忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[862] [863] [864] [865] [866] [867] [868] [869] [870] [871] [872]

10月17日 ドラフト模様(TKT×3)

ピック順 【Sangriter】→【Mei】→【Sea-chicken】→【Serra】→【Thraxi】→【Alessi】→

 

 今週はドラフト無いかも? とか言っておいて普通にあるパティーン。なんかね、みんなしてこの環境はやたらモチベーション高いのよね。わざわざ遠征してやりたがる奴。やるかもしれないって打診したら「やりたい」って答えて、準備に余念がない奴、オンラインでやり倒してる奴。みんなマジやで。まぁ、見えない世界を手探りで攻略するのはいつの世界でも楽しいので良しですよ。思いの外影響の大きなセットになりそうである。

 


拍手

PR

 本当に力のあるアニメーション、第2話。思わず見入ってしまうなぁ。ノイタミナ枠の面目躍如か。

 話自体は非常にオーソドックスなものなので、大して語るべきことはないんだ。メインヒロインかをりちゃんは、コンクールなのに完全に自己流の演奏を披露しちゃう破天荒な性格で、普段の性格はちょっと尻軽で阿呆な感じもするのに、演奏している時は主人公が思わず「美しい」と漏らしてしまうほど。コンクールの結果には興味がなく、とにかく演奏していることが楽しいといった風。そこに生真面目な主人公・公生が出会い、今後はおそらく、母親から強制された音楽のみに生きてきた彼のイデオロギーにも影響を与えることになるのだろう。もちろん性格の根幹は色々違うが、やはり「のだめ」と同じような関係性といえる。こういう音楽が関わる作品の基本のキ。

 今作に独特なポイントは、実は公生の悪友ポジションにある渡の存在かもしれない。彼は色んな女の子に手をつけている「軽い奴」なのだが、公生との付き合い方はとても真摯であるし、「渡は良いことを言う」なんて褒められたりもする。いかにも「手が早いのは愛が不純なのではなく、愛が多いためなのです」とでも言いたげな、一筋縄ではいかないプレイボーイである。そして、メインボディとなるであろうかをり・公生の関係性の間に、この渡が挟まっているのが今後どのように影響していくことになるのか。ラブストーリーとしてはそのあたりのいじり方が焦点になってくるわけで、澤部さんも含めたわずか4人の関係性ながらも、なかなか展開が気になる設定である。メイン2人がくっついちゃうと健気な澤部さんがちょっと可哀想な気もするんだけどね……。

 で、そんなシナリオラインももちろん悪くないのだが、本作は本当に映像に力がある。そして綺麗である。今回は、映像の動きという点を見ればもちろんかをりちゃんの演奏シーンが最大の見せ場。荒ぶる弦、飛び散る汗、その演奏が独創的なものであるということが、私のように音楽に疎い人間でもきちんと映像だけで伝わってくるようになっているし、ダイナミックなモーションは見ていて引き込まれるものである。このシーンだけを見ても、もちろん満足出来るものである。しかし、それだけではなく、他のシーンの何気ない景色についても、今作は1つ1つが非常にパワフルだ。公生が「映画のワンシーンのようだった」と2度も繰り返した、公演終了後のフロアの映像。彼女が駆け寄ってくるシーンだけでも様々な心情が飛び交う様子が楽しめるし、一言一言を選びながら賞賛の言葉を贈る公生の表情も晴れやかである。かすかに震えを残しながらも得意がるかをりちゃんの愛らしさ。「どーんなもんだいっ」の一言が本当に可愛くてきゅんきゅんしてしまう。種ちゃん最強。

 ラストの桜並木を歩く2人のシーンも印象深い。面白いのは、2人がてくてく歩いているシーンで、何故か頭のてっぺんだけしか描かれずに延々会話が流れるというカット。画面下にひょこひょこ動く頭が2つだけしかないという構図は非常にシュールなのだが、今作のタイトルにある「四月」を象徴する桜吹雪が画面全体を支配して大きく色彩を広げており、そうした風景の中での2人の会話がさりげなく流れていく様を大胆にバックアップしている。もちろん、細かい表情を描き込んでも面白い画になるのだろうが、こうしてしれっと「想像の膨らむ余地」を残しながら印象づける画面展開もまた楽しい。こういう画作りは好きだなぁ。

 細かい心情にもゆっくりと尺を取って描いてくれる「ゆとり」のある作品。出来ればこのままたっぷりと楽しませてもらいたいものである。

拍手

○「結城友奈は勇者である」 5

 思てたんと違う! まぁ、ほとんどの視聴者がそうなんだろうけども。これ、明らかに番宣とかで意図的に隠してやがったからな。ただでさえまどマギフォロワー扱いされるであろう作品だが、まさかそんなところまでまどマギをパク……違う、リスペクトしてくるとは。

 これ、アニメオリジナルなのね。だからこういうトリックプレーが可能になったわけだが、正直、「うん? ……どうしよう?」っていう気持ちが先に立ってしまった。予想と全然違っていたってのも理由なのだが、違うことは分かったが、そこから先はじゃぁどこへ行きたいんだ、っていうのがはっきりしてないのが一番大きな原因だろう。まどマギ方面に進むにしては、絵柄のふわっとした感じとか、各キャラの微妙なユルさがネックになって振り切れない。まー、まどマギだって3話まではそうだったわけで、ここからどうとでも展開出来るお話だけども(それこそここから日常系に戻ってくることだって簡単に出来るだろう)。多分、このざわざわした不安な感じは、「まどマギフォロワー」というか、「まどマギフォロワーの1つであるなんちゃらヲ駆ケルなんちゃらに見える」っていう理不尽な引っかかり方なんだろうな。さて、今後の戦闘は魔女との戦いになるのか、それともダエモニアが襲ってくることになるのか……。

 出来ることなら、あんまりシリアス方向に強く向かわずにお仕事コメディ風味は残しておいてほしい。深刻な方向に持っていってしまうと、それこそまどマギと比較されてしまうことになり、多分お互いにあんまり良い結果にならない気がするからだ。それよりかは、「勇者である」メインヒロイン友奈の真っ直ぐなキャラクターを前面に出して友情あり、笑いありにした方が見やすくなるんじゃなかろうか。つまり、勇者っていうかプリキュア路線なんだけども。ただ、敵キャラの造形が今のところ完全に「異形」だし、相手が働く悪行も結構直接的にキツいのよね……まぁ、「目的地にたどり着いただけで世界が終わる」レベルの代物が残した災厄が「ちょっと交通事故」だけなのはどやねんとも思うけども。

 設定そのものについては、1話2話だけではまだ何とも言えないので、しばらくはどのようなオリジナル要素を付与していくのか見守るしかないだろう。そうなると、1話目で見るべきは個々のキャラクターの魅力ということになる。メインヒロイン友奈は、割とシンプルな「真っ直ぐ良い子」系。あんまりシリアスになりきらずに、勢いだけでも平和の使者にはなれそうな設定は悪くない。今のところバトルスタイルが「ゲンコツ」ってのも大切なポイントだ。勇者パンチ、あんま強くないけどね。すべての元凶となったのは黄色髪のおねーちゃん、犬吠埼風。唯一の「先輩」キャラだし、受けが広くて突っ込み役に回るのかと思っていたら、意外にも案内役、解説役だった。そして、勝手に友達を「国防」に巻き込んだ結構ひどい奴でもある。まさに命懸けの大ごとに友達を巻き込んでしまったというのに、割とノリが軽かったのであまり精神面についての印象は良くないのだが、「剣をでっかくして面でぶったたく」というような大雑把なバトルスタイルは嫌いじゃない。今後、友達連中にどのように罪滅ぼしをしていくかが焦点となるだろう。そんなおねーちゃんについてくる妹さんは……キャラが薄いな……。まだよく分かりません。

 そして、どっちかっていうと友奈よりも中心にいたような気がするのが、車椅子巨乳の東郷である。1話目の時点ではひたすら困惑し、逃げ惑い、怒り、発憤する彼女のメンタリティが一番まっとうだった気がするので、初回の印象が一番良かったのは彼女かもしれない。まぁ、実際は「変身シーンが抜群にエロい」というのが理由なだけかもしれないけども。なんなんですかね、あの中の人に対する当てつけみたいな巨乳は。そして触手は。今作で一番加点したいポイントは、と聞かれたら、間違いなく「東郷の変身」と答えるだろう。変身後の、足を使わずとも稼働できるコスチュームも斬新ではある(格好いいかは別にして)。

 ま、そんなこんなで「まだ分からん」がてんこ盛りの作品。ぶっちゃけ「岸誠二監督のアニメオリジナル作品」というだけでビクビクものなのだが、上江洲さんもついてるし、なんとか形にはしてもらえるんじゃなかろうか。……そうなってほしいな。

 中の人については、ニコ生特番の4人放送を先に見てしまったせいでその印象しかねぇな。ぱるにゃすのポンコツぶりはなかなか見事なのだが、小紅ちゃんに続く2人目のメインヒロインは、やっぱり「な〜んか気にさせる」力はある気がする。友奈のキャラクター次第でこの作品は大きく評価が変わりそうなので、この重責をなんとかこなしてほしい。あとは、ゆーみんの声が聞ければそれでいいや。相変わらずのポジショニングで安心した。ゆーみんが「見てろ、私の女子力」とか言ってるのを聞いて戦慄するのである。いや、女子力高いんだけどね、ある一分野を除けばね。

拍手

 サブタイトルが一瞬「忍び寄る虚淵」に見えた第2話。忍び寄らずに堂々としててもええんやで。

 引き続き、新体制となった一係の内情について描いていく展開。そして、新しい脅威についても。前作の槙島は免罪体質という大きな武器を持つ「個」であり、そこから「群」に派生するためにはシンプルに破滅思想を説いて仲間を集めていた。しかし、あくまで彼はチェグソンや王陵璃華子といった「欲求の萌芽」を持つ人間の背中をそっと押す役割を務めていただけで、彼自身が凄まじい能力を持って影響を与えたというわけではない。静かなカリスマが、類い希なるセンスでもって、ちょっと世間からずれた人間に道を与えていただけである。しかし、どうも今度の敵キャラは様子が違うようだ。今回の被害者(加害者?)は、思想的にはそこまで「ズレた」キャラにはなっておらず、1期だったら1話目で不幸な最期を遂げたおっちゃんくらいのキャラだろう。大きな異常性から犯罪行為に突き動かされたわけではない。それにも関わらず、「色相が戻る」という不可解な現象を黒幕に与えられてしまったがために人生が歪んでしまった。そりゃそうだ。色相が人為的に変わるものであるなら、結局は槙島暴動の時と同じように治安そのものが成り立たなくなる。それがたった1人の人間に対してのものであっても、ゆるがせに出来ないはずのシビュラが成り立たなくなったとあれば、それはもう、立派なモラルハザードである。更に、今回は朱ちゃんの私室にまで乱入して「What Color?」の書き込みを残しており、犯人は公安と、ひいてはシビュラそのものと戦う気満々のようである。槙島はいわば「シビュラをおちょくる」のが目的の(最大規模での)「愉快犯」だったが、今回はもっとストレートなテロリストのようだ。さて、どうしたものか。いかに免罪体質で色相が濁らない朱ちゃんといえども、流石に自宅ストーカーまでされたらやばいんじゃなかろうか。うっかり煙草セラピーの量が増えちゃうレベルですよ。

 さて、その他、2期からの追加キャラについての描写もたくさん見られたので確認していこう。まず一係メンバーで一番影が薄いのが、元々ホロデザイナーだったという過去を持つらしい雛河。今のところ、「なんでそこにいるのか分からない」レベルの存在なのだが、少数精鋭の一係に抜擢されてるんだから、それなりに理由はあるのだろう。声とか。……流石に槙島さんとの関係は無いと思われるが……どういう含意があるんだろうか。シビュラシステムの正体を考えると、「槙島の何らかの情報」を移植した他人がいてもおかしくはない気もするが……単なるレッドヘリングなのか、意味があるのか。「ダンガンロンパ」における狛枝ポジションといえる。

 対照的に、この2話目で割と前に出てきたのが、CV藤原啓治の東金(とうがね)。こちらも一係に配属されたバックグラウンドは明かされていないが、今回の爆破事件の被害者との関連が触れられていた。正直、今回の事件そのものがずっと後を引くとは思えないのでバックグラウンドにはあまり伏線はなさそうなのだが、どちらかというと「デコイ相手に格闘訓練をする肉体派」「たばこを嗜む」というあたりが狡噛を思わせる配置になっているのがポイントだろう。彼との接点が増えるほど、朱ちゃんは狡噛のことを思い出しそう。煙草セラピーによって「煙草→狡噛の記憶」という接続を強化し、これによって「東金→煙草→狡噛」というつながりが生まれている。まぁ「似たキャラ」なんだからやっぱり最終的には白兵戦で狡噛とやり合うことになりそうな気はするんだけども。

 そして、新キャラじゃないけど今回めいっぱい可哀想だったのが二係の青柳さん。1期の頃から一係全体にも狡噛にも理解を示してくれたとてもいい人だったのに、今回はその狡噛も関わった縢失踪事件の時のように、部下1人が射殺、容疑者が執行官というどん底展開に。視聴者は事の顛末を見ているので何が起こったか知っているわけだが、直属の上司である彼女はまだなにも知らない(知ってたらそっちの方がショックかもしれないけど)。着実に「シビュラへの不審感」を募らせている最前線の人物であり、今回の黒幕の「シビュラとの戦い」ではこの人が重要な役割を担いそうである。

 あと、1期の頃からギノさんのメンタルケアを担当してくれていたセラピストのあんちゃんが今回再登場して思わせぶりな仕事をしていたのだが、彼にも何か裏があったりするんだろうか。1期の頃のお話では「単なるギノさんの相談役」だったのは間違いないと思うのだが……どうしてもCVのせいで疑ってしまうのは良くない傾向である。この世界でメンタルケアしてる連中って全員どこか胡散臭いからなぁ。

 あ、あといちいちイラッとする新人の霜月さんね。朱ちゃんサイドから見たらとてもとても迷惑で鬱陶しい奴なのだが、実際にシビュラ至上主義の公権力側から見たら(つまり一般的なこの世界の住人の目線で見たら)、彼女の方がいちいち正しいことを言っているのは間違いない。そして、上司だろうが先輩だろうが遠慮なく食ってかかる行動力も、ある意味では尊敬に値するものだ。ただ、結局は「まだまだ若いから……」というそれだけの話なのよね。ギノさんはこれだけ血気にはやって頭の固い彼女を見て、一体どんな気持ちでしょうね。六合塚さんの言っていた「経験による判断」って、ギノさんがかつて忌み嫌っていた父親の「デカの勘」ってやつなんだよなぁ。……ギノさん、このシリーズの最終回まで生きてるといいなぁ……。

 で、そんな中でも今回一番気になったシーンは、やっぱり六合塚さんと会話した時の美佳ちゃんの表情だよね! なんでそんな簡単に頬を染めちゃうかな! そりゃ確かに弥生さんは美人だけども! 憧れるけども! この世界は百合ばっかりか! いや、レズばっかりか! 弥生さんは既に唐之杜さんのお手つきだから駄目だよ! まぁ、三人で組んずほぐれつなら大歓迎だけど。中の人的には、常守さんのところに飛び込みたいところなんだろうけどな。あと、尊敬すべきラジオの魔神(青柳さんの中の人)も同じ現場にいます。あやねるドッキドキやで。多分御前には乳もまれとるで。

拍手

「ばらかもん」 6→7

 だいぶ遅れてしまったが、無事に今期の番組感想もゴールにたどり着くことが出来ました。結局「みならいディーバ」だけは生放送を追いかけるのがしんどくてリタイアしてしまったのだが、終わってみれば今期の感想執筆で35本。前クールが29本だったけど、4月10月は本数が多いので、妥当な本数だろうか。これを妥当と言ってしまう人生は既に終わっている気がするので注意が必要だ。

 さておき、そんな溢れ出る大量のアニメのなかで、最後にこの作品が鎮座していたのは何とも喜ばしいことである。日テレアニメのせいで2週間のビハインドがある作品なのだが、「それせか」に続いてこちらも高品質で、「放送が遅れてくるのが本当にやきもきする」という、ある意味とても贅沢な枠であった。今作も「それせか」同様に大きく話題に上るような作品ではなかったかもしれないが、その1つ1つの要素がすべてオンリーワンであり、「ならでは」が溢れたとても楽しい作品に仕上がっていた。アニメで気に入ってからはオンラインコミックの方もちょこちょこ見るようになったのだが(アニメ化されない部分なら読んでもいいっていう俺ルール)、漫画の方はもちろん悪くないけど、アニメは原作の魅力を更に引き立たせて「アニメ化して良かったなぁ」と心底思えるクオリティになっていたと思う。こういう何気ない作品でも、アニメ化するに際しての良し悪しっていうのは出てくるもんで。

 良かった点を挙げていくと、大きく分けて3つの評価点があるだろうか。1つは、ベーシックなテーマ性ながらも、ちょいちょいオリジナリティが楽しめる基本的なシナリオライン。特に「ご当地方言バラエティ」属性を強く前面に押し出した話作りは「のんのんびより」などと同じラインで「田舎っていいよね」感があったのに加えて、今作の舞台である五島は、海の魅力、そして「南国」の魅力も併せ持っている。そして、自由闊達、遠慮のない子どもたちを中心に描いていたおかげで、その楽しさ、自由奔放さが更に際だったのも大きな部分だろう。「のんのんびより」との大きな違いは、そうした「子供の自由さ」と「田舎の自由さ」の組み合わさった「野放図さ」を、外部の人間だった半田先生が第三者目線から評価するところである。「のんのん」にもほたるんがいるにはいるんだが、半田先生のように頑なに「中に入ること」に抵抗を覚えていたわけではないので、割とすんなり「中の話」に入っていた。先生の場合、とにかく「田舎への抵抗」があり、「子供への(ひねた)大人目線」がある。特に後者は強烈で、気付けば「実は全然大人じゃなかった」という先生の人柄が、子供との触れ合いで一度解体され、「書道展の結果」という端的な部分で醸成されていくまでの過程が分かりやすいドラマとなって楽しめる。冷静に考えれば、あんな島でのらりくらり過ごしていただけですげぇ書が書けて結果オーライになるなんてあまりにご都合主義過ぎるのだが、それでも半田先生の「実は純朴」な人柄や、島での体験の強烈なインパクトを見せつけられると、「これも田舎の魅力なのか」となんだか納得してしまえるのである。

 そうした田舎の生活を彩った2つ目の評価点は、やはりアニメの映像そのもの。今作は作画崩れがほとんど無かったことに加え、実に「漫画的な」見ていて気持ちの良い表現がバランスよく全編に配されている。中心になったなるちゃんのモーションなんかが象徴的で、とにかく自由に、伸び伸びと、「楽しさ」が伝わってくる画が多かった。もちろん、青い海と大きな広がりを見せる牧歌的な風景画の味わいも楽しめる。そこにタマちゃんの毒っ気をちょいと加えれば……素敵ですわ。

 そして3点目は、やっぱりキャストなわけですよ。どのキャラも活き活きしてて、物語後半は半田ママの卑怯なまでの愛くるしさにメロメロになったが、それでも今作の象徴はやっぱりなるちゃんだよなぁ。原涼子ちゃんがこの後どういう人生を歩むことになるかは予想もつかないが、子役声優としての一歩は本当にありがたい足跡になった。やっぱり今作はなるちゃん(と半田先生)がいてくれたからこそ成立したものである。もう、映像特典PVの小野Dと戯れてる映像なんかを見ると……娘が……欲しくなりますね……嗚呼。小野Dだってこのくらいの娘さんがいてもおかしくない歳なんだよなぁ。そして無闇に涼子ちゃんに懐かれてたなぁ。ラジオとかも楽しそうで、本当に保父さんみたいになってたもんな。結果的に小野Dのイケメンぶりを確認するアニメでした。あ、あと古木のぞみもGJです。方言アニメ万歳。

 これ、2期とかあるのかなぁ。

拍手

 ヲウ、割とおもろいやんけ、第2話。前回の感想でもちょっと予想はしていたが、次回予告で見た通りにアゲてきた2話目。1話目でこの勢いだったらもう少し加点してた気がするよ。いや、1話目と何が変わったのかは定かじゃないんだけども。

 ホントに中身は単なる「ハーレムアニメ」なんだけども、なんだかヒロイン勢が満遍なく全員可愛い。「人生」なんかと同じように、回りにヒロインを並べてそこにお題を投げ込み、その反応を1人ずつ窺っていくというだけの展開なのだが、そこできちんと個々のヒロインが個性を発揮しつつもあざと可愛くなっている。まぁ、2話目のスタッフを見たらコンテが大地丙太郎、作監に平田雄三という無闇に俺好みの布陣だったので、その影響が大きかったのかもしれないけども。特に序盤のハイテンション生徒会長のテンポの良さと、つやつやした弾けんばかりの愛くるしさは特筆もの。このままのテンションがずっと続くなら、毎度楽しく観られそうな気がするよ。

 今のところヒロイン勢は横並び一線でどれも捨てがたい。まぁ、結局こういう作品だと一番地味で割を食うのがメインヒロインと相場が決まっており、一番特徴の薄い灯代ちゃんの見せ場が少ない気もするのだが、そこは茶化された時のテンパリっぷりや、ラストの真っ直ぐに真面目な場面である程度フォロー可能である。その他、単なるのほほんさんかと思っていたらどうにも天然のダメージが割と根深い鳩子ちゃん。はやみんボイスの破壊力が良い方向性に加速している。一見するとしっかりものだけど、何故か嫉妬陣営に加わっている彩弓さん。彼女のメンタリティは未だによく分かっていないのだが、単なる保護者ポジションでは終わらない地雷を抱えているように見える。「六畳間」のキリハさんみたいに単なる完璧超人だったら、独特の立ち位置として処理もしやすかったのだろうが、どうもポンコツ要素は外せないらしい。そしてシンプルにロリで押せるキャラ、千冬ちゃん。リッスンを使った二役芝居もなかなか堂に入っているし、ロリのくせに不思議なダークポイントが後々まで気にさせる存在。

 そして、今回の主役である生徒会長・工藤美玲さん。もう、恋愛モードになったときの従順さ、健気さが実に活き活きしており、「もう、主人公はこれを邪険に扱うとかどうかしてるやん(乳も大きいんやで)」とか思っていたのだけど、メールアドレスのくだりで流石にややヒく。あかん、メアドアピールだけはあかん。メアドはちゃんと考えて作りましょうね(自分のことは棚に上げて)。でもまぁ、フられたあとの態度も割と真摯で、決して悪い人間でないことはちゃんと伝わってくるし、彼女なりの頑張りも認められるべきものだろう。「相手の異能を奪うっていう異能は、彼女が一人でいた時点でどうやって気づけたんだろう」とか気になるけども、そんなこたぁ些細な問題である。彼女はとにかくグレイトフルラバーなのである。それでいいじゃないか。オープンエンドとかを見る限り、ちゃんと今後も登場してくれそうなので一安心である。

 このまま上手いこと今期の「六畳間」枠として定着してほしいなぁ。

拍手

 今期はサンライズ作品の感想を書く機械になっている気がする、第2話。こちらのガンダムも安定しています。いや、ガンダム的なモビルスーツの云々はさっぱり分かってないんだけどね。00なんて一応最後まで観ていたような気もするのだが、あんなんがいたのかどうかすらさっぱり思い出せない始末でナ。

 2話目をまとめると、「結局この世界はヒロイン勢が牛耳ってるんだよね!」ということ。セカイがガンプラバトルに巻き込まれ、のめり込む原因は当然メインヒロインのフミナちゃんのせい。ユウマがガンプラバトルに挫けていたのもそのフミナちゃんの期待に応えられないというプレッシャーからだったし、立ち上がったのも最終的にフミナちゃんのピンチを黙って見過ごせなかったからだ。最終的にチーム結成にとどめを刺したのはおねーちゃんだけどね。そして、そんな3人組の敵に回ったのが、どこからどう見ても最低野郎のプラモ部部長。こいつもあざとい副部長(CVかやのん)に踊らされてただけだったな。「弱虫ペダル」の後にコレを見ると遊佐キャラのどうしようもない変態性が更に醸し出されて良い感じ。中学生の分際で下の学年の女子生徒に向かってあの発言が出来るってのは、なかなかの大器の予感である。いや、中学生っていうくくりだと、昔の発言を拾って「子どもの戯言だよッ!」って一蹴してたユウマも大概だとは思うけども。お前ら、まだ子供やんけ。あ、でもフミナちゃんのわがままボディを見てるとそうとも言い切れないですけどね。なんでこの学校の女の子ってこんなにレベル高いの? ずるくない? きっと来週出てくるギャン子さんだってすごい美人だよ(すっとぼけ)。多分子供の頃のユウマみたいな声してると思うよ。あとギャンは使えよ。

 とにかく予定調和的にガンプラバトル部が固まり、チームっぽい結束が生まれるきっかけとなるお話だ。1期のセイとレイジの場合、レイジが一方的な馬鹿だった上にセイが割とおかん体質で懐が深かったし、役割分担が明確だったおかげですんなりコンビとして完成したが、今回の場合はどうなんでしょう。セカイはレイジとほぼ同じメンタリティでいいと思うし、「無闇なガンプラ愛」という部分ではフミナとセイが近い。ただ、ユウマの場合はまだ根源的なモチベーションが見えてこないんだよね。一応、今回のお話だと「フミナとの約束」を最も大事にしているような描写にはなっているものの、フミナのことを女性として思っているというわけでもないようだ。あんなに簡単にお姉ちゃんになびいちゃったし。眼鏡の堅物を気取っていても、まだまだピュアッピュアな中学生男子なので、色香には迷う時期なのですかねー。まぁ、男なんてそこから20年経とうが30年経とうが迷うのは一緒だけど。ラルさんは……分かりません。エロ親父っぽいイメージもあるのだが、多分、1期終了後に色々読んだエロ同人の影響だと思います。ラルさんは品行方正で立派な大人です。だから部外者なのに学内をぶらぶらしてても問題無いんです。……今時だったら間違いなく事案だよなぁ。

 あ、そうそう、ユウマの回想に出てきた「敵」、細谷ボイスな上になんか悪堕ちしたドモンみたいでなかなか格好いい。今期のラスボスはあの男になるのでしょうか。メイジンカワグチみたいな「良きライバル」キャラでなく、憎しみの物語も展開していくことになると、勧善懲悪で割と真っ直ぐなヒーローものになっていきそう。出来れば「単にプラモ壊して回る」だけのお話にはしないでね。セイ君が悲しむようなことにはなりませんように。まぁ、アイツは今頃立派な大人になった委員長とどっかでイチャイチャしてんでしょうけどね。……なんか、ユウマはもう一生女運に恵まれない呪いとかかけたくなってきた。

拍手

 いいですわゾ〜、これ、第2話。どうしよう、好きな展開です。まぁ、単純に「百合好き」「被虐シチュ好き」っていうだけなんだけど。そしてもう、この先どんなクソ展開が待ち構えようともこのキャストだけでも最後まで観ること請け合いですね(死亡キャラが多発した場合はその限りではありません)。

 よく見たらこれって古里尚丈氏のプロデュースなんじゃん。そりゃ気に入るハズだわ。今まで見てきた古里さんの絡んだ作品でハズレてるの見たことないし。サンライズの中でもこれだけ容赦無く阿漕な展開を片っ端からやっちゃえるのはとても良いことですよ。シナリオがこの先どうなるかは分からないし、最終的にメタメタになる可能性も充分あるのだけども……大丈夫、「舞-HiME」だって「25話まで面白かった」って自信を持っているし。そういう作品になれば無問題さ。

 中身の方は、姫様のクズ設定に筋が通っていて思わず笑みが漏れてしまうレベル。良いです。そりゃそうです、十数年もあんな温室育ちしてきたクソ野郎が、そう簡単に正義の味方にシフトチェンジして楽しく過ごすことなんて出来るわけがないのです。この「女だらけの世界でのハートフルボッコ学園生活」って最近もどこかで見たことがあると思ったら、多分「フリージング」やね。まさに接触禁止の女王なんだけど、サテライザー先輩は基本的にいい人だし、ちょろい人。アンジュの場合は単なるクズ。あのまんまドラゴンの初太刀をくらって惨殺されてもやんやの喝采を浴びるような奴。それなのに、最終的には「主人公」になるんでしょ? これ、どういう風に心情を描いていくかは注目ですよ。まぁ、残念なことに(本当に残念なことに)今回のラストで改心に至るフラグを立ててしまった訳ですが……最低限、次週は「逃走の罪で科刑」→「死んだあの子が勝手についてきたのが悪い、自分は邪魔くさいと思っていただけ」とか火に油を注いでどん底まで行ってほしい。あの素敵過ぎる花園世界で、徹底的にいじめ抜いてほしい。サテライザー先輩に追いつけ追い越せ。

 で、そんな素敵な監獄生活の仲間達が本当に素敵。このキャスティングこそサンライズの本気。最近の流行アニメに比べると年齢層が格段に高いけど、そこはエロさでカバーしておつりで豪邸が建つレベル。今回ベッドシーンを演じていたキャストなんて、ネコ(49)&タチ(38(17))だからね。でも、これこそが至高。次に誰が根谷さんに食われることになるのか。ゆいかおりのセットとかお買い得ですよ。

根谷美智子に寄るガチ攻め! → エロい

本田貴子によるナイスお姉さま → エロい

豊口めぐみによる酒乱保険医 → エロい

キタエリによる委員長キャラ → エロい

桑島法子による…… →??!!

 

 なんやこいつ……こんなキャラやるのいつぶり?? なんか………………死ななそう!!

拍手

○「曇天に笑う」 5

 さっぱりだ。1話目でここまで目鼻がつかなかったアニメも最近珍しい。事前情報一切無し、そして1話目での誘致要因も見えてこない。こういうのが一番難しい。

 1話で情報が出なかったわけではない。主人公の曇三兄弟がどのような存在なのかはきちんと説明されていたし、その3兄弟のメンタリティ、個々の性格の違い、立ち位置は明示されている。何より「こいつらが話の中心なのだ」ということも自明。これ以上無いくらいにきっちりした1話だ。ただ、その先、今後1クールの間にどんな物語が紡がれるのかが、まったく予想出来ない。悪の組織が出てくるでもなし、ラブロマンスが花咲くでもなし。強いて言うなら次男の成長物語が展開することになるのか……とにかく分からないのである。漫画原作らしいのだが、タイトルも聞いたことなかったしなぁ。

 「分からないコト」は決して害悪ではない。そもそも「1話目から何か掴みを」ってのは視聴継続を考える視聴者側からの願望であって、全ての物語が最初の30分に山を用意しているとはかぎらないだろう(まぁ、最近はそうした視聴者のニーズに応えてセールスを伸ばすために、普通ならば制作側も気にかけてくるわけだが)。今作の場合、そうした「1話目でとりあえずの掴みを用意する」という姿勢を採らなかっただけである。必要な舞台設定、キャラ説明、全て過不足無く行われたのだから、なにも観ている側が文句をいう筋合いのものではないだろう。少なくとも画面の質は平均値であるし、キャラの相互関係に魅力が無いわけでも無い。「つまらない」なら切るのも個人の自由、「分からない」のだったら、「分かるようになるまで見ればいい」だけの話なのだから。

 というわけで、とにかく「可もなく不可もなし」の権化のような作品。野郎の三兄弟、上から中村・梶・代永という強烈なキャスティングになっているので方向性としては「八犬伝」とか「緋色の欠片」側なのかと思ったが、狙いはそこまで先鋭化したものでもなさそう。監督はほぼ初仕事みたいなのでこちらもデータはないが、昨今話題の動画工房による作品であるし、しばらくは黙って追いかけてみるのがよかろう。普通なら流石にモチベーションは削れるところだが、個人的には三男の学校の先生がとてもとてもお美しかった(特に声がね)ので、それを理由に視聴を続けることになるだろう。なんか陰があるのも良い感じです。まぁ、俺のモチベーションなんて毎回そんなもんだな!

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
12
20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[06/06 とみしの]
[06/04 とみしの]
[06/01 NONAME]
[05/31 DRAKE]
[05/29 NONAME]
バーコード