忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92]

「【推しの子】(第2クール)」 ―→7

 新番チェックに忙殺されているので最終話感想とまとめてで失礼します。あんなもん見せられたら「さっさと3期やれや」以外の感想は出てこないですけどね。

 見事に後を引き、尾を引く最終話。今作にいたっては続編が無いはずがなかったので全然「終わった」感がないのは全く問題なしで、この引きでの生殺しがどれくらいの期間になるかが気になるばかりだ。まぁ、2期もそれなりに早く展開してくれたし、3期もそう遠い話ではないでしょう。漏れ聞く話だと原作もそろそろ終わりそうな様子だし、あとはクライマックスまで一気に作ってくれる……かどうかは原作ストックがどれくらいあるか知らんのでまだ分からん。

 今期は大雑把に「2.5次元舞台編」とまとめて良いシーズンだったと思うのだけど、これまた「漏れ聞く噂」では、なんか「原作では盛り上がんない方」みたいな下馬評を見たことがあったのよね。いや、全然そんなことなかったね。なんなら画面だけなら1期よりも見どころが多かったレベルでゴリゴリの完成度。まぁルビーがラストの展開まで蚊帳の外にいたので「血の物語」としては半分が欠けた状態ではあったが、それでもアクアを中心としてかなとあかねが展開する女の戦いは実に見事なものだったし、「漫画原作舞台」というテーマを取り扱って業界の問題に切り込むやり口も上手かった。今作は圧倒的製作陣に恵まれているのは間違いない事実だろうが、その強みを発揮できるくらいに原作もちゃんと巧さがあるんだよな。多分、アニメで完走した後に原作はチェックする気がする。まぁ、何年後になるか分からないけども。

 現時点で何を書こうとも「途中経過」でしかないので、あとは各話の感想に任せて「面白かったです、今後ともよろしくお願いします」とだけ書いておきます。あ、あと「MEMちょを幸せにしてください、お願いします」も書いとこ。ラストのMEMちょの扱いが不憫でしょうがないのよ……みんなしていい子だってわかってるからこそのあの仕打ち……苦労人だよォ……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

○「株式会社マジルミエ」 5

 新番チェックをひたすらに並べ立てているが、5作品ぶりに続編じゃなくて完全新作が来たわ……いったいどうなってんだ今シーズン。

 というわけで初めて見る作品ですが、今となっては変化球とすら思われなくなった変化球の魔法少女もの。今期は悪の組織に勧誘された少女や魔法使いになれなかった少女はいたが、魔法少女は初めてといえば初めて(斧乃木ちゃんは?)。しかしまぁ、だからといってそんなに新鮮な設定とも感じないが、「商売としての魔法少女」という、かつて鹿目まどかさんたちがやってたような、そうでもないような設定をより先鋭化させ、ビジネスギャグとして組み合わせたところが一応は新機軸か。変身のシーケンスなどにビジネス要素が微妙に絡まり合い、ファンタジーなのにどこかにリアルの断片が絡むというデザインがより一層ファンタジー感というか、虚構感を生み出している部分はなかなかにファニー。そして冒頭の追いかけっこモンスターあたりは特にエフェクトもばりばりで「兵器としての魔法少女」みたいなものを意識させる作りにもなっており、映像部分もそれなりに頑張ってくれそうな気配が感じられる。

 とまぁ、色々と期待させてくれる要素は多いのだが、その上で「もう一声!」みたいな印象になってるのは私が贅沢になってしまったが故だろうか。なんかね、個々にいいものは見られるんだけど、最終的に出てきた全体像があんまり刺激的なものになってない気がしてな。なんでだろ。たとえばクライマックスとなった戦闘シーンとか、魔法のエフェクトはド派手だけどその後の敵からの氷ミサイル→シールド→追撃みたいな展開があんまり手に汗握る要素になってないんだよね。見せるべきはそこだと思うんだけど。こういう感覚ってのはある程度長い期間視聴を続ける時には結構大事で、やっぱり1話目ならではのダイナミックな引きみたいなものがあった方が期待感は煽れただろう。惹かれる度合いでいえば、冒頭のスピード魔獣のキモすぎるデザインとモーションあたりが一番の見どころだったかもしれん。

 キャラクターに関しても、金髪で口の悪い主人公(?)な先輩魔法少女も、記憶力だけで勝負をかける後輩の地味少女も、別にキャラが立ってないとも思わないんだけどその押し出しがもう一声欲しい。特に先輩の方は破天荒なように見えてきちんとビジネスパーソンなあたり、ちょっと見掛け倒しというか、おもてたほどではないな、みたいな落ち着き方。まぁ、期待を煽ってくれるデザインだったとプラスに解釈することもできるけどね。とりあえずここから先の作劇を見ないとこれ以上は分からんので、とりあえず様子見ってことで。

 そしてお楽しみの中の人要素。「マジカルデストロイヤーズのリベンジかな?」とか思ったり思わなかったりするが、「このコンビ、トロピカルプリキュアじゃん!」は思ったり思ったり。面白いのははすっぱヤンキーの方が花守ゆみりで、おとなしめのデータ少女の方にファイルーズが割り当てられてるっていうキャスティングの妙。この2人だったら逆の配役でもなんの問題もないんだよな。まなつとさんご、2人の魔法少女の活躍に是非トロピカっていきたい所存。

 
Amazonアフィリンク

拍手

○「ラブライブ!スーパースター!!(第3期)」 ―

 「リエラのうた」っていうタイトルでマルガレーテが歌うのは(少なくとも現時点では)広告表示違反なんじゃないですかね……まぁ、早晩ほんとになるから別にいいんだけど。

 こちらは「そこそこコミットしてた作品」の続編ですね。1期が2021年、2期は22年。3期に至るまでに2年とそこそこのブランクが空いてしまい、私としてもやや記憶は薄れ気味。でもまぁ、1話目を見て主要メンバーとおおよその空気は思い出せた気はします。「そうそう、嵐千砂都っていう最強ヒロインがいてな」ってとこくらいまでは。

 さぁ、ラブライブの本家ナンバリング正統後継作品としては初の3期目に突入、μ’sAqoursも成し遂げなかった3クール目に突入した理由はただ1つ、結ヶ丘が新設校で作中での「進級」が可能だったため。スタート時には1年生しかいなかった学校に、ついに3学年が揃い踏み、そして我らが澁谷かのんさんたちもいつの間にやら3年生である。あんまりみんなして頼れる先輩になったようには見えないのだが、まー高校生の時の年齢観なんてそんなもんよね。我々おっさんから見たら高1も高3も大差ないけど、きっと彼女たちの中で「高校3年生」は立派な大人であるに違いない。

 そうして積み重ねてきた年輪は、長きにわたるラブライブの歴史も背負っていることにもなる。前人未到の3期目に突入するからには、先輩がやってこなかった何かをここで持ち出さなければ埋もれてしまう。そこで今回はなんと「1回別団体経由しようか」というサプライズが繰り広げられることに。なるほど、「かのんの留学」っていう2期の揉め事ファクターが、そのまんまこの3期のスタート部分に繋がってくるわけだね。トップスターだったかのんが形の上での話とはいえ、一時的にマルガレーテが立ち上げた別団体へ。これにて元Liella!のトップがLiella!とぶつかる構造が生まれ、これまでになかった刺激が……出てくるかどうかは分からんが、とりあえず色々とお話が作れそうな下地は整った。

 やはり3期目ともなるとメンバーどうしのなあなあの部分もどんどん増えるだろうし、新しい刺激を与える展開としては悪くない。ただ、これがラブライブの宿命なのか、尺が伸びるとその分メンバーも増えてしまうというのはちょい気になるところではある。まぁマルガレーテはしょうがない。最後の加入者、10人目ってことなら戦隊における追加戦士みたいな扱いで許容もできよう(いい具合に紫なら追加戦士っぽさはあるし)。ただ、今回最後に緑も出てきちゃったんだよなぁ……やっぱ「ラブライブ=9人チーム」のイメージが強いので、11人目ともなるとちょっと持て余しそうな気もする。虹ヶ咲は一応「個別のアイドルの集合体」という体裁だからなんとか成立している部分があり、ワンチームにならなきゃいけないLiella!において、さらに2人分の追加エピソードを抱えなきゃいけないのは尺的に大丈夫だろうか。だって、多くの視聴者からしたら「おいおい、まだ青とか赤とか鬼ナッツだってメンバーとしてそんなにしっくりきてるわけじゃねぇぞ」って話じゃないですか。5人の時期がある程度安定していただけに、この追加は(2年越しとはいえ)なかなかチャレンジングではある。なお、「最初からいるけどいまだに葉月恋の立ち位置はわかってねぇぞ」みたいなクレームは受け付けません。かのんがいなくなった後に実務的な部分こなしてくれてたのは多分恋だぞ。

 まぁいいや、とりあえずこれでまた1クール分のラブライブが拝めるのだから楽しみにしておきましょう。嵐千砂都は全てを知っている。

 
Amazonアフィリンク

拍手

「夜桜さんちの大作戦」 5→5

 2クールやってなお続編確定とは。やはりジャンプ漫画は恵まれてるなぁ。……あれ、「アンデッドアンラック」って続報あったっけ?

 そっけない言い方になってしまうかもしれないが、「元来ジャンプアニメってこんな感じだよなぁ」って。筋立てだけを見たらどこかチープな感はあるけど、「少年」ジャンプってこういう子供にも分かりやすい漫画があってしかるべきで、それが無駄に王道だとかテンプレだとか訳知り顔で咀嚼されすぎちゃったもんだから再生産される漫画が複雑になったり、訳がわからなくなったりする。今作ももちろん個性が無いわけじゃないが、素直に「ジャンプ漫画的展開」をなぞり、都度盛り上がりそうな展開を用意してバトルを続けていくという古式ゆかしき製法で作られた物語に見えた。主人公のキャラクターもまっすぐで分かりやすいし、小難しいことを考えずに観たり読んだりするなら、これでいいんじゃないかな。最近は鬼滅やら呪術やら、余計な負担を強いるジャンプアニメが多いせいで身構えられてるだけやねん。

 ただまぁ、「日曜5時」という枠のせいで無駄に気負っちゃった部分があるのも事実で、「ひどいとは言わないが決して安定してはいない」くらいの作画クオリティだと「どうした?」とちょっと気にしてしまったのはもうしわけなかった。これでもし土曜の朝10時のテレ東アニメだったら誰も文句は言わなかったはずだし。よりによって枠的には「ウィストリア」と並んじゃったせいで変なとこで負担かかったよね。改めて、余計なことを考えない純粋な作品ファンの少年少女たちに面白かったかどうか聞いてみたくはある。

 ちなみに個人的に最大のお楽しみポイントは「久しぶりに真っ当で堂々たる悪役うえだゆうじ」。怪しげな役回りのうえだゆうじ、ほんとに輝くと思ってるんだけど意外とそういう起用が少ないんだよな。もったいない。あ、あと朝野家のご両親。安定の死亡率。

 

 Amazonアフィリンク

拍手

○「七つの大罪 黙示録の四騎士(第2期)」 ―

 引き続き、「具体的にコミットしてない作品」が続く。こちらも半年空けての再開と、コンスタントに繋いでくれたのでそこまで遠くへいってしまった感がないのは助かると言えば助かる。これ以上空くとほんとに色々忘れちまうんだ。

 前クールのラストあたりでメリオダスが登場し、前作「七つの大罪」との接続がより明確になった状態。さらに大ボスの姿もはっきり見えたことで、1クール目がマジで「世界を表示するためのなげぇプロローグ」だったことが判明する。まぁ、「七つの大罪」シリーズそのもののサイズを考えればそんだけの物量も納得だし、世界の全容が見えればようやくお話も盛り上がってきた感。2期のスタート地点としては悪くない。

 あとは「2世もの」の共通の課題である「先代との折り合いをどうつけていくか」っていう部分は注目したい部分で、例えばメリオダスは戦場に駆り出され、それなりに「強キャラ」感を見せつけてはいるものの、敵ボスを殲滅することは叶わず息子を心配しながらも国を守る方法を模索している状態。まぁ、これなら「強すぎず、弱すぎず」のバランスは取れているか。こうなってくると、ランスロットが存分に実力を発揮したことでバンがどんなスタンスになるのかとか、その他の大罪の立ち位置も気になるところだ。

 なんかね、「黙示録」になってからの方が元シリーズよりも気兼ねなく追えてる気はするんですよね。

 
Amazonアフィリンク

拍手

○「青の祓魔師 雪ノ果篇」 ―

 そこまで具体的にコミットしてない作品の続編ってのが一番何書いたらいいか分からなくて困る。その一番分かりやすい例がこちらの作品。でも多分切ることはしないかなぁ。

 書くこともないから基本データだけ確認しておくと、前作「島根啓明結社篇」の放送は今年の1月から。つまり半年空けて立て続けに「第3期」「第4期」と放送されているのだが、それ以前の第2期は2017年と一気に6年も遡っていたし、1期に至っては2012年。なんとも不思議なテンポで展開している作品である。まぁ、おそらくこの3期4期は実質分割クールみたいなものなんだろうと思っているのだが……ただ、今回はさらに連続2クールだという情報もあり、期待されてんだかされてないんだかよく分からない作品である。

 前作も特に大きな落ち度もなく、私が覚えてないなりにそこそこ見られるくらいの安定感はあった。今回もスタッフは当然継続だし、お話の方でメリハリをつけてもらえるなら多分最後まで追うことは可能だろう。さらに、CMやら何やら(中の人のTwitterとか)を見てるとどうやら今回のお話の中心にはシュラさんが居座っているという話もある。だとすると中の人補正的にもポイントが高く、前クールにおける出雲みたいな扱いになるのだとしたら、こちらはこちらで要注目。

 
Amazonアフィリンク

拍手


○「ソードアート・オンライン・オルタナティブ・ガンゲイル・オンラインⅡ」 ―

 レンちゃんお久しぶり。続編ラッシュな今シーズン、続きものというだけでうんざりしてきたが今作は別腹。1期が素直に面白かったというのもあるし、1期が6年前と相当時間も経っているので「よぅ帰ってきてくれた」という気持ちが強い。

 そして6年のブランクを一切気負いとせず、振り返りもほとんどなしにいきなり本戦へとダイブ。もう、余計な気遣いなどせずともファンはついてきてくれるという信頼があるのだろう。ぶっちゃけ私もディティールは忘れてしまっているのだが、流石にメインチームの4人のことは忘れちゃいないので無問題だろう。残りのキャラや設定についてはそこそこにフォローしておけばいいや。

 ちなみに今作は「6年前にしてはそこそこ覚えてる」作品なのだが、その理由ってのが「カラオケでオープニングを歌うとアニメ映像が流れるから」っていう珍しいパターン。「流星」も名曲なので好きでたまに歌っているのだが、その度にイカした1期の映像が流れ、その度にちょこちょこ記憶を刺激してもらっていたので完全忘却まで至らずに済んでいる。おかげでその映像に出てきてないキャラは忘れがちなのは申し訳ないけど(変態みかこしキャラなんかはやたら覚えてるのはこのため)。ちなみにそんなふうにお世話になってるもんで「2期もオープニングは藍井エイルがいいナー」とか思ってたんですが、蓋を開けたらReoNaだったので、「まぁ、生まれ育ちを考えたらこっちの方が必然か」と至極納得。ReoNaも好きな歌手なので問題ない。

 ちなみに、流石に6年も経つと制作体制がまるきり同じというわけにはいかず、一番の変更点として制作がStudio 3HzからA-1 Picturesへと変更になっている。そうか、1期は3Hzだったのか。このスタジオ、それこそ1期以降はあんまり仕事の印象なかったので変わったのもやむなしかねぇ。A-1のお仕事についてはさほど心配してはいないが、1話目時点でそこまで気負ったような作画にもなってないし、「等身大でユルく作っていく」方針なのか、それともちょい人手が足りなくなってるのか……そこはドキドキ。できればベストな可愛さのレンちゃんを見せて欲しいところです。幸いにして監督ら主要スタッフは変わってないので、作劇自体についてはそこまで心配はしてないよ。

 あとはまぁ、「銃が出てくる作品ばかり書いてる原作者」を信頼するしかない。まさかのピトさんとの共闘体制という「敵がいない」状態でのスタートであるが、ここからどうやって盛り上がるドンパチに持っていくのか、今から楽しみでございます。

 
Amazonアフィリンク

拍手

○「きのこいぬ」 5

 なんだこれ。なんかこぅ、タイトルとビジュアルから勝手にユルい5分アニメみたいなものを想定してたんだけど、がっつり30分アニメだったし、何なら発端は割と重い雰囲気から始まった。マスコットキャラがメインの作品で、ペットの死から話がスタートするのはなんかやるせねぇな。

 「うなぎいぬ」の昔から、動物を何か複合させたキャラなんてのは脈々と続いてるわけで、近年ではおぱんちゅうさぎなんかもあるわけですよ(あれは複合か?)。そういう流れで犬とキノコがガッチャンコしても特におかしなことはないのだが、正直この組み合わせは特にシナジーがない。「犬」は可愛いからベースとして問題ないけど、「きのこ」の個性ってほとんど発揮できる要素がない。アニメ1話目では「胞子を飛ばす」「なんか水が好き」くらいなもんで、他に何があんねんと言われても確かに思いつかない。つまり、「きのこいぬ」を構成してる要素のだいたいは「いぬ」であって「きのこ」要素は割とどうでもいい。タイトルが「きのこいぬ」の作品からきのこ要素を取り除いたら、最終的に今作は「いぬ」というタイトルになるのである。……まぁいいかぁ。犬、かわいいですからね(真理)。

 アニメ制作は初期の「ゆるキャン△」を担当していたC-Station。まぁ、作画がどうこういうような作品でもないので良いも悪いもないのだが、最低限のクオリティをキープしつつ、何ともシュールで、ちょっと寂寥感を伴う世界を淡々と紡ぐ語り口。どうやら主人公のペットロス状態から少しずつ前を向いていく様子ってのが(少なくとも最初のうちは)メインテーマになるようだ。確かに、言われてみれば「マスコットキャラがそこにいるだけで意味があるシチュエーション」って、「生き物がいてくれるだけで心が安らぐ状況」が一番わかりやすいもんな。そう考えると何もセッティングにおかしな点はないのだが、それでもなお「なんやねんそのストーリー」という疑問は残る。……最終的に「うーさー」みたいになったらどうしよう。このきのこいぬ、突然奇行に走りそうな危うさもどこかに感じさせるんだよな……。いい話風にまとめてるけど、1話目のストーリー、実は結構怖いしな……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

○「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」 5

 なんか宿屋に赤城みりあちゃんみたいなのおったな。いや、髪型だけだけども。

 タイトルを見た時点でデバフがかかり2点くらい減点したろかな、という覚悟で試聴を始めたが、1話目終了時点では一旦この点数。これは「意外と面白くて評価できる」とかではなく、「一話目ではまだ分からない部分があって正当に評価できない」というのが正直なところ。来週以降に普通に3点作品になってハイさよならの可能性もまだ残っている。でもまぁ、そこまで酷くならないんじゃないかという期待もちょっとある。

 まずもって作画は良い。メインヒロインの武闘家ちゃんのキャラデザが好みのタイプだってのもあるけど、彼女の見せ場である格闘シーンは見応えのあるものに仕上がっていたし、その他の何気ないシーンでも決して手癖でコンテを作っているわけではなく、自然と見やすい流れを作るコンテワークができている。今回コンテも務めた監督の大西景介という名前は見たことがなかったが、一応これが初監督らしい。ただ、アニメーターとしてのキャリアは相当長く、ベテランの作画職人のところにいよいよ監督職のおはちが回ってきたとか、そういう感じなんじゃないかと勝手に想像している。制作のスタジオエルってところは履歴を見たら「ジビエート」っていう呪いの呪文が見えて肝が冷えたが、まぁ、あれは共同制作スタジオもあるし、コロナ下での不慮の事故みたいなもんだと思って一旦見なかったことにする。すると「異世界召喚は二度目です」というタイトルが出てきて……あれの作画がよかったか悪かったかはまったく印象がない……一応最後まで観てた作品だし、最低限のクオリティは保ってたっけ? まぁ、そんな過去のお仕事はさておいて今作一話目だけを見れば、絵のクオリティは素直に「良」と言ってしまっていい。ヒロインのデザインだけでいえば好感度はラッミスちゃんクラスである。

 そして肝心の物語部分。なろう作品で「追放」「ヒーラー」「最強」など役満クラスのワードが並び、冒頭でギルドの受付嬢から主人公が追放された顛末と「あいつはお荷物だァ」というお約束の文言を聞いて「ハイハイ」とため息をついたが、ただ、そこから先の踏み込み方がクソ追放作品とはちょっと様子が違う。まず、1話目時点で追放理由が完全には明かされていない。まぁ、そのことを評価の対象にすること自体がおかしいのだが、少なくともこれまで観てきた「1話目でとっととアホみたいな過去パーティーにザマァするためだけの設定を全部並べる」みたいな処理になっておらず、しっかり2話目を試聴するモチベーションを繋いだ。

 また、追放系作品はこれまで全て「追放された自称有能キャラ」目線での物語になっていたわけだが、本作は視点が追放者ではなくヒロイン側に置かれているというのもちょっと新鮮。彼女目線で「追放劇」を追うことによって一応はドラマが成立しているように思える。さらにこれにヒロイン自身の過去話もぼやかした状態で残っており、「あれ、意外とちゃんとお話作れてるのでは?」という期待が生まれてしまったわけだ。まぁ、マジでたまたまのことで、2話目にコピー&ペーストなクソエピソードが明かされたらここまでの評価要素は全部おじゃんになってしまうが。

 でもまぁ、作画が良くて冒険ものとして成立しそうな気配があるのは紛れもなくプラス評価。何卒、「見るに耐えるなろう作品」の数が増えますように。


Amazonアフィリンク 

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[09/01 とみしの]
[08/25 とみしの]
[08/22 とみしの]
[08/06 NONAME]
[08/06 とみしの]
バーコード