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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 試合と試合の合間に行われた禁断のゲーム。それが新たな概念、「あほいや」。常に高みを目指し続ける我々は、いつだって「どうやったら広辞苑らしい文章が書けるか」に挑んでいるわけだが、この日新たな課題として与えられたのは、なんと「どうやったらタイラントらしい文章が書けるか」という無理難題。果たして「タイラント解答は作れるのか?!」この課題に挑むために、我々は必死に解答作成に勤しんだのである。

 

「あほいや」 ルール。

・適当な言葉を考え、その言葉について、出来る限りタイラントらしい答えを作成する。

・タイラントが自分でも答えを考え、全ての解答を読み上げる。

・その中から、本当にタイラントが書いた答えを当てる。

・ついでに、全参加者が、恥をかなぐり捨てて書いた全ての選択肢について、誰がどれを書いたのかを当てる。

 

 以上のルールで全2戦の「あほいや」が行われた。1戦目は、本当に適当にその辺にある語列から抜き取った「意味の無い単語」。そして2戦目は、我々の運命を司る象徴的なあの言葉について、新たな意味の創出を試みた。さぁ、一体どこにタイラントが潜んでいるか、あなたには見つけられるだろうか……。ちなみに当然のことながら、必死でタイラントを憑依させようとした後遺症として、続く普通の試合で死ぬほど苦しむことになる。

 

 

 

 

Extra Round1・「えらだいみ」

 

1.(エロ大名の意)圧倒的絶倫を誇る男性器を敬って呼ぶ語。

 

2.代々の墓を暴き、先祖の骨を食すことによってその霊威を自らのものとすること。

 

3.エルシャダイであるさま。

 

4.(用のない偉大名から)偉くなればなるほど仕事が少なくなることを嘆く語。

 

5.古代ハワイで行われていた水上球技。敗者の頭部を次の試合のボールに用いたとされる。

 

6.えらで味わう醍醐味。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Extra Round2・「こうじえん」

 

1.己の心のおもむくままに裸形となって写真を撮影する技法。ポルノイド写真。

 

2.皇族を相手どった援助交際。

 

3.遺産を食いつぶす叔父。

 

4.五次元の猿。

 

5.肛門尻穴児童動物園の略称。

 

6.全国高等学校肛門科選手権。

 

7.(孔子の闇の意)傑物の汚らわしかった頃。

 

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「山田君と7人の魔女」 5→5

 思ってたよりも面白かったです。1クールで終わってしまうのは今後が気になってしょうがないが……原作読めって話なんでしょうけども。

 「入れ替わりもの」ということで(原作は序盤ちょっと知ってる状態ながらも)何となく追いかけて行くと、「入れ替わり」という要素は本作においては特異な世界設定のほんの一部であることがすぐに分かる。そこから展開していく「魔女探し」の話、そして山田・白石を中心としたラブコメ展開。どちらも常に新鮮な刺激が続くので、一切退屈する暇がない。駆け足じゃないかと思うくらいにサクサク話が進んでいくし、個々のキャラがしっかり立っていて見映えがするので、それこそ「たくさんの仲間を集めていくRPG」みたいな感覚で追いかけることが出来た。入れ替わり能力によって様々なキャストの聞いたことのない演技がたくさん聞けるというのも声オタには嬉しいサービスの1つで、はやみんのバリエーションが豊富なだけでも充分に観る価値がある。それにしても白石さん可愛くなっていったな。

 ただ、そうした「刺激の多さ」は性急さに繋がっている部分もあり、不思議現象が不思議なままで展開が加速し、後半はどこまでがルールで、どこからが超常なのかがよく分からなくなってしまったのがちょっと気になるところか。「もう少し腰を据えて見せてもらっても良かったかな」と思える部分が多く、中盤は魔女7人を見つけるために1話1人くらいのペースでどんどんクリアしていったために、流れ作業みたいに見えてしまうこともあった。小田切くらいに内面まできっちり描写された上で山田との関係構築が成立していれば文句無いのだが、そこから先の魔女は割と適当なんだ。能力もどのくらい強いものなのかがはっきり分からないままに進んだりもしたし。まー、ひょっとしたらその辺も原作通りなのかもしれないんだけどもね。ここからどういう風に進展するか知らないし。

 とりあえず「可愛い女子高生とキスしまくるラブコメ」としては充分な中身があり、画の品質も安定していたので充分満足。きっちり2期に繋げてもらえればこの続きもまた楽しめそうである。

 

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「えとたま」 6→8

 今期最高作品の1つ。もう、毎回悶絶しながら観ていましたが、今作は私の「好き」が全て詰まっているといっても過言ではない。

 細かい「好き」から始めれば「小動物好き」であるし、「長屋もの好き」だ。十二支という分かりやすいモチーフのケモ少女たちが1つ屋根の下でダラダラバタバタするお話。面白い。十二支のイメージは今後もどんどん変な属性が付与出来る伸びしろがあるし、何とか更なる展開を期待したい。もう、「十二宮星座なら聖闘士星矢がイメージを作りあげたが、十二支のイメージはえとたまが作った!!」と言えるくらいになってほしい。それぞれ黄金聖闘士に対応させるとするなら……鼠=双子座は確定で、蛇=乙女座も間違いないだろう。猪=天秤座にしておくと、残る師匠連中は虎=水瓶座、竜=射手座くらいに落ち着くだろうか。役割がちょうど被ったので羊=牡羊座、どうせなら牛=牡牛座もギリギリ当てはまりそう。残りをどう分配するかだが……とりあえず犬と猿は適当に蟹と魚に投げ捨ててしまおう。すると残るのは兎、馬、鳥と獅子、山羊、蠍か。不幸な立ち位置を考えると馬=蠍か? 兎=獅子になって、鳥=山羊か。まぁ、穏当なヒエラルキーじゃないでしょうか。なんの話だ。

 その他の「好き」は具体的なスタッフへの「好き」。エンカレッジフィルムズは追崎監督の先導によるスタジオであるが、やはりその根底には現代萌えアニメの祖、佐藤順一の魂が根付いているように思える。サトジュンイズムが垣間見せるチャカチャカと賑やかさを優先した画面作り、そして人情芝居とギャグのさじ加減。そのどれもがどこか懐かしさを感じさせるひな形に収まっている。今作はそうした懐かしさ、ベタさ以外にも、白組によるCGワークという新しい見せ場も用意されており、決して手堅いだけでは終わっていない。既に世界的には日本はガラパゴス化したと言われるCGアニメ技術であるが、孤島けっこう。萌えも燃えも、新しいCGで新しい地平を切り開くことが出来るのだ。今作はそんなジャパニメーションの一つの方向性に先鞭をつけた形になっている。もちろん、2Dシーンでの渡辺明夫デザインもたまらなくキュート。エロがそこまでエロくならないのは作品の性質上仕方ないが、むしろ可愛らしさにちょいとしたスパイスとして紛れ込ませる分には、これくらいが丁度いいのかもしれない。

 あとはもう、中の人大フィーバーですよ。最終話感想で書き連ねてしまったが、主人公・にゃ〜たんを演じた村川梨衣が、文字通りにこの作品の看板女優。看板娘。看板うざい。ほんとうっさい。オープニングテーマの「うるさいバージョン」とか聞いてるとホントに癖になるよ。りえしょんがりえしょんのままで活躍出来るアニメというのがこれほどまでに素晴らしいものになるとは、誰もが予想しながらも実現し得なかったものだったのだ(みならいディーバ除く)。もう、それだけでも金字塔。その他にもチュウたんについては最終話感想を参照してもらうとして、謎の存在感を加速させたウリたん役の花守ゆみり、作品の雰囲気を力強く支えてくれたモーたん役の松井恵理子など、若くて期待一杯のキャスト陣が実に伸び伸びと作品を作ってくれた。

 画も良し、話も良し、芝居も良し、(りえしょん良し)。これ以上何を望もうか。何卒、続編を。何卒2期ををををおぉぉ。

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 イイハナシダッタナー、最終話。もう、大団円ってのはこういう時のためにある言葉ですわ。まさかえとたまに泣かされるとは思ってなかった。いや、多分泣く奴あんまいないとおもうけども。

 綺麗にまとめてみせました。前半はチュウたんにゃ〜たんによる圧倒的CGバトルを中心としたシリアス展開。最終話は単に殴り合って拳で理解し合うだけかなーと思っていたのだが、ここで神楽遷偶を巡る過去の秘密が明らかになるという最後のサプライズが用意されていた。なるほど、神楽遷偶は必ずしも干支魂を破壊する負の技というわけではなく、他人の傷つき穢れてしまった干支魂に直接触れて浄化する手段としても用いることが出来るわけだ。諸国漫遊していたにゃ〜たんは、過酷な任務で心に負のエネルギーを蓄積させていくチュウたんを見かねてこの技を(どうやってか)会得。チュウたんを休ませるために行使しようとしたが、既に負のモードに突入していたチュウたんにそれを返されてしまい、結果的に記憶を失って今の状態へいたったと。その過程でチュウたんは「猫は敵」という認識を得てしまい、その後記憶を失ったにゃ〜たんが相変わらずブラブラしているのを見ても、「あいつは裏切り者」という認識だけが残り、更に負のエネルギーから解放されることもなかったためにあのような状態になってしまったわけだ。

 非常に明快な伏線回収でほぼ謎は残らなかったわけだが……他の干支神はもう少しなんとかせーよ、とは思うな。チュウたんが負担を抱え続けたのは回りの11人にも責任があるわけだし、メイたんやシャアたんみたいにある程度チュウたんと肩を並べて話し合えるメンバーもいたんだから、もう少し負担を分け合って彼女を救ってあげる方向で動ければ良かったのに。あー、でもウマたんも似たような負担を抱えて参ってたしなー。案外役立たずが多いのか、それとも他の干支神も自分たちの仕事で手一杯なのか(とてもそうは見えないが)。特に犬と猿、てめーら仕事しろ。

 まぁ、そんなわけで過去の全てが詳らかになったわけだが、今回一番嬉しかったことは、ここまで溜めに溜めたチュウたんというキャラクターが一気に噴き出し、それが見事に最終回のカタルシスへと繋がったことである。これまで完全に「悪役」だったチュウたん。その傾向は前回モーたんを滅殺することで決定的になり、流石にここから平和的な終幕などあり得ないと思っていたが、見事にこの「悪のチュウたん」をわずかな時間で「本当は愛しい奴」にスイッチさせることに成功している。あれだけ強がって虚勢を張っていたはずの人間がこれほどまで見事に萌え方向に転換出来るというのは、にゃ〜たんの言葉を借りれば「キャラがブレ過ぎ」のはずなのだが、不思議と違和感はない。これまで「ねずみの猫に対する情念」はずっと描かれてきたファクターであり、彼女がデレることもしっかりと織り込み済みで話が進んでいたため、最後の見事なデレがハマる結果になったのであろう。生まれ変わった白チュウたんはとても素直で、真面目で、よい奴だということが分かる。その上でもう1人の「最強」であるにゃ〜たんともしっかりキャラが描き分けられており、オチまで転がり続けるラストのギャグパートにもすんなり落ち着くことが出来たわけだ。良いキャラになって本当に良かった。エンディングの浄化イラストも最高です。

 もちろん、最終回ということでアクション成分も増し増し。これまで以上にてんこ盛りのCGバトルは、見たこともないような動きが満載で、チュウたんの使う鞭の動きがユニークなので非常に見映えがする。ラストの大技対決、力と力をぶつけ合う神楽遷偶の打ち合いなど、緩急のついたモーションがCGでここまで表現出来るというのはすごいことだ。また、クライマックスの人情芝居までもがCGの表情で描かれるわけだが、ここもきちんと入り込めるようになっているのは素晴らしい仕事だと思う。どっちのデザインも可愛いのよね。

 というわけで、最後は「チュウたんのキャラが良かった」というお話なわけだが、何故ここまで手放しで褒めるかといえば、そりゃ中の人のことですから。もうね、大原さやかの全てが見られましたね。たまりませんね。これ、さぁやファンは必見必聴ですよ。最近は色んな作品で「おっかなくて強い役」か「純正お母さん役」が多かったので、なかなか「かわいい系」の役を聞く機会が無かったおかげで、デレチュウたんの破壊力は当社比70倍。やばい、こういうノリは久しぶり。ホントに全部持ってかれます。また「チュウたんVSにゃ〜たん」というのが俳協の同門対決になってるのも良いところで、稀代の爆発物村川梨衣が、大先輩にぶつかり、謎のビッグバンが起こっているのです。事務所の先輩っていうか、もう完全に娘を見守るお母さんみたいなスタンスですけども。りえしょんに向かって「うるさい!!」って言ってるさぁやが本当に楽しそう(そしてウザそう)でよろしい。

 あー、終わってしまうかー。でもラストのCパートを見れば、ギリギリで続編期待してもいいのかなー。このままわずか一本で終わってしまうのは勿体ないコンテンツだと思うよ。いくらでも掘りさげようがあるんだから、是非とも今後の展開を期待したい。

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「てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう」 6→7

 まず最初に書くべきは、監督の降板騒動は非常に残念だったということだ。裏で一体どんなトラブルがあったのか分からないし、誰が悪いなんてことも分からないのでただただ「残念だった」としか言いようがない。「途中で投げ出すなんて無責任な」っていう論調も見かけるし、「ダテコーを怒らせるなんて、製作側がマジで無能だろ」みたいな論調も見かけるが、我々一介の視聴者には何とも言えない。ただ、石館監督が離れてしまったということは、この先も「てさぐれ」が永遠に続いていくという期待が持てなくなってしまうということ。また、今回の騒動で石館さんもアニメ製作に対する態度が変わってしまうかもしれず、「gdgd」「ロボットアニメ」と続いてきた流れがここで潰えてしまうかもしれない。そのことは、本当に「残念」としか言いようがない。

 以上が前置きだが……石館さん、あんた立派に仕事してるよ……今回も最高に酷かったよ! 最初に「コラボ」なんて言い出したときにはどうなるものかと心配していたものだが、全くの杞憂である。「てさぐれ」の勢いをそのままに、キャストが倍に増えた強みを存分に活かし、倍増した尺も何のその。むしろ尺が短すぎて、ラジオまで含めてようやく足りるくらいの壮絶な作品群が屹立している。流石にこれだけの人数、これだけの脚本なのでぶっちゃけ話数によって面白さにムラはあるものの、キャストいじりの本質、てさぐれのてさぐれたるユルさなどは全て理解した上での作劇であるから、1期から「あんこーる」の時よりも更にステップアップした、地獄のてさぐれワールドがどんどんその侵食域を広げ続けているのがよく分かるのである。

 まー、ぶっちゃけこれで爆笑してるのって、単に私が声オタだからなのかもしれないけども……今期も大量の地雷を踏んで踏んで踏み抜きまくって荒れ地だけを残していったわけだが、そんな地雷原の中でたくさんの才能が立派に(なんて立派に!)育っていった。これまでの歴史の中で既に完成を見ていた西明日香の「ほんとコイツ駄目だな」感、あけこの「どこまで行っても被害者」感などは健在なまま、今回新たに羽ばたいた才能をあえてピックアップするならば、1人目はもちろん荻野可鈴。百合狼の時のスーパープレイもさることながら、ゆとりパワーを隠すことなく、「馬鹿」を前面に押し出しながらも一切物怖じせずにマイワールドを突き抜けるそのあまりの力強さに、芸能界ってのは本当に恐ろしいところだと冷や水を浴びた思いである。そして、そんな彼女との相乗効果の中で、真逆に下へ下へと落ち続けていった闇の才能上坂すみれ。いや、いつも通りなんだけどね。すみぺはすみぺでしかないんだけどね。しかし、我々はどれだけ「すみぺは危ないやつやで」ということを理解していても、結局紋切り型の対処しかしてこなかったのだ。そう、ここでキングオブゆとり、リア充の花形である現役アイドルと2人きりにしてぶつけるというあり得ない化学反応こそがてさぐれ。上坂すみれVS荻野可鈴の「高学歴VS自称馬鹿」の対決は、歴史に残る一幕になったのではなかろうか。もう、あの回だけでも永久保存版だ。人間って、怖いよ。

 そして、これだけの化学反応をみせた2人がいながらも、その上に覆い被さるのがゆとり神。ゆとりの上にはまだゆとりが立ちはだかる。大橋彩香。彼女のへごイズムに底は無い。

 是非とも、シャルムもてさぐれも、更なる展開が続きますことを祈っております。

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「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」 5→5

 例の紐の話題で持ちきりとなり、その後紐フィーバーが収束するとまるで忘れ去られたかのようななおざりな扱いを受けてしまったという、なんだかかわいそうな作品。でも、決して紐だけには終わらない魅力はあったと思うんだよね。たとえば神様が可愛かった。あと、神様が可愛かったし、おまけに神様が可愛かった。

 というわけで、今作を端的にまとめると「ヘスティアちゃん万歳」になる。……すまん、結局紐だな……いや、中盤まではそれだけじゃない盛り上がりもちゃんとあったんだよ。具体的にはリリのパーティー入りまでのお話は、ベタながらもきちんと見せられるだけのものが作れていたし、6話感想で書いた通り、シナリオを支えるだけの世界設定の魅力も、そこから作り出される映像面のこだわりも、単に「良くあるラノベ」で十把一絡げにされるのはちょっと勿体ない出来だったと思う。今時珍しい、「努力して強くなっていく」主人公だったのだし、そのあたりを丁寧に描いて、じわじわレベルを挙げていく話にすれば、今頃ゲーム中盤くらいの一番面白い展開が楽しめていたのではなかろうか。

 ただ、やっぱりそれだけではラノベとして成立させてもらえないらしく、後半の展開はいくらか性急になり、安っぽさが目立つようになってしまった。「結局ベルが主人公補正で俺ツエーしてるだけの話じゃん」と言われても反論しにくい状態になってしまい、展開も毎回似たようなもの。もう少しピンチの種類を増やすとか、回りのキャラのベルへの接し方にバリエーションを持たせるなど、細かい部分に変化を持たせられれば良かったのだが、いかんせん、「とにかくモンスターがガオーするだけ」だったし、世界の人間も「無条件でベルを支える便利アイテム軍団」と「無条件でベルをいじめる単なる悪人軍団」だけになってしまい、そこにキャラごとの魅力を感じるまでには至らなかった。リリと同じくらいの掘り下げが出来るキャラがもう1人いれば、中盤以降のお話もまた違ってきたんだろうけどなぁ。

 まぁ、それはともかくヘスティア様だ。結局、どれだけつまらない展開になろうとも、ヘスティアちゃんがほっぺを膨らませてプリプリしてくれてるだけでいいのである。「積極的なロリ妻」という配置に、水瀬いのりボイスの完璧な調和。彼女が毎朝ベル君に朝ご飯をつくって送り出すだけのアニメでも全く問題無かったのではなかろうか。是非とも「それゆけヘスティア様」みたいなスピンオフ作品で新しいアニメをつくってほしいものである。ん? ちょぼらうにょぽみがコミック出してるって? うーん、あれはちょっと……。

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Fate/stay night[UBW](2期目)」 5→5

 最終話のウェイバー君は笑ったわ。あとルヴィアさん出してくれてありがとう。これでごく自然に夏からの「プリズマイリヤ」に接続出来るね! 

 まー、普通だった。いや、もちろんufotableの高品質動画には毎回感心させられっぱなしではあったのだが、ずっと1枚絵を観ているわけにもいかず、シナリオ自体は「知ってるもの」だったし、比較対象が「Fate/Zero」なのでどうしても見劣りしてしまう部分はあるもので。

 今作は(特に後半部分は)徹頭徹尾「エミヤの物語」であり、衛宮士郎およびアーチャーというキャラクターの数奇な運命を語ることが主目的のお話。そこに厚みが出れば自然に物語は盛り上がるし、そこが白々しくなればうすら寒いお話になってしまう。個人的には、どうしても「今の士郎」とアーチャーの接続が上手く行かず、「結局お前が悪いんちゃうの?」という目線でしかアーチャーを見ることが出来なかったので、最後まで彼らの熱の籠もった対決がピンと来ないまま終わってしまった。どこまで言っても「士郎のお話」にしかならないので、回りのキャラクターの役割もなんだか雑になってしまう部分もある。「聖杯戦争」という魅力的な設定を活かしてとにかくたくさんの無茶な連中が暴れ回っていた「Zero」と比べてしまうと、スケールダウンしている感は否めないだろう。

 しょせん高校生のイチャイチャが中心だったのだからそのあたりはしょうがない部分だが、それなら個人的にはあんまりピンと来ないアーチャーさんの話よりも、振り切ってただひたすら頑張ってくれるセイバーさんの活躍が見たいわけですよ。「Fate」シリーズとの接触作品という意味でも、個人的には1作目の方が好きだったかもしれない。映像面ではこちらの方が優れた部分も多いが、それだって時代の変化だしねぇ。ま、あくまでDEEN版は一本立ちした「stay night」という物語であり、こちらは「Zero」の後日譚というサービス要素を盛り込みつつの「おまけシナリオ」みたいなもんだと思えばいいのかもしれない。少なくとも「凜ってこんなに可愛い奴だったんか」というのが分かっただけでも収穫ではありますのでね。

 さて、7月からはその凜さんも含めてまたみんなぶっ壊れるわけですよね。もう、今からそっちが楽しみですわ。

 

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「ガンスリンガーストラトス」 5→3

 んんんんん……盛り上がらんかったね……しょうがねぇよなぁ。先立つものがなかったからなぁ……。

 各方面で話題になっていたが、まず、作画状態がとことんまで安定しなかったのが最大の難所。今期のA-1は4本同時進行ということで不安視はされていたわけだが、これまた話題の通りに「電波教師」は安定のお通夜状態、更にこちらの作品も1話たりとも「これが本来やりたかった作画かぁ」と分かる回がなく、全ての話数でどこかしらがぷるんぷるん天国。終始シリアスで、ハードな世界設定をやりたかった作品なのに、それを描くための作画状態がブレブレぐずぐずでは、どれだけお話を練り込んだところで視聴する側のやる気がついていけない。結局メインヒロイン鏡華ちゃんの本来の顔ってどんなものだったんでしょうね……。

 それでは、作画の部分に目をつぶり、キャラの顔が愉快でも、戦闘描写がもっさりしていても我慢したとして、ひたすらSF的世界観だけを追いかけ続ければ楽しい作品になったかというと、残念ながらそちらにも疑問符は飛び交うのである。やっていることはとても面白いと思う。「有り得べき未来、他の時間線の自分たちとの戦い」というのは悲劇も活劇も含めて様々なギミックを仕込める可能性があり、ネタとしては非常にやりがいのある舞台設定だ。1クールと短い中ではあまり凝ったギミックを盛り込むことは出来ないかもしれないが、「同一人物が多数相対する」という独自の設定を活かせば、限られた時間の中でもいくらでも視点を与えることが出来るし、新鮮味のあるドラマ展開も考えることは出来ただろう。しかし、残念ながら本作の場合にはまず「世界の説明」「今、誰がどこで何をしているか」ということを説明するので手一杯になってしまい、そこから新しく興味を引くドラマを広げていく時間が一切無かった。好意的に解釈すれば出会いや別れだけでも一応はドラマになっているとはいえるのだが、それだって「こっちの時間の徹はこういう考えを持っていて、あっちの時間の徹は世界がこんな風に違うから意見が合わないよ」っていうのを全部説明してからでないと、個々のキャラの感情が追えないためにスタートラインにも立てない。そして、今作はそうした「スタートライン作り」に手間取ってしまったおかげで、「生きてるよ」「友情が芽生えるよ」「死んでしまったよ」といった要素が事実の羅列になってしまい、お話としての盛り上がりを与えるまでに至らなかった。もちろん、そうした要素にも作画が足を引っ張っているというビハインドは大きかったと思うが……これが最大級に調子の良いA-1の作画でやったらすごく面白かったかと言われると、別にそうでもなかったんじゃないか、という程度のものであった。

 更に、なんでこんなに作画が辛いんだろう、と思ったら、なんかTV版とWeb版で違う展開があったっていう。わざわざ特番用意してそのあたりのギミックを懇切丁寧に説明してくれていたわけだが、「いや、しらんがな」っていう以上の感想は出てこないよね。確かに「ずれていく時間線を描く」というのは斬新な思いつきだし、やってみたかったことを実現させたことは「おめでとう」と言わせてもらうが、だからってそれが面白いかというと……これを1つの作中でやるならいいんだよ。「ヨスガノソラ」みたいな分岐ものとして描かれたら分かりやすくなったのだろうけど、微妙な差分から結末が変わるというバタフライエフェクトを表現するにはそれも使えない。結局「気付かない人は絶対気付かない」というどうでもいい処理になってしまっている。何しろ作画があの状態なものだから1回観るだけでも結構な難行であり、それをTVWebで2回も観て、差分を検証しようなんて熱心な視聴者はそうそう出てこないよなぁ。「エンドレスエイト」や「悪の華」のテレスコと同様に、「やってみたことは評価するが、結果として出てきたものは評価出来ない」という結論である。

 やはり、事ここにいたって、アニメ業界は粗製濫造の傾向を早急に見直さなければならないだろう。コンテンツの消耗も、人材リソースの消耗も、どちらもこの作品に顕著に問題として表れているのだから。ひとまず、この作品はそうした業界への警鐘と受け取って供養にすることにしましょう。南無阿弥陀仏。

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「パンチライン」 5→4

 大体言いたいことは毎週の感想で書いちゃったけども。色々と可能性を見せつつ、それが結実しないままに閉幕した感のある勿体ない作品。

 映像素材としての点数は高い。MAPPAはまだまだ独立スタジオとしては新興なのでスタジオの色というものは定まっていないが、今作でも独自のデザイン性を遺憾なく発揮して、「こういうのもできるんやで」という器用さと層の厚さを見せてくれた。オープニング映像に代表されるような賑やかな画面に加え、クライマックスを彩った諸々のアクションシーンなど、ノイタミナ作品の名に恥じない充分な素材を提供してくれている。ループもの独特の煩雑なシナリオラインについても、長屋住まいの面々の群像劇としてまとめることで案外分かりやすくまとまっており、無茶なシナリオラインにも関わらず「不明瞭さ」はあまり感じなかった。つっこんで見ていけば疑問は尽きないだろうが、何となく賑々しい画面を見ているだけの軽いお付き合いならば、魅力的な要素も多かったのではなかろうか。

 しかし、「軽いお付き合いならば」という条件は殊の外ハードである。何しろループもの。何しろ時間跳躍もの。どうしたってそこかしこに伏線を仕込んだり、SF的なネタを回収したり、「何となく」ではやり過ごせない要素が多すぎる。「適当に見よう」というのでは頭に入ってこず、グリチョコパインの入れ替わりの面倒さなど、少しずつライトユーザーを削っていくことで、「ちゃんと観る」ことを強いる作品の方向性はどうにも動かない。もちろん、そこから「ちゃんと観る」に耐えるだけのお話が展開されていれば問題無いのだが……残念ながらそこまでのものにはなっていない。感想でも度々不満を漏らしていた設定の適当さ、そして不必要と思える要素の詰め込み過ぎ、「群像劇」と言えば聞こえは良いが、実際には回りのキャラクターに割かれる時間はそこまで多くなく、どうしても薄味の進行にならざるを得ない。そして個人的に最大のノイズとして気になったパンチラ要素。ほんと、要素としてはアレが一番浮いてたと思う。視聴者サービスを心がけていたのかどうなのか。結局作品の魅力に接続されない要素として宙ぶらりんになってしまい、むしろ没入を妨げることになってしまったのは本当に残念。

 何故このような結果になったかを探ってみると、制作者インタビューでその答えが何となく見えるような気がした。どうやら本作は元々ゲーム企画として作られていたものらしく、それが何の巡り合わせなのか、シリーズアニメとしても脚本構成されることになったという。なるほど、確かに作中でも度々「これって覚えゲーだよね」と思わせる要素がたくさん出てきており、あらゆるフラグを踏んで未来を確認していく過程はまさにアドベンチャーゲーム。不必要と思われる要素にしても、ゲームにおけるサブカテゴリだと考えれば納得も行く。元々「パンツを見たら人類滅亡」という(心底訳の分からん)思いつきから始まったもののようだし、そこを中心として「パンツ見ないアドベンチャー」として本作をプレイ出来たのなら、「最終的にパンツ云々がこんな大仰な話になるなんて!」と笑いながら楽しめたような気もする。

 しかし、現実にはこれがゲームではなく、まずアニメになった。わずか12話のシナリオの中では、こうした「覚えゲー」の魅力を完全に再現することは出来ず。その断片だけが視聴者に目に晒されることになったわけだ。そりゃ破綻無く走りきる方が難しいってもんだ。こうしてみると、やっぱりゲームのアニメ化ってのは簡単なことではないよなぁ。振り切ってしまって「ワルキューレロマンツェ」まで行けば頭空っぽにして楽しめたのだろうが、今作はそういう方向性に逃げられないし……。むー、企画段階でちょっと無理がありましたね。MAPPAの次作に期待しましょう。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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