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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 本年最後のイベント参加は、我らが火の玉野郎、洲崎綾の京都大学トークショーである。ここ数年は京産→同志社→京大の3点回りが定番化してきました。私のような出不精で遠征費も捻出できない人間は、近場でイベントがある学祭シーズンは本当に助かります。

 さぁ、洲崎綾である。あやっぺである。彼女の場合は躍進のきっかけとなった作品のおかげで京都とも縁が深く、さらに京都の中でも左京区は出町柳商店街と関係が深い。超近場。でも生でみるのは初めて。良いチョイスである。あやっぺについては、はっきり言って「急成長株」なのでそこまで多くの作品で接する機会があったわけではない。ソシャゲをやらない私は艦これもデレマスもしらないので、作品単位でピックアップしても「たまこ」→「キルラキル」→「ダイミダラー」→「シドニア」で大体全部と言ってしまっても過言じゃない。しかし、それらの作品を覆い隠すほどの存在感を示す「洲崎西」のインパクト。まぁ、そこやね。元々「たまこま」のときには「なかなか綺麗な声で聞かせてくれる新人さんが出てきたなぁ(あ、いうほど若くない)」という印象だったのだが、そこから禁断の果実である西明日香に手を出してしまったがために、現在のSuzaki Styleが覚醒、そこから綺麗にマコ→リッツとつながって今に至る、というのが私の印象。つまり、声優であり、クソダサファッションリーダーであり、スナック「ぺ」のママであり、危険物であるというのが私の中の洲崎綾像だったのである。

 さて、そんなあやっぺだが、はたしてソロでの活動は一体どうなるものか、というのがイベント前には正直少し心配だった。本人もラジオで「1人で学園祭に呼ばれるのは初めて」と言っていたし、なかなか1人で回すイベントなんてものは経験していないだろう。相方無しでどのくらいイベントの時間を維持出来るんだろうと気になっていたのだが、ほんと、ホントにごめんなさい。私のような下賎な人間が心配すること自体がおこがましかったです。洲崎綾は、既に完成されたスタイルだったのです。まさか、ここまで腹筋がぶっ壊れるイベントになるとは思っていなかったよ。時間は1時間半きっかりだったが、本当にあっという間の90分。多分90分のうち50分くらいは、あやっぺによるdisりトークで埋め尽くされていたのではなかろうか。食ってかかるスタイル、奪い取るスタイル、これがアイム声優に脈々と受け継がれる山賊の伝統……。いや、見事でした。洲崎綾、ここにありです。

 思い返してみれば、去年の京大声優同好会のイベントでは、一番の見どころは「取って喰わんばかりに攻め続ける謎の司会役、紙一重の狂気をさらけ出す一般参加者」という、なかなか京大らしい攻めの姿勢だったわけだが、今年のイベントでは、その構図がまるきり裏返った。開始数秒から、既にあやっぺのスタッフいじり、スタッフdisりが幕を開けるのである。今回の司会はちょいと小太りの京大二回生会員、三田君。あやっぺは登壇直後の自己紹介の時点で、「ダイノジ(大地)に似てるね」という何気ない一言から完全に場を掌握、自己紹介のはずが、自分のことよりも司会の子のことをしゃべる時間の方が長かったという。初のソロイベントということでひょっとしたら緊張していたのかもしれない。しかし、その緊張感はとちったり、もつれたりという方向には一切表れず、司会と進行を気にせずに怒濤の攻めを展開するマシンガントークとなって表れた。テンション高めでひたすらしゃべり続けるあやっぺ。なんだその勢いは。すげぇぞ。よくぽんぽんそこまでネタが出てくるな。別に隣に西明日香は必要じゃなかったのか!

 以下、星の数ほどあったスタッフ、客席disりの一部を抜粋。

(椅子に座ると教壇の陰に隠れて生首みたいになってしまうため、ずっと立ってイベントをやると宣言するあやっぺ)

「オイ、誰だ今立ってもあんまかわんないッつった奴?! お前か! お前のせいで進行が狂ったぞ!」

(お題にそって3分丁度のトークにチャレンジするというコーナーにて)

「必死でゆっくりしゃべってるんだけどね! 無理だよ! 誰だよこんなクソつまらない質問考えたやつ!」(以下、司会のダイノジと2人でお題と関係無い世間話を始める)

(チャレンジ失敗、得点はもらえません、と言われた時)

「あんた、あたしの方が年上だって分かってる?」

(クイズコーナー、問題に対して客席に答えを聞き始めるあやっぺ)

「分かる人いる? あなた? あなた分かる? 立って! そこに立って私に教えて!」

「これで間違ってたらただじゃおかないからね」(結果間違った)

(ファッションについて)

「今日のお客さんは色んな色の服がいていいね! 東京でイベントやってもみんな真っ黒だからさ」

(ジェスチャーゲームで、なかなかお客さんに伝わらなかった結果)

「やっぱりなー、男ってやつぁ鈍いからなー」

(物まね、「大笑いする西明日香」チャレンジ後)

「あの、なんにも考えてない笑い方は明日香の専売特許だから」

 

 そういえば、今回のイベントではそこまで「西明日香」という名前は出てこなかったかもしれない。こないだのラジオで西の方のイベントでは「あやっぺは?あやっぺは?」という話になったらしいが、今回のイベントはそこまで西推しにはなってなかったね。多分、あやっぺ本人以外の人物で名前が挙がった人達をピックアップしていくと……

1位「ダイノジ」。途中で「あそこまで太ってないよね、ショウノジくらいだ」と余計なフォローが入るも、最後まで「ダイノジ」としか呼ばれない。

2位「タツヤ(藤原竜也)」。まさかの、今週の藤原竜也である。例によって「シチュエーションを決めて台詞を言ってもらう」コーナーがあったわけだが、「ちょっと身体の不自由な女の子」という設定を、どう読み取ってしまったのか、「腕の骨とか折れて苦しんでる子がいいの? タツヤみたいな声でやらなきゃいけないじゃん」と解釈。ロマンチックな長台詞を延々とタツヤ節で読む謎のサービスが発生した。ど゛う゛し゛て゛な゛ん゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ゛お゛!゛

3位「寿美奈子」。憧れのアイドルは寿美奈子だそうです。現在も共演中で、彼女の格好良さには憧れるとのこと。うーむ……キャラが違い過ぎるな……なんだろう、兵庫県の人間に憧れる体質なんだろうか。

4位「西明日香」。そりゃそうだ。ちなみに実際のアニメでの共演本数は割と少なく、過去1年間ではきんモザと六畳間の2本だけらしい(京大声同、ダイノジ調べ)

5位「洲崎博史・京都大学教授」。クイズのお題が「洲崎さんと同姓の京都大学の教授の専門はなんでしょう」という無茶過ぎる問題でした。正解は法学関係だそうです。「ひろし! ひろし誰だよ! 今日来てないの?!」って文句言ってました。「アタシと同じ名字なんだから教育に興味持てよ!」

 

 コーナーの詳細とか、正直勢いがありすぎてあんまり覚えてないな……まぁ、レポじゃないからいいか……。ざっと思い出してみると、最初のふつおた(質問)では「今日のファッションコンセプト」でコーディネートを披露。決してクソダサくないです。確かにあやっぺらしい、秋めいたシックな出で立ちが実にオシャレでした。ベレー帽は「井の頭公園で絵を描いてる女の子」がコンセプト。その辺はちょっとよく分かんないですけど……。

 1つ目のチャレンジコーナー(試験を乗り越えて、単位を取ろうというコンセプト)、3分制限お題トークでは「モンゴル人になりたい」という不可解な過去の夢が判明しました。「ヤギの乳を飲まなきゃいけないらしいけど、大丈夫、ジンギスカンなら食べたことあるから」 会場に「??」の嵐。クイズコーナーでは、「出町柳商店街の店の名前を答える」という難問が出題されたものの、なんとすべてきちんと把握しており、余裕で正解を導くことが出来たのは流石。出町商店街には本当に足繁く通っていたようだ。なお、クイズ自体は東西を間違えてハズレになるというオチもきちんとつけるあたりが流石。

 ジェスチャーコーナーは「飛行機」を伝えるために「ぶーん」するあやっぺが尋常じゃなく可愛い。というか、基本的にちまっこいので身体を使って何かするととにかく愛嬌がある。まぁ、答えられないお客さんは容赦無くぼろくそに言うんですけどね。何故か指名された回答者が致命的に察しの悪い人間ばかりが揃うという奇跡がありましてね。「あれ、絶対あんたらの仕込みの人でしょ?!」

 最終的にチャレンジコーナーは点数が足りずに単位取得に失敗したものの、「なんかお客さんが単位をあげたくなるような台詞を言って解決しましょう」という流れになり、相変わらずのタツヤ芸を披露。見事単位を取ったことになり、「京大ちょろいな」と一蹴。

 2つ目のコーナー、「シチュエーションを決めて台詞を言ってもらう」では、藤原竜也を炸裂させた後に「飲んだくれOL」という「これ5年前のあたしじゃん」も披露。1人で演技をすると大変だ、というので隣に座っていたダイノジをひっつかまえてガールズトークを展開。それまで緊張気味だったダイノジだったが、そこそこ落ち着いて来たのか、「旅行とか行きたいじゃなーい?」というあやっぺの台詞に「そうよねー」とアドリブで返して爆笑をかっさらう。ダイノジ頑張った。

 3つ目のコーナーは、同好会が作ったドラマにその場でアテレコする朗読コーナー。15分という謎の長尺、しかもあやっぺの役以外にも男の子A,女の子B,ナレーションと3つも別な役がしゃべるパートがあり、あんまりあやっぺの台詞が多くない。しかもあやっぺ演じるメインヒロインは開始3分で死亡して星になるという謎展開で、あやっぺも「しんみりしようと思ったけど、流石に死ぬのが早すぎる」とチクリ。ただ、ドラマの他パートも全部アイムに依頼して製作していたため、ラストのキャストクレジットでは男の子Aを内田雄馬、女の子Bを小澤亜李が演じていたことが判明して会場がどよめく。「うちの事務所の一押し新人です、よろしく! 千代ちゃんと、あと、なんかガンダムやってる人!」。

 以上、全行程90分のイベントだが、体感時間はマジで30分くらいかな。臆することなく、ただ真っ直ぐに挑戦と挑発を繰り返す洲崎イズムにしびれました。多分、彼女の根っからの真面目さがここまでの怒濤のイベントを作り出したんだろうなぁ。「とにかく自分を見に来てくれるお客さんばかりなんだから、絶対満足して帰ってもらおう」というサービス精神がすさまじい。彼女が憧れた「アイドル」という存在に、また一歩近づいた……のか、遠のいているのか。それは誰にも分からない。しかし、また今日も、彼女のファン層が拡大し続けているのは間違いないことだろう。豚リスナーに幸おおからんことを。

 

余談:イベント終了後、出口で京大声優同好会の冊子が販売されていたので、記念に何冊か購入させて頂きました。最新号では「声優結婚ダービー」を展開するなど、案の定、キモいコンテンツが充実しています。いいんです。声優オタなんてものは、元々その存在自体がイレギュラーなものなのです。他人に理解されないくらいにキモくて然るべき。ボクのこのブログも、たまに「キモい」というお褒めの言葉(?)を頂けるようになりましたし。学生の皆さんも、この調子で今後とも健やかであられますよう。

*なお、冊子の中では去年のひーちゃんイベントの裏話の捕逸として、何と当ブログの記事urlが掲載されていてビビったのである。スタッフが見てたかと思うと、なんか申し訳ない。記事中のブログタイトル間違ってたりするのもご愛敬である。

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 問題児しかいねぇな、第7話。なんか、だんだん美佳ちゃんが一番まともな人間なんじゃないかと思い始めている俺がいる。

 前回までが荒事編で、今回は事件の方はちょいと一息、残された痕跡を捜査するパートということなるだろうか。結局、ドローン研究所でのドンパチは公安側が完敗した形となり、奪われたドミネーターは八丁、更に三係は全滅してるし、せっかく見つけた鹿矛囲も朱ちゃんのボーンヘッドで取り逃がしてしまっている。収穫といえば鹿矛囲の根城の1つを見つけたことくらいだが、わざわざあそこにおびき出されての事件なのだから、鹿矛囲だってあそこが見られることは計算の上だろう。「なりすまし」に関しても、既に代議士が捕まったところである程度はバレる想定であるし、今回登場した枅岢という名の医者も、見つかることは予定していたようなそぶりを見せている。一見すると一係のお手柄のように見える成長なんちゃらホロのミッシングリンクも、鹿矛囲からしてみれば見つかっても問題無い手がかりだったということだ。

 「流石にそんな万能の犯罪者なんておらんやろ」と文句を言いたくなるところだが、どうやら鹿矛囲のプランは常識的な犯罪のレベルを超えている。とにかくどこを探してもトラップだらけの状態なのだ。なるほど、ここまで周到に準備した上での計画実行なのだとしたら、常守が振り回されるのもしょうがないのかもしれない。まず、前提条件として「何故か分からないが」鹿矛囲自身はシビュラに認識されない透明人間スキルを有している。航空機事故の唯一の生き残りという出自が関係しているのだろうか。そして、彼は桁外れのメンタルケア技術もある。これにより、鹿矛囲に協力する犯罪者(信者)たちは透明にまではならずとも「見えなく」なることが可能である。更に臓器パーツの合成など、「見えない」のをいい事にこの世界では考えられないような大胆な変異を起こすことも可能であり、数々の「過去の亡霊」を公安回りにも送り込んでいる。一番の驚きは、何と言っても1期からいるはずのあのセラピストのあんちゃんだろう。そりゃまぁ、2期になってからやたら怪しかったわけだが、彼すらも既に計画の一部に含まれていた。はたして1期の頃からそうだったのか……。

 捜査陣とシビュラを包囲する「見つからない子供たち」。その根底にあるのは過去の飛行機事故であるが、さて、これが鹿矛囲という1つの信仰を産みだすに至った経緯はどういったものなのだろうか。彼の目的はまだ謎に包まれたままだが、流石に「失った友人達を現世に蘇らせるため」なんてセンチな理由でシミュレーションホロだらけの犯罪に手を染めているわけではないだろう。彼はシビュラシステムに並々ならぬ敵意を持っているようだし、過去の事故を巡って、なにか一悶着あったのかもしれない。当時の執刀医である枅岢氏も鹿矛囲に協力していることを考えれば、それは事故そのものよりも事故の処理についてのトラブルか? そりゃまぁ、「一度にクラスメイトたち185人を失う」なんてとんでもない経験をしてしまったら、まともな色相なんて維持出来るはずがないだろうし、幼い鹿矛囲を巡ってあれやこれやとシビュラが面倒を起こした可能性は低くないが……。さぁ、どうなるでしょうね。

 そして、そんな鹿矛囲軍団だけでも手におえない状態だというのに、叩けば叩くほどに出るわ出るわの身内の埃。絶賛ハイテンション中の東金さんがその先陣を切ってヤバさを際だたせている。美佳ちゃんの不法侵入など当然筒抜けだったし、朱ちゃんににじり寄るその視線も実に不穏。発掘された過去の人事ファイルには、既に十数年前に執行官として働いていた実績があり、その時代には「すべての担当執行官の色相をめちゃめちゃにし、ドミネーターをぶっぱした」という素晴らしい記録が残されている。そして彼が10歳ではじき出した犯罪係数は圧巻の769。エリミネーター発動条件が300であるから、この数字がどれだけとんでもないものかがよく分かる。しかも10歳児が。やべぇ。なお、彼は20歳になったときに地味にセラピストの資格も取得していたりする。まあ、どっちかっていうと色相を改善するためじゃなくていじくり回すために勉強してたんだろうね。普通に考えると、担当監視官をぶっ壊すのが趣味の「クラッシャー」ってことになるのだろうが、はたしてそれだけの存在なのかどうか。東金製薬との関わり合いも気になるところだ。

 東金だけでも美佳ちゃんはピリピリなのに、残った1人の雛河も案の定色々やべぇ。「重度の鬱病」というところから問題がスタートしているらしく、お薬の力でなんとか制御しつつ、ホロの技術やらなんやらを学んで必死に更正を目指した(かどうかはさだかじゃない)が、当然のように色相は濁りっぱなしで、転げ転げた執行官。当然、「単にそれだけじゃ執行官まで落ちてこない」とのことで……こいつも何かやりやがったね。一番のポイントはやっぱり朱ちゃんのことを「お姉ちゃん」と呼んだ一幕でしょうか。なーんか、ものすごく生臭い匂いがしてくるような……常守さん、変態から人気有りすぎやろ。

 というわけで、美佳ちゃんが一番まともな可能性がぐんぐん上がってきていますよ。今回も「大事な事実が上まであがってなかったのは私のせいじゃないから!」と部下に切れてごまかすいい感じの最低エピソードがありましたが、もう、それくらいの「現実の上司にもあるある」ネタではむしろホッとするくらいですよ。ま、彼女が有能なら捜査がもう一歩二歩先に進んでいたのは間違いないと思うけども。そんな美佳ちゃんが懐いているのは六合塚さんなわけですが……相変わらずの良い濡れ場やなぁ。ええ身体しとる。唐之杜さんとのピロートークはもっと艶っぽい奴でお願いします。あ、でもこのアニメで一番萌えるのっておっさんな気もするな。唐之杜さん、雑賀さんの謎のアダルトトークが捗るのです。今回更に枅岢っていう新しいおっさんも加わりました。メンタルクリニックのおっさんが江原さん、今回のおっさんが菅生さん。キャストもいいところ狙ってくるのよねぇ。そのうち田中信夫とかが暴れ始めそう(願望)

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 歴史に残る1本になりましたね、第7話。何の歴史かって? そりゃもちろん「早見沙織史」さ。

 もう、今回はとにかくその一点に尽きるでしょう。そりゃ元々はやみんは良い役者だとは思っていましたが、これをやってのけるだけの実質的なスキルと、そこに役を載せるだけのキャパがあるということに改めて驚かされる。台詞が長いとか、早口であるとか、そういうことだけじゃないんだ。一番難しいのは、鳩子があの台詞を吐いちゃった時の感情がものすごく歪んでいて、一筋縄ではいかないってことなんだ。はっきりと本人が「なんであんなこと言っちゃったんだろう」と後悔していたことからも分かる通り、あの一幕は完全に感情的なものである。相模が見抜いていた通り、これまで安藤と鳩子の間には大きな「歪み」が生じており、鬱々としたものが積年の思いとして溢れ出んばかりに重なっていた。それが、今回の灯代との関係性のおかげで大噴火してしまい、今まで言いたかったあれもこれもそれもどれも全部が、あの場に関係無い感情まですべてはき出されることになった(爆発するときにちゃんとコンロのスイッチ切るあたりが鳩子らしい)。そうした「雑多さ」「層の厚さ」が、言葉の1つ1つにしっかりずっしり乗せられているところが実に重たくて良い。途中から涙声になり、号泣しながら叫び続ける鳩子。その「嗚咽」と「怒声」の間の絶妙な職人芸がすごい。あれほどのシーンならば多少聞きづらくとも感情面を優先して叫んでしまう芝居もありだと思うのだが、鳩子はあれだけの台詞を早口でまくし立てながら、きちんと通りの良い発声になっており、すべての台詞が理解出来るのである。「重い女」を演じることにかけては定評のある早見沙織だが、ここでまた一つ、新たな金字塔をぶち立てたといえるだろう。

 まぁ、あとあの鳩子の長台詞は、「中二病」を語る時に凄く便利だ、っていうのもある。あれをコピペで用意しておけば、世間一般の中二病関係(正確には邪気眼関係)は大体網羅出来てるし、これから中二病を目指す人達(?!)は、導入のテキストにも使えるだろう。あの長台詞、ちゃんと「鳩子はこれまでずっと、なんとか安藤について行こうと必死に勉強していたために、あれだけの知識を得てしまったのに、何の役にも立たないという苛立ちがある」っていうバックグラウンドが綺麗に表れているんだよね。そういう意味でも良い台詞。これまでジワジワとSAN値を削られ続けた鳩子がようやく一矢報いた胸のすくようなシーンである。こういう「今まで従順だったはずの女の子がいきなり牙を剥く瞬間」って好きよ。どこぞの腹パン眼鏡さんには惚れるよね。マジで。

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 割と真面目な話だったはずなのに次回予告で全部吹っ飛んだ、第7話。ギャン子メイン回とか、前半のクライマックス確定ですやん。「盾に誓って」って、サザキ家はどんだけあの盾に執着しているというのだ。一体どんな謂われのある家系なのだ。来週はお兄様が会場に駆けつけてくれる展開にならないかなぁ。

 さておき、まぁ、予定調和なお話だったので、今回はシナリオ面について語るべきことはほとんど無い。「相手にも相手の事情があるけど、それを知った上で戦えますか?」という、小学2年生くらいを対象にした非常に分かりやすい道徳の教科書みたいなお話。「いや、大会に優勝して手術費を稼ぐとかなら分かるけど、別に負けたからってそこまで弟さんも残念なことにはならんやろ」と思っていたら、フミナ先輩とユウマは割とダメージ受けててワロタ。っつうかセカイもそれで迷ってるのかよ。今までどれだけ相手のことを考えてこなかったか、ってことですわな。まぁ、どこぞの水泳部みたいなネタ要員ばっかりだったらしょうがないけどさ……。

 とにかく、相手側に事情があるといわれると日和る程度のモチベーションの2人は強制退場。こうしてみると割と簡単に場外が狙えるシステムになっている気がするので、「対戦相手場外押し出し特化型」の機体を作ってしまえば割とゲームメイク出来そうな気もする。いや、これもフィールドによりけりか。視界の悪いフィールドだとピンポイントで押し出しはしにくそうだし。今回はたまたま条件が重なったからああいう結果になった……んだろう。そう思わないと押し出された2人があまりにショボすぎるから。ユウマってもっとそういうところドライな性格だと思ってたんだけどなぁ。相手側の雑魚役2人がそれだけ頑張ったってことなのかしらね。

 そして、幸い「戦う」ことには慣れていたセカイだけは、そんなシンプルな道徳観念に負けることなく、「正々堂々戦う」という模範解答を選択。あとは久しぶりにBFらしい泥臭い殴り合いだ。今回は相手がボクサーということでいつも以上に拳が光ってうなる。正拳突きにクロスカウンターを合わせられる時点でかなりヤバかったような気もするのだが、そこは機体性能の差が幸いしたのだろうか。ステゴロの勝負はギリギリのところでセカイに軍配が上がった。一応、最後に決めているのが足技であり、その前のサブミッションも合わせて、ボクサーのフォロー出来ていない弱点を突いた結果だと見ることも出来るかもしれない。まぁ、ボクサーを上回るために足技主体で下半身を攻めるのって、完全に李猛虎の発想だけどな。実際、あんまりシモンは困ってなかったし。そして、「性能の劣る素組み」というハンデを背負いながらも一切手抜きしなかったはずのセカイ相手に互角以上の戦いを見せつけたシモンって、実はマシンを与えればものすげぇ実力者だった可能性がある。ガンプラバトル素人だったセカイが今のマシンを与えられただけであそこまで強くなったわけで、練習機で特訓を重ねたシモンにそれなりのマシンを提供すれば、マジで優勝も狙えるんじゃなかろうか。ただ、そうなると「ある程度スポーツの実績積んだ奴は全員ガンプラ強い」という理屈になってしまい、ガンプラバトルの会場が次元の壁を越えたインターハイ会場みたいになる可能性はある(中学生だから中体連とかかな)。世界中のスポーツを心形流が牛耳る日も遠くないかもしれない……。

 そういえば次回ギャン子とあたる予定のスレッガーさん、「ガンプラ学園」っていう訳の分からない施設の出身らしいんだけど、それなんやねん。どんな世界やねん。そもそも出身がそこだとして、「転校してきた」時点で強いかどうか分からんやん。強かったらその学校でレギュラー目指せばいいんだし。単なるドロップアウトじゃないんだろうが、よく分からん存在だな。次回でその正体が垣間見えるかしら(すごくギャン子に勝ってほしいけど、多分無理だろうと諦めている勢)。

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 サリアさん……(´;ω;`)ウッ、第7話。でもサリアさん、昔プリキュアやってたじゃないですか……。ちなみにアルゼナルにおけるプリキュア密度は、キュアブロッサム、キュアサンシャイン、キュアベリー、キュアメロディ、キュアビート、キュアブラック、キュアロゼッタとかなり充実している。ロゼッタが整備班、ブラックが監視側……意外とありそうな配置で困る。

 そんなキュアベリー、じゃない、サリアさんがメインとなり、ついにサリア隊に連携が生まれそうな、そうでもなさそうなお話。モモカエピソードのおかげでアンジュの態度は多少軟化したものの、戦闘時の傍若無人さは相変わらず。色々世話になったヴィヴィアン・エルシャ組も経済状態が楽じゃなくて困っているはずなのに、人非人のアンジュはどこ吹く風、独断専行で狩りたいだけドラゴンを狩り、モモカの養育費も含めての荒稼ぎ。「仕事しとれば問題無いやんけ」という彼女の弁も一理あるのだが、今回のように「単独ではどうしようも無い敵」が現れる可能性は常に存在しているわけで、「今がいいから」という理屈だけで暴挙を許すわけにはいかない。あくまでも軍、あくまでもチームなのだから、最低限の規律は守れ、というのがサリアさんの隊長目線からのお言葉。ただ、今回ばかりはいくらかアンジュ側にも言い分はある。すったもんだのすえに刃傷沙汰になった問題のお風呂場では、アンジュが「背中狙うようなやつがいるチームなんか信用出来るか!」ともっともな意見を述べており、「信用して欲しいならまず隊の内部から改めろ」という要請を出す。まぁ、これは正論か。命懸けはお互い様だが、流石にそんな理不尽な理由で死んじゃ話にならない。実際にアンジュはそのせいで死にかけているわけで、必死になるのも無理はないだろう。まぁ、その前にゾーラはお前に背中からどころか正面から襲われて死んでるんだけどな。

 生真面目なサリアさんはそこでちょっと揺らぐ。整備班のメイからは「アンジュが出撃して以来死人はゼロやで」と言われて更に揺らぐ。まぁ、でもそれはたまたまだけどな。幸か不幸かアンジュが寝込んだために、改めて隊の規律を編成して考え直す時間をもらおうと思ったら、ご都合主義のハードミッションでそれどころじゃなくなる。ドラゴンって多芸だよなぁ。普通ドラゴンっつったら空属性な気がするのに、まさかのグラビデ使いとか、そりゃ予想できねぇわ。直前とはいえ、魔力を関知したヴィヴィアンはやっぱり何か特別な才能を持っているのかな。世の中ではそれをマナというのかもしれんけど。で、とにかくそんなピンチに着ぶくれダルマのアンジュが都合良く現れ、結果的には命の危機を回避、更にご褒美までたくさんもらっちゃったもんだから、ただでさえアンジュ受け入れ体制を揃えていた隊内は一気に迎合ムードへ。元々アンジュも和解のタイミングを計っていた節はあるのだし、とにかく「全員で何かを成し遂げて、命が助かった」っていう事実が大事なのだろう。一応今回はアンジュ側から歩み寄った形にはなるわけだし。

 しかし……取り巻きコンビは本当にちょろかったな……。いや、クリスちゃんはまだ偉いと思うよ。ヒルダのことを考えれば、どれだけ金に目が眩んだといってもあそこで譲歩する発言はしにくかったはず。今までさっぱり自分の意見を言わなかった子だったが、そろそろ面倒ゴトから解放されたくなったのかも。もしくは、明らかにサリアがアンジュ側に回ったのを見て、ヒルダについていても得はないと判断したのか。とにかく、実は案外抜け目ない。まぁ、ロザリーは完全に流されてただけだと思うけども。これでヒルダが1人で完全孤立。ここから先は彼女の最後の抵抗が見られるだろうか。なんか嫌な奴っぽく描かれてるけど、実はヒルダって「ゾーラの弔い」っていうのが一番の動機になってるから割と真面目な奴なんだよな。次第に悪の中軸であるアンジュが版図を広げているのはやるせない事態だなぁ。

 今回はその他、実はタスクが上層部と繋がっていたという事実が判明したり、モモカを通じてアンジュの妹さん、シルヴィアと連絡が繋がったりしてしまった。そろそろ島の中だけじゃ物語も進まないだろうし、大きな大きな本筋へと進もうとしているのだろうか。んー、でもここから大きな話になるとお風呂シーンとかベッドシーンが減りそうな気がするなぁ。ずっとこの女だらけのインモラルワールドを楽しんでいたい気もするのだけども……頑張れヒルダさん。あんたのテクだけが今後の頼みの綱だよ。裏切り者のクリスをひぃひぃ言わせて懲罰する展開希望。

 あとはまぁ、ここまで触れてこなかったけども、今回は明らかにギャグ回といえるネタラッシュだったからな……いや、この作品はいつもこんな調子だっけ? ヒルダさんの本性がどうにもこうにもやるせない他、「明らかにマフラーや半纏よりも必要な衣類があるだろ」感、「洗面器って強いな」感、「いくらなんでもそこにある想定でおっぱい掴みに行く武術は無いだろ」感など、確実な突っ込み待ちが多数存在しすぎていて何がなにやら。サリアさんはなんでいちいちショップにいってあんなことやってたんだろうね。恥ずかしいとはいえ、衣装は買い取りにしてこっそりしまっておいて、一人の時に自室で堪能したりトイレに隠れてればよかったような……あ、でも同室がヴィヴィアンなのか。……全部売店のババアが悪いな。なんでも揃うジャスミンモール。そのステッキのニーズははたしてどの程度あったのか。そもそも、マナでなんでも出来るこの世界に、「魔法少女もの」っていう概念はないんじゃないのか? 謎が謎呼ぶけど、多分割とどうでもいい。

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軽めに一本。これくらいのたほいやなら1時間ちょいで回せるようになってきた。

 

Round1・「ごこうぶさい」

1.口うるさく、無遠慮である。おせっかいな。御口むさい。

2.九州地方で九月一日に催される赤子祭り。一歳未満の乳児から年男を選び、その産湯を回し飲む。

3.一日五合の扶持、菜も買えないような身分。

4.皇室行事の一。天皇がその年初めて収穫された米を食する。

5.自らの才覚の欠如をへりくだっていう語。

 

Round2・「ほもめん」

1.帆に用いる厚く丈夫な木綿地。

2.能の面の1つ。保母婆面。鬼女の母性を表す時に使う。

3.木綿織りの帆を、洒落ていったもの。

4.帆布に用いられる布生地。

5.縦糸と横糸を交互に編んだ羽二重の木綿布を荒縄にかけたもの。

 

Round3・「わどり」

1.17世紀フランスの裏ロマン派の画家、作曲家。代表作、絵画「卵人間」、交響組曲「悪魔将軍」。

2.仲人の旧称。

3.イタリアの作曲家、演奏家。一人で多くの電子楽器を用いる奏法で有名になり、ギネスブックにも名を残した。

4.五銭銅貨の穴をやすりで広げ、その分の金属を掠めとること。転じてしょうもない悪事を働くこと。

5.私の鳥。

 今になって思うと、俺これよく当てたな。

 

Round・「おきくものがたり」

1.NHK連続テレビ小説の第六作。山田五十鈴主演で人気を呼び、当時の歴代最高視聴率を記録した。

2.江戸時代中期の戯作。沖に浮かぶ雲と海を擬人化し、その愛を描いた。作者不詳。

3.江戸時代の読本の一。武家の娘お菊と奉公先の屋敷の主人十兵衛の悲恋を描いた作品。後に番町皿屋敷として改変され、四谷怪談の一つに収録される。

4.淀君の侍女、お菊が1615年大阪城落城の際の城内のありさまを後年に語った記録。

5.野菊の墓。

 

Final Round・「がるしん」

1.チョウ目チョウ科ベニタテハの種の総称。年に2度夏と冬に群体で渡りをすることで知られる。

2.C5H6N2O2

3.ロシアの短編小説家。作品には病的に敏感な感覚、厭世的な気分が目立つ。自殺。

4.仏教で悟りを求めすぎるが故にかえって遠のいてしまう心のありさまをいう言葉。

5.我信節句に陰毛を燃やす風習。毛が濃ければ濃いほどよいとされる。

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 このアニメに看過されて久しぶりに「妄想代理人」10話「マロミまどろみ」を見直したよ、第6話。何がすごいって、10年の時を越えてもやっぱり「タロー死ね」って思えるところ。今作とほぼ同等かそれ以上のことを10年前にやっていた今敏ってやっぱり凄まじい。

 ま、こちらのお話は人は死なないのでとても平和な(??)アニメ製作です。前回が問題編なら今回が解決編なので、基本的に雰囲気は温かい方向へと向かうハッピーエンドなストーリー。「2D or not 2D」の対決は、てっきり前回遠藤さんが3Dを鑑賞した時点で解決したのかと思っていたが、タローが余計な燃料をガンガン投下してくれるもんだからまだしばらくこじれ続けてしまった。でも大丈夫、そんな問題もイデの巨人様が一発解決さ。確かに同年代の人間がアニメを志したなら、その原体験が被ることは多いわな。まだ当時だったらそこまでアニメの本数は多くないし。今から10年、20年後にアニメーターになる人がいるなら、その人達は一体どんな原体験を力として目指すんでしょうね。ボクが憧れるとしたら前述の通りの今敏か、あとは真下さん、大森さんあたりなんだろうけど、この人らって「絵描き」っていうよりも「物書き」のイメージが強いな。うむ、基本的にアニメは構成で見て絵で見てない人だな。

 今回のお話はものすごく簡単にまとめると「タローが散々かき回した現場を、宮森が奇跡のアシストでもってフォローし、イデオンの力で何とかなった」というお話でしかないのでシナリオは非常に簡単。遠藤さんの心情は理解出来るとはいえ多少大人げなかったが、そのあたりの軋轢は下柳さんがとても大人だったのでなんとかなった。あと、多分遠藤の奥さんの内助の功もあったかもしれない。あの奥さんだったら、ごねて仕事から離れた旦那を優しく優しく諭してくれそうだし。瀬川さんもそうなんだけど、なんで今作の女の子はみんな可愛いんでしょうね。そうそう、女性キャラといえば、この業界における横尾まり(作中では縦尾さん)のスタンスがああいうところにあるのか、というのが分かってちょっと面白かった。「養成所で後進を指導する声優さんたち」ってたくさんいると思うのだけど、普段アニメではあまり聞かない声で、吹き替えメインの人でも養成所の指導では参加してくれるんだね。いや、実際に横尾さんがそういう業務についてるかは知らないけど、多分ここで(ほぼ実名で)起用されてるってことはそういうことなんでしょうよ。そのうちプロダクション社長役で賢雄さんとかも出てくるかもしれない。最近の男性声優は「社長」の肩書きがやたら多い気がするけど。

 さておき、そんなメインの悲喜こもごもの裏では、相変わらず木下監督と本田氏の戦いが続いていた。唐揚げで鍛えたあのボディのくせに、あの程度の高さの牢獄ならば強引に脱出出来るくらいの身体能力は有していたらしい。まぁ、人間切羽詰まるとなんでも出来るもんだし、よっぽどあの空間が嫌だったのだろう。もしくは、すごく好意的にとらえればアフレコを無視して仕事することが許せないくらいに仕事熱心だったともいえる。いや、全然熱心じゃないけども。タローと違って完全に駄目な人間ってわけではないので、木下監督はなかなか憎めないキャラである。出来るだけ本田さんに負担がかからないようにはして欲しいけどね……。

 さて、次の展開は一体どこになるのか? 今回他所のスタジオの車に乗ってたせいで変な疑いかけられそうなキャラがいたけども……実際のアニメ制作って、他所のスタジオを目の敵にしたり、他所に行った人間を「裏切り者」と見たりするんだろうか? 制作とかはまだしも、絵描きなんて大抵流動的なもんだと思うのだが。

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 今期赤﨑キャラが壊れレズしかいない件、第7話。あきらっきーも愛されれば愛されるほど脱ぎ始めるキャラだったらウリスから見捨てられなかったかもしれないのに。

 今回の主役はウリスさん。今までの鬱憤を晴らすかのように、自分語りでしゃべることしゃべること。ほぼAパートは釘宮劇場オンリーという展開。くぎゅボイスで悪逆非道なことを語ってくれるため、たっぷりと罵られたいK病患者には久しぶりに良いお薬になる展開。これまで特に語られて来なかった「ウリス個人のパーソナリティ」についての説明であるが、まぁ、単なるキチである。気付けばこの世界の女子中学生はおかしな連中ばかりではあるが、そんな中で最もシンプルに殺伐ポイントが高い存在だったのが生前のウリスさん。スケバン(死語)たちの常識である「顔はやめておきな、ボディを狙え」を遵守する昔気質の立派なクズであり、加虐を至上の喜びとしていた単なるあかん人。しかし繭さんは女子中学生の切なる願いならばそれがいかなる内容であろうとも駆けつけてくれるらしい。「そんなに何かをボコりたいなら、ゲームの中で徹底的にやればいいよ」ってんでウリスをセレクターへご招待。彼女はめでたくセレクターバトルにハマり、「もうずっとここにいたいからルリグ人生を満喫するよ」と晴れやかな表情。なんかこの世界、当初の思惑を無視してルリグになりたい奴が多すぎませんかね。

 そんな真性だったウリスさんが、「黒い少女」改め「闇の少女」である伊緒奈と組まされたのは必然だったのか、繭の思惑だったのか。「オレより強い奴に会いに行く」が目標の伊緒奈、「オレより強い奴をボコボコにしたらそいつは一体どんな顔で泣き叫ぶんだろう」が目標のウリス。2人の快進撃は一時セレクター業界を牛耳るまでになっており、連戦連勝でもウリスがルリグから解放されないなどのボーナスがついていたわけだが、そこにやってきたのが史上最強の存在であるるう子だった。伊緒奈は「強い子素敵! あの子のルリグになればもっとビンビン来る試合が出来るわ!」と発情し、ウリスの方は「うわぁ、最強のチートキャラとかきゃんきゃん言わせてぇ」と欲情した。結果的には2人のバトルではるう子の勝利。つまり伊緒奈の願いだけが叶い、ウリスは願いに反して一次的にルリグの座を追い落とされ、伊緒奈として顕現することになった。でも大丈夫、ウリスさんはまた連戦連勝で場を荒らして、満足したらルリグ界に帰ればいいだけだから。ただ、問題はそこに遣わされたルリグがタマだったことなんだけども。これ、もしルール通りに契約が執行されたら、タマが新しい伊緒奈として顕現してしまうことになっていたのでは……。

 まぁ、今となってはベースとなるセレクターバトルのルールなんてどうでもいいんだけどね。キチガイルリグのウリス、最強バトル少女るう子、そして「光の少女」タマに「闇の少女」イオナ。もう、イレギュラーしかおらんもん。誰がどこでどう勝ち進んだら、世界がどうなるのか、もうさっぱり分からない状態。とりあえず「るう子がタマをルリグにした状態で願いを叶えれば、ルリグの呪いが解放される」っていうのは間違いなさそうなので、最終的にはそこを目指すことになるのだろうが……はて、契約途中でのルリグの変更って認められるのだろうか。まぁ、キン肉マンなら試合途中でタッグパートナーを入れ替えても怒られないから大丈夫ちゃうかな。どっちにしろ繭さんの気分次第だろうしな。

 繭は最近露骨にゲームにちょっかいを出すようになってきていかんな。開発者は大人しくユーザーの反応を見守るくらいにしておきなさいよ。伊緒奈は彼女のことを「母」と称したわけだが、まぁ、回想シーンの映像から見るに、「現世にいた頃の繭の思念が結実したのがセレクターシステム」ということになるのだろうか。人とのつながりを求めた孤独な少女の怨念がカードの形で具現化し、ルリグという分身と少女たちの願いを結びつける。強力な情念は数多の少女を巻き込む不幸の連鎖を引き起こして、現在に至ると。その発端となった繭の情念が「光」と「闇」に分かれ、別個に意思を持ったのがタマと伊緒奈ってことになるんだろう。タマは純心の表れ、伊緒奈は狡知の表れだろうか。ただ、そんな「闇の少女」がるう子という別な存在と出会って変質しちゃったから、メーカー側である繭がちょっとお怒りですよ、という。当社商品の勝手な改変は保証対象外ですのでおやめ下さい。もしそのことが判明したら、ゲーム途中でも伊緒奈の心臓を握りつぶしちゃうよ、と。やりたい放題やな。どこまでいっても繭の掌の上だとするなら、タマがどれだけマジモードになっても夢は叶わないということになってしまうのだが……多分、るう子の存在はそのうち繭を越えることになるんだろうなぁ。

 ついに実現したるう子とタマのマジバトル。悲痛なタマの声をオーディエンスたちも固唾を飲んで見守って……ないやつもいるな。あきらっきーが完璧に壊れてしまった。仕方ない、拠り所となっていたウリスさんが確信犯的に彼女のメンタルをぶっ壊しに来てるんだから。「顔に怪我とかさせて、みっともない」って、いちいち本人に面と向かって言わずに間接的にいじめるあたりが流石のウリスさん。これ、どう考えても最終的に刃物を持ち出したあきらっきーにウリスが刺される未来しか見えないのだが。

 少女に腹パンかます作品は、良い作品。

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11月14日 ドラフト模様(TKT×3)

ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Sea-chicken】→【Alessi】→【Sangriter】→

 

 今回最大のトピックスは、「場所を確保するために金をばらまく大人」だったんじゃなかろうか。まぁ、その後そんな大の大人もアニソンを歌いまくっていたわけだが……カオスな世界。

 その他のトピックス1、予定通り、全員に統率者プールを配布しました。ご希望に沿えているかどうかはよく分からないけど、実際にデッキを組もうとすると、多分2つ3つくらい軽く組める量のカードがあると思うので頑張って下さい。あそこから100枚デッキ組むの、結構な苦行でした(経験済み)。特にカードを知らない人はテキスト読まなきゃならないから更に大変やで……。念のためにもう一回ルールにリンク貼っておくので、これを参照して下さいね。「実際に試合しなきゃデッキがどう回るかわからんやん」という人は、過去の統率者デッキ(既製品)が置いてあるので参考にしたり、対戦させてみるといいと思う。あと僕が自分のカードプールから作った2つ目のデッキもそのうち置いときます。確認しておくと、今回の6人の色分布は「白単」「バント(白青緑)」「ディミーア(青黒)」「ジャンド(赤緑黒)」「シミック(青緑)」「ラクドス(赤黒)」となっています。白と赤だけ使ってる人間が2人、残り3色は3人がそれぞれ使っている計算。

 トピックス2、来週の予定は未定。金曜日に何があるか、まったく分かりませんので。とりあえず一番遠方の人間の予定が決まって連絡が入り次第、もし出来そうなら調整します。まぁ、ひょっとしたらいつもと違う人間がもっと遠くからやってくるかもしれませんからね(ニヤリ)。

 

 


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