最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
体調悪い時に観るアニメじゃねぇな、第3話。偏頭痛に悩まされてる状態で視聴したんだけど、全然考えまとまんないや。でも考えないと分かんないしなぁ。 今回は外側だけをなぞると、「百合園さん、牙剥くの早すぎ」っていうお話である。前回衝撃の(?)正体を現した熊委員長百合園蜜子さん。彼女は「もっとおいしくなるから」といって前回紅羽を放逐していたわけだが、教室における謎のセレモニー、「排除の儀」によって紅羽が悪であると断定されると、機が熟したと判断して自ら正体を現したのである。彼女の中で一体どんな変化が起こったのか、そして、紅羽にどんな変化が起こったのであろうか。今回特筆すべきは、やはり教室で行われた「排除」ということになる。これまで「人間対熊」という対立構図ばかりがクローズアップされていたが、人間の中にも「透明な存在になるか否か」という選択肢がある。これまでも幾度となく用いられてきた「透明」という言葉。その語感だけで考えると「何者でもなく、無個性で表出しない人格」ということだと漠然と考えていたのであるが、今回の鬼山さんの演説を聞く限り、どうも「透明」にはもう少し積極的な意味があるらしい。それは「同調」。他の人の色に合わせなければいけないという「学校」の世界の中で、「空気を読めない=悪」であるとはっきり断定され、なおかつこの字幕には「ハイジョ」というルビまで振られている。断絶の壁の中、ただでさえ閉鎖された空間であるのに、今作がやたらと「学園」にこだわり、紅羽が熊と対峙する場所が必ず学園の屋上だったのは何故だったのか不思議であったのだが、どうやら、「人間」という檻の中で人々を縛る具体的な枷として、学園は立ち現れてくるようである。 多数の人間に同時に「色」を合わせることなど出来るはずがない。そこで行われるのが「透明化」だ。色は混じれば黒くなり、光は混じれば透明になる。全ての個性を引っくるめて、全ての空気を読んだ先にたどり着くものは「黒」か「透明」しかない。この世界の女学生達は透明になることを絶対条件として掲げ、そこに「混ざれない」ものを悪と断じているのだ。これを単純な現代社会の縮図と見るのは非常に簡単。「学園」という風土もいじめや同調といった動向にしっくりくる場面設定であるが、そんな簡単なことじゃぁつまらないだろう。この世界は「壁」があり「学園」があるのだ。「透明化を強要する学校」を単純に「社会の縮図」とみるのはどこかちぐはぐである。何故なら、その外側に「熊」がいるから。現時点で「透明な熊」「透明な人」「透明でない熊」「透明でない人」という4つの分類があり、それぞれのカテゴリーがすっきりはまる縮図が用いられなければならない。……まぁ、答えは出てないんだけど。 確認までに並べておくと、現時点では、ほとんどのクラスメイトは「透明」であるはず。まぁ、紅羽以外にも「ハイジョ」ランキングに名を連ねた生徒がいるのだから個人差はありそうだが、少なくとも今回何らかのやり玉に挙げられたのは紅羽のみ。つまり、紅羽は「透明でない人間」だ。好きを諦めないかぎり透明にはならないと、紅羽自身も言っている。執拗な回想シーンからも分かる通り、紅羽は純花に対する「好き」を貫くことで透明化を拒否し続ける。 一方の「熊」陣営であるが、まだ排除の儀に参加出来ない銀子とるるは、はっきりとユリ裁判で「透明になる」ことを拒否しており、「透明でない熊」である。ただ、難しいのはこの裁判、未だにその意味が判然としていない。被告席には常にこの2人(2匹?)しか立たないので、他の熊がどういう扱いなのかが分からない。となると、問題となるのは百合園蜜子の存在だ。彼女は「人間として」は、儀式での排除対象とされていないことから透明になっている(もしくはなろうとしている)ようにも見えるのだが、はっきりと「紅羽を食べたい」と言っている時点で、ユリ裁判制度側から見たら透明であるはずがない。ぶっちゃけ、鬼山さんを口説き落とした時の「ユリダーク!」からして、あの百合園さんが「透明である」はずはないだろう。やはり熊は「人を食べる」意志を持っているだけで「透明な存在」であることとは相容れないということか。それが排除の儀のときに問題にならないってことは、単に蜜子さんのステルス能力が高いってことなのかね。 駄目だ、頭痛い。来週がんばろう。あれ、でも来週からあおちゃん出ないのかな? ……百合園さんカムバァァァック! PR 何となくンドゥールってもっとエジプトエジプトしい格好をしてると思ってたんだけど、よく見たら単にシャツにベストだった、第26話。あいつ、盲目で普段から杖とスタンドを頼りによろよろ歩いてるのになんであんなマッチョなんだろうな。 エジプト上陸初戦。シリーズ中でも屈指の強キャラのイメージがあるンドゥール戦のクライマックスである。「音を頼りに索敵する相手」というのは今となってはそこまで珍しいシチュエーションではないが、短いバトルの中でその設定を活かすための展開がいくつも用意されており、この頃あたりからジョジョも「能力バトル」としての荒木節、ねっとりした味わいが強く出てくる。凡百の漫画だったら、多分アブドゥル作戦だけでもそれなりに転機になっていただろうし、その後の空を滑空するシーンも充分決め技になっているはず。そこから更に展開させ、あんだけ遠距離から攻撃していたスタンドのくせして、最終的には、「抜きな!」展開になるあたり、直球バトルとしての盛り上がりも欠かさない。端的にジョジョの魅力の詰まったマッチメイクといえるのではなかろうか。 ンドゥールという敵キャラ、原作でカウントすればほんのわずかな登場シーンしかない、いわば「通過するだけの敵キャラ」である(まぁ、3部はほとんどそうだといえるが)。彼自身のバックグランドなどはほとんど語られないし、彼がジョースター御一行と因縁を持っているわけでもない。そのくせ、このわずかな登場シーンで充分なインパクトを残し、「強キャラ感」を出しまくっているあたりが非常にレアなキャラである。相手取るのが承太郎ということで、大体の場合には「敵キャラいじめ」になってしまうもの。シリーズを通じて承太郎が「苦戦した」試合ってのはあんまり無い。いや、実際は苦労してる試合は多いのであるが、あの通りの態度なもんであんまりそうは見えないのだ。ぶっちゃけ、DIO戦だって承太郎が苦労したっていう印象はあんまりないんだよね。思いつく限りだと……このンドゥール以外ではシアーハートアタックと初期のホワイトスネイクくらい(両方負け試合だな)? 直近だとアヌビスポルナレフ戦はそこそこか。これだけシンプルな能力で承太郎に「帽子を脱がせる」という活躍を見せた(あとついでに花京院の目を潰してアブドゥルもダウンさせた)ンドゥールさんは、間違いなく九栄神でもトップクラスの実力者なのだろう。死に様の格好良さもそれを補強している。 ……まぁ、久しぶりに見て、色々と謎も増えたんだけどね。彼が砂漠で襲撃してきたのって、おそらく「音の探査を邪魔するものが少ないため」だったと考えられるんだけど、遮蔽物の無いだだっ広い砂漠での戦闘って良し悪しだよね。たまたまイギーが臭いで見つけたってことになってたけど、どの道まる見えの状態で座ってたんだから、 下手したら見つかるっていうリスクは常にあったはず。もうちょっと都市部にいけば、完全に身を隠すことは出来たと思うんだけど。ついでに水が多いところの方がカモフラージュも効きそうだし、正しい戦い方は4部のアクアネックレスが理想だった気も。まー、彼の耳の性能がどこまでのものかにもよるんだろうけどさ。アクアネックレスとの差は様態のバリエーションだと思うので、町中で固まった水がずるずる動いてたら不自然な気もするしな。 ンドゥール個人のお話をすると、今回割と長めに自己紹介をしてくれていたわけだが、3部のスタンド使いのほとんどがそうであるように生まれながらのスタンド使い。それをDIO様がどっかからスカウトしてきた形。この時期、エンヤ婆は弓矢を持って諸国漫遊してたはずなのだが、DIOさんはDIOさんなりに、「スタンド使いは惹かれ合うから適当に歩こう」ってんで散歩でもしてたんでしょうかね。まー、ンドゥールは地元民っぽいのでたまたま近くでスカウト出来てラッキーだったんでしょう。能力が強いことはすぐ分かっただろうから、それを讃える意味でエジプト九栄神の暗示をあげたと。……いや、他の九栄神見ると、そこまでいい扱いじゃない気もするけど。DIOの館に集まったっていうけど、ンドゥールとアレッシーとオインゴとか、どう考えてもそりがあわないよなぁ。あと、カイロにあるDIO邸から盲目の人間が真っ先にジョースターのところまで駆けつけられたってのもどうかと思う。他の連中……であんまり行動が早そうな奴いねぇな。じゃぁしょうがないか。SW財団の男が「9人の男女」の話を承太郎たちに話したのってついさっきだったのに、ンドゥールがそれを前提で話している(「他の8人は教えてやらん」っていってる)のはこれはこれで変なんだけどね。まー、自己紹介で「九栄神」って言ってるからどっちにしろばれるんだけど。案外しゃべるだけしゃべっておいて「まぁ、残り8人って言ってるけど正確にはそんなにいねぇし、九栄神倒しても一番ヤバイのが館にいるんだけどね」っていうのを隠しておいたあたりが、彼なりの謀略だったのかも。 やべぇ、ンドゥールの話だけでどんだけ文字数費やすつもりだ。えーと、あとは、イギーは今週も可愛かったです。はっきり「イギィ」って言い過ぎだと思いますが。そして、Cパートで登場、オインゴボインゴブラザーズ。CVはオインゴがヤス、そしてボインゴがくまいもとこという陣容。流石に狙い通りのキャスティングになってるなぁ。ヤスは「もうちょっと格好いい役が良かったなぁ」とか思ってそうだけども。来週はいよいよ問題の「煙草」回なわけですが、アニメではどうやって表示されるんだろう。 あと、さっそく話題になってたけどオインゴ漫画、911の描写は取り除かれてましたね。まぁ、余計な火種だし、無くても全然問題無いところなのではずしたんだろうが、冷静に考えりゃ完全に「偶然」でしかないんだから、そのまま描いてもなんら問題無いはずなんだよな。テロ関係はただでさえデリケートだからねぇ。それにしても、オインゴ漫画って背景が全編グリーンバックなのな。「フルカラー!」って喜んでたけど、正直、見づらいわ。 「どこかで聞いたことのある話ね」、うん、大概の視聴者もそう思ったはずだよ、第15話。結局前回のタイムワープ伏線は何だったんでしょう。時間関係無かったやんけ。 色々と突っ込みたいところもいじりたいところもあるが、とりあえず事実関係をまとめておこう。まず、スタート地点となっていたのは今回登場した方の、サラマンディーネさんことサラさんのいた地球(これを便宜上「旧地球」と呼ぶ)。ここではドラゴニウムという新しい粒子だかなんかが見つかって、それによって技術革新が進むかと思われたが、当然のように軍事利用されたせいで、この旧地球は滅亡寸前までいってしまった。そこで旧地球の住民の意見は2つに分かれ、チームエンブリヲは、「もう1つの地球を作ればいいじゃん」というので、アンジュ達の生まれ故郷である新たな地球(これを「新地球」と呼ぶ)を生み出し、そこに移住した。エネルギー問題については、ドラゴニウムによって龍化した始祖ドラゴン、アウラを取り込み、身勝手なバッテリーとして運用し、これを世界の中心に秘匿して「マナ」と呼ばれるエネルギー供給を可能にしている。ただし、アウラのエネルギーも当然有限であるので、ドラゴニウムを補充するため、定期的に旧地球との連絡通路を開き、ドラゴニウムで汚染された旧地球民を召喚、討伐して、エネルギー補充に充てているという。 他方、旧地球に残った穏健派たちは、自らドラゴニウムの力で龍化し、汚染環境を1つ1つ消費することで復興を狙っている。男は主に龍化して各地の徐染作業を、女はその他の生活基盤の安定を図っているという。もちろんエンブリヲ派の身勝手は許すわけにもいかないし、始祖ドラゴンアウラを強奪されたことも許してはおけない。定期的にゲートが開いて新地球に駆り出されて虐殺されるなんてもってのほかである。なんとかエンブリヲを、そして新地球にあるマナシステムを破壊し、自分たちの身の安全とアウラの身柄を確保しなければならないのである。 なるほど、構図としては非常にすっきりした。これで少なくとも「新地球」の方で起こっていた「偽りの戦争」については大体説明がつくし、アンジュ達が今置かれている状況も理解出来る。初対面では敵対していたアンジュとサラが今後協力していくことになるであろう流れも自然なものである。ただ、未だ現時点では分からないことも少なくないので、こちらもピックアップしておこう。 1つは、「新地球」とはなんなのか、という部分。サラの言では「エンブリヲが作った」とのことであるが、素直に考えるならばタスクたち「古の民」と呼ばれる連中は、エンブリヲによる「マナ使い」たちが生み出される以前から新地球に住んでいた先住民族と考えるのが自然であろう。いかにエンブリヲ様とて、惑星を1つ新たに生み出すのは流石に不可能であり、手近にあった似たような星をテラフォーミングしたという理解でいいのだろうか? でも、それだったらアウラによるマナシステムなんて面倒なことせずに、汚染された旧地球を脱出してみんなで新地球に住めば良かっただけだよね。やっぱり「作った」っていう理解でいいのかな。タスクたち「古の民」は、マナシステムの実験過程で生まれた試作品であり、マナが完備されなかった世代の遺物とか? また、旧地球と新地球をつなぐゲートの開閉についてもはっきりしない部分が残る。現時点ではエンブリヲ陣営には「エネルギー補充」という目的、サラ陣営には「アウラ奪還」という目的で、どちらにもゲートをつなぐ動機がある。ただ、サラの話していた感じでは、普段アルゼナルで対応していた龍の出現は、全てエンブリヲ側(そういやジュリオ陛下がやってたんだっけ?)の主導によるものだったのだと思われる。唯一、サラが新地球に乗り込んだ時だけ、エンブリヲさんサイドも予測していなかったらしいので、あれだけがサラの言っていた「兵器の運用実験」のための転送か。ただ、だとするとエンブリヲ側の手引きによるゲートオープンって、ドラゴン側が積極的に新地球に乗り込む理由は無いよね。無理に進まず、ゲートから引き返せばいいんだし、万一強制的に転送させられたとしても、人間と戦わないで済ませる方法はあったと思うんだけど。過去のドラゴンの振る舞いを見ると、「無理矢理転送されて狩られている」というより、積極的にアルゼナル陣営と戦っているように見えたのだが……なんなの? みんな血気盛んなの? そして、この期に及んで未だ「ミスルギの血」についても明かされてはいない。てっきり旧地球の龍人間たちの血があればヴィルキスが動くのかと思っていたのだが、今回サラは大巫女さまとやらに「ヴィルキスが動かせる珍しい人間だよ!」と言っていたので、どうやら謎が解明された現時点においても、未だヴィルキスは特別な存在であるようだ。エンブリヲさんの開発した特別兵器ってことなんだろうか。だとすると、アンジュの血筋ってエンブリヲの直系とかかな。そうそう、結局ジュリオ兄様にくっついてたサキュバス改め龍人間の副官さんって、どっち陣営だったんだ? サラが知ってたんだから当然サラ陣営なんだろうけど、暗躍の仕方がエンブリヲ側っぽくもあったのだが……単にアホのお兄様をたぶらかして無茶させる役割だったのかな。そんなん出来るなら、サラさん陣営ももっとガンガンスパイとか工作員を送り込んでおけばいいのにな。ジルさんは……関係あるのかなぁ。どことどこが繋がっているのか、その辺は未だにはっきりしていないのである。 ま、「まだ完全に答えが分かったわけじゃない」ってのはいいとして……アンジュ楽しそうやな。あんだけ誘惑しておいて一週間経ったら完全にお預けモードだよ。そりゃタスクだって性教育でちんこ立てるわ。クンニマスターの仕返しするわ。宮野楽しそうだなヲイ! またサラさんの衣装がアンジュの痴女衣装に輪をかけてエロくてね……この世界の住人には貞操観念とか羞恥心ってものはないのかね(なくていいけど)。そして巷で話題になっているのが、相変わらずの作画のひどさによって拍車をかけられた「嘘ジャポネスク」っぷり。まー、事前に言われてたから「どやねん」とは思って見てたけど、茶道のシーンなんかは正直どうでもよかったね。別に日本のお話じゃないんだし、何してたって間違いじゃないやろ。茶碗に入ってたのだって抹茶ラテの可能性はあるで。どっちかっていうと、手水場で唾吐いてたアンジュの方がいらつくわ。あと、日本文化として突発的に出てくる精霊流しね。「ほほう、お祝い事でそんな文化がねぇ。精霊なが……って飛ぶんかい!」ってなった。フリーダムな世界だなぁ。 でも、新しい世界が開けたおかげで新キャラも増えてちょっと俺得。御簾の陰に隠れて見えなかった大巫女様はまさかのアスミスである。ついにアスミスがサンライズ作品にまで絡んできましたよ。他にも、「エルシャに似てる」と言われていたヴィヴィアンのママンには中原麻衣。確かに、小清水と中原って声が似てるって言われること多いから(そういうことじゃない?)。なんとも恵まれた声の家系だな。あと、龍人間側の女医さんは渡辺明乃。どんどんキャスティングが濃くなっていくのでたまりません。ヴィヴィアンが人間形態に戻ってくれたのも朗報である。いや、ドラゴラム状態もあれはあれでよかったけどね。 なお、代わりにアルゼナルメンバーの方は一切登場せず、むしろキャストの数だけで言ったら減っている模様。これ、最終回間際とかになったらすげぇキャストクレジットになりそう。ガールフレンド(仮)の中堅以上声優限定Verみたいなもんである。関さんと宮野には、本当に頑張ってほしい。負けるな男の子。 この期に及んでまだまだ想像の埒外、第15話。まさかのキャットメイン(?)回である。押し寄せる字幕の嵐に、こんなアニメってどうなのよ、という感嘆の声が。主に俺の中で。 普通に考えたら、2期が開始された1話目に入れるべきお話だったような気もする今回の「ミミズク語り」。守り神キャットが誕生するまでのお話が描かれ、その中で、まさかのミミズク視点で見た過去・現在の少ハリを描くことで、各キャラクターの復習になるとともに、現在の少ハリがどうなっているかを語っていく。他のアニメならばこういう構成にした時点でキャットにしゃべらせて全部語りを設けるところだろうが、このアニメはそういうところで妥協しない。キャットはあくまでキャットであり、絶対に人間の言語でもって意思疎通なんかしない。あくまで彼の脳内に浮かぶ言葉は「何となく漂っている」だけであり、決して具体的な言葉にはなっていないのだ。もちろん、生馬はそんな彼の考えていることなど分かるはずもない。 キャットが生まれたのは、今から15年以上も前。初代シャチョウがたまたま森で発見して拾ってきたもので、その時代には初代少年ハリウッドはまさに全盛期を迎えた時期であった。その後すぐにシャチョウは逝去。まるで自分の死期が分かっていたかのように、置き土産として「守り神」のキャットを残していったのである。その後、すぐに少ハリは解散。キャットはてっしーと一緒にしばらくは静かなままでハリウッド東京を見守ることになる。ミミズクってそんなに長生きするのかよ、って思って調べたら、なるほど、頑張るやつは割と長生きのようだ。幸せな環境で育っているキャットも、まだまだ守り神として頑張って生きてくれるのだろう。 そして新たな時代を迎え、現在のメンバーが揃ってハリウッド東京は再始動したわけだが、もう、キャットは完全に保護者目線である。全てを悟りきったかのようなモノローグで丁寧にメンバー紹介してくれているキャットは、本人曰く「精神的サポート」である。生馬の肩には決してのらず、春の肩だけは無性にのりたくなる。猛禽類だったらその気持ちも分かるのだろうが、残念ながら人間にはよく分からないな。そして、彼の評するメンバー考察は、何故か颯の評価が不思議と高い。他の連中にはわりかし厳しめのコメントをしていたようなのに、一番ぼんやりしている颯については「未知の可能性」を見ているようなのだ。なんだろう、この扱い。単なる思い過ごしなのか、それとも信頼のおける猛禽類の直感なのか。キャリアを考えたらキャットのアイドル識別眼はそれなりに頼りになりそうだよなー。 しかし、こうして20年近い推移をみていると……キャットも随分な貫禄だけど、やっぱりてっしーの存在感が異常だよな。あいつこそ「守り神」っていうかハリウッド東京に取り憑いた守護霊とか地縛霊の類なのではなかろうか。何一つ変わってないし、1人で動けるバイタリティも半端じゃないし。握手会を始める時の段取りで、ライブが終わった後に慌ててテーブル出しているところを見ると、ライブ中はおそらくてっしーも手が離せないってことだろう。つまり、音響やら照明やらメンバーの着替えのサポートやら、全部てっしーが1人でやっているということだ。この世には一体何人のてっしーが存在してるのか? そして、初代少ハリがステージを去ってから現在までの空白期間。てっしーはハリウッド東京が眠っている間、次の世代を待つ守護霊として一緒に眠っていたのかと思っていたのだが、「何組かのアイドルを取り上げたが鳴かず飛ばずだった」とのこと。なんだ、ちゃんと活動はしてたんやな。そりゃなぁ、15年も人っ子一人来なかったらいくら立派な劇場でも朽ち果てるよな。てっしーが毎日毎日、次の光を待ちながら整備してたんだろうなぁ。 こうしてめでたく昔の活気を取り戻しつつあるハリウッド東京だが、新たに始めた握手会戦術にはシャチョウが渋い顔。「このままでは終わってしまう」とまで言われてしまった。シャチョウの目指す理想のアイドル像とは一体どんなものなのだろうか。まだまだ厳しい戦いは続きそうである。 それにしても、エンディング凄かったな。多分シリーズナンバーワンエンディングですわ。歌の「作詞」じゃなくて「ポエム」ってなってたのが笑える。まぁ、歌ってないからな。 声オタには触れにくい話題しかないな! 第14話。いや、フィクションですけどね。流石に子安のアレは現実にはいないだろうよ。尻で売り出す声優なんて……あぁ、2人くらいは思いつくわ……。 サブタイトル通りの中身。そして、水島努がいかにも思いつきそうなヒデェ内容である。そりゃね、あんだけ爆発物が大好きな人間が、この話題に触れないわけないよね。声優ファンにとって、開けてはならぬブラックボックス、オーディションの話である。声優本人からポロポロと漏れ聞こえてくるオーディション話ってのはもちろんあるわけだが、それだって穏当な部分しか出てこないもの。我々ファンが見られる事象とは、あくまでオーディションの結果、最終的に出てくるキャスティングのみである。今回の作品内での会議がどこまで「それっぽいもの」で、どこからが「視聴者サービスのネタ」なのか、ぶっちゃけ判断は出来ないのである。 世にネットの大海が広がり、アニメファン層もコアターゲットだけでなくライトユーザーに広がりを見せてからというもの、アニメセールスの質は大きく変容している。よく言えばビジネスチャンスが広がり、山を当てる見返りも大きくなったのだが、悪く言えば下世話になった。アニメがどこまでいっても「商品」であるのだからきれい事だけでは終わらない対象であることは当然だが、だからといって品性下劣であってはならない。そのギリギリの「倫理観」に、今回のお話は身内の側から切り込んでいるのである。「きれい事」代表は岩波さん、違う、稲波さんの発言。「政治が絡むキャスティングは失敗する、政治が絡むと必ずばれる。経験不足というならば、我々で育てていけばよい」。これが理想とされる音響監督であろう。キャストを選ぶ基準はあくまで「演技力」「キャラのイメージ」であって、その他の要素が介在してはならない(スケジュール関係はしょうがないけど、オーディション受けに来る人間はおよそ問題無いはず)。この理想が守られていればこそ、声優業にはドリームが詰まっており、若手新人だってベテラン勢と肩を並べて戦うことが出来る。若くて有能なタマゴも萌芽も、こうしてきちんと拾い上げてくれる地盤があればこそ、業界は健全さを保ち、より良いものを生み出すことが出来るのだ。 翻って、ネットで噂されるような「下世話さ」の代表が、監督と対面して座っていたプロデューサートリオである。まぁ、ぶっちゃけ子安は別にいいだろう。流石にあそこまで頭の悪そうな人間はオーディション会議に出てくるまい(……ね?)。キャラ名が「枕田」というのも強烈な皮肉で、いわゆる「女性声優を食い物にしたいプロデューサー」という伝説枠の代表である。まぁ、ぶっちゃけ枕が無いはずもない業界なので完全に嘘とも言わないが、流石にオーディション会議であそこまでぶっ込んでくるような阿呆はプロデューサーにはならんだろうよ。そういう手合いは、もっと狡猾で上手いことやるもんである。 しかし、残りの2人は「フィクションです」と堂々と言い切れないのがなかなか辛いところだ。1人はレコード会社の人間で、とにかくキャラソンを出したいがためのキャスティングをしてくる。「歌が歌えなきゃ声優じゃない」、演技力は二の次とのこと。まー、今の業界はそもそも「タマゴ」の母体数が大きいので、「歌もそこそこ歌えて演技もそれなり」っていう選択肢は多いだろうから、なかなか信じられない棒が出てくることはなくなったが、演技以外の側面からのプッシュがある、というのは事実として存在しているだろうさ。ぶっちゃけ、枕田の方も「イベントやその他の関連グッズで売りたいからこそ容姿で選ぶ」っていう意識もあっただろうから、現代声優業界の一側面の象徴的なキャラともいえるのかもしれない。 そして一番存在感があるのは「とにかく人気、知名度、フォロアー数まで使っちゃえ」という、CV飛田さんのプロデューサーである。「円盤売らなきゃ話にならない」→「手っ取り早く売るには有名声優を看板にすればいい」という論法は、悲しいかな、現実的である。それは私自身がよく分かっているのできれい事を並べることも出来ない。結局、あとは「実を取るか、倫理をとるか」の選択肢というよりは、「どの程度倫理と実の兼ね合いを模索するか」の勝負になってしまうのである。 また、そうした「分かりやすい外的要因」以外にも、今回のオーディション会議のシーンでうかがい知れることとしては、「やっぱり関係者が決めるっつっても限界があるよな」っていう問題もある。木下監督も長期拘束されることでうんざりしていたが、そりゃ、100人近い人間がひしめき合って同じ台詞を言っているところから的確に聞き分け、ほしい人材を捜すなんて、並大抵の能力では無理である。まして会議が進んで5人目のキャラともなれば、精神的にも消耗して「もう適当に決めよか」という流れになったとしても文句は言えないだろう。本当の意味での「理想に基づいたキャスティング」なんてものは、やはり不可能なのかもしれない。我々はこうして、今日も業界の先行きを憂いながら、新しいアニメのキャスティング情報を待つのであった。 しかし……今回のオーディション会議のシーン、演じてる声優連中はどういう気持ちでやっていたのだろうなぁ。飛田・真殿・子安っていう濃すぎる面子によるアレコレが刺激的すぎるし、それをおさえて回る役に檜山・髙木・岩田っていうね。もう、何かしゃべるたびに「子安うるせぇwww」って思ってたわ。尻がしゃべりますかね。そして、「ほとんどキャリアの無い新人を主役に抜擢するのはちょっと……」みたいな台詞を、同じブースで宮森役の木村珠莉も聞いてるだろうなぁ、っていうのを想像すると面白い。いや、今回の流れならばむしろ鼻高々でしょうけどね。宮森の活動的なパンツルックは可愛いよなぁ。 まー、そんなこんなで色々と触れにくいキャスティング会議でしたが……その他、ムサニの制作進行に新人1人追加。職歴としては宮森やタローよりも長いので割と慣れた感じ、そして、あまり良い人っぽくはない感じ。彼の教えてくれたのが「スタジオタイタニック」という、確実にグロスで投げたら沈む未来しか見えないスタジオというのがどうにも。いやぁ、一応仕事は出来そうな奴だったけども(タローがいる時点でどんな奴が来てもマシではある)。更に、前回登場した出版社側の担当が本当にクソみたいな奴なので、今回決めたキャスティングですらまだ原作者が暴れてアウトになる可能性があるっていうね。なんだろう、三女のアニメ化、駄目な要因しか見えてない。あ、一応背景担当の雲の人が引き受けてくれたっていうのは朗報か。あと図ったようにみーちゃんが飛行機関係の会社に就職してるっていうのも一応朗報? ずかちゃんは……犠牲になったのだ……いや、この流れなら絶対どこかで三女のキャストに食い込んでくる流れだろうけどさ。あそこまで監督に名前を覚えてもらってれば、端役でもなんでも出てくるチャンスは多いわな。そしてりーちゃんが無事に(バイトとはいえ)職を発見。実は5人の中でもトップレベルで有能な子なので、ここから一気に脚本家へのステップアップがあるかもしれんね。みんな一度は経験している挫折話をまだ1人だけクリアしていないのだが、りーちゃんが心折れる要素って、何だろうね。 あ、これ好きなやつや、第2話。いちいちお約束を守らない破天荒な勢い、あとスズメが可愛い。シナリオ? 知りませんね。 結局、旅をするお話だと聞いていたのに2話目までで旅は始まらなかったという。この世界の理を理解してもらうためなのか、延々マッチャグリーンと執行さんの因縁対決が続くのであった。結局モサだのモブだのってのはどういう存在やねん、ということは一切分かってはいないのだが、それについては作中でも便利な言葉で解決がみられた。「こまけぇことはいいんだよ!」。気にしたら負けスタイルの作品ってのも世の中にはたくさんあるわけで、今作はどうやらそういう方向性のお話のようである。いや、ひょっとしたら執行さんの過去話をもう一度掘り返す機会もあるのかもしれないけどね。それはそれで見てみたい気もするけど、現時点でそこについて気にしてもしょうがない。一応意味があったのは、なんか不可解なハート形のマテリアルを獲得するとモサパワーがみなぎってくるんだろう、っていうことくらいかな。所沢大統領など、上層部の人間はそれを知っているようだったので、最終的にはあれを巡る物語になるってことだろう。不思議存在が不思議なことを起こす世界。もう、それでいいじゃない。 2話目までで見えてきた本作の売りは大きく2点。1つは好みの分かれそうなところだが、「とにかくお約束を外して徹底的にシリアスを拒絶するネタ回し」である。アニメではお約束とされる展開がことごとく直前でスカされる虚脱感が上手いこと刺激になっており、惰性だけで視聴させない緊張感がある。具体的には、駆け寄ってきた相手がたモブに突然殴られるかと思ったのに何故かクロコダイルさんが殴られるシーン。記憶が蘇りそうになった執行さんを阻止すべく音無さんがメガホンを投げたのに執行さんにあたっちゃうシーンなど。普通のアニメなら自然に上手くやる部分を、意図してシナリオの抜きどころとしてぶっ込んできている。他にも、1話同様のこちゃこちゃしたネタは健在で、メインシナリオが進んでいる後ろでこっそりとモブ連中が色々やってて、そちらを見ているだけでも充分楽しい。今回はキャラ作画の方がなんだか適当になっていたが、まぁこれだけ動いてりゃ別にいいかな、って気にさせてくれる。 そして最も大きな2つ目の売りは、やはりその大胆かつ新規性の高いコンテワーク、特によく動くアクションシーンでの構図の取り方や動かし方。1話目でもモサ対決シーンは実に見応えがあったが、今回は文字通りの「ジェットコースターアニメ」としてのぐりんぐりん動かす立体感のあるカメラワークが楽しい。普通、暴走列車をギリギリで止めるシーンってのは横からの構図で「ギリギリ感」を出すものだが、今回は上からのカット割り。これでも充分臨場感が出るし、足の踏ん張りなんかはこっちの方がかえって重みが出て面白い。相変わらずモサ戦闘のパンチ一発一発にも気合いが入っているし、ふざけた中でもがっつりアニメーションとして見せてくれる部分が多いのは、オリジナルアニメとしては嬉しいサービスである。このままのテンションがずっと続いてほしいもんだなぁ。 2日で40個近くも新しい日本語覚えるわけじゃん? これ、もう受験生レベルの頑張りだよ。しかも、受験生は自分で意味考えなくていいじゃん? オレらのセンター試験はまだ始まったばかりだ!
Round1・「どもまた」 1.荒れはてて雑草が生い茂った田。 2.「吃又平(どものまたへい)」の略称。 3.(土中に股まで埋まっているように)しっかりしているさま。 4.(「どうも、また」の簡略体)別れ際の軽い挨拶。 5.「どうもありがとう、また今度よろしく」を縮めたもの。別れの際の挨拶に使う。 いきなりの解答被りも笑えるが、正解の衝撃度もまた笑える。これで、全員の票を一気に集めた上で正解を当てた人間が早くも逃げ切り体勢に。
Round2・「すねざんまい」 1.すねで蹴りなどする癖のあること。 2.江戸時代の刑罰の一。罪人の両足の脛を折り、その足でやっとこ節を舞わす。 3.(子どもが)すぐにいじけて言うことをきかなくなるさま。 4.大いに慌てふためき、地に足のつかないさま。また、大変忙しいさま。 5.ノコギリソウの異称。 そして親の総取りで完全に逃げ切られたのである。終わってみれば最終得点が36点って……。しかし、ググってもなんか違う意味がヒットするんですが、ちょっと広辞苑さんよぉ。
Round3・「うしうま」 1.利益を取り逃してしまうこと。 2.牛のように力強く、馬のように速く駆け、豚のようによく食べ、また牛のようによく寝る。 3.はっきりと方向、所在が定まらず、行方や在処の分からないさま。丑とも知れず午とも知れず。 4.馬の一品種。全身に毛が少なく、牛に似るため名付けられた。鹿児島県種子島だけで飼育されたが、1948年、絶滅。 5.(陰陽道の思想で丑は未に、午は子に対応することから)対になるべきものが、対になっておらず、不作法であること。 ②解答作成までの手順。「豚までは考えついたんですよ。その後が出てこなくて、『猿のように賢い』とかも出てきたんだけど、猿、賢くないな、って気付いたんです。冷静ですから」。
Round4・「すえばんく」 1.貴人の館を守護する番人。 2.陶製の丸盆。また、それを用いて神前に餅や古米を祭る旧正月の行事の総称。 3.淫猥なことを詠んだ川柳。 4.信用金庫を嘲っていう語。 5.江戸期の賽銭箱職人。 広辞苑強い。でも、検索すると案外良いのがヒットしますね。「よく聞けば猫が水飲む音でなし」「田舎下女べべを着せろにまごまごし」「ふるさとは皆草深き所なり」。
Final Round・「たるやおせん」 1.浄瑠璃。福内鬼外(平賀源内)作。下級武士に見初められた樽屋のおせんの懊悩を主題とする。 2.過去にポリネシア諸島で使用された、巨大な石製貨幣の名称。 3.東海丸を囲んで航海した船。 4.大阪天満の樽屋の妻。隣家の長左衛門との不義を夫に発見され、1685年正月自殺。 5.オーストリアの劇作家。作「鎖の少年」、「航海小劇」。
② Round1・「いんざほーる」 1.イギリスの喜劇映画。チャールズらがバッキンガム宮殿で戦車を乗り回し、大騒ぎをし、エリザベスの幽霊をひき殺す。 2.「公会堂にて」参照。 3.穴の中。どん底、どつぼにはまるなど、最悪の状況を洒落ていったもの。 4.野球で投手または打者に対してボールカウントが悪くなった場合。 5.会社などがもはや立て直しの効かない段階まで落ちているさま。 ①ボクは「幽霊をひき殺す」っていう表現がとても好きです。
Round2・「そくら」 1.おだてること。けしかけること。煽動。 2.フランスの宗教画家。イエスを風刺したため弾圧される。1605年自殺。作「馬の息子」「処女ならざる懐胎」。 3.全て、まるまる。 4.蓄えの充分でない蔵。 5.履物も買えないような身分の低い者をさす語。河原者。
Round3・「させいほうせい」 1.二十八宿の一。ヒキメボシ。 2.幾たび生まれ変わってもまた巡り会うであろうこと。そのような、切れない縁。 3.一早く、力強く勝ち鬨をあげること。転じて完全な勝ち戦。 4.立法府と行政府が同一であるような国家形式。 5.牛飼いが牛を追うときの掛け声。 検索するとちゃんと狂言以外の出典もヒットして一安心だよ。
Round4・「やすぼとけ」 1.喉仏があまり出ていないこと。転じて女々しい男。 2.密教において公案「摩羅門卦(まらもんげ)」において悟りを開いた者。江戸時代中期に大量にあらわれ、ありがたみがないから呼ばれた。 3.女性の陰毛を指す隠語。 4.戒名を持たない死者。 5.やすっぽい仏。尊く見えない死人。 ②「摩羅門卦って何ですか?」「汝が摩羅か、摩羅が汝か」
Final Round・「てながじま」 1.前脚の長い虎猫。雄の三毛猫と同じく船の守り神として珍重される。 2.テナガシマザルの別称。 3.手の極めて長い人間がいるという想像上の島。 4.(非常に手が長かったということから)槍の名手、中島万示丸の通称。 5.火縄銃の異称。種子島。 出典が枕草子なんだよねぇ。たほいややるためには狂言に加えて古典も必須教養だよなぁ。 90年代以降の魔法少女縛りだとどれくらいの時間保つだろう、と真剣に考える第2話。……えーと、「大魔法峠」はOKですか? 「これはゾンビですか?」は? 相変わらず賑々しい展開。ただ、流石に開始2話目ということで視聴者への配慮は考えているようで、シナリオを進めながらも、要所で世界設定を復習してくれているのはありがたい。原作ではシームレスに繋がっている部分であろうから、おそらくそこまで親切な導入はないんじゃないかな。帝人とダラーズの関係性とか、杏里と罪歌の関係とか、そういうところは一応今回の導入が復習にもなっているのはそつのない出来。いや、やっぱり初見だとさっぱり分からないとは思うけども。残念ながら私も久しぶりに観るから細かい人間どうしのつながりについてはうろ覚えなんだよね。ワゴンチームと帝人たちが接点をもってるのはいいんだけど、帝人が顔をつないでるのってどのあたりまでだっけね。杏里と森厳は今回が初対面? 今回の様子だとそんな感じだね。何故あのおっさんがカラオケボックスで大事な商談してたのかは謎である。相変わらず神出鬼没で油断ならない奴だ。 1期とのつながりがほとんど関係無く、今回のお話の中心になっていたのが、臨也のところのお騒がせ双子姉妹である。中の人絡みのせいでどうしてもどこぞのファイヤーシスターズに見えてしまうわけだが、キャラクターの作り方はあの姉妹に負けず劣らず実に阿漕。何ともラノベ的。ファイヤーシスターズは非常に観念的で、ラノベ設定としてもひねた作り方になっているのが作者の性格の出ているところだったが、こちらはとにかく人間関係をつないでつないで絡ませていくのが作品のアイデンティティになっているので、色んなところでやっかいごとを巻き起こせるように、様々な設定のパッチワークのような造形になっている。もちろん、その根幹にあるのは「折原の血」というすこぶる面倒臭いものであるので、設定が阿漕とはいっても一筋縄ではいかないようだ。 まず、今回最大の見せ場となった謎の跳躍アクションシーンを披露したのが妹の舞流。設定は「活動的」「セーラー服」「あけすけエロ」くらいだろうか。「わざとパラメーターを両極端に極振りした」という能力値は身体の方に向けられており、意味の分からない身体能力は既に人智を越えている。まぁ、この池袋の人間連中は化け物も山ほどいるのでこれくらいではそこまで驚かんでもいいが。「身体」にステ振りしたんだったら頭は悪くてもいいはずなのだが、残念ながら結局は折原の者であるので、単なる筋肉馬鹿ではなく、「直感で動く危険因子」という、兄の面倒さに機動力が加わった形になっている。波江さんの言っていた臨也の「黒幕性」みたいな陰湿さは少ないのかもしれないが、その分だけストレートにおっかないというキャラ。キタエリズムの真骨頂である。 かたや、姉の九瑠璃は「内向的」「体操服」「巨乳」というセッティング。わざとキャラを分けることで性格に差が出来るところまでは分かるが、プロポーションまでが双子で全然違うのは一体何故なのか。人体の神秘である。2人の通う学校はそこまで校則に厳しくもないのだろうが、ブレザー制服の中でセーラー服という異端と、体操服という異端。そりゃいじめられるだろうよ。あの乳のサイズで一日中体操服って、同じクラスの男子生徒の精神衛生上あまりよろしくない。しかも内向き文学少女だし。この世界の控えめな女の子はみんな巨乳じゃないといけない決まりでもあるのだろうか。もちろん、そんな「控えめ」はあくまでも外面でしかなく、決して舞流のように表立って暴れたりはしないが、その分兄の持つ「黒幕」性は強く受け継いでおり、ちょっかい出してきたクラスメイトの器物を破損、そして将来を破損することなどお茶の子さいさい。質の悪い高校生である。「どっちが積極的か」という問題で舞流と言い合っていたが、まー、あの様子だとどっちもどっちだよな。この2人も「人ラブ!」なんでしょうかね。 そんな双子姉妹と自然に接点を持ってしまったのが、ちょっと不思議な造形で登場した新キャラ、黒沼青葉。安定のヒロ・シモノボイスなので単なるパンピーなのかと思いきや、どうも彼も随分したたかな人間のようで。積極的に帝人とダラーズに接触を持ち、これから何かしでかすつもりなのか、それとも単に好奇心と野心の旺盛な青年なのか。まだまだ見えては来ないだろうが、トラブルを起こす側に回る雰囲気は既に匂い立っている。ダラーズって既に1期の時点でその特性を活かした活躍はやりきってしまった気がするのだが、帝人はここからその力をどのように駆使していくことになるのだろうか。圧倒的力という意味では罪歌の方が強いからねぇ。おかげで今回も杏里さんはトラブルに巻き込まれるのは必定であるようだが。罪歌絡みだと贄川春奈さんには今後出番はあるんでしょうか。是非出てきて欲しいんだけどなぁ。 そして、前回の事件でテンションだだ下がりだったセルティさん。謎の「繭」を精製し、いつも以上に熱烈に新羅とのラブラブを見せつけてくれる。落ち込んで甘える理不尽な女王様の愛らしいこと。新羅が尽くしたくなるのもよく分かります。あの繭、居心地は良いのだろうか……。 1月16日 ドラフト模様(TKT×3) ピック順 【Sea-chicken】→【Serra】→【Thraxi】→【Mei】→【Alessi】→【Sangriter】→
環境最終戦。今回は皆それぞれに心に決意を秘めての戦いとなり、色々と事件があったり、めでたかったりしたような気もするし、そうでない気もする。とりあえず、試合前に「結局どこのクランの優勝回数が多かったんやろ」という話題をふられたのは伏線だったのか、それとも戦略の1つだったのか。結果的に「一度も優勝したことないんちゃう?」と言われたスゥルタイに3人が向いかけるという事件が発生。また、これまで1枚も出なかった「真面目な訪問者、ソリン」も無事ここで顔見せ。これで全てのレアが最低1枚は出たことになり、心置きなく次の環境へ行けるのである。
せっかくなので全部で16試合行われたこの「タルキール」環境のいくつかのデータを残しておくと、まず優勝クランはアブザン・マルドゥベースの5回が最も多く、残りはティムール・ジェスカイが2回ずつ、スゥルタイがラストギリギリ1回、5色デッキが1回。やはりアブザン・マルドゥが強かったのは間違いない。使用色の観点からまとめると、白はのべ63回で最も多く、残りは順に黒が61回、赤が60回、緑が58回、青が52回と、青が1色だけ飛び抜けて少ない。やはりマルドゥ・アブザンに絡まない色だからかな。全93個作られたデッキのうち、4色デッキは10回、5色デッキは3回、2色デッキは1回だけ作られている。3色についても、1度だけクランが関係無い「ジャンド」が含まれる。でもまぁ、こんだけやって80個近いデッキは全部クランの3色になってるんだから立派なもんだよ。当たり前なのかな?
ついでに、運命再編のFAQが出ているので、意味のありそうな部分を少しだけ抜き出しておく。
701.31c 変異を持つカードが予示されたなら、そのコントローラーは予示されたパーマネントを表向きにする手順ではなく、変異を持つパーマネントを表向きにする手順を用いてもよい。 701.31e インスタント・カードまたはソーサリー・カードによって表されている裏向きのパーマネントは表向きになれない。何らかの効果がプレイヤーがそれを表向きにするように指示したなら、それのコントローラーはそのカードを公開し、裏向きのままにする。パーマネントが表向きになったときに誘発する能力は誘発しない。 * あなたがコントロールしている裏向きのパーマネントが戦場から離れた場合、あなたはそれを公開しなければならない。あなたがゲームから離れた場合、またはゲームが終了した場合、あなたはあなたがコントロールしていたすべての裏向きの呪文およびパーマネントを公開しなければならない。 * それぞれの裏向きの呪文およびパーマネントを簡単に区別できるようしなければならない。他のプレイヤーを混乱させるために、戦場でそれらを表現するカードを混ぜ合わせてはならない。それらが戦場に出た順番は常に明確であるべきである。これを示す無難な方法には、マーカーやダイスを使用する、または単に戦場に出た順番通りに置いていくなどがある。また、それらがそれぞれがどのようにして裏向きにされたか(予示された、変異能力を使用して裏向きに唱えられたなど)を記録しておく必要もある。
今後重視しなきゃいけないのは特に「全ての裏向きパーマネントは区別される必要がある」ってことだね。「予示か変異か」「いつだされたか」など。また、変異同様に場を離れる際とゲーム終了時の公開義務はあるみたい。代表的な「予示の変な挙動」として、「ジェスカイの浸透者」についての個別説明も転載しておこう。
* カードのオーナーは常に公開情報である。あなたが追放した2枚のカードのオーナーがそれぞれ別のプレイヤーであった(対戦相手がオーナーの《ジェスカイの浸透者》のコントロールをあなたが得たなどの理由により)場合、どのカードがどれであるというのは対戦相手から隠されなくなる。対戦相手にも自分がオーナーである裏向きのカードがどれであるかがわかる。
慣れない挙動だけどそのうち落ち着くでしょう。しばらくはマジでトークンと一緒に出る変異や予示のカバーカードを使った方が分かりやすいかもしれない。
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