最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
いきなり更新してるやんけ、という話だが、まぁ、毎年のことなので一応。常に「あんま興味ないんだけどね」と言いながら、チラチラ横目で見るくらいのスタンス。「それって充分気にしてる人の所作でしょ」とか言わない。気にしてないんです。かつて愛想をつかしたし、今なお僕のイデオロギーには合致しないのです。まぁ、昔に比べたらだいぶ穏当にはなってきてるけどねぇ(予防線)。
○主演賞 市ノ瀬加那、浦和希
「フリーレン様、主演賞が取れました」 「そうかい、人間は寿命が短くて1度に1つしか受賞できないから大変だね」 お題「こんなフリーレンはミミックの餌だ」。 浦和希ってぇのはブルーロックの世一役の人とのこと。そして今年1年で言えば主演は「カミエラビ GOD.app」のみなので、この主演賞が2023年の主演を評する賞であるならば、「カミエラビ」が認められたということになりますね。嘘です、いつものアワードです。年次の概念なんてガバガバのガバです。ちなみに「今年の主演賞だったらどこをどうひっくり返しても小林千晃1択だろ」とは思ってますが、そうすると単なるフリーレンアワードになってしまうので遠慮したとか、しないとか。主にしないとか。
○助演賞 阿座上洋平/石見舞菜香/能登麻美子
主演も合わせるとグエル・スレッタ・プロスペラと並ぶ、だいぶ水星に忖度したラインナップだけど、助演賞は毎年割と納得感がある。阿座上くんはすごくいいところだと思う。男性声優ってこの「新人とはもう言えない」くらいのキャリアでの働きぶりがとても重要で、そこで押し上げられる形の評価を得られたのは本人もさぞかし嬉しいだろうし、充分にその権利を有していると思う。石見ちゃんは言わずもがなで、今年は事実上市ノ瀬との一騎打ちみたいな形だったのかな。麻美子は……個人的にはねぇ、こうして子育てしながらも全盛期と変わらぬ仕事量でバリバリいい役をやって後輩にその背中を見せてくれてる「どストライク世代」が一番尊いと思っているので……本当にありがとう麻美子。これからも頑張って能登可愛いよ能登であり続けてくれ。
○新人声優賞 伊駒ゆりえ/榊原優希/戸谷菊之介/原菜乃華/羊宮妃那
ぼちぼち。榊原優希は「デッドマウント・デスプレイ」の屍神殿とかだそうで、いかにも今っぽい高音の子、そう考えると1つ目の大看板でビシッとオリジナルの存在感を見せてた戸谷菊之介は割と偉いかも。伊駒ゆりえは流石に早すぎないか、という気もするが、唯一さっぱりわからなかった「原菜乃華」という名前でググって「あっ(察し)」ってなったので、まぁ。いつも通りですね。 というわけでそんな中でも存在感を放つ羊宮妃那。こうしてみると「市ノ瀬→石見→羊宮」っていうラインから何となく「現代で求められる声優像」みたいなものが見えてきそうな気がしません?
○歌唱賞・ 結束バンド ○海外映画・ドラマ賞 ・ 高畑充希/村井國夫 ○シナジー賞 ・ THE FIRST SLAM DUNK ○ゲーム賞 ・ 内田夕夜 ○富山敬賞 ・ 佐々木望 ○高橋和枝賞 ・ 岡村明美 ○キッズファミリー賞 ・ ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー キャスト一同 ○インフルエンサー賞 ・ 上坂すみれ ○MVS ・ 中村悠一 ○功労賞 ・ 古川登志夫/山田栄子
今年は放送見てなかったからよく分からんのだが、「マリオの映画キャスト一同」ってのは元のなの? それとも吹替? 「声優を評する」だったらどちらも可能性としてあり得るのだが……もしかして「どっちも」か? どちらか片方だとしたらこのクレジットは説明不足なのでは? あとすみぺもよくわかんないけどなんかやってたっけ? PR 諸事情により、ちょっとの間更新停止(もしくは頻度低下)します。 単にアニメに触れにくい環境に身を置くので、デジタルデトックス的な感じで。 辛抱できなくなったらちょっと更新するかもしれんけど。 1週間ちょいで戻ります。 このダンジョンって島だったんだ、第10話。なんかに似てると思ったけど、これってつまりアビスの設定とだいたい一緒なんだな。冒険者たちはその深奥を目指しているのである。まぁ、アビス飯に比べたらダンジョン飯はまだまだマシ……かどうかはマルシル次第。 さぁ、いよいよゴール(?)が見えてきて、この世界の設定もだいぶ明らかになってきた。アニメはおそらくこの辺りで一区切りになるのだろうけど、ここまで見てきて正直「さっさと原作最後まで読みてー」って思ってるので終わるのが楽しみである(アニメ視聴中に原作にあたれない難儀な体質)。今回出てきたエルフ族とのダンジョン所有権問題なんかは、ちゃんと最終的に解決するんでしょうかね。 さらに、ノームのおじいちゃんと「島主」とやらの対話で明かされたこの世界の歴史の1つとして、お約束のエルフ・ドワーフ戦争の話なんかも出てきた。エルフとドワーフは仲が悪いってのが定番設定なのだが、よくよく考えてみるとその起源がどこなのかはよく知らないや。多分エルフの話になるとトールキンに遡るのが一般的なんだろうけど……まぁ、僕はアレクラストまでしか遡れないんでね。アレクラストにおいては基本的に人種問題と宗教問題を組み合わせたようないがみ合いの構図があったと認識していて、人種問題ってのは「見た目が違ったらそりゃ区別は意識するだろう」という単純な話。人間(この世界だとトールマンと呼ばれてる?)がそうしたいがみ合いの対象になりにくいのは、単純に最大多数だからでしょうか。そして宗教問題ってのは、以前から出てきている精霊との繋がりが大きい感覚。アレクラストではドワーフの大半が大地母神マーファを信仰しており、対してエルフは精霊の加護に生きる無神論者。そのために根源的なイデオロギーがすれ違って揉めるっていう感じ。少なくともマルシルとセンシについては宗教的な揉め事って印象ではないが、魔力に対する感じ方の差など、やはり持って生まれた感覚的な違いはあるんじゃないかしら。まぁ、センシはドワーフの中でも異端っぽいからあまり参考にならない気もするが……ナマリとマルシルも、ファリンのことがなければ仲が悪いって感じじゃないしねぇ。 とまぁ、色々と想像は膨らむが、とにかくこの世界のあれこれはエルフによって左右される部分が多いとのこと。ただ、ライオス御一行の道中にそんなことはあんまり関係なくて、せいぜいカエルスーツを着るのを嫌がるエルフをおだてて誘導するくらいの関係性。マルシルさん、気高きエルフがそんなちょろくていいの? まぁ、可愛いからいいけど。無事に目的の階層に到達し、最終目標であるレッドドラゴンとの遭遇にも成功したことで、いやでも滲み出る最終回ムード。そしてそのためになんとかして乗り越えなきゃいけないドラゴン討伐という高い高いハードル。1期前のアニメでもドラゴンスレイヤーの称号を得るためにまるまる1クールを費やしていたし、やはり冒険者にとってドラゴン討伐は永遠の目標。シンプルに「でかい・硬い・強い」の3拍子揃った強敵ってのはわかりやすいゴール設定である。幸いこの世界のドラゴンはそこに「賢い」までが付与されるほどではなさそうだが、それでもデカさが別格なのでやはり討伐は困難を極める。っていうか、ここまでただがむしゃらに踏破してきたくせに、いざドラゴンと向き合う方法はろくに考えてなかったってのがね。ライオスらしいと言えばライオスらしいのだが……こんなお兄ちゃんでごめんよファリン。 それでも、小さな戦力をかき集めて巨大ボスを倒してこそのRPG。あれこれ可能性を考えて、なんとか討伐の目処は立った。あとはうまいことことが転がるのを祈るしかないのである。……センシさん、あなた包丁にも何か秘密かかえてませんか? 読めるかそんなん!!!!!!!!!!!!!!!! 第9話! いや、「知るかそんなん!」が正しい。なんやそれ! なんやそれェ! 何が悔しいって、無茶苦茶すぎる展開のくせに「辻褄があっちゃった」ことなのよ。いや、そういうシナリオなんだから辻褄は合うに決まってるんだが……そう言われた「そう」としか見えなくなってくるのに、先週までの時点で「その可能性」を追ってた人間なんて多分地球上に1人もいなかっただろう。いたら怖いわそんなもん。でも、確かに振り返ってみれば辻褄は合うのである。何これ、超キモい。先週までの全部がひっくり返ったので、ブレイバーンに対する謂れなき不信感については正式に謝罪するとともに撤回します。いや、でも知るかそんなもん! これ、1話目から改めて振り返ったら伏線、というか「そうしてみると納得できる描写」はそこらじゅうにあるんだろうな……確認は他の人たちに任せるが……。個人的に気になるポイントがあるとするなら、ここまでのルルのブレイバーンに対する反応ってどうだったっけ? っていうくらい。ブレイバーンからルルへのタッチは最初の名付けの印象だけがあるけど、「その子の名前はルルだ」って自信満々に言ったのは至極納得。そりゃもう、それしかないわけだし。ただ、全部知ってるならいっそ別な名前にしてやっても良かった気もする。いやぁ、でもそうしたら自分が呼びにくくなるからやっぱりルルはルルだな。今回の描写の中で、唯一ブレイバーンのことに気づいている(感じとっている?)のはルルだけだと思うのだが、彼女はやはりスミスとの絆のおかげでそういう感覚があったのかしらね? それだと、イサミが1ミリも気づいてないのは薄情なような不憫なような、そして当然のような……もう、一生気付かない方がよっぽど幸せだけどな。 もちろん、「辻褄が合ってる」というだけでまだ疑問として残る部分はある。例えばちっちゃい疑問だと「なんでブレイバーン目線で正体を明かそうとしないの?」という部分だが、これについてもまぁ、本人の心境を考えればわからなくもない。彼は「ヒーローになりたい」という夢があり、そのヒーローというのは間違いなく「ブレイバーン」であって、「ルイス・スミス」ではない。となればことさらにブレイバーンを名乗り、その名にこだわったテーマソングまで作っちゃうのはしょうがないのだろう(そうか?)。あー、やっぱり伏線さらって見直したいなぁ。 もちろん、最大の疑問である「そもそもなんでこんな状態になってんだよ!」という部分については一切説明はない。そして、デスドライヴズのあまりに常識外れの能力についても理解は何一つ及ばない。でもまぁ、なっちゃったんだからしょうがない。今公式設定を確認したらことの元凶であろうクーヌスは「淫蕩」を司るデスドライヴズであり、「快楽の果ての死」を求めているとのことなのだが……淫蕩の果てのこの「合体」なのだとしたら……えぇぇ。彼女がスミスにあれだけ執着していた意味もまだ分かっていないが、その辺もまだ闇の深い部分が残っているのかもしれない。というか、ブレイバーンの成り立ちが「そういう」ことだったのだとすれば、残るメカ生命体連中だってみんな元は人間だった可能性が高いわけで、それぞれに悲しいドラマとか、冗談みたいな成り立ちがあるのかもしれない。 ほんと、いったいどんな発想ならこの脚本が出てくるんだよ……個人的に「生理的に無理」の理由がすげぇ角度から納得させられたのが一番エグいと思ってる。なんかこう、アレルギーみたいなもんなのか、それともタイムパラドクス的な何かか……スミスの気持ちになって考えればよくわかるだろう。 ねぇ、ほんとなんなのこのアニメ。 うえ虐だけでは飽き足らずゆみり虐まで……第10話。ありがとうございます、ありがとうございます。大変結構な性癖ブッ刺さりです。的確にいじめて欲しいところをいじめてくれる。最終的に麻美子が惨たらしく負けてくれたら最高。 などと気味の悪い導入になりましたが、黄都VSリチアの戦争も各方面で激化。化け物勢も接敵したり、ニアミスしたりといろんな局面が展開している。前回レグネジィが落ち、リチア軍の侵攻にも翳りが見えた。燃え落ちるメイジの街並みをうろうろしていたキアたちが接触したのはなんとシャルクさん。一触即発の状況かと思われたが、そもそもキアは現状なーんの悪気もなしにメイジに転がり込んできただけなので、真正面から問い詰められたところで「ワタシ何も知りません」が正解である。シャルクさんも別に殺人狂とかではないので、小さな女の子が燃える街中でうろうろしてたのを訝しんだだけだろう。なんなら後ろでもごもごしてるおばちゃんがちょっと怪しい気もするが、キアのまっすぐさに取りあえずは矛(槍)を収めてこの場での衝突は無し。まぁ、衝突したら確実にシャルクが消し飛んでただろうが。エレアさんが「あの速さを超えてキアが詞術を使えるか?!」とか心配してたけど、そもそも「なんかしゃべるだけで実現しちゃう能力」なんてシャルクさんが警戒できるはずもないから、ふつーに考えたら余裕で通るやろ。 そうして一旦は戦禍を逃れたかに見えたキアたちだったが、残念ながらキアのまっすぐさは1ミリもブレない。ラナを放って逃げるなんて出来ないってんでエレアさんの希望をへし折る形でまたまた廃墟の街に飛び込んでいくことに。もう、世界詞という大きすぎる力をエレアさんも完全に持て余してるやんけ。「あたしは無敵だから幸せでいたいの」って、凄まじく尊大な物言いだけど、キアにしか吐けない台詞だなぁ。 一方その頃、ソウジロウと別れてやりたい放題やってたニヒロさんはダカイと接敵。分かりやすい巨大戦力に狡猾なダカイがぶつかるマッチメイクはいかにも少年漫画的で燃えるシチュエーションだが、ダカイさんのいう通り、ほとんど全ての物理攻撃が通らないニヒロの蜘蛛マシンは普通に考えれば攻略不可能。策略を弄して大量破壊兵器 そうした局面が各地で展開され、一般人から見たらもう世界は地獄絵図。先んじて狂ってしまったユノさんを見習うかのように、全てを察した情報通のラナさんもやぶれかぶれ。悲痛な叫びとともにその辺から拾った「冷たい星」の照射というとんでもねぇ蛮行に及んでしまうが、それすらキアにとっては子供のいたずら程度のもの。「もう大丈夫」と言われても、一番の畏怖の対象が目の前にいたらラナさんもまともじゃいられない。そして、エレア先生はそんな修羅の道を生きることを再び誓うのである。 ……がんばれ女の子たち。そういやカーテのその後が不明なんだけど、レグネジィが退場してあの子もどっか壊れた状態でそのへんうろついてたりしませんかね(性癖)。 ローズ編後半戦、第9話。およそ想定通りの顛末だったが、的確に心をエグる描写が多いのでダイレクトに辛かった。 ローズのかつての「過ち」の成れの果て。魔族の脅威は確実に人類の想定を超えつつあり、無敵を誇ったローズ部隊も共倒れの形で壊滅させられることになってしまった。成し遂げられなかったとはいえローズが「治しながら戦う」ことを想定して軍を動かしていたのに対し、敵方の将・ネロは「死してなお戦う」ことをよしとして挑んできたわけで、ここにも人間と魔族は対比的に描かれている。想定外の捨て身の特攻、そしてネロの操る魔剣と悪条件が重なり、ローズ隊は最悪の結末を迎えることになる。 どこまで行っても戦争は戦争。常に想定を超える事態は起こるものだが、ローズが敵を見誤ったのもしょうがない部分があり、そもそもあの時点ではおそらく「魔族」という敵対存在の解像度がそこまで高くなかったはず。のこのこ顔を出して正面衝突してしまったのも、「国境近辺、しかも自国領内での狩猟行為を発見しただけなので、全面的な衝突にまで発展しない可能性が高い」という読みだろうし、魔族軍がそこまで組織的に完成しているという想定もなかっただろうから、まさか上位の目標を掲げた上で命までなげうって挑んでくるとは思っていなかったはず。全てのイレギュラーはネロが明かした「魔王」という存在のためである。ローズの判断を責めるのも酷というものだろう。 魔族が組織としてまとまりつつある、このことは2つの意味でローズを揺さぶる。1つは当然脅威の増大。ネロのような統率力を持つ指揮官が多数現れることを想定すれば、これまでのように人類優位を前提とした警戒だけでは足りない。もともと「魔族は身体能力が人間を凌駕する」というビハインドがあり、そこに組織的な軍略を備えられたら太刀打ちできなくなる可能性すらある。魔王の存在は、それ単体で国を揺るがす一大事なのだ。そしてもう1点は、「組織」ができるということは、そこに人類と同様の「関係性」が生まれているということ。最悪のタイミングで、ローズはネロの部下、アーミラの存在を認識してしまった。ただ憎いだけの相手なら問題ない。血も涙もない畜生であれば討滅に迷いはない。しかし、自分が苦しめられたのと同じ感情を、相手も有している可能性があるのだ。そのことを認識してしまうと、ローズは結局は徳の人である。この後の戦争に、思うところもできてしまうだろう。 現時点では、ローズの姿勢に迷いはない。1ヶ月の沈黙の間に、おそらく考えられることは考えつくしたのだろう。最終的には今のプランに落ち着き、幸運にもウサトといううってつけの人材まで確保できた。相手方をどう処理するかはまだ定まっていないかもしれないが、「仲間を殺さない軍隊」という構想に迷いはないだろう。それこそが、死者の魂を受け継ぐ最善手であるのだから。 しかし気になるのはCパート。ネロは一応戦場で死ぬことなく自陣へ引いたと思われるのだが……現場復帰はしなかったのだろうか。代わりに当時はまだ新参だったアーミラが将の地位へと召し上げられており、おそらくこの戦争は「弟子VS弟子」の構図にもなるのだろう。そしてよく分からん黒騎士の登場。正直、キャストが???になってるけど中身の心当たりが1人もいないんだよな。流石にネロだとしたらアーミラの態度がおかしすぎるしキャラが変すぎる。単なる新キャラだと思うのだが、ずいぶん思わせぶりな登場である。「HIGH CARD」の方でも似たようなデザインの黒騎士が暴れてたけど、あっちは一応正体を隠す意味があったからなぁ。もしかしてこいつが魔王か? Your song is Fluorite Eye’s Song、第21話。まー、「歌うメカ娘」としてはあの子で1つ完結してる感がある。 「この状況でそんなことしとる場合か」という感じのお話だが、ノワールの心情面を考えれば必要な禊ではあったのかもしれない。こういうエピソードの時にキャラ作画がヘナヘナだったのは、リソース管理として正しいと言えるのかアカンのか……まぁ、派手なドンパチがない時に大したことない作画で処理しちゃうのがメカアニメとしてのプライドなのかもしれない(毎回しゃんとせぇやとは思うが)。文字通りの「晴れ舞台」なのに顔が抜け気味だったノワールがちょっと可哀想。 イデーアルだのなんだのといったきな臭い話題とは一切関係の無いお話ではあったが、これまでにない角度からのノワールの掘り下げというのは今後の展開を考える上で一応意味があるかもしれない。ノワールはこれまで「ゼロ型メイガスの1体」なので戦闘時になんらかの活躍をしてくれるものと期待されていたわけだが、あの機体における戦力は結局ミステルがほぼ全部持っていっちゃっており、1クール目最終話のようにミステルが表立って動いていればノワールはお払い箱。せっかくシエルを犠牲にしてまで2つに分離したというのに、そのノワールを連れていく意味が無いとしたらいくらなんでもちょっと寂しい。そこで、はっきりと人格が分化したことがより強調されるように「ノワールの自我」の部分を探るエピソードが挟まれ、シエルの身体を引き継いだ義務感も含め、戦闘以外の目的で「生きる意味」があるように設定されたわけだ。一応、自己の成長を促すのも三原則のうちですからね。 もちろん、単にシエルの後釜のアイドルになった、というだけでは結局なんの役にも立たないので現状ではあまり意味のある行程に見えないわけだが、ノワールがきちんと個として存在するということさえ印象付けられれば、もともとミステルとノワールは「別な意思」だったわけで、ここからノワールが新たなスキルに目覚める可能性だってなくはない。というか、空から落ちてきたノワールがきちんと自分自身の能力を認識し、ミステル以上の活躍ができるとするならそれはイストワール到達のためのキーパーツの役割であるはずだ。そのための自立支援みたいなお話が今回のテーマということじゃなかろうか。まぁ、シエルの方はそうしてノワールが元気になってくれれば本望だろうが、ノワールの方がそれでシエルの問題を消化できたかどうかは分からんけど。やっぱ、アンドロイド歌姫は「別な何かの代用」としてステージに立たされて懊悩するのが義務なのかもしれない。 話のついでにトキオの方もカナタにケジメをつけて最後の舞台へと舞い戻る様子。黒仮面さんが最終的に正しい行いができるかどうかは結局トキオにかかっている。まぁ、彼ならなんだかんだで上手くやってくれそうだけどね。これでトキオ(&ムートン)死亡展開とかだったら流石に泣くぞ。 指先と犬々(ワンワン)、第18話。まさかの今期2作目となる「聾」をテーマにしたアニメである。その対象が恋する女の子なのか、それとも柴犬なのかで全然趣が違うけども。 珍しい「丹羽が特に何もしない話」だが、きちんと今作ならではの教えに満ちており、色々と考えさせられる話だった。今回のテーマは「耳の聞こえない犬」ということで、このテーマを描くのふさわしいと選ばれたモデルは、僕らのアイドル・柴犬。動画サイトをちょっと検索しただけでも大量の可愛い動画が流れ込んでくる最強犬種・しば。そりゃもう可愛いのは間違いないし、特に目を引くのはその表情の豊かさである。困り顔、怒り顔に加え、動物には珍しい「笑顔」すら完璧にマスターしているのが柴のすごいところ。この度登場した茶太郎くんは、そんな百面相も愛らしい模範的柴犬。 今回のお話がややイレギュラーなのは、これまで頑なに維持してきた「人と犬のライン」を若干踏み越えたお話になっているため。もちろん「ペット大事、ペットの気持ちになって」というのは大前提の教えではあるのだが、そこにクールな線引きをして「まぁ、犬は犬ですけど。言葉が通じるとか思うんじゃねぇぞ」という部分にはしっかりケジメをつけ、「ドッグトレーニング」の重要性を教えてくれるのが本作の特徴。しかし今回の茶太郎は(アニメの演出ではあるが)言葉を話し、言葉を介する犬として登場する。これまでの条理を踏み越えたちょっと不思議な存在なのだが、何故そんな設定かといえば、「それまで話せていた」方が「耳が聞こえず意思疎通できなくなった」という事態の深刻さが伝わりやすいためだ。それだけ「人との繋がりが密だった犬」が今回の主役だからこそ、その犬種はやはり柴がベストだったのだろう。 おかげで耳が聞こえなくなった後の悲壮さは存分に伝わってきて、「言葉が通じるわけじゃない、でも、間違いなく言葉でコミュニケーションを取っていた」という犬との関係性が改めて浮き彫りになる。今まで外界を捉えるために必須だった「音」という要素をわけもわからずに剥奪されてしまった犬の悲壮さ、そしてそれをどうにかして改善しようとする飼い主の大変さ。「耳が聞こえない犬」なんて今まで想像すらしたことがなかった対象なのだが、そこにいったいどんな解決法があるかと、固唾を飲んで見守ってしまう。きちんとベストな解決法を見つけた今回の漫画家さん、ナイスファイトでした。 でもさ、実際に耳が聞こえなくなっちゃったら、散歩に連れて行くのとかめっちゃ怖いよね。飼い主の時と同じように、突然近くを人が通ったらめっちゃびっくりして襲っちゃうかもしれないし、車の音が聞こえずに飛び出しちゃうかもしれないし……ちゃんと気づいてあげられるかなぁ。 救えぬ者は救えぬ、第20話。考えてみりゃ、あれだけの激戦の果てに手に入れた束の間の安寧だったというのに、兵団の連中はみんなしてさっさとなげうってしまうのも姫様的にはどう見えてるのだろうなぁ。 全面戦争ラウンド2の開幕。ただ、1戦目は「集まった一般人を逃す」という目的が(クリムゾン以外には)あったので兵団側の戦い方はかなり制限されていたが、今回は名目上は「姫様の救出と翼の血主の討伐」ということで攻めの戦。みんなしてなりふりかまってないせいもあり、ボロボロだったはずなのに意気は高い。しかも今回、何故かはよく分からんが教団の偉い人から「時操魔法への耐性」とかいうよく分からんバフまでかけてもらえたので、仮に対戦相手がアルテマティアだった場合でも最低限の戦いはできるように調整されているという。まぁ、残念ながらクリムゾンの分析通りなので、今回も我らがティア様は後ろに控えてるだけなのだけど。教団の連中が時操魔法に詳しくてその対策まで打てた理由は……まぁ、分からんけどなんとなく分かるか。相変わらず個体の命をなんとも思っていない教団コピー軍団は、膨大な魔力の行使により続々老衰死。そんだけの犠牲も厭わない様子を見せられたら、あんだけむかつく教団でも憎めなくもなってしまうな。現時点では「竜の討滅」という目的が完全に合致しているからいいのだが、これで教団と兵団の目的がずれてしまった時に胸糞悪い展開になりそうでちょっと怖い。 とにかく、虎の子の転移陣を起動して兵団は王都へと急襲をかける。しかし竜側もそれは重々承知のこと。夜が明けない魔法の帷でいきなり出鼻をくじくと、待ち構えるのは生き残った上位竜、総勢3名。何故か前回若返って逆に「死期が近い」という不思議な状態のボルギウスさん。今回はゾラさんがイカれモードになっちゃってコントロールできないので、一番の巨大戦力を繰り兵団を圧迫する役目はボルギウスさんが担当することになった。 タラちゃんの恨み骨髄でとにかく「八つ当たり」がしたいというゾラさんは再び相見える兵団相手に容赦ない攻め。同情の余地などないはずなのに、こうまで必死になられるとなんだか申し訳ない気分になってくるのだから不思議なものだ。ちなみに前回「ゾラさんを殺せば姫様の毒もなんとかなるんじゃないか」とか適当なことを考えてはみたが、「そんな都合のいい話あるわけないわよ」とのこと。ぜーんぶお見通しかい。まぁ、ゾラさんの立場からしたら、仇の総大将である姫だけは絶対に生かしておくわけにはいかんからな。姫の勧誘とかいう自分の気まぐれが最大の要因だったという事実も、姫を消しておきたい理由の1つかも。 というわけで、ラグナたちが乗り込んできたもんだから姫様に仕掛けられた毒の呪いは問答無用で発動。いかな銀器姫とて、これには抗えずただ死を待つのみ。残された時間でできることは、ギリギリまで作り続けた未完成品の武器をラグナに手渡すことくらい。それらの銀器姫の末期のあれこれを全部見守って許容してくれてるカムイさんはどこか優しい人に見えなくもない。姫の無念を受け取ったラグナは、もはや何度目かもよく分からないが自分の強さとの折り合いをつけ、さらに一歩前へ。これであっさりカムイと比肩できるようになってたらちょいと興醒めだが。まだ流石にカムイの方が強い……よね? そうして各所で上位竜と兵団がぶつかったところで、満を辞して空気も時代観も読めないクリムゾンが最新鋭ゴーレムを持ち込んでの乱入。1人だけ別なアニメやってるみたいな気もするが……問題ないか。そういやスライム先輩だけどこにもいないのだが……どこにったんでしゅ? |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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