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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 斎藤先輩が優しすぎて今回もちょっと危なかった第15話。イケメンでスポーツ出来て、なおかつ気遣いも出来るなんてどんだけハイスペックやねん。椿には勿体ないくらいだったな。

 というわけで、前回ボロボロ泣かされた椿エピソードの終焉……なのかな。結局Aパートで終わったような、終わってないような。あの感じじゃぁ、椿は、まだ自分の足で前に進めてないんだよなぁ。公生がクソ鈍いってのも問題ではあるのだが、あそこまでお膳立てが整っても行動を起こせない椿側の方が病巣は根深い。今回、椿は先輩の優しさを突きつけられ、更に公生にも思い切り許容されることで、ようやく「自分の弱さ」を実感することになった。自分の本心を見ないようにしていた弱さ、色々なことを理由にして決断を先延ばしにしていた弱さ、そして先輩の優しさに甘えてしまう弱さ。そうした様々なこれまでの負債が、ついには抑えきれないところまで膨れあがって一気にのしかかってきた。

 公生が遠くへ行ってしまうという事態の急転も原因の1つではあるのだが、自分で蒔いた種、先輩との関係性も大きな要因になっただろう。斎藤先輩は本当に優しい人だったので、椿の本心を理解し、椿の弱さ、狡さも全て知りながら、彼女が傷つかないよう、最善の方法で別れを切り出してくれた。そのことは、椿は本当に感謝すべきことだし、どれだけ「ごめんなさい」と言っても足りないくらいにありがたいことだった。しかし、先輩がそんな優しさを見せるために言った言葉の1つ1つが、彼女の心に刺さってしまう。「俺たちはお互いに違う人間を好きになった方が良い」。がさつな者同士、と先輩は言っていたが、先輩がもし好きになるなら、それは「ポテチを箸で食べるような」人のようだ。持って生まれたものが全然違っても、違うからこそ互いに求め合えるものがある。となると、椿が求めるものはなんだろう。大嫌いと言い続けて、自分を突き放してどんどん遠くへ行ってしまう音楽の僕。何を言っても笑ってそこに立っていて、「いてもいなくても同じ」ような存在感の奴。そういう人間が本当に必要なものだったと、最後の最後で先輩にまで教えられてしまったのである。もう、椿に逃げ道などないはずなのだ。しかし、彼女は結局最後の一歩を踏み出していない。それを邪魔するのは、弱さからか、宮園に対する負い目からなのか。椿の性格を考えるなら、自分みたいな人間が公生の将来を邪魔するわけにはいかない、っていう劣等感なんだろうなぁ。

 椿のお話にはせめてもう一押しほしいところですね。その他のお話については、今回は軽めに。まず、謎幼女が木から降ってきた。公生に対して明らかな敵対心を持つ金髪幼女。上手いこと瀬戸さんに取り入って同門へと潜り込んできた彼女の目的は? ……公生は放っておくと女の子からいじめられるよなぁ。絵見ちゃんも虎視眈々と牙を研いでいるようで、今後のぶつかりあいが楽しみです。

 そして、変わらず病床に伏すのが宮園さん。公生はなかなか彼女のお見舞いに行く勇気が出ないようだが、ああやってためらったり、遠慮したりするところを見ると、椿相手だと全然そんなことないのに、宮園相手だと完全に異性として見てるってことなんだよなぁ。何故その気遣いのひとかけらでも椿に向けてやれないものか。幼なじみ縛りってやっぱり厳しいのかしら。そして、そんな宮園さんもこっちはこっちでピンチ。どうも病状が芳しくないようだ。これまであまり具体的にその症状を描かれることがなかったのだが、今回「突然両足が動かなくなる」という割と重めの症状が出てしまう。どういう病気なんだろう。どう転んでも体力勝負のバイオリニストには厳しそうであるが……。うーむ。

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 あっれ〜、なんかあっさり解説しちゃったぞ、第2話。1話で見とれた方向性とはちょっと違う方に向かってしまったなぁ。

 「毎週違うゲームで死人を追い込んでいくんやろうな」と思っていたのだが、なんと2話目はまさかの「1話目の舞台裏」である。これ、別に毎回2話完結とかいう構成ではなくて、あくまでもこの「裁定者」側のドラマがメインで、毎週オムニバスというよりは瀬戸ちゃんボイスの女性(黒髪の女性、としか分からない)を中心とした物語が描かれることになるのかしら。うん、それでも別に構わないし、1話目の解決がほったらかしだともやもやする視聴者もいるだろうから答え合わせをするのは決して悪いことじゃないのだが、うーん、今回の説明はどうなんだろうね。

 筋は通っているんだ。基本的に1話目の場合に悪いのは夫の方。それは1話目の演出を見れば一目瞭然であり、わざわざ解説を重ねる必要は無かったこと。ただ、「最後の裁定がおかしい」というところで誰もが引っかかっており、その部分がちょっとしたリドルストーリーのような、不条理劇のような様相を呈しているのが魅力的な部分だった。そして今回、やはり「確かに妻の方は不貞を働いた事実はあったが、基本的には妻の方が真正直であった」ということが描かれる。「一夜の過ち」という微妙な状態に設定されたのは、流石にそれが無いと「生前の記憶を編集されたものを見た裁定者」が取り違えるというシチュエーションが生まれないためだろう。一応過去の記録を見ると「あぁ、確かに浮気してるな」とデキムなんかには見えるために、あのような裁定が下されたことの理由付けにはなる。ただ、それにしたってやっぱり適当すぎやしませんかね。生と死、転生と煉獄を選ぶという(おそらく)大切な選択だったにも関わらず、デキムさんは「いけね、見てなかったわ」というあまりにも凡庸なうっかりミスであっさりとミスジャッジを下してしまっている。これでは、せっかく1話目で構築した超越性や神秘性が台無しだ。実に勿体ないお話。

 ただまぁ、一応今後への期待も込めてフォローしておくなら、このアニメの目的はそうした「超越存在」である裁定者側すらも、どこかユーモラスに、血の通った人間として描くことを目的としているのかもしれない。「最後の審判」を下すものというとどうしても神格をイメージしてしまうが、そこにいるのもあくまで単なる「作業従事者」であり、酒と真面目しか能の無い人形マニア。上司のロリっ子から圧力をかけられてびびっちゃう奴がやっている仕事なのだから、そりゃまぁ、ミスも出るってもんで。そういうどこか一本ネジの外れた「お仕事もの」であると考えるなら、今回一発目に「新人研修だったのに先輩がミスってる現場を見ちゃう」っていうのは案外面白いスタート地点なのかもしれない。蠱惑的なロリっ子・ノーナさんは新人の瀬戸ちゃんにはある程度目をかけているようだし、無味乾燥で単なる業務として「裁定」を下すデキムたちとは違い、まだ瀬戸ちゃんは人間らしい心を持って裁定にあたっている。そのあたりのギャップを描くために、デキムには「単なる木偶」であってもらうべきなのだろう。

 個人的に、今回ようやくこのアニメが琴線に触れた理由に思い当たった。それは、この「生死を賭けた審判」というシチュエーションが、我が心のアニメ「地獄少女」と共通点を多く持つためだ。あそこまでの大作にはならないだろうが、生と死という根源的なテーマを扱いながら、どこかシニカルに、人間の醜さとか、美しさといったものを描いてくれる作品になれば、今後の展開次第では充分楽しめるものになるんじゃなかろうか。ちょいと腰砕けになってしまった2話目ではあるが、引き続き推移を見守りたい。まぁ、毎回るみるみ幼女が色んな顔を見せてくれるだけでもだいぶ楽しいのでね。やっぱり彼女は器用だし魅力的な役者だと思うよ。

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 たほいや荘で待ってます。きっと見に来てくださいね(CVアスミス)。

 

Round1・「めーたく」

1.スウィッチ社が1948年に販売を開始した機械式腕時計。クロノグラフの原型となった。

2.(倒語)タクシーメーター。

3.拍節器。メトロノーム。

4.メーター付きタクシーの略。

5.アメリカの実業家。コガラム式蒸気機関の開発で有名。晩年は精神病院で狂死した。

6.1m以上のあるたくわん。

 いきなりタイラントがスタートダッシュをかける。なお、この日は2回し、全12問やったわけだが、この間、タイラントの書いた解答には一度も票が入らなかったという。さて、各々どれがタイラント作か考えてみましょうね。

 

Round2・「じょっふる」

1.女子に食べさせるフルーツ。

2.日本固有の技術・文化を活用したことを示す標語。

3.青森県などで大晦日に家々を訪れる鬼の掛け声。

4.エチオピアの軍人、政治家。エチオピア人民解放団を結成しエチオピア革命を主導。

5.積雪が崖から張り出した状態。雪庇。

6.フランスの将軍。元帥。陸軍参謀総長。1914年、第一次大戦中、マルヌの戦を勝利に導いた。

 まさかの総取り。こういうのって意外に盲点なんだよなぁ。

 

Round3・「せんざいろう」

1.食道付近に生じた胃ろう。

2.福岡県博多で、正月の子供の行事。祝言を唱えて家々を歩き、銭をもらう。

3.死に戦に臨む老兵。

4.(中国語)科挙の受験生を指す言葉。

5.座位ばかりを好む男性を遊女が罵って言った語。

6.寺社に設けられた、不浄とされる供物や私財を洗うための水場。また、そのために作られた東屋。

 おい、こんな言葉ググってもでねぇぞ!(いつものこと) ⑤漢字で書くと千座位郎かな。千正常位郎とか千騎乗位郎とかもいたのだろうか。

 

Round4・「せきどうさい」

1.争う者を両者とも罰すること。喧嘩両成敗。

2.極点と赤道付近で自転の影響から生じる重力偏差。

3.南米の祭り。

4.イヌタデの異称。

5.ガラパゴス地方裁判所。

6.船が赤道を横切る際に行う船上での祭り。

 出題者が「耐えなければ」と何度も読む練習をしたのに、読み上げる際に耐えきれずに崩れ落ちてしまったのが本日のハイライト。この語感の持つ破壊力、まさに暴君である。

 

Round5・「じむれべる」

1.スイスの教育家。観光局局長に登用され、高山鉄道の建設に尽力した。

2.ボイヤーの作。小小節曲。後にバッハにより翻案された。

3.電子楽器。電流量の変化で音の高低を調節する。名称は開発者、ジムレ=ムジーレに由来。

4.ビクトルユゴーの小説「レ・ミゼラブル」のパロディとして、イタリアの脚本家アンドレア・ネスタが書き上げた喜劇。あまりに下品な内容だったため、ただちに上演中止となった。

5.組織の責任者ではなく、実務担当者の段階。

6.イギリスの軍人、海賊。アルマダ海戦に戦功ががあったが、後に海賊化。カナリアの王と呼ばれた。

 その暴君が、まさに暴虐ともいえる行動にでたのがこれ。後の(我々の)たほいや史には「ジムレベルの乱」として永遠に語り継がれることになるであろう。ただ、ハムサンドに比べても、「何となくそんな名前の外国人いるかも……」と思わせるチョイスになっているとは思うので、勝負をかける時にはお題チョイスのセンスも問われるだろうが。なお、暴君がいないのに他の解答がやや壊れているのは、誰もが「代わりに頑張らなきゃ」と思うかららしい。この大喜利精神。

 

Round6・「あらしのとこ」

1.窃盗の常習犯。

2.雨雲を洒落て言った語。

3.ユキノシタ科の多年草。薬用。

4.嵐の吹き込む寝床。

5.狂言。能登の子供たちが金満翁に教わり、「まわりゃんせ」の遊びをすると嵐が起き、漁師が途方に暮れる。

6.狂言。主人の使いのため大嵐の夜に海に出た太郎冠者と次郎冠者が支能登湖(現在の今江潟)に着く。

 どんどん私の狂言率が下がっている(焦り)。

 

Round1・「おいらが」

1.江戸時代の算術家沖田愚江門が平賀源内を罵った語。

2.赤銅色に焼き付けた瓦。

3.茨の群生した土地のこと。

4.妹分の女郎や禿から、その頼みにする遊女を呼ぶ称。

5.アオスジアゲハの異称。羽の鱗粉が太夫の化粧の原料とされたことから。

6.男に生える白髪。

 準レギュラー、平賀源内。

 

Round2・「さんかいめ」

1.遊里で客が同じ遊女に三度目に会うこと。

2.エレベーターガールをののしって言う語。

3.明治から大正にかけて活躍した力士、高風の愛称。張り手三回で相手を押し出す豪快さから。

4.(「仏の顔も三度まで」のことわざから)許し難いこと。非道な行い。

5.太陽を見て膾れた目。

6.天界の乙女。天女。

 ⑤ Sun・膾・目。よくこれを書こうと思うよな。

 

Round3・「あまんたじん」

1.雨の日に田を出て騒ぐ調子者を罵った語。

2.メクラヘビ類のヘビの一種。奄美大島に生息している。

3.児童文学作家。東京生まれ。立教大学卒。娘のきみこも児童文学作家。作「とうふはしろい」。

4.大正の軍人、政治家。日露戦争の時、旅順港封鎖を指揮した。後に海軍大臣。

5.A型インフルエンザ-ウイルスに有効な抗ウイルス剤。商品名、シンメトレル。

6.→タージ・マハル。

 タージマハルは「マハル」の部分が埋葬者の名前らしいです。

 

Round4・「ただのまんじゅう」

1.→源満仲。

2.岐阜県多田野市の銘菓。

3.シクラメンの和名。

4.(無料でも飲まない程まずいことから)よもぎ汁。

5.江戸時代、大坂の五木屋で売られていたまんじゅう。いろは順でいの次がろは(只)であることから。

6.死刑執行を指す隠語。

 汚いまんじゅうだなぁ……。本当に自分の無知を突きつけられるようでつらいです。

 

Round5・「ぬたば」

1.酸味、渋い味。

2.ぬかるみ。泥地。

3.(ヌの字がその中に含まれることから)桑。

4.上質な漁場。

5.塗りタバコを縮めて言う語。ニコジェル。

6.猪、鹿などの大型の獣が泥をあびる場所。狩猟者の間では、そこに山の神がいて、祈ると獣があらわれるとされる。

 検索すれば答えはすぐ分かるんだけど、2文目の内容はどこにも書いてない。広辞苑さん、勝手なことやり過ぎなんじゃないですかね。

 

Final Round・「れちくるざ」

1.ダマスカスの旧称。

2.エジプトの詩人、作家。ナイル沿岸から離れた農も耕もない故郷の不毛さをうたった。作「おお籾よ、パン籾よ」「堆肥長者」。

3.スペイン北西部の町。セルバンテスの生家がある。

4.望遠鏡座。日本では奄美地方でのみ観測できる。

5.南天の星座の一。エリダヌス座の南方にあり、日本からは見えない。

6.オランダ出身の芸人一座。天宝期に長崎・佐世保などで興業を行ったとされる。

 こんな知識を蓄えるチャンスってたほいや以外では無いよなぁ。まぁ、一切役には立たないけども。

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 サカシタヨミちゃんが久しぶりにしゃべったぞ! 第16話。まぁ、ホントに一言だけだったけども……ヒロイン増えると過去の女の子が使い捨てになるのが辛い。まー、全国大会本戦だけ見ると女性参加者って先輩とシアの2人だけな気もするけど。こんなにガンプラが市民権を得ている世界なのに、大会参加者の男女比が偏ってるのって、やっぱり男の方が操縦うまいからなんですかね。

 前回トライファイターズのデビュー戦が終わり、今回はその他諸々のチームの顔見せとなる。こうして無茶なガンプラが大挙して滅茶苦茶やってくれているのを見るのがこのアニメの一番楽しい部分であるので、特に台詞もなしに延々モビルスーツがぶつかっているだけでかなり面白い。スタッフも全力で遊んでいるのが分かるし、好き放題魔改造されながらも一応「ガンプラ」要素を保っていたりすると、「やっぱりガンダムって懐が深いよなぁ」と感心出来るのである。

 そして、そんな懐の深すぎるガンプラ業界の限界にチャレンジする男、サカイミナト。もうね、トライオン3の無茶苦茶さがガンプラの限界を突破している。前回登場した時は「ゾイドかな?」って思ったけど、合体シーケンスだけを見れば古き良きサンライズロボットの系譜に違いない。個人的経験からすると龍神丸とかあの辺のギミックなんだけど、スーパーロボットって全然知らないから、きっともう少し近いイメージモチーフはあるんだろう。合体後のビジュアルは多分勇者シリーズとかその辺のイメージだろうし。まぁ、個人的にはガオキングにしか見えなかったけども。ガンダムの一番大事な象徴である顔の部分が合体前は隠れてて後から出てくるのはどうかと思う。でも、あれがないとZZが元になってるって分かりにくいしなぁ。必殺技はロケットパンチだのブレストファイヤーだのカッターだの、もうサンライズアニメですらないじゃん。いや、多分サンライズロボにも同じことやる機体はいっぱいあるんだろうけど。せめてZZなら額のハイメガ砲使えよ。多分今後の試合でも色々とぶっ飛んだ仕掛けを見せてくれるんだろうな。天大寺学園の今後の活躍に期待である。ただ、回りの人間はやっぱりガンプラ好きなせいか、案外冷静に機体分析してるのよね。「合体する意味ってあるのかしら……」「あるわけないでしょう」というフミナ・ユウマの会話はいちいちもっともであるが、フミナ先輩、あんたそもそも自分の機体で何してたか忘れたんですか。結局、最終的に勝てば官軍なので、勝利したスーパーロボットにも会場からは割れんばかりの拍手が送られるという、温かい世界。メイジン曰く、「ガンプラは自由だ!」。まぁ、あんたはそういうやろな。

 さて、その他にも続々色んなチームが出てくる。まるでガンダム本編を見ているかのようなシリアスな激闘をものにした島根の高校、もうガンプラの機体性能云々では一切の説明がつかない忍術の数々を使いこなす忍者な高校(多分滋賀か三重の学校だろうね)、そして、そんな強敵忍者高校を制して勝ち上がっちゃう我梅学園。あ、我梅って勝ち進むんだ……あそこ特徴ねぇから見てて面白くないと思ってたけども……各種ザクがガンダムをバッタバッタとなぎ倒していくのは見ていて割と気持ちが良い。シールド2枚抱えて思い切り押し潰すシーンとか、ガンダム本編ではなかなか見られない面白い絵面だ。市街戦で数々のトラップを仕掛けて暗躍するのが、三つ子のチーム、新潟代表。ようやく彼らの戦う姿が確認できましたな。どうやら全員が同じ機体のSD機(コマンドガンダムかな?)を使うようで、今大会では唯一の、SDを強くフィーチャーしたチームになっている。これまでSDって言ったら主に女性プレイヤーが使って「可愛い」を売りにしていたものだが、黙々とミッションに明け暮れて表情が変わらないSDってのもなかなか薄気味悪くて良いものである。

 そして大会4日目。「いよいよSEEDチームが出てくるぞ……」→鈴村のチームっていう流れにちょっと笑ってしまった。キラさんもどっかで出てきませんかね。話題のガンプラ学園、サブタイトルからシアが無双するのは分かりきっていたことだが、その相手はなんと、まさかのカリマケイである。カリマぁ! ここでまさかの噛ませ役かよ! あんなに下準備したのに! ネタ枠にも甘んじていたのに! イロモノモビルアーマーまで用意したのに!! うーむ、まぁ最初にそれと分かる「強敵」とぶつけてしまうというのが、新登場キャラの強さを伝えるのには一番良い方法なのは当たり前であるが。アドウなんて最初に我梅をボコボコにしたけど、「いや、そいつら強いの?」って分からなかったもんな。カリマならばここまで(ネタ枠とはいえ)そこそこ活躍したキャラなので、それを単機でボコボコにしてしまうというシアの活躍は、誰の目からみてもチートレベルの強キャラである。1期のアイラちゃんとはまた違って、女性らしい優雅なたたずまいから「プリマ」と称され、舞うように巨大な相手をぶった切っていくモーションはこれまでのガンプラバトルには無かったものだ。性格設定にしても、「ガンプラを壊したくないから投了して」とか割と無茶苦茶いいよる。お前、こないだセカイのマシン強くした時に「相手が弱かったらつまらないでしょう?」とかぬかしてたやんけ。そして、いくらなんでも相手MAの最大武器を余裕のバリアで回避しちゃうのは今後の戦いを考えるとまずすぎる気もするんだけど、このアニメのバトルにおける強さの単位は「こまけぇこたぁいいんだよ!」なので、気にしたら負けだ。

 しかし、カリマさんもここで出番が終わりってのは勿体ないよねぇ。ラストバトルが1期と同じような総力戦になればまた出てくるかもしれないけども。あのMA、ヴェイガンって名前からしてAGEの機体なんでしょ? AGEのメカは権利関係かなんかで出しにくいって1期の時に言われてたし、再登場は難しいのかもしれんなぁ。よし、チェインバーに乗ろう。しかし、AGEは一応見てたはずなんだけど、あんなおどろおどろしいMAなんていたんだっけ。ヴェイガンって元々「正体不明の異星人」だったから何となく機体が薄気味悪いイメージはあったけども。あれをガンプラバトルにぶっ込もうとするカリマのセンスもなかなかのもんである。

 今後の注目ポイントは、やっぱり各々のライバル関係ってことになりますかね。ユウマはアドウよりも前にはっきりとミナトを乗り越えるイベントが必要になった。ご丁寧にミナトの勝利インタビューは見ないで無視してるあたりはさすがのユウマだが、そりゃ久しぶりのお姉ちゃんからの電話なんだからしょうがない。相変わらずよく分からないけど「遠いところ」にいるみたいですね。でも一緒にいるセイはテレビ見ててガンプラバトルのこと知ったんだろ? どこで見てるんだよ。フミナ先輩は改めてシアとのライバル関係をはっきりさせたが、主な理由は「レディカワグチが煽るから」というはた迷惑な要因である(あとセカイを取られたくないっていう意識ね)。謎の女性、レディカワグチ。あの人、何がしたいんだろう。「私の跡を継ぐのは……」って、「レディカワグチ」の名前って欲しいか? メイジンは3代受け継いでるけど、「レディカワグチ」なんて適当な名前名乗ってるのお前だけやん。万一シアが継いじゃって、キジマが4代目メイジンになっちゃったら、「4代目メイジンカワグチだけどキジマ」「2代目レディカワグチだけどやっぱりキジマ」っていう訳の分からない状況になるぞ。もうメイジンキジマでいいじゃん。

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 ライフセクシーがセクシー過ぎて困る、第4話。もう、多分私以外の視聴者もみんな、「シャバダドゥ」って口を揃えて一緒に唱えてるよね。それがセクシー。シャバダドゥ。

 今週は非常に分かりやすい分かりにくさでしたね。いや、なんじゃそら、って話だが、言わんとすることは分かってもらえるのではないかと。視点がこれまでの世界からずれ、作中の言葉で言うなら「レキシ」が語られる、サブエピソードである。いや、サブというと語弊があるか。正確に言うなら、百合ヶ咲るるというキャラクターの成り立ちを描き、現在に繋げるための基盤となる物語である。何が描きたかったかは明白であり、そういう意味で「分かりやすい」。そして、描かれた諸々の事象についても、例えば何度も天丼が繰り返されたり、わざわざ「昔話」の体裁をとったり、意図的に構造が見えやすいように作られている。今回のお話は「るるが何故、今あの学園で銀子と一緒に人間を食べようとしているのかの説明ですよ」ということが非常に分かりやすい起承転結でもってまとまっているのだ。その部分にほころびがないのはありがたい話ですね。まぁ、もちろん「起」「承」「転」「結」でもって何が言いたいのかは相変わらず分からないわけですが。大丈夫、熊は分かってるっぽいから。

 「起」。まずは「熊の国」の時点で驚きである。毎回冒頭の説明では「クマリアが降り注いだために熊が一斉決起して人を襲い始めたんだよ」という説明だったのに、いきなりの「熊の国」。いや、聞いてない、そんなファンシーな独立国家の話は聞いてない。しかも「レキシ」の中でクマリアの落下シーンが描かれているってことは、あの国はクマリア落下時点で存在していたってことに。確実にねじまがっとる。熊形態と人間形態は「ユリ承認」で遷移する要素なのかと思いきや、るる姫たちは最初から人間形態。おかしなのは今回初めて熊形態を披露した裁判官たちくらいのものであるが、やつらは「レキシ」外部世界にいたであろうからあの国の実情とは関係なさそうだし。

 「承」、るる姫とみるん王子の出会い。非常に分かりやすい「次の子が生まれちゃったら寵愛が無くなって嫌がる兄姉」現象であるが、るる姫の「デザイア」は生半可なものじゃない。ひたすら懐いてくるみるん王子に「約束のキス」の無茶振りをし、更に明らかな敵意を見せる。それに対し、みるんは不死身の存在感を示すと共に、眩しいほどの無償の愛で返す。この行程は繰り返され、るるとみるんの関係性は「忌むもの」と「望むもの」ですっかり定着する。しかし、「望むもの」「与えるもの」の不死性は途絶えず、どんどんエスカレートしていくるるの非道な行為は、みるんの「望み」を打ち消す役を一切為さない。

 「転」、みるん王子の突然の死。そこにはるるの悪意が介在しておらず、むしろ「るるにハチミツを届けるんだ」というみるんの愛情が影を落としている。「悪意、敵意では決して死ななかったモノ」が、「自らの愛」によっていとも簡単にコロリと死んでしまう。悪意の矛先を失ったるるは虚脱感に襲われ、防衛を固めて殻に籠もる。最終的にはみるんの幻影を夢に見るまでに。そして、そこに再び現れたハチミツの持ち主が銀子。彼女はそれが「約束のキス」だと知っていたのかどうなのか。まだ描かれる時ではないからだろう、銀子の意志は定かではないが、るるが「忌むべき」ものだったはずのそのハチミツは、いつの間にか「望まれる」ものとなっていた。「好き」を探して自らの道を進む銀子に、るるは己の喪失を重ね、事実を突きつけてくれたことに感謝している。

 「結」、銀子はペンダントが示す「人間の世界」へと旅をする。そして、新たな拠り所として「銀子の好き」を見いだしたいと思ったるるは、自らの「キス」を諦め、銀子の「好き」を探すために同行を申し出た。銀子は自分に「本当の好き」の在処を教えてくれた。今度はその銀子の好きを見つけてあげることが、彼女なりの恩返しになるのだ。それが出来れば、再びみるんと会える気がするのだ。たとえそれが、断絶の壁を隔てた人間の世界にあろうとも。

 ほら、分かりやすい。そして、何が起こっているかを現実に照らし合わせるとやっぱり整合性は無い。今回のお話は「レキシ」であると先んじて言われており、それは「カイソウ」ではないという点に注意が必要だ。わざわざ寓話の形を取っているのだから、あのヘンテコトリオの一角であるライフセクシーがどこまで真面目に昔語りをしているかは眉唾であろう。いや、多分「嘘」ではないんだ。ただ、「熊の王国」や「ハチミツ」「弟」「死」などの要素が、どこまで「そのまま」かが怪しいというだけ。現時点においては、それらの要素は全て「るるが銀子に付き従う動機」であると受け止めて問題無いと思う。彼女は自分のエゴでもって、悪意を向けてしまったが故に失ってしまった「本当の好き」がある。それが本当に「悪意」による喪失であれば償いようもあるだろうが、奇妙な運命の悪戯のせいで、自分に責任を負わせることも難しい状態だ。償うならば誰に? 取り返すなら何を? 手に入れるならどうやって? それが分からないところに、一筋の光明を与えてくれたのがおそらく銀子なのだ。彼女は、まだ先も知れない「好き」を諦めていない。最後まで手にすることの無かった実存、「約束のキス」は、るるにはもう得られないものだし、犠牲にしてしまったものだが、その先に残った「本当の好き」だけは諦めないのだ。それはおそらくみるん王子ではなく、銀子との関係性に見出せるものなのだろう。これこそが、オープニング映像の左サイドで描かれた「るると銀子のユリ」に違いない。

 いくつか気になるファクターを個別にピックアップして見ておこう。まず「星」のモチーフ。上述の通り、惑星クマリアを巡るあれこれが、これまでのエピソードと今回の寓話では大きく隔たっている。シンプルに考えるならば、熊側から見れば元々「国」は存在しており、クマリアの落下を契機にして、熊たちの中に人間と積極的に交渉を持とうとする者たちが現れたため、人間側からは「熊たちの一斉蜂起」に見えたのかもしれない。つまり、「クマリアが熊を覚醒させた」のではなく、「クマリアによって熊に変化が生じ、人間にも熊の意志が見えやすくなった」というのがそれっぽい答え。そして、もう1つ「星」といえばみるんとるるの会話で「本当の好きはお星様になる」という台詞が登場する。「本当の好き」が天に昇って星になるならば、落下することで地球に多大な影響を及ぼした「クマリア」という惑星も、ひょっとしたら「誰かの好き」だったのではないか。その証拠に、クマリアが落ちたことで起こった変化は、「みるんの誕生」であった。クマリアが地上に落ち、そこには「好き」の化身であるみるんが生まれ、るるの人生をかき回した。「不死身の弟」の正体は、ひょっとしたら「誰かがるるに向けた本当の好き」だったのかもしれない。

 るるとみるんの関係を探る際にもう1つ気になるファクターは「蜂」のモチーフ。今回度々登場した怒れるミツバチだが、これは単純に「るるの敵意」であると見ることが出来る。針を向けられたのは主にライフセクシーたちであるが、みるんを毛嫌いするときにもこの蜂は出てきている。しかし、この蜂が旋回して守護していたのは何もるるばかりではない。序盤の屋上での会話の時点で(つまりるるがみるんに明らかな敵意をむき出しにしていた時点で)、既に蜂はみるんとるるをひとまとめにして取り囲んで飛び回っている。これはみるんがはじめからるるの「内部」に位置していることの表れではなかろうか。そして、そんな「蜂の内側」に入った人物がもう1人。出会ったばかりの銀子である。彼女はるるから一切敵意(蜂の針)を向けられることなく、最初からその「内側」にいた。銀子の頭にはみるんのものと似た王冠がのっており、彼女が「本当の好き」の化身たるみるんと共通する要素を持っていることが強調されている。なるほど、るるが追いかけたくなる気持ちも理解出来るというものだ。

 みるんの要素を内包する銀子について、るるは「彼女は私に似ている」ともいっており、この3者の関係は非常に肉薄している。そして、そんな銀子が手にしたネックレスは、紅羽の母親に繋がる。断絶の壁を越えた「好き」のつながりは一体どうなっているのか。まー、ハチミツぶん投げたら星になるような世界なので、その壁に物理的な障壁の意味はあんまり無い気もするけどさ。

 最後に蛇足だけどやっぱり書かざるを得ないことが1つ。やはり釘宮理恵というのはすごい声優だ。いわゆるくぎゅボイスなんてものも10年以上聞き続けていたら慣れもするし飽きもするはずなのに、今回のみるんの演技は、他の声優の「子供役」では実現し得ない、完全無欠のお仕事であった。くぎゅ元気でショタがいい、とはよく言ったものである(主に俺が)。

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 エンディングのせいで中身全部忘れたわ! 第27話。今までエンディングがなかった回は何回かあったけど、特殊EDって初めてのことだよなぁ。なんであの兄弟はそんな特別待遇なんだ?!

 一応過去にもボインゴは特別待遇を受けており、かつて、「トト神の本」は実際に書籍として発売されたことがある。わたしゃそれをうっかり買ってしまってね。まぁ、250円くらいだったから別にいいんだが、中身を開くと、ほぼ原作中の「トト神の漫画」がそのままコピーされており、あげくメモ帳なみの薄さなのに、後半ページは「まだ見えていない未来」ということでマジ白紙になり、本当にメモ帳にしか使えないという恐ろしいコレクターズアイテムであった。今になって思うけど、よくあんな本発売したもんだな。

 さておき、そんな屈指のネタキャラであるオインゴボインゴブラザーズ。冷静に考えれば(オインゴはさておき)ボインゴは非常に恐ろしい能力の持ち主であり、普通のバトル漫画だったら「予知能力」なんてのは相当な強キャラにあてがわれるものである。実際、今回のエピソードでも承太郎たち一行は本来なら為す術なくやられているはずであり、ネタ回になったのは純粋に「運が良かったから」。まぁ、このエピソードを通して「ジョースターの血統ってのはとにかく正義のために勝つ役回りを与えられている」という、圧倒的な「運命」を描くことが目的であったのだろうが、まー、そうは見えないわな。……いや、実際どうだろう。荒木先生のことだから、ホントにこういうギャグがやりたかっただけかな……。「予知能力なんて大したことないで」というのをケロッと描いてしまうあたり、荒木先生の図太さは大したもんだ。まぁ、結局この後で彼自身がトト神の予言に敗北することになるのだが……(原作知ってる人なら「くすぐりーのの件」といえば分かるはず)。

 単にドタバタギャグとして楽しめば良い今回のお話だが、改めてアニメになってその筋を追ってみると、やっぱり色々とでたらめなところが多くて笑ってしまう。原作でも気付きにくかったポイントの1つに、「冒頭のカフェのくだりのポルナレフの態度」が上げられるだろう。一度は席を立って店を移ろうとしたが、向かいの店が火事になって腰を落ち着けるくだり、どう見てもポルナレフが捨てたタバコが原因である。ご丁寧に捨てたタバコの脇に紙くずが描かれているのだからそれは間違いないだろう。問題は、その事実にポルナレフが気付いたかどうか。「悪い奴がいるもんだねぇ」という台詞は原作でもつぶやいているものなので、アニメの描写でもどうやらポルナレフは自分のしでかしたことに気付いていない。ただ、原作の絵では(今手元に無いのでうろ覚えだが)確か「誰かがたばこを捨てやがったんだ!」と叫んでいるコマでポルナレフが冷や汗流してたはずなんだ。てっきりあのコマでポルナレフが「やっちまった」と思っている描写だと思っていたのだが、アニメではそういう処理になってなかった。まぁ、確かに自分のやったことに気付いているならその後の「悪い奴がいるもんだねぇ」という台詞と噛み合わないんだけど。原作でもそこがちょっと不思議だったんだよね。ポルナレフがすっとぼけてるだけなら、こんな極悪人はいねぇぞ。放火は重罪です。

 そして、毒殺に続く第2の作戦である「爆弾仕掛けのオレンジ」。まず、「あの爆弾はどこで手に入れたんだよ」っていうのが原作当時からの突っ込みどころで、オインゴはあのサイズで充分過ぎる殺傷力を持つ爆弾を作ることが出来る能力を持ってるんだよな。危険物取り扱いの免許とかも持ってるのか、それともエジプト人の間では爆弾作りくらい中学生レベルで習ったりするのか。昨今のエジプト情勢を考えれば知っててもおかしくはないけどな。その高性能爆弾をオレンジに加工する技術も見事なのだが、彼の最大の欠点は、結局能力が全然活かせなかったことなんだよな。まー、スタンド能力としてはすげぇ地味だし、偽物の疑いがかかった時点でアウトなんだからスタンド使いどうしの戦いではほとんど意味が無いんだけど(ポルナレフはやらなかったが、偽物の疑いがかかった時点でスタープラチナが出せるかどうかを確認すればあっという間にバレる。なお、偽物を作るスタンドについては、この数年後にサーフェスというなかなかの秀作が現れることになる)。

 車の中のシーンは、ポルナレフの空気の読めなさが最大の見どころ。コイツ、やっぱり命懸けの旅に連れていくべき人間じゃねぇよな。仲間2人死にかけてるのに一切の緊張感がない。しかも捨てられてて犬が拾ってきたオレンジを見て「花京院たちにいい土産になるかもな」とかいってる。最低だ。そのオレンジを車外に平気でポイ捨てするあたりもモラルがなってない(それにしてもあのオレンジ、どういう軌跡でオインゴのとこまで飛んでいったんだろう。位置関係がさっぱりわからん)。まぁ、ポルナレフは来週一応格好いいところ見せてくれるから多少はリカバリー出来るかもしれん。そして、そんなポルナレフも問題だが、冷静に考えると旅の道中で「俺、タバコ5本であの技出来るんだぜ! しかもジュースまで飲める。ドヤァ!」とかやってた承太郎も問題だ。いや、いつやってたんだ。そんな呑気に遊んでたんかおまえら。承太郎が自分からドヤ顔で見せに行く様子がなかなか想像出来ないが……。いつ頃かなぁ、パキスタンあたりでやってたのかなぁ。「なんて変な隠し芸持ってやがんだぁ?!」っていうオインゴの突っ込み。もっともだと思います。こっそり自宅で練習していた承太郎少年とか想像すると微笑ましいけど、未成年だな、あいつ。今回はオインゴが成人してるからタバコ規制かからなくてすんだのね。スタンドってベンリダナー。

 あと、今更になって思ったことだが、トト神のスタンド能力って「自分に望ましい未来を見せるもの」なのかしら。単に「ランダムに未来を見せる」だけでは今回みたいに「特定対象を殺す方法」なんて探ることは出来ないわけで、ある程度はボインゴの意志によって予言の方向性を指定出来るものだと思われるのだが、例えば「オレンジを剥いてオインゴが負ける」という不変の未来を映し出してしまった時点で、あんまり「有利な予言」じゃないんだよね。今回のオインゴだって予言書のせいで負けたわけだし。どういう風に予言の取捨選択が行われているのか、不思議なもんだ。まー、エンディングの歌詞で何度も繰り返してきた通りに「これまでずっとそうしてきた」わけで、単にジョースター御一行のスタンドエネルギーがトト神を上回ったんです、っていう謎理論でいいのかもしれない。もしトト神が万能だったらDIOを殺すことだって容易なわけで、2人がそれをせずにDIOに従ったってことは、多分予言が通用する相手にも上限があるんだろうさ。でもなぁ、イギーにも通用しないからなぁ……。

 お疲れ保村。

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 公式が病気過ぎる、第16話。この作品のギャグってのは、作中人物も制作側も真剣に作るからこそ面白いのであって、完全にギャグのためのギャグにすると滑りまくるよな。そして、滑ることまで込みでこの作品のネタなんだよな。

 AパートとBパートのあまりの温度差に結露が止まらない今日この頃。それにしてもAパート酷すぎねぇか? 前回のなんちゃって茶室いじりが予測出来ていたかのようななんちゃって和食に加え、更に「サラマンディーネ様は才媛でいらっしゃるから、過去の歴史なんかもほいほい再現出来ちまうのさ」ってんで、旧地球の旧文化がザクザク復元されているという。いやぁ、復元するのは別にいいとして……なんでよりによってスポーツ・レジャー施設限定であんなに精密に再現するのさ。「多分このテニスっていうスポーツは器具を使って1つの球を打ち合って……」とかいうのを研究する史学は理解出来るけど、なんでラウンドワンみたいな施設を全部復元する必要があるんですかね……。そこ、どんだけ機能を復旧させても、遊びに来る人がいないんじゃ赤字じゃん。あれだけ世界の敵と戦ってる風な姫様だったのに、学問は全部娯楽か。しかもテニスやらゴルフやら野球やら、なんで面倒臭そうなところばっかり実技で身につけてるんだよ。簡単だからサッカーやれサッカー。もしくは、UFOキャッチャーまで再現したならプレステとか作って遊べ。色々無駄過ぎるわ。……あれ? 史跡の復旧がサラの仕業とすると、前回泊まってたラブホもひょっとして? ……まぁ、朝の交尾が日常化してるくらいの世界ですからね……おぅ、あくしろよ。お続けになれよ。

 本編の作画の時点で既にアウトの回が続いてグダグダだというのに、謎のレジャーシーンでは無闇に気合いを入れてパロディに走るスタッフの謎ジャッジ。いや、僕らが見たいのはそういうのじゃないんですけど。あれ? そういうのでいいのか? もう分かんなくなってきた。俺はこのアニメに何を求めているんだろう。えーとね、相変わらずサラの衣装のエロさはいいよね。水着の尻尾をどうやって通すのかってのは、この手のデザインの永遠の謎だよね。本当はアンジュの衣装だって信じられないくらいエロい状態のはずなのだが、アンジュには何故か興味が起こらない。っつうか、あのスーツ、かれこれ数日間はずっと着っぱなしだと思うし、すごく通気性の悪そうな素材に見えるので、とてもとても……ねぇ。未来の技術は洗濯なんていらんかったんや! という可能性も一瞬脳裏をよぎるが、ヒルダとのやりとりで全否定だし。結論、姫様臭い。

 そして一転シリアスなBパート。シリアスはシリアスなんだけど、何が起こってるかよくわからねぇっていう。エンブリヲさんの攻撃だってことははっきりしており、なおかつ「エンブリヲは時間と空間を自由に操ることが出来るんだ!」なんて身も蓋もない解説がありましたが、いや、だからってよくわからねぇよ。新地球の方の施設が転移してきてる? 新地球と旧地球のマテリアルを入れ替えて攻撃してるのかな? 向こうの様子が見えてこないからさっぱり分からん。そもそも、そんな全知全能の能力があるなら、面倒なことしないでさっさと大巫女を含めたこちらの首脳陣を皆殺しにしてしまえばいいだけなのに。何を遊んでるんだあのおっさん。ただ、おかげでアンジュたちは「ほどよいピンチ」に陥り、不幸にも災禍に巻き込まれたヴィヴィアン親子が大ピンチ。単にその辺の住民のピンチだったら、サラに任せてアンジュはケツをまくっても良かったのだが、流石にヴィヴィアンが関係してると逃げるわけにもいかない。どうにも手が無いとお嘆きのサラさんに、「あのハイメガ砲を使えばいい」と提案。「出力が強すぎるんやで」と漏らすサラに、「カウンターしてやっから」と安請け合い。たまたま1回出来ただけのアクシデントを易々と再現出来ると考える時点でお花畑だ。初見の「なんか時空を書き換える竜巻」がそんな物理攻撃で消えるかどうかも分からんしなぁ。もう、ディティールがどんどんどうでも良くなっていく。まー、ヴィヴィアンとお母さんさんが助かったから良しとするか。

 しかしなー、最近全然アルゼナルの面々が出てきてくれないから寂しいぞ。サリアさん、隠してるつもりでもヴィヴィアンはあんたの趣味のこと大体知ってたぞ。「秘密の本を引き出しから出してねー」って、お母さんが聞いたら完全に誤解するやんけ。いや、真実とどちらが残酷なのかは微妙だけど。その他にも、安否が未だ確認されていないエルシャ・クリスや、「下半身デブ」という断末魔を叫びながら落ちていったサリアさんなど、しばらく放置されっぱなしのキャラが多すぎる。早くなんとかしてくれ。一応ゆかなボイスの副官さんだけは元気なのが確認できたけどね。やっぱりあの人、旧地球側の人間で間違いなかったのか。それならもっとうまいやり方があった気もするんだけど……多分お兄ちゃんとの火遊びが楽しくてそっちが本業になってしまったんだろう。朝の交尾、昼の交尾、夜の交尾(ママさんプレイつき)。

 今回一応アンジュがサラとの友情を深めてそれなりに戦うモチベーションを高めたみたいなんだけど、今後圧倒的な力を持つエンブリヲさんと戦う選択肢ってあるんだろうか。アンジュからしたら、元の世界に帰れればそれでいいんだよな。「歪んだ世界でも、それで満足してる人がいるならそれでいいじゃない」っていうアンジュの発言、実はかなりの正論。少数のノーマを虐待することで最大多数の人間が幸せになるエンブリヲの世界は、別におかしな世界ではないよね。むしろここでサラたち旧地球陣営を全滅させておけば、もうノーマがドラゴンと無理矢理戦闘しなくても済むだろうし(アウラのエネルギー供給くらい、ドラゴンの養殖場とか作ってなんとかなるだろ)。エンブリヲさんがよほど悪辣な無茶をしないと、決定的な「正義の御旗」が手に入らない気がするよ。まぁ、今更アンジュに「正義」なんて必要ないけどな。「性戯」なら必要かもしれない(上手いこと言った)。

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「ハピネスチャージプリキュア!」 5→4

 今年も1年、無事に終わりましたね。ひとまずお疲れ様でした。私もこうしてプリキュアを1年間見続けられることは変わらずに……というわけでもないんだ。ちょっとだけ変わった。回りに、「あからさまに熱心なプリキュア視聴者」がいることが分かったのだ。成人式を終えた大の大人が、集まるたびに熱心にプリキュアについて議論しているという世も末な場面を、やたらと見ることになった。正直いうと横目でながら見することの多い私は、「嗚呼、ここまでプリキュアに本気になっていなかったのだなぁ」と反省……はしないけど、もう少し正面から向き合って真面目に視聴していれば、プリキュアシリーズからはもっともっと得るものがあるのかもしれないなぁ、と少し考えた次第である。

 でもまぁ、今作はやっぱり「ながら見」の対象だったんだよなぁ。結局最初から最後まで、あまりのめり込むタイミングが無かったんだ。去年の「ドキプリ」はレジーナ・亜久里の加入あたりからクライマックスへ向けて充分盛り上がっていたし、その前年の「スマプリ」は中盤のクライマックスが無条件で盛り上がった。今作も、おそらく三幹部戦からクイーンミラージュ改心までの流れあたりが一番の盛り上がりだったのだろうが、どうしても個々のキャラクターの心情に入り込みづらくてね……最終戦のレッドも(動画は相変わらずのものであったが)いまいち釈然としないまま進んでしまった印象が強くて。

 今作のテーマの1つに、「恋愛」が大きく取り上げられている。事前に恋愛禁止を謳って牽制するなど、様々な方向から「男女の恋仲」を取り上げた今作は、幼女向けの「愛情物語」としてはそれなりに機能していたものなのだろう。ブルーとめぐみ、誠司とめぐみ、そしてひめとの関係性に、ブルーとミラージュの間柄まで、色々と本気で愛憎劇が描かれており、恋に恋する小さな女の子の好奇心を刺激するには充分なものだったのだろう。ただ、やっぱり大きなお友達が見るにはどうにも不条理なものである。世のプリキュアファンの憎しみを一身に請け負っていたのはブルーであるようだが、確かに奴の振るまいはどこか軽薄なようにも見えるし、「最初からお前が全部説明しとけば良かっただけなんちゃうんか」と思えるような、なんとも半端な立ち位置。そこにめぐみが惚れるには何かが足りないし、ミラージュとの関係、レッドとの関係も全部「やっぱお前が悪いんちゃうんか」という疑念がいちいちひっかかる。恋愛がそれぞれのキャラクターの行動原理として機能していれば見やすくなった上でドラマに幅が出来るのだが、今作の場合、ブルーを中心とした構図があまり綺麗にまとまらず、結果的に回りのキャラにまでとばっちりが及んだ形になったのではなかろうか。

 また、最終戦ではとにかくラブリーが単体で戦うことになってしまったクライマックスの構成が勿体なかった気もする。「恋愛」がテーマとなると、最終的にはそうした思慕を持った人間が一人で頑張る展開にならざるを得ず、ゆうこやいおなにはなかなか出番を与えにくい。ひめに至っては、途中で無理矢理恋愛沙汰にも乱入してきたものだが、結局最初に与えられたキャラが足を引っ張り、真面目に恋愛をさせてもらえなかった。そうなると、最終的にめぐみ一人に全てを任せるしかないのである。去年の「ドキプリ」におけるマナも「最強の単体プリキュア」ではあったが、あちらは仲間の信頼を一身に集めたチート兵器であり、めぐみのような「最終的に自分の目的だけが残った」ヒロインとは違うのである。せめてひめだけでも最後まで物語に絡めるようになっていれば印象も違ってきたのだろうが……。

 やりたかったコンセプトは分かるのだが、1年間の大きな流れを考えると、ちょっと処理を誤ったんじゃないかな、というのが最終的な感想である。個人的に、せっかくの長峯作品なのにギャグメイカーとしてのひめが途中からあまり機能せず、むしろゆうゆうとかいおなあたりの天然の方に萌え成分を全部持っていかれていたのが気になったんだよなぁ。最初から最後まで一貫してチームを引っ張り続けたえりかとはだいぶ存在感が違うからなぁ。個人的には、「何故プリキュアの黄色ってのは不人気っぽく見えるのに結果的にここまで強大なキャラになるのだ」と戦慄しっぱなしのゆうゆう推し。最初は「なんやねんこの食欲の化け物は」と思っていたものだが、気付けば彼女の使うご飯殺法が一番の楽しみになっていた。やっぱり飯を美味そうに食う女の子は正義やね。何が起こっても少しも動じない器の大きさも大したもの。そんなゆうゆうにすっかりお株を奪われてしまったが、一人で悲劇を抱え込んでいる風だったいおなさんも決して悪いキャラじゃない。キュアテンダーも最後にきっちり活躍してくれてたし、氷川家のキャラは割と恵まれていた気もする。一番好きなキャラは誰かと聞かれたら……うん、やっぱりオレスキーさんですかね。

 「恋愛テーマ」とか「世界中にプリキュアだらけ」とか、色々といじれそうな要素が多かった本作だが、なかなかそれをまとめきるのは難しいね。まぁ、我々おっさんどもが何を思おうが、本当のお客さんである幼女が満足してくれればそれでいいんだけど。幼女目線だと「突然歌い始めるイノセントフォーム」って憧れるものなのだろうか。やっぱりあれ、どう考えても流れをぶった切るノイズだったような気がするのだが……。あ、フォーエバーラブリーのデザインは好きです。やっぱりプリキュアはバトルを優先してほしいから、イノセントよりも戦いやすいデザインを優先したいよなぁ。

 結論・やっぱり大体ブルーのせい。

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 本物の握手をすればてのひらにタコが出来るもんなんだよ! 第16話。なお、ソースはキン肉マンの模様。友情のシェイクハンド!

 前回シャチョウが不満げにしていた内容がそのまま1話分のシナリオになったお話、それが「安請け合いで握手するアイドルってどうなの?」問題である。まぁ、どことは言わないけど、握手することでCD売ってるどこぞの大軍アイドルとかにも関係してくる問題よね。ただ、「ファン心理」というものを考えた時に、意外にこれが難しい問題でもあるのです。

 シャチョウ側の意見は、「待ち構えてする握手って嬉しいですかね?」というもの。確かに、手頃なスキンシップである握手という手段は、憧れのアイドルとの接触が図れるので嬉しくないわけがない。ただ、それが毎回となると単純に希少価値が薄れてくるし、それを目当てで来る客でライブ会場が埋まってもなんだかなぁ、という話である。「パフォーマンスでお返しをするべき」というのはアイドルの理念としては至極正しいものであり、握手が恩返しだとするなら、その先に求められるのは更なる接触になってしまう。それってホストクラブと一緒なわけで、1対1ではなくてたくさんのファンを楽しませなきゃいけないアイドルという存在には必要ない方向性なのではないかと。シャチョウの言うことはいちいちもっともである。

 ただ、「握手会でファンが喜ぶ」というのも事実なわけで。颯以外のメンバーたちも楽しんでやっていたし、ファンとの距離がダイレクトに近づくイベントであり、反応が直接返ってくるのも達成感があるので良い部分だろう。それでステージパフォーマンスへのモチベーションがあがるのなら、決して悪いことではない。ただ、もちろんそれだけに終始してしまっても困るし、このままファンが増え続けるのなら、直接的なコミュニケーションにも限界があるだろう。「現時点での暫定的活動」としての握手会ならば価値はあるが、そこにアイドルの目標を打ち立ててしまうのは危険であると、そういうことなのではなかろうか。

 そして、そんな面倒な問題に直面し、更に面倒くささをこじれさせるのが、未だにスタンスの定まっていないことでお馴染みの颯だったわけだ。「握手されても、相手の目的がわからねぇから対処に困る」という素人根性の抜けない颯。ただ、彼の言うことにも一理あって、ファンの目的はどうあれ、それを受け入れる体勢が本人に出来ていないのであれば、そこに達成感はないだろう。そんな颯の様子を見て、シャチョウは「とりあえずアイドルにとっての握手とはなんぞや」を見定めるために、ヘンテコイベントを開催するのである。このイベント、実際に開催したらどれくらいの暴動になるんだろうな。少ハリの場合、毎週のイベントで会場が埋まるくらいになってきているので、イベント参加者は数百といったところだろうか。熱心なファンからすればメンバーがどの辺にいるかってのはおよそ予想も出来るだろうし、今のご時世ならネットで位置情報の拡散も早い。数百のファンのうち半分が握手を求めてきたとするなら、大体1人あたり50100人くらいは相手にしないと駄目な気がする。……町中でやるのはちょっと怖いな。まー、少ハリくらいのレベルならばそこまでひどい事態にならずにすんだが。ちなみに具体的な被害としては、「キラと生馬の関係性が妙なことに」と、「春の財布にダメージ」の2点である。「外でもアイドルやる」のって確かに大変そうだよなぁ。まぁ、キラは本当にそのへん割り切ってるからいいんだろうけど。春は改めて自分がどう見られているのかを認識する良い機会になったかもね。

 そして、久しぶりに主役っぽい働きをしてくれた颯は、今回のことで「自分の目指すべきもの」が幾らか見えてきたようだ。相変わらず「進路きまらねぇなぁ、俺、何したいのかなぁ」とぶらぶらしているモラトリアム気質であるが、握手のおかげで少しは自覚も出てきたみたい。相当訓練された精鋭のファンだったようなので、ものすげぇはっきりアドバイスくれた彼女に感謝しないとね。あとは、なんか不可解な認識を持つおかんを説得するだけやな。「塾や習い事と同じ感覚でアイドル」って、すげぇ家だな。

 ちなみに「〜」の名称は「波形」、読みとしては「なみせん」「カラ」などでいいそうです。「にょろ」も分からんではないが。

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