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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
もしかして:更新頻度変わってない
Round1・「ゆうけいちょうしん」 1.仙術で長生不死を得るため身体を練る法。熊が前足で木に寄りかかり直立して呼吸し、鳥が首を伸ばして筋骨を和らげるのにならう。 2.敬重心のあることを特に強調した語。また、その様を表す。 3.チョウシン科の高山植物。近種にムケイチョウシンがある。 4.わずかな期間に大きな変化をとげること。昨夕の鶏が朝には震(鳥獣の王の意)となった故事から。 5.夜に重大な判断を行うべきでないという教え。 6.関係に恵まれ、信頼に篤い臣下。
Round2・「かげのやまい」 1.人との交流を絶ち、山中にこもって修行すること。またその人。 2.余命告知が必要なまでに進行してしまった難病のこと。 3.→ドッペルゲンガー。 4.熱病の一。一人の病人の姿が二人となって、どれが本人か見まがわれるような病気という。 5.どうでもいいことを気に病んでそのままうち伏せること。 6.男性の性的不能。インポテンツ。 広辞苑先生、何言ってはるんですか。あとなんで知らねぇのにニアピンしてるヤツがいるんだよ。
Round3・「おなごぎ」 1.→小女子(こうなご) 2.接ぎ木される側の木のこと。接がれ木。 3.女の心。女のせまい心。 4.平安時代に宮内で行われた女児の成長を祝う儀式。七五三の起源と言われる。 5.帝人に献上された衣。 6.和歌山県の郷土料理。カタクチイワシの稚魚を醤油で煮しめたもの。
Round4・「けとば」 1.給湯室を指す語。 2.薬缶が突沸すること。 3.(毛唐蛮を縮めた語)外国人を嘲っていった語。 4.コトバの訛。 5.陸港。 6.壊れた卒塔婆。転じて荒れはてた墓。 ①kettle場 ②kettle burst。たほいや法則その一、「被ったら消せる」。
Round5・「ばーぶ」 1.米国黒人主導委員会。 2.アメリカの理論物理学者。 3.北アイルランド地方に伝わる民間伝承。土で作った人形を窓辺に置き、幸運を呼び込む。 4.錯視現象の一。同じ色が周囲の環境により異なって見えること。 5.十九世紀イランで興った宗教。シーア派イスラムから分派し、教祖が救世主への門(バーブ)を名乗った。 6.製本の際背にのり付けする工程を指す語。
Final Round・「どくながし」 1.(ある農民が飢饉の際に用水路へ毒物を流し、大飢饉にまで発展させたことから転じて)他人の足を引っ張ること。 2.川に毒を流して魚をとること。 3.良いことは短く終わってしまうが、悪いことは長く続くという教訓。 4.(どくなは久那土の転)邪を祓い、身心を清浄に保つとされる果実。くなどか。 5.野生の禽獣を食す際に、これを生け捕りにして糞尿を出させてから食すこと。 6.何事にも縛られず気の向くままに生きること。 この言葉は我々の手元にある広辞苑2版と6版で全然違う意味が載っているらしい。出題は6版の方で、2版の方の意味は「多くの者を一度に放逐すること」だそうな。確かに全然違うな。 PR 「自分への罰は何も下さないくせに」っていう台詞が響く第20話。……しょうがないじゃない! 仕事自体が罰なら仕方ないじゃない! タスクリストにタスク1つ書いたら「その後にやってもいいこと」を3つ4つ並べるのも仕方ないじゃない! ……以上が今回の主張になります。 さておき(とてもさておき)、少しずつ進んでいく「三女」のお仕事。矢野さんの参戦によって万策尽きる事態だけは回避されたが、まだまだ予断を許さない状態。何しろ原作未完結作品を、ほぼ原作者とのパイプが無い状態でまとめなければならないのだ。そこだけを聞いたら、どう考えても糞オリアニ失敗フラグでしかない。原作付きアニメってのは、何をしようがある程度は原作ファンから叩かれるものではあるのだが……それがやっつけ仕事になってしまったらなおさらのこと。幸いムサニのスタッフはそのあたりのことは重々承知のようで、監督・脚本を中心に、なんとかしてファンに喜んでもらう結末を完成させようと必死に頭を捻っている。現時点では脚本の舞茸さんを中心に、キャラの心情をすんなりと落とし込み、王道を維持しながらも達成感のあるエンディングを目指している模様。やっぱりこうやってスタッフが苦心惨憺している様子を見てしまうと、今後なかなかアニメオリジナルとか中途半端エンディングを責めにくくなるな……ただ、やっぱりもっと原作者との連繋は密にした方がいいとは思うのだが……それすらも自由にできないのだとしたら、アニメ製作会社というのは何とも不自由な身の上である。 脚本部分の問題にスポットが当たるということで、(いままでも充分メイン級の活躍だったが)ついにりーちゃんがお話の中心へ。元々5人だった上山高校のメンバーがいつの間にか3人になってしまっている現状で、更にりーちゃんが晴れ舞台に上がってくるというのは、何とも偏った構成になってしまっている。ま、しょうがないよね。どうしたってムサニ社内にいる人間の方がお話のウェイトは大きくなるし、そもそもお話作ってる人間はそういう連中なわけで。これで実際の脚本会議にCGクリエイターと声優も加わっていれば、残りの2人にももうちょっと尺を割けたかもしれないが、水島監督だって脚本の横手さんだって、一番知ってるのは自分の仕事だからな。 これまで順風満帆で出世街道を驀進してきたりーちゃん。ついに舞茸さんに事実上の弟子入りを果たし、すっかり正社員レベルの扱いで脚本会議もコントロール出来る立場に。今回、平岡の乱入によって珍しく一時的にローテンションになってしまっているが、ぶっちゃけ、今回のお話だって彼女は失敗もなければ挫折もない。単に平岡からいわれのないやっかみで食いつかれて、ちょっとびっくりしただけである。オーディション落ちを経験し続けるずかちゃんや、仕事に行き詰まってアイデンティティを問われた美沙ちゃんとはレベルが違うのである。当然、平岡の難癖に対しても、特に誰かから効果的なアドバイスをもらうでもなく、せいぜい舞茸から何となくはっぱをかけられた程度で、後は自力で「みんな何でアニメを作ってるんだろう」というモチベーションのリサーチを行い、そこから自分なりの依って立つポイントを見出し、自力で浮上した。井口さんに助けられた絵麻、色んな人に助けられた宮森とも違って、りーちゃんは、結局自力でなんとかしてしまったのである。強い、でぃーぜるさん強い。だって、電車内の1人寸劇とか、宮森のミムジー&ロロ劇場なみのクオリティだからな。この子、多分声優やれっていわれてもできるで(そりゃそうだ)。 さて、そんな綺羅星のごとき輝きを放つ若手が社内にいることで、どんどん負の感情が増大していたのが、今回のもう1人の主人公、平岡である。物語のポジションとしては宮森たちの「夢」と対峙するために設定された「悪役」が平岡であるが、そんな彼にもきちんとそれなりのお話が用意されており、単なる「駄目なヤツ」に終わらないところに、この作品のメッセージ性が感じられる。ぶっちゃけ、今回平岡がやっていたことは最低である。やっかみは分からなくもない。「女は簡単でいいよな」っていう文句も、ネットでは溢れかえっている男のやっかみの代表であるし、同性としては言いたくなる気持ちも分かる。でも、それを思う事と、実際に口に出すことには天地の差がある。しかも、あのタイミングでりーちゃんに対して漏らすのは、本当に単に情けないヤツのやっかみ。あまりにもみっともない言動だ。これまで散々社内をかき乱してきた平岡だが、そんな彼の所業の中でも、トップレベルに情けない姿だった。 彼がこうして情けない人間としてクローズアップされるのは、当然宮森たちとの対比を明確にするため。今回の三女の脚本会議じゃないが、お話の中心には宮森たち「夢を持つ若者」という「王道」があるのだから、そこと対比される存在は「輝き」の対極に位置しなければならない。この対極におかれる存在は、もし「王道」を描くことだけを目的とするならば、単なる嫌なヤツ、それこそ変な話、編集者のあいつとか、スタジオタイタニックの使えねぇ進行みたいな描写にしてしまえばそれだけで終わりなのだが、そうではなく、「平岡の人生」にも我々の目線を引かせるのは、おそらくこのアニメが単なる王道だけで終わるのではなく、「アニメ製作の現状」について切り込む目的があるためだろう。確かに平岡は最低のことをした。仕事の態度も駄目駄目だし、円さんがブチ切れて叩いてくれたことですっきりもしただろう。しかし、彼の生き方が間違いかと言われると、そんなことはない。「顔さえ描けてりゃ首から下なんて適当でもわかんねぇよ」に代表される「とにかく結果が最低限の形になることが目標」という理念も、結果を求められるクリエイターの業界においては1つの答えである。奇しくも今回、佐藤さんは「アニメ製作会社には完成させるという目標がある」という話をしていたが、それはつまり、「完成」にこぎ着けなければ何もしていないのと同じこと。なれば、平岡のように必要最低限の労力でもって「製品」を完成させ、会社を回していくというのも1つの最適解であるべきなのだ。実際、彼の紹介したタイタニックがなければ、「三女」はもう回らなくなっていた可能性すらあるわけで、この業界には間違いなくこの理念が息づいているはずなのである。 こうした「熱のない仕事人」の代表として、平岡は今回りーちゃんと対峙するという面倒な役割を押しつけられ、更に円さんに叩かれ、「悪者」になった。だが、彼の存在全てが「悪い」と断じられるのではなく、「仕方ない業界の実情」の犠牲者として一度やり玉に挙げられた後、社長のフォローが入り、結果的には円さんにちゃんと謝罪するという形で彼の「悪役仕事」が幕を閉じている。前回の矢野さんとのやりとりでも分かるように、平岡は決して「無能な人間」としては描かれていない(そんなんタローだけで充分だ)。「熱のない仕事人」のポジションから一度ずれた平岡は、ここからの展開できっと巻き返す展開が来るはずだ。そしてそんな彼の存在が、宮森たちの描く「王道」のこれ以上ない下支えとなるに違いない。……まぁ、俺ぁあんまり好きじゃないけどね。 今週の久乃木さんのコーナー。「最後まで言えよ」……俺もそう思う。そこは平岡が正しい。 今週の興津さんのコーナー。何この人。強い。実は今作のヒーローが興津さんで、ヒロインがタローである可能性が??? だとしたらラスボスは誰だ?! 答え:ゴスロリ様 くっ、面白い回はやっぱり感想書いてまう、第8話。前回はねー、作画があり得ない状態になってて「デュラよ、お前もか」ってなっちゃったからねぇ。動画の不足分をコマ送りでごまかす演出、久しぶりに見た気がする。 とにかく「ことが動き始めた」感が出ると今作は俄然面白味が増す。やっぱり下準備が整った状態から、様々な局面が一気に絡み、もつれて面倒さが増すところがデュラワールドの真骨頂。もちろん、そのための用意があってこそだけど、はっきり見える回のインパクトはでかい。今回それを象徴したキャラクターが黒沼青葉である。これまでだって充分怪しげだったし、影で糸を引いている様子は目に見えていたわけだが、それをはっきりと帝人の前でさらけ出し、人格が1つに統合される感覚にぞわぞわする。そうか、ブルースクウェアなんて言葉もあったっけなぁ。わざわざ会合の場所を「あの」廃工場にしているあたりも芸が細かく、1期クライマックスとなったあのシーンがフラッシュバックすることで、帝人に降りかかった災難の大きさが嫌でも突きつけられることになる。工場内で帝人の足下を映すカット(そして影の陰影ではっきりと「内と外」を描き分ける描写)が多いのは、帝人が現在立っている象徴的な位置、動き出して「立つ所が変わっていく」ことの分かりやすいマーカーである。 今作の面白味は「分かりやすく壊れているキャラクター」に表れてくるわけだが、黒沼青葉の「壊れ方」は、超人的能力を持つセルティや静雄、ヴァローナといったキャラに比べると分かりにくい。その分かりにくさは下手をしたら「不充分さ」に繋がりかねないところだが、今回は「得体の知れない不気味さ」となって上手い具合に迫力を増している。いったい何の目的で帝人に接近したかと思えば、まさかの「リーダーをやってくれ」というオーダー。現時点では訳が分からないし、とてもじゃないが普通のアイディアではない。「なんやねんこいつ」と思う不審感が先に立つが、それが不当なものではないという事実がラストの帝人の笑顔によって裏打ちされてしまい、最大の「得体の知れなさ」を持つ帝人の中に収束されていくのである。同時並行で静雄や杏里、セルティにドタチンといった面々も動き出しており、池袋がまたバカ騒ぎに巻き込まれるんだろうなぁ、というプロローグとしては抜群の効果だ。まー、やってることは「チンピラ共の抗争」でしかないのだが……人が簡単に死んでんねんで。 その他、今回の見どころとしては「ニコニコ優しい静雄おにーさん」のシーンは素直に笑った。静雄ちゃんも少しは大人になったのかしら? まぁ茜ちゃんは可愛らしいからしょうがないよね。杏里と一緒に出かけた先のポスターにヴィニエイラ様が映ってたのは明らかにネタやな。そしてそんな静雄にボコられた六条千景の動きも相変わらずヘンテコだが、真正直なキャラであるドタチンとぶつかると不思議と恰好よくも見えるっていう。でも狂ってるんだよなぁ。 東京とか埼玉って怖い人間しか住んでないのか。そりゃ正臣だって東北に逃げるわ。久しぶりに三ヶ島沙樹ちゃんの出番が多かったけど、こんなに良妻っぽい雰囲気のある色っぽい娘だったっけ。福圓先生のお仕事が良いおかげかしらね。 あと、割と長い話数このアニメを見てるが、ひょっとして湯馬崎が1人で歩いてる姿を見るのって初めてじゃなかろうか……。 くっ、面白い回はやっぱり感想書いてまう、第8話。前回はねー、作画があり得ない状態になってて「デュラよ、お前もか」ってなっちゃったからねぇ。動画の不足分をコマ送りでごまかす演出、久しぶりに見た気がする。 とにかく「ことが動き始めた」感が出ると今作は俄然面白味が増す。やっぱり下準備が整った状態から、様々な局面が一気に絡み、もつれて面倒さが増すところがデュラワールドの真骨頂。もちろん、そのための用意があってこそだけど、はっきり見える回のインパクトはでかい。今回それを象徴したキャラクターが黒沼青葉である。これまでだって充分怪しげだったし、影で糸を引いている様子は目に見えていたわけだが、それをはっきりと帝人の前でさらけ出し、人格が1つに統合される感覚にぞわぞわする。そうか、ブルースクウェアなんて言葉もあったっけなぁ。わざわざ会合の場所を「あの」廃工場にしているあたりも芸が細かく、1期クライマックスとなったあのシーンがフラッシュバックすることで、帝人に降りかかった災難の大きさが嫌でも突きつけられることになる。工場内で帝人の足下を映すカット(そして影の陰影ではっきりと「内と外」を描き分ける描写)が多いのは、帝人が現在立っている象徴的な位置、動き出して「立つ所が変わっていく」ことの分かりやすいマーカーである。 今作の面白味は「分かりやすく壊れているキャラクター」に表れてくるわけだが、黒沼青葉の「壊れ方」は、超人的能力を持つセルティや静雄、ヴァローナといったキャラに比べると分かりにくい。その分かりにくさは下手をしたら「不充分さ」に繋がりかねないところだが、今回は「得体の知れない不気味さ」となって上手い具合に迫力を増している。いったい何の目的で帝人に接近したかと思えば、まさかの「リーダーをやってくれ」というオーダー。現時点では訳が分からないし、とてもじゃないが普通のアイディアではない。「なんやねんこいつ」と思う不審感が先に立つが、それが不当なものではないという事実がラストの帝人の笑顔によって裏打ちされてしまい、最大の「得体の知れなさ」を持つ帝人の中に収束されていくのである。同時並行で静雄や杏里、セルティにドタチンといった面々も動き出しており、池袋がまたバカ騒ぎに巻き込まれるんだろうなぁ、というプロローグとしては抜群の効果だ。まー、やってることは「チンピラ共の抗争」でしかないのだが……人が簡単に死んでんねんで。 その他、今回の見どころとしては「ニコニコ優しい静雄おにーさん」のシーンは素直に笑った。静雄ちゃんも少しは大人になったのかしら? まぁ茜ちゃんは可愛らしいからしょうがないよね。杏里と一緒に出かけた先のポスターにヴィニエイラ様が映ってたのは明らかにネタやな。そしてそんな静雄にボコられた六条千景の動きも相変わらずヘンテコだが、真正直なキャラであるドタチンとぶつかると不思議と恰好よくも見えるっていう。でも狂ってるんだよなぁ。 東京とか埼玉って怖い人間しか住んでないのか。そりゃ正臣だって東北に逃げるわ。久しぶりに三ヶ島沙樹ちゃんの出番が多かったけど、こんなに良妻っぽい雰囲気のある色っぽい娘だったっけ。福圓先生のお仕事が良いおかげかしらね。 あと、割と長い話数このアニメを見てるが、ひょっとして湯馬崎が1人で歩いてる姿を見るのって初めてじゃなかろうか……。
2月27日 ドラフト模様(FRF TKT×2) ピック順 【Sea-chicken】→【Thraxi】→【Alessi】→【Mei】→【Serra】→
2週続けての5人戦。加えて来週も5人戦は確定しているという。時期が悪いとはいえ、この短い環境でなかなか面子がつまらないのは辛い限りである。 さておき、今回から、謎のボーナスタイムに突入。先週分の通信コメを見てもらえば分かるが、一言で言うと「出資者がやけになった」。おかげで全員金を払わずにドラフトが出来るヘヴンスペースになった。ただし、「ピックや試合の緊張感を維持するため」という名目で、トップには更にタダドラ権を進呈、その分ラスからは参加費を徴収するという傾斜配分(まぁ、ちょっと前までの料金システムと大体同じ)も決定。色々と思惑が交錯したり、しなかったり。来週以降も、気分次第でこのシステムは継続します。
早朝4時からのたほいやは脳も動かないので身体に良くないと思いました。なお、今回は普段なかなか参加しない珍しいメンバーが参戦していますが、広辞苑の毒に身体を馴染ませてしまった我々が返り討ちにあうひどい試合になりました。
Round1・「すもーがすぼーど」 1.インド系アメリカ人の実業家。1950年蛍光灯の量産化に成功。1963年ノーベル化学賞受賞。 2.携行式のガスコンロ。 3.アルマゲイン板のこと。耐熱性の補強資材として用いられる。 4.フランドル派が好んで用いた画板。 5.チェコの作曲家、演奏家。テネーホールの創立に尽力した。作「長二度」「アンダーネ」。 6.スカンディナヴィア式の料理。冷製・温製の料理を卓上に並べて、各自が自由に取って食べるもの。
Round2・「そこだから」 1.この上ない宝、至宝。 2.静岡県西部の年末行事。子供が釜の底に付着した墨を顔に塗り、家々を巡る。 3.誤った調理法の頭文字を並べた語。 4.奥の手。切り札。 5.→子宝。 6.腹足目タカラガイ科の軟体動物。体長5〜8㎝。和歌山以南に広く見られる。ネブリガイ。 「駄目だと分かってるけどとりあえずググるやでー」→トップにAV通販がヒット。なお、しっかりページを読んでアツいレビューに胸を打たれる模様。
Round3・「ははくそ」 1.ははぎ。 2.糞婆の意。 3.ほくろ。 4.目やにのこと。 5.→へそのごま。 6.出雲地方で使用される掛け声。 ここまで全ての答えが短くまとまったのは史上初。たほいや初回すら上回る簡素さである。まぁ、他のコミュニティではこれくらいが普通みたいだけども。たほいやは大喜利じゃない(戒め)。
Round4・「しこりだいじん」 1.ベニテングダケの和名。 2.藤原頼信のこと。 3.南北朝代、南朝におかれた官職。祇庫裏は国庫のこと。 4.組織の上層部にいる無能な者。組織のガン。 5.この世に二つとない名刀の意。 6.遊里で遊興に熱中している金持ちの客。 なお、この出題だけは広辞苑からではなく、モバイル版の日本国語大辞典から出題されています。もう、阿鼻叫喚です、ほんとに。どんだけ検索してもこんな言葉ヒットしないんですが。
Round5・「へそいのしし」 1.ペッカリーの異称。 2.腹部のあたりのぜい肉。 3.伝説上の生き物。山に迷い込んだ子どものへそをとる。 4.まんじゅうにつけるくぼみ。 5.うり坊の特に小さいものを言う。捕ると山の神の恨みを買うと言われる。 6.川端、水辺などに立つ衛士。転じて、最前線の兵。 このゲームの数日前、「2人たほいや」というキチガイじみたゲームに興じる奴らのお題の中に「ぺっかりー」というのがあったんですよね……。多くは語らないが、「インド人料理家・シヴァ呂布太郎」という謎の文言だけはここに記録しておきますね。
Final Round・「すためん」 1.月経の始まること。 2.鉱物の割れやすい面。 3.オランダ舶来の織物。羊毛に麻をまぜて織ったもの。 4.スタッと面を打つこと。 5.面の一。悲哀と歓喜の両者を兼ねる。 6.こしの足りないめん。 こちらは広辞苑第2版からの出題。当然最新の第6版は「スターティングメンバーの略」という意味も掲載されていますが、2版ではそれが無いので出題が可能だったようです。 うひゃぁ、面白いやつだ、第6話。今回、ひょっとしたらいままでで一番好きかも。本当に画作りの良い作品なので、シナリオラインの細かいトコ気にしないで楽しめるとすごく良いアニメになる。 今回の面白さの中心にいるのは、当然のことながらゲームの招待客、マユちゃんである。もー、俺らみたいなクソオタクはリアルの生活で絶対接点を持ちたくない脳みそ空っぽギャル。趣味はアイドルの追っかけだし、恥じらいは欠片も無いから萌えキャラからはほど遠い。「こんなヤツの生死なんてどうでもええやんけ、せいぜいみっともなく足掻いて情けない姿をさらすんだろな」と思っていると……そうなんだよなぁ。ギャルだろうがオタクだろうが、信念があれば関係無いんだよなぁ。徹頭徹尾自分を維持し続け、どんな嫌がらせにも、ドッキリまがいのアホゲームにも、生死を賭けた修羅場でも、一切ぶれない見事な馬鹿の生き様。素晴らしい。途中までは死の記憶が無かったとはいえ、あんなトンデモな状況下でもろくに疑問を抱かず、頭を支配するのは憧れのアイドルとのツーショットのことだけ。それ以外のことは全て些事であり、願いが叶っている間は何が起こっても平気。強い、このギャル強い。そして、最終的には当然「お前が死ぬか、憧れの人が死ぬか」という極限状態に陥れられ、これまでの参加者の例を紐解かずとも「どす黒い人間性」を暴かれてしまうという状態にも関わらず、この娘は何一つ変わらない。いやまぁ、汚いっちゃぁ汚かったけどね……そうかぁ、死人でもトイレにいく必要はあるかぁ……。 相変わらず、お話だけを切り出してしまえばなんてこと無いシナリオなのだ。いつも通りのパターンで、最後の最後に「死」を思い出して絶望する。ただ、今回はマユのKYパワーが炸裂したおかげで「死」自体はほとんど問題になっていない。3話のカップルの時と似たような状態。そして、あちらは「くっつきそうだったカップルが何となくくっつく」お話だったが、こちらは「根性を見せた女の子のブレない生き様が、性根の悪いすけこましアイドルを改心させる」というお話。とても良いお話。何がすごいって、普通に考えれば人気アイドル原田とやらだってクソみたいなヤツなのだから最初から最後まで悪人として描かれているはずなのに、今回のお話は不思議と嫌悪感がわかないのである。まぁ、中の人のインパクトって話もあるが、それ以上に、この原田がマユちゃんのワールドに飲み込まれてしまい、彼女を引き立てるため、単なる悪人で終わることが出来なかったためであろう。いくらアホみたいな関係性だとしても、やっぱり「マユが憧れる男なんだからそれなりの魅力はほしい」という要請があり、原田は「マユが一直線に突っ走るための動機」として不足無い程度のキャラには仕上がっているのである。クライマックス前のアーマーキャストオフのシーンは無駄にイカしてて笑ってしまうし、最後の改心にいたるまでの流れも、(どう考えてもこいつが悪いのに)感情移入してしまう部分がある。なんか、最終的に3話のカップルよりもこっちを応援したくなりません? まー、実際付き合い始めたらすぐにボロが出て別れそうな組み合わせではあるのだが……。 今回、僅か30分の尺の中、ゲストキャラでしかなかったはずのマユちゃんがここまでの存在に膨れあがったのには、大きく2つの要因がある。1つは何と言っても今作最大の売りである丁寧で美麗な画面の効果。本当にね、「狭い空間でちょこちょこゲームやってるだけ」っていうすごく画にしにくい設定を、あの手この手で「魅せる」作劇が上手い。ツイスターゲームでドッキドキ! ってのはつい最近だと「クロスアンジュ」でもやってたんだけど、まるでアカギの時の無駄に盛り上がる麻雀のごとく、こんなどうでもいいゲームでここまで盛り上がる画面が作れるとは。細かい表情の作り方も最高で、マユの魅力は美人とか、素直とか、そういう普通の「可愛い」じゃない。イラッと来るようなふてぶてしさ、何も考えてない頭空っぽな勢い、そのくせ一途で信念のある生き様(死に様?)、そうしたものをガンガン表に出してアピールするのって、かなり難しい課題だったんじゃなかろうか。開けっぴろげなパンツとか、顔面に風を受けてぐっちゃぐちゃになるご面相とか、そういう笑わせる画面の勢いもあるし、末期には涙を一筋流し、原田と重なりあうちょっとセンチな演出まで、非常にメリハリがある。こういうところで力を発揮するアニメが大好きです。 そして、もう1つの要因はここで力強く主張しておこう。中の人である種﨑敦美の熱演である。やっぱりこの子すげぇ上手いよなぁ。エレベーター出た直後から、ほんの一言二言であっという間にマユワールドを作り、どんな非常識で、どんなに馬鹿馬鹿しい状況でも「マユイズム」がきっちり出て、見事にキャラクターを引き立てている。彼女の仕事がなければ、どれだけ良い画面だったとしてもマユがここまで化けることはなかったはずだ。いやー、すげぇ良いものを見せてもらった。相方に宮野があてがわれたこともあって破壊力が2倍3倍に膨れあがってたよなぁ。ありがたい話です。 こうして跳ねっ返りで悲壮感の無いマユがメインだったためなのか、今回はクイーンデキムではなく、ギンティが担当するバー「ウィーギンティ」が舞台となっている。やってることは大して変わらないのだが、ルール説明が雑だったり、明らかに参加者を不必要に苛立たせ、いじめて黒さを引きだそうとするなど、裁定者の中でもやっぱり違いがあることが伝わってくる(あと謎のこけしね。デキムの人形と同じように、ギンティはこけし製作が趣味なのだろうか)。今回のお話はデキムと瀬戸ちゃんではここまでの勢いは出なかっただろうから、アニメシリーズ的には、ギンティは「ギャグ大盛り上がり回」の担当なのかも。いや、多分ギンティが絡んでもっと悲壮なエピソードだっていくらでも作れるとは思うけども。ギンティさん、いくら面倒だからって仕事全部ネコに任せるのはどうなのさ。 結局、今回はメインシナリオ(?)は特に進むこともなく、瀬戸ちゃんに関わる謎などは一切進展しなかったわけだが、オープニング映像を見る限り、マユってこれからもあのフィールドに居座ることになるんだよな。……それでいいのか裁定者たち。そんなん許してたらどんどん死人が溜まるぞ。彼女のヘアゴム、どこに売ってるか知りたいです。 こんなことしてる場合じゃないこんなことしてる場合じゃないこんなことしてる場合じゃないこんなことしてる場合じゃないこんなことしてる場合じゃない。
Round1・「にきえみし」 1.丹木絵の鑑定師。 2.中世以降の北海道地方の蝦夷。 3.チャガタイハン国に属する一氏族。首長煮義栄は東欧では羊皮の生産者として名を残し、製紙業の創始とされる。 4.(秋田県で)陰暦十月頃に吹く北東風。 5.古代の蝦夷のうち、朝廷に従順なもの。 6.大正時代の建築家。凌雲閣の設計に携わる。 出題後に無闇に「えみしに自信ニキーwww」と盛り上がる我々。
Round2・「みどりのはやし」 1.豊かであるが、それ以上のものが無く物寂しい生活を、整えられた林にたとえていった語。 2.盗賊の異称。 3.アドルフ・ヨリンゲルの詩。ドイツ十一月革命における市街戦の惨状を描く。 4.トコヤシ科の常緑高木。いわゆるヤシの木。 5.植樹活動を中心とする民間の国際NPO。 6.臨終の際、看取り人たちが死にゆく人を囲んで囃したてる悪習。 明日から使える隠語シリーズ。⑥やめて差し上げて。流石にやめて差し上げて。シャリヴァリとはレベルが違う不謹慎さである。
Round3・「わきくさ」 1.(女房詞で)掛け布団のこと。 2.道端の草。また転じて、取るに足りない者。 3.人の脇に生える苔、カビなどの総称。 4.腋毛。 5.(草が湧いてくるように次々と生えてくることから)釈迦の歩いた道。 6.寄り道すること。道草に同じ。 検索しても当然別な言葉がたくさんヒットするけど、まぁ、大体一緒だよ。正確にはこちらを参照。
Round4・「くねっけ」 1.歯科治療で使用する、先端部に円形の鏡を取り付けた棒。 2.(食う寝るつけるを縮めた語)ろくに金も払わずにのらくらと生活する者を嘲っていう語。 3.ヒルの異称。 4.ポルトガルの探検家。オーストラリアを発見した。 5.ツタンカーメンの著した神話大説。神や伝承を多く織り込んでその関係を丁寧に描いたが、後世には伝わらなかった。 6.スウェーデンの薄く平たい堅焼きパン。 ①「あれってなんていうんだろう!」と思って今ググったら「歯鏡(デンタルミラー)」だって。つまらん!
Round5・「わたもち」 1.介錯人の異称。 2.裁縫事を担当する家来。針子。 3.(臓腑を持っている意で)木や土で作ったものに対し、生身。 4.ギリシャ神話の神チョナムスのこと。裁きの女神テミスの天秤に載せる綿を持って傍に立つことから。 5.江戸期から明治期にかけて開発された闘鶏用のニワトリ種。白毛。短い尾が特徴で、鳴き声を発しない。 6.江戸時代において、参勤交代を免除された大名を呼んだ語。 ④チョナムスって何さ。韓国人か? ⑤「綿毛鶏」もしくは「綿猛鶏」で「わた・もう・チー」、なんだけど、誰にも気付いてもらえなかった。
Final Round・「ひえな」 1.→忌み名。 2.ヒエの葉や茎の部分。主に燃料に用いられるが食べることも出来る。 3.太宰府天満宮の境内に生える梅の木。主に菅公を追って京より飛来したと伝えられる。 4.→ハイエナ。 5.病人の額に貼る菜っ葉。 6.(稗と菜のような)粗末な食事。 「検索:ひえな」→「次の検索結果を表示しています:ハイエナ」。シマハイエナは食肉目ハイエナ科シマハイエナ、学名がHyaena hyaena(ヒエナ・ハイエナ)。これもうわかんねぇな。
このクライマックス感、第8話。最終回直前であるかのような凄まじい緊張感である。まだ8話目だぞ。残りの話数で何すんねん。 ついに牙を剥いた(爪を広げた)ユリーカ。彼女の名字が持つ「箱」の文字の通り、今回は「箱」という言葉が新たなキーワードとして徹底的にフィーチャーされている。まぁ、元々「壁の外と内」という概念が重要だったお話なので、「内と外を隔てるもの」としての概念が補強されただけとも言えるが。「箱」の本質は内部と外部の2つの世界を切り分けることにあり、トポロジー的にも(ものすげぇ大雑把に言ってしまえば)「断絶の壁」と同じではある。幾原作品に限ったことではないが、結局物語の進行というものは二者択一の選択を繰り返すことで進行するものであり、ドラマのあらゆる局面も、切り分けていけば「内」と「外」に二分される。これまでは「壁」というタームや、「透明か否か」という表現でそれを表してきたが、今回は新たにそこに「箱」という言葉が加わった。 今回赤裸々に語られたユリーカの半生を追うと、この「箱」というのが彼女の人生観を左右する重要な概念となっていることが分かる。「ヒトの中に捨てられた熊」という不幸なスタートを切った彼女の人生は、一切余剰を語られなかった「彼」と呼ばれる人間によって生きながらえる(「彼」の性別に関する議論は後述)。彼は非常に明確な信念を持ったちょっと変な人間で、「大切なものは箱にしまわなければ穢れてしまう」という。そんな彼を唯一の関係者として育ったユリーカは、「純粋なもの」として彼という箱の中で育てられたが、ある時、彼は「より純粋なもの」を見つけたといってユリーカのもとを去る。この時に彼が何を見つけたのかとか、彼とユリーカがどんな関係であったのかは、今回はさしたる問題ではない。あくまで、「ユリーカに彼のイデオロギーが徹底的に植え込まれた」ことさえ理解できればいい。「箱の信念」を与えられたユリーカは箱の内外を「純粋」と「不純」に切り分けて生きてきた。そこに、「箱の外の純粋」というイレギュラーである澪愛が現れることで物語は動き、いわば「ユリーカの箱が開いた」状態へと移行する。彼女の中で絶対であったはずの「箱基準」が、澪愛というたった1つのイレギュラーで崩れたためだ。 しかし、自体は我々の知っている通り、悲しい結末へと辿り付く。澪愛に子供が生まれ、彼女の「本当の好き」が娘の紅羽へ移った(と、少なくともユリーカは思った)のだ。ユリーカにとって、澪愛は「本当の好きを持つからこそ純粋」なのであって、自分以外に「好き」を認めた時点で澪愛は穢れてしまう。そのことを怒り、悲しんだユリーカは、再び自分という「箱」の中に澪愛をしまい込むため、涙ながらに彼女を食べることを選択したのである。その決定打となったのは、澪愛が「好きの証」であるペンダントを銀子に譲ったことであるが、彼女がそのような行動に出た意味は、まだ完全には明らかになっていない(娘の「本当の好き」を大切にしたためであろうが、そこであのペンダントを譲ってしまうのは、現時点ではいささか薄情に映る)。 シナリオだけをなぞれば、彼女の行為自体は特に意外なものでもないし、これまでずっと用意してきた「黒幕」なので、満を持しての「クマダーク!」も「いよいよ来たか」という感じではあるのだが、ここに来て「境界性」というモチーフがはっきりと描かれたことによって、様々な含蓄を伴った、この作品そのものといえる不可思議な存在感を持つことになる。まず、今回るるがしれっと口にした「クマリア様は壁の神様だから」という一言。今まで「壁の神」なんてフレーズは聞いたことが無かった気がするのだが、どうやら熊側から見たクマリア様は「境界の維持」を司るものらしい。そういえば銀子が入れられた教会でも「壁の番熊」が「クマリア様のお手伝い」だったんだっけ。熊から見れば「ヒトとの隔たりを表す断絶の壁」は尊いものであり、2つの世界を隔てて秩序を守る大切なものである。しかし、ユリーカは何の因果かそんな壁を越えてしまった「穢れた」存在である。境界を維持することを生まれながらに否定し、ヒトとして生きることを選んだ熊。箱の教えによって純粋さを尊ぶ彼女こそが最も曖昧な存在であるというのは何とも皮肉な状況。そこで彼女は「壁」という二分法ではなく、「箱」という二分法、言い換えれば断絶の方法を学ぶ。ヒトの中で生きていく為には、ただ何かを一面的に遮断するだけでは駄目なのだ。箱の中に入れ、全方位からの隔離を成さなければ、彼女はヒトの世界で生きていくことが出来ない。クマリア様の代弁者たるジャッジメンツを前にしたユリ裁判では、彼女は最終的に好きを諦め、箱になることを選んだ。「自身」という箱の中には、食べることで同一化を果たした澪愛が入っている。ただ、あくまでそれは彼女の思っていることであり、彼女を食べてしまった時点で、既に「好き」を諦めている。つまり、ユリーカにとって澪愛を「純粋なもの」として自身の中で守り続けることは既に目的ではなく、そうして「不純だと認定したもの」を抹消することにより、何よりも自分自身の存在を、必死に箱の中に隠している状態であろう。 そんな彼女が手に入れたのが、嵐が丘学園という巨大な箱である。もちろん、彼女の守る「箱」なのだから、不純なものを入れておくわけにはいかない。箱の中身は常に純粋であるべきだ。しかし、彼女は熊である。正確に言えば「熊を捨てたヒトのようなもの」であるが、どっちつかずであるのは間違いない。そんなユリーカが「純粋なヒト」を箱の中にしまい込むのもためらわれるし、だからといって熊を認めるわけにもいかない。そこで彼女が作り出した純粋さを維持するためのシステムが、透明な嵐ということになる。好きを諦め、「群れ」としての合一性だけを目的とした透明な嵐という存在(現象?)は、ヒトから「ヒト性」を奪い、純粋な群れを維持するギリギリのシステム。これを維持し続けることで、彼女は学園の純粋さを保つ。もし、そこに熊が現れればそれは排除する必要があるし、本当の好きを掲げる学生が現れれば、それは自らの手で処分することも厭わない。針島は、ユリーカを前にして「本当の好きを手に入れた」と宣言したがために、彼女の箱から「排除」されてしまったわけだ(排除された子供たちも、彼女の部屋にあるチェストボックスという「箱」にしまわれて純粋さを維持されるのは皮肉な措置である)。こうした「箱性」というのは幾原作品ではよく出てくるモチーフであり、個人的にはピングドラムの渡瀬が閲覧していた図書館の本箱(氷の世界)が印象的だった。 ユリーカの「どっちつかず」の境界性は他の部分にも表れており、1つには前述の通りの「男性性」というキーワードがある。今作はタイトルに関する「ユリ」の名の通り、徹底的に「男」を排除している。何故こうなっているのか、ぶっちゃけ色々想像しながらネットでも意見を眺めてみたのだが、なんかメタレベルの高い結論が多かったのでここでは深入りは避ける。今回のお話に繋げて言うなら、「純粋さの維持」ということになるだろうか。何しろ澪愛が紅羽を授かった描写はあるというのに、そこにすら父親は一切現れない。ユリーカの「好き」が揺らぐきっかけだって、本来なら「子を成した」→「澪愛が愛した男がいる」という流れになるのが普通であるはずなのに、わざわざそこをズラして「子供が生まれたこと」をきっかけとしているくらいである。この世界で「男」を想起させるキャラクターは現時点でわずか5人(正確にはクマカロンのお父さんとかもいたけども)。そのうちジャッジメンツの3人は、「境界の守護者」だと自分たちで明示しており、明らかな超越存在であるとともに、境界的で曖昧な存在でもある。決して「好き」が絡まない「外野」としてのみ、純粋な「男キャラ」は存在出来る。4人目は、るるの過去話に登場したみるん王子である。「王子」と言っていたのだからそりゃぁ男だろうし、「好き」に関係してくる男キャラとしては非常に重要なのだが、彼の場合もまだまだ子供だったので「男性性」は強く意識させないキャラになっているし、るるとの関係性も男女の情愛とはほど遠いところにあり、あくまで「るるの寵愛を崩しかねない不穏分子」としての男性性である。結局るるはみるんという存在を破棄して銀子と行動をともにしているというのも注意すべき点だ。対して、ユリーカにとっての「彼」は絶対である。何しろ澪愛との決別のシーンでは彼の語った人生訓がフラッシュバックしているわけで、澪愛に裏切られたと思った時点で、彼女の中でのプライオリティは彼が澪愛を上回っている。まぁ「彼」と言ってもCV能登麻美子なので相変わらず曖昧ではあるのだが、「男性との関係性がイデオロギーの根幹を成している」時点で、彼女は不純であり、イレギュラーである。 そしてもう1つ興味深い対比として、動と静の境界性というやや抽象度の高いモチーフも存在している。具体的には、彼女の居室や学園のホールに刻まれた「ユリから鳥へ」というレリーフの存在。これまであまり意味を見出せなかったこのレリーフであったが、今回、紅羽が銀子と対峙する雨の屋上のシーンで、紅羽の動揺をあおり立てるかのようにして鳥のモチーフが登場している。片方の極が「ユリ」であることから、この「鳥」は「ユリ」と対比的な存在であると考えるべきだろう。この世界での「ユリ」はジャッジメンツが承認する「本当の好き」(今回は本当の箱)の象徴であり、不動の存在である。他方、鳥というのは動物であり、動き、変化するものである。やや読み込み過ぎではあるかもしれないが、ユリーカが1つの「ユリ」に収まらず、「箱の管理人」として飛び回り、「ユリ」を切断して回っていることの表れといえるのではなかろうか。 今回、こうして様々な側面から語られたユリーカの人生(クマ生?)。非常にエゴイスティックであり、紅羽を陥れ、銀子を亡き者にしようとする態度などは許し難いものであるはずなのだが、何故か不思議と涙を誘うものがある。彼女が失意の果てに澪愛を食べるシーンなんかは、不思議と泣きそうになってしまった。「空っぽで透明」な彼女を満たすことは永遠に出来ないのだろうか。たとえ紅羽を「食べた」としても、彼女が満たされることはないのだろうし……なんだかひどく空しい気分にさせられるお話。 そして、こうした彼女の策謀の中、銀子と紅羽もそれぞれの戦いを続けている。母の死を乗り越え、一度は銀子を許し、本当の友達になろうとした紅羽。しかし、そこには最後にして最大の「断絶の壁」が待ち構えており、ユリーカが伝え、るるが告げた「純花の真実」が立ちはだかった。銀子にはもはや逃げる気などなく、彼女の猟銃を受けることで「本当の好き」を成そうとしている。なるほど、だからこそサブタイトルが「LOVE BULLET」なのか。「月の娘と森の娘」でも、月の娘は猟銃を握り締めて壁の前に立った。熊を破壊するための弾丸は、壁を取り払うための武器にもなりうる。立ちはだかる「境界」を前に、紅羽の決断はどのように揺れ動くのか。今回のるるの立ち位置がちょっと不憫だったので、出来れば彼女にも幸せと言える結末を迎えて欲しいものだけど。あと、これはむしのいい話であるが、出来ればユリーカも救われてほしいと思ってしまった。彼女の純粋さにも罪はなくて、ある意味「生まれの不幸」ではあるんだよなぁ。箱を開けてくれる存在、澪愛と純花。その2人の「好き」を受けた紅羽が、ユリーカも受け入れられればなんとかなると思うのだが……流石に銀子に加えてそれ以上の慈愛を示すのは難しいか。うーむ。 今回の結論:熊を見つける一番の方法は、新巻鮭。 なんか下品なアニメが2本続いたんですが、第31話。うーむ、「アニメにすると想像以上に酷かった」パターンだな。原作だとそこまで気にならんかったのだが、冷静に考えて「ジジイとお顔をぺったり密着させてトーク」はすげぇ嫌だな……。 ある意味エロ回。いや、次回以降の方がエロ予想は強いんだけどね。こうして振り返ると、このマライア戦、アレッシー戦って、突然トチ狂ったようにジョジョらしからぬエロ要素がまとめて襲ってきた回だったんだな。荒木先生、この時期に何か思うところでもあったんだろうか。編集に「エロを足してください」って言われたとか。本気で描けばそりゃぁマライアくらいのエロさは余裕ですよ。これが巡り巡って数年後に徐倫のオナニーシーンとか欠片もエロくないことになるという……まぁ、やりたいことが全然違うんだろうなぁ。今回色が付いて動いている艶めかしいマライアを見ていて、「足もケツもエロいが、実はヘソもエロい」というとても大切なことに気がついた。マライアさん、エジプトの炎天下であんな露出度の高い格好してると皮膚がエラい事になりませんかね。まぁ、有色人種の方が日焼けには強いらしいし、そもそも現地民なんだったら問題無いと分かった上であの格好なんだろうけど。それにしたって乳出しヘソだし黒ストッキングはなかなかにマニアックな格好よね。ありがとうございます。 そして、前回も褒めたけど今回も褒めさせてね。こればかりは私のアイデンティティだから勘弁してね。彩陽マライア、いいよね。前回「思い切ったキャスティングだぜ!」って思ったけど、よく見たら共通点はあるよね。もちろん肌の黒……げふんげふん。相変わらず85年組の出す不思議な艶めかしさは健在で、媚びっ気たっぷりのおねーちゃん演技の彩陽というのも実に良い物です。あー、でも「ビチグソがぁ!」のところはやり過ぎだった気もしますけども……ああいうディレクションなのかよ。完全にキャラ壊れてたやん。いや、もう原作絵からして(何故かあのコマだけ)完全にぶっ壊れてましたけどね。単なる「綺麗なおねーさん」で終わらせてくれないあたり、荒木先生も罪作りである。原作の場合、「ビチグソがぁ!」の次の瞬間にはまた元のおすまし顔に戻ってて笑ってしまうのだけど、アニメでもその辺は完全再現。普段のマライアの表情って低血圧っぽくてそこが不可思議なエロさに繋がっているのかもしれない。あの目の下にあるラインがなんなのかは未だによく分からんけども。 そして、マライアの最大の見せ場である「武器」の下り。格ゲーでいうところのスパコン「何想像してんのさ」。磁力マックスで当てるとゲージを8割削り、スタンドモードがないキャラだとガードの上からでも容赦無く半分削るという鬼のような技。「ポケットの中の武器」と言っていたけども、どう考えてもあの部分を「ポケット」とは言わんよな。単にムネパットみたいにボルトを突っ込んでいただけだ。どういう素材の服なんだ。発射後「ぷしゅー」ってなってたけど、どんな伸縮性の素材なんだ。あと、大量のボルトを胸に突っ込んでたようだけども……どう考えても痛いだろ……ザクザク刺さるだろ……ブラの上から入れてたの? でもあの格好、あのチューブトップみたいな衣装でブラ出来るかな。当時ヌーブラってあったんだろうか。そもそも必殺技発動時って、服が思いっきり前に引っ張られてたから、上からのアングルだとおぱいまる見えよね。何故アニメはそのカメラアングルで放送しなかったんだ。今回の放送を機に、マライアの薄い本出ねぇかな!(ひょっとして25年前のコミケとかでは普通に製作されていたのだろうか) うん、やっぱりマライアのことばっかり気になるわ。だってジョセフとアヴドゥルのホモプレイなんて真面目に扱ってもしょうがないし……そういうのはそういうので専門家がいるから、そっちに頼んでください。「線路に張り付いてたってことは、電車が通過したときに電車に引っ張られるんじゃないの?」とか「マライアが電線に投げたナイフって何製なの?」とか「アヴドゥルに自動車が張り付いてきたってことは、アヴドゥルって普通乗用車より重いの?」とかも専門家に聞きなさい。多分荒木先生に聞いたら「勢いです」っていうだけだから。もうそれでいいんです。こんなよく分からない能力だけでちゃんと「苦戦」が描けるんだから、それだけで充分でしょ。改めて、頑張って走って逃げるマライアを見ると、「こんな不便なスタンド能力になって可哀想な子」っていう印象が先に来るな。まぁ、使い方次第で色々と悪用できそうなのは事実だけども。ミューミューとかミラションとか、女性のスタンド使いってへんな能力押しつけられることが多い気がする。いや、6部以降は大体の連中が変だけども。 そんなわけで、3部の最後の女性スタンド使いであるマライア戦もつつがなく終了。続けざまに、個性だけなら誰にも負けない、アレッシー戦へと続いていく。めでたくちょっとだけ登場したアレッシー。そのCVはまさかの小野坂ヤング。いやー、変態のキャスティングっていうのは楽しみなもんだが、まさかここにヤング師匠を切り出してくるとは……恐ろしいことをしでかすスタッフやで……。ちなみに親切なおねーさん役は甲斐田さんかな。 「エロいねぇ」。 |
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