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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 酒々井さんのちょっとイッちゃってるラリ顔がまた素敵ですね、第10話。ほんと、あの声の女はマジできゃんきゃん言わせたい(切実)。

 クライマックスへ向けての答え合わせ回といったところだろうか。これまでゆっくりと着実に動いてきた朱ちゃんが、必要に迫られて急速に各方面へのレスポンスを起こし、それによって事態は主人公である常守朱のところへと収束していく。こうしてみると、なるほど割と脚本部分はカチッとまとまっているのである。その上で今作が1期に比べてやや分かりにくい、無茶な部分が多いと評されることがあるのは、おそらく「槙島を超えるイレギュラー」として設定された鹿矛囲の存在が、流石に実体を持たずに漂いすぎていたためだろう。槙島を登場させ、解決に至るまでが2クールだったのだから、「それ以上」を1クールで収めるのはそりゃ無茶ってもんだ。

 今回はほぼ既知の事実の確認、予想の範囲内でのシナリオ進行だったわけだが、これまで想定していなかったパーツが2つほど現れ、それはどちらも鹿矛囲に関するもの。そして、1つは「どないやねん」で1つは「なるほど」である。「どないやねん」な1つ目は、今回鹿矛囲が取った行動そのものである。地下鉄占拠から一体どのように動くのかと注目していたのだが、なんと彼は大量の人質をそのまま「人質」として使うのではなく、「大量のドミネーター使用先」のターゲットとして活用したのである。曰く「一度に大量の潜在犯を処理すると、いくら大容量のシビュラでもしんどいから、その時だけバイパス経由でバックアップ回線を使うらしいねん。これでシビュラの場所が割れるよ」という。うーむ、そんな設定は聞いてない。そしてシビュラの弱点、案外分かりやすい。あれだけのシステムを構築し、圧倒的データ量で勝負していたはずのシビュラのくせに、いざとなるとたかだか500人の潜在犯を同時処理するとサーバーが飛ぶらしい。いや、とんでへんけど、とにかく脆弱になるらしい。そもそもそんな脆弱性の情報を掴まれる時点でアカンわけで、鉄壁を自負していたシビュラも案外しょぼかったことが分かる。まぁ、流石にこんなトンデモ反逆者のことまで想定してないだろうし、今まで同様「それくらい鹿矛囲って凄かったんだぜ!」ってことなんだろうけども、正直、あまりに多方面に万能過ぎてひくわ。流石に二十歳そこそこの若僧がどれだけ頭を捻って、全力でコネクションを作って作戦立案したとしても、こんな無茶が実行出来るとは思えない。こんな無茶を可能にしたのは、どれだけ陰でこそこそ悪事を企んでもばれない「透明人間」能力と、協力者を同時に擬似的な「透明」状態にするメンタルケア能力なわけだが、その根幹となるメンタルケア能力がどういう由来のものかがろくすっぽ説明されていないのがね。そこが欠けているせいで、鹿矛囲という存在は、どうしても「真実」になりきれず、切迫感を感じさせるまでのものになっていないのである。

 他方、「なるほど」と思ったもう1つの視点は、「集団としての鹿矛囲」と「集団としてのシビュラ」という対比構造のこと。なるほど、確かにあからさまに提示された要素であったのに、これまで全くそういう見方は思いつかなかった。鹿矛囲が透明になった理由は「群体である」というただ一点であり、それはシビュラにも同じこと。何故頑なにシビュラが鹿矛囲のことを「裁かずに消そうと」していたかといえば、それは「鹿矛囲を裁けば己も裁かれる」という自己矛盾を引き起こしてしまうから。確かに言われてみればそういう話になるのか。実際、鹿矛囲が切り貼りだらけのフランケンシュタインだからといって、実際に存在しているのは1人の人間には違いない。シビュラ様がやろうと思えば、そこに適当な色相を当てはめて「規定する」ことは出来たはずなのだ。それを何故やらなかったかと言えば、シビュラにとっての「人」「色相」とはあくまで個で特定されるものであり、「集団的色相」が認められないから。認めてしまうと、神が神でなくなるから。ふむ、その理屈の付け方は(どこかおかしい気もするが)視点としては面白い。そして、そんなシビュラが自家撞着を引き起こすような問題提起を思いついてしまう鹿矛囲もなかなかすごい。自分の生まれ育ちを振り返り、自分の肉体が東金財団によって作られた「小さなもうひとつのシビュラ」だったことに気付き、己をさらけ出すことによってシビュラそのものを叩く。なるほど面白い。この辺りの「無茶だけどSF的になんかアリ」な部分がもうちょっと分かりやすく提示されてれば、鹿矛囲の目的意識もはっきりして見やすくなっていたのだろうけども。まぁ、あくまで鹿矛囲の行動は「捉えどころのない謎」のままでいてほしかったのだろうし、このくらいの引っ張り方はしょうがないということか。

 で、そんなややこしい状態になってしまったシビュラと鹿矛囲の(ある意味で)親子げんかであるが、普通の人間はそんなこたぁ理解出来ない。一般人代表の美佳ちゃんだって、現在自分が何をやらされて、何が起こっているかなんてさっぱり分かってない。自分が結果的に同僚のばあちゃんを殺したことなんて、さっぱり分かってない。でもしょうがない。それがシビュラを前にしたときの「人間」の限界なのである。しかし、我らが常守朱はそうじゃない。一度はシビュラと対等の位置にまで届きかけた女。いつの間にやら全部調べあげ、いつの間にやら全部理解し、いつの間にやら狡噛さんをスタンドとして呼び出す能力まで手に入れた。おそらく吉良吉影が大ピンチでパイツァダストを発現したように、朱ちゃんも色相がピンチになると自動で狡噛慎也を呼び出す能力を手に入れたのだろう。久しぶりに登場した狡噛さん(の幻影)は、いい事を言うだけ言って姿を消し、壊れかけた朱ちゃんのメンタルは復旧。そして禁じ手である「シビュラと殴り合う」決意に至る。「もう、鹿矛囲のやりたいようにやらせようぜ」ってなもんで。確かに、元々朱ちゃんが愛憎半ばする感情を抱えたシビュラに対して変革を迫る鹿矛囲という存在は、朱ちゃんの中では完全に「敵」とは言い切れないものなのである(まぁ、犯罪者だから敵なのは間違いないんだけどさ)。事態は三つ巴の最終局面へ。シビュラ対鹿矛囲、シビュラ対常守朱。敵の敵が味方になるかどうかは定かじゃないが、今のところ、確実に真っ黒なのはシビュラ側の代表責任者である東金朔夜さんその人である。安定してぶっ壊れた犯罪係数を見せつける変態東金さん、ついさっきばあちゃんを殴り殺してきたばっかりの東金さん。彼はドミネーターで飛び散るわけにはいかない(何しろママですからね)。となると朱ちゃんにやられるのだろうか? 待て次回。

 なお、仮にここで鹿矛囲が死んじゃうと、その後の酒々井さんがどうなるか全く見当がつかないのでそこもワクワクポイントです。鹿矛囲を目の前で殺されてトチ狂ってくれないかしら。どうせ殺すなら、酒々井さんは青柳さんよりもむごい死に方してもらわなきゃいけないからねぇ。待て待て次回。

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 キララちゃん羽ばたいてた、第10話。ごめん、なんかもう突っ込みどころが多すぎて細かいネタを拾いきれない。とりあえず、熊可愛い。

 手に汗握る決戦を終えて、ちょっと休憩の幕間の一コマ。ベアッガイさんといえば1期ではいいんちょのトレードマークとなっていたマスコットキャラクターであるが、今作ではミライさんのマシンとして、新たな可能性を秘めての活躍を見せる。こりゃ1期同様に最終回の決戦でもママッガイさん待った無しやで。

 基本的に「熊可愛い」と連呼しておけば大体片付くエピソードだが、夕方アニメに似つかわしくない高濃度萌え成分はクマーだけに留まらない。妖艶な魅力をたたえてしまったハリウッドスターのミホシさんもそうだが、これまで活躍した女性キャラにはほぼ出番が用意されており、そっち方面の博覧会としても楽しむことが出来る。キララちゃんは「ガンプラからスタートしてスターダムにのし上がった」とのことで、寝食を惜しんでたたき込んだガンダム知識が彼女の夢の実現にしっかり役だったのは喜ばしいことである。一体どこで改名して本名を名乗るようになったのかは定かじゃないが、彼女の幸多き人生は素直に祝福したい。ところでフェリーニさんはどこで何をしてるんでしょうね。

 その他、たとえば前回株を上げたヨミちゃんは、敗北直後のへの字口が抜群に可愛い。その後のちょいとふくれてスガの野郎を引き回している様子も愛らしく、今更ながら「もうちょっと活躍のシーンが多くても良かったかな」という気も。今作って退場する女性キャラって大体つがいになってから消えていくのよね。いちいち許せん。他方、フミナ先輩は思ったよりも出番が少なかったが、きっと普段から水着と大して変わらないような痴女設定のために水着回の意味がなかったせいだろう。仕方ない。代わりに、フミナ先輩のお母様が初登場。CVがナバなんですよね。愛嬌のあるお母さんで、セカイはちゃんとホシノ家に嫁いで幸せになってほしいと思いました(?)。

 そして、今回メインとなったミライさん。クライマックスの覚醒なんかはある程度予想通りの展開だったので特に驚く部分ではないが、これまでの「単なるストーカーお姉ちゃん」からは確実にアップグレードを果たしており、愛嬌も根性も、「さすがカミキセカイのお姉ちゃん!」といったところ。ただ、確実に天然清純キャラで売っていたのにあのフィニッシュブローはちょっと……相手が一般人だから良かったが、ガンプラとシンクロできるセカイとかだったらマジで死んでた可能性もある。女って怖いねー。彼女がユウマと一緒に頑張ってこさえたママッガイさんも性能はそこそこだが、気付くとラストバトルはユウマお手製のプチッガイさんだけで勝ってるのはどうかと思ったけども。結局ビルダーとしてはユウマが一枚上手なんだよな。何しろ、背中にしょってるプチッガイさんは状況に応じて自動で表情を変えるという無駄過ぎる機能まで搭載していますからね。ハイテクすぎだろ。しかし可愛い。そして、「プチッガイ」とか「ママッガイ」っていう名前、もう既に「ベア」の要素が何一つ無い。

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 当ブログはアニメ感想ブログです。本当です。

 


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 まさに「何がクニだよ!」からの「クンニしろオラァァァ!」の流れに爆笑、第10話。ラッキースケベにちゃんと2度目で突っ込んでくれるヒロインってのは大事よね。なお、実行した本人はそのせいで死にかけたので決してラッキーではない模様。アンジュは下も金色。同人誌を描くみんな、ちゃんとチェックだぞ。

 大体元サヤに戻ってきたお話。ま、ここまでが「序章」ですわな。2クール作品ってことなので、残りのエピソードでアンジュが一体何をしでかすのかというのが本当のお話である。そのための分かりやすくも強引な舞台設定が、ここまでの10話だ。まず、「ノーマ死すべし」の思想については、視聴者の皆さんも嫌になるほど、もしくは一緒にシュプレヒコールしちゃうほどにご理解頂けただろう。物語の設定的に「迫害されてる民なんやで」と言ってもいまいち伝わらないという事例は「まおゆう」とかでもたくさん見てきたが、ここまで徹底的かつ理不尽に迫害されている様子を見れば、流石に納得してもらえるはずだ。ま、必要条件としてはシルヴィアの裏切りだけを見せれば充分だったんじゃねぇかって気もするけど、ここまで全力でやらないと脳内お花畑のお姫様は目が覚めないのでね。大丈夫、「アンジュやあのお兄様と血を分けた兄弟」っていう時点でシルヴィアもクズなのは確定してるんだから。そんなに違和感はないわ。冒頭の鞭打ちシーンとか素敵よね。「これは馬から落とした分! これは足が使えなくなった分!」。そこは一括払いにしろよ。大体同じだろ。「奈央坊にむち打たれる権利」は、多分オークションなら高値で取引される案件です。

 今回最大の収穫は、これまでのアンジュ脱走劇がすべて茶番だと分かったところ。散々突っ込ませてもらっていたわけだが、それもこれもすべて脚本家の掌の上だったわけだ。そりゃそうだね、どう考えてもモモカがアルゼナルに侵入したのはおかしかったもんね。モモカのマナ通信の周波数に合わせて脱走を企てさせて引き込んだシルヴィアさんの畜生ぶりも評価されるべきよね。ま、あの時点でどうやって脱走させるかまでは考えてなかった気がするんだけど。あれ、たまたまヒルダがいたから脱走できたけど、アンジュとモモカだけだったら脱走失敗してたからお兄様の計画はおじゃんだったぞ。あの慰問にきた姫様もお兄様の差し金なのだろうが……もし今年失敗してたら次は来年の運動会まで待たなきゃいけなかったんだよね。それまで「新生ミスルギ皇国」建国の詔は出せなかったっていう。お兄様、予想以上に使えませんわね。次回予告でお付きの人との濡れ場とかあるしね。お前の濡れ場は別にいらん。

 ただ、これまでの流れが全部茶番だと分かったことでシナリオ構成の汚名が返上されたと思いきや、その直後、すぐさま「ガチ処刑シーンからアンジュがやすやすと脱走」という、これまた無茶なプロットが登場して「やっぱこのアニメどないやねん」という気持ちに着地するのはいかがなものか。いくらなんでも憲兵弱すぎやろ。一応、「ノーマにはマナの捕縛が効かないので実体兵器で攻める必要がある」→「そこにマナが使えるモモカが絡むと、2面攻撃を同時に仕掛けなきゃいけないから攻略が大変」っていう理屈は分かるのだが、今回の場合2人の手かせを取るまでのスパンがどう考えても長すぎだろ。お互いに解錠しあってるシーンを、あれだけの警備がいて黙って見てるだけっていう。まぁ、そりゃこの国は滅んだ方がいいのは確かですね。国民の総意である「吊せコール」については、まぁ、公開処刑による意気の高揚ってのは古来より行われてきた行事でもあるので特別おかしいとも思わないが、仮にも元皇女の処刑であんな下卑たコールが入るあたり、国民のモラルも底が知れている。そりゃアンジュさんもキレますわ。豚呼ばわりしますわ。まぁ、「あんたも鏡見て」って思うけど。はっきりと「世界をぶっ壊したい」欲求がどす黒く渦巻いたのは清々しくて良いのではないでしょうか。もう、いっそここからルルーシュ・ランペルージュが成し遂げられなかったピカレスクヒーローを目指してほしい。とことん腐って、とことん悪になれるならばアンジュも輝ける。でもまぁ、1話アバンとかアルゼナルの存在意義を考えるとそういう方向にはいかないんだろうけどね。ルルーシュっていうかキラさん的存在であるタスクが便利すぎるあたりも、シナリオがしょうもない一因になっているので、いっそタスクが先に死ぬのはあり。そういや今気付いたけど、偽キラさんであるタスク、中の人もキラなんだな。お、急に新世界で神になれそうな気もしてきた。

 閑話休題、そんなこんなで戻ってきたアルゼナル。アンジュの方は外界でのしがらみをすべて切り捨てて帰ってきたので快眠快便後のように大変すっきりしていらっしゃったが、まー、脱獄囚ですからね。けじめはけじめ。司令のものすごくしっかり腰の入った(でも変なかっこの)腹パンで一発KO。そこからクソ真面目サリアさんのお説教へのコンボをつないで、アンジュはしばらく塀の中。同じく50人にマワされたと噂のヒルダさんもおり、案の定、正式な友情タッグ成立である。ヒルダさんはお付きの2人に見放されて自らぼっち宣言しちゃったのが大きかったね。ま、こうして人脈が繋がっていくのは良いことです。またゼロからの出直しだからね……いや、アルゼナルに慣れてる分のアドバンテージがあるからそうでもないな。っつうか、あれだけやらかして未だにアンジュのことを悪く思ってないヴィヴィアンみたいなおかしな奴もおるしね。

 一連の騒動の末、一番変わったのはやっぱりクリスちゃんであろう。きっとあの運動会で優勝したことも自信に繋がったに違いない。今では生まれながらの舎弟気質であるロザリーが最下層民。ゾーラに従い、ヒルダに従い、最後には相棒である唯ちゃん、ちがう、クリスに従い。どっちも良いキャラしてんなぁ。ロザリーみたいな本当に使えなそうなキャラって、最後の最後で活躍するとそれだけで輝きが増すのよ。今後の彼女の動向に期待したい。1つだけ寂しいことは、ジワジワとガチレズ要員が減り続けていることです。よし、アンジュが釈放されたら結託してシルヴィアを拉致監禁調教する流れにしよう。あの子、割と簡単に堕ちそうな気がするし(朝凪脳)。あ、あとモモカがお咎め無しなのはどうかと思うんですが。ジル司令に頼んで調教してもらおう(月野定規脳)。

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 途中で離脱しちゃったけど、参加したところまではあげておきますね。

 

Round1・「いぬだまし」

1.闘犬の戦術の一。試合前の顔見せで弱い犬を相手に見せ、その後強靱な犬とすり替える。

2.キタキツネの別名。

3.幼児遊びの一。片手の薬指のみを立て、目をつむり互いに指を探って手を振り回し、他人に触れると大声を出す。

4.カサゴ科の一年草。深紅の果実に毒を持ち、殺鼠剤や虫除けの原料となる。

5.狩猟で猟犬を連れて参加した者に与えられる、犬の分としての配分。

 おい、ググってヒットするページに、マジでこれがあったぞ。ワロタわ。

 

Round2・「めとり」

1.道で女を捕らえて強姦すること。

2.火事場泥棒のこと。

3.小川未明の童話。平仮名の「め」と「り」が旅をして他の平仮名と出会い成長する。

4.歌舞伎において、主要な役を担う演者。

5.フェノロサ最後の嫡男。父親との長年の確執で有名。後に欧州に渡り、帰国後出家した。

 なお、ググった場合は案の定「→めんどり、雌の鳥」となる模様。

 

Round3・「ろり」

1.ロシアで用いられる長さの単位。1露里=約4㎞。

2.江戸期に用いられた距離の単位。一里の四分の一。四半里。

3.ユダヤ教におけるヤハウェの奇跡の一。世の真実をすべて詳らかにし、衆生に幸と革新をもたらす。

4.フランス出身の印象派画家。水と女性の裸体をモチーフにした作風で有名。作「滝壺の妖婆」。

5.ロシアの道程の単位。1066メートルに当たる。

 

Round4・「むがむが」

1.声が小さく、番犬として役に立たない犬を罵って言う語。

2.(古語)特にかゆを食べる際に用いられる擬音語。

3.「もぐもぐ」に同じ。

4.アフリカ南部、喜望峰近海を中心に生息する海鳥。羽は退化し飛ぶことが出来ず、主に貝類を食す。まれに食用。

5.怒りを表す言葉。子供が言うことを聞かないとき大声で言って聞かせる。

 グーグルヒットしない案件。一応、実際に使われてる例はあります。

 

Round5・「にんりょく」

1.みごもる力。

2.暗緑色のこと。本来は鍛え上げた直後の日本刀の刃の色を指す。

3.ニールセン・リューベクの漢名。

4.黒みがかった緑色。古くはワカメを煮込んで作った。

5.人の力。

 これもヒットしない案件。もう、俺たちの広辞苑は偽物なんじゃなかろうか。

 

Round6・「ちょろけん」

1.古代中国の神事。蛇の腹に小石を詰めて焼き、石の焦げ方で吉凶を占う。じゃんけんの起源とされる。

2.東洋舞踊。7世紀頃にトルコを経由して西洋に伝わったとされるが、詳細は不明。チョリデ。

3.江戸時代、京坂地方で数人一組となり、大きい張抜き籠に目鼻を描いたものを被り、黒塗りの大笠をいただき、町々を歩き銭を乞うた者。太鼓などで調子を取り、「ちょろが参じました」などと唱えた。

4.じょうろを上品に言った語。

5.宮本武蔵が著書「五輪書」で西洋剣術を嘲笑して用いた言葉。ちょろちょろとくすぐられてこそばゆいという意。

 出題者も当てられること覚悟で出してる感あるよな。検索すると色んな画像がヒットします。今で言うゆるキャラショーみたいなものなのかしら。Wikiにも詳細があるが、まさに「余談」にある通りのことが起こったのであった。

 

Round7・「どむ」

1.ロシアの河川。ウラジオストクを縦断し日本海にそそぐ。

2.一カ所に集まる。かさばる。

3.トムが訛った言葉。江戸時代の洒落本「どむが家から出てこねえ」で使われたものが広まった。

4.目がどろりとして視力を失う。

5.国内金融操作。Domestic Operation of Moneyの頭辞語。

 ググっても()。正解は4だそうです。もう、真偽の確認のしようがない。

 

Round8・「れう」

1.ルーマニアの貨幣単位。複数レイ(lei)

2.「憂う」を縮めた言葉。

3.古代ギリシアの建築家。パルテノン神殿の設計に携わった。

4.(オランダ語)ライオン。

5.闘牛用語で、安全のため闘牛士がつける革製のサポーター。倒した牛の数を刻印する。

 Wiki情報「レウはルーマニア語でライオンを意味する語である」。これはもう分からんね。

 

Round9・「あるへいぼう」

1.真珠湾。空軍暗号に由来。

2.江戸時代において舶来の棒付きアメを指す言葉。南蛮アメとも。

3.床屋の看板に用いる赤・白・青のらせん模様の棒。

4.大塩平八郎の幼名。

5.酒を飲み過ぎた際にのどに突っ込んで吐くための棒。世界保健機構推奨。

 

Final Round・「うしのたま」

1.フンコロガシの異称。

2.失命。亡くなった者。

3.お盆に飾る、茄子と木の棒で作る牛の名称。

4.肉牛の額に生じた毛のかたまり。

5.西洋せっけん。明治初期、牛の脂からせっけんが製造されていたことから。

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 びゃぁぁぁ! すっかり忘れてたよ! 声優アワードの時間だよ! 今年は諸々忙しかったせいで、いっぺん「あ、やらなきゃ」って思ってたことすらすっかり忘れてた! 気付けば一般投票の締め切りすぎてるし!! ……というわけで、今年は投票すら出来ませんでした。声オタ失格やんけ。まぁ、どうせ一般投票なんてどの程度活きてるかも分からない企画ですから(負け惜しみ)。

 細かいことは気にせず、恒例のアワード予想記事と個人的願望について綴っていきたいと思います。投票もしてねぇのに希望だけ語るのもどうかと思うけど、やらかしたからこそのお願いだと思えば。みんな、選挙の投票にはちゃんと行こうね!(時事ネタ)。

 昨年度分の予想記事結果寸評についてはリンクを参照のこと。

 


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 最近たほいややってないなぁ(飢餓)。この記録は日付不明。

 

Round1・「さわそうず」

1.(千葉県佐和市において)僧のこと。さわぼんず。

2.深山の川、沢に現れるとされる妖怪。修行僧を食べる。

3.装飾画。尾形光琳の代表作の一。

4.狩野探幽作の絵画。千利休の茶話会の模様を描く。

5.それはその通りである。そうでありましょう。

 えっ、グーグル先生も全然知らないって言ってる……。

 

Round2・「らこし」

1.ハンガリーの政治家。1918年の革命に活躍。一時ソ連に亡命。44年に帰国し、56年まで労働者党第一書記。

2.シャモの最強種。その強靱さが尊ばれ、軍刀の一部に用いられた。

3.温度を表す方法の一。水銀の融点を0度とし、沸点を千度と定める。ラコニコフ氏温度。

4.モナコ公国の小説家。衒学と修辞をちりばめた超現実的な作風で欧州文学界を震撼させた。

5.沖縄本島南東部の市。座間味の岬で有名。

 

Round3・「わんぽーつ」

1.フィンランドの軍人。冬戦争、継続戦争で活躍。火炎瓶をモロトフカクテルと名付けた。

2.湾に囲まれた港。浜ポーツ。

3.人力車のこと。

4.中国東北地方の郷土料理。水で練った小麦粉を棒で伸ばして半月状に成形し、野菜をくるんで油で揚げる。

5.イギリスの政治家。共産主義者。同国人を資本主義の豚とののしり、私刑により死亡。代表作「マキャベリズム・アニマル」。

 カタカナでググると「もしかして:ワンピース」。うるせぇ。

 

Round4・「はつせめ」

1.初潮のあった女子。

2.雪女の別称。北海道内陸に伝わる説話群の一つに登場する。

3.阿波踊り。

4.初瀬地方の少女。初瀬乙女。

5.蝉丸の書いた奥義書。第三巻で俳句の五七五を否定したことで有名。

 

Final Round・「だぬんちお」

1.ブルガリア正教会の聖堂、世界文化遺産。

2.天正遣欧使節のローマ名。

3.帝政ロシアの音楽家。ボリシェビキに爆殺される。代表作「エスカーテのフーガ」。

4.イタリアの作家。世紀末耽美派の代表者。官能主義や英雄主義を基調とした。第二次大戦頃から愛国主義運動に加わり晩年はファシズムに近づく。

5.西洋俳句の枕詞の一。マガドゥルーカソに続くのが通例。

 

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 「野球のプリンス様」の略称はどう聞いても「焼きプリン」にしか聞こえないよ、第9話。これ、タイトル的に歌プリっぽいけどイラスト見るとテニプリなんだよね。なお、今週は「デンキ街の本屋さん」のラストにも「シャトルの王子様」が紹介されており、アニマックスではテニプリの再放送もしているという謎の奇跡が発生している。うん、どうでもいいね。

 今週も色々と刺激的な内容が多く、現実を突きつけられてテンションが下がるのと同時に楽しませてももらっている。この「社会の厳しさを見せつけられてもやもやする」感はどうにもならんよね。カタギの人生送ってないこっちに責任があるからね。くそー、福利厚生がしっかりしてる会社で働きたいけど一生タイヤコウカーンだけなのはやっぱり嫌だー。というわけで、ついにお話は仲良し5人組も4人目、3Dクリエイターの藤堂美沙ちゃんに回ってきた。これまでは「頑張って仕事してるけどまわりに迷惑な大人が多くてどうしようもない制作進行」「頑張ってるけどそもそもその仕事自体が茨の道過ぎる声優志望」「真面目に頑張ってそれなりに成功してるけど、スランプに陥ったアニメーター」という3人が描かれてきたわけだが、また新しいパターン、「仕事は順風満帆だし一切問題はないのだけど、仕事の中身に疑問を持ち、代わり映えしない将来に不安を覚えるサラリーマン」が登場した。私みたいにまともな仕事をしたことが無い人間が見ると「うへぇ、一年中、これから死ぬまでタイヤのCGと格闘するなんてマジ勘弁して、1日で飽きるやんけ」って思ったが、考えてみりゃ世の中のサラリーマンなんて大なり小なりこういうことしてるんだよな。世の中の社会人のうち、「クリエイティブな仕事をしている」なんて実感を持って臨んでいる人間なんてどれほどの数がいるものだろうか。

 今回の主役である美沙ちゃんも、そんな有象無象のサラリーマンの1人といってしまえばそれまでである。ただ、彼女の場合は「3D関係の仕事」というカテゴリだけは若い日の夢が叶っているわけで、その中でやっている作業が「おもてたんと違う」だけなのが悩ましい。もう少し別な会社に入っていれば自分のやりたかった「アニメ制作」に近いことが出来たのか? 今から社長に直談判すればもう少し血の通った仕事がもらえるのか? 疑問は尽きず、解決策も見えてこない。意を決して社長に相談はしてみたものの、社長の側もそんな従業員の悶々とした気持ちは理解しつつ、ぐうの音も出ないほどの正論で正面から抑えにきた。「毎月50人もの社員にお給料を払うのって、大変」。……それを言われたら、返す言葉もないよなぁ。仕事ってものが「やりがい」を取るものなのか「実利」を取るものなのか。そのあたりの割り切り方次第でこの会社での仕事も随分見方が変わりそう。第三者目線だと「若いうちは実利を取って、この会社でノウハウを色々と盗んだ後で自分の夢を追えばいいじゃない!」とか考えてしまうのだが、まだまだ若い美沙ちゃんは(頭で分かっていたとしても)なかなか割り切れるもんじゃないよなぁ。

 しかし、その他の面々はもっとストレートな「若いうちの苦労」をし続けているのである。今回再び「新人声優あるある」を披露してくれたずかちゃん。相変わらずレギュラーの仕事は貰えないが、スケジュール開けまくってたおかげでなんとかガヤの仕事で滑り込む。必死に練習し、なんとか「アニメデビュー」を飾ろうと奮戦するも、やっぱり色々と初めてのことが多すぎて空回り。どうせあそこで頑張ったとしてもなかなか音響監督とか上の人の目にとまるって展開もないだろうしなぁ。苦しいお仕事ですわ。それでも、「新人声優はほんの一瞬の仕事でもとにかく全力でぶつかるぐらいの気持ちが必要なんだ」っていう「良く聞く訓話」は伝わってくるし、どういう風にガヤ録りしてるか、なんてのも自然に分かって面白い。そういや音響スタジオが土禁で云々ってのは、誰か実際に話してる人がいたような気がする。あとあの現場にいた永井つかさっていう「主役声優」のモデルは誰なんだろう。パッと浮かばないのでここは単にフィクションかしらね。

 そして、再び戻ってくるのは宮森のところ。最終13話を任されて前途多難な宮森だが、諸悪の根源である木下監督はまたまた暴走。ぷる天のことを抜きにしても、やっぱりコイツ問題児やな。情熱は人一倍あるのだろうが、それでもタイムリミットを守れないのは業界の人間としては致命的な問題点だろうに……実力はあるってことなのかしらね。今回もシナリオライターの人の度量の広さと対応力の高さのおかげでなんとかなったが、その余波は当然原画以降の直接的なスタッフへの負担に。大丈夫かえくそだす。スタッフが逃げ出すんじゃないか、えくそだす。ここはアレかな、突然宮森が絵麻に大量の馬原画をオファー、テンパった絵麻ともども「手描きじゃ無理だからCGだろ?」ってんで下柳さんのとこに持っていき、なんやかんやあって美沙ちゃんのところに助けを求めて……いや、ないな。車メインの制作会社に馬は外注せんな。オメガフォースとかに頼んだ方がいいだろうしな。何にせよ、せっかく発注したはずの空母は無駄になっちゃったね。そもそも元のシナリオはなんで空母だったんだよ。「日本に空母ないじゃーん」って、あんたが一番分かってるやろ水島監督。大洗だけは例外かな? ちょいちょい入れてくる自虐がずるすぎる。

 そういえば、今回は木下監督の思惑とは別に新しいアニメの仕事を取りに行くムサニの首脳陣の様子も描かれていたっけ。スタジオでは仕事が終わらなくてひーひー言ってるけど、いざ新作タイトルのオファーが出たら当然スタジオどうしで取り合いにはなるのね。そのあたりの様子も見ていて興味深い。「監督は木下でいきますから」とかいうアピールがあるってのが面白い。やっぱり大体の監督はどこぞのスタジオについているもんだからね。僕の作品がアニメ化するなら、やっぱりP.A.で、監督は安藤真裕氏でお願いします、次点でディーン+大森貴弘、WHITE FOX+元永慶太郎。「僕の作品」ってなんだっていう疑問はおいといて。

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 だから提クレバック劇場やめろやww、第10話。本編でギリギリまで張り詰めた空気を一切読まずにぶち壊す謎の10秒劇場。毎回楽しみにしてるせいで本編の内容が消し飛ぶんだよなぁ。

 この期に及んでまだまだ意外な展開が飛び出してくるのが今作のすごいところ。大して登場キャラが多いわけでもないのに、ここまで状況を引っかき回し、それなりに筋が通っているあたりが偉い。この辺りが、凡百の脚本家と岡田麿里の腕の違いだろう。鬱々としながらも、ちゃんと最後はハッピーなまとめを提供してくれるだろう、っていう安心感があるのもいいよね。

 さて、今回も様々な事件がまとめて起こっているので状況把握するだけでも結構大変。いくつかのトピックを分けて見ていかなければならないだろう。まず1つ目は、前回メインを務めたちより組の結末である。大方の予想通り、彼女の持つ「ルリグになりたい」という願いの逆流は、記憶の欠落として現れた。おそらく彼女はあの脳天気な性格もロストし、エルドラと出会う前の夢見がちで奥手な少女に戻ってしまったのだろう。初対面の状態で歩み寄った一衣に対しても、露骨な警戒心を表してすたこら逃げてしまった。ちより本人からしたら、一番の楽しみ、生き甲斐であったWIXOSSを失ってしまったのだから確かに不幸には違いない。ただ、これまたエルドラたちの予想通り、記憶を失うということは「不幸になったことすら覚えていない」わけで、これだけなら大したデメリットではあるまい。一衣のように外部にちよりを理解してくれる人は増えているわけで、きっと改めて友情を築き上げてくれるはずだ。何しろ、ほぼ同じ体験をしながら社会復帰に成功したぼっちマスターの一衣先輩がいるのである。多分、大丈夫。まぁ、どうやってちよりと改めて連絡取ればいいのか分からないけどさ(メアド知ってるだろうけど、不審がられてスパム扱いされそう)。ただ、以上の想定は「罰則が記憶の消去だけであった場合」にのみ成り立つものである。思い返してみれば、似たような状況だった一衣は、「WIXOSSを通じて知り合った友人との記憶の消去」にくわえ、「友人関係を築こうとすると身体的苦痛を伴う」というとんでもないペナルティも負ったのである。同様に考えるなら、ちよりは「カードゲームをやろうとすると身体的苦痛を伴う」くらいのペナルティがあって然るべきだが……まぁ、どうでもいいか。

 トピックの2つ目はクレイジーハッピーレズを通り越してついにサイコに覚醒することが出来たあきらっきーの晴れ舞台。この2シリーズを通じて最も感情が乱高下していた彼女のこと。愛に目覚めたり憎悪に燃えたり、悲しみに沈んだり歓喜に打ち震えたり、もう流石に彼女のメンタルも限界である。ウリスのことも好きなのか嫌いなのかすら訳が分からなくなり、蒼井晶としての全存在をかけたラストバトルは、常人では到底追いつけない次元の願いを胸に秘めての対決となった。結局、彼女はウリスへの思慕を捨てることはせず、最後に持った激情を死ぬまで抱え続けることで自我を保つことにしたようだ。「あんたの身体を、青井晶の愛が何度も何度も通過していく。ひっきりなしに循環する」。なんて素敵な台詞なんでしょう。やっぱりクレイジーレズたるもの、こういうネジの外れた思考が出来ないとね。男女の愛情と違い、物質的なつながりがどうしても弱くなるレズという関係性は、こうして精神的接合を求めてイカれていくのが至高です。ま、ぶっちゃけセレクターバトルに対する願いとしては「ウリスの傷を治してほしい」だけなので、大した内容じゃないんですけどね。これ、もし晶が勝ってたら夢限少女として具現化したミルルンが必死にウリスの傷の手当てをすることになってたんでしょうかね。もう大体直ってるっつーのに。

 トピックの3つ目は今回最大の山場となった、浦添伊緒奈の帰還である。システム面だけを簡単にまとめておくと、あれだけ気を吐いたにも関わらず、黒覚醒したタマに太刀打ち出来るはずもなく、晶はウリスにボコられて終了。そしてウリスは無事に願いを叶え、タマと契約して「ルリグになる」。しかし、この時タマは人間になり、浦添伊緒奈のボディを借り受けることを拒否。そのため、空っぽになった伊緒奈ボディには、現時点でルリグ業を強制されていたはずの「元祖伊緒奈」が収納されることになった。この事実と繭の台詞から分かることは、「タマもイオナ同様、なろうと思えば人間になれた」こと。そして「ルリグが望まなければ、たとえ夢限少女の契約が成立したとしても、顕現を拒否出来る」こと。まぁ、タマはルリグの中でも特別な存在なので、彼女にだけ認められた能力なのかもしれないけども。そもそもルリグがセレクターバトルを煽るのは「人間に戻りたい」っていう動機しかありえないので、普通は「復帰拒否」っていう選択肢はないからね。とにかく、タマというイレギュラーのおかげで、セレクターバトル始まって以来の珍事、「元の身体に復帰した少女」が誕生してしまったわけだ。

 元祖伊緒奈さんの様子を見る限り、彼女がセレクターバトルに勝ってイオナとチェンジしたのは、そんなに昔のことじゃない。やっぱりこのシステムが確立したのはここ最近のことなのだろう。彼女の願いは「浦添伊緒奈を辞めたい」という刹那的なものだったので、契約が成立した時点で伊緒奈とイオナはWin-Winの関係にあったはずなのだが、おかげで早速「別に人間に戻りたくないルリグ」というポンコツ在庫が出来上がってしまい、繭さんとしても困ったことに。常に人員が流動しているからこそセレクターシステムは意味があるのであって、窓の部屋で吹きだまられると、循環が停滞して残念なことに。今回のウリスのはっちゃけぶりのおかげでそれが無くなったのは良いことである。

 イオナを「ルリグ」と呼ぶ浦添伊緒奈さんは、話してみれば実に普通の子。財閥のご令嬢という重たい身分が面倒になってちょっと悪ぶってみたものの、やっぱり家を離れたら少し寂しかったという、普通の思春期のお嬢さんである。事情だけを話して、遊月の「もう二度とセレクターバトルに関わるんじゃないゾ」というある意味説得力満点の言葉を最後に、完全に舞台からはフェードアウトした。これでまた決着がついた人物が1人。なお、元祖伊緒奈さんのCVは能登麻美子。これにより、伊緒奈、タマ、繭、ミルルン、花代さんと、やたら大沢事務所の密度が濃い作品になってしまった。ここまで大沢が多いと、むしろ花澤がいないことに違和感があるレベル。

 さて、こうして伊緒奈の問題が片付き、改めてイオナは「ユキ」となって生まれ変わる。多分次回以降にエピローグが語られるだろうが、ウリスに負けた晶も事実上の退場と見ていいだろう。すると、のこされた人員は本当に一握り。チームるう子は、るう、ユキ、ユヅキの3名(とおまけの一衣さん)。対する繭陣営には繭本人と、悪の枢軸であるウリスの2名が残され、そこには囚われのお姫様であるタマが幽閉されている。タマは今回、一度は「黒タマ」となった自分を認めてしまう発言をしてしまい闇堕ちが危惧されたが、契約執行の土壇場で「他人の不幸」を拒否し、るう子への操を貫いたことでギリギリ「光の少女」に踏みとどまった。ただ、これが創造主たる繭の不興を買い、下手したらあとは永遠の幽閉状態である。「光の少女はやっぱり悪い子」という、ねじ曲がった繭さんなりの適当ジャッジは「この世界は彼女の気分一つでどうにでもなる」という絶対ルールがよく分かるものになっている。現在、対となる存在であるるう子の下にユキが確保されていることが切り札となるかどうか。

 で、この限られたメンバーの中でどのように話をまとめてくるのかと思っていると……ここでまさかの花代さんである。そうかぁ、確かにまだ彼女も結末を迎えてはいないのだもんな。ラストをハッピーエンドにするには遊月のポジションにも決着をつけなきゃいけないし、ここで花代さんが登場するのもある意味必然か。香月との関係性も上手くいっていると思われていた花代さんだったが、やっぱりお仕着せの愛情には限界があったのか、それともセレクターバトルの様子を見て不安定になっただけなのか。花代さんの世界も、まだ完全に幕を閉じていなかったことが仄めかされていた。偶然にも伊緒奈のバトルを目撃したため、彼女はどうやらこっそりとその事実を一衣に伝えてあげたらしい。「shadow-prince@rocomo」って、どんだけ厨二アドレスなんすか。しかも一衣が「知らないアドレス」って言ってたってことは、わざわざ新規で取得したんだよな。幼き日の遊月の残念な思い出から「影の王子」なんてアドレスにするあたり、花代さんも随分病んでいるのか、それとも単に遊月には気付いて欲しかったのか。彼女のメンタリティもまた謎なのである。結局、他人と入れ替わって生活していくなんてルリグシステムがまともに機能するはずがないんだよなー。この世界の女の子は何故かそれで平然としてるけどさ。さて、一体どうやって決着をつけるつもりなんでしょうね。

 今後の問題として、ルリグに戻ったウリスは誰かに「使われないと」物語に絡んでこられないんだよね。あと残ってるキャラっていたっけ? 次回、「真の闇! るう子のばあちゃんとウリスの黒い関係」に、デュエルスタンバイ! (無い)

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