそれをやっておいて、その上でメインとなる世界のリセットの話を破綻無くまとめていたのが好印象。いわゆるリピートものともまた違うスケールの話だったが、「どないやねん」と突っ込む前に「まぁ、この世界観だったらそれくらいしてもいいかも」と丸め込まれてしまった。なんだかよく分からないうちに核心まで突っ走ったので、多少乱暴な筋書きでも文句を言う前にさっさと結論が出ているのだ。この尺でそこまで語りに不足を感じさせず、3つのエピソードがそれぞれに締めくくられているのだから、今回は高橋ナツコが頑張ったと言ってもいい気がするよ。 まー、やっぱり男の扱いだけを見てたら、それぞれのキャラのファンからは不満も出そうではあるのだが。あくまでも「何となく観てた」人間の感想なので、ひょっとしたら真剣に見てたり、ゲームをプレイしながら見てる人にはボコボコ穴があいているように見えるのかもしれない。大丈夫、画面が綺麗だったからアニメ化の功績はそれだけでもあったと思うし。 結論・彩陽がメインヒロインのお話はなんか平和な気分になれるので良いです。 「蒼の彼方のフォーリズム」 4→5 今期終了作品は多くが「大体予想通り」か「予想してたよりも微妙」だったのが、これは珍しく「思ってたより面白かった」作品。まぁ、1話での導入が訳分からなすぎたからなぁ。 今期はさらに、「まっとうなスポ根もの」が多かったシーズンでもあるかもしれない。「ハイキュー」と「ダイヤのA」が終了し、さらに「ストライド」もあった。今作をスポ根という文脈で語るなら、比較すべきは「なんちゃってスポーツ」である「ストライド」だろうか。あっちが「思ってたほど盛り上がらなかった」のに対し、こちらはなんちゃってスポーツが少しずつ結実していったのは興味深い対比だ。最初は全然ルールの分からなかったFC。まずもって空飛ぶ靴の意味が分からないし、バトルフィールドの全景も見えてこないので、どうやって楽しむスポーツなのかが分からない。スピード勝負と鬼ごっこを足して割ったような競技だが、観ている側がそれで盛り上がるのかどうかも怪しかった。実際、序盤の展開はちょいちょい戦術論が語られたりもしたが、「いや、そうはならんやろ」みたいなヘンテコな理屈も多く、のめり込むというわけにもいかない。どうにも駄目かと半ば諦めていたところもあった。 だが、良くも悪くもテンプレ的なスポ根展開なので、ルール自体が分からずとも、何となく筋だけは追えてしまうもので。みさきちゃんの挫折、そして明日香自身のスランプ。良い仲間達も登場して少しずつ世界が広がっていき、いよいよ因縁のライバルも登場。次第に出来上がっていくキャラクターたちの関係性の中で、不思議とFCのルールの方まで整備されていったように感じられた。実際にはそんなことはないんだ。FCのルールは最初から決まっていたはずだし、プレイヤーたちが興じているゲームの内容も序盤と劇的な差があるわけではないのだが、不思議と、キャラの方が固まってくると、「そのキャラがやってること」というので、試合の内容も頭に入ってくるようになる。「このキャラだったらこういうプレイになるのかなー」とか、「あの明日香がこう言ってるってことは、あの時のプレイにはこういう意味があったのかな」とか。キャラの方から競技を埋めてくれるというのは、なかなか新鮮な驚きがあったものだ。 取り立てて、その試合展開が面白かったというわけではない。絵的な盛り上がりが素晴らしかったということもない。どっちかっていうと今作は画のショボい方の作品で、話数によってはキャラ画も大きく崩れ、「おぉ、GONZOよゥ、GONZOよゥ」と嘆く部分もあった。しかし、最終回のアクロバティックな展開に持ち込むまで、ギリギリのところで作品がぶっ壊れるようなヘマに到らず持ちこたえ、決めるところは及第点にまとめ上げている。FCの見どころである大きなモーションも、最後の最後に視聴者がある程度ルールを飲み込めたところでクライマックスが訪れるわけで、なんだか「初めて新しいスポーツを見始めた時の、ちょっとだけ観戦のコツが分かった喜び」みたいなものは味わえたんじゃなかろうか。競技自体が分かりやすかったのに人間関係まで掘り下げるところが活かし切れなかった「ストライド」と、競技がよく分からないのにキャラ造形からスポーツの方まで補完してみせた「あおかな」。なかなか面白い対比になっているのじゃなかろうか。 まぁ、色々と理由をつけてみても、「単に女の子がきゃっきゃうふふしてるのが見たかっただけじゃないのか」と言われればそうかもしれません。やっぱり野郎だらけの作品よりは贔屓したくなるよね。こればっかりはしょうがない。そんなわけで、きゃっきゃうふふの中心にいたのは、相変わらず元気な福圓先生。彼女のキャラはどっち方向に振り切れても魅力を振りまいてくれるから本当に安心して見ていられる。明日香は「中盤にスランプに陥ってどうしようもなくなる」という、よくある主人公のテンプレを踏襲していたのだが、そこであまり落ち込みすぎず、するりと「明日香らしさ」を持って戻ってきた展開も良かったと思う。そして、そんな明日香を支えた大きな存在がみさきちゃん。CVの浅倉杏美は、これまでおっとり系の役柄ばかりの印象だったのだが、ここ最近はこうしてはっきりとした発声を活かす役も出てきてますね。そして作中一番の賑やか師である真白を担当する山本希望。のじょさんが百合ってるのはすごく安心して見ていられる。なんか、役には病的なものが出てこずに非常にクリーンなイメージだ。あとは散々嫌なことを喚き散らしていったミズハスも面白いポジションだったな。あとは緒方アニキの存在感な。あの人が飛び出した途端、「あ、勝てない」って思った。 「灰と幻想のグリムガル」 6→6 ナイスハッピーエンド。ハルヒロが心配でベッドに付き添いながら鼻歌を歌ってるメリイさんが最終回のハイライトでした。 トータルで見ると、やはりよく出来た作品だったと思う。いわゆる「異世界もの」のカテゴリに入る作品で、油断するとあっという間に十把一絡げで「見たことあるやつやー」となってしまうところなのだが、今作はきっちりアニメ化に際して独自の方向性を打ち出し、他作品との差別化に成功している。具体的には背景美術や動画面での個性、音響面を含めた演出の工夫、そして、駆け足にならないように丁寧に描かれたシナリオの配分。そうした諸々の要素が全て噛み合った時に、完成された「グリムガルペース」が生み出される。こうして「何か違うことやってくれるぞ」っていうのが分かる作品作りは非常に好感が持てる。 もちろん、良いところばかりではなかった。序盤にずっと感想を書いて引っかかっていた挿入歌云々の件なんかは、最後まで雰囲気作りの足を引っ張った悩みの種で、「誰の意思が介在した結果なのか」と首を捻ることになる。人間関係の描写についても、なるべく「語らせない」ことによるイメージ構築が優先されていたはずなのだが、いかんせんそれだけでは不安になってしまうのが昨今のアニメ作り。時にはハルヒロが独白の形式で必要以上に台詞を漏らしてしまうこともあり、話数によって雰囲気の統制にはばらつきがあったことも事実だろう。ただ、それは裏を返せば普段からどれだけデリケートに作品の雰囲気作りが行われていたか、ということの表れでもある。これで全編通じてただ原作の描写を垂れ流すだけの大量消費作品だった場合、細かい部分の演出の違和感なんてものは気にも留めなかっただろう。しっかりと正座をして、画面と向かい合って観る価値がある作品だと思わせていたからこそ、「ここはちょっと違うんじゃないか」とか、「いや、これは作品意図をくみ取った上でのことだ」とか、ディテールに関する議論が出来るようになるのである。そういう意味では、挿入歌云々に必要以上に噛み付いてしまったことは申し訳なく思うが、逆に「他の部分が非常にマッチしていたから」だと思っていただければ。 映像面での特徴、淡く描かれた水彩のような世界も非常に印象的なものだが、個人的にはやっぱり音響面での演出方向に注目したい作品。必要最小限の音で視聴者の注意を最大限に画の方に向けられたからこそ、丁寧に作られた映像面が引き立つ。台詞の取り回しも様々に考えられており、不安定な世界で互いに怯えながら、必死に生き抜いていく少年少女の不器用な心の交流が見事に紡がれていた。マナトの死を受けての各人の反応や、メリイが少しずつパーティに歩み寄っていく様子など、個々の描写は油断すればうっかり流してしまうような部分も多いが、各々のシーンにはっきりと意味を持たせて組み上げていることが伝わってくる。1人1人が丁寧に描かれていたからこそ、バトル面での成長も自然と受け入れられるようになり、最終回の静かなクライマックスも、それがハルヒロの手に入れた「力」の一端なのだということが受け入れられるようになっている。たっぷりとした間尺があったおかげでここまでの作劇が出来たことを考えると、やっぱりアニメは詰め込み過ぎじゃなくていくらかゆったりと作ってもらいたいもんだよなぁ。 お話はここで終わるわけではなかろうから、続編の登場にも期待したいところ。最後に中の人だが、今作の場合はメインパーティ全員に敢闘賞かな。普段割とがさつな役回りも多いが、本人同様にすげぇ細かいことにも神経質でもやもやしてるハルヒロを上手く組み上げた細谷。ムカつくはずなのにどこか憎めないことにかけては天下一品、最後の見せ場はマジ格好良かったランタ役のよっちん。レギュラーデビューは初めてのくせにおいしいキャラでがっつりアッピール出来たぞ福嗣。関西弁でまったり可愛いみかこし。マリク・エム・ぱるにゃす! そしてメリイさん格好良いよちかぺ。今作はぱるにゃすがみかこしに面と向かって「ちっぱい!」と連呼したことで歴史に残ることでしょう。めでたしめでたし。 あ、あとキッカワ。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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