最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「黒執事 Book of Circus」 5 こちらはなんと前期の放送が2010年、もう4年前だ。ファーストシーズンに至っては2008年だそうな。時間の残酷さを痛感する。 ぶっちゃけ、このシリーズはあまり相性が良くない。別に嫌いとか好きとかでなく、何となく見ていると途中で興味が失われてフェードアウトしてしまうのだ。多分、スケジュールの関係とかだったんだろうなぁ。1期2クールをあまり真面目に見られなかったものだから、その後にあった2期目も結果きちんと見ることが出来なかった。まー、大体「鋼の錬金術師」と同じくらいの立ち位置である。改めて観ると、割と面白そうなのにね。以前は今よりも女性向け作品への心理的ハードルが高かったのよねぇ。今期はどれくらいの尺なのか分からんけども、今度こそちゃんと観られたらいいなぁ。 蓄積があまりないので、視聴中も「何となく懐かしい気がする」というくらいのテンション。久しぶりの新作ということで1話目はテンプレートを思い出すための入門編。そうそう、こんなんだった。一応スタッフは毎シーズンいれかわっており、特に今回は2期からは随分はっきりと区切りがついたので製作スタジオがA−1であること以外は総取っ替えみたいな陣容になっているが、正直、前までがどんなんだったか覚えてないので取り立てて違和感は無い。しいていうなら「シエルってこんなに声低かったっけ」って思ったくらい。最初に聞いた時は真綾の少年声に違和感を覚えたものだが、今はすっかり慣れてしまったなぁ。 そしてせっかくなので、この時代に「黒執事」が帰ってきたことを祝して今しか出来ない楽しみ方が1つ。「全部、セバスチャンの台詞を承太郎だと思って聞く」というよく分からない楽しみ方をオススメしよう。いや、ごめん、オススメはしないけど。セバスチャンが「やれやれ」っていったところで吹いた。シャンパングラスのくだりも、全部スタープラチナの仕業。6年前はセバスチャンと同じ声で承太郎がオラオラ言ってるなんて誰も想像しなかっただろうなぁ。やっぱり小野D有能だわ。 PR ○「アルドノア・ゼロ」 6 たまご1パック98円は魅力やな! 多分あの姉弟は毎朝きっかり2人分の卵を消費しているに違いないもの、大切だわ。 全然関係無いところから入ってみたけど、とりあえず今期2本目のロボット。配点はスタッフへの期待票も込みだが、1話目での評価ポイントとしては、何よりも「分かりやすい」という部分がある。どうしてもロボものの1話目なんてのは同じ展開になってしまうもので、「これこれこういう理由で戦争してます、こんな感じで主人公がロボに乗ります」というのを説明するのが手一杯。実際「アルジェヴォルン」は本当にそれ以外に何一つ無かった。まー、それでもいいのだが、あまりに同じ展開が重なり過ぎると、どんどん印象が薄れてくるのよね。今作の場合、やっぱり作中の学生達が不自然に世界情勢を全部説明してくれたり、軍人さんがお国批判と見せかけて戦況や過去の実績を語ってくれたり、どうしても説明臭くなる部分は多いのだが、「ロボットもの1話目なのに特にロボが活躍しねぇ」というのは潔いと思った。どうしても「とにかくセールスポイントであるロボを1話目で見せて興味を引かなきゃ!」という凝り固まった構成ばかりが先んじてしまうものだが、それを避けて、「戦いに至るまでの筋立て」からきちんと入ってくれたのは好感が持てる。戦争になる理由もすげぇシンプルだし(ありきたりとも言うが)、「火星騎士37人」っていう訳の分からんセッティングも、アニメとして見る分には理解しやすそうで助かる。これ、ここから主人公がどうやってロボに搭乗することになるのかがわからねぇな。スーパーで98円で売ってるのかな。 MBSが力を入れて宣伝してたし、先週は特番まで放映していたことからも分かる通りに、製作スタッフはかなりの陣容。何よりもまず監督にあおきえいがクレジットされているのは楽しみな部分である。正直、これまでの作風や得意分野からすると「ロボもの」というのは上手く行くかどうかが全く未知数ではあるのだが、1話目の方向性を見る限り、きちんと自分のホームグラウンドで戦おうとしているようには見える。映像の力に流され、利点をまったく活かすことが出来なかった「ヴァルヴレイヴ」みたいな悲劇は起こらないことを信じている。脚本原案が虚淵なのは単純にプラスの印象。正直なところ、虚淵脚本ってまどマギ・PSYCHO-PASS・ガルガンティアしかしらないので、この3つを並べられたら「良い脚本家」っていう印象しかないからね。シリーズ構成は高山カツヒコで、あおき+高山と来れば「喰霊」のコンビである。そりゃ期待するなっていう方が嘘だ。また、あおきえいとのつながりなのか、「放浪息子」の志村貴子がキャラクター原案を担当しているというのも異色の組み合わせ。「ロボものであのデザインはどうやねん」と心配だったのだが、1話目を見た感じでは予想以上に馴染んでいる。ちゃんと女の子が可愛くなるなら万事OKですわ。ただ、お姫様はあんまりパッとしないんだけどね(お付きの幼女が可愛い)。まぁ、どうせ死んだから(棒)。流石に爆破シーンの構図が露骨に不自然過ぎるのはどうかと思うよ。 中の人は、メイン2人が花江・小野(賢)。小野賢章って意外とアツいタイプの役が増えてきてるんだよなぁ。あとは速水奨・大川透・中井和哉・鳥海浩輔とならんだ無闇に格好いいおっさんたちも要注目。今作はどっちかっていうとこのおっさん連中のあれこれが暑苦しくて楽しそう。そっちの方が戦争ものとしては出来がいいよな。メインヒロインの雨宮天については現時点では保留かな。今後どんだけ出番あるか分からんし。多分天ちゃんはもっと高い音域の方が安定する気がするんだけどな。藤宮さんはキャラ補正もあって最高だったけど、発声だけだとハズキの方が活き活きしてた気がするから。 そして、主人公イナホのおねーちゃんね。もう、それが言いたかっただけね。今期ロボものは司令官役でコンプリート。ちょっと前まで播種船シドニアでも司令官やってました。ペルソナのマーガレットさんもいるので、今期は当たりだぜ! ○「Persona4 the Golden ANIMATION」 5 ゴールデンっつってるのに放送は深夜なんだな。いや、ゴールデンタイムのアニメなんて今のご時世ほとんどないけども。 何が衝撃って、前作「P4」の放送は2011年で3年前ってことである。もうそんなに経ってたっけ?? 3年前ってワタシナニシテタカシラ……。まぁ、アニメ見てたのは間違いないけども。 さて、相変わらずこういうゲームジャンルには疎いのでさっぱりなのだが、このアニメは一体何なんだろう。「P4」は最初から最後までアニメ化してしまってるわけで、それに3年の時を経て何かを追加する道理も無い。だからといって違うペルソナシリーズが始まるかと思ったらそうでもなくて、見たことのあるキャラで見たことのあるお話が始まった。軽く確認すると、これっていわゆる追加版ディスクのお話なの? ダンガンロンパに対するRELORDみたいなものなのね? だとすると、基本線としては「同じ話をもう一回やる」ってことになってしまうわけなのだが、それってアニメとして大丈夫なのか……と思ったら、割と1話目から違っていて安心。いや、確かに基本線は同じはずなのだが、「分かってる部分はさっさとやる」という意図が、製作スタッフだけでなくて作中のキャラクターにまでちゃんと伝わっている感じが妙におかしい。なるほど、どこぞで「強くてニューゲーム」という話を聞いたことがあるが、そういうことなのか。知ってるわけではないだろうが、鳴上君はもういちいち世界の変革に驚くフェイズはすっ飛ばして、いきなり最強モードからのスタートなわけだね(アイキャッチのステータス参照)。こういう設定のアニメ化作品ってのは流石に初めて見るので、今後どういう風にこのメタ度の強い設定をいじってくるのかは楽しみである。 しかし、岸誠二は今期これと「ハマトラ」の同時進行だけど大丈夫なのかね。こっちが「総監督」名義になってるのはそんな理由からかも。あと、「また花澤かい!」と叫ぶ人も多いと思うけど、実は今期花澤レギュラー作品ってこれと「劣等生」だけになった(てーきゅうはカウントしない)。前クールの8本から考えると相当大人しくなったぞ。ここらで少し休暇取ろうよ。あとそろそろ田の中勇にも休ませてあげたほうが……。本人の死後にも出演作が伸び続けるってすごい現象だよなぁ。 割と容赦無かった! 第2話! 2話目でもう告白とか、早いな。まぁ、告白されたときの反応を見ると、まだまだ北白川さんとこのお嬢さんには敵わないようだが……やっぱり告白するなら鴨川デルタ。 さて、1話目では人物関係もまだはっきり見えていたわけではないので、今回からしっかり見るためにもメインのキャラクターをまとめておこう。 メインヒロインは深水透子ちゃん。何故か高校生だけど昼間からガラスを焼いている変な子。恋愛ごとに関しては鬼畜なまでの鈍感で、回りを傷つける度合いが半端じゃない。未来を見るスタンド能力を持っている可能性がある。現在思い人はいないが、そのくせグループをリーダー格として牛耳る迷惑な子。 お友達その1,高山やなぎちゃん。茶髪にでっかいリボンという、背伸びしたいのかどうなのかよく分からないいでたちのはやみんボイス。1話では野郎と同居しているのでてっきり双子の兄弟なのかと思ってたら、親が再婚した連れ子どうしとのこと(公式ページ参照)。そして、案の定その一つ屋根の下に住む男に惚れてしまうとい悩ましい展開。職業属性はモデル、日々レッスンをしている。 お友達その2,永宮幸(さち)ちゃん。眼鏡、病院がよい、読書家。幸薄そう。メンバー5人の中では一番口数が少ないが、前回のラストや今回の行動を見ると割と行動力はある。透子からもらったガラスのアクセサリーで頬を赤らめ、透子のピンチ(?)に全霊であたるなど、確実に友情を越えたデンジャーな百合属性を持つ。今回透子が「恋愛解禁!」を叫んだところで全員が発憤するも、そもそも生物学的にみたされないせいで黙ってるしかなかった不憫な子。 男友達その1,井美雪成。やなぎちゃんと一つ屋根の下に暮らすうらやまけしからん男。陸上競技をアイデンティティとしていたが、どうやら現在は怪我からのリハビリ中。暑い中よく走る。割とバレバレな透子への好意を持ち続けるもこれまではセーブしていたが、透子自らの恋愛解禁がどう考えても誘っているようにしか見えなかったため、告白チャレンジャー第一号として心に傷を追う。結果はまだ判明していない。そして当然、やなぎからの好意には気付いていない様子。 男友達その2,白崎祐(ひろ)。現在5人の中で一番軽いスタンス。好意は幸ちゃんに向いているが、どうやら性別の時点でビハインド。メンバーきってのコメディリリーフとして頑張ってもらいたい。姉がエロい(主に声が)。 そして乱入したダビデこと沖倉駆。透子が持っていた「未来の欠片(視覚)」と対になる「未来の欠片(聴覚)」を有し、2人合わさると合成技が使えるということに気付いて透子に接触を持った。どう見ても好意とかそういう感情とは関係なさそうだが、単に5人のメンバーが突如乱入してきた異分子に拒否反応を示している状態である。この子も暑いのによく走るほか、自宅でテント暮らしだったり、そうかと思えば夏休みの昼間に高そうなリクライニングシートに転がってクラシックを聴くという贅沢な趣味も持ち合わせている。「未来の欠片」を勝手に聞くことに抵抗がある? 以上6名が今回のチャレンジャーだ。現在の相関図は以下の通り。「祐→幸→透子←雪成←やなぎ」。ううむ……。ちなみに、同じくP.A.Works作品である「凪のあすから」の初期状態がこちら。「要→ちさき→光←→まなか」。5年後verがこちら。「さゆ→要→ちさき←→紡 まなか←→光←美海」。あと参考記録として「あの夏で待ってる」も掲載。「イチカ←→海人←柑菜←哲朗←美桜」。どこもかしこも大変やな! ちなみに今回大変なのは、何故か並び順が男女女男女と、同性が並んでるところ。あと、中心人物から矢印が伸びてないところ。まずは透子ちゃんの意識改革からだが、現状、「雪成が告白したことを知っているやなぎ」っていうのがちょっとした爆弾だな。流石に透子に悪気がないのは知ってるんだから、あんまり邪険にはしないと思うのだけども……。 この作品、何故か6人のメンバーが自宅に1人でいるシーンが執拗に似た構図で描かれるのが特徴になっている。全員が、日射しのある窓に寄り添った状態で1人座っている。透子は電話、幸は読書、祐は目標作成、駆は音楽鑑賞と、それぞれやってることは違うし、回りを取り囲む家族が違うので全然雰囲気が違っているのだが、わざわざイメージを重ねてカラーに差をつけていく演出がちょっと面白かった。それにしても斬新なデザインの家が多いよな。透子の家のリビング、あれどうなってるんだ? ○「スペース☆ダンディ(2期目)」 7 ひどい(直球)。 単なる14話だったな。そして、ひどかったな。ネタ部分をAパートで出し切ってしまってるからどうなるのかと思ったら……いや、どうにもならなかったけども……。無駄過ぎるクオリティの高さを本当になんとかしてくれ。そういやオープンエンドすら変わらなかったな。いや、別にかわんなくていいんだけども。落ち着く。以下、今作で楽しんでる人たち一覧。 1,製作スタッフ 2,中の人たち 3,視聴者 あり得ないくらいにWin-Win。べーさんとよっちんが色々出来るのは分かるけど、QT役の佐武宇綺もすげぇ頑張ってた。すごい。ちなみに、この14話で一番偉いのはどこかっていうと、久しぶりの放送再開で最初に出てきた人物がスカーレットさんだったこと、そのスカーレットさんにマジトーンで駄目出しさせたことです。もっと罵ってください。 ○「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」 6 変身シーンwww。酷かった。よくあんな演出思いつくな。 約1年空いての2期目である。1期目で物語としてはおよそ片もついているし、分割2クールにしては割と長いこと空いてしまったので割と忘れかけていた作品ではあるのだが、やっぱり帰ってきたら色々と期待してしまう作品である(ちなみに1期評価は6→5)。 今回、オープニングを見ていて驚いたのは、監督だった大沼心氏が「総監督」というポジションに回っていたことである。未だにこの業界のクレジットの意味ってのはよくわからんので「監督」と「総監督」でどのように違うのかはピンと来ないが、どうしても「現場で直接作品にタッチする量が減る」みたいなイメージがあるので、「えー、大沼さんじゃなくなるのかよー。誰だよー、SILVER LINKだから川面さんとかきてくれんのかなー」と思っていたら、監督にクレジットされたのはまさかの神保昌登氏。えぇぇぇ、確かに神保さん、1期にも割と関わってたけども。まさかの初監督がこんなところで。いやー、大沼さんの手を離れたら残念ではあるけど、神保さんだったらいいや。これはこれで1期と全然違うものが出てきちゃうのではなかろうか。 そして案の定、ごらんの有様である。フリーダムやな。ホントにこの人の演出方針はヒヤヒヤするようなところを攻めてくるよな。ものすごく簡単に印象をまとめると、大沼さんの演出ってのは「軽さ・テンポの演出」。台詞の繋ぎもそうだし、細かい画をちょこちょこ動かして常に画面に刺激を与え、小さな動きからでも画面に大きなモーションのきっかけを与え、そこから情景を揺さぶっていく。シャフト時代にはその「動き」の回りの「止め」の印象もあったが、やはり肝要なのはリズムである。今作の1期も、くねくねと動く不気味な魔法のステッキのモーションから始まり、幼女たちの愛らしい動きがちょこちょことコミカルさを演出していた。 他方、神保さんの演出は、「切れ切れの演出」。はっきりと静と動を切り替え、動かすときには徹底的に振り回すのに、ふっと突然ゼンマイが切れたように動かなくなる。そして、この切り替えに予想がつかない。おかげで整合性がとれないとなんだかぶつ切りになってしまったような違和感が残るのだが、この違和感を意図的に生み出す方向性が、独特の味になっている。彼の中で、どうも「動かす」という基準が一般的なアニメ演出とずれている部分があるようなのだ。そして、これがハマったときにたまらないおかしさに繋がるのである。とりあえず「バリツの秘密」や「地獄少女三鼎」の15話「兎と亀」なんかの理解が追いつかないような置いてけぼりの演出を見るとイメージが固めやすいんじゃなかろうか。 で、この1話目である。正直、やっぱり所々もっさり感というか、ぶっつり感はある。イリヤたちが車に拉致られた後の4人のやりとりとか、なんかワンテンポずれたようなやりとりは背中が痒くなる。そうかと思うと、間を置きまくったシーンとは対照的にあの変身シーンである。多分大沼さんが演出したら、どれだけ小さくても画面端に凜たちのチビキャラをおいて動かしているだろう。それをせずに、真正面から変身シーンのみを「動き」として描き、凜たちの惨状は延々画面外、何故か台詞はオフ気味にならないという。すげぇな、あれ。その他、動くシーンの緩急には中毒性の高さがあり、グルグル回ってアイスを強奪する幼女、高台の上でたべさせっこをして固まっちゃう幼女など1つ1つのシーンが各々のスピードで勝手に動いていく。ちなみに、前作の不満点として「(メイン以外の)幼女があまり活躍してなかった」というのがあったのだが、今回は違うかもしれない。いいね、全幼女が活き活きしているよ。私が観たかったのはこれだったんだ。今回一番の注目シーンは、美遊がイリヤからジェラートを食べさせてもらった後、スプーンをきゅぽんって吸い取ったところ。美遊さん、どんだけ食いついてるんですか。幼女キマシ成分の高さは高町さんのところを超える可能性すらあるで。木之本さんのところは……まだ無理かなぁ。 というわけで、今回は幼女軍団の中の人たちに是非注目したい。メイン2人はもちろんだが、1話目ではアホ幼女の元気さが際だっていた。やっぱりえみりんのアホ幼女は良いなぁ。「大室家」のアニメ化とかしねーかな。 ○「まじもじるるも」 4 間をおかずに始まった「弱虫ペダル」の第2シーズン。……だったら良かったんだけど。 原作未読。というか、つい最近まで存在自体知らなかった。正直、ペダルの作者はメジャーデビューがペダルだと思ってたくらいである。まー、シリウスで連載って言われても、触れたことすらないのでしょうがない。上手い具合にペダルが休んでいるタイミングでの放送開始なので、世界は謎の渡辺航チェインを構成することに。 中身については、何となく漏れ聞いていた通りの内容だが、てっきりもうちょっと殺伐としたギャグなのかと思ってたのだが、メインヒロインのるるもは別にどこぞの撲殺天使みたいな人殺しを目標としてるキャラクターではなく、やってることは割とヌルい。確実にどっかで見たことがある中身であり、最近だと「ToLOVEる」が一番近いんだろうか。ジャンプで連載してたらコミック2巻くらいで終わりそうなイメージである。1話目の印象だけではまだ何とも言えないのかもしれないが、良くも悪くも一切引っかかるところがなく、放っておいたらスルッとそのまま消え去ってしまいそうな印象である。何をもってアニメ化にこぎ着けた作品なのかがよく分からない……。 いや、別に悪いところがあるわけじゃない。「ペダル」からそのまま繋いだおかげか、特徴のあるキャラクターデザインもすんなり受け入れられるし、まだ印象がないだけで、メインヒロインるるもも決して悪いキャラではないだろう。エンディングで必死に自転車の練習してる様子なんかを見てると、これから見ていけばだんだん素直クールがデレてきて可愛くなってくるんだろうな、という期待も持てる。でも、1話目でそれはまだ無い。おかげで、出てくる感想としては、「うん、何回も見たことある」というくらいしかないのである。まー、無尽蔵に溢れ出てくるラノベアニメだって似たようなもんだけどね。こっからどういう風に持って行けるかなんだが……前に「漫画原作は期待が持てる」ってことを書いたけど、こうしてみると、漫画原作だと「多分、大化けはしないんだろうな」という、先の予測が立ってしまうのは悩ましい部分かもしれない。猫キャラが可愛くなることを祈ろう。福圓先生の関西弁、貴重。 ○「ヤマノススメセカンドシーズン」 5 微妙に長くなったので1期目はあんま書いてなかったけど一応記事立て。確認したら「となりの関くん」は評点つきで記事あげてるけど「まんアシ」は点数無しだな。15分枠の扱いが微妙。 ただ、今作はきっちり取り扱うに足る作品だと思うよ。いや、まんアシも結構面白かったんだけどさ。今作は2期目であり、時間枠拡大であり、更に2クールって話まであり、そうなれば時間的には普通に1クールもの1本に並ぶ尺である。そして、1話目を見た感じだとこのくらいの時間がとても丁度良い。日常ものはダラダラやられると飽きが来てしまう恐れがあるが、今作は13分でぴしっとまとめてくれているので、あまり緩急を意識せずとも、ダラダラやっているだけで過ごせてしまうとてもいいあんばい。積極的に刺激を求める作品ではないので、30分枠でやるよりこっちの方が都合がいい。5分枠じゃ流石に物足りなかったので、まさにベストの時間配分である。視聴後も30分作品一本見たのとあんまり変わらない充足感が得られたし。意外と15分枠ってのはもっと活用法がある時間枠なのかもしれない。「奇鋼天女ロウラン」とかが見直される可能性が微レ存?(そこはせめて「プリンセスチュチュ」か「BPS」をあげるべきだと思った) 5分じゃ何とももどかしかった本作だが15分だといちゃいちゃが存分に味わえるので萌え作品としては割と完成度が高い。一言でまとめるなら「ゆかもこは正義」である。全部あわせると「ゆかもこひよゆい」である。完璧やな。それ以上語る必要は無し。 ○「リプライハマトラ」 4 1期は何一ついいところがなくて絶望的だった今作。少し間をおいての2期目である。絶望的だったとはいえ、きちんと最後まで観たのは間違いないので、特に期待は抱かずに2期1話目も視聴しますよ。 最大の焦点は「ナイスがどうなったのか?」だったはずだ。あの史上稀に見るレベルの投げっぱなしエンドを迎えた1期ラスト、どれだけ呆然としたと言っても、やはりナイスがどうなったかってのは気になるわけで。お通夜ムードから始まった2期目、流石に初心なねんねではないので誰も死んだとは思っちゃいないが、「まー、ナイスが帰ってくるときにそれなりに感動があるのだろう。やっぱり旧作主人公が戻ってくるシーンってのはどんな作品でも心打たれるものよ」と思っていたら、一切そんなことはなかった。っつうか、去ってすらいなかった。うそーん、個人的にはMk.2になったハマトラのはじめちゃんの活躍がみられるならば多少なりともモチベーションが上がるだろうと思っていただけに、この味も素っ気も無いナイスの帰還ははっきり言っていい迷惑である。もう少し眠ってて欲しかったのに……なんのけれん味もなく帰って来やがった。どないせいっちゅうねん。 やっぱりこの作品のまずいところは、どこまで言ってもギャグが寒いところだ。色々詰め込んでみるものの奇跡的に面白くない展開ばかりが続き、今回のナイス帰還のくだりにしたって、もう少しドラマティックに見せられるはずのところを、中途半端におちゃらけたせいでシリアスとしてもギャグとしても中途半端になっている。扱ってるテーマは無駄に重く、キャラ設定もろくに掘りさげてないのにシリアスになるところは無闇にシリアスになる作品なのだから、もう余計なギャグを混ぜ込んでしらけさせなければいいのに、と思ってしまう。 ただ、そんな期待が全く持てない1期目からの復帰戦ではあるが、全体的な雰囲気は割といじってあって、意外に不快感は少なかった。変な効果を入れ込んだアイキャッチを多用してぶつ切りにしまくる構成はどうかと思うが、このとっ散らかった雰囲気はわざと出しているのかもしれない。チームハマトラの面々がそれぞれにツーマンセルを組んでいるので、視点が散り散りになるのは致し方ないことなのだ。その上で、個々にネタをばらまいて多元中継的に紡いでいく方向性は、上手く行けばややこしいプロットでも短時間で描写出来る可能性はある。少なくとも1話目ではそれが機能的に働いていたとは言いにくかったが……。まー、1話目の事件としては、普通? こういうのがずっと続いても興味は湧かないけどなぁ。 ということで、今後の焦点は、「メインのダークなシナリオをどうやってまとめあげるか」という部分と、「あくまでコミカルにこだわる悪癖を、どうやってさばいていくか」の2点になると思う。1期のホモ回みたいに振り切った奴は、きちんと意志を持って全力でやれば馬鹿アニメとして笑えるようになると思うのだが、とにかく低クオリティ過ぎて、面白いかどうか以前の問題だったからな……今期はどのくらいの品質になるんでしょうか。少なくとも、1話目を見た限りではあんまり期待しない方がいい気がするよ。 1話目が何となく許せたのは、多分ゲストヒロイン勢の配役が世代的にツボったせいだろう。新谷+清水=めぇめぇもぉ。新谷+山本麻里安=激店。ナツカシス。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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